JP2020114065A - モータ、送風装置、および、掃除機 - Google Patents

モータ、送風装置、および、掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】ステータとハウジングとの周方向の位置関係を精度良く決めることを可能とする技術を提供する。【解決手段】ステータは、ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータを有する。ハウジング40とインシュレータとのうち一方は、周方向と交差する方向に延びる第1面S1と、第1面S1から周方向一方側に配置され、周方向と交差する方向に延びる第2面S2と、を有する。ハウジング40とインシュレータとのうち他方は、周方向と交差する方向に延びる第3面S3と、第3面S3から周方向一方側に配置され、周方向と交差する方向に延びる第4面S4と、を有する。第3面S3は、第1面S1の周方向一方側に対向して配置される。第4面S4は、第2面S2の周方向他方側に対向して配置される。【選択図】図8

Description

本発明は、モータ、送風装置、および、掃除機に関する。
国際公開第2017/085873号には、車両用回転電機が開示されている。車両用回転電機は、ケースと固定子とを備えている。ケースは、フレームとしてのフロントブラケットおよびリアブラケットからなる。固定子は、ケースの内壁面に固定される。固定子は、円筒形状の固定子鉄心と、固定子鉄心に設けられた固定子コイルとを有している。フロントブラケットおよびリアブラケットのそれぞれは、固定子鉄心の軸方向端部が嵌め合わされる嵌合溝が全周にわたって軸方向端部に形成された円筒部を有している。
嵌合溝は、円環状の軸方向端面と、円筒状の径方向面とを有している。円環状の軸方向端面は、固定子鉄心の軸方向端面に対向する。円筒状の径方向面は、円環状の軸方向端面における径方向外側部分に連続して設けられ、固定子鉄心の外周面に対向する。固定子鉄心の軸方向端部が、軸方向外側からフロントブラケットの嵌合溝およびリアブラケットの嵌合溝に嵌め合される。
国際公開第2017/085873号
国際公開第2017/085873号の構成では、フレームとしてのフロントブラケットおよびリアブラケットと、固定子とを軸方向に位置決めすることができる。しかし、国際公開第2017/085873号の構成では、フレームに対して固定子を周方向に位置決めすることは困難である。
本発明は、ステータとハウジングとの周方向の位置関係を精度良く決めることを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトを有するロータと、前記ロータと径方向に対向するステータと、少なくとも一部が前記ステータの径方向外方に配置されるハウジングと、を有する。前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、を有する。前記ハウジングと前記インシュレータとのうち一方は、周方向と交差する方向に延びる第1面と、前記第1面から周方向一方側に配置され、周方向と交差する方向に延びる第2面と、を有する。前記ハウジングと前記インシュレータとのうち他方は、周方向と交差する方向に延びる第3面と、前記第3面から周方向一方側に配置され、周方向と交差する方向に延びる第4面と、を有する。前記第3面は、前記第1面の周方向一方側に対向して配置される。前記第4面は、前記第2面の周方向他方側に対向して配置される。
本発明の例示的な送風装置は、上記構成のモータと、前記ロータとともに回転するインペラとを有する。
本発明の例示的な掃除機は、上記構成の送風装置を有する。
例示的な本発明によれば、ステータとハウジングとの周方向の位置関係を精度良く決めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るモータの斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るモータの縦断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るステータコアの斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係るインシュレータの斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る上ハウジングの斜視図である。 図6は、本発明の実施形態に係る下ハウジングの斜視図である。 図7は、上インシュレータと上ハウジングとの関係を示す横断面図である。 図8は、図7の破線で囲まれる領域を拡大して示した図である。 図9は、下インシュレータと下ハウジングとの関係を示す横断面図である。 図10は、図9の破線で囲まれる領域を拡大して示した図である。 図11は、本発明の実施形態に係るモータの第1変形例を説明するための概略平面図である。 図12は、本発明の実施形態に係るモータの第2変形例を説明するための概略横断面図である。 図13は、本発明の実施形態に係る送風装置の縦断面を示す斜視図である。 図14は、本発明の実施形態に係る掃除機の斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、モータ1および送風装置100の説明において、モータ1の中心軸Cと平行な方向を「軸方向」、中心軸Cに直交する方向を「径方向」、中心軸Cを中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とそれぞれ称する。また、本明細書では、軸方向を上下方向とし、図2における上下方向をモータ1および送風装置100の上下方向として、各部の形状や位置関係を説明する。また、本明細書では、周方向のうち、軸方向上方からの平面視において時計回り側を周方向一方側、反時計回り側を周方向他方側と称する。図面において、軸方向一方側をX1で示し、軸方向他方側をX2で示す。なお、これらの方向は単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。
また、本明細書では、掃除機200の説明に際して、図14の床面F(被清掃面)に近づく方向を「下方」とするとともに床面Fから離れる方向を「上方」として、各部の形状や位置関係を説明する。なお、これらの方向は単に説明のための用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。
また、本明細書において、「上流」及び「下流」はインペラ110を回転させた際に発生する気流300の流通方向の上流及び下流をそれぞれ示す。また、本明細書では、軸方向に平行な断面を「縦断面」、軸方向に直交する断面を「横断面」と称する。また、本明細書で用いる「平行」は、略平行を含む。本明細書で用いる「直交」は、略直交を含む。
<1.モータ>
(1−1.モータの概要)
図1は、本発明の実施形態に係るモータ1の斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図1および図2に示すように、モータ1は、ロータ10と、ステータ20と、ハウジング40とを有する。モータ1は、軸受30と、回路基板50とを更に有する。
ロータ10は、シャフト11を有する。ロータ10は、マグネット12を更に有する。シャフト11は、上下に延びる中心軸Cに沿って配置される。シャフト11は、例えば金属で構成される柱状の部材である。マグネット12は、軸方向に延びる筒状である。マグネット12は、シャフト11の径方向外方に配置され、シャフト11に固定される。マグネット12の径方向外面には、N極とS極とが周方向に交互に並ぶ。
ステータ20は、駆動電流に応じて磁束を発生させる電機子である。ステータ20は、ロータ10と径方向に対向する。詳細には、ステータ20は、ロータ10の径方向外方に配置される。ステータ20は、ステータコア21と、インシュレータ22とを有する。ステータ20は、コイル23を更に有する。
ステータコア21は、電磁鋼板を軸方向に積層した積層体である。ただし、ステータコア21は、例えば、紛体の焼成鋳造等で構成された単一の部材であってもよい。ステータコア21は、複数のコアピースを接合して構成してもよい。図3は、本発明の実施形態に係るステータコア21の斜視図である。
図3に示すように、ステータコア21は、コアバック211と、複数のティース212とを有する。コアバック211は、中心軸Cを中心とする環状である。ティース212は、コアバック211から径方向内方に突出する。複数のティース212は、周方向に配列される。本実施形態では、ティース212の数は3つである。3つのティース212は、周方向に等間隔に配列される。ティース212の数は3つ以外であってもよい。
コアバック211には、複数のステータコア孔213が形成されている。ステータコア孔213は、軸方向に貫通する。ステータコア孔213は、ティース212の径方向外側に配置される。ステータコア孔213の数は、ティース212の数と同じである。本実施形態では、ステータコア孔213の数は3つである。ただし、ステータコア孔213の数は3つ以外であってもよい。
インシュレータ22は、ステータコア21の少なくとも一部を覆う。インシュレータ22は、樹脂等の絶縁部材で構成される。図4は、本発明の実施形態に係るインシュレータ22の斜視図である。図4に示すように、本実施形態では、インシュレータ22は、上インシュレータ22Uと、下インシュレータ22Lとを有する。上インシュレータ22Uは、ステータコア21を上方から覆う。下インシュレータ22Lは、ステータコア21を下方から覆う。
インシュレータ22は、周方向に延びるインシュレータ周方向部221を有する。インシュレータ周方向部221は、コアバック211の少なくとも一部を覆う。本実施形態では、インシュレータ周方向部221は、上インシュレータ22Uが有する上インシュレータ周方向部221Uと、下インシュレータ22Lが有する下インシュレータ周方向部221Lとを有する。上インシュレータ周方向部221Uは、コアバック211を上方から覆う。下インシュレータ周方向部221Lは、コアバック211を下方から覆う。
インシュレータ22は、インシュレータ周方向部221から径方向内方に延びるインシュレータ径方向部222を更に有する。本実施形態では、インシュレータ22は、複数のインシュレータ径方向部222を有する。各インシュレータ径方向部222は、各ティース212の少なくも一部を覆う。本実施形態では、インシュレータ径方向部222は、上インシュレータ22Uが有する上インシュレータ径方向部222Uと、下インシュレータ22Lが有する下インシュレータ径方向部222Lとを有する。上インシュレータ径方向部222Uは、ティース212を上方から覆う。下インシュレータ径方向部222Lは、ティース212を下方から覆う。
なお、本実施形態では、コアバック211の径方向外端面、および、ティース212の径方向内端面は、インシュレータ22に覆われることなく露出する。
コイル23は、インシュレータ22を介してステータコア21に導線を巻いて形成される。詳細には、コイル23は、インシュレータ径方向部222を介してステータコア21に導線を巻いて形成される。別の言い方をすると、コイル23は、各ティース212の周囲に、インシュレータ22を介してそれぞれ導線を巻き回して構成される。すなわち、ステータ20は複数のコイル23を有する。複数のコイル23は、周方向に等間隔に配列される。本実施形態では、コイル23の数は3つである。ただし、コイル23の数は3つ以外であってよい。
軸受30は、ステータ20に対してロータ10を中心軸C周りに回転可能に支持する。本実施形態では、軸受30は、上軸受30Uと下軸受30Lとを有する。上軸受30Uは、ステータ20よりも上方に配置される。下軸受30Lは、ステータ20よりも下方に配置される。
本実施形態では、上軸受30Uおよび下軸受30Lは転がり軸受である。上軸受30Uおよび下軸受30Lは、それぞれ、内輪31と外輪32とを有する。内輪31は、シャフト11の径方向外方に配置されてシャフト11に固定される。外輪32は、内輪31より径方向外方に配置され、ハウジング40に固定される。内輪31と外輪32との径方向間には、ボール等の転がり部材が配置される。内輪31は、外輪32に対して回転可能に設けられる。軸受30の数および種類は、本実施形態の構成から変更されてよい。モータ1は、転がり軸受に替えてスリーブ軸受等を有してよい。
ハウジング40は、少なくとも一部がステータ20の径方向外方に配置される。ハウジング40は、例えばアルミニウム等の金属で構成される。ただし、ハウジング40は、樹脂等の金属以外の素材で構成されてもよい。本実施形態では、ハウジング40は、上ハウジング40Uと、下ハウジング40Lとを有する。上ハウジング40Uは、ステータ20を上方から覆う。下ハウジング40Lは、ステータ20を下方から覆う。
図5は、本発明の実施形態に係る上ハウジング40Uの斜視図である。図2および図5に示すように、上ハウジング40Uは、第1ハウジング部41と、第2ハウジング部42と、リブ43とを有する。本実施形態では、リブ43は複数であり、詳細には、リブ43の数は3つである。3つのリブ43は、周方向に等間隔に配列される。ただし、リブ43の数は3つ以外であってよく、単数であってもよい。また、本実施形態では、第1ハウジング部41と、第2ハウジング部42と、リブ43とは、単一部材である。これにより、複数の部材を組み合わせる場合に比べて強度を向上することができる。
第1ハウジング部41は、ステータ20よりも径方向外方に配置される。本実施形態では、第1ハウジング部41は、中心軸Cを中心とし、軸方向に延びる筒状である。第1ハウジング部41は、ステータ20と径方向に対向する。第2ハウジング部42は、第1ハウジング部41よりも径方向内方に配置される。本実施形態では、第2ハウジング部42は円板状である。第2ハウジング部42は、第1ハウジング部41よりも上方に配置される。第2ハウジング部42は、ステータ20と軸方向に対向する。リブ43は、第1ハウジング部41と、第2ハウジング部42とを接続する。詳細には、リブ43は、第1ハウジング部41の径方向内面と、第2ハウジング部42の径方向外面とを接続する。リブ43の下面には、軸方向上方に凹むリブ凹部431が形成されている。
第2ハウジング部42には、上面中央部に軸方向下方に凹む上ハウジング凹部421が形成されている。上ハウジング凹部421は、軸方向上方からの平面視において、中心軸Cを中心とする円形状である。上ハウジング凹部421内には、上軸受30Uが挿入される。上ハウジング凹部421の径方向内面は上軸受30Uの外輪32の径方向外面と径方向に接触し、上軸受30Uは上ハウジング40Uに固定される。
なお、本実施形態では、図2に示すように、上ハウジング40Uは、上筒部44を更に有する。上筒部44は、第2ハウジング部42の下面から軸方向下方に延びる筒状である。上筒部44は、ステータ20の径方向内方に配置される。上筒部44の上面開口は、上ハウジング凹部421の底壁に形成される開口に繋がる。シャフト11は、上筒部44および上ハウジング凹部421に挿入され、上部が上ハウジング40Uの上面から上方に突出する。
図6は、本発明の実施形態に係る下ハウジング40Lの斜視図である。図6に示すように、下ハウジング40Lは、下ハウジング本体部45と、複数の脚部46とを有する。本実施形態では、脚部46の数は3つである。3つの脚部46は、周方向に等間隔に配列される。ただし、脚部46の数は3つ以外であってよい。また、本実施形態では、下ハウジング本体部45と、複数の脚部46とは、単一部材である。これにより、複数の部材を組み合わせる場合に比べて強度を向上することができる。
図2および図6に示すように、下ハウジング本体部45は、下環状部451と、第1下筒部452と、第2下筒部453とを有する。下環状部451は、中心軸Cを中心とする環状である。第1下筒部452および第2下筒部453は、中心軸Cを中心として、軸方向に延びる筒状である。
第1下筒部452は、下環状部451の径方向内方に配置される。第1下筒部452は、下環状部451と第1下筒部452との径方向間に配置される第1連結部454により下環状部451に接続される。第2下筒部453は、第1下筒部452よりも直径が小さく、第1下筒部452の上方に配置される。第2下筒部453は、第1下筒部452の上端部から径方向内方に延びる第2連結部455により第1下筒部452に接続される。第2下筒部453は、ステータ20の径方向内方に配置される。第1下筒部452および第2下筒部453には、シャフト11が挿入される。第1下筒部452内には、下軸受30Lが挿入される。第1下筒部452の径方向内面は下軸受30Lの外輪32の径方向外面と径方向に接触し、下軸受30Lは下ハウジング40Lに固定される。
脚部46は、脚部外壁部461と、一対の脚部側壁部462と、脚部上壁部463とを有する。脚部外壁部461は、下環状部451の径方向外方に配置され、軸方向に延びる。一対の脚部側壁部462は、周方向に対向する。一対の脚部側壁部462のうちの一方は、脚部外壁部461の周方向の一端部と下環状部451とを接続する。一対の脚部側壁部462のうちの他方は、脚部外壁部461の周方向の他端部と下環状部451とを接続する。脚部上壁部463は、脚部外壁部461の上端よりも少し下方から径方向内方に延びる。脚部上壁部463の周方向の両端部は、一対の脚部側壁部462の上端部と接続される。脚部上壁部463には、軸方向に貫通する脚部孔464が形成されている。
上ハウジング40Uと下ハウジング40Lとの軸方向間にステータ20が配置され、ステータ20は、第1固定部材60により上ハウジング40Uおよび下ハウジング40Lに固定される。本実施形態では、第1固定部材60は螺子である。第1固定部材60は、下ハウジング40Lの下方から、脚部孔464、ステータコア孔213、および、リブ凹部431に挿入される。第1固定部材60は、螺子に替えてリベット等としてもよい。
回路基板50は、下軸受30Lよりも下方に配置される。回路基板50は、下ハウジング40Lに固定される。詳細には、回路基板50は、複数の脚部46に固定される。回路基板50には、例えば電源回路および制御回路等のモータ1を駆動するための回路が形成されている。図1に示すように、回路基板50には、コイル23と電気的に接続される電気接続部51が配置される。電気接続部51は、例えばタブ端子等であってよい。本実施形態では、電気接続部51の数は3つであり、3つの電気接続部51は、周方向に等間隔に配置される。電気接続部51の数は3つ以外であってもよい。
電力源から各コイル23に電力が供給されると、各ティース212に磁束が生じる。各ティース212に生じた磁束と、マグネット12によって発生する磁界との作用により、周方向のトルクが生じる。その結果、ロータ10がステータ20に対して回転する。ロータ10は、中心軸Cを中心として回転する。
(1−2.ハウジングとインシュレータの関係)
図7は、上インシュレータ22Uと上ハウジング40Uとの関係を示す横断面図である。図8は、図7の破線Y1で囲まれる領域を拡大して示した図である。図9は、下インシュレータ22Lと下ハウジング40Lとの関係を示す横断面図である。図10は、図9の破線Y2で囲まれる領域を拡大して示した図である。なお、図9および図10は、モータ1の上下を反転した場合の横断面図である。
ハウジング40とインシュレータ22とのうち一方は、第1面S1と第2面S2とを有する。第1面S1は、周方向と交差する方向に延びる。第2面S2は、第1面S1から周方向一方側X1に配置され、周方向と交差する方向に延びる。ハウジング40とインシュレータ22とのうち他方は、第3面S3と第4面S4とを有する。第3面S3は、周方向と交差する方向に延びる。第4面S4は、第3面S3から周方向一方側X1に配置され、周方向と交差する方向に延びる。第3面S3は、第1面S1の周方向一方側X1に対向して配置される。第4面S4は、第2面S2の周方向他方側X2に対向して配置される。
本構成によれば、ハウジング40とインシュレータ22とのうちの一方が有する第1面S1と第2面S2との周方向間に、他方が有する第3面S3と第4面S4とが配置されるために、ハウジング40がインシュレータ22に対して周方向に相対回転する量を制限することができる。すなわち、インシュレータ22に対するハウジング40の位置を決めることが可能になる。
なお、第1面S1と第3面S3とは、周方向において接触又は近接していることが好ましい。第2面S2と第4面S4とは、周方向において接触又は近接していることが好ましい。これにより、ハウジング40とインシュレータ22との周方向の位置を精度良く決めることができる。
本実施形態では、インシュレータ22が第1面S1と第2面S2とを有する。ハウジング40が第3面S3と第4面S4とを有する。詳細には、上インシュレータ22Uと下インシュレータ22Lとが、それぞれ、第1面S1と第2面S2とを有する。上ハウジング40Uと下ハウジング40Lとが、それぞれ、第3面S3と第4面S4とを有する。
図4および図7〜図10に示すように、インシュレータ22は、第1インシュレータ壁部223と、第2インシュレータ壁部224とを有する。第1インシュレータ壁部223は、周方向一方側X1に第1面S1を有する。第2インシュレータ壁部224は、周方向他方側X2に第2面S2を有する。本実施形態では、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは同一形状である。ただし、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは、異なる形状であってもよい。第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは、インシュレータ周方向部221およびインシュレータ径方向部222と単一部材である。ただし、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは、インシュレータ周方向部221およびインシュレータ径方向部222とは別部材であってもよい。
詳細には、第1インシュレータ壁部223は、上インシュレータ22Uが有する上第1インシュレータ壁部223Uと、下インシュレータ22Lが有する下第1インシュレータ壁部223Lとを有する。上第1インシュレータ壁部223Uおよび下第1インシュレータ壁部223Lは、いずれも平板状であり、周方向一方側に第1面S1を有する。
上第1インシュレータ壁部223Uの上面の少なくとも一部は、径方向外方に向かうにつれて下方に延びる。下第1インシュレータ壁部223Lの下面の少なくとも一部は、径方向外方に向かうにつれて上方に延びる。すなわち、上第1インシュレータ壁部223Uの上面と、下第1インシュレータ壁部223Lの下面とは傾きを有する。このような傾きを有する構成にすることで、位置決め作業を行い易くすることができる。ただし、上第1インシュレータ壁部223Uの上面と、下第1インシュレータ壁部223Lの下面とは、傾きを有しなくてもよい。
上第1インシュレータ壁部223Uと下第1インシュレータ壁部223Lとは、周方向の同じ位置に設けられ、互いに上下を反転した形状である。ただし、上第1インシュレータ壁部223Uと下第1インシュレータ壁部223Lとは、周方向の異なる位置に設けられ、互いに異なる形状であってもよい。
第2インシュレータ壁部224は、上インシュレータ22Uが有する上第2インシュレータ壁部224Uと、下インシュレータ22Lが有する下第2インシュレータ壁部224Lとを有する。上第2インシュレータ壁部224Uおよび下第2インシュレータ壁部224Lは、いずれも平板状であり、周方向他方側に第2面S2を有する。
上第2インシュレータ壁部224Uの上面の少なくとも一部は、径方向外方に向かうにつれて下方に延びる。下第2インシュレータ壁部224Lの下面の少なくとも一部は、径方向外方に向かうにつれて上方に延びる。すなわち、上第2インシュレータ壁部224Uの上面と、下第2インシュレータ壁部224Lの下面とは傾きを有する。このような傾きを有する構成にすることで、位置決め作業を行い易くすることができる。ただし、上第2インシュレータ壁部224Uの上面と、下第2インシュレータ壁部224Lの下面とは、傾きを有しなくてもよい。
上第2インシュレータ壁部224Uと下第2インシュレータ壁部224Lとは、周方向の同じ位置に設けられ、互いに上下を反転した形状である。ただし、上第2インシュレータ壁部224Uと下第2インシュレータ壁部224Lとは、周方向の異なる位置に設けられ、互いに異なる形状であってよい。
図7〜図9に示すように、ハウジング40は、一部に第3面S3と第4面S4とを有する。ハウジング40の一部は、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224との周方向間に配置される。本構成によれば、ハウジング40のステータ20に対する周方向の位置を、インシュレータ22の形状によって決めることができる。これによれば、ハウジング40のステータ20に対する周方向の位置をステータコア21の形状によって決める場合と比べて磁気特性への影響を低減することができるために、設計の自由度を向上することができる。
詳細には、上ハウジング40Uは、一部に第3面S3と第4面S4とを有する。図7および図8に示すように、第3面S3と第4面S4とを有する上ハウジング40Uの一部はリブ43である。換言すると、ハウジング40の一部は、周方向と交差する方向に延びるリブ43である。ここで、ハウジング40の一部は、第3面S3と第4面S4とを有する。リブ43の周方向他方側X2の端面が第3面S3であり、リブ43の周方向一方側X1の端面が第4面S4である。
リブ43は、上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとの周方向間に配置される。リブ43は、上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとの少なくも一方に接触してよい。リブ43は、上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとのいずれにも接触しなくてもよいが、上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとに近接して配置されることが好ましい。
本構成によれば、上インシュレータ22Uが有する上第1インシュレータ壁部223Uおよび上第2インシュレータ壁部224Uによって、上ハウジング40Uが有するリブ43の周方向への回転を抑制することができる。このために、上ハウジング40Uのステータ20に対する周方向の位置を精度良く決めることができる。また、本構成によれば、第3面S3又は第4面S4の少なくとも一方が、第1面S1又は第2面S2の少なくとも一方に接触する場合においても、周方向に厚みがあって弾性変形しづらいリブ43によって周方向の位置決めを行うことができ、周方向の位置決め精度を向上することができる。
また、下ハウジング40Lは、一部に第3面S3と第4面S4とを有する。図9および図10に示すように、第3面S3と第4面S4とを有する下ハウジング40Lの一部は、脚部46である。脚部46の周方向他方側X2の端面が第3面S3であり、脚部46の周方向一方側X1の端面が第4面S4である。第3面S3および第4面S4は、一対の脚部側壁部462によって構成される。
脚部46は、下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとの周方向間に配置される。脚部46は、下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとの少なくも一方に接触してよい。脚部46は、下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとのいずれにも接触しなくてもよいが、下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとに近接して配置されることが好ましい。
本構成によれば、下インシュレータ22Lが有する下第1インシュレータ壁部223Lおよび下第2インシュレータ壁部224Lによって、下ハウジング40Lが有する脚部46の周方向への回転を抑制することができる。このために、下ハウジング40Lのステータ20に対する周方向の位置を精度良く決めることができる。これにより、下ハウジング40Lに固定される回路基板50上の電気接続部51を、下インシュレータ22Lに設けられる矩形筒状のインシュレータ収容部227に容易に挿入することができる。なお、図1および図4に示すように、インシュレータ収容部227は、下インシュレータ周方向部221Lから軸方向下方に延びる。
本実施形態では、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは周方向に対向する。詳細には、上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとは周方向に対向する。下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとは周方向に対向する。
本構成によれば、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224との周方向間の距離が小さくなるために、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224との周方向間に配置されるハウジング要素のサイズを小さくすることができ、例えば、モータ1を軽量化することができる。本実施形態では、ハウジング要素は、リブ43および脚部46である。
本実施形態では、周方向に対向する第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とが、周方向に複数配置される。詳細には、図4および図7に示すように、上インシュレータ22Uにおいては、周方向に対向する上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとの組が、周方向に3つ配置される。これにより、各リブ43に対して周方向の位置決めを行うことができる。図4および図9に示すように、下インシュレータ22Lにおいては、周方向に対向する下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとの組が、周方向に3つ配置される。これにより、各脚部46に対して周方向の位置決めを行うことができる。
ただし、周方向に対向する第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224との組は、単数でもよい。また、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは、周方向に対向しておらず、周方向距離が大きくなってもよい。例えば、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とは、周方向に180°程度離れてもよい。このように第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とが周方向に大きく離れる場合には、ハウジング40が有する第3面S3および第4面S4は、周方向に大きく離れて配置される2つの壁部で構成されてよい。
本実施形態では、図4に示すように、第1インシュレータ壁部223および第2インシュレータ壁部224は、インシュレータ周方向部221から軸方向に延びる。詳細には、上第1インシュレータ壁部223Uおよび上第2インシュレータ壁部224Uは、上インシュレータ周方向部221Uの上面から軸方向上方に延びる。下第1インシュレータ壁部223Lおよび下第2インシュレータ壁部224Lは、下インシュレータ周方向部221Lの下面から軸方向下方に延びる。
第1インシュレータ壁部223および第2インシュレータ壁部224の径方向外端は、インシュレータ周方向部221の径方向外端と比べて、径方向の位置が同じ、或いは、径方向内方に配置される。本実施形態では、図7に示すように、上第1インシュレータ壁部223Uおよび上第2インシュレータ壁部224Uの径方向外端は、上インシュレータ周方向部221Uの径方向外端と比べて、径方向の位置が同じである。図9に示すように、下第1インシュレータ壁部223Lおよび下第2インシュレータ壁部224Lの径方向外端は、下インシュレータ周方向部221Lの径方向外端と比べて、径方向の位置が同じである。
本構成によれば、インシュレータ22の径方向のサイズが大きくなることを抑制することができる。ただし、第1インシュレータ壁部223および第2インシュレータ壁部224の径方向外端は、インシュレータ周方向部221の径方向外端と比べて径方向外方に配置されてよい。第1インシュレータ壁部223および第2インシュレータ壁部224は、インシュレータ周方向部221から径方向外方に延びる構成とされてよい。
本実施形態では、図4および図7〜図9に示すように、インシュレータ22は、第3インシュレータ壁部225を有する。第3インシュレータ壁部225は、インシュレータ径方向部222から径方向と交差する方向に広がる。第3インシュレータ壁部225は、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224とを接続する。第3インシュレータ壁部225は、平板状である。ただし、第3インシュレータ壁部225は、周方向に沿う湾曲した板状等であってよい。本構成によれば、第3インシュレータ壁部225によって、コイル23を形成する導線を抑えることができ、コイル23が崩れることを抑制することができる。
詳細には、上インシュレータ22Uは、上第3インシュレータ壁部225Uを有する。上第3インシュレータ壁部225Uは、上インシュレータ径方向部222Uの径方向内端部から径方向と交差する方向に広がり、上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとを接続する。上第3インシュレータ壁部225Uは、軸方向に延びる平板状である。下インシュレータ22Lは、下第3インシュレータ壁部225Lを有する。下第3インシュレータ壁部225Lは、下インシュレータ径方向部222Lの径方向内端から径方向と交差する方向に広がり、下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとを接続する。下第3インシュレータ壁部225Lは、軸方向に延びる平板状である。
本実施形態では、図4、図8、図10に示すように、第1インシュレータ壁部223と第2インシュレータ壁部224との周方向間においては、インシュレータ周方向部221の少なくとも一部が切り欠かれた切欠き部226が設けられる。ハウジング40の一部は、切欠き部226により露出するステータコア21の軸方向の端面と軸方向に接触する。ハウジング40とステータコア21とは、第1固定部材60によって固定される。本構成によれば、ハウジング40をインシュレータ22に比べて剛性が高いステータコア21に接触させて固定することができ、ハウジング40を寸法精度良くステータ20に取り付けることができる。
詳細には、周方向に対向する上第1インシュレータ壁部223Uと上第2インシュレータ壁部224Uとの周方向間において、上インシュレータ周方向部221Uの一部が切り欠かれた上切欠き部226Uが設けられる。リブ43の下面が、上切欠き部226Uにより露出するステータコア21の軸方向上端面に接触する。また、周方向に対向する下第1インシュレータ壁部223Lと下第2インシュレータ壁部224Lとの周方向間において、下インシュレータ周方向部221Lの一部が切り欠かれた下切欠き部226Lが設けられる。脚部上壁部463の上面が、下切欠き部226Lにより露出するステータコア21の軸方向下端面に接触する。
第1固定部材60は、下方から、脚部上壁部463に形成される脚部孔464、ステータコア孔213、リブ43に形成されるリブ凹部431の順に挿入され、上ハウジング40Uおよび下ハウジング40Lをステータコア21に固定する。本実施形態では、周方向の3箇所で第1固定部材60による固定が行われる。
(1−3.第1変形例)
図11は、本発明の実施形態に係るモータ1の第1変形例を説明するための概略平面図である。詳細には、図11は、第1変形例のインシュレータ22Aを示す概略平面図である。インシュレータ22Aは、周方向に延びるインシュレータ周方向部221Aと、インシュレータ周方向部221Aから径方向内方に延びる複数のインシュレータ径方向部222Aとを有する。
また、インシュレータ22Aは、インシュレータ周方向部221Aから軸方向上方に延び、周方向に対向する第1インシュレータ壁部223Aおよび第2インシュレータ壁部224Aを有する。第1インシュレータ壁部223Aと第2インシュレータ壁部224Aとの周方向間にハウジング40の一部が配置されることにより、周方向の位置決めが行われる。ハウジング40の一部は、リブ43又は脚部46である。
第1変形例においては、第1インシュレータ壁部223Aと第2インシュレータ壁部224Aとは、周方向に隣接するインシュレータ径方向部222A間に配置される。本構成によれば、インシュレータ周方向部221Aの、インシュレータ径方向部222Aから周方向に離れた任意の場所に第1インシュレータ壁部223Aおよび第2インシュレータ壁部224Aを形成することができるので、設計の自由度を向上することができる。
なお、以上に説明した本変形例の構成は、上記実施形態の上インシュレータ22Uと下インシュレータ22Lとのうち、少なくともいずれか一方に適用されればよい。
(1−4.第2変形例)
図12は、本発明の実施形態に係るモータ1の第2変形例を説明するための概略横断面図である。図12は、第2変形例におけるハウジング40Bとインシュレータ22Bとの関係を示す図である。インシュレータ22Bは、ステータ20Bの一部である。
本変形例では、ハウジング40Bは、第1ハウジング壁部47と、第2ハウジング壁部48とを有する。第1ハウジング壁部47は、周方向一方側X1に第1面S1を有する。第2ハウジング壁部48は、周方向他方側X2に第2面S2を有する。第1面S1は、周方向と交差する方向に延びる。第2面S2は、第1面S1から周方向一方側X1に配置され、周方向と交差する方向に延びる。第1ハウジング壁部47および第2ハウジング壁部48は、平板状である。第1ハウジング壁部47および第2ハウジング壁部48は、ハウジング40Bの、ステータ20Bの径方向外方に配置される外壁部分の内面から径方向内方に延びる。
インシュレータ22Bは、一部に第3面S3と第4面S4とを有する。第3面S3は、周方向と交差する方向に延びる。第4面S4は、第3面S3から周方向一方側X1に配置され、周方向と交差する方向に延びる。インシュレータ22Bの一部は、第1ハウジング壁部47と第2ハウジング壁部48との周方向間に配置される。第1面S1の周方向一方側X1に配置される第3面S3は、第1面S1と接触又は近接することが好ましい。第2面S2の周方向他方側X2に配置される第4面S4は、第2面S2と接触又は近接することが好ましい。
本変形例によれば、ハウジング40Bのステータ20Bに対する周方向の位置を、インシュレータ22Bの形状によって決めることができる。これによれば、ハウジング40Bのステータ20Bに対する周方向の位置をステータコア(不図示)の形状によって決める場合と比べて磁気特性への影響が少ないために、設計の自由度を向上することができる。
本変形例では、インシュレータ22Bの一部は、周方向と交差する方向に延びる延伸部228である。本構成によれば、ハウジング40Bをステータ20Bに対して位置決めするためにインシュレータ22Bが複雑な構造となることを抑制できる。図12に示す例では、延伸部228は、インシュレータ周方向部221Bから径方向外方に延びる。延伸部228は、インシュレータ周方向部221Bと単一部材である。ただし、延伸部228は、インシュレータ周方向部221Bから軸方向に延びる構成であってよい。この場合、延伸部228は、インシュレータ周方向部221Bから径方向外方にはみ出さない構成であってよい。
また、本変形例では、第1ハウジング壁部47と第2ハウジング壁部48とは周方向に対向する。これによれば、第1ハウジング壁部47と第2ハウジング壁部48との周方向間の距離が小さくなるために、第1ハウジング壁部47と第2ハウジング壁部48との周方向間に配置されるインシュレータ要素のサイズを小さくすることができ、例えば、モータ1を軽量化することができる。本実施形態では、インシュレータ要素は、延伸部228である。なお、第1ハウジング壁部47と第2ハウジング壁部48とは周方向に対向しなくてもよい。
また、本変形例では、ハウジング40Bは、径方向に貫通するハウジング貫通孔49を有する。詳細には、ハウジング貫通孔49は、ハウジング40Bの、ステータ20Bの径方向外方に配置される外壁部分を径方向に貫通する。インシュレータ22Bの一部とハウジング40Bとは、ハウジング貫通孔49に挿入される第2固定部材61によって固定される。図12に示す例では、インシュレータ22Bの一部は延伸部228である。延伸部228の径方向外面には、径方向内方に凹む延伸部凹部229が形成されている。第2固定部材61は、延伸部凹部229内にも挿入される。第2固定部材61は、例えば螺子又はリベットである。本構成によれば、簡易な構成によってインシュレータ22Bとハウジング40Bとを強固に固定できる。
以上に説明した本変形例の構成は、上記実施形態の上ハウジング40Uと上インシュレータ22Uとの関係と、下ハウジング40Lと下インシュレータ22Lとの関係とのうち、少なくともいずれか一方に適用されればよい。
<2.送風装置>
次に、本実施形態のモータ1が適用された送風装置100の実施形態について説明する。図13は、本発明の実施形態に係る送風装置100の縦断面を示す斜視図である。送風装置100は、上記構成のモータ1と、インペラ110とを有する。送風装置100は、ディフューザ120と、インペラカバー130とを更に有する。
(2−1.インペラの構成)
インペラ110は、モータ1の上方に配置され、シャフト11に固定される。インペラ110は、ロータ10とともに回転する。インペラ110は、中心軸C回りに回転する。インペラ110は、例えば金属部材で構成される。インペラ110の径方向外縁は、軸方向からの平面視において、円形状である。インペラ110は、ベース板111と、複数の羽根112と、シュラウド113と、ハブ114とを有する。
ベース板111は、インペラ110の下部に配置される。ベース板111は、中心軸Cを中心として径方向に広がる。ベース板111は、円板状部材である。ベース板111は、羽根112の下部を支持する。
複数の羽根112は、ベース板111の上方に配置される。複数の羽根112は、ベース板111の上面において周方向に配列される。複数の羽根112のそれぞれの下部は、ベース板111に接続される。複数の羽根112のそれぞれの上部は、シュラウド113に接続される。羽根112は、上下に起立する板状部材である。羽根112は、径方向内方から径方向外方に向かって延び、周方向に湾曲する。
シュラウド113は、複数の羽根112の上方に配置される。シュラウド113は、軸方向からの平面視において、径方向内端及び径方向外端がそれぞれ中心軸Cを中心とする円環状である。シュラウド113は、環状の板状部材で構成され、詳細には、径方向外端から径方向内方に向かうに従って上方に湾曲する。シュラウド113は、上下に開口するシュラウド吸気口113aを有する。シュラウド吸気口113aは、シュラウド113の中央部に配置される。シュラウド113は、羽根112の上部を支持する。
ハブ114は、ベース板111の中心軸C付近であって、ベース板111の中央部に配置される。ハブ114は、軸方向からの平面視において円環状である。シャフト11は、ハブ114の中央部において中心軸Cに沿って上下にハブ114を貫通し、ハブ114に固定される。すなわち、インペラ110は、シャフト11に固定される。
(2−2.ディフューザの構成)
ディフューザ120は、第1ディフューザ筒部121と、第2ディフューザ筒部122と、複数の静翼123とを有する。本実施形態では、第1ディフューザ筒部121と、第2ディフューザ筒部122と、複数の静翼123とは、単一部材である。ただし、これらのうちの少なくともいずれか1つの部材は、別部材であってもよい。
第1ディフューザ筒部121は、第2ハウジング部42よりも径方向外方に配置される。第1ディフューザ筒部121は、中心軸Cを中心とし、軸方向に延びる筒状である。第1ディフューザ筒部121の径方向内面は、第2ハウジング部42の径方向外面と径方向に接触する。
第2ディフューザ筒部122は、第1ディフューザ筒部121よりも径方向外方に配置される。第2ディフューザ筒部122は、中心軸Cを中心とし、軸方向に延びる筒状である。第2ディフューザ筒部122は、第1ハウジング部41の上方に配置される。第2ディフューザ筒部122の下面は、第1ハウジング部41の上面と軸方向に接触する。
なお、第1ディフューザ筒部121の上面と、第2ディフューザ筒部122の上面とは、軸方向の位置が同じである。第1ディフューザ筒部121は、第2ディフューザ筒部122よりも軸方向の長さが長い。第1ディフューザ筒部121の下端は、第2ディフューザ筒部122の下端よりも下方に配置される。
複数の静翼123は、第1ディフューザ筒部121と第2ディフューザ筒部122との径方向間に周方向に配列される。詳細には、複数の静翼123は、周方向に等間隔に配列される。各静翼123は、軸方向に延びる。各静翼123の径方向内面は、第1ディフューザ筒部121の径方向外面と接続される。各静翼123の径方向外面は、第2ディフューザ筒部122の径方向内面と接続される。第1ディフューザ筒部121と第2ディフューザ筒部122との径方向間において、複数の静翼123が設けられない部分は空気が流れる流路101を構成する。複数の静翼123は、流路101を通過する気流300を整流する。
(2−3.インペラカバーの構成)
インペラカバー130は、インペラ110の上方に配置される。インペラカバー130は、インペラ110を内包する。インペラカバー130は、中心軸Cを中心とし、上方に向かって先細りの筒状である。インペラカバー130の径方向内面は、第2ディフューザ筒部122および第1ハウジング部41の径方向外面と接触する。インペラカバー130は、第2ディフューザ筒部122および上ハウジング40Uに固定される。
インペラカバー130は、上下に開口するカバー吸気口130aを有する。カバー吸気口130aは、インペラカバー130の上端部であって中央部に配置される。カバー吸気口130aの下部は、シュラウド吸気口113aの上部と軸方向に重なる。カバー吸気口130aの下部の外径は、シュラウド吸気口113aの上部の内径よりも小さい。
(2−4.送風装置の作用)
インペラ110がモータ1によって回転駆動されると、インペラカバー130のカバー吸気口130aからインペラ110の内部に空気が吸い込まれる気流300が発生する。インペラ110の内部に吸い込まれた空気は、インペラ110の回転によってインペラ110の径方向外方に吹き出される。インペラ110の径方向外方に吹き出された空気は、インペラカバー130、ディフューザ120、および、上ハウジング40Uによって構成される流路101を通って下方に案内される。上ハウジング40Uの下端から下方に吹き出された気流300の一部が送風装置100の外部へと流れ、他の一部は回路基板50に向かって流れる。回路基板50は、気流300により冷却される。
なお、リブ43には、軸方向に貫通するリブ貫通孔が形成されてよい。これにより、リブ43が配置されている場所においても、下方に空気を流すことができ、送風抵抗を低減することができる。
本実施形態では、流路101の一部を構成するモータ1のハウジング40が、ステータ20に対して周方向の適切な位置に精度良く配置される。このために、本実施形態によれば、複数の送風装置100間で送風性能がばらつくことを抑制することができる。また、本実施形態によれば、送風装置100が周方向の位置決めを適切に行うことができるモータ1を有するために、組み立て作業時の作業性を向上することができる。
<3.掃除機>
次に、本実施形態の送風装置100が適用された掃除機200の実施形態について説明する。図14は、本発明の実施形態に係る掃除機200の斜視図である。図14に示すように、掃除機200は送風装置100を有する。掃除機200はいわゆるスティック型の電気掃除機である。なお、送風装置100を有する掃除機200は、いわゆるロボット型、キャニスター型またはハンディ型等の他のタイプの電気掃除機でもよい。
掃除機200は、下面及び上面にそれぞれ吸気部202及び排気部203が設けられた筐体201を有する。掃除機200は、充電式のバッテリ(不図示)を有し、当該バッテリから供給される電力によって作動する。ただし、掃除機200は、電源コードを有し、居室の壁面に設けられた電源コンセントに接続された電源コードを介して供給される電力によって作動してもよい。
筐体201内には吸気部202と排気部203とを連結する空気通路(不図示)が形成される。空気通路内には、吸気部202(上流)から排気部203(下流)に向かって、集塵部(不図示)、フィルタ(不図示)及び送風装置100が順に配置される。空気通路内を流通する空気に含まれる塵埃等のゴミはフィルタにより捕集され、容器状に形成される集塵部内に集塵される。集塵部及びフィルタは筐体201に対して着脱可能に設けられる。
筐体201の上部には把持部204及び操作部205が設けられる。使用者は把持部204を把持して掃除機200を移動させることができる。操作部205は複数のボタン205aを有する。使用者は、ボタン205aの操作によって掃除機200の動作設定を行う。例えば、ボタン205aの操作により、送風装置100の駆動開始、駆動停止、及び回転数の変更等が指示される。吸気部202には棒状の吸引管206が接続される。吸引管206の上流端には吸引ノズル207が吸引管206に対して着脱可能に取り付けられる。なお、吸引管206の上流端は、図14において吸引管206の下端である。
本実施形態によれば、複数の送風装置100間で送風性能がばらつくことを抑制できるために、複数の掃除機200間の性能がばらつくことを抑制することができる。また、本実施形態によれば、掃除機200が周方向の位置決めを適切に行うことができるモータ1を有するために、組み立て作業時の作業性を向上することができる。
<4.留意事項>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。また、本明細書中に示される複数の実施形態及び変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
本発明は、例えば掃除機等の送風装置を有する電気機器に利用することができる。
1・・・モータ
10・・・ロータ
11・・・シャフト
20・・・ステータ
21・・・ステータコア
22・・・インシュレータ
23・・・コイル
40・・・ハウジング
43・・・リブ
47・・・第1ハウジング壁部
48・・・第2ハウジング壁部
49・・・ハウジング貫通孔
60・・・第1固定部材
61・・・第2固定部材
100・・・送風装置
110・・・インペラ
200・・・掃除機
221・・・インシュレータ周方向部
222・・・インシュレータ径方向部
223・・・第1インシュレータ壁部
224・・・第2インシュレータ壁部
225・・・第3インシュレータ壁部
226・・・切欠き部
228・・・延伸部
C・・・中心軸
S1・・・第1面
S2・・・第2面
S3・・・第3面
S4・・・第4面

Claims (14)

  1. 上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトを有するロータと、
    前記ロータと径方向に対向するステータと、
    少なくとも一部が前記ステータの径方向外方に配置されるハウジングと、
    を有し、
    前記ステータは、
    ステータコアと、
    前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
    を有し、
    前記ハウジングと前記インシュレータとのうち一方は、
    周方向と交差する方向に延びる第1面と、
    前記第1面から周方向一方側に配置され、周方向と交差する方向に延びる第2面と、
    を有し、
    前記ハウジングと前記インシュレータとのうち他方は、
    周方向と交差する方向に延びる第3面と、
    前記第3面から周方向一方側に配置され、周方向と交差する方向に延びる第4面と、
    を有し、
    前記第3面は、前記第1面の周方向一方側に対向して配置され、
    前記第4面は、前記第2面の周方向他方側に対向して配置される、モータ。
  2. 前記インシュレータは、
    周方向一方側に前記第1面を有する第1インシュレータ壁部と、
    周方向他方側に前記第2面を有する第2インシュレータ壁部と、
    を有し、
    前記ハウジングは、一部に前記第3面と前記第4面とを有し、
    前記ハウジングの一部は、前記第1インシュレータ壁部と前記第2インシュレータ壁部との周方向間に配置される、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ハウジングの一部は、周方向と交差する方向に延びるリブである、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記第1インシュレータ壁部と前記第2インシュレータ壁部とは周方向に対向する、請求項2又は3に記載のモータ。
  5. 前記インシュレータは、周方向に延びるインシュレータ周方向部を更に有し、
    前記第1インシュレータ壁部および前記第2インシュレータ壁部は、前記インシュレータ周方向部から軸方向に延び、
    前記第1インシュレータ壁部および前記第2インシュレータ壁部の径方向外端は、前記インシュレータ周方向部の径方向外端と比べて、径方向の位置が同じ、或いは、径方向内方に配置される、請求項2から4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 前記インシュレータは、
    前記インシュレータ周方向部から径方向内方に延びるインシュレータ径方向部と、
    前記インシュレータ径方向部から径方向と交差する方向に広がり、前記第1インシュレータ壁部と前記第2インシュレータ壁部とを接続する第3インシュレータ壁部と、
    を更に有し、
    前記ステータは、前記インシュレータ径方向部を介して前記ステータコアに導線を巻いて形成されるコイルを更に有する、請求項5に記載のモータ。
  7. 前記第1インシュレータ壁部と前記第2インシュレータ壁部との周方向間においては、前記インシュレータ周方向部の少なくとも一部が切り欠かれた切欠き部が設けられ、
    前記ハウジングの一部は、前記切欠き部により露出する前記ステータコアの軸方向の端面と軸方向に接触し、
    前記ハウジングと前記ステータコアとは、第1固定部材によって固定される、請求項5又は6に記載のモータ。
  8. 前記インシュレータは、
    周方向に延びるインシュレータ周方向部と、
    前記インシュレータ周方向部から径方向内方に延びる複数のインシュレータ径方向部と、
    を更に有し、
    前記第1インシュレータ壁部と前記第2インシュレータ壁部とは、周方向に隣接する前記インシュレータ径方向部間に配置される、請求項2から4のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記ハウジングは、
    周方向一方側に前記第1面を有する第1ハウジング壁部と、
    周方向他方側に前記第2面を有する第2ハウジング壁部と、
    を有し、
    前記インシュレータは、一部に前記第3面と前記第4面とを有し、
    前記インシュレータの一部は、前記第1ハウジング壁部と前記第2ハウジング壁部との周方向間に配置される、請求項1に記載のモータ。
  10. 前記インシュレータの一部は、周方向と交差する方向に延びる延伸部である、請求項9に記載のモータ。
  11. 前記第1ハウジング壁部と前記第2ハウジング壁部とは周方向に対向する、請求項9又は10に記載のモータ。
  12. 前記ハウジングは、径方向に貫通するハウジング貫通孔を有し、
    前記インシュレータの一部と前記ハウジングとは、前記ハウジング貫通孔に挿入される第2固定部材によって固定される、請求項9から11のいずれか1項に記載のモータ。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のモータと、
    前記ロータとともに回転するインペラと、
    を有する、送風装置。
  14. 請求項13に記載の送風装置を有する、掃除機。
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