JP2020111337A - 加熱処理用包装体 - Google Patents

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智也 殿柿
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【課題】開封時に狙った方向に引き裂くことができる加熱処理用包装体を提供する。【解決手段】加熱処理用包装体10は、第一のフィルム111と第二のフィルム112とを備えた袋状の包装体本体11と、第一のフィルム111及び/又は第二のフィルム112上に設けられた第一カットガイド部21と、第一のフィルム111及び/又は第二のフィルム上に第一カットガイド部21と略平行に設けられた第二カットガイド部22と、第一カットガイド部21と第二カットガイド部22とに挟まれている領域で構成された引き裂き領域と、を有し、包装体本体11が、引き裂き領域の長手方向の少なくとも一方の端部から引き裂くことで開封可能となっており、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、包装体本体11を引き裂く際に、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22を超えて引き裂かれることを防止する機能を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を加熱処理する包装体に関する。
従来、調理済又は半調理済等の食品が耐熱性のプラスチック包装体に充填され、それを食する直前に電子レンジにより加熱調理する包装食品が市場に提供されている。しかし、このような包装食品を電子レンジにより加熱すると、包装体の内部の水蒸気や内部空気の熱膨張によって内部圧力が上昇し、包装体が破裂して内容物が飛散したり、電子レンジ内を汚染したりする欠点があった。
電子レンジ調理の前に、あらかじめ包装体に小孔を開けて内部圧力の上昇を抑えることで、包装体の破裂を防止する方法が採られている。しかし、この方法では、発生した水蒸気が直ちに包装体の外へ放出されてしまい、水蒸気による蒸し調理効果が低減してしまうばかりか、包装体内部の食品の乾燥が進行して食味の劣化をきたすこともある。そこで、包装体の内部圧力が上昇した際に通蒸して圧力を逃がすイージーピール部を形成した包装体が知られている。
また、このような包装体として、底部に自立手段を形成させて、その内部に加熱処理用の内容物を密封包装させる加熱処理用包装体が知られている(特許文献1参照)。
この加熱処理用包装体では、プラスチックフィルムによりその同一面側を互いに当接させて、所定幅のヒートシールにより合掌状に接合する合掌接合部が設けられている。合掌接合部は、包装体を自立させたとき、収納された内容物の上面より上部に位置し、加熱による包装体の内部圧力が上昇したとき、その逃圧を行なう易開封性シールとなっている。
特開2000−185777号公報
しかし、特許文献1に記載された加熱処理用包装体では、合掌接合部(合掌シール部)の近傍に設けた開封用ノッチ等から引き裂くことで、横辺と略平行に開封するよう構成されているが、引き裂き方向が狙った方向、すなわち、横辺と略平行方向に進まない場合もあり、その方向によっては、内容物が漏れ出してしまう場合や、内容物が取り出しにくくなってしまう場合があった。
そこで、本発明は、開封時に狙った方向に引き裂くことができる加熱処理用包装体を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱処理用包装体は、互いに対向する第一のフィルムと第二のフィルムとを備えた袋状の包装体本体と、
前記第一のフィルム及び/又は前記第二のフィルム上に、前記包装体本体の一辺と略平行に設けられた第一カットガイド部と、
前記第一のフィルム及び/又は前記第二のフィルム上に、前記第一カットガイド部と略平行に設けられた第二カットガイド部と、
前記包装体本体を平面視した際に、前記第一カットガイド部と前記第二カットガイド部とに挟まれている領域で構成された引き裂き領域と、を有し、
前記包装体本体が、前記引き裂き領域の長手方向の少なくとも一方の端部から引き裂くことで開封可能となっており、
前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部は、前記包装体本体を引き裂く際に、前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部を超えて引き裂かれることを防止する機能を備えることを特徴とする。
本発明によれば、開封する際に狙った方向に引き裂くことができる加熱処理用包装体を提供できる。
本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態における構成を示す模式的斜視図である。 本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態における構成を示す平面図である。 図1に示す加熱処理用包装体の分解状態を示す模式的斜視図である。 本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態における合掌シール部の構成を示す模式的拡大図である。 本発明に係る加熱処理用包装体の他の実施形態における構成を示す平面図である。 本発明に係る加熱処理用包装体の他の実施形態における構成を示す平面図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。本発明に係る加熱処理用包装体は、電子レンジにより内容物を加熱処理する際に用いるのに好適であり、また食材を加熱処理する際に用いるのに好適である。
図1は、本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態における構成を示す模式的斜視図であり、図2は、本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態における分解した構成を示す平面図であり、図3は、図1に示す加熱処理用包装体の分解状態を示す模式的斜視図であり、図4は、本発明に係る加熱処理用包装体の一実施形態における合掌シール部の構成を示す模式的拡大図である。なお、以下の説明では、図2中の上側を「上」、下側を「下」とする。
加熱処理用包装体10は、図1、2に示すように、包装体本体11と、当該包装体本体11上に設けられた合掌シール部12と、包装体本体11上に設けられ、合掌シール部12と略平行に設けられた第一カットガイド部21と、当該第一カットガイド部21と略平行に設けられた第二カットガイド部22と、引き裂き領域14と、開封用切り込み部15と、を有している。
包装体本体11は、自立性を有しており、内部に所定の内容物1が収納された状態で自立させることができる。
包装体本体11は、図1に示すように、合掌シール部12が設けられている第一のフィルム111と、第一のフィルム111と対抗して設けられた第二のフィルム112と、自立させた際に底部となる第三のフィルム113と、を有している。
第一のフィルム111と第二のフィルム112、第一のフィルム111と第三のフィルム113、第二のフィルム112と第三のフィルム113は、それぞれの周縁部の一部同士が接合(シール)されており、これにより、包装体本体11は袋状をなしている。
第一のフィルム111、第二のフィルム112及び第三のフィルム113で構成される包装体本体11としては、電子レンジにより加熱処理がなされることを考慮すると、電子レンジの加熱に対する耐熱性を有するプラスチック素材で形成されていることが好ましい。そのようなプラスチック素材の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン等のハロゲン化ポリオレフィン;ポリビニルアルコール;ナイロン6、ナイロン6,6、ポリメタキシリレンアジパミド等のポリアミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリエステル;ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル等のポリアクリル酸エステル;及びこれらを形成するモノマーの共重合体などが挙げられる。なお、「(メタ)アクリル」は、メタクリル又はアクリルを意味する。
ポリエチレンの具体例としては、直鎖状低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロセン系ポリエチレンなどが挙げられる。ポリプロピレンの具体例としては、プロピレンのホモポリマー、プロピレンとエチレンや1−ブテンとのランダム又はブロックコポリマーなどが挙げられる。
第一のフィルム111、第二のフィルム112及び第三のフィルム113は、単層でもよいが、共押出しなどにより2層以上に積層されていてもよい。例えば、第一のフィルム111、第二のフィルム112及び第三のフィルム113は、基材層とシーラント層からなることが好ましく、さらに基材層とシーラント層の間に他の層を有していてもよい。具体的には、第一のフィルム111、第二のフィルム112及び第三のフィルム113として、基材層となるポリアミドフィルムと、シーラント層となる直鎖状低密度ポリエチレンフィルムとを貼り合わせた積層フィルムを用いることができる。また、第一のフィルム111、第二のフィルム112及び第三のフィルム113は、酸化アルミニウムや酸化ケイ素のような無機酸化薄膜が付与されたガスバリアー性の複合フィルムでもよい。この複合フィルムは、酸化アルミニウムや酸化ケイ素の単体又は混合物を真空下で加熱気化させ、上記のフィルムの表面に蒸着することで得ることができる。
合掌シール部12は、第一のフィルム111上から外側に向かって突出するように設けられている。また、合掌シール部12は、長尺状をなしており、包装体本体11の一辺(図2の上側又は下側の辺)と略平行に設けられている。言い換えると、合掌シール部12は、包装体本体11を自立させた際の包装体本体11の底辺と略平行となるよう設けられている
また、合掌シール部12は、内容物1の加熱処理時に内容物1の上方に位置するように形成され、加熱処理により加熱処理用包装体1の内部圧力が上昇したときにその圧力を逃がす易開封性を有するように形成される。
なお、合掌シール部12は、上記包装体本体11と同様の材料で構成されている。
合掌シール部12の中央には、内容物を加熱処理して内部圧力が上昇したときに通蒸する通蒸領域121が形成されている。こうすることで、内部圧力が上昇した際でも破裂しないように逃圧された加熱処理用包装体10となる。
第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、図1、図2に示すように、包装体本体11の外面側に設けられている。言い換えると、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、第一のフィルム111と第二のフィルム112上の外面側に設けられている。
また、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、長尺状をなしており、それぞれ合掌シール部12(包装体本体11の一辺(図2の上側又は下側の辺))と略平行に設けられている。
第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、その幅方向(図2中の上下方向)の引き裂き強度が、包装体本体11の引き裂き強度よりも高くなるよう構成されている。
幅方向の引き裂き強度を包装体本体11の引き裂き強度よりも高くするには、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22を、包装体本体11を構成する材料よりも引き裂き強度が高い材料で構成すればよい。
また、幅方向の引き裂き強度を包装体本体11の引き裂き強度よりも高くするには、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22を、例えば、長手方向に延伸された一軸延伸フィルムで構成してもよい。一軸延伸フィルムとしては、例えば、一軸延伸ポリエチレンや一軸延伸ポリプロピレンを用いることができる。
また、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、上記一軸延伸フィルムと、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロンフィルムや二軸延伸ポリプロピレンフィルム等の基材との積層体を用いて形成してもよい。これにより、製袋作業を容易なものとすることができる。
第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、例えば、上記各フィルムを粘着剤等で第一のフィルム111と第二のフィルム112上の外面側に貼り付けることで形成することができる。
第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22の幅(図2中Xで表される幅)は、0.5〜50mmであるのが好ましく、3〜10mmであるのがより好ましい。
引き裂き領域14は、包装体本体11を平面視した際に、第一カットガイド部21と第二カットガイド部22とに挟まれている領域で構成される。
引き裂き領域14の幅(図2中Yで表される幅)は、0.1〜20mmであるのが好ましく、0.5〜8mmであるのがより好ましい。
この引き裂き領域14の長手方向における両端部には、開封用切り込み部15が設けられている。
加熱処理用包装体10は、開封用切り込み部15から引き裂くことで開封可能となっている。
このような構成の加熱処理用包装体10は、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22を有していることから、包装体本体11を開封用切り込み部15から引き裂いていく際に、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22を超えて引き裂かれることが防止されている。すなわち、上下方向に切り裂かれてしまうのが防止されている。
その結果、加熱処理用包装体10は、包装体本体11を引き裂く際に、その引き裂き方向が引き裂き領域14内に収めることが可能となっている。
このような加熱処理用包装体10は、例えば、図3に示すように、方形状の背面フィルム31と、合掌シール部12を形成するための折り曲げ部36を有する方形状の下部フィルム32と、合掌シール部12を形成するための折り曲げ部37を有する方形状の上部フィルム33と、山形に折り曲げられた方形状の底部フィルム34と、長尺状の第一カットガイド部用フィルム38aと、長尺状の第一カットガイド部用フィルム38bと、長尺状の第二カットガイド部用フィルム39aと、長尺状の第二カットガイド部用フィルム39bとを重ね、外周をヒートシールすることで形成されている。このとき、底部フィルム34には切り欠き部35が形成されているため、当該部分において背面フィルム31と下部フィルム32を一体化させることができる。
図3の構成において、下部フィルム32の折り曲げ部36と上部フィルム33の折り曲げ部37をヒートシールすることで、第一のフィルム111と合掌シール部12が形成される。
なお、合掌シール部12は、図4に示すように、折り曲げ箇所から離れた領域で、必要に応じてイージーオープンテープ(不図示)を挿入した状態でヒートシールされていることが好ましい。ヒートシールされている領域40は、例えば折り曲げ箇所から1mm以上離れていることが好ましい。
合掌シール部12は、加熱処理により包装体本体11の内部圧力が上昇したときに容易に開封できればよいが、90℃雰囲気下でのヒートシール強度が1200g/15mm以下であることが好ましく、800g/15mm以下であることがより好ましい。合掌シール部12の90℃雰囲気下でのヒートシール強度は、0g/15mmでも構わないが、100g/15mm以上であることが好ましい。なお、ヒートシール強度とは、JIS Z0238「密封軟包装袋の試験方法」に従い、90℃雰囲気下で測定された値である。
なお、合掌シール部12は、常温においては完全シールでもよく、イージーオープンでもよい。合掌シール部12の常温雰囲気下でのヒートシール強度は、150〜2000g/15mmが好ましく、300〜1500g/15mmがより好ましい。なお、常温雰囲気下でのヒートシール強度とは、JIS Z0238「密封軟包装袋の試験方法」に従い、常温(23℃65%RH)雰囲気下で測定された値である。
常温では完全シール、90℃雰囲気下でのヒートシール強度が1200g/15mm以下となる実施形態としては、合掌シール部12のシーラントとして、ポリオレフィン、例えば融点120℃以下(好ましくは110℃以下)のポリエチレンや融点140℃以下(好ましくは130℃以下)のポリプロピレンを用い、他の部分のシーラントとして、これより融点が10℃以上高いものを用いることで実現できる。なお、融点はASTM2117に基づいて測定した値である。
なお、上記実施形態では、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22が第一のフィルム111と第二のフィルム112との双方に設けられている場合について説明したが、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22は、それぞれ、第一のフィルム111又は第二のフィルム112のいずれか一方にのみに設けられているものであってもよい。
具体的には、第一カットガイド部21が第一のフィルム111に設けられ、かつ、第二カットガイド部22が第二のフィルム112に設けられている構成であってもよいし、第一カットガイド部21が第二のフィルム112に設けられ、かつ、第二カットガイド部22が第一のフィルム111に設けられている構成であってもよい。
また、第一カットガイド部21が第一のフィルム111及び第二のフィルム112の双方に設けられ、かつ、第二カットガイド部22が第一のフィルム111又は第二のフィルム112の一方に設けられている構成であってもよいし、第一カットガイド部21が第一のフィルム111又は第二のフィルム112の一方に設けられ、かつ、第二カットガイド部22が第一のフィルム111及び第二のフィルム112の双方に設けられている構成であってもよい。
また、上記実施形態では、引き裂き領域14の長手方向の両端部に開封用切り込み部15を有するものとして説明したが、一方の端部のみに開封用切り込み部15を設けてもよいし、開封用切り込み部15が設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態では、合掌シール部12の下方に、第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22が設けられた構成について説明したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、合掌シール部12の上方に第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22が設けられた構成であってもよい。
また、上記実施形態では、加熱処理用包装体10が合掌シール部12を有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、図6に示すように、合掌シール部12を有していない構成であってもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。
<実施例>
図1に示すような加熱処理用包装体10(縦160mm×横140mm)を作製した。なお、用いた包装体本体11の構成はNy/LLDPEであり、Nyが基材層、LLDPEがシーラント層として機能する。
合掌シール部12は、包装体本体11の上端から47.5mmの位置に形成した。
第一カットガイド部21は、幅5mmの一軸延伸ポリプロピレンフィルムを合掌シール部12の15mm下方に粘着剤で貼り付けて形成した。
また、第二カットガイド部22は、幅5mmの一軸延伸ポリプロピレンフィルムを合掌シール部12の25mm下方に粘着剤で貼り付けて形成した。すなわち、切り裂き領域14の幅は5mmとした。
なお、合掌シール部12にはオレフィン系イージーオープンテープを挿入し、通蒸領域121を形成した。
<比較例>
第一カットガイド部21及び第二カットガイド部22が設けられていない加熱処理用包装体を用意した。
<評価>
実施例および比較例の加熱処理包装体に水100mlを投入して密閉したサンプルを各20個作製し、電子レンジで600W・2分間加熱した。その後、電子レンジから取り出し、各サンプルを手で開封した。
なお、包装体本体の一方の側端部の包装体本体の上端部から57.5mmの位置(切り裂き領域14の中間)にカッターで切れ込みを入れ、そこから開封を行った。
開封位置から、5mm以上上方ないし下方にカットされなかった場合を○とし、サンプル20個中の○となったサンプルの数を計測した。
Figure 2020111337
表1からも解るように、本発明の加熱処理包装体は、開封時に狙った方向に引き裂くことができるものであった。これに対して、比較例の加熱処理包装体は、開封時に狙った方向に引き裂くことができなかった。
10 加熱処理用包装体
11 包装体本体
111 第一のフィルム
112 第二のフィルム
113 第三のフィルム
12 合掌シール部
121 通蒸領域
14 切り裂き領域
15 開封用切り込み部
21 第一カットガイド部
22 第二カットガイド部
31 背面フィルム
32 下部フィルム
33 上部フィルム
34 底部フィルム
35 切り欠き部
36 折り曲げ部
37 折り曲げ部
38a 第一カットガイド部用フィルム
38b 第一カットガイド部用フィルム
39a 第二カットガイド部用フィルム
39b 第二カットガイド部用フィルム
40 ヒートシールされている領域

Claims (9)

  1. 内容物を加熱処理するための包装体であって、
    互いに対向する第一のフィルムと第二のフィルムとを備えた袋状の包装体本体と、
    前記第一のフィルム及び/又は前記第二のフィルム上に、前記包装体本体の一辺と略平行に設けられた第一カットガイド部と、
    前記第一のフィルム及び/又は前記第二のフィルム上に、前記第一カットガイド部と略平行に設けられた第二カットガイド部と、
    前記包装体本体を平面視した際に、前記第一カットガイド部と前記第二カットガイド部とに挟まれている領域で構成された引き裂き領域と、を有し、
    前記包装体本体が、前記引き裂き領域の長手方向の少なくとも一方の端部から引き裂くことで開封可能となっており、
    前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部は、前記包装体本体を引き裂く際に、前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部を超えて引き裂かれることを防止する機能を備えることを特徴とする加熱処理用包装体。
  2. 前記第一のフィルム上から外側に向かって突出するよう設けられ、かつ、前記包装体本体の一辺と略平行に設けられた長尺状の合掌シール部を有する請求項1に記載の加熱処理用包装体。
  3. 前記包装体本体は、前記内容物を収納した際に自立するよう構成されている請求項1又は2に記載の加熱処理用包装体。
  4. 前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部の幅方向の引き裂き強度が、前記包装体本体の引き裂き強度よりも高い請求項1ないし3のいずれか1項に記載の加熱処理用包装体。
  5. 前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部は、その長手方向に延伸された一軸延伸フィルムで構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の加熱処理用包装体。
  6. 前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部は、前記包装体本体を構成する材料よりも引き裂き強度が高い材料で構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の加熱処理用包装体。
  7. 前記引き裂き領域の長手方向の端部の少なくとも一方に開封用の切り込み部を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の加熱処理用包装体。
  8. 前記第一カットガイド部及び前記第二カットガイド部の幅は、0.5〜50mmである請求項1ないし7のいずれか1項に記載の加熱処理用包装体。
  9. 前記引き裂き領域の幅は、0.1〜20mmである請求項1ないし8のいずれか1項に記載の加熱処理用包装体。
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