JP2020113847A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 音声用孔における音声の良好な入出力状態を確保しつつ装置本体に配置された音響部材への静電気の印加を抑制することができる撮像装置を提供する。【解決手段】 カメラ本体1と、カメラ本体1を覆う筐体19と、筐体19に設けられた音声入出力用の孔部100(200)と、音声入出力用の孔部に対向して装置本体内に配置されたマイク20と、マイク20の音声用孔20aに対向して形成された音声入出力孔23aを備えマイク20と筐体19との間でマイク20を保持する導電性の保持部材23と、保持部材23に接続されたグランドプレート25を備え、保持部材23は、音声入出力孔23aの外周面から中心に向かって延びる突起部26を備え、突起部は、音声入出力方向に沿って見た平面図上、マイク20の音声用孔20aの外周面から中心に向かって突出している。【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、外筐の内部の装置本体に配置された音響部材へ音声を入力し、又は音響部材から音声を出力する音声用孔における音声の良好な入出力状態を確保すると共に、音響部材への静電気の印加を抑制することができる撮像装置に関する。
撮像装置には、外筐の一部に孔形成部が設けられ、該孔形成部に対向する装置本体に音響部材を埋設し、音声用孔を介して音響部材であるマイクロフォンに音声が入力され、又はスピーカーから音声が出力されるものがある。
このような撮像装置においては、外筐の孔形成部から音声用孔を介して装置本体の内部に静電気が侵入して装置本体内の音響部材に静電気が印加されるおそれがある。音響部材に静電気が印加されてしまうと、当該音響部材の故障や回路不良を生じるおそれがあり、このようなトラブルの発生を未然に防止するために静電気対策が施されている。
静電気対策としては、例えば、外筐の孔形成部の内側に導電板を配置し、該導電板によって音声用孔の周囲を囲むことによって、音声用孔の周りから装置本体の内部に侵入しようとする静電気を当該導電板を介してグランドに導いて放電する方法がある。
このような静電気対策を施した撮像装置に関する文献として、特許文献1が挙げられる。特許文献1には、複数設けられた音声用孔の周囲に逃げ孔を形成した導電板を配置し、該導電板の逃げ孔の端部壁面から複数の音声用孔相互間に向けて、該複数の音声用孔の並び方向に直交する方向へ突出する突起部を設けた撮像装置が開示されている。
特開2010−103825号公報
しかしながら、上記静電気対策を施した撮像装置には、以下のような問題がある。すなわち、音声用孔相互間に延びた突起部の近傍から侵入しようとする静電気は導電板の一部である突起部に帯電し易くなるので、突起部の近傍を通過する静電気は音響部材に印加され難くなる。一方、導電板の突起部は音声用孔の周囲にしか存在しないので、音声用孔の中心部から侵入しようとする静電気を導電板に帯電させることが困難となり、音声用孔の中心部を経て静電気が内部の音響部材にまで達して印加するおそれがある。
音声用孔における音声の良好な入出力状態を確保するためには音声用孔を大きくすることが望ましいが、音声用孔を大きくすると導電板が存在しない部分の面積が広くなるので、静電気が音響部材に印加される可能性が高くなってしまう。
本発明の目的は、かかる状況に鑑み、音声用孔における音声の良好な入出力状態を確保しつつ、外筐の内部の装置本体に配置された音響部材への静電気の印加を抑制することができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、装置本体と、前記装置本体を覆う筐体と、前記筐体に設けられた音声入出力用の孔部と、前記音声入出力用の孔部に対向する前記装置本体に配置された音響部材と、前記音響部材に設けられた音声用孔に対向して形成された音声入出力孔を備え、前記音響部材と前記筐体との間で前記音響部材を保持する導電性の保持部材と、前記保持部材に接続されたグランド部材と、を備え、前記保持部材は、前記音声入出力孔の外周面から当該音声入出力孔の中心に向かって延びる導電性の突起部を備え、前記突起部は、前記音声入出力用の孔部から前記音響部材を見た平面図上、前記音響部材の音声用孔の外周面から当該音声用孔の中心に向かって突出していることを特徴とする。
本発明によれば、音響部材を保持する導電性の保持部材の音声入出力孔の外周面から中心に向かって延びる突起部を設け、該突起部を、筐体の音声入出力用の孔部から音響部材を見た平面図上、音響部材の音声用孔の外周部から中心方向に突出させた。これによって、音響部材の音声用孔から侵入しようとする静電気を突起部によって捕捉できるので、音声用孔における音声の良好な入出力状態を確保しつつ、装置本体内に配置された音響部材への静電気の印加を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示す斜視図であり(a)は、正面側の斜視図、(b)は、背面側の斜視図である。 図1の撮像装置における音声入力用の孔部の近傍の構造を示す要部分解斜視図である。 図1の撮像装置における音声入出力部の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(a)のA−A線断面図である。 図1の撮像装置に対応する撮像装置であって従来装置の音声入出力部の構造を示す図であり、(a)は、図3(b)に対応する要部拡大図、(b)は、図3(c)に対応するA−A線断面図である。 本発明の変形例における音声入出力部の構造を示す図であり、(a)は、図3(b)に対応する要部拡大図、(b)は、図3(c)に対応するA−A線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示す斜視図であり、(a)は、正面側(被写体側)の斜視図、(b)は、背面側(撮影者側)の斜視図である。
図1において、撮像装置1は、デジタルカメラ(以下、単に「カメラ」という。)である。カメラ1の正面中央部には、ズーム式のレンズ鏡筒2が設けられている。レンズ鏡筒2の側面部にはズーム操作が可能なズームボタン3、被写体を撮影画角に捉えるための操作ボタン4及び5が設けられている。
カメラ1には、撮影者がカメラ本体を保持するためのグリップ部6が設けられており、グリップ部6の上部には、カメラ1に対して撮影者が撮影を指示するためのレリーズボタン7が設けられている。レリーズボタン7の周囲にはズームレバー8が設けられている。また、レリーズボタン7の後ろにはシャッター速度や絞り等の設定値を変更するための電子ダイヤル9が設けられている。なお、電子ダイヤル9は、背面の後述する液晶モニタ10に表示されるメニューのコマンド操作、撮影画像、撮影動画の選択操作にも用いられる。
カメラ1の上部には、当該カメラ1のON/OFFを切り換える電源ボタン11、及びカメラ1と他の電子機器とをWi−Fiを用いて無線接続するためのWi−Fiボタン12が設けられている。カメラ1の上部には、また、撮影モードを設定するための回転操作部材である撮影モード設定ダイヤル13が設けられている。また、カメラ1の上部中央には、ポップアップ式ストロボ14、及び、音声入力用の孔部100が設けられている。音声入力用の孔部100は、外部の音声を装置本体内のマイクロフォン(以下「マイク」という。)に入力する音声入力孔として機能する。
カメラ1を正面側から見て向かって右側の側面には、外部音声入力ケーブル用のコネクタを覆うコネクタ蓋15が開閉可能に設けられており、コネクタ蓋15の隣には音声出力用の孔部200が設けられている。音声出力用の孔部200は、装置本体内に配置されたスピーカーから外部へ音声を出力するための音声出力孔として機能する。音声入力用の孔部100と音声出力用の孔部200を総称して音声入出力用の孔部という。
カメラ1の上部背面側には、ファインダ接眼窓16が設けられており、ファインダ接眼窓16の下側の背面中央部には、液晶モニタ10が設けられている。液晶モニタ10は、複数方向に回動可能に装置本体に取り付けられている。カメラ1の背面には、また、撮影者がグリップ部6を把持したときに親指での操作が可能な位置に、複数の背面ボタン17が設けられている。また、カメラ1を背面側から見て向かって右側の側面には、外部出力ケーブル用のコネクタを覆うコネクタ蓋18が開閉可能に設けられている。
次に、カメラ1の上部中央に設けられた音声入力用の孔部100の近傍の構造について詳細に説明する。
図2は、図1の撮像装置における音声入力用の孔部100の近傍の構造を示す要部分解斜視図である。
図2において、カメラ1は、カメラ本体の上部を形成する筐体としてトップカバー19を備えている。トップカバー19には、音声入力用の孔部100が設けられている。音声入力用の孔部100の内部の装置本体には、複数(図2では2つ)のマイク20が配置されている。2つのマイク20は、それぞれフレキシブルプリント基板21の一部に搭載されており、各マイク20とフレキシブルプリント基板21の一部は、一体となって対応する押圧部材22によって覆われている。押圧部材22は、ゴムなどの弾性部材で構成されている。
音響機器(以下、「音響部材」という。)としてのマイク20と、これを下方から支持するフレキシブルプリント基板21の一部を覆う押圧部材22は、その上部が保持部材23によって保護されている。保持部材23の上面には、音声入力用の孔部100から内部部品が見えないようにするための目隠し部材24が貼着されている。目隠し部材24は、複数の孔が空いたメッシュ状のシートからなり、メッシュ部を避けた周辺部に対応するロの字形状の両面テープによって保持部材23の上面に貼着されている。すなわち、2つのマイク20と、フレキシブルプリント基板21と、これらを覆う押圧部材22と、その上部の保持部材23と、保持部材23に貼着された目隠し部材24とが一体としてトップカバー19の内部の装置本体に組み込まれている。
フレキシブルプリント基板21は、片面フレキであり、当該フレキシブルプリント基板21にはマイク20をはじめとする電子部品が実装されている。また、フレキシブルプリント基板21には、撮影モード設定ダイヤル13の回転を検知するためのモードダイヤルパターン27や、ズームレバー8の回動を検知するためのズームパターン28などの導電パターンが形成されている。押圧部材22のマイク20の音声用孔20aに対向する位置に、音声入力孔としての孔部22a(第1の孔部)が形成されている。
押圧部材22を上方から保護する保持部材23は、導電性部材、例えば、導電性の樹脂材料で構成されている。保持部材23のマイク20の音声用孔20a及び押圧部材22の第1孔部22aに対応する位置には、音声入力用の孔部23a(第2の孔部)が形成されている。マイク20とフレキシブルプリント基板21の一部を一体に覆う押圧部材22の下方には、押圧部材22を支持するグランドプレート25が配置されている。グランド部材としてのグランドプレート25は、装置本体内で発生した静電気又は装置本体内に進入した静電気を放電させるアースとして機能する。
以下、カメラ1におけるマイク20周辺の音声入出力部の構造について、従来の音声入出力部の構造と比較しつつ詳細に説明する。
図3は、図1の撮像装置における音声入出力部の構造を示す図であり、(a)は、音声入力用の孔部100からマイク20を見た平面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(a)のA−A線断面図である。なお、図3の(a)では、トップカバー19及び目隠し部材24は、図示省略されている。また、図4は、図1の撮像装置1に対応する撮像装置であっ従来装置の音声入出力部の構造を示す図であり、(a)は、図3(b)に対応する要部拡大図、(b)は、図3(c)に対応するA−A線断面図である。なお、図4の(a)及び(b)では、図3の(b)及び(c)と対応する同一箇所に対して同一の符号が付されている。
図3において、マイク20と、該マイク20が搭載されたフレキシブルプリント基板21と、マイク20とフレキシブルプリント基板21の一部を覆う押圧部材22と、該押圧部材22の上部及び側部を保護する保持部材23が複数組組み込まれている。
図3(c)において、マイク20は、フレキシブルプリント基板21に実装されている。マイク20及び該マイク20を支持するフレキシブルプリント基板21の一部は、一体として押圧部材22によって覆われている。押圧部材22にはマイク20の音声用孔20aに対向するように、該音声用孔20aよりも大きな開口部である第1の孔部22aが形成されている。また、押圧部材22は、該押圧部材22の上部及び側部を保護する保持部材23と、下部を支持するグランドプレート25によって保持されている。保持部材23にはマイク20の音声用孔20aよりも大きく、かつ押圧部材22の第1の孔部22aよりも大きな開口部である第2の孔部23aが形成されている。
保持部材23の第2の孔部23a、押圧部材22の第1の孔部22a、及びマイク20の音声用孔20aは、上下方向に重なっており、平面図(図3(b))上、同心円状に配置されている。これによって、音声入出力部における音声の良好な入出力状態が確保されている。装置本体の外部の音声は、保持部材23の第2の孔部23a、押圧部材22の第1の孔部22a、及びマイク20の音声用孔20aを介してマイク20に入力する。
保持部材23の第2の孔部23aの半径Rc、押圧部材22の第1の孔部22aの半径Rb、及び、マイク20の音声用孔20aの半径Raは、Ra<Rb<Rcで表される関係である。これにより、マイク20の音声用孔20aに対する集音部の領域を狭めることなく、音声の良好な入力状態を確保することができる。
また、押圧部材22の第1の孔部22aの周囲には、環状の突出部22bが形成されており、突出部22bは、押圧部材22と保持部材23との当接面からチャージ(突出)して保持部材23に形成された環状の凹部に嵌合している。これによって、音声入力用の孔部100から侵入した音声が保持部材23の第2の孔部23aを通過した後、マイク20方向とは異なる押圧部材22の第1の孔部22aの周囲の領域へ周り込むことが防止され、音声のより良好な入力状態が確保される。
静電気対策用の構成部材としては、導電性の保持部材23及び保持部材23に接続されたグランドプレート25が挙げられる。音声入力用の孔部100から侵入する静電気は、導電性の樹脂材料からなる保持部材23に帯電してグランドプレート25まで伝達され、該グランドプレート25から放電される。但し、静電気の侵入経路によっては、静電気が保持部材23に帯電しない可能性があり、保持部材23に帯電しない静電気がマイク20に印加されてしまうおそれがある。従って、静電気を高い確率で保持部材23に帯電させるためには、保持部材23の第2の孔部23aの径Rcを小さくしてマイク20の音声用孔20aの径Raに近付けることが考えられる。
しかしながら、保持部材23の第2の孔部23aの半径Rcを小さくすると、マイク20への音声入力経路を狭めることになるので、音声の良好な入力状態を確保することが困難となる。
そこで、本実施の形態では、保持部材23の第2の孔部23aの側面の一部を突出させて第2の孔部23aの中心に向かって延びる突起部26を形成し、該突起部26によって孔部23aを経て侵入しようとする静電気を捉えてグランドに放電させるようにした。突起部26は、図3(b)の平面図上、マイク20の音声用孔20aの外周面から当該音声用孔の中心に向かって突出していることが好ましい。
図3(b)において、保持部材23の第2の孔部23aの外周面から該第2の孔部23aの中心に向かって延びるの突起部26が設けられている。突起部26は、先端へ行くに従って順次細くなる略三角形状に形成され、先端部26aが尖った形状になっている。なお、図3(c)では、複数の音声入出力部のうち右側の音声入出力部では、突起部26は図示省略されているが、本実施の形態では、全てのマイクに対応する音声入出力部の第2の孔部23aに同様の突起部26が形成されている。
保持部材23の第2の孔部23aに、平面図上、マイク20の音声用孔20aの外周面から中心に向かって突出する突起部26を設けたことにより、第2の孔部23a及び音声用孔20aを経て装置内部に侵入しようとする静電気は突起部26に捕捉される。捕捉された静電気は、保持部材23を介してグランドプレート25に伝達され、該グランドプレート25から放電される。従って、保持部材23に比較的大きな孔部23aを確保して音声の良好な入力状態を確保しつつ、音声入力用の孔部100及び第2の孔部23aの中心部から侵入しようとする静電気のマイク20への印加を回避することができる。また、突起部26の先端部26aの形状を先細形状としたことによって、突起部26を介して静電気が保持部材23に帯電し易くなり、マイク20への静電気の浸入及び印加を効率よく防止できるようになる。
これに対して、保持部材23の第2の孔部23aの側面から当該第2の孔部23aの中心部に向かって延びる突起部26が設けられていない図4の撮像装置では、マイク20の音声用孔20aを経て内部に侵入しようとする静電気を捉えることが困難である。
すなわち、図4に示した従来の撮像装置では、保持部材23の第2の孔部23aの側面から当該第2の孔部23aの中心に向かって延びる突起部26が設けられていない。従って、保持部材23の第2の孔部23a、押圧部材22の第1の孔部22a、及びマイク20の音声用孔20aの開口部がそのまま静電気の入力経路となる。このため、各孔部の中心近傍を経てマイク20に向かって侵入する静電気を捕捉することは困難となる。
本実施の形態において、突起部26は、保持部材23の第2の孔部23aの周方向に沿って等間隔に複数設けることが好ましい。
図5は、本実施の形態の変形例における音声入出力部の構造を示す図であり、(a)は、図3(b)に対応する要部拡大図、(b)は、図3(c)に対応するA−A線断面図である。
図5(a)において、保持部材23の第2の孔部23aの突起部26は、第2の孔部23aの周方向に間隔を置いて複数、例えば、4個形成されている。4つの突起部26は、第2の孔部23aの周方向に沿って90度毎の等間隔に設けられている。突起部26を等間隔に複数設けたことにより、音声を入出力する経路であるマイク20の音声用孔20aの全周に亘って導電性の突起部を配置したことになる。これによって、突起部26相互間の間隔においてより広い箇所がなくなるので、第2の孔部23aを経て装置内部に侵入しようとする静電気をより確実に捕捉することができ、静電気のマイク20への印加をより一層防止することができる。
本実施の形態におおいて、突起部26の厚みは、その先端部ほど薄くなるように形成されていることが好ましい。
図3(c)及び図5(b)において、突起部26の先端部26aは、保持部材23の上面と同一平面上にあり、突起部26の根元部26bは、保持部材23の第2の孔部23aの外周面にある。突起部26の下面(音響部材側の面)は、根元部26bから先端部26aにかけてマイク20から離れる方向に傾斜している。すなわち、突起部26aは、平面図上、先端部26aが尖っているだけでなく、断面図上でも先端部26aが尖った形状に形成されている。
これによって、マイク20の音声用孔20aの上部に形成される集音部の領域を過度に狭めることなく、音声の良好な入力状態を確保しつつカメラ1の内部に配置されたマイク20への静電気の印加を抑制することができる。
なお、本実施の形態において、突起部26の下面は、根元部26bから先端部26aにかけてマイク20から離れる方向に直線的に傾斜しているが、円弧状に傾斜させてもよく、階段状に傾斜させてもよい。これによって、マイク20の音声用孔20aの上部に形成される集音部の領域をより広く確保することができる。
本実施の形態において、保持部材23における第2の孔部23aの外周面からの突出量は、Laで表される。突起部26の先端部26aは、平面図(図5(a))上、音声用孔20aの中心の近傍まで伸びていることが好ましい。図5(b)から分かるように、突起部26の先端部26aから音声用孔20aの中心までの距離Lbは、保持部材23の第2の孔部23aの半径Rc、押圧部材22の第1の孔部22aの半径Rb、及びマイク20の音声用孔20aの半径Raよりも小さい。すなわち、平面図上、突起部26の先端部26aから音声用孔20aの中心までの距離Lbは、各孔部の半径に対して、Lb<Ra<Rb<Rcとなるような関係である。平面図上、突起部26の先端部26aから音声用孔20aの中心までの距離Lbをマイク20の音声用孔20aの半径Raよりも小さくすることにより、進入する静電気が突起部26に帯電され易くなるので、マイク20への静電気の印加が抑制される。
本実施の形態において、突起部26は、平面図上、保持部材23の第2の孔部23a、及びマイク20の音声用孔20aの中心まで達するもの、すなわち、上記Lb=0となるものであってもよい。この場合、音声入出力孔の開口部を狭くしないように、突起部26の太さを極力細くすることが好ましい。
本実施の形態において、突起部26は、保持部材23の第2の孔部の側面の一部を突出させたものとして説明したが、突起部26は導電性材料で構成され、静電気を捕捉して保持部材23を介してグランドプレート25に伝達できるものであればよい。従って、突起部26は、例えば、保持部材23の第2の孔部23aの側面から当該孔部23aの中心部に向かって延びる導電性の金属棒であってもよい。
本実施の形態において、音声入出力部の構造としてマイク20に音声を入力する構造について説明したが、音響部材はマイク20に限定されるものではなく、装置本体の内部から外部へ音声を出力するスピーカーであってもよい。すなわち、本実施の形態において、音声入出力部の構造は、スピーカーから装置本体の外部に音声を出力する音声出力構造であってもよい。スピーカーから装置本体の外部に音声を出力する音声出力構造に、上述した実施の形態の構成を適用することによって、音声出力用の孔を介して侵入する静電気のスピーカーへの印加を抑制することができる。音響部材が、スピーカーである場合、押圧部材22の音声入力孔としての第1の孔部22aに対応する孔部は、音声出力孔として機能する。音声入力孔と音声出力孔を総称して音声入出力孔という。
本実施の形態において、撮像装置をデジタルカメラとして説明した。しかしながら、撮像装置は、デジタルカメラに限定されるものではなく、本発明は、撮像機能を有し、音声入出力用の孔部及びその内部に配置された音響部材を備えたモバイルフォン、スマートフォン、その他の機器にも適用することができる。
1 カメラ
20 マイク
20a 音声用孔
22 押圧部材
22a 第1の孔部
23 保持部材
23a 第2の孔部
26 突起部
26a 先端部
26b 根元部
100 音声入力用の孔部
200 音声出力用の孔部

Claims (13)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体を覆う筐体と、
    前記筐体に設けられた音声入出力用の孔部と、
    前記音声入出力用の孔部に対向する前記装置本体に配置された音響部材と、
    前記音響部材に設けられた音声用孔に対向して形成された音声入出力孔を備え、前記音響部材と前記筐体との間で前記音響部材を保持する導電性の保持部材と、
    前記保持部材に接続されたグランド部材と、
    を備え、
    前記保持部材は、前記音声入出力孔の外周面から当該音声入出力孔の中心に向かって延びる導電性の突起部を備え、前記突起部は、前記音声入出力用の孔部から前記音響部材を見た平面図上、前記音響部材の音声用孔の外周面から当該音声用孔の中心に向かって突出していることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記平面図上、前記突起部の先端部から前記音響部材の音声用孔の中心までの距離Lbが、前記音響部材の音声用孔の半径Raよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記平面図上、前記突起部の先端部から前記音響部材の音声用孔の中心までの距離Lbと、前記音響部材の音声用孔の半径Raと、前記保持部材の音声入出力孔の半径Rcは、Lb<Ra<Rcで表される関係であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記突起部は、前記保持部材の音声入出力孔の外周面の一部を当該音声入出力孔の中心に向かって突出させたものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記突起部は、根元部から先端部にかけて順次細くなるように形成されていることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記突起部の前記音響部材に対向する面は、前記根元部から前記先端部にかけて前記音響部材から離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記突起部は、前記保持部材の音声入出力孔の周方向に沿って等間隔に複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記保持部材は、弾性の押圧部材を介して前記音響部材を保持していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記押圧部材は、前記音響部材の音声用孔に対向して形成された音声入出力孔を備えていることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記押圧部材と前記保持部材との当接面における前記押圧部材の音声入出力孔の周囲に、前記保持部材の環状の凹部に嵌合する環状の突出部が設けられていることを特徴とする請求項8又は9記載の撮像装置。
  11. 前記音響部材の音声用孔、前記押圧部材の音声入出力孔、及び前記保持部材の音声入出力孔は、前記平面図上、同心円状に配置されていることを特徴とする請求項9又は10記載の撮像装置。
  12. 前記平面図上、前記突起部の先端部から前記音響部材の音声用孔の中心までの距離Lbと、前記音響部材の音声用孔の半径Raと、前記押圧部材の音声入出力孔の半径Rbと、前記保持部材の音声入出力孔の半径Rcは、Lb<Ra<Rb<Rcで表される関係であることを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
  13. 前記音響部材は、マイクロフォン又はスピーカーであることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の撮像装置。
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