JP2008066966A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータの数を減少させて、光学機器の小型化及びコストダウンを図る。
【解決手段】筐体10aと、被写体像を光電変換する撮像素子54と、撮像素子54に結像する撮影光学系としてのレンズ51、レンズ52、絞り53aと、レンズ51、レンズ52、絞り53aの少なくとも一部を保持する鏡筒53と、筐体10aに加わる振れを検出する振動検出部21と、鏡筒53を揺動させる鏡筒駆動手段としてのヨーク57p、57y、永久磁石58p、58y、コイル59p、59y、転動ボール55等とを備え、振動検出部21の出力に基づいて、鏡筒駆動手段が鏡筒53を揺動させることで、振動による像ブレを補正するようにした光学機器であって、制御部302は、振動検出部21の出力とは独立して、該光学機器の状態を通知するために、鏡筒駆動手段により鏡筒53を揺動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮影機能を有する光学機器に関し、特に振れ補正を行うことで手振れによる撮影画像の像ブレを防止するようにした光学機器に関する。
現在のカメラでは、露出決定やピント合わせ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化されており、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。
また、最近では、カメラに加わる手振れによる撮影画像の像ブレを防ぐ振れ補正装置も多くの製品に搭載されるようになってきており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は殆ど無くなってきている。
ここで、振れ補正装置ついて簡単に説明する。撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1Hzないし10Hz程度の振動である。撮影時点において上記のような手振れを起こしたときにも像ブレの無い撮影を可能とするためには、手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて振れを相殺する方向にレンズを変位させる。
そのためには、第1に手振れを正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。手振れの検出は、原理的にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、振れ補正のためにその出力を適宜演算処理する振動検出手段をカメラに搭載することによって行われる。そして、この検出情報に基づいて、撮影光軸を偏心させる振れ補正レンズを駆動させて、像ブレを防止する。
図12は、デジタルコンパクトカメラの外観図である。カメラ本体121において、121aはレリーズボタン、121bはモードダイアル(メインスイッチを含む)、121cはリトラクタブルストロボである。このデジタルコンパクトカメラは振れ補正装置を搭載しており、光軸120に対して矢印122p、122yで示すカメラ縦振れ及び横振れに対する振れ補正を行う。
図12では図示されないが、カメラ本体121の背面には液晶モニタが設けられており、撮像素子154(図13を参照)で撮像される像を確認できるようになっている。撮影者は、液晶モニタで撮影画像の構図を確認した上で、撮影を行うことができる。
図13は、図12に示したデジタルコンパクトカメラの内部構造の一部を示す斜視図である。154はCCDイメージャやCMOSイメージャ等の撮像素子である。131は補正レンズ130を矢印132p、132y方向に自在に駆動して、図12に示した矢印122p、122y方向の振れ補正を行う振れ補正装置である。221p、221yはそれぞれ矢印221a、221b回りの振れを検出する角速度計や角加速度計等の振動検出手段である。振動検出手段221p、221yの出力は、演算手段181p、181yを介して振れ補正装置131の駆動目標値に変換され、振れ補正装置131に入力される。
ところで、近年では撮像素子の小型化が進み、携帯電話等の携帯機器にまで搭載されるようになってきている。そして、これまでも振れ補正装置を携帯機器に搭載することを目的とした提案がなされており、例えば特許文献1では、撮影光学系と撮像手段である撮像素子の両者を一体にして基盤に対して揺動させることが開示されている。
一方、このような携帯機器の内部に含まれる駆動部としては、携帯電話のマナーモード時にユーザに振動で知らせるバイブレータが良く知られており、このバイブレータの駆動力を他の機能と利用したものが提案されている。例えば特許文献2では、携帯電話のバイブレータをデジタルカメラの焦点距離調節のための駆動源としても利用したものが提案されている。
特開2005−173372号公報 特開2003−315656号公報
携帯機器は小さく、軽いため、撮影時の手振れが大きくなってしまうという問題がある。そのため、手振れによる撮影画像の像ブレ対策は非常に重要な課題となっている。
一方、携帯電話の必須機能として、マナーモード用のバイブレータがある。従来、携帯電話にはこのバイブレータを駆動させるための専用モータが内蔵されていた。
しかしながら、限られた携帯機器のスペースの中で、手振れ補正用の駆動装置とバイブレータ用のモータという複数のアクチュエータを持つことは、スペース的にも、また、コスト的にも必ずしも理想的な構成であるとは言えなかった。
さらに、マナーモード用のバイブレータについても、従来のように一定周期、かつ、一定の方向への振動だけが必ずしも最適であるとは言えない。振動周波数や振幅、振動方向を任意に変えることができれば、従来にない数多くの情報の通知が可能になるばかりでなく、ユーザごとに対応したきめ細かな通知手段とすることができる。
特許文献2においては、バイブレータの駆動源を用いて撮影レンズを光軸方向に移動させるように構成しているが、撮影レンズを移動させる度に不要な振動が発生してしまうため、撮影時のブレという観点からは相性が良くない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、アクチュエータの数を減少させて、光学機器の小型化及びコストダウンを図ることを目的とする。
本発明による光学機器は、筐体と、被写体像を光電変換する撮像手段と、前記撮像手段に結像する撮影光学系の少なくとも一部を保持する鏡筒と、前記筐体に加わる振れを検出する振動検出手段と、前記鏡筒を揺動させる鏡筒駆動手段とを備え、前記振動検出手段の出力に基づいて、前記鏡筒駆動手段により前記鏡筒を揺動させることで、振動による像ブレを補正するようにした光学機器であって、前記振動検出手段の出力とは独立して、該光学機器の状態を通知するために、前記鏡筒駆動手段により前記鏡筒を揺動させる制御手段を備えた点に特徴を有する。
本発明によれば、像ブレ補正のための駆動手段と、光学機器の状態をユーザに通知するための駆動手段とを共用するようにしたので、アクチュエータの数を減少させて、光学機器の小型化及びコストダウンを図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る光学機器である携帯電話10の正面図である。携帯電話10は、ヒンジ11により折りたたみ可能な筐体10a、10bを備える。筐体10bには、電話やメールの着信状態表示を行うと共に、折りたたみ状態での撮影時のモニタとなるサブディスプレイ12が設けられている。サブディスプレイ12は、待機時には時刻表示を行う。また、筐体10bには、電話やメール着信時の表示用LED13が設けられている。
図2は図1のA−A断面図である。同図において、10a、10b、11、12、13は、それぞれ既述した筐体、ヒンジ、サブディスプレイ、表示用LEDである。12aはサブディスプレイ12を保護するためのサブディスプレイ保護窓、13aは表示用LED13を保護するためのLED窓である。
20はメインカメラ、20aはカメラ保護窓である。21は振動検出部である。
22は筐体10aに固定された基板であり、導電性ゴム等で形成された操作パッド210やIC22a等が実装されている。操作パッド210には化粧板210aが設けられている。メインカメラ20の撮像素子54は、フレキシブル基板20bにより基板22上のコネクタ20cに接続されている。
23は筐体10bに固定されたサブ基板であり、IC23aが実装されている。
24はメインディスプレイであり、メールや電話番号の表示等と共に、ゲームや撮影時のモニタとして使用される。24aはメインディスプレイ24を保護するためのメインディスプレイ保護窓である。24bはメインディスプレイ24の接続用フレキシブル基板であり、サブ基板23上のコネクタ24cに接続される。同様に、サブディスプレイ12も、フレキシブル基板12bによりサブ基板23上のコネクタ12cに接続される。
25aはサブカメラの撮像素子、25bはサブカメラ用の光学系、25cはサブカメラ保護窓である。これら撮像素子25a及び光学系25bにより、サブカメラ25が構成される。
26は電話使用時のスピーカ、27はマイクである。28は電源となるバッテリ、28aはバッテリ蓋である。29はアンテナである。
図3は本実施形態に係る携帯電話10の背面図である。筐体10aには、カメラ保護窓20a、バッテリ蓋28aが設けられている。また、バッテリ蓋28aには、バッテリ蓋28aを開けるための爪掛け部28bが設けられている。
図4は携帯電話10の開いた状態での断面図である。なお、図4では主な符号のみを記し、図2で説明した各部の符号を省略する。携帯電話10が開いた状態にあれば、メインカメラ20の映像をメインディスプレイ24で確認しながら撮影することができる。また、サブカメラ25及びメインディスプレイ24を用いて、自分撮り撮影やテレビ電話による通話を行うことができる。
図5はメインカメラ20まわりの詳細断面図である。図6は鏡筒53の正面図である。図7は基板22の正面図である。なお、本発明に直接関係ない部材は省略して図示する。
図5に示すように、共通光軸50を有する撮影光学系を構成するレンズ51、52が、絞り53aを対物面に有する鏡筒53に収められて保持されている。
また、撮影光学系に対向して、撮像手段である撮像素子54が基板22上に固定されている。図2に示したように、撮像素子54はフレキシブル基板20b、コネクタ20cにより基板22に電気的に接続されている。
図6に示すように、鏡筒53には、強磁性材料のヨーク57p、57yが互いに直交する方向に取り付けられられている。ヨーク57p、57yには、ネオジウム等の材料を着磁した永久磁石58p、58yがそれぞれ吸着固定されている。このように直交するヨーク57p、57y及び永久磁石58p、58yの配置は、平面上の任意の位置に移動させる鏡筒駆動系として都合の良い配置である。なお、図6では永久磁石58p、58yを図示するためにヨーク57p、57yは輪郭だけで示している。
また、鏡筒53の基板22と対向する面には、3箇所において凹部53bが形成されている。各凹部53bには転動ボール55が設けられ、転動ボール55が鏡筒53と基板22とに挟まれるようにして介在する。このように転動ボール55を設けることにより、鏡筒53が揺動可能に支持される。この場合に、図7に示すように、基板22の転動ボール55を受ける位置に銅箔等金属パターン面60が設けられており、転動ボール55がスムーズに転動するようにしている。なお、図6の正面図では実際には転動ボール55は見えないが、説明のために配置を示している。
図7に示すように、基板22には、永久磁石58p、58yに対向する位置にコイル59p、59yが固定されている。なお、本実施形態では、コイル59p、59yが接着等により基板22に固定されているが、コイル59p、59yを基板22に一体にプリントされたプリントコイルとしても良い。
図5に示すように、筐体10aと鏡筒53との間には圧縮コイルバネ56が設けられており、鏡筒53を基板22側に押し付けている。このように圧縮コイルバネ56により鏡筒53を基板22に押し付けるような付勢力が作用するので、転動ボール55が外れることがない。圧縮コイルバネ56は、筐体10a側から鏡筒53側に向けて徐々に縮径するテーパ状とされている。これにより、鏡筒53が揺動するときに、鏡筒53が圧縮コイルバネ56の内面に当たらないようになっている。また、圧縮コイルバネ56の径方向への弾性力により、鏡筒53の中心だしも行っている。
ここで、図5に示すように、振動検出部21が、基板22のうちメインカメラ20が位置する面とは反対面に実装されている。振動検出部21は、矢印21a回り及びそれと直交する矢印21b回りの回転角速度を検出する2軸検出の振動ジャイロにより構成される。なお、振動検出部21として1つで上記2軸回りの回転を検出する振動ジャイロ構成で図示したが、1軸検出の振動ジャイロを2つ検出方向に向けて配置しても良い。
このように、小型化のためには、振動検出部21と、像ブレ補正のための鏡筒53やその揺動のための駆動機構とを分散させて携帯機器の空いているスペースに配置することが好ましい。本実施形態では、振動検出部21を、基板22のうち鏡筒53及びその揺動のための駆動機構が位置する面とは反対面に実装することにより、実装面積を有効利用することができ、全体をコンパクトにまとめることができる。
以上述べた構成により、コイル59p(59y)に電流を流すと、コイル59p(59y)と永久磁石58p(58y)との電磁作用により、鏡筒53は矢印132p(132y)の2方向に揺動する。図5に示すように、筐体10aのうちメインカメラ20に対向する部分の内径部10cには、鏡筒53の外径部53cとの間に僅かの隙間が形成されるようになっている。これにより、鏡筒53の揺動量を規制することができ、外乱衝撃等で鏡筒53が大きく揺動するのを防ぎ、鏡筒53の破損を防止することができる。
コイル59p、59yの中心には、位置検出手段であるホール素子510p、510yが実装されており、対向する永久磁石58p、58yとの関連により鏡筒53の揺動量方向の位置(揺動量)を検出することができる。
ところで、図6に示すように、鏡筒53の配置は、鏡筒53の中心に対して上下左右ともに非対称形状となっており、鏡筒53の重心位置は光軸50中心に対して偏心しているとみることもできる。すなわち、鏡筒53の重心位置が光軸50と一致しないので、鏡筒53に加振したときには、比較的大きな質量を持ち重心位置が光軸50と離れていることから、大きな振動が発生する。このことから、鏡筒53の揺動をバイブレータの駆動源として使用するには極めて都合が良い。
図8は携帯電話10に内蔵される振れ補正装置の構成を示すブロック図である。振動検出部21である振動ジャイロ(2軸方向の角速度検出のため21p、21yと区別している)の角速度検出は信号処理部81p、81yに入力される。信号処理部81p、81yでは、角速度信号が積分処理されて角度信号に変換されると共に、DC成分の除去、パンニング対策等の処理が施されて振れ補正目標値に変換される。その求められた振れ補正目標値に基づいて、コイル59p、59yに電流が与えられ、鏡筒53は振れ補正のための揺動を開始する。この場合に、ホール素子510p、510yにより鏡筒53の揺動を検出して、コイル59p、59yに電流を与える負帰還(破線83)構成の公知のフィードバック制御を構築しているので、鏡筒53は振れ補正目標値に従って正確に駆動される。
ここで、本実施形態では、振動検出部21p、21yの出力とは独立して、制御部302により鏡筒53を揺動させることで、携帯電話10の状態をユーザに通知する情報通知機能を持たせるようにしている。すなわち、例えばマナーモード時において携帯電話の着信やメールの着信の状態を、鏡筒53の揺動を利用したバイブレーションによってユーザに通知することができる。
ユーザ設定部301である各種モード切換えスイッチで設定された内容(マナーモード時に、着信やメールの着信等をどのような振動(鏡筒53の揺動)のさせ方でユーザに通知するかの設定内容)が制御部302に入力される。制御部302では、ユーザ設定入力に基づく振動の振幅や周波数、さらには振動方向の情報が制御信号に変換される。そして、制御部302の信号は、バイブ駆動目標値変換部303p、303yでバイブ駆動目標値に変換される。その求められたバイブ駆動目標値に基づいて、コイル58p、58yに電流が与えられ、バイブレーションを開始する。
このとき、通常のバイブレーションとは異なり、振動の振幅や周波数、さらには振動方向の組み合わせ複数設定しておくことにより、多様な情報を通知することができる。また、鏡筒53という比較的質量の大きな部材を揺動させることにより、従来のバイブレーションに比べ大きな振動を得ることができ、正確に情報を通知することができる。
このように、本発明を適用することにより、多様な振動を実現することができる。本実施形態では、このような多様な振動のうち、振動の方向について着目した例を図9(a)、(b)に示す。図9(a)、(b)は、ピッチ(縦)方向とヨー(横)方向の振動の経過時間と振幅との関係を示す。
図9(a)の例では、ピッチ方向の振幅は大きく、ヨー方向の振幅は小さくなるように制御信号302が設定されている。このような制御信号302を与えることによって、ピッチ方向に強い振動を与えることができる。
一方、図9(b)の例では、ピッチ方向の振幅は小さく、ヨー方向の振幅は大きくなるように制御信号302が設定されている。このような制御信号を与えることによって、ヨー方向に強い振動を与えることができる。
もちろん、振動方向が一定の方向に限られることなく、異なった方向に設定することもでき、単純な振動にとどまらない多くの異なった情報に対しても異なった種類の振動で情報を通知することができる。すなわち、本実施形態では、ピッチ、又は、ヨーの方向の振動について示したが、振動の方向としては、この方向だけに限定されるわけではない。例えば、2方向の振幅の大きさの設定と位相を適宜調整するによって、斜めの方向に振動させたり、円運動を行わせたりすることも可能である。このように構成することによって、縦横と言った一定の方向だけでなく任意の方向への振動が可能となり、さらに多くの情報を通知することが可能になる。
以上まとめると、本発明を適用した携帯電話10は、
筐体10aと、
筐体10a内に固定された基板22と、
基板22に固定された、被写体像を光電変換する撮像手段である撮像素子54と、
前記筐体10aに固定される保護窓20aと前記撮像素子54とに挟まれるように位置し、撮像素子54に結像する撮影光学系(レンズ51、レンズ52、絞り53a)と、
撮影光学系(レンズ51、レンズ52、絞り53a)の少なくとも一部を保持する鏡筒53と、
筐体10aに加わる振れを検出する振動検出手段である振動検出部21と、
振動検出部21の出力に基づいて、鏡筒53を揺動させる駆動手段(ヨーク57p、57y、永久磁石58p、58y、コイル59p、59y、転動ボール55等により構成される)とを備え、
駆動手段(ヨーク57p、57y、永久磁石58p、58y、コイル59p、59y、転動ボール55等により構成される)は、鏡筒53を撮影光学系(レンズ51、レンズ52、絞り53a)の光軸50に対して直交方向に揺動させる。
より具体的には、
鏡筒53の駆動手段は、基板22に設けられたコイル59p、59yと、鏡筒53に設けられコイル59p、59yに対向する永久磁石58p、58yとの電磁的関連により鏡筒53を基板22に対して揺動させる。
筐体10aには、鏡筒53を基板22に対して付勢する付勢手段(圧縮コイルバネ56)を設けていると共に、鏡筒53の揺動量を制限する揺動制限部(筐体10aの内径10c及び鏡筒53の外径53c)を設けている。更に、鏡筒53と基板22に挟まれ、鏡筒53を基板22に対して揺動可能に支持する転動ボール55を設けており、基板22には転動ボール55を受けるパターン面60を設けている。
鏡筒53の揺動状態を観察し、駆動手段(ヨーク57p、57y、永久磁石58p、58y、コイル59p、59y、転動ボール55等により構成される)を制御するために基板22に実装され、鏡筒53の揺動方向の位置を検出する位置検出手段(ホール素子510p、510y)を設けている。
手振れを検出する振動検出部21は、基板22のうち鏡筒53の位置する面とは反対面に実装する。以上の構成により振れ補正装置の小型化が実現される。
以上述べた構成を備えると共に、駆動手段(ヨーク57p、57y、永久磁石58p、58y、コイル59p、59y、転動ボール55等により構成される)を用いて、携帯電話10の着信情報等の状態を多様な振動で通知するように構成している。
振動を一定時間継続して行い、振幅を振れ補正に対して大きくとることによって、駆動機構の兼用を図ることができ、小型化及びコストダウンが可能になった。また、鏡筒53の重心位置は光軸50中心に対して偏心しており、このような配置がバイブレーションとして必要な振動を発生するのに都合が良く、この両者を兼用した構成は極めて望ましい構成となっている。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、携帯電話10の状態を通知するための鏡筒53の揺動のさせ方を変更した例である。なお、装置構成は第1の実施形態で説明したものと同様であり、ここではその詳細な説明は省略する。
図10は、ピッチ方向とヨー方向の振動の経過時間と振幅との関係の例を示す特性図である。ピッチ方向の振幅は時間と共に大きくなったり、小さくなったり変化するように設定されている。また、ヨー方向の振幅は極めて小さく、振幅の変化がないように設定されている。このように設定しておくことによって、バイブレーションの強弱を与えることができる。
第2の実施形態のように構成することによって、情報の通知をバイブレーションの強弱で通知することができると共に、振動の方向も合わせて変えることにより、より多彩な情報通知の手段となりうる。なお、ピッチ方向にのみ振幅を変化させるようにしたが、必ずしもこの方向のみ振幅を変化させることを限定したものではない。すなわち、ヨー方向の振幅を変化させたり、ピッチ及びヨー両方向の振幅を変化させたり、それぞれの振動の組み合わせの位相を変化させたりして、より大きな振動として情報通知手段としても良い。これにより、より多くの情報通知手段を持たせることができると共に、ユーザごとに最も心地の良い振動を提供することも可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、携帯電話10の状態を通知するための鏡筒53の揺動のさせ方を変更した例である。なお、装置構成は第1の実施形態で説明したものと同様であり、ここではその詳細な説明は省略する。
図11は、ピッチ方向とヨー方向の振動の経過時間と振幅との関係の例を示す特性図である。ピッチ方向の周波数は時間と共に大きくなったり、小さくなったり変化するように設定されている。また、ヨー方向の振幅は極めて小さくて変化がなく、周波数の変化がないように設定されている。このように設定しておくことによって、バイブレーションの周波数の変化を与えることができる。
このように構成することによって、情報の通知をバイブレーションの周波数の変化で通知することができると共に、振動の方向も合わせて変えることにより、より多彩な情報通知の手段になりうる。なお、ピッチ方向にのみ、周波数を変化させるようにしたが、必ずしもこの方向のみ周波数を変化させることを限定したものではない。すなわち、ヨー方向の周波数を変化させたり、ピッチ及びヨー両方向の周波数を変化させてうねりを発生させたり、それぞれの振動の組み合わせの位相を変化させ共振さたりして、より大きな振動として情報通知手段としても良い。これにより、より多くの情報通知手段を持たせることができると共に、ユーザごとに最も心地の良い振動を提供することも可能となる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。上記実施形態で説明した各構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
以上、光学機器として携帯電話10を例にして説明を続けてきたが、本発明は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、監視カメラ、Webカメラ等も適用可能である。
第1実施形態に係る携帯電話の平面図である。 図1のA−A断面図である。 第1実施形態に係る携帯電話の背面図である。 第1の実施形態に係る携帯電話の開いた状態での断面図である。 第1の実施形態におけるメインカメラまわりの詳細断面図である。 第1の実施形態における鏡筒の正面図である。 第1の実施形態における基板の正面図である。 振れ補正装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるピッチ(縦)方向とヨー(横)方向の振動の経過時間と振幅との関係の例を示す特性図である。 第2の実施形態におけるピッチ(縦)方向とヨー(横)方向の振動の経過時間と振幅との関係の例を示す特性図である。 第3の実施形態におけるピッチ(縦)方向とヨー(横)方向の振動の経過時間と振幅との関係の例を示す特性図である。 振れ補正装置を搭載したデジタルコンパクトカメラの外観図である。 デジタルコンパクトカメラの内部構造の一部を示す斜視図である。
符号の説明
10a :筐体
10b :筐体
20 :メインカメラ
21 :振動検出部
22 :基板
51 :レンズ
52 :レンズ
53 :鏡筒
53a :絞り
54 :撮像素子
55 :転動ボール
56 :圧縮コイルバネ
58p :永久磁石
58y :永久磁石
59p :コイル
59y :コイル
301 :ユーザ設定部
302 :制御部

Claims (6)

  1. 筐体と、
    被写体像を光電変換する撮像手段と、
    前記撮像手段に結像する撮影光学系の少なくとも一部を保持する鏡筒と、
    前記筐体に加わる振れを検出する振動検出手段と、
    前記鏡筒を揺動させる鏡筒駆動手段とを備え、
    前記振動検出手段の出力に基づいて、前記鏡筒駆動手段により前記鏡筒を揺動させることで、振動による像ブレを補正するようにした光学機器であって、
    前記振動検出手段の出力とは独立して、該光学機器の状態を通知するために、前記鏡筒駆動手段により前記鏡筒を揺動させる制御手段を備えたことを特徴とする光学機器。
  2. 前記制御手段は、前記鏡筒の揺動の振幅及び周波数のうち少なくともいずれか一方を時間と共に変化させるよう前記鏡筒駆動手段に駆動指示を与えることができることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記鏡筒駆動手段は、前記鏡筒をそれぞれ異なる方向に揺動させる複数の駆動手段により構成され、
    前記制御手段は、前記複数の駆動手段に対してそれぞれ駆動指示を与えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記鏡筒は、光軸中心に対して偏心した重心位置を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学機器。
  5. 前記制御手段による前記鏡筒の揺動のさせ方を設定変更可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学機器。
  6. 前記制御手段による前記鏡筒の揺動のさせ方を複数設定可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学機器。
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JP2011221148A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Hoya Corp カメラ
JP2014500659A (ja) * 2010-11-05 2014-01-09 クゥアルコム・インコーポレイテッド モバイルデバイス向け動的タッピング力フィードバック

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