JP2020128050A - 乾燥装置、画像形成装置及び乾燥装置の制御方法 - Google Patents
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(複合機の要部の構成)
図1は、第1の実施の形態のMFP1の要部の正面図であり、内部に設けられている乾燥装置100を透視した状態の図である。MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ送受信機能等の画像形成機能と共に、この図1に示す乾燥装置100を有している。コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ送受信機能は、画像形成機能の一例である。
図1において、乾燥装置100は、インクが塗布された用紙112の搬入口300側に設けられたローラ111a及び用紙112の搬出口301側に設けられたローラ111bを有している。輪状のベルト109は、例えばエアによる吸着機能を有している。輪状のベルト109は、各ローラ111a、111bで回転駆動されることで、インクが塗布された用紙112を、搬送開始側から搬送終了側にかけて搬送するようになっている。
入り口側シャッタ101は、用紙112の搬入口300を閉扉するシャッタ扉101bと、シャッタ扉101bの内壁側に、搬入側シャッタ101の開閉方向に沿って直線状に設けられたラック102と、歯車付きのモータ104とを有している。モータ104の歯車は、ラック102と噛み合っており、モータ104を回転駆動させることで、シャッタ扉101bを、矢印A方向(閉方向)又は矢印B方向(開方向)に移動させるようになっている。
搬出側シャッタ201は、用紙112の搬出口301を閉扉するシャッタ扉201bと、シャッタ扉201bの内壁側に、搬出側シャッタ201の開閉方向に沿って直線状に設けられたラック202と、歯車付きのモータ204とを有している。モータ204の歯車は、ラック202と噛み合っており、モータ204を回転駆動させることで、シャッタ扉201bを、矢印A方向(閉方向)又は矢印B方向(開方向)に移動させるようになっている。
ファンシャッタ201は、閉状態とされた際に、吹付ファン108及び乾燥ヒータ110の前面に位置することで、吹付ファン108及び乾燥ヒータ110の前面を被覆する、例えば長方形状を有している。ファンシャッタ201の短手辺に相当する両方の側面部には、ファンシャッタ201の開閉方向に沿って、直線的にラック106、206が設けられている。ラック106は、モータ105の歯車と噛み合っており、ラック206は、モータ205の歯車と噛み合っている。このため、モータ105及びモータ205を同期させて回動駆動することで、ファンシャッタ201を開方向(A方向)又は閉方向(B方向)に、移動制御可能となっている。
図2は、乾燥装置100のブロック図である。この図2に示すように、乾燥装置100は、上述のローラ111a及びローラ111bであるローラ111を回転駆動するモータ301と、モータ301を駆動制御するモータ駆動制御部302を有している。また、乾燥装置100は、熱源となる乾燥ヒータ110を駆動するヒータ駆動制御部303と、乾燥装置100内に熱風を流入させる吹付ファン108を回転駆動するファン駆動制御部304を有している。
次に、このような構成を有するMFP1の乾燥装置100の動作を説明する。まず、ジャムを発生することなく、無事に印刷が行われている場合、図2に示すモータ駆動制御部302は、搬入口300側のローラ111a及び搬出口301側に設けられたローラ111bを回転駆動する。これにより、各ローラ111a、111bに架けられたベルト109が、各ローラ111a、111b間を回動する。そして、インクが塗布された用紙112が、ベルト109により、乾燥装置100の搬入口300から搬入され、搬出口301から搬出される。
これに対して、搬入側のカウンタ408のカウント値よりも、搬出側のカウンタ409のカウント値の方が小さな値となった場合、これは、ジャムが発生し、用紙112が乾燥装置100内に残存していることを示す。この場合、モータ駆動制御部302は、各モータ111a、111bを停止すると共に、ヒータ駆動制御部303は、乾燥ヒータ110を停止制御する。
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態のMFP1の乾燥装置100は、ジャムを検出した際に、搬入側シャッタ101及び搬出側シャッタ201を閉状態として、第1の実施の形態のMFP1の乾燥装置100を密閉状態とする。また、ファンシャッタ107を閉状態として、熱源を遮断する。そして、この状態を、乾燥装置100内の温度が安全な温度に低下するまでの間、維持(ロック)する。
次に、第2の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第2の実施の形態の説明において、上述の第1の実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
次に、第3の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第3の実施の形態の説明において、上述の第2の実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
次に、第4の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第4の実施の形態の説明において、上述の各実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
次に、第5の実施の形態のMFPの説明をする。なお、この第5の実施の形態の説明において、上述の各実施の形態との差異の説明のみ行うことで、重複した説明は省略する。
100 乾燥装置
101 搬入側シャッタ
101a 上端部のロックバー
101b シャッタ扉
101c 中段のロックバー
102 ラック
103 ソレノイド
103a プランジャ
104 モータ
105 モータ
106 ラック
107 ファンシャッタ
107a ロックバー
107b ロックバー
108 吹付ファン
109 ベルト
110 乾燥ヒータ
111a 搬入側のローラ
111b 搬出側のローラ
112 用紙
113 温度センサ
117 搬入口センサ
118 搬出口センサ
201 搬出側シャッタ
201a 上端部のロックバー
201b シャッタ扉
201c 中段のロックバー
202 ラック
203 ソレノイド
203a プランジャバー
204 モータ
205 モータ
300 搬入口
301 搬出口
303 ヒータ駆動制御部
304 ファン駆動制御部
305 搬入側シャッタ駆動制御部
307 搬入側ロック制御部
308 搬出側シャッタ駆動制御部
401 搬出側ロック制御部
402 ファンシャッタ駆動制御部
406 報知部
406a 液晶表示部
406b 温度表示専用の表示パネル
406c 回転灯
407 報知制御部
408 カウンタ
409 カウンタ
410 比較部
411 比較部
412 閾値発生部
413 制御部
500 カッター
Claims (12)
- 搬入口を介して搬入された、インクが塗布された用紙を熱源で熱することで、インクを乾燥させた状態で搬出口から搬出する乾燥装置であって、
前記用紙の紙詰まり時において、前記搬入口を閉状態とする第1のシャッタ部と、
前記用紙の紙詰まり時において、前記搬出口を閉状態とする第2のシャッタ部と、
前記用紙の紙詰まり時において、前記熱源を遮断する第3のシャッタ部と、
閉状態とされた前記第1のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第1のロック部と、
閉状態とされた前記第2のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第2のロック部と、
を有することを特徴とする乾燥装置。 - 前記乾燥装置の内部の温度を検出する温度センサを、さらに備え、
前記第1のロック部及び前記第2のロック部は、前記温度センサにより、前記乾燥装置の内部の温度が所定以下の温度となったことが検出された際に、前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部を、開方向へ移動可能とすること
を特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 閉状態とされた前記第3のシャッタ部の、開方向への移動を抑止する第3のロック部を、さらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 前記乾燥装置の内部の温度を検出する温度センサを、さらに備え、
前記第1のロック部、前記第2のロック部及び第3のロック部は、前記温度センサにより、前記乾燥装置の内部の温度が所定以下の温度となったことが検出された際に、前記第1のシャッタ部、前記第2のシャッタ部又は前記第3のシャッタ部を、それぞれ開方向へ移動可能とすること
を特徴とする請求項3に記載の乾燥装置。 - 少なくとも前記用紙の紙詰まり時から、前記温度センサにより、前記乾燥装置の内部の温度が所定以下の温度となったことが検出されるまでの間、前記乾燥装置を外部から空冷又は水冷により冷却する冷却装置を、さらに備えること
を特徴とする請求項2又は請求項4に記載の乾燥装置。 - 前記熱源は、
熱を発生するヒータ部と、
前記ヒータ部で発生した熱に基づいて熱風を形成し、前記乾燥装置の内部を搬送される前記用紙に吹き付ける吹付ファンと、を備え、
前記用紙の紙詰まり時において、前記熱源のうち、少なくとも前記ヒータ部を停止させる停止制御部と、
を有することを特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の乾燥装置。 - 前記第1のシャッタ部は、閉状態時に、前記第1のロック部と接触して、開方向への移動を抑止する第1のロックバーと、開状態時に、前記第1のロック部と接触して、閉方向への移動を抑止する第2のロックバーと、を備え、
前記第2のシャッタ部は、閉状態時に、前記第2のロック部と接触して、開方向への移動を抑止する第3のロックバーと、開状態時に、前記第2のロック部と接触して、閉方向への移動を抑止する第4のロックバーと、を備え、
前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部は、前記第1のロック部又は前記第2のロック部により、開方向への移動が可能とされた際に、自重で落下して閉状態となること
を特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 前記第3のシャッタ部は、閉状態時に、前記第3のロック部と接触して、開方向への移動を抑止する第5のロックバーと、開状態時に、前記第3のロック部と接触して、閉方向への移動を抑止する第6のロックバーと、を備え、前記第3のロック部により、閉方向への移動が可能とされた際に、自重で落下して閉状態となること
を特徴とする請求項3に記載の乾燥装置。 - 前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部は、閉方向の端部に、紙詰まりした前記用紙を切断するためのカッター部が設けられていること
を特徴とする請求項1から請求項8のうち、いずれか一項に記載の乾燥装置。 - 用紙にインクを塗布して画像を形成する画像形成機能と、
請求項1から請求項9のうち、いずれか一項に記載の乾燥装置と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも、前記第1のシャッタ部及び前記第2のシャッタ部が閉状態となっていることを示す報知動作、又は、前記第1のシャッタ部から前記第3のシャッタ部が閉状態となっていることを示す報知動作を行う報知部を有すること
を特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 搬入口を介して搬入された、インクが塗布された用紙を、熱源で熱することでインクを乾燥させて搬出口から搬出する乾燥装置の制御方法であって、
前記用紙の紙詰まり時において、第1のシャッタ部で前記搬入口を閉状態とし、
前記用紙の紙詰まり時において、第2のシャッタ部で前記搬出口を閉状態とし、
前記用紙の紙詰まり時において、第3のシャッタ部で前記熱源を遮断し、
前記乾燥装置の内部の温度が所定以下となるまでの間、閉状態とされた前記第1のシャッタ部の、開方向への移動を、第1のロック部で抑止し、
前記乾燥装置の内部の温度が所定以下となるまでの間、閉状態とされた前記第2のシャッタ部の、開方向への移動を、第2のロック部で抑止し、
前記乾燥装置の内部の温度が所定以下となるまでの間、閉状態とされた前記第3のシャッタ部の、開方向への移動を、第3のロック部で抑止すること
を特徴とする乾燥装置の制御方法。
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