JP2008107784A - 像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、撮影装置、及び携帯機器 - Google Patents

像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、撮影装置、及び携帯機器 Download PDF

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Abstract

【課題】落下などによる衝撃が加えられた後においてもブレ補正が適正に行なわれる像ブレ補正ユニット、その像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置、その像ブレ補正装置を備えた撮影装置を提供する。
【解決手段】保持モジュールの、レンズの光軸方向の移動範囲を規制する第1の移動規制部材2021A、第2の移動規制部材2031Aを第1の駆動点D1、第2の駆動点D2にそれぞれ設ける。第1の移動規制部材2021A、第2の移動規制部材2031Aが有する切り欠きによって、保持モジュール20Aの、光軸方向の移動範囲を、第1の駆動点D1および第2の駆動点D2それぞれに備えられた各凸部と、その凸部を受ける各凹部との係合が保たれる範囲内に規制する。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮影装置に手振れ補正機構として好適に用いることができる像ブレ補正ユニット、その像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置、その像ブレ補正装置を備えた撮影装置、およびその撮影装置を備えた携帯機器に関する。
従来より、デジタルカメラ等には、ユーザの手ぶれ等による撮影画像の乱れを抑制するために、各種の手振れ補正機構が採用されている(特許文献1、2、3参照)。
このような手振れ補正機構としては、保持モジュールがピッチング方向とヨーイング方向とに回動自在となる様に、所謂ジンバル機構と呼ばれる方式を採用するものがある。
しかしながら、上記特許文献1に開示されているようなジンバル機構の場合、自由回転する回転継手等を保持モジュールの上下左右の4箇所に配置する必要があることから、どうしても手振れ補正機構が大型化する傾向にあり、また無理に小型化を図ろうとすると、上記回転継手の軸受け部等が脆弱化してしまうという不都合がある。
そこで、上記不都合を解消することを目的として、レンズを保持する保持モジュールを囲む様にして外枠を設置しその外枠の外周沿いの一点である軸点を揺動自在に支持するとともに、その外枠の外周沿いの、上記軸点から互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点および第2の駆動点それぞれを介して上記外枠を駆動する駆動構造が考えられている(特願2006−169871号参照)。
図17は、その駆動構造が適用された像ブレ補正ユニットを示す図である。
図17には、像ブレ補正ユニット2を正面から見た図が示されている。この図17には、この像ブレ補正ユニット2の構成要素である、撮影レンズ10を保持する保持モジュール20、この保持モジュール20の周りを囲むように設置された外枠21、保持モジュール20のヨーイング方向についての回動を自在にするために、保持モジュール20の左側面に備えられた第1駆動部23、保持モジュール20のピッチング方向についての回動を自在にするため、保持モジュール20の上面に備えられた第2駆動部24、保持モジュール20を外枠21に対してピッチング方向とヨーイング方向に自在に揺動するように支持する支点22、保持モジュール20の一部に設けられ、後述する第1球体230を介して第1駆動部23と係合するための第1球体係合部201と、同じく後述する第2球体240を介して第2駆動部24と係合するための第2球体係合部202が示されている。
第1駆動部23は、第1コイル234、第1マグネット233、第1コイル234を支持し、かつ、外枠21に対して回動自在に支持された第1支持部材231、その第1支持部材231の端部に固着され固着された部分の溝に落とし込まれた第1バネ235の上に載せた第1球体230を保持モジュール20の上記第1球体係合部201に押し付けることで保持モジュール20を支持する第1溝部232とからなる。
また、第2駆動部24は、第2コイル244、第2マグネット243、第2コイル244を支持し、かつ、外枠21に対して回動自在に支持された第2支持部材241、その第2支持部材241の端部に固着され固着された部分の溝に落とし込まれた第2バネ245の上に載せた第2球体240を保持モジュール20の第2球体係合部201に押し付けることで保持モジュール20を支持する第2溝部242とからなる。
保持モジュール20の右側には、平板状に線が巻かれた巻線コイルである第1コイル234が第1支持部材230に固定されており、また、外枠21の右側面の内壁の、この第1コイル234と対面する位置には、撮像レンズ10の光軸方向について前後に2分割した時の2つの領域が、互いに異なる極性となるように着磁された第1マグネット233が固定されている。この第1コイル234と第1マグネット233との間の電磁力の相互作用によって第1コイル234およびその第1のコイル234に固定されている支持部材とともに保持モジュール20がヨーイング方向に回動する。
また、保持モジュール20の上側には、平板状に線が巻かれた巻線コイルである第2コイル244が第2支持部材241に固定されており、また、外枠21の上側面の内壁の、この第2コイル244と対面する位置には、撮像レンズ10の光軸方向について前後に2分割した時の2つの領域が、互いに異なる極性となるように着磁された第1マグネット233と同じ種類の第2マグネット243が固定されている。これら第2コイル244と第2マグネット243との間の電磁力の相互作用によって第2のコイルおよびその第2コイル244に固定されている支持部材とともに保持モジュール20がピッチング方向に回動する。
図17の像ブレ補正ユニットによれば、今までの様に上下左右の4箇所に回転軸を設けて保持モジュールを駆動しなくても、外枠の外周沿いの一点に設けられた軸点22を中心に第1の駆動部23がヨーイング方向に外枠21ごと保持モジュール20を回動させると同時に第2の駆動部24が支点22を中心にピッチング方向に外枠21ごと保持モジュール20を回動させることで、保持モジュール20を揺動させ、撮影レンズ10の光軸を任意の方向に向けることができる。
ここで上記像ぶれ補正ユニットの作用を説明する。
図18は、図17の像ブレ補正ユニットの作用を説明する図である。
図18(a)、図18(b)には、ブレが発生したときにレンズとセンサとの位置関係にどのような不具合が発生するかが示されており、図18(c)には、図17の像ぶれ補正ユニットによってぶれがどのように補正されるかが示されている。
図18(a)に示す様に手ぶれが発生しない場合には、上記像ぶれ補正ユニットが搭載されていなくても、レンズの光軸とセンサの受光面(センサ面)の光軸とが互いに一致して正しい位置に被写体光が結像する。これに対して、手ぶれが発生するとレンズやセンサ面が互いに矢印の方向に回転してレンズの光軸とセンサ面の光軸とがずれて正しい位置に被写体光が結像しなくなる。
そこで上記像ぶれ補正ユニットを携帯機器に搭載して撮影時に手ぶれが発生したときには図18(c)に示す様にレンズとセンサとを保持する像ぶれ補正ユニットにジャイロのような動作を行なわせることによって被写体光が常にセンサ面の正しい位置に結像するようにしている。このように像ぶれ補正ユニットをカメラ付き携帯電話機などの携帯機器に搭載すると、携帯機器が撮影操作により回転したとしても像ぶれ補正ユニットの姿勢はいつでも撮影操作直前の姿勢に保たれて好適な撮影が行なわれる。
しかしながら、図17に示す構造ではもしも図17の像ブレ補正ユニットが搭載された携帯機器を落としたときに、第1球体係合部201の、保持モジュール20と支持部材231との係合、または第2球体係合部202の、保持モジュール20と支持部材241との係合が外れてしまい、それ以降の正常の動作が不能となってしまう。
特開平7−274056号公報 特開2005−326807号公報 特許第2612371号公報
本発明は、上記事情に鑑み、落下等により衝撃が加えられた後においてもブレ補正が適正に行なわれる像ブレ補正ユニット、その像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置、その像ブレ補正装置を備えた撮影装置、およびその撮影装置を備えた携帯機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の像ブレ補正ユニットは、レンズを保持する保持モジュール、
上記保持モジュールを、自在な向きに揺動自在に、その保持モジュールの外周沿いの一点である軸点で支持する支持部材、および
上記保持モジュールの外周沿いの、上記軸点から互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点および第2の駆動点それぞれを介して保持モジュールを駆動する2つの駆動機構であって、上記保持モジュールを、上記第1の駆動点を介して、上記軸点と上記第2の駆動点とを結ぶ第1の軸の周りに回動させる第1の駆動機構と、上記第2の駆動点を介して、上記軸点と上記第1の駆動点とを結ぶ第2の軸の周りに回動させる第2の駆動機構とからなる2つの駆動機構を備え、さらに
上記保持モジュールの、上記レンズの光軸方向の移動範囲を規制する移動規制部を備えたことを特徴とする。
上記本発明の像ブレ補正ユニットによれば、上記保持モジュールの、上記レンズの光軸方向の移動範囲が上記移動規制部によって規制されるので、落下等の衝撃が加えられたとしても上記保持モジュールと上記支持部材との係合部の係合が外れることなく、そのまま保たれる。
ここで、上記移動規制部は、上記支持部材に取付自在に固定された移動規制部材により構成されていても、上記支持部材に固定的に設けられていても良い。
また、上記移動規制部材は、上記保持モジュールの、上記第1の駆動点近傍の移動範囲を規制する第1の移動規制部と、上記保持モジュールの、上記第2の駆動点近傍の移動範囲を規制する第2の移動規制部とからなることが好ましい。
そうすると、上記保持モジュールが上記第1の駆動点で駆動され上記第2の軸周りに回動されているときの保持モジュールの移動の範囲が第2の移動規制部材によって規制され、第2の駆動点で駆動され上記第1の軸周りに回動されているときの保持モジュールの移動の範囲が第1の移動規制部材によって規制される。つまり、双方の駆動点付近の保持モジュールの移動範囲が上記第1の移動規制部材と上記第2の移動規制部材との各々によって規制されることにより上記保持モジュールの、上記支持部材からの脱落が防止される。
また上記保持モジュールが、上記第1の駆動点および上記第2の駆動点それぞれに球状の凸部を有し、上記第1の駆動機構および上記第2の駆動機構が、その第1の駆動点およびその第2の駆動点に備えられた各凸部を受ける球状の各凹部を有し、その第1の駆動機構およびその第2の駆動機構が各凹部を介してその各凸部に駆動力を与えるものであって、
上記移動規制部材が、上記保持モジュールの、上記光軸方向の移動範囲を、上記第1の駆動点および上記第2の駆動点それぞれに備えられた各凸部と、その凸部を受ける各凹部との係合が保たれる範囲内に規制するものであることが好ましい。
そうすると、第1の駆動機構および上記第2の駆動機構と保持モジュールとの間の係合部を構成する軸受けの構造が簡素化され小型化されて像ブレ補正ユニット全体の小型化が図られる。また、上記移動規制部材によってその簡素化された軸受けを構成する凹部と凸部との係合が保たれる範囲内に保持モジュールの動きが規制され上記保持モジュールの、上記第1および第2の駆動機構からの脱落が防止される。
さらに上記第1の駆動機構が、
上記第1の駆動点を回動自在に支持する第1のアームと、
上記第1のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成し該第1のアームに上記第1の駆動点を光軸方向に駆動させる第1のコイルと、
上記支持部材に保持されて上記第1のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第1のマグネットと、
上記支持部材に固定され、上記第1のアームの、上記第1の駆動点に駆動力を与える第1の作用点が光軸方向に移動するように、その第1のアームを案内する第1の案内部材と、
上記第1の案内部材の両端に位置し、その第1の案内部材により案内される上記第1のアームの移動範囲を規制する第1のアーム移動規制部とを備え、
上記第2の駆動機構が、
上記第2の駆動点を回動自在に支持する第2のアームと、
上記第2のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成し該第2のアームに上記第2の駆動点を光軸方向に駆動させる第2のコイルと、
上記支持部材に保持されて上記第2のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第2のマグネットと、
上記支持部材に固定され、上記第2のアームの、上記第2の駆動点に駆動力を与える第2の作用点が光軸方向に移動するように、その第2のアームを案内する第2の案内部材と、
上記第2の案内部材の両端に位置し、その第2の案内部材により案内される上記第2のアームの移動範囲を規制する第2のアーム移動規制部とを備えた態様であることが好ましい。
そうすると、上記移動規制部材によって上記保持モジュールが上記第1、第2の各駆動機構から脱落することが防止され、さらに上記第1のアーム移動規制部、上記第2のアーム移動規制部によって上記第1の駆動機構、上記第2の駆動機構が備える各アームの、支持部材に固定されている各案内部材からの脱落が防止される。言い換えれば、上記移動規制部によって上記保持モジュール自体が上記第1、第2の駆動機構から脱落することが防止されるとともに、上記第1のアーム移動規制部と上記第2のアーム移動規制部との双方によって各駆動機構が備える各アームの、上記支持部材が備える各案内部材からの脱落が防止され、各アームの脱落によって波及的に起こり得る保持モジュールの脱落も防止される。
ここで上記保持モジュール、上記支持部材、および2つの駆動機構を覆うとともに、上記第1の案内部材および上記第2の案内部材の、上記支持部材に固定された一端とは反対側の他端を支持するカバーを備え、
上記第1のアーム移動規制部及び上記第2のアーム移動規制部が上記第1の案内部材および上記第2の案内部材の両端に位置する上記支持部材と前記カバーとにより形成されていることが好ましい。
そうすると、上記第1のアーム移動規制部と上記第2のアーム規制部とをわざわざ設けなくても上記支持部材と上記カバーとにそれらの移動規制部の機能を兼用させることができる。
また上記第1のアームに支持されてその第1のアームが上記第1の駆動点を駆動したときの第1のアームの光軸方向の移動による上記第1のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第1のセンサと、
上記第2のアームに支持されてその第2のアームが上記第2の駆動点を駆動したときの第2のアームの光軸方向の移動による上記第2のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第2のセンサとを備えた態様であることが好ましい。
そうすると、脱落が防止された第1、第2の各アームの光軸方向の移動状態が上記第1、第2の各センサにより正確に検出され、より好適に像ブレの補正が行なわれる。
また、上記保持モジュールが、レンズを保持するとともに、被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサを保持するものであっても良い。
上記保持モジュールがレンズだけを保持するものであると保持モジュールの後方端部にイメージセンサを保持する構造が別に必要になるが、上記保持モジュールが、レンズを保持するとともにイメージセンサを保持するものであると、イメージセンサの保持部が省略され、更なる小型化を図ることができる。
また、上記第1の駆動点および上記第2の駆動点が、その第1の駆動点と上記軸点とを結ぶ線分および第2の駆動点と上記軸点とを結ぶ線分が互いに略90度の角度で交わる各位置に形成されていることが好ましく、上記保持モジュールが、上記軸点に球状の凸部を有し、上記支持部材が、上記支持部に、上記凸部を受ける球状の凹面を有することが望ましい。
そうすると、上記第1の駆動点と上記軸点とを結ぶ線分つまり第2の軸と、第2の駆動点と上記軸点とを結ぶ線分つまり第1の軸とをそれぞれ独立の駆動軸として上記保持モジュールを上記軸点を中心に駆動することにより上記保持モジュールを様々な姿勢にすることができるようになる。このため、上記像ブレ補正ユニットと上記手ブレ検出センサとが組み合わされて像ブレ補正装置が構成された場合には、上記手ブレ検出部で検出されたブレに応じてそのブレを打ち消す様に保持モジュールの姿勢を如何様な姿勢にも調整することができるようになる。
すなわち上記課題を達成する本発明の像ブレ補正装置は、上記像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置であって、さらに
ブレを検出するブレ検出部と、
上記ブレ検出部の検出結果に応じて上記2つの駆動機構に上記保持モジュールを回動駆動させるブレ制御部とを備えたことを特徴とする。
また上記課題を達成する本発明の撮影装置は、上記像ブレ補正装置を備えるとともに、上記保持モジュールが、上記レンズ保持し、さらに被写体を捉えて画像信号を生成するイメージセンサを保持するものであって、像ブレ補正装置の作動によりブレが低減された画像信号を生成することを特徴とし、
さらに上記課題を達成する携帯機器は、上記撮影装置を具備したことを特徴とする。
以上説明した様に、落下等により衝撃が加えられた後においてもブレ補正が適正に行なわれる像ブレ補正ユニット、その像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置、その像ブレ補正装置を備えた撮影装置、さらにはその撮影装置を備えた携帯機器が実現する。
以下、本発明の像ブレ補正ユニットおよびその像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置の好適な実施形態を図1乃至図9を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の像ブレ補正ユニットおよびその像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置の具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、本発明の範囲はこれらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の像ブレ補正ユニットおよびその像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置の一実施形態を採用するデジタルカメラの、斜め上方からの外観斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ1は、本発明にいう像ブレ補正ユニットおよびその像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置の一例が搭載された小型のオートフォーカスカメラであり、図1に示すデジタルカメラ1の前面には、撮像レンズ10およびファインダ窓11が設けられ、上面には、レリーズスイッチ12が設けられている。また、図1には、カメラ下面に、電池や記録メディア等の出し入れを行うための蓋13も示されている。
図2は、図1に示すデジタルカメラの背面図である。
図2に示すデジタルカメラ1の背面には、ファインダ14、液晶表示画面15、このデジタルカメラ1のモードを切り替える際に操作するモード切替つまみ16、および電源スイッチ17が設けられている。尚、このデジタルカメラ1は、被写体撮影のためのモードである撮影モードと、不揮発性のRAM305(図3参照)に記録されている画像を液晶表示画面15に表示させるモードである再生モードとを有している。
また、図2には、撮影直後に液晶表示画面15に表示された撮影画像をRAM305に記録するか否かを決定する際に操作する、‘OK/キャンセル’ボタン18が示されている。
図3は、デジタルカメラの機能ブロック図である。
図3に示すROM302には、デジタルカメラ1の制御プログラムが記憶されており、電源スイッチ17(図1参照)がオンされることでこの制御プログラムは起動するようになっている。
また、このデジタルカメラ1では、電源スイッチ17がオンされた際に、モード切替つまみ16が、デジタルカメラ1の背面に描かれた‘カメラを表すマーク’側、即ち撮影モード側に回動されている場合には、撮像レンズ10を通過してイメージセンサ30上に結像している被写体画像が液晶表示画面15に表示されるようになっている。以下に、被写体光がデジタルカメラ1の内部に入射してからスルー画像が液晶表示画面(以下、この液晶表示画面をLCDと称する。)15に表示されるまでのデジタルカメラ1の動作について、デジタルカメラ1の各構成要素とともに説明する。
図3の左上に示す保持モジュール20は、撮像レンズ10、イメージセンサ30を一体に保持しており、被写体光は、撮像レンズ10を通過した後、イメージセンサ30上に結像される。CPU300からの指示を受けたタイミングジェネレータ301がイメージセンサ30を駆動することにより、イメージセンサ30上に結像された被写体像に応じたアナログの画像信号がイメージセンサ30から出力される。イメージセンサ30から出力されたアナログの画像信号は、増幅器303で増幅された後、A/D変換器304によりデジタル画像データに変換され、そのデジタル画像データはRAM305に一旦格納される。RAM305に一旦格納されたデジタル画像データは、画像信号処理回路306によってRAM305から読み出され、その画像信号処理回路306によって信号処理が施される。処理がされたデジタル画像データは、ビデオエンコーダ307によりアナログ画像信号に変換され、LCDドライバ308を通じてLCD15において画像表示される、尚、このデジタルカメラ1において、モード切替つまみ16が再生モード側に回動されている場合については、本発明とは直接関係しないため説明は省略する。
次に、デジタルカメラ1における撮影動作について説明する。尚、ここでは、モード切替つまみ16が撮影モード側に回され、LCD15にスルー画像が表示されているものとして話を進める。
撮影者がファインダ14若しくはLCD15を通じて所望の構図を得た時点でレリーズスイッチ12を軽く押して止める(以後、軽く押して止めたこの状態を半押しという。)と、この操作に応じて、CPU300からの指示により、撮影レンズ10の光軸方向について移動させるフォーカシングが行われる。この後、撮影者がレリーズスイッチ13を半押し状態から更に押し込む(以後、半押し状態から更に押し込んだこの状態を全押しという。)と、以下に説明する動作により撮影が実施される。
まず、全押しのタイミングでイメージセンサ30内の各画素のディスチャージ等の初期動作が実施され、その後、撮像レンズ10の光軸のぶれの補正が行なわれつつ、イメージセンサ30への被写体光の露光が予め設定された時間行われる。そして、その露光時間が経過すると、イメージセンサ30からアナログの画像信号が、前述したように出力され、増幅器303に送られて増幅される。その後、増幅器303で増幅された画像信号がA/D部304でデジタルの画像信号に変換され変換された画像信号が一旦RAM305に格納される。このRAM305に格納された画像データが読み出されてLCDドライバ308に供給され、LCD15上には、スルー画像の代わりに撮影画像が表示される。この状態にあるときに、‘OK/キャンセル’ボタン18が操作されOKが選択されるとこの撮影画像がメディアコントーラ309経由で記録メディア310に記録され、キャンセルが選択されるとRAM305内の画像データが消去される。これらの処理が終了した後においては、LCD15上にスルー画像が再び表示される。
ここで、デジタルカメラ1に備えられている手ぶれ補正装置について詳述する。
図3に示すように、このデジタルカメラ1には、いわゆるピッチ方向の角速度を検知するための第1角速度センサ311と、これと垂直な、いわゆるヨー方向の角速度を検知するための第2角速度センサ312とが備えられており、第1角速度センサ311および第2角速度センサ312からは、それぞれのセンサで検知した角速度に応じた信号が出力されるようになっている。
このデジタルカメラ1では、レリーズスイッチ12が全押しされたタイミングから所定時間内に、第1角速度センサ311および第2角速度センサ312それぞれから出力された信号に基づいて、CPU300がピッチ方向およびヨー方向それぞれのぶれ量を決定する。尚、角速度センサを利用したぶれ量の決定方法は、公知の技術であるので説明は省略する。
CPU300は、図3に示す第1制御部321および第2制御部322それぞれに、検出したぶれ量に基づいた信号を送信する。
このぶれ量に応じた信号に基づく手ぶれ補正は、保持モジュール20に保持された撮像レンズ10の光軸を、即ち、保持モジュール20の向きを、検出したぶれを相殺する向きに向かせることで行われる。
保持モジュール20の向きの制御は、第1制御部321および第2制御部322が、図3の左上に示す第1コイル234、および、この第1コイル234と同じ種類の第2コイル244に対して通電する電流の向きと大きさで行えるようになっている。
ここで、本発明にいう像ブレ補正ユニット2Aの構造の一実施形態を説明する。
図10に示す構造の保持モジュールにおいては、保持モジュール20を囲む様にして外枠21を設けていたために外枠21の外形に制約を受けて更なる小型化を行なうことができなかったが、本実施形態では、その外枠を廃止して支持部材21Aに従来の外枠の役目と従来の支持部材との役目の双方を持たせることで更なる小型化を実現している。
図4は、図1,2に示すデジタルスカメラ1が備える像ブレ補正ユニット2Aの一実施形態を示す図である。なお図4中の各部材には、図1の従来の像ブレ補正ユニット2と比較することができる様に、図1の像ブレ補正ユニット2と同じ機能を持つ部分にはなるべく同じ番号を付けその番号の後に改良版であることを示す符号Aが付けられている。
図4には、本実施形態の像ブレ補正ユニット2Aを正面から見た図が示されている。この図4には、この像ブレ補正ユニット2Aの構成要素である、保持モジュール20Aのヨーイング方向についての回動を自在にするために保持モジュール20Aの右側面に備えられた第1駆動部23A、保持モジュール20Aのピッチング方向についての回動を自在にするために保持モジュール20Aの上面に備えられた第2駆動部24A、保持モジュール20Aを支持部材21Aに対してピッチング方向とヨーイング方向に対して揺動自在に支持する軸点22A、保持モジュール20Aの一部に設けられ球状の凸部201Aを介して第1の駆動部23Aが備える第1のアーム231Aの凹部2311Aに係合する第1の駆動点D1と、同じく球状の凸部202Aを介して第2の駆動部24Aが備える第2のアーム241Aの凹部2411Aに係合する第2の駆動点D2が示されている。なお、前述した様に本実施形態の保持モジュール20Aには、レンズ10を保持するとともに、被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサが保持されている。
図4を参照して像ブレ補正ユニット2Aの構造を簡単に説明する。
まず、図4に示す保持モジュール20Aを、自在な向きに揺動自在に、保持モジュール20Aの外周沿いの一点である軸点22Aで支持する支持部210Aを有する支持部材21Aが備えられている。この支持部材21Aの支持部210Aには、球状の凹面が設けられていてその凹面に保持モジュール20Aの軸点22Aに形成されている凸部が係合する。
また、上記支持部材21Aは、上記支持部22Aを中間に置いて第1の方向および第2の方向にそれぞれ延在し、第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aをそれぞれ保持する第1の翼部211Aおよび第2の翼部212Aを有する。この例では、図4からもわかる様に、上記第1の駆動点D1と上記第2の駆動点D2は、上記第1の方向を定める第1の駆動点D1と軸点22Aとを結ぶ第2の軸と、上記第2の方向を定める上記第2の駆動点D2と軸点22Aとを結ぶ第1の軸が互いに略90度の角度で交わる各位置に形成されている。なお、図4に示す各駆動点D1,D2を構成する凸部201Aと凹部2311Aとが接触する部分には、それらの駆動点D1,D2を介して保持モジュール20Aを駆動しているときに保持モジュール20Aの揺動を支えなければならないので、圧縮ばねSP1,SP2により凸部201Aを凹部2311Aに弾力的に押し付ける構造が採用されている。
ここで、2つの駆動機構23A,24Aそれぞれの構成を図4を参照して説明する。
2つの駆動機構23A,24Aには、磁界を形成する、支持部材21Aに支持されているマグネット233A,243Aと、磁界内に配置され通電により保持モジュール20Aを回動駆動する力を生じさせるコイル234A,244Aとが備えられている。これら第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aを構成する各マグネット233A,243Aは、支持部材21Aにそれぞれ固定的に支持されるとともに、第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aを構成する各コイル234A,244Aが、レンズ10Aの光軸方向(紙面に垂直な方向)にそれぞれ移動自在に支持部材21Aに支持され各コイル224A,234Aが通電を受けて光軸方向の力を生じさせている。ここでは、上記した様に支持部材21Aを構成する第1の翼部211Aおよび第2の翼部212Aに配設された2本のアーム211A,212Aそれぞれに各コイル234A,244Aが取り付けられそれらのコイル234A,244Aに対向する様にしてマグネット233A,243Aが配設されることにより各コイル234A,244Aが支持部材21Aに移動自在にそれぞれ支持されている。
ここで、コイル234A,244Aに最大限の力を発揮させるために本実施形態の駆動機構が採用したコイル234A,244Aの支持構造を説明する。2つの駆動機構とも同じ構成なので一方の駆動機構23Aの構成を説明する。
図5は、コイル234Aの支持構造を説明する図である。
図5に示す様に、コイル234Aを支持するにあたって、一方にマグネット233Aが固定される一対のヨーク236A,237Aが設けられている。この一対のヨークは小型であるので取り付け部が設けられておらず、接着剤により支持部材21Aに接着され内部に組み込まれる。
一対のヨーク236A,237Aは、全体として、マグネット233Aとコイル234Aを間に挟んで互いに平行に広がる一対の平行板と、その一対の平行板の対応する1辺どうしを連結する連絡板CONとを有し、全体としてマグネット233Aとコイル234Aを収容し断面が略コ字状に形成された部材からなる。この例ではこの一対のヨーク236A,237Aが、連絡板CON近傍で互いに嵌合する形状に二分割されてなる。
この様に分割された形状の一対のヨーク236A,237Aを採用したことにより、一対のヨーク236A,237Aのうちの一方の237Aを先に接着剤を用いて組み込んでおいてマグネット233Aとコイル234Aとを組み込んだ後、他方のヨーク236Aを一対のヨークに嵌め込む様にして組み込むことで駆動機構を簡単に組み立てることができる。
さらに図5の構成であると、駆動機構が組み立てられた後においてはマグネット233Aとコイル234Aとの双方で形成される磁界による磁力がヨーク237Aと支持部材21Aとの接着部の接着強度を上回ったとしても一対の平行板それぞれが連結板CONにより支えられることになるので、ヨークが傾いてしまうようなことは起こらない。
ここで図4に戻って、ヨーク236A,237A以外の駆動機構の構成要素を説明する。
コイル234A,244Aを支持部材21Aに移動自在に支持するにあたっては、支持部材21Aがコイル234A,244Aを直接支持するという訳にはいかないので、上述した様に第1、第2の翼部211A,212Aに2本のアーム231A,241Aをそれぞれ配設してそれらのアーム231A,241Aそれぞれに各コイル234A,244Aを取り付けて2本のアーム231A,241Aを光軸方向に移動自在に支持している。
また、2本のアーム231A,241Aそれぞれを光軸方向に移動自在に配設するにあたっては、支持部材21Aの上記支持部210A近傍にレンズ10の光軸方向に延びる連結棒EN0を設けるとともに、上記第1の翼部211Aの端部および第2の翼部212Aの端部にレンズ10の光軸方向に延びる連結棒EN1,EN2を設けて、3本の連結棒EN0,EN1,EN2のうちの支持部近傍の連結棒EN0で2本のアーム231A,241Aを共通に支持するとともに残りの連結棒EN1,EN2で2本のアーム231A,241Aの端部それぞれを支持することで、各アーム231A,241Aを、各アーム231A,241Aに取り付けられたコイル234A,244Aとともに光軸方向に移動自在に、支持している。
したがって2つの駆動機構23A,24Aそれぞれは、保持モジュール20を、第1の駆動点D1を介して、軸点22Aと第2の駆動点D2とを結ぶ第1の軸の周りに回動させるとともに、第2の駆動点D2を介して、軸点22Aと第1の駆動点D1とを結ぶ第2の軸の周りに回動させることができる。
また、本実施形態の様に各駆動機構を構成しておくと、第1の駆動部23と第2の駆動部24それぞれが、支持部材21Aの翼部211A,212Aにそれぞれ集結されて支持される形になるので全体としてコンパクトな形になる。
ここで、分解図を参照して図6の像ブレ補正ユニット2Aを構成する各部材の構造を詳細に説明する。
図6は、図4の像ブレ補正ユニットを分解した分解図である。
レンズとイメージセンサとを備える保持モジュール20Aが図6の左下方に示されている。その保持モジュール20Aの外周沿いの一点である軸点22Aには、球状の凸部が形成されており、保持モジュール20Aの外周沿いの、軸点22Aから互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点D1および第2の駆動点D2それぞれにも球状の凸部201A,202Aが設けられている。なお、図6には、構成部材の形状を分かり易くするために、それぞれの凸部201A,202Aが保持モジュール20Aからは離れた状態で示されているが、凸部201A,202Aそれぞれはすべて図6に示す様に保持モジュール20Aに組み込まれる。また第1の駆動点D1、第2の駆動点D2を構成する部分には、保持モジュール20Aの揺動を受け止めつつ、第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aからの駆動力を自在に受け取って保持モジュール20Aを揺動させることができる様にするために、圧縮ばねSP1,SP2の中空部に、先端部に凸部201Aを有する軸が挿通されて保持モジュール20Aに組み込まれていることが示されている。
その保持モジュール20Aを支持する支持部材21Aは、支持部210Aを有するとともに、その支持部210Aを中間に置いて第1の方向および第2の方向にそれぞれ延在し、第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aをそれぞれ保持する第1の翼部211Aおよび第2の翼部212Aを備えており、その支持部210Aに上記保持モジュール20Aの軸点22Aである凸部を受け入れる凹面が設けられている。その保持モジュールの凸部22Aを支持部材21Aの凹面に係合するとともに、上記第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aそれぞれが備える2本のアーム231A,241Aの一方の端部に設けられている孔231H1,241H1を共通に連結棒EN0に挿通し、2本のアーム231A,241Aの反対側の端部にある孔231H2,241H2それぞれを連結棒EN1,EN2それぞれに挿通すると、図4に示す様に保持モジュール20が支持部材21Aに対して揺動自在に支持される。それらの2本のアーム231A,241Aの反対側の端部には、上記連結棒EN1,EN2に挿通される孔231H2,241H2の他に上記保持モジュール20Aの駆動点D1,D2の凸部に連結される凹部2311A,2411Aがそれぞれ設けられているので、それらの凹部2311A,2411Aに保持モジュールの凸部201A,202Aをそれぞれ係合して駆動点D1,D2を構成することによってそれらの駆動点D1,D2を介して保持モジュール20をそれぞれ独立に駆動すると軸点22Aを中心に保持モジュール20を揺動させることができる。
つまり、上記2本のアーム231A,241Aにコイル234A,244Aがそれぞれ取り付けらそれら2本のアーム231A,241Aの凹部2311A,2411Aそれぞれが保持モジュール20Aが備える凸部201A,202Aそれぞれに連結されている状態でコイル234A,244Aの通電により2本のアーム231A,241Aがそれぞれ光軸方向に動くことにより保持モジュール20Aが軸点22Aを中心に揺動することになる。
なお、この例では、像ブレ補正ユニット2Aが備えるコイル基板234Aが通電されることにより形成される磁界とマグネット233Aにより形成される磁界との間の相互作用によりコイル基板234Aとともにアーム231Aが光軸方向に動いているときに、コイル基板234Aの位置が分からないとこの補正ユニット2Aを図1,2に示すデジタルカメラ等に組み込んでもデジタルカメラ側の制御部がこの像ブレ補正ユニット2Aを使って手ブレの制御をうまく行なうことができないので、コイル基板に234Aに位置検出用のホール素子2341Aを配備して保持モジュール20Aの姿勢を正確に制御することができる様にしている。
ところで、図4に示す像ブレ補正ユニット2Aにおいては、図1、図2に示すデジタルカメラを落としたとき等に駆動点D1,D2の凸部と凹部との間の係合が外れて保持モジュール20Aが支持部材21Aから外れてしまわぬようにしておくことが必要である。さもないと、像ブレ補正ユニットが動作しなくなり手ブレ補正を行なうことができなくなってしまう。
また、保持モジュール20Aが備えるセンサ基板2000Aからのフレキシブル基板200Aの引き出し方によっては保持モジュール20Aの揺動によりフレキシブル基板200Aにストレスがかかりセンサ基板2000Aからフレキシブル基板が外れてしまわぬようにしておくことも必要である。さもないと、制御部側から電気信号を補正ユニットに供給しても像ブレ補正ユニットに電気信号が伝達されなくなって像ブレ補正ユニットが動作不能状態に陥ってしまう。
そこで、図4に示す像ブレ補正ユニット2Aにおいては、フレキシブル基板200Aの引き出し方に工夫を凝らすとともに、支持部材21Aから保持モジュール20Aが脱落しない様に移動規制部材2021A,2031A(図8参照)を付加した構造を採用している。
図7は、保持モジュール20Aからフレキシブル基板200Aがどのように引き出されているかを説明する図である。また、図8は、図7の構成の像ブレ補正ユニット2Aが備える支持部材21Aが携帯機器内の支持部BASEに固定された後の状態を正面斜め上方から見た斜視図である。
図7(a)には、像ブレ補正ユニット2Aを正面上方から見た図が示されており、図7(b)には、像ブレ補正ユニット2Aを側方から見た図が示されている。また、図7(c)には、保持モジュール20Aが支持部材21Aに組み込まれる前の状態が示されている。
まず、フレキシブル基板200Aの引き出し方にどのような工夫が凝らされたかを説明する。
図7(c)に示す保持モジュール20Aの軸点22Aに形成されている球状の凸部を支持部材21Aの支持部に形成されている凹面に接触させて係合させると、図7(a)の形になる。
図7(a)に示す保持モジュール20Aには、上述した様にセンサ基板2000Aが配備されていてそのセンサ基板2000Aからフレキシブル基板200Aが引き出されている。図7(b)には、保持モジュール20Aの背面側にあるセンサ基板2000Aの接続部にフレキシブル基板200Aが接続される前の状態が示されている。
図7(c)に示す様に、そのフレキシブル基板200Aは、センサ基板2000Aに一端が接続され、そのセンサ基板2000Aから少なくとも最初に延在する部分が、保持モジュール20Aから外側に向かって、第1の方向と第2の方向との双方に対し斜めの方向に延在している。
ここでは、第1の駆動点D1および第2の駆動点D2が、その第1の駆動点D1と上記軸点とを結ぶ第2の軸および、その第2の駆動点D2と上記軸点22Aとを結ぶ第1の軸が互いに略90度の角度で交わる各位置に形成され、フレキシブル基板200Aの、上記センサ基板から最初に延在する部分が、保持モジュール20Aから外側に向かって、第1の方向と第2の方向との双方に対し略45度の方向に延在している。
こうしておくと、もっとも揺れの少ない軸点22A付近からフレキシブル基板200Aを斜めに引き出すことができるので、保持モジュール20Aが揺動してもフレキシブル基板200Aに加わるストレスが低減されセンサ基板2000Aとの接続部が外れてしまう不具合が発生し難くなる。また、この像ブレ補正ユニットが組み込まれる携帯機器側の制御部との接続部も外れ難くなる。
さらに、図7(a)に示す像ブレ補正ユニット2Aが、図1、図2に示すデジタルカメラの内部に組み込まれて図8に示す様に支持部材21Aがデジタルカメラ等の携帯機器内部の支持部BASEに固定されたときには、デジタルカメラの落下時にその像ブレ補正ユニット1Aが支持部材21Aおよび支持部BASEから外れることのない様にするために、図8に示す切り欠き部20211,20311を備えた移動規制部材2021A,2031Aが支持部材21Aおよび支持部BASEの側面にネジで締結される様になっている。
この例では、図8に示す様に移動規制部材2021A,2031Aの切り欠き20211,20311が、保持モジュール20Aの、光軸方向の移動範囲を、第1の駆動点D1および第2の駆動点D2それぞれに備えられた各凸部と、各凸部を受ける各凹部との係合が保たれる範囲内に規制している。
例えば、保持モジュール20Aが図8の下方側へ脱落しそうになったときには、移動規制部材2021A,2031Aの切り欠き部20211、20311の下面側20211A,20311Aで保持モジュール20Aの移動が規制されるので、保持モジュール20が支持部材21Aおよび支持部BASEから外れることが防止される。逆に図8の上方側へ保持モジュールが脱落しそうになったときには、移動規制部材2021A,2031Aの切り欠き部20211,20311の上面側20211B,20311Bにより保持モジュール20Aの移動が規制されるので、保持モジュール20Aが支持部材21Aおよび支持部BASEから外れることが防止される。
つまり、図1、図2に示す、図8の像ブレ補正ユニットが内蔵されているデジタルカメラをたとえ落としたとしても駆動点D1,D2の凸部と凹部の係合が移動規制部材2021A,2031Aの切り欠き20211,20311により保たれたままになって保持モジュール20Aが支持部材21Aと支持部BASEから外れることが防止されるので、落としたデジタルカメラを拾ってそのデジタルカメラですぐに手ブレ補正を行ないながらの撮影を行なうことができる。
最後にこの像ブレ補正ユニットのヨーイング方向、ピッチング方向の回動動作を説明しておく。
図9は、像ブレ補正ユニットの動作を説明する図である。
図9(a)には、像ブレ補正ユニットを正面斜め上方から見た斜視図が示されている。また図9(b)には、第2の駆動機構24Aによってヨーイング方向に駆動された保持モジュール20Aを図9(a)に示す斜視図の左側方から見た図が示されている。図9(c)には、第1の駆動機構23Aによってピッチング方向に駆動された保持モジュール20Aを図9(a)に示す斜視図の左側方から見た図が示されている。図9(d)には、第1の駆動機構23Aと第2の駆動機構24Aとの双方によってヨーイング方向、ピッチング方向共に駆動された保持モジュール20Aを図9(a)に示す斜視図の左側方から見た図が示されている。
図9(a)に示す様に、支持部材21Aに支持されている第1の駆動機構23Aおよび第2の駆動機構24Aにより保持モジュール20Aが揺動自在に支持されている。
例えば、第1の駆動機構23Aと第2の駆動機構との双方が保持モジュールを駆動していないときには、保持モジュール20Aを支持している支持部材21Aの辺Aとセンサ基板2000Aの辺Bとは略平行になる。
ここで、保持モジュール20Aが第1の駆動機構23Aにより駆動されると、図9(c)に示す様にピッチング方向に保持モジュール20Aが回動して傾く。このときの状態を図9(a)の左側方から見ると保持モジュール20Aの辺Aと支持部材21Aの辺Bとの間に傾きが生じる。
また、保持モジュール20Aが第2の駆動機構24Aにより駆動されると、保持モジュール20Aはヨーイング方向に傾く。このときの状態を図9(a)の左側方から見ると、図9(b)に示す様に保持モジュール20Aの辺C(上記辺Aとは直交する辺)と支持部材21Aの辺D(上記辺Bとは直交する辺)との間隔が略平行に保たれたまま広がる。
さらに、双方の駆動機構23A,24Aにより同時に保持モジュール20Aが駆動されると、図9(d)に示す様に保持モジュール20Aが第1の軸周りに回動するとともに第2の軸周りにも回動して図9(a)に示す第1の軸と第2の軸との双方に対して傾くことになる。図9(d)には、その状態をうまく示すことができないので、ピッチング方向に傾いた状態と同じ状態であることが支持部材の辺Eと保持モジュールの辺Fとの間に傾きが生じているということで示されている。
すなわち、上記像ブレ補正ユニット20Aによれば、第1の駆動機構23Aと第2の駆動機構24Aとでそれぞれ保持モジュール20Aを駆動することにより保持モジュール20Aを如何なる姿勢にもすることができるということになる。
こうした像ブレ補正ユニットが例えば撮影装置等に配備されると、どのような手ブレにおいてもその手ブレを打ち消す様に保持モジュールが駆動され手ブレが補正されてブレのない鮮明な画像が得られる。
次に本実施形態の像ブレ補正ユニットをカメラ付き携帯電話機に適用した場合の第2実施形態を説明する。
図10〜図17は、第2実施形態を説明する図である。
図10には、本発明の携帯機器の一実施形態である携帯電話機機の外観斜視図が示されている。
図10(A)には、携帯電話機機400の前面図が示されている。携帯電話機機400の前面には、メニュー画面や、撮影画像などが表示される液晶パネル401、内部にスピーカ(図11参照)が配備され、スピーカから発せられる音声を空間に放つための受話口402、各種機能の選択や、撮影を行う際のシャッタボタンとして使用される選択ボタン404、電話番号を入力するためのプッシュボタン405、内部にマイクロフォン(図11参照)が配備され、声をマイクロフォンに伝えるための送話口406、ユーザが入力した電話番号などを確定する確定ボタン407、電源ボタン408、および電話局を介さずに、近距離用の無線通信によって画像やアドレス情報などを送受信するための第2アンテナ409aが備えられている。
図10(B)には、携帯電話機機400の背面図が示されている。携帯電話機400の背面には、電話局を介して音声やメールなどのデータを送受信するための第1アンテナ403aや撮影レンズ400aが配備されている。この撮影レンズ400aは、後述する像ブレ補正ユニットに保持されている。
また図11には、図10の携帯電話機機400の内部構成を示すブロック図が示されている。
携帯電話機400の内部には、像ブレ補正ユニット500、A/D(Analog/Degital)変換部413、マイクロフォン421、スピーカ422、インタフェース部420、第1アンテナ403a、第1送受信部403、入力コントローラ430、画像信号処理部440、ビデオエンコーダ450、画像表示装置460、第2アンテナ409a、第2送受信部409、メモリ470、CPU480、メディアコントローラ490、および図10に示す選択ボタン404やプッシュボタン405などといった各種スイッチ481が具備されており、さらに、記録メディア490aが接続されている。本実施形態においては、像ブレ補正ユニット500、CPU480、ジャイロセンサ482、ドライバDR1,DR2で本発明にいう像ブレ補正装置の一例が構成され、その像ブレ補正装置と入力コントローラ430、画像信号処理部440、ビデオエンコーダ450、画像表示装置460、液晶パネル401、メディアコントローラ490、記録メディア490aで、本発明の撮影装置の一例が構成される。
CPU480は、図10に示す携帯電話機400の各種要素に処理の指示を伝えて、各種要素を制御する。例えば、撮影を行う撮影モードが設定された状態で図10の選択ボタン404が押下されると、CPU480から像ブレ補正ユニット500が備えるCCD412に指示が与えられるとともに、ジャイロセンサ482により検出された手ぶれを打ち消す方向に像ブレ補正ユニット500が備える保持モジュール(後述)を揺動させるようにドライバDR1,DR2に指示が与えられて手ぶれが補正されつつ撮影が行なわれる。この像ブレ補正ユニット500の構成については、後で詳しく説明する。
図10(A)の選択ボタン404が押下されたことを受けてCPU480は像ブレ補正ユニット500内のCCD412に電子シャッタを設定して撮影処理を開始させる。
このときには選択ボタン404が押下されたときの手ブレの方向がジャイロセンサ482で検出されCPU480に通知される。CPU480は、そのジャイロセンサ482の検出結果を受けてドライバDR1,DR2に補正方向を通知し、その通知を受けたドライバDR1,DR2に像ブレ補正ユニット500内のコイル(後述する)を駆動させ像ブレ補正ユニット500内の保持モジュール(後述する)をぶれに応じて揺動させながら撮影を実施させる。こうして選択ボタン404が押されたときの手ブレが補正されてCCD412にぶれなく被写体光が結像される。
そしてCCD412は、撮影レンズ400aを通ってきた被写体光を電子シャッタのシャッタ秒時の間中受光して、被写体光に基づく被写体像をアナログ信号である被写体信号として読み取る。そのCCD412で生成された被写体信号は、A/D変換部413でデジタルの撮影画像データに変換され、変換後の撮影画像データは、入力コントローラ430を介して画像信号処理部440に送られる。
画像信号処理部440では、画像データにRGBレベルの調節、ガンマ調整等といった画像処理が施され、さらに、画像処理後の画像データに圧縮処理が施される。圧縮後の画像データは、一旦メモリ470に送られる。
メモリ470には、この携帯電話機400内で実行されるプログラムが記憶されたり、中間バッファとして用いられる記録速度が高速なSDRAM、各種メニュー画面用のデータや、ユーザの設定内容などが記憶されたデータ保存用のメモリであるSRAM、圧縮された画像データが記憶されるVRAMが含まれている。VRAMは、複数領域に分割されており、画像データが複数領域に順番に記憶され、記憶された画像データはビデオエンコーダ150やメディアコントローラ490に順次に読み出される。
ビデオエンコーダ450は、CPU480からの指示に従って、メモリ470から圧縮後の画像データを取得し、圧縮後の画像データを、液晶パネル401で表示できるデータ形式に変換する。変換後の画像データは画像表示装置460に送られ、画像表示装置460によって、画像データが表す画像が液晶パネル401に表示される。メディアコントローラ490は、メモリ470に記憶された圧縮後の画像データを記録メディア490aへ記録したり、記録メディア490aに記録された画像データを読み出すためのものである。
また、図10(A)に示すプッシュボタン405を使って電話番号が入力され、確定ボタン407が押下されると、電話番号が設定されて相手装置との通信が開始される。このとき、携帯電話機400の電話番号や入力された電話番号などの通信情報がCPU480から第1送受信部403に伝えられ、通信情報が電波に変換されてアンテナ403aに伝えられ、アンテナ403aから電波が発せられる。第1アンテナ403aから発せられた電波は、建物や電柱などといった各所に設けられている共同アンテナ(図示しない)を介して電話局に伝わり、電話局で、指定された電話番号が割り当てられた相手装置との接続が確立される。
相手装置との接続が確立すると、ユーザが携帯電話機400に向けて発した声が、マイクロフォン421で集音され、集音された声がインタフェース部420で音声データを表わす電波に変換されて、第1送受信部403の第1アンテナ403aによって相手装置に送信される。また、第1アンテナ403aを介して受信された音声用の電波は、インタフェース部420で音声データに変換され、スピーカ422から音声として発せられる。第1送受信部403、第1アンテナ403aでは、音声データだけではなく、電話番号の代わりにメールアドレスを使ってメールを表わすメールデータも送受信される。第1アンテナ403aで受信されて、第1送受信部403でデジタル化されたメールデータは、入力コントローラ430によってメモリ470に記憶される。
また、この携帯電話機400には、電話局を介して他の携帯電話機などといった相手装置と通信するための通信インタフェース(第1送受信部403、第1アンテナ403a)とは別に、電話局を介さずに、近距離用の無線通信によって通信するための無線通信インタフェース(第2送受信部409、第2アンテナ409a)も備えられている。近距離無線通信用の通信インタフェースとしては、赤外線通信やブルートゥース(Bluetooth)などを適用することができる。本実施形態では、通信インタフェースとして赤外線通信が適用されており、他の携帯電話機などから直接送信されてきた赤外線が第2アンテナ109aで受信されると、その受信された赤外線に基づく電気信号が第2送受信部409でピックアップされて、デジタルのデータに変換される。逆に、外部装置にデータを送信するときには、第2送受信部409にデータが伝えられ、そのデータが第2送受信部409で電波に変換されて、第2アンテナ409aから発せられる。
この第2アンテナ409aで画像を表わす赤外線が受信されると、第2送受信部409では赤外線に基づく電気信号が画像データに変換される。変換された画像データは、撮影画像データと同様にして、画像表示装置460に送られて画像データが表わす画像が液晶パネル401に表示されたり、メディアコントローラ490を介して記録メディア490aに記録される。
携帯電話機400は、基本的には以上のように構成されている。
続いて、携帯電話機400が備える撮影装置の一部を構成する像ブレ補正ユニット500の構成を詳しく説明する。
図12には、図10の携帯電話機の筐体内部に搭載されている像ブレ補正ユニットの分解斜視図が示されており、図13には、図12の分解斜視図に示されている各部材が組み込まれた後の像ブレ補正ユニット500が示されている。
図12、図13においては、左下が被写体側にあたる。
図12には、左下の被写体側からカバー501、保持モジュール502、画像信号転送用のフレキシブル基板FR1、図12の第1の方向に延びる基板503Aと図12の第2の方向に延びるた基板503Bとの双方に形成された各コイルを通電するためのフレキシブル基板FR2、各基板503A,503Bそれぞれを保持する一対のアームARM1,ARM2、各基板503A,503B上に形成されたコイルに対向するようにN極とS極とが並べられたマグネットMAG1,MAG2を保持するコの字型のヨーク504A,504B、2本のアームそれぞれを移動自在に支持するとともに2つのヨーク504A,504Bがそれぞれ第1の方向と第2の方向に延びる面に固定される支持部材505が、それぞれ分解された状態で順に示されている。これらが組立てられると、図13に示す形になる。
まず、図12を参照して構成を説明していく。
図12の一番右側には、保持モジュール502を揺動させるための2つの駆動機構を支持する、くの字型の支持部材505が示されている。この支持部材505に保持モジュールを揺動させるための2つの駆動機構が支持されるとともに保持モジュールが揺動自在に支持される。
この支持部材505には、上記2本のアームARM1,ARM2の両端部に設けられている孔部H1,H2,H3,H4がそれぞれ挿通される案内部材5051,5052,5053が3箇所に設けられている。これらの案内部材5051〜5053は、くの字型の形状を持つ支持部材505の各頂点部にそれぞれ設けられていて、中央の案内部材5051には、双方のアームARM1,ARM2の両端部の孔のうちの孔H1と孔H3とが共通に挿通されるようになっている。
つまり、2本のうちの一方のアームARM1が支持部材505のくの字型の中心の頂点にある案内部材5051とくの字の一方の端部側の頂点にある案内部材5052とに挿通され、他方のアームARM2がくの字型の中心の頂点にある案内部材5051と他方の端部側の頂点にある案内部材5053に挿通される。なお、図示されてはいないが、これらのアームARM1,ARM2の一方の端部側(孔H2、孔H4があるところ)の保持モジュール側には、保持モジュール側の球状の凸部に係合する凹部がそれぞれ設けられている。
また支持部材505のくの字型の頂点を中心に図の第1の方向に延びる面と第2の方向に延びる面には、それぞれコの字型のヨーク504A,504Bが接着固定されるようになっている。これらのコの字型のヨーク504A,504Bは、コイルが形成された基板503A,503Bがある側に開口が向くように配設されるので、それぞれの開口側からマグネットMAG1,MAG2と平行になるように基板503A,503Bそれぞれが収容されるようにして配設される。その各基板503A,503Bには、基板上のコイルに通電を行なうためのフレキシブル基板FR2が接続されるようになっている。なおこのコイルが形成された基板503A,503Bには、アームARM1,ARM2の動きに応じて揺動する保持モジュール502の位置を検出するためのホール素子が備えられている。
前述したようにくの字型の支持部材505の頂点部の保持モジュール502側には、保持モジュール502の球状の凸部が係合する凹部が設けられているので、その凹部に保持モジュールの凸部が係合するとともに、支持部材に移動自在に支持された2本のアームそれぞれに設けられている球状の凹部が保持モジュールの第1の駆動点D11の凸部と第2の駆動点D12の凸部に係合するように各部材が組み込まれと、図13に示す様に保持モジュールが揺動自在に支持部材に支持される。
この例では、支持部材505とアームARM1とコイルが形成された基板503AとマグネットMAG1が貼付されたヨーク504Aとで本発明にいう第1の駆動機構の一例が構成され、支持部材505とアームARM2とコイルが形成された基板503BとマグネットMAG2が貼付されたヨーク504Bとで本発明にいう第2の駆動機構の一例が構成されている。
なお図12には、第1の駆動点D1と第2の駆動点D2を示すために、球状の凸部を持つ棒状の部材5021A,5021Bとそれらの棒状の部材5021に挿通されるバネ5022A,5022Bがそれぞれ示されている。それぞれのバネ5022A,5022Bは、コイルが通電されていないときに2本のアームARM1,ARM2それぞれを動かないようにする機能を持つ部材であって、コイルが通電されないときには凸部(第1の駆動点D11,第2の駆動点D12)を、アーム側の凹部にバネ付勢により押し付けることでコイルの通電を切った後はその通電を切ったときに位置していた位置にアームを静止させる機能を有する。
またこの例では、保持モジュール502にレンズの他CCD412も保持される構成のものが示されているため、揺動する保持モジュール502に画像信号転送用のフレキシブル基板FR1が接続されている。そのフレキシブル基板FR1は、CCD412が実装されているセンサ基板PCBに一端が接続され、そのセンサ基板PCBから少なくとも最初に延在する部分が、保持モジュール402から外側に向かって、軸点PBと第1の駆動点D11を結ぶ第1の方向と軸点PBと第2の駆動点D12を結ぶ第2の方向の双方に対し斜めの方向に延在するように接続されている。このようにすると、揺動があまりフレキシブル基板に伝わらなくなる。
さらに、本実施形態の携帯電話機においては、図10の携帯電話機の側壁に寄った位置に像ブレ補正ユニットを配置することで携帯電話機の筐体内部のスペース効率を高めて、小型薄型構造の筐体の僅かな空きスペースに像ブレ補正ユニットを巧みに組み込んでいる。
図14には、携帯電話機400の筐体の側壁に寄った位置に像ブレ補正ユニット500を組み込もうとしているときの状態が示されている。
図14に示す様に、像ブレ補正ユニット500の保持モジュールが携帯電話機400の筐体内部の一つの側壁に寄った位置に配置され、フレキシブル基板FR1のセンサ基板から少なくとも最初に延在する部分が、側壁から離れた側から、その側壁から更に離れる、第1の方向と第2の方向との双方に対し斜めの方向に延材するように像ブレ補正ユニット500が整然と組み込まれる。このようにして像ブレ補正ユニット500が筐体のコーナ部に整然と組み込まれると、筐体のコーナ部の僅かな空きスペースに効率的に像ブレ補正ユニットが組み込まれる。
このように小型であってしかも薄型の筐体からなる携帯電話機などにも本発明の像ブレ補正ユニットは好適に適用される。
また携帯電話機については、うっかりと落としてしまうことがあるので、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、落下したときに保持モジュールおよび2本のアームそれぞれが脱落しないように2つの移動規制部を設けてある。
図15、図16には、本実施形態の像ブレ補正ユニットが備える2つの移動規制部材がそれぞれ示されている。
図15(a)には、図13と同様に像ブレ補正ユニット500が組立てられた後の状態が示されており、図15(b)には、図15(a)の左下側のカバー501とアームARM2が取り除かれた後の内部の状態をA方向から見た図が示されており、図15(c)には、さらに図15(b)に示す案内部材5053が取り除かれた後の内部の状態を見た図が示されている。また図16(a)には、図15(b)にアームARM2が付加された状態のときに符号A側から見た側面図が示されており、図16(b)には、図15(c)の符号A側から見た側面図が示されている。なお、上記第1実施形態では、取付自在に移動規制部材2021A、203A(図8参照)を支持部材21A(図8参照)に固定する構成例を掲げたが、本実施形態では支持部材505自体に切欠を設けてその切欠を移動規制部として機能させる構成例を掲げてある。
本実施形態においては、図15(b)、図16(a)に示す様に、アームARM2を移動自在に保持する案内部材5053の両端をカバー501(符号501AのところでアームARM2の動きを規制する)と支持部材505(符号501CのところでアームARM2の動きを規制する)とで保持することによりアームARM2が案内部材5053から脱落しないようにし、さらに図15(b)、図16(c)に示す様に、支持部材505に支持部材505の部分片505Aと部分片505Bとで囲まれるような切欠(移動規制部として機能する)を設けてその切欠内に保持モジュール502の一部を係合させることによって保持モジュールの動きを規制して保持モジュール502が支持部材505から脱落しないようにしている。なお、図15、図16には一方のアームARM1の構成が示されているが、他方のアームARM1側にも同じ構成の移動規制部が設けられている。
図15、図16の構成にすると、図10に示す携帯電話機100をうっかりと落としたとしても保持モジュール502やアームARM1,ARM2が支持部材505から脱落することがなくなって、落下後すぐに撮影を開始したとしても像ブレ補正ユニットが適正に動作して像ブレ補正が行なわれながら好適な撮影が行なわれる。
最後に図像ぶれ補正ユニットの効果を説明する。
以上説明した様に、落下等により衝撃が加えられた後においてもブレ補正が適正に行なわれる像ブレ補正ユニット、その像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置、その像ブレ補正装置を備えた撮影装置、その撮影装置を備えた携帯機器が実現する。
本発明の像ブレ補正ユニットの一実施形態を採用するデジタルカメラの、斜め上方からの外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの背面図である。 図1、図2に示すデジタルカメラの機能ブロック図である。 本発明の像ブレ補正ユニットの一実施形態を示す図である。 コイル234A,244Aの支持構造を説明する図である。 図4の像ブレ補正ユニットを分解した分解図である。 保持モジュール20Aからフレキシブル基板200Aがどのように引き出されているかを説明する図である。 図7の構成の像ブレ補正ユニット2Aが備える支持部材21Aが携帯機器内の支持部BASEに固定されたときの状態を正面斜め上方から見た斜視図である。 像ブレ補正ユニットの動作を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 第2実施形態を説明する図である。 従来の像ブレ補正ユニットの一例を示す図である。 図17の像ブレ補正ユニットの作用を説明する図である。
符号の説明
l デジタルカメラ
10 撮像レンズ
2A 像ブレ補正ユニット
20A 保持モジュール
200A フレキシブル基板
2000A センサ基板
2021A 2031A 移動規制部材
21A 支持部材
211A 212A 翼部
22A 軸点
23A 第1駆動部
231A アーム
233A マグネット
234A コイル
24A 第2駆動部
241A アーム
243A マグネット
244A コイル
D1 第1の駆動点
D2 第2の駆動点
311 第1角速度センサ
312 第2角速度センサ
321 第1制御部
322 第2制御部
400 携帯電話機
401 液晶パネル
402 送話口
403a 第1アンテナ
404 選択ボタン
405 プッシュボタン
406 受話口
407 確定ボタン
408 電源ボタン
409a 第2アンテナ
412 CCD
413 A/D変換部
420 インタフェース部
421 マイクロフォン
422 スピーカ
430 入力コントローラ
440 画像信号処理部
450 ビデオエンコーダ
460 画像表示装置
470 メモリ
480 CPU
481 各種スイッチ
500 像ブレ補正ユニット
500a レンズ
501 カバー
502 保持モジュール
503A 503B 基板
504A 504B ヨーク
5051 5052 5053 案内部材
FR1 FR2 フレキシブル基板
ARM1 ARM2 アーム
22A PB 軸点(球状の凸部)
D1 D11 第1の駆動点(球状の凸部)
D2 D12 第2の駆動点(球状の凸部)

Claims (14)

  1. レンズを保持する保持モジュール、
    前記保持モジュールを、自在な向きに揺動自在に、該保持モジュールの外周沿いの一点である軸点で支持する支持部材、および
    前記保持モジュールの外周沿いの、前記軸点から互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点および第2の駆動点それぞれを介して該保持モジュールを駆動する2つの駆動機構であって、前記保持モジュールを、前記第1の駆動点を介して、前記軸点と前記第2の駆動点とを結ぶ第1の軸の周りに回動させる第1の駆動機構と、前記第2の駆動点を介して、前記軸点と前記第1の駆動点とを結ぶ第2の軸の周りに回動させる第2の駆動機構とからなる2つの駆動機構を備え、さらに
    前記保持モジュールの、前記レンズの光軸方向の移動範囲を規制する移動規制部を備えたことを特徴とする像ブレ補正ユニット。
  2. 前記移動規制部は、前記支持部材に固定された移動規制部材により構成されていることを特徴とする請求項1記載の像ブレ補正ユニット。
  3. 前記移動規制部は、前記支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1記載の像ブレ補正ユニット。
  4. 前記移動規制部材は、前記保持モジュールの、前記第1の駆動点近傍の移動範囲を規制する第1の移動規制部と、前記保持モジュールの、前記第2の駆動点近傍の移動範囲を規制する第2の移動規制部とからなることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の像ブレ補正ユニット。
  5. 前記保持モジュールが、前記第1の駆動点および前記第2の駆動点それぞれに球状の凸部を有し、前記第1の駆動機構および前記第2の駆動機構が、該第1の駆動点および該第2の駆動点に備えられた各凸部を受ける球状の各凹部を有し、該第1の駆動機構および該第2の駆動機構が該各凹部を介して該各凸部に駆動力を与えるものであって、
    前記移動規制部材が、前記保持モジュールの、前記光軸方向の移動範囲を、前記第1の駆動点および前記第2の駆動点それぞれに備えられた各凸部と、該各凸部を受ける前記各凹部との係合が保たれる範囲内に規制するものであることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の像ブレ補正ユニット。
  6. 前記第1の駆動機構が、
    前記第1の駆動点を回動自在に支持する第1のアームと、
    前記第1のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成し該第1のアームに前記第1の駆動点を光軸方向に駆動させる第1のコイルと、
    前記支持部材に保持されて前記第1のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第1のマグネットと、
    前記支持部材に固定され、前記第1のアームの、前記第1の駆動点に駆動力を与える第1の作用点が光軸方向に移動するように、該第1のアームを案内する第1の案内部材と、
    前記第1の案内部材の両端に位置し、該第1の案内部材により案内される前記第1のアームの移動範囲を規制する第1のアーム移動規制部とを備え、
    前記第2の駆動機構が、
    前記第2の駆動点を回動自在に支持する第2のアームと、
    前記第2のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成し該第2のアームに前記第2の駆動点を光軸方向に駆動させる第2のコイルと、
    前記支持部材に保持されて前記第2のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第2のマグネットと、
    前記支持部材に固定され、前記第2のアームの、前記第2の駆動点に駆動力を与える第2の作用点が光軸方向に移動するように、該第2のアームを案内する第2の案内部材と、
    前記支持部材に固定され、前記第2のアームの、前記第2の駆動点に駆動力を与える第2の作用点が光軸方向に移動するように、該第2のアームを案内する第2の案内部材と、
    前記第2の案内部材の両端に位置し、該第2の案内部材により案内される前記第2のアームの移動範囲を規制する第2のアーム移動規制部とを備えたことを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項記載の像ブレ補正ユニット。
  7. 前記保持モジュール、前記支持部材、および2つの駆動機構を覆うとともに、前記第1の案内部材および前記第2の案内部材の、前記支持部材に固定された一端とは反対側の他端を支持するカバーを備え、
    前記第1のアーム移動規制部及び前記第2のアーム移動規制部が前記第1の案内部材および前記第2の案内部材の両端に位置する前記支持部材と前記カバーとにより形成されていることを特徴とする請求項6記載の像ブレ補正ユニット。
  8. さらに、前記第1のアームに支持されて該第1のアームが前記第1の駆動点を駆動したときの該第1のアームの光軸方向の移動による前記第1のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第1のセンサと、
    前記第2のアームに支持されて該第2のアームが前記第2の駆動点を駆動したときの該第2のアームの光軸方向の移動による前記第2のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第2のセンサとを備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の像ブレ補正ユニット。
  9. 前記保持モジュールが、レンズを保持するとともに、被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサを保持するものであることを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか1項記載の像ブレ補正ユニット。
  10. 前記第1の駆動点および前記第2の駆動点が、該第1の駆動点と前記軸点とを結ぶ線分および該第2の駆動点と前記軸点とを結ぶ線分が互いに略90度の角度で交わる各位置に形成されていることを特徴とする請求項1から9のうちのいずれか1項記載の像ブレ補正ユニット。
  11. 前記保持モジュールが、前記軸点に球状の凸部を有し、前記支持部材が、前記支持部に、該凸部を受ける球状の凹面を有することを特徴とする請求項1から10のうちのいずれか1項記載の像ブレ補正ユニット。
  12. 請求項1から11記載のうちのいずれかの像ブレ補正ユニットを備えた像ブレ補正装置であって、さらに
    ブレを検出するブレ検出部と、
    前記ブレ検出部の検出結果に応じて前記2つの駆動機構に前記保持モジュールを回動駆動させるブレ制御部とを備えたことを特徴とする像ブレ補正装置。
  13. 請求項12記載の像ブレ補正装置を備えるとともに、前記保持モジュールが、前記レンズ保持し、さらに被写体を捉えて画像信号を生成するイメージセンサを保持するものであって、該像ブレ補正装置の作動によりブレが低減された画像信号を生成することを特徴とする撮影装置。
  14. 請求項13の撮影装置を具備したことを特徴とする携帯機器。
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