JP2020121547A - 射出成形機の制御装置、及び射出成形機 - Google Patents

射出成形機の制御装置、及び射出成形機 Download PDF

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Abstract

【課題】射出成形機の制御装置において、設計条件の入力に要する手間を軽減する制御装置の提供。【解決手段】射出成形機の制御装置700において、過去に設定された前記射出成形機の設定条件を表示させる条件ボタン754を、前記設定条件が表示される表示画面に表示させる条件ボタン表示処理部を備える射出成形機の制御装置。射出成形機の制御装置によれば、オペレータは履歴画面を見なくても遡るボタン751などを押すだけで、現在設定される設定条件を、過去に設定した設定条件に切り換えることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、射出成形機の制御装置、及び射出成形機に関する。
射出成形で良品を成形するためには、設定条件を調整する必要がある。設定条件は、射出成形機による型閉じ、射出、保圧、計量、型開き、突出しなどの各工程に対して設定される動作条件などである。設定条件は、成形時に射出成形機を動作させるための条件であるため、成形条件とも呼ばれる。設定条件の調整作業では、例えば、良品が成形されるまで少しずつ設定条件を変更して最適な設定条件を見つけながら、試し打ちが繰り返されるため、過去に保存した設定条件を読み出して、そこからさらに設定条件を調整する場合もある。特許文献1には、過去に保存された設定条件を表示装置の画面に表示する技術が開示されている。この種の表示装置を用いて設定条件を調整する場合、過去に保存された設定条件の設定履歴を表示装置の画面に表示させて、その中に記述される設定条件をオペレータが記憶し、あるいはオペレータがメモを取るなどした後、設定条件を入力する画面に戻した上で設定条件の入力が行われる。
特許第5654064号公報
しかしながら特許文献1に開示される従来技術では、設定履歴が表示されるに記述される設定条件を、オペレータが記憶などした後、設定条件を入力する画面に戻して入力する必要があるため、記憶違いや打ち間違いが生じる可能性があり、さらに設計条件の入力に要する手間がかかるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、設計条件の入力に要する手間を軽減する。
実施形態の一態様の射出成形機の制御装置は、過去に設定された前記射出成形機の設定条件を表示させる条件ボタンを、前記設定条件が表示される表示画面に表示させる条件ボタン表示処理部を備える。
実施形態の一態様によれば、設計条件の入力に要する手間を軽減することができる。
図1は、一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 図2は、一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。 図3は、一実施形態にかかる射出成形機が備える操作装置、制御装置、及び表示装置のそれぞれの構成要素を示す図である。 図4は、一実施形態にかかる射出成形機が備える表示装置に表示される画面の第1例を示す図である。 図5は、V/P切換モード選択欄に表示されるプルダウンメニューの一例を示す図である。 図6は、履歴ボタンが押されたときに表示される履歴一覧画面の一例を示す図である。 図7は、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたとき、第1画面21aに表示される設定条件が切り換わる様子を説明するための図である。 図8は、設定条件の切り換え処理のフローチャートである。 図9は、一実施形態にかかる射出成形機が備える表示装置に表示される画面の第2例を示す図である。 図10は、管理項目選択画面70の一例を示す図である。 図11は、履歴ボタンが押されたときに表示される管理項目の設定履歴の一例を示す図である。 図12は、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたとき、第4画面21dに表示される管理項目が切り換わる様子を説明するための図である。 図13は、管理項目の切り換え処理のフローチャートである。 図14は、一実施形態にかかる射出成形機が備える表示装置に表示される画面の第3例を示す図である。 図15は、波形選択欄60、波形番号選択欄63、波形色選択欄64を利用して選択される情報の具体例を説明するための図である。 図16は、履歴ボタンが押されたときに表示される波形の設定履歴の一例を示す図である。 図17は、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたとき、波形表示画面80に表示される波形が切り換わる様子を説明するための図である。 図18は、波形の切り換え処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
(射出成形機)
図1は、一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。本明細書において、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向は互いに垂直な方向である。X軸方向およびY軸方向は水平方向を表し、Z軸方向は鉛直方向を表す。型締装置100が横型である場合、X軸方向は型開閉方向であり、Y軸方向は射出成形機10の幅方向である。Y軸方向負側を操作側と呼び、Y軸方向正側を反操作側と呼ぶ。
図1〜図2に示すように、射出成形機10は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、移動装置400と、制御装置700と、フレーム900とを有する。フレーム900は、型締装置フレーム910と、射出装置フレーム920とを含む。型締装置フレーム910および射出装置フレーム920は、それぞれ、レベリングアジャスタ930を介して床2に設置される。射出装置フレーム920の内部空間に、制御装置700が配置される。以下、射出成形機10の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸正方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸負方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置800の型閉、昇圧、型締、脱圧および型開を行う。金型装置800は、固定金型810と可動金型820とを含む。
型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、型締装置フレーム910に対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型810が取付けられる。
可動プラテン120は、型締装置フレーム910に対し型開閉方向に移動自在に配置される。型締装置フレーム910上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型820が取付けられる。固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、金型装置800の型閉、昇圧、型締、脱圧、および型開が行われる。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて配設され、型締装置フレーム910上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、型締装置フレーム910上に敷設されるガイドに沿って移動自在に配置されてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110が型締装置フレーム910に対し固定され、トグルサポート130が型締装置フレーム910に対し型開閉方向に移動自在に配置されるが、トグルサポート130が型締装置フレーム910に対し固定され、固定プラテン110が型締装置フレーム910に対し型開閉方向に移動自在に配置されてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。複数本のタイバー140は、型開閉方向に平行に配置され、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪ゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配置され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。一対のリンク群は、それぞれ、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152と第2リンク153とを有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152と第2リンク153とが屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152と第2リンク153とを屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、昇圧工程、型締工程、脱圧工程、および型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定移動速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型820を固定金型810にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や移動速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
尚、クロスヘッド151の位置を検出するクロスヘッド位置検出器、およびクロスヘッド151の移動速度を検出するクロスヘッド移動速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。また、可動プラテン120の位置を検出する可動プラテン位置検出器、および可動プラテン120の移動速度を検出する可動プラテン移動速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。
昇圧工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。
型締工程では、型締モータ160を駆動して、クロスヘッド151の位置を型締位置に維持する。型締工程では、昇圧工程で発生させた型締力が維持される。型締工程では、可動金型820と固定金型810との間にキャビティ空間801(図2参照)が形成され、射出装置300がキャビティ空間801に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。
キャビティ空間801の数は、1つでもよいし、複数でもよい。後者の場合、複数の成形品が同時に得られる。キャビティ空間801の一部にインサート材が配置され、キャビティ空間801の他の一部に成形材料が充填されてもよい。インサート材と成形材料とが一体化した成形品が得られる。
脱圧工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を型締位置から型開開始位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、型締力を減少させる。型開開始位置と、型閉完了位置とは、同じ位置であってよい。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定移動速度で型開開始位置から型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型820を固定金型810から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型820から成形品を突き出す。
型閉工程、昇圧工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および昇圧工程におけるクロスヘッド151の移動速度や位置(型閉開始位置、移動速度切換位置、型閉完了位置、および型締位置を含む)、型締力は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型閉開始位置、移動速度切換位置、型閉完了位置、および型締位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。型締位置と型締力とは、いずれか一方のみが設定されてもよい。
脱圧工程および型開工程における設定条件も同様に設定される。例えば、脱圧工程および型開工程におけるクロスヘッド151の移動速度や位置(型開開始位置、移動速度切換位置、および型開完了位置)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型開開始位置、移動速度切換位置、および型開完了位置は、前側から後方に向けて、この順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。型開開始位置と型閉完了位置とは同じ位置であってよい。また、型開完了位置と型閉開始位置とは同じ位置であってよい。
尚、クロスヘッド151の移動速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の移動速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置800の交換や金型装置800の温度変化などにより金型装置800の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型820が固定金型810にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う。尚、型厚調整のタイミングは、例えば成形サイクル終了から次の成形サイクル開始までの間に行われる。型厚調整機構180は、例えば、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に且つ進退不能に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転駆動力は、回転駆動力伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転駆動力伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転駆動力伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転駆動力伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させる。その結果、トグルサポート130のタイバー140に対する位置が調整され、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lが調整される。尚、複数の型厚調整機構が組合わせて用いられてもよい。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。尚、トグルサポート130の位置を検出するトグルサポート位置検出器、および間隔Lを検出する間隔検出器は、型厚調整モータエンコーダ184に限定されず、一般的なものを使用できる。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸正方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸負方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、可動プラテン120に取り付けられ、可動プラテン120と共に進退する。エジェクタ装置200は、金型装置800から成形品を突き出すエジェクタロッド210と、エジェクタロッド210をX軸方向に移動させる駆動機構220とを有する。
エジェクタロッド210は、可動プラテン120の貫通穴に進退自在に配置される。エジェクタロッド210の前端部は、可動金型820の内部に進退自在に配置される可動部材830と接触する。エジェクタロッド210の前端部は、可動部材830と連結されていても、連結されていなくてもよい。
駆動機構220は、例えば、エジェクタモータと、エジェクタモータの回転運動をエジェクタロッド210の直線運動に変換する運動変換機構とを有する。運動変換機構は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。突き出し工程では、エジェクタロッド210を設定移動速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材830を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータを駆動してエジェクタロッド210を設定移動速度で後退させ、可動部材830を元の待機位置まで後退させる。
エジェクタロッド210の位置や移動速度は、例えばエジェクタモータエンコーダを用いて検出する。エジェクタモータエンコーダは、エジェクタモータの回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、エジェクタロッド210の位置を検出するエジェクタロッド位置検出器、およびエジェクタロッド210の移動速度を検出するエジェクタロッド移動速度検出器は、エジェクタモータエンコーダに限定されず、一般的なものを使用できる。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸負方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸正方向)を後方として説明する。
射出装置300はスライドベース301に設置され、スライドベース301は射出装置フレーム920に対し進退自在に配置される。射出装置300は、金型装置800に対し進退自在に配置される。射出装置300は、金型装置800にタッチし、金型装置800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。成形材料は、例えば樹脂などを含む。成形材料は、例えばペレット状に形成され、固体の状態で供給口311に供給される。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(例えばX軸方向)に複数のゾーンに区分される。複数のゾーンのそれぞれに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。複数のゾーンのそれぞれに設定温度が設定され、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置800に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内に回転自在に且つ進退自在に配置される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置800内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される力を検出する。検出した力は、制御装置700で圧力に換算される。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、計量工程、充填工程および保圧工程などを行う。充填工程と保圧工程とをまとめて射出工程とも呼ぶ。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転速度で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転速度は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、スクリュ330の回転速度を検出するスクリュ回転速度検出器は、計量モータエンコーダ341に限定されず、一般的なものを使用できる。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
計量工程におけるスクリュ330の位置および回転速度は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、計量開始位置、回転速度切換位置および計量完了位置が設定される。これらの位置は、前側から後方に向けてこの順で並び、回転速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、回転速度が設定される。回転速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。回転速度切換位置は、設定されなくてもよい。また、区間毎に背圧が設定される。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定移動速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や移動速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切換(所謂、V/P切換)が行われる。V/P切換が行われる位置をV/P切換位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定移動速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
充填工程におけるスクリュ330の位置および移動速度は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、充填開始位置(「射出開始位置」とも呼ぶ。)、移動速度切換位置およびV/P切換位置が設定される。これらの位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。
スクリュ330の移動速度が設定される区間毎に、スクリュ330の圧力の上限値が設定される。スクリュ330の圧力は、圧力検出器360によって検出される。圧力検出器360の検出値が設定圧力以下である場合、スクリュ330は設定移動速度で前進される。一方、圧力検出器360の検出値が設定圧力を超える場合、金型保護を目的として、圧力検出器360の検出値が設定圧力以下となるように、スクリュ330は設定移動速度よりも遅い移動速度で前進される。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置がV/P切換位置に達した後、V/P切換位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切換が行われてもよい。V/P切換の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュ330の位置を検出するスクリュ位置検出器、およびスクリュ330の移動速度を検出するスクリュ移動速度検出器は、射出モータエンコーダ351に限定されず、一般的なものを使用できる。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す。金型装置800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。保圧工程における保持圧力および保持圧力を保持する保持時間は、それぞれ複数設定されてよく、一連の設定条件として、まとめて設定されてよい。
保圧工程では金型装置800内のキャビティ空間801の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間801の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間801からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間801内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮を目的として、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内には、スクリュが回転自在に且つ進退不能に配置され、またはスクリュが回転自在に且つ進退自在に配置される。一方、射出シリンダ内には、プランジャが進退自在に配置される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸負方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸正方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置800に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置800に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。モータ420を駆動すると、液圧ポンプ410が液圧シリンダ430に液圧を供給し、液圧シリンダ430が液圧によって射出装置300を進退させる。
尚、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、例えばコンピュータで構成され、図1〜図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」または「サイクル時間」とも呼ぶ。
一回の成形サイクルは、例えば、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程をこの順で有する。ここでの順番は、各工程の開始の順番である。充填工程、保圧工程、および冷却工程は、型締工程の間に行われる。型締工程の開始は充填工程の開始と一致してもよい。脱圧工程の終了は型開工程の開始と一致する。
尚、成形サイクル時間の短縮を目的として、同時に複数の工程を行ってもよい。例えば、計量工程は、前回の成形サイクルの冷却工程中に行われてもよく、型締工程の間に行われてよい。この場合、型閉工程が成形サイクルの最初に行われることとしてもよい。また、充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。ノズル320の流路を開閉する開閉弁が設けられる場合、型開工程は、計量工程中に開始されてもよい。計量工程中に型開工程が開始されても、開閉弁がノズル320の流路を閉じていれば、ノズル320から成形材料が漏れないからである。
尚、一回の成形サイクルは、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程以外の工程を有してもよい。
例えば、保圧工程の完了後、計量工程の開始前に、スクリュ330を予め設定された計量開始位置まで後退させる計量前サックバック工程が行われてもよい。計量工程の開始前にスクリュ330の前方に蓄積された成形材料の圧力を低減でき、計量工程の開始時のスクリュ330の急激な後退を防止できる。
また、計量工程の完了後、充填工程の開始前に、スクリュ330を予め設定された充填開始位置(「射出開始位置」とも呼ぶ。)まで後退させる計量後サックバック工程が行われてもよい。充填工程の開始前にスクリュ330の前方に蓄積された成形材料の圧力を低減でき、充填工程の開始前のノズル320からの成形材料の漏出を防止できる。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた表示画面を表示する。
表示画面は、射出成形機10の設定などに用いられる。表示画面は、複数用意され、切換えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される表示画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機10の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。操作装置750および表示装置760は、型締装置100(より詳細には固定プラテン110)のY軸方向負側に配置される。Y軸方向負側を操作側と呼び、Y軸方向正側を反操作側と呼ぶ。
図3は、一実施形態にかかる射出成形機が備える操作装置、制御装置、及び表示装置のそれぞれの構成要素を示す図である。
図3に示すように、操作装置750は、条件ボタン754と、履歴ボタン753と、操作ボタン755とを有する。条件ボタン754は、過去に設定された設定条件を表示させるボタンであり、遡るボタン751と、下るボタン752とを有する。
遡るボタン751は、過去に設定された設定条件を時系列的に遡る方向に表示させるためのボタンである。遡るボタン751は、過去に設定された設定条件を表示させるためのボタンであり、時系列的に過去に遡って設定された設定条件を表示させるためのボタンである。遡るボタン751は、現在の設定条件に対して時系列的に遡る設定条件を表示させるためのボタンである。遡るボタン751は、時系列的に過去に遡る方向に設定された設定条件を表示させるためのボタンである。遡るボタン751は、過去に設定された設定条件を時系列的に遡る方向に条件表示部21に表示させるためのボタンである。
下るボタン752は、過去に設定された設定条件を時系列的に下る方向に表示させるためのボタンである。下るボタン752は、過去に設定された設定条件を表示させるためのボタンであり、時系列的に過去に下って設定された設定条件を表示させるためのボタンである。下るボタン752は、現在の設定条件に対して時系列的に下る設定条件を表示させるためのボタンである。下るボタン752は、時系列的に下る方向に設定された設定条件を表示させるためのボタンである。ここで、下る方向とは、時系列的に遡る方向とは反対方向である。
履歴ボタン753は、過去に設定された設定条件を設定履歴として、時系列順に並べて一覧表示させるためのボタンである。履歴ボタン753が押されたときに表示される条件設定履歴の表示例については後述する。なお、遡るボタン751、下るボタン752及び履歴ボタン753は、タッチパネル式の表示ボタンに限定されず、機械式のボタンでもよい。
操作ボタン755は、例えば、型締装置100が金型装置800の型開動作を実行するための型開ボタン、型締装置100が金型装置800の型閉動作を実行するための型閉ボタンなどの機械式ボタンである。操作ボタン755の種類は、これに限定されるものではない。操作ボタン755はタッチパネル式のボタンでもよいし、機械式のボタンでもよい。
図3に示すように、表示装置760は、ボタン表示部22と、条件表示部21と、履歴表示部223aとを有する。ボタン表示部22には、遡るボタン751や下るボタン752などの条件ボタン754や履歴ボタン753が表示される。条件表示部21には、設定条件が表示される。履歴表示部223aには、過去に設定された条件の履歴が表示される。
図3に示すように、制御装置700は、CPU701と、メモリなどの記憶媒体702と、外部からの信号を入力する入力インターフェース703と、外部に信号を出力する出力インターフェース704とを備える。
制御装置700は、ボタン表示処理部721、条件表示処理部722、履歴表示処理部723、条件設定部724及び成形動作部725を有する。ボタン表示処理部721、条件表示処理部722、履歴表示処理部723、条件設定部724及び成形動作部725は、CPU701が記憶媒体702に記憶されたプログラムを実行することにより実現される機能である。なお、これらの機能の全部又は一部は、ワイヤードロジックによるハードウェア上で実行しても良い。
ボタン表示処理部721は、条件ボタン754や履歴ボタン753を、表示装置760のボタン表示部22に表示させるための処理を行う。ボタン表示処理部721は、条件ボタン表示処理部727と、履歴ボタン表示処理部728とを備える。
条件ボタン表示処理部727は、条件ボタン754を、表示装置760のボタン表示部22に表示させる。条件ボタン表示処理部727は、遡るボタン751、下るボタン752を、ボタン表示部22に表示させるため、例えば記憶媒体702に記憶される条件ボタン画像データを読み出して、表示装置760に入力する。当該条件ボタン画像データは、遡るボタン751、下るボタン752などのそれぞれの機能に対応する図柄を表すデータである。
履歴ボタン表示処理部728は、履歴ボタン753を、表示装置760のボタン表示部22に表示させる。履歴ボタン表示処理部728は、履歴ボタン753をボタン表示部22に表示させるため、例えば記憶媒体702に記憶される履歴ボタン画像データを読み出して、表示装置760に入力する。当該履歴ボタン画像データは、履歴ボタン753の機能に対応する図柄を表すデータである。
条件表示処理部722は、設定条件を、表示装置760の条件表示部21に表示させる。また、条件表示処理部722は、遡るボタン751や下るボタン752などの条件ボタン754の操作に基づいて、表示装置760の条件表示部21に、過去に設定された設定条件を表示させる。条件表示処理部722は、条件ボタン754が押されたことを検出する検出信号に基づき、条件記憶部729に記憶された設定条件の内容を表す設定条件データを読み出して、表示装置760に入力する。これにより、表示装置760の条件表示部21に、設定条件が表示される。設定条件は、例えば、射出成形機10による型閉じ、射出、保圧、計量、型開き、突出しなどの各工程に対して設定される動作条件である。条件表示部21への設定条件の表示例については後述する。
履歴表示処理部723は、過去に設定された設定条件を設定履歴として、表示装置760の履歴表示部223aに表示させる。履歴表示処理部723は、履歴ボタン753の操作に基づいて、表示装置760の履歴表示部223aに過去に設定された設定条件を表示させる。履歴表示処理部723は、履歴ボタン753が押されたことを検出する検出信号に基づき、履歴記憶部730に記憶された設定条件の履歴の内容を表す履歴データを読み出して、表示装置760に入力する。これにより、表示装置760の履歴表示部223aに、設定条件の履歴が表示される。履歴表示部223aへの設定条件の履歴の表示例については後述する。
条件設定部724は、条件表示部21に表示された条件を、設定条件として設定する。条件設定部724は、操作装置750に設けられる不図示の条件設定ボタンの操作に基づいて、条件表示部21に入力された条件を、設定条件として設定する。
成形動作部725は、条件設定部724によって設定された設定条件で射出成形機10を成形動作させる。成形動作部725は、操作ボタン755の操作に基づいて、条件設定部724で設定された設定条件で成形動作させる。
記憶媒体702は、設定条件データを記憶する条件記憶部729と、設定条件の履歴の内容を表す履歴データを記憶する履歴記憶部730とを備える。
表示装置760は、制御装置700の条件表示処理部722から入力した設定条件データに基づき、設定条件の画像を、表示装置760の条件表示部21に表示する。また、表示装置760は、制御装置700の履歴表示処理部723から入力した履歴データに基づき、設定条件の履歴の画像を、表示装置760の履歴表示部223aに表示する。
本実施形態の制御装置700では、過去に設定された設定条件を表示させる条件ボタン754を、設定条件が表示される表示画面20に表示する条件ボタン表示処理部727を有する点に特徴がある。
また、本実施形態の制御装置700では、過去に設定された設定条件の履歴を表示させる履歴ボタン753を、設定条件が表示される表示画面20に表示する履歴ボタン表示処理部728を有する点に特徴がある。
次に、表示画面20の表示例を、図4を用いて説明する。図4は、一実施形態にかかる射出成形機が備える表示装置に表示される画面の第1例を示す図である。表示装置760の表示画面20には、条件表示部21とボタン表示部22とが表示される。
(表示画面20の条件表示部21)
表示画面20の条件表示部21には、射出成形機10の設定条件を入力するための第1画面21a、第2画面21b、及び第3画面21cが表示される。なお図4〜図8で述べる設定条件は、成形時に射出成形機10を動作させるための成形条件に相当する。
(条件表示部21の第1画面21a)
条件表示部21の第1画面21aには、充填工程時の設定条件を入力するための複数の入力欄が設けられる。充填工程は、図1に示される金型装置800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する工程である。充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、V/P切換が行われる。V/P切換は、充填工程から保圧工程への切換を意味する。
第1画面21aの入力欄30には、スクリュ330の移動速度を変化させる位置を示す数値が入力される。移動速度を変化させる位置は、動作を開始したスクリュ330がV/P切換位置に達する手間の所望の位置である。例えば入力欄30をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。尚、スクリュ330の移動速度を変更する必要がない場合、入力欄30には、移動速度を変更しないことを示す「切」という文字が入力される。「切」という文字を入力する場合には、例えば入力欄30をタッチ操作することによってポップアップ表示される文字「切」を選択すればよい。
第1画面21aの入力欄31には、V/P切換位置を示す数値が入力される。例えば入力欄31をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。V/P切換位置にスクリュ330が達すると、速度制御の充填工程から圧力制御の保圧工程に切り換えられる。
第1画面21aの入力欄32には、動作を開始したスクリュ330が入力欄30の位置に達するまでの速度を示す数値が入力される。例えば入力欄32をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。
第1画面21aの入力欄33には、入力欄30の位置から入力欄31の位置(V/P切換位置)までのスクリュ330の速度を示す数値が入力される。例えば入力欄32をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。
尚、第1画面21aの入力欄30に「切」が入力されている場合、入力欄32の速度は無効になるため、この場合には、動作を開始したスクリュ330は、V/P切換位置に達するまで、入力欄33の速度で動作する。また、第1画面21aの入力欄30に位置が入力されている場合、入力欄32の速度が有効になるため、この場合には、スクリュ330は、動作を開始してから入力欄30の位置に達するまで、入力欄32の速度で動作し、入力欄30の位置から入力欄31の位置(V/P切換位置)までは、入力欄33の速度で動作する。
第1画面21aの入力欄34には、圧力検出器360で検出された圧力の上限値が入力される。圧力検出器360で検出された圧力が入力欄34の圧力を超えた場合、制御装置700は、入力欄32、33などの速度に関わらず、圧力検出器360で検出された圧力が入力欄34の圧力を超えないように、スクリュ330の速度を制御する。
(条件表示部21の第2画面21b)
条件表示部21の第2画面21bは、保圧工程時の設定条件を入力する画面である。第2画面21bには、複数の入力欄40〜43が設けられている。保圧工程は、図1に示される射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(保持圧力)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す工程である。保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の保持圧力を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す。金型装置800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。
第2画面21bの入力欄40には時間を示す数値が入力される。具体的には、入力欄40には、V/P切換後に、入力欄42に入力された圧力を維持する時間が入力される。例えば入力欄40をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。
第2画面21bの入力欄41には時間を示す数値が入力される。具体的には、入力欄41には、入力欄40に入力された時間が経過した後に、入力欄43に入力された圧力を維持する時間が入力される。例えば入力欄41をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。
尚、圧力を変化させる必要がない場合、すなわち入力欄40の時間だけ入力欄42の圧力を維持する場合には、入力欄41には、圧力を変化させないことを示す「切」という文字が入力される。「切」という文字を入力する場合には、例えば入力欄41をタッチ操作することによってポップアップ表示される文字「切」を選択すればよい。
(条件表示部21の第3画面21c)
条件表示部21の第3画面21cには、V/P切換モード選択欄50と、入力欄51とが設けられる。
第3画面21cのV/P切換モード選択欄50は、V/P切換を行うモードを選択するための画面である。V/P切換モード選択欄50をタッチ操作することによって、図5に示すプルダウンメニュー52が表示される。図5は、V/P切換モード選択欄に表示されるプルダウンメニューの一例を示す図である。図5に示すように、プルダウンメニュー52には、位置切換モードを選択するための位置切換ボタン52aと、圧力切換モードを選択するための圧力切換ボタン52bと、外部入力切換モードを選択するための外部入力ボタン52cとが含まれる。
位置切換モードは、速度制御による充填工程から圧力制御による保圧工程への切り換えを、検出されるスクリュ330の位置に基づき行うためのモードである。
圧力切換モードは、速度制御による充填工程から圧力制御による保圧工程への切り換えを、スクリュ330の位置ではなく、検出される圧力に基づき行うためのモードである。
外部入力切換モードは、射出成形機10の外部に設けられる装置からの信号に基づきV/P切換を行うためのモードである。
図4に戻り、第3画面21cの入力欄51には、V/P切換を行う圧力を示す数値が入力される。例えば入力欄51をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。検出された圧力が入力欄51の圧力を超えた場合、第1画面21aに入力される数値に関わらず、充填工程から保圧工程への切り換えが行われる。
(表示画面20のボタン表示部22)
表示画面20のボタン表示部22には、遡るボタン751と、下るボタン752と、履歴ボタン753とが表示される。
遡るボタン751は、過去に設定された設定条件を時系列的に遡る方向に条件表示部21に表示させるためのボタンである。
下るボタン752は、過去に設定された設定条件を時系列的に下る方向に条件表示部21に表示させるためのボタンである。
履歴ボタン753は、過去に設定された設定条件を設定履歴として、時系列順に並べて一覧表示させるためのボタンである。履歴ボタン753が押されたときに表示される条件設定履歴の表示を、図6を用いて説明する。
図6は、履歴ボタンが押されたときに表示される履歴表示部の一例を示す図である。履歴ボタン753が押されると、履歴ボタン753が例えば白抜き表示から黒抜き表示に切り替わり、さらに、履歴ボタン753の下側に履歴表示部223aが表示される。
履歴表示部223aには、過去に設定された設定条件が時系列順に一覧表示される。履歴表示部223aには、「No」、「内容」、「変更日時」、「変更前」、「変更後」などの項目が含まれる。
履歴表示部223aの「No」の項目には、設定条件が設定された順を示すシリアル番号が表示される。図6では、履歴表示部223aの上から下に向かって昇順の番号が付与されている。履歴表示部223aの上から下に向かう方向は、時系列的に遡る方向に等しい。履歴表示部223aでは、「No」の項目に示される番号が「18」、「19」、「20」、「21」の順で、時系列的に古い設定条件が表示される。
履歴表示部223aの「内容」の項目には、設定された設定条件の内容が示される。例えば、図4に示される第2画面21bの入力欄41の情報が設定された場合、「内容」の項目には「保圧時間2nd」と表示される。また、図4に示される第1画面21aの入力欄31の情報が設定された場合、「内容」の項目には「充填位置V/P切換」と表示される。
履歴表示部223aの「変更日時」の項目には、設定条件の変更を実施した日時が示される。
履歴表示部223aの「変更前」の項目には、「変更日時」の項目に示される日時で設定される前の設定条件の値が示される。
履歴表示部223aの「変更後」の項目には、「変更日時」の項目に示される日時で設定された後の設定条件の値が示される。
(設定条件の切り換え動作)
次に、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたときに、第1画面21aに表示される設定条件が切り換えられる動作を、図7を用いて説明する。なお、以下では、第1画面21aの表示例のみ説明するが、第2画面21bは、第1画面21aと同様に、遡るボタン751又は下るボタン752が押されることによって、その表示内容が切り換えられるものとする。
図7は、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたとき、第1画面21aに表示される設定条件が切り換わる様子を説明するための図である。図7(A)には、図7に示されるNo19に対応する変更日時に設定された設定条件が示される。図7(C)及び図7(G)のそれぞれには、図7に示されるNo20に対応する変更日時に設定された設定条件が示される。図7(E)には、図7に示されるNo21に対応する変更日時に設定された設定条件が示される。図7(B)及び図7(D)のそれぞれには、遡るボタン751が押された状態が示される。図7(F)には、下るボタン752が押された状態が示される。
例えば、図7(A)に示す第1画面21aの入力欄30には、30.00mmが設定され、入力欄31には6.00mmが設定され、入力欄32には60.0mm/sが設定され、入力欄33には25.00mm/sが設定され、入力欄34には100MPaが設定される。
図7(A)に示す第1画面21aの表示がされているときに、図7(B)に示すように遡るボタン751が押されると、第1画面21aの表示内容は、時系列的に古い設定条件に切り換えられる。そのため、第1画面21aの表示は、図7(C)に示す設定条件に切り換えられる。その結果、第1画面21aの入力欄31の値は、図7(C)に示すように5.00mmに変更されている。
図7(C)に示す第1画面21aの表示がされているときに、図7(D)に示すように遡るボタン751が押されると、第1画面21aの表示内容は、時系列的に古い設定条件に切り換えられる。そのため、第1画面21aの表示は、図7(E)に示す設定条件に切り換えられる。その結果、第1画面21aの入力欄31の値は、図7(E)に示すように7.00mmに変更される。
図7(E)に示す第1画面21aの表示がされているときに、図7(F)に示すように下るボタン752が押されると、第1画面21aの表示内容は、時系列的に新しい設定条件に切り換えられる。そのため、第1画面21aの表示は、図7(G)に示す設定条件に切り換えられる。その結果、第1画面21aの入力欄31の値は、図7(G)に示すように5.00mmに変更される。
なお、条件ボタン表示処理部727は、ボタン表示部22に表示される条件ボタン(遡るボタン751、下るボタン752)が押される度に、図7に示すように、第1画面21a上の設定条件が切り替わる表示制御を行ってもよいし、例えば、遡るボタン751が一度押される前の設定条件と、遡るボタン751が一度押された後の設定条件とを、第1画面21a上に同時表示させる表示制御を行ってもよい。
図8は、設定条件の切り換え処理のフローチャートである。制御装置700は、ステップS1において遡るボタン751が押されたか否かを判定する。遡るボタン751が押された場合(ステップS1,Yes)、制御装置700は、現在表示される設定条件よりも時系列的に古い設定条件に切り換える(ステップS2)。例えば、図7(C)に示される設定条件が表示されているときに、遡るボタン751が押された場合、図7(E)に示される設定条件に切り換えられる。
ステップS1において、遡るボタン751以外のボタンが押された場合(ステップS1,No)、制御装置700は、下るボタン752又は履歴ボタン753が押されたと判定し、ステップS3の処理を実行する。
下るボタン752が押された場合(ステップS3,Yes)、制御装置700は、現在表示される設定条件よりも時系列的に新しい設定条件に切り換える(ステップS4)。例えば、図7(E)に示される設定条件が表示されているときに、下るボタン752が押された場合、図7(G)に示される設定条件に切り換えられる。
下るボタン752以外のボタンが押された場合(ステップS3,No)、制御装置700は、履歴ボタン753が押されたと判定し、履歴表示部223aを表示させる(ステップS5)。
以上に説明したように、本実施形態に係る制御装置700によれば、第1画面21a、第2画面21b、第3画面21cなどを利用することによって、射出成形機10の動作を制御するための成形条件(設定条件)を変更した後に、過去に設定した成形条件と同じものを再度利用する際、オペレータは第1画面21a、第2画面21b、第3画面21cなどを操作しなくても、遡るボタン751などを押すだけで、現在設定される成形条件を、過去に設定した成形条件に切り換えることができる。従って、本実施形態に係る制御装置700によれば、波形選択欄60、第1画面21a、第2画面21b、第3画面21cなどを利用して、成形条件を再度設定する手間を省くことができ、成形条件を設定する作業時間を短縮できると共に、誤入力を抑制できる。
特に、射出成形で良品を成形するためには、良品が成形されるまで成形条件を徐々に変更する必要がある。このような成形条件の変更作業では、例えば、過去に設定した成形条件に戻して、そこからさらに成形条件を微調整する場合もあるため、成形条件の調整作業には長時間を要する。従来では、過去に設定した成形条件に戻すためにオペレータが設定履歴を確認して、その中に記述される成形条件を記憶するなどして、その成形条件を、条件表示部21に落とし込む作業が必要であった。これに対して、本実施形態に係る制御装置700によれば、遡るボタン751などを押すだけで、過去に設定した成形条件を即座に呼び出して表示させることができるため、オペレータが設定履歴を確認するという手間がなくなるだけでなく、成形条件を微調整する時間が大幅に短縮されるため、成形品の生産コストを低減し得る。
図9は、一実施形態にかかる射出成形機が備える表示装置に表示される画面の第2例を示す図である。図9の表示画面20の条件表示部21には、第1画面21a〜第3画面21cに代えて、第4画面21dが表示される。
図9の第4画面21dは、成形の品質を管理するための設定条件である管理項目を表示する画面である。第4画面21dの管理項目には、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータが表示される。当該データは、射出成形機10が備える各種センサによって特定の間隔で検出されたデータであり、第4画面21dの管理項目には、このデータが時系列順に数値で表示される。
第4画面21dには、ショット数を表す項目と、ショットが行われた時刻を示す項目と、複数の管理項目が表示される。「ショット」とは、成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作である。「管理項目」は、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータを表示するため項目である。図9に示される第4画面21dの管理項目には、一例として、サイクル時間、充填時間、及び計量時間が表示される。
サイクル時間は、1回のショットに要する時間であり、例えばn(nは1以上の自然数)回目の型閉工程からn+1回目の型閉工程までの時間である。
充填時間は、充填工程の時間である。充填時間は、射出モータ350が駆動することによってスクリュ330が設定移動速度で前進を開始した時点から、スクリュ330がV/P切換位置に達する時点までの時間に等しい。
計量時間は、計量工程の時間である。計量時間は、計量モータ340が駆動することによってスクリュ330が設定回転速度で回転して、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送られはじめた時点から、成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれてスクリュ330が後退して、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積された時点までの時間に等しい。
第4画面21dの上から下に向かう方向は、時系列的に遡る方向に等しい。第4画面21dでは、ショット数を表す番号が「20」、「19」、「18」の順で、時系列的に古いデータが表示される。
図9に示されるように、第4画面21dにサイクル時間、充填時間、及び計量時間などの管理項目を表示させるためには、予め所望の管理項目を選択しておく必要がある。図10を用いて、オペレータによって選択される管理項目の一例について説明する。
図10は、管理項目選択画面70の一例を示す図である。管理項目選択画面70は、表示画面20に表示される。管理項目選択画面70には、選択対象となる管理項目群の一例として、6つの管理項目71〜76が表示される。6つの管理項目71〜76のそれぞれは、タッチ操作が可能なボタンである。なお、管理項目群の数と種類はこれらに限定されない。
管理項目71は、サイクル時間を、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータとして、第4画面21dに表示させるためのボタンである。
管理項目72は、充填時間を、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータとして、第4画面21dに表示させるためのボタンである。
管理項目73は、計量時間を、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータとして、第4画面21dに表示させるためのボタンである。計量時間は計量工程の時間である。
管理項目74は、充填ピーク圧を、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータとして、第4画面21dに表示させるためのボタンである。充填ピーク圧は充填工程における最大圧力である。
管理項目75は、最小クッション位置を、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータとして、第4画面21dに表示させるためのボタンである。最小クッション位置は、射出工程においてスクリュ330が最も前進した位置である。
管理項目76は、保圧完了位置を、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータとして、第4画面21dに表示させるためのボタンである。保圧完了位置は、保圧工程において、例えば図4の入力欄40又は入力欄41に示される時間が経過したときのスクリュ330の位置である。
管理項目選択画面70に表示される6つの管理項目71〜76の中から、例えば管理項目71、管理項目72及び管理項目73が押されると、管理項目71、管理項目72及び管理項目73が例えば白抜き表示から黒抜き表示に切り替わる。
その後、表示画面20に表示される不図示の保存ボタンが押されると、制御装置700は、選択された管理項目71、管理項目72及び管理項目73を、第4画面21dに表示させる管理項目群として記憶する。このとき、制御装置700は、保存ボタンが押された時刻を管理項目群に対応付けて記憶する。
このように、管理項目選択画面70を利用することによって、第4画面21dに表示させる管理項目群をオペレータが任意に変更することができる。
異なる時刻に設定された管理項目群を時系列順に一覧表示させるには、履歴ボタン753を押せばよい。履歴ボタン753が押されたときに表示される管理項目群の一覧表示の例を、図11を用いて説明する。
図11は、履歴ボタンが押されたときに表示される管理項目の設定履歴の一例を示す図である。履歴ボタン753が押されると、履歴ボタン753が例えば白抜き表示から黒抜き表示に切り替わり、さらに、履歴ボタン753の下側に履歴表示部223bが表示される。
履歴表示部223bの「No」の項目には、管理項目が設定された順を示すシリアル番号が表示される。図11では、履歴表示部223bの上から下に向かって昇順の番号が付与されている。履歴表示部223bの上から下に向かう方向は、時系列的に遡る方向に等しい。履歴表示部223bでは、「No」の項目に示される番号が「18」、「19」、「20」、「21」の順で、時系列的に古い設定条件(管理項目)が表示される。
履歴表示部223bの「内容」の項目には、設定された管理項目の内容が示される。管理項目の内容の表記は、管理項目の種類、管理項目の数などが設定されたことが分かればよく、例えば、選択された管理項目の頭文字を並べて表示してもよい。
履歴表示部223bの「変更日時」の項目には、管理項目の変更を実施した日時が示される。
(管理項目の切り換え動作)
次に、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたときに、第4画面21dに表示される管理項目が切り換えられる動作を、図12を用いて説明する。
図12は、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたとき、第4画面21dに表示される管理項目が切り換わる様子を説明するための図である。図12(A)の第4画面21dには、管理項目として、サイクル時間及び充填時間が表示される。図12(C)及び図12(G)のそれぞれには、管理項目として、サイクル時間、充填時間及び計量時間が表示される。図12(E)には、管理項目として、サイクル時間及び計量時間が表示される。図12(B)及び図12(D)のそれぞれには、遡るボタン751が押された状態が示される。図12(F)には、下るボタン752が押された状態が示される。
図12(A)に示す第4画面21dの表示がされているときに、図12(B)に示すように遡るボタン751が押されると、第4画面21dの表示内容は、時系列的に古い管理項目に切り換えられる。そのため、第4画面21dの表示は、図12(C)に示す管理項目に切り換えられる。
図12(C)に示す第4画面21dの表示がされているときに、図12(D)に示すように遡るボタン751が押されると、第4画面21dの表示内容は、時系列的に古い管理項目に切り換えられる。そのため、第4画面21dの表示は、図12(E)に示す管理項目に切り換えられる。
図12(E)に示す第4画面21dの表示がされているときに、図12(F)に示すように下るボタン752が押されると、第4画面21dの表示内容は、時系列的に新しい管理項目に切り換えられる。そのため、第4画面21dの表示は、図12(G)に示す管理項目に切り換えられる。
なお、条件ボタン表示処理部727は、ボタン表示部22に表示される条件ボタン(遡るボタン751、下るボタン752)が押される度に、図12に示すように、第4画面21d上の設定条件(管理項目)が切り替わる表示制御を行ってもよいし、例えば、遡るボタン751が一度押される前の設定条件(管理項目)と、遡るボタン751が一度押された後の設定条件(管理項目)とを、第4画面21d上に同時表示させる表示制御を行ってもよい。
図13は、管理項目の切り換え処理のフローチャートである。制御装置700は、ステップS11において遡るボタン751が押されたか否かを判定する。遡るボタン751が押された場合(ステップS11,Yes)、制御装置700は、現在表示される管理項目よりも時系列的に古い管理項目に切り換える(ステップS12)。例えば、図12(C)に示される管理項目が表示されているときに、遡るボタン751が押された場合、図12(E)に示される管理項目に切り換えられる。
ステップS11において、遡るボタン751以外のボタンが押された場合(ステップS11,No)、制御装置700は、下るボタン752又は履歴ボタン753が押されたと判定し、ステップS13の処理を実行する。
下るボタン752が押された場合(ステップS13,Yes)、制御装置700は、現在表示される管理項目よりも時系列的に新しい管理項目に切り換える(ステップS14)。
例えば、図12(E)に示される管理項目が表示されているときに、下るボタン752が押された場合、図12(G)に示される管理項目に切り換えられる。
下るボタン752以外のボタンが押された場合(ステップS13,No)、制御装置700は、履歴ボタン753が押されたと判定し、履歴表示部223bを表示させる(ステップS15)。
以上に説明したように、本実施形態に係る制御装置700によれば、管理項目選択画面70を利用して管理項目の種類や数を変更した後に、過去に設定した管理項目と同じものを再度利用する際、オペレータは、管理項目選択画面70を利用して管理項目の種類や数を変更しなくても、遡るボタン751などを押すだけで、過去に設定した管理項目と同じもの表示させることが可能である。従って、本実施形態に係る制御装置700によれば、管理項目選択画面70を利用して管理項目の種類や数を再度変更する手間を省くことができ、管理項目の種類や数の変更に伴う作業時間を短縮できると共に、誤入力を抑制できる。
図14は、一実施形態にかかる射出成形機が備える表示装置に表示される画面の第3例を示す図である。図14の表示画面20の条件表示部21には、第1画面21a〜第4画面21dに代えて、波形表示画面80、波形選択欄60、縦軸上限値入力欄61、縦軸下限値入力欄62、波形番号選択欄63及び波形色選択欄64が表示される。
図14の波形表示画面80は、成形の品質を管理するための設定条件である管理項目(波形)を表示する画面である。波形は、射出成形機10の成形動作の管理に用いるデータである。当該データは、射出成形機10が備える各種センサによって離散的又は連続的に検出されたデータであり、波形表示画面80には、当該データを時系列的に連続した波形で表示される。
波形表示画面80には、波形選択欄60に選択された波形が表示される。波形表示画面80には、例えば、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141の検出結果を時系列的に連続した波形で表す「型締力検出」と、保圧工程時における圧力検出器360の検出結果を時系列的に連続した波形で表す「保圧検出」と、スクリュ位置を検出する射出モータエンコーダ351の検出結果を時系列的に連続した波形で表す「スクリュ位置検出」とが示される。
波形選択欄60は、射出成形機10が備える各種センサで検出された検出結果を時系列的に連続した波形で表示させる場合に、複数の波形の中から任意の波形を選択するための画面である。
縦軸上限値入力欄61は、波形表示画面80の縦軸の上限値を設定するための画面である。例えば縦軸上限値入力欄61をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。
縦軸下限値入力欄62は、波形表示画面80の縦軸の下限値を設定するための画面である。例えば縦軸下限値入力欄62をタッチ操作することによって、テンキーが表示されるため、そのテンキーを用いて任意の値を入力することができる。
波形番号選択欄63は、波形選択欄60で選択された波形の種類を特定するために、選択された波形に付与する番号(ch1、ch2、ch3など)を選択するための画面である。
波形色選択欄64は、波形選択欄60で選択された波形の種類を特定するために、選択された波形に付与する色(青、黄、赤など)を選択するための画面である。
図15は、波形選択欄60、波形番号選択欄63、波形色選択欄64を利用して選択される情報の具体例を説明するための図である。図15(A)に示される波形選択欄60をタッチ操作することによって、図15(B)に示すプルダウンメニュー60aが表示される。
プルダウンメニュー60aには、例えば、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141の検出結果を時系列的に連続した波形で表すための項目「型締力検出」と、スクリュ位置を検出する射出モータエンコーダ351の検出結果を時系列的に連続した波形で表すための項目「スクリュ位置検出」と、保圧工程時における圧力検出器360の検出結果を時系列的に連続した波形で表すための項目「保圧検出」とが含まれる。これらの項目の中から選択された項目が波形選択欄60に表示される。
図15(A)に示される波形色選択欄64をタッチ操作することによって、図15(C)に示すプルダウンメニュー64aが表示される。
プルダウンメニュー64aは、波形選択欄60で選択された波形に付与する色を表す項目(「青」、「黄」、「赤」など)が含まれる。これらの項目の中から選択された項目の色が、波形選択欄60で選択された波形に付与される。
図15(A)に示される波形番号選択欄63をタッチ操作することによって、図15(D)に示すプルダウンメニュー63aが表示される。プルダウンメニュー63aは、波形選択欄60で選択された波形に付与する番号を表す項目(「ch1」、「ch2」、「ch3」など)が含まれる。これらの項目の中から選択された項目の番号が、波形選択欄60で選択された波形に付与される。
このようにして波形の種類、波形の色、波形の番号などが設定された後、表示画面20に表示される不図示の保存ボタンが押されると、制御装置700は、設定された波形の種類、波形の色、波形の番号を波形表示画面80に表示させる波形群として記憶する。このとき、制御装置700は、保存ボタンが押された時刻を波形群に対応付けて記憶する。
このように、波形選択欄60、縦軸上限値入力欄61、縦軸下限値入力欄62、波形番号選択欄63及び波形色選択欄64などを利用することによって、波形表示画面80に表示させる波形群をオペレータが任意に変更することができる。
異なる時刻に設定された波形群を時系列順に一覧表示させるには、履歴ボタン753を押せばよい。履歴ボタン753が押されたときに表示される波形群の一覧表示の例を、図16を用いて説明する。
図16は、履歴ボタンが押されたときに表示される波形の設定履歴の一例を示す図である。履歴ボタン753が押されると、履歴ボタン753が例えば白抜き表示から黒抜き表示に切り替わり、さらに、履歴ボタン753の下側に履歴表示部223cが表示される。
履歴表示部223cの「No」の項目には、管理項目が設定された順を示すシリアル番号が表示される。図16では、履歴表示部223cの上から下に向かって昇順の番号が付与されている。履歴表示部223cの上から下に向かう方向は、時系列的に遡る方向に等しい。履歴表示部223cでは、「No」の項目に示される番号が「18」、「19」、「20」、「21」の順で、時系列的に古い設定条件(波形)が表示される。
履歴表示部223cの「内容」の項目には、設定された波形の内容が示される。管理項目の内容の表記は、波形の種類、波形の数などが設定されたことが分かればよく、例えば、選択された波形の頭文字を並べて表示してもよい。
履歴表示部223cの「変更日時」の項目には、管理項目の変更を実施した日時が示される。
(管理項目の切り換え動作)
次に、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたときに、波形表示画面80に表示される波形が切り換えられる動作を、図17を用いて説明する。
図17は、遡るボタン751又は下るボタン752が押されたとき、波形表示画面80に表示される波形が切り換わる様子を説明するための図である。図17(A)の波形表示画面80には、「保圧検出」の波形と、「スクリュ位置検出」の波形とが表示される。図17(C)及び図17(G)のそれぞれには、「保圧検出」の波形と、「型締力検出」の波形とが表示される。図17(E)には、「型締力検出」の波形と、「スクリュ位置検出」の波形とが表示される。図17(B)及び図17(D)のそれぞれには、遡るボタン751が押された状態が示される。図17(F)には、下るボタン752が押された状態が示される。
図17(A)に示す波形表示画面80の表示がされているときに、図17(B)に示すように遡るボタン751が押されると、波形表示画面80の表示内容は、時系列的に古い波形に切り換えられる。そのため、波形表示画面80の表示は、図17(C)に示す波形に切り換えられる。
図17(C)に示す波形表示画面80の表示がされているときに、図17(D)に示すように遡るボタン751が押されると、波形表示画面80の表示内容は、時系列的に古い波形に切り換えられる。そのため、波形表示画面80の表示は、図17(E)に示す波形に切り換えられる。
図17(E)に示す波形表示画面80の表示がされているときに、図17(F)に示すように下るボタン752が押されると、波形表示画面80の表示内容は、時系列的に新しい波形に切り換えられる。そのため、波形表示画面80の表示は、図17(G)に示す波形に切り換えられる。
図18は、波形の切り換え処理のフローチャートである。制御装置700は、ステップS21において遡るボタン751が押されたか否かを判定する。遡るボタン751が押された場合(ステップS21,Yes)、制御装置700は、現在表示される波形よりも時系列的に古い波形に切り換える(ステップS22)。例えば、図17(C)に示される波形が表示されているときに、遡るボタン751が押された場合、図17(E)に示される波形に切り換えられる。
ステップS21において、遡るボタン751以外のボタンが押された場合(ステップS21,No)、制御装置700は、下るボタン752又は履歴ボタン753が押されたと判定し、ステップS23の処理を実行する。
下るボタン752が押された場合(ステップS23,Yes)、制御装置700は、現在表示される波形よりも時系列的に新しい波形に切り換える(ステップS24)。例えば、図17(E)に示される波形が表示されているときに、下るボタン752が押された場合、図17(G)に示される波形に切り換えられる。
下るボタン752以外のボタンが押された場合(ステップS23,No)、制御装置700は、履歴ボタン753が押されたと判定し、履歴表示部223cを表示させる(ステップS25)。
なお、条件ボタン表示処理部727は、ボタン表示部22に表示される条件ボタン(遡るボタン751、下るボタン752)が押される度に、図17に示すように、波形表示画面80上の設定条件(波形)が切り替わる表示制御を行ってもよいし、例えば、遡るボタン751が一度押される前の設定条件(波形)と、遡るボタン751が一度押された後の設定条件(波形)とを、波形表示画面80上に同時表示させる表示制御を行ってもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る制御装置700によれば、波形選択欄60、縦軸上限値入力欄61、縦軸下限値入力欄62、波形番号選択欄63及び波形色選択欄64などを利用することによって、射出成形機10の動作の管理を行うため波形の種類や数を変更した後に、過去に設定した波形と同じものを再度利用する際、オペレータは波形選択欄60、縦軸上限値入力欄61、縦軸下限値入力欄62、波形番号選択欄63及び波形色選択欄64などを操作しなくても、遡るボタン751などを押すだけで、過去に設定した波形と同じもの表示させることが可能である。従って、本実施形態に係る制御装置700によれば、波形選択欄60、縦軸上限値入力欄61、縦軸下限値入力欄62、波形番号選択欄63及び波形色選択欄64などを利用して、波形の種類や数を変更する手間を省くことができ、波形の種類や数を変更する作業時間を短縮できると共に、誤入力を抑制できる。
本実施形態に係る制御装置700の条件ボタン表示処理部は、過去に設定された前記設定条件を時系列的に遡る方向に表示させるための遡るボタン751を、表示画面に表示させるように構成してもよい。この構成により、遡るボタン751を押すだけで、現在設定される設定条件を、過去に設定した設定条件に切り換えることができ、波形選択欄60、第1画面21a、第2画面21b、第3画面21cなどを利用して、設定条件を再度設定する手間を省くことができ、設定条件を設定する作業時間を短縮できると共に、誤入力を抑制できる。
本実施形態に係る制御装置700の条件ボタン表示処理部は、過去に設定された前記設定条件を時系列的に下る方向に表示させるための下るボタン752を、前記表示画面に表示させるように構成してもよい。この構成により、下るボタン752を押すだけで、遡るボタン751が押された後に表示される設定条件の位置から、時系列的に下る方向に設定された設定条件を表示させることもできる。従って、設定条件を微調整するような場合に、時系列的に下る方向に設定された設定条件を再度手入力しなくても、当該設定条件を利用することができ、設定条件を微調整する時間が大幅に短縮される。
本実施形態に係る制御装置700の履歴ボタン表示処理部は、過去に設定された前記設定条件の履歴を表示させる履歴ボタンを、前記表示画面に表示させるように構成してもよい。この構成により、履歴ボタン753を押すだけで、設定条件の履歴を一覧表示することができるため、例えば、履歴一覧の中から、オペレータ所望の設定条件を容易に検索することが可能になり、設定条件を微調整する時間が短縮される。
本実施形態に係る制御装置700は、保存された前記設定条件の履歴を表示画面に表示し、条件ボタン(遡るボタン751又は下るボタン752)が押されたときに、表示された履歴中の前記設定条件を表示させる設定条件表示部を備えるように構成してもよい。この構成により、履歴画面の中からオペレータ所望の設定条件を条件表示部21に表示させることができるため、設定条件を再度手入力する手間を省くことができる。
本実施形態に係る制御装置700は、射出成形が行われたとき当該射出成形の設定条件を履歴に追加する履歴追加部を備えるように構成してもよい。この構成により、履歴には、射出成形機の動作に反映されずに表示のみ行われた設定条件が含まれなくなり、成形の調整に利用された設定条件のみを履歴として残すことができる。従って、表示された設定条件が履歴として全て追加される場合に比べて、成形の調整に利用された設定条件のみを容易に検索することができる。
なお、上記の履歴追加部は、履歴選択機能(履歴選択部)を有するように構成してもよい。履歴選択部は、例えば、射出成形が行われたときの当該射出成形の設定条件を履歴に追加するか、射出成形機の動作に反映されずに、表示のみ行われた設定条件を履歴に追加するかを、選択可能に構成されている。例えば表示装置の表示画面に、第1履歴追加ボタンと第2履歴追加ボタンとを表示させておき、オペレータが、これらのボタンの何れを押すことで、履歴追加部は、第1履歴追加ボタン又は第2履歴追加ボタンが押されたことを検知したとき、押されたボタンに対応する履歴追加動作を実行する。第1履歴追加ボタンは、射出成形が行われたときの当該射出成形の設定条件を履歴に追加させるためのボタンである。第2履歴追加ボタンは、射出成形機の動作に反映されずに、表示のみ行われた設定条件を履歴に追加させるためのボタンである。このように、履歴選択機能(履歴選択部)を設けることによって、例えば、成形の調整に利用された設定条件のみを履歴として残すか、表示された設定条件が履歴として全て追加されるようにするかを、オペレータが任意に選択できるようになるため、オペレータのニーズに柔軟に対応できるようになる。
上記の履歴追加部は、遡るボタン751が押されたとき、射出成形の設定条件を履歴に追加するように構成してもよい。この構成により、履歴には、射出成形機の動作に反映された設定条件の内、下るボタン752が押された場合の設定条件が含まれなくなり、利用頻度が高い遡るボタン751が押された場合の設定条件を履歴として残すことができる。従って、表示された設定条件が履歴として全て追加される場合に比べて、成形の調整に利用された設定条件のみを容易に検索することができる。
本実施形態に係る制御装置700は、射出成形が行われたとき、当該射出成形の設定条件に、当該射出成形の良否結果を対応付けて表示する成形良否結果表示部を備えるように構成してもよい。この構成により、射出成形機の動作に反映された設定条件の内、射出成形で良品が得られたときの設定条件のみを容易に判別できるため、オペレータがその設定条件を利用することによって、再度の射出成形で良品を容易に得ることができる。
本実施形態に係る制御装置700の履歴表示処理部723は、過去に設定された前記射出成形機の設定条件の履歴を、前記設定条件が表示される表示画面に表示するように構成してもよい。この構成により、条件表示部21が表示される画面と、履歴が表示される画面との切り換えが不要になり、オペレータは、条件表示部21が表示される画面と同じ画面上に表示される履歴を確認しながら、設定条件を微調整することができるため、設定条件を変更する作業時間を短縮できる。
なお、履歴一覧には、遡るボタン751又は下るボタン752が押されるたびに表示される設定条件を、履歴情報として追加してもよいし、遡るボタン751又は下るボタン752が押されるたびに表示される設定条件の内、例えば射出成形機の動作に反映された設定条件のみを履歴情報として追加してもよい。遡るボタン751又は下るボタン752が押されるたびに表示される設定条件を、履歴情報として追加する場合、追加された最新の設定条件が時系列順に最も新しい設定条件となる。遡るボタン751又は下るボタン752が押されるたびに表示される設定条件の内、射出成形機の動作に反映された設定条件が時系列順に最も新しい設定条件となる。
以上、射出成形機の制御装置および射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
10 射出成形機、20 表示画面、21 条件表示部、21a 第1画面、21b 第2画面、21c 第3画面、21d 第4画面、22 ボタン表示部、51 入力欄、52a 位置切換ボタン、52b 圧力切換ボタン、52c 外部入力ボタン、60 波形選択欄、100 型締装置、220 駆動機構、300 射出装置、400 移動装置、700 制御装置、727 条件ボタン表示処理部、729 履歴表示処理部、750 操作装置、751 遡るボタン、752 下るボタン、753 履歴ボタン、754 条件ボタン、760 表示装置、800 金型装置。

Claims (10)

  1. 射出成形機の制御装置において、
    過去に設定された前記射出成形機の設定条件を表示させる条件ボタンを、前記設定条件が表示される表示画面に表示させる条件ボタン表示処理部を備える射出成形機の制御装置。
  2. 前記条件ボタン表示処理部は、
    過去に設定された前記設定条件を時系列的に遡る方向に表示させるための遡るボタンを、前記表示画面に表示させる請求項1に記載の射出成形機の制御装置。
  3. 前記条件ボタン表示処理部は、
    過去に設定された前記設定条件を時系列的に下る方向に表示させるための下るボタンを、前記表示画面に表示させる請求項1又は2に記載の射出成形機の制御装置。
  4. 過去に設定された前記設定条件の履歴を表示させる履歴ボタンを、前記表示画面に表示させる履歴ボタン表示処理部を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の射出成形機の制御装置。
  5. 保存された前記設定条件の履歴を前記表示画面に表示し、前記条件ボタンが押されたときに、表示された履歴中の前記設定条件を表示させる設定条件表示部を備える請求項1〜4の何れか一項に記載の射出成形機の制御装置。
  6. 射出成形が行われたとき、当該射出成形の設定条件を履歴に追加する履歴追加部を備える請求項1〜5の何れか一項に記載の射出成形機の制御装置。
  7. 前記履歴追加部は、過去に設定された前記設定条件を時系列的に遡る方向に表示させるための遡るボタンが押されたとき、前記射出成形の設定条件を履歴に追加する請求項6に記載の射出成形機の制御装置。
  8. 射出成形が行われたとき、当該射出成形の設定条件に、当該射出成形の良否結果を対応付けて表示する成形良否結果表示部を備える請求項1〜7の何れか一項に記載の射出成形機の制御装置。
  9. 射出成形機の制御装置において、
    過去に設定された前記射出成形機の設定条件の履歴を、前記設定条件が表示される表示画面に表示する履歴表示処理部を備える射出成形機の制御装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の制御装置を備える射出成形機。
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