JP2020113627A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層欠陥による品質低下の抑制を図った半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置100は、面方位(111)を一面とするシリコン基板200上に形成されるものである。半導体装置100は、絶縁膜10と、下地層20と、半導体層30と、を備える。絶縁膜10は、一面に直交する厚み方向に貫通する貫通孔10aを有しつつ、一面上に形成されている。下地層20は、InPによるIII−V族化合物半導体であって、貫通孔10aに充填されるとともに、貫通孔10aを覆うように絶縁膜10上に形成される。半導体層30は、少なくともIn、GaおよびAsを含むIII−V族化合物半導体であって、下地層20上に形成される。【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、III−V族化合物半導体による半導体層を備えた半導体装置に関する。
基板上に半導体の結晶を成長させて半導体層を形成した半導体装置に関し、特許文献1では、基板にSi(シリコン)が用いられ、半導体層に化合物半導体が用いられている。III−V族の化合物半導体の具体例としては、InGaAs(ヒ化インジウムガリウム)やInP(リン化インジウム)が挙げられる。
特開平6−20968号公報
しかしながら、上述の如く化合物半導体が用いられる場合、半導体層に積層欠陥が多数発生することが課題である。積層欠陥は、半導体装置の電気特性に悪影響を及ぼし、品質低下を招く。
開示される1つの目的は、積層欠陥による品質低下の抑制を図った半導体装置を提供することである。
上記目的を達成するため、開示された1つの態様は、面方位(111)を一面とするシリコン基板上に形成される半導体装置であって、
一面に直交する厚み方向に貫通する貫通孔を有しつつ、一面上に形成された絶縁膜と、
InPによるIII−V族化合物半導体であって、貫通孔に充填されるとともに、貫通孔を覆うように絶縁膜上に形成される下地層と、
少なくともIn、GaおよびAsを含むIII−V族化合物半導体であって、下地層上に形成される半導体層と、を備える半導体装置とされる。
このように、In、GaおよびAsを含む半導体層とシリコン基板との間に、InPによる下地層が形成されていると、InPには積層欠陥が生じるものの、半導体層には積層欠陥が殆ど生じなくなることが確認された。よって、半導体層に積層欠陥が生じることによる半導体装置の品質低下を抑制できる。
第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す、図2のI−I線に沿う断面図である。 第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図である。 (111)A面を示す、ケース1の結晶構造図である。 (111)A面を示す、ケース2の結晶構造図である。 (111)B面を示す、ケース1の結晶構造図である。 第1実施形態に係る半導体装置の断面を、走査型電子顕微鏡で撮影した図である。 図6中の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る半導体装置の断面を、走査型電子顕微鏡で撮影した図である。 図10中の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図である。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示すシーケンス図である。 X線回折装置による測定結果を示す図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。
(第1実施形態)
最初に、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る半導体装置の概略構成について説明する。なお、各図ならびに明細書において括弧付きの数字はミラー指数であり、丸括弧()で示されたものは面方位を示し、角括弧[]で示されたものは方向を示す。なお、波括弧{}は、等価な面方位を一括して表示するものである。また、山括弧<>は、等価な方向を一括して表示するものである。
図1に示す積層構造体は、半導体装置100およびシリコン基板200を備え、フォトダイオードなどに利用される。半導体装置100は、シリコン基板200上に形成されたIII−V族化合物半導体である。シリコン基板200は、一面200aに面方位(111)が露出した単結晶基板である。図1における断面図は、オリエンテーションフラットOF(図2参照)に直交する方向から見た図である。
半導体装置100は、絶縁膜10、下地層20および半導体層30を備える。下地層20および半導体層30はIII−V族化合物半導体である。具体的には、下地層20にはリン化インジウム(InP)が用いられ、半導体層30にはヒ化インジウムガリウム(InGaAs)が用いられている。
絶縁膜10は、シリコン基板200における一面200a上に形成された酸化シリコン膜である。膜厚は、例えば略100nmである。絶縁膜10は、一般的に知られた方法で形成することができる。例えばスパッタ蒸着法によって形成されても良いし、熱酸化によって形成されても良い。
絶縁膜10には、一部に貫通孔10aが形成されている。貫通孔10aは絶縁膜10を厚さ方向に貫いており、貫通孔10aの形成位置では絶縁膜10からシリコン基板200の一面200aが露出している。貫通孔10aは例えば円柱状に形成されている。つまり、一面200aを正面視したときの一面200aの露出部は円形である。本実施形態では、その直径が1μm〜2μm程度である。
下地層20は、InPを主成分とする結晶体である。下地層20は、ディスク部21とピラー部22とを有している。ディスク部21とピラー部22は、界面を有しない態様で一体的に形成されている。
ピラー部22は、絶縁膜10に形成された貫通孔10aの形状に合わせて形成され、略円柱状に形成されている。ピラー部22は、貫通孔10aの貫通方向に延びて形成され、絶縁膜10のシリコン基板200に接しない一面から突出するように形成されている。ピラー部22のうち絶縁膜10から突出した部分は、ディスク部21が成長するための軸となる。後述するが、ピラー部22も、貫通孔10a内部に生成されたInP結晶を核として成長することで形成される。
ディスク部21は、InPを主成分とする結晶体である。ディスク部21は、円柱状のピラー部22の中心軸を軸として、絶縁膜10の面上に広がって形成されており、絶縁膜10を正面視したときには、略六角形を成している。ディスク部21は、ピラー部22の軸方向に厚みを以って形成されており、図2に示すように、全体として略六角柱となっている。この六角柱の一つの側面はシリコン基板200のオリエンテーションフラットOFと平行になり、図1に示すように、この面は(−110)面である。
ディスク部21の上面21aは、シリコン基板200の一面200aに平行な形状であり、半導体層30との界面を形成する。この上面21aは、(111)面による結晶面である。ディスク部21を形成する6面の側面21bは、それぞれ{−110}面による結晶面である。これらの上面21aおよび側面21bは、半導体層30に覆われている。
半導体層30は、InGaAsを主成分とする結晶体である。半導体層30は、ディスク部21の形状に合わせて略六角形の柱状に形成されている。半導体層30は、ディスク部21の上面21aと側面21bの両方を覆う。半導体層30は、ディスク部21の上面21aに平行な上面30aを有している。上面30aは(111)面による結晶面である。半導体層30を形成する6面の側面30bは、それぞれ{−110}面による結晶面である。これらの上面30aおよび側面30bは、露出している。
図3および図4は、下地層20と半導体層30との界面、および下地層20と絶縁膜10の界面における結晶構造を示す。下地層20の上面、つまりディスク部21の上面21aに形成されて半導体層30と原子間結合する界面は、図3および図4中の一点鎖線に示す(111)A面である。この一点鎖線は、下地層20のP原子とIn原子との結合手のうち、極性軸(C軸)方向の結合手を垂直に切った(111)面を示す。
この(111)面に対し、<111>方向の反対側に位置する原子がIII族である場合、つまり図3および図4に示す構造の場合、その(111)面は(111)A面と呼ばれる。なお、図5は、本実施形態に反した(111)B面の構造を示す。このB面構造では、(111)面に対し、<111>方向の反対側に位置する原子がV族である。
下地層20の下面、つまりピラー部22の下面22bに形成されてシリコン基板200と原子間結合する界面は、下地層20の上面21aと同様にして(111)A面である。下地層20の下面22bがA面であれば、下地層20の上面21aもA面となる。
下地層20とシリコン基板200との界面について、図3に示すCase1のA面構造では、シリコン基板200のSi原子に、下地層20のIn原子が結合している。図4に示すCase2のA面構造では、シリコン基板200のSi原子に、下地層20のP原子が結合している。本実施形態では、A面構造であればCase1、2のいずれであってもよい。
また、半導体層30の結晶構造は、一様に閃亜鉛鉱型の構造(ZB構造)である。下地層20の結晶構造は、ウルツ鉱型の構造(WZ構造)とZB構造とが極性軸(C軸)方向に交互に積層された構造である。図6および図7に示されるように、半導体層30には縞模様が現れず、半導体層30は積層欠陥フリーであると言える。これに対し、下地層20には<111>方向に並ぶ縞模様が現れ、下地層20は複数の積層欠陥を有していると言える。なお、下地層20に無数の積層欠陥が存在することは、下地層20が安定して結晶成長していることを裏付けている。
また、半導体層30の格子定数と下地層20の格子定数は整合している。つまり、半導体層30と下地層20とは格子整合されている。
次に、図2および図8を参照して、本実施形態にかかる半導体装置100の製造方法について説明する。
まず、一面200aに(111)面が露出した単結晶のシリコン基板200を用意する。シリコン基板200は、(111)面が十分に清浄化されていると良い。
次いで、一面200aに絶縁膜10を形成する。絶縁膜10は、例えばシリコン基板200を酸化してSiO2薄膜とすることで形成することができる。絶縁膜10には、パターニングすることによって複数の貫通孔10aを形成する(図2参照)。オリエンテーションフラットOFに平行な方向における、複数の貫通孔10aの間隔L1は、9μm〜18μmである。絶縁膜10の膜厚は約0.1μmである。
なお、ディスク部21の膜厚は絶縁膜10の膜厚よりも大きい。半導体層30の膜厚はディスク部21の膜厚よりも大きい。半導体層30の膜厚は絶縁膜10の膜厚よりも大きい。
本実施形態における貫通孔10aの断面は円形であり、その直径L2は0.5μm〜2.5μm望ましくは1μm〜2μmである。直径については、とくにその大きさを問わないが、貫通孔10aの直径が大きすぎると、ピラー部22が成長するための核となる後述する形成核が複数生成されてしまう。よって、ピラー部22の結晶粒界を増加させてしまう虞があるので、貫通孔10aの直径は5μm以下とすることが好ましい。また、貫通孔10aが小さすぎると、形成されるピラー部22も小さくなるため、ディスク部21を大面積で成長させることが困難になる場合がある。
次いで、絶縁膜10が形成されたシリコン基板200をCVD炉に投入する。そして、図8に示すt1時点で、シリコン基板200の昇温を開始して、改めて表面の清浄化を行う。この時、分圧にして略680×10−4Torrで、リン化水素(PH)をCVD炉に供給する。
十分な清浄化が可能な時間だけシリコン基板200を所定温度(例えば780℃)に維持し、その後、降温する。所定温度(例えば610℃)にまで降温させたt2時点で、ピラー部22の成長の核となる形成核22aを形成する核形成工程を開始する。t2時点からt3時点までの核形成工程期間では、既に供給していたPHの分圧を4430×10−4Torrに上昇させる。また、分圧にして略17.9×10−4Torrで、トリメチルインジウム(TMIn)をCVD炉に供給する。したがって、核形成工程では、III族原料に対するV族原料のモル比(V/III比)は248に設定されている。
核形成工程の後、ピラー部22を形成するピラー形成工程を実施する。t4時点からt5時点までのピラー形成工程期間では、PHの分圧を維持させつつTMInの分圧を低下させることで、核形成期間に比べてV/III比を増大させている。これにより、InPの結晶成長の方向を、貫通孔10aの軸方向に沿った縦成長に指向できる。核形成工程において、形成核22aは唯一つ生成されるので、ピラー部22は粒界などの欠陥たりえる部分が少なく、ほぼ単結晶として生成される。
次いで、ディスク部21を形成するディスク形成工程を実施する。t6時点からt7時点までのディスク形成工程期間では、PHの分圧を維持させつつTMInの分圧を増大させることで、ピラー形成期間に比べてV/III比を減少させている。ディスク形成工程では、V/III比は248に設定されている。
このように、V/III比を小さくすることで、InPの結晶成長の方向を、貫通孔10aの軸を中心としたときに動径方向に相当する横成長に指向できる。この成長はステップフロー成長であり、上記したように、<110>方向に成長する。なお、本実施形態では、ディスク部21における上面21aを正面視したとき、貫通孔10aの中心軸からディスク部21の端部までの最長距離が、貫通孔10aの半径の1.3倍以上となっている。ディスク部21の上面21aの面積が所望の大きさに至るまでディスク形成工程を継続する。なお、ディスク部21の膜厚は2μm以下であることが望ましい。
次いで、半導体層30を形成する半導体層形成工程を実施する。t8時点からt9時点までの半導体層形成工程期間では、PHの供給を停止してTMInの供給を維持させつつ、トリメチルガリウム(TMGa)およびヒ化水素(AsH)をCVD炉に供給する。AsHの分圧は202×10−4Torrに設定されている。TMInの分圧は17.9×10−4Torr、TMGaの分圧は15.6×10−4Torrに設定されている。つまり、TMInの分圧とTMGaの分圧との比率は0.53:0.47である。これにより、半導体層30に含まれるIn原子数とGa原子数との比率は、0.53:0.47±0.1に設定される。
半導体層形成工程期間でのV/III比は6に設定されており、ディスク形成工程に比べてV/III比を減少させている。また、半導体層形成工程期間での温度(例えば640℃)は、ディスク形成工程期間での温度よりも大きく設定されている。このように温度を上昇させてV/III比を減少させることで、半導体層30の膜厚の増大を促進できる。具体的には、半導体層30の膜厚を1μm以上に実現できる。なお、半導体層30の膜厚は2μm以下であることが望ましい。
その後、TMIn、TMGaおよびAsHの供給を停止し、シリコン基板200の降温を降温させることで、半導体装置100の製造方法が完了する。
以上により、本実施形態によれば以下の効果が発揮される。
本実施形態では、In、GaおよびAsを含む半導体層30とシリコン基板200との間に、InPによる下地層20を介在させている。これによれば、図7で確認されたように、下地層20には積層欠陥が生じるものの、半導体層30には積層欠陥が殆ど生じなくなる。よって、半導体層30に積層欠陥が生じることによる半導体装置100の品質低下を抑制できる。
さらに本実施形態では、下地層20の上面21aに形成されて半導体層30と原子間結合する界面は、(111)A面である。これによれば、半導体層30には積層欠陥が殆ど生じなくなることを容易に実現できる。その理由は以下のように推察される。すなわち、(111)面上に半導体層30が成長する時、半導体層30のIII族原子またはV族原子と、下地層20の原子との接合は、結合手1本だけである。そのため、半導体層30の上記原子は回転しやすい。このような回転は、積層欠陥の発生原因であり、III−V族材料のイオン性、成長条件、組成、形状、サイズに相関し、(111)面特有の問題と考察される。上記成長条件の具体例として、形成温度やV/III比率が挙げられる。
図5に示す(111)Bの構造の場合、上記回転が生じやすい。つまり、InGaAsのIn原子やGa原子は回転しやすい。逆に、図3および図4に示す(111)Aの構造の場合、上記回転が生じにくい。つまり、InGaAsのAs原子は回転しにくい。(111)A面の場合、回転軸はC軸、回転しようとする原子はV族原子である。なお、Siの(111)面でInGaAsを選択成長させる場合には、(111)B面を界面とすると回転しやすくなる。また、Siの(111)面でInPを選択成長させる場合には、(111)A面を界面とすると回転しやすくなる。
そして、シリコン基板200と半導体層30の間にInPによる下地層20を導入することで、InGaAsの初期極性が反転される。つまり、InGaAsが形成される過程で、結晶成長の初期段階において極性が反転される。そして、InGaAsによる半導体層30は、下地層20の形状を継承し、[−110]方向と[111]方向に下地層20の形状を維持して形成された構造となる。これにより、上記回転が生じにくくなり、回転双晶が抑制されると推察される。
詳細には、シリコン基板200と半導体層30の間にInPによる下地層20を導入することで、半導体層30がZB構造になると推察される。このように半導体層30がZB構造になることで、半導体層30を構成する原子が回転しにくくなり、半導体層30の積層欠陥が抑制されると推察される。
さらに本実施形態では、下地層20の側面21bに形成されて半導体層30と原子間結合する界面は、(−110)面である。さらに本実施形態では、下地層20の膜厚寸法(層厚寸法)は、半導体層30の膜厚寸法(層厚寸法)より小さい。
さらに本実施形態では、下地層20は、回転双晶の現象が生じている結晶構造である。具体的には、下地層20は、ZB構造とWZ構造が膜厚方向(C軸方向)に交互に積層された結晶構造である。そのため、半導体層30に積層欠陥が生じないようにする確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、半導体層30の結晶構造はZB構造であるため、半導体層30に積層欠陥が生じないようにする確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、半導体層30の格子定数は、下地層20の格子定数と一致しているため、半導体層30に積層欠陥が生じないようにする確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、半導体層30に含まれるIn原子数とGa原子数との比率は0.53:0.47±0.1であるため、半導体層30を安定したZB構造にできる。なお、このような数値限定に替えて、半導体層30に含まれるIn原子数をGa原子数よりも多くすることで、安定したZB構造にすることを図るようにしてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態に係る半導体装置100Aは、図1に示す半導体装置100に、第2半導体層40が追加された構造である(図9参照)。以下の説明では、第1実施形態にかかる半導体層30を第1半導体層30と記載する。第2半導体層40は、第1半導体層30上に形成された、第1半導体層30とは異なる組成のIII−V族化合物半導体である。第1半導体層30の上面30aおよび側面30bは、第2半導体層40に覆われている。第2半導体層40の格子定数は、第1半導体層30の格子定数と一致している。つまり、第1半導体層30と第2半導体層40とは格子整合されている。
第2半導体層40は、第1半導体層30上に形成される調整領域41と、調整領域41上に形成される半導体領域42と、を有する。調整領域41は、第1半導体層30の上面30aおよび側面30bの全体を覆う。半導体領域42は、調整領域41の上面41aおよび側面41bの全体を覆う。
調整領域41および半導体領域42のいずれもが、III−V族化合物半導体である。本実施形態では、半導体領域42にInPが適用され、調整領域41にInGaAsPが適用されている。調整領域41の組成は、第1半導体層30の側から半導体領域42の側に向けて、第1半導体層30の組成(つまりInGaAs)から、半導体領域42の組成(つまりInP)まで徐々に変化する。
具体的には、調整領域41のうち第1半導体層30との界面ではP成分がゼロであり、上記界面から遠ざかるにつれてP成分が徐々に増大していく。また、調整領域41のうち半導体領域42との界面ではGa、As成分がゼロであり、上記界面から遠ざかるにつれてGa、As成分が徐々に増大していく。換言すると、調整領域41に含まれるIn原子数とGa原子数との比率は1−y1:y1であり、調整領域41に含まれるAs原子数とP原子数との比率はy2:1−y2である。調整領域41の第1半導体層30の側から半導体領域42の側に向けて、y1は1未満の所定値から連続的に減少してゼロになり、かつ、y2は1から連続的に減少してゼロになる。
したがって、調整領域41と第1半導体層30との界面や、調整領域41と半導体領域42との界面は、図10および図11に示すように撮影された画像には現れない。また、これらの画像に示すように、第2半導体層40においても第1半導体層30と同様にして、積層欠陥が生じていないことが確認されている。
InGaAsPによる調整領域41は、半導体層30の形状を継承し、[−110]方向と[111]方向に第1半導体層30の形状を維持して形成された構造になると推察される。また、InPによる半導体領域42は、調整領域41の形状を継承し、[−110]方向と[111]方向に調整領域41の形状を維持して形成された構造になると推察される。
次に、図12を参照して、本実施形態にかかる半導体装置100Aの製造方法について、第1実施形態との違いについて説明する。
t8時点からt9時点までの第1半導体層形成工程期間の後、t9時点からt10時点までの期間に調整層形成工程を実施する。この調整層形成工程では、TMInとPHの分圧を徐々に増大させつつ、TMGaとAsHの分圧を徐々に減少させる。
次いで、第2半導体層40の半導体領域42を形成する第2半導体層形成工程を実施する。t10時点からt11時点までの第2半導体層形成工程期間では、TMGaとAsHの供給をゼロにしつつ、TMInとPHの供給を継続させる。
なお、第1半導体層形成工程、調整層形成工程、および第2半導体層形成工程のいずれにおいても、V/III比を変化させることなく維持させている。また、成膜温度についても、これらの工程期間中では変化させることなく維持させている。
図13は、X線回折装置を用いた測定結果を示す。X線回折装置は、供試体にX線(入射波)を照射するとともに、供試体で回折したX線(回折波)を検出する。図13の横軸は、回折装置により検出された回折波の回折角度、つまり、回折面に対する入射波の角度と回折波の角度とを加算した角度を示す。図13の縦軸は、回折角度に対応するX線強度を示す。回折角度は、原子の格子定数と相関があるため、回折角度が一致していれば格子定数も一致していると言える。
図中の符号(1)は本実施形態に係る半導体装置100Aの測定結果を示し、図中の符号(2)は上記第1実施形態に係る半導体装置100の測定結果を示し、図中の符号(3)はInP単体についての測定結果を示す。
符号(1)は、半導体装置100Aが備える下地層20、第1半導体層30、調整領域41および半導体領域42の全てにおいて、回折角度が概略一致していることを示す。このことは、これら全てが格子整合されていることを示す。
符号(2)は、半導体装置100が備える下地層20および半導体層30の両方において、回折角度が概略一致していることを示す。このことは、これらの両方が格子整合されていることを示す。
符号(3)は、下地層20単体を計測した回折角度が、半導体装置100および半導体装置100Aの回折角度と一致していることを示す。
以上により、本実施形態に係る半導体装置100Aでは、第1半導体層30上に形成された、第1半導体層30とは異なる組成のIII−V族化合物半導体である第2半導体層40を備える。第1半導体層30とシリコン基板200との間にInPによる下地層20を介在させれば、第1半導体層30上に形成される第2半導体層40においても、積層欠陥が殆ど生じなくなる。このことが、図10と図11の画像や、図13の試験結果により確認された。
さらに本実施形態では、第2半導体層40の格子定数は、第1半導体層30の格子定数と一致しているため、第2半導体層40に積層欠陥が生じないようにする確実性を向上できる。
さらに本実施形態では、第2半導体層40は、第1半導体層30上に形成される調整領域41と、調整領域41上に形成される半導体領域42とを有する。調整領域41の組成は、第1半導体層30の側から半導体領域42の側に向けて、第1半導体層30の組成から半導体領域42の組成まで徐々に変化する。具体的には、調整領域41に含まれるIn原子数とGa原子数との比率は1−y1:y1、調整領域41に含まれるAs原子数とP原子数との比率はy2:1−y2である。そして、調整領域41の第1半導体層30の側から半導体領域42の側に向けて、y1は1未満の所定値から連続的に減少してゼロになり、かつ、y2は1から連続的に減少してゼロになる。そのため、第2半導体層40に積層欠陥が生じないようにする確実性を向上できる。
(他の実施形態)
以上、本開示の複数の実施形態について説明したが、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
上記各実施形態では、下地層20の結晶構造はZB構造とWZ構造の組み合わせである。これに対し、下地層20の結晶構造はZB構造であってもよいし、WZ構造であってもよい。
上記各実施形態では、第1半導体層30にInGaAsが用いられているが、第1半導体層30は、少なくともIn、GaおよびAsを含むIII−V族化合物半導体であればよい。例えば、第1半導体層30は、In、GaおよびAs以外の成分を含んでいてもよい。
上記各実施形態では、半導体層30の格子定数は下地層20の格子定数と一致しているが、InPによる下地層20を設けていれば、上述の如く格子定数が一致していなくてもよい。上記第2実施形態では、第2半導体層40の格子定数は第1半導体層30の格子定数と一致しているが、InPによる下地層20を設けていれば、上述の如く格子定数が一致していなくてもよい。
図8および図12を参照して説明した製造方法において、温度や分圧などの値は、その値のみに限定されるものではなく、ピラー部22やディスク部21の形成すべき大きさや、所望の膜厚などによって適宜設定されるべきものである。
ディスク部21は、軸となるピラー部22から遠ざかるにつれてGa原子の濃度が増大するように形成されていてもよいし、均一な濃度分布となるように形成されていてもよい。
100、100A 半導体装置、 200 シリコン基板、 10 絶縁膜、 20 下地層、 30 半導体層(第1半導体層)、40 第2半導体層、 41 調整領域、 42 半導体領域。

Claims (13)

  1. 面方位(111)を一面とするシリコン基板上に形成される半導体装置であって、
    前記一面に直交する厚み方向に貫通する貫通孔を有しつつ、前記一面上に形成された絶縁膜と、
    InPによるIII−V族化合物半導体であって、前記貫通孔に充填されるとともに、前記貫通孔を覆うように前記絶縁膜上に形成される下地層と、
    少なくともIn、GaおよびAsを含むIII−V族化合物半導体であって、前記下地層上に形成される半導体層と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記半導体層を第1半導体層とし、前記第1半導体層とは別の第2半導体層を備え、
    前記第2半導体層は、前記第1半導体層上に形成された、前記第1半導体層とは異なる組成のIII−V族化合物半導体である請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2半導体層の格子定数は、前記第1半導体層の格子定数と一致している請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2半導体層は、前記第1半導体層上に形成される調整領域と、前記調整領域上に形成される半導体領域と、を有し、
    前記調整領域の組成は、前記第1半導体層の側から前記半導体領域の側に向けて、前記第1半導体層の組成から前記半導体領域の組成まで徐々に変化する請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記調整領域はInGaAsP、
    前記半導体領域はInP、
    前記調整領域に含まれるIn原子数とGa原子数との比率は1−y1:y1、
    前記調整領域に含まれるAs原子数とP原子数との比率はy2:1−y2であり、
    前記調整領域の前記第1半導体層の側から前記半導体領域の側に向けて、前記y1は1未満の所定値から連続的に減少してゼロになり、かつ、前記y2は1から連続的に減少してゼロになる請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記下地層の上面に形成されて前記半導体層と原子間結合する界面は、(111)A面である請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記下地層の側面に形成されて前記半導体層と原子間結合する界面は、(−110)面である請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 前記下地層は、閃亜鉛鉱型とウルツ鉱型が膜厚方向に交互に積層された結晶構造である請求項1〜7のいずれか1つに記載の半導体装置。
  9. 前記下地層の結晶構造は、閃亜鉛鉱型またはウルツ鉱型である請求項1〜7のいずれか1つに記載の半導体装置。
  10. 前記半導体層の結晶構造は、閃亜鉛鉱型である請求項1〜9のいずれか1つに記載の半導体装置。
  11. 前記半導体層の格子定数は、前記下地層の格子定数と一致している請求項1〜10のいずれか1つに記載の半導体装置。
  12. 前記半導体層はInGaAsであり、
    前記半導体層に含まれるIn原子数とGa原子数との比率は、0.53:0.47±0.1である請求項1〜11のいずれか1つに記載の半導体装置。
  13. 前記下地層の層厚寸法は、前記半導体層の層厚寸法より小さい請求項1〜12のいずれか1つに記載の半導体装置。
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