JP2020124427A - 脚装具 - Google Patents

脚装具 Download PDF

Info

Publication number
JP2020124427A
JP2020124427A JP2019019788A JP2019019788A JP2020124427A JP 2020124427 A JP2020124427 A JP 2020124427A JP 2019019788 A JP2019019788 A JP 2019019788A JP 2019019788 A JP2019019788 A JP 2019019788A JP 2020124427 A JP2020124427 A JP 2020124427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower leg
side wall
user
hole
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019019788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7088058B2 (ja
Inventor
純一 永末
Junichi Nagasue
純一 永末
晴介 山崎
Harusuke Yamazaki
晴介 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019019788A priority Critical patent/JP7088058B2/ja
Publication of JP2020124427A publication Critical patent/JP2020124427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7088058B2 publication Critical patent/JP7088058B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】ユーザーの歩行を妨げ難い構成を実現しつつ、下腿リンクに対して足載置プレートを着脱可能な脚装具を実現する。【解決手段】本開示の一形態に係る脚装具1におけるユーザーの内股側に配置される着脱部(第2の着脱部8)は、足載置プレート6と下腿リンク(第2の下腿リンク3b)とを相対的に前後方向に回動可能に連結する第1の回動部11に対して上方に配置された、足載置プレート6と下腿リンクとを相対的に左右方向に回動可能に連結する第2の回動部12に設けられている。第2の回動部12は、前後方向に延在して足載置プレート6と下腿リンクとの相対的な左右方向の回動軸を成すピン(係合ピン17)を備える。ピンは、第2の回動部12から抜去可能である。【選択図】図2

Description

本開示は、脚装具に関する。
片麻痺患者などのユーザーが歩行リハビリ訓練を行う際に当該ユーザーの患脚に装着される脚装具として、例えば、特許文献1に開示されているような脚装具が用いられている。そして、一般的な脚装具は、左右方向に延在するピンを介して下腿リンクの下端部と足載置プレートとを連結する回動部を備えている。
特開2018−143572号公報
本出願人は、以下の課題を見出した。一般的な脚装具においては、ユーザーの足のサイズなどに応じて、足載置プレートを交換する場合があるが、例えば、ユーザーの内股側に配置される下腿リンクの下端部と足載置プレートとの回動部で、ユーザーの内股側に配置される下腿リンクと足載置プレートとを着脱可能な構成とすると、ユーザーの内股側に配置される下腿リンクの下端部と足載置プレートとの回動部の厚さが厚くなる。
そのため、ユーザーが歩行する際に、ユーザーにおける脚装具が装着された側の脚に対して逆側の脚が当該脚装具におけるユーザーの内股側に配置される回動部に引っ掛かって、ユーザーの歩行を妨げる可能性がある。
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザーの歩行を妨げ難い構成を実現しつつ、下腿リンクに対して足載置プレートを着脱可能な脚装具を実現する。
本開示の一態様に係る脚装具は、
ユーザーの下腿を左右方向から挟み込むように配置され、前記下腿に固定される一対の下腿リンクと、
前記ユーザーの足部が載置される足載置プレートと、
各々の前記下腿リンクの下端部と前記足載置プレートとを着脱可能に連結する着脱部と、
を備え、
前記ユーザーの内股側に配置される着脱部は、前記足載置プレートと前記下腿リンクとを相対的に前後方向に回動可能に連結する第1の回動部に対して上方に配置された、前記足載置プレートと前記下腿リンクとを相対的に左右方向に回動可能に連結する第2の回動部に設けられ、
前記第2の回動部は、前後方向に延在して前記足載置プレートと前記下腿リンクとの相対的な左右方向の回動軸を成すピンを備え、
前記ピンは、前記第2の回動部から抜去可能である。
本開示によれば、ユーザーの歩行を妨げ難い構成を実現しつつ、下腿リンクに対して足載置プレートを着脱可能な脚装具を実現できる。
実施の形態の脚装具を模式的に示す斜視図である。 実施の形態の脚装具の下部を示す斜視図である。 実施の形態の脚装具における第1の回動部及び第2の回動部の周辺を拡大して示す側面図である。 実施の形態の脚装具における第1の回動部及び第2の回動部の周辺を拡大して示す正面図である。 実施の形態の脚装具における第1の回動部及び第2の回動部の周辺を拡大して示す断面図である。 実施の形態の脚装具において、第2の下腿リンクと第2の側壁部との連結を解除した状態を示す斜視図である。 一般的な脚装具におけるユーザーの内股側に配置される下腿リンクと足載置プレートとの着脱部を示す断面図である。
以下、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
先ず、本実施の形態の脚装具の構成を説明する。なお、以下の脚装具の構成の説明では、下腿リンクと足載置プレートとが連結された状態を説明する。図1は、本実施の形態の脚装具を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施の形態の脚装具の下部を示す斜視図である。脚装具1は、例えば、片麻痺患者などのユーザーが歩行リハビリ訓練を実施する際に当該ユーザーの患脚に装着される。
脚装具1は、図1に示すように、上腿装具2、下腿装具3、第1の膝連結部4、第2の膝連結部5、足載置プレート6、第1の着脱部7及び第2の着脱部8を備えている。上腿装具2は、略U字形状に形成されている。上腿装具2は、ユーザーの上腿の太ももの正面側に配置された状態で、着脱ベルト2aを介してユーザーの上腿に固定される。
下腿装具3は、第1の下腿リンク3a、第2の下腿リンク3b及び下腿支持部3cを備えている。第1の下腿リンク3aは、略上下方向に延在しており、ユーザーの外股側に配置される。第2の下腿リンク3bは、略上下方向に延在しており、ユーザーの内股側に配置される。つまり、第1の下腿リンク3a及び第2の下腿リンク3bは、ユーザーの下腿のふくらはぎを左右方向から挟み込むように配置される。
下腿支持部3cは、略U字形状に形成されている。下腿支持部3cにおけるユーザーの外股側に配置される端部には、第1の下腿リンク3aの上端部が左右方向に回動可能に連結され、下腿支持部3cにおけるユーザーの内股側に配置される端部には、第2の下腿リンク3bの上端部が左右方向に回動可能に連結されている。下腿支持部3cは、ユーザーの下腿の正面側に配置された状態で、着脱ベルト(図示を省略)を介してユーザーの下腿に固定される。
第1の膝連結部4は、上腿装具2と下腿装具3とを相対的に前後方向に回動可能に、左右方向に延在する回動軸(図示を省略)を介して、上腿装具2におけるユーザーの外股側に配置される端部と下腿支持部3cにおけるユーザーの外股側に配置される端部とを連結する。
第1の膝連結部4は、上腿装具2と下腿装具3との間にトルクを発生させる膝関節モータ4aを備えている。膝関節モータ4aが上腿装具2と下腿装具3との間にトルクを発生させることで、膝関節モータ4aは、上腿装具2と下腿装具3との間の回動軸回りの角度である膝関節角度を制御する。
第2の膝連結部5は、上腿装具2と下腿装具3とを相対的に前後方向に回動可能に、左右方向に延在する回動軸5aを介して、上腿装具2におけるユーザーの内股側に配置される端部と下腿支持部3cにおけるユーザーの内股側に配置される端部とを連結する。
足載置プレート6は、ソール部6a、第1の側壁部6b及び第2の側壁部6cを備えている。ソール部6aには、ユーザーの足部が載置され、ユーザーの足部が載置された状態で着脱ベルト(図示を省略)を介して当該ユーザーの足部に固定される。
第1の側壁部6bは、ソール部6aにおけるユーザーの外股側に配置される側部から上方に突出する。第2の側壁部6cは、ソール部6aにおけるユーザーの内股側に配置される側部から上方に突出する。
第1の着脱部7は、第1の下腿リンク3aの下端部と、足載置プレート6、ひいては第1の側壁部6bと、を着脱可能に連結する。このとき、第1の着脱部7は、第1の下腿リンク3aの下端部と第1の側壁部6bとが連結された状態で、第1の下腿リンク3aと足載置プレート6との相対的な前後方向の回動を許容する。
第1の着脱部7は、例えば、第1の調整機構9及び第2の調整機構10を備えている。第1の調整機構9は、ユーザー毎に第1の下腿リンク3aと足載置プレート6との左右方向の初期回動角度を調整する。第2の調整機構10は、ユーザー毎に第1の下腿リンク3aと足載置プレート6との前後方向の初期回動角度を調整する。
これらの第1の調整機構9及び第2の調整機構10は、第1の側壁部6bを挟んで第2の側壁部6cに対して逆側に配置されている。なお、第1の調整機構9及び第2の調整機構10の詳細な構成は、本開示の本質的部分でないため、説明を省略する。
このとき、第2の調整機構10は、図2に示すように、当該第2の調整機構10における第1の側壁部6bの側の側面から突出する係合ピン10aを備えており、当該係合ピン10aを第1の側壁部6bに形成された係合孔6dに係合することで、第1の下腿リンク3aと足載置プレート6とを相対的に前後方向に回動可能に連結している。
詳細には、係合ピン10aは、略左右方向に延在しており、第2の調整機構10の筐体10bを左右方向に貫通する回動軸の内部に、回転可能であって、且つ左右方向に移動可能に通されている。回動軸は、第2の調整機構10の筐体10bを回転可能に貫通する筒状部、及び当該筒状部における第1の側壁部6bの側の端部に設けられたフランジ部を備えており、当該フランジ部が第2の調整機構10の筐体10bと第1の側壁部6bとの間に配置されている。
係合ピン10aは、当該係合ピン10aにおける第1の側壁部6bの係合孔6dに係合される側の端部に楕円形の突出部10cを備えている。一方、係合ピン10aは、当該係合ピン10aにおける第1の側壁部6bの係合孔6dに係合される側の端部に対して逆側の端部にハンドルを備えている。なお、図1では、第1の着脱部7を簡略化して示しているため、係合ピン10aやハンドルなどを省略して示している。
ハンドルの一方の端部は、係合ピン10aの軸方向と直交する方向に延在する回転軸を介して、係合ピン10aにおける第1の側壁部6bの係合孔6dに係合される側の端部に対して逆側の端部に連結されており、当該回転軸を中心に回転可能である。そして、ハンドルが係合ピン10aの中心軸回りに回転すると、回転軸を介して係合ピン10aを回転させることができる。
ハンドルの一方の端部には、カム面が形成されている。そして、回転軸を中心にハンドルを倒したり、引き起こしたり、して回転させると、例えば、ハンドルのカム面と回動軸のフランジ部との間に配置され、且つ係合ピン10aが通されたコイルバネなどの弾性部材の反発力が変化して、係合ピン10aを第1の側壁部6bの側に対して逆側に引き込む引き込み力が変化する。
例えば、ハンドルの他方の端部が第1の側壁部6bの側に接近した当該ハンドルが倒された状態では、ハンドルのカム面による弾性部材の押し込み量が最も大きい。その結果、弾性部材の反発力が最も大きくなり、係合ピン10aの引き込み力が最も大きくなる。
一方、ハンドルの他方の端部が第1の側壁部6bの側から離間した当該ハンドルが引き起こされた状態では、ハンドルのカム面による弾性部材への押し込み量が最も小さい。その結果、弾性部材の反発力が最も小さくなり、係合ピン10aの引き込み力が最も小さくなる。
係合孔6dは、第1の部分6e及び第2の部分6fを備えている。第1の部分6eは、略上下方向に延在しており、係合ピン10aの軸部が通過可能であって、且つ突出部10cの長手方向が略上下方向に配置された状態で当該突出部10cが通過不能な形状に形成されている。
第2の部分6fは、第1の部分6eの上端部と連続しており、略前後方向に延在している。そして、第2の部分6fは、係合ピン10aの突出部10cの長手方向が略水平方向に配置された状態で当該突出部10cが通過可能な形状に形成されている。
このような第1の着脱部7においては、係合ピン10aの軸部が第1の側壁部6bの係合孔6dに通されて当該係合孔6dの第1の部分6eの下端部に配置された状態で、係合ピン10aを第2の側壁部6cの側に対して逆側に引き込むように、ハンドルが倒されることで、回動軸のフランジ部が第1の側壁部6bに強く押し当てられ、その結果、第1の下腿リンク3aと第1の側壁部6bとが連結されている。
このとき、回動軸の筒状部が第2の調整機構10の筐体10bに回転可能に支持されているので、回動軸を中心に第1の下腿リンク3aと第2の側壁部6cとが相対的に前後方向に回動可能である。
ここで、第1の側壁部6bにおける第2の側壁部6cの側の面の係合孔6dの周辺に係合ピン10aの突出部10cを収容するためのザグリ部6gが形成されているとよい。これにより、第1の側壁部6bからユーザーの内股側に係合ピン10aの突出部10cが突出することを抑制できる。
なお、第1の着脱部7は、ハンドルの操作によって第1の下腿リンク3aと足載置プレート6とを着脱する構成に限らず、第1の下腿リンク3aと足載置プレート6とを着脱可能な構成であればよい。ちなみに、第1の着脱部7の着脱原理は、後述の図7の構成と略等しい。
第2の着脱部8は、第2の下腿リンク3bの下端部と、足載置プレート6、ひいては第2の側壁部6cと、を着脱可能に連結する。このとき、第2の着脱部8は、第2の下腿リンク3bの下端部と第2の側壁部6cとが連結された状態で、第2の下腿リンク3bと足載置プレート6との相対的な前後方向の回動を許容する。
第2の着脱部8は、第1の回動部11及び第2の回動部12を備えている。第1の回動部11は、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとを相対的に前後方向に回動可能に連結する。
図3は、本実施の形態の脚装具における第1の回動部及び第2の回動部の周辺を拡大して示す側面図である。図4は、本実施の形態の脚装具における第1の回動部及び第2の回動部の周辺を拡大して示す正面図である。図5は、本実施の形態の脚装具における第1の回動部及び第2の回動部の周辺を拡大して示す断面図である。
第1の回動部11は、図3乃至図5に示すように、連結部材13、回動軸14、ブッシュ15及びCリング16を備えている。連結部材13は、第2の側壁部6cを挟んで第1の側壁部6bに対して逆側に配置されている。連結部材13は、第1の部分13a及び第2の部分13bを備えている。
第1の部分13aは、左右方向から見て第1の部分13aの外形が略U字形状に形成された板状部であり、左右方向に貫通する貫通孔13cを備えている。第2の部分13bは、第1の突出部13d及び第2の突出部13eを備えており、第1の突出部13d及び第2の突出部13eは、第1の部分13aから上方に突出している。
第1の突出部13dには、前後方向に貫通する貫通孔13fが形成されている。第2の突出部13eは、第1の突出部13dと前後方向に間隔を開けて配置されている。そして、第2の突出部13eには、前後方向に貫通する第1の貫通孔13g、及び前後方向と直交する方向に貫通する第2の貫通孔13hが形成されている。
このとき、第1の突出部13dの貫通孔13fの中心軸と第2の突出部13eの第1の貫通孔13gの中心軸とは、略同軸上に配置されている。また、第1の突出部13dの貫通孔13fの直径と第2の突出部13eの第1の貫通孔13gの直径とは、略等しい。
回動軸14は、第2の側壁部6cと連結部材13とを相対的に前後方向に回動させる回動軸である。回動軸14は、図5に示すように、軸部14a及びフランジ部14bを備えている。なお、図5では、回動軸14を中実構造として示しているが、中空構造とすると回動軸14を軽量化することかできる。
軸部14aは、第2の側壁部6cに形成された貫通孔6h、及び連結部材13の貫通孔13cに通されている。軸部14aは、第1の部分14c及び第2の部分14dを備えている。第1の部分14cは、第2の側壁部6cの貫通孔6hと略等しい直径であって、且つ第2の側壁部6cの左右方向の厚さと略等しい厚さを有する。
第2の部分14dは、第1の部分14cと連続しており、連結部材13の貫通孔13cの直径に対して小さい直径を有する。そして、第2の部分14dの先端部には、Cリング16が嵌め込まれる溝部14eが形成されている。
フランジ部14bは、第1の部分14cにおける第2の部分14dに対して逆側の端部に設けられており、第2の側壁部6cの貫通孔6hの直径に対して大きい直径を有する板状部である。そして、フランジ部14bは、軸部14aが第2の側壁部6cの貫通孔6h及び連結部材13の貫通孔13cに通されて状態で、第2の側壁部6cに対して第1の側壁部6bの側に配置されている。
これにより、回動軸14が第2の側壁部6cの貫通孔6h及び連結部材13の貫通孔13cから第1の側壁部6bに対して逆側に抜けない構成とされている。ちなみに、フランジ部14bは、第2の側壁部6cに固定されているとよい。なお、フランジ部14bは、第2の側壁部6cの貫通孔6h及び連結部材13の貫通孔13cからの回動軸14の抜けを防ぐことができる形状であればよい。
ブッシュ15は、樹脂製であり、環状を基本形態としており、図5に示すように、ブッシュ15における第2の側壁部6cの側に対して逆側の端部にフランジ部15aを備えている。そして、ブッシュ15は、回動軸14の軸部14aに通されており、回動軸14の軸部14aの第2の部分14dの周面と連結部材13の貫通孔13cの周面との間に配置されている。
このとき、ブッシュ15のフランジ部15aが連結部材13の貫通孔13cの周辺に引っ掛けられている。Cリング16は、回動軸14の溝部14eに嵌め込まれており、回動軸14がブッシュ15から第1の側壁部6bの側に抜けない構成とされている。また、ブッシュ15は、回動軸14の軸部14a又は連結部材13の貫通孔13cの少なくとも一方と摺動可能である。
第2の回動部12は、第1の回動部11に対して上方に配置されており、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとを相対的に左右方向に回動可能に連結する。第2の回動部12は、第1の回動部11との共通部材である連結部材13、及び係合ピン17を備えている。
係合ピン17は、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとを相対的に左右方向に回動させる回動軸である。係合ピン17は、図3に示すように、軸部17a、抜け止め部17b及びボールプランジャ17cを備えている。
軸部17aは、連結部材13の貫通孔13f、13g、及び第2の下腿リンク3bの下端部に前後方向に貫通するように形成された貫通孔3dと略等しい直径を有する円柱形状に形成されている。そして、軸部17aは、連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dに通されている。
抜け止め部17bは、軸部17aの一方の端部に設けられており、軸部17aが連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dから当該軸部17aの他方の端部の側に抜けることを防ぐ。
抜け止め部17bは、例えば、軸部17aの直径に対して大きな直径を有する円柱形状に形成されている。但し、抜け止め部17bは、連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dからの軸部17aの抜けを防ぐことができる形状であればよい。
ボールプランジャ17cは、軸部17aの他方の端部に設けられており、軸部17aが連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dに通された状態で、ボールプランジャ17cのボールが第2の突出部13eの第2の貫通孔13hの内部で軸部17aから突出している。これにより、軸部17aが連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dから当該軸部17aの一方の端部の側に抜けることを防ぐ。
このように第2の着脱部8においては、上述のように、回動軸14の軸部14aが第2の側壁部6cの貫通孔6h及び連結部材13の貫通孔13cに通され、さらに係合ピン17の軸部17aが連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dに通されることで、連結部材13を介して第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとが連結されている。
このとき、ブッシュ15が回動軸14の軸部14a又は連結部材13の貫通孔13cの少なくとも一方と摺動可能であるので、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとの相対的な前後方向の回動は、ブッシュ15と回動軸14の軸部14a又は連結部材13の貫通孔13cとの摺動によって許容される。
次に、下腿装具3と足載置プレート6との連結状態を解除する流れを説明する。先ず、第1の下腿リンク3aと第1の側壁部6bとの連結状態を解除する流れを説明する。ハンドルを引き起こして係合ピン10aの引き込み力を緩め、係合ピン10aを第1の側壁部6bの係合孔6dの第2の部分6fまで引き上げる。
そして、ハンドルを介して係合ピン10aを回転させて当該係合ピン10aの突出部10cを略水平に配置し、係合ピン10aの突出部10cを第1の側壁部6bの係合孔6dの第2の部分6fから引き抜くと、第1の下腿リンク3aと第1の側壁部6bとの連結状態を解除することができる。
次に、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとの連結状態を解除する流れを説明する。ここで、図6は、本実施の形態の脚装具において、第2の下腿リンクと第2の側壁部との連結を解除した状態を示す斜視図である。
係合ピン17を抜け止め部17bの側に引っ張って、係合ピン17を連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dから引き抜くと、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとの連結状態を解除することができる。
一方、上述の連結状態を解除する流れを逆の順で行うと、下腿リンク3a、3bと足載置プレート6とを連結することができる。
このように本実施の形態の脚装具1の第2の着脱部8は、第2の下腿リンク3bと足載置プレート6とを相対的に前後方向に回動可能に連結する第1の回動部11に対して上方に配置した、第2の下腿リンク3bと足載置プレート6とを相対的に左右方向に回動可能に連結する第2の回動部12で、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとを着脱可能な構成としている。
これにより、第2の着脱部8の左右方向の厚さの増大を抑制することができる。そのため、ユーザーが歩行する際に当該ユーザーにおける脚装具1を装着した側と逆側の脚が第2の着脱部8に引っ掛かり難く、その結果、ユーザーの歩行を妨げ難い構成を実現することができる。
ここで、図7は、一般的な脚装具におけるユーザーの内股側に配置される下腿リンクと足載置プレートとの着脱部を示す断面図である。着脱部100は、図7に示すように、回動軸101、連結部材102、係合ピン103、ハンドル104、コイルバネ105、ワッシャ106及びブッシュ107を備えている。
回動軸101は、足載置プレートにおけるユーザーの内股側に配置される側壁部110を挟んで、当該ユーザーの外股側に配置される側壁部の側に対して逆側に配置されている。そして、回動軸101は、左右方向に貫通部が延在する円筒部101a、及び円筒部101aにおける足載置プレートの側壁部110の側の端部に設けられたフランジ部101bを備えている。フランジ部101bには、左右方向に貫通する貫通孔101cが形成されている。
連結部材102は、左右方向に貫通する貫通孔102aを備えており、当該貫通孔102aに回動軸101の円筒部101aが通されている。そして、連結部材102の上端部には、脚装具におけるユーザーの内股側に配置される下腿リンク120の下端部が左右方向に回動可能に連結されている。
係合ピン103は、軸部103a及び抜け止め部103bを備えている。軸部103aは、左右方向に延在しており、回動軸101のフランジ部101bの貫通孔101c、及び側壁部110に形成された係合溝110aに通される。係合溝110aは、上下方向に延在しており、係合溝110aの上端部が開放されている。
抜け止め部103bは、軸部103aにおける側壁部110の側の端部に設けられており、軸部103aの直径に対して大きな直径を有する。ハンドル104の一方の端部は、軸部103aにおける側壁部110の側に対して逆側の端部に、当該軸部103aの中心軸に対して直交する方向に延在する回転軸104aを介して連結されている。そして、ハンドル104の一方の端部には、カム面104bが形成されている。
コイルバネ105には、係合ピン103の軸部103aが通され、回動軸101のフランジ部101bとハンドル104のカム面104bとの間で圧縮した状態で配置されている。ワッシャ106は、平ワッシャであり、コイルバネ105とハンドル104のカム面104bとの間に配置されている。ブッシュ107は、環状に形成されており、回動軸101の円筒部101aと連結部材102の貫通孔102aとの間に配置されている。
このような着脱部100において、下腿リンク120の下端部と足載置プレートとを連結する際には、係合ピン103の軸部103aを側壁部110の係合溝110aに通し、ハンドル104の他方の端部を側壁部110の側に倒す。
これにより、ハンドル104のカム面104bによってコイルバネ105が押し込まれ、コイルバネ105の反発力が強くなる。その結果、係合ピン103が側壁部110に対して逆側に引き込まれて、回動軸101のフランジ部101bが側壁部110に強く押し付けられることで、回動軸101及び連結部材102を介して下腿リンク120の下端部が足載置プレートに連結される。
一方、着脱部100において、下腿リンク120の下端部と足載置プレートとの連結状態を解除する際には、ハンドル104の他方の端部を足載置プレートの側壁部110に対して離間するように引き起こす。これにより、ハンドル104のカム面104bによるコイルバネ105の押し込み量が少なくなって、コイルバネ105の反発力が弱まり、回動軸101のフランジ部101bと側壁部110との接触力が弱められる。そして、係合ピン103の軸部103aを側壁部110の係合溝110aから抜くと、下腿リンク120の下端部と足載置プレートとの連結状態が解除される。
このような着脱部100は、カム機構によって下腿リンク120の下端部と足載置プレートとの着脱を実現しているので、左右方向の厚さが厚い。一方、本実施の形態の第2の着脱部8は、前後方向に挿抜される係合ピン17によって第2の下腿リンク3bと足載置プレート6との着脱を実現している。そのため、本実施の形態の第2の着脱部8は、一般的な着脱部100に比べて、左右方向の厚さを薄くすることができる。
しかも、本実施の形態の脚装具1は、上述のように第1の着脱部7で第1の下腿リンク3aと第1の側壁部6bとが着脱可能であり、第2の着脱部8で第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとが着脱可能である。特に、第2の着脱部8においては、係合ピン17を連結部材13の貫通孔13f、13g及び第2の下腿リンク3bの貫通孔3dに対して挿抜するだけで、第2の下腿リンク3bと第2の側壁部6cとを簡単に着脱することができる。
また、第1の調整機構9及び第2の調整機構10をユーザーの外股側に配置しているので、第1の調整機構9及び第2の調整機構10がユーザーの歩行を妨げない。
ちなみに、第2の着脱部8の連結部材13は、図4に示すように、当該連結部材13の周縁に面取り部13iを備えているとよい。面取り部13iは、連結部材13の第1の部分13aの周縁に形成されており、外方に向かうに従って第2の側壁部6cの側に向かって傾斜している。このとき、面取り部13iの傾斜角度は、45°程度に設定するとよい。
また、第2の着脱部8の連結部材13は、図3に示すように、係合ピン17の抜け止め部17bを下方から覆う第3の突出部13jを備えているとよい。そして、第3の突出部13jは、係合ピン17の挿入方向に対して逆側に向かって突出しており、第3の突出部13jの下面に面取り部13kを備えているとよい。面取り部13kは、係合ピン17の挿入方向に対して逆側に向かうに従って上方に向かって傾斜している。このとき、面取り部13kの傾斜角度は、45°程度に設定するとよい。
さらに、第2の着脱部8において、図4に示すように、第1の部分13aと第2の部分13bとの間に段差を有している場合、当該段差を均すように面取り部13lを備えているとよい。
このような第2の着脱部8の構成により、ユーザーが歩行する際に第2の着脱部8の連結部材13に引っ掛かり難く、その結果、ユーザーの歩行を妨げ難い構成を実現することができる。但し、第2の着脱部8は、ユーザーが歩行する際に第2の着脱部8に引っ掛かり難い形状とされていればよい。
本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 脚装具
2 上腿装具、2a 着脱ベルト
3 下腿装具
3a 第1の下腿リンク
3b 第2の下腿リンク、3d 貫通孔
3c 下腿支持部
4 第1の膝連結部、4a 膝関節モータ
5 第1の膝連結部、5a ピン
6 足載置プレート
6a ソール部
6b 第1の側壁部
6c 第2の側壁部
6d 係合孔、6e 第1の部分、6f 第2の部分
6g ザグリ部
6h 貫通孔
7 第1の着脱部
8 第2の着脱部
9 第1の調整機構
10 第2の調整機構
10a 係合ピン
10b 筐体
10c 突出部
11 第1の回動部
12 第2の回動部
13 連結部材
13a 第1の部分
13b 第2の部分
13c 貫通孔
13d 第1の突出部、13f 貫通孔
13e 第2の突出部、13g 第1の貫通孔、13h 第2の貫通孔
13i 面取り部
13j 第3の突出部、13k 面取り部
13l 面取り部
14 回動軸、14a 軸部、14b フランジ部、14c 第1の部分、14d 第2の部分、14e 溝部
15 ブッシュ、15a フランジ部
16 Cリング
17 係合ピン、17a 軸部、17b 抜け止め部、17c ボールプランジャ
100 着脱部
101 回動軸、101a 円筒部、101b フランジ部、101c 貫通孔
102 連結部材、102a 貫通孔
103 係合ピン、103a 軸部、103b 抜け止め部
104 ハンドル、104a 回転軸、104b カム面
105 コイルバネ
106 ワッシャ
107 ブッシュ
110 側壁部、110a 係合溝
120 下腿リンク

Claims (1)

  1. ユーザーの下腿を左右方向から挟み込むように配置され、前記下腿に固定される一対の下腿リンクと、
    前記ユーザーの足部が載置される足載置プレートと、
    各々の前記下腿リンクの下端部と前記足載置プレートとを着脱可能に連結する着脱部と、
    を備え、
    前記ユーザーの内股側に配置される着脱部は、前記足載置プレートと前記下腿リンクとを相対的に前後方向に回動可能に連結する第1の回動部に対して上方に配置された、前記足載置プレートと前記下腿リンクとを相対的に左右方向に回動可能に連結する第2の回動部に設けられ、
    前記第2の回動部は、前後方向に延在して前記足載置プレートと前記下腿リンクとの相対的な左右方向の回動軸を成すピンを備え、
    前記ピンは、前記第2の回動部から抜去可能である、脚装具。
JP2019019788A 2019-02-06 2019-02-06 脚装具 Active JP7088058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019019788A JP7088058B2 (ja) 2019-02-06 2019-02-06 脚装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019019788A JP7088058B2 (ja) 2019-02-06 2019-02-06 脚装具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020124427A true JP2020124427A (ja) 2020-08-20
JP7088058B2 JP7088058B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=72084476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019019788A Active JP7088058B2 (ja) 2019-02-06 2019-02-06 脚装具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7088058B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180318122A1 (en) * 2017-05-05 2018-11-08 Becker Orthopedic Appliance Company Configurable orthosis and method of definitive orthotic design, fabrication and validation

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015029257A1 (ja) 2013-09-02 2015-03-05 学校法人 幾徳学園 関節運動アシスト装置の足部装着構造
JP6750551B2 (ja) 2017-04-10 2020-09-02 トヨタ自動車株式会社 カップソール、歩行補助装置、指標部材およびカップソール取り付け方法
TWM557097U (zh) 2017-11-10 2018-03-21 Yong Tai Global Co Ltd 基於彈性部件置換之垂足支架結構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180318122A1 (en) * 2017-05-05 2018-11-08 Becker Orthopedic Appliance Company Configurable orthosis and method of definitive orthotic design, fabrication and validation

Also Published As

Publication number Publication date
JP7088058B2 (ja) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102246050B1 (ko) 상지 및 하지용 재활 운동 장치
KR102246052B1 (ko) 상지 및 하지용 재활 운동 장치
KR102246049B1 (ko) 상지 및 하지용 재활 운동 장치
KR102246051B1 (ko) 상지 및 하지용 재활 운동 장치
JP6262184B2 (ja) ブーツあぶみ
JP6845045B2 (ja) 長下肢装具用アクチュエータユニット
WO2017208851A1 (ja) アクチュエータ付き長下肢装具
JP4115941B2 (ja) マッサージ器
JP2018164694A (ja) 肢体動作支援装置
JP6680556B2 (ja) 長下肢装具用アクチュエータユニット
JP5709111B2 (ja) 義足における上側義足部と下側義足部との連結構造
JP2009219650A (ja) 装着型動作補助装置
JP2014042813A5 (ja)
JP2016036726A (ja) リンク組立体及びそれを用いた下肢支持装置
JP6765989B2 (ja) アクチュエータ付き長下肢装具
JP2020124427A (ja) 脚装具
KR101687187B1 (ko) 각도 및 폭 조절이 가능한 휠체어 프레임 연결장치
JP2014188037A (ja) 歩行補助装置
JP2017086460A (ja) 長下肢装具用アクチュエータユニット
TW201436780A (zh) 助行裝置
JP5578031B2 (ja) 脚装具
JP2004236998A (ja) 長下肢装具用ジョイント装置
JP2022118043A (ja) 移動支援用具
JP2010110365A (ja) 長下肢装具
KR102074146B1 (ko) 착석용 보조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7088058

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151