JP2020113570A - 酸化物半導体膜、積層体及び酸化物半導体膜の製造方法 - Google Patents

酸化物半導体膜、積層体及び酸化物半導体膜の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オーミック特性に優れた、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜を提供することを目的とする。【解決手段】ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜であって、前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下である酸化物半導体膜。【選択図】図1

Description

本発明は、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜、該酸化物半導体膜を有する積層体及び酸化物半導体膜の成膜方法に関する。
従来、パルスレーザー堆積法(Pulsed laser deposition:PLD)、分子線エピタキシー法(Molecular beam epitaxy:MBE)、スパッタリング法等の非平衡状態を実現できる高真空成膜装置が開発されており、これまでの融液法等では作製不可能であった酸化物半導体の作製が可能となってきた。また、霧化されたミスト状の原料を用いて、基板上に結晶成長させるミスト化学気相成長法(Mist Chemical Vapor Deposition:Mist CVD。以下、「ミストCVD法」ともいう。)が開発され、コランダム構造を有する酸化ガリウム(α−Ga)の作製が可能となってきた。α−Gaは、バンドギャップの大きな半導体として、高耐圧、低損失及び高耐熱を実現できる次世代のスイッチング素子への応用が期待されている。ミストCVD法は、他のCVD法とは異なり高温にする必要もなく、α−酸化ガリウムのコランダム構造のような準安定相の結晶構造も作製可能である。
ミストCVD法に関して、特許文献1には、管状炉型のミストCVD装置が記載されている。特許文献2には、ファインチャネル型のミストCVD装置が記載されている。特許文献3には、リニアソース型のミストCVD装置が記載されている。特許文献4には、管状炉のミストCVD装置が記載されており、特許文献1に記載のミストCVD装置とは、ミスト発生器内にキャリアガスを導入する点で異なっている。特許文献5には、ミスト発生器の上方に基板を設置し、さらにサセプタがホットプレート上に備え付けられた回転ステージであるミストCVD装置が記載されている。
特開平1−257337号公報 特開2005−307238号公報 特開2012−46772号公報 特許第5397794号 特開2014−63973号公報
半導体膜を半導体装置として利用するためには、外部回路と電気信号を入出力する必要性から、半導体膜の表面に電極を形成することが必須である。このとき、電気信号の直線的な応答性が必要であることから、半導体膜と電極はオーミックな接触が必要である。オーミック接触特性(以下、単に「オーミック特性」という)は、半導体装置の消費電力を低減する観点からも重要である。
オーミック特性は、一般には高濃度にドーパントを添加することで実現できるとされている。しかしながら、本発明者らが、コランダム構造を有する酸化ガリウム(α−Ga)などの、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜について検討したところ、通常の半導体膜の成膜に比べて、ドーパント添加の制御が難しいことがわかった。また、たとえドーパント添加の制御が可能となったとしても、電極接触部だけ高濃度にする必要があり、面内で濃度の異なる領域を作りこむという手間が発生してしまうため、工程が複雑となるという問題が発生する。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜、該半導体膜を備えた積層体、及び、簡便な方法で、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜を成膜する成膜方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜であって、前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下である酸化物半導体膜を提供する。
このような酸化物半導体膜によれば、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有するものとなる。
このとき、前記酸化物半導体膜はコランダム構造を有するものとすることができる。
これにより、優れたオーミック特性を有するコランダム構造酸化物半導体膜となる。
このとき、前記酸化物半導体膜の表面の面積が、100mm以上のものとすることができる。
これにより、優れたオーミック特性を有する大面積酸化物半導体膜となる。
また、本発明は、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜と基板の積層体であって、前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下である積層体を提供する。
このような積層体によれば、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有するものとなる。
このとき、前記酸化物半導体膜はコランダム構造を有するものとすることができる。
これにより、優れたオーミック特性を有するコランダム構造半導体膜を備えた積層体となる。
このとき、前記酸化物半導体膜の表面の面積が、100mm以上のものとすることができる。
これにより、優れたオーミック特性を有する大面積積層体となる。
また、本発明は、少なくともガリウムを含む原料溶液を霧化又は液滴化して生成されたミストを、キャリアガスを用いて搬送し、前記ミストを加熱して、基板上で前記ミストを熱反応させて成膜を行う酸化物半導体膜の製造方法であって、前記成膜中に前記基板の温度を変化させる酸化物半導体膜の製造方法を提供する。
このような成膜方法によれば、極めて簡便な方法で、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する酸化物半導体膜を成膜できる。
このとき、前記成膜中に前記基板の温度を5℃以上変化させる成膜方法とすることができる。
これにより、より確実かつ安定して、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する酸化物半導体膜を成膜できる。
このとき、前記基板として、成膜面の面積が100mm以上のものを用いる成膜方法とすることができる。
これにより、極めて簡便な方法で、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する大面積の酸化物半導体膜を成膜できる。
以上のように、本発明の酸化物半導体膜、積層体によれば、電極を形成したときに優れたオーミック特性を有するものとなる。また、本発明の成膜方法によれば、極めて簡便な方法により、電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する半導体膜を成膜することが可能となる。
本発明に係る正反射率を説明する図である。 本発明の成膜装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に用いられるミスト化部の一例を説明する図である。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
上述のように、酸化物半導体膜のオーミック特性を大きく改善する成膜方法及び成膜装置が求められていた。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を重ねた結果、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜であって、前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下である酸化物半導体膜により、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有するものとなることを見出し、本発明を完成した。
また、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜と基板の積層体であって、前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下である積層体により、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有するものとなることを見出し、本発明を完成した。
また、少なくともガリウムを含む原料溶液を霧化又は液滴化して生成されたミストを、キャリアガスを用いて搬送し、前記ミストを加熱して、基板上で前記ミストを熱反応させて成膜を行う酸化物半導体膜の製造方法であって、前記成膜中に前記基板の温度を変化させる酸化物半導体膜の製造方法により、極めて簡便な方法で、表面に電極を形成したときに優れたオーミック特性を有する酸化物半導体膜を成膜できることを見出し、本発明を完成した。
以下、図面を参照して説明する。
(酸化物半導体膜)
本発明に係る酸化物半導体膜は、ガリウムを主成分とし、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、正反射率が15%以下である点に特徴を有している。一般に酸化物半導体膜は金属と酸素から構成されるが、本発明に係る酸化物半導体膜においては、金属はガリウムを主成分とするものである。ここでいう主成分とは、金属成分のうち50〜100%がガリウムであることを意味する。ガリウム以外の金属成分としては、例えば、鉄、インジウム、アルミニウム、バナジウム、チタン、クロム、ロジウム、イリジウム、ニッケル及びコバルトから選ばれる1種又は2種以上の金属を含んでもよい。
酸化物半導体膜中には、用途に応じてドーパントを含ませることができる。前記ドーパントの種類は特に限定されない。例えば、スズ、ゲルマニウム、ケイ素、チタン、ジルコニウム、バナジウム又はニオブ等のn型ドーパント、又は、銅、銀、スズ、イリジウム、ロジウム等のp型ドーパントなどが挙げられる。ドーパントの濃度は、例えば、約1×1016/cm〜1×1022/cmであってもよく、約1×1017/cm以下の低濃度にしても、約1×1020/cm以上の高濃度としてもよい。
酸化物半導体膜は単結晶でも多結晶でもよい。その結晶構造は特に限定されず、βガリア構造であってもよいし、コランダム構造であってもよいし、複数の結晶構造が混在していてもよい。
ここで、正反射率の概念図を図1に示す。正反射率とは、試料301の表面へ光源302から光を入射して反射させた場合に、入射角306と同じ反射角307の位置で受光プローブ303で受光させたときの、入射光304と反射光305のエネルギーの比である。酸化物半導体膜は可視光域では透明であるため、表面が平坦な場合の正反射率は20%程度である。本発明に係る酸化物半導体膜は、表面を平坦でない状態とすることで拡散反射が促され、正反射率が減少させられたものである。すなわち、本発明者は、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、正反射率が15%以下のものであれば、極めて低いコンタクト抵抗、すなわち、優れたオーミック特性が実現できることを見出した。低コンタクト抵抗実現のためには、上記正反射率は、好ましくは12%以下であり、より好ましくは10%以下である。なお、入射光を白色光としてこのようなものを肉眼で観察すると、膜は白色に見える。
入射光である波長633nmの光は、例えばヘリウムネオンレーザーで得ることができるが、ハロゲンランプやキセノンランプを分光して用いることもできる。
本発明に係る酸化物半導体膜においては、膜厚は特に限定されない。例えば、0.05〜100μmであってよく、好ましくは0.1〜50μmであり、より好ましくは0.5〜20μmである。
また、本発明に係る酸化物半導体膜は、酸化物半導体膜単独の自立膜でも、基板を伴う積層体でも良い。積層体の場合、基板と酸化物半導体膜との間に別の層が介在していても良い。別の層としては、特に限定されず、例えば、基板及び最表層の酸化物半導体膜と組成が異なる層とすることもでき、酸化物半導体膜、絶縁膜、金属膜等、どのような種類の膜でも適用可能である。
本発明に係る酸化物半導体膜は、適宜構造設計を行うことで、半導体装置に利用できる。例えば、ショットキーバリアダイオード(SBD)、金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、静電誘導トランジスタ(SIT)、接合電界効果トランジスタ(JFET)、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)、発光ダイオード(LED)などにおける半導体層を構成することができる。
(成膜装置)
図2に、本発明に係る成膜方法に使用可能な成膜装置101の一例を示す。成膜装置101は、原料溶液をミスト化してミストを発生させるミスト化部120と、ミストを搬送するキャリアガスを供給するキャリアガス供給部130と、ミストを熱処理して基板上に成膜を行う成膜部140と、ミスト化部120と成膜部140とを接続し、キャリアガスによってミストが搬送される搬送部109とを有する。また、成膜装置101は、成膜装置101の全体又は一部を制御する制御部(図示なし)を備えることによって、その動作が制御されてもよい。
ここで、本発明でいうミストとは、気体中に分散した液体の微粒子の総称を指し、霧、液滴等と呼ばれるものを含む。
(ミスト化部)
ミスト化部120では、原料溶液104aを調整し、前記原料溶液104aをミスト化してミストを発生させる。ミスト化手段は、原料溶液104aをミスト化できさえすれば特に限定されず、公知のミスト化手段であってよいが、超音波振動によるミスト化手段を用いることが好ましい。より安定してミスト化することができるためである。
このようなミスト化部120の一例を図3に示す。例えば、原料溶液104aが収容されるミスト発生源104と、超音波振動を伝達可能な媒体、例えば水105aが入れられる容器105と、容器105の底面に取り付けられた超音波振動子106を含んでもよい。詳細には、原料溶液104aが収容されている容器からなるミスト発生源104が、水105aが収容されている容器105に、支持体(図示せず)を用いて収納されている。容器105の底部には、超音波振動子106が備え付けられており、超音波振動子106と発振器116とが接続されている。そして、発振器116を作動させると、超音波振動子106が振動し、水105aを介して、ミスト発生源104内に超音波が伝播し、原料溶液104aがミスト化するように構成されている。
(原料溶液)
原料溶液104aは、ミスト化が可能な材料を含んでいれば特に限定されず、無機材料であっても、有機材料であってもよい。金属又は金属化合物が好適に用いられ、ガリウム、鉄、インジウム、アルミニウム、バナジウム、チタン、クロム、ロジウム、ニッケル及びコバルトから選ばれる1種又は2種以上の金属を含むものを使用できる。
前記原料溶液104aは、上記金属をミスト化できるものであれば特に限定されないが、前記原料溶液104aとして、前記金属を錯体又は塩の形態で、有機溶媒又は水に溶解又は分散させたものを好適に用いることができる。錯体の形態としては、例えば、アセチルアセトナート錯体、カルボニル錯体、アンミン錯体、ヒドリド錯体などが挙げられる。塩の形態としては、例えば、塩化金属塩、臭化金属塩、ヨウ化金属塩などが挙げられる。また、上記金属を、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸等に溶解したものも塩の水溶液として用いることができる。
また、前記原料溶液104aには、酸を混合してもよい。前記酸としては、例えば、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸などのハロゲン化水素、次亜塩素酸、亜塩素酸、次亜臭素酸、亜臭素酸、次亜ヨウ素酸、ヨウ素酸等のハロゲンオキソ酸、蟻酸等のカルボン酸、硝酸、等が挙げられる。コストの観点からは、金属ガリウムを塩酸に溶解したもの、もしくは塩化ガリウム水溶液が最も好ましい。
さらに、前記原料溶液には、形成する膜の設計に応じて、ドーパントを含ませることができる。前記ドーパントは特に限定されない。例えば、スズ、ゲルマニウム、ケイ素、チタン、ジルコニウム、バナジウム又はニオブ等のn型ドーパント、又は、銅、銀、スズ、イリジウム、ロジウム等のp型ドーパントなどが挙げられる。ドーパントの濃度は、例えば、約1×1016/cm〜1×1022/cmであってもよく、約1×1017/cm以下の低濃度にしても、約1×1020/cm以上の高濃度としてもよい。
(キャリアガス供給部)
再び図2を参照する。キャリアガス供給部130は、キャリアガスを供給するキャリアガス源102aを有し、キャリアガス源102aから送り出されるキャリアガスの流量を調節するための流量調節弁103aを備えていてもよい。また、必要に応じて希釈用キャリアガスを供給する希釈用キャリアガス源102bや、希釈用キャリアガス源102bから送り出される希釈用キャリアガスの流量を調節するための流量調節弁103bを備えることもできる。
キャリアガスの種類は、特に限定されず、成膜物に応じて適宜選択可能である。例えば、酸素、オゾン、窒素やアルゴン等の不活性ガス、又は水素ガスやフォーミングガス等の還元ガスなどが挙げられる。また、キャリアガスの種類は1種類でも、2種類以上であってもよい。例えば、第1のキャリアガスと同じガスをそれ以外のガスで希釈した(例えば10倍に希釈した)希釈ガスなどを、第2のキャリアガスとしてさらに用いてもよく、空気を用いることもできる。キャリアガスの流量は成膜室や基板の大きさによって適宜決められるが、通例1〜20L/分であり、好ましくは2〜10L/分である。
(成膜部)
成膜部140では、ミストを加熱し熱反応を生じさせて、基板110の表面の一部又は全部に成膜を行う。成膜部140は、例えば、成膜室107を備え、成膜室107内には基板110が設置されており、該基板110を加熱するための加熱手段、例えばホットプレート108を備えることができる。ホットプレート108は、図2に示されるように成膜室107の外部に設けられていてもよいし、成膜室107の内部に設けられていてもよい。また、ホットプレート以外にも、基板が吸収し発熱可能な光等による加熱も可能である。また、成膜室107には、基板110へのミストの供給に影響を及ぼさない位置に、排ガスの排気口112が設けられている。なお、基板110を成膜室107の上面に設置するなどして、フェイスダウンとしてもよいし、基板110を成膜室107の底面に設置して、フェイスアップとしてもよい。
(基板)
基板110は、成膜可能であり膜を支持できるものであれば特に限定されない。前記基板110の材料も、特に限定されず、公知の基板を用いることができ、有機化合物であってもよいし、無機化合物であってもよい。例えば、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、フッ素樹脂、鉄やアルミニウム、ステンレス鋼、金等の金属、シリコン、サファイア、石英、ガラス、酸化ガリウム等が挙げられるが、これに限られるものではない。前記基板の形状としては、どのような形状のものであってもよく、あらゆる形状に対して有効であり、例えば、平板や円板等の板状、繊維状、棒状、円柱状、角柱状、筒状、螺旋状、球状、リング状などが挙げられるが、本発明においては、板状の基板が好ましい。板状の基板の厚さは、特に限定されないが、好ましくは、10〜2000μmであり、より好ましくは50〜800μmである。基板が板状の場合、その面積は100mm以上が好ましく、より好ましくは口径が2インチ(50mm)以上である。
(搬送部)
搬送部109は、ミスト化部120と成膜部140とを接続する。搬送部109を介して、ミスト化部120のミスト発生源104から成膜部140の成膜室107へと、キャリアガスによってミストが搬送される。搬送部109は、例えば、供給管109aとすることができる。供給管109aとしては、例えば石英管や樹脂製のチューブなどを使用することができる。
(成膜方法)
次に、以下、図2を参照しながら、本発明に係る成膜方法の一例を説明する。
まず、原料溶液104aをミスト化部120のミスト発生源104内に収容し、基板110をホットプレート108上に直接又は成膜室107の壁を介して設置し、ホットプレート108を作動させる。
次に、流量調節弁103a、103bを開いてキャリアガス源102a、102bからキャリアガスを成膜室107内に供給し、成膜室107の雰囲気をキャリアガスで十分に置換するとともに、主キャリアガスの流量と希釈用キャリアガスの流量をそれぞれ調節し、キャリアガス流量を制御する。
次に、ミストを発生させる。超音波振動子106を振動させ、その振動を、水105aを通じて原料溶液104aに伝播させることによって、原料溶液104aをミスト化させてミストを生成する。次に、ミスト化部120で生成したミストは、キャリアガスによってミスト化部120から搬送部109を経て成膜部140へ搬送され、成膜室107内に導入される。成膜室107内に導入されたミストは、成膜室107内でホットプレート108の熱により熱処理され熱反応して、基板110上に成膜される。
熱反応は、非酸素雰囲気下、還元ガス雰囲気下、空気雰囲気下及び酸素雰囲気下のいずれの雰囲気下で行われてもよく、成膜物に応じて適宜設定すればよい。また、反応圧力は、大気圧下、加圧下又は減圧下のいずれの条件下で行われてもよいが、大気圧下の成膜であれば、装置構成が簡略化できるので好ましい。
また、熱反応は、加熱によりミストが反応すればよく、反応条件等も特に限定されない。原料や成膜物に応じて適宜設定することができる。例えば、加熱温度は120〜600℃の範囲であり、好ましくは200℃〜600℃の範囲であり、より好ましくは300℃〜550℃の範囲とすることができる。
本発明に係る成膜方法では、成膜中に基板温度を変化させる点(以下、「基板温度変化ステップ」ともいう)に特徴を有する。前記基板温度変化ステップにおいては、基板温度を3℃以上変化させることが好ましく、5℃以上変化させることがより好ましい。基板温度を変化させる時間は特に限定されないが、5秒以上が好ましく、10秒以上とすることがより好ましい。このような温度差、時間とすることで、より効果的に、正反射率が低い表面構造とすることができる。
例えば、基板設定温度が500℃のときは、成膜中に497℃以下になる時間帯を含むように、基板温度を変化させる。逆に、基板設定温度が500℃のときに、成膜中に503℃以上になる時間帯を含むように、基板温度を変化させることもできる。温度変化ステップは成膜中に1回の実施としてもよいし複数回実施してもよい。成膜中に、結晶成長のモードに変化を与えることで、表面の凹凸構造を変化させ、表面の凹凸構造により影響を受ける正反射率が一定の範囲とできればよい。
基板温度変化ステップは、例えば、加熱手段の設定温度を変更することで実現可能である。設定温度の変更は、プログラムを組んで自動で制御してもよいし、手動で調整することも可能である。最も簡単な方法としては、一時的に加熱を停止するという方法が挙げられる。ミストCVD法においては、成膜中は常時ミスト、すなわち、液相の材料が供給されているため、その蒸発潜熱により基板の温度を急激に低下させることができる。
上記のような温度変化ステップを実施すると、成膜時の結晶において、優先的な成長方向が部分的に変化し、面内のいたる所に可視光の波長に相当するサイズ(サブミクロンサイズ)の凹凸が形成される。このような表面構造を有する半導体膜上に電極を形成すると、良好なオーミック特性が実現される。
(基板と半導体膜の分離)
上記のようにして得られた積層体において、基板と半導体膜とを分離して、単独の半導体膜を得ることもできる。例えば、積層体から基板を剥離してもよい。剥離方法は特に限定されず、公知の方法を採用できる。例えば、機械的衝撃を与えて剥離する方法、熱を加えて熱応力を利用して剥離する方法、超音波等の振動を加えて剥離する方法、中間層をエッチングして剥離する方法などが挙げられる。また、基板そのものをエッチングして溶解除去して単独の半導体膜とすることもできる。このようにして、自立した半導体膜を得ることができる。
(電極)
本発明に係る半導体膜を半導体装置に適用し、電極を形成する場合、電極の形成方法は一般的な方法を用いることができる。すなわち、蒸着、スパッタ、CVD、めっきなどの他、樹脂等と一緒に接着させる印刷法など、特に限定されない。電極材料としては、Al、Ag、Ti、Pd、Au、Cu、Cr、Fe、W、Ta、Nb、Mn、Mo、Hf、Co、Zr、Sn、Pt、V、Ni、Ir、Zn、In、Ndなどの金属の他、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛インジウム(IZO)等の金属酸化物導電膜、ポリアニリン、ポリチオフェン又はポリピロールなどの有機導電性化合物等、材料の種類を問わない。また、これらの2種以上の合金、混合物でもかまわない。電極の厚さは、1〜1000nmが好ましく、より好ましくは10〜500nmとすることができる。
以下、実施例を挙げて本発明について詳細に説明するが、これは本発明を限定するものではない。
(実施例1)
上述の成膜方法に基づいて、ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜として、コランダム構造を有する酸化ガリウム(以下、「α−Ga」という)膜の成膜を行った。
具体的には、まず、臭化ガリウム0.1mol/分の水溶液を調整し、さらに48%臭化水素酸溶液を体積比で10%となるように含有させ、これを原料溶液104aとした。
上述のようにして得た原料溶液104aをミスト発生源104内に収容した。次に、基板110として4インチ(直径100mm)のc面サファイア基板を、成膜室107内でホットプレート108に隣接するように設置し、ホットプレート108を作動させて温度を500℃に昇温した。
なお、ホットプレート108の温度は、ホットプレート108に内蔵した温度測定器でモニターされている。基板110はホットプレート108に隣接して設置されているため温度追随性が良好であり、モニターされたホットプレート108の温度と基板110の温度とが略等しいことは、事前に確認されている。
続いて、流量調節弁103a、103bを開いてキャリアガス源102a、102bからキャリアガスとして酸素ガスを成膜室107内に供給し、成膜室107の雰囲気をキャリアガスで十分に置換するとともに、主キャリアガスの流量を2L/分に、希釈用キャリアガスの流量を5L/minにそれぞれ調節した。すなわち、キャリアガス総流量=7L/分とした。
次に、超音波振動子106を2.4MHzで振動させ、その振動を、水105aを通じて原料溶液104aに伝播させることによって、原料溶液104aをミスト化してミストを生成した。このミストを、キャリアガスによって供給管109aを経て成膜室107内に導入した。そして、大気圧下、500℃の条件で、成膜室107内でミストを熱反応させて、基板110上にα−Ga膜を形成した。成膜時間は30分とした。成膜途中で、基板温度変化ステップとして、5分間、設定温度を497℃とした後、再度500℃に戻した。
得られた膜の表面を肉眼で観察したところ、やや白濁傾向が認められた。この膜の表面の正反射率を、正反射率測定システム(オーシャンフォトニクス社製、OP−FLMS−RF−ST1)を用いて測定した。入射光波長633nm、入射角45°の条件で測定したところ、正反射率は14%であった。
次に、コンタクト抵抗をTLM法にて求めるべく、得られたα−Ga膜上に、電極としてTiを、幅1mm、間隔5mm周期の平行線状に、蒸着により成膜した。膜厚は1μmとした。得られた積層体を幅1cmにダイシングし、電極間の抵抗を逐次測定することによりコンタクト抵抗を求めた。コンタクト抵抗は15mΩcmと算出された。
(実施例2)
基板温度変化ステップとして、成膜途中で12秒間加熱を停止させた後、加熱を再開し再び500℃とした以外は、実施例1と同じ条件で成膜、評価を行った。実施例2では、基板温度変化ステップ中、基板温度は495℃まで低下した。正反射率は9%であり、コンタクト抵抗は4mΩcmと算出された。
(実施例3)
基板温度変化ステップとして、成膜途中で60秒間加熱を停止させた後、加熱を再開し再び500℃とした以外は、実施例1と同じ条件で成膜、評価を行った。実施例3では、基板温度変化ステップ中、基板温度は475℃まで低下した。正反射率は7%であり、コンタクト抵抗は3mΩcmと算出された。
(実施例4)
基板温度変化ステップとして、成膜途中で12秒間加熱を停止させた後、加熱を再開させ再び500℃とする操作を3回実施した以外は、実施例1と同じ条件で成膜、評価を行った。実施例4では、基板温度変化ステップ中、基板温度は495℃まで低下した。正反射率は5%であり、コンタクト抵抗は1mΩcmと算出された。
なお、膜の表面を肉眼で観察したところ、実施例2,3,4の順に、白濁傾向が強くなった。
(比較例)
基板温度変化ステップを行わず、常時500℃となるように一定温度に加熱しながら成膜を行った以外は実施例1と同じ条件で成膜、評価を行った。得られた膜の表面を肉眼で観察したところ、光沢が認められた。正反射率は19%であった。また、コンタクト抵抗は95mΩcmと算出された。
以上の結果をまとめたものを表1に示す。
Figure 2020113570
表1から明らかなように、実施例1〜3は比較例に比べコンタクト抵抗が極めて低く、良好なオーミック特性が得られていることがわかる。さらにコンタクト抵抗は、正反射率との相関が認められ、表面の正反射率を15%以下とした酸化物半導体膜の場合に、良好なオーミック特性が得られることがわかる。この結果、簡便な方法により良好なオーミック特性が形成可能となった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
101…成膜装置、 102a…キャリアガス源、
102b…希釈用キャリアガス源、 103a…流量調節弁、
103b…流量調節弁、 104…ミスト発生源、 104a…原料溶液、
105…容器、 105a…水、 106…超音波振動子、 107…成膜室、
108…ホットプレート、 109…搬送部、 109a…供給管、
110…基板、 112…排気口、 116…発振器、
120…ミスト化部、130…キャリアガス供給部、140…成膜部、
301…試料、302…光源、303…受光プローブ、304…入射光、
305…反射光、 306…入射角、307…反射角。

Claims (9)

  1. ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜であって、
    前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下であることを特徴とする酸化物半導体膜。
  2. 前記酸化物半導体膜はコランダム構造を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の酸化物半導体膜。
  3. 前記酸化物半導体膜の表面の面積が、100mm以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の酸化物半導体膜。
  4. ガリウムを主成分とする酸化物半導体膜と基板の積層体であって、前記酸化物半導体膜の表面の正反射率が、入射光波長633nm、入射角45°の条件で、15%以下であることを特徴とする積層体。
  5. 前記酸化物半導体膜はコランダム構造を有することを特徴とする請求項4に記載の積層体。
  6. 前記酸化物半導体膜の表面の面積が、100mm以上であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の積層体。
  7. 少なくともガリウムを含む原料溶液を霧化又は液滴化して生成されたミストを、キャリアガスを用いて搬送し、前記ミストを加熱して、基板上で前記ミストを熱反応させて成膜を行う酸化物半導体膜の製造方法であって、
    前記成膜中に前記基板の温度を変化させることを特徴とする酸化物半導体膜の製造方法。
  8. 前記成膜中に前記基板の温度を5℃以上変化させることを特徴とする請求項7に記載の酸化物半導体膜の製造方法。
  9. 前記基板として、成膜面の面積が100mm以上のものを用いることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の酸化物半導体膜の製造方法。
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