JP2020127993A - 打込機 - Google Patents

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Toshinori Yasutomi
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Abstract

【課題】第1作動部が留具を相手材に打ち込む場合の反動を抑制可能な打込機を提供。【解決手段】直動可能であり、かつ、回転可能な第1作動部160と、圧縮性気体の圧力で第1作動部160を直動させる圧力室と、第1作動部160を回転させるエアモータと、エアモータに対する圧縮性気体の供給及び遮断を切り替える第1ピストン51と、第1ピストン51が接触可能なバンパ61と、を有する打込機10であって、第1ピストン51は、第1作動部160に対して直動方向に移動及び停止可能であり、第1ピストン51は、第1作動部160が第1の向きD1で直動し、かつ、留具82が構造材W2から離間していると、第1作動部160と共に一体で第1の向きD1で作動し、第1ピストン51は、留具82が構造材W2に食い込んで第1ピストン51に直動方向の慣性力が加わると、第1作動部160に対して第1の向きD1で移動してバンパ61に接触する。【選択図】図5

Description

本発明は、エアモータと、圧縮性気体の圧力で作動可能であり、かつ、エアモータにより回転される第1作動部と、第1作動部と同心状に配置され、かつ、作動可能な第2作動部と、を有する打込機に関する。
エアモータと、圧縮性気体の圧力で作動可能であり、かつ、エアモータにより回転される第1作動部と、第1作動部と同心状に配置され、かつ、作動可能な第2作動部と、を有する打込機が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された打込機は、ハウジング、ハンドル、蓄圧室、圧力室、第1作動部、第2作動部、エアモータ、円筒状のスピンドル、プッシュレバー、トリガ、射出部、マガジンを有する。蓄圧室、スピンドル、第1作動部、第2作動部及びエアモータは、ハウジング内に設けられている。第1作動部及び第2作動部は、同心状に配置されている。ハンドルは、ハウジングに接続されている。
第1作動部は、ピストン、プランジャ及びドライバを有する。スピンドルは、エアモータに連結されている。圧力室はスピンドル内に設けられている。スピンドルは回転可能であり、スピンドルは、回転中心である軸線に沿った方向には作動しない。ピストンは、スピンドルと共に回転可能であり、かつ、スピンドルの軸線に沿った方向に作動可能である。プランジャはスピンドルに取り付けられ、ドライバはプランジャに取り付けられている。第2作動部は、第1作動部に対して、軸線に沿った方向に移動可能である。射出部はハウジングに取り付けられている。マガジンは留具を収容し、留具は射出部に送られる。
作業者がハンドルを握ってプッシュレバーを相手材に押し付け、かつ、トリガに操作力を付加すると、圧縮性気体が蓄圧室から圧力室に供給され、第1作動部が軸線に沿った方向に作動し、かつ、第2作動部は第1作動部と共に作動する。第1作動部が作動すると、ドライバは、射出部の留具を相手材に打ち込む。第2作動部が作動すると、圧縮性気体がエアモータに供給され、エアモータが回転する。エアモータの回転力は、スピンドルを介して第1作動部に伝達され、ドライバが留具を回転させる。
特開2016−43445号公報
本願発明者は、第1作動部が留具を相手材に打ち込む過程で反動が生じる、という課題を認識した。
本発明の目的は、第1作動部が留具を相手材に打ち込む場合の反動を抑制可能な打込機を提供することである。
一実施形態の打込機は、直動可能であり、かつ、回転可能な第1作動部と、圧縮性気体の圧力で前記第1作動部を直動させて留具を相手材に打ち込ませる圧力室と、圧縮性気体が供給されて駆動し、かつ、前記第1作動部を回転させて前記留具を前記相手材に食い込ませるエアモータと、前記直動方向に作動可能であり、かつ、前記エアモータに対する前記圧縮性気体の供給及び遮断を切り替える第2作動部と、前記第2作動部が接触可能なバンパと、を有する打込機であって、前記第2作動部は、前記第1作動部に対して前記直動方向に移動及び停止可能であり、前記第2作動部は、前記第1作動部が前記留具を打ち込むように第1の向きで直動し、かつ、前記留具が前記相手材から離間していると、前記第1作動部と共に一体で前記第1の向きで作動し、前記第2作動部は、前記留具が前記相手材に打ち込まれて前記第2作動部に前記直動方向の慣性力が加わると、前記第1作動部に対して前記第1の向きで移動してバンパに接触する。
一実施形態の打込機は、第1作動部が留具を相手材に打ち込む過程で、反動の向きとは逆向きに第2作動部が作動してバンパに衝突する。したがって、第1作動部が留具を相手材に打ち込む過程で生じる反動を抑制可能である。
本発明の打込機に含まれるいくつかの実施形態のうち、代表的な打込機を示す側面断面図である。 打込機に設けた第1作動部及び第1ピストンの拡大断面図である。 打込機のマガジン及び射出部の拡大図である。 打込機に設けた第1支持機構の実施例1を示す拡大断面図である。 図4に示す第1支持機構を有する打込機において、第1ピストンが上死点から作動した状態の断面図である。 (A)は、図5に示す打込機の第1ピストンがバンパに衝突した状態の断面図、(B)は、ねじの打ち込みが完了した状態の断面図である。 (A)は、第1支持機構の実施例2を有する打込機の初期状態の断面図、(B)は、第1ピストンが上死点から作動した状態の断面図である。 図7に示す第1支持機構を示す拡大断面図である。 (A)は、図7(A)の打込機で第1ピストンがバンパに衝突した状態の断面図、(B)は、図7(A)の打込機でねじの打ち込みが完了した状態の断面図である。 (A)は、第1支持機構の実施例3を有する打込機の初期状態の断面図、(B)は、第1ピストンが上死点から作動した状態の断面図である。 (A)は、図10(A)の打込機で第1ピストンがバンパに衝突した状態の断面図、(B)は、図10(A)の打込機でねじの打ち込みが完了した状態の断面図である。 (A)は、第1支持機構の実施例4を有する打込機の初期状態の断面図、(B)は、スライダーが上死点から作動した状態の断面図である。 (A)は、第1ピストンがスライダーに接触している状態の拡大断面図、(B)は、第1ピストンがスライダーから離間した状態の拡大断面図である。

(A)は、図12(A)の打込機で第1ピストンがバンパに衝突した状態の断面図、(B)は、図12(A)の打込機でねじの打ち込みが完了した状態の断面図である。 実施形態の打込機の特性、及び比較例の打込機の特性の一例を示す線図である。
本発明の打込機に含まれるいくつかの実施形態のうち、代表的な打込機を図面を参照して説明する。また、打込機は、ねじ打機と定義することも可能である。
図1に示す打込機10は、ハウジング11、射出部12、エアモータ13、減速機45、第1作動部160、第1ピストン51、ハンドル15及びマガジン16を有する。ハウジング11は、円筒状のホルダ22及び円筒状のシリンダケース11Aを有する。ホルダ22とシリンダケース11Aとが固定されている。ホルダ22及びシリンダケース11Aは、共に金属製または非鉄金属製である。ハンドル15がシリンダケース11Aに接続されている。ヘッドカバー17がホルダ22の開口部に固定されており、エアモータ13がヘッドカバー17内に設けられている。
プラグ18がハンドル15に取り付けられており、プラグ18はエアホースに接続可能である。蓄圧室19がハンドル15内に形成され、エアホースから供給される圧縮性気体は蓄圧室19に送られる。図2のように、排気通路20がハンドル15に設けられ、排気通路20はハウジング11の外部につながっている。
シリンダ23がシリンダケース11A内に固定して設けられている。ホルダ22は通路24を有する。通路24は、常に蓄圧室19とつながっている。シリンダ23とハウジング11との間に空気室26及び戻り空気室27が形成されている。シリンダ23を径方向に貫通する通路30が設けられ、通路30は空気室26につながっている。シリンダ23の内面に、環状の段部31が設けられている。
筒部材32が、ホルダ22内及びシリンダ23内に亘って設けられている。筒部材32は円筒形状であり、軸線A1を中心として回転可能である。筒部材32は、軸線A1に沿った方向に移動不可能である。筒部材32を径方向に貫通する給排気口33,34が設けられている。筒部材32の内部60は、給排気口33,34につながっている。内部60は、圧縮性気体が出入りする空間である。圧縮性気体は、空気、不活性ガスを含む。不活性ガスは、例えば、窒素ガス、希ガスである。
第1作動部160は、スライダー35、プランジャ55及びドライバ14を有する。スライダー35は内部60に配置されている。減速機45は、軸線A1に沿った方向でエアモータ13とスライダー35との間に配置されている。エアモータ13及び減速機45は、軸線A1に沿った方向に移動しないように設けられている。スライダー35は、樹脂製である。スライダー35は、筒部材32に対して軸線A1に沿った方向で、第1の向きD1及び第2の向きD2に作動、つまり、直動可能である。第2の向きD2は、第1の向きD1とは逆である。スライダー35が第1の向きD1で作動すると、スライダー35は減速機45から離間する。スライダー35が第2の向きD2で作動すると、スライダー35は減速機45に近づく。
スライダー35及び筒部材32は一体回転するように連結されている。スライダー35は、図4に示す環状の当接部36,156を有し、かつ、係合部153,157を有する。係合部153,157は、軸線A1を中心としてそれぞれ環状に設けられている。係合部153,157は、軸線A1を中心とする径方向で外側に向けてそれぞれ突出している。
当接部36は、軸線A1に沿った方向で係合部153と当接部156との間に位置する。当接部156は、軸線A1に沿った方向で当接部36と係合部157との間に位置する。係合部153は、傾斜面171を有する。傾斜面171は、軸線A1を中心として環状に形成されている。傾斜面171は軸線A1に対して鋭角側の角度θ6傾斜している。
図2に示すように、ヘッドカバー17内に空気室37が形成され、空気室37は通路38を介して空気室26につながっている。通路38はハウジング11及びヘッドカバー17に亘って設けられている。エアモータ13は、圧縮空気が供給されて駆動し、かつ、回転軸40及びベーン39を有する。ヘッドカバー17内に支持壁42及び隔壁43が設けられ、支持壁42と隔壁43との間に収容室41が形成されている。ベーン39は回転軸40の外周面に複数設けられている。複数のベーン39は収容室41に配置されている。空気室37と収容室41とがつながっている。ヘッドカバー17及びハウジング11に亘って通路105が設けられている。通路105は排気通路20につながっている。通路104がヘッドカバー17に設けられ、通路104は、収容室41と通路105とをつないでいる。
エアモータ13の回転軸40は、軸受44を介して隔壁43により支持されている。減速機45は、ホルダ22内に設けられている。減速機45は、回転軸40とスライダー35とを連結しており、減速機45は、遊星歯車機構により構成されている。遊星歯車機構はキャリヤ29を有する。キャリヤ29は、金属製、一例として鋼製、アルミニウム製である。
図4のように、キャリヤ29は、軸線A1を中心とする環状の係合部154を有する。係合部154は、軸線A1を中心とする径方向で内側に向けて突出している。係合部154の内径は、係合部153の外径よりも小さい。
係合部153と係合部154とが係合していると、第1作動部160は、軸線A1に沿った方向で所定位置、具体的には、減速機45に最も近い位置で停止する。つまり、第1作動部160は、係合部153の傾斜面171と、係合部154との係合力、つまり、図2に示す停止力FSにより所定位置に停止する。停止力FSは、図4に示す角度θ6によって定まる。
係合部153と係合部154とが係合している状態において、スライダー35に第1の向きD1で第1作動力F1が加わる。第1作動力F1が停止力FS以下であると、スライダー35は所定位置に停止している。
これに対して、係合部153の傾斜面171が係合部154に接触している状態で、停止力FSを超える第1作動力FSWが生じて、例えば、係合部154が弾性変形すると、係合部154が係合部153を乗り越える。つまり、係合部153と係合部154とが解放され、スライダー35が第1の向きD1で作動する。停止力FS及び第1作動力FSWは、角度θ6によって定まる。角度θ6が大きい程、停止力FS及び第1作動力FSWが増加する。
なお、係合部153と係合部154とが解放している状態において、スライダー35が第2の向きD2で作動し、係合部154が係合部153を乗り越えると、係合部154と係合部153とが係合される。
筒部材32内において、キャリヤ29とスライダー35との間に、図4に示す圧力室50が形成される。圧力室50は、図2に示す内部60につながっている。圧力室50に圧縮性気体が供給されると、圧力室50の圧力により、スライダー35に第1の向きD1の第1作動力F1が付加される。
第1ピストン51は、筒部材32内及びシリンダ23内に亘って配置されている。第1ピストン51は、金属製、一例として鋼製、アルミニウム製である。第1ピストン51は、筒部材32及びシリンダ23に対して軸線A1に沿って作動可能である。つまり、第1ピストン51は、第1の向きD1及び第2の向きD2で作動可能である。第1ピストン51は筒形状であり、第1ピストン51は軸孔158を有する。軸孔158は軸線A1を中心として設けられている。第1ピストン51は、内部60の圧力で第1の向きD1に付勢される。第1ピストン51を径方向に貫通する通路52が形成されている。第1ピストン51内に、環状の段部152が形成されている。段部152は、軸線A1に対して垂直な端面である。
第1ピストン51において、軸線A1に沿った方向でスライダー35から最も離れた個所の外周面に、図2に示すシール部材54が取り付けられている。
第1ピストン51は、図4のように、軸孔158に面する係合部159を有する。係合部159は、軸線A1に沿った方向で、スライダー35に最も近い箇所に設けられている。係合部159は、軸線A1を中心とする径方向で内側に向けて突出している。係合部159は、軸線A1を中心として環状に設けられている。係合部159の内径は、係合部157の外径よりも小さい。
係合部159は、傾斜面169,170を有する。傾斜面169,170は、軸線A1を中心としてそれぞれ環状に形成されている。傾斜面169と傾斜面170とは、軸線A1に対する傾斜の向きが逆であり、係合部159の先端を境として、傾斜面169と傾斜面170とが連続している。軸線A1に沿った方向で、傾斜面169は、当接部156と傾斜面170との間に配置されている。傾斜面169は、軸線A1に対して鋭角側で角度θ3傾斜している。傾斜面170は、軸線A1に対して鋭角側で角度θ2傾斜している。
係合部157及び係合部159は、第1ピストン51を第1作動部160に対して軸線A1に沿った方向に位置決めする第1支持機構の具体例1である。
係合部157と係合部159とが係合している状態で、スライダー35が軸線A1に沿って移動または停止すると、第1ピストン51は、スライダー35と一体で軸線A1に沿って移動または停止する。つまり、第1ピストン51は、係合部157と係合部159との係合力、つまり、支持力FLにより、スライダー35に対して軸線A1に沿った方向に位置決めされる。
また、支持力FLは、停止力FSより大きい。支持力FLは、係合部157の外径と、係合部159の内径との差、角度θ2、スライダー35及び第1ピストン51のヤング率等の条件によって定まる。係合部157の外径と、係合部159の内径との差が大きくなることに伴い、支持力FLが増加する。角度θ2が大きくなることに伴い、支持力FLが増加する。スライダー35または第1ピストン51のヤング率が大きくなることに伴い弾性変形量が低下し、支持力FLが上昇する。なお、スライダー35または第1ピストン51のヤング率は、それぞれ材料の選択により変更可能である。
停止力FSは、係合部153の外径と、係合部154の内径との差、角度θ6、スライダー35及びキャリヤ29のヤング率等の条件によって定まる。係合部153の外径と、係合部154の内径との差が小さくなることに伴い、停止力FSが減少する。角度θ6が小さくなることに伴い、停止力FSが減少する。スライダー35またはキャリヤ29のヤング率が小さくなることに伴い弾性変形量が上昇し、停止力FSが減少する。なお、スライダー35またはキャリヤ29のヤング率は、それぞれ材料の選択により変更可能である。
図4のように、係合部157と係合部159とが係合している状態で、第1ピストン51に第1の向きD1で第2作動力F2が加わり、図2に示す第2作動力F2が支持力FL以下であると、第1ピストン51はスライダー35と一体で移動する。
これに対して、支持力FLを超える第2作動力FLWが生じると、例えば、係合部159が弾性変形して係合部159が係合部159を乗り越える。つまり、係合部159が係合部157から解放され、第1ピストン51がスライダー35に対して第1の向きD1で移動する。
さらに、係合部159と係合部157とが解放している状態において、第1ピストン51に第2の向きD2で第3作動力F3が加わり、傾斜面169が係合部159に押し付けられて、例えば、係合部159が弾性変形して係合部159が係合部157を乗り越えると、係合部159が係合部157に係合する。
なお、係合部159と係合部157とを係合させるために必要な第3作動力FSDは、係合部159と係合部157とを解放させるために必要な第2作動力FLWよりも小さい。また、第2作動力FLWは、第1作動力FSWよりも大きい。係合部159と係合部157とを係合させるために必要な第3作動力FSDは、角度θ3によって定まり、係合部159と係合部157とを解放させるために必要な第2作動力FLWは、角度θ2によって定まる。角度θ3を小さくすると、係合部157と係合部159とを係合させるために必要な第3作動力FSDが減少する。角度θ2を大きくすると、係合部157と係合部159とを解放させるために必要な第2作動力FLWが増加する。
プランジャ55は、スライダー35に固定されている。プランジャ55はスライダー35と共に軸線A1に沿った方向に移動可能であり、かつ、スライダー35と共に一体回転可能である。プランジャ55は、第1ピストン51の内部から外部に亘って配置されている。プランジャ55の軸線A1の沿った方向の一部は、軸孔158に配置されている。プランジャ55はドライバ14に固定されている。第2ピストン56及びストッパ57が、プランジャ55の外周面に設けられている。第2ピストン56及びストッパ57は、プランジャ55の一部の外径を、他の箇所よりも大きくして形成されている。シール部材58が第2ピストン56の外周面に設けられている。第1ピストン51内において、第2ピストン56と通路52との間に空気室59が形成されている。空気室59は通路52とつながっている。段部152は空気室59を形成している。
図3のように、ハウジング11内にバンパ61が設けられている。バンパ61は軸孔62を有し、ドライバ14は軸孔62で軸線A1に沿った方向に移動可能である。バンパ61は、弾性変形が可能なゴム弾性体、一例として合成ゴム製、熱可塑性エラストマー製である。シリンダ23内において、バンパ61と第1ピストン51との間に空気室64が形成されている。バンパ61は射出部12に接触して配置されている。
シリンダ23を径方向に貫通する通路65,66が設けられている。通路66は、空気室64と戻り空気室27とを常時つないでいる。戻り空気室27及び空気室64内に圧縮性気体が充填されている。第1ピストン51は、空気室64の圧力で第2の向きD2で付勢されている。通路65を開閉する逆止弁67が設けられている。逆止弁67が通路65を開くと、空気室64の空気が戻り空気室27に流れることが可能である。逆止弁67が通路65を閉じると、逆止弁67は、戻り空気室27の空気が空気室64に戻ることを防止する。
図3のように、ハウジング11内にスリーブバルブ68が設けられている。スリーブバルブ68は、軸線A1に沿った方向に移動可能である。スリーブバルブ68は環状であり、環状のシール部材176がスリーブバルブ68に取り付けられている。スリーブバルブ68は通路69を有する。通路69は、排気通路20に常時つながっている。
図2のように、ハウジング11内でシリンダ23の径方向の外側に空気室71が設けられている。空気室71に通路72がつながっている。空気室71内にスプリング73が設けられている。スプリング73は、スリーブバルブ68を軸線A1に沿った方向でホルダ22に近づける向きに付勢する。
ハンドル15とハウジング11との接続箇所にトリガバルブ74が設けられている。トリガバルブ74は、ボディ75、弁体76、スプール77、スプリング78及び空気室155を有する。通路79がボディ75に設けられ、通路79は通路72を介して空気室71につながっている。空気室155は通路79,72を介して空気室71につながっている。
図3のように、ハウジング11にトリガ80が作動可能に取り付けられ、プッシュレバ81が射出部12に移動可能に取り付けられている。マガジン16は、ねじ82を収容しており、ねじ82同士は、接続要素、例えば、プラスチックシートにより連結されている。マガジン86は、全長L5が異なるねじを収容可能である。全長L5は、軸線A1に沿った方向において、ねじ82の頭部から先端82Aまでの長さである。
射出部12は、シリンダケース11Aに固定されており、射出部12は、射出路119を有する。フィーダ83がマガジン16に設けられ、フィーダ83はねじ82を射出路119に送る。射出路119は、マガジン16から送られるねじ82を収容する。ドライバ14は、射出路119に送られたねじ82の頭部に接触可能である。頭部は溝を有し、ドライバ14の先端は、頭部の溝に出入り可能である。
次に、打込機10を用いてねじ82を相手材W1に打ち込む作業を説明する。相手材W1は、構造材W2と、構造材W2にねじ82で固定される被取り付け材W3と、を有する。被取り付け材W3の硬度は、構造材W2の硬度よりも低い。構造材W2は、一例として木材であり、被取り付け材W3は一例として石膏ボードである。
作業者がエアホースをプラグ18に接続すると、圧縮性気体が蓄圧室19に供給される。プッシュレバ81が相手材W1から離れていると、作業者がトリガ80に操作力を加えても、トリガ80は作動しない。トリガ80が作動していなければ、トリガバルブ74は、弁体76がスプリング78の力で付勢されて停止することにより、蓄圧室19と通路79とを接続している。また、スプール77はスプリング78の力で付勢されて停止し、空気室155とハウジング11の外部とを遮断する。
スリーブバルブ68は、空気室71の空気圧、及びスプリング73の付勢力で付勢されており、シール部材176がホルダ22に押し付けられ、通路69と給排気口34とを接続し、かつ、通路24と給排気口33とを遮断している。このため、筒部材32の内部の空気は、給排気口34、通路69,70及び排気通路20を通ってハウジング11の外部に排出される。
第2ピストン56は、空気室64の圧力を受けて第2の向きD2で付勢されている。このため、図2のように係合部153が係合部154に係合し、かつ、スライダー35がキャリヤ29に接触して停止している。スライダー35が、軸線A1に沿った方向でキャリヤ29に接触して停止している状態は、第1作動部160の上死点として定義可能である。また、第1ピストン51は、空気室64の圧力で第2の向きD2で付勢され、かつ、係合部157と係合部159とが係合している。
さらに、図4のように、係合部159は係合部157に係合し、かつ、第1ピストン51は、スライダー35の当接部156に接触して停止している。図2のよに、第1作動部160が上死点で停止し、かつ、第1ピストン51が当接部156に接触して停止している状態において、第1ピストン51の軸線A1方向に沿った位置を初期位置として定義可能である。また、シール部材54は、内部60と通路30とを遮断している。このため、空気室26から空気室37に圧縮性気体は供給されず、エアモータ13の回転軸40は停止している。
次に、作業者がプッシュレバ81を相手材W1に押し付け、かつ、トリガ80に操作力を加えると、トリガバルブ74は、スプール77がスプリング78の力に抗して作動し、空気室155とハウジング11の外部とを接続する。また、弁体76は蓄圧室19の空気圧で作動し、蓄圧室19と通路79とを遮断する。すると、空気室71の空気圧が低下し、スリーブバルブ68は、通路24の空気圧で作動する。スリーブバルブ68が作動すると、シール部材176がホルダ22から離間して通路24と給排気口33とを接続し、かつ、通路69と給排気口34とを遮断する。このため、蓄圧室19の圧縮性気体は、通路24から内部60に供給され、圧力室50の圧力が上昇する。なお、いくつかの図において、シール部材176は、ホルダ22に押し付けられた状態を示してある。
圧力室50の圧力で、停止力FSを超える第1作動力FSWがスライダー35に加わると、第1作動部160は第1の向きD1で作動し、係合部153が係合部154から解放される。なお、内部60の圧力が第1ピストン51に加わるが、内部60の圧力のみで係合部159が係合部157から解放されることはない。
ドライバ14の先端は、ねじ82の頭部の溝に進入し、ねじ82が第1の向きD1で移動して、ねじ82が被取り付け材W3に打ち込まれる。図5のように、ねじ82が被取り付け材W3を貫通し、かつ、ねじ82の先端82Aが構造材W2に接触、具体的には食い込むと、スライダー35の作動速度が低下する。
ここで、第1ピストン51の慣性力によって第1ピストン51に加わる第2作動力F2が、支持力FL以下であると、第1ピストン51はスライダー35と一体で第1の向きD1に作動する。これに対して、支持力FLを超える第2作動力FLWが第1ピストン51に加わると、第1ピストン51は、スライダー35に対して第1の向きD1で移動し、図6(A)のように、第1ピストン51はバンパ61に衝突する。
さらに、第1ピストン51が第1の向きD1で作動している過程で、内部60と通路30とが接続される。ここで、内部60と通路30とが接続するタイミングは、第1ピストン51がバンパ61に衝突するタイミングよりも前、または、第1ピストン51がバンパ61に衝突するタイミングと同じ、の何れでもよい。第1ピストン51が軸線A1に沿った方向に作動すると、シール部材54は、内部60と通路30とを接続及び遮断する。つまり、第1ピストン51は、エアモータ13に対する圧縮空気の供給及び遮断を切り替える。
内部60と通路30とが接続すると、内部60の圧縮性気体は、空気室26、通路38及び空気室37を通って収容室41に供給される。すると、エアモータ13の回転軸40が回転し、回転軸40の回転力は、減速機45を介して筒部材32に伝達される。このため、プランジャ55及びドライバ14が回転する。なお、収容室41内に供給された圧縮性気体は、通路104,105及び排気通路20を通ってハウジング11の外部に排出される。
このようにして、ドライバ14が回転し、かつ、第1の向きD1で作動することで、ねじ82を構造材W2に食い込ませ、かつ、ねじ82を締め付ける。第1ピストン51が下降している間、逆止弁67は通路65を開き、空気室64の空気が通路65を経由して戻り空気室27に流れ込む。
図6(B)のように、ドライバ14がねじ82の締め付けを完了した、つまり、構造材W2に対する被取り付け材W3の固定が完了した後、スライダー35の当接部36が段部31に接触し、第1作動部160が停止する。また、ストッパ57がバンパ61に衝突し、バンパ61は衝撃の一部を吸収する。スライダー35が段部31に接触すると、内部60と空気室26とが遮断される。このため、圧縮性気体は空気室37に供給されず、エアモータ13が停止する。ストッパ57がバンパ61に接触した状態で第1作動部160が停止している位置は、第1作動部160の下死点として定義可能である。
第1ピストン51がバンパ61に接触し、かつ、第1作動部160が下死点で停止した状態において、係合部157と係合部159とが係合されているかまたは解放されているかは、図6(B)に示す長さL3,L4により定まる。長さL3は、軸線A1に沿った方向で、第2ピストン56と係合部157との最長距離である。長さL4は、軸線A1に沿った方向で、第1ピストン51におけるバンパ61に最も近い端部と、係合部159との最短距離である。長さL3が長さL4を超えていると、係合部157と係合部159とが解放している。長さL3が長さL4以下であると、係合部157と係合部159とが係合し、かつ、第1作動部160が下死点で停止する。
ねじ82の締め付けが完了した後に、作業者がトリガ80の操作力を解除すると、トリガバルブ74は、通路79と蓄圧室19とを接続し、かつ、通路79とハウジング11の外部とを遮断する。すると、スリーブバルブ68は、空気室71の空気圧及びスプリング73の付勢力で作動し、シール部材176がホルダ22に押し付けられ、シール部材176は、通路24と給排気口33とを遮断し、かつ、給排気口34と通路69とを接続する。このため、内部60の圧縮空気は、給排気口34及び排気通路20を通ってハウジング11の外部に排出され、内部60の空気圧が低下する。
プランジャ55の第2ピストン56は、空気室64の圧力を受けている。内部60の空気圧が低下すると、第1作動部160は、空気室64の圧力で下死点から第2の向きD2で作動する。また、戻り空気室27の圧縮性気体は、通路66を経由して空気室64に戻る。
第1作動部160が下死点に停止した状態で、係合部159と係合部157とが係合していると、第1作動部160の作動力が第1ピストン51に伝達される。第1ピストン51は、第1作動部160と一体で第2の向きD2に作動する。
これに対して、第1作動部160が下死点に停止した状態で、係合部159と係合部157とが解放していると、第1作動部160の作動力は第1ピストン51に伝達されない。第1ピストン51はバンパ61に接触して停止している。第1作動部160の作動により、第2ピストン56が第1ピストン51の段部152に接触すると、第1作動部160の作動力が第1ピストン51に伝達される。第1ピストン51は、第1作動部160と一体で上昇する。
そして、図4のように、係合部153が係合部154に係合し、かつ、スライダー35がキャリヤ29に接触すると、第1作動部160は上死点で停止する。また、係合部159と係合部157とが係合している状態で、第1作動部160が上死点で停止すると、第1ピストン51が当接部156に接触し、第1ピストン51が停止する。
これに対して、係合部159と係合部159とが解放された状態で第1ピストン51が第2の向きD2で作動していると、第1作動部160が上死点で停止した後、第1ピストン51は、空気室64の空気圧で第2の向きD2で作動する。そして、図4のように、係合部159が係合部157に係合し、かつ、第1ピストン51が当接部156に接触すると、第1ピストン51が停止する。
また、係合部157と係合部159とを係合させるために必要な第3作動力FSDが、係合部157と係合部159とを解放させるために必要な第2作動力FLWよりも小さく設定されていると、第1ピストン51が初期位置に戻り易くなる。
実施形態の打込機10は、図5のように、ねじ82の先端82Aが構造材W2に食い込むことによる反動が、圧力室50、キャリヤ29及び隔壁43を介してハウジング11に第2の向きD2で伝達される。これに対して、ねじ82が構造材W2に食い込んだ直後に、第1ピストン51がバンパ61に衝突し、バンパ61が受けた荷重は、射出部12及びハウジング11に対して、第1の向きD1で伝達される。
すると、ハウジング11に対して互いに逆向きの荷重が加わる。つまり、第2の向きD2で加わる荷重と、ハウジング11に第1の向きD1で加わる荷重とが打ち消し合う。このため、ねじ82が構造材W2に食い込むことによる反動を抑制可能である。したがって、ねじ82が構造材W2の表面から浮き上がることを抑制できる。また、ハンドル15を握っている作業者の手の負担を軽減可能である。
さらに、図5に示すように、ねじ82が構造材W2に接触した時点で、第1ピストン51が、第1作動部160に対して第1の向きD1で作動可能な作動範囲L1は、第1ピストン51とバンパ61との最短の距離L2以上に設定可能である。作動範囲L1は、段部152と第2ピストン56との距離の最大値によって定まる。このため、ねじ82が構造材W2に食い込み、第1ピストン51が第1作動部160に対して第1の向きD1で移動する場合に、第1ピストン51が確実にバンパ61に衝突可能である。したがって、ねじ82が構造材W2に食い込んだ場合の反動を、確実に抑制可能である。
また、ねじ82が構造材W2に接触した時点で、作動範囲L1は、使用されるねじ82における最大の全長L5と、被取り付け材W3の厚さT1との差L6以上である。
次に、スライダー35の停止力FSを設定する他の構成例を説明する。係合部154が傾斜面を有し、係合部153が傾斜面に接触して停止力FSを発生する構成を採用可能である。この場合、停止力FSは、軸線A1と、係合部154の傾斜面との間に形成される角度によって定まる。
また、支持力FLを設定する他の構成例を説明する。係合部157が第1傾斜面を有し、係合部159が第1傾斜面に接触して支持力FLを発生する構成を採用可能である。この場合、支持力FLは、軸線A1と、係合部157の第1傾斜面との間に形成される角度によって定まる。
さらに、係合部159と係合部157とを係合させるために必要な第3作動力FSDを設定する他の構成例を説明する。係合部157が第2傾斜面を有し、係合部159が第2傾斜面に接触する構成を採用可能である。この場合、第3作動力FSDは、軸線A1と、係合部157の第2傾斜面との間に形成される角度によって定まる。
なお、係合部153,154,157,159は、傾斜面を備えていなくてもよい。係合部153と係合部154との接触に加わる力で、係合部153または係合部154の少なくとも一方が弾性変形し、係合部153と係合部154とが係合または解放すればよい。係合部157と係合部159との接触に加わる力で、係合部157または係合部159の少なくとも一方が弾性変形し、係合部157と係合部159とが係合または解放すればよい。
打込機10に設ける第1支持機構の実施例2を、図7(A)及び図8を参照して説明する。スライダー35は、図5の係合部157を備えていない。第1ピストン51は、図5の係合部159を備えていない。第1ピストン51の内周面に環状溝161が形成されている。リング165が環状溝161に配置されている。
リング165は、ゴム弾性体であり、リング165は、一例として、合成ゴム製または熱可塑性エラストマー製である。リング165は、第1ピストン51の外周面に、軸線A1に沿った方向に移動しないように取り付けられている。リング165は、第1ピストン51の内周面に押し付けられて弾性変形している。
プランジャ55は、大径部164を有し、大径部164は、プランジャ55における他の部位よりも外径が大きい。大径部164の外周面にシール部材58が取り付けられ、かつ、係合部166が形成されている。係合部166は、傾斜面167,168を有する。傾斜面167と傾斜面168とは逆向きに傾斜している。傾斜面167と傾斜面168とが、係合部166の外周端で接続されている。でシール部材58は、第1ピストン51の内周面に接触して、空気室59をシールする。
第1ピストン51がプランジャ55に対して軸線A1に沿った方向に移動すると、リング165は環状溝161から外れることは無く、リング165は係合部166に押し付けられて弾性変形し、リング165が係合部166を乗り越える。
リング165が、軸線A1に沿った方向でシール部材58と係合部166との間に位置している状態が、リング165が係合部166に係合した状態である。係合部166が、軸線A1に沿った方向でシール部材58とリング165との間に位置している状態が、リング165が係合部166から解放した状態である。
リング165が係合部166に係合した状態にあると、第1ピストン51は、第1作動部160と一体で軸線A1の沿った方向に移動及び停止可能である。つまり、第1ピストン51は、リング165と係合部166の傾斜面167との係合力、つまり、支持力FLにより、第1作動部160に対して軸線A1に沿った方向に位置決めされる。
また、支持力FLは、図4に示す停止力FSよりも大きい。支持力FLは、例えば、傾斜面167と軸線A1との間に形成される鋭角側の角度θ4によって定まる。角度θ4が大きいほど、支持力FLが増加する。
リング165が係合部166に係合した状態において、第1ピストン51に第1の向きD1で第2作動力F2が加わり、第2作動力F2が支持力FL以下であると、第1ピストン51はスライダー35と一体で移動する。これに対して、支持力FLを超える第2作動力FLWが生じると、リング165が傾斜面167に押し付けられて弾性変形し、リング165が係合部166を乗り越え、リング165が係合部166から解放される。つまり、第1ピストン51がスライダー35に対して第1の向きD1で移動可能である。
リング165が係合部166から解放された状態において、第1ピストン51に第2の向きD2で第3作動力F3が加わり、第1ピストン51がスライダー35に対して第2の向きD2で移動すると、リング165が傾斜面168に押し付けられて弾性変形し、かつ、リング165が係合部166を乗り越え、リング165が係合部166に係合した状態になる。
また、リング165を係合部166に係合させるために必要な第3作動力FSDは、リング165を係合部166から解放させるために必要な第2作動力FLWよりも小さい。第3作動力FSDは、例えば、傾斜面168と軸線A1との間に形成される鋭角側の角度θ5によって定まる。角度θ5が小さいほど、第3作動力FSDが減少する。
図7(A)に示す第1支持機構の実施例2を有する打込機10は、第1作動部160が上死点で停止していると、第1ピストン51は初期位置で停止している。また、リング165は、図8のように、係合部166に係合した状態にある。
そして、第1作動部160が第1の向きD1で作動すると、ねじ82が構造材W2に接触する前までの間、第1ピストン51は、第1作動部160と一体で第1の向きD1で作動する。
その後、図7(B)のように、ねじ82の先端82Aが被取り付け材W3を貫通し、かつ、構造材W2に食い込むと、第1作動部160の作動速度が低下する。第1ピストン51に慣性力が加わり、係合部166が第1ピストン51を支持する支持力FLを超える第2作動力FLWが生じると、リング165が弾性変形して係合部166を乗り越える。つまり、リング165が係合部166から解放された状態になり、第1ピストン51が第1作動部160に対して第1の向きD1で移動する。そして、図9(A)のように、第1ピストン51がバンパ61に衝突すると、前述した原理により、ハウジング11の反動を抑制可能である。
また、ドライバ14が回転し、かつ、下降してねじ82の締め付けが継続される。さらに、リング165が係合部166の傾斜面168に押し付けられて弾性変形し、リング165が係合部166に係合した状態になる。そして、ねじ82の締め付けが完了すると、図9(B)のように大径部164がバンパ61に接触し、バンパ61は、第1作動部160の運動エネルギの一部を吸収し、第1作動部160が下死点で停止する。
さらに、第1作動部160が下死点から上死点に向けて作動すると、第1ピストン51は、第1作動部160と一体で第2の向きD2で作動する。さらに、第1作動部160が図7(A)のように上死点で停止し、かつ、第1ピストン51が初期位置で停止する。
図7(B)に示す第1作動部160及び第1ピストン51は、ねじ82の先端82Aが構造材W2に接触した時点で、第1ピストン51が作動可能な作動範囲L1は、第1ピストン51とバンパ61との最短の距離L2以上に設定可能である。作動範囲L1は、段部152と大径部164との距離の最大値によって定まる。このため、ねじ82が構造材W2に食い込み、第1ピストン51が第1作動部160に対して第1の向きD1で移動する場合に、第1ピストン51が確実にバンパ61に衝突可能である。したがって、ねじ82が構造材W2に食い込んだ場合の反動を、確実に抑制可能である。
また、リング165を環状溝161に入れるために必要な第3作動力FSDは、リング165を環状溝161から出すために必要な第2作動力FLWよりも小さい。したがって、第1ピストン51が初期位置に戻り易い。なお、図7(B)に示す作動範囲L1は、図5に示す差L6以上である。
打込機10に設ける第1支持機構の実施例3を、図10(A)を参照して説明する。スライダー35は、図7(A)に示すスライダー35と同様に、図4に示す係合部157を有していない。また、第1ピストン51は、図4に示す係合部159を備えておらず、図8に示す環状溝161を備えていない。プランジャ55は、第2ピストン56及びストッパ57を有する。
第1ピストン51内において、第2ピストン56と段部152との間にスプリング173が配置されている。スプリング173は、金属製、一例として鋼製の圧縮スプリングであり、スプリング173は、軸線A1に沿った方向に伸縮可能である。スプリング173は、第2ピストン56及び段部152から軸線A1に沿った方向の圧縮荷重を受けている。
スプリング173から第1ピストン51に対して第2の向きD2で付勢力が付加され、第1ピストン51は当接部156に押し付けられる。つまり、第1ピストン51は、スプリング173の付勢力に応じた支持力FLで、第1作動部160に対して軸線A1方向に位置決めされる。スプリング173のバネ定数が大きい程、支持力FLが増加する。
第1作動部160が、図10(A)のように上死点で停止していると、スプリング173により付勢される第1ピストン51は、当接部156に押し付けられて初期位置で停止している。第1作動部160が上死点から第1の向きD1で作動すると、第1ピストン51は第1作動部160と一体で第1の向きD1で作動する。
図10(B)に示すように、ねじ82が構造材W2に食い込むと、第1ピストン51に慣性力が加わる。第1ピストン51に加わる第2作動力F2が支持力FL以下であると、第1ピストン51は第1作動部160と一体で作動する。支持力FLを超える第2作動力FLWが、第1ピストン51に加わると、第1ピストン51は、スライダー35に対して第1の向きD1で移動してスプリング173が収縮し、図11(A)のように第1ピストン51はバンパ61に衝突する。したがって、ハウジング11が第1の向きD1で受ける反動を抑制可能であり、作業者の負担を軽減可能である。
さらに、第1ピストン51に加わる慣性力が低下し、第1ピストン51に加わる第2作動力F2が支持力FL以下になると、第1ピストン51はスプリング73の付勢力で当接部156に押し付けられる。次いで、図11(B)のようにねじ82の締め付けが完了し、スライダー35が段部31に接触し、第1作動部160が下死点に到達する。
さらに、第1作動部160が下死点から第2の向きD2で作動する行程で、第1ピストン51は、スプリング173の付勢力で当接部156に押し付けられており、第1ピストン51は、第1作動部160と一体で第2の向きD2に作動する。
なお、図10(A)に示す第1ピストン51の第2作動力FLWは、図4に示す第1作動力FSWよりも大きく設定されている。
打込機10に設ける第1支持機構の実施例4を、図12(A)及び図13(A)を参照して説明する。スライダー35は、図4に示す係合部157を有していない。また、第1ピストン51は、図4に示す係合部159を備えていない。プランジャ55は、第2ピストン56及びストッパ57を有する。
スライダー35において、軸線A1に沿った方向で第1ピストン51に最も近い箇所に、永久磁石174が取り付けられている。第1ピストン51において、軸線A1に沿った方向でスライダー35に最も近い箇所に、永久磁石175が取り付けられている。永久磁石174,175は、共に軸線A1を中心として環状に構成されている。永久磁石174と永久磁石175とは互いに逆極性であり、永久磁石174と永久磁石175とが吸着して、第1ピストン51をスライダー35に対し軸線A1に沿った方向で位置決めする。
第1ピストン51をスライダー35に対し軸線A1に沿った方向で位置決めする支持力FLは、永久磁石174と永久磁石175との接触面積、または、永久磁石174,175のそれぞれの磁束密度に応じて定まる。永久磁石174と永久磁石175との接触面積が増加するほど、支持力FLが増加する。永久磁石174,175のそれぞれの磁束密度が高くなるほど、支持力FLが増加する。
第1作動部160が、図12(A)及び図13(A)のように上死点で停止していると、永久磁石174と永久磁石175とが接触し、第1ピストン51は初期位置で停止している。第1作動部160が上死点から第1の向きD1で作動すると、第1ピストン51は第1作動部160と一体で第1の向きD1で作動する。
図12(B)に示すように、ねじ82が構造材W2に食い込むと、第1ピストン51に慣性力が加わる。第1ピストン51に加わる第2作動力F2が支持力FL以下であると、第1ピストン51は第1作動部160と一体で作動する。支持力FLを超える第2作動力FLWが、第1ピストン51に加わると、第1ピストン51は、図13(B)のようにスライダー35に対して第1の向きD1で移動して永久磁石175が永久磁石174から離間し、図14(A)のように第1ピストン51はバンパ61に衝突する。したがって、ハウジング11が第1の向きD1で受ける反動を抑制可能であり、作業者の負担を軽減可能である。
さらに、スライダー35が回転し、かつ、下降すると、図14(B)のようにねじ82の締め付けが完了する。また、スライダー35が段部31に接触し、第1作動部160が下死点に到達する。第1作動部160が下死点に到達すると、永久磁石174と永久磁石175とが吸着する。
さらに、第1作動部160が下死点から第2の向きD2で作動する行程で、第1ピストン51は、第1作動部160と一体で第2の向きD2に作動する。第1作動部160が図12(A)に示す上死点で停止すると、第1ピストン51は初期位置で停止する。
図15は、位置決め機構の実施例1乃至4の何れかを有する打込機10の特性と、比較例の打込機の特性とを対比する線図である。打込機10の特性は、実線で示され、比較例の打込機の特性は、破線で示されている。比較例の打込機は、ねじの先端が構造材に食い込むことによる反動を抑制する機構を備えていない。
押し付け荷重は、相手材に対するプッシュレバーの押し付け荷重である。ねじ浮き量は、ねじの先端が構造材に食い込むことによる反動で、ねじが構造材の表面から軸線方向に移動する量である。押し付け荷重が同じであると、実施形態の打込機10におけるねじ浮き量は、比較例の打込機におけるねじ浮き量よりも少ないことが分かる。
実施形態で開示した停止力FSは、第1作動部160が第1の向きD1で作動することを規制する抵抗力と定義することも可能である。また、本実施形態で開示した支持力FLは、第1ピストン51が第1作動部160に対して第1の向きD1で移動することを規制する抵抗力として定義することも可能である。
実施形態で開示した事項の技術的意味の一例を説明する。打込機10は、打込機の一例である。第1作動部160は、第1作動部の一例である。圧力室50は、圧力室の一例である。圧力室は、圧縮性気体が供給される空間、隙間等を含む。第1ピストン51は、第2作動部の一例である。第2作動部は、ピストン、円筒部材、軸部材等を含む。バンパ61は、バンパの一例である。バンパとして、可撓性の密閉容器内に圧縮性気体を封入したガススプリングを用いることも可能である。軸線A1に沿った方向は、直動方向の一例である。軸線は、工学上の仮想線であり、軸線は、物理的に存在するものではない。軸線は、直線で表される。
ねじ82は、留具の一例である。相手材W1は、相手材の一例である。第1ピストン51が当接部156に接触し、かつ、第1ピストン51と第1作動部160とが一体で作動することが、“第2作動部が第1作動部と共に一体で第1の向きで作動”の一例である。
第1の向きD1が、第1の向きの一例であり、第2の向きD2が、第2の向きの一例である。ハウジング11は、ハウジングの一例である。ハウジングは、ケーシング、ボディ等を含む。ハンドル15は、ハンドルの一例である。ハンドルは、グリップを含む。ハンドルは、ハウジングと一体で設けられていてもよいし、ハンドルとハウジングとが別部材で構成され、ハンドルがハウジングに取り付けられていてもよい。スライダー35は、ピストンの一例であり、ドライバ14は、工具の一例である。第1作動部160の上死点は、所定位置の一例である。
係合部157,159は、第1支持機構の一例である。リング165及び係合部166は、第1支持機構の一例である。スプリング173は、第1支持機構の一例である。永久磁石174,175は、第1支持機構の一例である。
係合部153及び係合部154は、第2支持機構の一例である。第2支持機構として、スライダー35をキャリヤ29に対して吸着力で位置決めする永久磁石を用いることも可能である。キャリヤ29に永久磁石を固定し、スライダー35を磁性材料、一例として鉄で構成可能である。また、スライダー35に永久磁石を固定し、キャリヤ29を磁性材料、一例として鉄で構成可能である。そして、停止力FSは、永久磁石がスライダー35に接触する箇所の表面積、または、永久磁石の磁束密度に応じて定まる。
停止力FSは、停止力の一例である。支持力FLは、支持力の一例である。第1作動力F1は、第1作動力の一例である。第2作動力F2は、第2作動力の一例である。第1作動力FSWは、停止力を超える第1作動力の一例である。第2作動力FLWは、支持力を超える第2作動力の一例である。
係合部157は、第1係合部の一例であり、係合部159は、第2係合部の一例である。第3作動力FSDは、第1係合部と第2係合部とを係合させるために必要な第2作動部の作動力の一例である。第1作動力FSWは、第1係合部と第2係合部とを解放させるために必要な第2作動部の作動力の一例である。
環状溝161の傾斜面162は、係合部の一例である。リング165は、リングの一例である。スプリング173は、付勢部材の一例である。永久磁石は、永久磁石の一例である。構造材W2は、構造材の一例であり、被取り付け材W3は、被取り付け材の一例である。作動範囲L1は、第1作動範囲及び所定範囲の一例である。距離L2は、第2作動範囲の一例である。ねじ82の全長L5は、全長の一例である。厚さT1は、被取り付け材の厚さの一例である。差L6は、差の一例である。
打込機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図13(A)及び図13(B)において、永久磁石174または永久磁石175の何れか一方を設けてもよい。具体的には、永久磁石174を設け、第1ピストン51を磁性材料製、例えば鉄製とする。すると、永久磁石174は第1ピストン51を吸着し、支持力FLが生じる。支持力FLは、永久磁石174が第1ピストン51に接触する箇所の表面積、または、永久磁石174の磁束密度に応じて定まる。
また、永久磁石175を設け、スライダー35を磁性材料製、例えば鉄製とする。すると、永久磁石175はスライダー35を吸着し、支持力FLが生じる。支持力FLは、永久磁石175がスライダー35に接触する箇所の表面積、または、永久磁石175の磁束密度に応じて定まる。
10…打込機、160…第1作動部、50…圧力室、51…第1ピストン、61…バンパ、11…ハウジング、15…ハンドル、35…スライダー、14…ドライバ、153,154,157,159…係合部、165…リング、162…傾斜面、173…スプリング、174,175…永久磁石、A1…軸線、82…ねじ、D1…第1の向き、D2…第2の向き、FS…停止力、FL…支持力、F1,FSW…第1作動力、F2,FLW…第2作動力、FSD…第3作動力、L1…作動範囲、L2…距離、L5…全長、L6…差、T1…厚さ、W1…相手材、W2…構造材、W3…被取り付け材

Claims (15)

  1. 直動可能であり、かつ、回転可能な第1作動部と、圧縮性気体の圧力で前記第1作動部を直動させて留具を相手材に打ち込ませる圧力室と、圧縮性気体が供給されて駆動し、かつ、前記第1作動部を回転させて前記留具を前記相手材に食い込ませるエアモータと、前記直動方向に作動可能であり、かつ、前記エアモータに対する前記圧縮性気体の供給及び遮断を切り替える第2作動部と、前記第2作動部が接触可能なバンパと、を有する打込機であって、
    前記第2作動部は、前記第1作動部に対して前記直動方向に移動及び停止可能であり、
    前記第2作動部は、前記第1作動部が前記留具を打ち込むように第1の向きで直動し、かつ、前記留具が前記相手材から離間していると、前記第1作動部と共に一体で前記第1の向きで作動し、
    前記第2作動部は、前記留具が前記相手材に打ち込まれて前記第2作動部に前記直動方向の慣性力が加わると、前記第1作動部に対して前記第1の向きで移動してバンパに接触する、打込機。
  2. 前記第2作動部を前記第1作動部に対して前記直動方向で動及び停止させる第1支持機構が、更に設けられ、
    前記第1支持機構は、前記第1作動部が前記第1の向きで直動し、かつ、前記留具が前記相手材から離間していると、前記第1作動部及び前記第2作動部を前記第1の向きに一体で作動させ、
    前記第1支持機構は、前記留具が前記相手材に打ち込まれて前記第2作動部に前記第1の向きで慣性力が加わると、前記第2作動部を前記第1作動部に対して前記第1の向きで移動させる、請求項1記載の打込機。
  3. 前記第1作動部及び前記第2作動部を支持し、かつ、内部に前記圧力室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに接続され、かつ、作業者が握るハンドルと、
    が更に設けられ、
    前記第1作動部は、
    前記圧力室の圧力で前記第1の向きに作動するピストンと、
    前記ピストンに接続され、かつ、前記留具に接触する工具と、
    を有し、
    前記第2作動部は、前記第1作動部と前記バンパとの間で、前記第1の向き及び前記第1の向きとは逆の第2の向きに作動可能である、請求項2記載の打込機。
  4. 前記第1作動部に停止力を付加することにより、前記第1作動部を前記直動方向で所定位置に停止させる第2支持機構が設けられ、
    前記第1作動部は、前記圧力室から付加される第1作動力が、前記停止力以下であると、前記第2支持機構によって前記所定位置に停止され、
    前記第1作動部は、前記第1作動力が、前記停止力を超えると、前記所定位置から前記第1の向きで作動する、請求項3記載の打込機。
  5. 前記第1支持機構は、前記第2作動部に支持力を付加することにより、前記第2作動部を前記第1作動部に対して停止させ、
    前記第2作動部は、前記慣性力に応じて前記第2作動部に加わる前記第1の向きの第2作動力が前記支持力以下であると、前記第1作動部と一体で前記第1の向きで作動し、
    前記第2作動部は、前記第2作動部に加わる前記第2作動力が前記支持力を超えると、前記第1作動部に対して前記第1の向きで移動する、請求項4記載の打込機。
  6. 前記支持力は、前記停止力よりも大きい、請求項5記載の打込機。
  7. 前記第1支持機構は、
    前記第1作動部に設けた第1係合部と、
    前記第2作動部に設けられ、かつ、前記第1係合部に対して係合及び解放可能な第2係合部と、
    を有し、
    前記支持力は、前記第1係合部と前記第2係合部との係合力によって定まる、請求項5または6記載の打込機。
  8. 前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させるために必要な前記第2作動部の作動力は、前記第1係合部と前記第2係合部とを解放させるために必要な前記第2作動部の作動力よりも小さい、請求項7記載の打込機。
  9. 前記第1支持機構は、
    前記第1作動部に設けた係合部と、
    前記第2作動部に取り付けられ、かつ、前記係合部に係合及び解放可能なリングと、
    を有し、
    前記支持力は、前記リングと前記係合部との係合力によって定まる、請求項5または6記載の打込機。
  10. 前記リングと前記係合部とを係合させるために必要な前記第2作動部の作動力は、前記リングと前記係合部とを解放させるために必要な前記第2作動部の作動力よりも小さい、請求項9記載の打込機。
  11. 前記第1支持機構は、前記第2作動部に前記第2の向きの付勢力を付加する付勢部材を有し、
    前記支持力は、前記付勢部材の付勢力によって定まる、請求項5または6記載の打込機。
  12. 前記第1支持機構は、吸着力で前記第2作動部を前記第1作動部に対して停止させる永久磁石を有し、
    前記支持力は、前記永久磁石の吸着力によって定まる、請求項5または6記載の打込機。
  13. 前記相手材は、
    構造材と、
    前記留具によって前記構造材に固定され、かつ、前記構造材よりも硬度が低い被取り付け材と、
    を有し、
    前記留具が前記被取り付け材を貫通して前記構造材に接触することにより、前記第2作動部に前記慣性力が加わる、請求項1乃至12の何れか1項記載の打込機。
  14. 前記第2作動部は、前記第1作動部に対して前記第1の向きで第1作動範囲内で作動可能であり、
    前記第2作動部は、前記留具が前記構造材に接触した時点から、前記第2作動部が前記バンパに衝突するまでの間に第2作動範囲内で作動可能であり、
    前記第2作動範囲は、前記第1作動範囲以上である、請求項13記載の打込機。
  15. 前記第2作動部は、前記第1作動部に対して前記第1の向きで所定範囲内で作動可能であり、
    前記直動方向における前記留具の全長と、前記直動方向における前記被取り付け材の厚さとの差は、前記所定範囲以下である、請求項13記載の打込機。
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