JP2020128050A - 乾燥装置、画像形成装置及び乾燥装置の制御方法 - Google Patents

乾燥装置、画像形成装置及び乾燥装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乾燥装置の安全性の向上を図る。【解決手段】搬入口を介して搬入された、インクが塗布された用紙を、熱源で熱することで、インクを乾燥させて搬出口から搬出する乾燥装置であって、用紙の紙詰まり時において、第1のシャッタ部で搬入口を閉状態とし、第2のシャッタ部で搬出口を閉状態とすると共に、第3のシャッタ部で熱源を遮断する。そして、閉状態とされた第1、第2のシャッタ部を、第1、第2のロック部でロックして、開方向への移動を抑止する。これにより、乾燥装置を密閉状態することができ、乾燥装置内にユーザが手を入れる等の不都合を防止できる。また、乾燥装置内に対する、熱源からの熱風の流入等も遮断でき、乾燥装置内の温度を徐々に下げることができる。従って、安全性の高い乾燥装置を提供でき、これを通じて画像形成装置等のさらなる安全性の向上を図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥装置、画像形成装置及び乾燥装置の制御方法に関する。
今日において、例えば液体吐出ヘッドのノズルから用紙にインク滴を吐出して画像を形成するインクジェットプリンタ装置が知られている。このインクジェットプリンタ装置は、用紙に塗付されたインクを、複数のハロゲンランプ等のヒータで乾燥させる乾燥装置を有している。
ここで、搬送ローラ等に用紙が巻き込まれる、いわゆるジャムが発生した場合、搬送ローラ等の回転駆動が停止され、ヒータの駆動が停止されると共に、冷却部で乾燥装置が冷却処理される。
特許文献1(特開2018−008475号公報)には、このような冷却装置を備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、搬送不良が検出された際に、搬送部による用紙の搬送を停止させ、ガイド面の温度を第1温度より低い温度にし、気体吹出口から送風する気体の温度を第2温度より低い温度にして要部の冷却を図る。また、ユーザが開閉可能な前扉をロックして閉状態とし、ユーザが高温の内部に触れる不都合を防止している。
しかし、高温となる乾燥装置を、より安全なものとすることで、画像形成装置の安全性の向上を図ることが好ましい。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、乾燥装置を、より安全なものとすることで、乾燥装置を備える機器のさらなる安全性の向上を図ることができる乾燥装置、画像形成装置及び乾燥装置の制御方法の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、搬入口を介して搬入された、インクが塗布された用紙を熱源で熱することで、インクを乾燥させた状態で搬出口から搬出する乾燥装置であって、用紙の紙詰まり時において、搬入口を閉状態とする第1のシャッタ部と、用紙の紙詰まり時において、搬出口を閉状態とする第2のシャッタ部と、用紙の紙詰まり時において、熱源を遮断する第3のシャッタ部と、閉状態とされた第1のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第1のロック部と、閉状態とされた第2のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第2のロック部とを有する。
本発明によれば、乾燥装置を、より安全なものとすることができ、乾燥装置を備える機器のさらなる安全性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態のMFPの要部の正面図であり、内部に設けられている乾燥装置を透視した状態の図である。 図2は、乾燥装置のブロック図である。 図3は、第1の実施の形態のMFPに設けられている報知部を説明するための図である。 図4は、第2の実施の形態のMFPに設けられている乾燥装置の正面図である。 図5は、第3の実施の形態のMFPの乾燥装置の正面図である。 図6は、第4の実施の形態のMFPの乾燥装置の正面図である。 図7は、第5の実施の形態のMFPの乾燥装置の正面図である。
以下、添付図面を参照して、乾燥装置、画像形成装置及び乾燥装置の制御方法を適用した実施の形態の複合機(MFP:Multifunction Peripheral)の説明をする。
[第1の実施の形態]
(複合機の要部の構成)
図1は、第1の実施の形態のMFP1の要部の正面図であり、内部に設けられている乾燥装置100を透視した状態の図である。MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ送受信機能等の画像形成機能と共に、この図1に示す乾燥装置100を有している。コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ送受信機能は、画像形成機能の一例である。
(乾燥装置の構成)
図1において、乾燥装置100は、インクが塗布された用紙112の搬入口300側に設けられたローラ111a及び用紙112の搬出口301側に設けられたローラ111bを有している。輪状のベルト109は、例えばエアによる吸着機能を有している。輪状のベルト109は、各ローラ111a、111bで回転駆動されることで、インクが塗布された用紙112を、搬送開始側から搬送終了側にかけて搬送するようになっている。
また、乾燥装置100は、インクが塗布された用紙112を、乾燥するための乾燥ヒータ110と、乾燥ヒータ110の熱を効率良く用紙112に伝えるために流路を介して吸気(及び排気)を行う吹付ファン108を有している。吹付ファン108は、乾燥ヒータ110の熱に基づいて熱風を形成し、乾燥装置100内を搬送されるインクが塗布された用紙112に吹き付けることで、インクの乾燥を促す。乾燥ヒータ110及び吹付ファン108は、熱源の一例である。
また、乾燥装置100は、用紙112の搬入口300を閉扉するための搬入側シャッタ101(第1のシャッタ部の一例)、及び、用紙112の搬出口301を閉扉するための搬出側シャッタ201(第2のシャッタ部の一例)を有している。また、乾燥装置100は、例えばローラ111a、111b等に用紙112が巻き付いて印刷動作等が停止する、いわゆるジャムが発生した際に、乾燥ヒータ110の熱風が乾燥装置100内に流入しないように、吹付ファン108及び乾燥ヒータ110を遮断するためのファンシャッタ107(第3のシャッタ部の一例)を有している。ファンシャッタ107は、閉状態とされた際に、吹付ファン108及び乾燥ヒータ110の直前に位置する。これにより、吹付ファン108の吸い込み口が閉扉され、外部からの吸気が遮断される。また、乾燥装置100内に流入する乾燥ヒータ110の熱を遮断する。
また、乾燥装置100は、搬入口300を介して乾燥装置100内に搬入される用紙112を検出する搬入口センサ117と、搬出口301を介して乾燥装置100外に搬出される用紙112を検出する搬出口センサ118とを有している。また、乾燥装置100は、乾燥装置100の温度を検出する温度センサ113を有している。
(搬入側のシャッタの構成)
入り口側シャッタ101は、用紙112の搬入口300を閉扉するシャッタ扉101bと、シャッタ扉101bの内壁側に、搬入側シャッタ101の開閉方向に沿って直線状に設けられたラック102と、歯車付きのモータ104とを有している。モータ104の歯車は、ラック102と噛み合っており、モータ104を回転駆動させることで、シャッタ扉101bを、矢印A方向(閉方向)又は矢印B方向(開方向)に移動させるようになっている。
また、乾燥装置100は、プランジャ(可動コア)103aを突出させ、また、突出させたプランジャ103aを退避させる、いわゆる両方向駆動型のソレノイド103を有している。これと共に、搬入側シャッタ101の上端部には、開閉方向に対して、図1の紙面上、二次元に直交する方向に突出したロックバー101aが設けられている。
ソレノイド103は、第1のロック部の一例であり、通常時は、プランジャ103aが退避した状態に制御される。しかし、例えばローラ111a、111b等に用紙112が巻き付いて印刷動作等が停止する、いわゆるジャムが発生すると、搬入側シャッタ101は閉駆動され、用紙112の搬入口300を閉扉する。ソレノイド103は、この状態でプランジャ103aを突出するように制御される。突出したプランジャ103aは、閉駆動された搬入側シャッタ101のロックバー101a(第1のロックバーの一例)の直上に位置し、搬入側シャッタ101の開方向への移動を抑止する。
(搬出側シャッタの構成)
搬出側シャッタ201は、用紙112の搬出口301を閉扉するシャッタ扉201bと、シャッタ扉201bの内壁側に、搬出側シャッタ201の開閉方向に沿って直線状に設けられたラック202と、歯車付きのモータ204とを有している。モータ204の歯車は、ラック202と噛み合っており、モータ204を回転駆動させることで、シャッタ扉201bを、矢印A方向(閉方向)又は矢印B方向(開方向)に移動させるようになっている。
また、乾燥装置100は、プランジャ(可動コア)203aを突出させ、また、突出させたプランジャ203aを退避させる、いわゆる両方向駆動型のソレノイド203(第2のロック部の一例)を有している。これと共に、搬出側シャッタ201の上端部には、開閉方向に対して、図1の紙面上、二次元に直交する方向に突出したロックバー201a(第3のロックバーの一例)が設けられている。
ソレノイド203は、通常時は、プランジャ203aが退避した状態に制御される。しかし、例えばローラ111a、111b等に用紙112が巻き付いて印刷動作等が停止する、いわゆるジャムが発生すると、搬出側シャッタ201は閉駆動され、用紙112の搬出口301を閉扉する。ソレノイド203は、この状態でプランジャ203aを突出するように制御される。突出したプランジャ203aは、閉駆動された搬出側シャッタ201のロックバー201aの直上に位置し、搬出側シャッタ201の開方向への移動を抑止する。
搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201は、乾燥装置100を密閉状態とし、ジャムの発生時から乾燥装置100内が安全な温度となるまでの間、この密閉状態を維持(ロック状態を維持)することで、高温となっているおそれがある乾燥装置100内に、ユーザが誤って手を入れる等の不都合を防止する。
なお、ソレノイド103、203は、電動でプランジャ103a、203aを突出させ、突出させたプランジャ103a、203aを手動で退避させる、いわゆる片方向駆動型のソレノイドを用いてもよい。また、ソレノイド103と、搬入側シャッタ101のロックバー101aとの位置関係は、搬入側シャッタ101が閉状態とされた際に、開状態とならないように搬入側シャッタ101のロック可能な位置関係であればよい。このため、搬入側シャッタ101の中間部分にロックバー101aを設け、これに合わせて、ソレノイド103を設けてもよい。
(ファンシャッタの構成)
ファンシャッタ201は、閉状態とされた際に、吹付ファン108及び乾燥ヒータ110の前面に位置することで、吹付ファン108及び乾燥ヒータ110の前面を被覆する、例えば長方形状を有している。ファンシャッタ201の短手辺に相当する両方の側面部には、ファンシャッタ201の開閉方向に沿って、直線的にラック106、206が設けられている。ラック106は、モータ105の歯車と噛み合っており、ラック206は、モータ205の歯車と噛み合っている。このため、モータ105及びモータ205を同期させて回動駆動することで、ファンシャッタ201を開方向(A方向)又は閉方向(B方向)に、移動制御可能となっている。
このようなファンシャッタ201は、上述のジャムが発生した際に、閉状態に制御される。これにより、吹付ファン108の吸い込み口が閉扉され、外部からの吸気が遮断される。また、乾燥装置100の熱源を遮断して(熱の発生源を隔離して)、ジャムの発生以降、乾燥ヒータ110内に熱風が流入する不都合を防止する。従って、ジャムの発生時に、熱風が乾燥装置100に流入することで発生することが考えられる不都合を、未然に防止することができる。
(乾燥装置の電気構成)
図2は、乾燥装置100のブロック図である。この図2に示すように、乾燥装置100は、上述のローラ111a及びローラ111bであるローラ111を回転駆動するモータ301と、モータ301を駆動制御するモータ駆動制御部302を有している。また、乾燥装置100は、熱源となる乾燥ヒータ110を駆動するヒータ駆動制御部303と、乾燥装置100内に熱風を流入させる吹付ファン108を回転駆動するファン駆動制御部304を有している。
また、乾燥装置100は、搬入側シャッタ101のモータ104を回転駆動する搬入側シャッタ駆動制御部305と、搬出側シャッタ201のモータ204を回転駆動する搬出側シャッタ駆動制御部308とを有している。搬入側シャッタ駆動制御部305及び搬出側シャッタ駆動制御部308は、同期して、各シャッタ101、201を駆動制御することが好ましい。
また、乾燥装置100は、閉状態とされた搬入側シャッタ101をロックするソレノイド103を駆動する搬入側ロック制御部307と、閉状態とされた搬出側シャッタ201をロックするソレノイド203を駆動する搬入側ロック制御部401とを有している。また。乾燥装置100は、ファンシャッタ107の各モータ105、205を同期させて回転駆動するファンシャッタ駆動部402を有している。また、乾燥装置100は、ユーザに対してジャムの発生等を報知する報知動作を行う報知部406、及び、報知部406の報知制御を行う報知制御部407を有している。
また、乾燥装置100は、搬入口センサ117で検出された用紙112の枚数をカウントするカウンタ408、及び、搬出口センサ118で検出された用紙112の枚数をカウントするカウンタ409を有している。また、乾燥装置100は、各カウンタ408、409のカウント値を比較する比較部410を有している。比較部410で、搬入口センサ117の通過枚数よりも、搬出口センサ118の通過枚数が少ないことが検出された場合に、乾燥装置100内に用紙112が残存していることを示す。制御部413は、比較部410の比較結果に基づいて、乾燥装置100内における用紙112の残存の有無を判別する。
また、乾燥装置100は、温度センサ113で検出された乾燥装置100の温度と、閾値発生部412で発生される閾値温度とを比較する比較部411を有している。制御部413は、比較部411の比較結果に基づいて、乾燥装置100の温度が、閾値温度以下となったか否かを判別する。制御部413は、乾燥装置100全体の動作を制御し、後述するように各シャッタ101、201、107の開閉制御、報知部406を介したジャムの発生等の報知制御、各シャッタ101、201、107のロック解除制御等を行う。
(乾燥装置の通常時の動作)
次に、このような構成を有するMFP1の乾燥装置100の動作を説明する。まず、ジャムを発生することなく、無事に印刷が行われている場合、図2に示すモータ駆動制御部302は、搬入口300側のローラ111a及び搬出口301側に設けられたローラ111bを回転駆動する。これにより、各ローラ111a、111bに架けられたベルト109が、各ローラ111a、111b間を回動する。そして、インクが塗布された用紙112が、ベルト109により、乾燥装置100の搬入口300から搬入され、搬出口301から搬出される。
乾燥装置100は、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108で形成した熱風を、乾燥装置100内を搬送される用紙112に吹き付けることで、用紙112のインクを乾燥させて搬出する。
搬入口センサ117は、用紙112の搬入を検出する毎に、例えば一つのパルスを形成してカウンタ408に供給する。カウンタ408は、搬入口センサ117からのパルス数をカウントする。これにより、カウンタ408のカウント値は、乾燥装置100内に搬送された用紙112の枚数を示すようになる。これに対して、搬出口センサ118は、用紙112の搬出を検出する毎に、例えば一つのパルスを形成してカウンタ409に供給する。カウンタ409は、搬出口センサ118からのパルス数をカウントする。これにより、カウンタ409のカウント値は、乾燥装置100から搬出された用紙112の枚数を示すようになる。
比較部410は、各カウンタ408、409からの各カウント値を比較する。両者が一致している間は、搬入された用紙112の枚数と、搬出された用紙112の枚数が同数であるため、ジャム等は発生していないことを示す。このため、各カウンタ408、409からの各カウント値が一致している間は、通常の印刷動作を繰り返し実行する。
(乾燥装置のジャム発生時の動作)
これに対して、搬入側のカウンタ408のカウント値よりも、搬出側のカウンタ409のカウント値の方が小さな値となった場合、これは、ジャムが発生し、用紙112が乾燥装置100内に残存していることを示す。この場合、モータ駆動制御部302は、各モータ111a、111bを停止すると共に、ヒータ駆動制御部303は、乾燥ヒータ110を停止制御する。
また、搬入側シャッタ駆動制御部305は、モータ104を回転駆動することで、搬入側シャッタ101を閉方向(図1中、A方向)に移動させ、搬出側シャッタ駆動制御部308は、モータ204を回転駆動することで、搬出側シャッタ201を閉方向(図1中、A方向)に移動させる。これにより、搬入側シャッタ101により、乾燥装置100の搬入口300が閉扉され、搬出側シャッタ201により、乾燥装置100の搬出口301が閉扉される。
また、このように搬入側シャッタ101が閉状態とされると、搬入側ロック制御部307は、プランジャ103aを突出させるようにソレノイド103を制御する。これにより、閉状態とされた搬入側シャッタ101のロックバー101a上に、ソレノイド103から突出したプランジャ103aが位置又は当接し、搬入側シャッタ101の開方向への移動を抑止(ロック)する。
同様に、搬出側シャッタ201が閉状態とされると、搬出側ロック制御部401は、プランジャ203aを突出させるようにソレノイド203を制御する。これにより、閉状態とされた搬出側シャッタ201のロックバー201a上に、ソレノイド203から突出したプランジャ203aが位置又は当接し、搬出側シャッタ201の開方向への移動を抑止(ロック)する。
また、ファンシャッタ駆動制御部402は、モータ105,205を回転駆動することで、ファンシャッタ107を閉方向(図1中、A方向)に移動させる。これにより、ファンシャッタ107が、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108の直前に位置するように閉扉し、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108を、乾燥装置100の庫内から遮断(隔離)する。これにより、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108で形成され、乾燥装置100内に流入する熱風を遮断する。
なお、ファンシャッタ107を閉状態とした際に、乾燥ヒータ110で形成された熱がファンシャッタ107に伝達することが懸念されるが、ジャムが発生した際に、乾燥ヒータ110を停止制御することで、ファンシャッタ107に伝達する熱は、余熱程度となり、それ程、懸念することはない。
また、この例では、ジャム発生時に、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108を停止制御することとしたが、乾燥ヒータ110を停止制御し、吹付ファン108の回転駆動状態を維持してもよい。この場合、吹付ファン108が冷却ファンとして作用し、乾燥ヒータ110を冷却することができる。
さらに、ジャムが発生すると、報知制御部407は、ジャムの発生及び乾燥装置100がロックされていること等を、報知部406を介して報知制御する。報知部406としては、例えば図3に示すように液晶表示部406a、温度表示専用の表示パネル406b、回転灯406c又はスピーカ装置等のうち、いずれか一つ又は複数を用いることができる。
液晶表示部406aを介して報知動作を行う場合、報知制御部407は、例えば「ジャムが発生しました。乾燥装置をロックしました。ロックが解除されてから、詰まっている用紙を取り除いてください。」等のメッセージを表示する。また、スピーカ装置を介して報知動作を行う場合、報知制御部407は、上述のメッセージの音声出力を行う。また、温度表示専用の表示パネル406bを介して報知動作を行う場合、報知制御部407は、「現在の乾燥装置内の温度は50度です」等の乾燥装置100内の温度を表示する。また、回転灯406cを介して報知動作を行う場合、報知制御部407は、回転灯406cを回転駆動する。これにより、回転灯406cが、例えば赤、緑、青等の各色の光を発光し、ユーザに対して、ジャムが発生し、乾燥装置100がロックされたことを報知する。
第1の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、ジャムが発生すると、このように搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201を閉状態とする。これにより、乾燥装置100内に、ユーザが手を入れる等の不都合を防止することができる。また、ファンシャッタ107を閉状態とすることで、熱源(乾燥ヒータ110及び吹付ファン108等)を遮断することができ、ジャムが発生している乾燥装置100内に、熱風が流入することで発生する不都合を未然に防止できる。
次に、搬入側シャッタ101、搬出側シャッタ201及びファンシャッタ107が閉状態とされると、制御部413は、乾燥装置100内の温度を監視する。具体的には、乾燥装置100内に設けられた温度センサ113で検出される乾燥装置100内の温度と、閾値発生部412からの基準となる温度とを比較部411で比較し、この比較結果を監視する。基準となる温度は、乾燥装置100のロックを解除して、ユーザが乾燥装置100に触れても安全な温度(例えば20度)である。
制御部413は、乾燥装置100内の温度が閾値で示される基準となる温度以下となったことを検出すると、搬入側ロック制御部307及び搬出側ロック制御部401に、ロック解除通知を行う。搬入側ロック制御部307は、このロック解除通知を受信すると、それまで突出していたプランジャ103aを退避させるように、ソレノイド103を制御する。これにより、搬入側シャッタ101がロック解除状態となる。同様に、搬出側ロック制御部401は、上述のロック解除通知を受信すると、それまで突出していたプランジャ203aを退避させるように、ソレノイド203を制御する。これにより、搬出側シャッタ201がロック解除状態となる。
なお、この例では、ソレノイド103及びソレノイド203は、両方向駆動型であるため、プランジャ103a及びプランジャ203aの突出及び退避は電動制御可能である。しかし、ソレノイド103及びソレノイド203が、プランジャの突出のみ電動制御可能な片方向駆動型である場合、乾燥装置100が安全な温度となった際に、例えば液晶表示部406aに「ロックを手動で解除してください」等のメッセージを表示して、プランジャの手動退避を促すことが好ましい。
次に、搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201のロックが解除されると、搬入側シャッタ駆動制御部305、搬出側シャッタ駆動制御部308、ファンシャッタ駆動制御部402に対して、シャッタの開制御通知を行う。搬入側シャッタ駆動制御部305は、この開制御通知を受信すると、モータ104を開方向に回転駆動し、搬入側シャッタ101を開方向(図1の矢印B方向)に移動させる。これにより、乾燥装置100の搬入口300が開放される。同様に、搬出側シャッタ駆動制御部308は、開制御通知を受信すると、モータ204を開方向に回転駆動し、搬出側シャッタ201を開方向(図1の矢印B方向)に移動させる。これにより、乾燥装置100の搬出口301が開放される。
また、ファンシャッタ駆動制御部402は、開制御通知を受信すると、モータ105、205を開方向に回転駆動し、ファンシャッタ107を開方向(図1の矢印B方向)に移動させる。これにより、乾燥装置100の乾燥ヒータ110及び吹付ファン108が露出した状態となる。なお、各シャッタ101、201、107が開状態とされた時点では、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108の再駆動はされず、停止したままの状態に制御される。
このように各シャッタ101、201、107が開状態とすると、報知制御部407は、例えば「紙詰まりを取り除いてください」等のメッセージの報知を、報知部406を介して行う。これにより、ユーザは、手動で紙詰まりを取り除く。上述のように、乾燥装置100内の温度が安全な温度とならなければ、ユーザは、乾燥装置100内に手を入れることはできないため、安全に紙詰まりを取り除く作業を行うことができる。
ユーザは、紙詰まりを取り除くと、再起動を指示する操作を行う。この再起動が指示されると、制御部413は、紙詰まりが残っていないか、また、扉は閉まっているか等の自己診断を行い、再起動してもよいと判断した際に、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108を再駆動して印刷を再開する。
(第1の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、ジャムを検出した際に、搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201を閉状態として、第1の実施の形態のMFP1の乾燥装置100を密閉状態とする。また、ファンシャッタ107を閉状態として、熱源を遮断する。そして、この状態を、乾燥装置100内の温度が安全な温度に低下するまでの間、維持(ロック)する。
これにより、ジャム発生直後で、高温となっている乾燥装置100内に、ユーザが手を入れる等の不都合を防止することができる。また、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108等の熱源を、ファンシャッタ107で乾燥装置100から遮断することで、ジャムが発生している乾燥装置100内に、熱風が流入することで発生する不都合を未然に防止できる。従って、乾燥装置100の温度が、ジャム発生時の温度以上に高温となる不都合を防止でき、乾燥装置100を、より安全なものとして、MFP1の安全性の向上を図ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第2の実施の形態の説明において、上述の第1の実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
図4は、第2の実施の形態のMFP1に設けられている乾燥装置100の正面図である。この図4に示すように、第2の実施の形態のMFP1の場合、搬入側シャッタ101のロックバー101aが設けられている端部に対して反対側となる端部にカッター500が設けられている。同様に、第2の実施の形態のMFP1の場合、搬入側シャッタ201のロックバー201aが設けられている端部に対して反対側となる端部にカッター501が設けられている。
そして、ジャム発生時に、搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201を閉状態にする際に、搬入口300側又は搬出口301側に露出している用紙112が存在する場合、この用紙112をカッター500、501(カッター部の一例)で切断して搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201を閉状態とする。
これにより、用紙112を切断して取り除いたうえで、搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201を閉状態とすることができる。このため、閉状態とした搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201による密閉度を維持できる他、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第3の実施の形態の説明において、上述の第2の実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
この第3の実施の形態のMFP1は、クラッチ及びソレノイド等を用いて、シャッタを落とす構成として、用紙112を、より切断し易くした例である。図5は、この第3の実施の形態のMFP1の乾燥装置100の正面図である。この図5に示すように、第3の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、ロックバー101aを有する搬入側シャッタ101の中段に、さらにロックバー101c(第2のロックバーの一例)が設けられている。同様に、ロックバー201aを有する搬入側シャッタ201の中段に、さらにロックバー201c(第4のロックバーの一例)が設けられている。
搬入側シャッタ101を閉状態とした際に、ロックバー101aの直上に位置して搬入側シャッタ101の開方向への移動を抑止するソレノイド103は、搬入側シャッタ101を開状態とした際に、プランジャ103aを突出させるように制御される。そして、突出させたプランジャ103aで、中段のロックバー101cを支持することで、搬入側シャッタ101の開状態を維持する。
搬入側シャッタ101を閉状態とする際には、ソレノイド103のプランジャ103aを退避させる。これにより、中段のロックバー101cによる搬入側シャッタ101の支持が解除され、搬入側シャッタ101が自重で落下する。そして、搬入側シャッタ101が閉状態となると共に、搬入口300近辺で紙詰まりを生じている用紙112を切断して、搬入側シャッタ101による密閉度を維持する。なお、搬入側シャッタ101が閉状態となると、突出するように駆動されるソレノイド103のプランジャ103aにより、ロックバー101aを介して搬入側シャッタ101が閉状態でロックされることは、上述のとおりである。
同様に、搬出側シャッタ201を閉状態とした際に、ロックバー201aの直上に位置して搬出側シャッタ201の開方向への移動を抑止するソレノイド203は、搬出側シャッタ201を開状態とした際に、プランジャ203aを突出させるように制御される。そして、突出させたプランジャ203aで、中段のロックバー201cを支持することで、搬出側シャッタ201の開状態を維持する。
搬出側シャッタ201を閉状態とする際には、ソレノイド203のプランジャ203aを退避させる。これにより、中段のロックバー201cによる搬出側シャッタ201の支持が解除され、搬出側シャッタ201が自重で落下する。そして、搬出側シャッタ201が閉状態となると共に、搬出口301近辺で紙詰まりを生じている用紙112を切断して、搬出側シャッタ201による密閉度を維持する。なお、搬出側シャッタ201が閉状態となると、突出するように駆動されるソレノイド203のプランジャ203aにより、ロックバー201aを介して搬出側シャッタ201が閉状態でロックされることは、上述のとおりである。
なお、上述の各実施の形態の説明では、ファンシャッタ107は、モータ105,205で開閉制御した。これに対して、図5の例は、ファンシャッタ107もソレノイド600(第3のロック部の一例)で開閉制御する例である。
ソレノイド600とファンシャッタ107の位置関係は、ファンシャッタ107が開状態のときには、ソレノイド600のプランジャ600aでロックバー107b(第6のロックバーの一例)を介してファンシャッタ107が支持され、ファンシャッタ107の開状態が維持される位置関係である。また、ファンシャッタ107が閉状態とすると、ソレノイド600のプランジャ600aがロックバー107a(第5のロックバーの一例)の直上に位置し、ファンシャッタ107の開方向への移動を抑止する位置関係である。
ファンシャッタ107の開状態時には、ソレノイド600のプランジャ600aが突出するように制御されており、プランジャ600aでロックバー107bを介してファンシャッタ107を支持して、ファンシャッタ107の開状態を維持する。
ファンシャッタ107を閉状態に移行させる際には、ソレノイド600のプランジャ600aを退避するように制御する。これにより、ファンシャッタ107が自重で落下し、乾燥ヒータ110及び吹付ファン108が、ファンシャッタ107により乾燥装置100から遮断(隔離)される。ファンシャッタ107が閉状態となると、ソレノイド600のプランジャ600aが突出するように制御される。これにより、プランジャ600aがロックバー107aの直上に位置し、ファンシャッタ107の開方向への移動を抑止する。
閉状態でロックされた搬入側シャッタ101、搬出側シャッタ201及びファンシャッタ107は、乾燥装置100内の温度が所定以下に下がることで解除されることは、上述のとおりである。
このような第3の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、各シャッタ101、201、107が自重で落下することで、モータ制御の場合よりも速い速度で用紙112に当接し、容易に分断可能とすることができる。また、一つのソレノイドで、各シャッタ101、201、107を開状態、閉状態、及び、ロック状態に制御できる他、上述の第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第4の実施の形態の説明において、上述の各実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
図6は、第4の実施の形態のMFP1の乾燥装置100の正面図である。この図6は、上述の各シャッタ101、201、107等の図示は省略してあるが、上述の各実施の形態の構成を備えているものと理解されたい。すなわち、第4の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、上述の各実施の形態の構成と共に、乾燥装置100の筐体を外側から冷却する一つ又は複数の冷却するファン700(空冷の一例)を有している。
この第6の実施の形態のMFP1の乾燥装置100の場合、制御部413は、ジャムが発生すると、上述のように各シャッタ101、201、107を閉状態に制御すると共に、ファン700を回転駆動する。
これにより、乾燥装置100を外部から冷却でき、乾燥装置100内の温度を短時間で安全な温度まで下げることができる。従って、ジャムの発生から、ロックが解除され、印刷が再開されるまでに要する時間を短縮化できる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第5の実施の形態の説明において、上述の各実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
図7は、第5の実施の形態のMFP1の乾燥装置100の正面図である。この図7は、上述の各シャッタ101、201、107等の図示は省略してあるが、上述の各実施の形態の構成を備えているものと理解されたい。すなわち、第5の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、上述の各実施の形態の構成と共に、乾燥装置100の周囲に冷却用パイプ800を備えている。そして、制御部413は、ジャム発生時に、この冷却用パイプ800に冷却液(水冷の一例)を流すように、冷却液巡回装置を駆動制御する。
これにより、外部から乾燥装置100を、より冷却でき、乾燥装置100内の温度を、より短時間で安全な温度まで下げることができる。従って、ジャムの発生から、ロックが解除され、印刷が再開されるまでに要する時間を短縮化できる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の各実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、各実施の形態及び各実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 MFP
100 乾燥装置
101 搬入側シャッタ
101a 上端部のロックバー
101b シャッタ扉
101c 中段のロックバー
102 ラック
103 ソレノイド
103a プランジャ
104 モータ
105 モータ
106 ラック
107 ファンシャッタ
107a ロックバー
107b ロックバー
108 吹付ファン
109 ベルト
110 乾燥ヒータ
111a 搬入側のローラ
111b 搬出側のローラ
112 用紙
113 温度センサ
117 搬入口センサ
118 搬出口センサ
201 搬出側シャッタ
201a 上端部のロックバー
201b シャッタ扉
201c 中段のロックバー
202 ラック
203 ソレノイド
203a プランジャバー
204 モータ
205 モータ
300 搬入口
301 搬出口
303 ヒータ駆動制御部
304 ファン駆動制御部
305 搬入側シャッタ駆動制御部
307 搬入側ロック制御部
308 搬出側シャッタ駆動制御部
401 搬出側ロック制御部
402 ファンシャッタ駆動制御部
406 報知部
406a 液晶表示部
406b 温度表示専用の表示パネル
406c 回転灯
407 報知制御部
408 カウンタ
409 カウンタ
410 比較部
411 比較部
412 閾値発生部
413 制御部
500 カッター
特開2018−008475号公報

Claims (12)

  1. 搬入口を介して搬入された、インクが塗布された用紙を熱源で熱することで、インクを乾燥させた状態で搬出口から搬出する乾燥装置であって、
    前記用紙の紙詰まり時において、前記搬入口を閉状態とする第1のシャッタ部と、
    前記用紙の紙詰まり時において、前記搬出口を閉状態とする第2のシャッタ部と、
    前記用紙の紙詰まり時において、前記熱源を遮断する第3のシャッタ部と、
    閉状態とされた前記第1のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第1のロック部と、
    閉状態とされた前記第2のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第2のロック部と、
    を有することを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記乾燥装置の内部の温度を検出する温度センサを、さらに備え、
    前記第1のロック部及び前記第2のロック部は、前記温度センサにより、前記乾燥装置の内部の温度が所定以下の温度となったことが検出された際に、前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部を、開方向へ移動可能とすること
    を特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 閉状態とされた前記第3のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第3のロック部を、さらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  4. 前記乾燥装置の内部の温度を検出する温度センサを、さらに備え、
    前記第1のロック部、前記第2のロック部及び第3のロック部は、前記温度センサにより、前記乾燥装置の内部の温度が所定以下の温度となったことが検出された際に、前記第1のシャッタ部、前記第2のシャッタ部又は前記第3のシャッタ部を、それぞれ開方向へ移動可能とすること
    を特徴とする請求項3に記載の乾燥装置。
  5. 少なくとも前記用紙の紙詰まり時から、前記温度センサにより、前記乾燥装置の内部の温度が所定以下の温度となったことが検出されるまでの間、前記乾燥装置を外部から空冷又は水冷により冷却する冷却装置を、さらに備えること
    を特徴とする請求項2又は請求項4に記載の乾燥装置。
  6. 前記熱源は、
    熱を発生するヒータ部と、
    前記ヒータ部で発生した熱に基づいて熱風を形成し、前記乾燥装置の内部を搬送される前記用紙に吹き付ける吹付ファンと、を備え、
    前記用紙の紙詰まり時において、前記熱源のうち、少なくとも前記ヒータ部を停止させる停止制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の乾燥装置。
  7. 前記第1のシャッタ部は、閉状態時に、前記第1のロック部と接触して、開方向への移動を抑止する第1のロックバーと、開状態時に、前記第1のロック部と接触して、閉方向への移動を抑止する第2のロックバーと、を備え、
    前記第2のシャッタ部は、閉状態時に、前記第2のロック部と接触して、開方向への移動を抑止する第3のロックバーと、開状態時に、前記第2のロック部と接触して、閉方向への移動を抑止する第4のロックバーと、を備え、
    前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部は、前記第1のロック部又は前記第2のロック部により、開方向への移動が可能とされた際に、自重で落下して閉状態となること
    を特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  8. 前記第3のシャッタ部は、閉状態時に、前記第3のロック部と接触して、開方向への移動を抑止する第5のロックバーと、開状態時に、前記第3のロック部と接触して、閉方向への移動を抑止する第6のロックバーと、を備え、前記第3のロック部により、閉方向への移動が可能とされた際に、自重で落下して閉状態となること
    を特徴とする請求項3に記載の乾燥装置。
  9. 前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部は、閉方向の端部に、紙詰まりした前記用紙を切断するためのカッター部が設けられていること
    を特徴とする請求項1から請求項8のうち、いずれか一項に記載の乾燥装置。
  10. 用紙にインクを塗布して画像を形成する画像形成機能と、
    請求項1から請求項9のうち、いずれか一項に記載の乾燥装置と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 少なくとも、前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部が閉状態となっていることを示す報知動作、又は、前記第1のシャッタ部から前記第3のシャッタ部が閉状態となっていることを示す報知動作を行う報知部を有すること
    を特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 搬入口を介して搬入された、インクが塗布された用紙を、熱源で熱することでインクを乾燥させて搬出口から搬出する乾燥装置の制御方法であって、
    前記用紙の紙詰まり時において、第1のシャッタ部で前記搬入口を閉状態とし、
    前記用紙の紙詰まり時において、第2のシャッタ部で前記搬出口を閉状態とし、
    前記用紙の紙詰まり時において、第3のシャッタ部で前記熱源を遮断し、
    前記乾燥装置の内部の温度が所定以下となるまでの間、閉状態とされた前記第1のシャッタ部の、開方向への移動を、第1のロック部で抑止し、
    前記乾燥装置の内部の温度が所定以下となるまでの間、閉状態とされた前記第2のシャッタ部の、開方向への移動を、第2のロック部で抑止し、
    前記乾燥装置の内部の温度が所定以下となるまでの間、閉状態とされた前記第3のシャッタ部の、開方向への移動を、第3のロック部で抑止すること
    を特徴とする乾燥装置の制御方法。
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