JP2020118060A - 絞り弁制御装置 - Google Patents

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健治 臼井
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Abstract

【課題】チョークコイルが搭載されるギアカバーの製造方法を簡略化する。【解決手段】絞り弁制御装置であって、絞り弁が収容されるボディと、前記ボディの一方に設けられるカバーと、前記回転検出装置と電気的に接続される接続用導体と、前記モータに給電するための給電導体と、前記給電導体と電気的に接続されるチョークコイルと、前記チョークコイルが配置される凹部と、前記接続用導体が配置される第1の溝と、前記給電導体が配置される第2の溝とを有し、前記接続用導体に設けられた孔に前記第1の溝の底から突出する突出部が貫通し、前記給電導体に設けられた孔に前記第2の溝の底から突出する突出部が貫通するホルダと、を備え、前記接続用導体と前記給電導体とは、前記突出部の熱溶着により前記ホルダに固定され、前記カバーは、前記ホルダと一体に樹脂モールド成形されることを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、絞り弁制御装置に関する。
車載用の絞り弁制御装置としては、吸気通路を形成するボディに回動可能に取り付けられたスロットルシャフトに固定されたスロットルバルブを駆動用モータによって開閉するモータ駆動式のものが知られている。このような絞り弁制御装置が制御する電子制御スロットル装置は、弁開度を検出するためにスロットルセンサを有し、かつモータからの駆動力を伝達する減速ギアを保護するギアカバーによって減速ギア部が覆われるものが知られている。
このような電子制御スロットル装置にも、車載部品に対するEMC(Electro Magnetic Compatibility:電磁両立性)性能が要求されており、モータから発生するノイズを阻止するため、モータ内部、又はモータ配線上にノイズ対策用のチョークコイルなどの電子部品を配置するケースが増えてきている。
モータ内にチョークコイルを配設する場合、特許文献1に示されるようにモータを小型化すると、チョークコイルも小型化することになり、EMC性能が悪化する可能性がある。また、特許文献2には、ギアカバー内部におけるターミナルの整列方法か記載されている。
特開2018−152938号公報 国際公開00/68555号
ギアカバーにチョークコイルを搭載する方法を考えた場合、ギアカバーターミナルのうちのモータターミナルの途中にチョークコイルを配設し、電気的に接合する方法が考えられるが、この場合にギアカバーターミナルの整列方法、及びチョークコイルの接続及び固定方法を検討しなければならない。特許文献2においてギアカバーは、一部が内層、外装の二層構造より構成され、その内層は予め単独でモールド成形されたプレート形状でモールド成形によりコネクタ端子及び接続端子を除く導体部分を埋設して、この内層を構成するプレートが外層を有するギアカバー本体のモールド成形により一体化する方法が知られている。しかし、チョークコイルなどの追加部品の搭載が考慮されておらず、そのためチョークコイルなどを配設及び固定するためのスペース、及びチョークコイルを電気的に接続するための導体露出部を有していない。また、この構造の場合、1度内層のモールド成形をした後、これをギアカバーの形状の外層モールドでもう一度モールド成形するため、ギアカバーを完成するまでに、ギアカバーターミナルが挿入された状態で2回のモールド成形が必要になり、工程が多くなる問題がある。さらに、信頼性向上のため、ギアカバーにチョークコイルを埋設する場合の簡易な製造方法が確立されていないという課題がある。
本発明の課題は、電子制御スロットル装置のギアカバー製造工程を簡略化し、EMC性能向上のためのチョークコイルの搭載の信頼性を向上し、チョークコイル容量を確保することである。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、モータの回転を減速ギアを介して絞り弁軸に伝え、当該絞り弁軸に固定された絞り弁を前記モータによって制御し、前記減速ギアの側端部に当該絞り弁軸の回転位置を検出する回転検出装置を備える絞り弁制御装置であって、前記絞り弁が収容されるボディと、前記ボディの一方に設けられるカバーと、前記回転検出装置と電気的に接続される接続用導体と、前記モータに給電するための給電導体と、前記給電導体と電気的に接続されるチョークコイルと、前記チョークコイルが配置される凹部と、前記接続用導体が配置される第1の溝と、前記給電導体が配置される第2の溝とを有し、前記接続用導体に設けられた孔に前記第1の溝の底から突出する突出部が貫通し、前記給電導体に設けられた孔に前記第2の溝の底から突出する突出部が貫通するホルダと、を備え、前記接続用導体と前記給電導体とは、前記突出部の熱溶着により前記ホルダに固定され、前記カバーは、前記ホルダと一体に樹脂モールド成形されることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、チョークコイルが搭載されるギアカバーの製造方法を簡略化できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
実施例1の電子制御スロットル装置の断面図である。 実施例1の電子制御スロットル装置の分解斜視図である。 実施例1のギアカバーの平面図である。 実施例1のホルダの斜視図である。 実施例1のホルダ、接続用導体及び給電導体の斜視図である。 実施例1の熱溶着後のホルダ、接続用導体及び給電導体の斜視図である。 実施例1のチョークコイルを組込んだ後のホルダの正面図である。 実施例1のホルダの正面図及び熱溶着部の断面図である。 実施例1の導体接続部の横断面の拡大図である。 実施例2の給電導体及び溝部の拡大図である。
以下に本発明の電子制御スロットル装置の実施形態について図面を参照して説明する。本発明の実施例では、絞り弁制御装置の一形態である電子制御スロットル装置は、車載用エンジンの吸入空気量を電気的に制御するものであり、燃料電池の水素濃度を制御するための負圧制御スロットルバルブにも適用できる。
(実施例1)
図1は本実施例の電子制御スロットル装置の断面図であり、図2は本実施例の電子制御スロットル装置の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、ボディ3は、円筒形の吸気通路を有している。スロットルシャフト4は、吸気通路を貫通して配置される。またスロットルシャフト4は、ニードルベアリング6Aによって一方の端部を支持されており、ニードルベアリング6Bによって他方の端部を支持されている。ニードルベアリング6A及び6Bは、ボディ3に圧入されている。かくして、スロットルシャフト4はボディ3に対し回転可能に支持されている。
スロットルバルブ5は、ボディ3の吸気通路内に配置され、金属製の円盤で構成され、2本のねじ7によってスロットルシャフト4に固定されている。かくしてスロットルバルブ5は、吸気通路内においてスロットルシャフト4の回動に伴って、吸気通路を開閉可能に配置される。かくして、スロットルシャフト4が回転するとスロットルバルブ5が回転し、結果的に吸気通路の開口面積が変化してエンジンへの吸入空気流量が制御される。
図1に示すように、モータ17は、その回転軸がスロットルシャフト4と並行に配置される。また、モータ17は、モータギア18、中間ギア16及びスロットルギア12によって2段の減速機構を構成し、これによりモータ17で発生したトルクがスロットルギア12と締結されたスロットルシャフト4に伝達される。
ロータ14は、スロットルシャフト4の先端に圧入される。ロータ14と対向する位置には、ギアカバー1に固定されたスロットルセンサ2が配置され、スロットルセンサ2がロータ14の回転角度、すなわち、スロットルバルブ5の回転角度を検出することによって、スロットルバルブ5の開度情報をエンジンコントロールユニットに伝送することが可能となる。
スラストリテーナー8はスロットルシャフト4の溝部に挿入され、ボディ3とニードルベアリング6Aに挟持される。スラストリテーナー8によって、スロットルシャフト4の軸方向への移動が規制されている。
リターンスプリング9は、一方の端部がボディ3のスプリングフック係止部に係止され、他方の端部がデフォルトレバー10に設けられた孔に挿入され、デフォルトレバー10にバルブ閉じ方向の回転トルクを付勢している。デフォルトレバー10は外周に切り欠き形状を有しており、スロットルシャフト4を軸に、リターンスプリング9によって付勢されたトルクによりバルブ閉じ方向のトルクが与えられているが、ボディ3のデフォルトレバー収納部には一定角度に形成されたストッパが設けられており、デフォルトレバー10の切り欠き部と当接して、ある一定角度以上はデフォルトレバー10が回転しないようになっている。
スロットルギア12とデフォルトレバー10の間にはデフォルトスプリング11が挟持されており、一方の端部がデフォルトレバー10に設けられた孔に挿入、係止され、他方の端部がスロットルギア12のデフォルトスプリング11側に設けられた係止部に係止される。これによって、デフォルトスプリング11はスロットルギア12にバルブ開き方向のトルクを付勢している。また、スロットルギア12はデフォルトレバー10に対しある一定角度だけ回転可能に嵌合しており、デフォルトレバー10に設けられた切り欠き形状と、デフォルトレバー10に設けられた切り欠き形状とは、デフォルトスプリング11によってバルブ開き方向のトルクが与えられスロットルギア12がバルブ開き方向に回転したとき、ある一定の角度で当接し、互いにそれ以上の回転を抑制するように構成されている。
かくして、スロットルバルブ5はモータに電源が供給されていないとき、ある所定のバルブ開度になるよう構成されている。この所定の開度よりバルブが閉じ側にあるときには、デフォルトスプリング11の復元トルクによって、バルブは所定のバルブ開度に向かって開き側にトルクを発生する。また、バルブが開き側にあるときには、リターンスプリング9の復元トルクによって、バルブは所定のバルブ開度に向かって閉じ側のトルクを発生する。
スロットルシャフト4の先端側の外周には、部分的にねじ溝が刻まれており、これがナット13と螺合し、スロットルギア12をスロットルシャフト4に固定している。
ギアシャフト15はボディ3に設けられた穴に圧入固定され、中間ギア16を回転可能に支持している。
モータ17はボディ3に一体に形成されたモータ収納部に挿入され、2本のねじ20によってボディ3に固定され、またモータ17の後端はウェーブワッシャー19により支持されている。
モータ17の2本の端子は、それぞれ二つの中継端子21によって、それぞれギアカバー1に埋設された給電導体29A及び29Bと電気的に接続される。
スロットルセンサ2の入出力端子は、複数本の導体22により、ギアカバー1に埋設された接続用導体28A乃至28Dと溶接等の方法により電気的に接続される。
アジャストスクリュー23及びナット24は、スロットルバルブ5の全閉位置を調節し、固定するためのものである。
また、本実施例では、ギアカバー1は複数個のクリップ25により、ボディ3へ固定される。
シールキャップ26は、ボディ3に圧入され、ニードルベアリング6B及びスロットルシャフト4の後端部に異物等が侵入しないよう保護している。
図3は本実施例のギアカバーの平面図である。
樹脂モールド成形により樹脂で覆われた凸部1Aにはチョークコイルが埋設され、該チョークコイルは給電導体29A及び29Bと電気的に接続し、モータから発生する電磁ノイズを抑制している。本実施例では、ギアカバーにチョークコイルを配設しているため、モータを小型化した場合でも、ギアカバー1に埋設するスペースを確保することにより、チョークコイルの大きさを大きくできる。
図4乃至図9で、ギアカバー1に埋設される接続用導体28A乃至28D及び給電導体29A及び29Bの固定方法、及びチョークコイル30の接続方法を含むギアカバー1の製造方法を説明する。
図4は本実施例のホルダの斜視図であり、図5は本実施例のホルダ、接続用導体及び給電導体の斜視図である。
ホルダ27は樹脂の成形体である。ホルダ27には接続用導体28A乃至28Dを位置決めするための溝部27A1と、給電導体29A及び29Bを位置決めするための溝部27A2と、接続用導体28A乃至28Dの孔に貫通し位置決めするためのピン部27B1と、給電導体29A及び29Bの孔に貫通し位置決めするためのピン部27B2と、チョークコイル30を配置するための凹部27Cと、給電導体29A及び29Bとチョークコイル30を溶接する際に、+−の電極の一方の電極をホルダ27の裏側から当てるための孔27Dを有している。タイバー29T及び幅縮小部29Nは後述の工程で切断される部分である。
ギアカバー1を製造する際、図5に示すように、ホルダ27の溝部27A1に接続用導体28A乃至28Dを篏合させ、溝部27A2に給電導体29A及び29Bを篏合させ、同時に接続用導体28A乃至28Dの孔にホルダ27のピン部27B1を貫通させ、給電導体29A及び29Bの孔にピン部27B2を貫通させる。次に、ピン部27B1を接続用導体28A乃至28Dに熱溶着し、ピン部27B2を給電導体29A及び29Bに熱溶着する。
図6は本実施例の熱溶着後のホルダ、接続用導体及び給電導体の斜視図である。
熱溶着後の溶着部27BAは、図6に示すようにピン部27B1及び27B2が潰された形状で、接続用導体28A乃至28D及び給電導体29A及び29Bに密着し、ホルダ27に接続用導体28A乃至28D及び給電導体29A及び29Bを固定している。
熱溶着後に、図5中に示すタイバー部29T及び幅縮小部29Nを専用の工具等を用いて切断する。
図7は本実施例の給電導体切断後にチョークコイルを組込んだ後のホルダの正面図である。
凹部27Cにチョークコイル30を配置し、チョークコイル30のリード部30Aを給電導体29A及び29Bのチョークコイル接続部29Cに溶接する。この際、溶接用の+電極と−電極は、一方を図の正面側から、他方をホルダ27の孔27Dを通して裏側から当接させることにより、溶接時の通電を行う。
図8は本実施例のホルダの正面図及び熱溶着部の断面図である。
本実施例では、熱溶着後の溶着部27BAをドーム型として、接続用導体28A乃至28D、及び給電導体29A及び29Bの孔上部の面に密着し、固定している。
以上の工程によって、接続用導体28A乃至28D及び給電導体29A及び29Bとチョークコイル30は、ホルダ27上に集約され、図7又は図8に示す一式を、ギアカバー1を成形するためにモールド金型に配置し、樹脂成形を行うことによって、図3に示すギアカバー1を製造できる。
図9は本実施例の導体接続部の横断面の拡大図である。
ホルダ27は側辺27Eを形成しており、接続用導体28A乃至28Dの両端のうち、スロットルセンサ2と電気的に接続する一端側の各々は、ホルダ27の側辺27Eに並んで配置される。また、ピン部27B1の頭部を加熱により潰して、ピン部27B1を接続用導体28A乃至28Dに熱溶着して、溝部27A1の底に当接するように接続用導体28A乃至28Dを配置する。ホルダ27のスロットルセンサ2に最も近い側辺27Eと直交する方向に接続用導体28A乃至28Dを並べて配置することによって、接続用導体28A乃至28Dの高さ方向のばらつきを低減できる。
また図3、及び図9に示すように、スロットルセンサ2は矩形の基板2Aを有し、基板2Aは、接続用導体28A乃至28Dに最も近い側辺2Eとホルダ27の側辺27Eとが対向するように設けられ、基板2Aと接続用導体28A乃至28Dとは導体22を介して電気的に接続されており、導体22は接続用導体28A乃至28Dの端部に対応する位置に並んで配置される。これにより、基板2Aと接続用導体28A乃至28Dは導体22を用いて最短距離で接続することができ、振動により強い接続が可能となる。
(実施例2)
次に本発明の実施例2について説明する。実施例2では、ホルダ27の溝部27A2の形状を工夫することによって、形状(例えば、給電端子29BTの位置)が異なる給電導体29を取り付け可能とした。なお、実施例2において、前述した実施例1との相違点を主に説明し、実施例1と同じ構成の説明は省略する。
図10は実施例2の給電導体及び溝部の拡大図である。
図10において、実施例1と同様に、給電導体29Bは、その一部が突出した給電端子29BTを有している。ホルダ27の溝部27A2と給電導体29BとのクリアランスC1及び、溝部27A2と給電端子29BTとのクリアランスC2は、C1<C2の関係となるように、ホルダ27の溝部27A2の形状を実施例1から変更している。これにより、給電端子29BTの位置等を変更した場合でも、同じホルダ27を使用でき、電子制御スロットル装置のボディ3側のモータ17の位置が異なる仕様、又はモータ17の端子の位置が異なる仕様にも、給電導体29A及び29Bの形状のみ変更すれば対応できる。
図10(A)(B)は、突出位置及び形状が異なる給電端子29BTを、溝部27A2の形状が同じホルダ27に取り付けた例を示す。図示するように、モータ17と接続される給電端子29BTは、図10(A)では溝部27A2の右側に設けられるが、図10(B)では溝部27A2の中央寄りに設けられる。
本実施例では、モータ17に向かって突出する部分(給電端子29BT)の近傍の溝部27A2は、給電導体29Bの外形よりかなり大きく作られている。すなわち、給電導体29Bからモータ17に向かって給電端子29BTが立ち上がる部位における給電導体29Bと溝部27A2の側壁との隙間(クリアランスC2)は、他の部位における給電導体29Bと溝部27A2の側壁との隙間(クリアランスC1)より大きい。溝部27A2の側壁と給電導体28BとのクリアランスがC1<C2となるような形状に溝部27A2を形成する。すなわち、モータ17に向かって突出する部分(給電端子29BT)の近傍の溝部27A2は、給電端子29BTの寸法及び製造誤差を考慮したより広い範囲に設けることができるので、給電端子29BTの突出位置及び形状が異なる給電導体29Bでも同一のホルダ27を使用できる。
また、ホルダ27の溝部27A2の底に配置され、給電導体29Bのチョークコイル接続部29Cを含む略矩形の部位は、図7に示すように、チョークコイル接続部29Cとピン部27B2が挿入される孔とがチョークコイル30の長手方向(すなわち、中心線に平行な方向、コイルの径と直交する方向)に並んで配置されている。さらに、図10(A)に示すように、チョークコイル接続部29C側の溝部27A2とのクリアランスC1が狭く、給電端子29BT側の溝部27A2とのクリアランスC3が広くなっている。すなわち、給電導体29Bからモータ17に向かって給電端子29BTが立ち上がる部位における給電導体29Bの幅(K2)と当該部位の溝部27A2の幅(L2)との差(L2−K2)より、他の部位(例えばチョークコイル接続部29C側)の給電導体29Bの幅(K1)と当該部位の溝部27A2の幅(L1)との差(L1−K1)が小さくなっている。これにより、溶着部27BAと反対方向の溝27A2と給電導体28Bと距離を狭くすることによって、溶着部27BAと溝部27A2により給電導体29Bを正確に位置決めされるようになる。
以上に説明したギアカバー1は、以下の手順で製造される。
(1)ホルダ27の溝部27A1に接続用導体28A乃至28Dを篏合させ、溝部27A2に給電導体29A及び29Bを篏合させ、同時に接続用導体28A乃至28Dの孔にホルダ27のピン部27B1を貫通させ、給電導体29A及び29Bの孔にピン部27B2を貫通させる(図5)。
(2)ピン部27B1の頭部を加熱により潰して、接続用導体28A乃至28Dをホルダ27に熱溶着し、ピン部27B2の頭部を加熱により潰して、給電導体29A及び29Bをホルダ27に熱溶着する(図6)。
(3)給電導体29A及び29Bを繋ぐタイバー部29T、給電導体29A及び29Bの幅縮小部29Nを専用の工具等を用いて切断する。
(4)ホルダ27の凹部27Cにチョークコイル30を配置する。
(5)チョークコイル30のリード部30Aを給電導体29A及び29Bのチョークコイル接続部29Cに溶接する(図7)。
(6)接続用導体28A乃至28D、給電導体29A及び29B及びチョークコイル30が配置されたホルダ27を、ギアカバー1を成形するためにモールド金型に配置し、樹脂成形する。
(7)導体22が取り付けられたスロットルセンサ2の基板2Aをギアカバー1に接着する。
(8)導体22を接続用導体28A乃至28Dに接続して、基板2Aと接続用導体28A乃至28Dとを電気的に接続する(図3)。
以上に説明したように、本発明の実施例によると、モータ17の回転を減速ギア(モータギア18、中間ギア16、スロットルギア12)を介して絞り弁軸(スロットルシャフト4)に伝え、当該絞り弁軸に固定された絞り弁(スロットルバルブ5)をモータ17によって制御し、前記減速ギアの側端部に当該絞り弁軸の回転位置を検出する回転検出装置(スロットルセンサ2)を備える絞り弁制御装置であって、絞り弁が収容されるボディ3と、ボディ3の一方に設けられるカバー(ギアカバー1)と、回転検出装置と電気的に接続される接続用導体28A乃至28Dと、モータ17に給電するための給電導体29A及び29Bと、給電導体29A及び29Bと電気的に接続されるチョークコイル30と、チョークコイル30が配置される凹部27Cと、接続用導体28A乃至28Dが配置される第1の溝(溝部27A1)と、給電導体29A及び29Bが配置される第2の溝(溝部27A2)とを有し、接続用導体28A乃至28Dに設けられた孔に第1の溝の底から突出する突出部(ピン部27B1)が貫通し、前記給電導体に設けられた孔に前記第2の溝の底から突出する突出部(ピン部27B2)が貫通するホルダ27と、を備え、接続用導体28A乃至28Dと給電導体29A及び29Bとは、突出部(ピン部27B1、27B2)の熱溶着によりホルダ27に固定され、カバーは、ホルダ27と一体に樹脂モールド成形されるので、従来のプリモールドよりチョークコイルが搭載されるギアカバーの製造方法を簡略化でき、コストを低減できる。さらに、電子制御スロットル装置のEMC性能向上のためのチョークコイルの搭載の信頼性を向上し、ギアカバー製造工程を簡略化し、チョークコイル容量を確保できる。
また、接続用導体28A乃至28Dは第1の溝(溝部27A1)の底に当接するように配置され、回転検出装置(スロットルセンサ2)と電気的に接続する接続用導体28A乃至28Dの端部は、ホルダ27の一側辺に沿って並んで配置される。ホルダ27のスロットルセンサ2に最も近い側辺27Eと直交する方向に接続用導体28A乃至28Dを並べて配置することによって、接続用導体28A乃至28Dの高さ方向のばらつきを低減できる。
また、回転検出装置(スロットルセンサ2)は、矩形の基板2Aを有し、基板2Aは、接続用導体28A乃至28Dに最も近い基板2Aの側辺2Eとホルダ27の側辺27Eとが対向するように設けられ、基板2Aと接続用導体28A乃至28Dとは、導体22を介して電気的に接続されており、導体22は、接続用導体28A乃至28Dに対応する位置に並んで配置されるので、導体22によって基板2Aと接続用導体28A乃至28Dとを最短距離で接続でき、振動に強い接続ができる。
また、給電導体29Bは、前記第2の溝(溝部27A2)の底に配置される第1の部位と、第1の部位から突出し、モータ17と電気的に接続する第2の部位とを有し、第1の部位から第2の部位が突出する位置における第2の溝の側壁と給電導体29A及び29Bとの距離(C2)は、第1の部位の他の位置における第2の溝の側壁と給電導体29A及び29Bとの距離(C1)より大きくした。このように、給電導体29Bのうち、モータ17と接続する部分(給電端子29BT)の周りの溝(溝部27A2)を広くすることで、仕様によって給電端子29BTの突出位置及び形状(すなわちモータとの接続位置)が異なる給電導体29Bでも同一のホルダ27を使用できる。
また、第1の部位には、チョークコイルとの接続部(チョークコイル接続部29C)と突出部(ピン部27B2)とが、チョークコイル30の中心線と並行な方向に並んで配置され、チョークコイルとの接続部側の第1の部位の幅(K1)と第2の溝の幅(L1)との差(L1−K1)は、他の部位(例えば、第2の部位が突出する位置における第1の部位)の幅(K2)と第2の溝の幅(L2)との差(L2−K2)より小さくしたので、溶着部27BAと反対方向の溝27A2と給電導体28Bと距離を狭くすることによって、溶着部27BAと溝部27A2により給電導体29Bを正確に位置決めされるようになる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
1…ギアカバー、1A…凸部、2…スロットルセンサ、2A…基板、2E…側辺、3…ボディ、4…スロットルシャフト、5…スロットルバルブ、6A…ニードルベアリング、6B…ニードルベアリング、7…ねじ、8…スラストリテーナー、9…リターンスプリング、10…デフォルトレバー、11…デフォルトスプリング、12…スロットルギア、13…ナット、14…ロータ、15…ギアシャフト、16…中間ギア、17…モータ、18…モータギア、19…ウェーブワッシャー、20…ねじ、21…中継端子、22…導体、23…アジャストスクリュー、24…ナット、25…クリップ、26…シールキャップ、27…ホルダ、27A1〜27A2…溝部、27B1〜27B2…ピン部、27BA…溶着部、27C…凹部、27D…孔、27E…側辺、28A〜28D…接続用導体、29A〜29B…給電導体、29BT…給電端子、29T…タイバー、29N…幅縮小部、29C…チョークコイル接続部、30…チョークコイル、30A…リード部、C1〜C2…クリアランス

Claims (5)

  1. モータの回転を減速ギアを介して絞り弁軸に伝え、当該絞り弁軸に固定された絞り弁を前記モータによって制御し、前記減速ギアの側端部に当該絞り弁軸の回転位置を検出する回転検出装置を備える絞り弁制御装置であって、
    前記絞り弁が収容されるボディと、
    前記ボディの一方に設けられるカバーと、
    前記回転検出装置と電気的に接続される接続用導体と、
    前記モータに給電するための給電導体と、
    前記給電導体と電気的に接続されるチョークコイルと、
    前記チョークコイルが配置される凹部と、前記接続用導体が配置される第1の溝と、前記給電導体が配置される第2の溝とを有し、前記接続用導体に設けられた孔に前記第1の溝の底から突出する突出部が貫通し、前記給電導体に設けられた孔に前記第2の溝の底から突出する突出部が貫通するホルダと、を備え、
    前記接続用導体と前記給電導体とは、前記突出部の熱溶着により前記ホルダに固定され、
    前記カバーは、前記ホルダと一体に樹脂モールド成形されることを特徴とする絞り弁制御装置。
  2. 請求項1に記載の絞り弁制御装置であって、
    前記接続用導体は、前記第1の溝の底に当接するように配置され、
    前記回転検出装置と電気的に接続する前記接続用導体の端部は、前記ホルダの一側辺に沿って並んで配置されることを特徴とする絞り弁制御装置。
  3. 請求項2に記載の絞り弁制御装置であって、
    前記回転検出装置は、矩形の基板を有し、
    前記基板は、前記接続用導体に最も近い前記基板の側辺と前記ホルダの前記一側辺とが対向するように設けられ、
    前記基板と前記接続用導体とは、導体を介して電気的に接続されており、
    前記導体は、前記接続用導体に対応する位置に並んで配置されることを特徴とする絞り弁制御装置。
  4. 請求項1に記載の絞り弁制御装置であって、
    前記給電導体は、前記第2の溝の底に配置される第1の部位と、前記第1の部位から突出し前記モータと電気的に接続する第2の部位とを有し、
    前記第1の部位から前記第2の部位が突出する位置における前記第2の溝の側壁と前記給電導体との距離は、前記第1の部位の他の位置における前記第2の溝の側壁と前記給電導体との距離より大きいことを特徴とする絞り弁制御装置。
  5. 請求項4に記載の絞り弁制御装置であって、
    前記第1の部位には、前記チョークコイルとの接続部と前記突出部とが、前記チョークコイルの中心線と並行な方向に並んで配置され、
    前記チョークコイルとの接続部側の前記第1の部位の幅と前記第2の溝の幅との差は、前記第2の部位が突出する位置における前記第1の部位の幅と前記第2の溝の幅との差より小さいことを特徴とする絞り弁制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022009839A1 (ja) 2020-07-08 2022-01-13 株式会社ダイセル 導電積層体の製造方法

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