JP2020118506A - 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法 - Google Patents

車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020118506A
JP2020118506A JP2019008480A JP2019008480A JP2020118506A JP 2020118506 A JP2020118506 A JP 2020118506A JP 2019008480 A JP2019008480 A JP 2019008480A JP 2019008480 A JP2019008480 A JP 2019008480A JP 2020118506 A JP2020118506 A JP 2020118506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
vehicle
load
damper
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019008480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7172638B2 (ja
Inventor
紀夫 山本
Norio Yamamoto
紀夫 山本
明 福永
Akira Fukunaga
明 福永
大河 井上
Taiga Inoue
大河 井上
洋子 土井
Yoko Doi
洋子 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2019008480A priority Critical patent/JP7172638B2/ja
Publication of JP2020118506A publication Critical patent/JP2020118506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7172638B2 publication Critical patent/JP7172638B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを検証できるようにする。【解決手段】装置本体20に固定され、ダンパ頂部に上側から結合するダンパ側結合装置50と、昇降装置30の上側の部分に固定され、ダンパ側結合装置50よりも下側の位置で、ホイールハブに結合するホイール側結合装置40と、ダンパ側結合装置50及びホイール側結合装置40の少なくとも一方には、ダンパ頂部がダンパ側結合装置50に結合されかつホイールハブがホイール側結合装置40に結合された状態で、昇降装置30によりホイールハブが昇降された際に、連結された車体構成部材にかかる荷重を計測するためのロードセルが設けられている。【選択図】図1

Description

ここに開示された技術は、車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法に関する技術分野に属する。
従来より、車両の走行安定性を向上させるために、開発段階において、ホイールアライメントを評価して、その評価結果を基にして、ダンパ特性やブッシュ特性を調整すること行われている。
例えば、特許文献1には、車両の各車輪を車幅方向の外側から支持する部材にロードセルをそれぞれ配置し、車輪が回転している間に該車輪が車幅方向の外側に移動しようとする荷重を、各ロードセルにより計測して、車両の片流れの程度を評価する計測装置が開示されている。
また、特許文献2には、ホイール側に取り付けられるホイール側センサユニットに、車軸の3次元空間における運動軌跡を計測する3つのレーザ式変位センサを設け、プラットホーム側に取り付けられるプラットホーム側センサユニットに、上記3つのレーザ式変位センサに対応した3つの反射板を設けて、レーザ式変位センサと反射板との距離を調整しながら測定することで、車軸の3次元空間における運動軌跡を計測する、自動車のホイールアライメント計測装置が開示されている。
特開平6−331505号公報 特開平3−237307号公報
ところで、車両走行時において、円滑な操舵性を得るためには、特許文献2のような車両静止状態におけるアライメントのみを考慮するのではなく、特許文献1のように車両走行時を想定した、所謂、動的なアライメントを考慮することが好ましい。ここで、車両がコーナーを曲がるときには、ホイールに路面からの荷重がかかる。ホイールに路面からの荷重がかかると、ホイールと結合されたホイールハブや、ホイールハブ等を介してホイールと連結されたダンパにも荷重がかかる。そして、かかった荷重に応じて、ホイールハブが変位したり、ダンパが作動したりして車高が変化する。このため、車両の走行安定性を向上させるには、ホイールハブかかる荷重やダンパにかかる荷重を考慮してホイールアライメントを検証する必要がある。よって、車両走行時の車両の状態を考慮してホイールアライメントを検証するという観点からは、従来のホイールアライメント計測に対して改良の余地がある。
ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを検証できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、ここに開示された技術では、車体構成部材として、左右一対のサスペンションアームと、該左右一対のサスペンションアームにそれぞれ連結された左右一対のハブキャリアと、該左右一対のハブキャリアにそれぞれ取り付けられた左右一対のホイールハブと、上記左右一対のハブキャリアにそれぞれ連結された左右一対のダンパとを有する車両のホイールアライメント計測装置を対象として、基台と、上記基台上に立設するように配設された本体部と、上記基台上に配設された昇降手段と、上記本体部に固定され、上記ダンパの頂部に上側から結合する第1の結合手段と、上記昇降手段の上側の部分に固定され、上記第1の結合手段よりも下側の位置で、上記ホイールハブに結合する第2の結合手段と、ホイールアライメントを計測する計測手段とを備え、上記第1の結合手段及び第2の結合手段の少なくとも一方には、上記ダンパが上記第1の結合手段に結合されかつ上記ホイールハブが上記第2の結合手段に結合された状態で、上記昇降手段により上記ホイールハブが昇降された際に、連結された上記車体構成部材にかかる荷重を計測するためのロードセルが設けられている、という構成とした。
すなわち、第1の結合手段にかかる荷重は、ダンパから伝達されるものであり、ダンパの頂部にかかる荷重とみなすことができる。一方で、ホイールハブと連結される第2の結合手段は、ホイールを擬態したものに相当するため、第2の結合手段にかかる荷重は、ホイールにかかる荷重とみなすことができる。このため、第1の結合手段及び第2の結合手段の少なくとも一方にロードセルが設けられていれば、ホイールハブにかかる荷重及びダンパの頂部にかかる荷重の少なくとも一方と車高の変化との関係を検証することができ、車両走行時の車両の状態を考慮することができる。また、計測手段によってホイールアライメント自体も計測可能である。したがって、車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを検証できる。
上記車両のホイールアライメント装置において、上記第2の結合手段には、上記ダンパが上記第1の結合手段に結合されかつ上記ホイールハブが上記第2の結合手段に結合された状態で、上記昇降手段により上記ホイールハブが昇降された際に、上記ホイールハブにかかる荷重を計測するための下側ロードセルが設けられている、という構成であってもよい。
この構成によると、ホイールハブにかかる荷重の大きさに基づいてホイールアライメントがどのように変化するかを計測することができる。車両走行中においては、ホイールハブにかかる荷重は特に変動しやすい。このため、ホイールハブにかかる荷重を考慮することにより、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントを、より効果的に検証することができる。
上記下側ロードセルが設けられた、上記車両のホイールアライメント計測装置において、上記第1の結合手段には、上記ダンパが上記第1の結合手段に結合されかつ上記ホイールハブが上記第2の結合手段に結合された状態で、上記昇降手段により上記ホイールハブが昇降された際に、上記ダンパの頂部にかかる荷重を計測するための上側ロードセルが設けられている、という構成であってもよい。
この構成によると、ホイールに荷重がかかる際に、ダンパにかかる荷重を計測することができる。これにより、ダンパの特性についても計測することができる。この結果、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントを一層効果的に検証することができる。
上記下側ロードセル及び上記上側ロードセルが設けられた、上記車両のホイールアライメント計測装置において、上記下側ロードセル及び上記上側ロードセルはそれぞれ複数設けられている、という構成であってもよい。
上記車両のホイールアライメント計測装置において、上記本体部には、上記車体構成部材を上側から支持する支持手段が固定されており、上記第1の結合手段は、上記車体構成部材が上記支持手段に支持された状態で、上記ダンパの頂部と連結されており、上記第2の結合手段は、上記車体構成部材が上記支持手段に支持された状態で、上記ホイールハブと連結されている、という構成であってもよい。
すなわち、この構成によると、車体構成部材が上側から支持されるため、下側ロードセルがバネ上質量を測定するのを抑制することができる。これにより、ホイールハブが昇降する際に該ホイールハブにかかる荷重を選択的に計測することができる。この結果、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントを、さらに効果的に検証することができる。
ここに開示された技術の別の態様は、車両のホイールアライメント計測方法に関するものである。具体的には、車体構成部材として、左右一対のサスペンションアームと、該左右一対のサスペンションアームにそれぞれ連結された左右一対のハブキャリアと、該左右一対のハブキャリアにそれぞれ取り付けられた左右一対のホイールハブと、上記左右一対のハブキャリアにそれぞれ連結された左右一対のダンパとを有する車両に対して計測装置によりホイールアライメントを計測する、車両のホイールアライメント計測方法を対象として、上記計測装置は、基台と、上記基台上に立設するように配設された本体部と、上記基台上に配設された昇降手段と、上記本体部に固定され、上記ダンパの頂部に上側から結合する第1の結合手段と、上記昇降手段の上側の部分に固定され、上記第1の結合手段よりも下側の位置で、上記ホイールハブに結合する第2の結合手段と、ホイールアライメントを計測する計測手段とを備え、上記ダンパの頂部と上記第1の結合手段とを結合させるとともに、上記ホイールハブと上記第2の結合手段とを結合させる結合工程と、上記結合工程の後、上記ホイールハブを昇降させる昇降工程と、ホイールアライメントを計測するアライメント計測工程と、上記昇降工程において上記ホイールハブを昇降させる際に、上記ダンパの頂部にかかる荷重及び上記ホイールハブにかかる荷重の少なくとも一方を計測する荷重計測工程とを含む、という構成とした。
この構成でも、荷重値と車高の変化との関係を検証することができ、車両走行時の車両の状態を考慮することができる。したがって、車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを検証できる。
上記車両のホイールアライメント計測方法において、上記荷重計測工程は、上記ホイールハブにかかる荷重を計測するホイール荷重計測工程を含む、という構成であってもよい。
この構成でも、ホイールにかかる荷重の大きさに基づいてホイールアライメントがどのように変化するかを計測することができる。これにより、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントをより効果的に検証することができる。
上記ホイール荷重計測工程を含む、上記車両のホイールアライメント計測方法において、上記荷重計測工程は、上記ダンパの頂部にかかる荷重を計測するダンパ荷重計測工程を更に含む、という構成であってもよい。
この構成によると、ダンパの特性等も計測することができる。これにより、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントを、一層効果的に検証することができる。
以上説明したように、ここに開示された技術によると、ロードセルにより、ホイールハブにかかる荷重及びダンパの頂部にかかる荷重の少なくとも一方と車高の変化との関係を求めることができ、これにより、車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを検証できる。
本実施形態に係るホイールアライメント計測装置を示す斜視図である。 ホイールアライメント計測装置の正面図である。 ホイールアライメント計測装置の平面図である。 ダンパ側結合装置の斜視図である。 ダンパ側結合装置を右側から見た側面図である。 ダンパ側結合装置に設けられた上側ロードセルの配置を示す図である。 ホイール側結合装置の斜視図である。 ホイール側結合装置に設けられた下側ロードセルの配置を示す図である。 ホイールハブを昇降させるときに、ホイールハブにかかる荷重及びダンパにかかる荷重を示す図である。 ホイールアライメント計測装置でホイールアライメントを測定するための各工程を示すフローチャートである。
以下、例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係るホイールアライメント計測装置1(以下、単に計測装置1という)を示す。ホイール(図示省略)を装着可能な状態に組み立てられた車体構成部材に対してホイールアライメントを測定するための装置である。以下の説明では、計測装置1に関する前後左右等の方向は図1に示す矢印に従うものとする。尚、本実施形態に係る計測装置1は、基本的に左右対称に構成されているが、図1〜図3においては、図の複雑化を避けるため、後述する昇降装置30等は左側に配設されるもののみを示し、右側に配設される昇降装置30等は記載を省略している。これに対応して、以下の説明では、昇降装置30等は左側に配設されるものについてのみ説明し、右側に配設されるものについては説明を省略する。
本実施形態に係る計測装置1では、前部車体を構成する車体構成部材100を対象としている。図1及び図2に示すように、車体構成部材100は、ストラット式のサスペンションを有している。車体構成部材100は、左右一対のサスペンションアーム101と、該左右一対のサスペンションアーム101にそれぞれ連結された左右一対のハブキャリア102と、該左右一対のハブキャリア102にそれぞれ連結された左右一対のストラット103とを有する。この車体構成部材100は、図1に示すように、車両前後方向が前後方向となり、車幅方向が左右方向となるように、計測装置1に支持される。
各サスペンションアーム101は、前側に向かうに連れて、車幅方向外側に位置するように湾曲している。各サスペンションアーム101の後側かつ車幅方向の内側の端部は、サスペンションブッシュ104を介して、サスペンションクロスメンバ105(以下、サスクロス105という)にそれぞれ連結されている。つまり、左右のサスペンションアーム7はサスクロス105により車幅方向に連結されている。
図1及び図3に示すように、サスクロス105の車幅方向両側の各端部からは、左右のサポートメンバ106が車両前側に向かってそれぞれ延びている。各サポートメンバ106の車両前側の部分には、該各サポートメンバ106を車幅方向に連結するフロントクロスメンバ107の車幅方向の外側の端部がそれぞれ結合されている。
各ハブキャリア102は、各サスペンションアーム101の車幅方向の外側の端部に、車両左側同士及び車両右側同士でそれぞれ連結されている。各ハブキャリア102には、ホイールハブ109がそれぞれ連結されている。該各ホイールハブ109には、ブレーキユニット108が車幅方向の外側からそれぞれ取り付けられている。ホイールハブ109には、ホイールを取り付けるためのハブボルトが挿通される複数のボルト孔が形成されている。尚、図2及び図3では、ホイールハブ109はブレーキユニット108と重なって先端部分のみが見えている。
各ストラット103は、図2に示すように、各ハブキャリア102の上端部と、車両左側同士及び車両右側同士で、ブラケット110を介してそれぞれ連結されている。各ストラット103は、上下方向に延びるダンパ103aをそれぞれ含み、各ダンパ103aの下端部がブラケット110に結合されている。各ダンパ103aの上側の部分にはバウンドストッパがそれぞれ設けられている。各ダンパ103aのダンパ頂部103bは、不図示のサスペンションタワーに取り付けられる取付部をそれぞれ構成する。各ストラット103は、図3に示すように、車幅方向の内側かつ後側に僅かに傾斜して配設されている。
図1及び2に示すように、各ストラット103のバウンドストッパの周囲には、コイルスプリング111がそれぞれ配設されている。各コイルスプリング111の下端部は、各ストラット103の上下方向の中間に設けられたスプリングシート112にそれぞれ取り付けられている。一方で、各コイルスプリング111の上端部は、ダンパ頂部103bまでそれぞれ延びている。
計測装置1は、水平方向に広がる基台10を備える。基台10には、装置本体20(本体部)が立設するように配設されている。装置本体20は、基台10の前側の部分に立設された第1支柱21及び第2支柱22を有する。図1に示すように、第1及び第2支柱21,22は、第1支柱21が前側に位置し、第2支柱22が後側に位置するように、前後方向に並んで配置されている。第1及び第2支柱21,22の上端部には、水平梁部23が架け渡されている。水平梁部23は、第2支柱22よりも後側に延出している。水平梁部23には、図1に示すように、前側から後側に向かって順に、前側支持装置72と、ダンパ結合装置50と、中間支持装置73と、後側支持装置71とが固定されている。
後側支持装置71は、車体構成部材100を上側から支持する。後側支持装置71は、図2に示すように、水平梁部23の後端部における下面に固定された梁側固定部71aと、車体構成部材100に取り付けられる車体側取付部71bと、梁側固定部71aと車体側固定部71bとを連結する後側連結部71cとを有する。梁側固定部71aと前側連結部71cとは一体化されている。車体側取付部71bと後側連結部71cとは、車両のボディのバラツキを再現するために、それらの間にシムプレートを挟んだ状態で連結されている。後側支持装置71は、梁側固定部71aが水平梁部23の下面にボルトで固定されることで、水平梁部23に支持されている。車体側取付部71bの下端部からは、サスクロス105に形成された孔部に挿通する後側挿通軸が下側に向かって延びている。車体構成部材100は、該車体構成部材100が実際に車両に搭載されるときと同様の状態で後側支持装置71に取付支持されている。尚、サスクロス105に形成された孔部は、サスクロス105に他の車体構成部材(フロントサイドフレーム等)を連結するボルト等が挿通する孔部であって、サスクロス105に予め設けられた孔部である。
前側支持装置72も、後側支持装置71と同様に、車体構成部材100を上側から支持する。前側支持装置72は、図1に示すように、水平梁部23の前後方向の中央における左側側面に固定される梁側固定部72aと、梁側固定部72aから左側に延びた後、下側に向かって延設された下側延設部72bと、下側延設部72bの下端部に設けられた車体側取付部72cとを有する。前側支持装置72は、梁側固定部72aが水平梁部23の右側側面にボルトで固定されることで、水平梁部23に支持されている。車体側取付部72cの下端部からは、サポートメンバ106に形成された孔部に挿通する前側挿通軸が下側に向かって延びている。車体構成部材100は、前側においても、該車体構成部材100が実際に車両に搭載されるときと同様の状態で前側支持装置72に取付支持されている。尚、サポートメンバ106に形成された孔部は、サポートメンバ106に他の車体構成部材(フロントサイドフレーム等)を連結するボルト等が挿通する孔部であって、サポートメンバ106に予め設けられた孔部である。
中間支持装置73も、前側支持装置72及び後側支持装置71と同様に、車体構成部材100を上側から支持する。中間支持装置73は、ダンパ側結合装置50の直下側の位置において、水平梁部23に固定されている。
上述のように、車体構成部材100は、前側支持装置72、後側支持装置71、及び中間支持装置73のそれぞれにより、前後方向に3点(左右両方で6点)で支持されることで、安定して上側から支持される。このことから、前側支持装置72、後側支持装置71、及び中間支持装置73は、支持手段に相当する。
ダンパ側結合装置50は、装置本体20に固定され、ダンパ頂部103bと結合する。つまり、ダンパ側結合装置50は第1の結合手段を構成する。ダンパ側結合装置50は、水平梁部23の側面に取付固定される梁側取付部51と、ストラット103と結合されるダンパ結合部52とを有する。また、ダンパ側結合装置50は、後述する昇降装置40の昇降動作によりダンパ頂部103bに荷重がかかるときに、該ダンパ頂部103bにかかる荷重(以下、サストップ荷重という)を測定する上側荷重測定部53を有する。ストラット103にかかる荷重は、最終的には、他の車体構成部材に固定されるダンパ頂部103bにかかるため、上記サストップ荷重は、ストラット103にかかる荷重に相当する。
梁側取付部51は、図1及び図4に示すように、水平梁部23にボルトで固定される固定板54を有している。ダンパ側結合装置50は、固定板54が、前後方向における前側支持装置72と後側支持装置71との間の位置でかつ中間支持装置73の上側の位置において、水平梁部23の左側側面に取付固定されている。図4に示すように、固定板54の上下方向の中央よりも上側寄りの部分には、左側に向かって水平に突出する水平板55が固定されている。この水平板55は、後述する昇降装置40の上下動によりダンパ頂部103bにサストップ荷重が入力されたときに、該サストップ荷重を受ける荷重受け部を構成する。
梁側取付部51の固定板部54及び水平板部55には、上記荷重が水平板55に入力されたときに該水平板55が変形しないようにする複数の補強部56が設けられている。詳しくは、図4及び図5に示すように、水平板55の上面における前端部には、固定板部54から左側に向かって延びる第1前側補強部56aが設けられている。水平板55の上面における後端部には、第1前側補強部56aと前後方向に対向するように、固定板54から右側に向かって延びる第1後側補強部56bが設けられている。水平板55の上面における、第1前側補強部56aと第1後側補強部56bとの間には、第1前側補強部56aの後面と第1後側補強部56bの前面とを前後方向に連結する第1中間補強部56cが設けられている。また、図4及び図5に示すように、水平板55の下面における後端部には、固定板54から左側に向かって延びかつ水平板55の下面から下側に向かって延びる第2後側補強部56dが設けられている。図5に示すように、水平板55の下面における前端部には、第2後側補強部56dと前後方向に対向するように、固定板54から左側に向かって延びかつ水平板55の下面から下側に向かって延びる第2前側補強部56eが設けられている。第1前側及び第1後側補強部56a,56bは、固定板54の左側側面と水平板55の上面とに固定されている。第1中間補強部56cは、水平板部55の上面と、第1前側補強部56aの後面と、第1後側補強部56bの前面とに固定されている。第2後側及び第2前側補強部56d,56eは、固定板54の左側側面と水平板55の下面とに固定されている。これらの補強部56は、水平板55の変形により、サストップ荷重の測定精度が悪化することを防止するための補強部である。
ダンパ結合部52は、図4及び図5に示すように、実際にダンパ頂部103bが取付固定されるダンパ固定部57を有する。ダンパ固定部57は、実際に車両に搭載されるときのストラット103の傾きに対応して傾斜している。ダンパ固定部57は、ブロック体58の下面に固定されている。ブロック体58の下面は、ダンパ固定部57の傾斜に対応して傾斜している。一方で、ブロック体58の上面は水平に広がっている。
上側荷重測定部53は、サストップ荷重を計測するための複数の上側ロードセル60と、各上側ロードセル60を上下方向に挟持する一対の上側挟持板59とを有する。一対の上側挟持板59のうち相対的に上側に位置する第1上側挟持板59aは水平板55の下面に固定され、相対的に下側に位置する第2上側挟持板59bはブロック体58の上面に固定されている。
上側ロードセル60は、図6に示すように、本実施形態では4つ設けられている。各上側ロードセル60は、第2上側挟持板59bの四隅に1つずつ配置されている。各上側ロードセル60は圧電素子で構成されている。各上側ロードセル60からは端子60aがそれぞれ延びており、各端子60aには電気信号を送信するためのハーネス(図示省略)がそれぞれ接続される。
ストラット103がダンパ側結合装置50に結合されかつホイールハブ109が後述するホイール側結合装置40に結合された状態で、昇降装置30によりホイールハブ109が昇降されると、ストラット103から伝達される荷重の反力により、第2上側挟持板59bが上側に押し上げられる。これにより、各上側ロードセル60が第1上側挟持板59aと第2上側挟持板59bとに挟持されて、各上側ロードセル60には、サストップ荷重に相当する荷重がかかる。そして、各上側ロードセル60は、かかった荷重に応じた電気信号を出力する。この結果、各上側ロードセル60により、サストップ荷重を計測することができる。尚、サストップ荷重は、4つの上側ロードセル60に分散してかかるため、4つの上側ロードセル60にそれぞれかかる荷重を合計した値がサストップ荷重に相当する。
図1及び図2に示すように、基台10の前側の部分には、昇降装置30が配設されている。昇降装置30は、駆動部31と、複数のシリンダロッド32と、シリンダロッド32の上端部に取り付けられたテーブル33とを有する。駆動部31内には、各シリンダロッド32に対応する位置にエアシリンダやボールジャッキ等の駆動機構が設けられている。昇降装置30は、この駆動機構が駆動して各ロッド32が昇降することで、テーブル33を昇降させる。
テーブル33上には、LMガイド34及びターニングラジアスゲージ35を介して、ホイール側結合装置40が固定されている。ホイール側結合装置40は、ダンパ側結合装置50よりも下側の位置で、ホイールハブ109と結合する。つまり、ホイール側結合装置40は第2の結合手段を構成する。ホイール側結合装置40は、ホイールハブ109と結合されるホイール結合部41と、昇降装置30の昇降動作によりホイールハブ109に荷重が入力されたときに、該ホイールハブ109にかかる荷重(ホイールにかかる荷重に相当。以下、ホイールセンタ荷重という)を測定する下側荷重測定部42とを有する。
ホイール結合部41は、図7に示すように、ホイールハブが固定されるホイール固定部43と、逆L字状をなしかつホイール固定部43と下側荷重測定部42とを連結する下側連結部44とを有する。ホイール固定部43には、ホイールハブ109に形成された各ボルト孔と対応する位置に孔が形成されている。ホイールハブ109とホイール固定部43とは、実際にホイールハブ109にホイールを取り付ける際に用いられるハブボルトにより連結される。このため、ホイール側結合装置40のホイール固定部43は、実際のホイールに相当するものとみなすことができる。
下側連結部44は、L字の解放側が左側を向くように配設されている。下側連結部44のL字の開放側には、補強部45が設けられている。補強部45は、ホイール結合部41の変形により、ホイールセンタ荷重の測定精度が悪化することを防止するための補強部である。
下側荷重測定部42は、図7に示すように、ホイールセンタ荷重を計測するための複数の下側ロードセル46と、各下側ロードセル46を上下方向に挟持する一対の下側挟持板47とを有する。一対の下側挟持板47のうち相対的に上側に位置する第1下側挟持板47aには、連結部44の下端部が固定されている。一対の第2挟持板47のうち相対的に下側に位置する第2下側挟持板47bは、ターニングラジアスゲージ35の上に載置されている。
下側ロードセル46は、図8に示すように、本実施形態では3つ設けられている。各下側ロードセル46は、第2下側挟持板47bの左後側の端部、左前側の端部、及び、右側端部の前後方向の中央に配置されている。各下側ロードセル46は、上側ロードセル60と同様に圧電素子で構成されている。各下側ロードセル46からは端子46aがそれぞれ延びており、各端子46aには電気信号を送信するためのハーネス(図示省略)がそれぞれ接続される。
ストラット103がダンパ側結合装置50に結合されかつホイールハブ109がホイール側結合装置40に結合された状態で、昇降装置30によりホイールハブ109が昇降されると、ホイールハブ109から伝達される荷重の反力により、第1下側挟持板47aが下側に押し付けられる。これにより、各下側ロードセル46が第1下側挟持板47aと第2下側挟持板47bとに挟持されて、各下側ロードセル46には、ホイールセンタ荷重に相当する荷重がかかる。そして、各下側ロードセル46は、かかった荷重に応じた電気信号を出力する。この結果、各下側ロードセル46により、ホイールセンタ荷重を計測することができる。尚、ホイールセンタ荷重は、3つの下側ロードセル46に分散してかかるため、3つ下側ロードセル46にそれぞれかかる荷重を合計した値がホイールセンタ荷重に相当する。
ここで、ホイールハブ109がホイール固定部43に固定された状態で、昇降装置30によりホイールハブ109を昇降させたときには、サスペンションアーム101が撓んで、ホイールハブ109は、例えば、サスペンションブッシュ104の位置を支点とする弧を描くように変位する。このため、昇降装置30を上昇動作させたときには、該ホイールハブ109は下側に向かって車幅方向の外側(ここでは、左側)に傾斜した状態となる一方で、昇降装置30を下降動作させたときには、該ホイールハブ109は、下側に向かって車幅方向の内側(ここでは、右側)に傾斜した状態となる。ホイールハブ109が左右に傾斜するときには、該ホイールハブ109が固定されたホイール固定部43も左右に傾斜しようとする。本実施形態では、LMガイド34がホイール固定部43の傾斜に合わせて、左右方向にスライドすることで、ホイール固定部43に不要な横力がかかることなく、ホイール固定部43がホイールハブ109の傾斜に追従してスムーズに左右方向に傾斜することができる。実際の車両においても、ホイールハブ109に取付られるホイールは、ホイールハブ109に追従して左右方向に傾斜する。したがって、LMガイド34によって、ホイール固定部43は、走行中の車両に設けられたホイールの実際の動作に対応する動作ができるようになっている。また、このことにより、下側荷重測定部42では、走行中の車両における実際のホイールセンサ荷重に相当する荷重が計測できるようになっている。
計測装置1は、図1及び図2に示すように、ホイールアライメントを計測する計測手段として、3次元測定機80を有する。3次元測定機80は、複数のアーム81と座標測定部82とを有する。3次元測定機80では、座標測定部82に設けられた測定針82aを測定対象に接触させて3次元座標を取得する。3次元座標は複数取得可能であり、複数の3次元座標に基づいて、ホイールアライメントを計測できるようになっている。例えば、ホイール固定部43の傾きからキャンバ角を求めるときには、ホイール固定部43の左側の面上の任意の3点の3次元座標を取得する。これにより、ホイール固定部43の左側の面を含む平面を求めることができ、求めた平面と鉛直面との間の角度を算出することで、キャンバ角を求めることができる。
ここで、実際の車両走行時においては、車両がコーナーを曲がるとき等には、車両のホイールに路面から荷重(ホイールセンタ荷重に相当)がかかる。上記ホイールに路面からの荷重がかかると、該ホイールと結合されたホイールハブ109や、ホイールハブ109等を介して上記ホイールと連結されたストラット103にも荷重がかかる。そして、かかった荷重に応じて、ホイールハブ109が変位したり、ストラット103が作動したりして車高が変化する。このとき、ストラット式のようなサスペンション構造の場合には、ダンパ頂部103bが他の車体構成部材に固定されるため、図9に示すように、ホイールハブ109に路面からの荷重が入力されて、ホイールハブ109が変位しようとすると、ストラット103に曲げモーメントFが入力される。ストラット103に曲げモーメントFが発生すると、ストラット103にフリクションが発生して、ホイールハブ109が変位しにくくなり、車高がスムーズに変化しにくくなる。また、ホイールハブ109が変位するときには、サスペンションブッシュ104やサスペンションアーム101からの抵抗もフリクションとして作用する。これらのフリクションが働いて車高が変化しにくくなると、車両の走行安定性に影響する。したがって、車両の走行安定性を向上させるには、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメント、すなわち、車両走行時において、ホイールハブ109にかかる荷重(つまり、ホイールセンタ荷重)やストラット103にかかる荷重(つまり、サストップ荷重)を考慮したホイールアライメントを検証する必要がある。
これに対して、本実施形態の計測装置1では、ホイール側結合装置40に複数の下側ロードセル46が設けられるとともに、ダンパ側結合装置50に複数の上側ロードセル60が設けられているため、ホイールセンタ荷重及びサストップ荷重と車高との関係を測定することができる。すなわち、ストラット103がダンパ側結合装置50に結合させかつホイールハブ109がホイール側結合装置40に結合させれば、ストラット103が他の車体構成部材に取り付けられるとともに、ホイールハブ109に上記ホイールが取り付けられた状況に相当する状況を再現することができる。この状態で、昇降装置30を昇降動作させると、ホイールハブ109に路面からの荷重が加えられた状態となる。そして、各下側ロードセル46で測定されるホイールセンタ荷重、各上側ロードセル60で測定されるサストップ荷重、及び、昇降装置30の上昇量を求めれば、ホイールセンタ荷重及びサストップ荷重と車高との関係を測定することができる。また、3次元測定機80によりキャンバ角等を求めれば、ホイールアライメントも算出することができる。したがって、車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを計測することができる。
実際に計測装置1により測定を行う際の手順について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。この図10に示すフローチャートは、計測装置1による測定の一例である。
先ず、ステップS1において、初期設定を行う。この初期設定は、ダンパ側結合装置50やホイール側結合装置40の設置、及び、3次元測定機80の原点の設定等を含む。
次に、ステップS2において、図1に示すように、車体構成部材100を前側支持装置72、後側支持装置71、及び中間支持装置73に支持させる。
次いで、ステップS3において、ホイールハブ109をホイール固定部43に固定させて、ホイールハブ109をホイール側結合装置40に結合させるとともに、ダンパ頂部103bをダンパ固定部57に固定させて、ストラット103をダンパ側結合装置50に結合させる。
次いで、ステップS4において、昇降装置30を上昇動作させる。これにより、ハブキャリア109が上昇する。昇降装置30は、予め設定された上昇量まで上昇動作を行う。
続いて、ステップS5において、各下側ロードセル46でホイールセンタ荷重を計測し、各上側ロードセル60でサストップ荷重を計測する。
次に、ステップS6において、ホイールアライメントを計測する。
次いで、ステップS7において、昇降装置30を下降動作させる。これにより、ハブキャリア109が下降する。昇降装置30は、予め設定された下降量まで下降動作を行う。
続いて、ステップS8において、各下側ロードセル46でホイールセンタ荷重を計測し、各上側ロードセル60でサストップ荷重を計測する。
次に、ステップS9において、ホイールアライメントを計測する。ステップS8の後は、計測を終了する。
上述のフローチャートでは、昇降装置30の上昇時と下降時とで一度ずつ測定を行う場合を示しているが、昇降装置30の上昇時及び下降時にそれぞれ複数回測定を行うようにしてもよい。
上述のフローチャートに基づいてホイールセンタ荷重及びサストップ荷重を測定すると、ホイールセンタ荷重及びサストップ荷重共に、昇降装置30の上昇時に計測した荷重値と昇降装置30の下降時に計測した荷重値との間に差が生じることが分かる。これは、昇降装置30の上昇時には、上述したフリクションが働いてフリクションに基づく荷重が上乗せされるためである。つまり、昇降装置30の上昇時に計測した荷重値と昇降装置30の下降時に計測した荷重値との差が、概ねフリクションの大きさを表している。このように、本実施形態に係る計測装置1によると、ホイールハブ109やストラット103に働くフリクションについても計測することができる。
したがって、本実施形態では、ホイール側結合装置40には、ストラット103がダンパ側結合装置50に結合されかつホイールハブ109がホイール側結合装置40に結合された状態で、昇降装置30によりホイールハブ109が昇降された際に、ホイールハブ109にかかる荷重を計測するための下側ロードセル46が設けられている。これにより、ホイールハブ109にかかる荷重と車高の変化との関係を検証することができ、車両走行時の車両の状態を考慮することができる。また、ホイールハブ109にかかる荷重の大きさに基づいてホイールアライメントがどのように変化するかを計測することができる。これにより、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントを検証することができる。
また、本実施形態では、ダンパ側結合装置50には、ストラット103がダンパ側結合装置50に結合されかつホイールハブ109がホイール側結合装置40に結合された状態で、昇降装置30によりホイールハブ109が昇降された際に、ダンパ頂部103bにかかる荷重を計測するための上側ロードセルが設けられている。これにより、ストラット103の特性についても計測することができる。この結果、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントをより効果的に検証することができる。
また、本実施形態では、車体構成部材100を上側から支持する前側支持装置72、後側支持装置71、及び中間支持装置73が設けられている。これにより、下側ロードセル46がサスペンションアーム101等の重量による荷重まで測定するのを抑制することができる。これにより、ホイールハブ109が昇降する際に該ホイールハブ109にかかる荷重を選択的に計測することができる。この結果、車両走行時の車両の状態を考慮したホイールアライメントを、さらに効果的に検証することができる。
ここに開示された技術は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、ホイール側結合装置40及びダンパ側結合装置50の両方にロードセル46,60が設けられていたが、これに限らず、ホイール側結合装置40にのみロードセル46が設けられていてもよいし、ダンパ側結合装置50にのみロードセル60が設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、下側ロードセル46及び上側ロードセル60は、どちらも複数設けられていたが、下側ロードセル46及び上側ロードセル60の両方が1つずつ設けられていてもよいし、下側ロードセル46及び上側ロードセル60のうち一方のみが複数設けられ、他方は1つだけ設けられていてもよい。
さらに、上述の実施形態では、前部車体を構成する車体構成部材100を対象としていたが、これに限らず、後部車体を構成する車体構成部材を対象としてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定的に解釈してはならない。本開示の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本開示の範囲内のものである。
ここに開示された技術は、車両のホイールアライメント計測装置において、車両走行時の車両の状態を考慮して、ホイールアライメントを検証する際に有用である。
1 ホイールアライメント計測装置
10 基台
20 装置本体(本体部)
30 昇降装置(昇降手段)
40 ホイール側結合装置(第2の結合手段)
46 下側ロードセル
50 ダンパ側結合装置(第1の結合手段)
60 上側ロードセル
71 後側支持装置(支持手段)
72 前側支持装置(支持手段)
73 中間支持装置(支持手段)
100 車体構成部材
101 サスペンションアーム
102 ハブキャリア
103 ストラット
103a ダンパ
103b ダンパ頂部
109 ホイールハブ

Claims (8)

  1. 車体構成部材として、左右一対のサスペンションアームと、該左右一対のサスペンションアームにそれぞれ連結された左右一対のハブキャリアと、該左右一対のハブキャリアにそれぞれ取り付けられた左右一対のホイールハブと、上記左右一対のハブキャリアにそれぞれ連結された左右一対のダンパとを有する車両のホイールアライメント計測装置であって、
    基台と、
    上記基台上に立設するように配設された本体部と、
    上記基台上に配設された昇降手段と、
    上記本体部に固定され、上記ダンパの頂部に上側から結合する第1の結合手段と、
    上記昇降手段の上側の部分に固定され、上記第1の結合手段よりも下側の位置で、上記ホイールハブに結合する第2の結合手段と、
    ホイールアライメントを計測する計測手段とを備え、
    上記第1の結合手段及び第2の結合手段の少なくとも一方には、上記ダンパが上記第1の結合手段に結合されかつ上記ホイールハブが上記第2の結合手段に結合された状態で、上記昇降手段により上記ホイールハブが昇降された際に、連結された上記車体構成部材にかかる荷重を計測するためのロードセルが設けられていることを特徴とする車両のホイールアライメント計測装置。
  2. 請求項1に記載の車両のホイールアライメント計測装置において、
    上記第2の結合手段には、上記ダンパが上記第1の結合手段に結合されかつ上記ホイールハブが上記第2の結合手段に結合された状態で、上記昇降手段により上記ホイールハブが昇降された際に、上記ホイールハブにかかる荷重を計測するための下側ロードセルが設けられていることを特徴とする車両のホイールアライメント計測装置。
  3. 請求項2に記載の車両のホイールアライメント計測装置において、
    上記第1の結合手段には、上記ダンパが上記第1の結合手段に結合されかつ上記ホイールハブが上記第2の結合手段に結合された状態で、上記昇降手段により上記ホイールハブが昇降された際に、上記ダンパの頂部にかかる荷重を計測するための上側ロードセルが設けられていることを特徴とする車両のホイールアライメント計測装置。
  4. 請求項3に記載の車両のホイールアライメント計測装置において、
    上記下側ロードセル及び上記上側ロードセルはそれぞれ複数設けられていることを特徴とする車両のホイールアライメント計測装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両のホイールアライメント計測装置において、
    上記本体部には、上記車体構成部材を上側から支持する支持手段が固定されており、
    上記第1の結合手段は、上記車体構成部材が上記支持手段に支持された状態で、上記ダンパの頂部と連結されており、
    上記第2の結合手段は、上記車体構成部材が上記支持手段に支持された状態で、上記ホイールハブと連結されていることを特徴とする車両のホイールアライメント計測装置。
  6. 車体構成部材として、左右一対のサスペンションアームと、該左右一対のサスペンションアームにそれぞれ連結された左右一対のハブキャリアと、該左右一対のハブキャリアにそれぞれ取り付けられた左右一対のホイールハブと、上記左右一対のハブキャリアにそれぞれ連結された左右一対のダンパとを有する車両に対して計測装置によりホイールアライメントを計測する、車両のホイールアライメント計測方法であって、
    上記計測装置は、
    基台と、
    上記基台上に立設するように配設された本体部と、
    上記基台上に配設された昇降手段と、
    上記本体部に固定され、上記ダンパの頂部に上側から結合する第1の結合手段と、
    上記昇降手段の上側の部分に固定され、上記第1の結合手段よりも下側の位置で、上記ホイールハブに結合する第2の結合手段と、
    ホイールアライメントを計測する計測手段とを備え、
    上記ダンパの頂部と上記第1の結合手段とを結合させるとともに、上記ホイールハブと上記第2の結合手段とを結合させる結合工程と、
    上記結合工程の後、上記ホイールハブを昇降させる昇降工程と、
    ホイールアライメントを計測するアライメント計測工程と、
    上記昇降工程において上記ホイールハブを昇降させる際に、上記ダンパの頂部にかかる荷重及び上記ホイールハブにかかる荷重の少なくとも一方を計測する荷重計測工程とを含むことを特徴とする車両のホイールアライメント計測方法。
  7. 請求項6に記載の車両のホイールアライメント計測方法において、
    上記荷重計測工程は、上記ホイールハブにかかる荷重を計測するホイール荷重計測工程を含むことを特徴とする車両のホイールアライメント計測方法。
  8. 請求項7に記載の車両のホイールアライメント計測方法において、
    上記荷重計測工程は、上記ダンパの頂部にかかる荷重を計測するダンパ荷重計測工程を更に含むことを特徴とする車両のホイールアライメント計測方法。
JP2019008480A 2019-01-22 2019-01-22 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法 Active JP7172638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019008480A JP7172638B2 (ja) 2019-01-22 2019-01-22 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019008480A JP7172638B2 (ja) 2019-01-22 2019-01-22 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020118506A true JP2020118506A (ja) 2020-08-06
JP7172638B2 JP7172638B2 (ja) 2022-11-16

Family

ID=71890547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019008480A Active JP7172638B2 (ja) 2019-01-22 2019-01-22 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7172638B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511015U (ja) * 1991-07-25 1993-02-12 トヨタ自動車株式会社 ホイール・アライメント測定装置
JPH10338158A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Honda Motor Co Ltd サスペンションのアライメント測定装置
JP2007001335A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The 車両耐転覆性能評価方法および車両耐転覆性能評価装置
JP2008083015A (ja) * 2006-08-28 2008-04-10 Toyota Motor Corp 車両流れ量の管理方法,推定方法およびシステム
JP2009236701A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Honda Motor Co Ltd 自動車の車輪アライメント測定方法及びその装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511015U (ja) * 1991-07-25 1993-02-12 トヨタ自動車株式会社 ホイール・アライメント測定装置
JPH10338158A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Honda Motor Co Ltd サスペンションのアライメント測定装置
JP2007001335A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The 車両耐転覆性能評価方法および車両耐転覆性能評価装置
JP2008083015A (ja) * 2006-08-28 2008-04-10 Toyota Motor Corp 車両流れ量の管理方法,推定方法およびシステム
JP2009236701A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Honda Motor Co Ltd 自動車の車輪アライメント測定方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7172638B2 (ja) 2022-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9835518B2 (en) Vibration test jig
JP5285005B2 (ja) 模擬車輪装置
JP2002052915A (ja) キャンバが可変なサスペンション運動と車輪面内の垂直サスペンション運動とを有する車両
WO2011036876A1 (ja) タイヤ試験機
JP6932574B2 (ja) アクスル・サスペンション
CN210269198U (zh) 一种悬架系统的多通道台架试验装置
CN105209272A (zh) 车辆悬架
WO2003102503A1 (fr) Procede et dispositif de mesure d'alignement de roues de vehicule
CN113465950A (zh) 车辆悬架台架
KR20090114852A (ko) 차량용 디스크 조립체의 런아웃 측정장치
JP7172638B2 (ja) 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法
JP4985290B2 (ja) サスペンションのアライメント測定・調整装置
CN219495636U (zh) 一种扭力梁后桥台架试验装置
JPH0658305B2 (ja) 車両のロ−ドシミユレ−タ装置
CN105793688A (zh) 全运动赛车模拟器
JP4646042B2 (ja) 自動車の車輪アライメント測定方法
JPH10217735A (ja) 車両用サスペンション
JP4646041B2 (ja) 自動車の車輪アライメント測定方法及びその装置
JP5897947B2 (ja) 空力試験モデル懸架装置
CN207875308U (zh) 一种上推力杆支架
JP2007022295A (ja) サスペンションリンク
JP2740232B2 (ja) 車輌ロール試験機
JP2519782Y2 (ja) ホイール・アライメント測定装置
CN219635199U (zh) 间距检测车
CN219830317U (zh) 一种赛车悬架测试装置以及试验台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7172638

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150