JP2020115008A - 内燃機関制御装置 - Google Patents

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貴文 荒川
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鈴木 邦彦
Kunihiko Suzuki
邦彦 鈴木
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Abstract

【課題】微粒子フィルタの微粒子の堆積量が増加した場合でも、スカベンジングの実行時の既燃ガスの排出効率を高め、ノッキングを抑制する。【解決手段】内燃機関システム150は、排気ガス中の微粒子を捕捉可能に構成された微粒子フィルタ123を備える。内燃機関制御装置150は、微粒子フィルタ123の上流側の圧力が上昇するほど、内燃機関100の吸気バルブ102及び排気バルブ103を同時に開弁するオーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるよう、吸気バルブ102及び排気バルブ103を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関制御装置に関する。
近年、自動車の燃費規制が強化されており、今後もますます厳しくなる傾向にある。排出される二酸化炭素が地球温暖化へ与える影響に鑑み、自動車の内燃機関(エンジン)においても超低燃費化が求められる。
近年は低燃費化を進めるため、エンジンに過給機を搭載し、圧縮比を高くする傾向にある。圧縮比が高まると、エンジンの出力が比較的高い条件において、異常燃焼(ノッキング)が発生する可能性が増加する。一般に、燃料への点火時期を遅くすることで異常燃焼を回避することができる。
しかし点火時期を遅くすると同時に燃費が悪化する。そのため、スカベンジングと呼ばれる技術を利用することにより、燃焼室内の高温な既燃ガスを排出し燃焼室内の温度を低下させ、これによりノッキングを抑制することが知られている。スカベンジングとは、吸気バルブと排気バルブとが同時に開弁するオーバラップ量を大きくすることにより、内燃機関の吸気側と排気側の差圧により筒内掃気を促進させて高温の既燃ガスの排出させる動作である。
このようなエンジンの低燃費化と平行して、排気規制の強化も進められており、排出される排気微粒子(Particulate Matter)を低減することが求められている。排気微粒子に関しては、その排出重量だけではなく排出数も低減することが強く求められており、このため、生成量を抑えることのみによる対策だけでは法規制に対応しきれない可能性が高い。そこで下記特許文献1に記載の内燃機関では、排気微粒子の生成量を抑えることに加えて、生成された排気微粒子を捕捉するための微粒子フィルタ(Gasoline Particle Filter:GPF)を排気通路に設けている。
微粒子フィルタは使用するうちに、微粒子がフィルタ内に堆積し、フィルタが目詰まりすることで排気が流れにくくなる。これにより微粒子フィルタ上流の排気管において排気圧力が上昇する。その結果、スカベンジングによる既燃ガスの排出効率が低下し、ノッキングが発生しやすくなる。特許文献1では、排気圧力が所定の値より上昇した場合、フィルタに堆積した微粒子を燃焼させフィルタの目詰まりを解消する再生制御技術が記載されている。 しかし、フィルタの再生制御を実施する場合、空燃比をリーン化し、排気温度を上昇させる必要があるが、これは排気及び燃費の悪化に繋がる。このため、特許文献1の方法は、実際には頻繁に実施することができない。また再生後も微粒子フィルタには微粒子の燃焼により生じた灰が残留するため、完全に目詰まりを解消することが困難である。
特開2016−104971号公報
本発明は、上記の課題に鑑みてなされてものであり、微粒子フィルタの微粒子の堆積量が増加した場合でも、スカベンジングの実行時の既燃ガスの排出効率を高め、ノッキングを抑制することができる内燃機関制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る内燃機関制御装置は、吸気バルブ及び排気バルブを備えた内燃機関を含む内燃機関システムを制御する内燃機関制御装置である。前記内燃機関システムは、排気ガス中の微粒子を捕捉可能に構成された微粒子フィルタを備える。前記内燃機関制御装置は、前記微粒子フィルタの上流側の圧力が上昇するほど、前記吸気バルブ及び前記排気バルブを同時に開弁するオーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるよう前記吸気バルブ及び前記排気バルブを制御するよう構成される制御部を備える。
本発明の内燃機関制御装置によれば、微粒子フィルタの上流側の圧力が上昇するほど、オーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるように吸気バルブ及び排気バルブが制御される。これにより、スカベンジング動作の実行時の既燃ガスの排出効率を高めることが可能となり、高温の既燃ガスが排出されることで気筒内のガス温度が低下し、ノッキングを抑制することができる。
第1の実施の形態に係る内燃機関制御装置の基本構成を説明する全体構成図である。 第1の実施の形態のECU200の構成を示すシステムブロック図である。 第1の実施の形態の内燃機関制御装置の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態の内燃機関制御装置の動作を説明するフローチャートである。 排気バルブ103の位相を変えた際の微粒子フィルタ123の上流側圧力と燃焼室R1内の既燃ガスの残留率の関係を示したグラフの一例である。 既燃ガスの残留率とノッキングの発生確率を表したグラフである。 第1の実施の形態の内燃機関制御装置において、図3及び図4のフローチャートに従った動作が行われた場合における各種物理量の時間的変化を示すグラフである。 第1の実施の形態の内燃機関制御装置において、微粒子フィルタ123の再生制御が実施された後における各種物理量の変化を示している。 第2の実施の形態に係る内燃機関制御装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の制御装置において、過給機125の目標過給圧が補正される場合の動作を示すグラフである。 第3の実施の形態の内燃機関において考慮する吹き抜け空気量について説明する概略図である。 物理モデル項XPHYと吹き抜け空気量GBLOWBYの関係を示すグラフである。 第3の実施の形態の内燃機関制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図13のフローチャートで示される動作を、第3の実施の形態における制御装置が実行する場合における計算の手順を示すブロック図である。 図13のフローチャートで示される動作を、第3の実施の形態における制御装置が実行する場合における計算の手順を示すブロック図である。 第4の実施の形態に係る内燃機関制御装置の基本構成を説明する全体構成図である。 第4の実施の形態の内燃機関制御装置の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例を示す。 第2の実施の形態の変形例を示す。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本開示の原理に則った実施形態と実装例を示しているが、これらは本開示の理解のためのものであり、決して本開示を限定的に解釈するために用いられるものではない。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味においても限定するものではない。
本実施形態では、当業者が本開示を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本開示の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
[第1の実施の形態]
図1の全体構成図を参照して、第1の実施の形態に係る内燃機関制御装置の基本構成を説明する。図1において、制御対象としての内燃機関(エンジン)100、及び内燃機関100を含む内燃機関システム150は、CPUを備えたエンジンコントロールユニット(ECU)200と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ300とにより制御される。すなわち、ECU200は、内燃機関100及び内燃機関システム150を制御する内燃機関制御装置として機能する。内燃機関100は、シリンダ内にピストン101、吸気バルブ102、及び排気バルブ103を備えている。内燃機関100は、一例としては、複数、例えば4個の気筒(シリンダ)を有した内燃機関とすることができるが、図1は、複数の気筒のうちの1つの気筒のみを代表的に図示している。
内燃機関100のシリンダヘッドには、点火プラグ105と点火コイル106が備えられている。更に、シリンダヘッドには、シリンダ内の燃焼室R1内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁107が設けられている。図示は省略するが、シリンダのウォータジャケットには冷却水の水温センサが備えられていてもよい。
また、吸気バルブ102の上流側には、内燃機関システム150の一部として、内燃機関100に吸入される空気を導入するための吸気管110が設けられ、排気バルブ103の下流側には、内燃機関システム150の一部として、シリンダから排出される排気ガスを排出するための排気管111が設けられている。吸気管110には、内燃機関システム150の一部として、吸気を冷却するインタクーラ(熱交換器)112、アクセル開度に応じて吸気量を調節するスロットルバルブ113、吸気の流れを調節するためのサージタンク114、及び吸気管圧力センサ115が設けられている。なお、図示以外のセンサとして、例えば大気圧センサが装置の外部に設けられていてもよい。
また、排気管111は、過給機125を介して排気通路121に連通されており、この排気通路121には、内燃機関システム150の一部として、三元触媒122と、微粒子フィルタ123と、空燃比センサ124と、上流側圧力センサ126(圧力検知部)とが設けられている。三元触媒122は、排気バルブ103よりも下流側に位置し、排気バルブ103を介して排出された排気ガスを浄化するためのものである。微粒子フィルタ123は、三元触媒122の更に下流側に位置し、三元触媒122による浄化後の排気ガスから更に微粒子を捕捉可能に構成されたフィルタである。
空燃比センサ124は、空燃比検出器の一態様であって三元触媒122の上流側にて排気ガスの空燃比を検出するセンサである。空燃比センサ124は酸素濃度センサとしてもよい。また、上流側圧力センサ126は、微粒子フィルタ123の上流側に配置され、微粒子フィルタ123の上流の圧力を検知可能に構成されている。過給機125は、内燃機関システム150の一部を構成し、コンプレッサ(圧縮機)125aと、タービン125bとを備え、吸気側の圧力を上昇させる機能を有する。タービン125bは、排気ガスのエネルギを利用してコンプレッサ125aを駆動するための駆動力を発生させる。なお、タービン125bには、タービンに加わる圧力を逃がすためのウェイストゲートバルブ127が設けられている。
排気通路121の更に下流には、内燃機関システム150の一部として、三元触媒122とは別の三元触媒129が備えられている。この三元触媒129は、例えば車両の床下などに設置され得る。吸気管110は、コンプレッサ125aの側において吸気通路130に連通されている。この吸気通路130には、内燃機関システム150の一部として、吸気通路130の空気流量を計測する質量流量計132が設けられている。
ECU200は、アクセル開度センサ300の検出信号や各種センサ信号に基づいて要求トルクを演算する。ECU200は各種センサの出力から得られる内燃機関100の運転状態に基づいて、スロットルバルブ113の開度、燃料噴射弁107の噴射パルス期間、点火プラグ105の点火時期、吸気バルブ102及び排気バルブ103の開閉時期などの内燃機関100の主要な作動量を演算する。
吸入ガスは、インタクーラ112、吸気管110、サージタンク114を通り吸気バルブ102を経て燃焼室R1内に流入する。この吸入ガスは、燃料噴射弁107から噴射された燃料と共に、燃焼室R1内に混合気を形成する。混合気は所定の点火時期で点火プラグ105から発生される火花により着火・燃焼する。その混合器の燃焼による燃焼圧により、ピストン101が押し下げられ、内燃機関100の駆動力となる。燃焼後の排気ガスは、排気バルブ103、排気管111、タービン125bを経て三元触媒122に送られる。排気ガスは、三元触媒122内でNOx、CO、HC成分が浄化された後、更に微粒子フィルタ123において微粒子が排気ガスから除去される。その後、排気ガスは三元触媒129を経て外部に排出される。
質量流量計132から得られる検出信号Ss3と、吸気管圧力センサ115から得られる信号Ss8と、空燃比センサ124から得られる検出信号Ss15と、上流側圧力センサ126から得られる検出信号Ss17とは、ECU200に送られる。またアクセルペダルの踏込量、すなわちアクセル開度を検出するアクセル開度センサ300から得られる信号Ss2もECU200に送られる。
ECU200はアクセル開度センサ300の出力信号Ss2や各種センサ信号に基づいて要求トルクを演算する。すなわち、アクセル開度センサ300は、内燃機関100への要求トルクを検出する要求トルク検出センサとして用いられる。ECU200は前記各種センサの出力から得られる内燃機関100の運転状態に基づいてスロットルバルブ113の開度、燃料噴射弁107の噴射パルス期間(パルス幅)及び噴射開始時期(パルスの立ち上がりタイミング)、点火プラグ105の点火時期、吸気バルブ102及び排気バルブ103の開閉タイミング、ウェイストゲートバルブ4cの開度など、内燃機関100の主要な作動量を最適に演算する。
ECU200で演算されたスロットルバルブ113の開度は、駆動信号Ds6としてスロットルバルブ113へ送られる。また、ECU200で演算された燃料噴射パルス期間及び噴射開始時期は、駆動信号Ds11に変換され燃料噴射装置107に送られる。更に、ECU200で演算された吸気バルブ102及び排気バルブ103の開閉タイミングは、駆動信号Ds10a、Ds10bに変換され吸気バルブ102及び排気バルブ103に送られる。
ECU200のより詳細な構成を、図2のシステムブロックを参照して説明する。ECU200は、入力回路30a、入出力ポート30b、RAM(Random Access Memory)30c、ROM(Read Only Memory)30d、CPU30e(制御部)、スロットル駆動回路30f、可変バルブ機構(VTC)駆動回路30g(弁駆動装置)、燃料噴射装置駆動回路30h、点火信号出力回路30i、ウェイストゲートバルブ駆動回路30jを備えている。
入力回路30aは、アクセル開度センサ300、質量流量計132、スロットルバルブ113、吸気管圧力センサ115、空燃比センサ124、上流側圧力センサ126の出力信号Ss2、Ss3、Ss6、Ss8、Ss15、Ss17の入力を受け付ける。また、
入力回路30aは、吸気バルブ102及び排気バルブ103から、その動作についてのフィードバック信号Ss10a、Ss10bの入力を受け付ける。入力回路30aに入力される各種信号は、上記のものだけに限定されるものではなく、図示された以外のセンサや計測器からの出力信号の入力を受け付けることも可能である。
入力回路30aに入力された各入力信号は、入出力ポート30b内の入力ポートに転送される。入出力ポート30bに転送された入力信号の値は、RAM30cに一時記憶されCPU30eで演算処理される。このとき、入力回路30aに送られる入力信号のうちアナログ信号で構成される信号は、入力回路30a内に設けられたA/D変換器(図示せず)によりデジタル信号に変換される。ROM30dには、後述するプログラムを含む、内燃機関100の制御のための演算処理を行う制御プログラムや、制御に利用される各種制御データが格納されている。制御データは、判定に用いる閾値や、補正値を演算するためのテーブルなどを含む。
制御プログラムに従って演算された演算値(各駆動回路へ送られる制御量等)は、RAM30cに保管された後、入出力ポート30bの出力ポートに送られ、各駆動回路30f〜30jに送られる。各駆動回路30f〜30jは、この演算値に従い、各々の制御対象を制御する。この第1の実施の形態の場合、駆動回路としてスロットル駆動回路30f、可変バルブ機構駆動回路30g、燃料噴射装置駆動回路30h、点火信号出力回路30i、及びウェイストゲートバルブ駆動回路30jを備える。
スロットル駆動回路30fは、スロットルバルブ113を駆動するための駆動信号Ds6をスロットルバルブ113に出力する。VTC駆動回路30gは、吸気バルブ102及び排気バルブ10を駆動するための駆動信号Ds10a、Ds10bを出力する。燃料噴射装置駆動回路30hは、燃料噴射装置107を駆動するための駆動信号Ds11を出力する。点火信号出力回路30iは、点火プラグ105を駆動するための駆動信号Ds12を出力する。ウェイストゲートバルブ駆動回路30jは、ウェイストゲートバルブ127を駆動するための駆動信号Ds4cを出力する。
それぞれ制御する。
図1に図示した内燃機関制御装置は、ECU200内に前記駆動回路を備えているが、これに限るものでは無く、前述の駆動回路のいずれか或いは全てをECU200外に設けてもよい。
図3は、第1の実施の形態における内燃機関制御装置の動作の概要を示すフローチャートである。このフローチャートでは、微粒子フィルタ123の上流側圧力が所定値以上に上昇していることが上流側圧力センサ126で検出された場合、排気バルブ103の位相の補正値を読み出す処理を実施する。
まずステップS301では、質量流量計132又は公知の他の方法で検出した、吸気通路130からの吸入空気量QAが、ECU200に制御データとして記録されている閾値Th1より大きい場合、ステップS302に進む。ステップS302以降のステップでは、以下に説明する排気バルブ103の位相の補正値を読み出す動作が実行(許可)される。
一方、吸入空気量QAが閾値Th1以下である場合、処理を終了する(end)。吸入空気量QAが所定値以下である場合、排気バルブ103の位相を補正しても、筒内掃気の効果が薄くなる。このため、図3のフローでは、ステップS301を実行して、吸入空気量QAが所定値より大きい場合に限り、微粒子フィルタ123の上流側の圧力判定、及び/又は排気バルブ103の位相補正の実行を許可するようにしている。
ステップS302では、微粒子フィルタ123の上流側圧力PGPFを上流側圧力センサ126により計測し、ステップS303に進む。続くステップS303では、微粒子フィルタ123の上流側圧力の適合値PGPFDEFをECU200のROM30dから読み出す。適合値PGPFDEFは、ECU200のROM30dにおいて、吸入空気量QAを引数としたテーブル上に記録されていてもよい。
次に、ステップS304において、微粒子フィルタ123の上流側圧力PGPFと、ECU200に記録されている適合値PGPFDEFとの差分(上昇値)DPGPFを計測する。
そして、ステップS305では、ステップS304で計算した微粒子フィルタ上流側圧力の上昇値DPGPFと、ECU200に記録されている閾値Th2との比較が、ECU200のCPU30eにより行われる。上昇値DPGPFが閾値Th2を超えている場合、ステップS306に進み、排気バルブ103の位相補正の実施要求フラグを立てる(=1)。この実施要求フラグの立ち上がり(=1)は、オーバラップ期間の補正の実行が許可されたことを示している。一方、上昇値DPGPFが閾値Th2以下の場合、処理を終了する(end)。
実施要求フラグ(=1)が立つと、ステップS307では、排気バルブ103の開閉動作の位相を補正するための補正値が読み出される。この第1の実施の形態では、内燃機関100が過給機125を備えているため、補正値も、過給機125が動作しているときと(過給状態)と、動作していないとき(非過給状態)とで異なる補正値が読み出される。
ECU200のROM30dは、過給状態用排気バルブ位相補正値テーブルEVTCGPFBと、非過給状態用排気バルブ位相補正値テーブルEVTCGPFPとを備えることができる。一例として、各テーブルの引数は、エンジン回転数NEと、ステップS306で計算した微粒子フィルタ上流側圧力の上昇値DPGPFとすることができる。エンジン回転数NE、及び上昇値DPGPFが特定されることにより、過給状態での補正値、及び非過給状態の補正値が特定され得る。なお、テーブルの引数はエンジン回転数NEと上昇値DPGPFに加え、他のパラメータを加えても良いし、別のパラメータ(例えばトルク、上昇比など)に置き換えることもできる。
図4は、第1の実施の形態における内燃機関制御装置において、図3の手順により補正値が特定された後における動作を示すフローチャートである。この図4のフローでは、図3の動作により排気バルブ103の位相補正の実行要求が発生した場合、読み出した排気バルブ103の位相の補正値を用いて、排気バルブ103の位相の目標値を計算する。
ステップS401では、排気バルブ103の補正要求フラグが立ち上がっている(=1)か否かが判定される。フラグが立っていない場合(=0)、すなわち排気バルブ103の位相の補正が不要の場合(No)、ステップS402に進む。ステップS402では、排気バルブ103の位相の最終補正値MEVTCGPFが0とされる。一方、補正要求フラグが立ち上がっている(=1)場合、すなわち排気バルブ103の位相の補正が必要と判断される場合(S401のYes)、ステップS403に進む。
ステップS403では、現在、内燃機関100が過給領域にある否かが判定される。一例として、スロットルバルブ113の下流の吸気管圧力PIMANI(吸気管圧力センサ115の測定値)が大気圧PATMより大きい場合、内燃機関100は過給状態であると判定することができる。一方、吸気管圧力PIMANIが大気圧PATM以下である場合、内燃機関100は非過給状態と判定することができる。これに代えて、吸気管圧力PIMANIが、排気バルブ103より下流側のいずれかの位置の圧力よりも大きい場合に、内燃機関100が過給状態にあると判定することも可能である。なお、大気圧PATMの値は、予めECU200のROM30d等に記憶されている値であってもよいし、図示しない大気圧測定用の圧力センサからの測定値であってもよい。
ステップS403にて内燃機関100が過給領域にないと判定される場合(No)、ステップS404に進む。ステップS404では、ステップS307で読み出した非過給用の排気バルブ103の位相の補正値EVTCGPFPが最終補正値MEVTCGPFとして設定される。一方、ステップS403にて内燃機関100が過給領域にあると判定される場合(Yes)、ステップS405に進む。ステップS405では、ステップS307で読み出した過給用の排気バルブ103の位相の補正値EVTCGPFBを最終補正値MEVTCGPFとして設定する。
このように、この第1の実施の形態の制御装置では、微粒子フィルタ123の上流側の圧力が上昇している場合においても、内燃機関100が過給領域にあるか否かにより、排気バルブ103の位相の補正量を異ならせている。具体的には、内燃機関100が過給領域にある場合には、オーバラップ期間が基準値よりも大きくなるように補正値を設定し、過給領域に無い場合には、オーバラップ期間が基準値よりも小さくなるように補正値を設定する。
そして、上流側圧力センサ126が検出する圧力値が適合値に比べて上昇するほど、オーバラップ期間が大きく基準値(補正無の場合)から変化するように吸気バルブ102及び記排気バルブ103がCPU30e及びVTC駆動回路30gにより制御される。すなわち、CPU30eは、微粒子フィルタ123の上流側の圧力が上昇するほど、オーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるよう吸気バルブ102及び排気バルブ103をVTC駆動回路30gを介して制御するよう構成されている。
以上のようにして最終補正値MEVTCGPFが決定されると、続くステップS406では、排気バルブ103の補正前目標位相EVTtmpに、最終補正値MEVTCGPFを加算して、排気バルブ103の補正後の位相EVT(=EVTtmp+MEVTCGPF)を決定する。ステップS407では、この補正後の位相EVTをVTC駆動回路30gから信号DS10bとして出力する。
図5は、排気バルブ103の位相を変えた際の微粒子フィルタ123の上流側圧力と燃焼室R1内の既燃ガスの残留率の関係を示したグラフの一例である。グラフ上の全てのプロットは、内燃機関100から同一の出力が得られるよう設定して得られた結果を示している。
新品の微粒子フィルタと劣化した微粒子フィルタ(劣化品)を比較すると、微粒子フィルタの上流側圧力が上昇した場合において、劣化品の方が新品に比べて、気筒内の既燃ガス残留率が上昇する。微粒子フィルタに煤が堆積すると目詰まりによって微粒子フィルタの上流側圧力が上昇し、抵抗が増えることで既燃ガスの排出が不十分になる。この状態から排気バルブを遅角する方向へ位相を変化させると、ある位相までは既燃ガスの残留率が低下していく。これはスカベンジングによる既燃ガスの排出が実施されるためである。
しかし排気バルブの位相の変化が一定量を超えると、既燃ガスの残留率の変化が小さくなり、微粒子フィルタ上流側圧力が上昇していく。これは排気バルブの過剰な遅角による出力低下を補うために、吸気管側の圧力(過給圧)を上昇しているためである。これは、スカベンジングによる既燃ガスの排出効率の上昇よりも抵抗の増加による排出効率の低下が大きくなっていることを意味する。
図6は、既燃ガスの残留率とノッキングの発生確率を表したグラフである。新品の微粒子フィルタでは、既燃ガスの残留率が低くノッキングは発生しないが、劣化した微粒子フィルタでは残留既燃ガスの増加に伴ってノッキングが発生する虞が高まる。劣化した微粒子フィルタにおいて、第1の実施の形態の方式を適用することにより、既燃ガスの残留率を低下させてノッキングが発生しない領域まで移行させることが可能となる。しかし過剰に排気バルブの位相の補正を実施すると、出力低下を補うため、吸気管側の圧力(過給圧)が上昇する。このため、図5で示した微粒子フィルタ上流側圧力の増加により、既燃ガスの残留率が低下せず、ノッキングの発生確率が増加してしまう。
図7は第1の実施の形態の内燃機関制御装置において、図3及び図4のフローチャートに従った動作が行われた場合における各種物理量の時間的変化を示すグラフである。第1の実施の形態の内燃機関制御装置では、エンジンの吸入空気量QAが閾値Th1よりも大きいか否かの判断を常に実施している(図3のステップS301)。
図7に示すように、時刻T1において吸入空気量QAが閾値Th1を超えると、微粒子フィルタ123の上流側圧力の上昇値判定許可フラグが立ち上がる(=1)。これにより、上流側圧力センサ126による圧力検知が許可され、微粒子フィルタ123の上流側圧力PGPFが上流側圧力センサ126で検出される(図7の上から2番目のグラフ参照)。
またECU200に記録されている微粒子フィルタ123の上流側圧力の適合値PGPFDEF(通常時の圧力値)が読み出される。適合値PGPFDEFに対する計測値の差分が上昇値DPGPFとして計算される(図7の上から3番目のグラフ参照)。
上昇値DPGPFが閾値Th2よりも大きくなると、例えば時刻T2において排気バルブ103の補正要求フラグが立ち上がる。これにより、排気バルブ103の開閉動作の位相の補正が可能な状態となる。なお、排気バルブ103の補正要求フラグが不成立になる条件は、例えば、微粒子フィルタ123の上流側圧力の上昇値判定許可フラグが立ち上っても、微粒子フィルタ123の再生制御が実施される、又は微粒子フィルタ123の交換などによって、上昇値DPGPFが閾値Th2以下となることである。
排気バルブ103の開閉動作の位相の補正量は、前述したように、内燃機関100の運転状態が、過給機125による過給状態か、非過給状態かにより異なる量とされる。吸気圧PIMANIが大気圧PATM以下であり、よって内燃機関100は非過給状態であると判定される場合には、排気バルブ103の位相の補正量は、吸気バルブ102と排気バルブ103のオーバラップ量が基準値(補正がされない場合)に比べて小さくなるように設定される。
逆に、吸気圧PIMANIが大気圧PATMを超えており、内燃機関100は過給状態であると判定される場合には、排気バルブ103の位相の補正量は、吸気バルブ102と排気バルブ103のオーバラップ量が基準値(補正がされない場合)に比べ大きくなるように設定される。そして、その補正量は、上流側圧力センサ126が検出した圧力値PGPFの適合値PGPFDEFからの差である上昇値DPGPFが大きいほど、大きい値とされる。排気バルブ103の位相の補正は、排気バルブ103の補正要求フラグが立ち下がる(≠1)まで継続される。
図8は、微粒子フィルタ123の再生制御が実施された後における各種物理量の変化を示している。
時刻T3までの挙動は図7と同様のため詳細は省略する。時刻T3において微粒子フィルタ123の再生制御が実行され、これにより微粒子フィルタ123の目詰まりが解消される。
微粒子フィルタ123の目詰まりの解消後、時刻T4において微粒子フィルタ123の上流側圧力の上昇値DPGPFが閾値Th2を超えているか判定を行う。このとき微粒子フィルタ123の目詰まりは解消されているため,微粒子フィルタ123の上流側圧力の上昇値DPGPFは閾値Th2を下回る。したがって排気バルブ103の補正要求フラグが立ち下がる(≠1)。これにより、吸気バルブ102と排気バルブ103のオーバラップ期間の補正動作は停止される。これ以降は再び排気バルブ103の補正要求フラグが立ち上がるまでは、オーバラップ期間OLWの補正動作は停止される。なお、第1の実施の形態の方式を実行中に内燃機関100のノッキングが発生した場合、点火プラグ105の点火時期を遅角させ、ノッキングを回避するノッキング回避制御を実施することができる。ノッキング回避制御は公知の従来技術を用いてよい。
以上説明したように、第1の実施の形態の内燃機関制御装置によれば、微粒子フィルタ123の上流側の圧力値PGPFの適合値からの上昇値が閾値を上回った場合、その上昇値が大きくなるほど、吸気バルブ102と排気バルブ103のオーバラップ期間OLWが大きくされる。換言すれば、内燃機関制御装置によれば、微粒子フィルタ123の上流側の圧力が上昇するほど、吸気バルブ102及び排気バルブ103を同時に開弁するオーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるよう吸気バルブ102及び排気バルブ103が制御される。これにより、微粒子フィルタ123の目詰まりが進行している場合であっても、スカベンジング動作の実行時の既燃ガスの排出効率を高めることが可能となり、高温の既燃ガスが排出されることで気筒内のガス温度が低下し、ノッキングを抑制することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る内燃機関制御装置を、図9及び図10を参照して説明する。第2の実施の形態の制御装置の全体構成は、第1の実施の形態(図1)と同一であるので、説明は省略する。この第2の実施の形態の制御装置は、第1の実施の形態で説明した動作に加え(並行して)、次の説明する動作を実行する点が、第1の実施の形態の制御装置と異なっている。
図9は、第2の実施の形態における内燃機関制御装置の動作を示すフローチャートである。第2の実施の形態の制御装置は、図3と同様の動作を行うと共に、図4と同様の動作も実行可能に構成されている。これに加えて第2の実施の形態の制御装置は、図4の動作と平行して、図9の動作を実行可能に構成されている。第1の実施の形態において、オーバラップ期間OLWを増加させても、内燃機関100が目標の出力に達しない場合がある。第2の実施の形態の制御装置は、第1の実施の形態の動作に加え、過給機125が供給する過給圧の目標値を上昇させる制御を行うことで、燃焼室R1内の既燃ガスの排出を促進させ、内燃機関100の出力を所望の値に制御することができるようにしたものである。
図9のフローチャートに沿って、この第2の実施の形態の動作を説明する。ステップS901では、図4のステップS401と同様に、排気バルブ103の補正要求フラグが立ち上がっている(=1)か否かが判定される。補正要求フラグが立ち上がっていない場合、処理を終了する(end)。
一方、排気バルブ103の補正要求フラグが立ち上がっている場合(ステップS901のYES)、ステップS902に進む。ステップS902では、過給機125が供給する過給圧の目標値の補正値MTBSTGPFが、ECU200のRAM30cから読み出される。オーバラップ期間OLWが大きくなったことにより内燃機関100の出力の低下がみられる場合に、その低下を抑制するよう過給圧の目標値を補正するため、この補正値が読み出される。
RAM30cは、一例として、微粒子フィルタ123の上流側圧力の上昇値DPGPFと、吸入空気量QAとを引数として補正値MTBSTGPFを記憶するテーブルデータを有したものとすることができる。ECU200は、上昇値DPGPFと吸入空気量QAとに基づき、補正値MTBSTGPFを特定する。
補正値MTBSTGPFが特定されると、ステップS903では、補正前の目標過給圧PTBSTtmpにこの補正値MTBSTGPFを加算して、補正後の目標過給圧PTBSTが計算される。そして、ステップS904では、目標過給圧PTBSTをECU200内のウェイストゲートバルブ駆動回路30jから駆動信号Ds4cとして出力する。これにより、計算された目標過給圧PTBSTが過給機125により提供される。
図10は、第2の実施の形態の制御装置において、過給機125の目標過給圧が補正される場合の動作を示すグラフである。時刻T2において排気バルブ103の補正要求フラグた立ち上がると、上述の補正値MTBSTGPFが特定され、目標過給圧PTBSTが補正される(図10の中央のグラフ参照)。第1の実施の形態と同様、オーバラップ期間OLWの補正も実施され、同時に目標過給圧PTBSTも、補正がない場合に比べて高い値に補正される。この第2の実施の形態の動作も、第1の実施の形態のオーバラップ期間OLWの補正と同様、排気バルブ103の補正要求フラグが立ち下がるまで継続される。
以上説明したように、この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態のオーバラップ期間の補正に加え、過給機125による過給圧の補正が実行されるので、燃焼室R1の既燃ガスの排出を更に促進することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態に係る内燃機関制御装置を、図11〜図15を参照して説明する。第3の実施の形態の制御装置の全体構成は、第1の実施の形態(図1)と略同一であるので、説明は省略する。ただし、この第3の実施の形態の制御装置は、第1の実施の形態で説明した動作に加え(並行して)、次の説明する動作を実行する点が、第1の実施の形態の制御装置と異なっている。すなわち、この第3の実施の形態の制御装置では、内燃機関100へ流入する混合ガスの流量を計測する方法、及びその計測結果に基づく燃料噴射制御や点火制御が前述の実施の形態とは異なっている。具体的には、図11に示すように、内燃機関100のシリンダの内部に注入される筒内空気量GCYLを、シリンダ内に注入されず吹き抜ける吹き抜け空気量GBLOWBY(吸入側に戻る吹き返し量も含む)を考慮して推定し、これに基づいて燃料噴射制御や点火制御(点火時期ADV、燃料噴射量GFUELの制御)を実行する点が、第1の実施の形態とは異なっている。
吹き抜け空気量GBLOWBYは、図12に示すように、内燃機関100の各種物理量(吸気圧PIMANI、微粒子フィルタ123の上流側圧力PGPF、吸気管温度TIMANI)に依存する物理モデル項XPHYと一定の関係を有する。このため、第3の実施の形態の装置では、まず、吹き抜け空気量GBLOWBYと物理モデル項XPHYとの関係を示すグラフの傾きAOLと切片OFFSETOLを特定する。
その後、物理モデル項XPHYを求めることで、吹き抜け空気量GBLOWBYを特定することができる。図12において示される複数系列のグラフは、吸気バルブ102及び/又は排気バルブ103の位相の違いを示す。吹き抜け空気量GBLOWBYは位相が一定の場合物理モデル項XPH7に対して線形近似が可能となる。したがって1次式で吹き抜け空気量GBLOWBYを推定することが可能である。
図13は、第3の実施の形態における制御装置の動作を示すフローチャートである。また図14及び図15は、図13のフローチャートで示される動作を、第3の実施の形態における制御装置が実行する場合における計算の手順を示すブロック図である。図14及び図15に示す各ブロックは、ECU200に格納された演算プログラムに従ってソフトウエア的に実現してもよいし、ハードウエアにより実現することもできる。
図13に示すように、ステップS1101では、現在の吸気バルブ102と排気バルブ103のオーバラップ期間OLWが計算されると共に、オーバラップ期間OLWの中心位相OLCが検出される。
続いて、ステップS1102では、オーバラップ期間OLW、及び中心位相OLCに基づいて、物理モデル項XPHYと吹き抜け空気量GBLOWBYとの関係を示すグラフの傾きAOLと、切片OFFSETOLが特定される。この第3の実施の形態では、図14に示すように、この第3の実施の形態の制御装置は、傾き演算部201と切片演算部202を備えている。
傾き演算部201は、オーバラップ期間OLWとオーバラップ中心位相OLCと傾きAOLとを関連付けた傾きマップ(テーブルデータ)を備えている。この傾き演算部201にオーバラップ期間OLWとオーバラップ中心位相OLCとが入力されることで、傾きAOLが特定される。また、切片演算部202は、オーバラップ期間OLWとオーバラップ中心位相OLCと切片OFFSETOLとを関連付けた切片マップ(テーブルデータ)を備えている。この切片演算部202にオーバラップ期間OLWとオーバラップ中心位相OLCとが入力されることで、切片OFFSETOOLが特定される。
図13に戻って説明を続ける。ステップS1103では、内燃機関100のエンジン回転数NEの補正値BBNEが、エンジン回転数NEとエンジン回転数基準値NEdefとの比(NE/NEdef)に基づいて計算される。エンジン回転数基準値NEdefはECU200に記憶されておくことができる。
続いて、ステップS1104では、前述した物理モデル項XPHYが、吸気管圧力PIMANI、吸気管温度TIMANI、微粒子フィルタ123の上流側圧力PGPFをファクターとして、下記の数式により計算される。
[数1]
XPHY=√(1/(R*TIMANI)) PIMANI*ψ(PIMANI、PGPF)
そして、次のステップS1105では、吹き抜け空気量GBLOWBYが、物理モデル項XPHY、補正値BBNE、傾きAOL、切片OFFSETOLに基づき、掛算器204、掛算器206、及び加算器207により、次の式に従って計算される。
[数2]
GBLOWBY=AOL*BBNE*XPYH+OFFSETOL
続いて、ステップS1106では、筒内空気量GCYLが、図15に示すように、シリンダへの吸入空気量QAから吹き抜け空気量GBLOBYを減じた値として計算される。減算は、減算器211により行うことができる。
更に、ステップS1107では、計算した筒内空気量GCYLとエンジン回転数NEとに基づいて、事前に適合した要求点火時期ADVをテーブルデータ212から読み出し、筒内空気量GCYLと目標当量比TFBYAから要求燃料噴射量GFUELが計算される。
そして、ステップS1108では、ステップS1107で計算した要求点火時期ADVをECU200内の点火信号出力回路30iから点火コイル106に駆動信号Ds12として出力し、要求燃料噴射量GFUELを燃料噴射装置駆動回路30hから燃料噴射装置107に信号Ds11として出力する。
以上説明したように、この第3の実施の形態によれば、内燃機関100のシリンダの内部に注入される筒内空気量GCYLを、シリンダ内に注入されず吹き抜ける吹き抜け空気量GBLOWBY(吸入側に戻る吹き返し量も含む)を考慮して推定し、これに基づいて燃料噴射制御や点火制御が実行されるため、前述の実施の形態に比べ一層正確に微粒子フィルタ123の状態を把握することができ、更にノッキングを効果的に抑制することができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態に係る内燃機関制御装置を、図16〜図17を参照して説明する。図16は、第4の実施の形態の制御装置の全体構成を示す概略図である。この第4の実施の形態の装置は、以下の点を除き、第1の実施の形態(図1)と略同一である。第1の実施の形態の構成要素と同一の構成要素については、図16で同一の参照符号を付しているので、重複する説明は省略する。ECU200の構成も、第1の実施の形態(図2)と略同一であるので、詳細は省略する。
この第4の実施の形態の装置は、微粒子フィルタ123における微粒子の堆積量Apmを推定する堆積量推定部140を更に備えており、この点において第1の実施の形態の装置と異なっている。堆積量推定部140は、推定された堆積量Apmに従って制御信号Ss172を変化させる。
第1の実施の形態では、微粒子フィルタ123の上流側において上流側圧力センサ126を設け、この上流側圧力センサ126の検知圧力に基づいて、微粒子フィルタ123における微粒子の堆積の程度を推定していた。これに対し、第4の実施の形態では、図17に示すように、微粒子フィルタ123における微粒子の堆積量Apmそれ自体を推定し(ステップS303’)、この堆積量Apmと閾値Th3との大小に従ってオーバラップ動作におけるオーバラップ期間を変化させる(ステップS305’)。堆積量推定部140において微粒子の堆積量の推定のファクターとされるのは、上流側圧力センサ126の検知圧力のみであってもよいし、その他のファクターとされてもよいし、又はこれらの組合せであってもよい。
他のファクターは、例えば、内燃機関100が搭載される車両の総走行距離、燃料消費量、使用された燃料の種類及び性状、アクセル開度センサ300の検知出力、大気圧、外気温、湿度、又はこれらの組合せとすることができる。推定の方法としては公知の方法を使用することができる。図17のS307以降の動作は、第1の実施の形態(図4〜図10)と同様とすることができる。また、第4の実施の形態と、他の実施の形態とを適宜組み合わせることも可能である。以上説明したように、第4の実施の形態の内燃機関制御装置によれば、微粒子フィルタ123の推定される堆積量Apmが閾値Th3を上回った場合、吸気バルブ102と排気バルブ103のオーバラップ期間OLWが大きくされる。換言すれば、内燃機関制御装置によれば、堆積量Apmが上昇するほど、吸気バルブ102及び排気バルブ103を同時に開弁するオーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるよう吸気バルブ102及び排気バルブ103が制御される。これにより、微粒子フィルタ123の目詰まりが進行している場合であっても、スカベンジング動作の実行時の既燃ガスの排出効率を高めることが可能となり、高温の既燃ガスが排出されることで気筒内のガス温度が低下し、ノッキングを抑制することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明した。上記実施の形態の方式を実施しても、ノッキングが発生する場合はあり得る。ノッキングが発生したということは、内燃機関100内の既燃ガスの排出が不十分であることを意味している。この場合、図18に示すように、ノッキングの発生が公知の方法で検知された後(ステップS411のYES)、排気バルブ103の位相の補正量を、第1の実施の形態で説明した最終補正値MEVTCGPFより更に補正値ΔMだけ大きいMEVTCGPF’に変更し、これによりオーバラップ期間を更に大きくすることが可能である(ステップS412)。
また、第2の実施の形態に関しては、過給機125が目標過給圧PTBSTに達しても内燃機関100のトルクが目標トルクに達しない(又は、達したが目標トルクを下回った)場合があり得る。その原因としては、排気バルブ103の最終補正値MEVTCGPFが過剰であることが考えられる。
このため、図19に示すように、図9のステップS903で目標過給圧PTBSTを補正し、ステップS904で出力した後、ステップS905で内燃機関100のトルクが目標トルクに達していないと判断される場合には、目標過給圧PTBSTを補正した状態で目標トルクが実現できるまで、排気バルブ103の最終補正値MEVTCGPFを減少させてオーバラップ期間を減少させることができる。またノッキングが発生した瞬間は点火時期の遅角など公知のノック防止制御を実施することができる。
[その他]
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100…内燃機関、 101…ピストン、 102…吸気バルブ、 103…排気バルブ、 105…点火プラグ、 106…点火コイル、 107…燃料噴射弁、 110…吸気管、 111…排気管、 112…インタクーラ、 113…スロットルバルブ、 114…サージタンク、 115…吸気管圧力センサ、 121…排気通路、 122、129…三元触媒、 123…微粒子フィルタ、 124…空燃比センサ、 125a…コンプレッサ、 125b…タービン、 126…上流側圧力センサ、 130…吸気通路、 131…質量流量計、 140…堆積量推定部、 150…内燃機関システム、 30a…入力回路、 30b…入出力ポート、 30c…RAM、 30d…ROM、 30e…CPU、 30f……スロットル駆動回路、 30g…可変バルブ機構(VTC)駆動回路、 30h…燃料噴射装置駆動回路、 30i…点火信号出力回路、 30j…ウェイストゲートバルブ駆動回路、 300…アクセル開度センサ。

Claims (13)

  1. 吸気バルブ及び排気バルブを備えた内燃機関を含む内燃機関システムを制御する内燃機関制御装置であって、
    前記内燃機関システムは、排気ガス中の微粒子を捕捉可能に構成された微粒子フィルタを備え、
    前記内燃機関制御装置は、前記微粒子フィルタの上流側の圧力が上昇するほど、前記吸気バルブ及び前記排気バルブを同時に開弁するオーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるよう前記吸気バルブ及び前記排気バルブを制御するよう構成された制御部を備える
    ことを特徴とする内燃機関制御装置。
  2. 前記制御部は、前記微粒子フィルタの上流側の圧力の閾値からの上昇値が所定値よりも大きくなった場合に前記オーバラップ期間の補正を許可するよう構成された、請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  3. 前記制御部は、前記内燃機関の吸入空気量が所定値よりも大きい場合に前記オーバラップ期間の補正のための動作を許可するよう構成された、請求項1又は2に記載の内燃機関制御装置。
  4. 前記内燃機関システムは、吸気側の圧力を上昇させる過給機を更に備え、
    前記制御部は、前記過給機により前記内燃機関が過給状態にある場合と、前記内燃機関が非過給状態にある場合とで、前記オーバラップ期間の補正量を異ならせるよう構成された、請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  5. 前記制御部は、前記過給機により前記内燃機関が過給状態にある場合には、前記オーバラップ期間が大きくなるような前記補正量を与え、前記内燃機関が非過給状態にある場合には、前記オーバラップ期間が小さくなるような補正量を与えるよう構成された、請求項4に記載の内燃機関制御装置。
  6. 前記制御部は、前記内燃機関が過給領域にあり、前記オーバラップ期間を大きくするような補正量を与える場合、更に前記過給機の目標過給圧を上昇させる制御を行うよう構成された、請求項4又は5に記載の内燃機関制御装置。
  7. 前記制御部は、前記内燃機関に注入されずに吹き抜ける吹き抜け空気の量である吹き抜け空気量を推定し、前記内燃機関に吸入される吸入空気量と前記吹き抜け空気量とに基づいて前記内燃機関の内部に残る空気の量である筒内空気量を推定するよう構成された、請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  8. 前記制御部は、前記オーバラップ期間の補正値を設定した後、前記内燃機関においてノッキングが発生したことを検知した場合に、前記オーバラップ期間が更に大きくなるよう前記補正値を変更するよう構成された、請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  9. 前記制御部は、前記目標過給圧の補正値を設定した後、前記内燃機関のトルクが目標トルクに達していないと判断される場合には、前記オーバラップ期間が減少するよう前記補正値を制御するよう構成された、請求項6に記載の内燃機関制御装置。
  10. 吸気バルブ及び排気バルブを備えた内燃機関を含む内燃機関システムを制御する内燃機関制御装置であって、
    前記内燃機関システムは、
    排気ガス中の微粒子を捕捉可能に構成された微粒子フィルタと、
    前記微粒子フィルタにおける微粒子の堆積量を推定する堆積量推定部と
    を備え、
    前記内燃機関制御装置は、前記堆積量が上昇するほど、前記吸気バルブ及び前記排気バルブを同時に開弁するオーバラップ動作におけるオーバラップ期間の変化が大きくなるように前記吸気バルブ及び前記排気バルブを制御するよう構成された制御部を備える
    ことを特徴とする内燃機関制御装置。
  11. 前記制御部は、前記内燃機関の吸入空気量が所定値よりも大きい場合に前記オーバラップ期間の補正のための動作を許可するよう構成された、請求項10に記載の内燃機関制御装置。
  12. 前記内燃機関システムは、前記内燃機関の吸気側の圧力を上昇させる過給機を更に備え、
    前記制御部は、前記過給機により前記内燃機関が過給状態にある場合と、前記内燃機関が非過給状態にある場合とで、前記オーバラップ期間の補正量を異ならせるよう構成された、請求項10に記載の内燃機関制御装置。
  13. 前記制御部は、前記過給機により前記内燃機関が過給状態にある場合には、前記オーバラップ期間が大きくなるような前記補正量を与え、前記内燃機関が非過給状態にある場合には、前記オーバラップ期間が小さくなるような補正量を与えるよう構成された、請求項12に記載の内燃機関制御装置。
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