JP2014188037A - 歩行補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム角度調整の作業負担を軽減させることができる歩行補助装置を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる歩行補助装置1は、膝関節フレーム12と、下腿フレーム13と、足首フレーム14と、を備えている。下腿フレーム13は、膝関節フレーム12及び足首フレーム14の少なくとも一方に対して、ロール軸回りに回転可能に連結する連結部を介して取り付けられている。連結部は、ユーザが調整可能な調整部と、調整部の操作に応じてピッチ軸方向に変位する変位部と、を有する。変位部のピッチ軸方向の変位に応じて、下腿フレーム13が膝関節フレーム12及び足首フレーム14の少なくとも一方に対してロール軸回りに回転する。
【選択図】図2

Description

本発明は歩行補助装置に関し、特にユーザの歩行動作を補助する歩行補助装置に関する。
近年、リンク機構及びアクチュエータによって積極的にユーザの脚の動きを補助する歩行補助装置が研究されている。このような歩行補助装置においては、ユーザの大腿に装着される大腿フレームと下腿に装着される下腿フレームとが、揺動可能に連結されている。アクチュエータが下腿フレームを揺動させることにより、歩行補助装置はユーザの歩行を補助する。
特許文献1には、大腿フレームと下腿フレームとの間に、所定の傾斜面を有するスペーサを有する歩行補助装置が開示されている。特許文献1に記載の歩行補助装置においては、スペーサを異なる角度の傾斜面を有する別のスペーサに交換することにより、大腿フレームに対する下腿フレームの角度を変更できる。
特開2011−218036号公報
しかしながら、特許文献1に記載の歩行補助装置においては、下腿フレームの角度を変更する度にスペーサの交換作業が必要である。そのため、下腿フレームの角度を調整するために手間がかかるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、フレーム角度調整の作業負担を軽減させることができる歩行補助装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる歩行補助装置は、第2のフレームの一端に第1のフレームを備え、前記第2のフレームの他端に第3のフレームを備えており、前記第1のフレームと、前記第2のフレームと、前記第3のフレームとがユーザの脚に沿ってユーザに装着されることで、ユーザの歩行を補助する歩行補助装置であって、前記第2のフレームは、前記第1のフレーム及び前記第3のフレームの少なくとも一方に対して、ロール軸回りに回転可能に連結する連結部を介して取り付けられており、前記連結部は、ユーザが調整可能な調整部と、前記調整部の操作に応じてピッチ軸方向に変位する変位部と、を有し、前記変位部のピッチ軸方向の変位に応じて、前記第2のフレームが前記第1のフレーム及び前記第3のフレームの少なくとも一方に対してロール軸回りに回転するものである。これにより、部品の交換作業をすることなく、フレーム角度の調整をすることができる。その結果、フレーム角度調整の作業負担を軽減させることができる。
また、前記変位部は、前記調整部の操作に応じて回転するカムであり、前記第2のフレームは、前記カムの動作に追従するカムフォロアを有していてもよい。
また、前記変位部は、偏芯カムでもよい。
また、前記変位部は、共役カムでもよい。
また、前記調整部の操作量を示す操作量表示部をさらに備えてもよい。
また、前記第1のフレームは、前記ユーザの膝関節に装着され、前記第2のフレームは、前記ユーザの下腿部に装着され、前記第3のフレームは、前記ユーザの足首に装着されてもよい。
また、前記変位部はリンク機構を含み、前記リンク機構は、前記調整部と前記第2のフレームとを連結してもよい。
本発明により、フレーム角度調整の作業負担を軽減させることができる歩行補助装置を提供することができる。
実施の形態1にかかる歩行補助装置の外観正面図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置の拡大斜視図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置の膝連結部の拡大図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置の膝連結部の拡大図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置の膝連結部の断面図である。 実施の形態1にかかるカム機構を説明するための断面図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置のフレーム角度の変化を示す図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置の足首連結部の拡大図である。 実施の形態2にかかる歩行補助装置の膝連結部の拡大図である。 実施の形態2にかかる歩行補助装置の膝連結部の拡大図である。 実施の形態2にかかるリンク機構を説明するための断面図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
本実施の形態の歩行補助装置は、図1に示すように、例えば使用者の脚部に装着され、使用者の歩行を支援するために好適に用いられる。図1は、歩行補助装置1の外観正面図である。また、図2は、歩行補助装置1の拡大斜視図である。図1及び図2に示すように、歩行補助装置1は、大腿フレーム11と、膝関節フレーム12と、下腿フレーム13と、足首フレーム14と、足フレーム15と、載置部16と、膝関節アクチュエータ17と、足首関節アクチュエータ18と、膝装着部19と、を備えている。大腿フレーム11と、下腿フレーム13と、足首フレーム14と、は使用者の脚に沿って装着される。
大腿フレーム11は、ユーザの大腿部の側部に配置される。本実施の形態の大腿フレーム11は、ユーザの大腿部の左右両側部にそれぞれ配置される。大腿フレーム11の下端は、膝関節フレーム12に連結されている。
膝関節フレーム12(第1のフレーム)は、膝関節の側部に配置される。膝関節フレーム12の上端は、膝関節アクチュエータ17を介して大腿フレーム11の下端と連結されている。膝関節フレーム12は、下端に膝側連結部材121を有する(図2参照)。膝関節フレーム12は、下腿フレーム13にロール軸回りに回転可能に連結されている。なお、ロール軸とは、ユーザの前後方向の軸を意味する。
下腿フレーム13(第2のフレーム)は、ユーザの下腿部における脛部分の側部に配置される。本実施の形態の下腿フレーム13は、ユーザの脛部分の左右両側部にそれぞれ配置される。下腿フレーム13の一端は、膝関節フレーム12の下端にロール軸回りに回転可能に連結されている。下腿フレーム13は、上端に下腿側連結部材131を有し、下端に下腿側連結部材132を有する(図2参照)。下腿側連結部材131は、膝側連結部材121に連結されている。膝側連結部材121及び下腿側連結部材131の連結部分が膝連結部を構成する。下腿フレーム13の他端は、足首フレーム14にロール軸回りに回転可能に連結されている。下腿側連結部材132は、足首側連結部材141に連結されている。下腿側連結部材132及び足首側連結部材141の連結部分が足首連結部を構成する。
また、図2に示すように、下腿フレーム13は、上側下腿フレーム13aと、下側下腿フレーム13bと、を有する。上側下腿フレーム13a及び下側下腿フレーム13bには、それぞれピッチ軸方向に貫通する複数の孔部133が設けられている。なお、ピッチ軸とは、膝関節の回転軸(ユーザの左右方向の軸)を意味する。リンク支点ピン134は、上側下腿フレーム13aの孔部133のいずれか1つと、下側下腿フレーム13bの孔部133のいずれか一つと、に挿通する。これにより、上側下腿フレーム13aと下側下腿フレーム13bとが、リンク支点ピン134を介して固定される。なお、リンク支点ピン134を挿通させる孔部133の位置を変更することにより、下腿フレーム13の長さを調整できる。
足首フレーム14(第3のフレーム)は、ユーザの足首の側部に配置されている。足首フレーム14の上端は、下腿フレーム13に連結されている。足首フレーム14は、上端に足首側連結部材141を有する。足首フレーム14の下端には、足首関節アクチュエータ18が設けられている。足首フレーム14は、足首関節アクチュエータ18を介して、足フレーム15に連結されている。
足フレーム15は、ユーザの足の側部に配置されている。足フレーム15は、下端に載置部16を有する。載置部16は板状部材であって、ユーザの足裏が載置される。これにより、ユーザの体重を歩行補助装置1に支持させることができる。足フレーム15は、載置部16を足首フレーム14に連結する。
膝装着部19は、アーチ形状であり、左側の大腿フレーム11及び膝関節フレーム12の連結部と、右側の大腿フレーム11と、を連結する。
膝関節アクチュエータ17は、大腿フレーム11と膝関節フレーム12との連結部分に駆動力を伝達する。膝関節アクチュエータ17は、ユーザの膝の角度や足裏の荷重位置等に基づいて、膝関節フレーム12を揺動させる。同様に、足首関節アクチュエータ18は、足首フレーム14と足フレーム15との連結部分に駆動力を伝達する。足首関節アクチュエータ18は、ユーザの足首の角度や足裏の荷重位置等に基づいて、足フレーム15を揺動させる。これにより、ユーザの歩行動作を補助することができる。
次に、膝連結部の連結構造について図3〜図5を参照して詳細に説明する。図3及び図4は、膝連結部の拡大図である。図3は、連結状態の構造を示す。図4は、分離状態の構造を示す。図5は、連結状態の膝連結部をピッチ軸と直交する平面で切断した断面図である。膝側連結部材121は、膝関節フレーム12から下向きに延びる挟持部121a、121bを有する。挟持部121a、121bは、連結状態において、下腿側連結部材131をロール軸方向において挟む(図3参照)。連結状態において、固定ボルト21は、挟持部121a、121bを貫通する孔部31、32、及び下腿側連結部材131を貫通する孔部26に、ロール軸方向に挿通する(図5参照)。
また、図5に示すように、下腿側連結部材131の孔部26の径は、固定ボルト21の径よりも大きい。このため、孔部26の内面と固定ボルト21の外面との間にはクリアランスが存在する。これにより、下腿フレーム13が、支点ピン22を支点としてロール軸回りに回転する際に、固定ボルト21と孔部26の内面とが干渉することを回避する。
固定ボルト21の下方において、支点ピン22は、挟持部121a、121bを貫通する孔部33、34、及び下腿側連結部材131を貫通する孔部27に、ロール軸方向に挿通する(図5参照)。これにより、下腿側連結部材131が膝側連結部材121に支持される。
固定ボルト21は、ロール軸方向に、調整ダイヤル23(調整部)及び偏芯カム28の孔部35に挿通している(図5参照)。調整ダイヤル23及び偏芯カム28は、ロール軸方向に重なり一体的に形成されている。このため、調整ダイヤル23がロール軸(固定ボルト21)回りに回転すると、それに伴って、偏芯カム28もロール軸(固定ボルト21)回りに回転する。
下腿側連結部材131は、偏芯カム28に対向する位置にU字型の溝部25を有する(図4参照)。溝部25は、偏芯カム28のカムフォロアである。つまり、偏芯カム28が回転すると、偏芯カム28の周面の一部が溝部25の内面に当接する。これにより、溝部25を有する下腿側連結部材131がピッチ軸方向に変位する。
ここで、溝部25と偏芯カム28(変位部)を含むカム機構の動作について図6を参照して説明する。図6は、溝部25及び偏芯カム28の矢視断面図である。つまり、溝部25及び偏芯カム28をロール軸方向から見た図である。
図6(a)は、膝関節フレーム12に対する下腿フレーム13の角度が略0°の場合を示している。この場合、偏芯カム28の周面のうち、回転軸(固定ボルト21)から最も遠い部分Pは真下を向いている。つまり、固定ボルト21と点Pとを結ぶ線X1が、固定ボルト21と支点ピン22とを結ぶ線X2に一致する。
図6(b)は、図6(a)に示す状態から偏芯カム28を所定の角度回転させた状態を示す。この状態においては、線X1が、線X2に対して所定の角度をなしている。つまり、調整ダイヤル23の操作に応じて、偏芯カム28は、ピッチ軸方向(図6(b)の左右方向)に変位する。このため、偏芯カム28が点Pの移動方向に溝部25の内面を押す。すると、下腿側連結部材131は、支点ピン22を支点として、点Pの移動方向に傾く。これに伴って、下腿フレーム13(支点ピン22よりも下側)は、支点ピン22を支点として、点Pの移動方向とは反対方向に傾く。その結果、膝関節フレーム12に対して下腿フレーム13が傾斜する。つまり、溝部25を有する下腿側連結部材131は、偏芯カム28のカムフォロアである。このため、偏芯カム28を回転動作させると、カムフォロアである下腿側連結部材131(下腿フレーム13)は、偏芯カム28の動作に追従して回転する。このように、調整ダイヤル23を操作して偏芯カム28を回転させることにより、下腿フレーム13をロール軸回りに回転させ、膝関節フレーム12と下腿フレーム13とのなす角度を調整することができる。
なお、調整ダイヤル23の角度(偏芯カム28の角度)は、挟持部121aに設けられたボールプランジャ24によって固定される。具体的には、調整ダイヤル23の挟持部121a側の側面には、円周に沿って複数のくぼみが所定の間隔で形成されている(図示省略)。ボールプランジャ24から押し出されるボールの一部が、当該くぼみに嵌まることにより、調整ダイヤル23の回転角度が固定される。
また、調整ダイヤル23の周面には、目盛り29(操作量表示部)が設けられている(図3参照)。目盛り29は、調整ダイヤル23の操作量(回転量、回転角度)を示す。これにより、ユーザは、調整ダイヤル23の回転量を定量的に目視にて確認することができる。そのため、一つの歩行補助装置1が複数の人によって使用され、それぞれの人によって下腿フレーム角度が変更される場合であっても、目盛り29を合わせるだけで、自分に適した下腿フレーム角度を再現できる。
続いて、下腿フレーム13の角度調整方法について説明する。まず、固定ボルト21を緩める。これにより、挟持部121a、121bの挟持する力が弱まる。そして、ユーザは、調整ダイヤル23を回転操作する。これに伴い、偏芯カム28がロール軸回りに回転する。偏芯カム28が回転すると、図6を用いて説明したように、偏芯カム28が下腿側連結部材131の溝部25を押す力が働く。このため、膝関節フレーム12に対する下腿フレーム13の角度が変化する。ユーザは、下腿フレーム角度が所望の角度となったら、固定ボルト21を締め付ける。これにより、挟持部121a、121bが調整ダイヤル23、偏芯カム28、及び下腿側連結部材131を挟持し、下腿フレーム角度を維持する。
ここで、下腿フレーム13の角度調整の様子を図7(a)〜(e)に示す。図7(a)は、下腿フレーム角度(膝関節フレーム12と下腿フレーム13とのなす角度)が0°の場合を示す。図7(b)は、下腿フレーム角度が2°の場合を示す。図7(c)は、下腿フレーム角度が4°の場合を示す。図7(d)は、下腿フレーム角度が6°の場合を示す。図7(e)は、下腿フレーム角度が8°の場合を示す。なお、図7(a)〜(e)は、ユーザの右足に装着する歩行補助装置を正面から見た図である。図7(a)のように下腿フレーム角度を0°に近づけると、X脚のユーザに適切にフィットし、図7(e)のように下腿フレーム角度を8°に近づけると、O脚のユーザに適切にフィットする。
以上のように、本実施の形態にかかる歩行補助装置1の構成によれば、膝関節の連結部は、ユーザが調整可能な調整ダイヤル23と、調整ダイヤル23の操作に応じてピッチ軸方向に変位する偏芯カム28と、を有する。そして、下腿フレーム13は、偏芯カム28のピッチ軸方向の変位に応じて、膝関節フレーム12に対してロール軸回りに回転する。このため、調整ダイヤル23の操作のみで、膝関節フレーム12に対する下腿フレーム13の角度を調整できる。その結果、歩行補助装置1は、フレーム角度調整の作業負担を軽減させることができる。
なお、上記の説明においては、膝関節の連結部を中心に説明したが、足首関節についても同様の構成としてもよい。図8は、下腿側連結部材132と足首側連結部材141との連結構造を説明するための図である。図8に示す連結構造は、図3に示した連結構造と同様の構成であり、図3の構造を上下反対にした構造である。
足首側連結部材141は、足首フレーム14から上向きに延びる挟持部141a、141bを有する。挟持部141a、141bは、連結時において、下腿側連結部材132をロール軸方向において挟む。連結状態において、挟持部141a、141bを貫通する孔部(図示省略)及び下腿側連結部材132を貫通する孔部(図示省略)に、固定ボルト41がロール軸方向に挿通する。
固定ボルト41の上方において、挟持部141a、141bを貫通する孔部(図示省略)及び下腿側連結部材132を貫通する孔部(図示省略)に、支点ピン42がロール軸方向に挿通する。これにより、下腿側連結部材132が足首側連結部材141に支持される。
また、足首フレーム角度(下腿フレーム13に対する足首フレーム14の角度)の調整方法も、図6を用いて説明した方法と同様である。具体的には、調整ダイヤル43を操作することにより、偏芯カム(図示省略)が下腿側連結部材132に設けられたU字型の溝部を押す。これにより、足首フレーム14をロール軸回りに回転させ、下腿フレーム13と足首フレーム14とのなす角度を調整することができる。
さらに、調整ダイヤル43の周面には、目盛り44が設けられている。この目盛り44と、膝連結部の調整ダイヤル23の目盛り29と、を合わせることにより、膝関節の回転軸(ピッチ軸)と足首関節の回転軸(ピッチ軸)とが略平行になるため、歩行補助装置1を装着したユーザに違和感を与えることを防止できる。
(変形例)
本実施の形態にかかる歩行補助装置の変形例について説明する。変形例にかかる歩行補助装置においては、調整ダイヤル23に固定されるカムが偏芯カムではなく共役カムである。なお、その他の構成については、上記の歩行補助装置1の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。
共役カムにすることにより、調整ダイヤル23の回転量に比例して、下腿フレーム13を回転させることができる。つまり、調整ダイヤル23の回転量(回転角度)と、当該回転量に応じた下腿フレーム13の回転量(回転角度)と、がいずれの回転角度においても一定である。言い換えると、調整ダイヤル23の回転位置(共役カムの回転位置)に拘わらず、調整ダイヤル23の回転量と、当該回転量に応じた下腿フレーム13の回転量と、が一定である。これにより、より直感的な角度調整が可能となる。
<実施の形態2>
本発明にかかる実施の形態2について説明する。本実施の形態にかかる歩行補助装置は、連結部にカム機構ではなくリンク機構を備える。なお、その他の構成については、歩行補助装置1の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。
歩行補助装置の膝関節の連結部について図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10は、膝連結部の拡大斜視図である。上述の歩行補助装置1と同様に、膝連結部においては、膝関節フレーム12の下端に設けられた膝側連結部材221と、下腿フレーム13の上端に設けられた下腿側連結部材231と、が連結している。なお、図9は、膝連結部を歩行補助装置の外側から見た図である。図10は、膝連結部を歩行補助装置の内側から見た図である。
膝側連結部材221は、外面に調整ダイヤル51を有する。調整ダイヤル51の中心にはピッチ軸方向にダイヤルねじ52が挿通されている。調整ダイヤル51は、ダイヤルねじ52を軸として回転操作することができる。ダイヤルねじ52は、膝側連結部材221に開いた孔部にも挿通し、歩行補助装置の内側まで貫通している。
調整ダイヤル51は、ボールプランジャ57を有する。ボールプランジャ57から押し出されるボールの一部が、膝側連結部材221の外面に設けられたくぼみに嵌まることにより、調整ダイヤル51の回転角度が固定される。
下腿側連結部材231は、上方(膝側連結部材221側)に延びる挟持部231a、231bを有する。挟持部231a、231bは、膝側連結部材221をロール軸方向に挟持する。挟持部231a、231bの上端には、ロール軸方向にフレーム支点ピン53が挿通している。当該フレーム支点ピン53は、膝側連結部材221にも挿通している。つまり、挟持部231a、231bは、膝側連結部材221にロール軸回りに回転可能に連結されている。
挟持部231a、231bの間には、リンク部材55が設けられている。リンク部材55の一端は、ロール軸回りに回転可能にナット軸部56に連結されている。ナット軸部56は、ダイヤルねじ52に固定されたナットであり、ロール軸方向に突出する軸部を有する。当該軸部がリンク部材55に連結されている。これにより、リンク部材55が、ナット軸部56を軸としてロール軸回りに回転することができる。また、リンク部材55の他端は、リンク支点ピン54を用いて、ロール軸回りに回転可能に挟持部231a、231bに連結されている。具体的には、リンク支点ピン54は、挟持部231a、231b及びリンク部材55に対してロール軸方向に挿通している。
続いて、本実施の形態にかかる連結部の動作について図11を参照して説明する。図11は、膝連結部をロール軸に直交する平面で切断した断面図である。図11(a)は、下腿フレーム角度が0°の場合を示す。図11(b)は、下腿フレーム角度が6°の場合を示す。
ユーザは、下腿フレーム角度を調整するために、ダイヤルねじ52を軸として調整ダイヤル51を回転させる。ダイヤルねじ52に螺合されたナット軸部56は、ダイヤルねじ52の回転に応じて、ピッチ軸方向に変位する。
ナット軸部56がピッチ軸方向に変位すると、リンク支点ピン54がリンク部材55に押され、ピッチ軸方向に変位する。リンク支点ピン54の変位によって、下腿フレーム13がピッチ軸方向に押される。これにより、下腿フレーム13は、リンク支点ピン54を力点として、フレーム支点ピン53を回転軸としてロール軸方向に回転する。これにより、下腿フレーム角度が変化する。
以上のように、本実施の形態にかかる歩行補助装置の構成によれば、調整ダイヤル51の回転に応じて変位する部分がリンク機構を用いて構成されている。このような構成によっても、部品の交換作業を伴わず、容易に膝関節フレーム12に対する下腿フレーム13の角度を変化させることができる。
ただし、実施の形態1において説明したカム機構を用いた連結部の方が、リンク機構を用いた連結部に比べて、部品点数を少なくすることができる。また、カム機構であれば、調整ダイヤルを一周させる間に、下腿フレーム角度(または足首フレーム角度)を最小値から最大値まで調整可能であるが、本実施の形態にかかるリンク機構の場合、調整ダイヤルを何周も回す必要がある。そのため、カム機構を用いた連結部の方が、下腿フレーム角度(または足首フレーム角度)の調整、再現を迅速かつ容易にできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更及び組み合わせをすることが可能である。例えば、カムやリンクの形状は、上述した実施の形態の形状に限られない。また、上述の歩行補助装置は、膝連結部及び足首連結部にカム機構(リンク機構)を有していたが、少なくとも一方にカム機構(リンク機構)を有していれば、本発明の効果を発揮できる。
1 歩行補助装置
11 大腿フレーム
12 膝関節フレーム
13 下腿フレーム
14 足首フレーム
15 足フレーム
16 載置部
17 膝関節アクチュエータ
19 膝装着部
21、41 固定ボルト
22、42 支点ピン
23、43、51 調整ダイヤル
24 ボールプランジャ
25 溝部
26、27、31〜35 孔部
28 偏芯カム
53 フレーム支点ピン
54 リンク支点ピン
55 リンク部材
56 ナット軸部
57 ボールプランジャ
121 膝側連結部材
131 下腿側連結部材
132 下腿側連結部材
133 孔部
134 リンク支点ピン
141 足首側連結部材
221 膝側連結部材
231 下腿側連結部材

Claims (7)

  1. 第2のフレームの一端に第1のフレームを備え、前記第2のフレームの他端に第3のフレームを備えており、前記第1のフレームと、前記第2のフレームと、前記第3のフレームとがユーザの脚に沿ってユーザに装着されることで、ユーザの歩行を補助する歩行補助装置であって、
    前記第2のフレームは、前記第1のフレーム及び前記第3のフレームの少なくとも一方に対して、ロール軸回りに回転可能に連結する連結部を介して取り付けられており、
    前記連結部は、ユーザが調整可能な調整部と、前記調整部の操作に応じてピッチ軸方向に変位する変位部と、を有し、
    前記変位部のピッチ軸方向の変位に応じて、前記第2のフレームが前記第1のフレーム及び前記第3のフレームの少なくとも一方に対してロール軸回りに回転する歩行補助装置。
  2. 前記変位部は、前記調整部の操作に応じて回転するカムであり、
    前記第2のフレームは、前記カムの動作に追従するカムフォロアを有する請求項1に記載の歩行補助装置。
  3. 前記変位部は、偏芯カムである請求項2に記載の歩行補助装置。
  4. 前記変位部は、共役カムである請求項2に記載の歩行補助装置。
  5. 前記調整部の操作量を示す操作量表示部をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の歩行補助装置。
  6. 前記第1のフレームは、前記ユーザの膝関節に装着され、
    前記第2のフレームは、前記ユーザの下腿部に装着され、
    前記第3のフレームは、前記ユーザの足首に装着される請求項1〜5のいずれか一項に記載の歩行補助装置。
  7. 前記変位部はリンク機構を含み、
    前記リンク機構は、前記調整部と前記第2のフレームとを連結する請求項1に記載の歩行補助装置。
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