JP2020124664A - 鉄塔保全方法及び鉄塔保全装置 - Google Patents

鉄塔保全方法及び鉄塔保全装置 Download PDF

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章夫 河原
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【課題】鉄塔の保全作業の工程を簡略化しつつも、十分な耐久性と施工の安全性を確保することができる鉄塔保全方法及び鉄塔保全装置を提供すること。【解決手段】本発明は、既存の鉄塔を保全するための鉄塔保全方法であって、前記鉄塔の上方からロープ体を垂下する準備工程と、前記ロープ体に沿って移動自在な移動体を設置する設置工程と、前記移動体により前記鉄塔の部材に沿って移動する移動工程と、研磨工具により前記部材の表面の塗膜の状態に応じた所定の研磨方法により前記部材を研磨すると共に、研磨によって生じた粉塵を吸引する研磨工程と、飛散を防止すると共に、所定の厚さの塗膜が形成されるように塗料の粘性を所定値に調整する調整工程と、前記塗料の粘性及び塗装範囲に応じた所定量の前記塗料が供給される塗装工具により、表面が研磨された前記部材を塗装する塗装工程と、を備える、鉄塔保全方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄塔等の鋼製構造物を定期的な塗装によって保全する鉄塔保全方法及び鉄塔保全装置に関する。
経年劣化する既存の鉄塔を維持管理するために、鉄塔を構成する鉄骨等の部材の表面の錆や汚れ,塗装された塗膜を定期的に研磨し、塗装することが行われている。鉄塔を塗装する前に、研磨の過程で生じる錆や汚れ,塗膜の粉塵や塗装時の塗料が周辺環境に飛散しないように鉄塔が養生シートで覆われる。そして、作業用の足場が単管パイプなどにより鉄塔に組まれる。次に、作業者は、足場から研磨ブラシ等が装着されたグラインダー等を用いて鉄塔の部材の錆や既存の塗膜を削り落とす。次に、作業者は、研磨された部材を塗装する。
特開2006−142135号公報
鉄塔を塗装する場合、養生シートの設置と回収に手間と時間を要すると共に、高所作業における安全性への十分な配慮が必要となる。また、鉄塔に単管パイプ等で足場を設置する場合、高所に重量物を運搬する必要があり、設置に手間と時間がかかると共に、安全性への十分な配慮が必要となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、鉄塔の保全作業の工程を簡略化しつつも、十分な耐久性と施工の安全性を確保することができる鉄塔保全方法及び鉄塔保全装置を提供することを目的とする。
本発明は、既存の鉄塔を保全するための鉄塔保全方法であって、前記鉄塔の上方からロープ体を垂下する準備工程と、前記ロープ体に沿って移動自在な移動体を設置する設置工程と、前記移動体により前記鉄塔の部材に沿って移動する移動工程と、研磨工具により前記部材の表面の劣化の状態に応じた所定の研磨方法により前記部材を研磨すると共に、研磨によって生じた粉塵を吸引する研磨工程と、飛散を防止すると共に、所定の厚さの塗膜が形成されるように塗料の粘性を所定値に調整する調整工程と、前記塗料の粘性及び塗装範囲に応じた所定量の前記塗料が供給される塗装工具により、表面が研磨された前記部材を塗装する塗装工程と、を備える、鉄塔保全方法である。
また、本発明は、鉄塔に設置されたロープ体に沿って移動自在な移動体で鉄塔を構成する部材に接近して、研磨工具で部分を研磨すると共に、研磨により生じる粉塵を吸引することで鉄塔を養生シートで覆う工程を省略することができ、工期を短縮することができる。また、塗料の粘性を所定の厚さとなるように調整することで、2度塗りの工程を省略し工期を短縮することができる。また、塗装工具は塗装面に必要な量の塗料を供給するため、余分な塗料が周囲に飛散することが防止される。
また、本発明は、前記鉄塔に設けられた突出部の下面側にネットを設置する足場設置工程と、前記ネット上において前記突出部の部材に沿って移動する足場移動工程と、を更に備える、ように構成されていてもよい。
本発明は、鉄塔の突出部の下面側にネットを足場として設置して作業者がネットの上を移動自在にすることで、従来の単管パイプ等の重量物で足場を組む必要が無くなり、重量物が落下することを防止すると共に、作業性を向上させることができる。
また、本発明は、前記準備工程、前記設置工程、前記移動工程、前記研磨工程、前記調整工程、前記塗装工程、及び前記足場設置工程のそれぞれは、予め設定された基準に基づいて行われるようにしてもよい。
本発明は、前記研磨工程、前記塗装工程を施工する際の基準を予め設定し、基準に従って施工することにより、各工程の検査を省略することができ、工期を短縮することができる。
本発明は、既存の鉄塔を保全するための鉄塔保全装置であって、前記鉄塔の上部から垂下された一対のガイドワイヤの間に設置された搭乗部と、前記一対のガイドワイヤの間において前記鉄塔の上部から垂下された昇降用ワイヤを駆動する第1駆動部と、前記搭乗部の両側に設けられ、前記一対のガイドワイヤに一端側が摺動自在に取り付けられた一対の水平ワイヤの他端側を巻き取り又は送り出して駆動する一対の第2駆動部と、を有する移動体と、前記鉄塔の部材の施工対象面に対して略平行に配置される回転軸回りに回転駆動される研磨部と、前記研磨部を覆うように形成されたシュラウドと、前記シュラウドに形成された吸引口から前記研磨部により研磨された前記施工対象面から生じる粉塵を吸引する吸引部と、を有する研磨工具と、塗料を密閉して収容すると共に、前記塗料の容量に応じて容積が変化するように袋状に形成された収容容器と、飛散を防止すると共に、所定の厚さの塗膜が形成されるように粘性が所定値に調整された前記塗料の前記粘性及び塗装範囲に応じた所定量の前記塗料を前記収容容器から供給するポンプと、前記ポンプから供給された所定量の前記塗料を吐出するように形成された吐出口が形成された刷毛と、を有する塗装工具と、を備える、鉄塔保全装置である。
本発明は、昇降用ワイヤで上下方向に移動自在であり、且つ、水平ワイヤで水平方向に移動自在な移動体により水平、鉛直、斜め等に配置された鉄塔の部材に対して自在に接近することができ、足場を必要とせずに施工することができる。また、研磨工具に設けられたシュラウドは、研磨部が研磨して生じる粉塵を周囲に飛散することを防止する。更にシュラウドに吸引部が設けられていることにより、シュラウド内に負圧が生じてシュラウド内の粉塵が吸引部に吸引される。そして、塗料が所定の粘度に調整されていることにより、2度塗りを省略すると共に、周囲に飛散することが防止される。更に、塗装工具は塗装面に必要な量の塗料を供給するため、余分な塗料が周囲に飛散することが防止される。
本発明によれば、鉄塔の保全作業の工程を簡略化しつつも、十分な耐久性と施工の安全性を確保することができる。
移動体の移動に用いられるロープ体を鉄塔に設置した状態を示す図である。 ゴンドラの構成を示す図である。 移動用椅子の構成を示す図である。 研磨工具の構成を示す断面図である。 研磨工具から発生する粉塵を集塵する集塵部の構成を示す図である。 塗装工具の構成を示す図である。 塗料容器の構成を示す図である。 作業用ネットを鉄塔のアーム部に設置した状態を示す正面図である。 作業用ネットを鉄塔のアーム部に設置した状態を下方向から見た断面図である。 作業用ネットの設置方法を示す図である。 鉄塔保全方法により短縮された工期を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る鉄塔保全方法について説明する。
図1に示されるように、鉄塔保全方法は、例えば送電用に設置された既存の鉄塔1に対して定期的に点検及び塗装等の補修作業を行い、長寿命化を図るものである。そして、鉄塔保全方法は、保全作業の過程において高所作業の工程をなるべく削減し、工期を短縮するものである。
保全対象の鉄塔1は、地表面から立設される四角錐状に形成された主塔2と、主塔2の上方において水平方向に突出して設けられた一対のアーム部20(突出部)とを備える。
主塔2は、例えば、複数の鉄骨によりトラス状に組まれて形成される。主塔2は、例えば、鉛直方向に複数の鉄骨が連結されて立設された4本の主柱材3を備える。4本の主柱材3は、例えば主塔2の四隅に設けられる。4本の主柱材3は、それぞれ、上方に向かうほど互いの距離が近位するように鉛直方向に対して傾いて設置される。隣接する一対の主柱材3は、互いに水平方向に複数の水平材5により連結される。水平材5は、複数の鉄骨が連結されて形成されている。
複数の水平材5により、隣接する一対の主柱材3同士は、梯子状に連結される。隣接する一対の主柱材3同士は、水平材5の他に斜め方向に複数の斜材8により連結される。斜材8は、複数の鉄骨が連結されて形成されている。斜材8は、主塔2の筋交い用の部材である。
アーム部20は、水平材21と斜材22と鉛直材23とがトラス状に組まれて形成されている。アーム部20は、主塔2の上下方向に沿って複数個設けられていてもよい。アーム部20には、送電用の電線(不図示)が懸架される。以下、上記各部材を総称する場合、部材Fと呼ぶ。
鉄塔1の保全作業は、作業者が鉄塔保全装置を用いて行う。鉄塔保全装置は、例えば、鉄塔1の各部材Fに対して移動自在な移動体と、各部材Fを研磨する研磨工具と、各部材Fを塗装する塗装工具とを備える。
鉄塔1の保全作業は、主塔2においては主に主塔2に垂下されたロープ体に沿って移動する移動体に作業者が搭乗して行われる。アーム部20においては、主に作業者がアーム部20に設置された後述の作業用ネットZの上を移動して行われる。アーム部20の作業については後述する。
主塔2の作業において、移動体と作業者とは、安全帯で連結される。保全作業は、主塔2の4つの面毎にそれぞれ行われる。以下、主塔2の対称性から各4面のうちの1面における作業について説明する。移動体は、例えば、後述のゴンドラGや作業用椅子R等である。ロープ体は、例えば、ガイドワイヤWやガイドロープPである。
先ず、移動体を設置するためにロープ体を鉄塔1に設置する(準備工程)。主塔2には、上部から地表面に対して一対のガイドワイヤWが垂下される。主塔2の幅は下方に行くほど広がるので、一対のガイドワイヤWは、途中で増設されて複数箇所に垂下される。図1の例では、ガイドワイヤWが主塔2の高さ方向の途中から増設されて3本のガイドワイヤWが垂下されている。
ガイドワイヤWの設置前に、取り付け対象の水平材5に通いロープ(不図示)が掛けられる。ガイドワイヤWの一端は、通いロープを用いて上方の水平材5まで持ち上げられる。ガイドワイヤWの一端W1は、例えば、シャックル等(不図示)の固定部材が取り付けられている。
ガイドワイヤWの一端W1は、固定部材で水平材5に対して輪状に掛けられる。ガイドワイヤWの一端は、主塔2の上部の部材に掛けられて他端W2側は地表面側に掛けられてガイドワイヤWが主塔2に垂下される。垂下されたガイドワイヤWは、他端が地表面に固定される際に張力が与えられる。一対のガイドワイヤWの間には、ゴンドラGの昇降用の一対の吊ワイヤQ(昇降用ワイヤ)がガイドワイヤWと同様に垂下される。
一対の吊ワイヤQの間には、ガイドロープPが垂下される。また、主柱材3やゴンドラGが移動できない範囲には、後述の作業用椅子Rを取り付けるための降下ロープSが垂下される。次に、ロープ体に移動体を設置する(設置工程)。一対の吊ワイヤQには、ゴンドラGが設置される。
図2に示されるように、作業者が搭乗するゴンドラGは、例えば、矩形の枠状に形成された搭乗部G1を備える。搭乗部G1は、昇降用の一対のモータM(第1駆動部)と水平移動用の一対のモータN(第2駆動部)とを備える。モータMは、一つでもよいし、モータNは、チェーンブロックが用いられてもよい。
モータM,Nは、例えば、搭乗部G1に設けられた操作用のリモコンCが操作されることにより制御される。リモコンCには、例えば、上下左右方向の移動に応じた複数のボタンBが設けられている。リモコンCは、昇降用と水平移動用に複数個設けられていてもよい。
昇降用のモータMは、吊ワイヤQを駆動する。昇降用のモータMは、例えば、リモコンCの上方向または下方向に対応するボタンBが押されたことで動作する。昇降用のモータMは、吊ワイヤQを巻き取らずに駆動し、搭乗部G1を上下のいずれかの方向に移動させる。
搭乗部G1の鉄塔1に向かう方向から見た両側には、水平方向に移動するための一対の水平ワイヤXを駆動するための一対の水平移動用のモータNが取り付けられている。水平ワイヤXは、一端がガイドワイヤWに沿って上下方向に摺動自在に取り付けられている。水平ワイヤXの一端には、例えば、輪が形成され、ガイドワイヤWが挿通されている。水平ワイヤXの他端は、水平移動用のモータNに巻き取られている。
水平移動用のモータNは、水平ワイヤXを駆動する。水平移動用のモータNは、水平ワイヤXを巻き取りまたは送り出すように駆動し、搭乗部G1を左右のいずれかの方向に移動させる。一方のモータNが水平ワイヤXを巻き取ると、他方のモータNは、巻き取られた水平ワイヤXの長さと同じ長さの他方の水平ワイヤXを送り出し、搭乗部G1を水平方向における一方向に移動させる。一対のモータNの回転方向を反転させることで搭乗部G1を水平方向における他方向に移動させる。
このような構成により、作業者が進行したい方向のボタンBを押すことで、モータM,Nが動作し、搭乗部G1はボタンBが押されている方向に移動する。作業者は、リモコンCの操作により、水平材5や斜材8に沿って移動することができる。
ゴンドラGで移動できない範囲においては、例えば、作業者はガイドロープPに取り付けられた作業用椅子Rにより移動する。作業用椅子Rは、例えば、高所作業用に用いられる吊るし形の腰掛である。
作業用椅子Rは、例えば、可撓性の腰掛部R1と、腰掛部R1を吊り下げるための吊下部R2とを備える。吊下部R2は、一対のワイヤを備え、一対のワイヤの一端は腰掛部R1の両側に取り付けられている。一対のワイヤの他端は8の字状のエイト環(固定部材R3)に取り付けられている。固定部材R3は、降下ロープSに掛けられる。作業者は、腰掛部R1に着座し、降下ロープSに沿って降下しながら部材Fに対して作業を行う。作業用椅子Rは、椅子状に形成されたものであってもよい。
移動体が設置された後、作業者は、移動体に搭乗して移動する(移動工程)。そして、作業者は移動体により主塔2の部材Fに接近し、所定の研磨方法により部材Fを研磨する(研磨工程)。移動体は、基本的に主塔2の上方から下方に向かって移動する。この研磨工程(ケレン)では、部材Fを研磨するための研磨工具が用いられる。作業者は、研磨工程を用いて部材Fに表面に塗装された塗膜を剥離すると共に、部材Fの表面に生じている錆を研磨して除去する。
図4に示されるように研磨工具50は、筐体51と、筐体51に支持された部材F表面を研磨する研磨部52と、研磨時に発生する粉塵を吸引する吸引部58とを備える。筐体51は、作業者が把持する円筒状のグリップ部51Aが形成されている。グリップ部51Aの先端部には、研磨部52が設けられている。グリップ部51Aの先端部には、研磨部52を覆うように形成されたシュラウド51Bが設けられている。シュラウド51Bは、下面に開口部が形成されている。シュラウド51Bは、下端部から研磨部52の下端が所定量突出するように形成されている。シュラウド51Bにより、作業者が研磨部に接触することが防止される共に、塗装面の研磨中に生じる粉塵が施工対象の周囲に飛散することが防止される。
研磨部52は、シュラウド51B内において回転軸53回りに回転自在に軸支されている。研磨部52は、回転軸53に対して軸線に直交する方向に外方に向かって放射状に広がって取り付けられた無数のワイヤからなるワイヤブラシが設けられている。ワイヤブラシの先端部は、回転方向に対して進角するように「く」の字形に屈曲している。
回転軸53は、例えば、筐体51を部材Fに押し当てた際に、部材Fの施工対象面に対して略平行となるように筐体51に支持されている。即ち、研磨部52は、回転面が施工対象面に対して略直交方向となるように用いられる。回転軸53には、駆動用のモータ(不図示)の出力軸が接続されている。モータは、例えば、グリップ部51A内に内蔵するように配置されている。モータは、例えば、商用電源により電源供給されて研磨部52を回転駆動する。
駆動用のモータが駆動されると、研磨部52が矢印Aの方向に高速回転する。即ち、研磨部52は、施工対象面に接触するワイヤブラシが作業者から見て手前側に向かうように回転する。研磨部52が高速回転して研磨部52の先端を施工対象面に押し当てると、ワイヤブラシの先端が施工対象面に高速に衝突し、塗膜をブラスト処理するように研磨する。
研磨部52により塗膜が研磨されると、削り屑(粉塵D)が発生する。粉塵Dが周囲に飛散しないように、粉塵Dは、吸引部58により吸引される。吸引部58は、シュラウド51B内に設けられた吸引口58Aと吸引口58Aに接続された吸引用の配管58Bとを備える。
吸引口58Aは、例えば、グリップ部51Aの先端に形成された開口である。配管58Bは、例えば、一端が吸引口58Aに接続され、グリップ部51A内を通ってグリップ部51Aの後端から他端が突出する管状体である。配管58Bの他端には、可撓性を有するホースHの一端が接続されている。吸引部58は、作業性や研磨工具50の構成に従って他の位置に設けられていてもよい。例えば、吸引部58は、シュラウド51Bの上部に設けられていてもよい。
図5に示されるように、ホースHの他端は、集塵部60の集塵機62に接続されている。集塵機62は、負圧を発生して粉塵Dを集塵する。集塵された粉塵Dは、集塵機62内の紙パック62A内に集約される。集塵機62は、例えば、枠状のキャリア61に載置されている。キャリア61は、一対のベルト63が設けられ、作業者が背負えるように形成されている。
従って、作業者は、集塵機62が載置されたキャリア61を背負い、研磨工具50を把持しながら作業を行う。集塵機62を背負うことで、作業者は、両手が使える状態となる。集塵機62は、例えば、一般的な掃除機のようにホースHを通じて吸引して本体部から排気を行う。集集塵機62を稼働させると、ホースHを通じて研磨工具50の吸引部58において吸引口58Aから空気が吸い込まれる。塵機62は、内部に設置された紙パック62A内に吸気を流通させて紙パック62Aで粉塵を濾し取り、粉塵Dを集塵する。
集塵機62を稼働させた状態で、研磨工具50で部材Fの施工対象面を研磨すると、回転した研磨部52のワイヤブラシの先端が塗装面に衝突し、塗膜が削り取られる。削り取られた塗膜片は、粉塵Dとなって吸引口58Aから吸引される。このとき、吸引口58Aから吸い込まれる空気により、シュラウド51B内は、外部空間に対して負圧が生じている。そのため、粉塵Dは、シュラウド51Bから外部に離散することが無く吸引口58Aに吸い込まれる。
研磨工具50で研磨できない部分は、柄が設けられたワイヤブラシ(不図示)等で手作業により研磨される。この時、研磨工具50からホースHを外し、集塵機62を稼働させながら、手作業で生じた粉塵DをホースHの先端から吸引する。上記と同様に、部材Fの表面に発生した錆も研磨工具50やワイヤブラシで取り除かれる。部材F表面に生じている白錆や赤錆が除去できるのであれば塗膜は研磨された状態で残し、必ずしも完全に剥離しなくてもよい。このように、部材Fの研磨と同時に粉塵Dを集塵機62で吸引するため、鉄塔1を養生シート等で覆う必要が無くなる。部材Fを研磨した後、作業者は、部材Fの表面を塗装する。
図6に示されるように、塗装工程では塗装工具が用いられる。塗装工具は、例えば、部材Fを塗装するための塗装部70及び塗装部70に塗料を供給する塗料供給装置80を備える。塗装部70と塗料供給装置80とは、塗料ホースYにより接続されている。
塗装部70は、例えば、毛束71Aを備える刷毛71と、塗料が供給される供給部75とを備える。刷毛71は、例えば、塗装用の平筆である。供給部75は、例えば、刷毛71の毛束71Aに塗料を供給するための吐出口76を備える。吐出口76は、例えば、毛束71Aの背面に取り付けられている。吐出口76は、矩形の開口が形成されている。吐出口76の開口の大きさは、塗料の種類、粘性、吐出量に応じて設定されている。
吐出口76には、塗料が流通する管状の供給管77が接続されている。供給管77は、刷毛71の柄72に沿って取り付けられている。供給管77には、塗料の供給のオンとオフを切り替えるスイッチ78が取り付けられている。スイッチ78は、例えば、チューブ状の弾性体で形成され、内部に電極が組み込まれている。スイッチ78を柄72と共に所定の握力で握るとスイッチ78が弾性変形してスイッチ78がオン状態となり、塗料供給装置80からの塗料が供給される。スイッチ78を握る強さを緩めると、スイッチ78がオフ状態となり、塗料供給装置80からの塗料の供給が停止する。
塗料供給装置80は、例えば、スイッチ78に連動して塗装部70に塗料の供給を行う装置である。塗料供給装置80は、例えば、枠状のキャリア81に載置されている。キャリア81は、一対のベルト83が設けられ、作業者が背負えるように形成されている。
塗料供給装置80は、例えば、本体部86と、塗料が充填された塗料容器84(収容容器)と、塗料容器84から塗料を送り出すポンプ85と、ポンプ85に電源を供給するバッテリー(不図示)とを備える。塗料容器84は、本体部86の内部に収容されている。塗料容器84は、例えば、ポリエチレン製のシート体が溶着されて袋状に形成された袋体である。
図7に示されるように、塗料容器84は、例えば、取り外し自在なキャップ84Aを備える。キャップ84Aには、例えば、塗料を吸い上げるための吸上パイプ84Bが貫通して取り付けられている。吸上パイプ84Bは、塗料容器84の底部に到達する長さになるように形成されている。吸上パイプ84Bには、ポンプ85に接続された吐出ホース84Cが接続されている。
ポンプ85は、本体部86の内部に収容されている。ポンプ85は、例えば、一般的なチューブポンプが用いられる。ポンプ85は、スイッチ78に連動して動作する。ポンプ85は、本体部86に設けられた調整用スイッチ87が調整されることにより塗料の吐出量を変化させる。
塗装工程の前に、塗料の粘度が所定値となるように原液からの希釈率が調整される(調整工程)。塗料は、例えば、原液に硬化剤を添加して攪拌された後、液温が測定される。塗料は、液温に応じて設定された希釈率に基づいて、原液の容量に応じた所定量の溶剤が添加され攪拌される。その後、塗料の粘度が測定され、溶剤や原液が添加されて希釈率が調整される。塗料は、例えば、高粘度となるように粘度が調整される。
塗料の粘度は、例えば、塗膜の厚さが従来の塗膜の厚さの2倍程度となるように調整される。このように粘度が高い塗料を使用することにより、従来2回塗装していた作業を1回の塗装で終わらせることができる。
塗料が調整された後、作業者は、研磨された部材Fを塗装する(塗装工程)。作業者は、塗料等が注入された塗料容器84のキャップ84Aを締めて塗料容器84を密閉する。キャップ84Aを締める際に作業者は、塗料容器84を押圧して塗料容器84内の空気を押し出すことが望ましい。
作業者は、調整用スイッチ87を調整して塗料の吐出量を調整した後、刷毛71の柄72をスイッチ78と共に握り、スイッチ78をオン状態にしてポンプ85を稼働させる。ポンプ85から吐出された塗料は、塗料ホースY内を流通し、吐出口76に到達する。吐出口76から吐出した塗料は、毛束71Aに含侵される。作業者は、研磨された部材Fの表面に対して毛束71Aを押し当て、刷毛71を移動させる。この時、作業者は、刷毛71を塗料の吐出量に応じた所定の速度で移動させる。作業者は、適宜、調整用スイッチ87を調整して塗装範囲に対して最適な塗料の吐出量を調整する。
上記構成により、作業者は、塗料供給装置80が載置されたキャリア81を背負い、塗装部70を把持しながら塗装作業を行う。塗料供給装置80を背負うことで、作業者は、両手が使える状態となる。従って、塗料を入れたバケツ等を片手で把持しながら他方の手で刷毛を使用するという従来の塗装工程に比して作業性が向上する。
そして、塗装部70が作業者の手から離された場合でも、塗料供給装置80と塗装部70とが塗料ホースYにより連結されているため、塗装部70が落下することが防止され、安全性が向上する。また、塗装部70が作業者の手から離れた時点でスイッチ78がオフ状態となり、塗料の供給が停止するため、周囲に塗料が飛散することが防止される。
塗料容器84は、塗装工程が進み、塗料が吐出されることに従って収縮して容積が変化する。塗料容器84内の塗料は、塗料容器84がキャップ84Aで密閉されているため、作業中は外気に接することがない。従って、塗料をバケツ等の外気に接する容器に入れる場合に比して、溶剤が揮発せず、作業中に最初に調整された塗料の粘度が変わることが無い。そして塗料容器84が密閉されているため、塗料に外部から不純物が混入することが無く、塗装品質が向上する。
そして、塗料容器84が密閉されていることで、塗料容器84が傾いても塗料が外部にこぼれることが無く、周囲に塗料が飛散することが防止される。また、塗料容器84は、作業が終了した後に廃棄される。これにより、繰り返し使用される容器を使用する場合に比して、容器を洗浄する工程が省略される。
上述したように主塔2の再塗装がゴンドラG及び作業用椅子Rを用いて行われる他、アーム部20の再塗装が行われる。
図8から図10に示されるように、アーム部20は、空中に張り出しているので、アーム部20の下面の全面に複数の作業用ネットZが設置される(足場設置工程)。作業用ネットZは、例えば、平面視して縦と横の長さが所定の寸法で形成されている。作業用ネットZは、例えば、所定の容器に1枚ずつ収納され、通いロープ等を用いて主塔2の塔上に持ち上げられる。塔上に到着した後、作業用ネットZは、所定の容器から取り出され、設置位置まで運搬され、四隅が4本の吊綱Z1により部材Fに結ばれて固定される。
作業用ネットZは、四隅が吊綱Z1により固定されるだけでは、中央部が弛むので、複数の補助綱Z2が四辺や面内に結ばれて部材Fに固定される。これにより、作業用ネットZは、作業者が上に載って移動しながら作業可能となるようにアーム部20の部材Fに確実に固定される。
以上の工程を繰り返すことで、アーム部20の下面全体に作業用ネットZが取り付けられる。作業用ネットZがアーム部20の下面を覆うことにより、作業者は、作業用ネットZの上に載って自在に移動し(足場移動工程)、アーム部20の下面側の部材を研磨したり塗装したりすることができる。
作業用ネットZは、単管パイプ等の足場に比して軽量に形成されているため、重量物等が落下するリスクが低減する。また、作業用ネットZは、吊綱Z1や補助綱Z2でアーム部20に確実に固定されるため、施工性を向上させることができる。また、作業用ネットZは、作業者が上に載って作業を行うことができるため、単管パイプ等で組まれた足場に比して移動制限や作業時の体勢の制限が少なく、作業性が向上する。
上述した作業用の移動体の設置の工程、移動体の操作の工程、部材の研磨の工程、塗料の調整の工程、塗装の工程、作業用ネットZの設置の工程は、予め定められた基準に従って行われる。上記各工程は、作業者や管理者に対して所定の能力の基準を満たした者を認定する認定制度が設けられてもよい。認定を受けた者が施工及び管理することにより、施工品質が確保される共に、部材の研磨の工程、塗装の工程、における検査が廃止され、検査の完了を待ってから次の工程に進むという作業者の待機状態を解消し、工期を短縮することができる。
図11に示されるように、実施形態の鉄塔保全方法を用いない従来の鉄塔保全方法によれば、先ず、粉塵や塗料の飛散防止対策として鉄塔1全体が養生シートで覆われる。その後、鉄塔1の各部材Fに作業者が届くように鉄塔1全体に足場が組まれる。その後、各部材Fに対して錆落とし等の研磨工程が行われる。その後、各部材Fに対して塗装工程が行われる。その後、各工程が基準を満たすか否かを判定する検査が行われる。
これに対して実施形態の鉄塔保全方法によれば、鉄塔1のアーム部20に作業用ネットZが設置される。次に、ゴンドラG等の移動体が鉄塔1に設置される。次に、移動体で移動しつつ各部材Fに対して研磨工程が行われる。その後、各部材Fに対して塗装工程が行われる。このように、鉄塔保全方法によれば、鉄塔1を養生シートで覆う工程と、鉄塔1に足場を組む工程と、検査の工程とが省略されると共に、塗装工具を用いることで塗装工程の時間が短縮される。これにより、実施形態の鉄塔保全方法は、全体として従来の鉄塔保全方法に比して工期が60%短縮される。
上述したように、鉄塔保全方法によれば、ゴンドラG等の移動体を用いて鉄塔1を移動しながら部材Fの表面を移動するため、不安定な姿勢での作業を低減し、安定的かつ安全に作業を行うことができる。また、鉄塔保全方法によれば、部材Fを研磨すると同時に削り屑となる粉塵を吸引して回収することで、周辺環境に粉塵が飛散することを防止すると共に、養生シートを設置する工程を省略し、工期を大幅に短縮することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。例えば、鉄塔保全方法及び鉄塔保全装置は、鉄塔だけでなく橋梁等他の鋼製構造物に適用してもよい。
1 鉄塔
50 研磨工具
60 集塵部
70 塗装部
80 塗料供給装置
84 塗料容器
F 部材
G ゴンドラ
P ガイドロープ
Q 吊ワイヤ
R 作業用椅子
S 降下ロープ
W ガイドワイヤ
X 水平ワイヤ
Z 作業用ネット
Z1 吊綱
Z2 補助綱

Claims (4)

  1. 既存の鉄塔を保全するための鉄塔保全方法であって、
    前記鉄塔の上方からロープ体を垂下する準備工程と、
    前記ロープ体に沿って移動自在な移動体を設置する設置工程と、
    前記移動体により前記鉄塔の部材に沿って移動する移動工程と、
    研磨工具により前記部材の表面の塗膜の状態に応じた所定の研磨方法により前記部材を研磨すると共に、研磨によって生じた粉塵を吸引する研磨工程と、
    飛散を防止すると共に、所定の厚さの塗膜が形成されるように塗料の粘性を所定値に調整する調整工程と、
    前記塗料の粘性及び塗装範囲に応じた所定量の前記塗料が供給される塗装工具により、表面が研磨された前記部材を塗装する塗装工程と、を備える、
    鉄塔保全方法。
  2. 前記鉄塔に設けられた突出部の下面側にネットを設置する足場設置工程と、
    前記ネット上において前記突出部の部材に沿って移動する足場移動工程と、を更に備える、
    請求項1に記載の鉄塔保全方法。
  3. 前記準備工程、前記設置工程、前記移動工程、前記研磨工程、前記調整工程、前記塗装工程、及び前記足場設置工程のそれぞれは、予め設定された基準に基づいて行われる、
    請求項2に記載の鉄塔保全方法。
  4. 既存の鉄塔を保全するための鉄塔保全装置であって、
    前記鉄塔の上部から垂下された一対のガイドワイヤの間に設置された搭乗部と、前記一対のガイドワイヤの間において前記鉄塔の上部から垂下された昇降用ワイヤを駆動する第1駆動部と、前記搭乗部の両側に設けられ、前記一対のガイドワイヤに一端側が摺動自在に取り付けられた一対の水平ワイヤの他端側を巻き取り又は送り出して駆動する一対の第2駆動部と、を有する移動体と、
    前記鉄塔の部材の施工対象面に対して略平行に配置される回転軸回りに回転駆動される研磨部と、前記研磨部を覆うように形成されたシュラウドと、前記シュラウドに形成された吸引口から前記研磨部により研磨された前記施工対象面から生じる粉塵を吸引する吸引部と、を有する研磨工具と、
    塗料を密閉して収容すると共に、前記塗料の容量に応じて容積が変化するように袋状に形成された収容容器と、飛散を防止すると共に、所定の厚さの塗膜が形成されるように粘性が所定値に調整された前記塗料の前記粘性及び塗装範囲に応じた所定量の前記塗料を前記収容容器から供給するポンプと、前記ポンプから供給された所定量の前記塗料を吐出するように形成された吐出口が形成された刷毛と、を有する塗装工具と、を備える、
    鉄塔保全装置。
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