JP2020111167A - 重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法 - Google Patents

重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020111167A
JP2020111167A JP2019003093A JP2019003093A JP2020111167A JP 2020111167 A JP2020111167 A JP 2020111167A JP 2019003093 A JP2019003093 A JP 2019003093A JP 2019003093 A JP2019003093 A JP 2019003093A JP 2020111167 A JP2020111167 A JP 2020111167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
heavy
carriage
heavy goods
trolley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019003093A
Other languages
English (en)
Inventor
泰朋 岡部
Yasutomo Okabe
泰朋 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2019003093A priority Critical patent/JP2020111167A/ja
Publication of JP2020111167A publication Critical patent/JP2020111167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】重量物ワークの運搬時、受け渡し時のいずれの時にも、ワークの落下を確実に防止することができる重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法を提供する。【解決手段】重量物を載置して移送可能な複数のローラ群を有する移送台を備えると共に、脚部に複数のキャスタを備え、他の運搬用台車との間で重量物の受け渡しを行う運搬用台車であって、移送台の前方端部に、ローラ群の上方に突出して移送台に載置された重量物の落下を防止するストッパ、および他の運搬用台車との連結部を備えており、ストッパは弾性付勢体によって支持されており、ストッパ、連結部、および弾性付勢体によってインターロック機構が形成されており、インターロック機構により、他の運搬用台車と連結されていない場合、ストッパがローラ群よりも上方に突出しており、他の運搬用台車と連結されている場合、ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降しているように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、金型などの重量物ワークの運搬に用いられる重量物運搬用台車、および、前記重量物運搬用台車を用いて行う重量物の受け渡し方法に関する。
プレス金型などの重量物ワーク(以下、単に「ワーク」ともいう)は、従来より、昇降自在な移送台が設けられた運搬用台車を用いて、運搬されている。そして、プレス設備などに運搬する際には、運搬用台車から設備専用台車(以下、両者を総称して、単に「台車」ともいう)へとワークを移し替えて受け渡している。
このとき、移送台上でのワークの移動を容易にし、また、受け渡しを行う際におけるワークの台車間での移動を容易にするために、互いに平行な複数のローラが配置されて、ワークとの間の摩擦を低減させたローラ移送台タイプの台車が、一般的に使用されている。
このようなローラ移送台タイプの台車の場合、ワークは重量があるため、運搬時の振動や慣性、また、床面の傾きなどによって、移送台上を移動して落下する恐れがある。そこで、ローラ移送台上にワークと当接してワークの移動を防止するストッパ金具(ワーク移動防止ストッパ)を設けて、ワークの受け渡し時以外は、任意でこのストッパ金具を嵌め込むことにより、ワークの落下を防止している。
また、ワークの受け渡しに際しては、2台の台車を互いに突き合せた後、台車脚部に設けられたキャスタにブレーキを掛けて、台車の移動を規制している。しかし、受け渡しに際してのワーク荷重の移動や振動あるいは慣性によっては、車輪がスリップして台車が離れ、ワークが落下する恐れがある。このため、各台車のロ−ラ移送台の先端に、上昇下降操作により互いに嵌合する連結金具を設けて、台車が離れるのを防止している。
しかしながら、上記したストッパ金具は、ワークの運搬や昇降、キャスタのブレーキに関係なく、独立して設けられており、作業者が手動でストッパ状態やストッパ解除の操作を行うことができる。このため、移送時や受け渡し時には、ワークの落下が十分に防止できているか否か、作業者がストッパ状態やストッパ解除の操作を確認する必要がある。
また、台車同士を連結させる際、連結金具の嵌合が未完状態であっても、ワークを移送して受け渡しを行うことができる。このため、受け渡しに際して、台車同士が離れて、ワークが落下する恐れがある。
そこで、ローラ移送台上に出没自在で、上方へ突出したストッパ状態のときにワークと当接するワーク移動防止ストッパを設け、運搬用台車がストップしている時にのみ、ストッパ状態を解除することができるインターロック機構が設けられた重量物運搬用台車が開発されている(例えば、特許文献1)。
特開平6−329240号公報
しかしながら、特許文献1に記載の重量物運搬用台車のストッパ技術は、ワークの受け渡しを想定したものではないため、例えば受け渡しの際にストッパ状態を解除した後、車輪がスリップすることで停止させた台車が移動して落下に繋がる恐れがある。このため、受け渡し時のワークの落下防止に対しては有効な技術とは言えない。
そこで、本発明は、重量物ワークの運搬時、受け渡し時のいずれの時にも、ワークの落下を確実に防止することができる重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討を行い、以下に記載する発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
重量物を載置して移送可能な複数のローラ群を有する移送台を備えると共に、脚部に複数のキャスタを備え、他の運搬用台車との間で重量物の受け渡しを行う重量物運搬用台車であって、
前記移送台の前方端部に、前記ローラ群の上方に突出して、前記移送台に載置された前記重量物の落下を防止するストッパ、および他の運搬用台車との連結部を備えており、
前記ストッパは、弾性付勢体によって支持されており、
前記ストッパ、前記連結部、および前記弾性付勢体によってインターロック機構が形成されており、
前記インターロック機構により、
前記他の運搬用台車と連結されていない場合、前記ストッパが前記ローラ群よりも上方に突出しており、
前記他の運搬用台車と連結されている場合、前記ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降しているように構成されていることを特徴とする重量物運搬用台車である。
請求項2に記載の発明は、
前記ストッパが、棒状に形成されており、
水平方向に配置されたバーの上面側に、1組の前記ストッパが立設して設けられており、
前記バーの下面側に、前記弾性付勢体が設けられており、
前記インターロック機構により、
前記他の運搬用台車と連結される時、前記他の運搬用台車に設けられた連結部の一部によって、前記バーが下方に押圧されることにより、前記ローラ群よりも上方に突出していた前記ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降し、
前記他の運搬用台車との連結が解除される時、前記バーによる下方への押圧が解除されることにより、前記ストッパが前記ローラ群の下方から上方に突出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の重量物運搬用台車である。
請求項3に記載の発明は、
水平方向に延在する水平材と垂直方向下方に延在する垂直材とが一端で連結された作動片が1組設けられており、
前記ストッパが、棒状に形成されて、前記水平材の先端で上方に向けて支持されており、
前記作動片の各々は、前記水平材の前記ストッパよりも内側の位置において回転自在に軸支されていると共に、互いに対向する前記垂直材の上端で前記弾性付勢体を介して連結されており、
前記インターロック機構により、
前記他の運搬用台車と連結される時、前記他の運搬用台車に設けられた連結部の一部によって、前記作動片の前記垂直材の下端が上方に押圧されることにより、前記ストッパが回転して、前記ローラ群よりも上方に突出していた前記ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降し、
前記他の運搬用台車との連結が解除される時、前記作動片の前記垂直材の下端に対する上方への押圧が解除されることにより、前記作動片と共に前記ストッパが逆回転して、前記ストッパが前記ローラ群の下方から上方に突出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の重量物運搬用台車である。
請求項4に記載の発明は、
前記作動片の垂直材の下端に、フリーローラが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の重量物運搬用台車である。
請求項5に記載の発明は、
前記弾性付勢体が、コイルばねであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の重量物運搬用台車である。
請求項6に記載の発明は、
前記移送台が、昇降自在であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の重量物運搬用台車である。
請求項7に記載の発明は、
請求項2に記載の重量物運搬用台車を第1の重量物運搬用台車、請求項3または請求項4に記載の重量物運搬用台車を第2の重量物運搬用台車として、前記第1の重量物運搬用台車と前記第2の重量物運搬用台車との間で前記重量物の受け渡しを行う重量物の受け渡し方法であって、
前記第1の重量物運搬用台車と前記第2の重量物運搬用台車とを、互いの連結部を嵌合させることにより連結させ、
前記第2の重量物運搬用台車の連結部からの下方への押圧によって前記第1の重量物運搬用台車のストッパをローラ群よりも下方へ下降させると共に、
前記第1の重量物運搬用台車の連結部からの上方への押圧によって前記第2の重量物運搬用台車のストッパをローラ群よりも下方へ下降させ、
その後、前記第1の重量物運搬用台車と前記第2の重量物運搬用台車との間で前記重量物を受け渡すことを特徴とする重量物の受け渡し方法である。
請求項8に記載の発明は、
前記第1の重量物運搬用台車、前記第2の重量物運搬用台車のいずれかが、クリーンルーム内で前記重量物を運搬する重量物運搬用台車であり、
他の重量物運搬用台車が、クリーンルーム外で前記重量物を運搬する重量物運搬用台車であることを特徴とする請求項7に記載の重量物の受け渡し方法である。
本発明によれば、重量物ワークの運搬時、受け渡し時のいずれの時にも、ワークの落下を確実に防止することができる重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る第1の重量物運搬用台車の斜視図である。 第1の重量物運搬用台車のストッパ機構および連結部の斜視図である。 第1の重量物運搬用台車のストッパ機構を示す図であり、(a)はストッパ状態、(b)は解除状態を示している。 本発明の一実施の形態に係る第2の重量物運搬用台車のストッパ機構および連結部の斜視図である。 第2の重量物運搬用台車のストッパ機構の動作を説明する図であり、(a)はストッパ状態、(b)は解除状態を示している。 第1の重量物運搬用台車と第2の重量物運搬用台車の連結動作を説明する図であり、(a)は連結前、(b)は連結後の状態を示す。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を参照して説明する。
[1]本発明の台車の特徴
本発明の台車は、ワークを載置して移送可能な複数のローラ群を有する移送台を備えると共に、脚部に複数のキャスタを備え、他の台車との間でワークの受け渡しを行う点においては、従来の台車と同様であるが、以下の特徴を有する点において、従来と異なる。
まず、移送台の前方端部に、ローラ群の上方に突出して、移送台に載置されたワークの移動を規制するストッパ、および他の台車との連結部を備えている。そして、ストッパは、弾性付勢体によって支持されることにより、ストッパ機構を構成している。
そして、ストッパ、連結部、および弾性付勢体によって、インターロック機構が形成されて、他の台車と連結されていない場合には、ストッパがローラ群よりも上方に突出し、他の台車と連結されている場合には、ストッパがローラ群よりも下方へ下降しているように構成されている。
このように、インターロック機構を構成させることにより、台車が他の台車と連結されているときにのみ、ストッパによりワークの移動が規制されている状態を解除することができ、それ以外ではストッパ状態を維持させることができる。
このため、作業者がストッパ状態やストッパ解除の操作を確認しなくても、ワークの落下を充分に防止することができる。
また、台車同士を連結させる際、連結金具の嵌合が未完状態、即ち、連結が完了していない場合には、ストッパ状態が維持されたままであるため、受け渡しに際して台車同士が離れるようなことが発生せず、ワークが落下する恐れを無くすことができる。
[2]台車の全体構成
以下、台車の全体構成を示した後、本発明の特徴部分であるストッパ機構とインターロック機構について説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る台車の斜視図である。台車1は、移送台11、移送台11の前端部に設けられた連結部12およびストッパ機構13、移送台11の後端部に設けられた移送台昇降装置(以下、単に「昇降装置」ともいう)14、枠体15、および脚部にキャスタ16を備えており、ワークを移送台11に載置して運搬する。また、前端部に設けられた連結部12で他の台車と連結し、他の台車との間でワークの受け渡しを行う。
枠体15は、昇降装置14で昇降自在に支持されている。また、移送台11、連結部12およびストッパ機構13は、枠体15で支持されており、枠体15と一体で昇降する。これにより、移送台11を昇降させる際、移送台11と連結部12およびストッパ機構13の位置関係は、一定に保たれる。なお、昇降装置14には油圧ジャッキ、チェーンブロックなど公知の装置が用いられる。
[3]ストッパ機構および連結部
本実施の形態では、運搬に2台の台車を使用し、運搬の途中でワークを一方の台車(以下、「第1の台車」ともいう)から他方の台車(以下、「第2の台車」ともいう)に移し替えることを想定している。そして、第1の台車と第2の台車とではストッパ機構およびインターロック機構が相違する。このため、以下では、第1の台車と第2の台車とに分けて説明する。
1.第1の台車
(1)ストッパ機構
図2は第1の台車のストッパ機構13および連結部12の斜視図である。そして、図3は第1の台車のストッパ機構を示す図であり、(a)はストッパ状態、(b)は解除状態を示している。
図2に示すように、ストッパ機構13は、棒状のストッパ13a、板状の支持バー13b、円柱状の支柱13c、コイルバネ13d、規制金具13eを備えている。なお、11aは、移送台11を構成するローラである。
ストッパ13aは、移送台11の前方に、移送台11の幅方向に沿って配置された支持バー13bの上面の左右2箇所に立設して設けられている。支持バー13bは、枠体15の前端側端部の左右に立設された円柱状の支柱13cが挿通され、支柱13cにガイドされ昇降可能に取り付けられている。支柱13cの枠体15との付け根部分には、弾性付勢体であるコイルバネ13dが嵌め込まれており、支持バー13bを上方に向けて付勢している。また、支柱13cには支持バー13bの上側に規制金具13eが嵌め込まれており、コイルバネ13dに付勢されて上昇する支持バー13bを受け止めている。
このとき、図3(a)に示すように、ストッパ13aの上端側がローラ11aより上側に突出して、移送台11がストッパ状態になる。また、支持バー13bは、コイルバネ13dにより上方に向けて付勢されているため、ストッパ状態が自動的に保持されて、支持バー13bがコイルバネ13dの弾性力に抗して押し下げられない限り、ストッパ状態が解除されることがなく、ワークの落下を充分に防止することができる。
なお、規制金具13eの位置は、ストッパ13aの突出長さが、移送台11をストッパ状態にするのに適切な長さになるように調節される。
図3(b)はストッパ状態が解除された状態を示している。支持バー13bが押し下げられ、これに伴いストッパ13aの上端がローラ11aの上端より下側に後退することにより、ストッパ状態が解除される。
(2)連結部
図2に示すように、連結部12として、枠体15の前端側端部の中央部に枠体15の幅方向に沿って、所定の高さ、幅、厚みを有す2枚の係止片12a、12bが所定の間隔を隔てて立設されている。この係止片12a、12bを後記する第2の台車の連結部に嵌め込むことにより2台の台車が連結される。
2.第2の台車
(1)ストッパ機構
図4は第2の台車2のストッパ機構および連結部の斜視図である。図5はストッパ機構の動作を説明する図であり、(a)はストッパ状態、(b)は解除状態を示している。
図4、および図5において、23はストッパ機構である。また、図4で22は連結部である。また、21は移送台であり、21aは移送台21を構成するローラであり、25は枠体であり、26はキャスタである。なお、枠体25は、昇降自在に支持されており、移送台21、連結部22およびストッパ機構23は、枠体25と一体で昇降する。
ストッパ機構23は、棒状のストッパ23a、作動片23b、板状の支柱23c、回転軸23d、コイルバネ23e、フリーローラ23fを備えている。また、作動片23bは、水平方向に延在する水平材と垂直方向下方に延在する垂直材とが一端で連結されている。
ストッパ23aは、移送台21の前方に、移送台21の幅方向に沿って2箇所に配置されている。また、ストッパ23aは、作動片23bの水平材の移送台21の幅方向外側の端部(他端側の端部)に水平材の上面に垂直に立設されている。作動片23bの水平材は、枠体25の前端側端部の左右2箇所に立設された板状の支柱23cの上端に設けられた回転軸23dに回動可能に軸支されている。また、作動片23bは、垂直材の下端にフリーローラ23fが取り付けられている。また、左右2個の水平材の幅方向内側の端部(一端側の端部)同士が、端部同士の間に架け渡されたコイルバネ23eで繋がれている。
ストッパ時は、図5(a)に示すように、ストッパ23aが直立して停止する。このとき、ストッパ23aの上端側がローラ21aより上側に突出して移送台21がストッパ状態になる。また、左右2個の作動片23bの水平材の前記端部同士が、コイルバネ23eで弾性付勢され引き付けあっていることにより、ストッパ状態が自動的にインターロックされ、前記端部同士の間の間隔が、コイルバネ23eの弾性力に抗して拡げられない限りストッパ状態が解除されることはない。
一方、第2の台車2を第1の台車1と連結させたとき、図5(b)に示すように作動片23bの垂直材が第1の台車の係止片12bで押し上げられ、垂直材の下端に設けられたフリーローラ23fが係止片12bの上端端面上を幅方向内側に向けて転動する。このとき作動片23bが回動し、ストッパ23aは「逆ハの字」状に開く。これにより、ストッパ23aの上端がローラ21aの上端より下側に後退し、ストッパ状態が解除される。
(2)連結部
図4に示すように、連結部22として、枠体25の前端側端部の中央部に枠体25の幅方向に沿って、所定の高さ、幅を有する環状部22aが設けられており、環状部22aには第1の台車1の係止片12aを嵌め合わせるための上下方向の貫通孔が設けられている。また、環状部22aより後ろ側に第1の台車1の係止片12bを嵌め合わせるための上下方向の貫通孔が設けられている。
[4]連結とストッパ状態の解除
1.連結動作
次に、第1の台車と第2の台車の連結動作について説明する。図6は連結動作を説明する図であり、(a)は連結前、(b)は連結後の状態を示す。先ず、例えば第2の台車の枠体を上昇させて、図6(a)に示すように、連結部22を連結部12より高い位置に位置させた後、連結部12が連結部22の直下に位置するように、第1の台車と第2の台車の位置を調整する。次に、第2の台車の枠体を下降させて、図6(b)に示すように、第2の台車の連結部22の貫通孔22b、22cにそれぞれ第1の台車の連結部12の係止片12a、12bを嵌め込むことにより2台の台車を連結する。このとき、2台の台車の移送台の高さは同じである。また、移送台の間の隙間は、ストッパ13a、23aの突出に必要なスペースに限定されており、十分に小さいため、ワーク移動に支障が生じない。
2.ストッパ状態の解除
連結の完了と同時に、第1の台車のストッパ状態、第2の台車のストッパ状態が自動的に解除される。即ち、連結と同時に第2の台車の連結部22の環状部22aが第1の台車のストッパ機構の支持バー13bを押し下げることにより、第1の台車のストッパ状態が解除される。一方、第1の台車の連結部12の係止片12bが第2の台車の作動片23bの垂直材を押し上げることにより、第2の台車のストッパ状態が解除される。
一方、ワーク受け渡しを完了して、第1の台車と第2の台車の連結を解除すると、再び、インターロック機構により、それぞれの台車が自動的にストッパ状態に戻る。
[5]連結部の形状およびサイズ
上記した2台の台車は、特定の用途向けに専用化される場合がある。例えば、前記プレス設備がクリーンルームに設置されている場合、クリーンルームの内と外とでは、その汚染許容濃度が異なっているため、運搬用の台車も内と外とで専用化する必要がある。そして、このように異なる環境へ金型などの重量物を受け渡す場合、運搬台車同士を連結させて、金型を移し替えるが、連結部が同形状でどの台車でも連結できると、台車の誤使用を招いてしまう恐れがある。
そこで、このような誤使用を避けるため、連結部の形状、および寸法、具体的には、例えば、係止片および係止片を嵌め込むための貫通孔の形状、および寸法を各台車毎に規定することが好ましい。
[6]受け渡し方法
本実施の形態の受け渡し方法は、上記した2台の台車を連結させた後、移送台上でワークを移動させることにより、一方の台車から他方の台車に受け渡す。
本実施の形態では、前記インターロック機構により、連結が完了するまでは双方の台車のストッパ状態が解除されることはない。このため、受け渡しの際に、人為的なミスにより、連結が未完の状態でストッパ状態が解除されることがなく、受け渡しに際して例えば台車がスリップして台車同士が離れた場合でも、ワークが移送台から落下することが防止される。
また、連結部の形状、および寸法を各台車毎に規定することにより、台車の誤使用が防止されるため、例えばクリーンな環境など、各工程毎に規定された環境を維持することができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1、2 台車
11、21 移送台
11a、21a ローラ
12、22 連結部
12a、12b 係止片
13、23 ストッパ機構
13a、23a ストッパ
13b 支持バー
13c、23c 支柱
13d、23e コイルバネ
13e 規制金具
14 昇降装置
15、25 枠体
16、26 キャスタ
22a 環状部
22b、22c 貫通孔
23b 作動片
23d 回転軸
23f フリーローラ

Claims (8)

  1. 重量物を載置して移送可能な複数のローラ群を有する移送台を備えると共に、脚部に複数のキャスタを備え、他の運搬用台車との間で重量物の受け渡しを行う重量物運搬用台車であって、
    前記移送台の前方端部に、前記ローラ群の上方に突出して、前記移送台に載置された前記重量物の落下を防止するストッパ、および他の運搬用台車との連結部を備えており、
    前記ストッパは、弾性付勢体によって支持されており、
    前記ストッパ、前記連結部、および前記弾性付勢体によってインターロック機構が形成されており、
    前記インターロック機構により、
    前記他の運搬用台車と連結されていない場合、前記ストッパが前記ローラ群よりも上方に突出しており、
    前記他の運搬用台車と連結されている場合、前記ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降しているように構成されていることを特徴とする重量物運搬用台車。
  2. 前記ストッパが、棒状に形成されており、
    水平方向に配置されたバーの上面側に、1組の前記ストッパが立設して設けられており、
    前記バーの下面側に、前記弾性付勢体が設けられており、
    前記インターロック機構により、
    前記他の運搬用台車と連結される時、前記他の運搬用台車に設けられた連結部の一部によって、前記バーが下方に押圧されることにより、前記ローラ群よりも上方に突出していた前記ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降し、
    前記他の運搬用台車との連結が解除される時、前記バーによる下方への押圧が解除されることにより、前記ストッパが前記ローラ群の下方から上方に突出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の重量物運搬用台車。
  3. 水平方向に延在する水平材と垂直方向下方に延在する垂直材とが一端で連結された作動片が1組設けられており、
    前記ストッパが、棒状に形成されて、前記水平材の先端で上方に向けて支持されており、
    前記作動片の各々は、前記水平材の前記ストッパよりも内側の位置において回転自在に軸支されていると共に、互いに対向する前記垂直材の上端で前記弾性付勢体を介して連結されており、
    前記インターロック機構により、
    前記他の運搬用台車と連結される時、前記他の運搬用台車に設けられた連結部の一部によって、前記作動片の前記垂直材の下端が上方に押圧されることにより、前記ストッパが回転して、前記ローラ群よりも上方に突出していた前記ストッパが前記ローラ群よりも下方へ下降し、
    前記他の運搬用台車との連結が解除される時、前記作動片の前記垂直材の下端に対する上方への押圧が解除されることにより、前記作動片と共に前記ストッパが逆回転して、前記ストッパが前記ローラ群の下方から上方に突出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の重量物運搬用台車。
  4. 前記作動片の垂直材の下端に、フリーローラが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の重量物運搬用台車。
  5. 前記弾性付勢体が、コイルばねであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の重量物運搬用台車。
  6. 前記移送台が、昇降自在であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の重量物運搬用台車。
  7. 請求項2に記載の重量物運搬用台車を第1の重量物運搬用台車、請求項3または請求項4に記載の重量物運搬用台車を第2の重量物運搬用台車として、前記第1の重量物運搬用台車と前記第2の重量物運搬用台車との間で前記重量物の受け渡しを行う重量物の受け渡し方法であって、
    前記第1の重量物運搬用台車と前記第2の重量物運搬用台車とを、互いの連結部を嵌合させることにより連結させ、
    前記第2の重量物運搬用台車の連結部からの下方への押圧によって前記第1の重量物運搬用台車のストッパをローラ群よりも下方へ下降させると共に、
    前記第1の重量物運搬用台車の連結部からの上方への押圧によって前記第2の重量物運搬用台車のストッパをローラ群よりも下方へ下降させ、
    その後、前記第1の重量物運搬用台車と前記第2の重量物運搬用台車との間で前記重量物を受け渡すことを特徴とする重量物の受け渡し方法。
  8. 前記第1の重量物運搬用台車、前記第2の重量物運搬用台車のいずれかが、クリーンルーム内で前記重量物を運搬する重量物運搬用台車であり、
    他の重量物運搬用台車が、クリーンルーム外で前記重量物を運搬する重量物運搬用台車であることを特徴とする請求項7に記載の重量物の受け渡し方法。
JP2019003093A 2019-01-11 2019-01-11 重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法 Pending JP2020111167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019003093A JP2020111167A (ja) 2019-01-11 2019-01-11 重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019003093A JP2020111167A (ja) 2019-01-11 2019-01-11 重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020111167A true JP2020111167A (ja) 2020-07-27

Family

ID=71667944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019003093A Pending JP2020111167A (ja) 2019-01-11 2019-01-11 重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020111167A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115817609A (zh) * 2022-11-14 2023-03-21 佛山隆深机器人有限公司 一种燃料电池模具转运设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115817609A (zh) * 2022-11-14 2023-03-21 佛山隆深机器人有限公司 一种燃料电池模具转运设备
CN115817609B (zh) * 2022-11-14 2023-12-05 佛山隆深机器人有限公司 一种燃料电池模具转运设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6183714B2 (ja) コンテナ昇降搬送装置
WO2015190393A1 (ja) コンテナ昇降搬送装置
JP2014105100A (ja) 搬送システム
JP2020111167A (ja) 重量物運搬用台車および重量物の受け渡し方法
JP5309864B2 (ja) 台車による搬送装置
JP2009051289A (ja) 搬送台車利用の作業設備
JP6198467B2 (ja) 被搬送物の取出装置
JP4967525B2 (ja) ガラス板またはパレット積載用搬送台車及び該搬送台車の移送装置
CN110015548B (zh) 物品收纳设备
US3480126A (en) Pallet conveyor with lock mechanism
JPH082888A (ja) 運搬装置
JP2007076919A (ja) 移載システムおよびそれを備える保管設備
JP5354183B2 (ja) 昇降搬送設備
JP4139475B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP7213770B2 (ja) 台車
JP3074528B2 (ja) 台車取扱装置
JP2024080428A (ja) 移載装置および移載システム
JP3072558B2 (ja) 台車取扱装置
JP4423373B2 (ja) 運搬台車
JPS6226560Y2 (ja)
JP3164261U (ja) ラック台車
JPH05178590A (ja) 荷物押し上げ降ろし運搬機
JP2022134932A (ja) 物品運搬機構、物品運搬設備、及びストッパ部材
JPH0840512A (ja) 物品保管設備
JPH074493U (ja) 低位置での搬送物の移載を可能にした搬送車