JP2020109596A - 物品払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度に1つの物品のみを払い出す物品払出装置を提供する。【解決手段】物品払出装置は、物品収納部の下部に連結された払出部2を備えており、当該払出部は、物品収納部との連結箇所に当該物品収納部側と前記払出部の内部空間とを連通させて物品が通過可能な貫通孔20が形成されており、外部に設けられた回転可能なハンドル21と、物品を受ける凹部が形成され前記ハンドルの回転に伴って回転する椀状回転部22と、を備える。そして、前記椀状回転部は、凹部の開口面が上方を向いて前記貫通孔に対向して略平行に位置する第一の状態で前記払出部の内部空間に位置して前記貫通孔の下方に配置されており、水平方向に沿った軸を支点として特定の回転方向に回転するよう構成される。さらに、前記椀状回転部の回転軌跡の外側に、前記貫通孔の上方の一部及び/又は下方の一部を覆う覆い部材23,24を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、物品を払い出す物品払出装置に関する。
従来より、ガチャガチャ(登録商標)やガチャポン(登録商標)と呼ばれる物品払出装置が知られている。物品払出装置は、例えば、予め商品が内包されたカプセルをカプセル収納部に複数収納しておき、ハンドルを回すことによってカプセル収納部内のカプセルを1つ払い出すよう構成されている。なお、物品払出装置は、必ずしも商品が内包されたカプセルを払い出す物品としていることに限らず、チョコレートやグミなどのお菓子自体を払い出す物品としていることもある。
ここで、物品払出装置による物品であるカプセルを払い出す機構として、特許文献1に記載のものがある。特許文献1の装置は、カプセル収納部の下部に連結する払出部を備えており、かかる払出部の上方つまりカプセル収納部と払出部との連結箇所に、回転盤を備えている。この回転盤には貫通孔が形成されており、当該貫通孔の内部には1つのカプセルが保持される。そして、ハンドルが回転されると、回転盤が回転し、当該回転盤の貫通孔がさらに下方に位置するシュート孔に位置し、貫通孔に保持されていたカプセルがシュート孔を経由してカプセル払出口に払い出される、という構成となっている。
特開2006−309414号公報
また、物品払出装置による物品を払い出す機構として、図1A乃至図1Eに記載のものもある。なお、図1A乃至図1Eでは、物品払出装置の払出部102のみを記載しており、その上部には物品収納部が設けられているが、かかる物品収納部の図示は省略する。また、図1A乃至図1Eでは、それぞれ左側に物品払出装置の払出部102の斜視図を示し、右側に払出部102の内部構造の断面図を示す。そして、図1A乃至図1Eは、順に払出部102のハンドル121が回転されたときの状態を示している。なお、この物品払出装置では、払い出す物品111,112,113を略楕円体形状のお菓子としており、説明の都合上、3つの物品のみを図示している。但し、物品は上述したカプセルであってもよく、いかなる形状の物品であってもよい。
図1Aに示すように、物品払出装置の払出部102は、物品収納部との連結箇所である上面に、払出部102の内部に通じるよう貫通する貫通孔120が形成されている。そして、払出部102の内部には、上面の貫通孔120の下方に内部空間が形成されており、当該内部空間内であって貫通孔120の直下に、椀状に形成された椀状回転部122が配置されている。この回転部122は、払出部102の外部に設けられたハンドル121と回転軸で連結しており、かかるハンドル121が回転されることで、払出部102の内部空間で回転するよう構成されている。
具体的に、上記回転部122は、椀状の開口面が貫通孔120とほぼ同じ大きさに形成されている。そして、図1Aに示すように、物品111を払い出す前のハンドル121が回転していない状態では、椀状回転部122の開口面が上方を向いており、貫通孔120とほぼ同一面に位置しているか当該貫通孔120に近接して対向している。このため、椀状回転部122には、貫通孔120から落下してきた1つの物品111が収容され、当該物品111が椀状回転部122の椀状部分に保持された状態となる。
その後、物品111を払い出すべくハンドル121を徐々に回転させると、図1B,1C,1Dに示すように、椀状回転部122も回転する(この例では時計回り方向に回転する)。すると、椀状回転部122の開口面が徐々に側方を向き、開口面の一部が払出部102に内部空間側に位置すると、椀状回転部122に保持されている1つの物品111が払出部102の内部空間に落下する(図1C参照)。これにより、払出部102の内部に落下した1つの物体111は、払出部102の下部に位置する払出口125から払い出されることとなる(図1D,1E参照)。
ところが、上述した構造の払出部102では、以下の問題が生じる。まず、上述したように、ハンドル121を徐々に回転させて椀状回転部122の開口面が側方を向いて払出部102の内部空間側に位置したときには、椀状部分で保持していた1つの物品111が払出部102の内部に落下することとなる。このとき、図1Cに示すように、椀状回転部122の椀状部分で保持していた1つの物品111が落下することによって、当該椀状部分に空間が生じ、開口部と連通している貫通孔120から別の物品112が落下してくる。そして、図1Cに示す状況では、椀状回転部122の開口部が側方を向いて払出部102の内部空間側に位置していることから、貫通孔120から落下してきた別の物品112を保持することができず、図1Dに示すように、かかる別の物品112も払出部102の内部空間に落下してしまう。その結果、1回のハンドル121の回転で、2つの物品111,112が払い出されてしまう、という問題が生じる。
その後、さらにハンドル121を回転させると、椀状回転部122が回転前の状態に戻る前に、図1Eに示すように、その開口面が、回転しはじめたときとは反対側の側方を向くこととなる。すると、貫通孔120と椀状回転部122の開口面との間に隙間が生じ、かかる隙間からさらに別の物品113が落下する。その結果、1回のハンドル121の回転で、上述した2つの物品111,112加え、さらに3つ目の物品113も払い出されてしまう、という問題が生じる。
以上のように、上述した構造の物品払出装置では、1回のハンドル121の回転で1つの物品を払い出す仕様であるものの、複数の物品が払い出されてしまうことがある。その結果、仕様通りに作動しない、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、一度に1つの物品を払い出すといった仕様通りに作動する物品払出装置を提供することにある。
本発明の一形態である物品払出装置は、
物品を収納する物品収納空間を有する物品収納部と、当該物品収納部の下部に連結され当該物品収納部内の物品を外部に払い出す払出口を有する払出部と、を備えた物品払出装置であって、
前記払出部は、
前記物品収納部との連結箇所に、当該物品収納部側と前記払出部の内部空間とを連通させる物品が通過可能な貫通孔が形成されており、
前記払出部の外部に設けられた回転可能なハンドルと、
物品を受ける凹部が形成され、前記ハンドルの回転に伴って回転する回転体と、を備え、
前記回転体は、前記凹部の開口面が上方を向いて前記貫通孔に対向して略平行に位置する第一の状態で、前記払出部の内部空間に位置して前記貫通孔の下方に配置されており、水平方向に沿った軸を支点として特定の回転方向に回転するよう構成され、
さらに、前記回転体の回転軌跡の外側に、前記貫通孔の上方の一部及び/又は下方の一部を覆う覆い部材を設けた、
という構成をとる。
そして、上記物品払出装置では、
前記覆い部材として、前記第一の状態における前記回転体の前記開口面の上方の一部及び前記貫通孔の上方の一部を覆う上方覆い部材を備えた、
という構成をとる。
また、上記物品払出装置では、
前記上方覆い部材は、前記第一の状態から前記回転体が前記特定の回転方向に回転し始めたときに、下方側に回転する前記開口面の一部と対向する前記貫通孔の箇所付近の上方を覆うよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記物品払出装置では、
前記覆い部材として、前記第一の状態における前記回転体の前記開口面の裏面側の下方の一部及び前記貫通孔の下方の一部を覆う下方覆い部材を備えた、
という構成をとる。
また、上記物品払出装置では、
前記下方覆い部材は、前記回転体が前記特定の回転方向に回転して前記第一の状態に戻る直前に、前記開口面の一部に対向して当該開口面が下方側から近接する前記貫通孔の箇所付近の下方を覆うよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記物品払出装置では、
前記貫通孔は、略円形状に形成されており、
前記回転体は、前記開口面の外形が略円形状に形成された椀状に形成されており、
前記覆い部材として、略円形状である前記貫通孔のうち略半円形状部分の上方を覆う上側覆い部材と、当該上側覆い部材にて上方が覆われている前記貫通孔の略半円形状部分とは反対側に位置する略円形状部分の下方を覆う下側覆い部材と、を備えた、
という構成をとる。
また、上記物品払出装置では、
前記覆い部材は、前記貫通孔側が凹状となる球面の一部の形状に形成されている、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である払出部は、
物品を収納する物品収納空間を有する物品収納部と、当該物品収納部の下部に連結され当該物品収納部内の物品を外部に払い出す払出口を有する払出部と、を備えた物品払出装置を構成する前記払出部であって、
前記物品収納部との連結箇所に、当該物品収納部側と前記払出部の内部空間とを連通させる物品が通過可能な貫通孔が形成されており、
前記払出部の外部に設けられた回転可能なハンドルと、
物品を受ける凹部が形成され、前記ハンドルの回転に伴って回転する回転体と、を備え、
前記回転体は、前記凹部の開口面が上方を向いて前記貫通孔に対向して略平行に位置する第一の状態で、前記払出部の内部空間に位置して前記貫通孔の下方に配置されており、水平方向に沿った軸を支点として特定の回転方向に回転するよう構成され、
さらに、前記回転体の回転軌跡の外側に、前記貫通孔の上方の一部及び/又は下方の一部を覆う覆い部材を設けた、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されるため、一度に1つの物品を払い出すといった仕様通りに作動する物品払出装置を提供することができる。
本発明と比較する物品払出装置の構成及び動作を示す図である。 本発明と比較する物品払出装置の構成及び動作を示す図である。 本発明と比較する物品払出装置の構成及び動作を示す図である。 本発明と比較する物品払出装置の構成及び動作を示す図である。 本発明と比較する物品払出装置の構成及び動作を示す図である。 本発明における物品払出装置の外観を示す図である。 図2に開示した物品払出装置のうち払出部の構成を示す図である。 図3に開示した払出部の構成及び動作を示す図である。 図3に開示した払出部の構成及び動作を示す図である。 図3に開示した払出部の構成及び動作を示す図である。 図3に開示した払出部の構成及び動作を示す図である。 図3に開示した払出部の構成及び動作を示す図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図2乃至図4を参照して説明する。図2は、物品払出装置の全体構成を示す図であり、図3は、物品払出装置の払出部の構成を示す図である。図4A乃至図4Eは払出部の構成を及び動作を示す図である。
本実施形態における物品払出装置は、図2に示すように、上部に設けられた物品収納部1と、下部に設けられた払出部2と、が連結して構成されている。物品払出部1は、内部に物品を収納する物品収納空間を有しており、カプセルやお菓子といった払い出される物品を収納している。そして、物品収納部1の下端は開口しており、物品収納空間内の物品は下部に設けられた払出部2に供給されることとなる。
上記払出部2は、図2に示すように、本体の外側に設けられたハンドル21と、下端に形成された払出口25と、を備えている。そして、払出部2本体の内部空間には、ハンドル21を回転させることによって物品収納部1から供給された物品を払出口25に払い出す払い出し機構が設けられている。以下、払出部2の払い出し機構の構成と動作について詳述する。
図3は、図2に示した物品払出装置から上部の物品収納部1を取り外し、下部の払出部2のみを示した図である。また、図4A乃至図4Eは、払出部102のハンドル121を回転させたときの当該払出部2の動作を示している。ここで、図3及び図4の各図においては、左側に払出部2の斜視図を示し、右側に払出部2の内部構造の断面図を示す。なお、図4では、払い出す物品11,12,13を略楕円体形状のお菓子としており、説明の都合上、3つの物品のみを図示している。但し、払い出される物品は、商品が内包された球状のカプセルであってもよく、いかなる形状の物品であってもよい。
図3に示すように、払出部2は、本体内部に内部空間が形成されている。また、払出部2は、上部に連結される物品収納部1との連結箇所である上面に、物品収納部1側と払出部2の内部空間とを連通させるよう貫通する貫通孔20が形成されている。貫通孔20は、水平方向に広がる円形状に形成されており、少なくとも1つの物品が、物品収納部1側から払出部2の内部空間に通過可能な大きさに形成されている。なお、貫通孔20は、外形が略円形状であってもよく、いかなる形状であってもよい。
また、払出部2は、内部空間内であって貫通孔20の直下に、凹部を有する椀状に形成された椀状回転部22(回転体)を備えている。具体的に、椀状回転部22は、半球面形状の椀状に形成されており、当該椀状である凹部の開口面が円形状に形成されている。そして、椀状である凹部の開口面の外形は、上述した貫通孔20の外形よりも小さく形成されており、1つの物品11,12,13を収容可能な大きさに形成されている。但し、椀状回転部22の形状は、必ずしも椀状であることに限定されず、少なくとも凹部が形成されていればよい。また、椀状回転部22の凹部の開口面は略円形状であってもよく、いかなる形状であってもよいし、いかなる大きさであってもよい。
また、椀状回転部22は、払出部2の外部に設けられたハンドル21と回転軸で連結しており、かかるハンドル21が回転されることで、払出部2の内部空間で回転するよう構成されている。図3の断面図の例では、椀状回転部22は、紙面に対して垂直方向に延びる軸を支点として、つまり、払出部2が水平面に載置された状態において水平方向に沿った軸を支点として、円弧矢印に示す時計回りの方向(特定の方向)に回転するよう構成されている。
椀状回転部22は、図3の断面図に示すような回転停止状態(第一の状態)では、椀状つまり凹部の開口面が上方を向いており、当該開口面が貫通孔20にて形成される面に対向して略平行に位置した状態となるよう配置される。そして、椀状回転部22は、図4Aから図4B,図4C,図4D,図4Eと順に示すように、ハンドル21が回転させられることで時計回りに回転し、図4Aの回転停止状態に戻るよう操作される。
また、上記貫通孔20の周囲には、当該貫通孔20の上方や下方の一部を覆う覆い部材23,24が設けられている。具体的に、貫通孔20の周囲の上方には、図3に示すように、略球面の一部の形状や円弧面形状といった曲面で形成された上方覆い部材23が設けられている。この上方覆い部材23は、略円形状である貫通孔20のうち略半円形状部分の上方を覆うよう形成されている。特に、上方覆い部材23は、椀状回転部22が図4Aに示す回転停止状態から図4Bに示す時計回りに回転しはじめたときに、下方側に回転する回転面部分と対向する貫通孔20の箇所付近の上方を覆うよう構成されている。さらに、上方覆い部材23は、覆っている貫通孔20側に位置する内面側が凹状に形成されており、図4Dの断面図に示すように、回転している椀状回転部22に接触しないよう当該椀状回転部22の回転軌跡の外側に位置している。これにより、上方覆い部材23は、回転停止状態のときには、貫通孔20の上方の一部と共に椀状回転部22の開口面の上方の一部も覆っている状態となる。
また、図3に示すように、貫通孔20の周囲の下方には、略球面の一部の形状や円弧面形状といった曲面で形成された下方覆い部材24が設けられている。下方覆い部材23は、略円形状である貫通孔20のうち略半円形状部分の下方を覆うよう形成されている。特に、下方覆い部材24は、椀状回転部22が図4Eに示す時計回りに回転している状態から図4Aに示す回転停止状態に戻る直前に、下方側から回転して貫通孔20に近接する開口面部分と対向する当該貫通孔20の箇所付近の下方付近を覆うよう構成されている。つまり、下方覆い部材24は、上記上側覆い部材23にて上方が覆われている貫通孔20の略半円形状部分とは反対側に位置する略半円形状部分の下方を覆うよう形成されている。さらに、下方覆い部材24は、覆っている貫通孔20側に位置する内面が凹状に形成されており、図4Eの断面図に示すように、回転している椀状回転部22に接触しないよう当該椀状回転部22の回転軌跡の外側に位置している。これにより、下方覆い部材24は、回転停止状態のときには、貫通孔20の下方の一部と共に椀状回転部22の開口面の裏面側の下方の一部も覆っている状態となる。なお、下方覆い部材24が覆う貫通孔20の下方箇所は、椀状回転部22の側方に位置する箇所も含む。
ここで、上述した上方覆い部材23と下方覆い部材24は、必ずしも上述した形状であることに限定されず、貫通孔20の上方あるいは下方の一部を覆っていればいかなる形状であってもよい。また、上方覆い部材23と下方覆い部材24とは、必ずしも両方が設けられていることに限定されず、上方覆い部材23と下方覆い部材24とのいずれか一方のみが設けられていてもよい。
次に、上述した構成の払出部2による物品を払い出すときの動作を、図4A乃至図4Eを参照して説明する。なお、ここでは、物品11,12,13を略楕円体形状のお菓子であることとし、説明の都合上、3つの物品11,12,13のみを図示することとする。但し、物品はいかなる形状のものであってもよい。
まず、図4Aに示すように、椀状回転部22の開口面が上方を向いている回転停止状態であるときには、椀状回転部22には、貫通孔20から落下してきた1つの物品11が収容され、当該物品11が椀状部分に保持された状態となる。
その後、椀状回転部22に保持されている物品11を払い出すべくハンドル21を徐々に回転させると、図4B,4C,4Dに示すように、椀状回転部22が時計回りに回転する。すると、椀状回転部22の開口面が徐々に側方を向き、開口面の一部が払出部2に内部空間側に位置すると、椀状回転部22に保持されている1つの物品11が払出部2の内部空間に落下する(図4C参照)。これにより、払出部2の内部に落下した1つの物体11は、払出部2の下部に位置する払出口25から払い出されることとなる(図4D,4E参照)。
ここで、本実施形態における払出部2では、図4B,4Cに示すように椀状回転部22の開口面が側方を向いているときには、当該開口面が側方を向いている側に位置する貫通孔20の一部(図4Bで右側の略半円形状部分)の上方は、上方覆い部材23で覆われている。このため、椀状回転部22の開口面が側方を向くことによって形成された当該椀状回転部22と貫通孔20との隙間は、上方覆い部材23で塞がれた状態となり、その上に位置している別の物品12が貫通孔20から払出部2の内部空間に落下することを防止している。なお、上方覆い部材23で覆われていない貫通孔20の他の部分(図4Bで左側の略半円形状部分)は、椀状回転部22が回転することによって椀状部分の裏面側で塞がれることなり、さらに別の物品13の落下も防止している。
その後、さらにハンドル21を回転させると、椀状回転部22が回転前の状態に戻る前に、図4Eに示すように、その開口面が側方(図4Eの断面図では左側)を向くこととなる。つまり、図4Bに示す回転しはじめのときに開口面が向く側方(図4Bの断面図では右側)とは反対側の側方(図4Eの断面図では左側)を向くこととなる。すると、貫通孔20と椀状回転部22の開口面との間に隙間が生じ、かかる隙間からさらに別の物品13が落下しうる。ところが、本実施形態における払出部2では、図4Eに示すように、かかる貫通孔20と椀状回転部22の開口面との間の下方は、下方覆い部材24で覆われている。このため、貫通孔20と椀状回転部22との隙間から落下しかけた物品13は、かかる隙間のさらに下方が下方覆い部材24で塞がれていることから、払出部2の内部空間に落下することが防止される。なお、落下しかけた物品13は、さらに回転する椀状回転部22の椀状部分に収容された状態で回転停止状態に戻ることとなる。つまり、図4Aにおいて、物品11の代わりにさらに別の物品13が椀状回転部22の椀状部分に収容された状態となり、次のハンドル21の回転時に払い出されることとなる。
以上のように、上述した構造の物品払出装置に装備される払出部2では、1回のハンドル21の回転で複数の物品が払い出されることを防止でき、1つの物品のみを払い出すという仕様通りに作動することとなる。
ここで、本実施形態における払出部2では、さらにハンドル21つまり椀状回転部22の回転構造に特徴を有する。通常、物品払出装置では、ハンドル21を逆方向に回転させると、物品が複数個同時に払い出されたり、予想外の動作により動作不良をおこすことがあるため、ハンドル21と椀状回転部22とが連結された回転軸に、逆回転防止用のギアを設け、かかるギアのピッチを細かく設定している。ところが、逆回転防止用のギアのピッチを細かく設定すると、全く逆回転ができず、物品が詰まってしまうなどの不具合が生じた場合に、さらに正回転させることしかできず、不具合を改善できない場合が生じる。そこで、本実施形態では、逆回転防止用のギアのピッチを約60度とし、ハンドル21つまり椀状回転部22を最大で60度だけ逆回転可能としている。これにより、不具合が生じたときに60度の範囲で逆回転させることで、不具合の解消を図ることができる。なお、逆回転防止用のギアのピッチは60度であることに限定されず、いかなる角度であってもよい。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1 物品収納部
11,12,13 物品
2 払出部
20 貫通孔
21 ハンドル
22 椀状回転部
23 上方覆い部材
24 下方覆い部材
25 払出口

Claims (8)

  1. 物品を収納する物品収納空間を有する物品収納部と、当該物品収納部の下部に連結され当該物品収納部内の物品を外部に払い出す払出口を有する払出部と、を備えた物品払出装置であって、
    前記払出部は、
    前記物品収納部との連結箇所に、当該物品収納部側と前記払出部の内部空間とを連通させる物品が通過可能な貫通孔が形成されており、
    前記払出部の外部に設けられた回転可能なハンドルと、
    物品を受ける凹部が形成され、前記ハンドルの回転に伴って回転する回転体と、を備え、
    前記回転体は、前記凹部の開口面が上方を向いて前記貫通孔に対向して略平行に位置する第一の状態で、前記払出部の内部空間に位置して前記貫通孔の下方に配置されており、水平方向に沿った軸を支点として特定の回転方向に回転するよう構成され、
    さらに、前記回転体の回転軌跡の外側に、前記貫通孔の上方の一部及び/又は下方の一部を覆う覆い部材を設けた、
    物品払出装置。
  2. 請求項1に記載の物品払出装置であって、
    前記覆い部材として、前記第一の状態における前記回転体の前記開口面の上方の一部及び前記貫通孔の上方の一部を覆う上方覆い部材を備えた、
    物品払出装置。
  3. 請求項2に記載の物品払出装置であって、
    前記上方覆い部材は、前記第一の状態から前記回転体が前記特定の回転方向に回転し始めたときに、下方側に回転する前記開口面の一部と対向する前記貫通孔の箇所付近の上方を覆うよう構成されている、
    物品払出装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の物品払出装置であって、
    前記覆い部材として、前記第一の状態における前記回転体の前記開口面の裏面側の下方の一部及び前記貫通孔の下方の一部を覆う下方覆い部材を備えた、
    物品払出装置。
  5. 請求項4に記載の物品払出装置であって、
    前記下方覆い部材は、前記回転体が前記特定の回転方向に回転して前記第一の状態に戻る直前に、前記開口面の一部に対向して当該開口面が下方側から近接する前記貫通孔の箇所付近の下方を覆うよう構成されている、
    物品払出装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の物品払出装置であって、
    前記貫通孔は、略円形状に形成されており、
    前記回転体は、前記開口面の外形が略円形状に形成された椀状に形成されており、
    前記覆い部材として、略円形状である前記貫通孔のうち略半円形状部分の上方を覆う上側覆い部材と、当該上側覆い部材にて上方が覆われている前記貫通孔の略半円形状部分とは反対側に位置する略円形状部分の下方を覆う下側覆い部材と、を備えた、
    物品払出装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の物品払出装置であって、
    前記覆い部材は、前記貫通孔側が凹状となる球面の一部の形状に形成されている、
    物品払出装置。
  8. 物品を収納する物品収納空間を有する物品収納部と、当該物品収納部の下部に連結され当該物品収納部内の物品を外部に払い出す払出口を有する払出部と、を備えた物品払出装置を構成する前記払出部であって、
    前記物品収納部との連結箇所に、当該物品収納部側と前記払出部の内部空間とを連通させる物品が通過可能な貫通孔が形成されており、
    前記払出部の外部に設けられた回転可能なハンドルと、
    物品を受ける凹部が形成され、前記ハンドルの回転に伴って回転する回転体と、を備え、
    前記回転体は、前記凹部の開口面が上方を向いて前記貫通孔に対向して略平行に位置する第一の状態で、前記払出部の内部空間に位置して前記貫通孔の下方に配置されており、水平方向に沿った軸を支点として特定の回転方向に回転するよう構成され、
    さらに、前記回転体の回転軌跡の外側に、前記貫通孔の上方の一部及び/又は下方の一部を覆う覆い部材を設けた、
    払出部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113362524A (zh) * 2021-05-24 2021-09-07 陈楫强 一种基于智慧社区的西瓜自动贩卖装置

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