JP2020133864A - 減速機及び減速機付モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】公転及び自転するギヤの回転力を伝達するための凸部に生じる応力を低減する。【解決手段】減速機14は、偏心軸22と、固定ギヤ28と、公転すると共に自転する伝達用ギヤ24と、伝達用ギヤ24が公転及び自転することで回転する出力ギヤ体30と、を備えている。出力ギヤ体30には凹部30Aが設けられ、伝達用ギヤ24には凹部30Aに係合される凸部24Cが設けられている。そして、凸部24Cの出力ギヤ体30側の部分の外径が伝達用ギヤ24側の部分の外径よりも小さく設定されている。【選択図】図11

Description

本発明は、減速機及び減速機付モータに関する。
下記特許文献1には、モータの回転を減速する減速機を備えた減速機付モータが開示されている。この文献に記載された減速機は、モータの回転軸に固定されたウォームと、ウォームと噛合うウォームホイールと、ウォームホイールが回転することで公転及び自転するサイクロイドのギヤと、サイクロイドのギヤの公転及び自転に伴う回転力が伝達されることで回転する出力歯車と、を備えている。また、この文献に記載された減速機では、出力歯車側に設けられた凸部とサイクロイドのギヤに形成された孔とが係合されることで、サイクロイドのギヤの公転及び自転に伴う回転力が出力歯車側へ伝達されるようになっている。
中国特許出願公開第101499695号明細書
ところで、公転及び自転するギヤの回転力が、凸部及び当該凸部が係合される孔を介して伝達される構成では、凸部に生じる応力を低減できることが望ましい。
本発明は上記事実を考慮し、公転及び自転するギヤの回転力を伝達するための凸部に生じる応力を低減することができる減速機及び減速機付モータを得ることが目的である。
上記課題を解決する減速機は、回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放された孔部と、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出し、前記孔部へ係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の外径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の外径よりも小さく設定された設定された凸部と、を備えている。
また、上記課題を解決する減速機は、回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、 前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出する凸部と、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放され、前記凸部が係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の内径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の内径よりも小さく設定された設定された孔部と、を備えている。
上記課題を解決する減速機付モータは、回転軸を有するモータと、前記回転軸の回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放された孔部と、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出し、前記孔部へ係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の外径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の外径よりも小さく設定された設定された凸部と、を備えている。
また、上記課題を解決する減速機付モータは、回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、 前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出する凸部と、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放され、前記凸部が係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の内径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の内径よりも小さく設定された設定された孔部と、を備えている。
本発明に係る減速機及び減速機付モータは、公転及び自転するギヤの回転力を伝達するための凸部に生じる応力を低減することができる、という優れた効果を有する。
減速機付モータを分解して示す分解斜視図である。 減速機付モータを分解して示す分解斜視図であり、図1とは反対側から見た図を示している。 減速機付モータを出力ギヤ体の回転軸方向に沿って切断した断面を示す断面図である。 ロック用ギヤ、固定ギヤ及び伝達用ギヤを示す斜視図である。 出力ギヤ体を伝達用ギヤ係合部側から見た斜視図である。 出力ギヤ体を伝達用ギヤ係合部側から見た正面図である。 図6に示された7−7線に沿って切断した出力ギヤ体の伝達用ギヤ係合部において凹部が形成された部分を拡大して示す拡大断面図である。 伝達用ギヤを凸部が形成された側から見た斜視図である。 伝達用ギヤを凸部が形成された側から見た斜視図である。 図9に示された10−10線に沿って切断した伝達用ギヤにおいて凸部が形成された部分を拡大して示す拡大断面図である。 本実施形態の凸部と凹部との係合部を示す断面図である。 比較例の凸部と凹部との係合部を示す断面図である。 凸部と凹部との係合部を示す断面図であり、凸部の基端部が圧縮変形される前の状態を示している。 凸部と凹部との係合部を示す断面図であり、凸部の基端部が圧縮変形された状態を示している。 他の形態の出力ギヤ体及び伝達用ギヤを示す斜視図である。 他の形態の出力ギヤ体及び伝達用ギヤを示す斜視図である。 他の形態の凸部と凹部との係合部を示す断面図である。
図1〜図4を用いて減速機付モータ10について説明する。なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、出力ギヤであるピニオンギヤ30Cの回転軸方向一方側、回転径方向外側及び回転周方向一方側をそれぞれ示すものとする。また、矢印Z方向とは反対側、矢印R方向とは反対側及び矢印C方向とは反対側は、出力ギヤであるピニオンギヤ30Cの回転軸方向他方側、回転径方向内側及び回転周方向他方側をそれぞれ示すものとする。さらに、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、ピニオンギヤ30Cの回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。
図1、図2及び図3に示されるように、本実施形態の減速機付モータ10は、車両用シートのシートクッションをシート上下方向に移動させるためのパワーシート用モータである。この減速機付モータ10は、直流モータであるモータ12を備えている。また、減速機付モータ10は、モータ12の回転軸12A(図3参照)の回転を出力部としての出力ギヤ体30に減速して伝達させるための減速機14を備えている。さらに、減速機付モータ10は、モータ12が取付けられていると共にその内部に減速機14が設けられたハウジング16を備えている。
減速機14は、モータ12の回転軸12Aに固定されたウォームギヤ18と、ウォームギヤ18と噛み合う第1ギヤとしてのヘリカルギヤ20と、ヘリカルギヤ20と一体に設けられた偏心軸22と、を備えている。
また、減速機14は、偏心軸22に支持された伝達用ギヤ24及びロック用ギヤ26と、伝達用ギヤ24及びロック用ギヤ26と噛合う外側ギヤとしての固定ギヤ28と、を備えている。さらに、減速機14は、伝達用ギヤ24と係合すると共にピニオンギヤ30Cを有し、その軸方向が伝達用ギヤ24及びロック用ギヤ26の軸方向と同じ方向(矢印Z方向及び矢印Z方向とは反対方向)に向けられた第2ギヤとしての出力ギヤ体30と、を備えている。
また、減速機付モータ10は、偏心軸22及びヘリカルギヤ20等の軸方向へのガタ付きを抑制するためのスプリング32を備えている。また、減速機付モータ10は、ハウジング16に固定されることで、減速機14がハウジング16内に収容されるカバープレート34を備えている。
図1及び図3に示されるように、ハウジング16は、樹脂材料を用いて形成されている。このハウジング16は、モータ12の回転軸12Aが軸方向(矢印Z方向)と直交する方向に向けられた状態で固定されるモータ固定部16Aと、モータ12へ給電するための外部コネクタが接続されるコネクタ部16B(図2参照)と、を備えている。また、ハウジング16は、減速機14が収容される減速機収容凹部16Cを備えている。この減速機収容凹部16Cは、軸方向一方側(矢印Z方向側)が開放された凹状に形成されている。
図3に示されるように、減速機収容凹部16Cは、当該減速機収容凹部16Cの底を形成する底壁部16Dと、底壁部16Dの外周部から軸方向一方側へ延びると共に内周面が略円筒面状に形成された側壁部16Eと、を含んで構成されている。減速機収容凹部16Cの底壁部16Dの中央部には、後述する回転中心軸40の軸方向他方側の端部がクリアランスを有して挿入される円筒状のボス部16Fが立設されている。また、底壁部16Dにおけるボス部16Fのまわりには、スプリング32が配置されている。なお、底壁部16Dとスプリング32との間には、金属ワッシャ36が介在している。
図1に示されるように、減速機収容凹部16Cの側壁部16Eの内周部には、後述する固定ギヤ28の一部が嵌合されることで、当該固定ギヤ28の周方向への回転変位を規制する3つの固定ギヤ係合部16Gが形成されている。3つの固定ギヤ係合部16Gは、軸方向にのびる角溝状の溝部16Hと、軸方向に立設された円柱状の柱部16Iと、によって構成されている。
また、ハウジング16における減速機収容凹部16Cの開放端側の外周部には、3つのネジ係合部16Jが設けられている。この3つのネジ係合部16Jにボルト38が螺入されることで、カバープレート34がハウジング16に固定されるようになっている。
カバープレート34は、鋼板材等を用いて形成されている。このカバープレート34には、ピニオンギヤ30Cをハウジング16の減速機収容凹部16Cの外側へ露出させるための露出開口34Aが形成されている。また、カバープレート34における露出開口34Aの周縁部には、軸方向他方側へ向けて屈曲された環状のリブ34Bが形成されている。また、カバープレート34には、ボルト38が挿通されるボルト挿通孔34Cが形成されている。また、カバープレート34には、減速機付モータ10をシートクッションフレーム等の被取付部に取付けるためのボルトが螺合されるウェルドナット34Dが接合されている。
図3に示されるように、ウォームギヤ18の外周部には螺旋状の歯部が形成されている。このウォームギヤ18が回転軸12Aに固定された状態のモータ12が、ハウジング16に固定されることで、ウォームギヤ18がハウジング16の減速機収容凹部16Cの底壁部16D側かつ側壁部16Eの内周面側に配置されている。
図1、図2及び図3に示されるように、ヘリカルギヤ20は、樹脂材料を用いて形成されている。このヘリカルギヤ20の外周部には、ウォームギヤ18の歯部と噛み合う複数の外歯が形成されている。また、ヘリカルギヤ20の軸心部には、後述する偏心軸22がインサート成形により固定されている。そして、ヘリカルギヤ20は、偏心軸22及び回転中心軸40を介してハウジング16に回転可能に支持されている。
図1及び図3に示されるように、偏心軸22は、金属材料を用いて形成されていると共にその一部がヘリカルギヤ20にインサートされることで当該ヘリカルギヤ20と一体回転可能となっている。具体的には、偏心軸22は、軸方向を厚み方向として径方向に延在する円板状に形成された円板部22Aを備えている。この円板部22Aの軸中心とヘリカルギヤ20の回転中心とが一致した状態で、円板部22Aがヘリカルギヤ20の内周部に固定されている。また、偏心軸22は、円板部22Aの中心部から軸方向一方側へ向けて突出する支持部22Bを備えている。支持部22Bにおける軸方向一方側は、後述する伝達用ギヤ24が回転可能に支持される支持部としての第1支持部22B1とされている。また、支持部22Bにおける軸方向他方側は、第1支持部22B1よりも大径に設定されていると共に後述するロック用ギヤ26が回転可能に支持される第2支持部22B2とされている。第1支持部22B1及び第2支持部22B2の軸中心は、円板部22Aの軸中心に対して径方向外側の一方向へオフセットされている。なお、第1支持部22B1及び第2支持部22B2が円板部22Aの軸中心に対してオフセットされている方向を「オフセット方向D」と呼ぶ。
また、偏心軸22には、円板部22A、第1支持部22B1及び第2支持部22B2を軸方向に貫通すると共に回転中心軸40が挿通される回転中心軸挿通孔22Cが形成されている。この回転中心軸挿通孔22Cの軸中心(回転中心軸挿通孔22Cに挿通された回転中心軸40の軸中心)は、円板部22Aの軸中心と一致している。
図2及び図3に示されるように、出力ギヤ体30は、金属材料を用いて形成されている。この出力ギヤ体30は、伝達用ギヤ24と係合する孔部としての複数の凹部30Aが形成された伝達用ギヤ係合部30Bを備えている。本実施形態では、軸方向他方側が解放されていると共に周方向に等間隔に配置された6つの凹部30Aが伝達用ギヤ係合部30Bに形成されている。また、出力ギヤ体30は、伝達用ギヤ係合部30Bに対して軸方向一方側において当該伝達用ギヤ係合部30Bと同軸上に配置されていると共に複数の外歯が外周部に形成されたピニオンギヤ30Cとを備えている。また、出力ギヤ体30における伝達用ギヤ係合部30Bとピニオンギヤ30Cとの間の中間部は、カバープレート34に形成されたリブ34Bに軸支される被軸支部30Dとされている。なお、リブ34Bの内周面には、樹脂材料等を用いて形成された軸受ブッシュ42が係合されている。これにより、出力ギヤ体30の被軸支部30Dとカバープレート34のリブ34Bとの金属同士の接触が防止又は抑制されている。また、出力ギヤ体30の軸心部には、金属材料を用いて棒状に形成された回転中心軸40が圧入等により固定されている。
図1及び図4に示されるように、固定ギヤ28は、金属材料にプレス加工等が施されることにより形成されている。この固定ギヤ28は、軸方向視で環状に形成された固定ギヤ本体部28Aを備えている。また、固定ギヤ28は、固定ギヤ本体部28Aから径方向外側へ向けて突出する3つ係合突起部28Bを備えている。この係合突起部28Bには、ハウジング16の柱部16Iが挿通される柱部挿通孔28Cが形成されている。そして、係合突起部28Bがハウジング16の固定ギヤ係合部16Gに係合された状態で(係合突起部28Bが溝部16H内に配置されていると共に柱部16Iが柱部挿通孔28Cに挿通された状態で)、プッシュナット44が柱部16Iに係合されることで、固定ギヤ28がハウジング16に固定されるようになっている。
また、固定ギヤ本体部28Aの内周部には、後述する伝達用ギヤ24及びロック用ギヤ26が噛合う複数の内歯28Dが形成されている。
図2に示されるように、固定ギヤ28は、固定ギヤ本体部28Aから軸方向他方側へ向けて突出する第2規制部28Eを備えている。この第2規制部28Eは、固定ギヤ本体部28Aにおける周方向の一部分から軸方向他方側へ突出している。
図2、図3及び図4に示されるように、伝達用ギヤ24は、金属材料にプレス加工等が施されることにより円板状に形成されている。この伝達用ギヤ24の外周部には、固定ギヤ28の内歯28Dと噛合う外歯24Aが全周にわたって形成されている。また、伝達用ギヤ24の中心部には、偏心軸22の第1支持部22B1にブッシュ46を介して支持される支持孔24Bが形成されている。さらに、伝達用ギヤ24は、軸方向一方側へ向けて突出すると共に周方向に等間隔に配置された6つの凸部24Cを備えている。この凸部24Cの外径は、出力ギヤ体30の凹部30Aの内径よりも小さな内径に設定されている。これにより、凸部24Cが出力ギヤ体30の凹部30Aにクリアランスを有して係合されるようになっている。
ロック用ギヤ26は、伝達用ギヤ24と同様に金属材料にプレス加工等が施されることにより円板状に形成されている。このロック用ギヤ26の外周部には、固定ギヤ28の内歯28Dと噛合う外歯26Bが全周にわたって形成されている。本実施形態では、ロック用ギヤ26の外歯26Aの歯数が、伝達用ギヤ24の外歯24Aの歯数よりも多い歯数に設定されている。また、ロック用ギヤ26の中心部には、偏心軸22の第2支持部22B2にブッシュ48を介して支持される支持孔26Bが形成されている。さらに、ロック用ギヤ26は、径方向外側へ向けて突出すると共に軸方向から見て扇状に形成された第1規制部26Cを備えている。この第1規制部26Cは、ロック用ギヤ26の周方向の一部分に設けられている。また、ロック用ギヤ26の外歯26Aが固定ギヤ28の内歯28Dと噛合った状態では、第1規制部26Cが固定ギヤ28の固定ギヤ本体部28Aの軸方向他方側の面に沿って配置されている。
また、図3に示されるように、伝達用ギヤ24の外歯24Aが固定ギヤ28の内歯28Dと噛合っていると共に、ロック用ギヤ26の外歯26Aが固定ギヤ28の内歯28Dと噛合った状態では、伝達用ギヤ24の軸方向他方側の面とロック用ギヤ26の軸方向一方側の面とが接している。すなわち、伝達用ギヤ24とロック用ギヤ26とが、軸方向に重ねて配置されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図3に示されるように、本実施形態の減速機付モータ10によれば、モータ12の回転軸12Aの回転が、減速機14で減速されて出力ギヤ体30に伝達される。すなわち、モータ12の回転軸12Aが回転するとウォームギヤ18が回転する。また、ウォームギヤ18が回転すると、当該ウォームギヤ18と噛み合うヘリカルギヤ20が偏心軸22と共に回転する。
さらに、偏心軸22が回転すると、偏心軸22の第1支持部22B1に支持された伝達用ギヤ24が固定ギヤ28と噛合ったまま回転中心軸40の周りを公転及び自転する。また、伝達用ギヤ24が公転及び自転すると、この公転及び自転に伴う回転力のうち自転に伴う回転力が伝達用ギヤ24の凸部24Cから出力ギヤ体30の凹部30Aを介して当該出力ギヤ体30に伝達される。詳述すると、伝達用ギヤ24の凸部24Cの外周面が出力ギヤ体30の凹部30Aの内周面と摺接しながら当該内周面を押すことで、伝達用ギヤ24の公転及び自転に伴う回転力のうち自転に伴う回転力が出力ギヤ体30に伝達される。これにより、出力ギヤ体30が回転し、出力ギヤ体30のピニオンギヤ30Cと噛み合うギヤを介して車両のパワーシートを作動させることができる。ここで、伝達用ギヤ24から出力ギヤ体30への回転力の伝達が、凸部24Cと凹部30Aを介してなされるようになっていることにより、伝達用ギヤ24から出力ギヤ体30への回転力の伝達を歯車によって行った場合と比べて、伝達用ギヤ24及び出力ギヤ体30の構成の単純化を図ることができる。なお、伝達用ギヤ24に凹部30Aを形成し、出力ギヤ体30に凸部24Cを形成した構成としてもよい。
また、偏心軸22が回転すると、偏心軸22の第2支持部22B2に支持されたロック用ギヤ26が固定ギヤ28と噛合ったまま回転中心軸40の周りを公転及び自転する。そして、図2及び図3に示されるように、ロック用ギヤ26の第1規制部26Cが固定ギヤ28の第2規制部28Eに当接すると、ロック用ギヤ26の公転及び自転が拘束される。これにより、偏心軸22及びヘリカルギヤ20の回転が停止され、出力ギヤ体30の回転が停止する(回転が規制される)。その結果、減速機付モータ10から車両用シートへ過大な力が入力されることが防止又は抑制され、車両用シートを構成する部材が変形することなどによる座り心地の悪化を防止又は抑制することができる。
(伝達用ギヤ24の凸部24Cの強度を確保するための最適な構成)
次に、伝達用ギヤ24の凸部24Cの強度を確保するための最適な構成について説明する。なお、以下の説明において、前述の減速機14の説明と重複する部分の説明は省略する。
ところで、車両が衝突すること等により、車両用シートに外力が入力されると、出力ギヤ体30のピニオンギヤ30Cを回転させようとする大きい回転力が当該ピニオンギヤ30Cに入力されることがある。この場合、出力ギヤ体30の凹部30Aの内周面が、伝達用ギヤ24の凸部24Cを押圧し、凸部24Cに生じる応力が高まることが考えられる。
そこで、凸部24Cに生じる応力を低減するために、図5〜図7並びに図8〜図10に示されるように、複数の凸部24Cの形状を伝達用ギヤ24の回転周方向に長尺状に形成すると共に、複数の凸部24Cがそれぞれ係合される出力ギヤ体30の複数の凹部30Aの形状を出力ギヤ体30の回転周方向に沿って長尺状に形成した。これに加えて、複数の凸部24Cの先端部24C1を先細り形状(基端部24C2に比べて外径が小さい形状)に形成した。
具体的には、図5〜図7に示されるように、出力ギヤ体30の伝達用ギヤ係合部30Bに形成された凹部30Aは、出力ギヤ体30の回転中心O1を中心とするピッチ円L1の周方向に沿って長孔状に形成されている。また、図5〜図7に示された例では、3つの凹部30Aがピッチ円L1の周方向に沿って等間隔に配置されている。
また、凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転周方向の両端部の内周面30S1は、図2に示された凹部30Aの内周面と同じ曲率半径とされた円筒面状に形成されている。また、凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転径方向外側の内周面30S2は、凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転周方向の両端部の内周面30S1の最外周部を繋ぐ円筒面状に形成されている。さらに、凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転径方向内側の内周面30S3は、凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転周方向の両端部の内周面30S1の最内周部を繋ぐ円筒面状に形成されている。そして、凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転径方向外側の内周面30S2と凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転径方向内側の内周面30S3との間の幅寸法W1は、図2に示された凹部30Aの内径と同じ幅寸法に設定されている。すなわち、図5〜図7に示された出力ギヤ体30の凹部30Aは、図2に示された出力ギヤ体30の2つの凹部30A(出力ギヤ体30の回転周方向に隣り合う2つの凹部30A)を出力ギヤ体30の回転周方向に繋いだ形状となっている。
図8〜図10に示されるように、伝達用ギヤ24の凸部24Cは、伝達用ギヤ24の回転中心O2を中心とするピッチ円L2の周方向に沿って長尺状に形成されている。なお、ピッチ円L2の直径は、前述のピッチ円L1(図6参照)と同じ直径である。また、図8〜図10に示された例では、3つの凸部24Cがピッチ円L2の周方向に沿って等間隔に配置されている。
凸部24Cの基端部24C2(凸部24Cの突出方向の基端部)における伝達用ギヤ24の回転周方向の両端部の外周面24S1は、図4に示された凸部24Cの外周面と同じ曲率半径とされた円筒面状に形成されている。また、凸部24Cの基端部24C2における伝達用ギヤ24の回転径方向外側の外周面24S2は、凸部24Cにおける伝達用ギヤ24の回転周方向の両端部の外周面24S1の最外周部を繋ぐ円筒面状に形成されている。さらに、凸部24Cの基端部24C2における伝達用ギヤ24の回転径方向内側の外周面24S3は、凸部24Cにおける伝達用ギヤ24の回転周方向の両端部の外周面24S1の最内周部を繋ぐ円筒面状に形成されている。そして、凸部24Cの基端部24C2における伝達用ギヤ24の回転径方向外側の外周面24S2と凸部24Cの基端部24C2における伝達用ギヤ24の回転径方向内側の外周面24S3との間の幅寸法W2は、図4に示された凸部24Cの外径と同じ幅寸法に設定されている。すなわち、図8〜図10に示された伝達用ギヤ24の凸部24Cの基端部24C2は、凸部24Cの突出方向への寸法が異なることを除いて、図4に示された伝達用ギヤ24の2つの凸部24C(伝達用ギヤ24の回転周方向に隣り合う2つの凸部24C)を伝達用ギヤ24の回転周方向に繋いだ形状となっている。
凸部24Cの先端部24C1(凸部24Cの突出方向の先端部)は、当該凸部24Cの基端部24C2側から先端側に向かうにつれて徐々に窄まるように形成されている。これにより、凸部24Cの先端部24C1における各外周面24S1、24S2、24S3は、テーパー状の面となっている。
また、図10に示されるように、伝達用ギヤ24における凸部24Cの突出方向の基端側24Eには、その内周面が湾曲されたU字状の溝24Dが凸部24Cの周りに沿って形成されている。これにより、凸部24Cの突出方向の基端側24Eの応力集中係数が、溝24Dが形成されていない場合と比べて小さくなっている。
以上説明した長尺状かつ先端部24C1が先細りの凸部24C及び長尺状の凹部30Aを備えた構成では、モータ12の回転軸12Aが回転することにより、ヘリカルギヤ20が偏心軸22と共に回転すると、伝達用ギヤ24が公転及び自転する。また、伝達用ギヤ24が公転及び自転すると、この公転及び自転に伴う回転力のうち自転に伴う回転力が伝達用ギヤ24の凸部24Cから出力ギヤ体30の凹部30Aを介して当該出力ギヤ体30に伝達される。
詳述すると、図11に示されるように、伝達用ギヤ24が公転及び自転すると、伝達用ギヤ24の凸部24Cの基端部24C2における伝達用ギヤ24の回転周方向一方側の端部の外周面24S1が、出力ギヤ体30の凹部30Aにおける出力ギヤ体30の回転周方向一方側の端部の内周面30S1と摺接しながら当該内周面30S1を押す。これにより、伝達用ギヤ24の公転及び自転に伴う回転力のうち自転に伴う回転力が出力ギヤ体30に伝達されて、出力ギヤ体30が回転する。
ここで、上記凸部24C及び凹部30Aの構成が適用されている場合、図4に示された凸部24Cと比べて、凸部24Cの断面係数を大きくすることができる。これにより、凸部24Cに生じる応力を低減することができる。
これに加えて、凸部24Cの突出方向の基端側24Eの応力集中係数が溝24Dにより小さくなっていることにより、凸部24Cの突出方向の基端側24Eの応力を低減することができる。
さらに、凸部24Cの先端部24C1が先細りの形状となっている構成では、凸部24Cの基端部24C2の外周面24S1と凹部30Aの内周面30S1との接触面における荷重Fの入力点Pの位置(等分布荷重を集中荷重に置き換えた位置)を、凸部24Cの先端部24C1が先細りの形状となっていない構成(図12参照)と比べて凸部24Cの基端側24Eへずらすことができる。これにより、凸部24Cの基端側24Eの曲げ応力を効果的に低減することができる。
ここで、図13には、凸部24Cが変形される前の状態の当該凸部24Cと凹部30Aとの係合部が示されている。この図に示されるように、溝24Dの底から凸部24Cの先端部24C1と基端部24C2との境目24C3(先細り状になっている部分となっていない部分との境目)までの長さをL1とし、溝24Dの深さをhとする。
また、図14には、荷重Fが凹部30Aから凸部24Cに入力されて、凸部24Cが変形した状態の当該凸部24Cと凹部30Aとの係合部が示されている。この図に示されるように凸部24Cの外周面と凹部30Aの内周面との接触長さ(凸部24Cの突出方向への接触長さ)をL2とし、その半分をL2/2とする。そして、この状態の溝24Dの底から凸部24Cの外周面と凹部30Aの内周面との接触長さL2の半分と対応する位置までの長さをLmaxとすると、以下の式(1)が成り立つ。
Lmax=(L2/2)+h ・・・式(1)
そして、想定される最大の荷重が凹部30Aから凸部24Cに入力されて、凸部24Cが変形した際に、L1が上記式(1)で計算されたLmaxよりも小さな値となるように上記境目24C3(図13)を設定することにより、前述の凸部24Cの基端側24Eの曲げ応力の低減効果をより確実に得ることができる。
なお、上記の説明では、複数の凸部24Cの形状を伝達用ギヤ24の回転周方向に長尺状に形成すると共に、複数の凸部24Cがそれぞれ係合される出力ギヤ体30の複数の凹部30Aの形状を出力ギヤ体30の回転周方向に沿って長尺状に形成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4に示された伝達用ギヤ24の凸部24Cの先端部24C1を、図15に示されるように、先細り形状とすることにより、凸部24Cの基端側24Eの曲げ応力を効果的に低減することができる。
また、図16に示されるように、出力ギヤ体30側に凸部24Cを設けると共に、当該凸部24Cが係合する孔部30Aを設けた構成としてもよい。なお、孔部30Aは、前述の凹部30Aと対応しているため、当該孔部30Aには凹部30Aと同じ符号を付している。
さらに、図17に示されるように、凸部24Cの構成は図4に示された凸部24Cと同様の構成とし、孔部30Aの構成を以下のように設定してもよい。すなわち、孔部30Aにおいて凸部24Cの突出方向の基端部24C2と対向する部分の内周面をストレート状(凸部24Cの突出方向に沿うように)形成し、孔部30Aにおいて凸部24Cの突出方向の先端部24C1と対向する部分の内周面をテーパ状(凸部24Cの突出方向側に向かうにつれて次第に拡径するように)形成してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 減速機付モータ
12 モータ
12A 回転軸
14 減速機
20 ヘリカルギヤ(第1ギヤ)
22 偏心軸
22B1 第1支持部(支持部)
24 伝達用ギヤ
24C 凸部
30 出力ギヤ体(第2ギヤ)
30A 凹部(孔部)

Claims (10)

  1. 回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、
    前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、
    前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、
    前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、
    前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放された孔部と、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出し、前記孔部へ係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の外径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の外径よりも小さく設定された設定された凸部と、
    を備えた減速機。
  2. 前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の外径が一定の外径に設定され、
    前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の外径が他方側へ向かうにつれて小さくなっている請求項1記載の減速機。
  3. 前記第2ギヤから前記伝達用ギヤ側へ外力が入力された際に、前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分が変形して、前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分が前記孔部の内周面に接触する請求項2記載の減速機。
  4. 前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方における前記凸部の突出方向の基端側には、その内周面が湾曲された溝が前記凸部の周りに沿って形成されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の減速機。
  5. 回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、
    前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、
    前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、
    前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、
    前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出する凸部と、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放され、前記凸部が係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の内径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の内径よりも小さく設定された設定された孔部と、
    を備えた減速機。
  6. 回転軸を有するモータと、
    前記回転軸の回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、
    前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、
    前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、
    前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、
    前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放された孔部と、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出し、前記孔部へ係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の外径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の外径よりも小さく設定された設定された凸部と、
    を備えた減速機付モータ。
  7. 前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の外径が一定の外径に設定され、
    前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の外径が他方側へ向かうにつれて小さくなっている請求項6記載の減速機付モータ。
  8. 前記第2ギヤから前記伝達用ギヤ側へ外力が入力された際に、前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分が変形して、前記凸部における前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分が前記孔部の内周面に接触する請求項7記載の減速機付モータ。
  9. 前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方における前記凸部の突出方向の基端側には、その内周面が湾曲された溝が前記凸部の周りに沿って形成されている請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の減速機付モータ。
  10. 回転力が伝達されることで回転する第1ギヤと、
    前記第1ギヤと結合され、前記第1ギヤの回転軸に対して回転径方向にオフセットされた支持部を有する偏心軸と、
    前記偏心軸の径方向外側に配置された外側ギヤと、
    前記支持部に支持されていると共に前記外側ギヤと噛合い、前記第1ギヤが前記偏心軸と共に回転することで前記第1ギヤの回転軸の周りを公転すると共に自転する伝達用ギヤと、
    前記伝達用ギヤと前記第1ギヤの回転軸方向に沿って隣り合って設けられた第2ギヤと、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側へ向けて突出する凸部と、
    前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方に設けられ、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側が開放され、前記凸部が係合されることで前記伝達用ギヤの公転及び自転による回転力が前記第2ギヤへ伝達され、前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか他方側の部分の内径が前記伝達用ギヤ及び前記第2ギヤのいずれか一方側の部分の内径よりも小さく設定された設定された孔部と、
    を備えた減速機付モータ。
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