JP2020124093A - 電圧異常検知装置及び駆動装置 - Google Patents

電圧異常検知装置及び駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】3相交流電圧の異常検知の精度を向上させる。【解決手段】電圧異常検知装置(3A)は、3相交流電源の3相のうちの2相間の線間電圧が1次巻線に入力されるメイントランス(T1)を有し、メイントランス(T1)の2次巻線から電源電圧を出力するメインコンバータ(6A)と、2相間の線間電圧である第1線間電圧が入力され、第1グランド(G1)に接続され、第1グランド(G1)の電位を基準として、第1線間電圧を第1線間電圧検知信号に変換して出力する線間電圧検知信号出力部(7RS)と、2相間の線間電圧である第2線間電圧が入力され、第2グランド(G2)に接続され、第2グランド(G2)の電位を基準として、第2線間電圧を第2線間電圧検知信号に変換して出力する線間電圧検知信号出力部(7ST)と、を備え、第1グランド(G1)と第2グランド(G2)とは電気的に絶縁されている。【選択図】図2

Description

本発明は、3相交流電圧の異常を検知する電圧異常検知装置に関する。
3相交流電源から出力される3相(R相,S相,T相)の電圧を支障なく利用するために、3相交流電圧の異常を検知することが行われる。
例えば、特許文献1は、3つの基準回路とFPGAとを備えた電圧異常検出装置を開示している。3つの基準回路の1つであるR相の基準回路は、3相交流電圧を分圧し、基準となるR相の電圧と、他のS相およびT相のうちの低い方の電圧との電位差が所定電圧以上のときにパルスを出力する。FPGAは、当該パルスを解析して、電圧異常の有無を検知する。
3相交流電源の3相のうちの2相間の線間電圧が複数入力され、その入力された複数の線間電圧によって負荷を駆動する場合、特許文献1に開示された基準回路と同様の回路を複数の線間電圧に対してそれぞれ設けて、電圧異常の有無を検知することが考えられる。
特開2014−117089号公報(2014年6月26日公開)
しかし、上記のように、特許文献1の基準回路と同様の回路を適用して線間電圧の異常を検知する場合、複数の線間電圧に対してそれぞれ設けられた基準回路のグランドは同じであるため、異なる2つの線間電圧が影響し合う。このため、1つの基準回路は、異なる2つの線間電圧が重なった状態を示すパルス信号を出力することになる。したがって、線間電圧の異常を検知するための電圧異常検出装置は、複数の線間電圧をそれぞれ分離した状態で電圧異常の有無を検知することができなかった。
本発明の一態様は、3相交流電圧の異常検知の精度を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電圧異常検知装置は、3相交流電源の3相のうちの2相間の線間電圧が1次巻線に入力されるメイントランスを有し、当該メイントランスの2次巻線から電源電圧を出力する電源電圧出力部と、前記2相間の線間電圧である第1線間電圧が入力され、第1グランドに接続され、前記第1グランドの電位を基準として、前記第1線間電圧を第1線間電圧検知信号に変換し、当該第1線間電圧検知信号を出力する第1線間電圧検知信号出力部と、前記2相間の線間電圧である前記第1線間電圧と異なる第2線間電圧が入力され、第2グランドに接続され、前記第2グランドの電位を基準として、前記第2線間電圧を第2線間電圧検知信号に変換し、当該第2線間電圧検知信号を出力する第2線間電圧検知信号出力部と、前記メイントランスの2次巻線側に設けられ、前記第1線間電圧検知信号と、前記第2線間電圧検知信号とが入力され、前記電源電圧によって駆動され、前記第1線間電圧検知信号及び前記第2線間電圧検知信号に基づいて前記第1線間電圧及び前記第2線間電圧のそれぞれの値を決定し、前記第1線間電圧及び前記第2線間電圧の異常を検知する異常検知部と、を備え、前記第1グランドと前記第2グランドとは電気的に絶縁されている。
上記構成によれば、第1線間電圧検知部の第1グランドと第2線間電圧検知部の第2グランドとが電気的に絶縁されている。これにより、複数の線間電圧それぞれを分離した状態で電圧異常の有無を検知することができる。
本発明の一態様によれば、3相交流電圧の異常検知の精度を向上させることができる。
本発明の実施形態1〜3に共通する機械加工システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る電圧異常検知装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る電圧異常検知装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る電圧異常検知装置の構成を示すブロック図である。
〔機械加工システム〕
本発明の実施形態1〜3に共通する機械加工システム100の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、実施形態1〜3に共通する機械加工システム100の構成を示すブロック図である。
<機械加工システムの概要>
機械加工システム100は、駆動装置1と、駆動対象の一例としての工作機械2とを備えている。
工作機械2は、図示しない主軸機構、主軸移動機構、工具交換装置等を備える。
主軸機構は、主軸モータ21を備え、工具を装着した主軸を回転する。主軸移動機構は、Z軸モータ20と、X軸モータ22と、Y軸モータ23とを有し、テーブル上面に支持されたワークに対し相対的に主軸をX,Y,Zの各軸方向にそれぞれ移動する。ここで、X軸方向は工作機械2の左右方向であり、Y軸方向は工作機械2の前後方向であり、Z軸方向は工作機械2の上下方向である。工具交換装置は、マガジンモータ24を備え、複数の工具を保持する工具マガジン(図示せず)を駆動し、主軸に装着した工具を他の工具と交換する。
Z軸モータ20はエンコーダ25を有する。主軸モータ21はエンコーダ36を有する。X軸モータ22はエンコーダ27を有する。Y軸モータ23はエンコーダ28を有する。マガジンモータ24はエンコーダ29を有する。エンコーダ25〜29は、それぞれ、駆動装置1の駆動部の一例としての駆動回路11〜15によって駆動される。
駆動装置1は、工作機械2を駆動する装置である。駆動装置1は、電圧異常検知装置3と、制御部の一例としての制御回路4と、リレー5と、駆動回路11〜15とを有している。
電圧異常検知装置3は、3相交流電源10の3相のうちの2相間の線間電圧の異常を検知する。線間電圧の異常としては、過電圧又は電圧低下の状態を含む。
制御回路4は、駆動回路11〜15及びリレー5の動作を制御する。制御回路4は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含んでいる。あるいは、制御回路4は、FPGA(Field Programmable Gate Array)のような制御用のLSIであってもよい。
リレー5は、3相交流電源10と駆動回路11〜15とを電気的に接続及び遮断する。リレー5が3相交流電源10と駆動回路11〜15とを接続することにより、駆動回路11〜15には、3相交流電源10から出力されるR相−S相間の線間電圧と、S相−T相間の線間電圧と、T相−R相間の線間電圧とが入力される。
電圧異常検知装置3は、電源電圧出力部の一例としてのメインコンバータ6と、線間電圧検知信号出力部7と、駆動電圧出力部8と、異常検知部9とを備えている。
メインコンバータ6は、3相交流電源10から出力される上記の3つの線間電圧のうちの1つの線間電圧を直流の電源電圧に変換し出力する。この電源電圧は、制御回路4に印加される。メインコンバータ6は、トランス(後述するメイントランスT1(図2参照)又はメイントランスT11(図4参照))を含んでおり、トランスの1次側と2次側とで電気的に絶縁されている。
なお、以降の説明では、トランス(メイントランスT1,T11)の1次巻線N1側を1次側と称し、トランスの2次巻線N2側を2次側と称するものとする。
線間電圧検知信号出力部7は、上記の3つの線間電圧が入力され、これらの線間電圧を検知する線間電圧検知信号を出力する。線間電圧検知信号出力部7は、後述する発光ダイオードLED及びフォトトランジスタPT(図2参照)を有し、絶縁された1次側と2次側との間を、発光ダイオードLEDとフォトトランジスタPTとを用いて、光伝送が行なわれる。
線間電圧検知信号出力部7は、1次側に設けられた発光ダイオードLEDから光を発光させる等を行う必要があるために、駆動電圧が必要となる。そのため、1次側に設けられる駆動電圧出力部8が、線間電圧検知信号出力部7に駆動電圧を出力する。駆動電圧出力部8は、3相交流電源10から出力される上記の3つの線間電圧のうちの1つの線間電圧を変換し、線間電圧検知信号出力部7を駆動するための直流の駆動電圧を出力する。
異常検知部9は、線間電圧検知信号出力部7から出力される線間電圧検知信号によって上記の3つの線間電圧の異常を検知する。異常検知部9は、線間電圧検知信号から、3つの線間電圧の電圧値をそれぞれ算出し、算出した電圧値と正常な電圧値とを比較することで3つの線間電圧の異常を検知する。異常検知部9は、異常を検知した線間電圧の駆動回路11〜15への入力を停止させる停止信号をリレー5に出力する。異常検知部9は、異常検知のために演算処理を行なうことから、制御回路4内に設けられている。
リレー5、駆動電圧出力部8及び駆動回路11〜15は、1次側に設けられている。また、制御回路4は2次側に設けられている。
後述する実施形態1から3で説明するように、3つの線間電圧が互いに影響しないように、線間電圧検知信号出力部7が線間電圧検知信号を出力している。異常検知部9は、互いに影響を受けない線間電圧の値をそれぞれ決定してそれぞれの異常を検知する。これにより、電圧異常の誤検知が抑制されるので、駆動回路11〜15への入力を誤って停止させるという誤動作を抑制することができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図2は、本実施形態に係る電圧異常検知装置3Aの構成を示すブロック図である。
電圧異常検知装置3Aは、上述した電圧異常検知装置3として駆動装置1に設けられている。図2に示すように、電圧異常検知装置3Aは、メインコンバータ6Aと、3つの線間電圧検知信号出力部7RS,7ST,7TRと、駆動電圧出力部8Aとを備えている。
<メインコンバータの構成>
メインコンバータ6Aは、上述したメインコンバータ6として電圧異常検知装置3Aに設けられている。メインコンバータ6Aは、1次側整流平滑回路61と、スイッチング制御部62と、2次側整流平滑回路63と、スイッチングトランジスタQ1と、メイントランスT1とを有している。
1次側整流平滑回路61は、全波整流回路及び平滑コンデンサによって、R相−S相間の線間電圧を整流かつ平滑することにより直流に変換する。1次側整流平滑回路61が直流に変換する線間電圧としては、R相−S相間の線間電圧に限らず、S相−T相間の線間電圧又はT相−R相間の線間電圧であってもよい。メイントランスT1の1次巻線N1には、1次側整流平滑回路61から出力される線間電圧が入力される。
スイッチングトランジスタQ1は、一定の周期でオンオフ動作することにより、メイントランスT1の1次巻線に入力される電圧を断続的な交流(高周波数の矩形波)にする。これにより、メイントランスT1の1次側が発振して、メイントランスT1の2次巻線N2に電圧を誘起する。
スイッチング制御部62は、スイッチングトランジスタQ1のスイッチング動作を制御するためのスイッチング制御信号をスイッチングトランジスタQ1のゲートに出力する。スイッチング制御部62は、図示しない出力電圧検出回路によって検知されたメインコンバータ6Aの出力電圧が目標電圧になるように、スイッチング制御信号のデューティ比を調整する。出力電圧検出回路(2次側)からスイッチング制御部62(1次側)への電圧検出信号の伝送は、図示しないフォトカプラを介して行なわれる。
2次側整流平滑回路63は、ダイオード及びコンデンサによって、メイントランスT1の2次巻線N2に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより直流の電源電圧を出力する。
<線間電圧検知信号出力部の構成>
線間電圧検知信号出力部7RSは、R相−S相間の線間電圧を検知する線間電圧検知信号を異常検知部9に出力する。線間電圧検知信号出力部7STは、S相−T相間の線間電圧を検知する線間電圧検知信号を異常検知部9に出力する。線間電圧検知信号出力部7TRは、T相−R相間の線間電圧を検知する線間電圧検知信号を異常検知部9に出力する。
線間電圧検知信号出力部7RS,7ST,7TRは、それぞれ、全波整流回路71と、分圧回路72と、比較電圧生成回路73と、比較器74と、抵抗R1,R2と、発光ダイオードLEDと、フォトトランジスタPTとを有している。全波整流回路71の一部である、分圧回路72、比較電圧生成回路73、比較器74、抵抗R1及び発光ダイオードLEDは、1次側に設けられている。これに対し、抵抗R2及びフォトトランジスタPTは、2次側に設けられている。
線間電圧検知信号出力部7RSにおける全波整流回路71、分圧回路72、比較電圧生成回路73、比較器74、抵抗R1及び発光ダイオードLEDは、グランドG1に接続されている。線間電圧検知信号出力部7STにおける全波整流回路71、分圧回路72、比較電圧生成回路73、比較器74、抵抗R1及び発光ダイオードLEDは、グランドG2に接続されている。線間電圧検知信号出力部7TRにおける全波整流回路71、分圧回路72、比較電圧生成回路73、比較器74、抵抗R1及び発光ダイオードLEDは、グランドG3に接続されている。
線間電圧検知信号出力部7RSには、R相−S相間の線間電圧が入力される。線間電圧検知信号出力部7RSにおける全波整流回路71は、入力されたR相−S相間の線間電圧を全波整流する。線間電圧検知信号出力部7ST,7TRには、S相−T相間、T相−R相間の線間電圧がそれぞれ入力される。線間電圧検知信号出力部7ST,7TRにそれぞれ設けられた全波整流回路71は、入力された線間電圧をそれぞれ全波整流する。
分圧回路72は、全波整流回路71から出力される電圧を抵抗によって分圧する。
比較電圧生成回路73は、比較器74に入力する三角波の比較電圧を生成する。比較電圧の周期は、短いほど好ましく、例えば線間電圧の半周期の1/25程度に設定される。
比較器74の非反転入力端子には、全波整流回路71からの整流電圧が入力される。比較器74の反転入力端子には、比較電圧生成回路73からの比較電圧が入力される。
比較器74は、整流電圧を比較電圧と比較する。比較器74の出力は、分圧回路72からの電圧が比較電圧以上であるときにHレベルとなり、分圧回路72からの電圧が比較電圧より低いときにLレベルとなる。また、比較器74は、発光ダイオードLEDが発光するための電流として出力信号を出力する。
線間電圧検知信号出力部7RSに設けられた比較器74は、グランドG1に接続され、整流電圧を比較電圧と比較する際、グランドG1を基準として比較する。線間電圧検知信号出力部7STに設けられた比較器74は、グランドG2に接続され、整流電圧を比較電圧と比較する際、グランドG2を基準として比較する。線間電圧検知信号出力部7TRに設けられた比較器74は、グランドG3に接続され、整流電圧を比較電圧と比較する際、グランドG3を基準として比較する。
比較電圧の周期が線間電圧の半周期よりも十分に短く設定されることから、比較器74の出力がHレベルとなる期間は整流電圧の値に比例する。これにより、比較器74は、整流電圧の値に比例するパルス幅を有するパルス信号を出力する。
抵抗R1の一端は、比較器74の出力端子に接続されている。また、抵抗R1の他端は、発光ダイオードLEDのアノードに接続されている。抵抗R2の一端には、メインコンバータ6Aからの電源電圧が入力される。抵抗R2の他端は、フォトトランジスタPTのコレクタに接続されている。フォトトランジスタPTのエミッタは、2次側のグランドに接続されている。
発光ダイオードLED及びフォトトランジスタPTは、フォトカプラを構成しており、1次側で発生した比較器74のパルス信号を2次側に光伝送する。これにより、抵抗R2とフォトトランジスタPTのコレクタとの接続点には、線間電圧検知信号(図中「検知信号」)が現れる。
ここで、線間電圧検知信号出力部7RSにおいて、比較器74の電源端子には駆動電圧Vdd1が入力され、比較器74のグランド端子には1次側のグランドG1が接続されている。また、全波整流回路71の負極出力端子、及び比較電圧生成回路73のグランド端子も、グランドG1に接続されている。
線間電圧検知信号出力部7STにおいて、比較器74の電源端子には駆動電圧Vdd2が入力され、比較器74のグランド端子には1次側のグランドG2が接続されている。また、全波整流回路71の負極出力端子、及び比較電圧生成回路73のグランド端子も、グランドG2に接続されている。
線間電圧検知信号出力部7TRにおいて、比較器74の電源端子には駆動電圧Vdd3が入力され、比較器74のグランド端子には1次側のグランドG3が接続されている。また、全波整流回路71の負極出力端子、及び比較電圧生成回路73のグランド端子も、グランドG3に接続されている。
グランドG1〜G3は、互いに電気的に絶縁されている。線間電圧検知信号出力部7RS,7ST,7TRは、それぞれ入力される線間電圧を、全波整流回路71、分圧回路72、比較電圧生成回路73、比較器74、発光ダイオードLED、フォトトランジスタPTを用いて、それぞれ線間電圧検知信号に変換し、異常検知部9に出力する。線間電圧検知信号出力部7RSは、グランドG1に接続され、グランドG1を基準として線間電圧を線間電圧検知信号に変換している。線間電圧検知信号出力部7STは、グランドG2に接続され、グランドG2を基準として線間電圧を線間電圧検知信号に変換している。線間電圧検知信号出力部7TRは、グランドG3に接続され、グランドG3を基準として線間電圧を線間電圧検知信号に変換している。
<駆動電圧出力部の構成>
駆動電圧出力部8Aは、上述した駆動電圧出力部8として電圧異常検知装置3Aに設けられている。駆動電圧出力部8Aは、1次側整流平滑回路81と、スイッチング制御部82と、2次側整流平滑回路801〜803と、スイッチングトランジスタQ2と、サブトランスT2とを有している。
1次側整流平滑回路81、スイッチング制御部82、及びスイッチングトランジスタQ2は、それぞれ、メインコンバータ6Aにおける、1次側整流平滑回路61、スイッチング制御部62、及びスイッチングトランジスタQ1と同等の機能を有する。したがって、ここでは、スイッチング制御部82、2次側整流平滑回路83、及びスイッチングトランジスタQ2についての説明を省略する。
サブトランスT2は、1次巻線N20と、3つの2次巻線N21〜N23とを有している。1次巻線N20には、1次側整流平滑回路81から出力される電圧が入力される。サブトランスT2は、スイッチングトランジスタQ2のオンオフ動作により、サブトランスT2の1次側が発振して、2次巻線N21〜N23にそれぞれ電圧を誘起する。これにより、サブトランスT2は、2次巻線N21〜N23の一端に駆動電圧(又は駆動電圧の基になる電圧)を出力することができる。サブトランスT2において、入力側である1次巻線N20と、出力側である3つの2次巻線N21〜N23とは電気的に絶縁されている。その結果、3つの2次巻線N21〜N23の他端がグランドG1〜G3となる。
2次側整流平滑回路801〜803は、それぞれ、2次巻線N21〜N23に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより、直流の駆動電圧Vdd1〜Vdd3を出力する。
直流の駆動電圧Vdd1〜Vdd3は、線間電圧検知信号出力部7RS,7ST,7TRにそれぞれ入力され、比較器74、比較電圧生成回路73等を駆動するために用いられる。発光ダイオードLEDが発光するための電流も、直流の駆動電圧Vdd1〜Vdd3に基づいて生成される。
<グランドG1〜G3の相互関係について>
線間電圧検知信号出力部7RSは、サブトランスT2の2次巻線N21の他端に接続されることで、グランドG1に接続されている。線間電圧検知信号出力部7STは、サブトランスT2の2次巻線N22の他端に接続されることで、グランドG2に接続されている。線間電圧検知信号出力部7TRは、サブトランスT2の2次巻線N23の他端に接続されることで、グランドG2に接続されている。
本構成によって、サブトランスT2の2次巻線N21〜N23は、それぞれ電気的に絶縁されている。したがって、グランドG1〜G3についても、それぞれ互いに電気的に絶縁されることになる。
<2つの線間電圧に対応する構成>
≪第1の構成≫
R相−S相間の線間電圧は、第1線間電圧の一例、S相−T相間の線間電圧は、第2線間電圧の一例とする。
この場合、線間電圧検知信号出力部7RS(第1線間電圧検知信号出力部の一例)は、R相−S相間の線間電圧が入力され、グランドG1(第1グランドの一例)に接続され、グランドG1の電位を基準として、R相−S相間の線間電圧を線間電圧検知信号(第1線間電圧検知信号の一例)に変換し、当該線間電圧検知信号を出力する。線間電圧検知信号出力部7ST(第2線間電圧検知信号出力部の一例)は、S相−T相間の線間電圧が入力され、グランドG2(第2グランドの一例)に接続され、グランドG2の電位を基準として、S相−T相間の線間電圧を線間電圧検知信号(第2線間電圧検知信号の一例)に変換し、当該線間電圧検知信号を出力する。
線間電圧検知信号出力部7RSは、駆動電圧Vdd1(第1駆動電圧の一例)によって駆動される。線間電圧検知信号出力部7STは、駆動電圧Vdd2(第2駆動電圧の一例)によって駆動される。
駆動電圧出力部8AのサブトランスT2において、2次巻線N21(第1の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd1(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N22(第2の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd2(第2駆動電圧の一例)を出力する。また、2次巻線N21の他端がグランドG1に接続され、2次巻線N22の他端がグランドG2に接続されている。
≪第2の構成≫
S相−T相間の線間電圧は、第1線間電圧の一例、T相−R相間の線間電圧は、第2線間電圧の一例とする。
この場合、線間電圧検知信号出力部7ST(第1線間電圧検知信号出力部の一例)は、S相−T相間の線間電圧が入力され、グランドG2(第1グランドの一例)に接続され、グランドG2の電位を基準として、S相−T相間の線間電圧を線間電圧検知信号に変換し、当該線間電圧検知信号を出力する。線間電圧検知信号出力部7TR(第2線間電圧検知信号出力部の一例)は、T相―R相間の線間電圧が入力され、グランドG3(第2グランドの一例)に接続され、グランドG3の電位を基準として、T相―R相間の線間電圧を線間電圧検知信号(第2線間電圧検知信号の一例)に変換し、当該線間電圧検知信号を出力する。
線間電圧検知信号出力部7STは、駆動電圧Vdd2(第1駆動電圧の一例)によって駆動される。線間電圧検知信号出力部7TRは、駆動電圧Vdd3(第2駆動電圧の一例)によって駆動される。
サブトランスT2において、2次巻線N22(第1の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd2(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N23(第2の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd3(第2駆動電圧の一例)を出力する。また、2次巻線N22の他端がグランドG2に接続され、2次巻線N23の他端がグランドG3に接続されている。
≪第3の構成≫
T相−R相間の線間電圧は、第1線間電圧の一例、R相−S相間の線間電圧は、第2線間電圧の一例とする。
この場合、線間電圧検知信号出力部7TR(第1線間電圧検知信号出力部の一例)は、T相−R相間の線間電圧が入力され、グランドG3(第1グランドの一例)に接続され、グランドG3の電位を基準として、T相−R相間の線間電圧を線間電圧検知信号(第1線間電圧検知信号の一例)に変換し、当該線間電圧検知信号を出力する。線間電圧検知信号出力部7RS(第2線間電圧検知信号出力部の一例)は、R相−S相間の線間電圧が入力され、グランドG1(第2グランドの一例)に接続され、グランドG1の電位を基準として、R相−S相間の線間電圧を線間電圧検知信号(第2線間電圧検知信号の一例)に変換し、当該線間電圧検知信号を出力する。
線間電圧検知信号出力部7TRは、駆動電圧Vdd3(第1駆動電圧の一例)によって駆動される。線間電圧検知信号出力部7RSは、駆動電圧Vdd1(第2駆動電圧の一例)によって駆動される。
サブトランスT2において、2次巻線N23(第1の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd3を出力し、2次巻線N21(第2の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd1を出力する。また、2次巻線N23の他端がグランドG3に接続され、2次巻線N21の他端がグランドG1に接続されている。
≪グランドの絶縁による効果≫
仮に、線間電圧検知信号出力部7RSと線間電圧検知信号出力部7STとが、第1の構成と異なり、共通のグランドに接続されている場合、線間電圧検知信号出力部7STに入力されるS相−T相間の線間電圧が共通のグランドを介してR相−S相間の線間電圧に影響を与える。そのため、R相−S相間の線間電圧の電圧波形は、正確な電圧波形とならない。したがって、線間電圧検知信号出力部7RSが出力する線間電圧検知信号も正確な信号とならないという問題が生じる。
実施形態1における第1の構成では、サブトランスT2の2次巻線N21,N22の他端にそれぞれグランドG1,G2が接続されており、2次巻線N21,N22との間で電気的絶縁が担保されている。これにより、線間電圧検知信号出力部7STに入力されるS相−T相間の線間電圧がR相−S相間の線間電圧に影響を与えることはない。
実施形態1における第1の構成を用いて、上述の効果を説明したが、実施形態1における第2の構成、実施形態1における第3の構成においても、実施形態1における第1の構成と同様な効果が生じる。
それゆえ、複数の線間電圧それぞれを分離した状態で電圧異常の有無を検知することができる。したがって、3相交流電圧の異常検知の精度を向上させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図3は、本実施形態に係る電圧異常検知装置3Bの構成を示すブロック図である。
電圧異常検知装置3Bは、上述した電圧異常検知装置3として駆動装置1に設けられている。図3に示すように、電圧異常検知装置3Bは、メインコンバータ6Aと、3つの線間電圧検知信号出力部7RS,7ST,7TRと、3つの駆動電圧出力部8RS,8ST,8TRとを備えている。
<駆動電圧出力部の構成>
駆動電圧出力部8RS,8ST,8TRは、上述した駆動電圧出力部8Aと同じく、1次側整流平滑回路81と、スイッチング制御部82と、スイッチングトランジスタQ2とを有している。また、駆動電圧出力部8RS,8ST,8TRは、2次側整流平滑回路83と、サブトランスT3とを有している。
本実施形態において、駆動電圧出力部8RSの1次側整流平滑回路81は、R相−S相間の線間電圧が入力される。駆動電圧出力部8STの1次側整流平滑回路81は、S相−T相間の線間電圧が入力される。駆動電圧出力部8TRの1次側整流平滑回路81は、T相−R相間の線間電圧が入力される。
サブトランスT3は、1次巻線N31と、2次巻線N32とを有している。1次巻線N31には、1次側整流平滑回路81から出力される電圧が入力される。サブトランスT3は、スイッチングトランジスタQ2のオンオフ動作により、サブトランスT3の1次側が発振して、2次巻線N32に電圧を誘起する。これにより、サブトランスT3は、2次巻線N32の一端に駆動電圧(駆動電圧の基になる電圧)を出力することができる。
駆動電圧出力部8RSにおける2次側整流平滑回路83は、サブトランスT3の2次巻線N32に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより直流の駆動電圧Vdd1を出力する。
駆動電圧出力部8STにおける2次側整流平滑回路83は、サブトランスT3の2次巻線N32に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより直流の駆動電圧Vdd2を出力する。
駆動電圧出力部8TRにおける2次側整流平滑回路83は、サブトランスT3の2次巻線N32に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより直流の駆動電圧Vdd3を出力する。
駆動電圧出力部8RSのサブトランスT3において、入力側である1次巻線N31と、出力側である2次巻線N32とは電気的に絶縁されている。その結果、サブトランスT3の2次巻線N32の他端が基準となるグランドG1となる。駆動電圧出力部8STのサブトランスT3において、入力側である1次巻線N31と、出力側である2次巻線N32とは電気的に絶縁されている。その結果、サブトランスT3の2次巻線N32の他端が基準となるグランドG2となる。駆動電圧出力部8TRのサブトランスT3において、入力側である1次巻線N31と、出力側である2次巻線N32とは電気的に絶縁されている。その結果、サブトランスT3の2次巻線N32の他端が基準となるグランドG3となる。
線間電圧検知信号出力部7RSは、駆動電圧出力部8RSにおけるサブトランスT3の2次巻線N32の他端に接続されることで、グランドG1に接続されている。線間電圧検知信号出力部7STは、駆動電圧出力部8STにおけるサブトランスT3の2次巻線N32の他端に接続されることで、グランドG2に接続されている。線間電圧検知信号出力部7TRは、駆動電圧出力部8TRにおけるサブトランスT3の2次巻線N32の他端に接続されることで、グランドG3に接続されている。
<2つの線間電圧に対応する構成>
≪第1の構成≫
本実施形態において、R相−S相間の線間電圧を第1線間電圧の一例とし、S相−T相間の線間電圧を第2線間電圧の一例とする。
この場合、駆動電圧出力部8RS(第1駆動電圧出力部の一例)のサブトランスT3(第1サブトランスの一例)において、1次巻線N31にR相−S相間の線間電圧が入力される。サブトランスT3において、2次巻線N32(第3の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd1(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N32の他端がグランドG1(第1グランドの一例)に接続されている。
また、駆動電圧出力部8ST(第2駆動電圧出力部の一例)のサブトランスT2(第2サブトランスの一例)において、1次巻線N31にS相−T相間の線間電圧が入力される。サブトランスT3において、2次巻線N32(第4の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd2(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N32の他端がグランドG2(第2グランドの一例)に接続されている。
≪第2の構成≫
本実施形態において、S相−T相間の線間電圧を第1線間電圧の一例とし、T相−R相間の線間電圧を第2線間電圧の一例とする。
この場合、駆動電圧出力部8ST(第1駆動電圧出力部の一例)のサブトランスT3(第1サブトランスの一例)において、1次巻線N31にS相−T相間の線間電圧が入力される。サブトランスT3において、2次巻線N32(第3の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd2(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N32の他端がグランドG2(第1グランドの一例)に接続されている。
また、駆動電圧出力部8TR(第2駆動電圧出力部の一例)のサブトランスT3(第2サブトランスの一例)において、1次巻線N31にT相−R相間の線間電圧が入力される。サブトランスT3において、2次巻線N32(第4の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd3(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N32の他端がグランドG3(第2グランドの一例)に接続されている。
≪第3の構成≫
本実施形態において、T相−R相間の線間電圧を第1線間電圧の一例とし、R相−S相間の線間電圧を第2線間電圧の一例とする。
この場合、駆動電圧出力部8TR(第1駆動電圧出力部の一例)のサブトランスT3(第1サブトランスの一例)において、1次巻線N31にT相−R相間の線間電圧が入力される。サブトランスT3において、2次巻線N32(第3の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd3(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N32の他端がグランドG3(第1グランドの一例)に接続されている。
また、駆動電圧出力部8RS(第2駆動電圧出力部の一例)のサブトランスT3(第2サブトランスの一例)において、1次巻線N31にR相−S相間の線間電圧が入力される。サブトランスT3において、2次巻線N32(第4の2次巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd1(第1駆動電圧の一例)を出力し、2次巻線N32の他端がグランドG1(第2グランドの一例)に接続されている。
≪グランドの絶縁≫
第1の構成においては、駆動電圧出力部8RSのサブトランスT3及び駆動電圧出力部8STのサブトランスT3におけるそれぞれの1次巻線N31と、2次巻線N32とがそれぞれ電気的に絶縁されている。これにより、第1の構成において、グランドG1(第1グランドの一例)とグランドG2(第2グランドの一例)とは電気的に絶縁される。同様に、第2の構成におけるグランドG2(第1グランドの一例)とグランドG3(第2グランドの一例)、第3の構成におけるグランドG3(第1グランドの一例)とグランドG1(第2グランドの一例)についても、それぞれ電気的に絶縁される。
それゆえ、複数の線間電圧それぞれを分離した状態で電圧異常の有無を検知することができる。したがって、3相交流電圧の異常検知の精度を向上させることができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る電圧異常検知装置3Cの構成を示すブロック図である。
電圧異常検知装置3Cは、上述した電圧異常検知装置3として駆動装置1に設けられている。図4に示すように、電圧異常検知装置3Cは、メインコンバータ6Bと、3つの線間電圧検知信号出力部7RS,7ST,7TRとを備えている。
<メインコンバータの構成>
メインコンバータ6Bは、上述したメインコンバータ6として電圧異常検知装置3Cに設けられている。メインコンバータ6Bは、上述したメインコンバータ6Aと同じく、1次側整流平滑回路61と、スイッチング制御部62と、2次側整流平滑回路63と、スイッチングトランジスタQ1とを有している。また、メインコンバータ6Bは、メイントランスT11と、3つの1次側整流平滑回路601〜603とを有している。
メイントランスT11は、1次巻線N11と、2次巻線N12と、3つの副巻線N111〜113とを有している。副巻線N111〜113は1次側に設けられている。1次巻線N11には、1次側整流平滑回路61から出力される電圧が入力される。
メイントランスT11は、スイッチングトランジスタQ1のオンオフ動作により、1次側が発振して、2次巻線N12と副巻線N111〜113とに電圧を誘起する。これにより、メイントランスT11は、副巻線N111〜113の一端に駆動電圧(駆動電圧の基になる電圧)を出力することができる。副巻線N111〜113の他端は、それぞれグランドG1〜G3に接続されている。
本実施形態における2次側整流平滑回路63は、メイントランスT11の2次巻線N12に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより直流の電源電圧を出力する。
1次側整流平滑回路601〜602は、それぞれ副巻線N111〜113に誘起された電圧を整流かつ平滑することにより直流の駆動電圧Vdd1〜Vdd3を出力する。
<2つの線間電圧に対応する構成>
≪第1の構成≫
本実施形態において、R相−S相間の線間電圧を第1線間電圧の一例とし、S相−T相間の線間電圧を第2線間電圧の一例とする。
この場合、メインコンバータ6BのメイントランスT11において、副巻線N111(第1の副巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd1(第1駆動電圧の一例)を出力し、副巻線N112(第2の副巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd2(第2駆動電圧の一例)を出力する。また、副巻線N111の他端がグランドG1(第1グランドの一例)に接続され、副巻線N112の他端がグランドG2(第2グランドの一例)に接続されている。
≪第2の構成≫
本実施形態において、S相−T相間の線間電圧を第1線間電圧の一例とし、T相−R相間の線間電圧を第2線間電圧の一例とする。
この場合、メイントランスT11において、副巻線N112(第1の副巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd2(第1駆動電圧の一例)を出力し、副巻線N113(第2の副巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd3(第2駆動電圧の一例)を出力する。また、副巻線N112の他端がグランドG2(第1グランドの一例)に接続され、副巻線N113の他端がグランドG3(第2グランドの一例)に接続されている。
≪第3の構成≫
本実施形態において、T相−R相間の線間電圧を第1線間電圧の一例とし、R相−S相間の線間電圧を第2線間電圧の一例とする。
この場合、メイントランスT11において、副巻線N113(第1の副巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd3(第1駆動電圧の一例)を出力し、副巻線N111(第2の副巻線の一例)の一端から駆動電圧Vdd1(第2駆動電圧の一例)を出力する。また、副巻線N113の他端がグランドG3(第1グランドの一例)に接続され、副巻線N111の他端がグランドG1(第2グランドの一例)に接続されている。
≪グランドの絶縁≫
実施形態3の上記各構成によって、メイントランスT11における副巻線N111〜N113がそれぞれ電気的に絶縁されている。これにより、グランドG1〜G3はそれぞれ電気的に絶縁される。
それゆえ、複数の線間電圧それぞれを分離した状態で電圧異常の有無を検知することができる。したがって、3相交流電圧の異常検知の精度を向上させることができる。
また、実施形態3の上記各構成では、メイントランスT11以外に、実施形態1の図2におけるサブトランスT2や、実施形態2の図3におけるサブトランスT3のようなトランスを設ける必要がない。これにより、電圧異常検知装置の回路構成を簡素化することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 駆動装置
2 工作機械(駆動対象)
3,3A〜3C 電圧異常検知装置
4 制御回路(制御部)
6 メインコンバータ(電源電圧出力部)
7RS,7ST,7TR 線間電圧検知信号出力部(第1線間電圧検知信号出力部,第2線間電圧検知信号出力部)
8A 駆動電圧出力部
8RS,8ST,8TR 駆動電圧出力部(第1駆動電圧出力部,第2駆動電圧出力部)
G1〜G3 グランド(第1グランド,第2グランド)
N32 2次巻線(第3の2次巻線,第4の2次巻線)
N111〜N113 副巻線(第1の副巻線,第2の副巻線)
T1 メイントランス
T2 サブトランス
T3 サブトランス(第1サブトランス,第2サブトランス)

Claims (8)

  1. 3相交流電源の3相のうちの2相間の線間電圧が1次巻線に入力されるメイントランスを有し、当該メイントランスの2次巻線から電源電圧を出力する電源電圧出力部と、
    前記2相間の線間電圧である第1線間電圧が入力され、第1グランドに接続され、前記第1グランドの電位を基準として、前記第1線間電圧を第1線間電圧検知信号に変換し、当該第1線間電圧検知信号を出力する第1線間電圧検知信号出力部と、
    前記2相間の線間電圧である前記第1線間電圧と異なる第2線間電圧が入力され、第2グランドに接続され、前記第2グランドの電位を基準として、前記第2線間電圧を第2線間電圧検知信号に変換し、当該第2線間電圧検知信号を出力する第2線間電圧検知信号出力部と、
    前記メイントランスの2次巻線側に設けられ、前記第1線間電圧検知信号と、前記第2線間電圧検知信号とが入力され、前記電源電圧によって駆動され、前記第1線間電圧検知信号及び前記第2線間電圧検知信号に基づいて前記第1線間電圧及び前記第2線間電圧のそれぞれの値を決定し、前記第1線間電圧及び前記第2線間電圧の異常を検知する異常検知部と、
    を備え、
    前記第1グランドと前記第2グランドとは電気的に絶縁されている、
    ことを特徴とする電圧異常検知装置。
  2. 前記第1線間電圧検知信号出力部は、第1駆動電圧によって駆動され、
    前記第2線間電圧検知信号出力部は、第2駆動電圧によって駆動され、
    更に、
    前記2相間の線間電圧が1次巻線に入力され、第1の2次巻線と第2の2次巻線とを含むサブトランスを有し、前記第1の2次巻線の一端から前記第1駆動電圧を出力し、前記第1の2次巻線の他端が前記第1グランドに接続され、前記第2の2次巻線の一端から前記第2駆動電圧を出力し、前記第2の2次巻線の他端が前記第2グランドに接続される駆動電圧出力部、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧異常検知装置。
  3. 前記第1線間電圧検知信号出力部の一部と前記第2線間電圧検知信号出力部の一部とは、前記メイントランスの1次巻線側に設けられ、
    前記駆動電圧出力部は、前記メイントランスの1次巻線側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧異常検知装置。
  4. 前記第1線間電圧検知信号出力部は、第1駆動電圧によって駆動され、
    前記第2線間電圧検知信号出力部は、第2駆動電圧によって駆動され、
    更に、
    前記第1線間電圧が入力される1次巻線と第3の2次巻線とを含む第1サブトランスを有し、前記第3の2次巻線の一端から前記第1駆動電圧を出力し、前記第3の2次巻線の他端が前記第1グランドに接続される第1駆動電圧出力部と、
    前記第2線間電圧が入力される1次巻線と第4の2次巻線とを含む第2サブトランスを有し、前記第4の2次巻線の一端から前記第2駆動電圧を出力し、前記第4の2次巻線の他端が前記第2グランドに接続される第2駆動電圧出力部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧異常検知装置。
  5. 前記第1線間電圧検知信号出力部の一部と前記第2線間電圧検知信号出力部の一部とは、前記メイントランスの1次巻線側に設けられ、
    前記第1駆動電圧出力部と前記第2駆動電圧出力部とは、前記メイントランスの1次巻線側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電圧異常検知装置。
  6. 前記第1線間電圧検知信号出力部は、第1駆動電圧によって駆動され、
    前記第2線間電圧検知信号出力部は、第2駆動電圧によって駆動され、
    更に、
    前記電源電圧出力部は、
    前記メイントランスの1次巻線側に第1の副巻線と第2の副巻線とがそれぞれ設けられ、前記第1の副巻線の一端から前記第1駆動電圧を出力し、前記第1の副巻線の他端が前記第1グランドに接続され、前記第2の副巻線の一端から前記第2駆動電圧を出力し、前記第2の副巻線の他端が前記第2グランドに接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧異常検知装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の電圧異常検知装置と、
    前記第1線間電圧と前記第2線間電圧とによって動作し、駆動対象を駆動する駆動部と、
    前記メイントランスの1次巻線側に設けられた前記駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記異常検知部を有する、
    ことを特徴とする駆動装置。
  8. 前記異常検知部は、異常を検知した前記第1線間電圧及び前記第2線間電圧のそれぞれの前記駆動部への入力を停止させることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
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