JP2020129093A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇温抑制モードの実行時間が必要以上に長くなることを抑制すること。【解決手段】画像形成装置の装置本体に開閉可能に設けられ、前記装置本体に設けられた開口を開放または閉塞する開閉部材と、前記開閉部材の開閉を検知するための開閉検知部と、装置本体の内部に設けられ、前記開閉部材が開かれたときに前記開口から進入する外気に少なくともその一部が曝される保護対象物と、前記保護対象物の推定温度が所定の温度以上になったときに前記保護対象物の昇温を抑制する昇温抑制モードを実行する制御部と、を有し、前記制御部は、前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記開閉部材が開かれたことを検知した場合、前記開閉部材が開かれている時間に応じて前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が閉じられた状態よりも短くする。【選択図】 図10

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
一般的に画像形成装置は、内部の機構の動作により熱が発生し、装置内部が外部よりも温度が高い状態になる。装置内部には例えばトナーカートリッジ(以降、カートリッジと記載する)や電気素子やモータなど所定の温度以上になった際に通常通りの動作を行うことができなくなる可能性のあるユニットや部品が存在する。
そのため、内部部品の温度が所定温度を超えた際に、本体の動作を通常から変更し昇温を抑制するモードを実行するものがある。
ところで、近年、ユーザビリティ向上とコスト削減のため画像形成装置のサイズを小さくするニーズが高まってきている。しかし、画像形成装置のサイズを小さくすると、装置内部で熱を発生させる部品やユニットと、所定温度以下にする保護する必要があるカートリッジなどの保護対象物との距離が従来よりも近づき、保護対象物が従来よりも温度上昇しやすくなる。そのため、画像形成装置のサイズを小さくすると、昇温を抑制するモードを実行する頻度が増えたり、前記モードを実行する時間が長くなったりしてしまう。
前記画像形成装置において、昇温を抑制するモードを実行した場合は印刷を停止することや、印刷速度を低下させる制御を行うため、昇温を抑制するモードを実行する間は通常の動作時よりも生産性が劣ってしまう。そのため、なるべく昇温を抑制するモードに移行しないことが望ましい。
昇温抑制モードを実行するにあたっては、保護対象物の温度状態の把握が必要である。その際に、コスト削減や構造上の制約により、保護対象物の温度を直接測定せずに間接的に推定する場合がある。
特許文献1に記載された画像形成装置では、所定温度以下にする必要がある保護対象物としての内部部品の温度を直接測定せず、本体の画像形成動作に応じて温度を推定している。具体的には、特許文献1では、未転写トナーを回収するためのクリーニング機構において、トナー担持体に対して加圧当接されたクリーニングブレードの温度を推定している。このような構成においては、印刷動作を行った場合は所定の計算により保護対象物の温度上昇を推定し、印刷動作を停止している際は所定の計算により保護対象物の温度下降を推定する。
特許第4781217号
しかしながら、画像形成装置が行う画像形成などの動作履歴によって温度を推定する構成では、画像形成装置が行う動作以外にユーザが開閉部材を開閉するなどの外部からの操作による影響は考慮されていなかった。そのためユーザが開閉部材を開閉するなどの外部操作によって実際の温度は低下しているにも関わらず、そのことが保護対象物の温度推定に考慮されていないために、実際の温度と推定温度に差異が発生する場合があった。この場合、推定温度が実際の温度よりも高く見積もられてしまい、必要以上に昇温抑制モードに移行し生産性を落としてしまっていた。
特に保護対象物が画像形成装置に対して着脱可能なカートリッジの場合に多くみられた。画像形成装置の装置本体に開閉可能に設けられた開閉部材を開け、前記装置本体の開口を開放した時は、カートリッジの表面が開口から進入した外気に直接曝される。そのため、カートリッジの実際の温度は開閉部材で開口を閉塞していた時よりも低下していた。しかし、画像形成装置の動作のみに対応した温度推定では、開閉部材を操作した場合の温度の低下は考慮されていないため、実際のカートリッジの温度よりも推定温度を高く見積もってしまい、必要以上に昇温抑制モードに移行していた。
画像形成装置のサイズを小さくすることに伴って、前述したような昇温抑制モードを実行する時間を削減するニーズは高まっている。
そこで、本発明の目的は、昇温抑制モードの実行時間が必要以上に長くなることを抑制することである。
上記目的を達成するため、本発明は、画像形成装置の装置本体に開閉可能に設けられ、前記装置本体に設けられた開口を開放または閉塞する開閉部材と、前記開閉部材の開閉を検知するための開閉検知部と、装置本体の内部に設けられ、前記開閉部材が開かれたときに開口から進入した外気に少なくともその一部が曝される保護対象物と、前記保護対象物の推定温度が所定の温度以上になったときに前記保護対象物の昇温を抑制する昇温抑制モードを実行する制御部と、を有し、前記制御部は、前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記開閉部材が開かれたことを検知した場合、前記開閉部材が開かれている時間に応じて前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が閉じられた状態よりも短くすることを特徴とする。
本発明によれば、開閉部材を開いた場合は開閉部材を閉じた場合に比べて昇温抑制モードの実行時間が必要以上に長くなることを抑制することができる。
(a)は画像形成装置の断面図、(b)は画像形成装置の外観斜視図。 (a)はドアを開けた場合の画像形成装置の外観斜視図、(b)はドアを開けた場合の画像形成装置の断面図。 画像形成装置のカバー開閉検知部の周辺を示す断面図。 停止温度で停止した時のカートリッジの実温度と推定温度のグラフ。 停止温度で停止し、再開温度で印刷再開した時のカートリッジの実温度と推定温度のグラフ。 ドア開時とドア閉時のカートリッジの実温度のグラフ。 停止温度で停止した時のカートリッジのドア開時の実温度とドア閉時の推定温度のグラフ。 停止温度で停止して再開温度で印刷再開した時のカートリッジのドア開時の実温度とドア閉時の推定温度のグラフ。 停止温度で停止して再開温度で印刷再開した時のカートリッジのドア開時とドア閉時の推定温度のグラフ。 停止温度で停止して再開温度で印刷再開を繰り返した時のカートリッジのドア開時とドア閉時の推定温度のグラフ。 停止時のドアの開閉を考慮した時のカートリッジの推定温度のグラフ。 実施例1のドアの開閉に応じた昇温抑制時間の動作の流れを示すフローチャート。 Kt値を変えた時のカートリッジの推定温度のグラフ。 Cts値を変えた時のカートリッジの推定温度のグラフ。 Cts値を変えた時のカートリッジの推定温度のグラフ。 停止時のドア開とドア開のカートリッジの推定温度のグラフ。 (a)はドアを開けカートリッジを取り出した場合の画像形成装置の斜視図、(b)はドアを開けカートリッジを取り出した場合の画像形成装置の断面図。 実施例2のカートリッジの装着有無に応じた昇温抑制時間の動作の流れを示すフローチャート。 実施例3のカートリッジ無しの場合の昇温抑制時間の動作の流れを示すフローチャート。 実施例4のカートリッジ個体識別に応じた昇温抑制時間の動作の流れを示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
以下、図面を用いて、実施例1に係る画像形成装置について説明する。ここでは、画像形成装置の一例として、モノクロレーザビームプリンタを例示している。
図1(a)は画像形成装置の概略構成を示す断面図であり、図1(b)はその斜視図である。
画像形成装置1は、少なくとも装置本体である本体部2と、本体部2に開閉可能に設けられ、本体部2に設けられた開口2a(図2(a)及び図2(b)参照)を開放または閉塞する開閉部材であるドア3と、を有する。カートリッジ20は、ドア3を開けて開放された前記本体部2の開口2aから前記本体部2に対して着脱される。ドア3は、本体部2に開閉可能に支持され、所定の位置を中心として開閉される。なお、開閉部材であるドア3は、所定の位置を中心に回転して開閉する構成に限定されるものではなく、スライド開閉などその他の本体部2に設けられた開口を開放、閉塞できる開閉構成であれば構わない。画像形成装置1は上側に排紙トレイ4を備えている。排紙トレイ4は、印刷が完了し装置内から排出された記録媒体としての記録紙Pを支持する。なお、ここではドア3は排紙トレイ4を兼ねているが、これに限定されるものではなく、排紙トレイ4をドア3と別に設けても構わない。
図3はドアの開閉を検知する開閉検知部を示す断面図である。画像形成装置1の本体部2には、ドア3の開閉を検知するための開閉検知部であるスイッチ10が設けられている。スイッチ10はスイッチアーム12を有する。ドア3の内側には鉛直方向下方に延びる突起13が設けられている。このドア3から延びる突起13により、本体部2に設けられたスイッチリンク11を介してスイッチ10が有するスイッチアーム12を押されることでドア3が図3に示す閉じ位置に位置することをスイッチ10が検知する。一方、ドア3から延びる突起13により、スイッチアーム12を押すスイッチリンク11の押圧が解除されることでドア3が前記閉じ位置にないこと、すなわちドア3が開かれたことをスイッチ10が検知する。スイッチ10が検知したドア3の開閉に関する信号は、画像形成装置の動作を制御する制御部としての制御基板6(図1参照)に送られる。
印刷動作について図1(a)を用いて説明する。積載部30に積載された記録媒体としての記録紙Pは給送部40で一枚ずつ給送され、搬送部50でさらに下流に搬送される。転写部60で画像が記録紙Pに転写され、さらに下流に搬送される。画像が転写された記録紙Pは定着部70で画像が記録紙Pに定着され、さらに下流に搬送される。画像が定着された記録紙Pは排紙部80で装置外に向けて排出され、排紙トレイ4に積載される。
印刷に伴う各部の動作についてさらに詳細に説明する。
給送部40について説明する。給送部40は主に給送ローラ41、分離部42からなる。給送ローラ41は不図示のモータから駆動力を得て回転動作する。回転動作の開始のトリガーはモータの回転開始に伴って即開始する場合や、モータが先行して回転しソレノイドや電磁クラッチなどによってトリガーを受け回転動作を開始する場合があり、どちらの方式でも構わない。
搬送部50について説明する。搬送部50は主に搬送ローラ51、レジストレーションセンサ52からなる。搬送ローラ51は給送部40から送られた記録紙Pを搬送コロ53とで挟持し、更に下流に搬送する。レジストレーションセンサ52は搬送ローラ51または給送ローラ41によって搬送される記録紙Pの先端を検知する。
画像形成について説明する。トナー像を形成する画像形成部は、感光体である感光ドラム22を有する。感光ドラム22は、レーザスキャナ5から画像情報に応じたレーザ光が発光され、潜像が形成される。感光ドラム22は、トナー供給部23からトナーが供給され、要求された画像(トナー像)が形成される。感光ドラム22に形成されたトナー像が記録紙Pに転写された後、感光ドラム22に残留したトナーは、クリーニング部24によってカートリッジ20内に戻され、保持される。なお、感光ドラム22、トナー供給部23、クリーニング部24は、本体部2の内部に着脱可能なカートリッジ20として一体化されている。カートリッジ20は、本体部2の内部に着脱可能に装着される。
転写部60について説明する。カートリッジ20が有する感光ドラム22の対向位置には、転写部60としての転写ローラ61が設けられている。感光ドラム22から転写ローラ61間には電気バイアスがかけられ、記録紙Pが感光ドラム22と転写ローラ61の間を通過する際に、感光ドラム22に形成された画像(トナー像)が記録紙Pに転写される。
定着部70について説明する。定着部70は主に定着ローラ71と対向部72からなる。対向部72は発熱源を持ち、定着ローラ71を加熱する。本実施例では、発熱源であるヒータ73と定着フィルム74を用いた発熱方式の対向部を例示して説明するが、その他の発熱方式でも構わない。対向部72は主に発熱源であるヒータ73と定着フィルム74からなり、ヒータ73はヒータホルダ75によって保持される。対向部72の内部には不図示の定着温度検知センサが設けられている。制御部としての制御基板6は、定着温度検知センサからの信号に応じて、定着部70の温度が所定の温度になるようヒータ73の発熱量をコントロールする。定着部70は、画像が転写された記録紙Pが定着部70に到達する前に、所定の温度になるようヒータ73により加熱される。記録紙Pは所定の温度になった定着ローラ71と対向部72の間に挟持され通過することで、記録紙Pに画像が定着される。なお、所定の温度とは、装置が置かれた環境や紙種やその他さまざま条件によって異なる。
排紙部80について説明する。排紙部80は主に排紙ローラ81、排紙ガイド82、各種紙検知センサからなる。定着部70によって画像が定着された記録紙Pは、排紙ガイド82で案内され、排紙ローラ81および排紙コロ83で挟持して搬送される。排紙部80の下流には排紙トレイ4がある。排紙トレイ4は、排紙ローラ81および排紙コロ83により装置外に向けて排紙された記録紙Pを積載する。
図3に示す温度測定センサ90について説明する。温度測定センサ90は、カートリッジ20が着脱可能に装着される本体部2の内部に設けられ、本体部2の内部における温度を測定する温度測定部である。本実施例では温度測定センサ90は、ドアスイッチ基板14上に設けられている。なお、温度測定部である温度測定センサ90の位置はこれに限らず、本体部2の内部に設けられていればよい。
本実施例では、カートリッジから離れた装置内部に設けた温度測定センサ90(図3参照)により温度を把握し、それに画像形成装置の動作履歴からの温度推定を加味して、装置内部の温度を推定する。これを、カートリッジの温度を把握する方法とする。すなわち、本実施例では、画像形成装置1の本体部2の内部に設けた温度測定センサ90により検知した温度に、画像形成装置の動作履歴からの昇温分Ctに対応する温度推定を加味して、カートリッジの温度(推定温度)を把握する。
本実施例の画像形成装置において、制御部である制御基板6は、保護対象物の推定温度が所定の温度以上になったときに前記保護対象物の昇温を抑制する昇温抑制モードを実行する。以下、制御基板6が昇温抑制モードを実行した場合の昇温抑制制御について説明する。
画像形成装置の本体部の内部の部品には、それぞれその動作が問題無く機能できる限界温度を有するものがある。この限界温度を有するものは、限界温度を超えないように、所定温度以下に保護する必要がある保護対象物である。この限界温度を有する保護対象物には、本体部の内部に固定されたもの、または本体部の内部に着脱可能に設けられたものがある。ここでは、保護対象物として、本体部2の内部に着脱可能に設けられたカートリッジ20を例示している。このカートリッジ20の動作が問題無く機能できる限界温度としての上限の温度を上限温度と呼ぶ。カートリッジ20の温度が上昇したときに、カートリッジ20の温度が上限温度以下であれば、画像形成装置は動作を継続しても問題無い。しかし、カートリッジ20の温度が上昇したときに、カートリッジ20の温度が上限温度を超える場合は、例えばその時点で画像形成装置を停止させるなどして上限温度を超えないようにする必要がある。
ここで、保護対象物であるカートリッジが上限温度を超えないようにするのは、トナーが温度上昇によって溶けないようにするためである。トナーが溶け、さらには溶けたトナーが固着してしまうと、カートリッジが正常に動作しなくなってしまうおそれがある。そのため、これを防止するためにカートリッジが上限温度を超えないように制御をしている。
この保護対象物であるカートリッジの温度が上限温度を超えないようにするための昇温抑制制御は、画像形成装置の制御部である制御基板6が昇温抑制モードを実行することによって行われる。この制御基板6による昇温抑制モードは、カートリッジの推定温度が第一の所定の温度以上になったときに開始し、カートリッジの推定温度が第一の所定の温度よりも低い第二の所定の温度に達したときに終了する。ここでは、カートリッジの昇温の抑制として、画像形成装置の動作を停止し、その後、動作を再開する場合を例示している。なお、画像形成装置の動作を停止するとは、定着部等の発熱源の発熱量を低下させる昇温抑制モードの一例である。昇温抑制モードには、機械的に動作を停止したうえで、画像形成装置が電源ケーブルを通して外部から給電を受けて通電している待機状態が含まれる。その他、昇温抑制モードには、画像形成装置が電源ケーブルを通して外部から給電を受け、冷却ファンが駆動されている冷却状態、通常の画像形成時に比べて時間当たりの印刷枚数を減らすように印刷スピードを落とした駆動状態が含まれる。
この制御基板6による昇温抑制制御において、動作を停止する基準となる温度を停止温度とし、動作を再開させる基準となる温度を停止温度より低い再開温度とする。ここで、停止温度は前述した保護対象物の上限温度より若干低く設定している。これは、保護対象物であるカートリッジの推定温度が停止温度を超えた場合に画像形成装置の動作を停止させ、カートリッジが上限温度を超えないようにするためである。
本実施例において、制御部である制御基板6は、カートリッジの推定温度が第一の所定の温度である停止温度以上になったときに昇温抑制モードを実行し、画像形成装置の動作を停止させる。そして、カートリッジの推定温度が停止温度よりも低い第二の所定の温度である再開温度に達したときに昇温抑制モードを終了し、画像形成装置の動作を再開させる。ここでは、カートリッジの推定温度が停止温度から再開温度に達するまでの時間が、画像形成装置の動作を停止させる停止時間(昇温抑制モードの実行時間)となる。
図4は、温度測定センサ90の検知温度が環境温度と同じ温度の状態から画像形成装置が印刷動作を開始し、印刷動作を継続し、停止温度に至った時点で画像形成装置を完全に停止させ、動作を再開しなかった場合のカートリッジの温度推移を示すグラフである。なお環境温度とは、画像形成装置の周囲における温度である。図4において、実線がカートリッジの実温度の推移、破線がカートリッジの推定温度の推移である。図4に示すように、カートリッジの温度が停止温度に達した時点で画像形成装置を完全に停止させ、動作を再開しなかった場合、カートリッジの温度は徐々に下がり、最終的には環境温度に等しくなる。
図5は、温度測定センサ90の検知温度が環境温度と同じ温度の状態から画像形成装置が印刷動作を開始し、印刷動作を継続し、停止温度を超えた時点で画像形成装置を完全に停止させ、再開温度を下回った時点で印刷動作を再開させることを繰り返した場合のカートリッジの温度推移を示すグラフである。再開温度は停止温度よりも低い任意の温度を設定する。再開温度が低ければ低いほど印刷動作の停止から再開までの停止時間が長くなるが、印刷動作の再開から停止までの印刷時間は長くすることができる。再開温度が高ければ高いほど印刷動作の停止から再開までの停止時間は短くなるが、印刷動作の再開から停止までの印刷時間は短くなる。
ところで、図2(a)はドア3を開いた時の画像形成装置の斜視図、図2(b)はドア3を開いた時の画像形成装置の断面図である。図2(a)及び図2(b)に示すように、ドア3を開いて本体部2の開口2aを開放すると、カートリッジ20が開口2aから交換可能となる。その時に、カートリッジ20の一部である上面21が開口2aから進入する外気に曝されるため、ドア3が閉じられた状態のときよりもカートリッジ20からの放熱量が増える。すなわち、ドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合、カートリッジ20が開口2aから進入する外気に曝されるため、ドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態と比べてカートリッジ20の温度が低下しやすいことが分かった。
図6は、カートリッジ20の温度が上昇した後に画像形成装置が動作を完全に停止したときのカートリッジの温度推移を示すグラフである。図6において、実線がドアを開いて本体部の開口を開放した状態のカートリッジの温度推移、破線がドアを閉じて本体部の開口を閉塞した状態のカートリッジの温度推移を示す。どちらも最終的には環境温度に近づいていくが、ドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態に比べて、ドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合の方が停止後の温度の下がり具合が大きく、環境温度に近づくまでの時間が短い。
図7は、温度測定センサ90の検知温度が環境温度と同じ温度の状態から画像形成装置が印刷動作を開始し、印刷動作を継続し、停止温度に至った時点で画像形成装置を完全に停止させ、動作を再開しなかった場合のカートリッジの温度推移を示すグラフである。図7において、実線が停止中にドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した状態のカートリッジ20の温度推移、破線が停止中にドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態を想定したカートリッジ20の推定温度の推移である。ドア3開いて本体部2の開口2aを開放したことにより停止中の推定温度と実際の温度に差異が生じることが分かる。すなわち、ドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態に比べて、ドア3を開き、本体部2の開口2aを開放した場合の方が停止後の温度の下がり具合が大きく、環境温度に近づくまでの時間が短いことが分かる。
図8は、温度測定センサ90の検知温度が環境温度と同じ温度の状態から画像形成装置が印刷動作を開始し、印刷動作を継続し、停止温度を超えた時点で画像形成装置を完全に停止させ、カートリッジ20の推定温度が再開温度を下回った時点で印刷動作を再開させたときのカートリッジの温度推移を示すグラフである。図8において、実線が停止と同時にドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した状態のカートリッジ20の温度推移、破線が停止中にドア3が閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態を想定したカートリッジの推定温度の推移である。図8からわかるように、ドア3の開閉操作を考慮した温度に基づいて印刷を再開した時に、停止と同時にドア3を開き、本体部2の開口2aを開放した場合のカートリッジの実温度は、ドア3を閉じ、本体部2の開口2aを閉塞した状態のカートリッジの推定温度よりも低く、差異が生じる。
図9は、温度測定センサ90の検知温度が環境温度と同じ温度の状態から画像形成装置が印刷動作を開始し、印刷動作を継続し、停止温度を超えた時点で画像形成装置を完全に停止させ、カートリッジ20の推定温度が再開温度を下回った時点で印刷動作を再開させたときのカートリッジの温度推移を示すグラフである。図9において、実線がドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した状態を想定したカートリッジ20の推定温度の推移、破線がドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態を想定したカートリッジ20の推定温度の推移である。停止時間T2は、ドア3の開閉に関わらず、ドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した状態を想定したカートリッジの推定温度に基づいた停止時間である。停止時間T1は、ドア3を開いて本体部2の開口を開放した状態を想定したカートリッジの推定温度に基づく停止時間であり、停止時間T2より短い停止時間である。
本実施例では、保護対象物であるカートリッジ20の昇温を抑制する昇温抑制モードを実行しているときに、ドア3が開かれた場合、ドア3が開かれている時間の長さに応じて昇温抑制モードの実行時間(ここでは画像形成装置の動作を停止する停止時間)をドアが閉じられた状態よりも短くしている。
具体的には、制御部である制御基板6は、前述のスイッチ10によるドア3の開閉検知情報からドア3が閉じ位置にないことを検知した場合、ドア3が閉じ位置に位置させられた時の温度推定プロファイルAから温度推定プロファイルBに切り替える。これにより、画像形成装置の停止時間を、ドア3が閉じ位置に位置させられた時を想定したカートリッジの推定温度に基づく停止時間よりも短くして生産性を上げることができる。
ここで、温度推定プロファイルAは、カートリッジ20の推定温度の変化量が第一の変化量に設定された第一の温度推定プロファイルである。温度推定プロファイルAは、ドア3が閉じ位置に位置する状態を想定したプロファイルであり、図9に破線で示す停止温度から再開温度までの停止時間T2に相当する第一の変化量に設定されたプロファイルである。温度推定プロファイルBは、カートリッジ20の推定温度の変化量が、第一の変化量よりも下降側に大きい第二の変化量に設定された第二の温度推定プロファイルである。温度推定プロファイルBは、ドア3が開かれた状態(ドア3が閉じ位置にない状態)を想定したプロファイルであり、図9に実線で示す停止温度から再開温度までの停止時間T1に相当する第二の変化量に設定されたプロファイルである。図9に示すように、停止温度から再開温度までの停止時間に相当するカートリッジの推定温度の変化量は、温度推定プロファイルAに設定された第一の変化量に比べて、温度推定プロファイルBに設定された第二の変化量の方が下降側に大きい。制御基板6は、スイッチ10によるドア3の開閉検知情報に応じて、ドア3が閉じ位置に位置させられた時の温度推定プロファイルA(図9に示す破線)とドア3が開かれた時の温度推定プロファイルB(図9に示す実線)とを切り替えて、停止温度から再開温度までの停止時間を短くしている。制御基板6が、温度推定プロファイルA,Bを有する。
なお、昇温抑制モードとして、ここでは、画像形成装置が動作を停止したことを例示しているが、これに限定されるものではなく、例えば通常の画像形成時に比べて時間当たりの印刷枚数を減らすように印刷スピードを落とす駆動状態であってもよい。
図10は、温度測定センサ90の検知温度が環境温度と同じ温度の状態から画像形成装置が印刷動作を開始し、印刷動作を継続し、停止温度を超えた時点で画像形成装置を完全に停止させ、動作再開温度を下回った時点で印刷動作を再開させることを繰り返した場合のカートリッジ20の温度推移のグラフである。図10において、実線が停止時にドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合、破線が停止時にドア3を閉じている場合のカートリッジの推定温度の推移である。ドア3を開いて本体部2の開口2aを開放したことを推定温度に考慮することで、図5に示すカートリッジの温度推移に基づく停止時間に比べて、停止時間が短くなることが分かる。例えば、図10に示すように、4回印刷動作を繰り返すまでの時間を比較すると、停止時にドアを開いて本体部2の開口2aを開放した場合は時間P1となり、停止時にドア3を閉じている場合は時間P2となる。すなわち、停止時にドアを閉じている場合に比べて、停止時にドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合は、画像形成装置の動作を停止させる時間(P1<P2)を短くすることができる。
図11は、カートリッジの温度が上昇した後に画像形成装置が動作を完全に停止したときのカートリッジの推定温度の推移を示すグラフである。図11において、実線が停止後に一時的にドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合、破線が常にドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合、一点破線が常にドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した場合のカートリッジの推定温度の推移のグラフである。停止中に一時的にドア3を開いた場合は、常にドア3を閉じた場合よりも温度の低下が早く、常にドア3を開いている場合よりも温度の低下が遅いことが分かる。すなわち、ドア3を開いている時間が長いほど温度の低下が早くなり、昇温抑制モードの実行時間(停止時間)も短くなるといえる。
ここで、本実施例に係る画像形成装置において、ドア3が開かれている時間に応じて、昇温抑制モードの実行時間(ここでは画像形成装置の動作を停止する停止時間)を、ドア3が閉じている状態よりも短くする動作について説明する。図12は、ドアが開かれている時間の長さに応じて昇温抑制時間を変更する動作の流れを示すフローチャートである。
図12において、保護対象物であるカートリッジの推定温度が、予め設定された第一の所定の温度である停止温度を超えると(ステップS11)、昇温抑制モードを実行し、画像形成装置の動作が停止される(ステップS12)。ここで、停止温度は、画像形成装置の動作を停止する基準となる温度であり、保護対象物であるカートリッジ20の動作が問題無く機能できる限界温度としての上限温度より若干低く設定された温度である。
画像形成装置の動作が停止されているとき、制御部である制御基板6は、スイッチ10によりドア3の開閉を監視している(ステップS13)。ステップS13にてドア3が閉じ位置に位置することを検知している場合、制御基板6は図9に破線で示した温度推定プロファイルA(ステップS14)を維持する。一方、ステップS13にてドア3が閉じ位置にないことを検知した場合、制御基板6は温度推定プロファイルAから図9に実線で示した温度推定プロファイルB(ステップS15)に切り替える。さらに、ステップS13にてドア3が閉じ位置にないことを検知した後、再びドア3が閉じ位置に位置することを検知した場合、制御基板6は温度推定プロファイルBから温度推定プロファイルA(ステップS14)に切り替える。なお、図9に破線で示した温度推定プロファイルAは、ドア3が閉じ位置に位置する状態を想定したプロファイルである。また、図9に実線で示した温度推定プロファイルBは、ドア3が閉じ位置にない状態(ドア3が開かれた状態)を想定したプロファイルである。
この温度推定プロファイルA,Bの切り替えは、保護対象物であるカートリッジの推定温度が停止温度を超えてから再開温度を下回るまで、スイッチ10によるドア3の開閉検知情報に応じて切り替えられる(ステップS16)。ステップS16にて保護対象物であるカートリッジの推定温度が、再開温度を下回ると、昇温抑制モードを終了し、画像形成装置の動作が再開される(ステップS17)。ここで、再開温度は、画像形成装置の動作を再開する基準となる温度であり、停止温度より低く、環境温度より高く設定された第二の所定の温度である。
このように、制御基板6は、スイッチ10によるドア3の開閉検知情報に応じて、ドア3が閉じ位置に位置する時の温度推定プロファイルAとドア3が閉じ位置にない時の温度推定プロファイルBとを切り替えている。これにより、ドアを開けた場合のカートリッジの温度低下分を考慮して、ドアを開けた場合はドアを閉めた場合に比べて昇温抑制モードの実行時間(画像形成装置の停止時間)を短くすることができる。
ここで、カートリッジの温度の推定方法について説明する。
一般的に画像形成装置内部の温度は、画像形成装置が長時間何も動作していない時は環境温度と等しくなり、動作を行うと画像形成装置が発熱し昇温することにより環境温度よりも高くなる。すなわち、カートリッジの温度は画像形成装置が置かれた環境温度に画像形成装置の動作による昇温分を加えることで推定できる。ここで、画像形成装置の動作による昇温分とは、画像形成装置の動作によりカートリッジの温度が上昇した分(上昇量)である。
カートリッジの推定温度をTt、画像形成装置の周囲における環境温度をTk、画像形成装置の動作による昇温分をCtとすると、
Tt=Ct+Tk
となる。
次に、画像形成装置が常に一定の動作を行い続けた場合、装置内部の発熱量は大きくは変化しないが、装置外部への放熱量は装置温度と環境温度の差分が大きければ大きいほど大きくなる。そのため、装置内部の温度が上昇するにつれて発熱量と放熱量の差分は少なくなり、最終的に装置内部の温度は一定に収束する。すなわち画像形成装置の動作によるカートリッジの昇温分Ctは、最終的に収束する収束温度とそれに至るまでの曲線の傾きによって定義できる。収束値をCtsとし、傾きを定義する係数をKtとして積算方式でカートリッジの昇温分Ctを求めると、
Ct=Ct+ΔCt
ΔCt=(Cts−Ct)×Kt
となり、所定時間毎にCtにΔCtを加算することで、Ctを求めることができる。
収束値Ctsと傾きを定義する係数Ktは、画像形成装置が有する動作モード毎に数値を設けることで、より詳細な温度推定が可能となる。
図13は画像形成装置が印刷動作を続けた時のカートリッジの推定温度の推移である。図13において、実線で示す係数Ktに比べて、一点破線は係数Ktが高い場合、破線は係数Ktが低い場合である。係数Ktが高い方が、より推定温度の収束値Ctsへ近づきやすい傾きとなる。
図14は画像形成装置が印刷動作を続けた時のカートリッジの推定温度の推移である。図14において、実線で示す収束値Ctsに比べて、一点破線は収束値Ctsが高い場合、破線は収束値Ctsが低い場合である。収束値Ctsが高い方が、より推定温度の収束値が高くなる。
図15は画像形成装置が停止動作を続けた時のカートリッジの推定温度の推移である。図15において、実線は収束値Ctsが0ではない場合、破線は収束値Ctsが0の場合である。外部からの電源供給を完全にゼロにする停止状態ではない場合、画像形成装置が印刷動作を行わない停止状態であっても、画像形成装置は若干の電力使用するため、収束値Ctsは完全な0にはならない。そのため、一般的な停止状態ではCts>Tkとなる。
図16は画像形成装置が一般的な停止動作を続けた時のカートリッジの推定温度の推移である。図16において、実線がドア3を開いて本体部2の開口2aを開放した場合、破線がドア3を閉じて本体部2の開口2aを閉塞した場合のカートリッジの推定温度の推移である。ドア3を閉じた場合よりもドア3を開いた場合の方を、係数Ktを高く昇温分Ctを低く設定することで、図16のような推定温度の差を設定することができる。
環境温度Tkの求め方について説明する。環境温度Tkは温度測定部である温度測定センサ90によって測定された温度を基に求められる。温度測定センサ90によって測定された温度をTmとする。まず温度測定センサ90の位置が装置外部近くに配置され、温度測定センサ90の測定値が環境温度Tkと同じとみなせる場合は、Tk=Tmとなる。また温度測定センサ90の位置が装置内部寄りに配置され、装置内部の昇温影響を受ける場合は、温度測定センサ90の測定値=環境温度+温度測定センサ周辺の昇温分となる。そのため、温度測定センサ周辺の昇温分をCkとすると、温度測定センサ90の測定値は、
Tm=Tk+Ck
となる。
よって、環境温度Tkは、
Tk=Tm−Ck
となり、測定された温度Tmから推定した昇温分Ckを引くことで環境温度Tkを求めることができる。昇温分CkはCtと同様の方式で求める。すなわち、画像形成装置の動作による温度測定センサ周辺の昇温分Ckは、画像形成装置の動作によるカートリッジの昇温分Ctと同様に算出される。詳細は省略する。
もし温度測定センサ周辺の昇温分がドア3の開閉操作の影響を受ける場合は、Ctと同様にドア3の開閉操作の影響を考慮することで環境温度Tkについても精度良く推定することができる。
以上説明したように、本実施例ではドア3の開閉操作の影響を考慮して、ドア3を開いた場合はドア3を閉じた場合よりも昇温抑制モードの実行時間を短くすることができ、昇温抑制モードの実行時間が必要以上に長くなることを抑制することができる。
なお本実施例で説明したユーザからの外部操作を反映した温度推定は、カートリッジに限定されない。すなわち、保護対象物はカートリッジに限定されない。カートリッジ以外に上限温度以下にする必要のある部品があり、またその部品がドアを閉じた状態よりもドアを開いた場合の方が温度の下降量が大きい場合は、本実施例を適用することで前述した効果を発揮できる。例えば、保護対象物はカートリッジ以外に、レーザスキャナ、各種モータ、イメージスキャナ、制御基板に設けられた電気素子などがある。また保護対象物は、感光ドラムを有するカートリッジに限定されるものではなく、例えば本体部に着脱可能に設けられ、画像を形成するためのトナーを有するトナーカートリッジであってもよい。また、本実施例の効果はモノクロレーザプリンタに限定されない。カラーレーザプリンタでも同様にカートリッジ交換のためにドアを開いた場合は、ドアを閉じた状態よりも温度の下降量が大きくなるため、本実施例を適用することで前述した効果を発揮できる。
〔実施例2〕
図17(a)及び図17(b)を用いて、実施例2に係る画像形成装置について説明する。図17(a)はドア3を開き、本体部2の開口2aからカートリッジ20を取り出した時の画像形成装置の斜視図、図17(b)は断面図である。図17(b)に示すように、実施例2は前述した実施例1に追加して、本体部2に対するカートリッジ20の装着の有無を検知するための有無検知部である有無検知センサ91を設けた構成である。
制御基板6は、装置内部の所定の位置にカートリッジ20が収められた時の有無検知センサ91からの信号によりカートリッジ有りを検知し、カートリッジ20が収められていない時の有無検知センサ91からの信号によりカートリッジが無いことを検知する。図17(a)及び図17(b)に示すようにドア3を開き、本体部2の開口2aからカートリッジ20を取り出したことで給送部40が露出し、記録紙Pが給送部40で詰まった際の処理がしやすくなる。またカートリッジ20を本体部2から完全に取り出したときは、カートリッジ20が直接的に外気下に置かれる。そのため、前述のドア3を開いただけのときよりも更にカートリッジ20の放熱量は増え、カートリッジ20の温度が下がりやすい状態となる。
そこで、本実施例に係る画像形成装置では、有無検知センサ91によるカートリッジの装着有無も考慮して、昇温抑制モードの実行時間(ここでは画像形成装置の動作を停止する停止時間)を設定している。すなわち、カートリッジの装着無しの場合、カートリッジの装着有りの場合に比べて昇温抑制モードの実行時間(画像形成装置の停止時間)を短くしている。以下、その動作について説明する。図18は、カートリッジの装着有無に応じて昇温抑制モードの実行時間を変更する動作の流れを示すフローチャートである。
図18において、保護対象物であるカートリッジの推定温度が、予め設定された所定の温度である停止温度を超えると(ステップS11)、昇温抑制モードを実行し、画像形成装置の動作が停止される(ステップS12)。ここで、停止温度は、画像形成装置の動作を停止する基準となる温度であり、保護対象物であるカートリッジ20の動作が問題無く機能できる限界温度としての上限温度より若干低く設定された温度である。
画像形成装置の動作が停止されているとき、制御部である制御基板6は、スイッチ10によりドア3の開閉を監視している(ステップS13)。ステップS13にてドア3が閉じ位置に位置することを検知している場合、制御基板6は図9に破線で示した温度推定プロファイルA(ステップS14)を維持する。
一方、ステップS13にてドア3が閉じ位置にないことを検知した場合、制御基板6は、有無検知センサ91によりカートリッジ20の装着有無を検知する(ステップS21)。ステップS21にてカートリッジ20の装着有りを検知した場合、制御基板6は温度推定プロファイルAから図9に実線で示した温度推定プロファイルB(ステップS22)に切り替える。一方、ステップS21にてカートリッジ20の装着無しを検知した場合、制御基板6は、停止温度から再開温度までの停止時間が温度推定プロファイルBよりも短くなる温度推定プロファイルC(ステップS23)に切り替える。
ここで、温度推定プロファイルCは、カートリッジの推定温度の変化量が、第二の変化量よりも下降側に大きい、カートリッジ20が無しのときの第三の変化量に設定された第三の温度推定プロファイルである。停止温度から再開温度までの停止時間に相当するカートリッジの推定温度の変化量は、温度推定プロファイルBに設定された第二の変化量に比べて、温度推定プロファイルCに設定された第三の変化量の方が下降側に大きい。制御基板6は、ドア3の開閉検知情報、カートリッジ20の装着の有無に応じて、温度推定プロファイルA,B,Cを切り替えて、停止温度から再開温度までの停止時間(昇温抑制モードの実行時間)を短くしている。制御基板6が、温度推定プロファイルA,B,Cを有する。
この温度推定プロファイルA,B,Cの切り替えは、保護対象物であるカートリッジの推定温度が停止温度を超えてから再開温度に達するまで、ドア3の開閉およびカートリッジ20の装着有無に応じて切り替えられる(ステップS16)。ステップS16にて保護対象物であるカートリッジの推定温度が、再開温度に達すると、昇温抑制モードを停止し、画像形成装置の動作が再開される(ステップS17)。ここで、再開温度は、画像形成装置の動作を再開する基準となる温度であり、停止温度より低く、環境温度より高く設定された任意の温度である。
このように、制御基板6は、スイッチ10によるドア3の開閉検知情報および有無検知センサ91によるカートリッジ20の装着有無に応じて、温度推定プロファイルA,B,Cを切り替えている。これにより、ドア3を開き、カートリッジ20の装着無しの場合のカートリッジの温度低下分を考慮して、昇温抑制モードの実行時間(画像形成装置の停止時間)をさらに短くすることができ、昇温抑制モードの実行時間が必要以上に長くなることを抑制することができる。
すなわち、カートリッジ20の無しを検知した場合は、ドア3の開閉検知の結果に関わらず、前述のドア3が閉じ位置にない時よりもさらにカートリッジ20の推定温度の時間当たりの下降量を大きくする。これにより、ドア3が閉じ位置にない時よりも更に昇温抑制制御からの復帰を早めることができる。つまり、カートリッジ20の無しを検知した場合は、前述のドア3が閉じ位置にない時よりも昇温抑制モードを実行する時間を更に短くすることができる。具体的には推定温度の収束値Ctsを低く、係数Ktを高く設定することで推定温度の時間当たりの下降量を大きくすることができる。
〔実施例3〕
実施例3に係る画像形成装置について説明する。実施例3は、実施例2と同様に前述した実施例1に追加して、本体部2に対してカートリッジ20の装着の有無を検知するための有無検知部である有無検知センサ91を設けた構成である(図17(b)参照)。
制御基板6は、装置内部の所定の位置にカートリッジ20が収められた時の有無検知センサ91からの信号によりカートリッジ有りを検知し、カートリッジ20が収められていない時の有無検知センサ91からの信号によりカートリッジ無しを検知する。ここで、カートリッジ無しを検知した場合は、カートリッジが別のカートリッジに交換される場合がある。
そこで、本実施例に係る画像形成装置では、図19に示すように、ステップS21にてカートリッジ20の装着無しを検知した場合、制御基板6はカートリッジ20の昇温分Ctをゼロにリセットする(ステップS31)。リセットをしない場合は、ユーザが別のカートリッジを用意した場合であっても、それまでのカートリッジの動作履歴を引き継いでしまう。そのため、別のカートリッジであってもすぐに昇温抑制モードに移行して画像形成装置の動作が停止してしまうことになる。本実施例によれば、カートリッジ20の無しを検知した場合にカートリッジ20の昇温分Ctをゼロにリセットすることで、交換前のカートリッジの動作履歴を引き継いだ昇温抑制モードに移行してしまうのを防止することができる。
なお、図19において、その他の動作は前述した実施例2と同様であるため、ここでは説明は省略する。
〔実施例4〕
図17(b)を用いて、実施例4に係る画像形成装置について説明する。図17(b)に示すように、実施例4は、カートリッジ20に個体を識別するための識別部であるメモリ92を設け、メモリ92の情報を読み取る読取部であるメモリ接点93を本体部2に設けた構成である。識別部であるメモリ92及び読取部であるメモリ接点93は、本体部2に対してカートリッジ20の装着の有無を検知するための有無検知部としても機能する。制御部である制御基板6は、本体部2の内部の所定の位置にカートリッジ20が収められた時に、その収められたカートリッジ20に設けた識別部であるメモリ92の情報を本体部2に設けた読取部であるメモリ接点93で読み取り、カートリッジ20の個体を識別する。
制御部である制御基板6は、カートリッジ20の装着有無検知がカートリッジ有りからカートリッジ無しに遷移し、さらにカートリッジ無しからカートリッジ有りに遷移したときに、メモリ92及びメモリ接点93を用いて、カートリッジ20の個体を識別する。
図20を用いて、その動作の流れについて説明する。ステップS11〜S14及びステップS21〜23までは前述した実施例2と同様であるため、ここでは説明を省略する。
制御基板6は、ステップS23にて温度推定プロファイルCに切り替えられた後、メモリ接点93により読み取ったメモリ92の情報から、ステップS41にてカートリッジ20の個体を識別する(ステップS41)。
ステップS41にて、本体部2に装着されたカートリッジが、そのカートリッジの装着前に本体部2から取り出されたカートリッジと異なると識別された場合には、カートリッジの昇温分Ctをゼロにリセットする(ステップS42)。すなわち、先のカートリッジ有り時に識別した個体と、その後のドア3が閉じ位置にないことを検知した後のカートリッジ有り時に識別した個体が同じでない場合は、制御基板6はカートリッジが交換されたと判定し、カートリッジの昇温分Ctをゼロにリセットする。
一方、ステップS41にて、本体部2に装着されたカートリッジが、そのカートリッジの装着前に本体部2から取り出されたカートリッジと同じであると識別された場合には、温度推定プロファイルCが維持される(ステップS42)。すなわち、先のカートリッジ有り時に識別した個体と、その後のドア3が閉じ位置にないことを検知した後のカートリッジ有り時に識別した個体が同一の場合は、カートリッジが一時的に着脱されたと判定し、カートリッジの昇温分Ctをリセットせず、所定時間の温度推定を継続する。カートリッジ20が非常に短時間のみ本体部2から着脱された場合は、カートリッジ20の温度が完全に環境温度に一致するほど冷却されることはない。そのため、カートリッジ20の昇温分Ctをゼロにリセットすると、かえってカートリッジ20の実温度よりも推定温度を低く見積もってしまう可能性がある。そこで、本実施例では、前述したようにカートリッジ20の個体の識別をリセットの判定に追加することで、より精度良くカートリッジの温度を推定することができる。
なお、図20において、その後の動作は前述した実施例2と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、停止温度を超えてから再開温度を下回るまでの停止時間(昇温抑制モードの実行時間)の間、制御部が温度推定プロファイルを切り替える構成を例示して説明したが、これに限定されるものではない。例えば、再開温度に達しても制御部が温度推定プロファイルを切り替えるループを繰り返すように構成してもよい。また、昇温抑制制御において、画像形成装置の動作を停止した後、その動作を再開する必要がない場合は、カートリッジの推定温度が再開温度を下回った場合でも画像形成装置の動作を再開させる必要がないことは言うまでもない。
また前述した実施例では、制御部が実行する昇温抑制モードが、画像形成装置の動作を停止することを例示した。ここで、画像形成装置の動作は、記録媒体が給送され、画像が形成され、排出されるまでの動作である場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、制御部が実行する昇温抑制モードは、記録媒体の給送を停止することであってもよい。あるいは、記録媒体にトナー画像を転写するために画像形成部にトナー画像を形成する動作を停止することであってもよい。あるいは、記録媒体に転写された画像を記録媒体に定着させるための定着部を加熱する動作を停止することであってもよい。あるいは、給送部などの本体内部機構を動作させるために画像形成装置の内部に設けたモータを回転させる動作を停止することであってもよい。
また前述した実施例では、保護対象物として、画像形成装置に対して着脱可能なカートリッジを例示した。このカートリッジとして、感光ドラムと、該感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。しかし、カートリッジは、これに限定されるものではない。感光ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するカートリッジであっても良い。あるいは、画像を形成するためのトナーを有するトナーカートリッジであっても良い。
また前述した実施例では、保護対象物として、画像形成装置の本体部に対して着脱可能なカートリッジを例示したが、これに限定されるものではない。保護対象物は、モータ、制御基板に固定された電気素子、前述した給送部などの画像形成装置の内部に固定されたものであっても構わない。あるいは、感光ドラムに潜像を形成するためのレーザ光を発光するためのレーザスキャナ5であってもよい。あるいは、本体部に対して着脱可能であり、画像を形成するためのトナーを有するトナーカートリッジであってもよい。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また、記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。また、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録材に一括して転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
P …記録紙
1 …画像形成装置
2 …本体部
3 …ドア
4 …排紙トレイ
5 …レーザスキャナ
6 …制御基板
10 …スイッチ
20 …カートリッジ
21 …上面
22 …感光ドラム
30 …積載部
40 …給送部
50 …搬送部
60 …転写部
70 …定着部
80 …排紙部
90 …温度測定センサ
91 …有無検知センサ
92 …メモリ
93 …メモリ接点

Claims (18)

  1. 画像形成装置の装置本体に開閉可能に設けられ、前記装置本体に設けられた開口を開放または閉塞する開閉部材と、
    前記開閉部材の開閉を検知するための開閉検知部と、
    装置本体の内部に設けられ、前記開閉部材が開かれたときに前記開口から進入する外気に少なくともその一部が曝される保護対象物と、
    前記保護対象物の推定温度が所定の温度以上になったときに前記保護対象物の昇温を抑制する昇温抑制モードを実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記開閉部材が開かれたことを検知した場合、前記開閉部材が開かれている時間に応じて前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が閉じられた状態よりも短くすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記保護対象物の推定温度の変化量が、前記開閉部材が閉じられた状態のときの第一の変化量に設定された第一の温度推定プロファイルと、
    前記保護対象物の推定温度の変化量が、前記第一の変化量よりも下降側に大きい前記開閉部材が開かれた状態のときの第二の変化量に設定された第二の温度推定プロファイルと、
    を有し、
    前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記開閉部材が開かれたことを検知した場合は前記第二の温度推定プロファイルに切り替え、前記開閉部材が閉じられたことを検知した場合は前記第一の温度推定プロファイルに切り替えて、前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が閉じられた状態よりも短くすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保護対象物は、装置本体に着脱可能に設けられ、
    前記保護対象物の装置本体に対する装着の有無を検知するための有無検知部を有し、
    前記制御部は、前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記保護対象物が無いことを検知した場合、前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が開かれた状態よりも短くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記保護対象物の推定温度の変化量が、前記開閉部材が開かれた状態のときの第二の変化量に設定された第二の温度推定プロファイルと、
    前記保護対象物の推定温度の変化量が、前記第二の変化量よりも下降側に大きい前記保護対象物が無しのときの第三の変化量に設定された第三の温度推定プロファイルと、
    を有し、
    前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記開閉部材が開かれたことを検知した場合は前記第二の温度推定プロファイルに切り替え、前記開閉部材が開かれた状態で、前記保護対象物が無いことを検知した場合は前記第三の温度推定プロファイルに切り替えて、前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が開かれた状態よりも短くすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記保護対象物は、装置本体に着脱可能に設けられ、
    前記保護対象物の装置本体に対する装着の有無を検知するための有無検知部を有し、
    前記制御部は、前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記保護対象物が無いことを検知したときに、画像形成装置の動作履歴に基づく前記保護対象物の推定温度の上昇量をリセットすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記保護対象物に設けられ、前記保護対象物の個体を識別するための識別部と、
    装置本体に設けられ、前記識別部を読み取るための読取部と、を有し、
    前記識別部及び前記読取部は、前記保護対象物の装置本体に対する装着の有無を検知するための有無検知部としても機能し、
    前記制御部は、前記昇温抑制モードを実行しているときに、前記保護対象物が無いことを検知した後、再び前記保護対象物の有りを検知したときに、前記保護対象物の個体を識別し、
    前記保護対象物が同じ個体である場合、前記昇温抑制モードの実行時間を前記開閉部材が開かれた状態よりも短くし、
    前記保護対象物が異なる個体である場合、画像形成装置の動作履歴に基づく前記保護対象物の推定温度の上昇量をリセットすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記保護対象物の推定温度が第一の所定の温度以上になったときに前記昇温抑制モードを開始し、前記保護対象物の推定温度が前記第一の所定の温度よりも低い第二の所定の温度に達したときに前記昇温抑制モードを終了することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 装置本体の内部に設けられ、温度を測定する温度測定部を有し、
    前記制御部は、前記温度測定部により測定された温度及び画像形成装置の動作履歴に基づいて前記保護対象物の温度を推定し、推定した前記保護対象物の推定温度が所定の温度以上になったときに画像形成装置の動作を抑制することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記温度測定部により測定された温度から装置本体の内部の昇温による前記温度測定部の昇温分を引いた温度を、前記保護対象物の温度の推定に用いることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記保護対象物は、装置本体に着脱可能に設けられた、画像を形成するためのトナーを有するトナーカートリッジであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記保護対象物は、電気素子であること特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記保護対象物は、モータであることを特徴する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記保護対象物は、感光体に潜像を形成するためのレーザ光を発光するためのスキャナであることを特徴する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記昇温抑制モードは、画像形成装置の動作を停止することであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記昇温抑制モードは、記録媒体の給送を停止することであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記昇温抑制モードは、記録媒体にトナー画像を転写するために画像形成部にトナー画像を形成する動作を停止することであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  17. 前記昇温抑制モードは、記録媒体に転写された画像を記録媒体に定着させるための定着部を加熱させる動作を停止することであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  18. 前記昇温抑制モードは、画像形成装置の内部に設けたモータを回転させる動作を停止することであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
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