JP2020122907A - 現像剤収容体、画像形成ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容体、画像形成ユニットおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた取り扱い性を有する現像剤収容体を提供する。【解決手段】現像剤収容体は、本体とシャッタ部材とを備える。本体は、開口と、その開口から投入される現像剤を収容可能な収容部とを有する。シャッタ部材は、開口を密閉する閉状態と開口を開放する開状態との状態移行が可能であり、本体に対し第1の方向へスライドすることにより開状態から前記閉状態へ移行し、第1の方向における先端部分において、第1の方向と反対の第2の方向へ向かうほど本体の外部から本体の内部へ向かう、第1の方向と直交する第3の方向へ傾斜する天面、および、第1の方向および第3の方向の双方と直交する第4の方向に沿った間隔が第2の方向へ向かうほど減少する一対の側面、を含む。【選択図】図5B

Description

本発明は、現像剤収容体、画像形成ユニットおよび画像形成装置に関する。
本出願人は、現像剤を収容する容器から供給される現像剤を用いて画像形成を行う画像形成ユニットおよび画像形成装置を既に提案している(例えば特許文献1参照)。
特開2017−26987号公報
ところで、上述の画像形成装置においては、画像形成ユニットが交換可能に構成されている。その画像形成ユニットには現像剤が投入される開口が設けられていることから、画像形成ユニットの交換時には、シャッタ部材がスライドすることにより開口が閉じられた状態とされる。画像形成ユニットの内部に残存する現像剤が外部へ飛散しないようにするためである。
しかしながら、シャッタ部材のスライドにより開口を塞ぐ際、開口近傍に存在する現像剤が、スライドするシャッタ部材によって容器の外部へ押し出されてしまい、容器の外部に漏れてしまうおそれがあった。その場合、容器の外面や画像形成ユニットの周辺を現像剤により汚染してしまうこととなる。
したがって、外部へ現像剤が漏れるのを防ぐことができ、優れた取り扱い性を有する現像剤収容体、ならびにそれを備えた画像形成ユニットおよび画像形成装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施形態としての現像剤収容体は、本体と、シャッタ部材とを備える。本体は、開口と、その開口から投入される現像剤を収容可能な収容部とを有する。シャッタ部材は、開口を密閉する閉状態と開口を開放する開状態との状態移行が可能に構成されており、本体に対し第1の方向へスライドすることにより開状態から閉状態へ移行するようになっている。シャッタ部材のうちの第1の方向における先端部分が、天面および一対の側面を含む。天面は、第1の方向と反対の第2の方向へ向かうほど、本体の外部から本体の内部へ向かう第3の方向へ傾斜している。一対の側面は、第1の方向および第3の方向の双方と直交する第4の方向に沿った間隔が第2の方向へ向かうほど減少するようになっている。
本発明の一実施形態としての画像形成ユニットおよび画像形成装置は、上記本発明の一実施形態としての現像剤収容体を備えている。
本発明の一実施形態としての現像剤収容体、画像形成ユニットおよび画像形成装置では、シャッタ部材が、第1の方向と直交する面に対し傾斜する天面および一対の側面を含んでいる。このため、シャッタ部材が第1の方向へスライドして開状態から閉状態へ移行する際、開口近傍に存在する現像剤は本体の内部へ誘導されることとなる。
本開示の一実施形態としての現像剤収容体、画像形成ユニットおよび画像形成装置によれば、外部へ現像剤が漏れるのを防ぐことができ、優れた取り扱い性を有する。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を表す模式図である。 図1に示した画像形成ユニットの内部構成を表す模式図である。 図1に示した画像形成ユニットの本体部の外観構成を表す斜視図である。 図1に示した画像形成ユニットの本体部における要部を表す第1の拡大斜視図である。 図1に示した画像形成ユニットの本体部における要部を表す第2の拡大斜視図である。 図1に示した画像形成ユニットの本体部における要部を表す第3の拡大斜視図である。 図3に示したシャッタの外観を表す上面図である。 図3に示したシャッタの外観を表す底面図である。 図3に示したシャッタの断面構成を表す第1の断面図である。 図3に示したシャッタの一部を表す破断斜視図である。 図3に示したシャッタの断面構成を表す第2の断面図である。 図1に示した画像形成装置の制御機構の一構成例を表すブロック図である。 シャッタの状態移行開始直後における、図3に示した本体部の要部を表す拡大斜視図である。 シャッタの状態移行開始直後における、図3に示した本体部の要部を表す拡大断面図である。 シャッタの状態移行開始直後における、図3に示した本体部の要部を表す拡大上面図である。 シャッタの状態移行途中における、図3に示した本体部の要部を表す拡大斜視図である。 シャッタの状態移行途中における、図3に示した本体部の要部を表す拡大断面図である。 シャッタの状態移行途中における、図3に示した本体部の要部を表す拡大上面図である。 シャッタの状態移行完了時における、図3に示した本体部の要部を表す拡大斜視図である。 シャッタの状態移行完了時における、図3に示した本体部の要部を表す拡大断面図である。 シャッタの状態移行完了時における、図3に示した本体部の要部を表す拡大上面図である。 シャッタの状態移行開始直後における、参考例としての本体部の要部を表す拡大斜視図である。 シャッタの状態移行開始直後における、参考例としての本体部の要部を表す拡大断面図である。 シャッタの状態移行開始直後における、参考例としての本体部の要部を表す拡大上面図である。 シャッタの状態移行途中における、参考例としての本体部の要部を表す拡大斜視図である。 シャッタの状態移行途中における、参考例としての本体部の要部を表す拡大断面図である。 シャッタの状態移行途中における、参考例としての本体部の要部を表す拡大上面図である。 シャッタの状態移行完了時における、参考例としての本体部の要部を表す拡大斜視図である。 シャッタの状態移行完了時における、参考例としての本体部の要部を表す拡大断面図である。 シャッタの状態移行完了時における、参考例としての本体部の要部を表す拡大上面図である。 本発明の第1の変形例としてのシャッタの断面を模式的に表す断面図である。 本発明の第2の変形例としてのシャッタの断面を模式的に表す断面図である。 本発明の第3の変形例としての本体部の断面を模式的に表す断面図である。 図15Aに示した第3の変形例としての本体部におけるシャッタの構成を模式的に表す上面図である。
<1.一実施の形態>
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を模式的に表したものである。この画像形成装置は、本発明の「画像形成装置」の一具体例に対応し、例えば用紙やフィルムなどの印刷対象となる媒体PMに対して、電子写真方式を用いて画像(例えばカラー画像)を形成するプリンタである。この画像形成装置は、筐体100の内部に、媒体供給部1、搬送部2、画像形成部3、転写部4、定着部5、排出部6および制御部7を備える。制御部7は、媒体供給部1、搬送部2、画像形成部3、転写部4、定着部5および排出部6の動作を制御する。なお、本明細書では、媒体PMが搬送される通路を搬送路という。搬送路において、任意の構成要素から見て媒体供給部1へ向かう方向または媒体供給部1により近い位置を上流という。搬送路において、任意の構成要素から見て媒体供給部1へ向かう方向とは反対の方向または媒体供給部1からより離れた位置を下流という。搬送路において、媒体PMが進行する方向(つまり、上流から下流に向かう方向)を搬送方向Fという。搬送路を搬送される媒体PMと平行な方向であって、かつ、搬送方向Fと直交する方向(例えば、図1のX軸方向)を幅方向という。搬送方向Fにおける寸法を長さと呼び、幅方向における寸法を幅と呼ぶ。
(媒体供給部1)
媒体供給部1は、媒体PMを1枚ずつ搬送部2へ供給するものである。媒体供給部1は、例えば、トレイ1Aと、ピックアップローラ1Bと、フィードローラ1Cとを有する。トレイ1Aには、複数の媒体PMが積層された状態で収容される。トレイ1Aは、例えば、画像形成装置の下部に着脱自在に装着されている。ピックアップローラ1Bおよびフィードローラ1Cは、トレイ1Aに収容された媒体PMを搬送部2へ至る搬送路へ順次繰り出すように機能する。ピックアップローラ1Bおよびフィードローラ1Cは、制御部7による制御を受けて、媒体PMが下流の搬送部2へ向けて繰り出される向きに回転動作するようになっている。ピックアップローラ1Bは、最上層の媒体PMの上面に接し得る位置に配置されている。フィードローラ1Cは、ピックアップローラ1Bの下流に配置されている。
(搬送部2)
搬送部2は、媒体供給部1からの媒体PMを、斜行規制しつつ転写部4へ搬送するものである。搬送部2は、例えば、2組のレジストローラ対2A,2Bを有する。
(画像形成部3)
画像形成部3は、搬送部2から搬送されてきた媒体PMにトナー像(画像)IMG(後出の図2参照)を形成するものである。画像形成部3は、例えば、図1に示したように、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを有する。画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ対応する各色のトナーT、すなわち、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーおよびブラックトナーを用いて、各色のトナー像IMGを形成するものである。画像形成ユニット30は、例えば、搬送方向Fに向かって、画像形成ユニット30Y、画像形成ユニット30M、画像形成ユニット30C、画像形成ユニット30Kの順に配置されている。なお、本明細書では、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを区別しない場合は総括して画像形成ユニット30と記載する。各画像形成ユニット30は、それぞれ例えば本体部301と、その上方に設けられたトナーカートリッジ302と、それら本体部301とトナーカートリッジ302とを繋ぐトナー搬送路303とを有している。トナーカートリッジ302の内部にはトナーTが収容されており、本体部301では、トナーカートリッジ302から供給されるトナーTを用いて画像形成を行うようになっている。トナーカートリッジ302は、その下方に位置する本体部301およびトナー搬送路303とは別体であり、本体部301およびトナー搬送路303と着脱可能に構成されている。なお、本体部301、トナーカートリッジ302およびトナー搬送路303が一体に形成されていてもよい。ここで、画像形成ユニット30は本発明の「画像形成ユニット」の一具体例に対応し、トナーTは本発明の「現像剤」の一具体例に対応する。
図2に、本体部301、トナーカートリッジ302およびトナー搬送路303の概略構成を示す。なお、図2には、転写部4の一部の構成要素も示す。本体部301は、カバー31と、そのカバー31に取り囲まれた感光ドラム32、帯電ローラ33、現像ローラ35、供給ローラ36、クリーニングブレード37、廃トナー搬送スパイラル38、ドクターブレード39およびトナー残量センサ40を有している。さらに、本体部301は、カバー31の外部から感光ドラム32に対して露光可能に設けられたLED(Light Emitting Diode)などを含む露光ヘッド34を有している。なお、画像形成ユニット30のうちの本体部301の詳細については後述する。
(転写部4)
転写部4は、転写ベルトユニットとも呼ばれるものである。転写部4は、転写ベルト4Aと、この転写ベルト4Aを駆動する駆動ローラ4Bと、従動ローラであるアイドルローラ4Cと、転写ベルト4Aを挟んで感光ドラム32と対向して配置された転写ローラ4Dとを有する。駆動ローラ4Bおよびアイドルローラ4Cは、それぞれ、幅方向Wに延在する回転軸部を中心として回転可能な略円柱状の部材である。転写部4は、搬送部2から搬送される媒体PMを搬送方向Fに沿って搬送するとともに、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kにおいて形成されるトナー像IMGを、媒体PMの表面に順次転写する機構である。
転写ベルト4Aは、例えば、ポリイミド樹脂などの樹脂材料からなる無端の弾性ベルトである。転写ベルト4Aは、駆動ローラ4Bおよびアイドルローラ4Cによって張設(張架)されている。駆動ローラ4Bは、制御部7の制御に基づき、媒体PMが搬送方向Fに搬送される向きに回転駆動され、転写ベルト4Aを循環回転させるものである。駆動ローラ4Bは、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kよりも上流側に配置されている。アイドルローラ4Cは、付勢部材による付勢力により、転写ベルト4Aに負荷される張力を調整するものである。アイドルローラ4Cは、駆動ローラ4Bと同方向へ回転するようになっており、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kよりも下流側に配置されている。
転写ローラ4Dは、感光ドラム32と逆方向に回転することで媒体PMを搬送方向Fに沿って搬送しつつ、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30K内で形成されたトナー像を媒体PM上に静電的に転写するための部材である。転写ローラ4Dは、転写ローラ4Dは、例えば、発泡性の半導電性弾性ゴム材により構成されている。
(定着部5)
定着部5は、転写部4を通過した媒体PM上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与することで、そのトナー像を媒体PM上に定着させるための部材である。定着部5は、例えば、上部ローラ5Aと下部ローラ5Bとを含んで構成されている。
上部ローラ5Aおよび下部ローラ5Bは、各々の内部にハロゲンランプ等の加熱ヒータである熱源を含んで構成されており、媒体PM上のトナー像に対して熱を付与する加熱ローラとして機能する。上部ローラ5Aは、制御部7による制御を受けて、媒体PMが搬送方向Fに搬送される向きに回転動作するようになっている。上部ローラ5Aおよび下部ローラ5B内の熱源は、制御部7により制御されるバイアス電圧の供給を受け、上部ローラ5Aおよび下部ローラ5Bの各表面温度を制御するようになっている。下部ローラ5Bは、上部ローラ5Aとの間に圧接部が形成されるように上部ローラ5Aと対向して配置されており、媒体PM上のトナー像に対して圧力を付与する加圧ローラとして機能する。下部ローラ5Bは、弾性体材料からなる表面層を有するとよい。
(排出部6)
排出部6は、定着部5によってトナー像が定着された媒体PMを外部に排出するものである。排出部6は、例えば、搬送ローラ6A,6Bを有する。搬送ローラ6A,6Bは、搬送路を介して媒体PMを外部に排出し、外部のスタッカ100Aにストックさせるようになっている。搬送ローラ6A,6Bは、制御部7による制御を受けて、媒体PMが搬送方向Fに搬送される向きに回転動作するようになっている。
[本体部301の構成]
次に、図3〜図5Eを参照して、画像形成ユニット30のうちの本体部301の詳細な構成について説明する。
図3は、本体部301の全体の外観を表す斜視図である。図3に示したように、本体部301は、本体11とシャッタ12とを有している。本体11は、例えばトナーカートリッジ302からトナー搬送路303を介してトナーTが投入される投入口111と、その投入口111から投入されるトナーTを収容可能な収容部112とを有する。本体11の上部にはシャッタ12が幅方向(X軸方向)に沿って可逆的に移動可能に設けられている。シャッタ12は、幅方向(X軸方向)に沿って移動することにより、投入口111を密閉する「閉状態」と投入口111を開放する「開状態」との状態移行が可能に構成されている。なお、画像形成ユニット30は、例えば本体11の投入口111が鉛直方向(重力方向)の上方を向くように画像形成装置の筐体100内に装着される。すなわち、この画像形成装置では、トナーカートリッジ302からトナー搬送路303を介して上方から落下してくるトナーTが投入口111から収容部112へ投入されるようになっている。
本体部301は、本発明の「現像剤収容体」の一具体例に対応する。また、本体11は本発明の「本体」の一具体例に対応し、投入口111は本発明の「開口」の一具体例に対応し、収容部112は本発明の「収容部」の一具体例に対応する。さらに、シャッタ12が、本発明の「シャッタ部材」の一具体例に対応する。
図4A〜図4Cは、いずれも、図3に示した本体部301のうち、シャッタ12の近傍を拡大して表したものである。但し、図4Aはシャッタ12が「開状態」の場合を表しており、図4Bはシャッタ12が「閉状態」の場合を表している。また、図4Cは、シャッタ12が「開状態」から「閉状態」へ移行する途中、もしくはシャッタ12が「閉状態」から「開状態」へ移行する途中の「中間状態」の場合を表している。
(本体11)
本体11の外表面のうち、投入口111の周囲にはフランジ13が設けられている。フランジ13は、第1の部分131と、第2の部分132とを有している。第2の部分132は、本体11の外表面に立設し、閉状態のシャッタ12の先端面12T(図4A)と対向する壁部分である。第1の部分131は、投入口111を取り囲む領域のうち、第2の部分132が存在する領域以外の領域に設けられている。第1の部分131の一部には、X軸方向に延在するガイド溝133が設けられている。ガイド溝133は、Y軸方向において投入口111の両側に設けられている。
第1の部分131の上にはシール14が設けられている。また、第2の部分132には、投入口111のうちの第1の方向Y11Aにおける端縁111Aの近傍に立設し、閉状態のシャッタ12の先端面12Tと当接するシール15が設けられている。ここで、シール15の上端部の高さ位置は、シール14の上端部の高さ位置よりも高いことが望ましい。シール14およびシール15は、いずれも、例えばゴムやスポンジなどの、弾性を有する弾性部材からなる。シール14とシール15とにより、投入口111の周囲が隙間なく取り囲まれている。シャッタ12は、シール14を圧縮しつつ第1の方向Y11Aへスライドするようになっている。さらに、シール15がシャッタ12の先端面12Tと当接することにより、シャッタ12が本体11の投入口111を隙間なく封止することができるようになっている。ここで、シール14が本発明の「弾性部材」に対応する一具体例であり、シール15が本発明の「当接部」に対応する一具体例である。
さらに、本体11の上面には、シャッタ12の切り欠き122K1,122K2(後出)と係合可能な係止部113Aと、シャッタ12を上方(+Z方向)へ付勢するばね部分113Bとを含む係止レバー113が設けられている。
(シャッタ12)
シャッタ12は、本体11に対し、図4Aに示した開状態からX軸方向に沿って矢印で示した第1の方向Y11Aへスライドすることにより、図4Cに示した中間状態を経て図4Bに示した閉状態へ移行するようになっている。また、シャッタ12は、本体11に対し、X軸方向に沿って矢印で示した第1の方向Y11Aへスライドすることにより、図4Aに示した開状態から図4Cに示した中間状態を経て図4Bに示した閉状態へ移行するようになっている。すなわち、図4Bに示したように、シャッタ12が最も第1の方向Y11Aに移動した位置において投入口111がシャッタ12により閉塞され、図4Aに示したように、シャッタ12が最も第2の方向Y11Bに移動した位置において投入口111の全てが露出するようになっている。
図5A〜5Eは、シャッタ12の詳細の構成を表している。具体的には、図5Aは、本体11と反対側から眺めたシャッタ12の上面図であり、図5Bは、本体11側から眺めたシャッタ12の底面図であり、図5Cは、図5AのVC−VC線に沿った矢視方向のシャッタ12の断面を表す断面図であり、図5Dは、シャッタ12の一部を表す破断斜視図であり、図5Eは、図5AのVE−VE線に沿った矢視方向のシャッタ12の断面を表す断面図である。
図5A〜5Eに示したように、シャッタ12は、投入口111が広がるXY面内に沿った板状の平板部121と、Y軸方向における平板部121の両端において立設する一対の側壁部122,123とを含んでいる。すなわち、図5Eに示したように、シャッタ12の移動方向であるX軸方向と直交するYZ断面において、平板部121および一対の側壁部122,123が略U形状をなしている。
シャッタ12は、第1の方向Y11Aにおけるその先端部分12Sが、天面12Aと、一対の側面12B,12Cを含むように構成されている。ここでいう先端部分12Sとは、フランジ13における第2の部分132と対向し、シール15と当接することとなる先端面12Tを含む、X軸方向における端部をいう。天面12Aは、第1の方向Y11Aと反対の第2の方向Y11B(図4A〜4C参照)へ向かうほど、本体11の外部から本体11の内部へ向かう第3の方向(−Z方向)へ傾斜している。したがって、シャッタ12における先端部分12Sの厚さは、シャッタ12の先端部分12S以外の部分における厚さよりも薄い。天面12Aは、図5Cおよび図5Dに示したように、例えば収容部112へ向けて凹形状をなす凹面である。なお、天面12Aは、平面であってもよいし、収容部112へ向けて凸形状をなす凸面であってもよい。
一対の側面12B,12Cは、例えばそれぞれ鉛直方向(Z軸方向)に平行であり、天面12Aと交わっている。但し、XY面内においては、一対の側面12B,12CはいずれもX軸方向およびY軸方向の双方に対して傾斜している。すなわち、一対の側面12B,12Cは、X軸方向およびZ軸方向の双方と直交する第4の方向としての幅方向(Y軸方向)における間隔W12が先端面12Tから離れるように第2の方向Y11B(+X方向)へ向かうほど減少するように傾斜している。
先端部分12Sにおける平板部121の上面121US(図5C参照)には、突起121Pが設けられている。平板部121における内面、すなわち上面121USと反対側の面は、3つの部分121A〜121Cを含んでいる。部分121Bは側壁部122に沿ってX軸方向へ延在する面であり、部分121Cは側壁部123に沿ってX軸方向へ延在する面であり、部分121Aは、Y軸方向において部分121Bと部分121Cとの間に挟まれた面である。ここで、部分121Bおよび部分121Cは、シール14と密接するようになっている。また、一対の側壁部122,123の内面には、第1の部分131に形成された一対のガイド溝133とそれぞれ係合する突起122P,123Pがそれぞれ設けられている。これにより、突起122P,123Pが一対のガイド溝133に案内されることで、シャッタ12がX軸方向にスライド可能となっている。
また、側壁部122の先端部分12Sの下部には、係止部113Aと係合可能な切り欠き122K1,122K2が設けられている。切り欠き122K1は、シャッタ12が開状態であるときに係止部113Aと係合可能な位置に設けられ、切り欠き122K2は、シャッタ12が閉状態であるときに係止部113Aと係合可能な位置に設けられている。
続いて、本体部301の内部の構成要素について図2を参照して説明する。
感光ドラム32は、静電潜像を表面(表層部分)に担持可能な円柱状の部材であり、感光体(例えば有機系感光体)を用いて構成されている。具体的には、感光ドラム32は、導電性支持体と、その外周(表面)を覆う光導電層とを有する。導電性支持体は、例えば、アルミニウムからなる金属パイプにより構成されている。光導電層は、例えば、電荷発生層および電荷輸送層を順に積層した構造を有する。感光ドラム32は、制御部による制御を受け、媒体PMが搬送方向Fに搬送される向き(矢印R32の向き)に所定の周速度で回転動作するようになっている。
帯電ローラ33は、感光ドラム32の表面(表層部分)を帯電させる部材(帯電部材)であり、感光ドラム32の表面(周面)に接するように配置されている。帯電ローラ33は、例えば、金属シャフトと、その外周(表面)を覆う半導電性ゴム層(例えば、半導電性エピクロロヒドリンゴム層)とを有している。帯電ローラ33は、制御部による制御を受け、感光ドラム32と例えば同じ向きに回転動作するようになっている。
露光ヘッド34は、感光ドラム32の表面を露光することにより、感光ドラム32の表面(表層部分)に静電潜像を形成する露光装置である。露光ヘッド34は、1つの感光ドラム32に対し、幅方向Wに並ぶ複数個のLED発光部を有する。各LED発光部は、例えば、照射光を発する発光ダイオードなどの光源と、その照射光を感光ドラム32の表面に結像させるレンズアレイとを含んで構成されている。
現像ローラ35は、静電潜像を現像するトナーTを表面に担持する部材であり、感光ドラム32の表面(周面)に接するように配置されている。現像ローラ35は、例えば、金属シャフトと、その外周(表面)を覆う半導電性ウレタンゴム層とを有している。現像ローラ35は、制御部による制御を受け、感光ドラム32とは逆向き(矢印R35の向き)に所定の周速度で回転動作するようになっている。
供給ローラ36は、現像ローラ35に対してトナーTを供給するための部材(供給部材)であり、現像ローラ35の表面(周面)に接するように配置されている。供給ローラ36は、例えば、金属シャフトと、その外周(表面)を覆う発泡性のシリコーンゴム層とを有している。供給ローラ36は、制御部による制御を受け、現像ローラ35とは逆向き(矢印R36の向き)に回転動作するようになっている。
クリーニングブレード37は、感光ドラム32の表面に残留したトナーTを掻き取るものである。クリーニングブレード37は、例えば、可撓性のゴム材またはプラスチック材からなる。
廃トナー搬送スパイラル38は、例えば線材が所定の直径および所定のピッチを有するように螺旋状に巻回されたコイルスプリング形状をなす部材であり、制御部による制御を受けて例えば矢印R38の方向に回転するようになっている。廃トナー搬送スパイラル38は、回転することにより、クリーニングブレード37により掻き取られたトナーTを例えば+X方向へ搬送するように機能する。
ドクターブレード39は、現像ローラ35の表面に付着するトナーTの付着量を規制する部材である。
[画像形成装置の制御機構]
図6は、本実施の形態の画像形成装置における制御機構の一例を表すものである。この画像形成装置は、制御機構として、制御部7に加えて例えばインタフェース部51と、モータ駆動部52と、露光制御部53と、高圧電源部54と、トナー供給部55とをさらに備えている。
インタフェース部51は、例えば外部のホストコンピュータから印刷データを受け取るとともに、このホストコンピュータとの間で各種制御信号のやりとりを行うものである。
モータ駆動部52は、画像形成装置内の各モータの動作を制御するものである。これにより、モータ駆動部52は、例えば媒体供給部1、搬送部2、各画像形成ユニット30、転写部4、定着部5、および排出部6をそれぞれ動作させるようになっている。
露光制御部53は、各露光ヘッド34における露光動作を制御するものである。
高圧電源部54は、各画像形成ユニット30の帯電ローラ33、現像ローラ35、ドクターブレード39、供給ローラ36、および各転写ローラ4Dに対して、それぞれ電圧を印加するものである。
トナー供給部55は、トナーカートリッジ302に収容されているトナーTを本体部301へ供給する機構である。
[作用・効果]
(A.基本動作)
本実施の形態の画像形成装置では、以下のようにして、媒体PMに対してトナー像が転写される。
起動状態の画像形成装置に対してPCなどの外部機器から印刷画像データおよび印刷命令が制御部7に入力されると、制御部7は、印刷命令に応じて印刷画像データの印刷動作を開始させる。
例えば図1に示したように、トレイ1Aに収容されている媒体PMがピックアップローラ1Bによって最上部から1枚ずつピックアップされ、フィードローラ1Cによって斜行が矯正されつつ下流の搬送部2へ繰り出される。次いで、媒体PMは2組のレジストローラ対2A,2Bにより画像形成部3へ搬送される。画像形成部3では、以下のようにしてトナー像IMGが媒体PM上に転写される。
画像形成部3では、制御部7からの印刷命令により、以下の電子写真プロセスによって各色のトナー像IMGが形成される。具体的には、制御部7からの印刷命令に基づき、モータ駆動部52(図6)は、感光ドラム32を矢印R32の方向へ一定速度で回転させる。これに伴い、帯電ローラ33、現像ローラ35および供給ローラ36も所定の方向に回転動作を開始することとなる。また、トナー残量センサ40からの情報に基づき、制御部7により、カバー31の内部のトナーTの残量が制御される。カバー31の内部におけるトナーTの残量が所定量未満となると、トナー供給部55(図6)は制御部7からの指令に基づき、トナーTの残量が所定量に到達するまで、トナーTがトナーカートリッジ302からトナー搬送路303を介して本体部301の内部へ供給される。
一方、制御部7は、各色の帯電ローラ33に対し所定の電圧を印加し、各色の感光ドラム32の表面を一様に帯電させる。次いで、制御部7は露光ヘッド34を起動し、画像信号に基づく印刷画像の色成分に対応する光を各色の感光ドラム32へ各々照射し、各色の感光ドラム32の表面に静電潜像をそれぞれ形成する。
トナーTは供給ローラ36を介して現像ローラ35へ供給され、現像ローラ35の表面に担持される。現像ローラ35は感光ドラム32上に形成された静電潜像にトナーTを付着させトナー像IMGを形成する。さらに、転写部4における転写ローラ4Dに所定の電圧が印加され、感光ドラム32と転写ローラ4Dとの間に電界が発生する。その状態で感光ドラム32と転写ローラ4Dとの間を媒体PMが走行すると、その媒体PM上に、感光ドラム32に形成されたトナー像IMGが転写される。
そののち、媒体PM上のトナー像IMGは、定着部5において熱および圧力が付与されることで媒体PMに定着させられる。最後に排出部6によりトナー像IMGが定着した媒体PMが画像形成装置の外部のスタッカ100Aに排出される。
(B.シャッタ12の開閉動作について)
本体部301は、画像形成装置の筐体100に対し、例えば−X方向へ挿入されることで、筐体100の内部の所定位置、すなわちトナーカートリッジ302およびトナー搬送路303の下方に装着される。その際、筐体100の内部に設けられた第1の突起がシャッタ12の平板部121の上面121USに設けられた突起121Pと係合することにより、シャッタ12は本体11に対し第2の方向Y11B(図4A〜4C参照)へスライドする。したがって、本体部301を筐体100の内部の所定位置に装着することにより、シャッタ12は、図4Bに示した閉状態から図4Cに示した中間状態を経て図4Aに示した開状態へ状態移行する。突起122P,123Pが一対のガイド溝133に係合しつつ第2の方向Y11Bへ案内されるので、内面の部分121B,121Cがシール14と密接した状態を維持しつつシャッタ12が第2の方向Y11Bへスライドする。図4Aに示した開状態では、投入口111が全て露出し、係止レバー113の係止部113Aがシャッタ12の切り欠き122K1と係合することとなる。係止レバー113の係止部113Aが切り欠き122K1と係合することにより、シャッタ12の開状態を安定して保持することができる。
本体部301は、画像形成装置の筐体100に装着された状態から、筐体100に対し+X方向へ引き抜かれることで筐体100から離脱する。その際、筐体100の内部に設けられた第2の突起が係止レバー113を下方(−Z方向)へ付勢することによりばね部分113Bが変位し、係止部113Aと切り欠き122K1との係合が解除される。さらに、筐体100の内部に設けられた第3の突起がシャッタ12の一部(例えば突起121P)と係合することにより、シャッタ12は本体11に対し第1の方向Y11A(図4A〜4C参照)へスライドする。したがって、本体部301を筐体100から取り出す際に、シャッタ12は、図4Aに示した開状態から図4Cに示した中間状態を経て図4Bに示した閉状態へ状態移行する。この場合も、突起122P,123Pが一対のガイド溝133に係合しつつ第1の方向Y11Aへ案内されるので、内面の部分121B,121Cがシール14と密接した状態を維持しつつシャッタ12が第1の方向Y11Aへスライドする。図4Bに示した閉状態では、シャッタ12により投入口111が全て閉塞され、係止レバー113の係止部113Aがシャッタ12の切り欠き122K2と係合することとなる。係止レバー113の係止部113Aが切り欠き122K1と係合することにより、シャッタ12の開状態を安定して保持することができる。
ここで、図7A〜図9Cを参照して、シャッタ12が開状態から閉状態へ移行する際のトナーTの挙動について詳細に説明する。この画像形成装置においては、印刷動作ののち、本体部301を筐体100から取り出す際には、投入口111の近傍、例えばシール14の表面にもトナーTが残存している可能性がある。その場合、トナーTを本体11の外部に漏れないように、収容部112の内部へ取り込むようにすることが望ましい。本体11の外側にトナーTが付着することで画像形成装置やその周辺に飛散するのを防ぐためである。なお、図7A〜図9Cに記載したトナーTは、その挙動の理解を促すために模式的に描いたものであり、図7A〜図9Cに記載したトナーTの大きさ、形状、数および分布などは実際と必ずしも一致しない。また、図7A〜図9Cは、本体部301に存在するトナーTの全てを描いたものではない。
シャッタ12は、投入口111を取り囲むフランジ13に設けられたシール14の表面に沿って第1の方向Y11Aへ移動する際、シール14の表面にトナーTが残存している場合であっても、そのトナーTを外部に漏らすことなく投入口111から収容部112の内部へ落下させることができる。
図7Aは、シャッタ12が開状態から閉状態へ状態移行を開始してから所定時間経過後の初期の投入口111の近傍を拡大して表す斜視図である。図7Bおよび図7Cは、それぞれ、初期の投入口111の近傍を拡大して表す断面図および上面図である。
図7A〜図7Cに示した初期の段階では、シャッタ12は投入口111の半分程度を覆っている。投入口111の近傍に残存するトナーTは先端部分12Sの天面12Aと当接し、投入口111のうちの第1の方向Y11Aにおける端縁111Aに向かうように寄せ集められる。天面12Aは、シャッタ12の進行方向である第1の方向Y11Aと直交するYZ面に対して傾斜した傾斜面であることから、天面12Aと当接したトナーTは平板部121の下方へ潜り込むように天面12Aに沿って案内され、収容部112の内部へ向かう。
図8Aは、図7Aに示した初期の段階からさらに所定時間経過後の中期における投入口111の近傍を拡大して表す斜視図である。図8Bおよび図8Cは、それぞれ、中期の投入口111の近傍を拡大して表す断面図および上面図である。
図8A〜図8Cに示した中期の段階では、シャッタ12は投入口111の4分の3程度を覆っている。この段階では、天面12Aと当接したトナーTが天面12Aに沿って案内されて収容部112の内部へ向かう一方、端縁111Aに向かうように寄せ集められたトナーTの一部がシール14の上に溢れるように移動する。しかしながら、図8Cに示したように、シール14の上に溢れ出たトナーTは、一対の側面12B,12Cと当接することにより投入口111のY軸方向の中心へ向かうように案内されると同時に、天面12Aに沿って案内されて収容部112の内部へ向かう。したがって、シール14の外側にトナーTが溢れることが防止される。
図9Aは、図8Aに示した中期の段階からさらに所定時間が経過し、状態移行が完了した移行完了時における投入口111の近傍を拡大して表す斜視図である。図9Bおよび図9Cは、それぞれ、移行完了時の投入口111の近傍を拡大して表す断面図および上面図である。
図9A〜図9Cに示した移行完了時においては、シャッタ12は投入口111の全体を覆っている。この時点では、トナーTが全てシャッタ12の内側に収まっており、シャッタ12の先端面12Tが、端縁111Aの近傍に立設するシール15と密接している。
次に、本実施の形態の本体部301の技術的利点の理解を深めるため、図10A〜図12Cに参考例としてのシャッタ1012および本体1011を有する本体部1301を例示し、そのシャッタ1012が開状態から閉状態へ移行する際のトナーTの挙動について詳細に説明する。図10A〜図12Cに示したように、シャッタ1012は、その先端部に傾斜面を有しない。したがって、シャッタ1012の先端部の厚さ(Z軸方向の寸法)は、シャッタ1012の先端部以外の部分の厚さと等しい。すなわち、シャッタ1012は、その進行方向と直交するYZ平面に平行な先端面1012Tを含み、その先端面1012TにおけるZ軸方向の寸法はシャッタ1012の厚さと等しい。
図10Aは、図7Aに対応しており、シャッタ1012が開状態から閉状態へ状態移行を開始してから所定時間経過後の初期の投入口1111の近傍を拡大して表す斜視図である。図10Bおよび図10Cは、それぞれ、図7Bおよび図7Cに対応しており、初期の投入口1111の近傍を拡大して表す断面図および上面図である。
本参考例では、初期の段階から、投入口1111の近傍に残存するトナーTが先端面1012Tと当接し、投入口1111のうちの第1の方向Y111Aにおける端縁1111A(図10B)に向かうように寄せ集められる。先端面1012Tは、シャッタ1012の進行方向である第1の方向Y111Aと直交するYZ面に対して平行をなす面であることから、先端面1012Tと当接したトナーTはシャッタ1012の下方へ潜り込むことなく端縁1111Aに向かい、もしくは横方向(Y軸方向)へ移動してシール1014の上に溢れることとなる。
図11Aは、図8Aに対応しており、図10Aに示した初期の段階からさらに所定時間経過後の中期における投入口1111の近傍を拡大して表す斜視図である。図11Bおよび図11Cは、それぞれ、図8Bおよび図8Cに対応しており、中期の投入口1111の近傍を拡大して表す断面図および上面図である。
図8A〜図8Cに示した中期の段階では、端縁1111Aに向けて寄せ集められたトナーTがシール1014の表面の高さ位置やシャッタ1012の上面1012US(図11)の高さ位置よりも高い位置まで盛り上がることとなる。このため、一部のトナーTはシール1014の表面上に移動し、さらにはシール1014の外側にまで広がってしまう。
図12Aは、図9Aに対応しており、図11Aに示した中期の段階からさらに所定時間が経過し、状態移行が完了した移行完了時における投入口1111の近傍を拡大して表す斜視図である。図12Bおよび図12Cは、それぞれ、図9Bおよび図9Cに対応しており、移行完了時の投入口1111の近傍を拡大して表す断面図および上面図である。
図12A〜図12Cに示した移行完了時においては、シャッタ1012は投入口1111の全体を覆っている。しかしながら、この時点では、シャッタ1012の先端面1012Tにより押され、シール1014を乗り越えて溢れたトナーTが本体1011の外表面に飛散してしまっている。
(C.作用効果)
このように本実施の形態では、シャッタ12が、第1の方向Y11Aと直交するYZ面に対し傾斜する天面12Aおよび一対の側面12B,12Cを含んでいる。このため、シャッタ12が第1の方向Y11Aへスライドして開状態から閉状態へ移行する際、投入口111近傍に存在するトナーTは本体11の収容部112の内部へ効果的に誘導されることとなる。その結果、本体部301の外部へトナーTが漏れるのを防ぐことができ、優れた取り扱い性を確保することができる。
また、本実施の形態では、投入口111の端縁111Aの近傍に立設するシール15を設けるようにしたので、シャッタ12の閉状態において先端面12Tがシール15と密接することとなる。そのため、例えば傾斜した天面12Aとシール14との隙間からトナーTが本体部301の外部へ漏れるのを防ぐことができる。
さらに、本実施の形態では、シール14およびシール15が弾性を有するようにしたので、シャッタ12とフランジ13との密閉性を十分に高めることができ、本体部301の外部へのトナーTの飛散をよりいっそう防ぐことができる。
さらに、本実施の形態では、シール15の上端部の高さ位置をシール14の上端部の高さ位置よりも高くするようにしたので、シャッタ12が開状態から閉状態へ状態移行する際、トナーTがシール15を乗り越えて本体部301の外部へ漏れるのを効果的に防ぐことができる。
<2.変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態ではカラー画像を形成する画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば黒色のトナー像のみを転写してモノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよい。また、上記実施の形態では、1次転写方式(直接転写方式)の画像形成装置について説明したが、本発明は2次転写方式にも適用されうる。
さらに、上記実施の形態等では、本発明における「画像形成装置」の一具体例として、印刷機能を有する画像形成装置について説明したが、これには限られない。すなわち、そのような印刷機能に加え、例えば、スキャン機能やファックス機能を有する複合機として機能する画像形成装置においても、本発明を適用することが可能である。
また、本発明のシャッタ部材は、上記実施の形態で説明したシャッタ12に限定されるものではない。例えば図13に示した第1の変形例としてのシャッタ12−1のように、天面12Aと側面12Bとの間に曲面R1が設けられ、天面12Aと側面12Cとの間に曲面R2が設けられていてもよい。また、図14に示した第2の変形例としてのシャッタ12−1のように、側面12Bおよび側面12Cが、鉛直方向であるZ軸方向に対して傾斜していてもよい。なお、図13および図14は、いずれも、上記実施の形態で説明したシャッタ12の断面(図5E)に対応する、シャッタ12−1およびシャッタ12−2の断面図である。
さらに、本発明のシャッタ部材は、第1の方向および第3の方向と直交する幅方向(Y軸方向)における一部分のみに傾斜した天面が設けられていてもよい。
さらに、本発明のシャッタ部材は、直線方向にスライドするシャッタ部材に限定されるものではない。本発明の現像剤収容体は、例えば図15Aに示した第3の変形例としての本体部301Aのように、円筒状の本体11−3と、円筒状の一部をなすように湾曲した形状を有するシャッタ12−3とを備えていてもよい。本体部301Aでは、
シャッタ12−3が、円筒状の本体11−3の外周面の形状に沿った方向へスライドするようにしてもよい。本体部301Aでは、シャッタ12−3が本体11−3に対し第1の方向R11Aにスライドすることによりシャッタ12−3は開状態から閉状態へ状態移行し、シャッタ12−3が本体11−3に対し第2の方向R11Bにスライドすることによりシャッタ12−3は閉状態から開状態へ状態移行する。図15Bに示したように、シャッタ12−3は、上記実施の形態で説明したシャッタ12と同様に、天面12Aおよび一対の側面12B,12Cを有している。すなわち、開状態から閉状態へ状態移行する際の進行方向の先端部分12Sにおいて傾斜した天面12Aおよび一対の側面12B,12Cを有している。
1…媒体供給部、1A…トレイ、1B…ピックアップローラ、1C…フィードローラ、2…搬送部、2A,2B…レジストローラ対、3…画像形成部、30(30Y,30M,30C,30K)…画像形成ユニット、301…本体部、11…本体、111…投入口、112…収容部、113…係止レバー、12…シャッタ、121…平板部、121P…突起、122,123…側壁部、122P,123P…突起、13…フランジ、131…第1の部分、132…第2の部分、133…ガイド溝、14,15…シール、302…トナーカートリッジ、303…トナー搬送路、31…カバー、32…感光ドラム、33…帯電ローラ、34…露光ヘッド、35…現像ローラ、36…供給ローラ、37…クリーニングブレード、38…廃トナー搬送スパイラル、39…ドクターブレード、40…トナー残量センサ、4…転写部、4A…転写ベルト、4B…駆動ローラ、4C…アイドルローラ、4D…転写ローラ、5…定着部、6…排出部、7…制御部、100…筐体、PM…媒体。

Claims (8)

  1. 開口と、前記開口から投入される現像剤を収容可能な収容部とを有する本体と、
    前記開口を密閉する閉状態と前記開口を開放する開状態との状態移行が可能であり、前記本体に対し第1の方向へスライドすることにより前記開状態から前記閉状態へ移行し、前記第1の方向における先端部分が、前記第1の方向と反対の第2の方向へ向かうほど前記本体の外部から前記本体の内部へ向かう第3の方向へ傾斜する天面、および、前記第1の方向および前記第3の方向の双方と直交する第4の方向に沿った間隔が前記第2の方向へ向かうほど減少する一対の側面を含む、シャッタ部材と
    を備えた現像剤収容体。
  2. 前記開口を取り囲むように前記本体の外面に配設された弾性部材をさらに備え、
    前記シャッタ部材は、前記弾性部材を圧縮しつつ前記第1の方向へスライドするようになっている
    請求項1記載の現像剤収容体。
  3. 前記開口のうちの前記第1の方向における端縁の近傍に立設し、前記閉状態において前記シャッタ部材の前記先端部分の先端面と当接する当接部、をさらに備えた
    請求項1記載の現像剤収容体。
  4. 前記当接部は、弾性を有する
    請求項3記載の現像剤収容体。
  5. 前記天面は凹面である
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の現像剤収容体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の現像剤収容体を備えた画像形成ユニット。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の現像剤収容体を備えた画像形成装置。
  8. 前記開口が重力方向の上方を向くように前記現像剤収容体が設置されている
    請求項7記載の画像形成装置。
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