JP2020133261A - コンクリート床版の接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】間詰コンクリートが硬化した後に間詰コンクリートと鉄筋との間の隙間の発生を低減するコンクリート床版の接合方法を提供する。【解決手段】間詰部30を介して接合するコンクリート床版の接合方法で、補強鉄筋連結工程により第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aが連結された後に、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに、間詰コンクリート打設工程により間詰部30の間詰コンクリート31が打設される。第1コンクリート床版10及び第1継手鉄筋12が車両の通行により変位しても、補強鉄筋40Aを介して第1継手鉄筋12に連結された第2継手鉄筋22により、第2継手鉄筋22及び打設された間詰コンクリート31も第1コンクリート床版10の変位に追随して変位し、間詰コンクリート31の硬化後に間詰コンクリート31と第1継手鉄筋12等の鉄筋との間の隙間の発生が低減される。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート床版の接合方法に関する。
拡幅工事及び補修工事等において、間詰部を介して2枚のコンクリート床版の端面同士を接合する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、既存の一方のコンクリート床版に間詰部を隔てて隣接して他方の新たなコンクリート床版が配置され、2枚のコンクリート床版の端面から間詰部に突出した継手鉄筋のそれぞれが互いに隣接して、継手鉄筋を埋設するように間詰部の間詰コンクリートを打設することにより、間詰部を介して2枚のコンクリート床版の端面同士が接合される技術が開示されている。これらの工程は、一方のコンクリート床版が車両の通行のために供用されているときに行われる。
特許第5700608号公報
ところで、上記の技術では、一方のコンクリート床版が車両の通行のために供用されているときに、間詰部の間詰コンクリートが打設されると、一方のコンクリート床版及び一方のコンクリート床版の継手鉄筋が車両の通行によって変位する。これに対して、他方のコンクリート床版の継手鉄筋及び打設された間詰コンクリートはほとんど変位しない。そのため、間詰コンクリートが硬化した後に間詰コンクリートと一方のコンクリート床版の継手鉄筋等の鉄筋との間に隙間が生じる可能性がある。
そこで本発明は、間詰コンクリートが硬化した後に間詰コンクリートと鉄筋との間に隙間が生じることを低減することができるコンクリート床版の接合方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1コンクリート床版の第1端面と第2コンクリート床版の第2端面とを間詰部を介して接合するコンクリート床版の接合方法であって、第1端面から間詰部に突出した第1継手鉄筋と、第2端面から間詰部に突出した第2継手鉄筋とを互いに隣接させ、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋を交差させつつ、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋を連結する補強鉄筋連結工程と、補強鉄筋連結工程により第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋が連結された後に、第1コンクリート床版が車両の通行のために供用されているときに、間詰部の間詰コンクリートを打設する間詰コンクリート打設工程とを備えたコンクリート床版の接合方法である。
この構成によれば、第1コンクリート床版の第1端面と第2コンクリート床版の第2端面とを間詰部を介して接合するコンクリート床版の接合方法において、補強鉄筋連結工程により、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋が連結された後に、第1コンクリート床版が車両の通行のために供用されているときに、間詰コンクリート打設工程により、間詰部の間詰コンクリートが打設されるため、第1コンクリート床版及び第1継手鉄筋が車両の通行によって変位したとしても、補強鉄筋を介して第1継手鉄筋に連結された第2継手鉄筋により、第2継手鉄筋及び打設された間詰コンクリートも第1コンクリート床版の変位に追随して変位するため、間詰コンクリートが硬化した後に間詰コンクリートと第1継手鉄筋等の鉄筋との間に隙間が生じることを低減することができる。
この場合、補強鉄筋連結工程では、結束具により、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋を連結することが好適である。
この構成によれば、補強鉄筋連結工程では、結束具により第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋が連結されるため、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋をさらに容易に連結することができる。
また、補強鉄筋連結工程では、間詰部の延在方向に互いに隣接する複数対の第1継手鉄筋及び第2継手鉄筋が上下方向に間隔を隔てて配置されている状態で、間詰部の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋を交差させつつ、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋を連結することが好適である。
この構成によれば、補強鉄筋連結工程では、間詰部の延在方向に互いに隣接する複数対の第1継手鉄筋及び第2継手鉄筋が上下方向に間隔を隔てて配置されている状態で、間詰部の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋を交差させつつ、第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋が連結されるため、間詰部の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とを補強鉄筋を介して連結することができ、第1コンクリート床版及び第1継手鉄筋の変位に、第2継手鉄筋及び打設された間詰コンクリートがさらに追随して変位し易くなり、間詰コンクリートが硬化した後に間詰コンクリートと第1継手鉄筋等の鉄筋との間に隙間が生じることをさらに低減することができる。
本発明のコンクリート床版の接合方法によれば、間詰コンクリートが硬化した後に間詰コンクリートと鉄筋との間に隙間が生じることを低減することができる。
(A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合方法の間詰コンクリート打設工程の後の状態を示す平面図であり、(B)は(A)のα線による縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合方法の第2コンクリート床版が設置される前の状態を示す平面図であり、(B)は(A)のβ線による縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合方法の第2コンクリート床版が設置された状態を示す平面図であり、(B)は(A)のγ線による縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合方法の補強鉄筋連結工程後の状態を示す平面図であり、(B)は(A)のδ線による縦断面図である。 第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋が連結されていない状態で、第1コンクリート床版の上を車両が通行した状態を示す縦断面図である。 第1継手鉄筋と第2継手鉄筋とに補強鉄筋が連結されており、間詰部に間詰コンクリートが打設され、間詰コンクリートが硬化する前の状態で、第1コンクリート床版の上を車両が通行したときの第2継手鉄筋に対する第1継手鉄筋の変位を示す図である。 (A)は第2実施形態のコンクリート床版の接合方法の補強鉄筋連結工程後の状態を示す平面図であり、(B)は(A)のε線による縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るコンクリート床版の接合方法について詳細に説明する。図1(A)及び図1(B)に示すように、本発明の第1実施形態に係るコンクリート床版の接合構造1Aは、第1コンクリート床版10の第1端面11と第2コンクリート床版20の第2端面21とが間詰部30を介して接合されている。間詰部30には、間詰コンクリート31が打設されている。本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、例えば、拡幅工事及び補修工事等において、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに、第2コンクリート床版20が新たに設置され、第1コンクリート床版10と第2コンクリート床版20とが間詰部30を介して接合される際に適用される。
なお、間詰部30とは、第1コンクリート床版10の第1端面11と第2コンクリート床版20の第2端面21との間において、第1コンクリート床版10を形成するコンクリート及び第2コンクリート床版20を形成するコンクリートとは別個に充填された間詰コンクリート31により形成された部位であることを意味する。間詰コンクリート31は、例えば、打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートである。膨張性のコンクリートには、例えば、JIS A 6202に規定されるコンクリート用混和材が含まれている。
本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aでは、第1コンクリート床版10の第1端面11と第2コンクリート床版20の第2端面21とが間詰部30を介して対向している。本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、第1端面11から間詰部30に突出した第1継手鉄筋12と、第2端面21から間詰部30に突出した第2継手鉄筋22とを備える。第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22の直径は、例えば、13mmである。
本実施形態では、間詰部30の延在方向(車線の延在方向)に等間隔で互いに交互に隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22が上下方向に2段に間隔を隔てて配置されている。第1継手鉄筋12同士の間隔は、例えば、150mmであり、第2継手鉄筋22同士の間隔は、例えば、150mmである。第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22は、間詰部30の側の端部に拡径部13,23を有する。拡径部13,23は、例えば、セラミックアンカーである。拡径部13,23の直径は、例えば、25mmである。拡径部13,23は、第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22の外周方向に6mm(=(25mm−13mm)/2)突出している。
本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、互いに隣接する第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに直交するように交差しつつ連結されている補強鉄筋40Aを備える。補強鉄筋40Aの直径は、例えば、19mm〜22mmである。第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とは、結束具50により補強鉄筋40Aに連結されている。本実施形態では、結束具50として結束線が適用されている。結束線としては、状況に応じて、鋼線、ステンレス鋼線、鍍金された鋼線及び樹脂により被覆された鋼線のいずれかを適用できる。
なお、結束具50は、例えば、金属又は樹脂から形成され、第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22のいずれかと補強鉄筋40Aとに嵌合させられ、第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22のいずれかと補強鉄筋40Aとを互いに連結するクリップ等でもよい。また、結束具50は、例えば、金属又は樹脂から形成され、ネジにより第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22のいずれかと補強鉄筋40Aとを挟持することにより、第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22のいずれかと補強鉄筋40Aとを互いに連結するクランプ等でもよい。
本実施形態では、間詰部30の延在方向に等間隔で互いに交互に隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22の上下方向の各段において、2本の補強鉄筋40Aが連結されている。したがって、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、合計4本の補強鉄筋40Aを備える。本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aでは、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aが連結された後に、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときであって、第1コンクリート床版10に車両の通行による荷重Fがかかるときに、間詰部30の間詰コンクリート31が打設されている。
以下、本実施形態のコンクリート床版の接合方法について説明する。図2(A)及び図2(B)に示すように、拡幅工事及び補修工事等において、第2コンクリート床版20が設置される前には、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されている。第1コンクリート床版10には、車両の通行による荷重Fがかかる。
図3(A)及び図3(B)に示すように、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに、第2コンクリート床版20が設置される。第1端面11から間詰部30に突出した第1継手鉄筋12と、第2端面21から間詰部30に突出した第2継手鉄筋22とが互いに隣接させられる。第1コンクリート床版10には、車両の通行による荷重Fがかかる。
図4(A)及び図4(B)に示すように、第1端面11から間詰部30に突出した第1継手鉄筋12と、第2端面21から間詰部30に突出した第2継手鉄筋22とを互いに隣接させ、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aを交差させつつ、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aを連結する補強鉄筋連結工程が行われる。補強鉄筋連結工程では、結束具50により、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aが連結される。補強鉄筋連結工程は、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに行われる。第1コンクリート床版10には、車両の通行による荷重Fがかかる。
図1(A)及び図1(B)に示すように、補強鉄筋連結工程により第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aが連結された後に、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに、間詰部30の間詰コンクリート31を打設する間詰コンクリート打設工程が行われる。間詰コンクリート31が硬化する間も、第1コンクリート床版10には、車両の通行による荷重Fがかかる。
以下、本実施形態のコンクリート床版の接合方法の作用について説明する。図5に示すように、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときは、第1コンクリート床版10及び第1継手鉄筋12が車両の通行によって変位する。これに対して、第2コンクリート床版20の第2継手鉄筋22及び間詰部30はほとんど変位しない。
このような第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに、間詰部30に間詰コンクリート31が打設されると、間詰コンクリート31が硬化した後に間詰コンクリート31と第1コンクリート床版10の第1継手鉄筋12等の鉄筋との間に隙間が生じる可能性がある。
一方、本実施形態によれば、第1コンクリート床版10の第1端面11と第2コンクリート床版20の第2端面21とを間詰部30を介して接合するコンクリート床版の接合方法において、補強鉄筋連結工程により、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aが連結された後に、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに、間詰コンクリート打設工程により、間詰部30の間詰コンクリート31が打設される。
図6に示すように、第1コンクリート床版10及び第1継手鉄筋12が車両の通行によって変位したとしても、補強鉄筋40Aを介して第1継手鉄筋12に連結された第2継手鉄筋22により、第2継手鉄筋22及び打設された間詰コンクリート31も第1コンクリート床版10の変位に追随して変位するため、間詰コンクリート31が硬化した後に間詰コンクリート31と第1継手鉄筋12等の鉄筋との間に隙間が生じることを低減することができる。なお、図6において、説明の便宜のために間詰コンクリート31のハッチングは省略した。
また、本実施形態によれば、補強鉄筋連結工程では、結束具50により第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aが連結されるため、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Aをさらに容易に連結することができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図7(A)及び図7(B)に示すように、本実施形態のコンクリート床版の接合方法では、補強鉄筋連結工程において、コンクリート床版の接合構造1Bにおける間詰部30の延在方向に互いに隣接する複数対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22が上下方向に間隔を隔てて配置されている状態で、間詰部30の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Bを交差させつつ、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Bが連結されている。補強鉄筋連結工程は、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されているときに行われるため、第1コンクリート床版10には、車両の通行による荷重Fがかかる。
本実施形態では、間詰部30の延在方向に等間隔で互いに交互に隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22の上下方向の2段にまたがるように、2本の補強鉄筋40Bが連結されている。したがって、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Bは、合計2本の補強鉄筋40Bを備える。
第1コンクリート床版10の第1端面11の側の補強鉄筋40Bは、上段の側で間詰部30の延在方向に互いに隣接する一対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22に連結され、上段の側の第2継手鉄筋22から下段の側の第1継手鉄筋12に連結され、下段の側で間詰部30の延在方向に互いに隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22に連結され、下段の側の第2継手鉄筋22から上段の側の第1継手鉄筋12に連結され、再び上段の側で間詰部30の延在方向に互いに隣接する一対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22に連結されている。
第2コンクリート床版20の第2端面21の側の補強鉄筋40Bは、下段の側で間詰部30の延在方向に互いに隣接する一対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22に連結され、下段の側の第2継手鉄筋22から上段の側の第1継手鉄筋12に連結され、上段の側で間詰部30の延在方向に互いに隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22に連結され、上段の側の第2継手鉄筋22から下段の側の第1継手鉄筋12に連結され、再び下段の側で間詰部30の延在方向に互いに隣接する一対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22に連結されている。
なお、補強鉄筋40Bの本数は任意である。また、間詰部30の延在方向に互いに隣接する複数対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22の上下方向の段数も任意である。また、間詰部30の延在方向及び上下方向における補強鉄筋40Bと第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22との連結の組合せも任意である。
本実施形態によれば、補強鉄筋連結工程では、間詰部30の延在方向に互いに隣接する複数対の第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22が上下方向に間隔を隔てて配置されている状態で、間詰部30の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Bを交差させつつ、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに補強鉄筋40Bが連結されるため、間詰部30の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とを補強鉄筋40Bを介して連結することができ、第1コンクリート床版10及び第1継手鉄筋12の変位に、第2継手鉄筋22及び打設された間詰コンクリート31がさらに追随して変位し易くなり、間詰コンクリート31が硬化した後に間詰コンクリート31と第1継手鉄筋12等の鉄筋との間に隙間が生じることをさらに低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。例えば、第1コンクリート床版10は、常に車両の通行のために供用されている必要は無く、少なくとも、間詰部30の間詰コンクリート31を打設する間詰コンクリート打設工程が行われているときに、第1コンクリート床版10が車両の通行のために供用されていれば、本発明の範囲に含まれる。
1A,1B…接合構造、10…第1コンクリート床版、11…第1端面、12…第1継手鉄筋、13…拡径部、20…第2コンクリート床版、21…第2端面、22…第2継手鉄筋、23…拡径部、30…間詰部、31…間詰コンクリート、40A,40B…補強鉄筋、50…結束具、F…荷重。

Claims (3)

  1. 第1コンクリート床版の第1端面と第2コンクリート床版の第2端面とを間詰部を介して接合するコンクリート床版の接合方法であって、
    前記第1端面から前記間詰部に突出した第1継手鉄筋と、前記第2端面から前記間詰部に突出した第2継手鉄筋とを互いに隣接させ、前記第1継手鉄筋と前記第2継手鉄筋とに補強鉄筋を交差させつつ、前記第1継手鉄筋と前記第2継手鉄筋とに前記補強鉄筋を連結する補強鉄筋連結工程と、
    補強鉄筋連結工程により前記第1継手鉄筋と前記第2継手鉄筋とに前記補強鉄筋が連結された後に、前記第1コンクリート床版が車両の通行のために供用されているときに、前記間詰部の間詰コンクリートを打設する間詰コンクリート打設工程と、
    を備えたコンクリート床版の接合方法。
  2. 前記補強鉄筋連結工程では、結束具により、前記第1継手鉄筋と前記第2継手鉄筋とに前記補強鉄筋を連結する、請求項1に記載のコンクリート床版の接合方法。
  3. 前記補強鉄筋連結工程では、前記間詰部の延在方向に互いに隣接する複数対の前記第1継手鉄筋及び前記第2継手鉄筋が上下方向に間隔を隔てて配置されている状態で、前記間詰部の延在方向及び上下方向の位置が互いに異なる前記第1継手鉄筋と前記第2継手鉄筋とに前記補強鉄筋を交差させつつ、前記第1継手鉄筋と前記第2継手鉄筋とに前記補強鉄筋を連結する、請求項1又は2に記載のコンクリート床版の接合方法。
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