JP2020118515A - 磁気検出装置及び移動体検出装置 - Google Patents

磁気検出装置及び移動体検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の相対移動に伴う出力信号の変化を大きくすることの可能な磁気検出装置及び移動体検出装置を提供する。【解決手段】移動体検出装置は、磁気検出装置1と、移動体70と、を備える。磁気検出装置1は、交番磁界を発生するコイル5と、コイル5の発生する磁界が印加される磁気抵抗効果素子を含むセンサ部30と、移動体70を挟んでセンサ部30と対向する位置に設けられた磁性体7と、を有する。移動体70は、非磁性体であって、境界部71及び貫通孔72を交互に同じピッチで有する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体の相対移動による磁界変化を検出する磁気検出装置及びそれを備える移動体検出装置に関する。
下記特許文献1は、移動体検出装置を開示する。この移動体検出装置では、磁界発生導体から移動体に交番磁界を印加し、移動体の相対移動により前記移動体に渦電流が発生し、前記渦電流の変化による磁界変化を磁気センサで検出する。
国際公開第2017/073280号
渦電流の変化に起因する出力信号の変化は小さいため、ノイズが多い環境では渦電流の変化を読み取るのが難しくなる。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、移動体の相対移動に伴う出力信号の変化を大きくすることの可能な磁気検出装置及び移動体検出装置を提供することにある。
本発明のある態様は、磁気検出装置である。この磁気検出装置は、
移動体の相対移動による磁界変化を検出する磁気検出装置であって、
磁界発生導体と、
前記磁界発生導体に交番磁界を発生させるための信号を印加する信号印加部と、
前記磁界発生導体の発生する磁界が印加される少なくとも1つの磁気感応素子を含むセンサ部と、
空間を挟んで前記センサ部と対向する位置に設けられた磁性体と、を備える。
前記磁界発生導体がコイルであってもよい。
前記センサ部の出力信号を前記信号印加部の出力信号を利用して同期検波する同期検波部を備えてもよい。
本発明のもう1つの態様は、移動体検出装置である。この移動体検出装置は、
磁気検出装置と、
前記磁気検出装置に対して相対移動する移動体と、を備え、
前記磁気検出装置は、
磁界発生導体と、
前記磁界発生導体に交番磁界を発生させるための信号を印加する信号印加部と、
前記磁界発生導体の発生する磁界が印加される少なくとも1つの磁気感応素子を含むセンサ部と、
前記移動体を挟んで前記センサ部と対向する位置に設けられた磁性体と、を有する。
前記移動体は、非磁性体であって、相互に導電率が異なる第1及び第2部分を有し、前記センサ部と対面する部分の導電率が自身の相対移動によって変化してもよい。
前記移動体は、導電性を有する非磁性体であって、少なくとも1つの凸部又は凹部を有し、前記センサ部との対向距離が自身の相対移動によって変化してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、移動体の相対移動に伴う出力信号の変化を大きくすることの可能な磁気検出装置及び移動体検出装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る移動体検出装置の断面図であって、磁気検出装置1を移動体70と共に示した断面図。 前記移動体検出装置の斜視図。 磁気検出装置1のコイル5及びセンサ部30をZ方向から見た図。 磁気検出装置1の概略回路図。 磁気検出装置1から磁性体7を無くした比較例の磁気検出装置の検波前の出力信号波形と、磁気検出装置1の検波前の出力信号波形と、を並べて示す比較図。 図5の各波形の振幅値を示す棒グラフ。 本発明の実施の形態2に係る移動体検出装置の断面図。 本発明の実施の形態3に係る移動体検出装置の斜視図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施の形態1)
図1〜図6を参照し、本発明の実施の形態1を説明する。本実施の形態は、移動体70の相対移動による磁界変化を検出する磁気検出装置1、並びに磁気検出装置1及び移動体70からなる移動体検出装置に関する。図1〜図3により、磁気検出装置1の互いに直行するXYZ軸を定義する。
移動体70は、銅やアルミ等の非磁性の導体である。移動体70は、Z方向と垂直な板体であり、X方向と平行に移動する直線移動体である。移動体70は、第1部分としての境界部71と、第2部分としての貫通孔72と、を有する。境界部71及び貫通孔72は、X方向に交互に同じピッチで設けられる。境界部71は高導電率部分の例示であり、貫通孔72は低導電率部分の例示である。移動体70は、磁気検出装置1に対する自身の相対移動により、磁気検出装置1のセンサ部30と対面する部分の導電率が変化する。
磁気検出装置1は、磁界発生導体としてのコイル(印加コイル)5と、磁性体7と、支持体8と、基板10と、磁気感応素子チップ20と、集磁体(スプリッタ)25と、を備える。コイル5は、銅等の導線(絶縁被覆線)を多数回巻いて、Z方向と平行でZ方向の両端が開放の筒状(ここでは円筒状)に成形したものである。図示は省略したが、コイル5の内側に、巻枠となるボビンを設けてもよい。コイル5は、後述のセンサ部30を内側に囲む。基板10は、Z方向と垂直であり、+Z方向側の面にコイル5及び磁気感応素子チップ20を搭載する。
磁気感応素子チップ20は、磁気感応素子としての磁気抵抗効果素子21〜24を有する。磁気抵抗効果素子21〜24は、磁気感応素子チップ20内の+Z方向側の端部近傍に位置する。磁気抵抗効果素子21〜24の感磁面は、Z方向と垂直である。図3に示すように、磁気抵抗効果素子21〜24のピン層(固定層)磁化方向は、ここではいずれも+X方向である。磁気感応素子チップ20の+Z方向側の面に集磁体25が設けられる。磁気抵抗効果素子21〜24及び集磁体25は、センサ部30を構成する。集磁体25の+Z方向側の端部は、Z方向においてコイル5の+Z方向側の端部と同じ位置にある。
磁気抵抗効果素子21、22は、集磁体25の−X方向側に配置される。磁気抵抗効果素子23、24は、集磁体25の+X方向側に配置される。集磁体25は、直方体の例えばフェライトである。集磁体25は、コイル5の発生するZ方向と平行な磁界を、磁気抵抗効果素子21〜24の位置においてX方向の成分を有するように曲げる役割を持つ。磁気抵抗効果素子21〜24の感磁面はいずれもZ方向と垂直であるが、集磁体25があることで、センサ部30全体としてはZ方向の磁界強度を検出可能となっている。すなわち、センサ部30の検知方向はZ方向である。集磁体25のXY方向における中心位置は、コイル5の中心軸の位置と略一致する。磁気抵抗効果素子21、22と、磁気抵抗効果素子23、24は、コイル5のX方向の中央を含みX方向と垂直な平面(図示せず)を挟んで対称となる配置である。磁気抵抗効果素子21〜24は、Y方向において、集磁体25の長さ範囲内に存在する。
磁性体7は、センサ部30の+Z方向側に設けられてセンサ部30と対向する。磁性体7とセンサ部30との間の空間に移動体70の一部が挿入される。磁性体7のXY方向における中心位置は、コイル5の中心軸の位置と略一致する。磁性体7は、例えばフェライトである。磁性体7及び基板10は、支持体8に支持(固定)される。支持体8は、X方向から見てコの字状であり、相互に対向する内面の一方に基板10を支持し、他方に磁性体7を支持する。
図4は、磁気検出装置1の概略回路図である。センサ部30において、磁気抵抗効果素子21〜24はフルブリッジ接続される。図4において磁気抵抗効果素子21〜24にそれぞれ付された斜め方向の矢印は、コイル5が−Z方向の磁界を発生しているときの、無磁界時と比較した抵抗値変化を示す。すなわち、コイル5が−Z方向の磁界を発生しているとき、集磁体25の作用により、磁気抵抗効果素子21、22の位置では磁界が−X方向の成分(ピン層磁化方向と逆向きの成分)を持ち、磁気抵抗効果素子23、24の位置では磁界が+X方向の成分(ピン層磁化方向と同じ向きの成分)を持つため、磁気抵抗効果素子21、22の抵抗値は無磁界時と比較して高くなり、磁気抵抗効果素子23、24の抵抗値は無磁界時と比較して低くなる。コイル5が+Z方向の磁界を発生しているとき磁気抵抗効果素子21〜24の抵抗値変化は、コイル5が−Z方向の磁界を発生しているときと逆になる。
磁気抵抗効果素子21、23の一端は、電源電圧V+が供給される正側電源ラインに接続される。磁気抵抗効果素子21の他端は、磁気抵抗効果素子24の一端に接続される。磁気抵抗効果素子23の他端は、磁気抵抗効果素子22の一端に接続される。磁気抵抗効果素子22、24の他端は、電源電圧V−が供給される負側電源ラインに接続される。磁気抵抗効果素子21、24の相互接続点は、第1演算増幅器51の非反転入力端子に接続される。磁気抵抗効果素子22、23の相互接続点は、第1演算増幅器51の反転入力端子に接続される。
検出部・増幅回路50において、第1演算増幅器51の出力端子は、コイル等の磁界発生導体52の一端に接続される。磁界発生導体52は、磁気平衡用であって、第1演算増幅器51の出力電流が流れることにより、センサ部30を磁気平衡状態にする負帰還磁界を発生する。磁気平衡状態は、センサ部30に印加されるトータルの磁界が、センサ部30の出力電圧(第1演算増幅器51への入力電圧)を所定値(例えばゼロ)にする状態である。センサ部30に印加される測定対象磁界と、センサ部30を磁気平衡状態にするために必要な負帰還磁界と、が比例関係にあるため、負帰還磁界を発生させるために磁界発生導体52に流れる負帰還電流により、測定対象磁界を検出できる。
磁界発生導体52の他端は、ボルテージフォロワ(バッファ)である第2演算増幅器54の非反転入力端子に接続される。磁界発生導体52の他端とグランドとの間に、抵抗53が接続される。抵抗53は、磁界発生導体52に流れる負帰還電流を電圧に変換する電流電圧変換抵抗である。第2演算増幅器54の反転入力端子は、第2演算増幅器54の出力端子に接続される。第2演算増幅器54の出力端子は、抵抗55の一端に接続される。抵抗55の他端は、第3演算増幅器56の反転入力端子に接続される。第3演算増幅器56の非反転入力端子は、グランドに接続される。第3演算増幅器56の反転入力端子と出力端子との間に、抵抗57が設けられる。抵抗55、第3演算増幅器56、及び抵抗57は、抵抗55と抵抗57との抵抗比で増幅率が決まる反転増幅器を構成する。反転増幅器は一例であり、非反転増幅器や、ハイパスフィルタあるいはローパスフィルタと増幅器を組み合わせた構成であってもよい。第3演算増幅器56の出力信号は、検波回路61に入力される。
発振回路62は、単一周波数の正弦波信号を検波回路61及びコイル駆動回路63に印加する。コイル駆動回路63は、発振回路62の出力信号をコイル5の駆動に適した電流に変換してコイル5に供給する増幅回路である。発振回路62とコイル駆動回路63は、信号印加部を構成する。信号処理部を構成する検波回路61は、第3演算増幅器56の出力信号を発振回路62の出力信号により同期検波する。検波回路61は、具体的には例えば、第3演算増幅器56の出力信号と発振回路62の出力信号とを乗算する乗算回路と、この乗算回路の出力信号を通すローパスフィルタと、を有する。検波回路61の出力信号が、磁気検出装置1のセンサ出力となる。発振回路62の出力信号の周波数Fsは、移動体70の移動による、移動体70のうちセンサ部30と対面する部分の導電率の変動周波数Fc以上の周波数とする(Fs≧Fc)。好ましくはFs≧2×Fcであり、Fsは、磁気検出装置1の各素子の特性上許容される範囲で高いほど検出精度の向上に寄与する。
移動体70の境界部71がセンサ部30と対面するとき、その対面する境界部71に、コイル5の発生する交番磁界によって相対的に大きな渦電流が発生する。移動体70の貫通孔72がセンサ部30と対面するとき、その対面する貫通孔72には渦電流は発生しない。このとき、センサ部30と対面する貫通孔72に隣接する境界部71に相対的に小さな渦電流が発生し得るが、その渦電流は、センサ部30と対面する境界部71に発生する渦電流と比較すると、センサ部30に与える影響が遥かに小さい。渦電流が発生する磁界は、磁気抵抗効果素子21〜24の位置において、コイル5の発生する交番磁界の感磁方向成分を部分的に相殺する成分を有する。このため、移動体70の境界部71がセンサ部30と対面している場合のほうが、移動体70の貫通孔72がセンサ部30と対面している場合と比較して、磁気検出装置1のセンサ出力が小さくなる。
ノイズが多い環境での読み取りの確実性、容易性を高めるためには、センサ部30と対面する境界部71に発生する渦電流を大きくする必要がある。本実施の形態では、移動体70を挟んでセンサ部30と対向する磁性体7を設けることで、コイル5の発生する交番磁界をより高い強度で境界部71に到達させる。これにより、境界部71に発生する渦電流が大きくなり、磁気検出装置1においては、移動体70の境界部71がセンサ部30と対面している場合と、貫通孔72がセンサ部30と対面している場合と、の間におけるセンサ出力の変化が大きくなり、S/N(信号対雑音比)が向上する。
図5は、磁気検出装置1から磁性体7を無くした比較例の磁気検出装置の検波前の出力信号波形と、磁気検出装置1の検波前の出力信号波形と、を並べて示す比較図である。検波前の出力信号は、図4の第3演算増幅器56から検波回路61への入力信号である。図6は、図5の各波形の振幅値を示す棒グラフである。図5及び図6より、磁性体7を設けることで、移動体70の境界部71がセンサ部30と対面している場合と、貫通孔72がセンサ部30と対面している場合と、の間における出力信号の変化を大きくできることが明らかとなった。
本実施の形態によれば、移動体70を挟んでセンサ部30と対向する磁性体7を設けるため、移動体70の境界部71がセンサ部30と対面している場合と、貫通孔72がセンサ部30と対面している場合と、の間におけるセンサ出力の変化を大きくでき、S/Nを向上させることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る移動体検出装置の断面図である。この移動体検出装置において、磁気検出装置1は実施の形態1と同構成である。一方、実施の形態1の移動体70は、本実施の形態では凹凸を有する移動体80に替わっている。移動体80は、銅やアルミ等の非磁性の導体である。移動体80は、Z方向と垂直な板体であり、X方向と平行に移動する直線移動体である。移動体80は、センサ部30と対向し得る面(−Z方向側の面)に、凸部81と凹部82を有する。凸部81及び凹部82は、X方向に交互に同じピッチで設けられる。移動体80は、磁気検出装置1に対する自身の相対移動により、磁気検出装置1のセンサ部30との対向距離が変化する。
移動体80の凸部81がセンサ部30と対面するとき、その対面する凸部81に、コイル5の発生する交番磁界によって相対的に大きな渦電流が発生する。移動体80の凹部82がセンサ部30と対面するとき、その対面する凹部82に、コイル5の発生する交番磁界によって相対的に小さな渦電流が発生する。このため、移動体80の凸部81がセンサ部30と対面している場合のほうが、移動体80の凹部82がセンサ部30と対面している場合と比較して、磁気検出装置1のセンサ出力が小さくなる。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る移動体検出装置の斜視図である。この移動体検出装置において、磁気検出装置1は実施の形態1と同構成である。一方、実施の形態1の移動体70は、本実施の形態では移動体90に替わっている。移動体90は、銅やアルミ等の非磁性の導体である。移動体90は、Z方向と垂直な板体であり、Z方向と平行な回転軸を中心に回転する回転体である。移動体90は、図示の例では円環状であるが、円板状であってもよい。移動体90は、第1部分としての境界部91と、第2部分としての貫通孔92と、を有する。境界部91及び貫通孔92は、移動体90の回転軸周りに交互に同じピッチで設けられる。境界部91は高導電率部分の例示であり、貫通孔92は低導電率部分の例示である。本実施の形態も、実施の形態1と同じ原理で、移動体90の移動(回転)を検出できる。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
磁気検出装置1の検出対象となる移動体は、非磁性の絶縁体(樹脂等)と非磁性の導体とを組み合わせたものであってもよい。例えば、移動体80の材質を樹脂とし、凹部82を銅やアルミ等の非磁性の導体で埋めたものも、磁気検出装置1の検出対象となり得る。また、移動体は、非磁性の導体からなる歯車であってもよい。この場合、歯車の凹凸の内周側に磁性体のリングを一体に設ければよい。
磁気抵抗効果素子21〜24をフルブリッジ接続は、2つの磁気抵抗効果素子をハーフブリッジ接続に替えてもよく、また1つの磁気抵抗効果素子と固定抵抗器とのハーフブリッジ接続に替えてもよい。磁気感応素子は、GMR素子等の磁気抵抗効果素子に限定されず、ホール素子等の他の種類のものであってもよい。磁気検出装置1は、実施の形態で例示した磁気平衡式に限定されず、磁気比例式であってもよい。この場合、磁界発生導体52及び抵抗53を省略し、第1演算増幅器51の出力信号を第2演算増幅器54の非反転入力端子に入力すればよい。
1 磁気検出装置、5 コイル(印加コイル)、7 磁性体、10 基板、20 磁気感応素子チップ、21〜24 磁気抵抗効果素子、25 集磁体(スプリッタ)、30 センサ部、51 第1演算増幅器、52 磁界発生導体、53 抵抗、54 第2演算増幅器、55 抵抗、56 第3演算増幅器、57 抵抗、61 検波回路、62 発振回路、63 コイル駆動回路、70 移動体、71 境界部、72 貫通孔、80 移動体、81 凸部、82 凹部、90 移動体(回転体)、91 境界部、92 貫通孔

Claims (6)

  1. 移動体の相対移動による磁界変化を検出する磁気検出装置であって、
    磁界発生導体と、
    前記磁界発生導体に交番磁界を発生させるための信号を印加する信号印加部と、
    前記磁界発生導体の発生する磁界が印加される少なくとも1つの磁気感応素子を含むセンサ部と、
    空間を挟んで前記センサ部と対向する位置に設けられた磁性体と、を備える、磁気検出装置。
  2. 前記磁界発生導体がコイルである、請求項1に記載の磁気検出装置。
  3. 前記センサ部の出力信号を前記信号印加部の出力信号を利用して同期検波する同期検波部を備える、請求項1又は2に記載の磁気検出装置。
  4. 磁気検出装置と、
    前記磁気検出装置に対して相対移動する移動体と、を備え、
    前記磁気検出装置は、
    磁界発生導体と、
    前記磁界発生導体に交番磁界を発生させるための信号を印加する信号印加部と、
    前記磁界発生導体の発生する磁界が印加される少なくとも1つの磁気感応素子を含むセンサ部と、
    前記移動体を挟んで前記センサ部と対向する位置に設けられた磁性体と、を有する、移動体検出装置。
  5. 前記移動体は、非磁性体であって、相互に導電率が異なる第1及び第2部分を有し、前記センサ部と対面する部分の導電率が自身の相対移動によって変化する、請求項4に記載の移動体検出装置。
  6. 前記移動体は、導電性を有する非磁性体であって、少なくとも1つの凸部又は凹部を有し、前記センサ部との対向距離が自身の相対移動によって変化する、請求項4に記載の移動体検出装置。
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