JP2020119362A - 電子ユニット及び電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ユニットが収容部から勢いよく飛び出すことを防止する。【解決手段】電子ユニット14は、電子機器12の収容部16に収容される。この電子ユニット14において、水冷カプラ28は、ユニット本体34に固定され、電子機器12の水冷アダプタ54と嵌合される。ロック機構30は、ユニット本体34に設けられ、電子ユニット14を電子機器12に固定する。可動部材90は、ユニット本体34に設けられ、水冷カプラ28の嵌合が外れる方向と反対方向(矢印A2方向)にユニット本体34に対して相対移動可能である。弾性部材92は、ユニット本体34に固定された第一固定部108と、可動部材90に固定された第二固定部110とを有する。ストッパ部材94は、水冷カプラ28の嵌合が外れる方向と反対方向(矢印A2方向)から電子機器12の係止ローラ140に係止されるストッパ部134を有する。【選択図】図2

Description

本願の開示する技術は、電子ユニット及び電子装置に関する。
例えば、通信キャリア向けの基地局装置等の電子装置は、この電子装置の本体部である電子機器と、この電子機器の収容部に収容される電子ユニットとを備える。近年、このような電子装置では、電子ユニットに搭載された発熱デバイスの発熱量の増加が著しいため、空冷方式に代わって水冷方式で発熱デバイスを冷却する試みがなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2004−246615号公報 特開2009−15869号公報
発熱デバイスの冷却に水冷方式が用いられる場合、電子装置の本体部である電子機器には、水冷アダプタが設けられ、電子ユニットには、水冷カプラが設けられる。水冷カプラは、水冷アダプタに嵌合され、水冷カプラには、発熱デバイスと熱的に接続された配管が接続される。そして、水冷アダプタから水冷カプラに冷却水が供給され、水冷カプラに供給された冷却水が配管を流れることにより、発熱デバイスが冷却される。
通常、水冷カプラ及び水冷アダプタの嵌合部には、水漏れを防止するためにシール材が用いられており、水冷カプラは、水冷アダプタに押し付けられた状態で嵌合される。水冷カプラが水冷アダプタに嵌合された状態では、シール材が弾性変形するため、水冷カプラに対して嵌合が外れる方向に反力が作用する。ここで、水冷カプラが水冷アダプタに嵌合された状態に保つために、ロック機構を有する水冷カプラ及び水冷アダプタが用いられることがある。
しかしながら、水冷カプラ及び水冷アダプタがロック機構を有する場合、ロック機構のスペースを要する等の不都合がある。このため、近年、ロック機構を有しない水冷カプラ及び水冷アダプタが検討されている。ロック機構を有しない水冷カプラ及び水冷アダプタが用いられる場合、電子ユニットを電子機器にロック機構により固定することにより、水冷カプラが水冷アダプタに嵌合された状態に保たれる。ところが、この場合には、ロック機構のロック状態を解除した場合に、水冷カプラに作用する反力により、電子ユニットが収容部から勢いよく飛び出す虞がある。
本願の開示する技術は、一つの側面として、電子ユニットが収容部から勢いよく飛び出すことを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術の一観点によれば、電子機器の収容部に収容される電子ユニットであって、ユニット本体と、水冷カプラと、ロック機構と、可動部材と、弾性部材と、ストッパ部材とを備える電子ユニットが提供される。水冷カプラは、ユニット本体に固定され、電子機器の水冷アダプタと嵌合される。ロック機構は、ユニット本体に設けられ、電子ユニットを電子機器に固定する。可動部材は、ユニット本体に設けられ、水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向にユニット本体に対して相対移動可能である。弾性部材は、ユニット本体に固定された第一固定部と、可動部材に固定された第二固定部とを有する。ストッパ部材は、水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向から電子機器の係止部に係止されるストッパ部を有する。
本願の開示する技術によれば、電子ユニットが収容部から勢いよく飛び出すことを防止できる。
本実施形態に係る電子装置の斜視図である。 図1の電子装置の縦断面図である。 図2のロック機構の側面図である。 図2のロック機構の斜視図である。 図2のロック機構の動作説明図である。 図2の反力抑制機構の側面図である。 図2の反力抑制機構の動作を説明する第一説明図である。 図2の反力抑制機構の動作を説明する第二説明図である。 図2の反力抑制機構の動作を説明する第三説明図である。 図2の反力抑制機構の動作を説明する第四説明図である。
はじめに、本実施形態に係る電子装置10の構成を説明する。
図1には、本実施形態に係る電子装置10が示されている。本実施形態に係る電子装置10は、一例として、通信キャリア向けの基地局装置であり、電子機器12と、複数の電子ユニット14とを有する。
図1〜図10において、矢印X方向は、電子装置10の横幅方向に相当し、矢印Y方向は、電子装置10の奥行方向に相当し、矢印Z方向は、電子装置10の高さ方向に相当する。電子装置10の横幅方向、奥行方向、高さ方向は、電子機器12及び電子ユニット14の横幅方向、奥行方向、高さ方向と同じである。
電子機器12は、電子装置10の本体部であり、収容部16を有する。電子機器12は、シェルフと称され、収容部16は、スロットと称される場合がある。収容部16は、矢印Y方向を奥行方向とする凹状であり、電子機器12の前面12Aに開口している。
電子ユニット14は、概略平盤状を成しており、矢印Y方向に沿って収容部16に挿入され、この収容部16に縦置きに収容される。この電子ユニット14は、PIU(Plug In Unit)と称される場合がある。電子ユニット14の前面14Aは、電子ユニット14が収容部16に収容された状態において、収容部16の手前側に位置し、電子機器12の前面12Aと面一状に配置される。
次に、本実施形態に係る電子ユニット14の構成を説明する。
図2には、本実施形態に係る電子ユニット14が示されている。電子ユニット14は、基板18と、複数のフレーム20、22、24と、電気コネクタ26と、一対の水冷カプラ28と、一対のロック機構30と、反力抑制機構32とを備える。図2では、反力抑制機構32の構造を容易に理解できるようにするために、フレーム20の一部が切欠線Lによって切り欠かれた状態で示されている。
基板18及び複数のフレーム20、22、24は、電子ユニット14の本体部であるユニット本体34を形成している。複数のフレーム20、22、24は、基板18に固定されている。基板18には、発熱デバイス36を含む複数の部品が搭載されている。電子ユニット14が収容部16に収容された状態において、基板18は、矢印X方向を板厚方向として配置される。
基板18は、矢印Y方向に延びる第一縁部38及び第二縁部40と、矢印Z方向に延びる第三縁部42及び第四縁部44を有する。第一縁部38は、電子ユニット14の上側に位置し、第二縁部40は、電子ユニット14の下側に位置する。また、第三縁部42は、電子ユニット14の奥側に位置し、第四縁部44は、電子ユニット14の手前側に位置する。
収容部16の奥側には、BWB(Back Wiring Board)46が配置されている。BWB46は、矢印Y方向を板厚方向として配置されている。第三縁部42は、矢印Y方向にBWB46と対向する。基板18の第三縁部42側には、電気コネクタ26が配置されており、BWB46における電気コネクタ26と対向する位置には、中継コネクタ48が配置されている。電子ユニット14が収容部16に収容された状態において、電気コネクタ26は、中継コネクタ48に接続される。
基板18の第二縁部40側かつ第三縁部42側の角部には、切欠部50が形成されている。この切欠部50には、一対の水冷カプラ28が配置されている。各水冷カプラ28は、矢印Y方向を軸方向として配置されている。一対の水冷カプラ28は、矢印Z方向に並んで配置されており、それぞれ基板18に固定されている。一対の水冷カプラ28には、配管52が接続されている。配管52は、発熱デバイス36の側へ延びており、発熱デバイス36と熱的に接続されている。
電子機器12には、一対の水冷アダプタ54が設けられている。この一対の水冷アダプタ54には、マニホールド56がそれぞれ接続されている。電子ユニット14が収容部16に収容された状態において、一対の水冷カプラ28は、一対の水冷アダプタ54に嵌合される。一例として、水冷カプラ28は、ソケット形状であり、水冷アダプタ54は、プラグ形状である。
一対の水冷カプラ28は、一対の水冷アダプタ54に嵌合されることで、冷却水を流通可能に一対の水冷アダプタ54と接続される。水冷カプラ28には、一例として、水冷アダプタ54との嵌合が外れた状態において水漏れを阻止するノンスピルカプラが用いられている。
一対の水冷カプラ28のうちの第一の水冷カプラ28には、一対の水冷アダプタ54のうちの第一の水冷アダプタ54から冷却水が供給される。この第一の水冷カプラ28に供給された冷却水が配管52を流れることにより、発熱デバイス36が冷却される。配管52を流れた冷却水は、一対の水冷カプラ28のうちの第二の水冷カプラ28を通じて一対の水冷アダプタ54のうちの第二の水冷アダプタ54から排出される。
水冷カプラ28及び水冷アダプタ54の嵌合部には、水漏れを防止するためにシール材58が用いられており、水冷カプラ28は、水冷アダプタ54に押し付けられた状態で嵌合される。水冷カプラ28が水冷アダプタ54に嵌合された状態では、シール材58が弾性変形するため、水冷カプラ28に対して嵌合が外れる方向に反力Fが作用する。
図2〜図10において、矢印A方向は、水冷カプラ28の嵌合方向に相当する。矢印A方向は、矢印Y方向と平行である。また、矢印A1方向は、水冷カプラ28の嵌合が外れる方向に相当し、矢印A2方向は、水冷カプラ28の嵌合が外れる方向と反対方向に相当する。水冷カプラ28の嵌合が外れる方向は、電子ユニット14が収容部16から抜去される方向と同じであり、水冷カプラ28の嵌合が外れる方向と反対方向は、電子ユニット14が収容部16に挿入される方向と同じである。
通常、水冷カプラ28に作用する反力Fは、電気コネクタ26及び中継コネクタ48の嵌合力F’よりも大きい。したがって、電子ユニット14が収容部16に挿入されて水冷カプラ28が水冷アダプタ54と嵌合された状態では、矢印A1方向への反力F1が電子ユニット14に作用する。この電子ユニット14に作用する矢印A1方向への反力F1は、水冷カプラ28に作用する反力Fと、電気コネクタ26及び中継コネクタ48の嵌合力F’との差分である。
なお、水冷カプラ28が水冷アダプタ54に嵌合された状態に保つために、水冷カプラ28及び水冷アダプタ54にロック機構を有するものが用いられることがある。しかしながら、この場合、ロック機構のスペースを要する等の不都合があるため、本実施形態では、ロック機構を有しない水冷カプラ28及び水冷アダプタ54が用いられている。本実施形態では、後述する一対のロック機構30により電子ユニット14を電子機器12に固定することにより、水冷カプラ28が水冷アダプタ54に嵌合された状態に保たれる。
一対のロック機構30は、フレーム22に設けられている。一対のロック機構30のうち第一のロック機構30は、電子ユニット14の下部に配置されており、一対のロック機構30のうち第二のロック機構30は、電子ユニット14の上部に配置されている。この一対のロック機構30は、電子ユニット14の高さ方向である矢印Z方向に対称に配置されている。
図3、図4には、電子ユニット14の下部に配置されたロック機構30が示されている。以下、電子ユニット14の下部に配置されたロック機構30を説明し、電子ユニット14の上部に配置されたロック機構30の説明を省略する。図3、図4には、ロック機構30のロック状態が示されている。このロック機構30は、第一ロックレバー60(イジェクタレバー)と、ロックローラ62と、第二ロックレバー64と、トーションバネ66とを有する。
フレーム22には、矢印X方向を軸方向とする第一支持部68が設けられており、第一ロックレバー60は、第一支持部68に回転可能に支持されている。この第一ロックレバー60は、第一支持部68を中心に矢印R1方向及び矢印R2方向に回転可能になっている。矢印R1方向は、第一ロックレバー60がロック状態とされる方向であり、矢印R2方向は、第一ロックレバー60がロック解除状態とされる方向である。
この第一ロックレバー60は、取手部70と、引掛部72とを有する。取手部70は、第一支持部68から電子ユニット14の上側に向けて延びており、引掛部72は、第一支持部68から電子ユニット14の下側に向けて延びている。電子ユニット14が収容部16から抜去される側(矢印A1方向の側)は、電子ユニット14の手前側であり、取手部70は、電子ユニット14の前面14Aに対して電子ユニット14の手前側に位置している。
電子ユニット14の手前側と反対側(矢印A2方向の側)は、電子ユニット14の奥側であり、引掛部72は、電子ユニット14の前面14Aに対して電子ユニット14の奥側に位置している。第一ロックレバー60がロック状態にある場合に、取手部70は、電子ユニット14の前面14Aと略平行になり、引掛部72は、電子ユニット14の下端14Bから突出する。
電子機器12におけるロック機構30と対応する位置には、抜止部74を有する第一金具76が設けられている。抜止部74は、矢印Y方向を板厚方向とする板状に形成されている。電子ユニット14が収容部16に収容された状態において、引掛部72は、矢印A2方向から抜止部74に係止される。引掛部72が矢印A2方向から抜止部74に係止されることにより、電子ユニット14が収容部16に対して抜け止めされる。
トーションバネ66は、このトーションバネ66の螺旋部分の内側に第一支持部68が挿入されることにより、第一支持部68に支持されている。トーションバネ66の第一端は、フレーム22に形成された係止孔78に係止されており、トーションバネ66の第二端は、第一ロックレバー60の引掛部72に設けられた係止突起80に係止されている。トーションバネ66は、圧縮状態とされており、第一ロックレバー60を矢印R1方向に付勢している。
第一ロックレバー60の取手部70には、矢印X方向を軸方向とする第二支持部82が設けられており、第二ロックレバー64は、第二支持部82に回転可能に支持されている。この第二ロックレバー64は、第二支持部82を中心に矢印R3方向及び矢印R4方向に回転可能になっている。矢印R3方向は、第二ロックレバー64がロック状態とされる方向であり、矢印R4方向は、第二ロックレバー64がロック解除状態とされる方向である。
この第二ロックレバー64は、操作部84と、フック部86とを有する。操作部84は、第二支持部82から電子ユニット14の上側に向けて延びており、フック部86は、第二支持部82から電子ユニット14の奥側に向けて延びている。第二ロックレバー64がロック状態にある場合に、操作部84は、取手部70に沿って配置され、フック部86は、ロックローラ62に係止される。
フレーム22には、矢印X方向を軸方向とする第三支持部88が設けられており、ロックローラ62は、第三支持部88に回転可能に支持されている。フック部86がロックローラ62に係止された状態では、引掛部72が矢印A2方向から抜止部74に係止される位置(ロック状態)に第一ロックレバー60が保持される。
電子ユニット14に作用する反力F1により、フック部86には、ロックローラ62に押し付けられる方向の力F3が作用する。この力F3は、ロックローラ62の軸方向と直交する方向に作用する。ロックローラ62に押し付けられる方向の力F3がフック部86に作用することにより、フック部86とロックローラ62とが押し付けられた状態で係止され、第一ロックレバー60がロック状態に強固に保持される。
図5には、ロック機構30がロック状態からロック解除状態とされるまでの過程が示されている。操作者が指で操作部84を操作して第二ロックレバー64を矢印R4方向に回転させると、フック部86とロックローラ62との係止状態が解除され、第一ロックレバー60が矢印R2方向に回転可能になる。また、操作者が指で取手部70を操作して第一ロックレバー60を矢印R2方向に回転させると、引掛部72と係止部との係止状態が解除され、電子ユニット14を収容部16から抜去することが可能になる。
本実施形態では、上述のように、ロック機構を有しない水冷カプラ28及び水冷アダプタ54(図2参照)が用いられている。このため、電子ユニット14を電子機器12に固定するロック機構30のロック状態を解除した場合には、電子ユニット14に作用する反力F1により、電子ユニット14が収容部16から勢いよく飛び出す虞がある。本実施形態では、電子ユニット14が収容部16から勢いよく飛び出すことを防止するために、以下の反力抑制機構32が用いられている。
図6には、反力抑制機構32が示されている。反力抑制機構32は、電子ユニット14に作用する反力F1を抑制(吸収)することで、電子ユニット14が収容部16から勢いよく飛び出すことを防止するものである。この反力抑制機構32は、上述の一対のロック機構30(図2参照)がロック解除状態になり、電子ユニット14が矢印A1方向に移動を開始すると作動する。図6には、反力抑制機構32の作動前の状態が示されている。この反力抑制機構32は、可動部材90と、弾性部材92と、ストッパ部材94と、コイルスプリング96と、解除部材98とを有する。
可動部材90は、長尺状に形成されており、矢印A方向に延びている。可動部材90は、一対の長孔100を有する。一対の長孔100は、矢印X方向に貫通し、矢印A方向に延びている。また、この一対の長孔100は、矢印A方向に並んでいる。基板18は、矢印X方向を軸方向とする一対のガイドピン102を有する。この一対のガイドピン102は、矢印A方向に並んでおり、それぞれ一対の長孔100に挿入されている。
可動部材90は、基板18と別体であり、基板18に対して相対移動可能となっている。また、一対のガイドピン102が一対の長孔100に挿入されることにより、基板18に対する可動部材90の相対移動方向は、矢印A方向に規定されている。反力抑制機構32が作動する前の状態では、後述する弾性部材92によって可動部材90が矢印A1方向に付勢されることにより、この可動部材90は、基板18に対して矢印A1方向に相対移動した位置、すなわち、スタート位置に配置される。この可動部材90は、弾性部材92の圧縮変形を伴って、スタート位置から矢印A2方向に基板18に対して相対移動可能である。
弾性部材92は、可動部材90に対して矢印A2方向に離間した位置に配置されている。この弾性部材92には、一例として、矢印A方向を軸方向として配置されたコイルスプリングが用いられている。弾性部材92は、筒状部材104に収容されており、筒状部材104は、固定部材106によって基板18に固定されている。
弾性部材92の第一端は、第一固定部108であり、この第一固定部108は、筒状部材104の底部112に固定(当接)されている。弾性部材92の第二端は、第二固定部110であり、この第二固定部110は、矢印A方向に延びるロッド114等を介して可動部材90に固定されている。
この弾性部材92、筒状部材104、及び、ロッド114は、電子ユニット14に作用する反力F1を吸収するための反力吸収ユニット116を形成している。図2に示される電気コネクタ26及び中継コネクタ48の嵌合力F’は、電気コネクタ26及び中継コネクタ48の仕様に応じて異なる。電気コネクタ26及び中継コネクタ48の嵌合力F’が異なると、電子ユニット14に作用する反力F1も異なる。このように、電子ユニット14に作用する反力F1が異なる場合でも、この反力F1に応じて図6に示される弾性部材92の弾性係数を適宜設定することで、電子ユニット14に作用する反力F1を適切に吸収できる。
ストッパ部材94は、ストッパレバー118と、接触ローラ120とを有する。可動部材90には、矢印X方向を軸方向とする第一支持部122が設けられており、ストッパレバー118は、第一支持部122に回転可能に支持されている。このストッパレバー118は、第一支持部122を中心に矢印R5方向及び矢印R6方向に回転可能になっている。
ストッパレバー118は、第一レバー部124と、第二レバー部126とを有する概略L字状に形成されている。第一レバー部124は、第一支持部122から矢印A2方向に延びており、第二レバー部126は、第一支持部122から電子ユニット14の上側に向けて延びている。
第二レバー部126に対して矢印A2方向に離間した位置には、固定部128が配置されている。この固定部128は、可動部材90に一体に形成されている。固定部128には、第一突起部130が形成されており、第二レバー部126の先端部には、第二突起部132が形成されている。
コイルスプリング96は、矢印A方向を軸方向として配置されている。コイルスプリング96の第一端部は、第一突起部130に固定されており、コイルスプリング96の第二端部は、第二突起部132に固定されている。コイルスプリング96は、引張状態とされており、このコイルスプリング96の弾性力により、ストッパレバー118は、矢印R5方向に付勢されている。
第一レバー部124の先端部には、電子ユニット14の下側に向けて突出するストッパ部134が形成されている。電子機器12におけるストッパ部134と対応する位置には、第二金具136が設けられている。第二金具136には、矢印X方向を軸方向とする支持部138が設けられており、この支持部138には、「係止部」の一例である係止ローラ140が回転可能に支持されている。ストッパ部134は、矢印A2方向から係止ローラ140に係止されている。
第二レバー部126の先端部には、第一突起部130と隣接して第二支持部142が設けられており、この第二支持部142には、接触ローラ120が回転可能に支持されている。また、この接触ローラ120に対して矢印A2方向に離間した位置には、ブロック状の解除部材98が配置されている。解除部材98は、基板18に固定されている。
この解除部材98は、可動部材90が基板18に対して矢印A2方向に相対移動した場合に接触ローラ120と接触する位置に配置されている。解除部材98に接触ローラ120が接触すると、ストッパレバー118が矢印R6方向に回転し、ストッパ部134と係止ローラ140との係止状態が解除される。
この解除部材98は、より具体的には、図2に示される水冷アダプタ54に対して水冷カプラ28の嵌合が外れたタイミングで接触ローラ120と接触する位置に配置されている。この水冷カプラ28の嵌合が外れたタイミングとは、例えば、水冷カプラ28に作用する反力Fがゼロになるときである。
なお、図2に示されるように、電子ユニット14を矢印X方向に見た場合に、一対の水冷カプラ28、可動部材90、及び、弾性部材92は、矢印A方向に直線状に並んで配置されている。また、可動部材90は、一対の水冷カプラ28に対して矢印A1方向に離間して配置されており、弾性部材92を含む反力吸収ユニット116は、一対の水冷カプラ28と可動部材90との間に配置されている。
次に、本実施形態の反力抑制機構32の動作について説明する。
図2に示される一対のロック機構30のロック状態が解除されると、電子ユニット14に作用する反力F1により、電子ユニット14が矢印A1方向に移動を開始する。反力抑制機構32は、電子ユニット14が矢印A1方向に移動を開始すると作動する。図7〜図10には、反力抑制機構32の動作が順に示されている。
図7に示されるように、電子ユニット14が矢印A1方向に移動を開始する前の状態では、弾性部材92の弾性力により、可動部材90が基板18に対して矢印A1方向に相対移動した位置(スタート位置)に配置される。また、この状態では、このコイルスプリング96の弾性力により、ストッパレバー118が矢印R5方向に付勢され、ストッパ部134は、矢印A2方向から係止ローラ140に係止される。
ストッパ部134が矢印A2方向から係止ローラ140に係止されることにより、ストッパ部134を有するストッパレバー118の矢印A1方向への移動が規制される。これにより、ストッパレバー118が設けられた可動部材90の矢印A1方向への移動が規制される。電子ユニット14に反力F1が作用することにより、可動部材90には、矢印A2方向への力F2が反力として作用する。
そして、図8に示されるように、電子ユニット14に作用する反力F1により、電子ユニット14が矢印A1方向に移動すると、可動部材90の矢印A1方向への移動が規制されたまま、基板18が矢印A1方向に移動する。このときには、可動部材90が基板18に対して矢印A2方向に相対移動し、可動部材90に作用する力F2により弾性部材92が圧縮される。これにより、電子ユニット14に作用する反力F1が弾性部材92(反力吸収ユニット116)によって吸収され、反力F1が抑制される。
続いて、図9に示されるように、水冷アダプタ54に対して水冷カプラ28の嵌合が外れると、この嵌合が外れたタイミングで、接触ローラ120が解除部材98に接触する。そして、接触ローラ120が解除部材98に接触しながら、解除部材98と共に基板18が矢印A1方向に移動することにより、ストッパレバー118がR6方向に回転し、ストッパ部134及び係止ローラ140の係止状態が解除される。これにより、電子ユニット14を収容部16から抜去可能になる。
なお、ストッパ部134及び係止ローラ140の係止状態が解除されると、弾性部材92によって可動部材90が矢印A1方向に付勢される(図10参照)。そして、これにより、可動部材90が基板18に対して矢印A1方向に相対移動した位置(スタート位置)に戻される。また、接触ローラ120が解除部材98から矢印A1方向に離間し、コイルスプリング96によってストッパレバー118が矢印R5方向に付勢される。そして、これにより、ストッパレバー118が矢印R5方向に回転した位置に戻される。
一方、図10に示されるように、電子ユニット14を収容部16に挿入するときには、ストッパ部134が係止ローラ140を乗り越える。そして、図7に示されるように、電子ユニット14が収容部16に収容された状態では、一対の水冷カプラ28が一対の水冷アダプタ54にそれぞれ嵌合される。また、このときには、ストッパ部134が矢印A2方向から係止ローラ140に係止される。そして、図2に示されるように、一対のロック機構30がロック状態とされることにより、電子ユニット14が電子機器12に固定される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態では、ロック機構30のロック状態が解除され、電子ユニット14に作用する反力F1によって電子ユニット14が矢印A1方向に移動を開始すると、反力抑制機構32が作動する。
つまり、図8に示されるように、電子ユニット14に作用する反力F1により、電子ユニット14が矢印A1方向に移動すると、可動部材90の矢印A1方向への移動が規制されたまま、基板18が矢印A1方向に移動する。このときには、可動部材90が基板18に対して矢印A2方向に相対移動し、可動部材90に作用する力F2により弾性部材92が圧縮される。これにより、電子ユニット14に作用する反力F1が弾性部材92(反力吸収ユニット116)によって吸収され、反力F1が抑制される。したがって、電子ユニット14がゆっくり移動するか、又は、電子ユニット14の飛び出しが阻止されるので、電子ユニット14が収容部16から勢いよく飛び出すことを防止できる。
また、図9に示されるように、水冷アダプタ54に対して水冷カプラ28の嵌合が外れると、この嵌合が外れたタイミングで、接触ローラ120が解除部材98に接触する。そして、接触ローラ120が解除部材98に接触しながら、解除部材98と共に基板18が矢印A1方向に移動することにより、ストッパレバー118がR6方向に回転し、ストッパ部134及び係止ローラ140の係止状態が解除される。これにより、電子ユニット14を収容部16から抜去可能になる。したがって、ストッパ部134及び係止ローラ140の係止状態を手動で解除しなくて済むので、電子ユニット14を収容部16から抜去する際の利便性を向上させることができる。
また、解除部材98に接触する部材は、ローラである接触ローラ120とされている。したがって、接触ローラ120が解除部材98に接触する際に、接触ローラ120が回転することにより、接触ローラ120と解除部材98との接触状態を安定させることができる。これにより、ストッパレバー118をR6方向に円滑に回転させることができるので、ストッパ部134及び係止ローラ140の係止状態を円滑に解除できる。
また、ストッパレバー118のストッパ部134と係止される部材は、ローラである係止ローラ140とされている。したがって、電子ユニット14に作用する反力F1により、ストッパ部134が係止ローラ140に押し付けられていても、ストッパレバー118が矢印R6方向に回転するときには、係止ローラ140が回転する。これにより、ストッパ部134と係止ローラ140との係止状態が円滑に解除されるので、ストッパレバー118を矢印R6方向に円滑に回転させることができる。
また、図8に示されるように、可動部材90は、一対の水冷カプラ28に対して矢印A1方向に離間して配置されており、弾性部材92は、一対の水冷カプラ28と可動部材90との間に配置されている。そして、この配置により、弾性部材92が圧縮されることで反力F1が吸収される。したがって、例えば、弾性部材92が引っ張られることで反力F1が吸収される配置に比して、弾性部材92の配置に要するスペースを小さくできるので、反力抑制機構32を小型化できる。
また、電子ユニット14を矢印X方向に見た場合に、一対の水冷カプラ28、可動部材90、及び、弾性部材92は、矢印A方向に直線状に並んで配置されている。したがって、一対の水冷カプラ28によって電子ユニット14に反力F1が作用するときに、可動部材90に曲げモーメントが作用することを抑制できるので、反力F1を弾性部材92で効率よく吸収できる。
また、可動部材90は、矢印A方向に延びる長孔100を有し、基板18は、矢印A方向に並び長孔100に挿入された一対のガイドピン102を有する。したがって、可動部材90が矢印A方向に沿って移動するので、この可動部材90によって弾性部材92を矢印A方向に沿って圧縮できる。これにより、反力F1を弾性部材92でより一層効率よく吸収できる。
また、図5に示されるように、ロック機構30において、第二ロックレバー64のフック部86が係止される部材は、ローラであるロックローラ62とされている。したがって、電子ユニット14に作用する反力F1により、フック部86がロックローラ62に力F3で押し付けられていても、ロック解除時に第二ロックレバー64が矢印R4方向に回転するときには、ロックローラ62が回転する。これにより、フック部86とロックローラ62との係止状態が円滑に解除されるので、第二ロックレバー64をロック解除方向である矢印R4方向に小さい操作力で回転させることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、電子装置10は、一例として、通信キャリア向けの基地局装置であるが、例えば、サーバーなど、通信キャリア向けの基地局装置以外の電子装置10でもよい。
また、上記実施形態において、ユニット本体34は、基板18及び複数のフレーム20、22、24によって形成されている。しかしながら、ユニット本体34は、例えば、筐体など、基板18及び複数のフレーム20以外の部材を有していてもよい。また、反力抑制機構32は、基板18に搭載されているが、ユニット本体34を形成する部材であれば、基板18以外の部材に搭載されていてもよい。
また、上記実施形態において、電子ユニット14は、一対の水冷カプラ28を有するが、水冷カプラ28の数は、三つ以上でもよい。
また、上記実施形態において、ロック機構30は、第一ロックレバー60(イジェクタレバー)と、ロックローラ62と、第二ロックレバー64と、トーションバネ66とを有するが、上記以外の構成でもよい。
また、上記実施形態において、弾性部材92は、一例として、矢印A方向を軸方向として配置されたコイルスプリングである。しかしながら、弾性部材92は、例えば、ゴムなど、矢印A方向に弾性を有する部材であれば、どのようなものでもよい。
また、上記実施形態において、弾性部材92を含む反力吸収ユニット116は、弾性部材92に加えて、ダンパ(ショックアブソーバ)を有していてもよい。また、このダンパには、流体による粘性や、パウダなどの粒子による粘性等を利用したものが用いられてもよい。
また、上記実施形態では、好ましい例として、解除部材98と接触する部材にローラである接触ローラ120が用いられているが、ローラ以外の部材が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、好ましい例として、解除部材98及び接触ローラ120が用いられ、接触ローラ120が解除部材98に接触しながら、基板18が解除部材98と共に矢印A1方向に移動することにより、ストッパレバー118が矢印R6方向に回転する。しかしながら、解除部材98及び接触ローラ120が省かれて、ストッパレバー118が手動により矢印R6方向に回転させられてもよい。
また、上記実施形態では、好ましい例として、第二ロックレバー64のフック部86と係止される部材にローラであるロックローラ62が用いられているが、ローラ以外の部材が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、「係止部」の一例として、ストッパレバー118のストッパ部134と係止される部材にローラである係止ローラ140が用いられているが、ローラ以外の部材が用いられてもよい。
また、上記実施形態において、解除部材98は、好ましい例として、水冷カプラ28の嵌合が外れたタイミングでストッパ部材94と接触する。しかしながら、電子ユニット14が収容部16から勢いよく飛び出すことを抑制できるのであれば、解除部材98は、どのようなタイミングでストッパ部材94と接触してもよい。
また、上記実施形態では、好ましい例として、可動部材90は、一対の水冷カプラ28に対して矢印A1方向に離間して配置され、弾性部材92は、一対の水冷カプラ28と可動部材90との間に配置されている。また、好ましい例として、電子ユニット14を矢印X方向に見た場合に、一対の水冷カプラ28、可動部材90、及び、弾性部材92は、矢印A方向に直線状に並んで配置されている。しかしながら、一対の水冷カプラ28、可動部材90、及び、弾性部材92の配置は、上記以外でも良い。
また、上記実施形態において、可動部材90は、好ましい例として、一対の長孔100を有するが、長孔100の数は、一つでもよく、また、三つ以上でもよい。また、基板18は、好ましい例として、一対のガイドピン102を有するが、ガイドピン102の数は、三つ以上でもよい。また、一つの長孔100に複数のガイドピン102が挿入されてもよい。
また、上記実施形態において、長孔100は、可動部材90に形成され、ガイドピン102は、基板18に設けられているが、長孔100は、基板18に形成され、ガイドピン102は、可動部材90に設けられていてもよい。
また、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされてもよい。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
電子機器の収容部に収容される電子ユニットであって、
ユニット本体と、
前記ユニット本体に固定され、前記電子機器の水冷アダプタと嵌合される水冷カプラと、
前記ユニット本体に設けられ、前記電子ユニットを前記電子機器に固定するロック機構と、
前記ユニット本体に設けられ、前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向に前記ユニット本体に対して相対移動可能である可動部材と、
前記ユニット本体に固定された第一固定部と、前記可動部材に固定された第二固定部とを有する弾性部材と、
前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向から前記電子機器の係止部に係止されるストッパ部を有するストッパ部材と、
を備える電子ユニット。
(付記2)
前記ストッパ部材は、前記ストッパ部と前記係止部との係止状態が解除される方向に回転可能に前記可動部材に支持され、
前記可動部材が前記ユニット本体に対して相対移動した場合に前記ストッパ部材と接触する位置には、前記ストッパ部と前記係止部との係止状態が解除される方向に前記ストッパ部材を回転させる解除部材が配置されている、
付記1に記載の電子ユニット。
(付記3)
前記解除部材は、前記水冷カプラの嵌合が外れたタイミングで前記ストッパ部材と接触する位置に配置されている、
付記2に記載の電子ユニット。
(付記4)
前記ストッパ部材は、
前記ストッパ部を有し、前記可動部材に回転可能に支持されたストッパレバーと、
前記解除部材と接触する接触ローラと、
を有する、
付記2又は付記3に記載の電子ユニット。
(付記5)
前記可動部材は、前記水冷カプラの嵌合が外れる方向に前記水冷カプラと離間して配置され、
前記弾性部材は、前記水冷カプラと前記可動部材との間に配置されている、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載の電子ユニット。
(付記6)
前記水冷カプラ、前記可動部材、及び、前記弾性部材は、前記水冷カプラの嵌合方向に直線状に並んで配置されている、
付記1〜付記5のいずれか一項に記載の電子ユニット。
(付記7)
前記可動部材及び前記ユニット本体の一方は、前記水冷カプラの嵌合方向に延びる長孔を有し、
前記可動部材及び前記ユニット本体の他方は、前記水冷カプラの嵌合方向に並び、前記長孔に挿入された複数のガイドピンを有する、
付記1〜付記6のいずれか一項に記載の電子ユニット。
(付記8)
前記弾性部材は、前記水冷カプラの嵌合方向を軸方向として配置されたコイルスプリングである、
付記1〜付記7のいずれか一項に記載の電子ユニット。
(付記9)
前記ロック機構は、
前記電子機器の抜止部に係止される引掛部を有し、前記ユニット本体に回転可能に支持された第一ロックレバーと、
前記ユニット本体に回転可能に設けられたロックローラと、
前記ロックローラに係止されるフック部を有すると共に、前記第一ロックレバーに回転可能に支持され、前記フック部が前記ロックローラに係止された状態において前記引掛部が前記抜止部に係止される位置に前記第一ロックレバーを保持する第二ロックレバーと、
を有する、
付記1〜付記8のいずれか一項に記載の電子ユニット。
(付記10)
収容部を有する電子機器と、
前記収容部に収容される電子ユニットと、
を有し、
前記電子ユニットは、
ユニット本体と、
前記ユニット本体に固定され、前記電子機器の水冷アダプタと嵌合される水冷カプラと、
前記ユニット本体に設けられ、前記電子ユニットを前記電子機器に固定するロック機構と、
前記ユニット本体に設けられ、前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向に前記ユニット本体に対して相対移動可能である可動部材と、
前記ユニット本体に固定された第一固定部と、前記可動部材に固定された第二固定部とを有する弾性部材と、
前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向から前記電子機器の係止部に係止されるストッパ部を有し、前記可動部材に回転可能に支持されたストッパ部材と、
を備える電子装置。
10 電子装置
12 電子機器
14 電子ユニット
16 収容部
18 基板
20 フレーム
26 電気コネクタ
28 水冷カプラ
30 ロック機構
32 反力抑制機構
34 ユニット本体
36 発熱デバイス
54 水冷アダプタ
58 シール材
60 第一ロックレバー
62 ロックローラ
64 第二ロックレバー
66 トーションバネ
72 引掛部
74 抜止部
86 フック部
90 可動部材
92 弾性部材
94 ストッパ部材
96 コイルスプリング
98 解除部材
100 長孔
102 ガイドピン
108 第一固定部
110 第二固定部
118 ストッパレバー
120 接触ローラ
134 ストッパ部
140 係止ローラ(係止部の一例)

Claims (6)

  1. 電子機器の収容部に収容される電子ユニットであって、
    ユニット本体と、
    前記ユニット本体に固定され、前記電子機器の水冷アダプタと嵌合される水冷カプラと、
    前記ユニット本体に設けられ、前記電子ユニットを前記電子機器に固定するロック機構と、
    前記ユニット本体に設けられ、前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向に前記ユニット本体に対して相対移動可能である可動部材と、
    前記ユニット本体に固定された第一固定部と、前記可動部材に固定された第二固定部とを有する弾性部材と、
    前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向から前記電子機器の係止部に係止されるストッパ部を有するストッパ部材と、
    を備える電子ユニット。
  2. 前記ストッパ部材は、前記ストッパ部と前記係止部との係止状態が解除される方向に回転可能に前記可動部材に支持され、
    前記可動部材が前記ユニット本体に対して相対移動した場合に前記ストッパ部材と接触する位置には、前記ストッパ部と前記係止部との係止状態が解除される方向に前記ストッパ部材を回転させる解除部材が配置されている、
    請求項1に記載の電子ユニット。
  3. 前記可動部材は、前記水冷カプラの嵌合が外れる方向に前記水冷カプラと離間して配置され、
    前記弾性部材は、前記水冷カプラと前記可動部材との間に配置されている、
    請求項1又は請求項2に記載の電子ユニット。
  4. 前記水冷カプラ、前記可動部材、及び、前記弾性部材は、前記水冷カプラの嵌合方向に直線状に並んで配置されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子ユニット。
  5. 前記可動部材及び前記ユニット本体の一方は、前記水冷カプラの嵌合方向に延びる長孔を有し、
    前記可動部材及び前記ユニット本体の他方は、前記水冷カプラの嵌合方向に並び、前記長孔に挿入された複数のガイドピンを有する、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電子ユニット。
  6. 収容部を有する電子機器と、
    前記収容部に収容される電子ユニットと、
    を有し、
    前記電子ユニットは、
    ユニット本体と、
    前記ユニット本体に固定され、前記電子機器の水冷アダプタと嵌合される水冷カプラと、
    前記ユニット本体に設けられ、前記電子ユニットを前記電子機器に固定するロック機構と、
    前記ユニット本体に設けられ、前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向に前記ユニット本体に対して相対移動可能である可動部材と、
    前記ユニット本体に固定された第一固定部と、前記可動部材に固定された第二固定部とを有する弾性部材と、
    前記水冷カプラの嵌合が外れる方向と反対方向から前記電子機器の係止部に係止されるストッパ部を有するストッパ部材と、
    を備える電子装置。
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