JP2020106967A - 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム - Google Patents

車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両の駐車中、適切に映像を記録すること。【解決手段】映像データを取得する映像データ取得部120と、イベントを検出するイベント検出部127と、車両の駐車中に、イベントの検出に基づいて、映像データを保存する駐車記録機能を動作させる記録機能制御部123と、周辺情報を取得する周辺情報取得部129と、周辺情報に基づき、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断部131とを備え、記録機能制御部123は、判断部131による判断に応じて、イベントが検出されるとカメラ210の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、カメラ210が撮影する映像データを常時記録するとともにイベントが検出されるとイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラムに関する。
車両の駐車中におけるイベントを記録する駐車記録機能を有する車両用記録装置がある。駐車記録機能において、車両用記録装置に内蔵されているバッテリまたは車両のバッテリから電力の供給を受けて、動作を行う技術が知られている。また、駐車記録機能において、イベント検出機能を駐車期間中に動作させ、イベント検出後に録画を開始することによって、消費電力を低減して、長時間の動作を可能にする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−055630号公報
車両用記録装置に内蔵されているバッテリまたは車両のバッテリから電力の供給を受ける場合、バッテリの残容量によって、動作可能な時間が制限される。また、イベント検出後に録画を開始する場合、イベント検出時とイベント検出前の映像データが撮影されない。これらにより、映像データから、イベント検出時の状況を適切に把握することが難しくなるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の駐車中、適切に映像を記録することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用記録制御装置は、車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、前記車両に対するイベントを検出するイベント検出部と、前記車両の駐車中に、イベントの検出に基づいて、前記映像データを保存する駐車記録機能を動作させる、記録機能制御部と、前記車両の周辺情報を取得する周辺情報取得部と、前記周辺情報取得部が取得した前記周辺情報に基づき、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断部と、を備え、前記記録機能制御部は、前記判断部による判断に応じて、イベントが検出されることで前記撮影部の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、前記撮影部が撮影する映像データを常時記録するとともにイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える、を切り替える。
本発明に係る車両用記録装置は、上記の車両用記録制御装置および、車両の周囲を撮影する撮影部と、前記映像データを保存する記録部との少なくともいずれかを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用記録制御方法は、車両の駐車時における周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、前記周辺情報取得ステップにおいて取得された前記周辺情報に基づき、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおける判断に応じて、前記車両に対するイベントが検出されることで前記車両の周辺を撮影する撮影部の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、前記撮影部が撮影する映像データを常時記録するとともに前記車両に対するイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える、記録機能制御ステップと、を含む。
本発明に係るプログラムは、車両の駐車時における周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、前記周辺情報取得ステップにおいて取得された前記周辺情報に基づき、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおける判断に応じて、前記車両に対するイベントが検出されることで前記車両の周辺を撮影する撮影部の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、前記撮影部が撮影する映像データを常時記録するとともに前記車両に対するイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える、記録機能制御ステップと、を車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、車両の駐車中、適切に映像を記録することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第一駐車記録機能を説明する概略図である。 図3は、第二駐車記録機能を説明する概略図である。 図4は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境である場合と、それ以外の場合とで、駐車記録機能を異なる状態にする。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両に予め設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、カメラ(撮影部)210と、記録部220と、操作部230と、表示部240と、加速度センサ250と、GPS(Global Positioning System)受信部260と、車両用記録制御装置100とを有する。
カメラ210は、車両の周囲を撮影するカメラである。本実施形態では、カメラ210は、360°の全天周を撮影可能なカメラとして説明するが、これに限定されず、一方向を向いた単数のカメラ、または、各方向をそれぞれ撮影する複数のカメラ群であってもよい。カメラ210は、例えば、車両の車室内前方に配置されている。本実施形態では、カメラ210は、アクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中、イベントが検出されると、例えば、数10秒程度の所定期間の映像を保存可能である。カメラ210は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
記録部220は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部220は、車両用記録制御装置100の記録機能制御部123から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベント記録データを記録する。
操作部230は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部230は、撮影した映像データを記録部220にイベント記録データとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したループ記録映像データまたはイベント記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部230は、操作情報を車両用記録制御装置100の操作制御部125に出力する。
表示部240は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部240は、カメラ210と一体に形成されていてもよい。表示部240は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部240は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部240は、車両用記録制御装置100の表示制御部126から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部240は、カメラ210が撮影している映像、または、記録部220に記録された映像を表示する。
加速度センサ250は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ250は、検出結果を車両用記録制御装置100のイベント検出部127に出力する。加速度センサ250は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GPS受信部260は、図示しないGPS衛星から電波を受信する。GPS受信部260は、受信した電波の信号を車両用記録制御装置100の位置情報取得部128へ出力する。
車両用記録制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。車両用記録制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。車両用記録制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは車両用記録制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。車両用記録制御装置100は、バス110に接続された、映像データ取得部120と、バッファメモリ121と、映像データ処理部122と、記録機能制御部123と、再生制御部124と、操作制御部125と、表示制御部126と、イベント検出部127と、位置情報取得部128と、周辺情報取得部129と、動体検知部130と、判断部131と、駐車検出部132を有する。
映像データ取得部120は、車両の周囲を撮影した映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部120は、カメラ210が出力した映像データを取得して、バッファメモリ121に出力する。
バッファメモリ121は、車両用記録制御装置100が備える内部メモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG−4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。映像データ処理部122は、生成した映像データを記録機能制御部123へ出力する。また、映像データ処理部122は、生成した映像データを表示制御部126へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、カメラ210が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
記録機能制御部123は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、記録部220に記録させる制御を行う。記録機能制御部123は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、上書き可能な映像データとして、記録部220に記録する。より詳しくは、記録機能制御部123は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122が生成した映像データを記録部220に記録し続け、記録部220の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
さらに、記録機能制御部123は、イベント検出部127がイベントを検出した場合、映像データ処理部122が生成した映像データにおける所定の期間の映像データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部220に保存する。
記録機能制御部123が記録部220に保存するイベント記録データは、イベントが検出されてから撮影を開始する場合は、イベントが検出され撮影が開始されてから、例えば10秒以上、60秒以下程度の所定の期間の映像データをイベント記録データとして保存する。記録機能制御部123が記録部220に保存するイベント記録データは、ループ記録処理を実行する期間においては、イベントが検出された時点の前後10秒以上、60秒以下程度の所定の期間の映像データをイベント記録データとして保存する。
記録機能制御部123は、車両のアクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中に、駐車監視機能を動作させて、カメラ210が撮影した映像データを保存する。より詳しくは、駐車監視機能は、イベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する。または、駐車監視機能は、イベントを検出してからカメラ210を起動して映像データを保存する。
記録機能制御部123は、車両に対する物体の衝突可能性に応じて、第一駐車記録機能または第二駐車記録機能を実行する。より詳しくは、記録機能制御部123は、判断部131が車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断した場合、イベントが検出されることでカメラ210の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録を行い、判断部131が車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断した場合、カメラ210が撮影する映像データを常時記録するとともにイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録を行う。
記録機能制御部123は、第一駐車記録機能として、イベント検出部127にイベントの検出を実行させ、イベント検出部127からイベントが検出されたことを示す信号を取得すると、カメラ210を起動させて、イベント検出後の所定期間、撮影を実行させる。記録機能制御部123は、撮影された映像データをイベント記録データとして記録部220に保存させる。
記録機能制御部123は、第二駐車記録機能として、イベント検出部127にイベントの検出を実行させるとともにループ記録処理を実行し、イベント検出部127からイベントが検出されたことを示す信号を取得すると、イベント検出時の前後の所定期間の映像データをイベント記録データとして記録部220に保存させる。
図2を用いて、第一駐車記録機能について説明する。図2では、時刻T1において、イベントが検出されると、カメラ210が起動し、時刻T1以降の所定期間の映像データがイベント記録データとして記録部220に保存される。イベントが検出された時刻T1と、カメラ210が起動してイベント記録データとして保存される映像データの取得開始時刻は、必ずしも一致しなくともよく、カメラの起動等に要する時間分の遅延を含む。
図3を用いて、第二駐車記録機能について説明する。図3(a)に示すように、カメラ210が撮影した映像データはバッファメモリ121に記録される。図3(b)に示すように、バッファメモリ121に記録された映像データから、所定期間の映像データが切出されてループ記録映像データD−3、ループ記録映像データD−2、ループ記録映像データD−1、ループ記録映像データD、および、ループ記録映像データD+1などのファイルが生成される。生成されたファイルは、記録部220に上書き可能なファイルとして記録される。また、図3(c)に示すように、時刻T1において、イベントが検出されると、少なくとも時刻T1を含むファイル、または時刻T1を含むファイルから抽出された所定期間の映像データがイベント記録データとして記録部220に保存される。
図1に戻り、再生制御部124は、操作制御部125から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データを再生するよう制御する。
操作制御部125は、操作部230が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部125は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部125は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
表示制御部126は、表示部240における映像データの表示を制御する。表示制御部126は、映像データを表示部240に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部126は、カメラ210が撮影している映像、または、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データの再生によって表示する映像信号を出力する。
イベント検出部127は、加速度センサ250の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。より詳しくは、イベント検出部127は、加速度センサ250が検出した加速度における閾値以上の加速度が検出されると、イベントとして検出する。駐車記録時のイベントを検出する閾値は、走行時にイベント検出を行う場合の閾値より小さい閾値を設定してもよい。例えば、走行時のイベント検出を行う加速度の閾値が例えば1G程度である場合、駐車記録時のイベント検出を行う加速度の閾値を0.3G程度としてもよい。
位置情報取得部128は、GPS受信部260が受信した電波に基づいて、車両の現在の位置情報を公知の方法によって算出する。
周辺情報取得部129は、車両の周辺情報を取得する。より詳しくは、周辺情報取得部129は、車両に隣接して存在している物体である他車両(以下、「隣接他車両」という。)との距離を車両の周辺情報として取得する。周辺情報取得部129は、車両の駐車時における周辺情報を取得してもよい。例えば、周辺情報取得部129は、車両の駐車時に、隣接他車両との距離を周辺情報として取得する。周辺情報取得部129は、車両の駐車後における周辺情報を取得してもよい。例えば、周辺情報取得部129は、車両の駐車後に、隣接他車両が出庫する場合、隣接他車両との距離を周辺情報として取得する。または、例えば、周辺情報取得部129は、車両の駐車後に、隣接他車両が入庫する場合、隣接他車両との距離を周辺情報として取得する。
動体検知部130は、車両の周囲における動体検知を行う。より詳しくは、動体検知部130は、車両の駐車後に、動いた隣接他車両を動体として検出する。動体検知部130は、例えば、車両の駐車中に隣接他車両が出庫する際に、隣接他車両を動体として検出する。動体検知部130は、例えば、車両の駐車中に隣接他車両が入庫する際に、入庫する隣接他車両を動体として検出する。
判断部131は、周辺情報取得部129が取得した周辺情報に基づき、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する。より詳しくは、判断部131は、車両に隣接して存在している隣接他車両との距離が所定値未満である場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する。例えば、車両が駐車したときに隣接他車両との間隔が狭い場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する。
判断部131は、周辺情報取得部129が取得した周辺情報と動体検知部130の検知結果とに基づいて、車両に隣接して存在している隣接他車両との距離が所定値未満である場合であって、車両に隣接し、駐車後に検出された動体である隣接他車両が動いた場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断してもよい。例えば、車両が駐車したときに隣接他車両との間隔が狭く、車両の駐車中に隣接他車両が出庫する場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する。
判断部131は、周辺情報取得部129が取得した周辺情報と動体検知部130の検知結果とに基づいて、車両の駐車中に検出された動体である隣接他車両が車両との距離が所定値未満まで近接した場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断してもよい。例えば、車両が駐車中に、隣接他車両が車両との間隔が狭い位置に入庫する場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する。
判断部131が、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する隣接他車両との距離である所定値は、例えば、50cm程度以下とする。
駐車検出部132は、車両から取得する情報に基づいて、車両が駐車状態にあることを検出する。
車両が駐車状態であるとは、シフトポジションが「パーキング」となったことやサイドブレーキが操作されたこと、例えば5秒以上の時間、速度がゼロとなったこと、エンジン停止などの状態である。または、ユーザ操作など任意のトリガが発生したとき、車両が駐車状態であると判断してもよい。車両用記録装置10は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が駐車状態ではなく動作している間は、映像を常時記録、所謂ループ記録を行うとともにイベントの検出を行う。
次に、図4を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。図4は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。車両用記録制御装置100は、車両の動作中、周辺情報取得部129によって、車両の周囲の周辺情報を取得する。車両の動作中とは、車両用記録装置10に車両のアクセサリ電源から電源が供給されている場合など、駐車状態ではない場合である。車両の周囲の周辺情報は、車両の動作中に限らず、駐車時、駐車後など、必要なときに取得できればよい。車両用記録制御装置100は、車両が停止すると、図2に示すフローチャートの処理を実行する。車両が停止するとは、シフトポジションが「パーキング」となったことやサイドブレーキが操作されたこと、例えば5秒以上の時間、速度がゼロとなったこと、エンジン停止などである。または、ユーザ操作など任意のトリガによって、車両が停止したと判断してもよい。
車両用記録制御装置100は、駐車時の隣接他車両との距離は所定値未満であるか否かを判定する(ステップS101)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、周辺情報取得部129が取得した、駐車時の隣接他車両との距離が所定値未満であるか否かを判定する。車両用記録制御装置100は、駐車時の隣接他車両との距離が所定値未満であると判定する場合(ステップS101でYes)、ステップS103に進む。車両用記録制御装置100は、駐車時の隣接他車両との距離が所定値未満ではないと判定する場合(ステップS101でNo)、ステップS102に進む。
駐車時の隣接他車両との距離が所定値未満ではないと判定する場合(ステップS101でNo)、車両用記録制御装置100は、第一駐車記録機能を動作させる(ステップS102)。車両用記録制御装置100は、ステップS104に進む。
駐車時の隣接他車両との距離が所定値未満であると判定する場合(ステップS101でYes)、車両用記録制御装置100は、第二駐車記録機能を動作させする(ステップS103)。車両用記録制御装置100は、ステップS104に進む。
ステップS102において第一駐車記録機能が動作している間、またはステップS103において第二駐車記録機能が動作している間、車両用記録制御装置100は、駐車監視機能を終了したか否かを判断する(ステップS104)。駐車監視機能の終了とは、例えばアクセサリ電源がONとなったことや、操作部230の操作によって駐車監視機能が停止されたことなどで判断される。
ステップS104において、駐車監視機能が終了したと判断された場合(ステップS104でYes)、本処理を終了する。駐車監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS104でNo)、ステップS105に進む。
車両用記録制御装置100は、隣接他車両との距離条件に変化があるか否かを判定する(ステップS105)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、動体検知部130によって、車両の駐車後に、動体として隣接他車両が検出されたか否かによって、隣接他車両との距離条件に変化があるか否かを判定する。例えば、車両の駐車後に、隣接他車両が出庫する場合、動体検知部130によって、出庫する隣接他車両が動体として検出される。または、例えば、車両の駐車後に、隣接他車両が入庫する場合、動体検知部130によって、入庫する隣接他車両が動体として検出される。車両用記録制御装置100は、動体検知部130によって隣接他車両が動体として検出された場合、隣接他車両との距離条件に変化があると判定する。車両用記録制御装置100は、動体検知部130によって隣接他車両が動体として検出されない場合、隣接他車両との距離条件に変化がないと判定する。車両用記録制御装置100は、隣接他車両との距離条件に変化があると判定される場合(ステップS105でYes)、ステップS106に進む。車両用記録制御装置100は、隣接他車両との距離条件に変化がないと判定される場合(ステップS105でNo)、ステップS104に戻る。
隣接他車両との距離条件に変化があると判定される場合(ステップS105でYes)、車両用記録制御装置100は、隣接他車両との距離が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS106)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、周辺情報取得部129が取得した、駐車後において、動体として検出された隣接他車両との距離が所定値未満であるか否かを判定する。例えば、車両の駐車後に、隣接他車両が出庫する際、出庫する隣接他車両が、車両に対して所定値未満の距離まで近接した場合(ステップS106でYes)、ステップS108に進む。または、例えば、車両の駐車後に、隣接他車両が入庫する際、入庫する隣接車両が、車両に対して所定値未満の距離まで近接した場合(ステップS106でYes)、ステップS108に進む。車両用記録制御装置100は、例えば、車両の駐車後に、隣接他車両が出庫する際、出庫する隣接他車両が、車両に対して所定値未満の距離まで近接しない場合(ステップS106でNo)、ステップS107に進む。車両用記録制御装置100は、例えば、車両の駐車後に、隣接他車両が入庫する際、入庫する隣接車両が、車両に対して所定値未満の距離まで近接しない場合(ステップS106でNo)、ステップS107に進む。
駐車後において隣接他車両との距離が所定値未満ではないと判定する場合(ステップS106でNo)、車両用記録制御装置100は、第一駐車記録機能を動作させる(ステップS107)。車両用記録制御装置100は、ステップS104に進む。
駐車後において隣接他車両との距離が所定値未満であると判定する場合(ステップS106でYes)、車両用記録制御装置100は、第二駐車記録機能を動作させる(ステップS108)。車両用記録制御装置100は、ステップS104に進む。
ステップS102において第一駐車記録機能が動作した後に、ステップS104がNo、ステップS105がYes、ステップS106がNoの場合、ステップS107においては、ステップS102で動作した第一駐車記録機能が継続される。また、ステップS103で第二駐車記録機能が動作した後に、ステップS104がNo、ステップS105がYes、ステップS106がYesの場合、ステップS108においては、ステップS103で動作した第二駐車記録機能が継続される。
次に、図5を用いて、駐車記録機能としてイベントを検出し映像データを保存する泰一駐車記録機能の処理の流れについて説明する。図5は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。
図5の処理は、第一駐車記録機能が開始することで開始される。車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、加速度センサ250の出力に基づくイベントの検出を開始し(ステップS111)、ステップS112に進む。
車両用記録制御装置100は、イベント検出部127による加速度センサ250の検出結果に基づいて、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS112)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、閾値以上の加速度が検出された場合、イベントを検出したと判定して(ステップS112でYes)、ステップS113に進む。車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、閾値以上の加速度が検出されなかった場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS112でNo)、本処理を終了する。図5における処理の終了とは、図4のステップS104に進むことであり、車両用記録制御装置100は、第一駐車記録機能が継続している間は、ステップS112からステップS115の処理を実行する。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラ210による撮影を開始させ(ステップS113)、ステップS114に進む。
車両用記録制御装置100は、所定期間が経過したかを判定する(ステップS114)。車両用記録制御装置100は、撮影開始から所定期間が経過したと判定する場合(ステップS114でYes)、ステップS115に進む。車両用記録制御装置100は、撮影開始から所定期間が経過していないと判定する場合(ステップS114でNo)、ステップS114の処理を再度実行する。
所定期間が経過したと判定する場合(ステップS114でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、撮影を終了するとともに、撮影された映像データをイベント記録データとして記録部220に保存させ(ステップS115)、本処理を終了する。ステップS115で保存されるイベント記録データは、ステップS113で撮影を開始してからステップS114で所定期間が経過したと判定されステップS115で撮影が終了するまでの期間の映像データである。図5における処理の終了とは、図4のステップS104に進むことであり、車両用記録制御装置100は、第一駐車記録機能が継続している間は、ステップS112からステップS115の処理を実行する。
次に、図6を用いて、第二駐車記録機能として、イベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する処理の流れについて説明する。図6は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。図6のステップS122およびステップS123の処理は、図5のステップS112およびステップS114と同様の処理を行う。
図6の処理は、駐車記録機能が開始することで開始される。車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によってループ記録処理を開始するとともに、加速度センサ250の出力に基づくイベントの検出を開始し(ステップS121)、ステップS122に進む。
所定期間が経過したと判定する場合(ステップS123でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、イベント検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する(ステップS124)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、映像データ処理部122によって、イベント検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント記録データとして生成する。車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、映像データ処理部122が生成した、イベント検出時を含む前後の所定期間のイベント記録データを記録部220に保存させ、本処理を終了する。図6における処理の終了とは、図4のステップS104に進むことであり、車両用記録制御装置100は、第二駐車記録機能が継続している間は、ステップS122からステップS124の処理を実行する。
このように、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境となったと判断した場合、第一駐車記録に代えて、第二駐車記録を行う。
上述したように、本実施形態では、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境となったと判断した場合、ループ記録処理を実行させる。本実施形態によれば、衝突可能性が高い環境となったと判断した場合、イベント検出時の前後所定期間の映像データをイベント記録データとして保存することができる。本実施形態によれば、衝突可能性が高い環境となったと判断した場合に限って、ループ記録処理を行うので、消費電力を低減することができる。これにより、本実施形態は、常時、ループ記録処理を行う場合に比べて長時間、駐車記録機能を動作させることができる。
本実施形態では、例えば、車両が駐車したときに隣接他車両との間隔が狭い場合、衝突可能性が高い環境となったと判断して、ループ記録処理を実行することができる。また、本実施形態では、車両が駐車したときに隣接他車両との間隔が狭く、車両の駐車中に隣接他車両が出庫する場合、衝突可能性が高い環境となったと判断して、ループ記録処理を実行することができる。また、本実施形態では、車両が駐車中に、隣接他車両が車両との間隔が狭い位置に入庫する場合、衝突可能性が高い環境となったと判断して、ループ記録処理を実行することができる。本実施形態によれば、衝突可能性が高い環境においては、衝突が検出された前後の時間を含む映像データを、イベント記録データとして保存することができる。
また、本実施形態では、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境となったと判断されない場合、イベントの検出動作のみを行い、イベント検出後、カメラ210を起動させて、撮影された映像データをイベント記録データとして保存させる。本実施形態によれば、イベントの検出動作のみを行うので、ループ記録処理を行う場合に比べて、消費電力を低減することができる。これにより、本実施形態は、ループ記録処理を行う場合に比べて長時間、駐車記録機能を動作させることができる。
このように、本実施形態によれば、車両の駐車中、適切に映像を記録することができる。
[第二実施形態]
図7を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図7は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。車両用記録装置10は、周辺情報取得部129と判断部131とにおける処理とが第一実施形態と異なる。
周辺情報取得部129は、隣接他車両との距離に加えて、車両近傍の風速情報を車両の周辺情報として取得する。車両近傍の風速情報は、車両に備えられた風速計から取得、車両の近傍に設置された風速計から近距離無線通信等によって取得、インターネット回線等を介して外部サーバから取得する等、任意の手法で取得する。
判断部131は、周辺情報取得部129が取得した周辺情報に基づいて、隣接他車両との距離が所定値未満であり、風速が閾値以上の強度を示している場合に、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境となったことを判断する。
次に、図7を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。図7のステップS131、ステップS133ないしステップS135の処理は、図4に示すフローチャートのステップS106、ステップS107、ステップS108、ステップS104と同様の処理を行う。
車両用記録制御装置100は、強風であるかを判定する(ステップS132)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、周辺情報取得部129が取得した風速情報に基づいて、風速が閾値以上の強度であるか否かで強風であるかを判定する。車両用記録制御装置100は、風速が閾値以上の強度であり、強風であると判定する場合(ステップS132でYes)、ステップS133に進む。車両用記録制御装置100は、風速が閾値以上の強度ではなく、強風ではないと判定する場合(ステップS132でNo)、ステップS134に進む。
周辺情報取得部129は、風速情報に代えて風力情報を取得してもよい。ステップS132の判断を行う風速の閾値は、例えば車両のドアの開閉時に、風によってドアが開いてしまう程度の閾値であり、一例としては、風速10m/sなどである。
このように、隣接他車両と車両との距離が所定値未満になったことに加えて、車両周辺が強風である場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境となったと判断して、第一駐車記録に代えて、第二駐車記録を行う。
上述したように、本実施形態は、隣接他車両と車両との距離が所定値未満になったことに加えて、車両周辺が強風である場合、車両に対する物体の衝突可能性が高い環境となったと判断して、ループ記録処理を実行させることができる。本実施形態によれば、例えば、強風時に、隣接他車両のドアが強風にあおられて衝突した前後の時間を含む映像データを、適切にイベント記録データとして保存することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車両用記録装置
100 車両用記録制御装置
110 バス
120 映像データ取得部
121 バッファメモリ
122 映像データ処理部
123 記録機能制御部
124 再生制御部
125 操作制御部
126 表示制御部
127 イベント検出部
128 位置情報取得部
129 周辺情報取得部
130 動体検知部
131 判断部
132 駐車検出部
210 カメラ(撮影部)
220 記録部
230 操作部
240 表示部
250 加速度センサ
260 GPS受信部

Claims (9)

  1. 車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記車両に対するイベントを検出するイベント検出部と、
    前記車両の駐車中に、イベントの検出に基づいて、前記映像データを保存する駐車記録機能を動作させる、記録機能制御部と、
    前記車両の周辺情報を取得する周辺情報取得部と、
    前記周辺情報取得部が取得した前記周辺情報に基づき、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断部と、
    を備え、
    前記記録機能制御部は、前記判断部による判断に応じて、イベントが検出されることで前記撮影部の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、前記撮影部が撮影する映像データを常時記録するとともにイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える、
    車両用記録制御装置。
  2. 前記記録機能制御部は、前記判断部が前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境ではないと判断した場合、前記第一駐車記録を行い、前記判断部が前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断した場合、前記第二駐車記録を行う、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記周辺情報取得部は、前記車両に隣接して存在している物体である他車両との距離を前記車両の周辺情報として取得し、
    前記判断部は、前記車両に隣接して存在している他車両との距離が所定値未満である場合、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する、
    請求項1または2に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記車両の周囲における動体検知を行う動体検知部、
    をさらに備え、
    前記周辺情報取得部は、前記車両の駐車時における周辺情報を取得し、
    前記判断部は、前記車両に隣接して存在している他車両との距離が所定値未満である場合であって、前記車両に隣接し、駐車後に検出された動体である他車両が動いた場合、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する、
    請求項3に記載の車両用記録制御装置。
  5. 前記車両の周囲における動体検知を行う動体検知部、
    をさらに備え、
    前記周辺情報取得部は、前記車両の駐車後における周辺情報を取得し、
    前記判断部は、前記車両の駐車中に検出された動体である他車両が前記車両との距離が所定値未満まで近接した場合、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する、
    請求項3に記載の車両用記録制御装置。
  6. 前記周辺情報取得部は、前記車両に隣接して存在している物体である他車両との距離に加えて前記車両の近傍の風速情報を前記車両の周辺情報として取得し、
    前記判断部は、前記車両に隣接して存在している他車両との距離が所定値未満であり、風速が閾値以上の強度を示している場合、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であると判断する、
    請求項3に記載の車両用記録制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置および、
    車両の周囲を撮影する撮影部と、前記映像データを保存する記録部との少なくともいずれかを備えることを特徴とする車両用記録装置。
  8. 車両の駐車時における周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、
    前記周辺情報取得ステップにおいて取得された前記周辺情報に基づき、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおける判断に応じて、前記車両に対するイベントが検出されることで前記車両の周辺を撮影する撮影部の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、前記撮影部が撮影する映像データを常時記録するとともに前記車両に対するイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える、記録機能制御ステップと、
    を含む車両用記録制御方法。
  9. 車両の駐車時における周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、
    前記周辺情報取得ステップにおいて取得された前記周辺情報に基づき、前記車両に対する物体の衝突可能性が高い環境であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおける判断に応じて、前記車両に対するイベントが検出されることで前記車両の周辺を撮影する撮影部の撮影を開始させ所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する第一駐車記録と、前記撮影部が撮影する映像データを常時記録するとともに前記車両に対するイベントが検出されることでイベント検出時の前後所定期間の映像データを保存する第二駐車記録と、を切り替える、記録機能制御ステップと、
    を車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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