JP2020133912A - ショーケース - Google Patents

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直樹 板谷
Naoki Itaya
直樹 板谷
検造 村瀬
Kenzo Murase
検造 村瀬
裕樹 嶋村
Yuki Shimamura
裕樹 嶋村
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Abstract

【課題】陳列室の奥行を確保しつつ着脱可能な中間ダクトの上方及び下方で異なる温度帯の陳列室を実現する。【解決手段】ショーケース100は、蒸発器630を通過した冷気を背面ダクト620、天面ダクト600、陳列棚300の前方、底面ダクト700及び背面ダクト620と循環させて冷気のエアカーテンACを形成する第1風路と、蒸発器630を通過しない空気を同じ経路を循環させて空気のエアカーテンACを形成する第2風路と、着脱可能な中間ダクト400を介して第1風路の途中から冷気を前方に通風し、その下方に冷気のエアカーテンACを形成する第3風路と、を有している。また、背面ダクト620において第1風路及び第2風路が左右方向に配置され、中間ダクト400により第3風路が形成されて第1風路が遮断されると、その下方を第3風路の冷気による第1温度帯に仕切り、その上方を第2風路の空気による第2温度帯に仕切る。【選択図】図3

Description

本発明は、中間ダクトを取り付けると、その上方及び下方で異なる温度帯の陳列室を提供し、中間ダクトを取り外すと、全体で一様な温度帯の陳列室を提供するショーケースに関する。
着脱可能な中間ダクトの上方及び下方で異なる温度帯の陳列室を実現するショーケースとして、特開2007−187391号公報(特許文献1)に記載されるように、蒸発器(冷却器)を通過した冷気を上方に導く第1風路と、冷却器を通過しない空気を上方に導く第2風路と、を背面部において奥行方向に配置したものが提案されている。
特開2007−187391号公報
しかしながら、背面部に第1風路及び第2風路を奥行方向に配置すると、背面部の厚さが大きくなって、商品を陳列する陳列室の奥行が狭くなってしまう。陳列室の奥行が狭くなると、陳列室に陳列可能な商品の個数が少なくなり、例えば、陳列室に商品を補充する頻度が高くなって手間などが増加してしまう。
そこで、本発明は、陳列室の奥行を確保しつつ、着脱可能な中間ダクトの上方及び下方で異なる温度帯の陳列室を実現可能なショーケースを提供することを目的とする。
ショーケースは、冷凍サイクルの蒸発器を通過した冷気を背面部、天面部、前面部、底面部及び背面部と順次循環させて、陳列棚の前方に冷気のエアカーテンを形成する第1風路と、冷凍サイクルの蒸発器を通過しない空気を背面部、天面部、前面部、底面部及び背面部と順次循環させて、陳列棚の前方に空気のエアカーテンを形成する第2風路と、着脱可能な中間ダクトを介して第1風路の途中から冷気を前面部に通風し、中間ダクトの下方に位置する陳列棚の前方に冷気のエアカーテンを形成する第3風路と、を有している。また、背面部において、第1風路及び第2風路が左右方向に配置されている。そして、中間ダクトの取り付けにより第3風路が形成されて第1風路が遮断されたとき、中間ダクトの下方を第3風路の冷気による第1温度帯に仕切り、中間ダクトの上方を第2風路の空気による第2温度帯に仕切る。
本発明によれば、背面部において第1風路及び第2風路が左右方向に配置されるため、陳列室の奥行を確保しつつ、着脱可能な中間ダクトの上方及び下方で異なる温度帯の陳列室を実現することができる。
ショーケースの一例を示す正面図である。 ショーケースの一例を示す側面図である。 ショーケースの一例を示す縦断面図である。 ショーケースの背面ダクト内の機器配置を示す縦断面図である。 ショーケースの底面ダクト内の機器配置を示す縦断面図である。 ショーケースの底面ダクト内の機器配置を示す拡大縦断面図である。 中間ダクトの一例を示す縦断面図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1及び図2は、商品を陳列するショーケース100の一例を示している。
ショーケース100は、前面が開口するケース本体200と、ケース本体200に着脱可能に取り付けられる複数の陳列棚300と、ケース本体200に着脱可能に取り付けられる中間ダクト400と、冷凍サイクルを構成する圧縮機及び凝縮器を収容する機械室500と、を備えている。なお、図示のショーケース100では、ケース本体200に5つの陳列棚300が取り付けられているが、その個数は任意とすることができる。
ケース本体200は、図3に示すように、前面が開口するコ字形状の断面を有する断熱材220と、断熱材220の内面から離間して配置されるインナパネル240と、断熱材220の外面に配置されるアウタパネル260と、左右の側壁を形成する左右一対のサイドパネル280と、を含んで構成されている。ここで、「コ字形状」とは、3つの板材が直角に接合された形状に限らず、一見してコ字形状であると認識できる程度であってもよい(以下、形状については同様)。
断熱材220は、板面が水平面上に延びる矩形形状の天板部222と、天板部222の背面側端部から下方へと板面が鉛直面上に延びる矩形形状の背板部224と、背板部224の下端部から前面へと板面が水平面上に延びる矩形形状の底板部226と、底板部226の前面側端部から上方へと板面が鉛直面上に延びる矩形形状の前板部228と、を含んで構成されている。ここで、「水平面」及び「鉛直面」とは、重力によって定義される厳密な水平面及び鉛直面に限らず、ショーケース100を設置したとき、その左右方向及び奥行方向で定義される水平面、およびその水平面に垂直な鉛直面であってもよい。また、断熱材220は、天板部222、背板部224、底板部226及び前板部228の左右両端部に接合される側板部(図示せず)を有していてもよく、この場合には、インナパネル240及びアウタパネル260は、断熱材220の側板部の内面及び外面にも配置されることとなる。
インナパネル240は、金属板又は樹脂板などからなり、天板部242、背板部244及び底板部246を含んで構成されている。
天板部242は、背面側から前面側に向かって板面が斜め上方に延びる矩形形状の板材であって、その前面側端部が上方に向かって折り曲げられて断熱材220の天板部222の前面側端部を覆っている。また、天板部242の前面側端部の下面には、エアカーテンACを形成する空気又は冷気を下方に向けて噴出する複数のスリットが左右方向に列設された噴出口242Aが形成されている。
背板部244は、天板部242の背面側端部から下方へと板面が鉛直面上に延びる矩形形状の板材であって、その板面の所定箇所に中間ダクト400を挿入するための矩形形状の第1挿入口244A及び第2挿入口244Bが形成されていると共に、その板面の左右端部に陳列棚300を取り付けるための取付孔244Cが上下方向に列設されている。ここで、図示のショーケース100では、第1挿入口244Aが上から3段目の陳列棚300の下方に形成され、第2挿入口244Bが上から4段目の陳列棚300の上方に形成されているが、その形成位置及び個数は任意とすることができる。また、第1挿入口244Aの下方に位置する背板部244の板面には、空気又は冷気を陳列室に噴出させるための複数のスリット244Dが形成されている。背板部244の第1挿入口244A及び第2挿入口244Bには、これを使用しないときに閉塞すべく、その上方で左右方向に延びる回転軸を中心として回動する矩形形状の板材と、この板材を閉じる方向に付勢するばね部材と、が付設されていてもよい。なお、第1挿入口244A及び第2挿入口244Bには、板材及びばね部材に代えて、シャッターが付設されていてもよい。
底板部246は、背板部244の下端部から前面側へと板面が水平面上に延びる矩形形状の板材であって、その上面が商品を陳列するための最下段の陳列棚を形成する。また、底板部246の前面側端部の上面には、エアカーテンACを形成する空気又は冷気を吸い込む複数のスリットが左右方向に列設された吸込口246Aが形成されている。なお、インナパネル240の天板部242、背板部244及び底板部246は、例えば、矩形形状の板材を折り曲げ加工することで、一体的に形成されていてもよい。
アウタパネル260は、金属板又は樹脂板などからなり、天板部262、背板部264及び前板部266を含んで構成されている。
天板部262は、断熱材220の天板部222の上面を覆うように配置される矩形形状の板材であって、その前面側端部が下方に折り曲げられてインナパネル240の天板部242に接合されている。背板部264は、天板部262の背面側端部から下方へと板面が鉛直面上に延びる矩形形状の板材であって、断熱材220の背板部224の背面から所定間隔を隔てた状態で配置されている。なお、背板部264は、断熱材220の背板部224の背面に接触するように配置することもできる。アウタパネル260の天板部262及び背板部264は、例えば、矩形形状の板材を折り曲げ加工することで、一体的に形成されていてもよい。前板部266は、天板部262及び背板部264とは別体の矩形形状の板材であって、断熱材220の前板部228の前面を覆うように配置されている。
サイドパネル280は、インナパネル240及びアウタパネル260の左右端部に接合される矩形形状の板材であって、ケース本体200の左右の側壁を形成する。なお、サイドパネル280は、これに断熱性能を付与すべく、2枚の板材の間に断熱部材を介在させるようにしてもよい。
断熱材220の天板部222、インナパネル240の天板部242及びサイドパネル280により区画される領域は、インナパネル240の天板部242の下面に形成された噴出口242Aと連通し、空気又は冷気が通過する天面ダクト600として機能する。そして、天面ダクト600を望む断熱材220の天板部222の下面には、電気式のヒータ610が取り付けられている。ここで、天面ダクト600が、空気又は冷気を循環させる天面部の一例として挙げられる。
断熱材220の背板部224、インナパネル240の背板部244及びサイドパネル280により区画される領域は、天面ダクト600の背面側と連通し、空気又は冷気が流通する背面ダクト620として機能する。ここで、背面ダクト620が、空気又は冷気を循環させる背面部の一例として挙げられる。背面ダクト620の下部であって左右方向の中央、具体的には、第2挿入口244Bより下方の部位には、図4に示すように、冷凍サイクルを構成する蒸発器630及び膨張弁(図示せず)が配設されている。蒸発器630の上方に位置する背面ダクト620には、蒸発器630の幅と略同じ間隔をもって、蒸発器630の上面から第1挿入口244Aの上方まで平行に延びる、左右一対の区画板640が配設されている。区画板640は、矩形形状の板材からなり、その短辺の両端部が断熱材220の背板部224及びインナパネル240の背板部244に夫々接合されている。また、左右一対の区画板640の上端部に矩形形状の架設板650が架設され、その上面に冷気を下方から上方へと強制的に流通させる、電動式の4つのファン660が取り付けられている。なお、ファン660の個数は、4つに限らず、任意の個数とすることができる。
ファン660より上方の背面ダクト620を望む断熱材220の背板部224の前面には、電気式のヒータ670が取り付けられている。また、蒸発器630の前面には、電気式のヒータ680が取り付けられている。さらに、断熱材220の背板部224、インナパネル240の背板部224、サイドパネル280及び右側に位置する区画板640により区画される領域であって架設板650と同じ高さの部位には、上記領域に空気が流通することを抑制する、矩形形状の閉塞板690が取り付けられている。従って、左右一対の区画板640が配設されている箇所の背面ダクト620は、蒸発器630を通過した冷気が流通する第1ダクトAと、蒸発器630を通過しない空気が流通する第2ダクトBと、に二分割されている。ここで、第1ダクトA及び第2ダクトBが、夫々、第1風路及び第2風路の一部を形成する。
断熱材220の背板部224、底板部226及び前板部228、インナパネル240の底板部246並びにサイドパネル280により区画される領域は、背面ダクト620の下端側と連通し、空気又は冷気が流通する底面ダクト700として機能する。ここで、底面ダクト700が、空気又は冷気を循環させる底面部の一例として挙げられる。底面ダクト700を望む断熱材220の底板部226の上面には、図4〜図6に示すように、前面側から背面側へと板面が斜め上方に延びて底面ダクト700を前面側と背面側とに二分割する、矩形形状の上板を有するファンダクト710が取り付けられている。ファンダクト710の上面には、インナパネル240の吸込口246Aから吸い込んだ空気又は冷気を上方から下方へと強制的に流通させる、電動式の4つのファン720が取り付けられている。なお、ファンダクト710の上面に取り付けられるファン720は、4つに限らず、任意の個数とすることができる。ここで、背面ダクト620に配設されたファン660及び底面ダクト700に配設されたファン720が、第1風路、第2風路及び第3風路を通過する冷気又は空気の流量を独立して制御する流量制御機構の一例として挙げられる。
また、ファンダクト710の上面には、図5及び図6に示すように、最も左側に位置するファン720により送風される空気又は冷気を蒸発器630の左側へと導いて、背面ダクト620の第2ダクトBへと導入する導入板730が取り付けられている。以下の説明においては、最も左側に位置するファン720を「サイドファン720」と称し、他のファン720を「ファン720」と称することとする。
従って、ファン660及びファン720を作動させると、インナパネル240の吸込口246Aから吸い込まれた空気又は冷気が蒸発器630を通過して冷気となり、この冷気が背面ダクト620の第1ダクトAを通って天面ダクト600へと導入され、その前面側端部の噴出口242Aから下方に向かって噴出される。このため、冷凍サイクルの蒸発器630を通過した冷気を背面ダクト620、天面ダクト600、陳列棚300の前方(前面部)、底面ダクト700及び背面ダクト620と順次循環させて、陳列棚300の前方に冷気のエアカーテンACを形成する第1風路を形成することができる。
また、ファン660及びサイドファン720を作動させると、インナパネル240の吸込口246Aから吸い込まれた空気又は冷気が蒸発器630をバイパスし、背面ダクト620の第2ダクトBを通って天面ダクト600へと導入され、その前面側端部の噴出口242Aから下方に向かって噴出される。このため、冷凍サイクルの蒸発器630を通過しない空気を背面ダクト620、天面ダクト600、陳列棚300の前方、底面ダクト700及び背面ダクト620と順次循環させて、陳列棚300の前方に空気のエアカーテンACを形成する第2風路を形成することができる。
陳列棚300は、金属板又は樹脂板などからなり、商品を載置する上面を有する矩形形状の棚板部320と、棚板部320の左右方向の両端部に取り付けられた直角三角形状の左右一対の取付板部340と、を含んで構成されている。取付板部340の基端部には、ケース本体200の取付孔244Cに係止して固定するための2つの係止爪(図示せず)が形成されている。従って、陳列棚300は、ケース本体200の取付孔244Cを変えることで、その取付位置を任意に変更することができる。
中間ダクト400は、図7に示すように、金属板又は樹脂板からなる直方体形状のケーシング420と、ケーシング420の上下方向の中央部に配置される矩形形状の断熱材440と、を含んで構成されている。ケーシング420の上面の先端部(前面側に位置する端部)及び基端部(背面側に位置する端部)には、その上方から空気又は冷気を吸い込む吸込口420Aと、その上方に向けて空気又は冷気を噴出する噴出口420Bと、が夫々形成されている。また、ケーシング420の下面の先端部及び基端部には、その下方に向けて冷気を噴出する噴出口420Cと、その下方から冷気を吸い込む吸込口420Dと、が夫々形成されている。ケーシング420の先端部から基端部までの長さは、図2及び図3に示すように、ケース本体200に中間ダクト400を取り付けたとき、その先端部が陳列棚300よりも前方まで突出する寸法とする。即ち、中間ダクト400は、ケース本体200に取り付けられたとき、陳列棚300の前方に形成されたエアカーテンACを遮断する大きさに形成されている。
従って、中間ダクト400の内部は、エアカーテンACを遮断して、ケーシング420の先端部上面から空気又は冷気を吸い込んで基端部へと通風して基端部上面から上方へと噴出する上部ダクトAAと、ケーシング420の基端部下面から冷気を吸い込んで先端部へと通風して先端部下面から下方へと噴出する下部ダクトBBと、に二分割される。さらに、ケーシング420の基端部には、中間ダクト400をケース本体200の第1挿入口244A又は第2挿入口244Bに挿入したとき、断熱材220の背板部224の内面と接触して機密性を確保する、例えば、ラバーなどからなる弾性部材460が取り付けられている。
機械室500は、ケース本体200の下面に接合される箱型形状のケーシングであって、その下面に高さ調整機能を備えた脚部520が取り付けられている。機械室500の前面及び背面には、図1及び図4に示すように、機械室500の内部に外気を流通させるための複数のスリット540が列設されている。そして、機械室500の内部には、冷凍サイクルを構成する電動式の圧縮機(図示せず)及び凝縮器740が収容されている。また、機械室500の内部には、圧縮機及び凝縮器740に加え、凝縮器740に強制的に通風して冷凍効率を向上させるための電動式の3つのファン750が収容されている。なお、機械室500に収容されるファン750は、3つに限らず、任意の個数とすることができる。
その他、ケース本体200の上面には、マイクロコンピュータなどを内蔵した電子制御装置800が取り付けられている。電子制御装置800は、図示しない温度センサにより測定された外気温と陳列室内温とに応じて、ファン660、720及び750、サイドファン720、ヒータ610、670及び680、並びに冷凍サイクルを構成する圧縮機及び膨張弁を制御する。
かかるショーケース100によれば、ケース本体200に中間ダクト400を取り付けていない状態で、背面ダクト620のファン660及び底面ダクト700のファン及びサイドファン720を適宜作動させると、天面ダクト600において第1風路の冷気及び第2風路の空気が混合しつつ噴出口242Aから下方に噴出される。そして、この混合気が陳列棚300の前方にエアカーテンACを形成し、吸込口246Aから底面ダクト700へと吸い込まれる。従って、第1風路及び第2風路を流通する冷気及び空気の流量を制御することで、ショーケース100の陳列室を一様な温度帯、例えば、弁当などに適した温度帯(例えば、20℃)とすることができる。ここで、外気温に応じてサイドファン720を断続的又は可変的に制御することで、冷気と空気との混合割合を変化させて、所望の温度帯とすることができる。また、外気温が弁当などに適した温度帯より低温であれば、天面ダクト600のヒータ610、並びに背面ダクト620のヒータ670及び680を作動させることで、ショーケース100の陳列室を所望の温度帯にすることができる。
ケース本体200に中間ダクト400を取り付けると、背面ダクト620の第1ダクトAが中間ダクト400の基端部により遮断され、その下部ダクトBBを介して、第1風路の途中、即ち、背面ダクト620における第1ダクトAの途中から冷気が前面側に送風され、中間ダクト400の下面の噴出口420Cから冷気が下方に向けて噴出される。そして、この冷気が中間ダクト400の下方に位置する陳列棚300の前方にエアカーテンACを形成し、吸込口246Aから底面ダクト700へと吸い込まれる。従って、着脱可能な中間ダクト400を介して第1風路の途中から冷気を前面側に通風し、中間ダクト400の下方に位置する陳列棚300の前方に冷気のエアカーテンACを形成する第3風路を形成することができる。
また、ケース本体200に中間ダクト400が取り付けられると、中間ダクト400が陳列棚300よりも前面側へと突出しているため、噴出口242Aから噴出された空気及び冷気の混合気は、吸込口420Aから吸い込まれ、上部ダクトAAを介して背面ダクト620の第1ダクトAへと通風される。第1ダクトAへと通風された混合気は、背面ダクト620のファン660によりその上方へと強制的に流通されて天面ダクト600へと導入される。そして、天面ダクト600へと導入された混合気は、噴出口242Aから下方へと噴出され、中間ダクト400の上方に位置する陳列棚300の前方にエアカーテンACを形成する。従って、中間ダクト400が取り付けられたとき、中間ダクト400を介して前面部における第2風路の途中から空気を背面ダクト620に通風し、背面ダクト620の第2風路に合流させる第4風路を形成することができる。このような第4風路が形成されると、中間ダクト400の上方に位置する陳列室の空気が循環するので、特に、外気温が低いときのヒータ消費電力を削減することができる。
よって、中間ダクト400の取り付けにより第3風路が形成されて第1風路が遮断されたとき、中間ダクト400の下方に位置する陳列室を第3風路の冷気による第1温度帯に仕切り、中間ダクト400の上方に位置する陳列室を第2風路の空気による第2温度帯に仕切ることができる。このとき、第1温度帯としては、蒸発器630を通過した冷気で温度が決まるため、飲料などに適したチルド温度(例えば、5℃)とし、第2温度帯としては、蒸発器630を通過しない空気で温度が決まるため、弁当などに適した弁当温度(例えば、20℃)とすることができる。
また、ケース本体200に中間ダクト400を取り付けていない状態では、陳列室の全体に一様なエアカーテンACが形成され、ケース本体200に中間ダクト400を取り付けた状態では、中間ダクト400の上方及び下方に位置する陳列室に独立したエアカーテンACが形成される。従って、中間ダクト400の有無にかかわらず、陳列室の前方には、陳列室の商品に適した温度のエアカーテンACが常に形成されることから、陳列室の温度管理が十分となり、そこに陳列されている商品を所望の温度に維持することができる。
ここで、電子制御装置800が実行する、天面ダクト600のヒータ610、背面ダクト620のファン660、ヒータ670及び680、並びに底面ダクト700のファン及びサイドファン720などの制御について説明する。なお、電子制御装置800には、中間ダクト400の有無を設定する、例えば、トグルスイッチからの信号が入力されているものとする。トグルスイッチの入力に代えて、中間ダクト400の有無を自動的に検出するセンサ、スイッチを使用してもよい。
ケース本体200に中間ダクト400が取り付けられている場合、中間ダクト400の下方に位置する陳列室を第1温度帯に仕切り、中間ダクト400の上方に位置する陳列室を第2温度帯に仕切ることを考える。この場合、外気温が第2温度帯より高ければ、電子制御装置800は、背面ダクト620のファン660及び底面ダクト700のファン720を連続運転させると共に、底面ダクト700のサイドファン720を外気温に応じて断続運転させる。また、電子制御装置800は、冷凍サイクルの圧縮機及び膨張弁を適宜制御することで、その蒸発器630を通過した冷気の温度を第1温度帯に近づける(以下同様)。このようにすると、冷凍サイクルの蒸発器630を通過した冷気により中間ダクト400の下方に位置する陳列室が第1温度帯に仕切られ、その陳列室の冷気と蒸発器630を通過しない空気とが混合して中間ダクト400の上方に位置する陳列室が第2温度帯に仕切られる。
一方、外気温が第2温度帯より低ければ、電子制御装置800は、背面ダクト620のファン660及び底面ダクト700のファン720を連続運転させると共に、天面ダクト600のヒータ610及び背面ダクト620のヒータ670を外気温に応じて作動させる。このようにすると、中間ダクト400の上方に位置する陳列室に導入される空気はヒータ610及び670により加温されるので、中間ダクト400の上方に位置する陳列室を第2温度帯とすることができる。
ケース本体200に中間ダクト400が取り付けられていない場合、ショーケース100の陳列室の全体を一様な第2温度帯とすることを考える。この場合、外気温が第2温度帯より高ければ、電子制御装置800は、背面ダクト620のファン660並びに底面ダクト700のファン及びサイドファン720を連続運転させる。このようにすると、冷凍サイクルの蒸発器630を通過した冷気とこれを通過しない空気とが混合して第2温度帯に近づき、ショーケース100の陳列室の全体を一様な第2温度帯とすることできる。
一方、外気温が第2温度帯より低ければ、電子制御装置800は、背面ダクト620のファン660並びに底面ダクト700のファン及びサイドファン720を連続運転させると共に、天面ダクト600のヒータ610並びに背面ダクト620のヒータ670及び680を外気温に応じて作動させる。また、電子制御装置800は、外気温が第2温度帯より低いことから、冷凍サイクルの蒸発器630で空気を冷却する必要がないので圧縮機を停止させる。このようにすると、ショーケース100の陳列室に導入される空気がヒータ610、670及び680により加温されるので、ショーケース100の陳列室の全体を一様な第2温度帯とすることできる。
上記の実施形態において、背面ダクト620の蒸発器630は、背面ダクト620の左右方向の中央に配置されているが、これを背面ダクト620の左右のいずれかに寄せて配置するようにしてもよい。この場合、背面ダクト620は、1つの区画板640によって、閉塞板690を使用せずに、第1ダクトAと第2ダクトBとに二分割することができる。また、底面ダクト700の4つのファン及びサイドファン720は、底面ダクト700のスペースに余裕があれば、大型の少なくとも1つのファンで代替することができ、この場合、背面ダクト620の第2ダクトBに分流する空気を制御する機構、例えば、開度調整可能なダンパを設ければよい。
なお、当業者であれば、上記実施形態の様々な技術的思想について、その一部を省略したり、その一部を適宜組み合わせたり、その一部を置換したりすることで、新たな実施形態を生み出せることを容易に理解できるであろう。
100 ショーケース
300 陳列棚
400 中間ダクト
600 天面ダクト(天面部)
610 ヒータ
620 背面ダクト(背面部)
630 蒸発器
660 ファン(流量制御機構)
670 ヒータ
680 ヒータ
700 底面ダクト(底面部)
720 ファン(流量制御機構)
A 第1ダクト(第1風路)
B 第2ダクト(第2風路)
AA 上部ダクト(第4風路)
BB 下部ダクト(第3風路)
AC エアカーテン

Claims (6)

  1. 冷凍サイクルの蒸発器を通過した冷気を背面部、天面部、前面部、底面部及び前記背面部と順次循環させて、陳列棚の前方に冷気のエアカーテンを形成する第1風路と、
    前記冷凍サイクルの蒸発器を通過しない空気を前記背面部、前記天面部、前記前面部、前記底面部及び前記背面部と順次循環させて、前記陳列棚の前方に空気のエアカーテンを形成する第2風路と、
    着脱可能な中間ダクトを介して前記第1風路の途中から冷気を前記前面部に通風し、前記中間ダクトの下方に位置する前記陳列棚の前方に冷気のエアカーテンを形成する第3風路と、
    を有し、
    前記背面部において前記第1風路及び前記第2風路が左右方向に配置され、
    前記中間ダクトの取り付けにより前記第3風路が形成されて前記第1風路が遮断されたとき、前記中間ダクトの下方を前記第3風路の冷気による第1温度帯に仕切り、前記中間ダクトの上方を前記第2風路の空気による第2温度帯に仕切る、
    ショーケース。
  2. 前記第1風路、前記第2風路及び前記第3風路を通過する冷気又は空気の流量を独立して制御する流量制御機構が設けられている、
    請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記流量制御機構は、複数のファンからなる、
    請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記背面部及び前記天面部にヒータが設けられている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のショーケース。
  5. 前記背面部の前記ヒータは、前記中間ダクトの取付位置の上方及び下方にそれぞれ配置されている、
    請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記中間ダクトが取り付けられたとき、前記中間ダクトを介して前記前面部における前記第2風路の途中から空気を前記背面部に通風し、前記背面部の前記第2風路に合流させる第4風路を更に有する、
    請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のショーケース。
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