JP2013150714A - 歩行支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザへの負担を軽減させることができる歩行支援装置を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる歩行支援装置1は、大腿リンク11と、下腿リンク12と、第1の補助リンク31と、第2の補助リンク32と、を備えている。第1連結部21は、複数のリンクを有するリンク機構を有している。そして、大腿リンク11及び下腿リンク12に対する第1連結部21の瞬間回転中心の相対的な位置が、大腿リンク11と下腿リンク12とがなす角に応じて変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は歩行支援装置に関し、特にユーザの歩行動作を補助する歩行支援装置に関する。
近年、リンク機構及びアクチュエータによって積極的にユーザの脚の動きを補助する歩行支援装置が研究されている。このような歩行支援装置においては、ユーザの大腿に装着される大腿リンクと下腿に装着される下腿リンクとが、揺動可能に連結されている。アクチュエータが下腿リンクを揺動させることにより、歩行支援装置はユーザの歩行を補助する。例えば、特許文献1には、4リンク機構を備える歩行支援装置が開示されている。
特開2008−23234号公報
図8に人間の膝関節の模式図を示す。図8(a)は、膝が伸びた状態を示す図である。図8(b)は、膝が45度曲がった状態を示す図である。図8(c)は、膝が90度曲がった状態を示す図である。図8(a)〜(c)に示すように、人間の大腿骨91と脛骨92とは、十字靭帯93、94によって連結されている。このとき、大腿骨91、脛骨92、十字靭帯93、94の構成は、4節リンク機構に似た構造となっている(図8の破線及び実線参照)。そのため、十字靭帯93、94の交点95が、膝関節の瞬間回転中心となる。膝の屈伸に応じて、交点95の位置が移動する。つまり、膝関節の瞬間回転中心は、大腿骨91(又は脛骨92)に対して相対的に移動する。なお、以下の説明においては、回転可能に連結された2つのリンクにおいて、回転動作中にリンクに対する回転中心の相対的な位置が変化し得る場合、当該回転中心を瞬間回転中心と示す。また、回転動作中にリンクに対する回転中心の相対的な位置が変化しない場合は、単に回転中心と示す。
しかしながら、特許文献1に記載の歩行支援装置においては、膝関節に位置するピポット軸は、2つのリンク(大腿リンク及び下腿リンク)を連結しているが、2つのリンクとの相対的な位置は変化しない。つまり、ピポット軸は、人間の膝関節とは異なる機構である。そのため、特許文献1に記載の歩行支援装置が、ユーザの歩行を補助するためにピポット軸を回転駆動させると、不自然な歩行動作となってしまう。その結果、ユーザに対して不快感を与えたり、ユーザの膝周辺の筋肉や靭帯等に通常の歩行動作時とは異なる負荷を与えたりして、ユーザに負担をかけてしまうという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、ユーザへの負担を軽減させることができる歩行支援装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる歩行支援装置は、ユーザの大腿に装着される大腿リンクと、第1連結部を介して前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結され、前記ユーザの下腿に装着される下腿リンクと、一端が第2連結部を介して前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第1の補助リンクと、一端が第3連結部を介して前記下腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結されると共に、他端が第4連結部を介して前記第1の補助リンクの他端に対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第2の補助リンクと、を備え、前記第1連結部は、複数のリンクを有するリンク機構を有し、前記大腿リンク及び前記下腿リンクに対する前記第1連結部の瞬間回転中心の相対的な位置が、前記大腿リンクと前記下腿リンクとがなす角に応じて変化するものである。これにより、歩行支援装置の大腿リンク及び下腿リンクの動作が、人間の膝関節の動作に近い動作となる。その結果、歩行支援装置を装着したユーザに与える負担を軽減することができる。
また、前記リンク機構は、一端が前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結されると共に、他端が前記下腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第3の補助リンクと、一端が前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結されると共に、他端が前記下腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第4の補助リンクと、を備え、前記第3のリンクと前記第4のリンクとは交差していてもよい。これにより、歩行支援装置の大腿リンク及び下腿リンクの連結部の構成が、人間の膝関節の十字靭帯と同様の構成となる。その結果、ユーザに与える負担をより軽減させることができる。
また、前記ユーザの膝が伸展状態から屈曲状態へ変化する場合、前記第3の補助リンクと前記第4の補助リンクとの交差点の位置が、前記伸展状態における前記交差点の位置から上後方へ変化してもよい。
また、前記第2連結部から前記交差点までの距離と、前記交差点から前記第3連結部までの距離と、の和が、前記第2連結部から前記第4連結部までの距離と、前記第3連結部から前記第4連結部までの距離と、の和よりも大きく、前記交差点から前記第3連結部までの距離は、前記第2連結部から前記第4連結部までの距離より大きくてもよい。
また、前記ユーザの膝が伸びている状態で、ピッチ軸方向視における前記第1及び第2の補助リンクが略直線となってもよい。これにより、ユーザの膝が伸びている状態において、大腿リンクに対する下腿リンクの回転が規制される。その結果、膝折れを防止することができる。
また、前記大腿リンクに対して前記第1の補助リンクをピッチ軸回りに回転させるアクチュエータをさらに備えてもよい。
本発明により、ユーザへの負担を軽減させることができる歩行支援装置を提供することができる。
実施の形態にかかる歩行支援装置の外観斜視図である。 実施の形態にかかる歩行支援装置の正面図である。 実施の形態にかかる歩行支援装置の側面図である。 実施の形態に関連するリンク機構の構成を示す図である。(a)は、膝関節の伸展状態を示す図である。(b)は、膝関節の屈曲状態を示す図である。 実施の形態に関連するリンク機構の模式図である。(a)は、膝関節の伸展状態を示す図である。(b)は、膝関節の屈曲状態を示す図である。 実施の形態にかかるリンク機構の構成を示す図である。(a)は、膝関節の伸展状態を示す図である。(b)は、膝関節の屈曲状態を示す図である。 実施の形態にかかる膝連結部の4節リンク機構の構成を示す図である。 人間の膝関節の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
本実施の形態の歩行支援装置は、図1〜図3に示すように、例えば使用者の腿部に装着され、使用者の歩行を支援するために好適に用いられる。図1は、歩行支援装置1の外観斜視図である。図2は、歩行支援装置1の正面図である。図3は、歩行支援装置1の側面図である。この歩行支援装置1は、図1〜図3に示すように、大腿リンク11と、下腿リンク12と、足裏載置部13と、膝装着部14と、アクチュエータ15と、を備えている。
大腿リンク11は、ユーザの大腿部の側部に配置される。本実施の形態の大腿リンク11は、ユーザの大腿部の左右両側部にそれぞれ配置される。大腿リンク11の上端部は、大腿保持部111の側部に連結されている。大腿リンク11の下端部は、下腿リンク12に回転可能に連結されている。
ここで、大腿保持部111は、板状部材であって、ユーザの大腿部の外周形状に倣うように湾曲した形状とされている。当該湾曲した面の内側面をユーザの大腿部に接触させる。ここで、当該内側面にはスポンジ等の緩衝部材が設けられていることが好ましい。
下腿リンク12は、ユーザの下腿部における脛部分の側部に配置される。本実施の形態の下腿リンク12は、ユーザの脛部分の左右両側部にそれぞれ配置される。下腿リンク12の上端部は、大腿リンク11の下端部にピッチ軸回りに回転可能に連結されている。なお、ピッチ軸とは、ユーザの下腿部が大腿部に対して回動する際の回転軸のことを意味する。下腿リンク12の下端部は、足裏載置部13にピッチ軸回りに回転可能に連結されている。
足裏載置部13は、ユーザの足を支持する。本実施の形態の足裏載置部13は、載置部13a、アーム13bを備えている。載置部13aは板状部材であって、ユーザの足裏が載置される。アーム13bは、載置部13aを下腿リンク12に連結する。つまり、アーム13bはユーザの下腿部における足首部分の左右両側部にそれぞれ配置される。
アーム13bの上端部は、下腿リンク12の下端部にピッチ軸回りに回転可能に連結されている。アーム13bの下端部は、載置部13aの側部に連結されている。これにより、ユーザの体重を歩行支援装置1に支持させることができる。
膝装着部14は、アーチ14a、図示を省略したビンディングを備えている。アーチ14aは、左右の大腿リンク11と下腿リンク12との連結部を連結する。ビンディングは、アーチ14aに設けられている。ビンディングは、アーチ14aをユーザの膝に固定する。ビンディングは、アーチ14aをユーザの膝に固定できる構成であれば特に限定しないが、例えばユーザの膝に着脱可能なバンド等である。
アクチュエータ15は、大腿リンク11と下腿リンク12との連結部分に駆動力を伝達する。アクチュエータ15は、ユーザの膝の角度や足裏の荷重位置等に基づいて、下腿リンク12を揺動させる。これにより、ユーザの歩行動作を補助することができる。
次に、大腿リンク11と下腿リンク12との連結部の構成について図4の側面図を参照して詳細に説明する。図4は、本実施の形態に関連する4節リンクの構成を示す図である。図4(a)は、ユーザの膝が伸展している状態を示す図である。図4(b)は、ユーザの膝が屈曲している状態を示す図である。大腿リンク11の一端と、下腿リンク12の一端とは、膝連結部21(第1連結部)でピッチ軸回りに回転可能に連結されている。大腿リンク11の他端と、下腿リンク12の他端とは、第1の補助リンク31及び第2の補助リンク32を介して連結されている。なお、膝連結部21は、ユーザが歩行支援装置1を装着した際に、膝の両側に位置する。
大腿リンク11と第1の補助リンク31とは、連結部22(第2連結部)でピッチ軸回りに回転可能に連結されている。アクチュエータ15は、連結部22を駆動させることにより、第1の補助リンク31を大腿リンク11に対して揺動させる(図4(b)参照)。下腿リンク12と第2の補助リンク32とは、連結部23(第3連結部)でピッチ軸回りに回転可能に連結されている。第1の補助リンク31と第2の補助リンク32とは、連結部24(第4連結部)でピッチ軸回りに回転可能に連結されている。つまり、大腿リンク11、下腿リンク12、第1の補助リンク31、及び第2の補助リンク32は、閉リンク機構を構成している。
ここで、図5に示す各リンクを線画で示した模式図を用いて、膝ロックの原理について説明する。図5は、本実施の形態に関連する4節リンク(図4参照)の模式図である。歩行支援装置1は、側方から観察した場合(ピッチ軸方向視)、ユーザの膝が伸展している状態において、連結部22、23、24の回転中心が略一直線に並ぶように構成されている(図5(a)参照)。言い換えると、ユーザが直立姿勢をとった場合に、連結部22と連結部24とを結ぶ直線(第1の補助リンク31)と、連結部23と連結部24とを結ぶ直線(第2の補助リンク32)と、がなす角が略180度となる。つまり、幾何学的に3節リンクと同等の構成となる。この状態において、膝連結部21に外力トルクが作用しても、第1の補助リンク31及び第2の補助リンク32の長手方向に沿う力のみが作用する。つまり、第1の補助リンク31及び第2の補助リンク32に対して軸力は作用するが、モーメントは作用しない。その結果、第1の補助リンク31及び第2の補助リンクは回転しないため、下腿リンク12も回転しない。これにより、膝関節がロックされるため、膝折れを防止することができる。
勿論、膝ロック状態において、連結部22、23、24の回転中心が厳密に一直線に並ばなくてもよいことは言うまでもない。例えば、連結部22と連結部24とを結ぶ直線と、連結部23と連結部24とを結ぶ直線とが、なす角が180±5度程度以内であればよい。なお、上記の膝関節のロックを実現するためには、図5に示した閉リンクが以下の条件を満たす必要がある。大腿リンク11のリンク長をL1、下腿リンクのリンク長をL2、第1の補助リンクのリンク長をL3、第2の補助リンクのリンク長をL4とすると、L1+L2>L3+L4、L2>L3となる。
また、側方から観察した場合、連結部22の回転中心と連結部23の回転中心の少なくとも一方が、脚長手方向中心線よりも後方に位置している。これにより、下腿リンク12が、膝屈曲方向に回転することができる(図5(b)参照)。脚長手方向中心線とは、側方から観察した場合に、大腿については、股関節回転中心と膝関節回転中心とを結ぶ直線を意味し、下腿については、膝関節回転中心と足首関節回転中心とを結ぶ直線を意味する。
上記のように、膝関節が伸展状態において、膝連結部21回りに外力トルクが作用しても下腿リンク12は回転しない。一方、連結部22において、アクチュエータ15により第1の補助リンク31にトルクが作用すると、第1の補助リンク31は連結部22回りに回転する。これにより、膝関節のロック状態は解除され、歩行動作を実現できる。
続いて、膝連結部21の具体的な構成について図6(a)(b)を参照して説明する。図6(a)は、膝関節が伸展状態における歩行支援装置1のリンク機構を示す図である。図6(b)は、膝関節が屈曲状態における歩行支援装置1のリンク機構を示す図である。歩行支援装置1は、図6(a)(b)に示すように、6節リンク機構を備えている。より詳細には、大腿リンク11と下腿リンク12とが、第1及び第2の補助リンク31、32に加えて、2本の補助リンク(第3の補助リンク33及び第4の補助リンク34)を介して連結されている。
第3の補助リンク33の一端は、連結部25で大腿リンク11に対してピッチ軸回りに回転可能に連結されている。第3の補助リンク33の他端は、連結部28で下腿リンク12に対してピッチ軸回りに回転可能に連結されている。第4の補助リンク34の一端は、連結部26で大腿リンク11に対してピッチ軸回りに回転可能に連結されている。第4の補助リンク34の他端は、連結部27で下腿リンク12に対してピッチ軸回りに回転可能に連結されている。
第3の補助リンク33の一端と第4の補助リンク34一端とは、大腿リンク11上の異なる部分に連結されている。つまり、連結部25と連結部26の位置は異なっている。同様に、下腿リンク12上の連結部27と連結部28との位置も異なっている。
第3の補助リンク33と第4の補助リンク34とは交差点40において交差している。つまり、大腿リンク11、下腿リンク12、第3の補助リンク33、及び第4の補助リンク34とは、4節リンク機構を構成する。
図6(a)に示すように、第1の補助リンク31と第2の補助リンク32とがなす角が略180度の場合(つまり、膝関節が伸展状態の場合)、上述したように膝関節がロック状態となる。そのため、連結部25〜28(膝連結部21)に外力トルクが作用しても、連結部25〜28は回転しない。
なお、図6(a)(b)に示した6節リンク構成の場合、膝ロックが実現するための条件は、連結部22から交差点40までの距離と、交差点40から連結部23までの距離と、の和が、連結部22から連結部24までの距離と、連結部23から連結部24までの距離と、の和よりも大きく、交差点40から連結部23までの距離が、連結部22から連結部24までの距離より大きいことである。
また、第1の補助リンク31と第2の補助リンク32とがなす角(閉リンクの内角)が、180度を超えないような機構を備えてもよい。例えば、連結部24において、第1の補助リンク31と第2の補助リンク32とのなす角が180度で係止される機構を設けてもよい。または、下腿リンク12の一部を第1の補助リンク31及び第2の補助リンク32の少なくとも一方に当接させることにより、補助リンク31と第2の補助リンク32とのなす角が180度以上を超えないようにしてもよい。さらに、第1及び第2の補助リンク31、32を鉄等の磁性体により形成し、大腿リンク11または下腿リンク12に磁石を配置してもよい。これにより、磁石が第1の補助リンク31または第2の補助リンク32を引きつけるため、リンク機構の伸展状態への移行を補助することができる。
一方、図6(b)に示すように、連結部22が回転駆動した場合(つまり、膝関節が屈曲状態の場合)、第1の補助リンク31の回転に伴って、第3の補助リンク33及び第4の補助リンク34も回転する。
ここで、膝連結部21の4節リンクについて、図7を参照して詳細に説明する。図7は、膝連結部21の各リンクを線画で示した模式図である。膝連結部21において、第3の補助リンク33と第4の補助リンク34との交差点40が、膝連結部21の瞬間回転中心となる。そのため、側方から観察した際に、交差点40がユーザの膝関節の瞬間回転中心と一致する位置に配置されることが好ましい。また、十字靭帯の長さは、ユーザの大腿骨や脛骨の形状等に応じて様々である。そのため、さらに好ましくは、第3の補助リンク33及び第4の補助リンク34の長さが、ユーザの十字靭帯の長さに応じた長さであるとよい。これにより、よりユーザの膝関節の構成に近いリンク機構となるため、歩行支援装置1を装着して歩行する際の違和感を低減することができる。
このとき、第1の補助リンク31と第2の補助リンク32とがなす角が略180度の状態(図6(a)参照)から、第1の補助リンク31が回転した状態(図6(b)参照)へ移行すると、大腿リンク11及び下腿リンク12に対する交差点40の相対的な位置が変化する。より詳細には、膝関節が伸展状態から屈曲状態へ移行する場合、交差点40の位置が、伸展状態における交差点40の位置から上後方へ変化する(図7の破線矢印参照)。一方、膝関節が屈曲状態から伸展状態へ移行する場合、交差点40の位置が、屈曲状態における交差点40の位置から下前方へ変化するつまり、膝関節が伸展状態から屈曲状態へ(または屈曲状態から伸展状態へ)移行する際に、大腿リンク11及び下腿リンク12に対する瞬間回転中心の相対的な位置が移動する。
以上のように、本実施の形態にかかる歩行支援装置1は、大腿リンク11、下腿リンク12、及び第1〜第4の補助リンク31〜34を含む6節リンク機構を備える。大腿リンク11と下腿リンク12とは、第3及び第4の補助リンク33、34を介して回転可能に連結されている。第3の補助リンク33と第4の補助リンク34とは、交差している。そして、大腿リンク11と下腿リンク12とのなす角に応じて、大腿リンク11及び下腿リンク12に対する交差点の相対的な位置が変化する。つまり、大腿リンク11及び下腿リンク12の膝連結部21の瞬間回転中心の相対的な位置が移動する。そのため、図に示した人間の膝関節と似たような機構となる。したがって、補助する大腿リンク11及び下腿リンクの動作が、人間の歩行時のユーザの大腿及び下腿の動作に近い動作となる。その結果、歩行支援装置1を装着したユーザにかかる負担を軽減することができる。
さらに、上述したように、歩行支援装置の膝連結部の回転中心が固定されていると、膝連結部の回転中心と実際の膝関節の瞬間回転中心とは位置が異なってしまう。そのため、歩行支援装置の膝連結部において検出された関節角度と実際の膝関節の角度とが異なってしまい、適切な歩行支援が行われないおそれがある。加えて、膝連結部の回転中心と、膝関節の瞬間回転中心とが異なっていると、歩行時において、ユーザの脚部に固定されている歩行支援装置が外れてしまい、補助リンクが略180度にならず、膝ロックが実現できないおそれもある。しかしながら、本実施の形態にかかる歩行支援装置1の構成によれば、大腿リンク11と下腿リンク12とのなす角に応じて、大腿リンク11及び下腿リンク12に対する交差点の相対的な位置が変化する。そのため、上記のような問題も発生しない。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更及び組み合わせをすることが可能である。例えば、歩行支援装置1が有するリンク機構は6節リンク機構に限られず、6節以上であってもよい。
また、大腿リンク11と下腿リンク12とのなす角度に応じて、膝連結部21の瞬間回転中心の大腿リンク11及び下腿リンク12に対する相対的な位置が移動可能であれば、膝連結部21の機構は4リンク機構に限られるものではない。
1 歩行支援装置
11 大腿リンク
12 下腿リンク
13 足裏載置部
13a 載置部
13b アーム部
14 膝装着部
14a アーチ
15 アクチュエータ
21 膝連結部
22〜28 連結部
31 第1の補助リンク
32 第2の補助リンク
33 第3の補助リンク
34 第4の補助リンク
40 交差点
91 大腿骨
92 脛骨
93、94 十字靭帯
95 交点
111 大腿保持部

Claims (6)

  1. ユーザの大腿に装着される大腿リンクと、
    第1連結部を介して前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結され、前記ユーザの下腿に装着される下腿リンクと、
    一端が第2連結部を介して前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第1の補助リンクと、
    一端が第3連結部を介して前記下腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結されると共に、他端が第4連結部を介して前記第1の補助リンクの他端に対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第2の補助リンクと、を備え、
    前記第1連結部は、複数のリンクを有するリンク機構を有し、
    前記大腿リンク及び前記下腿リンクに対する前記第1連結部の瞬間回転中心の相対的な位置が、前記大腿リンクと前記下腿リンクとがなす角に応じて変化する歩行支援装置。
  2. 前記リンク機構は、
    一端が前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結されると共に、他端が前記下腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第3の補助リンクと、
    一端が前記大腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結されると共に、他端が前記下腿リンクに対してピッチ軸回りに回転可能に連結された第4の補助リンクと、を備え、
    前記第3のリンクと前記第4のリンクとは交差している請求項1に記載の歩行支援装置。
  3. 前記ユーザの膝が伸展状態から屈曲状態へ変化する場合、前記第3の補助リンクと前記第4の補助リンクとの交差点の位置が、前記伸展状態における前記交差点の位置から上後方へ変化する請求項2に記載の歩行支援装置。
  4. 前記第2連結部から前記交差点までの距離と、前記交差点から前記第3連結部までの距離と、の和が、前記第2連結部から前記第4連結部までの距離と、前記第3連結部から前記第4連結部までの距離と、の和よりも大きく、
    前記交差点から前記第3連結部までの距離は、前記第2連結部から前記第4連結部までの距離より大きい請求項3に記載の歩行支援装置。
  5. 前記ユーザの膝が伸びている状態で、ピッチ軸方向視における前記第1及び第2の補助リンクが略直線となる請求項1〜4のいずれか一項に記載の歩行支援装置。
  6. 前記大腿リンクに対して前記第1の補助リンクをピッチ軸回りに回転させるアクチュエータをさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の歩行支援装置。
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