JP2020113067A - 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラム - Google Patents

記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラム Download PDF

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良平 高田
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彩音 坪内
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Kotaro Mantani
晃太朗 萬谷
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Yuki OYAMA
裕紀 小山
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Abstract

【課題】駐車中において適切に映像を記録すること。【解決手段】記録制御装置(100)は、車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得部(120)と、車両の駐車中に撮影データ取得部が取得した撮影データから動体を検出する動体検出部(130)と、撮影データに動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録し、記録部においてデータファイルの上書きが必要となったときは、動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書きする記録制御部(123)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラムに関する。
車両の駐車中に衝撃が検出された場合や、カメラが撮影した映像から動体を検出した場合に、検出時の映像データをイベント記録データとして保存するドライブレコーダが知られている。例えば、特許文献1には、停止中に動体を検出した場合、映像データの記録などを行う装置が開示されている。
特開2006−321357号公報
特許文献1に記載されているような技術で検出される動体の多くは、映像データの保存が必要なイベントに関係するものではない。そのため、特許文献1では、保存する必要性の低い映像データが多く保存されてしまう可能性がある。
また、特許文献1では、動体が検出された映像データを上書き可能なデータとして記録した場合であっても、記録された日付の古い順に上書きされてしまう。このため、特許文献1では、イベントの発生に関連するような事象が記録されている映像データが上書によって消去されてしまう可能性がある。
本発明は、駐車中において適切に映像を記録することができる、記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
本発明の記録制御装置は、車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得部と、前記車両の駐車中に前記撮影データ取得部が取得した撮影データから動体を検出する動体検出部と、撮影データに前記動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録し、前記記録部においてデータファイルの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書きする記録制御部と、を備える。
本発明の記録制御システムは、本発明の記録制御装置と、前記車両の周囲を撮像するカメラと、前記データファイルを記録する記録部と、を備える。
本発明の記録制御方法は、車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得ステップと、前記車両の駐車中に前記撮影データ取得ステップにおいて取得した撮影データから動体を検出する動体検出ステップと、撮影データに前記動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録する記録ステップと、前記記録ステップにおいてデータファイルの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書き記録する上書き記録ステップと、を含む。
本発明のプログラムは、記録装置を動作させるコンピュータに、車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得ステップと、前記車両の駐車中に前記撮影データ取得ステップにおいて取得した撮影データから動体を検出する動体検出ステップと、撮影データに前記動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録する記録ステップと、前記記録ステップにおいてデータファイルの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書き記録する上書き記録ステップと、を実行させる。
本発明によれば、駐車中において適切に映像を記録することができる。
図1は、第一実施形態に係る記録制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、撮影データの一例を示す模式図である。 図3は、第一実施形態に係る制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、第一実施形態に係る制御部の上書き処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5は、第二実施形態に係る制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、第二実施形態に係る制御部の上書き処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、第三実施形態に係る制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含む。
[第一実施形態]
図1を用いて、第一実施形態に係る記録制御システムの構成について説明する。図1は、第一実施形態に係る記録制御システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、記録制御システム1は、カメラ10と、記録部20と、操作部30と、表示部40と、センサ50と、GPS受信部60と、制御部(記録制御装置)100と、を備える。記録制御システム1は、車両に搭載され、駐車中に撮影された撮影データに基づいて動体を検出し、撮影データに動体の検出情報を対応付けてデータファイルとして記録する。そして、記録制御システム1は、新たなデータファイルを記録する際に、データファイルの上書きが必要になった場合に、動体が検出されているデータファイルを上書きしないように新たなデータファイルを記録する。
記録制御システム1は、所謂ドライブレコーダであり、例えば車両のウィンドシールドの上部に車両の前方を撮影可能な向きで装着され、事故などイベントとして検出すべき事象に相当する衝撃を検出して事故発生時を含む期間の撮影データをイベント記録データとして保存する。記録制御システム1は、単体の装置として車両に装着されるものに限らず、ナビゲーション装置の機能として実現される構成や、車両に予め装着されている構成、車両に載置して用いる可搬型の装置で実現されてもよい。
カメラ10は、記録制御システム1が搭載されている車両の周囲を撮影する。カメラ10は、例えば、ドライブレコーダに備えられたカメラとして車両の前方または後方を撮影する。また、カメラ10は、車両の周囲を撮影するように複数のカメラを含むカメラユニットであってもよいし、全天周カメラであってもよい。カメラ10は、車両の周囲を撮影した撮影データを撮影データ取得部120に出力する。
記録部20は、イベントが検出されたときに記録されるイベント記録データなど種々のデータを記録する。記録部20は、例えば、カメラ10が車両の周囲を撮影した撮影データを記録する。記録部20は、例えば、動体の検出情報が対応付けられた撮影データを記録する。この場合、記録部20は、例えば、動体の検出情報が対応付けられた撮影データをデータファイルとして記録する。記録部20は、例えば、イベントが検出された撮影データを上書きが禁止のデータファイルとして記録する。
また、記録部20は、例えば、制御部100の各部を実現させるためのプログラムを記憶している。この場合、制御部100は、記録部20に記憶されているプログラムを展開して実行することで、各部の機能を実現する。記録部20は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、光ディスクなどの記憶装置で実現することができる。記録部20は、複数の異なるメモリ等で構成されてもよい。
操作部30は、記録制御システム1に対する種々の操作を受け付ける。種々の操作には、イベント記録データの再生の開始、イベント記録データの保存の開始などの操作が含まれる。操作部30は、受け付けた操作に応じた操作信号を操作制御部125に出力する。操作部30は、例えば、物理的なスイッチや、表示部40に設けられたタッチパネルで実現することができる。
表示部40は、種々の映像を表示する。表示部40は、例えば、記録部20が記録している撮影データを表示する。表示部40は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。
センサ50は、車両に対するイベントの発生に起因する各種の情報を検出する。センサ50は、例えば、加速度センサであり、車用に加わった加速度を検出する。センサ50は、例えば、ジャイロセンサであり、車両の姿勢に関する情報を検出する。センサ50は、検出結果をイベント検出部127に出力する。
GPS受信部60は、GPS受信回路、GPS受信アンテナなどから構成されており、GPS信号を受信する。GPS受信部60は、受信したGPS信号を位置情報取得部128に出力する。
制御部100は、撮影データ取得部120と、バッファメモリ121と、撮影データ処理部122と、記録制御部123と、再生制御部124と、操作制御部125と、表示制御部126と、イベント検出部127と、位置情報取得部128と、駐車検出部129と、動体検出部130と、距離検出部131とを備える。制御部100が備える各部は、バス110を介して互いに接続されている。制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む電子的な回路で実現することができる。
撮影データ取得部120は、外部から各種の撮影データを取得する。撮影データ取得部120は、例えば、カメラ10からカメラ10が撮影した撮影データを取得する。撮影データ取得部120は、例えば、カメラ10から取得した撮影データをバッファメモリ121および表示制御部126に出力する。撮影データ取得部120は、カメラ10が撮影した映像データを撮影データとして取得してもよく、映像データに加えて、カメラ10または他の位置に配置された図示しないマイクロフォンが取得した音声データを含んだ撮影データを取得してもよい。
バッファメモリ121は、撮影データ取得部120が取得した撮影データを一時的に記憶する制御部100の内部メモリである。具体的には、バッファメモリ121は、撮影データ取得部120が取得した一定時間分の撮影データを、更新しながら一時的に記憶する。
撮影データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している撮影データに対して種々の処理を実行する。撮影データ取得部120は、例えば、バッファメモリ121が一時的に記憶している撮影データを、例えばH.264やMPEG−4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。撮影データ処理部122は、例えば、バッファメモリ121が一時的に記憶している撮影データから、一定時間分のデータファイルとした撮影データを生成する。具体的には、撮影データ処理部122は、例えば、バッファメモリ121が一時的に記憶している撮影データを、記録順に60秒間の撮影データをデータファイルとして生成する。撮影データ処理部122は、生成した撮影データを記録制御部123へ出力する。また、撮影データ処理部122は、生成した撮影データを表示制御部126へ出力する。データファイルとして生成される撮影データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。
記録制御部123は、種々のデータを記録部20に記録する。記録制御部123は、例えば、撮影データ処理部122でファイル化された撮影データを、記録部20に記録させる制御を行う。
具体的には、記録制御部123は、撮影データに動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部20に記録する。この場合、記録制御部123は、データファイルを記録部20にループ記録する。記録制御部123は、動体の検出情報を動体検出部130から受ける。また、記録制御部123は、例えば、記録部20においてデータファイルの上書きが必要となったときは、動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書き記録する。言い換えれば、記録制御部123は、動体が検出されていないデータファイルに優先的に上書きする。
記録制御部123は、イベント検出部127でイベントが検出されたときの撮影データを上書き禁止のデータファイルとして記録部20に記録する。具体的には、記録制御部123は、イベント検出部127が、イベントが発生したと判断したことを受けて、イベント検出時点を含み、イベント検出時点の前後所定の期間の撮影データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部20に保存する。言い換えれば、記録制御部123は、イベント検出部127でイベントを検出していないときの撮影データを上書き可能なデータファイルとして記録部20に記録する。記録制御部123は、記録部20における上書き可能なデータファイルを記録するループ記録エリアの記録容量が上限となった場合、例えば、記録部20に記録されている上書き可能な撮影データのうち、日付の古いデータファイルから優先的に新しいデータファイルを上書きして記録する。
記録制御部123は、記録部20において動体が検出されているデータファイルへの上書きが必要となったときは、動体が検出されている前記データファイルが複数ある場合、動体までの距離が大きいデータファイルから上書き対象として記録する。具体的には、記録制御部123は、距離情報に基づいて、車両から動体までの距離が大きいデータファイルへの上書きの優先度を上げて、車両から動体までの距離が大きいデータファイルから上書きする。
記録制御部123は、記録を常時行っていない場合には、イベント検出部127が、イベントが発生したと判断したことを受けて、イベント検出時点から記録を開始し、イベント検出後、所定の期間の撮影データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部20に保存する。
再生制御部124は、記録部20に記録されている種々のデータを再生する。再生制御部124は、例えば、記録部20にデータファイルとして記録されている撮影データを再生する。再生制御部124は、例えば、記録部20にイベントを含む撮影データを再生する。具体的には、再生制御部124は、操作制御部125から出力された操作部30の操作に応じた制御信号に従って、撮影データを再生する。
操作制御部125は、操作部30からユーザなどから受け付けた操作に関する操作信号を受け付ける。操作制御部125は、例えば、撮影データの再生の開始、撮影データの記録の開始などの操作に関する操作信号を受け付ける。操作制御部125は、受け付けた操作信号に応じた制御信号を記録制御部123又は再生制御部124に出力する。この場合、記録制御部123及び再生制御部124は、制御信号に従って、動作を実行する。
表示制御部126は、種々の映像を表示部40に表示する。具体的には、表示制御部126、表示部40に映像信号を出力することで、表示部40に映像を表示する。表示制御部126は、例えば、記録部20に記録されている撮影データに関する映像信号を表示部40に出力することで、表示部40に撮影データを表示する。
イベント検出部127は、センサ50からセンサ50による検出結果を受け付ける。イベント検出部127は、受け付けた検出結果に基づいて、イベントを検出する。イベント検出部127は、例えば、検出結果として加速度に関する加速度情報を取得する。この場合、イベント検出部127は、加速度情報に基づいて、イベントを検出する。イベント検出部127は、イベントを検出すると、記録制御部123に対してイベントが検出された情報を示す制御信号を出力する。
イベント検出部127は、センサ50から出力された加速度が、車両と、例えば他の車両などの他の物体が衝突したときの加速度に該当する加速度を、イベントに該当する加速度として検出する。イベントに該当する加速度の検出は、3軸の加速度センサであるセンサ50において、x軸方向、y軸方向およびz軸方向の各々で重み付けを行ってもよい。また、イベントに該当する加速度の検出は、加速度の立ち上がりが急峻な加速度を検出対象としてもよい。
イベント検出部127は、例えば、距離検出部131から車両から動体までの距離に関する距離情報を受け付ける。この場合、イベント検出部127は、距離情報に基づいてイベントを検出する。具体的には、イベント検出部127は、例えば、距離情報に基づいて、車両から動体までの距離が所定距離未満であることをイベントとして検出する。所定距離は、動体が車両に対して何らかの動作を実行する可能性がある距離であり、例えば1mなどである。所定距離はユーザが任意に設定することができることとしてもよい。
位置情報取得部128は、GPS受信部60からGPS信号を受け付ける。位置情報取得部128は、GPS信号に基づいて、現在位置情報を算出する。
駐車検出部129は、車両が駐車したことを検出する。駐車検出部129は、例えば、CAN(Controller Area Network)を介して車両情報を取得する。駐車検出部129は、車両情報から車両のエンジンなどの動力がオフとなったこと、アクセサリ電源がオフとなったこと、パーキングギヤが選択されたこと、サイドブレーキが動作したこと、車両の現在位置が駐車場を示していることなどの条件を検出する。駐車検出部129は、種々の条件の組み合わせを検出してもよい。駐車検出部129は、検出した条件に基づいて、車両が駐車したことを検出する。
動体検出部130は、撮影データ取得部120が取得した撮影データから動体の有無を検出する。動体検出部130は、例えば、撮影データにおけるピクセル単位、又は数ピクセル四方のブロック単位での、輝度や色情報がフレーム毎に変化している領域を検出する。例えば、図2に示すように、動体検出部130は、撮影データ200から動体(例えば、人220)が含まれている動体領域210を検出する。この場合、動体検出部130は、所定以上の広さの領域に時間的変化が検出された場合に動体が検出されたと判断する。動体検出部130は、例えば、動体領域210に対して物体認識処理を実行し、動体領域210に存在する動体の種類を特定してもよい。なお、動体検出部130が動体を検出する方法はこれに限定されず、周知の方法を用いて動体を検出してもよい。
距離検出部131は、車両から種々の物体までの距離を検出する。距離検出部131は、例えば、動体検出部130によって動体が検出された場合、車両から動体までの距離を検出する。距離検出部131は、例えば、動体が検出されているデータファイルにおいて、検出された動体が車両に最も近付いたときの距離を車両から動体までの距離として検出する。具体的には、距離検出部131は、例えば、撮影データに基づいて動体までの距離を検出する。距離検出部131が動体までの距離を検出する方法に特に制限はなく、周知の方法を用いればよい。例えば、距離検出部131は、撮影データに含まれる動体を示す範囲の最下方の位置である接地位置に基づいて動体までの距離を検出する。また、距離検出部131は、ミリ波や音波などの他のセンサから動体までの距離を検出してもよい。距離検出部131は、車両から動体までの距離に関する距離情報を、例えば、記録制御部123と、イベント検出部127とに対して出力する。
図3を用いて、第一実施形態に係る制御部の処理について説明する。図3は、第一実施形態に係る制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3の処理は、車両の駐車監視機能が動作することで開始される。車両の駐車監視機能は、例えば、駐車検出部129が、車両が駐車したことを検出した場合や、ユーザによる操作部30の操作によって駐車監視機能の開始が指示された場合などに開始される。まず、制御部100は、駐車監視機能の開始に伴い、ループ記録、イベント検出、動体検出の各処理を開始する(ステップS101)。そして、制御部100は、ステップS102に進む。
次に、制御部100は、撮影データから動体が検出されたか否かを判定する(ステップS102)。動体が検出された場合(ステップS102のYes)、制御部100は、ステップS103に進み、撮影データのデータファイルに動体が検出されたことを示す動体検出フラグを付与して記録部20に記録する(ステップS103)。そして、制御部100は、ステップS106に進む。一方、動体が検出されなかった場合(ステップS102のNo)、制御部100は、ステップS104に進み、イベントが検出されたか否かを判定する(ステップS104)。
イベントが検出された場合(ステップS104のYes)、制御部100は、ステップS105に進み、撮影データをイベント記録データとして記録部20に保存する(ステップS105)。そして、制御部100は、ステップS106に進む。一方、イベントが検出されなかった場合(ステップS104のNo)、制御部100は、ステップS106に進む。
ステップS106では、制御部100は、駐車監視機能が終了したか否かを判定する(ステップS106)。駐車監視機能が終了していない場合(ステップS106のNo)、制御部100は、ステップS102に進む。一方、駐車監視機能が終了した場合(ステップS106のYes)、制御部100は、図3の処理を終了する。
次に、図4を用いて、第一実施形態に係る制御部の上書き処理について説明する。図4は、第一実施形態に係る制御部の上書き処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4の処理は、上書き可能なデータファイルの生成毎に実行される。
まず、制御部100は、上書き可能なデータファイルを記録部20に記録するために、上書きが必要であるか否かを判定する(ステップS201)。上書きが必要であるか否かの判定は、記録部20におけるループ記録エリアの記録容量が上限であるか否かに基づき判定する。上書きが必要と判定された場合(ステップS201のYes)、制御部100は、ステップS202に進み、動体検出フラグが付与されていないデータファイルが有るか否かを判定する(ステップS202)。
動体検出フラグが付与されていないデータファイルがある場合(ステップS202のYes)、制御部100は、ステップS203に進み、動体検出フラグが付与されていないデータファイルは複数であるか否かを判定する(ステップS203)。
動体検出フラグが付与されていないデータファイルが複数ある場合(ステップS203のYes)、制御部100は、ステップS204に進み、動体検出フラグが付与されていない最も古いデータファイルに新たなデータファイルを上書きする(ステップS204)。そして、制御部100は、図4の処理を終了する。一方、動体検出フラグが付与されていないデータファイルが複数ない場合(ステップS203のNo)、制御部100は、ステップS205に進み、動体検出フラグが付与されていないデータファイルに新たなデータファイルを上書きする(ステップS205)。そして、制御部100は、図4の処理を終了する。
ステップS201で上書きが必要でなかった場合(ステップS201のNo)、制御部100は、ステップS206に進み、撮影データをデータファイルとして記録部20に記録する(ステップS206)。そして、制御部100は、図4の処理を終了する。
ステップS202で動体検出フラグが付与されていないデータファイルがない場合(ステップS202のNo)、制御部100は、ステップS207に進み、動体検出フラグが付与されたデータファイルは複数であるか否かを判定する(ステップS207)。
動体検出フラグが付与されたデータファイルが複数ある場合(ステップS207のYes)、制御部100は、ステップS208に進み、動体検出フラグが付与された最も古いデータファイルに新たなデータファイルを上書きする(ステップS208)。そして。制御部100は、図4の処理を終了する。一方、動体検出フラグが付与されたデータファイルが複数ない場合(ステップS207のNo)、制御部100は、ステップS209に進み、動体検出フラグが付与された1つのデータファイルに新たなデータファイルを上書きする(ステップS209)。そして、制御部100は、図4の処理を終了する。
上述のとおり、第一実施形態は、記録部に撮影データをデータファイルとして記録する際に、動体が含まれていないデータファイルを優先的に上書きして記録することができる。また、第一実施形態は、動体が含まれていないデータファイルがなくなった場合に、上書き候補のデータファイルが複数ある場合には、日付の最も古いデータファイルに上書きして記録することができる。これにより、第一実施形態は、適切に映像を記録することができる。
また、第一実施形態において、動体検出フラグは、フラグが付与されてから所定時間(例えば、48時間)経過後に削除されてもよい。これにより、第一実施形態は、例えば、記録部20のループ記録エリアの容量が、動体検出フラグが付与されたデータファイルで圧迫されてしまうことを抑制することができる。
[第二実施形態]
図5を用いて、第二実施形態に係る制御部の処理について説明する。図5は、第二実施形態に係る制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第二実施形態に係る記録制御システムの構成は第一実施形態に係る記録制御システムの構成と同じなので説明は省略する。
ステップS301と、ステップS302とは、図3に図示のステップS101と、ステップS102と同じなので説明は省略する。
ステップS302のYesの後、制御部100は、検出された動体までの距離情報を取得する(ステップS303)。ステップS303において、制御部100が取得する距離情報は、1つの値として取得してもよいし、範囲で取得してもよい。例えば、制御部100は、0mから3m、3mから5m、5mから10m、10m以上といったように特定の範囲の区分として動体までの距離を取得してもよい。
次に、制御部100は、データファイルに動体検出フラグと、距離情報とを対応付けて記録部20に記録する(ステップS304)。
ステップS305からステップS307は、図3に図示のステップS104からステップS106と同じなので説明は省略する。
次に、図6を用いて、第二実施形態に係る制御部の上書き処理について説明する。図6は、第二実施形態に係る制御部の上書き処理の流れに一例を示すフローチャートである。
ステップS401からステップS407は、図4に図示のステップS201からステップS207と同じなので説明は省略する。
ステップS407のYesの後、制御部100は、ステップS408に進み、動体までの距離が最も遠い動体検出フラグが付与されたデータファイルに新たなデータファイルを上書きする(ステップS408)。そして、制御部100は、図6の処理を終了する。一方、ステップS407のNoの後、制御部100は、ステップS409に進み、動体検出フラグが付与されたデータファイルに新たなデータファイルを上書きする。そして、制御部100は、図6の処理を終了する。
上述のとおり、第二実施形態は、動体が検出された場合に、動体検出フラグと、動体までの距離情報を対応付けてデータファイルに記録することができる。その結果、第二実施形態は、動体が含まれていないデータファイルがなくなった場合に、上書き候補のデータファイルが複数ある場合には、動体までの距離が最も遠いデータファイルに上書きして記録することができる。これにより、第二実施形態は、より適切に映像を記録することができる。
[第三実施形態]
図7を用いて、第三実施形態に係る制御部の処理について説明する。図7は、第三実施形態に係る制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第三実施形態に係る記録制御システムの構成は第一実施形態に係る記録制御システムの構成と同じなので説明は省略する。
ステップS501からステップS503は、図5に図示のステップS301からステップS303と同じなので説明は省略する。ステップS505からステップS508は、図5に図示のステップS304からステップS307と同じなので説明は省略する。すなわち、図7に図示の処理は、ステップS503の後にステップS504が追加された点で図5に図示の処理と異なっている。
ステップS503の後、制御部100は、取得した動体までの距離が所定未満であるか否かを判定する(ステップS504)。
所定距離未満である場合(ステップS504のYes)、制御部100は、ステップS507に進む。この場合、制御部100は、例えば、所定距離として、動体までの距離が1m未満である場合にイベントであると判断し、イベント記録データを保存する。
一方、所定距離未満でない場合(ステップS504のNo)、制御部100は、ステップS505に進む。
第三実施形態に係る上書き処理については、第二実施形態と同じなので、説明は省略する。
上述のとおり、第三実施形態は、動体が検出された場合に、動体までの距離が所定距離未満であることをイベントとして検出し、イベント記録データとして保存することができる。その結果、第三実施形態は、車両に近づいてきた動体が撮影された撮影データを、イベント記録データとして保存することができる。これにより、第三実施形態は、より適切に映像を記録することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 記録制御システム
10 カメラ
20 記録部
30 操作部
40 表示部
50 センサ
60 GPS受信部
100 制御部(記録制御装置)
110 バス
120 撮影データ取得部
121 バッファメモリ
122 撮影データ処理部
123 記録制御部
124 再生制御部
125 操作制御部
126 表示制御部
127 イベント検出部
128 位置情報取得部
129 駐車検出部
130 動体検出部
131 距離検出部

Claims (8)

  1. 車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得部と、
    前記車両の駐車中に前記撮影データ取得部が取得した撮影データから動体を検出する動体検出部と、
    前記撮影データに前記動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録し、前記記録部においてデータファイルの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書きする記録制御部と、
    を備える、記録制御装置。
  2. 前記車両から検出された前記動体までの距離を検出する距離検出部をさらに備え、
    前記記録制御部は、前記記録部において前記動体が検出されているデータファイルへの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルが複数ある場合、前記動体までの距離が大きいデータファイルから上書き対象として記録する、
    請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記距離検出部は、前記動体が検出されているデータファイルにおいて、検出された前記動体が前記車両に最も近いときの距離を前記車両から前記動体までの距離とする、
    請求項2に記載の記録制御装置。
  4. 前記車両に対するイベントを検出するイベント検出部をさらに備え、
    前記記録制御部は、イベントが検出されたときの撮影データを上書き禁止のデータファイルとして前記記録部に記録する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  5. 前記イベント検出部は、前記車両から検出された前記動体までの距離が所定距離未満であることをイベントとして検出する、
    請求項4に記載の記録制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録制御装置と、
    前記車両の周囲を撮像するカメラと、
    前記データファイルを記録する記録部と、
    を備える、記録制御システム。
  7. 車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得ステップと、
    前記車両の駐車中に前記撮影データ取得ステップにおいて取得した撮影データから動体を検出する動体検出ステップと、
    前記撮影データに前記動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録する記録ステップと、
    前記記録ステップにおいてデータファイルの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書き記録する上書き記録ステップと、
    を含む、記録制御方法。
  8. 記録装置を動作させるコンピュータに、
    車両の周囲を撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得ステップと、
    前記車両の駐車中に前記撮影データ取得ステップにおいて取得した撮影データから動体を検出する動体検出ステップと、
    前記撮影データに前記動体の検出情報を対応付けて上書可能なデータファイルとして記録部に記録する記録ステップと、
    前記記録ステップにおいてデータファイルの上書きが必要となったときは、前記動体が検出されているデータファイルへの上書きの優先度を下げて上書き記録する上書き記録ステップと、
    を実行させる、プログラム。
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