JP2020119989A - 紫外線照射ユニットおよび紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照射ユニットおよび紫外線照射装置 Download PDF

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Takaaki Tanaka
貴章 田中
亮彦 田内
Akihiko Tauchi
亮彦 田内
剛雄 加藤
Takeo Kato
剛雄 加藤
純 藤岡
Jun Fujioka
純 藤岡
公人 櫻井
Kimito Sakurai
公人 櫻井
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Abstract

【課題】放熱性を向上させる。【解決手段】実施形態の紫外線照射ユニットは、光源部と、冷却ブロックと、光学部材と、光学部材ケースとを具備する。光源部は、基板の前面に配列する複数の発光素子が実装される。冷却ブロックは、基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する。光学部材は、複数の発光素子に対して間隔を設けて基板の前面側に配置される。光学部材ケースは、光学部材を収容する収容部と、光源部の周囲を覆う周壁部とを有し、冷却ブロックと熱的に接続される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、紫外線照射ユニットおよび紫外線照射装置に関する。
従来、液晶パネルの製造や、インクや接着材の硬化などさまざまな産業分野で使用される紫外線照射装置が知られている。紫外線照射装置では、光源である発光素子の過熱を抑制するための放熱機構が設けられる。
特開2009−61702号公報
上記のような紫外線照射装置においては、放熱性のさらなる向上が望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、放熱性を向上させることができる紫外線照射ユニットおよび紫外線照射装置を提供することである。
実施形態の紫外線照射ユニットは、光源部と、冷却ブロックと、光学部材と、光学部材ケースとを具備する。光源部は、基板の前面に配列する複数の発光素子が実装される。冷却ブロックは、基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する。光学部材は、複数の発光素子に対して間隔を設けて基板の前面側に配置される。光学部材ケースは、光学部材を収容する収容部と、光源部の周囲を覆う周壁部とを有し、冷却ブロックと熱的に接続される。
本発明によれば、放熱性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。 第1の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す平面図である。 図2のIII−III断面図である。 発光素子の配列を説明するための図である。 第1の実施形態に係る紫外線照射装置を示す側面図である。 第1の実施形態の変形例に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。 第2の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。 第3の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。 第4の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。 発光素子の配列を説明するための図である。
以下に説明する実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、光源部13と、冷却ブロック10と、光学部材35と、光学部材ケース30とを具備する。光源部13は、基板11の前面に配列する複数の発光素子12が実装される。冷却ブロック10は、基板11の背面に配置され、内部に流体が流通する流路14を有する。光学部材35は、複数の発光素子12に対して間隔を設けて基板11の前面側に配置される。光学部材ケース30は、光学部材35を収容する収容部32と、光源部13の周囲を覆う周壁部31とを有し、冷却ブロック10と熱的に接続される。
また、以下に説明する実施形態に係る冷却ブロック10は、冷却ブロック10の前面10aとは反対側の背面10dに連通する流入流路および排出流路を有する。
また、以下に説明する実施形態に係る基板11の端部に位置する発光素子12の端部から冷却ブロック10の端部10bまでの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A/2≦B≦6である。
また、以下に説明する実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、複数の発光素子12の配列方向に沿って配置した複数の照射ユニット1−1〜1−5を具備する。複数の照射ユニット1−1〜1−5は、互いに隣り合う第1照射ユニットおよび第2照射ユニットを含む。第1照射ユニットの第2照射ユニット側の端部に位置する発光素子12の端部と、第2照射ユニットの第1照射ユニット側の端部に位置する発光素子12の端部との間の寸法C[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A≦C≦12である。
また、以下に説明する実施形態に係る光学部材ケース30は、内外を連通させる連通口を有する。
また、以下に説明する実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、連通口を介して光学部材ケース30の内外を換気させる換気機構70を具備する。
また、以下に説明する実施形態に係る紫外線照射装置100は、複数の発光素子12と被照射体60との距離が等しくなるように放射状に並ぶ複数の照射ユニット1−1A〜1−1Cを具備する。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明が開示する技術を限定するものではない。
[第1の実施形態]
(紫外線照射ユニット)
図1、図2は、第1の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図および平面図である。図3は、図2のIII−III断面図である。図1〜図3に示すように、第1の実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、光源部13、冷却ブロック10、光学部材ケース30、光学部材35を有する。
なお、説明を分かりやすくするために、図1〜図3には、照射方向を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後出の説明に用いる他の図面でも示している。
光源部13は、基板11と、複数の発光素子12とを有する。基板11は、例えば、セラミックスによって長尺状の基材が形成されており、例えば銀等によって所望のパターン状に形成された図示しないプリント配線が基材に設けられている。基板11の前面11aには、複数の発光素子12が、プリント配線と電気的に接続されて設けられている。複数の発光素子12は、基板11の長手方向(X軸方向)に沿って一列に配列されている。
また、図示しないが、基板11は、発光素子12が接続される接続端子と、電源装置から電力が供給される電源端子とを除く領域が、絶縁性を確保し、腐食を防ぐために、被覆膜によって覆われている。被覆膜は、例えば、ガラス材等を主成分とする無機材料によって形成されている。なお、必要に応じて、基板11は、発光素子12が発する光を反射する反射性を高めるために、比較的高い反射率を有する白色のアルミナによって形成されてもよい。また、基板11は、熱伝導性を高く確保するために、比較的高い熱伝導性を有する窒化アルミニウムによって形成されてもよい。
発光素子12には、紫外線を発する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や半導体レーザ(LD:Laser Diode)が用いられる。発光素子12は、例えば、波長300nm〜400nm程度を主波長とし、かつ、ピーク波長が365nmの紫外線を発する。
また、実施形態でいう「紫外線」とは、波長450nm以下の波長の光であり、具体的には発光素子12が発する波長365nmの光であるが、その他の波長の光も許容される。また、発光素子12は、波長450nm以下の光を放射するLEDやLDに限定されるものではなく、例えば波長450nm以下の光を放射するのみでなく、波長450nmよりも長波長側の光を放射するLEDやLDであってもよい。すなわち、波長450nm以下の光を放射するLEDやLDであれば、その発光様式は限定されない。
冷却ブロック10は、直方体状に形成されており、基板11の背面11bに配置されている。冷却ブロック10には、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等が用いられる。ここで、図4を用いて、発光素子12の配列について説明する。図4は、発光素子の配列を説明するための図である。基板11の端部に位置する発光素子12の端部から冷却ブロック10の端部10bまでの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A/2≦B≦6である。このように発光素子12を配列させることにより、例えば紫外線照射ユニット1の隣に別の紫外線照射ユニット1を並べて配置した際の各紫外線照射ユニット1間の照度低下を最低限に抑えることができ、長手方向の光量均斉度を所定値以下、例えば15[%]以下に抑えることができる。ここで、均斉度[%]は、長手方向において複数の任意の測定箇所にて任意の波長の照度[mW/cm]を測定し、最高照度値をMax[mW/cm]、最低照度値をmin[mW/cm]と定義したとき、均斉度[%]=(Max−min)/(Max+min)×100[%]で表される数値である。均斉度は値が0[%]に近付けば、一定範囲の中で波長の照度が均一となることから、一定範囲の中でより均一な光が照射されていることを示す。また、間隔A[mm]は、例えば5[mm]とすることができる。なお、複数の紫外線照射ユニット1を並べて配置した例については、図9、図10を用いて後述する。
図1〜図3の説明に戻り、さらに説明する。冷却ブロック10は、流路14〜16を有する。冷却ブロック10は、流路14〜16に流体を流通させることにより、いわゆる液冷ブロックとして機能し、基板11を介して発光素子12から伝わった熱を速やかに放熱させることができる。なお、流体は、例えば水である。また、流体として、例えば液体窒素や不凍液などの液体や、乾燥空気や窒素などの気体を使用してもよい。
流路14は、冷却ブロック10をX軸方向に貫通する貫通孔である。流路14は、基板11の背面11b側に配置されており、平面視で発光素子12の配列と重なるように位置する。また、流路15、16は、一端が冷却ブロック10の背面10dに開口し、他端が流路14に連通するようにZ軸に沿って形成されている。流路15は、冷却ブロック10のX軸負方向寄りに配置され、流路16は、冷却ブロック10のX軸正方向寄りに配置されている。
また、流路14の両端には封止部材18、19が挿入されており、流路14の両端への流体の漏出を封止する。これにより、流路15、16のうち、一方が流路14に流体を流入させる流入流路、他方が流路14を流通した流体を冷却ブロック10の外部に排出する排出流路として、流路15、14、16が順に連通する一連の流路が形成される。なお、冷却ブロック10の背面10dに開口する流路15、16に、ここでは図示しない配管と流路15、16との接続を容易にするための接続部材17a、17bを設けてもよい。また、流路14、15、16を設ける際の形態は、例えば冷却ブロック10の流路14の両端から切削加工により冷却ブロック10を貫通するように流路14を設けたあと、封止部材18、19で封止するように構成されるが、これに限定されない。例えば、切削加工により流路14、15、16が連続して一体の配管で構成された流路ブロックの半体を合体させて構成してもよいし、流路14、15、16が連続して一体の配管としても流路14を構成する配管に基板11が配置できるような構成であってもよい。
光学部材ケース30は、冷却ブロック10の前面10a側に配置されている。光学部材ケース30は、発光素子12から放射された紫外線を、光学部材35を介して所定の方向に出射させる筒状の部材である。光学部材ケース30には、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等が用いられる。
光学部材ケース30は、周壁部31と収容部32とを有する。周壁部31は、光源部13の周囲を覆い、紫外線照射ユニット1の外部から入射する光や発光素子12から発する紫外線の漏出を防止する。収容部32は、光学部材35を保持する保持部32aを有し、1または複数の光学部材35を収容する。
光学部材ケース30は、Z軸正方向側の端面30aが冷却ブロック10の前面10aと例えばボルトなどの固定化部材を用いて面接触するように固定されることにより、冷却ブロック10と熱的に接続される。なお、「熱的に接続される」とは、直接接続される態様に限らず、例えば放熱フィルムなどの部材を介して間接的に接続される態様であってもよい。
光学部材35は、複数の発光素子12に対して間隔を設けて基板11の前面側に配置される。光学部材35には、例えばアクリル樹脂やシリコーン樹脂、石英ガラス等の透光性材料が用いられる。光学部材35は、例えば入射側および出射側がともに凸の両凸のシリンドリカルレンズであり、発光素子12から放射された紫外線を集光して出射する。なお、光学部材35の数は図示したものに限らず、1または3以上であってもよい。また、光学部材35の形状は、出射される紫外線の用途に応じたものとすることができ、例えば平凸レンズであってもよい。また、光学部材35は、シリンドリカルレンズに限定されず、例えば、複数の発光素子12の個々の光軸に対応して形成されたフライアイレンズであってもよい。
光学部材35は、入射する紫外線の強度に応じて発熱する。光学部材35からの熱は、保持部32aを介して光学部材ケース30に伝わり、放熱されるが、光学部材ケース30からの放熱だけでは、必ずしも十分であるとはいえず、光学部材35の劣化の要因となりえた。
そこで、実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、光学部材ケース30が冷却ブロック10と熱的に接続される。つまり、実施形態に係る紫外線照射ユニット1では、発光素子12で発生した熱だけではなく、紫外線の照射により光学部材35で発生した熱についても光学部材ケース30を介して冷却ブロック10に速やかに伝わり、放熱される。このため、放熱性を向上させることができる。
(紫外線照射装置)
図5は、第1の実施形態に係る紫外線照射装置を示す側面図である。図5に示す紫外線照射装置100は、複数の発光素子12と被照射体60との距離が等しくなるように放射状に並ぶ複数の照射ユニット1−1A〜1−1Cを備える。照射ユニット1−1A〜1−1Cはそれぞれ、紫外線照射ユニット1である。このように複数の照射ユニット1−1A〜1−1Cを用いることにより、被照射体60に照射される紫外線の光量を高めることができる。なお、紫外線照射装置100が有する紫外線照射ユニット1の数は、図示したものに限らず、2または4以上であってもよい。
[第1の実施形態の変形例]
図6は、第1の実施形態の変形例に係る紫外線照射ユニットを示す断面図である。図6に示す紫外線照射ユニット1Aは、光学部材ケース30の周壁部31が冷却ブロック10側に延びて設けられることで、冷却ブロック10が光学部材ケース30に収容されている。換言すれば、冷却ブロック10と光学部材ケース30とが一体となって設けられ、熱的に接続される。このような変形例に係る紫外線照射ユニット1Aにおいても、光学部材35で発生した熱が光学部材ケース30を介して冷却ブロック10に速やかに伝わり、放熱される。このため、放熱性を向上させることができる。また、変形例に係る紫外線照射ユニット1Aでは、光学部材ケース30が冷却ブロック10を収容して一体的に設けられることから、冷却ブロック10と光学部材ケース30とを分離して設ける場合に比べて光学部材35の光軸等の位置合わせを容易に達成することができるため、紫外線照射ユニット間で照度値や照度分布のばらつきを抑制することができる。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。図7に示す紫外線照射ユニット1Bは、光学部材ケース30の内外を連通させる連通口としての第1通気口33、第2通気口34をさらに備えることを除き、第1の実施形態に係る紫外線照射ユニット1と同じ構成を有している。
上述したように、複数の発光素子12で発生した熱により、発光素子12およびその近傍と冷却ブロック10との間に温度差が生じることで発光素子12が結露しやすくなる。また、複数の発光素子12が出射した紫外線により、光学部材ケース30に収容された光学部材35およびその近傍の温度、光学部材35を複数設けた場合は複数の光学部材35間近傍の温度が上昇しやすくなる。
そこで、紫外線照射ユニット1Bは、発光素子12の近傍に位置する光学部材ケース30の周壁部31に第1通気口33、光学部材35の近傍に位置する光学部材ケース30の収容部32に第2通気口34を有する。これにより、第1通気口33は、発光素子12の近傍にこもった熱および光学部材35の近傍にこもった熱を、第2通気口34は光学部材35の近傍にこもった熱を光学部材ケース30の外部に排出することができることから、発光素子12の結露を防止することや光学部材35をより速やかに冷却することができる。なお、第1通気口33および第2通気口34の数および形状は、発光素子12から出射された紫外線の漏出に配慮して配置させるとよい。
また、図7に示した例では、第2通気口34は、光学部材ケース30の高さ方向に並ぶ2列の第2通気口34−1、34−2として示したが、これに限らず、1列または3列以上であってもよい。また、図7に示した例では、第2通気口34−1、34−2を光学部材35、35間に設けたが、これに限らず、例えば光学部材35の発光素子12側の近傍に設けてもよい。さらに、図7に示した例では、第1通気口33および第2通気口34の両方を有した構成を示しているが、第1通気口33を有さず第2通気口34のみを有することとしてもよいし、第2通気口34を有さず第1通気口33のみを有することとしてもよい。
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。図8に示す紫外線照射ユニット1Cは、換気機構70をさらに備えることを除き、第2の実施形態に係る紫外線照射ユニット1Bと同じ構成を有している。
換気機構70は、例えばファンまたはブロアである。換気機構70は、連通口としての第1通気口33および第2通気口34に向けて送風することで光学部材ケース30の内外を強制的に換気させるとともに複数の発光素子12および光学部材35を冷却することができる。これにより、放熱性をさらに向上させることができ、例えば発光素子12の発光効率の向上や経時劣化の低減に伴う長寿命化が期待できる。なお、換気機構70として、第1通気口33および第2通気口34から吸引することで光学部材ケース30の内外を強制的に換気させる吸引器を適用してもよい。
[第4の実施形態]
図9は、第4の実施形態に係る紫外線照射ユニットを示す正面図である。図9に示す紫外線照射ユニット1Dは、複数の発光素子12の配列方向(X軸方向)に沿って配置した複数の照射ユニット1−1〜1−5を備える。複数の照射ユニット1−1〜1−5はそれぞれ、第1の実施形態に係る紫外線照射ユニット1である。このように複数の照射ユニット1−1〜1−5を配置することにより、紫外線照射ユニット1のサイズを変更することなく、用途に適した長さで複数の発光素子12を配置させることができる。
また、照射ユニット1−1〜1−5を冷却するための流体を流入および排出させるための開口は、冷却ブロック10の上部に配置されているため、複数の照射ユニット1−1〜1−5を連結または近接させて配置することが容易となる。
次に、流体を流通させるための配管の接続例について説明する。照射ユニット1−1では、配管20を介して接続部材17aおよび継手部材40が連結されており、配管25を介して接続部材17bおよび継手部材45が連結されている。また、照射ユニット1−2では、配管21を介して接続部材17aおよび継手部材41が連結されており、配管26を介して接続部材17bおよび継手部材46が連結されている。同様に、照射ユニット1−3〜1−5では、配管22〜24を介して接続部材17aおよび継手部材42〜44がそれぞれ連結されており、配管27〜29を介して接続部材17bおよび継手部材47〜49がそれぞれ連結されている。
流体を並列に流通させる場合、例えば、継手部材40〜44、継手部材45〜49をそれぞれ図示しない単管または多岐管を介して連結すればよい。また、流体を直列に流通させる場合、例えば、隣り合う継手部材45および41、46および42、47および43、48および44をそれぞれ図示しない単管を介して連結すればよい。さらに、照射ユニット1−1〜1−5において、流体をそれぞれ独立して流通させてもよい。図9に示すように接続部材17a、17b(流路15、16(図1、図2参照))を配置させることで、流体の流通経路を自由に変更することができ、設計の自由度が向上する。すなわち、紫外線照射ユニット1Dが有する照射ユニットの数は、図示したものに制限されない。
ここで、図10を用いて、互いに隣り合う第1照射ユニットおよび第2照射ユニット間における発光素子12の配列について説明する。図10は、発光素子の配列を説明するための図である。ここでは、第1照射ユニットとして、照射ユニット1−1を、第2照射ユニットとして、照射ユニット1−2を、それぞれ配置させた場合を例に挙げて説明する。
照射ユニット1−1のうち、照射ユニット1−2側の端部に位置する発光素子12の端部と、照射ユニット1−2のうち、照射ユニット1−1側の端部に位置する発光素子12の端部との間の寸法C[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A≦C≦12である。このように発光素子12を配列させることにより、隣り合う各照射ユニット間の照度低下を最低限に抑えることができ、長手方向の光量均斉度を所定値以下、例えば15[%]以下に抑えることができる。なお、照射ユニット1−1が有する冷却ブロック10の照射ユニット1−2側の端部10bと、照射ユニット1−2が有する冷却ブロック10の照射ユニット1−1側の端部10cとは、互いに接していてもよく、離れていてもよい。
上述したように、実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、光源部13と、冷却ブロック10と、光学部材35と、光学部材ケース30とを具備する。光源部13は、基板11の前面に配列する複数の発光素子12が実装される。冷却ブロック10は、基板11の背面に配置され、内部に流体が流通する流路14を有する。光学部材35は、複数の発光素子12に対して間隔を設けて基板11の前面側に配置される。光学部材ケース30は、光学部材35を収容する収容部32と、光源部13の周囲を覆う周壁部31とを有し、冷却ブロック10と熱的に接続される。これにより、放熱性を向上させることができる。
また、実施形態に係る冷却ブロック10は、一端が平面視で複数の発光素子12の配列と重なるように基板11に面する冷却ブロック10の前面10aとは反対側の背面10dに開口し、他端が流路14の両端部にそれぞれ連通する流入流路および排出流路を有する。これにより、複数の紫外線照射ユニット1を連結または近接させて配置することが容易となる。また、流体の流通経路を自由に変更することができ、設計の自由度が向上する。
また、実施形態に係る基板11の端部に位置する発光素子12の端部から冷却ブロック10の端部10bまでの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A/2≦B≦6である。これにより、複数の紫外線照射ユニット1を並べて配置した際の各紫外線照射ユニット1間の照度低下を最低限に抑えることができる。
また、実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、複数の発光素子12の配列方向に沿って配置した複数の照射ユニット1−1〜1−5を具備する。複数の照射ユニット1−1〜1−5は、互いに隣り合う第1照射ユニットおよび第2照射ユニットを含む。第1照射ユニットの第2照射ユニット側の端部に位置する発光素子12の端部と、第2照射ユニットの第1照射ユニット側の端部に位置する発光素子12の端部との間の寸法C[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A≦C≦12である。これにより、隣り合う各照射ユニット間の照度低下を最低限に抑えることができる。
また、実施形態に係る光学部材ケース30は、内外を連通させる連通口を有する。これにより、光学部材ケース30の内部にこもった熱を光学部材ケース30の外部に排出することができる。
また、実施形態に係る紫外線照射ユニット1は、連通口を介して光学部材ケース30の内外を換気させる換気機構70を具備する。これにより、放熱性をさらに向上させることができる。
また、実施形態に係る紫外線照射装置100は、複数の発光素子12と被照射体60との距離が等しくなるように放射状に並ぶ複数の照射ユニット1−1A〜1−1Cを具備する。これにより、紫外線の光量を高めることができる。
なお、上記した各実施形態では、発光素子12は、基板11の長手方向に沿って一列に配列されるとして説明したが、これに限らず、例えば、配列方向に沿って、配列方向と交差する方向へ位置が交互にずらされた、いわゆる千鳥配列にされてもよい。
また、図5に示した照射ユニット1−1A〜1−1Cはそれぞれ、紫外線照射ユニット1であるとして説明したが、これに限らず、紫外線照射ユニット1A〜1Dであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A〜1D 紫外線照射ユニット
10 冷却ブロック
11 基板
12 発光素子
13 光源部
30 光学部材ケース
31 周壁部
32 収容部
35 光学部材
100 紫外線照射装置

Claims (7)

  1. 基板の前面に配列する複数の発光素子が実装された光源部と;
    前記基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する冷却ブロックと;
    前記複数の発光素子に対して間隔を設けて前記基板の前面側に配置された光学部材と;
    前記光学部材を収容する収容部と、前記光源部の周囲を覆う周壁部とを有し、前記冷却ブロックと熱的に接続される光学部材ケースと;
    を具備する、紫外線照射ユニット。
  2. 前記冷却ブロックは、前記冷却ブロックの前面とは反対側の背面に連通する流入流路および排出流路を有する、請求項1に記載の紫外線照射ユニット。
  3. 前記基板の端部に位置する前記発光素子の端部から前記冷却ブロックの端部までの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子同士の間隔をA[mm]としたとき、
    A/2≦B≦6である、請求項1または2に記載の紫外線照射ユニット。
  4. 前記複数の発光素子の配列方向に沿って配置した複数の照射ユニット;
    を具備し、
    前記複数の照射ユニットが、互いに隣り合う第1照射ユニットおよび第2照射ユニットを含み、
    前記第1照射ユニットの前記第2照射ユニット側の端部に位置する前記発光素子の端部と、前記第2照射ユニットの前記第1照射ユニット側の端部に位置する前記発光素子の端部との間の寸法C[mm]は、隣り合う発光素子同士の間隔をA[mm]としたとき、
    A≦C≦12である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の紫外線照射ユニット。
  5. 前記光学部材ケースは、内外を連通させる連通口を有する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の紫外線照射ユニット。
  6. 前記連通口を介して前記光学部材ケースの内外を換気させる換気機構;
    を具備する、請求項5に記載の紫外線照射ユニット。
  7. 前記複数の発光素子と被照射体との距離が等しくなるように放射状に並ぶ複数の照射ユニット;
    を具備し、
    前記複数の照射ユニットが、請求項1〜6のいずれか1つに記載の紫外線照射ユニットである、紫外線照射装置。
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