JP2020132082A - 燃料供給船 - Google Patents

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Abstract

【課題】液化ガス等の燃料を客船等の他船に供給する燃料供給船において、供給対象の他船に搭載された救命艇との干渉を気にすることなく接舷できて、他船に燃料を供給することができる燃料供給船を提供する。【解決手段】液化ガス燃料供給船1、1A、1Bにおいて、船首垂線F.P.から垂線間長Lppの25%後方の第1位置P1より前方に船橋31を設けると共に、船橋31のブリッジウィング31a及び船橋31より後側の上甲板13の上の後側上部構造物32〜34、46を、船体の前後方向Xから見たときに、少なくとも上甲板13より上方で、軽荷喫水線B.W.L.よりも型深さDmの50%以上200%以下高い第1水平面S1よりも高く、かつ、一方の舷側から型幅Bmの10%以上50%以下の内側の第1垂直面S2よりも外側になる範囲を避けて設けている。【選択図】図4

Description

本発明は、液化ガス等の燃料を客船などに供給する燃料供給船に関する。
最近では、舶用燃料の硫黄成分規制や二酸化炭素等の温室効果ガスの排出規制などによる環境規制強化の流れから、船舶における燃料転換へ向けた動きが活発化し、クリーンな天然ガスや石油ガス等を燃料として使用する船舶の普及が進みつつある。これらのガスを液化した液化ガスを燃料とする船舶の対象の一つに客船があり、また、この液化ガス燃料の移送方式の一つとして、「Ship to Ship」方式がある。
この「Ship to Ship」方式では、液化ガス燃料を液化ガスタンクに貯蔵した燃料供給船(バンカリング船、バンカー船)を、停泊している客船などの他船に横付け(接舷)して、自船の液化ガスタンクと他船の燃料タンクとの間にローディングアーム又はローディングホース(燃料供給ライン)を介して接続して、燃料供給船側の液化ガス燃料を他船側の燃料タンクに移送することで、他船に液化ガス燃料を供給している。特に、あらゆる港に寄港したい客船においては、現状では、液化ガス燃料を供給できる港が限られており、そのため、この「Ship to Ship」方式が一般的に採用されている。
しかしながら、燃料供給先が中型または大型の客船の場合には、客船の左右舷の比較的上方に位置する脱出甲板に救命艇(救命ボート)を搭載していて、この救命艇が船体の舷側の外側にはみ出して配置されているケースがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
図7〜図9の比較例の模式的な図で示すように、舷側の外側にはみ出した救命艇を備えた客船60に液化ガス燃料供給船(燃料供給船)1Xを横付けする場合では、液化ガス燃料供給船1Xの船橋31等の上部構造物31〜34、特にブリッジウィング31aが、この客船60の脱出甲板50に設けた救命艇51と衝突する等の干渉が生じる可能性が考えられる(図9)。ブリッジウィング31aは、接岸時に船体10と岸壁との間の距離を視認できるように、船橋31の両舷で船幅の位置まで、即ち、それぞれの舷側に達するまで延設することが規則上定められている。
また、このブリッジウィング31aを備えた船橋31に関しては、主機関を推進器(図7ではアジマススラスター22)に近い後部の機関室に配置し、その上に居住区32と船橋31を設けることが多い。この配置では、船橋31における見通し線Lmを確保して見通し要件を満足するために、船尾側に配置された船橋31を高い位置に配置する必要がある。
そのため、ブリッジウィング31aの高さが客船60の脱出甲板50の救命艇51の高さに近づき、液化ガス燃料供給船1Xが客船60に接舷する際に、ブリッジウィング31aが救命艇51と衝突等して干渉し、接舷の邪魔になる可能性が高くなっている。
一方、前方見通しを含む前方視界を十分に確保しつつ船橋付き居住構造物の高さを抑えるために、主船橋と居住区とからなる船橋付居住構造物を船尾側に配置すると共に、補助船橋を船体の中央部よりも前方に設けて構成した商用船舶が提案されている(例えば、特許文献4参照)。また、船首部に操舵室を設けることにより、操舵室から前方の見通しを向上させているコンテナ船も提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開2005−239073号公報(図4) 特開平4−224497号公報(図5) 特開昭58−78885号公報(図1、図2) 特開2016−55771号公報 特開2002−220091号公報
本発明者らは、上記の状況を鑑みて考慮を重ねた結果、次のような知見を得た。つまり、燃料供給船の船橋を船体の船首側に配置して前方視界を確保しつつ、船橋のブリッジウィングの高さを燃料供給対象の客船の脱出甲板や救命艇よりも低い位置にすることで、ブリッジウィングが客船の舷側よりも外側にはみ出している救命艇と干渉することを回避することができる。さらに、燃料供給船の船橋より船尾側の後側上部構造物に対しては、接舷側において、客船の救命艇対策用の干渉回避範囲を設けることで、船橋より船尾側の後側上部構造物が救命艇と干渉することを回避することができる。そして、これらの船橋船首配置と干渉回避範囲の設定の両方の組み合わせの結果として、燃料供給船を客船に安全に接舷できるようになる。
本発明の目的は、液化ガス等の燃料を客船等の他船に供給する燃料供給船において、供給対象の他船に搭載された救命艇との干渉を気にすることなく接舷できて、他船に燃料を供給することができる燃料供給船を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明の燃料供給船は、自船の貨物タンクに貯蔵した燃料を他船に供給する燃料供給船において、船体の前後方向に関して、船首垂線から垂線間長の25%後方の第1位置より前方に船橋を設けると共に、船体の前後方向から見たときに、少なくとも上甲板より上方で、軽荷喫水線よりも型深さの50%以上かつ200%以下の高い位置に設けた第1水平面の上側で、かつ、一方の舷側から型幅の10%以上かつ50%以下の内側に設けた第1垂直面の外側の範囲である干渉回避範囲を避けて、前記船橋に設けるブリッジウィング及び前記船橋より後側の上甲板の上に設ける後側上部構造物を設けている。
この構成によれば、船橋を船首部に配置するので、船橋を船尾部に配置する場合に比べて、前方見通しが良くなることから、船橋を高くする必要が無くなり、燃料供給対象の客船の救命艇の高さよりも低い高さに船橋とブリッジウィングを配置することが可能となる。
また、客船への接舷側において、船橋より船尾側に配置される後側上部構造物の形状に制限を設けて、干渉回避範囲を避けている。従って、これらの構成の組み合わせにより、脱出甲板の高さが異なる広範囲の大きさの客船に対して、燃料供給船側の構造物と客船側の救命艇との干渉を回避しながら容易に接舷できるようになる。
上記の燃料供給船において、前記後側上部構造物を船体の前後方向から見たときに、左右非対称の形状に形成または配置していることにより、後側上部構造物に必要な空間及び容積を確保できるようになる。
上記の燃料供給船において、前記後側上部構造物が、居住区、タンクカバー、エンジンケーシング、貨物機械室のうちの少なくとも一つを含んでいる。この構成により、客船側の救命艇と干渉する可能性が有る後側上部構造物を、客船側の救命艇と干渉しない形状や配置とすることで、燃料供給船が容易に客船側に接舷できるようになる。
上記の燃料供給船において、第1クレーンに加えて、前記第1クレーンよりも小型で、且つ、水平方向に伸縮する第2クレーンを設けている。例えば、第1クレーンはフェンダーを移動させたり、移送ホースなどを取り扱ったりするためのクレーンであり、第2クレーンは客船側の救命艇と干渉しない高さに配置されており、燃料供給時に移送ホースなどを取り扱うためのクレーンである。この構成により、客船及び客船の救命艇との衝突等の干渉を回避できる範囲でクレーン作業が可能となる。
上記の燃料供給船において、前記一方の舷側側のバラストタンクの容積を他方の舷側側のバラストタンクの容積よりも110%以上でかつ150%以下の範囲内で大きくしている。この構成により、後側上部構造物が左右非対称の形状または配置されることにより、他方の舷側側(非接舷側)が重くなることに対して、バラストタンクにおけるバラスト水の量の配分により、船舶全体としての左右バランスを確保し易くなる。
上記の燃料供給船において、前記貨物タンクを船体の左右方向に関して、船体中心よりも前記一方の舷側側に型幅の4%以上でかつ15%以下の範囲内で変位させて設けている。この構成により、後側上部構造物により他方の舷側側が重くなることに対して、変位配置された貨物タンクの重量により、船舶全体としての左右バランスを確保し易くなる。
上記の燃料供給船において、船体の前後方向に関して、垂線間長の少なくとも50%の範囲の中央部分で、前記一方の舷側側の暴露甲板をその前後の船側側の暴露甲板よりも低く形成している。この構成により、暴露甲板上に配置する第2クレーンなどの高さを低くすることができ、客船の救命艇との衝突等の干渉を回避できるようになる。
上記の燃料供給船において、船体を推進する推進システムとして、船尾側に配設された旋回式推進装置と、船首部側に配設されたサイドスラスター装置を備えている。この構成により、客船への接舷時に優れた操船性を発揮できるので、客船の救命艇との衝突等の干渉を回避しつつ容易に接舷できるようになる。
本発明の燃料供給船によれば、液化ガス等の燃料を客船等の他船に供給する燃料供給船において、供給対象の他船に搭載された救命艇との干渉を気にすることなく接舷できて、他船に燃料を供給することができる。
本発明に係る第1の実施の形態の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示す側面図である。 図1の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示す平面図である。 図1の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示す正面図である。 図1の液化ガス燃料供給船のA−A断面図である。 本発明に係る第2の実施の形態の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示すA−A断面図である。 本発明に係る第3の実施の形態の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示すA−A断面図である。 比較例の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示す側面図である。 図7の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示す平面図である。 図7の液化ガス燃料供給船の構成を模式的に示す正面図である。
以下、本発明に係る第1〜第3の実施の形態の燃料供給船について、図面を参照しながら説明する。ここでは、液化天然ガス(LNG)を燃料とする客船等の他船に、燃料としての液化天然ガスを供給する液化ガス供給船(LNGバンカリング船)を例にして説明する。
ただし、本発明は、液化天然ガス供給船に限定されず、LNGやLPG(液化石油ガス)等の液化ガス燃料及びそれ以外の燃料を他船に供給する船舶においても適用できる。また、図面は本発明の実施の形態を説明するために模式的に図示したものであり、必ずしも、各図の相互間で整合性が取れているとは限らず、寸法の比率も実機と同じとは限らない。
また、左舷(ポートサイド)側を他船への接舷側として以下の説明をしているが、右舷(スターボード)側を他船への接舷側としてもよく、その場合は、左舷側と右舷側が入れ替わることになる。
なお、図1〜図4に示すような、本発明の第1の実施の形態の液化ガス燃料供給船1において、特に効果が大きい船舶としては、船の垂線間長Lppが65m〜120mで、型幅Bmが15m〜25mで、型深さDmが9m〜12mで、軽荷喫水(バラスト喫水)dlが4m〜6mであり、液化天然ガスを貯蔵する貨物タンク41の総容積Vtが500m3〜13000m3程度で、航海速力(サービススピード)は8ノット(約14.8km/h)〜12ノット(約22.2km/h)の船舶を想定できる。ただし、本発明は、この船舶に限定されるものではない。
図1〜図4に示すように、この液化ガス燃料供給船(自船)1は、自船1の貨物タンク41に貯蔵した液化天然ガスを他船(客船)60に供給する船舶であり、船体10とその上の上部構造物31〜34、及び艤装品35〜38などから構成されている。
船体10は、船底11と側壁12と上甲板13を備えて、これらに囲まれて構成されている。この実施の形態においては、この船体10の内部に、船体の前後方向Xに関して水密横隔壁15、15a、15bが複数設けられている。そして、船体10は、水密横隔壁15a、15bにより、船首部区画R1と貨物区画R2と船尾部区画R3とに区画されている。
船首部区画R1においては、船首の水面下には船首バルブ14が設けられ、船体10のトリム姿勢(縦傾斜)を調整するためのフォアピークタンク(F.P.T.)と機械室が設けられ、この機械室にはサイドスラスター装置21を駆動するための装置が配置されている。また、さらに、バラストタンクが配置されている。なお、フォアピークタンク(F.P.T.)、機械室、バラストタンクの上の区画は、航海関係の索具、修理用工具、予備品等を格納するボースンストア(甲板長倉庫:船首倉庫)となっている。
この船首部区画R1の後ろ側の貨物区画R2においては、略円筒形状の貨物タンク41が水密横隔壁15を挟んで船体の前後方向Xに直列に2個配設され、この貨物タンク41の頂部には、タンクドーム42が設けられている。このタンクドーム42には、貨物タンク41への液化ガス燃料の積込等を行うための配管など、様々な配管や機器が設けられている。また、この貨物区画R2の両舷側の2重側壁構造にはバラストタンク19が設けられている。さらに、この貨物タンク41の上部はタンクカバー46により覆われている。
そして、貨物タンク41は2つの半球の間に円筒を接続した円筒形状のタンクとなっている。この貨物タンク41は、国際海事機関(IMO)の規則で液化ガスタンクとして規定されている「TYPE-C」のタンクとする。
この貨物タンク41からの他船60への荷役のための配管は、左舷側のマニホールド43に接続され、配管の出口44が、荷役用の可動配管であるローディングアーム(図示しない)に接続できるように配置されている。また、ベントマスト45が、船体の左右方向に関して中央部分で上向きの凸状に形成されているタンクカバー46の中央部に設けられている。このベントマスト45の内部には、貨物タンク41の安全弁からの気化ガスを誘導して船外に放出するための通路が配置されている。さらに、貨物タンク41への液化天然ガスの供給用のマニホールド47が貨物機械室34の上に配置されている。また、客船以外の船舶への荷役にも対応可能なように、左舷側のマニホールド43と同じ高さで右舷側にもマニホールド47が設けられ、両舷接舷可能な配置としている。
これらの貨物タンク41に対して陸上や他船などから液化天然ガスがタンクドーム42またはマニホールド47の配管経由で供給されて、一旦貯蔵される。その後、他船60に接舷し、マニホールド43の配管の出口44と他船側の配管とがローディングアームで接続され、この経路で、貨物タンク41の液化天然ガスが、他船60の燃料タンク(図示しない)に供給される。なお、液化天然ガスを自船1に積み込む際には陸上のポンプを使うが、他船60に供給する時には、自船1の荷役用ポンプ(図示しない)を使う。この荷役用ポンプは貨物タンク41内に配置される。
貨物区画R2の後ろ側の船尾部区画R3においては、船体10のトリム姿勢を調整するためのアフトピークタンク(A.P.T.)と、主機を設置する機関室(エンジンルーム)が設けられ、この機関室には、ディーゼル発電機(主機)と補機類等が配置され、船尾の下側に配置されたアジマススラスター(旋回式推進装置)22を駆動するように構成されている。
つまり、この液化ガス燃料供給船1では、推進システムとして、船尾側に配設されたアジマススラスター22と、船首部側に配設されたサイドスラスター装置21を備えている。この構成により、客船60への接舷時に優れた操船性を発揮できるので、客船60の救命艇51との衝突等の干渉を回避しつつ容易に接舷できるようになる。
また、図1及び図2に示すように、上甲板13より上においては、船体の前後方向Xに関して、船首垂線F.Pから垂線間長Lppの25%後方、より好ましくは15%後方の第1位置P1より前方に、船員が操船する場所である船橋31を設ける。すなわち、船橋船首配置の構成とする。
この構成によれば、船橋31を船首側に配置するので、船橋31を船尾側に配置する場合に比べて、前方見通しが良くなることから、船橋31を高くする必要が無くなり、燃料供給対象の客船60の脱出甲板50の位置よりも低い位置に船橋31を配置することが可能となる。これに伴い、船橋31の両舷側に配置するブリッジウィング31aも客船60の脱出甲板50よりも低い位置になり、ブリッジウィング31aが脱出甲板50に搭載されている救命艇51と干渉することを回避できるようになる。
なお、特に図示しないが、ブリッジウィング31aを船橋31の両舷側よりも低い位置、例えば、上甲板13の位置や上甲板13より高い位置等に配置して、船橋31から階段(ステップ)を昇降しブリッジウィング31aと行き来するように構成してもよい。
そして、この船橋31より後側の上甲板13の上には、居住区32、タンクカバー46、エンジンケーシング33、貨物機械室34などの上部構造物(ここでは、後側上部構造物ということにする)32〜34、46が配設される。また、フェンダー(緩衝部材:防舷材、防舷物)35、フェンダー載置台36、第1クレーン37、第2クレーン38等の艤装品(ここでは、後側艤装品ということにする)35〜38が配置される。
この居住区32は、船員が航海中に船内生活するための区画であり、船尾の機関室(エンジンルーム)の上方に設けられている。また、エンジンケーシング33は、その内部に、主機関(ディーゼル発電機)の排気管(煙道、煙突)、ボイラーなどの機器、排ガスに含まれる窒素成分を低減するための排気ガス処理装置等が設けられている。このエンジンケーシング33は、機関室の上方で、居住区32の後方に設けられている。
また、貨物機械室34は、フェンダー35を載置するフェンダー載置台36と接舷側の舷側との間で移動するための第1クレーン37やローディングアームを移動させるための第2クレーン38を動かすための機器や、液化天然ガスを移送するためのポンプシステム等を格納するスペースであり、上甲板13より上に、ここではタンクカバー46の中央部の上に設けられている。
フェンダー35は、船を港に係留する時など、舷側が直接岸壁や桟橋や他の船に接触して損傷するのを防ぐために用いる緩衝部材であり、「防舷物」「防舷材」とも呼ばれる。このフェンダー35を接舷時に他船60の舷側と自船1の舷側との間に降ろして、両方の 船体の舷側(側面)を保護する。
第1クレーン37は、接舷時に、フェンダー35を右舷側のフェンダー載置台36から接舷側である左舷の舷側の外側に吊り降ろして自船1と他船60との間に配置し、離船後にはフェンダー35を吊上げてフェンダー載置台36に載置させるときに使用するクレーンである。そのため、比較的大きなリーチが必要になるので、第2クレーン38より大型となる。この第1クレーン37は船体の左右方向Yに関しては略中央に配置される。
この第1クレーン37としては、例えば、ジブの先端のシーブ(滑車)にワイヤロープを通して荷を吊る塔型ジブクレーン(高い塔型の構造物に起伏するジブを設けたもので、巻き上げ、起伏、旋回ができるクレーン)が用いられる。
第2クレーン38は、水平方向に伸縮するクレーンであり、マニホールド43における、貨物タンク41からの配管の出口44を、他船60の燃料タンクからの配管に接続するためのローディングホースをハンドリングするための比較的小型のクレーンである。この第2クレーン38は、接舷側の暴露甲板13b上に設置される。
この第2クレーン38としては、例えば、固定した柱であるポストで、このポストを中心にして水平方向に旋回する旋回体を支持して、巻き上げに加えて旋回することができるポスト型ジブクレーンで形成される。この第2クレーン38は、ローディングホースを接続した後の接舷時にも、救命艇と干渉せず使用可能となるように、折り畳み式又は伸縮可能に構成されることが好ましい。
そして、燃料供給対象の客船60の脱出甲板50の軽荷喫水線B.W.L.からの高さHdまたは客船60の救命艇51の位置を考慮して、少なくとも上甲板13よりも上方で、軽荷喫水線B.W.Lよりも型深さDmの50%以上かつ200%以下、次善の策としては、75%以上かつ150%以下の高い位置(設定高さH1:0.50×Dm≦H1≦2×Dm、次善の策としては、0.75×Dm≦H1≦1.5×Dm)に仮想の第1水平面S1を設ける。
さらに、客船60に接舷する側の左舷(一方の舷側)から型幅Bmの10%以上かつ50%以下、次善の策としては、20%以上かつ30%以下の内側に仮想の第1垂直面S2を設ける。言い換えれば、左舷(一方の舷側)から幅Bin(0.10×Bm≦Bin≦0.50×Bm、次善の策としては、0.20×Bm≦Bin≦0.30×Bm)だけ内側(船体中央側)の位置よりも左舷(一方の舷側)側に第1垂直面S2を設ける。
この第1水平面S1の上側で、かつ、液化ガス燃料供給船1の中心線Lcに対して第1垂直面S2よりも外側(一方の舷側側)になる範囲を干渉回避範囲Raとする。つまり、この第1水平面S1が干渉回避範囲Raの下限となり、液化ガス燃料供給船1の中心線Lcに対して第1垂直面S2が干渉回避範囲Raの最も内側となる。
つまり、図4に示すように、救命艇51やその設備が突出している範囲を危険範囲Rbとすると、この危険範囲Rbは、突出幅Baで、かつ、設定高さH1に帯域の幅Hsを加えた高さ(H1+Hs)より上側で図4のクロスハッチング部分(第2水平面S1aと第2垂直面S2aの右上部分)となる。この危険範囲Rbの周囲に、船体の左右方向Yに関しては幅Bsで、船体の上下方向Zに関しては幅Hsの帯域(シングルハッチング部分)Rcを設ける。これらの危険範囲Rbと帯域Rcとからなる部分(図4のクロスハッチング部分とシングルハッチング部分:第1水平面S1と第1垂直面S2の右上部分)を干渉回避範囲Raとする。
なお、船体の上下方向Zに関しては、満載喫水のときよりも、軽荷喫水dlのときの方が、液化ガス燃料供給船1が浮いて全体的に位置が高くなり、客船60の救命艇51との干渉に関しては厳しい状態となるので、液化ガス燃料供給船1が軽荷喫水dlのときを基準にして第1水平面S1を設定する。また、船体の左右方向Yに関しては、フェンダー35の幅Bfを考慮して第1垂直面S2を設定する。
そして、船体の前後方向Xに関して、図1及び図2のA−Aの位置で前から後の方向に見たときに、図4(A−A断面図)に示すように、船橋31より後側の上甲板13の上に設ける後側上部構造物32〜34、46がこの干渉回避範囲Raに入らない構成とする。また、船橋31より後側の上甲板13の上に設ける後側艤装品35〜38もこの干渉回避範囲Raに入らない構成とする。つまり、これらの後側上部構造物32〜34、46と後側艤装品35〜38は、第1水平面S1より下側で、あるいは、第1垂直面S2よりも船体中央側に設ける。
この想定される液化ガス燃料供給船1(例えば、垂線間長Lppが100m程度、貨物用タンクの総容積Vtが5000m3程度)の一例としては、例えば、燃料の供給先として想定している客船60側の脱出甲板50の高さHdが水面上15m程度で突出幅Baを6.5m程度に設定した場合は、図4の表示で、Bs=2m、Bin=4m、Bf=4.5m、B2=8.5m、H1=10m、Hs=3mとなる。
この構成によれば、客船60への接舷側となる左舷側(一方の舷側側)において、船橋31より船尾側に配置される後側上部構造物32〜34、46に制限を設けて、接舷時に、客船60側の救命艇51及び救命艇設備のための干渉回避用の空間を設けているので、これらの後側上部構造物32〜34、46と救命艇51の干渉も回避することが可能となる。
これらの船橋船首配置と干渉回避範囲Raを避ける構成との組み合わせにより、脱出甲板50の高さが異なる広範囲の大きさの客船60に対して、液化ガス燃料供給船1側の構造物31〜38、46と客船60側の救命艇51との干渉を回避しながら容易に接舷でき、燃料を客船60に供給することができるようになる。
そして、後側上部構造物32〜34、46を、より好ましくは後側艤装品35〜38を含めた構造物を、船体の前後方向Xから見たときに、左右非対称の形状に形成または配置する。つまり、船体の前後方向Xから見たときの後側構造物32〜34、46、より好ましくは構造物32〜38、46の投影図において、左舷側(接舷側)の投影面積が右舷側の投影面積の10%以上でかつ30%以下となるように構成する。これにより、後側上部構造物32〜34、46に必要な空間及び容積と、後側艤装品35〜38の配置場所を干渉回避範囲外に確保できるようにする。
なお、船舶においては、通常は、風圧の関係等から上部構造物に関しては、左右対称形状および左右対称の配置とするが、この液化ガス燃料供給船1では、後側上部構造物32〜34、46が干渉回避範囲を避けられるような形で船体中心線Lcに対して左右対称に形成又は配置すると、後側上部構造物32〜34、46の幅が狭くなり、必要な居住区の容積を確保できない等の問題が生じるので、ここでは、敢えて、後側上部構造物32〜34、46を船体の前後方向Xから見たときに、左右非対称の形状に形成または配置する。これにより、客船60側の救命艇51との干渉を幾何的(図形的)に回避しつつ、必要な容積を容易に確保することができる。
なお、風圧の左右方向のアンバランスに関しては、液化ガス燃料供給船1の航海速力が10ノット近辺で比較的遅く、船自体が比較的大きくないので風圧も小さい上に、他船60が港湾内等の停泊又は桟橋に横付けしているときに燃料供給が行われる。そのため、液化ガス燃料供給船1の基地と客船などの他船60との間の往復の航行は、比較的作業性がよく、風が強くないときに行うことができるので、液化ガス燃料供給船1における風圧の左右のアンバランスは操縦性によりカバーできる範囲となる。
しかしながら、後側上部構造物32〜34、46と後側艤装品35〜38を干渉回避範囲Raを避けて、前後方向Xから見て左右非対称に形成又は配置すると、後側上部構造物32〜34、46の重心が右舷側になってしまうという問題が生じる。そのため、これに起因する船体10のヒール(横傾斜)を避けるために、船体10における重心が左舷側(一方の舷側側)になるようにして、液化ガス燃料供給船1の全体としての重心位置を船体の左右方向Yに関して船体中央にする必要がある。
この対策の一つとして、図5に示すように、本発明に係る第2の実施の形態の液化ガス燃料供給船1Aでは、左舷側のバラストタンク19Aの容積を右舷側のバラストタンク19Bの容積よりも110%以上でかつ150%以下の範囲内で大きくする。この構成により、右舷側(非接舷側)が重くなることに対して、バラストタンク19A、19Bにおけるバラスト水の量の配分により、船舶全体としての左右バランスを確保し易くなる。
あるいは、他の対策として、図6に示すように、本発明に係る第3の実施の形態の液化ガス燃料供給船1Bでは、貨物タンク41を船体の左右方向Yに関して、船体中心Lcよりも左舷側(一方の舷側側)に型幅の4%以下でかつ15%以下の範囲内で変位量Ldだけ変位させて設ける。「0.04×Bm≦Ld≦0.15×Bm」である。これにより、後側上部構造物32〜34、46の重心位置の変位とバランスをとり、横傾斜することを回避する。
この場合には、液化天然ガスの受け入れの荷役中においては、貨物タンク41内の燃料が徐々に増加することにより、また、客船60に燃料を供給する荷役中においては、貨物タンク41内の燃料が徐々に減少することにより、横傾斜が生じるので、これをバラストタンクに対してのバラスト水の注排水で調整制御する。
更に、第1〜第3の実施の形態の液化ガス燃料供給船1、1A、1Bにおいて、船体10の暴露甲板として、上甲板13の一部や上側の甲板として、前方側の暴露甲板13a、船体の前後方向Xに関して中央部分における舷側側の暴露甲板13b、船体の前後方向Xに関して中央部分で船体の左右方向Yに関しても中央部分に配置するタンクカバー46の後方側の暴露甲板13cが設けられる。
そして、船体の前後方向Xに関して、垂線間長Lppの少なくとも50%の範囲の中央部分で、接舷側の左舷側(一方の舷側側)の暴露甲板13bをその前方の暴露甲板13aと後方の暴露甲板13cよりも低く形成する。この構成により、この暴露甲板13b上に配置する第2クレーン38などの高さを低くすることができ、客船60の救命艇51との衝突等の干渉を回避できるようになる。
上記の構成の図1〜図6に示す液化ガス燃料供給船1、1A、1Bによれば、左右舷に船幅より外側へ救命艇51を搭載する客船60に液化天然ガスを供給する際に、船橋31を船首側に配置して、船橋31の位置が低くても十分な見通しを確保しつつ、船橋31の左右舷に配置されるブリッジウィング31aの高さを船橋31の高さと共に低くして、ブリッジウィング31aが客船60の救命艇51と干渉しない配置とすることができる。
さらに、液化ガス燃料供給船1の居住区32、タンクカバー46、エンジンケーシング33、貨物機械室34等の後側上部構造物とフェンダー35とそのフェンダー載置台36を客船60との接舷側と反対舷側に配置し、また、客船60側の舷側に必要な第2クレーン38は救命艇51と干渉する高さ以下の制限のもとで配置しているので、接舷時に、液化ガス燃料供給船1側の船橋31の後側の構造物32〜38、46と客船60側の救命艇51とが干渉するのを回避することができる。
一方、図7〜図9に示す比較例の液化ガス燃料供給船1Xと比較すると、この液化ガス燃料供給船1Xでは、船橋31を船尾側に配置しているため、十分な見通し線Lmを確保するために、船橋31を高い位置に配置する必要が生じ、船橋31の左右舷に配置されるブリッジウィング31aの高さも高くなってしまう。そのため、接舷時に、液化ガス燃料供給船1X側の船橋31のブリッジウィング31aと客船60側の救命艇51とが干渉するのを回避することができない。
1、1A、1B 液化ガス燃料供給船(燃料供給船:自船)
1X 比較例の液化ガス燃料供給船(燃料供給船:自船)
10 船体
12 側壁
13 上甲板
13a 前方の暴露甲板
13b 船側側の暴露甲板
13c 後方の暴露甲板
14 船首バルブ
15、15a、15b 水密横隔壁
21 サイドスラスター装置
22 アジマススラスター(旋回式推進装置)
31 船橋
31a ブリッジウィング
32 居住区(後側上部構造物)
33 エンジンケーシング(後側上部構造物)
34 貨物機械室(後側上部構造物)
35 フェンダー(後側艤装品)
36 フェンダー載置台(後側艤装品)
37 第1クレーン(後側艤装品)
38 第2クレーン(後側艤装品)
41 貨物タンク
42 タンクドーム
43 マニホールド
46 タンクカバー(後側艤装品)
50 客船の脱出甲板
51 客船の救命艇
60 客船(他船)
A.P. 船尾垂線
Ba 突出幅
Bf フェンダーの幅
Bm 型幅
Bs 帯域の幅(左右方向Y)
B.W.L.軽荷喫水線
dl 軽荷喫水
F.P. 船首垂線
H1 設定高さ
Hd 脱出甲板の高さ
Hs 帯域の幅(上下方向Z)
Ld 変位量
Lpp 垂線間長
P1 第1位置
Ra 干渉回避範囲
Rb 危険範囲
Rc 帯域
S1 第1水平面
S1a 第2水平面
S2 第1垂直面
S2a 第2垂直面
X 船体の前後方向
Y 船体の左右方向
Z 船体の上下方向

Claims (8)

  1. 自船の貨物タンクに貯蔵した燃料を他船に供給する燃料供給船において、
    船体の前後方向に関して、船首垂線から垂線間長の25%後方の第1位置より前方に船橋を設けると共に、
    船体の前後方向から見たときに、少なくとも上甲板より上方で、軽荷喫水線よりも型深さの50%以上かつ200%以下の高い位置に設けた第1水平面の上側で、かつ、一方の舷側から型幅の10%以上かつ50%以下の内側に設けた第1垂直面の外側の範囲である干渉回避範囲を避けて、前記船橋に設けるブリッジウィング及び前記船橋より後側の上甲板の上に設ける後側上部構造物を設けていることを特徴とする燃料供給船。
  2. 前記後側上部構造物を船体の前後方向から見たときに、左右非対称の形状に形成または配置していることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給船。
  3. 前記後側上部構造物が、居住区、タンクカバー、エンジンケーシング、貨物機械室のうちの少なくとも一つを含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給船。
  4. 第1クレーンに加えて、前記第1クレーンよりも小型で、且つ、水平方向に伸縮する第2クレーンを設けていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料供給船。
  5. 前記一方の舷側側のバラストタンクの容積を他方の舷側側のバラストタンクの容積よりも110%以上でかつ150%以下の範囲内で大きくしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料供給船。
  6. 前記貨物タンクを船体の左右方向に関して、船体中心よりも前記一方の舷側側に型幅の4%以上でかつ15%以下の範囲内で変位させて設けていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料供給船。
  7. 船体の前後方向に関して、垂線間長の少なくとも50%の範囲の中央部分で、前記一方の舷側側の暴露甲板をその前後の舷側側の暴露甲板よりも低く形成していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料供給船。
  8. 船体を推進する推進システムとして、船尾側に配設された旋回式推進装置と、船首部側に配設されたサイドスラスター装置を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の燃料供給船。
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