JP2020111449A - 画像形成装置 - Google Patents

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悠介 池上
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Abstract

【課題】シートをストレート排紙する際にシートを振り分けることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、第1搬送部71と、第2搬送部72と、リアカバー21と、中間カバー25と、第1位置と第2位置との間で揺動するフラッパ73と、フラッパ73を変位させる電磁ソレノイド74と、リアカバー21および中間カバー25の開閉を検知するカバーセンサ91と、シートSの位置を検知するシートセンサ92と、制御部9を備え、制御部9は、リアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91の検知結果に基づいて判断したときに、リアカバー21および中間カバー25のうちどちらにシートSを搬送するか判断し、フラッパ73の切り替えが必要と判断したときは電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を中間カバー25にシートを搬送する第1位置、またはリアカバー21にシートを搬送する第2位置に変位させる。【選択図】図1

Description

本発明は、シートの両面に画像を形成することが可能な画像形成装置に関する。
従来、シートの両面に画像を形成することが可能な画像形成装置においては、画像形成部から搬出されたシートを搬送する本体搬送経路と、本体搬送経路から搬送されたシートを筐体の上部に設けられた排紙トレイに排紙する第1排紙経路と、本体搬送経路から分岐してシートを上側へ搬送し、スイッチバックさせた後に下側へ搬送して再び画像形成装置に搬送する再搬送経路とを有する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示される画像形成装置においては、シートを排紙する第1排紙経路とは別に、シートを反転させるための専用の再搬送経路が設けられているため、複数枚両面印刷する場合には、シートを第1排紙経路のみで反転させる画像形成装置と比較して、高速で画像を形成することが可能となっている。
特開2016−71224号公報
ところで、画像形成装置においては、筐体の上部に設けられた排紙トレイに排紙するフェイスダウン排紙の他に、筐体の後側に設けられたリアカバーを開くことによって、画像形成部から搬送されたシートを筐体の外側にストレート排紙することが可能な画像形成装置が知られている。通常の画像形成装置の場合、リアカバーが1つしかないので、例えばストレート排紙するときに1つのリアカバーに複数種類のシートが排紙される可能性がある。このようにシートを振り分けることができない場合、例えば様々なシートが1つのリアカバーに混在してしまうという問題がある。
本発明は、シートを排紙トレイに搬送する第1搬送経路と、第1搬送経路から分岐してシートを搬送する第2搬送経路とを備えた画像形成装置において、シートをストレート排紙することが可能な構成を設けた場合に、シートを振り分けることができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決する画像形成装置は、以下の特徴を有する。
即ち、画像形成装置は、搬送されるシートに画像を形成する画像形成部を収容するとともに、上部に設けられた排紙トレイを有する筐体と、前記画像形成部から搬送されるシートを前記排紙トレイに搬送する第1搬送経路を有する第1搬送部と、前記第1搬送経路の分岐位置から分岐して前記第1搬送経路よりも外側において上方に延びるとともに、前記画像形成部から搬送されるシートを搬送する第2搬送経路を有する第2搬送部と、前記筐体に対して回動する第1カバーであって、前記第1カバーを閉じたときに前記第2搬送部の少なくとも一部を構成し、前記第1カバーを開いたときに前記画像形成部から前記筐体外へ搬送されるシートを保持する第1カバーと、前記第1カバーよりも前記筐体の内側に配置されるとともに前記筐体に対して回動する第2カバーであって、前記第2カバーを閉じたときに前記第1搬送部の少なくとも一部を構成し、前記第1カバーおよび前記第2カバーを開いたときに前記画像形成部から前記筐体外へ搬送されるシートを保持する第2カバーと、前記分岐位置に配置されるとともに、前記第1カバーおよび前記第2カバーが閉じた状態において前記画像形成部から搬送されるシートを前記第1搬送経路に案内するときに前記第2搬送経路を遮る第1位置と、前記第1カバーおよび前記第2カバーが閉じた状態において前記画像形成部から搬送されるシートを前記第2搬送経路に案内するときに前記第1搬送経路を遮る第2位置との間で揺動するフラッパと、前記フラッパを前記第1位置と前記第2位置とに変位させる駆動部と、前記第1カバーおよび前記第2カバーの開閉を検知するためのカバーセンサと、前記筐体外へ搬送されるシートの情報を取得するとともに、前記カバーセンサの検知結果および前記シートの情報に基づいて前記駆動部を切り替えて前記フラッパの位置を変位させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1カバーおよび前記第2カバーが開いたことを前記カバーセンサの検知結果に基づいて判断したときに、前記第1カバー及び前記第2カバーのうちどちらにシートを搬送するか判断し、前記フラッパの切り替えが必要と判断したときは前記駆動部を切り替えて、前記フラッパを前記第2カバーにシートを搬送する第1位置、または前記第1カバーにシートを搬送する第2位置に変位させる。
本発明によれば、シートを筐体の外へストレート排紙する際に、フラッパによってシートの搬送先を第1カバーと第2カバーとに振り分けることができ、シートを良好に搬送することができる。また、第1カバー、第2カバー、およびフラッパを複数の用途に兼用することができ、画像形成装置の小型化を図ることができる。
画像形成装置を示す中央断面図である。 リアカバーおよび中間カバーが閉じた状態にある搬送部を示す側面断面図である。 リアカバーおよび中間カバーが開くとともにフラッパが第1位置にあり、シートが中間カバーに排出される状態の搬送部を示す側面断面図である。 リアカバーおよび中間カバーが開くとともにフラッパが第2位置にあり、シートがリアカバーに排出される状態の搬送部を示す側面断面図である。 フラッパを示す斜視図である。 (a)はリアカバー及び中間カバーを閉じた状態において電磁ソレノイドにより第1位置に切り替えられたフラッパを示す側面図であり、(b)はリアカバー及び中間カバーを閉じた状態において電磁ソレノイドにより第2位置に切り替えられたフラッパを示す側面図であり、(c)はリアカバー及び中間カバーを開いた状態において電磁ソレノイドにより第2位置に切り替えられたフラッパを示す側面図であり、(d)はリアカバー及び中間カバーを開いた状態において電磁ソレノイドにより第1位置に切り替えられたフラッパを示す側面図である。 リアカバーおよび中間カバーが開くとともにフラッパが第3位置にあり、シートがリアカバーに排出される状態の搬送部を示す側面断面図である。 制御部に接続されたカバーセンサ、シートセンサ、および電磁ソレノイドを示すブロック図である。 1枚のシートをストレート排紙する際の制御部による電磁ソレノイドの切替制御のフローを示す図である。 複数枚のシートをストレート排紙する際の制御部による電磁ソレノイドの切替制御のフローを示す図である。 筐体に支持される中間排紙ローラおよび中間カバーに支持される第1ピンチローラ、ならびに中間カバーに支持される第1反転ローラおよびリアカバーに支持される第2ピンチローラを有する第2実施形態に係る搬送部を示す側面断面図である。 中間カバーが開いたときに第1ガイド面よりも外側に膨出して、搬送されるシートを案内するガイド部材を有する第3実施形態に係る搬送部を示す側面断面図である。 第3実施形態に係る搬送部を示す後面図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であり、電子写真方式により用紙やOHPシート等のシートSに複数色の現像剤像の重ね合わせによる画像を形成するカラーレーザプリンタに構成されている。但し、画像形成装置1は、単色の現像剤像による画像をシートに形成するモノクロレーザプリンタに構成することも可能である。
以下の説明においては、図1における「左側」、「右側」、「紙面奥側」、及び「紙面手前側」を、それぞれ画像形成装置1の「前側」、「後側」、「左側」、及び「右側」と規定する。また、図1における「上側」及び「下側」を、それぞれ画像形成装置1の「上側」及び「下側」と規定する。
画像形成装置1は、筐体2と、シートSを供給する給紙部3と、搬送されるシートSに画像を形成する画像形成部5と、画像形成部5から搬送されるシートSを搬送する搬送部7とを備えている
筐体2は、略直方体形状に形成される箱体であり、給紙部3、画像形成部5、および搬送部7を収容している。筐体2は、後面に開口する第1開口部2Aと、第1開口部2Aに対して開閉可能なリアカバー21とを備えている。リアカバー21は、第1カバーの一例である。
リアカバー21は、下端部に左右方向に延びる第1回動軸21aを有しており、第1回動軸21aを中心として筐体2に対して回動することにより開閉可能に構成されている。第1開口部2Aは、リアカバー21を開いた状態では開放され、リアカバー21を閉じた状態では閉塞される。また、筐体2の上方は上面カバー23により覆われている。上面カバー23には、前側から後側へ向かって下り傾斜するように凹む排紙トレイ23aが形成されている。つまり、筐体2は上方に設けられた排紙トレイ23aを有している。
給紙部3は、シートカセット31と、第1給紙ローラ32と、分離ローラ33と、分離パッド33aと、一対の第1搬送ローラ34と、一対のレジストローラ35とを備えている。筐体2内には、シートカセット31から画像形成部5内を経由するシートSの本体搬送経路P1が構成されている。
シートカセット31は、複数枚のシートSを積層状態で支持している。シートカセット31に支持されるシートSは、第1給紙ローラ32、分離ローラ33および分離パッド33aにより1枚ずつ搬送経路P1に送り出される。搬送経路P1に送り出されたシートSは、搬送ローラ34およびレジストローラ35により画像形成部5に向けて搬送される。
また、筐体2は前面に開口する第2開口部2Bと、第2開口部2Bに対して開閉可能なフロントカバー29とを備えている。フロントカバー29は、下端部に左右方向に延びる第3回動軸29aを有しており、第3回動軸29aを中心として筐体2に対して回動することにより開閉可能に構成されている。第2開口部2Bは、フロントカバー29を開いた状態では開放され、フロントカバー29を閉じた状態では閉塞される。
給紙部3は、第2給紙ローラ38と、一対の第2搬送ローラ39とを備えている。フロントカバー29が開かれた状態においてフロントカバー29上に載置されたシートSは、第2給紙ローラ38が下方に移動することによって送り出され、第2搬送ローラ39により搬送され、搬送経路P1に合流される。搬送経路P1合流されたシートSは、レジストローラ35により画像形成部5に向けて搬送される。
画像形成部5は給紙部3の上方に配置されており、前後方向に並設される4つのドラムユニット51を備えている。各ドラムユニット51は、ブラック、イエロー、マゼンタ、およびシアンの各色に対応して設けられている。各ドラムユニット51は感光ドラム51a、帯電器51bおよび現像ローラ51cを備えている。
また、画像形成部5は、スキャナユニット52および定着ユニット60を備えている。スキャナユニット52は、筐体2内の上部に設けられ、画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを通って、各色に対応する感光ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。定着ユニット60は、シートSの搬送方向における最も下流側の感光ドラム51aよりもさらに下流側に配置されている。
画像形成部5の搬送経路P1を挟んだ下方には転写ベルト40が配置されている。転写ベルト40は、駆動ローラ41aと駆動ローラ41aの後方に配置される従動ローラ41bとの間に掛け渡されている。転写ベルト40を挟んだ各感光ドラム51aに対向する位置には、それぞれ転写ローラ42が配置されている。
画像形成部5においては、帯電器51bによって一様に帯電された感光ドラム51aが、それぞれスキャナユニット52によって選択的に露光される。この露光により、感光ドラム51aの表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム51aの表面に静電潜像が形成される。
現像ローラ51cには現像バイアスが印加されており、感光ドラム51aに形成された静電潜像が現像ローラ51cに対向すると、静電潜像と現像ローラ51cとの間の電位差により、現像ローラ51cから静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム51aの表面にトナー像が形成される。
画像形成部5へ向けて搬送されたシートSが転写ベルト40上に搬送されると、転写ベルト40により搬送されて、転写ベルト40と各感光ドラム51aとの間を順次通過する。そして、感光ドラム51aの表面上のトナー像は、シートSと対向したときに、転写ローラ42に印加された転写バイアスによってシートSに転写される。
トナー像が転写されたシートSは定着ユニット60に搬送される。定着ユニット60は、シートSを加熱する加熱ローラ61と、加熱ローラ61と対向して配置される加圧ローラ62とを備えている。定着ユニット60に搬送されたシートSは、互いに圧接した加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を通過することによりトナー像が熱定着される。
トナー像が熱定着されたシートSは、搬送部7により画像形成部5の下流側へ搬送される。搬送部7は第1搬送部71および第2搬送部72を有している。
第1搬送部71は、画像形成部5から搬送されたシートSを排紙トレイ23aに排紙する排紙機能を備えている。第2搬送部72は、画像形成部5から搬送されたシートSを再び画像形成部5に搬送する再搬送機能を備えている。
なお、第2搬送部72は、本実施形態においては再搬送機能を有しているが、これに限らず、画像形成部5から搬送されたシートSを画像形成装置1上部に装着されたオプション装置に向けて搬送する機能等を備えていてもよい。画像形成装置1に装着するオプション装置としては、例えば多段のシートトレイを有したメールボックスを挙げることができる。
画像形成装置1においては、シートSの両面に画像を形成する場合、画像形成部5にて一面に画像が形成されて定着ユニット60から排出されたシートSが第2搬送部72によって反転されて再び画像形成部5へ搬送され、画像形成部5により他面に画像が形成された後、第1搬送部71によって排紙トレイ23aに排出される。
この場合、画像形成装置1はシートSを反転させて再び画像形成部5へ搬送するための専用の第2搬送部72を有しているため、シートSを第1搬送部71のみで反転させる画像形成装置と比較して、両面印刷時における単位時間あたりのシートの搬送枚数を増やすことが可能となっている。
[搬送部の第1実施形態]
次に、搬送部7の第1実施形態について説明する。
図1〜図4に示すように、搬送部7は、第1搬送部71と、第2搬送部72と、フラッパ73と、中間カバー25と、カバーセンサ91と、シートセンサ92とを有している。
第1搬送部71は、定着ユニット60のシート搬送方向における下流側に配置されシートSを搬送する定着後ローラ対710と、定着後ローラ710の下流側に配置されシートSを搬送する中間排紙ローラ対711と、中間排紙ローラ711対の下流側に配置されシートSを搬送して排紙トレイ23aに排紙する排紙ローラ対712とを有している。定着後ローラ対710、中間排紙ローラ対711、および排紙ローラ対712は、筐体2に支持されている。定着後ローラ対710は、画像形成部のシート搬送方向における下流側に配置され、シートを搬送する搬送ローラ対の一例である。中間排紙ローラ対711は、筐体2に支持された第1搬送ローラ対の一例である。定着後ローラ対710は、定着ユニット60の後方かつ上方に配置されている。
第1搬送部71は、定着ユニット60と定着後ローラ710との間においてシートSが搬送される本体搬送経路P21と、定着後ローラ710から排紙トレイ23aへ至るまでシートSが案内される第1排紙経路P22とを有している。本体搬送経路P21および第1排紙経路P22により第1搬送部71の第1搬送経路P2が構成されている。第1搬送経路P2は、画像形成部から搬送されるシートSを排紙トレイ23aに搬送する経路である。本体搬送経路P21および第1排紙経路P22は、第1搬送経路の一例である。
本体搬送経路P21は、定着ユニット60から定着後ローラ710に至るまで後方斜上方に向けて延びている。第1排紙経路P22は、本体搬送経路P21の下流側端部から上方に向けて延びたあと、排紙トレイ23aへ向かうように前斜め上方に向けて延びている。中間排紙ローラ対711は第1排紙経路P22の途中部に配置されており、排紙ローラ対712は第1排紙経路P22の下流側端部に配置されている。
画像形成装置1においては、画像形成部5から搬送されたシートSを排紙トレイ23aに排紙する場合、定着ユニット60にてトナー像が熱定着されたシートSを定着後ローラ710によって本体搬送経路P21から第1排紙経路P22に向けて搬送し、さらに中間排紙ローラ対711により第1排紙経路P22に沿って搬送した後、排紙ローラ対712によって排紙トレイ23aに排紙する。
第2搬送部72は、第1搬送経路P2から分岐して画像形成部5から搬送されたシートSを再び画像形成部5に搬送する再搬送経路P3を有している。再搬送経路P3は第2搬送経路の一例である。また、第1搬送経路P2と再搬送経路P3との分岐位置はPsである。再搬送経路P3は、第1搬送経路P2の分岐位置Psから分岐して第1搬送経路P2よりも筐体2の後方外側において上方に延び、画像形成部5から搬送されるシートSを搬送する第1経路P31と、第1経路P31から分岐して反転したシートを再び画像形成部5へ向けて搬送するために下方に延びる第2経路P32とを有している。第1経路P31は、筐体2の上端部まで延びている。また、第2経路P32は、第1経路P31から分岐して下方に延びた後、前方へ延びて第1搬送ローラ34に達している。
第2搬送部72は、再搬送経路P3の第1経路P31上に配置される第1反転ローラ対721および第2反転ローラ対722を有している。第2反転ローラ対722は第1反転ローラ対721よりも上方に配置されている。
第1反転ローラ対721および第2反転ローラ対722は正逆回転可能に構成されており、正回転することで第1経路P31に沿って搬送されるシートSを筐体2の上方外側へ向けて搬送し、逆回転することでシートSを筐体2内へ引き込む方向に搬送するように構成されている。
中間カバー25は、リアカバー21よりも筐体2の前方内側において上下方向に延びるように配置されている。中間カバー25は第2カバーの一例である。中間カバー25は、下端部に第1回動軸21aと平行な第2回動軸25aを有しており、筐体2に第2回動軸25aを中心として回動可能に支持されている。つまり、中間カバー25は筐体2に対して回動するように構成されており、第1搬送経路P2を開閉可能に構成されている。
中間カバー25は、中間カバー25を閉じたときに第1搬送部71の少なくとも一部を構成し、リアカバー21および中間カバー25を開いたときに画像形成部5から筐体2の外へ搬送されるシートSを保持可能に構成されている。中間カバー25は、第1反転ローラ対721を支持している。
中間カバー25の第2回動軸25aは、リアカバー21の第1回動軸21aよりも上側に配置されており、リアカバー21および中間カバー25を開いたときには、中間カバー25がリアカバー21よりも上方に位置するように構成されている。また、閉じた状態の中間カバー25は、上端部がリアカバー21の上端部よりも下側に配置されており、上下方向においてリアカバー21よりも短い。さらに、中間カバー25は上下方向から見たときにリアカバー21と重なる位置に配置されている。また、リアカバー21は、シート搬送方向の長さが中間カバー25よりも大きく形成されている。
従って、開いた状態のリアカバー21および中間カバー25を平面視すると、リアカバー21の筐体2に近い部分は中間カバー25によって隠れるため視認することができず、リアカバー21の中間カバー25よりも後方に位置する部分は視認することが可能である。
フラッパ73は、リアカバー21および中間カバー25が閉じた状態において、第1搬送経路P2と再搬送経路P3との分岐位置Psに配置されている。フラッパ73は、一側の端部に第1回動軸21aと平行な第1揺動軸73aを有し、第1揺動軸73aとは反対側の端部に揺動端部73bを有している。フラッパ73は、第1揺動軸73aを中心として中間カバー25に保持され、揺動端部73bが揺動可能に構成されている。第1揺動軸73aは、分岐位置Psよりも上側に位置しており、揺動端部73bよりも上方に配置されている。
フラッパ73は、リアカバー21および中間カバー25が閉じた状態において、画像形成部5から搬送されるシートSを第1排紙経路P22に案内するときに再搬送経路P3の第1経路P31を遮る第1位置(図2において実線で示したフラッパ73−1の位置)と、画像形成部5から搬送されるシートSを第1経路P31に案内するときに第1排紙経路P22を遮る第2位置(図2において2点鎖線で示したフラッパ73−2の位置)との間で、第1揺動軸73aを中心として揺動するように構成されている。
フラッパ73が第2位置に揺動しているときの揺動端部73bは、フラッパ73が第1位置に揺動しているときの揺動端部73bよりも上方に位置している。フラッパ73は中間カバー25に第1揺動軸73aを中心として揺動可能に支持されている。第1揺動軸73aは、第2回動軸25aよりも上方かつ、筐体2の後方外側に配置されている。
また、フラッパ73は、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において第1位置に変位すると、画像形成部5から搬送されるシートSを中間カバー25に案内し(図3のフラッパ73−4参照)、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において第2位置に変位すると、画像形成部5から搬送されるシートSをリアカバー21に案内する(図4のフラッパ73−3参照)。つまり、フラッパ35は、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態においては、中間カバー25にシートSを搬送する第1位置と、リアカバー21にシートSを搬送する第2位置とに変位することが可能である。
なお、実施形態においては、フラッパ73は、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において第2位置に変位すると、フラッパ73の揺動端部73bが、第1ガイド面27から所定距離離間した位置に変位するように構成している。しかしながら、本発明はこれに限らず、フラッパ35は、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において第2位置に変位した状態において、フラッパ73の揺動端部73bが、第1搬送経路P2を完全に遮る位置にいても良い。
筐体2は、第1搬送部71における第1搬送経路P2の一部を構成する第1ガイド面27を有している。中間カバー25は、第1ガイド面27よりも筐体2の後方外側に配置され第1搬送経路P2の一部を構成する第2ガイド面251と、第2ガイド面251よりも筐体2の後方外側に配置され第2搬送部72における再搬送経路P3の一部を構成する第3ガイド面252とを有している。リアカバー21は、第3ガイド面252よりも筐体2の後方外側に配置され再搬送経路P3の一部を構成する第4ガイド面211を有している。
中間カバー25の第2回動軸25aは、中間カバー25の下端部に配置されており、中間カバー25は、中間カバー25を閉じたときに第1搬送部71における第1搬送経路P2の一部を構成し、中間カバー25を開いたときに第1搬送経路P2を開放するように構成されている。中間カバー25はリアカバー21を開いた状態で開くことが可能であり、第1搬送経路P2内でシートSのジャムが発生した場合に、中間カバー25を開くことにより第1搬送経路P2を開放して、シートSのジャムを容易に解消することが可能となっている。
リアカバー21は、リアカバー21を閉じたときに再搬送経路P3の少なくとも一部を構成し、リアカバー21を開いたときに画像形成部5から筐体2外へ搬送されるシートを保持するように構成されている。リアカバー21を開いたときには、画像形成部5から搬送されたシートSは定着後ローラ710によって筐体2の外部位置まで後方に搬送される。この場合、シートSはリアカバー21まで搬送され、ストレート排紙される。
定着ユニット60における加熱ローラ61と加圧ローラ62とは第1ニップ点N1を有しており、定着後ローラ対710は第2ニップ点N2を有している。第2ニップ点N2は第1ニップ点N1よりも下流側かつ上方に位置している。フラッパ73は定着後ローラ対710よりも下流側に配置されている。
カバーセンサ91は、リアカバー21および中間カバー25の開閉を検知するためのセンサであり、第1カバーセンサ91aおよび第2カバーセンサ91bを有している。第1カバーセンサ91aはリアカバー21の開閉を検知するためのセンサであり、第2カバーセンサ91bは中間カバー25の開閉を検知するためのセンサである。第1カバーセンサ91aは筐体2における開口部2Aの上端に配置されている。第2カバーセンサ91bは筐体2における開口部2Aの上端、かつ第1カバーセンサ91aよりも筐体2の前方内側に配置されている。
シートセンサ92は、搬送されるシートSの位置を検知するセンサであり、シート搬送方向においてレジストローラ35の下流側に配置されている。シートセンサ92は、定着後ローラ710により筐体2の外に搬送されるシートSの先端および後端を検知することが可能である。
[フラッパの駆動部]
図5、図6に示すように、フラッパ73は、中間カバー25に支持されており、左右方向の右側端部において後方に延出する操作レバー73cを有している。フラッパ73は、操作レバー73cに回動方向の力が作用していない自由状態のときには、自重により第1位置に揺動するように構成されている。なお、図6(a)及び(b)は、リアカバー21及び中間カバー25を閉じた状態におけるフラッパ73の位置を図示しており、図6(c)及び(d)は、リアカバー21及び中間カバー25を開いた状態におけるフラッパ73の位置を図示している。
図6(a)は図7の2点鎖線で示すフラッパ73−1に対応し、図6(b)は図7の2点鎖線で示すフラッパ73−2に対応し、図6(c)は図7の実線で示すフラッパ73−3に対応し、図6(d)は図7の2点斜線で示すフラッパ73−4にそれぞれ対応する。
フラッパ73は、シートSの搬送方向と直交する幅方向における中央部に配置される第1フラッパ部731と、第1フラッパ部731よりも幅方向における端部側に配置される第2フラッパ部732とを有している。第2フラッパ部732は、第1フラッパ部731の左右両側において複数並設されている。
第1揺動軸73aの軸方向からみた場合、第2フラッパ部732の第1揺動軸73aから揺動端部732bまでの長さは、第1フラッパ部731の第1揺動軸73aから揺動端部731bまでの長さよりも短く形成されており、第2フラッパ部732の揺動端部732bは第1フラッパ部731の揺動端部731bよりも上側に位置している。
このように、第2フラッパ部732の揺動端部732bが第1フラッパ部731の揺動端部731bよりも上側に位置することで、第2フラッパ部732の揺動端部732bが第1フラッパ部731の揺動端部731bと同じ高さ位置にある場合に比べて、フラッパ73が画像形成装置1の他の部材と干渉することを抑制することができる。また、フラッパ73を第1位置と第2位置との間で変位させるときにフラッパ73に生じる慣性モーメントが小さくなり、フラッパ73を変位させ易くなる。
さらに、複数種類の大きさのシートSが搬送される場合、全ての大きさのシートSが幅方向中央部を通過するため、搬送されるシートSの大きさにかかわらずフラッパ73によりシートSを確実に押圧することができる。
画像形成装置1は、フラッパ73を駆動する電磁ソレノイド74と、電磁ソレノイド74に接続されフラッパ73に当接して揺動させる駆動レバー75とを備えている。電磁ソレノイド74は、フラッパを第1位置と第2位置とに変位させる駆動部の一例である。電磁ソレノイド74および駆動レバー75は、本実施形態においては筐体2に支持されている。但し、電磁ソレノイド74および駆動レバー75は、中間カバー25が開いたときと閉じたときの両方でフラッパ73を揺動可能であれば、中間カバー25に支持されていてもよい。
電磁ソレノイド74は伸縮可能なプランジャ74aを有しており、プランジャ74aは駆動レバー75に接続されている。駆動レバー75は、一側の端部に配置される第2揺動軸75aと、第2揺動軸75aとは反対側の端部に配置され操作レバー73cに当接可能な当接部75bとを有している。
駆動レバー75は、第2揺動軸75aを中心として揺動することにより、当接部75bが操作レバー73cから離間する離間位置と、当接部75bが操作レバー73cに当接して回動方向に押圧する押圧位置に変位可能である。
電磁ソレノイド74は、励磁状態と非励磁状態とに切替可能であり、非励磁状態のときにプランジャ74aが伸長し、励磁状態のときに縮小するように構成されている。駆動レバー75は、電磁ソレノイド74のプランジャ74aが伸長すると離間位置に変位し、プランジャ74aが縮小すると押圧位置に変位する。
図6(a)に示すように、電磁ソレノイド74が非励磁状態となって駆動レバー75が離間位置に変位すると、駆動レバー75の当接部75bが操作レバー73cから離間するため、フラッパ73は自由状態となって自重により第1位置に揺動する。一方、図6(b)に示すように、電磁ソレノイド74が励磁状態となって駆動レバー75が押圧位置に変位すると、駆動レバー75の当接部75bが操作レバー73cを回動方向に押圧して、フラッパ73が第1位置から第2位置に揺動する。
また、図6(c)に示すように、リアカバー21及び中間カバー25が開くと、フラッパ73の第1揺動軸73aが後下側へ移動する。このとき、電磁ソレノイド74が励磁状態で駆動レバー75が押圧位置にあり、フラッパ73は自重により揺動する。具体的には、フラッパ73の操作レバー73cが第1揺動軸73aを中心として反時計周りに移動し、フラッパ73の揺動端部731bが第1揺動軸73aを中心として反時計周りに移動する。これにより、フラッパ73の揺動端部731bは、図6(b)の位置よりも少し外側へ移動する。つまり、フラッパ73の揺動端部731bは、第1搬送経路から所定距離離れた位置に移動する。この図6(c)のフラッパ73の位置は、図7に示すフラッパ73−3の位置に対応し、フラッパ73−3の揺動端部73bは、定着後ローラ対710の第2ニップ点N2におけるニップ接線Ntよりも上側に位置している。
また、図6(d)に示すように、リアカバー21及び中間カバー25が開くと、フラッパ73の第1揺動軸73aが後下側へ移動する。このとき、電磁ソレノイド74が非励磁状態で駆動レバー75が離間位置にあり、フラッパ73は自重により揺動する。具体的には、フラッパ73の操作レバー73cが第1揺動軸73aを中心として反時計周りに移動し、フラッパ73の揺動端部731bが第1揺動軸73aを中心として反時計周りに移動する。これにより、フラッパ73の揺動端部731bは、図6(a)の位置よりも少し外側へ移動する。
このように、電磁ソレノイド74は、非励磁状態のときにフラッパ73を第1位置に配置するように切り替え、励磁状態のときにフラッパ73が第2位置に配置されるように切り替える。なお、本実施形態においては、リアカバー21及び中間カバー25を閉じた状態におけるフラッパ73−1の第1位置と、リアカバー21及び中間カバー25を開いた状態におけるフラッパ73−4の第1位置とは、少し位置が異なっているが、同じ位置としても良い。また同様に、リアカバー21及び中間カバー25を閉じた状態におけるフラッパ73−2の第2位置と、リアカバー21及び中間カバー25を開いた状態におけるフラッパ73−3の第2位置とは、少し位置が異なっているが、同じ位置としても良い。この場合、フラッパ73及びソレノイド74を筐体2に設けることで、同じ位置にすることができる。
図8に示すように、画像形成装置1は、カバーセンサ91の検知結果およびシートセンサ92の検知結果に基づいて電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73の位置を変位させる制御部9を備えている。制御部9には、カバーセンサ91(第1カバーセンサ91a、第2カバーセンサ91b)、シートセンサ92、および電磁ソレノイド74が接続されている。
リアカバー21および中間カバー25が閉じた状態において、画像形成部5から搬送されるシートSを第1排紙経路P22に案内するときには、制御部9によって電磁ソレノイド74を非励磁状態に切り替えることによりフラッパ73を第1位置に揺動させて、再搬送経路P3の第1経路P31を遮ることができる。また、画像形成部5から搬送されるシートSを再搬送経路P3の第1経路P31に案内するときには、制御部9によって電磁ソレノイド74を励磁状態に切り替えることによりフラッパ73を第2位置に揺動させて、第1排紙経路P22を遮ることができる。
リアカバー21および中間カバー25が開いた状態においては、制御部9によって電磁ソレノイド74を非励磁状態に切り替えてフラッパ73を第1位置に揺動させた場合に、シートSを中間カバー25に案内することができる。また、制御部9によって電磁ソレノイド74を励磁状態に切り替えてフラッパ73を第2位置に揺動させた場合に、シートSをリアカバー21に案内することができる。
[制御部による電磁ソレノイドの切替制御]
制御部9は、リアカバー21を開いてシートSを筐体2の外部にストレート排紙する際に、リアカバー21と中間カバー25のうちどちらにシートSを搬送するか判断し、フラッパ73の位置の切り替えが必要と判断したときは電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を変位させる、電磁ソレノイド74の切替制御を実行するように構成されている。
制御部9は、電磁ソレノイド74の切替制御においては、リアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91の検知結果に基づいて判断したときに、リアカバー21と中間カバー25のうちどちらにシートSを搬送するか判断し、フラッパ73の位置の切り替えが必要と判断したときは電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を中間カバー25にシートSを搬送する第1位置、またはリアカバー21にシートSを搬送する第2位置に変位させる。
(1枚のシートをストレート排紙する際の切替制御)
次に、1枚のシートSをストレート排紙する際の制御部9による電磁ソレノイド94の切替制御について、図9を用いて具体的に説明する。
まず、制御部9は、画像形成装置1に対するジョブがあるか否かの判断を行う(ステップS101)。制御部9は、ステップS101においてジョブ無しと判断したときは(ステップS101:N)、ステップS101を再度実行する。
一方、制御部9は、ステップS101においてジョブ有りと判断すると(ステップS101:Y)、カバーセンサ91がリアカバー21および中間カバー25が開いたことを検知したか否かの判断を行う(ステップS102)。
制御部9は、ステップS102において、カバーセンサ91がリアカバー21および中間カバー25が開いたことを検知していないと判断したときには(ステップS102:N)、画像形成部5から搬送されたシートSを排紙トレイ23aにフェイスダウン排紙する(ステップS120)。
制御部9は、ステップS102においてカバーセンサ91がリアカバー21および中間カバー25が開いたことを検知したと判断すると(ステップS102:Y)、即ちリアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91の検知結果に基づいて判断すると、搬送されるシートSの搬送方向における長さ(以降「シート長」と記載する)が予め定められた所定距離よりも長いか否かの判断を行う(ステップS103)。
この場合、制御部9は、搬送されるシートSのシート長を、例えばシートセンサ92の検知結果に基づいて判断ことができる。具体的には、制御部9は、シートセンサ92によって検知されるシートSの先端及び後端の検知結果を取得し、シートSの先端を検知してから後端を検知するまでの時間とシートSの搬送速度からシート長を算出する。シートセンサ92によって検知されるシートSの先端及び後端の検知結果は、制御部が取得するシートの情報の一例である。また、制御部9は、ユーザによって入力された値に基づいてシート長を判断できる。
制御部9は、ステップS103においてシート長が前記所定距離以下であると判断すると(ステップS103:N)、シートSのシート長が短いためシートSを中間カバー25に搬送すると判断するとともに、フラッパ73が第1位置に変位しているか否かの判断を行う(ステップS104)。制御部9は、ステップS104においてフラッパ73が第1位置に変位していると判断したときは(ステップS104:Y)、フラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断する。
その後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、中間カバー25に排出し(ステップS105)、切替制御を終了する。つまり、制御部9がフラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断するとフラッパ73は第1位置に変位した状態に保持され、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されて中間カバー25に排出される。
制御部9は、ステップS104においてフラッパ73が第1位置に変位していないと判断したときは(ステップS104:N)、フラッパ73の位置の切り替えが必要であると判断して電磁ソレノイド74を非励磁状態に切り替え、フラッパ73を第1位置に変位させる(ステップS106)。
制御部9は、フラッパ73を第1位置に変位させた後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、中間カバー25に排出し(ステップS105)、切替制御を終了する。つまり、フラッパ73が第1位置に変位されることにより、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されて中間カバー25に排出される。
制御部9は、ステップS103においてシート長が前記所定距離よりも長いと判断すると(ステップS103:Y)、シートSのシート長いためシートSをリアカバー21に搬送すると判断するとともに、フラッパ73が第2位置に変位しているか否かの判断を行う(ステップS114)。制御部9は、ステップS114においてフラッパ73が第2位置に変位していると判断したときは(ステップS114:Y)、フラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断する。
その後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、リアカバー21に排出し(ステップS115)、切替制御を終了する。つまり、制御部9がフラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断するとフラッパ73は第2位置に変位した状態に保持され、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されてリアカバー21に排出される。
制御部9は、ステップS114においてフラッパ73が第2位置に変位していないと判断したときは(ステップS114:N)、フラッパ73の位置の切り替えが必要であると判断して電磁ソレノイド74を励磁状態に切り替え、フラッパ73を第2位置に変位させる(ステップS116)。
制御部9は、フラッパ73を第2位置に変位させた後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、リアカバー21に排出し(ステップS115)、切替制御を終了する。つまり、フラッパ73が第2位置に変位されることにより、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されてリアカバー21に排出される。
(複数枚のシートをストレート排紙する際の切替制御)
次に、複数枚のシートSをストレート排紙する際の制御部9による電磁ソレノイド94の切替制御について、図10を用いて具体的に説明する。
本実施形態においては、中間カバー25を開いた状態において中間カバー25に保持可能なシートSの枚数を第1保持枚数とした場合の、第1保持枚数が10枚に設定されている(ステップS200)。また、リアカバー21を開いた状態においてリアカバー21に保持可能なシートSの枚数を第2保持枚数とした場合の、第2保持枚数が10枚に設定されている(ステップS200)。
まず、制御部9は、画像形成装置1に対するジョブがあるか否かの判断を行う(ステップS201)。制御部9は、ステップS201においてジョブ無しと判断したときには(ステップS201:N)、ステップS201を再度実行する。
一方、制御部9は、ステップS201においてジョブ有りと判断すると(ステップS201:Y)、カバーセンサ91がリアカバー21および中間カバー25が開いたことを検知したか否かの判断を行う(ステップS202)。
制御部9は、ステップS202において、カバーセンサ91がリアカバー21および中間カバー25が開いたことを検知していないと判断したときには(ステップS202:N)、画像形成部5から搬送されたシートSを排紙トレイ23aにフェイスダウン排紙する(ステップS230)。
制御部9は、ステップS202においてカバーセンサ91がリアカバー21および中間カバー25が開いたことを検知したと判断すると(ステップS202:Y)、即ちリアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91の検知結果に基づいて判断すると、搬送されるシートSのシート長が予め定められた所定距離よりも長いか否かの判断を行う(ステップS203)。このシートSのシート長は、例えばハガキサイズである。
この場合、制御部9は、搬送されるシートSのシート長を、1枚のシートSをストレート排紙する際の切替制御の場合と同様に、シートセンサ92の検知結果に基づいて検知したり、ユーザによって入力された値に基づいて検知したりすることができる。
制御部9は、ステップS203においてシート長が前記所定距離以下であると判断すると(ステップS203:N)、シートSのシート長が短いためシートSを中間カバー25に搬送すると判断するとともに、フラッパ73が第1位置に変位しているか否かの判断を行う(ステップS204)。制御部9は、ステップS204においてフラッパ73が第1位置に変位していると判断したときは(ステップS204:Y)、フラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断する。
その後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、中間カバー25に排出する(ステップS205)。つまり、制御部9がフラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断するとフラッパ73は第1位置に変位した状態に保持され、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されて中間カバー25に排出される。
制御部9は、ステップS204においてフラッパ73が第1位置に変位していないと判断したときは(ステップS204:N)、フラッパ73の位置の切り替えが必要であると判断して電磁ソレノイド74を非励磁状態に切り替え、フラッパ73を第1位置に変位させる(ステップS206)。
制御部9は、フラッパ73を第1位置に変位させた後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、中間カバー25に排出する(ステップS205)。つまり、フラッパ73が第1位置に変位されることにより、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されて中間カバー25に排出される。
このように、制御部9は、搬送されるシートSのシート長が所定距離よりも長いか否かを判断し、シート長が所定距離以下であると判断するとともにフラッパ73の位置の切替が必要であると判断したときは、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパを第1位置に変位させ、シートSを中間カバー25に排出する。
画像形成装置1においては、筐体2の外に排出されるシートSがハガキ等のシート長さが短いシートSである場合は、シートSを上方に配置される中間カバー25に排出することで認識し易くすることができる。従って、制御部9によりシートSのシート長が前記所定距離以下であると判断された場合は、シートSを中間カバー25に排出するように構成している。
次に、制御部9は、画像形成装置1に対するジョブが終了したか否かの判断を行う(ステップS207)。制御部9は、ステップS207においてジョブが終了したと判断すると(ステップS207:Y)、切替制御を終了する。
一方、制御部9は、ステップS207においてジョブが終了していないと判断すると(ステップS207:N)、中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達したか否かの判断を行う(ステップS208)。
制御部9は、ステップS208において中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達していないと判断したときは(ステップS208:N)、ステップS205を再度実行して中間カバー25にシートSを排出する。
制御部9は、ステップS208において中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達したと判断したときは(ステップS208:Y)、電磁ソレノイド74を励磁状態に切り替えて、フラッパ73を第2位置に変位させる(ステップS209)。
制御部9は、フラッパ73が第2位置に変位した後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、リアカバー21に排出する(ステップS210)。つまり、フラッパ73が第2位置に変位されると、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されてリアカバー21に排出される。
つまり、制御部9は、リアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91が検知したときに電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第1位置に変位させて中間カバー25にシートSを排出した後に、フラッパ73を変位させてリアカバー21にシートSを排出するときには、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第2位置に変位させる。
ここで、定着後ローラ対710によって搬送され中間カバー25に排出されたシートSの後端は、フラッパ73の揺動端部73bの上方に位置している。このように、シートSが中間カバー25に排出された後にフラッパ73が仮に図7に示すフラッパ73−2の第2位置に変位すると、第1搬送部71の第1搬送経路P2を構成する筐体2の第1ガイド面27と、第2位置に変位したフラッパ73との間にシートSの後端が挟まれるおそれがある。
従って、図7に示すように、フラッパ73をフラッパ73−2の第2位置に変位するのではなく、フラッパ73−2よりも少し外側のフラッパ73−3に変位させることで、筐体2の第1ガイド面27とフラッパ73との間に隙間を生じさせて、中間カバー25に排出されたシートSの後端が挟まれることを抑制している。このように、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態においては、第2位置におけるフラッパ73の揺動端部73bが、第1搬送経路P2から所定距離離間した位置に変位するように構成している。
フラッパ73−3の第2位置は、第1ガイド面27とフラッパ73との間に隙間は生じているが、第1排紙経路P22は遮る位置であり、定着後ローラ対710により搬送されたシートSは第1排紙経路P22に進入することが規制される。一方、定着後ローラ対710により搬送されたシートSはリアカバー21に排出されることが許容される。
また、フラッパ73−3の位置に変位したフラッパ73−3の揺動端部73bは、定着後ローラ対710の第2ニップ点N2におけるニップ接線Ntよりも上側に位置している。つまり、フラッパ73−3の位置は、フラッパ73の揺動端部73bが定着後ローラ対710のニップ接線Ntよりも上側に配置される位置であるため、既に中間カバー25に排出されたシートSの後端はフラッパ73によってニップ接線Ntよりも上側に位置で支持されている。従って、リアカバー21に排出されるシートSの先端が中間カバー25に排出されたシートSの後端に当接することが抑制され、シートSを良好に搬送することが可能となっている。
なお、画像形成装置1が定着後ローラ対710を備えていない場合は、第2位置に変位したフラッパ73−3の揺動端部73bが加熱ローラ61と加圧ローラ62との第1ニップ点N1におけるニップ接線よりも上側に位置するように構成することで、リアカバー21に排出されるシートSの先端が中間カバー25に排出されたシートSの後端に当接することを抑制することができる。
また、画像形成装置1においては、制御部9により中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達したと判断されたときに電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を第2位置に変位させてシートSをリアカバー21に排出するように構成している。これにより、筐体2の外に排出されるシートSの枚数が、中間カバー25が保持可能な第1保持枚数を超えたとしても、超えた分のシートSをリアカバー21によって保持することが可能となっている。
次に、制御部9は、画像形成装置1に対するジョブが終了したか否かの判断を行う(ステップS211)。制御部9は、ステップS211においてジョブが終了したと判断すると(ステップS211:Y)、切替制御を終了する。
一方、制御部9は、ステップS211においてジョブが終了していないと判断すると(ステップS211:N)、リアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達したか否かの判断を行う(ステップS212)。
制御部9は、ステップS212においてリアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達していないと判断したときは(ステップS212:N)、ステップS210を再度実行してリアカバー21にシートSを排出する。
制御部9は、ステップS212においてリアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達したと判断したときは(ステップS212:Y)、アラームを出力して(ステップS213)、切替制御を終了する。
制御部9は、ステップS203においてシート長が前記所定距離よりも長いと判断すると(ステップS203:Y)、シートSのシート長が長いためシートSをリアカバー21に搬送すると判断するとともに、フラッパ73が第2位置に変位しているか否かの判断を行う(ステップS214)。制御部9は、ステップS214においてフラッパ73が第2位置に変位していると判断したときは(ステップS214:Y)、フラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断する。
その後、定着後ローラ対710を駆動して、シートSをリアカバー21に排出する(ステップS215)。つまり、制御部9がフラッパ73の位置の切り替えは必要ないと判断するとフラッパ73は第2位置に変位した状態に保持され、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されてリアカバー21に排出される。
制御部9は、ステップS214においてフラッパ73が第2位置に変位していないと判断したときは(ステップS214:N)、フラッパ73の位置の切り替えが必要であると判断して電磁ソレノイド74を励磁状態に切り替え、フラッパ73を第2位置に変位させる(ステップS216)。
制御部9は、フラッパ73を第2位置に変位させた後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、リアカバー21に排出する(ステップS215)。つまり、フラッパ73が第2位置に変位されることにより、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されてリアカバー21に排出される。
このように、制御部9は、搬送されるシートSのシート長が所定距離よりも長いか否かを判断し、シート長が所定距離よりも長いと判断するとともにフラッパ73の位置の切替が必要であると判断したときは、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第2位置に変位させ、シートSを前記第1カバーに排出する。
画像形成装置1においては、リアカバー21はシート搬送方向の長さが中間カバー25よりも大きく形成されているため、A4サイズのシートS等のシート長が長いシートSを筐体2の外に排出するときには、リアカバー21にシートSを排出することで、シートSがリアカバー21から落下することを抑制できる。従って、制御部9によりシートSのシート長が前記所定距離よりも長いと判断された場合は、シートSをリアカバー21に排出するように構成している。
次に、制御部9は、画像形成装置1に対するジョブが終了したか否かの判断を行う(ステップS217)。制御部9は、ステップS217においてジョブが終了したと判断すると(ステップS217:Y)、切替制御を終了する。
一方、制御部9は、ステップS217においてジョブが終了していないと判断すると、(ステップS217:N)、リアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達したか否かの判断を行う(ステップS218)。
制御部9は、ステップS218においてリアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達していないと判断したときは(ステップS218:N)、ステップS215を再度実行してリアカバー21にシートSを排出する。
制御部9は、ステップS218においてリアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達したと判断したときは(ステップS218:Y)、電磁ソレノイド74を非励磁状態に切り替えて、フラッパ73を第1位置に変位させる(ステップS219)。
制御部9は、フラッパ73が第1位置に変位した後、シートSを定着後ローラ対710によって搬送させ、中間カバー25に排出する(ステップS220)。つまり、フラッパ73が第1位置に変位されると、画像形成部5から定着後ローラ対710によって搬送されるシートSは、フラッパ73により案内されて中間カバー25に排出される。
このように、画像形成装置1においては、制御部9によりリアカバー21に排出されたシートSが第2保持枚数に達したと判断されたときに電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を第1位置に変位させてシートSを中間カバー25に排出するように構成している。これにより、筐体2の外に排出されるシートSの枚数が、リアカバー21が保持可能な第2保持枚数を超えたとしても、超えた分のシートSを中間カバー25によって保持することが可能となっている。
次に、制御部9は、画像形成装置1に対するジョブが終了したか否かの判断を行う(ステップS221)。制御部9は、ステップS221においてジョブが終了したと判断すると(ステップS221:Y)、切替制御を終了する。
一方、制御部9は、ステップS221においてジョブが終了していないと判断すると(ステップS221:N)、中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達したか否かの判断を行う(ステップS222)。
制御部9は、ステップS222において中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達していないと判断したときは(ステップS222:N)、ステップS220を再度実行して中間カバー25にシートSを排出する。
制御部9は、ステップS222において中間カバー25に排出されたシートSが第1保持枚数に達したと判断したときは(ステップS222:Y)、アラームを出力して(ステップS223)、切替制御を終了する。
以上のように、制御部9による電磁ソレノイド74の切替制御においては、リアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91の検知結果に基づいて判断したときに、リアカバー21と中間カバー25のうちどちらにシートSを搬送するか判断し、フラッパ73の位置の切り替えが必要と判断したときは電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を中間カバー25にシートSを搬送する第1位置、またはリアカバー21にシートSを搬送する第2位置に変位させるようにしている。
画像形成装置1においては、リアカバー21および中間カバー25を閉じたときには、フラッパ73によりシートSの搬送先を第1搬送経路P2と再搬送経路P3とに振り分けることができる。一方、リアカバー21および中間カバー25を開いたときには、リアカバー21および中間カバー25をシートSを保持するトレイとして利用するとともに、フラッパ73をシートSの搬送先をリアカバー21と中間カバー25とに振り分けるために用いることができる。
このように、フラッパ73によってシートSの搬送先をリアカバー21と中間カバー25とに振り分けることにより、シートSを筐体2の外へストレート排紙する際に、シートSを良好に搬送することが可能となっている。また、リアカバー21、中間カバー25、およびフラッパ73を複数の用途に兼用することができ、画像形成装置1の小型化を図ることが可能となっている。
[搬送部の第2実施形態]
次に、搬送部7の第2実施形態について説明する。
第1実施形態に係る搬送部7の第1搬送部71は、筐体2に支持された中間排紙ローラ対711を有しているが、第2実施形態に係る第1搬送部71は、中間排紙ローラ対711に代えて、中間排紙ローラ715aおよび第1ピンチローラ715bを有している。中間排紙ローラ715aは、第1搬送ローラの一例である。
図11に示すように、中間排紙ローラ715aは筐体2に支持されている。第1ピンチローラ715bは中間カバー25に支持されており、中間カバー25が閉じた状態において第1ピンチローラ715bと対向する位置に配置されている。
中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとは、中間カバー25が閉じた状態では互いに圧接してニップ部を形成し、シートSを第1搬送経路P2に沿って搬送することが可能である。一方、中間排紙ローラ715aおよび第1ピンチローラ715bは、中間カバー25が開いた状態では互いに離間してニップ部を形成しない。
仮に中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとの両方をニップ部を形成するように筐体2で支持すると、中間カバー25が開いた状態において、中間排紙ローラ715aが駆動されていないときには、中間カバー25に向けて搬送されるシートSが中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとのニップ部に進入してジャムが発生するおそれがある。また、中間排紙ローラ715aが駆動されているときには、中間カバー25に向けて搬送されるシートSが中間排紙ローラ715aおよび第1ピンチローラ715bによって搬送されて第1搬送経路P2に入り込むおそれがある。
さらに、中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとの両方をニップ部を形成するように中間カバー25で支持すると、中間カバー25が開いた状態において、中間排紙ローラ715aが駆動されていないときに中間カバー25に向けて搬送されるシートSが中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとのニップ部に進入してジャムが発生するおそれがある。
一方、中間排紙ローラ715aを筐体2で支持するとともに、第1ピンチローラ715bを中間カバー25で支持することで、中間カバー25が開いた状態において、中間カバー25に向けて搬送されるシートSが中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとのニップ部に進入したり、中間排紙ローラ715aおよび第1ピンチローラ715bによって搬送されたりすることを抑制できる。
また、第1実施形態に係る搬送部7の第2搬送部72は、中間カバー25に支持された第1反転ローラ対721を有しているが、第2実施形態に係る第2搬送部72は、第1反転ローラ対721に代えて、第1反転ローラ721aおよび第2ピンチローラ721bを有している。第1反転ローラ721aは、第2搬送ローラの一例である。
図11に示すように、第1反転ローラ721aは中間カバー25に支持されている。第2ピンチローラ721bはリアカバー21に支持されており、リアカバー21が閉じた状態において第2ピンチローラ721bと対向する位置に配置されている。
第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとは、リアカバー21が閉じた状態では互いに圧接してニップ部を形成し、シートSを第2搬送経路P3に沿って搬送することが可能である。一方、第1反転ローラ721aおよび第2ピンチローラ721bは、リアカバー21が開いた状態では互いに離間してニップ部を形成しない。
仮に第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとの両方を中間カバー25で支持すると、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において、第1反転ローラ721aが駆動されていないときには、リアカバー21に向けて搬送されるシートSが第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとのニップ部に進入してジャムが発生するおそれがある。また、第1反転ローラ721aが駆動されているときには、リアカバー21に向けて搬送されるシートSが第1反転ローラ721aおよび第2ピンチローラ721bによって搬送されてリアカバー21から落下するおそれがある。
さらに、第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとの両方をリアカバー21で支持すると、リアカバー21が開いた状態において、第1反転ローラ721aが駆動されていないときにリアカバー21に向けて搬送されるシートSが第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとのニップ部に進入してジャムが発生するおそれがある。
一方、第1反転ローラ721aを中間カバー25で支持するとともに、第2ピンチローラ721bをリアカバー21で支持することで、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において、リアカバー21に向けて搬送されるシートSが第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとのニップ部に進入したり、第1反転ローラ721aおよび第2ピンチローラ721bによって搬送されたりすることを抑制できる。
[搬送部の第3実施形態]
次に、搬送部7の第3実施形態について説明する。
図12、図13に示すように、第3実施形態に係る第1搬送部71は、第1実施形態に係る搬送部7のように筐体2に支持された中間排紙ローラ対711を有する構成において、中間カバー25が開いたときに搬送されるシートSを案内するガイド部材81を備えている。ガイド部材81は、中間排紙ローラ対711よりもシート搬送方向の上流側、かつ定着後ローラ710よりもシート搬送方向の下流側に配置されている。
ガイド部材81は、筐体2に回動可能に支持される第3回動軸81aと、中間カバー25が開いたときに搬送されるシートSに接触可能な接触部81bを有している。第3回動軸81aは、ガイド部材81のシート搬送方向における上流側端部に配置されており、接触部81bは、第3回動軸81aよりもシート搬送方向の下流側に配置されている。接触部81bは、ガイド部材81のシート搬送方向に沿った複数個所に設けられている。
接触部81bはスターホイールにて構成されている。スターホイールは、外周面にシートSに接触する接触歯が複数形成されたコロ部材であり、搬送されるシートSに接触したときに回転可能に構成されている。
ガイド部材81は、第3回動軸81aを中心として回動することで、第1ガイド面27よりも筐体2の後方外側に膨出する膨出位置と、第1ガイド面27よりも筐体2の前方内側に退避する退避位置とに変位可能に構成されている。ガイド部材81が膨出位置にあるときには、接触部81bが第1ガイド面27よりも筐体2の後方外側に突出している。ガイド部材81が退避位置にあるときには、接触部81bが第1ガイド面27よりも筐体2の前方内側に退避している。
ガイド部材81の上端部にはバネ当接部81cが形成されている。筐体2は、バネ当接部81cの前方においてバネ当接部81cと対向する壁部28を有している。バネ当接部81cと壁部28との間には押圧バネ83が介装されており、ガイド部材81を後方に付勢している。
ガイド部材81の上端部におけるバネ当接部81cの後方には、中間カバー25が閉じたときに中間カバー25と当接するカバー当接部81dが形成されている。
中間カバー25が閉じたときには、中間カバー25がバネ当接部81cに当接することによりガイド部材81は前方に押圧される。中間カバー25により前方に押圧されたガイド部材81は、押圧バネ83の付勢力に抗して退避位置に変位する。一方、中間カバー25が開いたときには、中間カバー25がバネ当接部81cから離間して、ガイド部材81は押圧バネ83の付勢力によって後方へ押圧される。押圧バネ83の付勢力により後方へ押圧されたガイド部材81は膨出位置に変位する。
ガイド部材81のバネ当接部81cおよびカバー当接部81dは、接触部81bよりも幅方向外側に配置されている。
ガイド部材81は、幅方向における複数個所に並設することができる。また、ガイド部材81は、幅方向の中央部1箇所に設けることもできる。
中間カバー25が開いてガイド部材81が膨出位置に変位した状態においてシートSが搬送されると、ガイド部材81の接触部81bがシートSに接触して、シートSは接触部81bにより中間カバー25へ向けて案内される。
つまり、開いた状態の中間カバー25に向けて搬送されるシートSが筐体2の第1ガイド面27に沿って案内されると、筐体2に支持される中間排紙ローラ対711のニップ部に進入してジャムが発生するおそれがある。しかし、ガイド部材81の接触部81bが第1ガイド面27よりも外側に突出していると、搬送されるシートSは接触部81bによって第1ガイド面27よりも外側に案内されることとなる。これにより、搬送されるシートSが中間排紙ローラ対711のニップ部に進入することが抑制され、シートSを良好に中間カバー25へ向けて搬送することが可能となる。
また、接触部81bはスターホイールにて構成されており、接触部81bをシートSに接触させてシートSを案内する際には、シートSにスターホイールの接触歯が間欠的に接触するとともに接触部81bが回転するため、シートSに対する接触抵抗を減少することが可能となっている。さらに、例えばガイド部材81によって案内されるシートSの面が印字面であった場合には、シートSの印字面がガイド部材81によって擦れることを抑制可能である。
[本実施形態における効果]
本実施形態においては、画像形成装置1は上述のように構成されている。
つまり、画像形成装置1は、筐体2と、第1搬送部71と、第2搬送部72と、リアカバー21と、中間カバー25と、フラッパ73と、電磁ソレノイド74と、カバーセンサ91と、制御部9とを備える。
筐体2は、搬送されるシートSに画像を形成する画像形成部5を収容するとともに、上方に設けられた排紙トレイ23aを有する。第1搬送部71は、画像形成部5から搬送されるシートSを排紙トレイ23aに搬送する第1搬送経路P2を有する。第2搬送部72は、第1搬送経路P2の分岐位置Psから分岐して第1搬送経路P2よりも外側において上方に延びるとともに、画像形成部5から搬送されるシートSを搬送する再搬送経路P3を有する。リアカバー21は、筐体2に対して回動するリアカバー21であって、リアカバー21を閉じたときに第2搬送部72の少なくとも一部を構成し、リアカバー21を開いたときに画像形成部5から筐体2外へ搬送されるシートSを保持する。中間カバー25は、リアカバー21よりも筐体2の内側に配置されるとともに筐体2に対して回動する中間カバー25であって、中間カバー25を閉じたときに第1搬送部71の少なくとも一部を構成し、リアカバー21および中間カバー25を開いたときに画像形成部5から筐体2外へ搬送されるシートSを保持する。フラッパ73は、分岐位置Psに配置されるとともに、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において画像形成部5から搬送されるシートSを第1搬送経路P2に案内するときに再搬送経路P3を遮る第1位置と、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において画像形成部5から搬送されるシートSを再搬送経路P3に案内するときに第1搬送経路P2を遮る第2位置との間で揺動する。電磁ソレノイド74は、フラッパ73を第1位置と第2位置とに変位させる。カバーセンサ91は、リアカバー21および中間カバー25の開閉を検知する。制御部9は、筐体2外へ搬送されるシートSの情報を取得するとともに、カバーセンサ91の検知結果およびシートの情報に基づいて電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73の位置を変位させる。また、制御部9は、リアカバー21および中間カバー25が開いたことをカバーセンサ91の検知結果に基づいて判断したときに、リアカバー21および中間カバー25のうちどちらにシートSを搬送するか判断し、フラッパ73の切り替えが必要と判断したときは電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を中間カバー25にシートを搬送する第1位置、またはリアカバー21にシートを搬送する第2位置に変位させる。
画像形成装置1においては、リアカバー21および中間カバー25を閉じたときには、フラッパ73によりシートSの搬送先を第1搬送経路P2と再搬送経路P3とに振り分けることができる。一方、リアカバー21および中間カバー25を開いたときには、リアカバー21および中間カバー25をシートSを保持するトレイとして利用するとともに、フラッパ73をシートSの搬送先をリアカバー21と中間カバー25とに振り分けるために用いることができる。このように、フラッパ73によってシートSの搬送先をリアカバー21と中間カバー25とに振り分けることにより、シートSを筐体2の外へストレート排紙する際に、シートSを良好に搬送することができる。また、リアカバー21、中間カバー25、およびフラッパ73を複数の用途に兼用することができ、画像形成装置1の小型化を図ることができる。さらに、リアカバー21および中間カバー25の開閉状態、ならびに搬送されるシートSの搬送方向における長さに応じてシートSの搬送先を振り分けることが可能である。
また、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において、第2位置におけるフラッパ73の揺動端部73bは、第1搬送経路P2から所定距離離間した位置に変位する。
これにより、筐体2の第1ガイド面27とフラッパ73との間に隙間を生じさせて、中間カバー25に排出されたシートSの後端が第1ガイド面27とフラッパ73との間に挟まれることを抑制できる。
また、画像形成部5のシート搬送方向における下流側に配置され、シートSを搬送する定着後ローラ対710を有し、フラッパ73の第2位置は、フラッパ73の揺動端部73bが定着後ローラ対710のニップ接線Ntよりも上側に配置される位置である。
これにより、リアカバー21に排出されるシートSの先端が中間カバー25に排出されたシートSの後端に当接することが抑制され、シートSを良好に搬送することが可能である。
また、制御部9は、搬送されるシートSの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、シートSの搬送方向における長さが所定距離以下であると判断したときは、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第1位置に変位させ、シートSを中間カバー25に排出する。
このように、搬送方向における長さが所定距離以下である短いシートSを上方に配置される中間カバー25に排出することで認識し易くすることができる。
また、中間カバー25を開いた状態において、中間カバー25に保持可能なシートSの枚数を第1保持枚数とし、制御部9は、搬送されるシートSの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、シートSの搬送方向における長さが所定距離以下であると判断したときには、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第1位置に変位させ、シートSを中間カバー25に排出し、中間カバー25に排出したシートSの枚数が第1保持枚数に達すると、電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を第2位置に変位させてシートSをリアカバー21に排出する。
これにより、筐体2の外に排出されるシートSの枚数が、中間カバー25が保持可能な第1保持枚数を超えたとしても、超えた分のシートSをリアカバー21によって保持することが可能である。
また、制御部9は、搬送されるシートSの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、シートSの搬送方向における長さが所定距離よりも長いと判断したときは、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第2位置に変位させ、シートSをリアカバー21に排出する。
このように、シート搬送方向の長さが所定距離よりも長いシートSを筐体2の外に排出するときには、リアカバー21にシートSを排出することで、シートSがリアカバー21から落下することを抑制できる。
また、リアカバー21を開いた状態において、リアカバー21に保持可能なシートの枚数を第2保持枚数とし、制御部9は、搬送されるシートSの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、シートSの搬送方向における長さが所定距離よりも長いと判断したときには、電磁ソレノイド74を切り替えてフラッパ73を第2位置に変位させ、シートSをリアカバー21に排出し、リアカバー21に排出したシートSの枚数が第2保持枚数に達すると、電磁ソレノイド74を切り替えて、フラッパ73を第1位置に変位させてシートSを中間カバー25に排出する。
これにより、筐体2の外に排出されるシートSの枚数が、リアカバー21が保持可能な第2保持枚数を超えたとしても、超えた分のシートSを中間カバー25によって保持することが可能である。
また、筐体2外へ搬送されるシートSの位置を検知するためのシートセンサ92を備え、制御部9は、カバーセンサ91の検知結果およびシートセンサ92の検知結果に基づいて電磁ソレノイド74を切り替える。
これにより、リアカバー21および中間カバー25の開閉状態、ならびに搬送されるシートSの搬送方向における長さに応じてシートSの搬送先を振り分けることが可能である。
また、筐体2は、第1搬送部71の一部を構成する第1ガイド面27を有し、中間カバー25は、第1ガイド面27よりも外側に配置され第1搬送部71の一部を構成する第2ガイド面251を有し、第1搬送部71は、筐体2に支持された中間排紙ローラ715aと、中間カバー25に設けられ中間カバー25を閉じた状態において中間排紙ローラ715aに対向する第1ピンチローラ715bとを有する。
これにより、中間カバー25が開いた状態において、中間カバー25に向けて搬送されるシートSが中間排紙ローラ715aと第1ピンチローラ715bとのニップ部に進入したり、中間排紙ローラ715aおよび第1ピンチローラ715bによって搬送されたりすることを抑制できる。
また、中間カバー25は、第2ガイド面251よりも外側に配置され第2搬送部72の一部を構成する第3ガイド面252を有し、リアカバー21は、第3ガイド面252よりも外側に配置され第2搬送部72の一部を構成する第4ガイド面211を有し、第2搬送部72は、中間カバー25に支持された第1反転ローラ721aと、リアカバー21に設けられリアカバー21を閉じた状態において第1反転ローラ721aに対向する第2ピンチローラ721bとを有する。
これにより、リアカバー21および中間カバー25が開いた状態において、リアカバー21に向けて搬送されるシートSが第1反転ローラ721aと第2ピンチローラ721bとのニップ部に進入したり、第1反転ローラ721aおよび第2ピンチローラ721bによって搬送されたりすることを抑制できる。
また、筐体2は、第1搬送部71の一部を構成する第1ガイド面27を有し、中間カバー25は、第1ガイド面27よりも外側に配置され第1搬送部71の一部を構成する第2ガイド面251を有し、第1搬送部71は、筐体2に支持された中間排紙ローラ対711を有し、筐体2には、中間排紙ローラ対711よりもシート搬送方向の上流側に配置され、中間カバー25が開いたときに第1ガイド面27よりも外側に膨出して、搬送されるシートSを案内するガイド部材81が設けられている。
これにより、搬送されるシートSが中間排紙ローラ対711のニップ部に進入することが抑制され、シートSを良好に中間カバー25へ向けて搬送することが可能である。
また、ガイド部材81は、搬送されるシートSを案内する際に前記シートに接触する接触部81bであるスターホイールを有する。
これにより、ガイド部材81のシートSに対する接触抵抗を減少することが可能である。また、例えばガイド部材81によって案内されるシートSの面が印字面であった場合には、シートSの印字面がガイド部材81によって擦れることを抑制可能である。
1 画像形成装置
2 筐体
5 画像形成部
7 搬送部
9 制御部
21 リアカバー
23a 排紙トレイ
25 中間カバー
27 第1ガイド面
71 第1搬送部
72 第2搬送部
73 フラッパ
73a 第1揺動軸
73b 揺動端部
74 電磁ソレノイド
81 ガイド部材
81b 接触部(スターホイール)
91 カバーセンサ
91a 第1カバーセンサ
91b 第2カバーセンサ
92 シートセンサ
211 第4ガイド面
251 第2ガイド面
252 第3ガイド面
710 定着後ローラ対
711 中間排紙ローラ対
715a 中間排紙ローラ
715b 第1ピンチローラ
721 第1反転ローラ対
721a 第1反転ローラ
721b 第2ピンチローラ
N2 第2ニップ点
Nt ニップ接線
P2 第1搬送経路
P3 再搬送経路
Ps 分岐位置
S シート

Claims (12)

  1. 搬送されるシートに画像を形成する画像形成部を収容するとともに、上部に設けられた排紙トレイを有する筐体と、
    前記画像形成部から搬送されるシートを前記排紙トレイに搬送する第1搬送経路を有する第1搬送部と、
    前記第1搬送経路の分岐位置から分岐して前記第1搬送経路よりも外側において上方に延びるとともに、前記画像形成部から搬送されるシートを搬送する第2搬送経路を有する第2搬送部と、
    前記筐体に対して回動する第1カバーであって、前記第1カバーを閉じたときに前記第2搬送部の少なくとも一部を構成し、前記第1カバーを開いたときに前記画像形成部から前記筐体外へ搬送されるシートを保持する第1カバーと、
    前記第1カバーよりも前記筐体の内側に配置されるとともに前記筐体に対して回動する第2カバーであって、前記第2カバーを閉じたときに前記第1搬送部の少なくとも一部を構成し、前記第1カバーおよび前記第2カバーを開いたときに前記画像形成部から前記筐体外へ搬送されるシートを保持する第2カバーと、
    前記分岐位置に配置されるとともに、前記第1カバーおよび前記第2カバーが閉じた状態において前記画像形成部から搬送されるシートを前記第1搬送経路に案内するときに前記第2搬送経路を遮る第1位置と、前記第1カバーおよび前記第2カバーが閉じた状態において前記画像形成部から搬送されるシートを前記第2搬送経路に案内するときに前記第1搬送経路を遮る第2位置との間で揺動するフラッパと、
    前記フラッパを前記第1位置と前記第2位置とに変位させる駆動部と、
    前記第1カバーおよび前記第2カバーの開閉を検知するためのカバーセンサと、
    前記筐体外へ搬送されるシートの情報を取得するとともに、前記カバーセンサの検知結果および前記シートの情報に基づいて前記駆動部を切り替えて前記フラッパの位置を変位させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1カバーおよび前記第2カバーが開いたことを前記カバーセンサの検知結果に基づいて判断したときに、前記第1カバー及び前記第2カバーのうちどちらにシートを搬送するか判断し、前記フラッパの切り替えが必要と判断したときは前記駆動部を切り替えて、前記フラッパを前記第2カバーにシートを搬送する第1位置、または前記第1カバーにシートを搬送する第2位置に変位させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1カバー及び前記第2カバーが開いた状態において、前記第2位置における前記フラッパの揺動端部は、前記第1搬送経路から所定距離離間した位置に変位する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部のシート搬送方向における下流側に配置され、シートを搬送する搬送ローラ対を有し、
    前記第2位置は、前記フラッパの揺動端部が前記搬送ローラ対のニップ接線よりも上側に配置される位置である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    搬送されるシートの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、
    前記長さが前記所定距離以下であると判断したときは、前記駆動部を切り替えて前記フラッパを前記第1位置に変位させ、前記シートを前記第2カバーに排出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2カバーを開いた状態において、前記第2カバーに保持可能なシートの枚数を第1保持枚数とし、
    前記制御部は、
    搬送されるシートの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、
    前記長さが前記所定距離以下であると判断したときには、前記駆動部を切り替えて前記フラッパを前記第1位置に変位させ、前記シートを前記第2カバーに排出し、
    前記第2カバーに排出したシートの枚数が前記第1保持枚数に達すると、前記駆動部を切り替えて、前記フラッパを前記第2位置に変位させて前記シートを前記第1カバーに排出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    搬送されるシートの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、
    前記長さが前記所定距離よりも長いと判断したときは、前記駆動部を切り替えて前記フラッパを前記第2位置に変位させ、前記シートを前記第1カバーに排出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1カバーを開いた状態において、前記第1カバーに保持可能なシートの枚数を第2保持枚数とし、
    前記制御部は、
    搬送されるシートの搬送方向における長さが所定距離よりも長いか否かを判断し、
    前記長さが前記所定距離よりも長いと判断したときには、前記駆動部を切り替えて前記フラッパを前記第2位置に変位させ、前記シートを前記第1カバーに排出し、
    前記第1カバーに排出したシートの枚数が前記第2保持枚数に達すると、前記駆動部を切り替えて、前記フラッパを前記第1位置に変位させて前記シートを前記第2カバーに排出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記筐体外へ搬送されるシートの位置を検知するためのシートセンサを備え、
    前記制御部は、前記カバーセンサの検知結果および前記シートセンサの検知結果に基づいて前記駆動部を切り替えることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記筐体は、前記第1搬送部の一部を構成する第1ガイド面を有し、
    前記第2カバーは、前記第1ガイド面よりも外側に配置され前記第1搬送部の一部を構成する第2ガイド面を有し、
    前記第1搬送部は、前記筐体に支持された第1搬送ローラと、前記第2カバーに設けられ前記第2カバーを閉じた状態において前記第1搬送ローラに対向する第1ピンチローラとを有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2カバーは、前記第2ガイド面よりも外側に配置され前記第2搬送部の一部を構成する第3ガイド面を有し、
    前記第1カバーは、前記第3ガイド面よりも外側に配置され前記第2搬送部の一部を構成する第4ガイド面を有し、
    前記第2搬送部は、前記第2カバーに支持された第2搬送ローラと、前記第1カバーに設けられ前記第1カバーを閉じた状態において前記第2搬送ローラに対向する第2ピンチローラとを有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記筐体は、前記第1搬送部の一部を構成する第1ガイド面を有し、
    前記第2カバーは、前記第1ガイド面よりも外側に配置され前記第1搬送部の一部を構成する第2ガイド面を有し、
    前記第1搬送部は、前記筐体に支持された第1搬送ローラ対を有し、
    前記筐体には、前記第1搬送ローラ対よりもシート搬送方向の上流側に配置され、前記第2カバーが開いたときに前記第1ガイド面よりも外側に膨出して、搬送されるシートを案内するガイド部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記ガイド部材は、搬送されるシートを案内する際に前記シートに接触するスターホイールを有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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