JP2020122706A - 電子部品ハンドリング装置及び電子部品試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験中に急激な温度変化が生じるタイプのDUTであっても、DUTの温度を適切な範囲内に制御することが可能な電子部品ハンドリング装置を提供する。【解決手段】電子部品ハンドリング装置50は、DUT90の温度を調整する温度調整装置70と、温度検出回路92の検出結果に基づいてDUT90の温度を演算する第1の演算部86と、温度調整装置70を制御する温度制御部87と、温度制御部87に第1の信号S1を出力する第1の制御部88と、を備え、温度制御部87が実行する温度制御は、第1の演算部86によって演算されたDUT90の温度に基づく第1の温度制御と、第1の温度制御とは別の第2の温度制御と、を含み、温度制御部87は、第1の温度制御を開始した後に、第1の制御部88から第1の信号S1が入力された場合に、DUT90の温度制御を第1の温度制御から前記第2の温度制御に切り替える。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路素子等の被試験電子部品(以下、単に「DUT」(Device Under Test)の試験に用いられる電子部品ハンドリング装置、及び、それを備えた電子部品試験装置に関するものである。
試験回路板に設置されたソケットにDUTを取り付けて、当該DUTのチップダイに一体的に形成された温度センシングダイオードの信号を回路板上のコネクタを介してテスタが取得し、DUTの温度を示す信号をテスタが温度コントローラに供給する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この温度コントローラは、DUTの温度を示す信号を使用して、DUTの温度を所望の設定値に保つように冷却手段及び加熱手段を制御する。
特表2004−503924号公報
しかしながら、短時間に急激な自己発熱等が生じるタイプのDUTを試験する場合、リアルタイムにDUTの温度を示す信号に基づく温度制御では、DUTの急激な温度変化によって、DUTの温度が所望の設定値から大きく外れてしまう場合があるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、試験中に急激な温度変化が生じるタイプのDUTであっても、DUTの温度を適切な範囲内に制御することが可能な電子部品ハンドリング装置及び電子部品試験装置を提供することである。
[1]本発明に係る電子部品ハンドリング装置は、温度検出回路を有するDUTをハンドリングして、前記DUTを試験するテスタに電気的に接続されたソケットに前記DUTを押し付ける電子部品ハンドリング装置であって、前記DUTの温度を調整する温度調整装置と、前記温度検出回路の検出結果に基づいて前記DUTの温度を演算する第1の演算部と、前記温度調整装置を制御する温度制御部と、前記温度制御部に第1の信号を出力する第1の制御部と、を備え、前記温度制御部が実行する温度制御は、前記第1の演算部によって演算された前記DUTの温度に基づく第1の温度制御と、前記第1の温度制御とは別の第2の温度制御と、を含み、前記温度制御部は、前記第1の温度制御を開始した後に、前記第1の制御部から第1の信号が入力された場合に、前記DUTの温度制御を前記第1の温度制御から前記第2の温度制御に切り替える電子部品ハンドリング装置である。
[2]上記発明において、前記第2の温度制御は、前記第1の信号に基づき、前記DUTの冷却又は加熱を強制的に開始するように前記温度調整装置を制御することを含んでいてもよい。
[3]上記発明において、前記第1の信号は、前記第1の温度制御の開始から第1の所定時間後に前記温度制御部に入力され、前記第1の所定時間は、予め測定された温度プロファイルに基づいて設定されており、前記温度プロファイルは、前記第1の温度制御によって温度調整されながら前記テスタによって試験される前記DUTの温度の挙動を示すプロファイルであってもよい。
[4]上記発明において、前記第1の所定時間は、前記温度プロファイルにおける発熱ピークの前記試験開始からの経過時間と、前記発熱ピークにおける発熱量と、に基づいて設定されていてもよい。
[5]上記発明において、前記第1の所定時間は、前記温度プロファイルに加えて、前記温度調整装置の温度制御応答特性と、前記DUTの温度制御応答特性と、に基づいて設定されていてもよい。
[6]上記発明において、前記温度制御部は、前記第2の温度制御が完了した場合に、前記DUTの温度制御を前記第2の温度制御から前記第1の温度制御に戻してもよい。
[7]上記発明において、前記第2の温度制御は、前記第1の信号に基づき、前記DUTの冷却又は加熱を強制的に開始し、前記第2の温度制御の開始から第2の所定時間経過した後に、前記DUTの冷却又は加熱を停止して、前記DUTの加熱又は冷却を開始するように前記温度調整装置を制御することを含んでもよい。
[8]上記発明において、前記第1の制御部は、前記温度制御部にスタート信号を出力し、前記温度制御部は、前記第1の制御部から前記スタート信号が入力された場合に、前記第1の温度制御を開始してもよい。
[9]上記発明において、前記テスタから出力される前記DUTのジャンクション温度を示す第2の信号を受信する第1の受信部と、前記テスタから出力される前記温度検出回路の検出値を示す第3の信号を受信する第2の受信部と、を備え、前記第1の演算部は、前記第2の信号及び前記第3の信号を用いて前記DUTの温度を演算してもよい。
[10]本発明に係る電子部品試験装置は、上記の電子部品ハンドリング装置と、ソケットが電気的に接続されていると共に前記DUTを試験するテスタと、を備えており、前記テスタは、前記温度検出回路の検出値から前記DUTのジャンクション温度を演算する第2の演算部と、前記第2の演算部の演算結果を第2の信号として送信する第1の送信部と、前記温度検出回路の検出値を第3の信号として送信する第2の送信部と、を含む電子部品試験装置である。
本発明では、第1の演算部によって演算されたDUTの温度に基づく第1の温度制御と、当該第1の温度制御とは別の第2の温度制御と、により、DUTの温度を制御するため、急激な自己発熱等が生じるタイプのDUTであっても、DUTの温度を適切な範囲内に制御することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態における電子部品試験装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態におけるDUT温度T’の算出方法を示す図である。 図3は、本発明の実施形態における第1の温度制御及び第2の温度制御を説明するための図である。 図4は、本発明の実施形態におけるDUT温度T’の算出方法の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における電子部品試験装置の構成を示すブロック図、図2は本実施形態におけるDUT温度T’の算出方法を示す図、図3は本実施形態における第1の温度制御及び第2の温度制御を説明するための図、図4は本実施形態におけるDUT温度T’の算出方法の変形例を示す図である。
本実施形態における電子部品試験装置1は、半導体集積回路素子等のDUT90の電気的特性を試験する装置である。本実施形態におけるDUT90は、図1に示すように、テスタ10の試験対象である主回路91に加えて、DUT90の温度を検出する温度検出回路92を備えている。
本実施形態における温度検出回路92は、例えば、サーマルダイオードを含む回路であり、主回路91が形成された半導体基板に形成されている。この温度検出回路92は、PN接合の温度依存性を利用することでDUT90の温度を検出する。なお、温度検出回路92の構成は、特に上記に限定されない。例えば、温度に依存した抵抗特性やバンドギャップ特性を有する素子を用いて温度検出回路92を構成してもよい。或いは、温度検出回路92として、熱電対をDUT90に埋設してもよい。
本実施形態における電子部品試験装置1は、図1に示すように、テスタ10と、電子部品ハンドリング装置50(以下単にハンドラ50と称する。)と、を備えている。
テスタ10には、ソケット20が装着されている。ハンドラ50によってDUT90がソケット20に押し付けられることで、ソケット20を介して、当該DUT90とテスタ10が電気的に接続される。そして、テスタ10は、ソケット20を介して、DUT90の主回路91に試験信号を入出力することで、DUT90の試験を実行する。また、DUT90の温度検出回路92の検出電圧信号は、ソケット20を介して、テスタ10に取り込まれる。
ハンドラ50は、DUT90をハンドリングする装置であり、試験前のDUT90をソケット20に供給して当該ソケット20に押し付けたり、試験後のDUT90を試験結果に応じて分類したりするように構成されている。テスタ10とハンドラ50は、ケーブル30を介して接続されており、テスタ10とハンドラ50との間で信号の授受が可能となっている。なお、テスタ10とハンドラ50は、赤外線などを用いた光無線通信を用いて信号の授受を行ってもよく、この場合にはケーブル30を省略してもよい。
また、このテスタ10には、ソケット20が実装されている。このソケット20は、DUT90の入出力端子93に対応するように配置された接触子21を有している。ハンドラ50によりDUT90がソケット20に押し付けられると、DUT90の入出力端子93がソケット20の接触子21と接触することで、当該DUT90とソケット20とが電気的に接続される。
テスタ10は、図1に示すように、第1のスイッチ11と、第2の演算部12と、第1の送信部14と、第2の送信部15と、第3の送信部16と、第2の制御部17と、第4の受信部18と、を備えている。
第1のスイッチ11の入力端11aは、ソケット20に電気的に接続されている。また、この第1のスイッチ11の一方の出力端11bは、第2の演算部12に電気的に接続されている。一方、第1のスイッチ11の他方の出力端11cは、第2の送信部15に電気的に接続されている。第1のスイッチ11は、テスタ10の第2の制御部17からの制御信号に従って、出力先を第2の演算部12と第2の送信部15に選択的に切り替えるように構成されている。第2の制御部17の一例としては、ワークステーションを例示することができる。この第2の演算部12及び第2の送信部15のそれぞれには、ソケット20及び第1のスイッチ11を介して、温度検出回路92の検出電圧信号が入力される。この温度検出回路92の検出電圧信号は、アナログ信号である。
第2の演算部12は、温度検出回路92の検出電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換機能を有していると共に、検出電圧信号に対して所定の補正処理を行うことでジャンクション温度Tを求める演算機能を有している。この第2の演算部12は、ジャンクション温度Tを示す第2の信号Sを生成して、当該第2の信号Sを第2の制御部17に出力すると共に、第1の送信部14に出力する。このジャンクション温度Tは、DUT90内の半導体基板の温度である。
第1の送信部14は、第2の演算部12で生成された第2の信号Sを、ハンドラ50の第1の受信部82に送信する。この第1の信号は、デジタル信号であり、特に限定されないが、例えば、I2C(Inter-Integrated Circuit)バスを通じて伝送される。
これに対し、第2の送信部15は、第3の信号Sとして、温度検出回路92の検出電圧信号をアナログ信号のまま、ハンドラ50の第2の受信部83に送信する。
ここで、第2の信号Sが示すジャンクション温度Tは、第2の演算部12によって高い精度で算出されたDUT90の温度である。これに対し、第3の信号Sが示す検出温度(T+c)は、補正等の演算がなされておらず、温度検出回路92の出力そのものである。このような補正処理の有無が異なったり信号経路の距離に差があったりするため、第3の信号Sが示す検出温度(T+c)は、ジャンクション温度Tに対して誤差cを含んでいる(図2参照)。
また、本実施形態では、第2の制御部17が、第3の送信部16に対して、第4の信号Sを出力することが可能となっている。第4の信号Sは、ハンドラ50の温度制御部87の第2のスイッチ871を切り替えるための切替信号である。
第4の受信部18は、ハンドラ50から出力されるスタート信号Sstを受信し、スタート信号Sstを第2の制御部17に出力する。このスタート信号Sstが第2の制御部17に入力されると、第2の制御部17がDUT90の試験を開始するとともに、第1のスイッチ11の出力先を第2の送信部15に切り替える。
本実施形態におけるハンドラ50は、図1に示すように、プッシャ60と、温度調整装置70と、制御装置80と、を備えている。プッシャ60は、DUT90の試験を実行するためにDUT90をソケット20に押し付けて、DUT90とソケット20を電気的に接続させる。温度調整装置70は、プッシャ60がDUT90と伝熱可能に接触している状態で、冷媒と温媒を用いてプッシャ60の温度を制御することで、DUT90の温度を調整する。制御装置80は、テスタ10から送信される第2及び第3の信号S,Sを用いてDUT90の温度T’を算出し、当該算出結果T’に基づいて温度調整装置70を制御する。
プッシャ60は、ハンドラ50がDUT90をソケット20に押し付ける際に、DUT90に伝熱可能に接触する部材である。このため、プッシャ60は、温度調整装置70から冷媒及び温媒が供給される内部空間61を有している。また、このプッシャ60には、温度センサ62が埋設されている。この温度センサ62の検出信号は、温度制御部87に出力される。
温度調整装置70は、流量調整部71と、冷媒供給部72と、温媒供給部73と、を備えている。プッシャ60の内部空間61は、流量調整部71を介して、冷媒供給部72と温媒供給部73に連通している。冷媒供給部72は、特に図示しないが、例えば、液体の冷媒をプッシャ60の内部空間61に供給すると共に当該冷媒を内部空間61から回収するための循環路を有していると共に、当該循環路上に設けられたポンプ及びチラー等を有している。同様に、温媒供給部73も、特に図示しないが、例えば、液体の温媒をプッシャ60の内部空間61に供給すると共に当該温媒を内部空間61から回収するための循環路を有していると共に、当該循環路上に設けられたポンプ及びボイラー等を有している。
流量調整部71は、バルブ711を開閉することで、冷媒供給部72からプッシャ60の内部空間61に供給される冷媒の流量と、温媒供給部73からプッシャ60の内部空間61に供給される温媒の流量と、を任意に調整することが可能となっている。このバルブ711は、モータ等のアクチュエータ712に連結されており、アクチュエータ712によってバルブ711を回転させることで、当該バルブ711の開閉動作が行われる。そして、プッシャ60がDUT90に接触している状態で、制御装置80が当該アクチュエータ712を駆動させて冷媒と温媒のそれぞれの流量を調整することで、DUT90の温度を調整することが可能となっている。
こうした温度調整装置70の具体例としては、例えば、米国特許出願第12/742,178(米国特許出願公開第2011/0126931号明細書)に記載された装置を例示することができる。なお、温度調整装置の構成は、上記に特に限定されない。例えば、上記のバルブ711及びアクチュエータ712に代えて、ソレノイドバルブを用いて冷媒及び温媒の流量をそれぞれ調整してもよい。こうした構成を有する温度調整装置の具体例としては、例えば、米国特許出願第14/472,398(米国特許出願公開第2015/0268295号明細書)に記載の装置を例示することができる。或いは、冷媒及び温媒として気体を用いたサーモストリーマやヒータ等を温度調整装置としても用いてもよい。
ハンドラ50の制御装置80は、図1に示すように、第1の受信部82と、第2の受信部83と、第3の受信部84と、変換部85と、第1の演算部86と、温度制御部87と、第1の制御部88と、第4の送信部89と、を備えている。
第1の受信部82は、テスタ10の第1の送信部14から第2の信号Sを受信し、第1の演算部86に出力する。第2の受信部83は、テスタ10の第2の送信部15から第3の信号Sを受信し、変換部85に出力する。この変換部85は、受信した第3の信号SをAD変換して、その変換後のデジタル信号を第1の演算部86に出力する。なお、上述のテスタ10の第2の演算部12は、AD変換機能に加えて演算機能を有しているのに対し、このハンドラ50の変換部85は、第3の信号Sを単にデジタル変換するだけの機能しか備えていない。
第1の演算部86は、第1の受信部82から入力された第2の信号S(ジャンクション温度T)と、変換部85から入力された第3の信号S(検出温度T+c)を用いて、下記の(1)式に従って、現在のDUT90の温度T’(以下単に「DUT温度T’」とも称する)を算出する(図2参照)。図2は、下記の(1)式に従ったDUT温度T’の算出方法を説明する図である。
Figure 2020122706
但し、上記の(1)式において、Tは、第1のスイッチ11をオンする直前のジャンクション温度を示し、(T+c)は、直近にサンプリングされる検出温度を示し、z−1(T+c)は、その一回前にサンプリングされた検出温度を示し、ΣΔTは、初回から直近までにサンプリングされた検出温度から算出されたΔTの総和を示す。
温度制御部87は、図1に示すように、第2のスイッチ871と、第3の演算部872と、を備えている。
第2のスイッチ871の一方の入力端871aは、第1の演算部86に電気的に接続されている。そして、この第2のスイッチ871の出力端871cは、第3の演算部872に電気的に接続されている。なお、図1に示すように、第1の演算部86により算出されたDUT温度T’に対して、任意のオフセット値Tj_offsetを加算できる機能を温度制御部87が有してもよい。
第2のスイッチ871の入力端871aが第1の演算部86に電気的に接続されている場合、温度制御部87は、第1の温度制御と、第2の温度制御と、を切り替えながら温度調整装置70を制御する。
第1の温度制御は、ハンドラ50の第1の制御部88から出力されたスタート信号Sstが第3の演算部872に入力された場合に開始される。また、この第1の温度制御は、第2の温度制御が開始された場合には一旦中断されるが、DUT温度T’の演算は継続されており、第2の温度制御が終了すると第1の温度制御が再開される。
第1の制御部88から出力されるスタート信号Sstは、DUT90の試験を開始させる信号でもあり、第1の制御部88がスタート信号Sstを第4の送信部89を介してテスタ10に出力することでDUT90の試験が開始される。よって、DUT90の試験が開始された直後は第1の温度制御によって温度調整装置70が制御される。
この第1の温度制御では、第3の演算部872により、第1の演算部86により算出された上述のDUT温度T’と、目標温度であるセットポイントTSPとの差が最小となるように、温度調整装置70によってDUT90の温度が調整される(以下単に「Tj‘フィードバック制御」と称する。)。
具体的には、温度調整装置70は、第1の演算部86により算出されたDUT温度T’に基づいて流量調整部71のアクチュエータ712を制御して、プッシャ60に流入する冷媒及び温媒の流量を調整することでプッシャ60の温度を制御する。DUT90の温度は、プッシャ60からの伝熱によってDUT90が加熱又は冷却されることで調整される。第3の演算部872が実行する具体的な制御方式としては、例えば、PID(Proportional-Integral-Differential)制御などを例示することができる。
一方で、第2の温度制御は、第1の制御部88から送信された第1の信号Sが、第3の演算部872に入力された場合に開始される。すなわち、ハンドラ50は、DUT90のテスト中に、第1の制御部88により第1の温度制御と第2の温度制御とを切り替えながら、DUT90の温度を調整する。
この第2の温度制御は、第1の温度制御とは異なる方法による制御であり、第1の温度制御の実行中に、第1の信号Sが第3の演算部872に入力されると第1の温度制御を一旦中断して強制的に開始される温度制御である。本実施形態において、第2の温度制御は、現在のDUT90の温度T’に関わらず、DUT90の急速冷却又は急速加熱を強制的に開始するように温度調整装置70を制御する。
ここで、図3の破線は、短時間で急激に自己発熱するタイプのDUTに、第1の温度制御のみを用いて試験を実施した場合のDUTの温度プロファイルPtempである。試験中にDUTが急激に自己発熱した場合、現在のDUT温度T’に基づく第1の温度制御のみでは、DUTの温度調整が追い付かず、DUTの温度が急上昇してしまう。すなわち、第1の温度制御では、DUTの自己発熱に対応できず、セットポイントTSPに対してオーバーシュートしてしまう。
一方で、テスタ10は、ハンドラ50を介して、実際のテストを通じてDUT90の温度の挙動を示す温度プロファイルPtemp(例えば、図3の破線)を予め取得することができるため、同じ品種のDUT90に関しては、試験中にDUT90の温度が高くなる温度ピークTpeakを予測することができる。なお、テスタ10が、DUT90の温度プロファイルPtempを、DUT90の設計値に基づくシミュレーション等で予め取得してもよい。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、DUT90の冷却を強制的に開始するように、ハンドラ50の第1の制御部88が第3の演算部872に第1の信号Sを出力する。そして、第3の演算部872は、現在のDUT90の温度T’に関わらず、この第1の信号Sに基づいて、DUT温度T’に基づく制御が冷却を開始するよりも早いタイミングで、DUT90の冷却を強制的に開始するように温度調整装置70を制御する。このとき、温度調整装置70は、DUT90の急速冷却を強制的に開始してDUT90の急激な自己発熱に対応するために、最高出力でプッシャ60を冷却する(以下単に「強制冷却制御」と称する。)。
こうしたプレトリガ機能(pre-trigger function)によって、DUT90が短時間で急激に自己発熱するタイプであっても、図3において実線で示すように、DUT90の温度変化を抑制することができ(すなわち、DUT90の温度プロファイルがPtemp’に変わり)、DUT90の温度調整を適切に実行することができる。
本実施形態において、第2の温度制御は、DUT90の試験開始から第1の所定時間tが経過した時点で開始される。換言すれば、第1の信号Sは、DUT90の試験開始から第1の所定時間tが経過した時点で第3の演算部872に入力される。
この第1の所定時間tは、DUT90の試験開始から発熱ピークTpeakに達するまでの時間tpeakよりも小さい値であり(t<tpeak)、当該時間tpeakと、当該発熱ピークTpeakにおける発熱量と、に基づいて設定することができる。なお、発熱ピークTpeakとは、温度プロファイル中のDUT90の自己発熱によって急激に大きくなる傾きを有する凸形状(すなわち、DUT90の単位時間当たりの自己発熱量が、温度調整装置70の単位時間当たりの最大冷却能力を超えている凸形状)において、DUT90の温度が上昇から下降に転じている点のことを言う。この際の時間tpeakは、予め取得した温度プロファイル(図3の破線参照)から求めることができる。また、発熱ピークTpeakにおける発熱量は、Tpeakの値やDUT90の熱容量などから計算することで求めることができる。
時間tpeakと発熱ピークTpeakにおける発熱量とを考慮することで、最高出力でプッシャ60を冷却した場合の適切な冷却開始時間(第1の所定時間t)及び冷却継続時間を設定することが可能である。
さらに、第1の所定時間tの設定には、温度調整装置70の温度制御応答特性と、DUT90の温度制御応答特性も用いる。温度調整装置70の温度制御応答特性とは、温度調整装置70の伝熱に影響を与えるパラメータであり、具体的には、プッシャ60のサイズ及び材質、並びに、温媒及び冷媒の種類などである。また、DUT90の温度制御応答特性とは、DUT90の伝熱に影響を与えるパラメータであり、具体的には、DUT90の種類、サイズ、厚さなどである。
これらの温度制御応答特性により、温度調整装置70による温度制御がDUT90に伝達するまでの遅れ時間tlateが生じるため、この遅れ時間tlateの分だけ早く第2の温度制御を開始することが好ましい。なお、例えば、温度調整装置70によるDUT90の冷却又は加熱開始からDUT90の温度変化が始まるまでの時間を実際に測定することで、遅れ時間tlateを計測することもできる。
図3に示すように、本実施形態では、第1の所定時間tを、時間tpeakよりもΔt秒早い時間に設定しており(Δt=tpeak−t)、このΔtの値は、発熱ピークTpeakにおける発熱量と、遅れ時間tlateと、に基づいて算出されている。なお、例えば、温度制御応答特性が優れている場合(すなわち、温度調整装置70によるDUT90の冷却又は加熱開始からDUT90の実際の温度変化が始まるまでの時間が極めて短い場合)は、第1の所定時間tの設定に、温度調整装置70の温度制御応答特性やDUT90の温度制御特性を考慮しなくてもよい。
また、本実施形態における第2の温度制御では、第2の温度制御の開始(DUT90の強制的な冷却の開始)から第2の所定時間tが経過した後に、DUT90の強制的な冷却を停止してDUT90の強制的な加熱を開始するように温度調整装置70を制御する。つまり、図3に示すように、プッシャ60を強制的に冷却する強制冷却制御を停止し、プッシャ60を強制的に加熱する(プッシャ60の温度を上昇させる)強制加熱制御を開始する。
このような強制加熱制御により、以下に説明するように、DUT90の温度のアンダーシュートを抑制することができる。すなわち、図3の破線に示すように、第1の温度制御のみを用いた試験では、DUTの急激な温度上昇の後に、温度上昇に応じたDUTの冷却が開始される。このとき、DUTの温度上昇幅が大きいことに起因して温度調整装置70の冷却出力が必要以上に大きくなり、DUTの温度が急激に低下してしまう場合がある。すなわち、セットポイントTSPに対してアンダーシュートしてしまう場合がある。
また、図3の一点鎖線は、短時間で急激に自己発熱するタイプのDUTに、第1の温度制御と、第2の温度制御の強制冷却制御と、のみを用いて試験を実施した場合のDUTの温度プロファイルPtemp’’である。図3の一点鎖線に示すように、第1の温度制御と、第2の温度制御の強制冷却制御と、のみを用いた試験でも、強制冷却制御によりDUTの温度が下がりすぎる場合がある(図3の一点鎖線の温度Tvalley参照)。すなわち、セットポイントTSPに対してアンダーシュートしてしまう場合がある。
これに対して、本実施形態では、図3の実線に示すように、上述のような強制加熱制御により、DUT90の温度のアンダーシュートを抑制することが可能となっている。なお、アンダーシュートが極めて小さい場合には、上述の強制加熱制御は行わなくてよい。
第2の所定時間tは、上記の温度プロファイルPtemp’’と、温度調整装置70との温度制御応答特性と、DUT90との温度制御応答特性などに基づいて設定することができる。第2の所定時間tを、温度プロファイルPtemp’’における温度Tvalley(DUT90の温度が下降から上昇に転じている点)に達する時間よりも時間Δt’だけ前に設定し、プッシャ60を加熱してプッシャ60の温度を適切に上昇させることで、自己発熱終了後にDUT90の温度が下がりすぎることがない。このとき、温度制御応答特性に起因する遅れ時間tlateも考慮して第2の所定時間tを設定する。ここでいう温度調整装置70の温度制御応答特性及びDUT90の温度制御応答特性は、上記と同様である。なお、例えば、温度制御応答特性が優れている場合は、第2の所定時間tの設定に、温度調整装置70の温度制御応答特性やDUT90の温度制御特性を考慮しなくてもよい。
図1に戻り、第2のスイッチ871の入力端871bは、プッシャ60に設けられた温度センサ62に電気的に接続されている。この第2のスイッチ871は、第3の受信部84と接続されており、テスタ10からの第4の信号Sに従って、第3の演算部872への入力元を、第1の演算部86、又は、温度センサ62に選択的に切り替えるように構成されている。すなわち、テスタ10は、この第2のスイッチ871を切り替えることで、温度調整装置70の温度制御に用いる温度を、第1の演算部86により算出されたDUT温度T’、又は、温度センサ62により検出された検出結果Tに切り替えることが可能となっている。
通常の試験時には、第1の演算部86で算出されたDUT温度Tj’を用いてDUT90の温度制御を行うため、第2のスイッチ871は、第3の演算部872に第1の演算部86を接続している。
これに対し、温度検出回路92を診断する場合や、DUT90とソケット20との接触診断をする場合には、温度検出回路92から検出電圧信号を取得することができない。そのため、温度検出回路92の診断やDUT90とソケット20との接触診断を実行する場合に、テスタ10は、第3の送信部16及び第3の受信部84を介して、温度制御部87に対して第4の信号Sを出力する。第2のスイッチ871は、この第4の信号Sに基づいて、温度制御部87の入力元を温度センサ62に切り替える。
また、ジャンクション温度Tが異常値を示す場合にも、第1の演算部86がDUT温度T’を正確に算出することができない。そのため、テスタ10は、温度検出回路92から検出されたジャンクション温度Tが所定の閾値を超えている場合に、温度制御部87に第4の信号Sを出力し、第2のスイッチ871が温度制御部87の入力元を温度センサ62に切り替える。
或いは、DUT90が急激に自己発熱しないタイプである場合に、テスタ10が温度制御部87に第4の信号Sを出力し、第2のスイッチ871が温度制御部87の入力元を温度センサ62に切り替えてもよい。
なお、第2のスイッチ871によって温度制御部87の入力元が温度センサ62に切り替えられている場合には、第3の演算部872は、当該温度センサ62の検出結果TとセットポイントTSPとの差が最小となるように温度調整装置70を制御する。
以下に、本実施形態における電子部品試験装置1の動作について説明する。
ハンドラ50によってDUT90がソケット20に載置されると、プッシャ60によってDUT90がソケット20に押し付けられて、DUT90とソケット20が電気的に接続される。そして、テスタ10がDUT90の試験を実行する。
テスタ10は、DUT90のテストが実行されていない間(すなわち、テストの合間)は、ソケット20が第2の演算部12に接続されるように第1のスイッチ11を切り替える。これにより、温度検出回路92の検出電圧信号が第2の演算部12に入力される。
これに対し、DUT90のテストが実行されている間は、テスタ10は、ソケット20が第2の送信部15に接続されるように第1のスイッチ11を切り替える。これにより、温度検出回路92の検出電圧信号が第2の送信部15に入力される。
DUT90のテスト時間は、当該テストの合間の時間よりも長い。そのため、図2に示すように、第1のスイッチ11をオンしている時間ton(すなわち第3の信号Sがテスタ20から送信される時間)は、第1のスイッチ11をオフしている時間toff(すなわち第2の信号Sがテスタ20から送信される時間)よりも長くなっている。
図1に戻り、第2の演算部12は、ソケット20及び第1のスイッチ11を介して入力された検出電圧信号をデジタル信号にAD変換すると共に、当該検出電圧信号に対して所定の補正処理を行うことで第2の信号S(ジャンクション温度T)を生成する。この第2の信号Sは、第1の送信部14及び第1の受信部82を介して、ハンドラ50側の第1の演算部86に入力される。
一方、ソケット20及び第1のスイッチ11を介して第2の送信部15に入力された検出電圧信号は、アナログ信号のまま、第2の受信部83を介して変換部85に入力される。変換部85は、第3の信号SをAD変換して、その変換後のデジタル信号を第1の演算部86に入力する。
第1の演算部86は、変換部85から第3の信号Sが入力される度に、上記の(1)式に従って、現在のDUT温度T’を演算する。本実施形態では、上記の(1)式に従うことで、第3の信号S(検出温度T+c)を用いて第2の信号S(ジャンクション温度T)を逐次補正する。
ここで、上述のようにDUTのテスト時間はテストの合間の時間よりも長いため、DUTが、例えばGPU(Graphics Processing Unit)等の急激に自己発熱するタイプである場合、試験中にDUTの温度が大きく変化しているにも関わらずその温度を測定することができない場合がある。
これに対し、本実施形態における第1の温度制御では、図2に示すように、第3の信号S(検出温度T+c)の時系列から得られる累積的な誤差(ΣΔT)を、第2の信号S(ジャンクション温度T)に対して加えることで、第2の信号Sを基準としてDUT温度T’を演算する。これにより、図2中の実線で示すように、ほぼリアルタイムにDUT90の温度T’を高い精度で把握することができる。
なお、第1の演算部86は、第2の演算部12から第2の信号Sが入力される度(すなわち、第1の演算部12によってジャンクション温度Tが算出される度)に、上記の(1)式中のジャンクション温度Tを再設定すると共に累積誤差(ΣΔT)を初期化してから、上記(1)式を演算する。
また、第1の温度制御では、上記の(1)式に代えて、下記の(2)式に従って、第1の演算部86がDUT温度T’を算出してもよい。この変形例では、下記の(2)式に従うことで、第2の信号S(ジャンクション温度T)を用いて第3の信号S(検出温度T+c)を逐次補正する。なお、図4は、下記の(2)式に従ったDUT温度T’の算出方法を説明する図である。
Figure 2020122706
但し、上記の(2)式において、(T+c)は、直近にサンプリングされる検出温度を示し、Tは、第1のスイッチ11がオンする直前のジャンクション温度を示し、z−k(T+c)は、第1のスイッチ11がオンした直後にサンプリングされた検出温度を示す。
本例の場合、図4に示すように、第1のスイッチ11をオンする直前の第2の信号S(ジャンクション温度T)と、第1のスイッチ11をオンした直後の第3の信号S(z−k(T+c))との差分を算出し、その差分を直近の第3の信号S(検出温度T+c)に加えることで、第3の信号Sを基準としてDUT温度T’を演算する。これにより、図4中の実線で示すように、ほぼリアルタイムにDUT90の温度T’を高い精度で把握することができる。
また、上述のように、DUT90が、急激に自己発熱するタイプである場合、DUT90の急激な温度変化に第1の温度制御が追従できない場合がある。これに対して本実施例では、予め取得した温度プロファイルPtemp(図3参照)に基づき、自己発熱によるDUT90の温度上昇を予測してDUT90を強制冷却する第2の温度制御を行う。そして、第2の制御が終了した後は、中断していた第1の制御を再開する。
以上のように、本実施形態では、DUT温度T’に基づく第1の温度制御のみでは対応できないDUT90の温度変化に対して、第1の温度制御とは異なる第2の温度制御を行うことで、試験中に急激な温度変化が生じるタイプのDUT90であっても、温度を適切な範囲内に制御することが可能となる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、第1の温度制御のみを用いた試験において、DUT90の温度が短時間で急激に降下するような温度プロファイルが得られる場合、第2の制御においてDUT90を強制的に加熱するように温度調整装置70を制御してもよい。この場合、第2の制御において、DUT90を強制的に加熱するような温度調整装置70の制御を停止した後に、DUT90を強制的に加熱するような温度調整装置70の制御を開始してもよい。
1…電子部品試験装置
10…テスタ
11…第1のスイッチ
11a…入力端
11b,11c…出力端
12…第2の演算部
14〜16…第1〜第3の送信部
17…第2の制御部
18…第4の受信部
20…ソケット
21…接触子
30…ケーブル
50…ハンドラ
60…プッシャ
61…内部空間
62…温度センサ
70…温度調整装置
71…流量調整部
711…バルブ
712…アクチュエータ
72…冷媒供給部
73…温媒供給部
80…制御装置
82〜84…第1〜第3の受信部
85…変換部
86…第1の演算部
87…温度制御部
871…第2のスイッチ
871a,871b…入力端
871c…出力端
872…第3の演算部
88…第1の制御部
89…第4の送信部
90…DUT
91…主回路
92…温度検出回路
93…入出力端子

Claims (10)

  1. 温度検出回路を有するDUTをハンドリングして、前記DUTを試験するテスタに電気的に接続されたソケットに前記DUTを押し付ける電子部品ハンドリング装置であって、
    前記DUTの温度を調整する温度調整装置と、
    前記温度検出回路の検出結果に基づいて前記DUTの温度を演算する第1の演算部と、
    前記温度調整装置を制御する温度制御部と、
    前記温度制御部に第1の信号を出力する第1の制御部と、を備え、
    前記温度制御部が実行する温度制御は、
    前記第1の演算部によって演算された前記DUTの温度に基づく第1の温度制御と、
    前記第1の温度制御とは別の第2の温度制御と、を含み、
    前記温度制御部は、前記第1の温度制御を開始した後に、前記第1の制御部から第1の信号が入力された場合に、前記DUTの温度制御を前記第1の温度制御から前記第2の温度制御に切り替える電子部品ハンドリング装置。
  2. 請求項1に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第2の温度制御は、前記第1の信号に基づき、前記DUTの冷却又は加熱を強制的に開始するように前記温度調整装置を制御することを含む電子部品ハンドリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第1の信号は、前記第1の温度制御の開始から第1の所定時間後に前記温度制御部に入力され、
    前記第1の所定時間は、予め測定された温度プロファイルに基づいて設定されており、
    前記温度プロファイルは、前記第1の温度制御によって温度調整されながら前記テスタによって試験される前記DUTの温度の挙動を示すプロファイルである電子部品ハンドリング装置。
  4. 請求項3に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第1の所定時間は、
    前記温度プロファイルにおける発熱ピークの前記試験開始からの経過時間と、
    前記発熱ピークにおける発熱量と、に基づいて設定されている電子部品ハンドリング装置。
  5. 請求項3又は4に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第1の所定時間は、前記温度プロファイルに加えて、前記温度調整装置の温度制御応答特性と、前記DUTの温度制御応答特性と、に基づいて設定されている電子部品ハンドリング装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記温度制御部は、前記第2の温度制御が完了した場合に、前記DUTの温度制御を前記第2の温度制御から前記第1の温度制御に戻す電子部品ハンドリング装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第2の温度制御は、前記第1の信号に基づき、前記DUTの冷却又は加熱を強制的に開始し、前記第2の温度制御の開始から第2の所定時間経過した後に、前記DUTの冷却又は加熱を停止して、前記DUTの加熱又は冷却を開始するように前記温度調整装置を制御することを含む電子部品ハンドリング装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第1の制御部は、前記温度制御部にスタート信号を出力し、
    前記温度制御部は、前記第1の制御部から前記スタート信号が入力された場合に、前記第1の温度制御を開始する部品ハンドリング装置。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記テスタから出力される前記DUTのジャンクション温度を示す第2の信号を受信する第1の受信部と、
    前記テスタから出力される前記温度検出回路の検出値を示す第3の信号を受信する第2の受信部と、を備え、
    前記第1の演算部は、前記第2の信号及び前記第3の信号を用いて前記DUTの温度を演算する電子部品ハンドリング装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の電子部品ハンドリング装置と、
    ソケットが電気的に接続されていると共に前記DUTを試験するテスタと、を備えており、
    前記テスタは、
    前記温度検出回路の検出値から前記DUTのジャンクション温度を演算する第2の演算部と、
    前記第2の演算部の演算結果を第2の信号として送信する第1の送信部と、
    前記温度検出回路の検出値を第3の信号として送信する第2の送信部と、を含む電子部品試験装置。
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