JP2020133410A - 送風機 - Google Patents

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JP2020133410A
JP2020133410A JP2019023261A JP2019023261A JP2020133410A JP 2020133410 A JP2020133410 A JP 2020133410A JP 2019023261 A JP2019023261 A JP 2019023261A JP 2019023261 A JP2019023261 A JP 2019023261A JP 2020133410 A JP2020133410 A JP 2020133410A
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文人 佐藤
Fumito Sato
文人 佐藤
大 鎌田
Dai Kamata
大 鎌田
幸治 下山
Koji Shimoyama
幸治 下山
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Abstract

【課題】送風機において送風効率の低下を招くことなく騒音のさらなる低減を図る。【解決手段】送風機10を構成するスクロールケース18は、上下方向に分割可能なアッパーケース34及びロアケース36を備え、該アッパーケース34の上側外周壁52が、下端52aを起点として上端側がファン14側へと傾斜し、スクロールケースの巻角が大きくなるにつれて上側角度γが徐々に小さくなり、一方、ロアケース36の下側外周壁54が、上端54aを起点として下端側がファン14側へと傾斜し、巻角が大きくなるにつれて下側角度αが徐々に大きくなる。また、ロアケース36の内周壁56は、上端56aを起点として下端側が径方向外側へと傾斜し、巻角が大きくなるにつれて内周角度βが徐々に小さくなるように形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置に用いられ、空気を取り込んで送風するための送風機に関する。
従来から、車両に搭載される車両用空調装置は、外気又は内気を取り込んで空調ケース内へと供給する送風機を備え、この送風機は、例えば、特許文献1に開示されるように、空気の送風される通風路を内部に有したスクロールケーシングを備えている。
このスクロールケーシングは、軸方向に分割可能な上側ケーシング及び下側ケーシングからなり、軸方向一端側から吸入して径方向へと吐出する遠心ファンの外周部に臨む側壁を有している。この側壁は、遠心ファンに対する径方向距離が最も大きく直線状に形成された第1の壁部と、該第1の壁部の上方に形成され前記遠心ファンに近づくように上部が傾斜した第2の壁部と、前記第1の壁部の下方に形成され前記遠心ファンに近づくように下部が傾斜した第3の壁部とを含む。
そして、遠心ファンの中心に形成された駆動軸部の軸方向において、第1の壁部の軸方向位置と軸方向長さとがスクロールケーシングの巻角に応じて変化するように形成することで、遠心ファンから径方向外側へと送風される空気流の第1の壁部への衝突を抑制し、この衝突に起因した騒音の発生を低減している。また、第1の壁部における軸方向位置と軸方向長さを巻角に応じてそれぞれ変化させることで通風路における最大流速の部位へと送風している。
特開2014−132164号公報
上述した特許文献1の送風機では、最大径となる第1の壁部がスクロールケーシングの巻角が大きくなるにつれて軸方向中央より下方にオフセットする方向に拡大することで、遠心ファンから送風される空気の最大流速が得られる部位を広げ、回転速度が変わった場合における騒音の悪化、送風効率の低下を抑えている。
しかしながら、スクロールケーシングの巻角が大きくなるにつれて最大径の位置が軸方向に変化するように形成した場合には、型抜きがアンダーカットにならないようにするために最大径位置に設けられる上側ケーシングと下側ケーシングとの分割位置がスクロールケーシングの周方向に変化するため、両者の嵌合構造が複雑となってしまい、成形コストの増大や、組み付け性の悪化に伴って生じる隙間からの送風漏れが発生しやすくなるという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、送風効率の低下を招くことなく騒音のさらなる低減を図ることが可能な送風機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、駆動部と、駆動部の駆動軸に連結され駆動軸の軸方向一方側から吸入して径方向へ吐出する遠心式のファンと、ファンの周囲に形成され、空気の流れる通路を内部に有し軸方向に分割可能なスクロールケースとを備え、ファンが、中央に形成され駆動軸の連結される連結部と、外周部に形成された複数の羽根部と、連結部の外周部と羽根部の軸方向他方側の端部とを接続するコーン部とを有した送風機において、
スクロールケースは、軸方向に分割される分割部の軸方向一方側に形成される一方側外周壁と、分割部の軸方向他方側に形成され巻角が大きくなるにつれて下方への長さが大きくなる他方側外周壁とから通路の外周部を構成する外周壁と、
ファンにおける外周側の軸方向他方に臨んで通路の内周部を構成し、巻角が大きくなるにつれて軸方向他方への長さが大きくなる内周壁と、
を備え、
外周壁における最大外径部位は、その軸方向位置が全周において同一位置で羽根部の軸方向他方側の端部から羽根部の軸方向中央までの間に位置し、且つ、分割部に臨むように設けられ、
外周壁における巻き終わりから駆動軸を通って反対側となる外周壁までの距離をLとし、ファンの最大外径をDとした場合に、両者の関係が、1.5≦L/D≦1.9となるように設定され、
他方側外周壁は、巻角が大きくなるにつれてファンの軸方向となす第1角度が大きくなるように形成され、内周壁は、巻角が大きくなるにつれてファンの軸方向となす第2角度が小さくなるように形成されると共に、
第1及び第2角度が、ファンの連結部とコーン部との接続点とファンにおける最外周の軸方向他方側の端部とを結ぶ仮想線とファンの軸方向とがなすコーン角度に基づいて設定される。
本発明によれば、駆動軸の軸方向に分割可能なスクロールケースを有した送風機において、このスクロールケースにおける外周壁の巻き終わりからファンに連結される駆動軸を通って反対側となる外周壁までの距離をLとし、ファンの最大外径をDとした場合に、1.5≦L/D≦1.9の関係とし、通路の外周部を構成し分割部の軸方向他方側に形成され他方側外周壁は、ファンの軸方向となす第1角度が巻角が大きくなるにつれて大きくなるように傾斜している。一方、通路の内周部を構成する内周壁は、ファンの軸方向となす第2角度が巻角が大きくなるにつれて小さくなるように傾斜し、この第1及び第2角度が、ファンの連結部とコーン部との接続点とファンにおける軸方向他方側の端部とを結ぶ仮想線とファンの軸方向とがなすコーン角度に基づいて設定されている。
また、外周壁における最大外径部位は、その軸方向位置が全周において羽根部の軸方向他方側の端部から羽根部の軸方向中央までの間に位置し、且つ、分割部に臨むように設けられている。
従って、スクロールケースにおいて、通路を構成する他方側外周壁及び内周壁をそれぞれ径方向に傾斜させることで、ファンの回転作用下にコーン部に沿って径方向外側へと送風される空気流の一部を通路内で旋回させ、その旋回流によって空気流の主流を最大外径となる分割部近傍へと案内することができる。さらに、内周壁の第2角度を、巻角が大きくなるにつれて小さくすることで、通路断面積を確保することができる。
その結果、最大径の位置を軸方向において一定の位置に固定することでスクロールケースの嵌合構造を簡素化しつつ、スクロールケースにおける他方側外周壁及び内周壁をそれぞれ所定角度で傾斜させることで、通路内の最大外径部位に空気流の主流を導いて空気の送風効率を維持することができると同時に騒音の発生をさらに低減させることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、軸方向に分割可能なスクロールケースにおいて、ファンの回転作用下にコーン部に沿って径方向外側へと送風される空気流の一部を、傾斜した他方側外周壁及び内周壁からなる通路内で旋回させ、その旋回流によって空気流の主流を最大外径となる分割部近傍へと案内することができ、しかも、巻角が大きくなるにつれて内周壁の第2角度を小さくすることで、通路断面積を確保することができる。
その結果、最大径の位置を軸方向において一定の位置に固定することでスクロールケースの嵌合構造を簡素化しつつ、スクロールケースにおける他方側外周壁及び内周壁をそれぞれ所定角度で傾斜させることで、通路内における最大外径部位に空気流の主流を導いて空気の送風効率を維持しつつさらなる騒音の低減を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る送風機の全体断面図である。 図1に示す送風機の全体平面図である。 図3Aは、図2のIIIA−IIIA線に沿った断面図であり、図3Bは、図2のIIIB−IIIB線に沿った断面図であり、図3Cは、図2のIIIC−IIIC線に沿った断面図である。 スクロールケースの巻き始めから巻き終わりまでの間における上側角度、下側角度及び内周角度の関係を示す特性線図である。 送風機における送風効率と駆動時に生じる騒音値との関係を示した実験結果である。
本発明に係る送風機について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る送風機を示す。
この送風機10は、図1及び図2に示されるように、例えば、駆動モータ(駆動部)12と、該駆動モータ12の駆動作用下に回転するファン14と、該駆動モータ12及びファン14が収納され空気の流れる通路部16を有したスクロールケース18とを含む。
駆動モータ12は、図1に示されるように、例えば、スクロールケース18の略中央下部に設けられ、その駆動軸20が前記スクロールケース18内で上方(矢印A1方向)に向かって突出するように配置される。そして、駆動軸20は、後述するファン14の連結部28に対して連結され、駆動モータ12への通電作用下に一体的に回転する。すなわち、駆動モータ12は、駆動軸20の軸線B1が送風機10の軸方向(矢印A1、A2方向)に沿って延在するように配置される。
ファン14は、スクロールケース18の略中央に収納され、周方向に沿って等間隔離間した複数のブレード(羽根部)22と、該ブレード22の上端部に設けられた環状のシュラウド24と、前記ブレード22の下端部から中央に向かって上端側(矢印A1方向)へと延在したコーン部26とを備え、前記ブレード22の外周径がファン14の最大外径D(ファンの外径)となる。
そして、コーン部26の中央には円筒状の連結部28が形成され、駆動モータ12の駆動軸20と連結され、前記コーン部26は、前記連結部28の外周部から径方向外側(矢印C1方向)に向かって下方(矢印A2方向)へと傾斜し、その外縁部がブレード22の下端部に接続されている。
また、コーン部26と連結部28との接続点P1とブレード22における最外周下端(最外周の軸方向他方側の端部)P2とを結ぶ仮想線B2と駆動モータ12の駆動軸20の軸線B1とがなすコーン角度φは下記の数1(1)から算出される。このコーン角度φは、接続点P1からブレード22の最外周下端P2までの軸方向(矢印A1、A2方向)に沿った距離(高さ)H、ファン14の最大外径Dとの関係から成り立っている。
Figure 2020133410
スクロールケース18は、図1及び図2に示されるように、例えば、略中央部に形成されファン14の収納されるケース本体30と、該ケース本体30の略中央下部に設けられ駆動モータ12の収納されるホルダ32とを含む。
このケース本体30には、内部に収納されるファン14の外周側を囲むように通路部16が形成され、軸方向(矢印A1方向)に沿った上部に設けられるアッパーケース34と、該アッパーケース34の下方(矢印A2方向)に接続されるロアケース36とからなり、上下方向(矢印A1、A2方向)に分割可能に形成されている。
通路部16は、アッパーケース34とロアケース36とに跨るように形成され、図2に示されるように、その外周壁37が巻き始めE1から巻き終わりE2に向かって徐々にファン14から離間するように径方向外側(矢印C1方向)、且つ、下方(矢印A2方向)へと拡大しながら螺旋状に形成された渦巻通路38と、該渦巻通路38の巻き終わりE2から接線方向に向かって直線状に延在した吐出通路40とを有している。
そして、図2に示されるように、吐出通路40の下流側端部には吐出口42が開口し、該吐出口42は、図示しない連結ダクトを介して空調ケースへと連結されている。
また、通路部16には、その渦巻通路38の巻き始めE1と吐出通路40の内周壁56とを接合するノーズ部44が形成される。すなわち、通路部16は、その巻き始めE1となるノーズ部44から巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に断面積が拡大するように形成されている。
そして、図2に示されるようにファン14の軸線方向から見て、スクロールケース18の外周壁37において巻き終わりE2からファン14の駆動軸20の軸線B1上を通り、該巻き終わりE2に対して反対側となる外周壁37までの距離Lに対し、ファン14の最大外径Dとの比が、1.5≦L/D≦1.9の関係となるように設定されている。
アッパーケース34は、図1に示されるように、その上壁46の中央部に吸入口48が開口し、この吸入口48の外周縁部には、内側に向かって断面円弧状に折り返された円環状のベルマウス50が形成される。
また、アッパーケース34には、その外周に形成され通路部16の外周壁37となる上側外周壁52を有しており、該上側外周壁52はファン14の外周側(矢印C1方向)に臨み、その下端52aが前記ファン14に対して径方向外側(矢印C1方向)に最も離れた最大外径で形成されている。
この上側外周壁52は、図1及び図3Aに示されるように、渦巻通路38の巻き始めE1において下端52aを起点とし、ファン14(駆動軸20)の軸線B1と略平行で該下端52aを通る基線B3に対して上端側(矢印A1方向)が上側角度(第3角度)γで径方向内側(矢印C2方向)へと傾斜するように形成される。
そして、上側外周壁52は、この巻き始めE1から巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に上側角度γが小さくなるように形成され(図3B参照)、図3Cに示される前記巻き終わりE2においてファン14の軸線B1と略平行となるように上方(矢印A1方向)に延在している。
すなわち、上側角度γは、図3Aに示される巻き始めE1において最も大きく、該巻き始めE1から巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に小さくなるように設定され、下記の数2(2)で算出される。
Figure 2020133410
この数2は、巻き始めE1を起点とした巻き終わりE2までの角度θ1、上側角度γの形成される部位の前記巻き始めE1からの巻角θ、コーン角度φ、第1係数Kγとの関係から成り立っている。なお、第1係数Kγは実験によって求められた数値であり、例えば、300以上850以下となるように定義される(300≦Kγ≦850)。換言すれば、上側角度γは、コーン角度φの逆数を係数として巻角θに比例して変化する角度である。
換言すれば、上述した上側外周壁52は、その上端側が巻き始めE1側が最も大きな角度で傾斜しており、該巻き始めE1から巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に角度が小さくなるように形成されることで、ファン14に対する上端側の径方向外側への離間距離は、巻き始めE1側が最も近く、巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に遠くなる。
また、上側角度γは、図4に示されるように、巻き始めE1における巻き始め角度(第3巻き始め角度)γ0と、巻き終わりE2における巻き終わり角度(第3巻き終わり角度)γ1とを直線状に結んだ角度となるように規定される。換言すれば、上側角度γは、スクロールケース18の巻き始めE1から巻き終わりE2に向かってリニアに変化するように設定される。なお、上側角度γの巻き始め角度γ0は、図4に示されるように所定の角度範囲となるように設定される。
ロアケース36は、図1に示されるように、その外周に形成され通路部16の外周壁37となる下側外周壁54と、該下側外周壁54に臨む径方向内側(矢印C2方向)に形成された内周壁56とを有し、前記下側外周壁54の下端と前記内周壁56の下端とが底壁58によって接続されている。
そして、底壁58は、スクロールケース18の軸線(矢印A1、A2方向)に対して略直交するように径方向(矢印C1、C2方向)に沿って形成され、その略中央部にはホルダ32が接続され、このホルダ32に駆動モータ12の一部が収納され保持されている。
下側外周壁54は、図1及び図3Aに示されるように、その上端54aがファン14に対して径方向外側(矢印C1方向)に最も離れた最大外径で形成され、アッパーケース34における上側外周壁52の下端52aと接続される。すなわち、ケース本体30は、上側外周壁52の下端52aと下側外周壁54の上端54aとが同一外径、且つ、共に最大外径となるように形成され、アッパーケース34とロアケース36とが上下方向に分割される分割部60となる。
分割部60は、ファン14の軸方向(矢印A1、A2方向)において、その最外周下端P2から該ファン14の高さ寸法の半分G(図1中、一点鎖線参照)までの間となる範囲S(高さ)に形成され、スクロールケース18の周方向において軸方向(矢印A1、A2方向)に略同一位置となるように形成される。
また、下側外周壁54は、図1、図3B及び図3Cに示されるように、その上端54aを起点とし、ファン14(駆動軸20)の軸線B1と略平行で該上端54aを通る基線B3に対して下端側(矢印A2方向)が下側角度(第1角度)αで径方向内側(矢印C2方向)へと傾斜して形成される。
そして、下側外周壁54は、図3Aに示されるように、この巻き始めE1においてファン14の軸線と略平行となるように下方(矢印A2方向)に延在することで、最大外径となる上端54aが上側外周壁52の下端52aと同一外径となる。
この下側角度αは、図3Aに示されるように巻き始めE1において最も小さく、図3B及び図3Cに示されるように、該巻き始めE1から巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に大きくなるように設定され、下記の数3(3)で算出される。
Figure 2020133410
この数3は、巻き始めE1を起点とした巻き終わりE2までの角度θ1、下側角度αの形成される部位の前記巻き始めE1からの巻角θ、コーン角度φ、第2係数Kαとの関係から成り立っている。なお、第2係数Kαは実験によって求められた数値であり、例えば、500以上1050以下となるように定義される(500≦Kα≦1050)。換言すれば、下側角度αは、コーン角度φの逆数を係数として巻角θに比例して変化する角度である。
また、下側角度αは、図4に示されるように、巻き始めE1における巻き始め角度(第1巻き始め角度)α0と、巻き終わりE2における巻き終わり角度(第1巻き終わり角度)α1とを直線状に結んだ角度となるように規定される。換言すれば、下側角度αは、スクロールケース18の巻き始めE1から巻き終わりE2に向かってリニアに変化するように設定される。なお、下側角度αの巻き終わり角度α1は、図4に示されるように所定の角度範囲となるように設定される。
内周壁56は、図1、図3A〜図3Cに示されるように、その上端56aがファン14におけるブレード22の最外周下端P2に対して下方(矢印A2方向)となるように形成され、該上端56aを起点とし、ファン14(駆動軸20)の軸線B1と略平行で該上端56aを通る基線B4に対して下端側(矢印A2方向)が内周角度(第2角度)βで径方向外側(矢印C1方向)へと傾斜するように形成される。換言すれば、ロアケース36において、下側外周壁54及び内周壁56は下方(矢印A2方向)に向かうに従って互いに径方向に接近するように形成されている。
この内周角度βは、図3Aに示されるように巻き始めE1において最も大きく、図3B及び図3Cに示されるように、該巻き始めE1から巻き終わりE2側(矢印F方向)に向かって徐々に小さくなるように設定され、下記の数4(4)から算出される。
Figure 2020133410
この数4は、巻き始めE1を起点とした巻き終わりE2までの角度θ1、内周角度βの形成される部位の前記巻き始めE1からの巻角θ、コーン角度φ、第3係数Kβとの関係から成り立っている。なお、第3係数Kβは実験によって求められた数値であり、例えば、0.3以上0.6以下となるように定義される(0.3≦Kβ≦0.6)。換言すれば、内周角度βは、コーン角度φを係数として巻角θに比例して変化する角度である。
また、内周角度βは、図4に示されるように、巻き始めE1における巻き始め角度(第2巻き始め角度)β0と、巻き終わりE2における巻き終わり角度(第2巻き終わり角度)β1とを直線状に結んだ角度となるように規定される。換言すれば、内周角度βは、スクロールケース18の巻き始めE1から巻き終わりE2に向かってリニアに変化するように設定される。なお、内周角度βの巻き終わり角度β1は、図4に示されるように所定の角度範囲となるように設定される。
これにより、スクロールケース18の外周壁37は、例えば、図3Bに示される上側外周壁52の上端及び下側外周壁54の下端が共に径方向内側(矢印C2方向)へと傾斜した状態において、両者の間に設けられる分割部60がファン14から離間する方向である径方向外側(矢印C1方向)へと断面略V字状に窪んだ形状となる。
本発明の実施の形態に係る送風機10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、図示しないコントローラからの制御信号に基づき、送風機10の駆動モータ12が駆動し、該駆動モータ12の駆動作用下に駆動軸20を介してファン14が回転することで、吸入口48を通じて空気がスクロールケース18の内部へと吸い込まれる。
そして、吸入口48から取り込まれた空気は、シュラウド24を通じてファン14の内側へと吸い込まれ、コーン部26に沿って下方(矢印A2方向)且つ、外周側(矢印C1方向)へと導かれた後、各ブレード22の間を通じてさらに外周側へと送出され通路部16の渦巻通路38へと供給される。
この通路部16へと送出された空気は、渦巻通路38に沿って巻き始めE1から反時計回り(図2中、矢印F方向)に流れると共に、図3Bに示されるように外周壁37を構成する上側外周壁52及び下側外周壁54が巻き終わりE2側に向かって径方向内側(ファン14側、矢印C2方向)へと徐々に傾斜しているため、前記渦巻通路38に沿って流れる空気流の一部が、上側外周壁52によって下方へと旋回するように流れ、下側外周壁54によって上方へと旋回するように流れることで、最大外径となる分割部60近傍へと案内される。
そして、渦巻通路38に沿って巻き終わりE2側まで到達した空気は、吐出通路40から吐出口42まで流れて図示しない空調ケース側へと送出される。
以上のように、本実施の形態では、送風機10を構成するスクロールケース18において、ファン14の外周側に臨むアッパーケース34の上側外周壁52と、ロアケース36の下側外周壁54とをそれぞれ備えると共に、前記ロアケース36には下側外周壁54の径方向内側に内周壁56を備え、前記上側外周壁52と前記下側外周壁54との接続部位がアッパーケース34とロアケース36とを分割可能な分割部60となり、この分割部60が外周壁37においてファン14から最も離れた最大外径となると共に、該分割部60がファン14の最外周下端P2と軸方向中間との間となる範囲Sに設けられている。
また、スクロールケース18において、その巻き終わりE2となる外周壁37から駆動軸20を通って反対側となる外周壁37までの距離Lと、ファン14の最大外径Dとの比が、1.5≦L/D≦1.9の関係となるように設定され、上側外周壁52が、巻角θが大きくなるほど上側角度γが小さくなるように傾斜し、下側外周壁54を前記巻角θが大きくなるほど下側角度αが大きくなるように傾斜させている。
一方、内周壁56を、巻角θが大きくなるほど内周角度βが小さくなるように傾斜させ、前記上側角度γ、下側角度α及び内周角度βを、該駆動軸20の連結されるファン14の連結部28とコーン部26との接続点P1とファン14の最外周下端P2とを結んだ仮想線B2とそれぞれ駆動軸20の軸線B1とがなすコーン角度φに基づいてそれぞれ設定している。
従って、スクロールケース18において、アッパーケース34の上側外周壁52、ロアケース36の下側外周壁54及び内周壁56をそれぞれ径方向に傾斜させたテーパ状とすることで、ファン14の回転作用下にコーン部26から径方向外側へと送風される空気流の一部を旋回させ、その旋回流によって空気流の主流を最大外径となる分割部60近傍へと案内することができる。また、上側外周壁52及び内周壁56を、巻角θが大きくなるにつれて傾斜角度を小さくすることで、通路部16における断面積を十分に確保することができる。
その結果、スクロールケース18の外周壁37及び内周壁56をそれぞれ傾斜させることで、図5に示される実験結果から諒解されるように、外周壁及び内周壁を傾斜させずにファン14の軸方向と略平行に形成した送風機P´と比較し、本願発明の送風機Pでは、通路部16の内部で旋回流を発生させて最大外径となる部位(分割部60)に空気流の主流を導くことで送風効率を同程度に維持しつつ騒音のさらなる低減を図ることが可能である。
また、下側外周壁54は、その下側角度αが、巻き始めE1における巻き始め角度α0と巻き終わりE2における巻き終わり角度α1とを直線状に結んだ角度で設定されると共に、内周壁56がなす内周角度βが、巻き始め角度β0と巻き終わり角度β1とを直線状に結んだ角度で規定されている。
そのため、図4に示されるように、下側外周壁54の下側角度αと、内周壁56の内周角度βとをそれぞれリニアに規定することで、その設定及びスクロールケース18の製造が容易である。
さらに、上側外周壁52は、その上側角度γが巻角θが大きくなるにつれて徐々に小さくなるように形成することで、最大外径となる外周壁37を徐々に大きくすることができ、様々な送風量に対応させることが可能となる。
さらにまた、上側外周壁52の上側角度γはコーン角度φに基づいて設定され、巻き始めE1における巻き始め角度γ0と巻き終わりE2における巻き終わり角度γ1とを直線状に結んだ角度で規定されているため、前記上側角度γをスクロールケース18の巻角θに応じてリニアに設定することが可能となり、その設定及びスクロールケース18の製造が容易となる。
また、上述した本実施の形態に係る送風機10では、スクロールケース18を上下方向に分割可能とし、上側に開口した吸入口48から空気を吸入する構成としているが、これに限定されるものではなく、例えば、ファン14の駆動軸20を水平方向に配置し水平方向から空気を吸入可能な送風機に適用してもよいし、下方に開口する吸入口を設けて下側から空気を吸入可能な送風機に適用するようにしてもよい。
なお、本発明に係る送風機は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…送風機 12…駆動モータ
14…ファン 16…通路部
18…スクロールケース 20…駆動軸
26…コーン部 28…連結部
34…アッパーケース 36…ロアケース
52…上側外周壁 54…下側外周壁
56…内周壁 60…分割部
E1…巻き始め E2…巻き終わり
α…下側角度 β…内周角度
γ…上側角度 φ…コーン角度

Claims (8)

  1. 駆動部と、該駆動部の駆動軸に連結され該駆動軸の軸方向一方側から吸入して径方向へ吐出する遠心式のファンと、前記ファンの周囲に形成され、空気の流れる通路を内部に有し前記軸方向に分割可能なスクロールケースとを備え、前記ファンが、中央に形成され前記駆動軸の連結される連結部と、外周部に形成された複数の羽根部と、前記連結部の外周部と前記羽根部の前記軸方向他方側の端部とを接続するコーン部とを有した送風機において、
    前記スクロールケースは、前記軸方向に分割される分割部の前記軸方向一方側に形成される一方側外周壁と、該分割部の前記軸方向他方側に形成され巻角が大きくなるにつれて下方への長さが大きくなる他方側外周壁とから前記通路の外周部を構成する外周壁と、
    前記ファンにおける外周側の前記軸方向他方に臨んで前記通路の内周部を構成し、前記巻角が大きくなるにつれて前記軸方向他方への長さが大きくなる内周壁と、
    を備え、
    前記外周壁における最大外径部位は、その軸方向位置が全周において同一位置で前記羽根部の前記軸方向他方側の端部から前記羽根部の軸方向中央までの間に位置し、且つ、前記分割部に臨むように設けられ、
    前記外周壁における巻き終わりから前記駆動軸を通って反対側となる外周壁までの距離をLとし、前記ファンの最大外径をDとした場合に、両者の関係が、1.5≦L/D≦1.9となるように設定され、
    前記他方側外周壁は、前記巻角が大きくなるにつれて前記ファンの軸方向となす第1角度が大きくなるように形成され、前記内周壁は、前記巻角が大きくなるにつれて前記ファンの軸方向となす第2角度が小さくなるように形成されると共に、
    前記第1及び第2角度が、前記ファンの連結部と前記コーン部との接続点と前記ファンにおける最外周の軸方向他方側の端部とを結ぶ仮想線と前記ファンの軸方向とがなすコーン角度に基づいて設定される、送風機。
  2. 請求項1記載の送風機において、
    前記第1角度は、前記巻き始めにおける第1巻き始め角度と前記コーン角度に基づいて設定される第1巻き終わり角度とを直線状に結んだ角度で規定され、前記第2角度は、前記巻き始めにおける第2巻き始め角度と前記コーン角度に基づいて設定される第2巻き終わり角度とを直線状に結んだ角度で規定される、送風機。
  3. 請求項2記載の送風機において、
    前記他方側外周壁の第1角度をα、前記内周壁の第2角度をβ、前記コーン角度をφとし、それぞれの係数をKα、Kβ、スクロール巻角をθ、スクロールの巻き終わり角度をθ1、前記ファンの外径をD、前記ファンにおける最外周の軸方向他方側の端部から前記連結部と前記コーン部との接続点までの高さをHとした際に、前記第1及び第2巻き終わり角度がそれぞれ下記の式で表される、送風機。
    Figure 2020133410
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の送風機において、
    前記一方側外周壁は、前記巻角が大きくなるにつれて前記ファンの軸方向となす第3角度が小さくなるように形成され、前記第3角度が、前記コーン角度に基づいて設定される、送風機。
  5. 請求項4記載の送風機において、
    前記ファンの軸方向に対して前記一方側外周壁がなす第3角度は、前記コーン角度φに基づいて設定され、前記巻き始めにおける第3巻き始め角度と前記巻き終わりにおける第3巻き終わり角度を直線状に結んだ角度で規定される、送風機。
  6. 請求項5記載の送風機において、
    前記一方側外周壁の第3角度をγ、前記コーン角度をφとし、係数をKγ、スクロール巻角をθ、スクロールの巻き終わり角度をθ1、前記ファンの外径をD、前記ファンにおける最外周の軸方向他方側の端部から前記連結部と前記コーン部との接続点までの高さをHとした際に、前記第3巻き終わり角度が下記の式で表される、送風機。
    Figure 2020133410
  7. 駆動部と、該駆動部の駆動軸に連結され該駆動軸の軸方向一方側から吸入して径方向へ吐出する遠心式のファンと、前記ファンの周囲に形成され、空気の流れる通路を内部に有し前記軸方向に分割可能なスクロールケースとを備え、前記ファンが、中央に形成され前記駆動軸の連結される連結部と、外周部に形成された複数の羽根部と、前記連結部の外周部と前記羽根部における前記軸方向他方側の端部とを接続するコーン部とを有した送風機において、
    前記スクロールケースは、前記軸方向に分割される分割部の前記軸方向一方側に形成される一方側外周壁と、該分割部の前記軸方向他方側に形成され巻角が大きくなるにつれて他方への長さが大きくなる他方側外周壁とから前記通路の外周部を構成する外周壁と、
    前記ファンにおける外周側の前記軸方向他方に臨んで前記通路の内周部を構成し、前記巻角が大きくなるにつれて該軸方向他方への長さが大きくなる内周壁と、
    を備え、
    前記外周壁における最大外径部位は、その軸方向位置が全周において同一位置且つ前記羽根部における軸方向他方側の端部から前記羽根部の軸方向中央までの間に位置し、且つ、前記分割部に臨むように設けられ、
    前記外周壁における巻き終わりから前記駆動軸を通って反対側となる外周壁までの距離をLとし、前記ファンの最大外径をDとした場合に、両者の関係が、1.5≦L/D≦1.9となるように設定され、
    前記他方側外周壁は、前記ファンの軸方向となす第1角度が前記ファンの連結部と前記コーン部との接続点と前記ファンにおける最外周の前記他方側の端部とを結ぶ仮想線と前記ファンの軸方向とがなすコーン角度の逆数を係数として前記巻角に比例して大きくなるように形成され、前記内周壁は、前記ファンの軸方向となす第2角度が前記コーン角度を係数として前記巻角に比例して小さくなるように形成される、送風機。
  8. 請求項7記載の送風機において、
    前記一方側外周壁は、前記巻角が大きくなるにつれて前記ファンの軸方向となす第3角度が前記コーン角度の逆数を係数として前記巻角は比例して小さくなるように形成される、送風機。
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