JP2021043685A - 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム - Google Patents

車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切に駐車監視を行うこと。【解決手段】第一カメラユニット210が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得部120と、車両が駐車していることを検出する駐車検出部130と、加速度情報を取得する加速度情報取得部127と、動体を検出する動体検出部132と、車両が駐車したときに、車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出部131と、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断部133と、車両が駐車しているときに、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断した場合、加速度情報に基づいてイベント検出を行い、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、動体検出に基づいたイベント検出を行うイベント検出部134と、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御部123とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラムに関する。
カメラの撮影範囲によらず、監視対象物の周囲及び内部の少なくともどちらかの動体を検出することが可能な技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−185064公報
駐車監視を行うドライブレコーダは、車両に閾値以上の大きさの加速度が加わった場合、または、動体が検出された場合、イベント記録を行う。駐車中は、車両が止まっている位置は駐車場であることが多いため、衝突に相当する加速度が生じない、軽微な接触などが多い。そこで、駐車時においては動体検出による監視が有効であるが、軽微な接触に関連しない歩行者や他車両などに反応してしまい、不要なイベント記録データが保存されるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適切に駐車監視を行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る制御装置は、車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得部と、前記車両が駐車していることを検出する駐車検出部と、前記車両に加わる加速度情報を取得する加速度情報取得部と、前記映像データ取得部が取得した前記第一映像データから動体を検出する動体検出部と、前記車両が駐車したときに、前記映像データ取得部が取得した前記第一映像データから、前記車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出部と、前記車両と前記駐車区画基準検出部が検出した前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断部と、前記車両が駐車しているとき、前記判断部が、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であると判断した場合、前記加速度情報取得部が取得した前記加速度情報に基づいてイベント検出を行い、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、前記動体検出部の検出結果に基づいたイベント検出を行うイベント検出部と、前記イベント検出部がイベントを検出した場合、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御部と、を備える。
本発明に係る車両用記録装置は、上記の車両用記録制御装置および、車両の周辺を撮影する第一撮影部と、前記第一撮影部が撮影した映像データを保存する記録部との少なくともいずれかを備える。
本発明に係る車両用記録制御方法は、車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得ステップと、前記車両が駐車していることを検出する駐車検出ステップと、前記車両に加わる加速度情報を取得する加速度情報取得ステップと、前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから動体を検出する動体検出ステップと、前記車両が駐車したときに、前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから、前記車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出ステップと、前記車両と前記駐車区画基準検出ステップによって検出された前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断ステップと、前記車両が駐車しているとき、前記判断ステップによって、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であると判断された場合、前記加速度情報取得ステップによって取得された前記加速度情報に基づいてイベント検出を行い、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、前記動体検出ステップにおける検出結果に基づいたイベント検出を行うイベント検出ステップと、前記イベント検出ステップによってイベントが検出された場合、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御ステップと、を含む。
本発明に係るプログラムは、車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得ステップと、前記車両が駐車していることを検出する駐車検出ステップと、前記車両に加わる加速度情報を取得する加速度情報取得ステップと、前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから動体を検出する動体検出ステップと、前記車両が駐車したときに、前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから、前記車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出ステップと、前記車両と前記駐車区画基準検出ステップによって検出された前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断ステップと、前記車両が駐車しているとき、前記判断ステップによって、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であると判断された場合、前記加速度情報取得ステップによって取得された前記加速度情報に基づいてイベント検出を行い、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、前記動体検出ステップにおける検出結果に基づいたイベント検出を行うイベント検出ステップと、前記イベント検出ステップによってイベントが検出された場合、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御ステップと、を車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、適切に駐車監視を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第一カメラユニットとその撮影範囲の一例を示す概略図である。 図3は、車両と駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両が適切に駐車されている状態を示す図である。 図4は、車両と駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両が斜めに駐車されている状態を示す図である。 図5は、車両と駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両が片側に寄って駐車されている状態を示す図である。 図6は、車両と駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両と駐車区画基準との距離が短い状態を示す図である。 図7は、第一実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、第二実施形態に係る制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、第二実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る制御装置100を有する車両用記録装置10の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、駐車監視において、映像データから車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判定した場合、加速度によってイベント検出を行い、適切ではないと判定した場合、動体検出によってイベント検出を行う。
駐車区画基準とは、駐車区画の境界を示す、例えば、駐車枠線、停止位置を示す縁石、車止め等である。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両に予め設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、第一カメラユニット(第一撮影部)210と、記録部230と、操作部250と、表示部260と、GPS(Global Positioning System)受信部280と、車両用記録制御装置(以下、「制御装置」という。)100とを有する。
図2は、第一カメラユニット210とその撮影範囲の一例を示す概略図である。図2に示すように、第一カメラユニット210は、車両の周辺を撮影する複数のカメラを有する。より詳しくは、第一カメラユニット210は、車両の周りを囲む、例えば、車両から50cmから2m程度の範囲の路面を撮影可能である。第一カメラユニット210は、例えば、車両が駐車した駐車区画の内側を含む範囲の路面を撮影可能である。第一カメラユニット210は、複数のカメラを有し、所謂俯瞰映像用カメラである。複数のカメラは、車両の異なる向きを向いて配置され、車両に対して異なる方向を撮影する。本実施形態では、第一カメラユニット210は、前俯瞰映像用カメラ211と、後俯瞰映像用カメラ212と、左俯瞰映像用カメラ213と、右俯瞰映像用カメラ214とを有する。以下の説明において前俯瞰映像用カメラ211と後俯瞰映像用カメラ212と左俯瞰映像用カメラ213と右俯瞰映像用カメラ214との区別を要しない場合、第一カメラユニット210として説明する。
前俯瞰映像用カメラ211は、車両Vの図示しない前方グリルや図示しない前方バンパーなど、車両Vの前方に配置され、車両Vの前方を中心とした周辺を撮影する。前俯瞰映像用カメラ211は、例えば、水平方向に180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像の表示範囲より車両Vの前方に広い範囲を含む。前俯瞰映像用カメラ211は、撮影した第一映像データを制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
後俯瞰映像用カメラ212は、車両Vの図示しない後方ゲートや図示しない後方バンパーなど、車両Vの後方に配置され、車両Vの後方を中心とした周辺を撮影する。後俯瞰映像用カメラ212は、例えば、水平方向に180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像の表示範囲より車両Vの後方に広い範囲を含む。後俯瞰映像用カメラ212は、撮影した第一映像データを制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
左俯瞰映像用カメラ213は、車両Vの図示しない左サイドミラーなど、車両Vの左側方に配置され、車両Vの左側方を中心とした周辺を撮影する。左俯瞰映像用カメラ213は、例えば、水平方向に180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像の表示範囲より車両Vの左側方に広い範囲を含む。左俯瞰映像用カメラ213は、撮影した第一映像データを制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
右俯瞰映像用カメラ214は、車両Vの図示しない右サイドミラーなど、車両Vの右側方に配置され、車両Vの右側方を中心とした周辺を撮影する。右俯瞰映像用カメラ214は、例えば、水平方向に180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像の表示範囲より車両Vの右側方に広い範囲を含む。右俯瞰映像用カメラ214は、撮影した第一映像データを制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
前俯瞰映像用カメラ211と後俯瞰映像用カメラ212と左俯瞰映像用カメラ213と右俯瞰映像用カメラ214とで、車両Vの全方位を撮影する。
記録部230は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶や保存などに用いられる。記録部230は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部230は、制御装置100の記録制御部123から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベント記録データを記録する。
操作部250は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部250は、撮影した映像データを記録部230にイベント記録データとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部250は、記録部230に記録したループ記録映像データまたはイベント記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部250は、記録部230に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部250は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部250は、操作情報を制御装置100の操作制御部125に出力する。
表示部260は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部260は、第一カメラユニット210と一体に形成されていてもよい。表示部260は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部260は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部260は、制御装置100の表示制御部126から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部260は、第一カメラユニット210が撮影している映像、または、記録部230に記録された映像を表示する。
加速度センサ270は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ270は、検出結果を制御装置100のイベント検出部134に出力する。加速度センサ270は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GPS受信部280は、図示しないGPS衛星から電波を受信する。GPS受信部280は、受信した電波の信号を制御装置100の位置情報取得部128へ出力する。
制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御装置100は、バス110に接続された、映像データ取得部120と、バッファメモリ121と、映像データ処理部122と、記録制御部123と、再生制御部124と、操作制御部125と、表示制御部126と、加速度情報取得部127と、位置情報取得部128と、駐車検出部130と、駐車区画基準検出部131と、動体検出部132と、判断部133と、イベント検出部134とを有する。
映像データ取得部120は、車両の周辺を撮影する第一カメラユニット210が撮影した第一映像データを取得して、バッファメモリ121に出力する。
バッファメモリ121は、制御装置100が備える内部メモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG−4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。映像データ処理部122は、生成した映像データを記録制御部123へ出力する。また、映像データ処理部122は、生成した映像データを表示制御部126へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、第一カメラユニット210が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
記録制御部123は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、記録部230に記録させる制御を行う。記録制御部123は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、上書き可能な映像データとして、記録部230に記録する。より詳しくは、記録制御部123は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122が生成した映像データを記録部230に記録し続け、記録部230の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
さらに、記録制御部123は、イベント検出部134がイベントを検出した場合、検出されたイベントに関連する映像データをイベント記録データとして保存する。より詳しくは、記録制御部123は、イベント検出部134がイベントを検出した場合、映像データ処理部122が生成した、所定期間の映像データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部230に保存する。記録制御部123は、本実施形態では、イベント検出部134がイベントを検出した場合、検出されたイベントに関する第一映像データをイベント記録データとして保存する。
記録制御部123が記録部230に保存するイベント記録データは、イベントが検出されてから撮影を開始する場合、イベントが検出され撮影が開始されてから、例えば10秒以上、60秒以下程度の所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する。記録制御部123が記録部230に保存するイベント記録データは、ループ記録処理を実行する期間においては、イベントが検出された時点の前後10秒以上、60秒以下程度の所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する。
記録制御部123は、車両のアクセサリ電源がOFFであるとき、言い換えると、車両の駐車中に、駐車監視機能を動作させて、イベントを検出した場合、第一カメラユニット210が撮影した第一映像データをイベント記録データとして保存する。より詳しくは、駐車監視機能は、イベントを検出してから第一カメラユニット210を起動して第一映像データをイベント記録データとして保存する。または、駐車監視機能は、ループ記録処理を用いて第一映像データをイベント記録データとして保存する。
再生制御部124は、操作制御部125から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部230に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データを再生するよう制御する。
操作制御部125は、操作部250が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部125は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部125は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
表示制御部126は、表示部260における映像データの表示を制御する。表示制御部126は、映像データを表示部260に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部126は、第一カメラユニット210が撮影している映像、または、記録部230に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データの再生によって表示する映像信号を出力する。
加速度情報取得部127は、加速度センサ270の検出結果から、車両に加わる加速度を示す加速度情報を取得する。
位置情報取得部128は、GPS受信部280が受信した電波に基づいて、車両の現在の位置情報を公知の方法によって算出する。
駐車検出部130は、車両から取得する情報に基づいて、車両が駐車している駐車状態にあることを検出する。
車両が駐車状態であるとは、シフトポジションが「パーキング」となったことやサイドブレーキが操作されたこと、エンジン停止などの状態である。または、ユーザ操作など任意のトリガが発生したとき、車両が駐車状態であると判断してもよい。
駐車区画基準検出部131は、車両が駐車したときに、第一カメラユニット210が撮影した映像データから、例えば、駐車枠線、停止位置を示す縁石、車止めなどの車両の周辺における駐車区画の境界を示す駐車区画基準を検出する。より詳しくは、駐車区画基準検出部131は、映像データ取得部120が取得した、車両の周辺の下方を撮影した映像データにエッジ検出処理を行い、車両の周辺に存在する所定幅以上の幅の線状の領域を駐車区画基準として検出する。車両が駐車したときとは、駐車を開始したとき、駐車中を含む。
図3ないし図6を参照して、駐車区画基準について説明する。図3は、車両Vと駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両Vが適切に駐車されている状態を示す図である。図4は、車両Vと駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両Vが駐車区画基準に対して斜めに駐車されている状態を示す図である。図5は、車両Vと駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両Vが駐車区画基準に対して片側に寄って駐車されている状態を示す図である。図6は、車両Vと駐車区画基準との位置関係を説明する概略図であり、車両Vと駐車区画基準との距離が短い状態を示す図である。図3ないし図6では、駐車区画基準が駐車枠線Lであるとして説明する。駐車枠線Lは、駐車枠線L1、駐車枠線L2、駐車枠線L3及び駐車枠線L4を含む。図3に示す車両Vは、駐車枠線Lで区画された駐車区画に適切に駐車されている。車両Vの左右方向は、駐車枠線L1、駐車枠線L2との角度の差が10°程度未満である。車両Vの前後方向は、駐車枠線L3、駐車枠線L4との角度の差が10°程度未満である。車両Vの前方と駐車枠線L1との距離d1、車両Vの後方と駐車枠線L2との距離d2、車両Vの左側方と駐車枠線L3との距離d3、車両Vの右側方と駐車枠線L4との距離d4が、いずれも50cm程度以上である。
図4に示す車両Vは、駐車枠線Lに対して傾いて駐車されている。車両Vの前後方向は、駐車枠線L2及び駐車枠線L3と交差する。車両Vの前後方向は、駐車枠線L3、駐車枠線L4との角度の差が10°程度以上である。
図5に示す車両Vは、駐車区画の右側に寄って駐車されている。車両Vの右側方と駐車枠線L4との距離d4が、車両Vの左側方と駐車枠線L3との距離d3より短い。車両Vの右側方と駐車枠線L4との距離d4が、50cm程度未満である。
図6に示す車両Vは、図3ないし図5の車両Vに比べて車両が大型の場合、または駐車区画が小さい場合である。車両Vの前方と駐車枠線L1との距離d1、車両Vの後方と駐車枠線L2との距離d2、車両Vの左側方と駐車枠線L3との距離d3、車両Vの右側方と駐車枠線L4との距離d4が、いずれも50cm程度未満である。
駐車区画基準検出部131は、検出した駐車区画基準と車両Vとの角度を算出する。具体的には、第一カメラユニット210が撮影した映像データから検出した駐車区画基準が、直線によって構成されていると推定し、映像データにおける駐車区画基準の位置から駐車区画基準と車両Vとの角度を算出する。例えば、映像データにおける駐車区画基準の位置が映像データの横方向に対して水平である場合、駐車区画基準と車両Vとの角度は0°とする。
駐車区画基準検出部131は、検出した駐車区画基準と車両Vとの距離を算出する。具体的には、第一カメラユニット210が撮影した映像データから検出した駐車区画基準が直線によって構成されていると推定し、映像データにおける駐車区画基準の位置から駐車区画基準と車両Vとの距離を算出する。例えば、映像データにおける駐車区画基準の位置と映像データの最下部との縦方向の画素数を算出し、駐車区画基準における最も車両に近い箇所の画素数を、駐車区画基準と車両Vとの距離とする。車両Vと駐車区画基準との距離が適切ではないと判断される閾値の画素数を、車両Vと駐車区画基準との距離に置き換えると、例えば50cmなどである。
動体検出部132は、第一カメラユニット210が撮影した第一映像データから、動体を検出する。動体を検出する方法は、公知のいずれの方法でもよい。
判断部133は、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する。判断部133は、車両と駐車区画基準との角度に基づいて、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断してもよい。例えば、判断部133は、車両と駐車区画基準との角度の差が10°程度未満である場合、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断する。判断部133は、車両と駐車区画基準との距離に基づいて、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断してもよい。例えば、判断部133は、車両と駐車区画基準との距離が前後左右において50cm程度以上である場合、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断する。判断部133は、車両と駐車区画基準との角度と、車両と駐車区画基準との距離との少なくともどちらかに基づいて、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断すればよい。本実施形態では、判断部133は、車両と駐車区画基準との角度の差が10°程度未満であり、車両と駐車区画基準との距離が前後左右において50cm程度以上である場合、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断する。
上述した、車両Vと駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断するための距離や角度は、上述した数値に限定されず、他車両や歩行者が車両Vに接触してしまう可能性が高くなる程度の任意の数値が設定可能である。また、車両Vのユーザによって設定可能としてもよい。また、図4から図5に示した例に加え、車両Vが駐車枠線Lからはみ出している場合も、判断部133は、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断してもよい。
イベント検出部134は、車両が駐車しているときに、判断部133が、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断した場合、加速度情報取得部127が取得した加速度情報に基づいてイベント検出を行い、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、動体検出部132の検出結果に基づいたイベント検出を行う。
イベント検出部134は、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断した場合、車両の駐車中、加速度情報取得部127が閾値以上の加速度を検出した場合をイベントとして検出する。イベント検出部134は、加速度センサ270の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。より詳しくは、イベント検出部134は、加速度センサ270が検出した加速度における閾値以上の加速度が検出されると、イベントとして検出する。駐車記録時のイベントを検出する閾値は、走行時にイベント検出を行う場合の閾値より小さい閾値を設定してもよい。例えば、走行時のイベント検出を行う加速度の閾値が例えば1G程度である場合、駐車記録時のイベント検出を行う加速度の閾値を0.3G程度としてもよい。
イベント検出部134は、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、車両の駐車中、動体検出部132の検出結果が動体を検出したことを示す場合をイベントとして検出する。
次に、制御装置100における処理の流れについて説明する。制御装置100は、駐車検出部130によって、車両が駐車状態であると判定した場合、駐車監視機能を動作させる。
図7を用いて、駐車監視機能の処理の流れの一例について説明する。図7は、第一実施形態に係る制御装置100における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御装置100は、駐車検出部130が、車両が駐車したことを検出した場合、駐車区画基準検出部131によって、第一映像データから車両の周辺の駐車区画基準を検出する(ステップS101)。より詳しくは、駐車区画基準検出部131によって、映像データ取得部120が取得した、車両の周辺の下方を撮影した第一映像データにエッジ検出処理を行い、車両の周辺に存在する所定幅以上の幅の線状の領域を駐車区画基準として検出する。制御装置100は、ステップS102へ進む。
制御装置100は、判断部133によって、車両と駐車区画基準との位置関係が適切か否かを判断する(ステップS102)。判断部133によって、車両と駐車区画基準との角度の差が10°程度以上未満であり、車両と駐車区画基準との距離が前後左右において50cm程度以上である場合、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断する。判断部133によって、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判定する場合(ステップS102でYes)、ステップS103へ進む。判断部133によって、車両と駐車区画基準との角度の差が10°程度以上、または、車両と駐車区画基準との距離が前後左右のいずれかで50cm程度未満である場合、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断する。判断部133によって、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判定する場合(ステップS102でNo)、ステップS109へ進む。
車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判定する場合(ステップS102でYes)、制御装置100は、第一カメラユニット210による撮影を停止する(ステップS103)。制御装置100は、ステップS104へ進む。
制御装置100は、イベント検出部134によって、加速度情報取得部127が取得した加速度情報に基づくイベント検出を開始する(ステップS104)。制御装置100は、ステップS105へ進む。
制御装置100は、イベント検出部134によって、加速度情報取得部127が取得した加速度情報が閾値以上の加速度を検出したことを示すか否かを判定する(ステップS105)。イベント検出部134によって、加速度情報が閾値以上の加速度を検出したことを示す場合(ステップS105でYes)、ステップS106へ進む。イベント検出部134によって、加速度情報が閾値以上の加速度を検出していないことを示す場合(ステップS105でNo)、ステップS108へ進む。
閾値以上の加速度を検出したことを示す場合(ステップS105でYes)、制御装置100は、第一カメラユニット210による撮影を開始する(ステップS106)。制御装置100は、ステップS107へ進む。
制御装置100は、所定期間のイベント記録データを保存する(ステップS107)。より詳しくは、制御装置100は、映像データ処理部122によって、第一カメラユニット210が撮影した映像データから、イベントを検出したと判定したときから所定期間の映像データをイベント記録データとして生成する。制御装置100は、所定時間が経過したと判断されると、記録制御部123によって、映像データ処理部122が生成したイベント記録データを記録部230に保存させ、ステップS108に進む。
制御装置100は、駐車監視機能を終了するか否かを判断する(ステップS108)。駐車監視機能の終了とは、例えばアクセサリ電源がONとなったことや、操作部250の操作によって駐車監視機能が停止されたことなどで判断される。
ステップS108において、駐車監視機能が終了すると判断された場合(ステップS108でYes)、本処理を終了する。駐車監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS108でNo)、ステップS105に戻る。
車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判定しない場合(ステップS102でNo)、制御装置100は、イベント検出部134によって、第一カメラユニット210が撮影した第一映像データからの動体検出に基づくイベント検出を開始する(ステップS109)。より詳しくは、動体検出部132による、第一映像データからの動体検出の検出結果に基づいて、イベント検出部134によって、イベント検出を開始する。制御装置100は、ステップS110へ進む。
制御装置100は、イベント検出部134によって、動体検出部132の検出結果に基づいて動体を検出したか否かを判定する(ステップS110)。イベント検出部134によって、検出結果が動体を検出したことを示す場合(ステップS110でYes)、ステップS111へ進む。イベント検出部134によって、検出結果が動体を検出していないことを示す場合(ステップS110でNo)、ステップS112へ進む。
動体を検出した場合(ステップS110でYes)、制御装置100は、映像データ処理部122によって、所定期間のイベント記録データを保存する(ステップS111)。ステップS111の処理は、ステップS107と同様の処理を行う。制御装置100は、ステップS112に進む。
制御装置100は、駐車監視機能を終了したか否かを判断する(ステップS112)。ステップS112の処理は、ステップS108と同様の処理を行う。駐車監視機能が終了したと判断された場合(ステップS112でYes)、本処理を終了する。駐車監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS112でNo)、ステップS110に戻る。
上述したように、本実施形態では、車両の駐車時に、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判断した場合、加速度情報に基づいてイベント検出を行い、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、動体検出に基づいてイベント検出を行う。本実施形態は、状況に応じて適切に駐車監視を行うことができる。
本実施形態では、イベントを検出した場合、検出されたイベントに関する第一映像データを保存する。本実施形態によれば、状況に応じて適切なイベント記録を行うことができる。
本実施形態では、車両と駐車区画基準との角度に基づいて、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する。本実施形態によれば、車両が駐車区画に対して曲がって駐車されていることを検出することができる。
本実施形態では、車両と駐車区画基準との距離に基づいて、車両と駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する。本実施形態によれば、車両が駐車区画に対して片寄って駐車されていること、車両が駐車区画に対して大きすぎること、または車両に対して駐車区画が小さすぎることなどを検出することができ、このような駐車状態で、生じる可能性の高い、他車両や歩行者による車両Vへの軽微な接触を、適切に記録することがえできる。
本実施形態では、車両の駐車中に、加速度情報に基づいてイベント検出を行う場合、イベントとして判断する加速度の閾値を走行時より低くする。本実施形態では、駐車記録時に、車両との軽微な接触などを検出しやすくすることができる。
[第二実施形態]
図8、図9を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Aについて説明する。図8は、第二実施形態に係る制御装置100Aを有する車両用記録装置10Aの構成例を示すブロック図である。図9は、第二実施形態に係る制御装置100Aにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10Aは、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。車両用記録装置10Aは、第二カメラユニット220Aを有する点と、映像データ取得部120Aと記録制御部123Aとにおける処理が第一実施形態と異なる。
第二カメラユニット220Aは、車両に対する監視範囲を撮影する単数または複数のカメラを有する。複数のカメラは、車両に対して異なる方向を撮影する。本実施形態では、第二カメラユニット220Aは、前方カメラ221Aと、後方カメラ222Aとを有する。以下の説明において前方カメラ221Aと後方カメラ222Aとの区別を要しない場合、第二カメラユニット220Aとして説明する。第二カメラユニット220Aは、撮影した映像データを制御装置100Aの映像データ取得部120Aへ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。第二カメラユニット220Aは、制御装置100Aの制御によって、第二カメラユニット220Aが備える複数のカメラを動作させ、撮影した映像データを映像データ取得部120Aへ出力する。第二カメラユニット220Aは、全天周カメラであってもよい。
前方カメラ221Aは、車両の車室内に前方を向いて配置され、車両の前方を中心とした周辺を撮影する。前方カメラ221Aは、広角、例えば、水平方向に180°程度の撮影範囲を撮影する。前方カメラ221Aは、撮影した第二映像データを制御装置100Aの映像データ取得部120Aへ出力する。
後方カメラ222Aは、車両の車室内に後方を向いて配置され、車両の後方を中心とした周辺を撮影する。後方カメラ222Aは、広角、例えば、水平方向に180°程度の撮影範囲を撮影する。後方カメラ222Aは、撮影した第二映像データを制御装置100Aの映像データ取得部120Aへ出力する。
映像データ取得部120Aは、車両に対する監視範囲を撮影する第二カメラユニット220Aが撮影した第二映像データをさらに取得する。
記録制御部123Aは、イベント検出部134Aがイベントを検出した場合、検出されたイベントに関する第二映像データを保存する。
動体検出部132Aは、第二カメラユニット220Aが撮影した第二映像データから、動体を検出する。
イベント検出部134Aは、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、動体検出部132Aの検出結果に基づいたイベント検出を行う。
図9を用いて、駐車監視機能の処理の流れの他の例について説明する。ステップS121ないしステップS125、ステップS128、ステップS132、ステップS134の処理は、図7に示すフローチャートのステップS101ないしステップS105、ステップS108、ステップS110、ステップS112と同様の処理を行う。
閾値以上の加速度を検出した場合(ステップS125でYes)、制御装置100Aは、第二カメラユニット220Aによる撮影を開始する(ステップS126)。制御装置100Aは、ステップS127へ進む。
制御装置100Aは、所定期間のイベント記録データを保存する(ステップS127)。より詳しくは、制御装置100Aは、映像データ処理部122Aによって、第二カメラユニット220Aが撮影した第二映像データから、イベントを検出したと判定したときから所定期間の第二映像データをイベント記録データとして生成する。制御装置100Aは、所定時間が経過したと判断されると、記録制御部123Aによって、映像データ処理部122Aが生成したイベント記録データを記録部230に保存させ、ステップS128に進む。
車両と駐車区画基準との位置関係が適切であると判定しない場合(ステップS122でNo)、制御装置100Aは、第一カメラユニット210による撮影を停止する(ステップS129)。制御装置100Aは、ステップS130へ進む。
制御装置100Aは、第二カメラユニット220Aによる撮影を開始する(ステップS130)。制御装置100Aは、ステップS131へ進む。
制御装置100Aは、イベント検出部134Aによって、第二カメラユニット220Aが撮影した第二映像データからの動体検出に基づくイベント検出を開始する(ステップS131)。より詳しくは、動体検出部132Aによる、第二映像データからの動体検出の検出結果に基づいて、イベント検出部134Aによって、イベント検出を開始する。制御装置100Aは、ステップS132へ進む。
動体を検出した場合(ステップS132でYes)、制御装置100Aは、映像データ処理部122Aによって、所定期間のイベント記録データを保存する(ステップS133)。ステップS133の処理は、ステップS127と同様の処理を行う。制御装置100Aは、ステップS134に進む。
上述したように、本実施形態では、車両と駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断された場合、車両に対する監視範囲を撮影する第二カメラユニット220Aが撮影した第二映像データから動体を検出して、イベントを検出する。本実施形態では、車両に対する監視範囲を適切に監視することができる。
本実施形態では、イベントを検出した場合、検出されたイベントに関する、車両に対する監視範囲を撮影する第二カメラユニット220Aが撮影した第二映像データを、イベント記録データとして保存する。本実施形態によれば、車両に対する監視範囲を撮影したイベント記録データを保存することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
[変形例]
第二実施形態において、映像データ取得部120Aは、第一カメラユニット210が撮影した映像データを切り出して第一映像データを取得し、第一カメラユニット210が撮影した映像において第一映像より垂直方向に広い画角の映像データを第二映像データとして取得してもよい。
上記では、イベント記録データは、イベントを検出したと判定した時点から所定期間の映像データであるが、これに限定されない。例えば、イベント記録データは、イベントを検出した後、車両からの距離が一番短い他車両のナンバープレート等の文字情報が認識されるまでの映像データでもよい。または、例えば、イベント記録データは、イベントを検出した後、車両からの距離が一番短い人物の顔が認識されるまでの映像データでもよい。
10 車両用記録装置
100 制御装置(車両用記録制御装置)
110 バス
120 映像データ取得部
121 バッファメモリ
122 映像データ処理部
123 記録制御部
124 再生制御部
125 操作制御部
126 表示制御部
127 加速度情報取得部
128 位置情報取得部
130 駐車検出部
131 駐車区画基準検出部
132 動体検出部
133 判断部
134 イベント検出部
210 第一カメラユニット
230 記録部
250 操作部
260 表示部
270 加速度センサ
280 GPS受信部

Claims (9)

  1. 車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記車両が駐車していることを検出する駐車検出部と、
    前記車両に加わる加速度情報を取得する加速度情報取得部と、
    前記映像データ取得部が取得した前記第一映像データから動体を検出する動体検出部と、
    前記車両が駐車したときに、前記映像データ取得部が取得した前記第一映像データから、前記車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出部と、
    前記車両と前記駐車区画基準検出部が検出した前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断部と、
    前記車両が駐車しているとき、前記判断部が、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であると判断した場合、前記加速度情報取得部が取得した前記加速度情報に基づいてイベント検出を行い、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、前記動体検出部の検出結果に基づいたイベント検出を行う、イベント検出部と、
    前記イベント検出部がイベントを検出した場合、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御部と、
    を備える、車両用記録制御装置。
  2. 前記判断部は、前記車両と前記駐車区画基準との角度に基づいて、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記判断部は、前記車両と前記駐車区画基準との距離に基づいて、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記イベント検出部は、前記車両の駐車中に前記加速度情報取得部が取得した前記加速度情報に基づいてイベント検出を行う場合、イベントとして判断する加速度の閾値を走行時より低くする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用記録制御装置。
  5. 前記記録制御部は、前記イベント検出部がイベントを検出した場合、検出されたイベントに関する前記第一映像データを保存する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用記録制御装置。
  6. 前記映像データ取得部は、前記車両に対する監視範囲を撮影する第二撮影部が撮影した第二映像データをさらに取得し、
    前記記録制御部は、前記イベント検出部がイベントを検出した場合、検出されたイベントに関する前記第二映像データを保存する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用記録制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置および、
    車両の周辺を撮影する第一撮影部と、前記第一撮影部が撮影した映像データを保存する記録部との少なくともいずれかを備えることを特徴とする車両用記録装置。
  8. 車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得ステップと、
    前記車両が駐車していることを検出する駐車検出ステップと、
    前記車両に加わる加速度情報を取得する加速度情報取得ステップと、
    前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから動体を検出する動体検出ステップと、
    前記車両が駐車したときに、前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから、前記車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出ステップと、
    前記車両と前記駐車区画基準検出ステップによって検出された前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記車両が駐車しているとき、前記判断ステップによって、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であると判断された場合、前記加速度情報取得ステップによって取得された前記加速度情報に基づいてイベント検出を行い、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、前記動体検出ステップにおける検出結果に基づいたイベント検出を行う、イベント検出ステップと、
    前記イベント検出ステップによってイベントが検出された場合、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御ステップと、
    を含む車両用記録制御方法。
  9. 車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データを取得する映像データ取得ステップと、
    前記車両が駐車していることを検出する駐車検出ステップと、
    前記車両に加わる加速度情報を取得する加速度情報取得ステップと、
    前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから動体を検出する動体検出ステップと、
    前記車両が駐車したときに、前記映像データ取得ステップによって取得された前記第一映像データから、前記車両の周辺における駐車区画基準を検出する駐車区画基準検出ステップと、
    前記車両と前記駐車区画基準検出ステップによって検出された前記駐車区画基準との位置関係が適切であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記車両が駐車しているとき、前記判断ステップによって、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切であると判断された場合、前記加速度情報取得ステップによって取得された前記加速度情報に基づいてイベント検出を行い、前記車両と前記駐車区画基準との位置関係が適切ではないと判断した場合、前記動体検出ステップにおける検出結果に基づいたイベント検出を行う、イベント検出ステップと、
    前記イベント検出ステップによってイベントが検出された場合、検出されたイベントに関する映像データを保存する記録制御ステップと、
    を車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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