JP7308102B2 - エンジンシステムの制御方法及びエンジンシステムの制御装置 - Google Patents

エンジンシステムの制御方法及びエンジンシステムの制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンシステムの制御方法及びエンジンシステムの制御装置に関する。
EGR(Exhaust Gas Recirculation)を行うエンジンシステムにおいては、排気の一部がEGRガスとしてエンジンの吸気に還流されるように構成されている。EGRガスと新気との混合ガスがインタークーラにおいて露点以下に冷やされると凝縮水が発生するが、この混合ガスの冷却により発生する凝縮水は、EGR率が高いほど多くなる。凝縮水がエンジンに流入すると、エンジンの燃焼安定性が悪化する虞があり、燃焼安定性が悪化するとNVH(Noise,Vibration,Harshness)の悪化を引き起こす。このため、凝縮水の発生はできるだけ抑制することが望ましい。
特許文献1には、EGR装置を備えたエンジンシステムの制御装置が開示されている。この制御装置では、凝縮水発生条件が成立する場合に、凝縮水量及び凝縮水の粒径に応じて目標EGR率を低減させることで凝縮水の発生を抑制し、エンジン(内燃機関)の燃焼安定性を確保している。
特開2018-188991号公報
特許文献1に記載の技術においては、凝縮水の発生を抑制するためにEGR率を低減させている。このため、EGRによる燃費効果を十分に発揮できなくなる虞がある。
本発明の目的は、燃費の悪化を防止しつつエンジン(内燃機関)の燃焼安定性を確保するエンジンシステムの制御方法及びエンジンシステムの制御装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、内燃エンジンと、内燃エンジンの吸気通路に設けられるインタークーラと、内燃エンジンの排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路と、EGR通路を流れるEGRガス量を調整するEGRバルブと、を備えるエンジンシステムの制御方法が提供される。このエンジンシステムの制御方法では、EGR通路にEGRガスを導入している際に内燃エンジンの燃焼状態が不安定なことを検知した場合、インタークーラにおける凝縮水の発生量を推定し、凝縮水発生量の推定値が所定の値以上の場合、インタークーラの温度を上げるとともに、少なくとも凝縮水発生量の推定値が所定の値より小さくなるまではEGR率をインタークーラの温度を上げる前の値に維持し、凝縮水発生量の推定値が所定の値より小さい場合、EGR率を低減させる
本発明によれば、凝縮水発生量の推定値に基づきインタークーラの温度を上げて凝縮水量を減少させるため、EGRによる燃費効果を悪化させずにエンジンの燃焼安定性を確保することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るエンジンシステムの制御装置の概略構成図である。 図2は、第1実施形態におけるEGRガス導入時におけるエンジンシステムの制御を示すフローチャートである。 図3は、第1実施形態におけるEGRガス導入時におけるエンジンシステムの制御を示すタイムチャートである。 図4は、第2実施形態におけるEGRガス導入時におけるエンジンシステムの制御を示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態におけるEGRガス導入時におけるエンジンシステムの制御を示すタイムチャートである。 図6は、第3実施形態におけるEGRガス導入時におけるエンジンシステムの制御を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態におけるEGRガス導入時におけるエンジンシステムの制御を示すタイムチャートである。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るエンジンシステム100の制御装置について説明する。
エンジンシステム100は、車両に搭載されている。エンジンシステム100には、エンジン(内燃機関)1に吸気を送る吸気通路10、エンジン1の燃焼ガスを外部に排出する排気通路20が備えられる。なお、エンジンシステム100全体の動作はコントローラ(制御部)50により制御される。
吸気通路10には、吸気流の上流側から順に、エアクリーナ11と、エアフロメータ12と、アドミッションバルブ13と、ターボ式の過給機2のコンプレッサ2Aと、水冷式のインタークーラ(WCAC)14と、スロットルバルブ15と、温度センサ付き圧力センサ16とが配置されている。この吸気通路10を介して、吸気がエンジン1に供給される。
新気はエアクリーナ11を介して吸入され、エアクリーナ11は吸気中の異物を捕集する。なお、ここでいう新気とは大気中からエンジンシステム100に新たに吸入される空気のことである。また、エンジン1に供給されるために吸入された新気(吸入空気)、及びEGRガス導入中におけるエンジン1に供給される新気とEGRガスとの混合ガスをまとめて吸気と称する。
エアフロメータ12は、吸入空気流量を検出する。また、エアフロメータ12は、温度センサを内蔵しており、吸気温度を検出可能となっている。エアフロメータ12により検出された吸入空気流量及び吸気温度は、コントローラ50に入力される。
アドミッションバルブ13は、後述するEGR通路23と吸気通路10とが接続する部分とエアフロメータ12との間に設けられ、吸気通路10と排気通路20との間の差圧を作り出す。なお、アドミッションバルブ13の詳細は後述する。
コンプレッサ2Aは、後述する過給機2のタービン2Bと同軸に設けられ、タービン2Bの回転に伴ってコンプレッサ2Aが回転する。コンプレッサ2Aの回転によって、エンジン1の気筒へと導入される吸気が過給される。
また、吸気通路10には、コンプレッサ2Aにおいて分岐してコンプレッサ2Aの上流位置に合流するバイパス路が設けられており、このバイパス路にリサーキュレーションバルブ17が設けられている。リサーキュレーションバルブ17は、車両減速のため後述するスロットルバルブ15が閉じられた際に、スロットルバルブ15からコンプレッサ2Aまでの吸気通路10に閉じ込められた加圧空気をコンプレッサ2A上流側に再循環(リサーキュレーション)させるためのものである。
水冷式のインタークーラ14は、コンプレッサ2Aにより圧縮された空気を、冷却水通路を流れる冷却水によって冷却するためのものである。コンプレッサ2Aによる空気圧縮によって温度上昇した空気がインタークーラ14によって冷却されることで、過給効率を高めることができる。インタークーラ14による冷却の強弱(インタークーラ14の温度)は、冷却水通路を流れる冷却水の流速、水温等によって調節される。なお、温度制御のしやすさの点からインタークーラ14は水冷式のものが好ましいが、必ずしも水冷式に限られず、空冷式のものであってもよい。空冷式の場合、インタークーラ14のコア部分を通過する空気量を制御することによりインタークーラ14の温度を調節する。例えば、空気が通過するインタークーラ14の複数のコア部分のいくつかを遮蔽板で塞ぐなどすることにより、インタークーラ14による冷却を弱めることができる。
スロットルバルブ15はコントローラ50によって駆動制御され、吸入空気の吸気量を調整する。アクセルペダルの踏込量がアクセル開度センサ(図示しない)によって検出され、検出された信号はコントローラ50に入力される。コントローラ50はアクセルペダルの踏込量に基づきスロットルバルブ15の開度を制御する。なお、スロットルバルブ15はインタークーラ14の上流側に設けてもよい。
スロットルバルブ15の下流側に備えられた温度センサと圧力センサが一体となった温度センサ付き圧力センサ16は、エンジン1に導入される吸入空気の温度(インタークーラ14の出口温度)及び圧力を検出する。温度センサ付き圧力センサ16で検出された吸気温度及び吸気圧力はコントローラ50に入力される。なお、温度センサ付き圧力センサ16は、温度センサと圧力センサをそれぞれ別に設けてもよい。
エンジン1には燃料噴射装置18が設けられており、燃料噴射装置18を所定のタイミングで制御することにより、燃料がエンジン1の気筒内に噴射され、気筒内にて燃料と空気との混合気が形成される。気筒には点火プラグ19が設けられており、この点火プラグ19を用いて混合気が燃焼される。なお、エンジン1には、ノックを検出するノックセンサ、気筒内の筒内圧力センサ、及びクランク角センサ(いずれも図示しない)がそれぞれ設けられており、これらのセンサで検出された信号はコントローラ50に入力される。
エンジン1の燃焼ガスは、排気通路20へと排出される。排気通路20には、排気流れの上流側から順に、過給機2のタービン2Bと、マニホールド触媒21A,21Bと、メイン触媒22とが配置されている。排気通路20の末端には排気音を減少させるマフラー(図示しない)が設けられている。また、排気通路20には、排気における空燃比を測定する空燃比センサ(図示しない)が設けられており、空燃比センサで測定された空燃比は信号としてコントローラ50に入力される。
過給機2のタービン2Bは、エンジン1から排出された燃焼ガス(排気)のエネルギーにより回転される。前述のとおり、タービン2Bの回転に伴って、タービン2Bと同軸に設けられたコンプレッサ2Aが回転し、コンプレッサ2Aの回転によって、エンジン1の気筒へと導入される吸気が過給される。
なお、排気通路20には、タービン2Bをバイパスするバイパス路が設けられている。バイパス路は、ウェイストゲートバルブ26によって、開閉可能に構成されている。ウェイストゲートバルブ26が開弁すると、排気の一部がタービン2Bを迂回して流れるため、開弁前よりもタービン2Bの回転速度が低下し、タービン2Bと同軸のコンプレッサ2Aの回転速度も低下する。従って、ウェイストゲートバルブ26の開度を制御することにより、過給圧を調整することができる。
マニホールド触媒21A,21B及びメイン触媒22は、例えば三元触媒で構成され、排気中に含まれるHC、CO、NOx等の有害成分を浄化する。なお、これらの触媒は三元触媒に限らず、酸化触媒であってよい。
排気通路20におけるマニホールド触媒21A,21Bとメイン触媒22との間の位置からは、EGR通路23が分岐している。EGR通路23は、排気通路20と吸気通路10とを接続する。EGR通路23には、EGRクーラ24、EGRバルブ25が設けられる。EGRバルブ25は、エンジン1の運転状態に応じて、コントローラ50により開度が制御される。なお、ここでいう運転状態とは、エンジン1の回転速度、負荷のことである。
前述のとおり、EGR通路23と吸気通路10とが接続する部分とエアフロメータ12との間にはアドミッションバルブ13が設けられている。アドミッションバルブ13はコントローラ50によってその開閉が制御され、吸気通路10と排気通路20との間に差圧を作り出す。そして、この差圧によって、排気の一部をEGRガスとして排気通路20から吸気通路10に再循環させる。
なお、アドミッションバルブ13は、そのデフォルト状態において全開であり、コントローラ50によって制御されることにより閉方向に操作される。
また、アドミッションバルブ13は排気通路20に比して吸気通路10を負圧にする制御に用いられる。一方、EGRバルブ25はEGRガスの導入制御に用いられる。EGRバルブ25の制御は、エンジン1の回転速度と負荷とで定まる運転状態毎に目標EGR率を割り付けたマップ(EGRマップ)等に基づいて行われる。即ち、まずコントローラ50は、EGRマップを参照してエンジン1の回転速度と負荷から一意に定まる目標EGR率(EGRマップ上の目標EGR率)を決定する。次に、エアフロメータ12により検出された吸入空気流量とエンジン1の回転数からEGR率(エンジン1の筒内の空気量に対するEGRガスの割合)を推定し、推定したEGR率(推定EGR率)が目標EGR率と一致するようにEGRバルブ25及びアドミッションバルブ13を制御する。
なお、EGRガスを吸気通路10に導入しやすくするためにアドミッションバルブ13を設けることが好ましいが、EGRバルブ25の開閉制御のみでEGRガスの導入を行うことも可能である。
コントローラ(制御部)50は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ50を複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。コントローラ50は特定のプログラムを実行することにより、エンジンシステム全体を制御するための処理を実行する。
コントローラ50には、エアフロメータ12により検出される吸気流量、吸気温度及び大気温度、温度センサ付き圧力センサ16で検出された吸気温度(インタークーラ14の出口温度)及び吸気圧力などの検出値が入力される。また、コントローラ50には、空燃比センサ、クランク角センサ、筒内圧力センサ、アクセル開度センサなど(いずれも図示しない)の検出値も入力される。コントローラ50は、これらの検出値に基づいて、スロットルバルブ15の開度制御、燃料噴射装置18を用いた燃料噴射制御、点火プラグ19を用いた点火時期制御、及び、EGRバルブ25とアドミッションバルブ13の開度制御などを行うことで特定のプログラムを実行し、エンジンシステム全体の制御を行う。例えばコントローラ50は、以下で説明するEGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を実行する。
図2は、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を説明するフローチャートである。EGRガス導入時に、EGRガスと新気との混合ガスがインタークーラにおいて露点以下に冷やされると凝縮水が発生するが、この混合ガスの冷却により発生する凝縮水は、EGR率が高いほど多くなる。凝縮水がエンジンに流入すると、エンジンの燃焼安定性が悪化する虞がある。一方で、凝縮水の発生を抑制するためにEGR率を低減させると、EGRによる燃費効果を十分に発揮できなくなる虞がある。上記の問題に鑑みて、以下で説明するEGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御においては、EGR率を低減させずに凝縮水量を抑制する制御を行う。なお、以下の制御は、いずれもコントローラ50により実行される。
ステップS101において、コントローラ50は、EGRガスの導入を許可するか否かを判定する。EGR許可の可否は、エンジン冷却水の温度が所定の温度以上に達しているかよって判定される。ここでの所定温度は、エンジン1の暖気が完了している状態の温度に設定される。エンジン冷却水が所定温度以上に達し、暖機が完了している場合、コントローラ50はEGRガスの導入を許可し、ステップS102の処理を実行する。一方、エンジン冷却水が所定温度よりも低く、暖機中である場合、コントローラ50はEGRガスを導入せず、エンジン冷却水の温度が所定の温度以上になるまでステップS101の処理(EGRガス導入の許可判定)を繰り返す。
ステップS102において、コントローラ50は、目標EGR率を決定する。目標EGR率は、EGRマップに基づいて決定する。EGRマップには、エンジン1の回転速度と負荷とで定まる運転状態毎に目標EGR率が割り付けてある。コントローラ50は、EGRマップを参照し、エンジン1の回転速度と負荷から目標EGR率を決定する。
ステップS103において、コントローラ50は、EGRガスを導入する。具体的には、ステップS102で決定した目標EGR率に基づき、アドミッションバルブ13及びEGRバルブ25の開度を制御する。
ステップS104において、コントローラ50は、EGRガス導入後のエンジン回転数、目標吸入空気量、インタークーラ(WCAC)14の壁面の温度(インタークーラ14の温度)、及び推定EGR率を取得する。目標吸入空気量はアクセル開度センサにより検出されるアクセルペダルの開度に基づいて決定され、目標吸入空気量に基づきスロットルバルブ15の開度が制御される。インタークーラ14の温度については、インタークーラ14の入口及び出口の冷却水温度から推定する。推定EGR率は、例えばエアフロメータ12により検出された吸入空気流量とエンジン1の回転数から演算されるが、それ以外の方法で演算してもよい。
ステップS105において、コントローラ50は、定常状態であるかを判定する。ここでいう定常状態とは、推定EGR率、エンジン回転数、吸入空気量がそれぞれ所定の上下値の範囲内にあり、ほぼ一定の状態であることをいう。推定EGR率、エンジン回転数、吸入空気量が所定時間以上一定である場合、コントローラ50は定常状態であると判定する。定常状態にあると判定した場合、コントローラ50はステップS106の処理を実行する。一方、定常状態にない場合、定常状態になるまでステップS105における判定を繰り返す。
ステップS106において、コントローラ50は、燃焼安定度(COV(Coefficient Of Variance))を推定する。燃焼安定度(COV)は、筒内圧力センサ(図示しない)により取得される筒内圧力の変動率や、クランク角センサ(図示しない)により取得されるエンジン回転数とクランク位置(回転位置)の回転変動から推定される。COVは燃焼変動の度合いを示す指標であり、COVの値が大きいほど燃焼不安定であることを表している。なお、COVの推定方法は上記の方法に限られない。
ステップS107において、コントローラ50は、ステップS106で推定したCOVの値が、所定の閾値COVthより小さいか否かを判定する。閾値COVthは、例えば燃焼変動(燃焼不安定)による車体の振動や騒音が、ドライバに感知されるレベルの値(限界値)に設定される。COVの値が所定の閾値COVth以上の場合、コントローラ50は燃焼不安定であると判定して、ステップS108の処理を実行する。一方、COVの値が所定の閾値COVthより小さい場合、燃焼は安定しているため、コントローラ50は、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を終了する。
ステップS108において、コントローラ50は、インタークーラ14の凝縮水発生量を推定する。凝縮水発生量は、ステップS104で取得した(目標)吸入空気量、インタークーラ14の温度、(推定)EGR率から推定することができる。
ステップS109において、コントローラ50は、ステップS108で推定した凝縮水発生量に基づきインタークーラ14の温度を上昇させる。前述のとおり、インタークーラ14の温度は、冷却水通路を流れる冷却水の流速、水温等を変えることによって調節される。温度を上昇させる度合いは、凝縮水の量が多いほど温度を大きく上昇させればよい。
ステップS109においてインタークーラ14の温度を上昇させると、コントローラ50は、インタークーラ14の温度上昇による効果が表れる程度の時間が経過した後にステップS106に戻る。ステップS106において、コントローラ50は、燃焼安定度(COV)を推定し、ステップS107においてCOVの推定値が閾値COVthより小さいか否かを判定する。COVの推定値が閾値COVthよりも小さい場合、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を終了する。
一方、ステップS107においてCOVの推定値が閾値COVthよりも大きい場合、ステップS108~S109の処理を行い、インタークーラ14の温度を更に上昇させ、ステップS106の処理に戻る。コントローラ50は、COVの推定値が閾値COVthよりも小さくなるまでステップS106~S109の処理を繰り返す。
なお、ステップS109において、凝縮水の量が多いほどインタークーラ14の温度を大きく上昇させているが、インタークーラ14の温度は一度に大きく上昇させず、徐々に上昇させてもよい。この場合、コントローラ50は、インタークーラ14の温度を徐々に上昇させながらステップS106~ステップS109の処理を複数回繰り返すことになる。
図3は、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を説明するタイムチャートである。
時刻t0において、エンジン1の冷却水温度が所定温度より低く、EGRガスの導入は許可されていない。
時刻t1においてエンジン1の冷却水温度が所定温度以上に達し、コントローラ50によりEGRガスの導入が許可され、目標EGR率EGRtrが決定される。
EGRガスの導入が許可されると、時刻t2においてEGRバルブ25及びアドミッションバルブ13の開度が制御され、EGRガスが導入される。EGRガスが導入されると、推定EGR率が徐々に目標EGR率EGRtrに近づいていくとともに、COVの推定値が上昇する。またEGRガス導入後、凝縮水が発生し、推定EGR率の上昇とともに、凝縮水発生量が増加していく。
時刻t3において、推定EGR率が目標EGR率EGRtrに一致し、定常状態に入る。定常状態において、COVの推定値が所定の閾値COVth以上に達している(即ち、燃焼不安定である)ことを検知すると、時刻t4においてコントローラ50は、インタークーラ14の温度(WCAC温度)を上昇させる。WCAC温度の上昇に伴い、凝縮水発生量が減少し、COVの推定値も減少していく(即ち、燃焼安定度が改善されていく)。
時刻t5において、COVの推定値が所定の閾値COVthより小さくなり、凝縮水発生による燃焼不安定が十分に改善される。
上記した第1実施形態に係るエンジンシステム100の制御装置によれば、以下の効果を得ることができる。
エンジンシステム100の制御装置は、EGR通路23にEGRガスを導入している際に燃焼状態が不安定なことを検知した場合、インタークーラ14における凝縮水の発生量を推定する。そして凝縮水発生量の推定値に基づきインタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させる。このようにインタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させるため、EGRによる燃費効果を悪化させずにエンジン1の燃焼安定性を確保することができる。従って、燃費の悪化を防止しつつエンジン1の燃焼安定性を確保するエンジンシステム100の制御装置を提供することができる。
(第2実施形態)
図4及び図5を参照して、第2実施形態に係るエンジンシステム100の制御装置を説明する。第2実施形態では、凝縮水の発生量が所定の閾値より小さく且つ燃焼不安定な場合には、目標EGR率の設定を下げる点が第1実施形態と異なる。
図4は、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を説明するフローチャートである。なお、以下の制御は、いずれもコントローラ50により実行される。
ステップS101~S108における処理は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS108において凝縮水発生量を推定すると、ステップS209において、コントローラ50は、推定した凝縮水発生量が所定の閾値より小さいか否かを判定する。所定の閾値は、例えば凝縮水の発生量を減少させた場合にCOVが改善される限界値、即ちこれ以上凝縮水を減少させてもCOVが改善されない値に設定される。凝縮水発生量が所定の閾値以上である場合、コントローラ50は、ステップS210の処理を実行する。
ステップS210において、コントローラ50は、ステップS208で推定した凝縮水発生量に基づきインタークーラ14の温度を上昇させる。温度を上昇させる度合いは、凝縮水の量が多いほど温度を大きく上昇させる。
ステップS210においてインタークーラ14の温度を上昇させると、コントローラ50は、インタークーラ14の温度上昇による効果が表れる程度の時間が経過した後にステップS106に戻る。その後、コントローラ50は、COVの推定値が閾値COVthよりも小さくなるか、凝縮水発生量が所定の閾値よりも小さくなるまでステップS106以下の処理を繰り返す。燃焼安定度が改善され、COVの推定値が閾値COVthよりも小さくなった場合、コントローラ50は、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を終了する。
なお、ステップS210において、凝縮水の量が多いほどインタークーラ14の温度を大きく上昇させているが、インタークーラ14の温度は一度に大きく上昇させず、徐々に上昇させてもよい。この場合、コントローラ50は、インタークーラ14の温度を徐々に上昇させながらステップS106以下の処理を複数回繰り返すことになる。
一方、ステップS209において凝縮水発生量が所定の閾値よりも小さい場合、インタークーラ14の温度を上げても燃焼不安定の改善が期待できないため、コントローラ50は、インタークーラ14の温度を上昇させずにステップS211の処理を実行する。
ステップS211において、コントローラ50は、目標EGR率を下げ、実EGR率が下げられた目標EGR率になるように、アドミッションバルブ13及びEGRバルブ25の開度を制御する。
ステップS211において、目標EGR率に基づきアドミッションバルブ13及びEGRバルブ25の開度を制御した後、コントローラ50は、ステップS104の処理に戻り、エンジン回転数、目標吸入空気量、インタークーラ14の温度、及び推定EGR率を取得する。再びエンジン回転数等の値を取得するのは、目標EGR率を下げたことによりこれらの値も変化するからである。
続いてコントローラ50は、ステップS105~ステップS107の処理を行い、ステップS107においてCOVの推定値が閾値COVthよりも小さい場合、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を終了する。一方、ステップS107においてCOVの推定値が閾値COVthよりも大きい場合、コントローラ50は、再びステップS108以下の処理を実行する。
このように凝縮水発生量を所定の閾値よりも小さくしても燃焼安定性が十分に改善されない場合、コントローラ50は、COVの推定値が閾値COVthよりも小さくなるまで、ステップS104以下の処理を繰り返す。
なお、ステップS211において、目標EGR率は一気に下げるのではなく、少しだけ下げ、ステップS107においてCOVが改善されたかを確認していくのが好ましい。このようにCOVの改善を確認しながら目標EGR率を徐々に下げていくことで、目標EGR率の低減を最小限度に留めることができ、EGR率低減による燃費の悪化を最小限に抑制することができる。
図5は、本実施形態に係るEGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を説明するタイムチャートである。
時刻t0において、エンジン1の冷却水温度が所定温度より低く、EGRガスの導入は許可されていない。
時刻t1においてエンジン1の冷却水温度が所定温度以上に達し、コントローラ50によりEGRガスの導入が許可され、目標EGR率EGRtrが決定される。
EGRガスの導入が許可されると、時刻t2においてEGRガスが導入され、推定EGR率が徐々に目標EGR率EGRtrに近づいていくとともに、COVの推定値が上昇する。またEGRガス導入後、凝縮水が発生し、推定EGR率の上昇とともに、凝縮水発生量が増加していく。
時刻t3において、推定EGR率が目標EGR率EGRtrに一致し、定常状態に入る。定常状態において、COVの推定値が所定の閾値COVth以上に達している(即ち、燃焼不安定である)ことを検知すると、時刻t4においてコントローラ50は、インタークーラ14の温度(WCAC温度)を上昇させる。このとき、目標EGR率EGRtrは低減させず、目標EGR率をインタークーラ14の温度を上げる前の値EGRtrに維持する。WCAC温度の上昇に伴い、凝縮水発生量が減少し、COVの推定値も減少していく(即ち、燃焼安定度が改善されていく)。
時刻t5において、凝縮水発生量が閾値Wthよりも小さくなると、WCAC温度の上昇を停止する。凝縮水発生量が閾値Wthより小さくなっても燃焼安定度が十分には改善されず、時刻t5以降においてもCOVの推定値が依然として所定の閾値COVth以上であることが検知された場合、時刻t6において、コントローラ50は、目標EGR率をEGRtr2に低減させる。
t6において目標EGR率が下がると、推定EGR率も徐々に目標EGR率EGRtr2に近づいていくように下がっていく。推定EGR率の低減とともに、COVの推定値も減少し、COVの推定値が所定の閾値COVthより小さくなり、凝縮水発生による燃焼不安定が十分に改善される。
上記した第2実施形態に係るエンジンシステム100の制御装置によれば、以下の効果を得ることができる。
エンジンシステム100の制御装置は、EGR通路23にEGRガスを導入している際に燃焼状態が不安定なことを検知した場合、インタークーラ14における凝縮水の発生量を推定し、凝縮水発生量の推定値に基づきインタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させる。そして、凝縮水発生量の推定値が所定の値より小さくなるまではEGR率をインタークーラ14の温度を上げる前の値に維持する。このように凝縮水発生量が所定の値より小さくなるまではEGR率を下げずに、インタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させる。これにより、EGRによる燃費効果を悪化させずにエンジン1の燃焼安定性を確保することができる。従って、燃費の悪化を防止しつつエンジン1の燃焼安定性を確保するエンジンシステム100の制御装置を提供することができる。
エンジンシステム100の制御装置は、凝縮水発生量の推定値が閾値(所定の値)以上の場合、インタークーラ14の温度を上げ、凝縮水発生量の推定値が閾値(所定の値)より小さい場合、EGR率を低減させる。このように、凝縮水発生量が所定の値以上の場合には、まずインタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させて、エンジン1の燃焼安定性の改善を図る。そして、凝縮水発生量が所定の値より小さくなっても燃焼不安定な場合に初めて、EGR率を低減させてエンジン1の燃焼安定性を確保する。従って、EGR率の低減を最小限度に抑えつつ、より確実に燃焼安定性を確保することができる。
(第3実施形態)
図6及び図7を参照して、第3実施形態に係るエンジンシステム100の制御装置を説明する。第3実施形態では、ノッキングが発生した場合にノック対策を行う点が第2実施形態と異なる。
図6は、第3実施形態に係るEGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を説明するフローチャートである。なお、以下の制御は、一定時間ごとに、いずれもコントローラ50により実行される。
ステップS101~S108における処理は、第1実施形態及び第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS209において、コントローラ50は、凝縮水発生量の推定値が所定の閾値より小さいか否かを判定する。凝縮水発生量の推定値が閾値以上である場合、ステップS210の処理に進む。
ステップS210において、コントローラ50は、インタークーラ14の温度(WCAC温度)を上昇させ、ステップS311の処理に進む。
ステップS311において、コントローラ50は、ノックが生じたか否かを判定する。ノック発生の有無はノックセンサにより検出されたノックレベルの大きさにより判定される。ノックが生じていない場合、コントローラ50は、ステップS106の処理に戻る。一方、ノックが生じたと判定された場合、コントローラ50は、ステップS312の処理を実行する。
ステップS312において、コントローラ50は、点火時期をリタードに設定する。このときリタード量は、1サイクルでノックを解除できる程度の量が設定される。リタードによりノックが解除されると、コントローラ50は、ステップS106の処理に戻る。
上記のとおり、ステップS311において、ノックが生じていない場合、またはステップS312においてリタードによりノックが解除されると、コントローラ50は、ステップS106の処理に戻る。ステップS106の処理に戻ると、コントローラ50は、COVの推定値が閾値COVthよりも小さくなるか、凝縮水発生量が所定の閾値よりも小さくなるまでステップS106以下の処理を繰り返す。
一方、ステップS209において凝縮水発生量が所定の閾値よりも小さい場合、コントローラ50は、インタークーラ14の温度を上昇させずにステップS211の処理を実行する。
ステップS211において、コントローラ50は、目標EGR率を下げ、実EGR率が下げられた目標EGR率になるように、アドミッションバルブ13及びEGRバルブ25の開度を制御する。目標EGR率に基づきアドミッションバルブ13及びEGRバルブ25の開度を制御した後、コントローラ50は、ステップS104の処理に戻り、COVの推定値が閾値COVthよりも小さくなるまでステップS104以下の処理を繰り返す。
なお、ステップS211において、目標EGR率は一気に下げるのではなく、少しだけ下げるのが好ましいことは、第2実施形態と同様である。
図7は、EGRガス導入時におけるエンジンシステム100の制御を説明するタイムチャートである。なお、凝縮水発生量の値が閾値Wthより小さくなってもCOVの推定値が閾値COVthより小さくならない場合については、第2実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
時刻t0において、エンジン1の冷却水温度が所定温度より低く、EGRガスの導入は許可されていない。また、時刻t0において、点火時期は基本点火時期Adv0に設定されている。
時刻t1においてエンジン1の冷却水温度が所定温度以上に達し、コントローラ50によりEGRガスの導入が許可され、目標EGR率EGRtrが決定され、時刻t2においてEGRガスが導入される。EGRガスが導入されると、推定EGR率が徐々に目標EGR率に近づいていくとともに、凝縮水発生量が増加し、COVの推定値が上昇する。またEGRガスの導入に伴い、点火時期がAdv1まで進角補正される。
時刻t3において、推定EGR率が目標EGR率に一致し、定常状態に入る。定常状態において、COVの推定値が所定の閾値COVth以上に達していることを検知すると、時刻t4においてコントローラ50は、インタークーラ14の温度(WCAC温度)を上昇させる。WCAC温度の上昇に伴い、凝縮水発生量が減少し、COVの推定値も減少していく(即ち、燃焼安定度が改善されていく)。
時刻t5において、ノックの発生が検出されると、コントローラ50は、点火時期をリタードするように設定する。これにより、ノックが解除される。
また、時刻t5において凝縮水発生量が閾値Wthより小さくなると、コントローラ50は、インタークーラ14の温度上昇を停止する。凝縮水発生量の減少によりCOVの推定値が所定の閾値COVthより小さくなり、燃焼安定性が十分に改善される。
上記した第3実施形態に係るエンジンシステム100の制御装置によれば、以下の効果を得ることができる。
エンジンシステム100の制御装置は、EGR通路23にEGRガスを導入している際に燃焼状態が不安定なことを検知した場合、凝縮水発生量の推定値に基づきインタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させる。そしてインタークーラ14の温度上昇によりノックが発生した場合、点火時期をリタードするように設定する。インタークーラ14の温度を上げて凝縮水量を減少させるため、EGRによる燃費効果を悪化させずにエンジン1の燃焼安定性を確保することができるとともに、点火時期のリタードによりノックを解除することができる。
なお、本実施形態では、点火時期をリタードすることでノックを解除しているが、ノック対策の方法はこれに限られない。例えば、残ガスの排除を促進するバルブタイミングに設定すること、VCRエンジンを使用し圧縮比を下げること、または車軸とエンジンを直結しないシステムを用いることなどによってもノックを回避できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
また、上述した各実施形態は、それぞれ単独の実施形態として説明したが、適宜組み合わせてもよい。
1 エンジン
2 過給機
10 吸気通路
12 エアフロメータ
13 アドミッションバルブ
14 インタークーラ
20 排気通路
23 EGR通路
24 EGRクーラ
25 EGRバルブ
50 コントローラ(制御部)
100 エンジンシステム

Claims (2)

  1. 内燃エンジンと、
    前記内燃エンジンの吸気通路に設けられるインタークーラと、
    前記内燃エンジンの排気通路と前記吸気通路とを連通するEGR通路と、
    前記EGR通路を流れるEGRガス量を調整するEGRバルブと、
    を備えるエンジンシステムの制御方法であって、
    前記EGR通路にEGRガスを導入している際に前記内燃エンジンの燃焼状態が不安定なことを検知した場合、前記インタークーラにおける凝縮水の発生量を推定し、
    前記凝縮水発生量の推定値が所定の値以上の場合、前記インタークーラの温度を上げるとともに、少なくとも前記凝縮水発生量の推定値が前記所定の値より小さくなるまではEGR率を前記インタークーラの温度を上げる前の値に維持し、
    前記凝縮水発生量の推定値が前記所定の値より小さい場合、EGR率を低減させる、
    ことを特徴とするエンジンシステムの制御方法。
  2. 内燃エンジンと、
    前記内燃エンジンの吸気通路に設けられるインタークーラと、
    前記内燃エンジンの排気通路と前記吸気通路とを連通するEGR通路と、
    前記EGR通路を流れるEGRガス量を調整するEGRバルブと、
    を備えるエンジンシステムの制御装置であって、
    前記エンジンシステムの制御装置は前記エンジンシステムの運転を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記EGR通路にEGRガスを導入している際に前記内燃エンジンの燃焼不安定を検知した場合、前記インタークーラにおける凝縮水の発生量を推定し、前記凝縮水発生量の推定値が所定の値以上の場合、前記インタークーラの温度を上げるとともに、少なくとも前記凝縮水発生量の推定値が前記所定の値より小さくなるまではEGR率を前記インタークーラの温度を上げる前の値に維持し、前記凝縮水発生量の推定値が前記所定の値より小さい場合、EGR率を低減させる、
    ことを特徴とするエンジンシステムの制御装置。
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