JP2020109361A - クランプオン型超音波式気体流量計 - Google Patents

クランプオン型超音波式気体流量計 Download PDF

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大樹 松本
信一郎 大津
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信一郎 大津
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Abstract

【課題】迷信号を減衰あるいは吸収する構造を組み込むことにより、一体型でありながらLamb波等の配管に励起される固有振動モードを使って気体の流量計測を実現する。【解決手段】ダンピング部材は、配管にLamb波を生成する第2の面を備えた第1くさび部材、第2のくさび部材の近傍に配置されている。また、第2の面で反射した迷信号を減衰させるための第1、第2の減衰吸収部材が、それぞれ、第1、第2のくさび部材に隣接して配置されている。【選択図】図16

Description

本発明は、クランプオン式超音波式流量計に関し、より詳しくは、配管にLamb波等の配管に励起される固有振動モードを発生させて配管を流れる気体の流量を計測する気体流量計に関する。
配管の中を流れる液体又は気体の流速・流量を計測するのに超音波を使った計測機器が知られている。この種の計測機器は「超音波式流量計」と呼ばれている。
超音波式流量計の原理は、基本的には、配管の中を流れる流体(測定対象流体)に対して、流体流れ方向に伝播する往路伝播時間と、流体流れ方向に逆らう方向に伝播する復路伝播時間との間に時間差が生じることを利用している。超音波式流量計は、この時間差に基づいて流体の流量を計測する。
特許文献1は、気体を測定対象とした超音波式流量計において、配管材料を媒体として配管の軸線と平行な方向に伝播する表面波を発生させ、この表面波によって配管を振動させる気体流量計を開示している。この特許文献1に開示の流量計は、透過型と呼ばれる流量計であり、また、配管の外壁に後付けで脱着自在に設置されるクランプオン式の流量計である。更に、この流量計は、第1、第2の超音波素子が物理的に分かれた分離型である。流量計を配管に設置するには、配管の第1の母線上に第1の超音波素子が位置決めされ、この第1の母線に対して配管の径方向に互いに対向した第2の母線上に第2の超音波素子が位置決めされる。つまり、特許文献1に開示の超音波式流量計のような分離型の流量計は、第1の超音波素子と、第2の超音波素子との相対的な位置決めが容易でない。加えて、長期間の使用に伴って第1の超音波素子と第2の超音波素子との相対的な位置関係に狂いが出ると測定精度に大きな影響がでるという問題を有している。
特許文献2は、反射型のクランプオン型流量計を開示している。このクランプオン型流量計は、共通の筐体の中に第1、第2の超音波素子が固定的に配置された一体型である。流量計を配管に取り付けるだけで、第1、第2の超音波素子は、配管の共通の母線上において配管の軸線方向に所定距離離間した状態で位置決めされる。この種の一体型流量計は、長期に使用しても第1、第2の超音波素子の離間距離に狂いが発生しない堅牢性を備えているという利点がある。
特開昭62−38355号公報(パナメトリクス) 特開2016−217733号公報(キーエンス)
特許文献2に開示のような一体型流量計は、筐体内部に発生する迷信号がノイズになるという問題を有し、このことから液体の流量計測には適用できるものの気体への適用は困難である、と考えられていた。すなわち、計測対象が気体の場合、液体の場合に比べて配管との音響インピーダンスの差が大きいため、信号成分は液体の場合に比べて極めてレベルでしか得られないという問題があり、この問題に伴って、迷信号が第1、第2の超音波素子6、8に悪影響を及ぼす。
本発明は、迷信号を減衰あるいは吸収する構造を組み込むことにより、一体型でありながらLamb波等の配管に励起される固有振動モードを使って気体の流量計測を実現できるクランプオン式超音波気体流量計を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
配管の外壁に対し着脱自在に取り付けられ、該配管を流れる気体の流量を測定するクランプオン式超音波気体流量計において、
筐体と、
該筐体に収容され、前記配管の母線上において、該配管の軸線の方向に離間して配置される第1、第2の超音波素子と、
前記第1の超音波素子と前記配管との間に介装され、該第1の超音波素子に隣接した第1の面と、前記配管に隣接し、前記配管に向けて出射される超音波によって前記配管にLamb波を生成する第2の面と、前記第2の超音波素子に対向する第3の面とを含む第1くさび部材と、
前記第2の超音波素子と前記配管との間に介装され、該第2の超音波素子に隣接した第1の面と、前記配管に隣接し、前記配管に向けて出射される超音波によって前記配管にLamb波を生成する第2の面と、前記第1の超音波素子に対向する第3の面とを含む第2くさび部材と、
前記第1、第2のくさび部材の近傍に配置され、前記配管の外壁に取り付けられたダンピング部材と、
前記第1のくさび部材の前記第3の面に隣接して配置され、該第1のくさび部材の前記第2の面で反射した迷信号を減衰させるための第1の減衰吸収部材と、
前記第2のくさび部材の前記第3の面に隣接して配置され、該第2のくさび部材の前記第2の面で反射した迷信号を減衰させるための第2の減衰吸収部材とを備えるクランプオン式超音波気体流量計を提供することにより達成できる。
本発明によれば、多面的に迷信号を吸収又は減衰させる構成を組み込むことにより、一体型の利点を維持しながらLamb波を使った気体流量の計測を実現できる。すなわち、先ず、配管に設置されるダンピング部材によって迷信号を吸収又は減衰させる。また、くさび部材の内部、特に配管に隣接する第2の面で反射する超音波を減衰させる。くさび部材から出た迷信号を、減衰吸収部材によって吸収又は減衰させる。これらの相乗効果により、一体型でありながら、筐体内での迷信号による悪影響を低減することにより、Lamb波を使った気体流量の計測を実現できたことから本発明を提案するものである。
本発明の作用効果及び他の目的は、図面を参照した、本発明の好ましい実施の形態の説明から明らかになろう。
実施例のクランプオン式超音波気体流量計の斜視図である。 図1に図示の気体流量計の断面図である。 実施例の気体流量計の主要部を模式的に表した図であり、Lamb波を使って気体流量を計測する原理を説明するための図である。 センサ本体の機能ブロック図である。 実施例に含まれるセンサ本体を配管に設置するに先立って、ダンピング部材を配管に配置することを説明するための図である。 配管に配置したダンピング部材を固定するためのダンピング取付具を説明するための図である。 ダンピング取付具の一部を拡大して示す図である。 ダンピング部材をダンピング取付具で固定した後に配管に第1、第2のブラケットを固定することを説明するための図である。 配管に取り付けた第1ブラケットの位置決め構造を説明するための部分拡大図である。 配管に取り付けた第1、第2ブラケットの縦断面図であり、ダンピング取付具の増し締めを説明するための図である。 配管に取り付けた第1、第2ブラケットの斜視図であり、図1とは反対側から見た図である。 センサ本体を斜め上方から見た斜視図である。 センサ本体を斜め下方から見た斜視図であり、第1、第2のカプラントの周囲に樹脂カバーを配置した状態を説明するための図である。 センサ本体を斜め下方から見た斜視図であり、センサ本体の底面の一部を構成する金属製シールド板を配置した状態を説明するための図である。 センサ本体の上部を横断する方向に切断した断面図である。 図2の第1くさび部材及びその周囲を抽出して拡大した図である。 筐体の樹脂で構成された主体部分の変形例を説明するための図である。 筐体の主体部分の変形例を説明するための図である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1は、気体が流れる金属配管Pに設置した実施例のクランプオン式超音波気体流量計2の斜視図であり、図2は断面図である。
実施例の流量計2は、特に限定されないが圧縮空気、窒素ガスの流量測定に好適に適用されるように設計されている。圧縮空気を例に説明すれば、工場内において圧縮空気を作動源とする作動機器に対して、コンプレッサで圧縮された空気を貯蔵するタンクから各作動機器に供給する配管Pに流量計2が後付けで設置される。
流量計2は、円筒状の配管Pの外壁に脱着自在に設置されるセンサ本体4を有する。このセンサ本体4は、超音波を送受信する第1、第2の超音波素子6、8を内蔵している(図2)。すなわち、第1、第2の超音波素子6、8は共通の筐体10に内蔵された一体型である。第1、第2の超音波素子6、8は典型的には圧電素子で構成される。
クランプオン式超音波式流量計2は、第1、第2の超音波素子6、8が、配管Pの母線上において、配管Pの軸線Axの方向に離間して配置される。すなわち、流量計2は、いわゆるV配置方式あるいは反射配置のクランプオン型流量計である。流量計2は、配管Pの管壁において、Lamb波のような板波つまり配管壁の固有振動モードを生成して、配管Pを流れる気体の流量を計測する。
センサ本体4は、第1超音波素子6に隣接した第1くさび部材12を含み、また、第2超音波素子8に隣接した第2くさび部材14を含んでいる。これら第1、第2のくさび部材12、14は、対応する超音波素子6、8からの超音波信号を伝搬する伝搬路を形成する。また、センサ本体4は、第1、第2のくさび部材12、14に、夫々、隣接して、第1、第2のカプラント16、18を好ましくは含み、この第1、第2のカプラント16、18は、配管Pに対する接触部を構成している。設置作業性を向上する上で、好ましくは、第1、第2のカプラント16、18を固体のカプラントで構成するのが良く、グリスを使用しないで配管Pと接触させるのがよい。つまり第1、第2のカプラント16、18はグリスレスのカプラントで構成するのがよい。
図中、参照符号20はダンピング部材を示す。ダンピング部材20は、適度な可撓性を備え且つ、好ましくは、所定の厚みを有するシート状の成形品である。ダンピング部材20は粘弾性を有し、また、金属製の配管Pに対して密着性と剥離性を有しているのが好ましい。ダンピング部材20は、作業者が手でなぞることで配管Pの周囲に沿って容易に変形可能である。
具体的には、ダンピング部材20は、典型的には均一な肉厚のシート状に成形された成形品で構成される。ダンピング部材20は架橋ゴム、例えばブチルゴム(イソブチエン・イソプレンゴム(IIR))、エチレン(エチレン-プロピレンゴム(EPDM))、ニトリルゴム(NBR)(アクリロニトリル・ブタジエンゴム(BR))、フッ素ゴム(FKM)、エピクロルヒドリンゴム(ECO)、ノルボルネンゴム(NOR)等の架橋ゴムを主体に作られている。
架橋ゴムは一般的に粘着性を有していない。ダンピング部材20に適度な粘着性を付与させるには増粘剤を適度に添加すればよい。ここに、「適度な粘着性」とは、剥離性を含めて粘着性を調整することを意味している。「適度な粘着性」について更に具体的に説明すると、ダンピング部材20を配管Pから剥離させたときに、ダンピング部材20が破断しないで且つ配管Pにゴム成分が残留しないのは勿論であるが、設置作業性の容易さを念頭に置いたときには、例えば付箋紙のような粘着性及び剥離性が好ましい。ダンピング取付具22によりダンピング部材20は押圧された状態で維持されることで、付箋紙のような微粘着性であったとしても配管Pに対して密着性を確保することができ、ダンピング部材20が有する粘弾性の特性による十分なダンピング効果を発揮させることができる。添加可能な増粘剤として、クマロンインデン樹脂、アルキルフェノール樹脂、テンペンフェノール、ロジンを例示的に挙げることができる。
ダンピング部材20において粘弾性はダンピング効果に関係し、基本的に損失正接の数値が大きいほどダンピング性能は高い。このことから、ダンピング部材20の損失正接は0.5以上であるのが良く、好ましくは1.0以上であるのが良い。
ダンピング部材20は、センサ本体4に隣接して配置され、配管Pに接した状態で且つ配管Pの周囲を取り囲むようにして配置されている。そして、ダンピング部材20は、その外周を包囲するダンピング取付具22によって配管Pに固定され、また、ダンピング取付具22によって配管Pに対して押圧されている。すなわち、ダンピング取付具22は、ダンピング部材20に対する保圧機能を維持し続ける。
図示の配管Pは、具体的には、例えば約25mmないし約230mmの外径の金属配管(典型的には鉄製又はステンレス鋼製の配管)である。
センサ本体4に内蔵される第1、第2の超音波素子6、8は、配管Pの軸線Axの方向に例えば1〜15cm、好ましくは2〜6cmの離間距離に固定的に設定されている。好適には、離間距離が異なる複数の形式を用意し、ユーザが組み付ける配管Pの外径あるいは配管Pの管壁厚に対応した形式の流量計2を選択できるようにするのが良い。
図2に開示の具体的な構造を模式的に図示したのが図3である。図3を参照して、ダンピング部材20及びダンピング取付具22は、夫々、第1、第2のくさび部材12、14及びこれに隣接した第1、第2のカプラント16、18を受け入れる矩形の窓24、26を有し、この矩形の窓24、26を通じて第1、第2のくさび部材12、14の一部及び第1、第2のカプラント16、18は配管Pに直接的に接することができる。すなわち、この第1、第2のカプラント16、18はグリス無しに配管Pと接しているが、第1、第2のカプラント16、18と配管Pとの間にグリスを介在させてもよい。
非対称モードA0モードは、他のモードだけでなく、縦波、横波、表面波よりも位相速度が遅くなるf・d値の領域が存在するため、入射角θを配管Pの管壁における表面波Rの臨界角より大きくすることで実質的に非対称モードA0モードのみを励起することができる。
図4を参照して、第1、第2のくさび部材12、14は、超音波信号として縦波Lgwを伝播する。第1、第2のくさび部材12、14と配管Pの管壁における非対称モードA0モードの広義のLamb波LWは、配管Pの外壁において相互に励起し、縦波およびLamb波は超音波信号として伝搬する。
第1、第2のくさび部材12、14の材質により、第1、第2のくさび部材12、14中を伝播する縦波Lgwの音速は異なる。第1、第2のくさび部材12、14の材質として、減衰率が高いポリフェニルサルフォン(PPSU)を選択するのが好ましい。PPSUは含水率が低いという特徴を有し、このことから音波が遅く進むため、位相速度が遅い領域においてLamb波LWを励起するのに適している。勿論、この目的に適合するように適当な添加剤を加えた樹脂(例えばPPS樹脂)で第1、第2のくさび部材12、14を構成してもよい。添加剤としては、第1、第2のくさび部材12、14の減衰率を高めるのにエラストマ樹脂が好適である。
第1、第2のくさび部材12、14を伝播する縦波Lgwは、配管Pに対する入射角を大きくすることにより位相速度の遅い信号にモード変換される。ポリフェニルサルフォン(PPSU)中を伝播する縦波Lgwの音速は遅いので、位相速度の遅い非対称モードA0モードの広義のLamb波LWを励起するのに好適である。
対象とする配管Pの管壁の材質、管壁の厚み(壁厚)d、超音波式流量計の超音波信号の周波数f、励起される広義のLamb波LWのモードに基づいて管壁中を伝播する超音波の位相速度CP(Lamb波の位相速度)が決まる。対象とする配管Pの管壁の材質が決定されれば、配管Pの壁厚と超音波信号の周波数との積であるf・d値に対するLamb波の各モードの位相速度は概ね決まる。
前述した図4を参照して、センサ本体4は、制御部30を含んでおり、制御部30はCPUで構成されている。制御部30は、第1、第2超音波素子6、8の照射を制御する照射制御部32を含み、この照射制御部32によって素子駆動回路34が制御され、素子駆動回路34からの出力は切替回路36を経由して、順次、第1、第2の超音波素子6、8に供給される。切替回路36は、制御部30によって照射制御部32による制御と同期して切替制御される。
各超音波素子6、8からの出力は上記切替回路36を経由して受信回路38に供給され、受信回路38で受け取ったアナログ信号はA/D変換器40でデジタル信号に変換されて制御部30に入力される。制御部30は、伝播時間差決定部42を含んでおり、伝播時間差決定部42によって求められた伝播時間差Δtに基づいて流量算出部44において配管Pを流れる気体の流量が演算される。
流量算出部44での演算に必要とされる情報はメモリ46に記憶されている。メモリ46には、通信部又は信号入力部48を通じて外部から気体情報50を含む情報が入力される。これにより、外部から受け付けた気体に関する情報に基づいて測定対象の気体中を伝播する超音波信号の音速を決定し、そして、決定された測定対象の気体中を伝播する超音波信号の音速Cfに基づいて前記気体の流量を算出することができる。
メモリ46に記憶される情報としては、例えば、配管に関する情報52、しきい値54などの他に、超音波信号の周波数fおよび管壁の厚み(管壁厚)dとLamb波の位相速度との対応関係を挙げることができる。この対応関係は、位相速度特性情報としてメモリ46に記憶される。このメモリ46に記憶された位相速度特性情報に基づいて気体の流量を算出することができる。
位相速度特性情報56は、配管Pの管壁の材質により異なるため、各材質に対応した位相速度特性情報56をメモリ46に記憶するようにしておくのがよい。この位相速度特性情報に基づいて気体の流量を算出することができる。
ここで、流量計2(センサ本体4)において、流量を算出する際に、位相速度特性情報56を用いることについて説明する。伝播時間差を決定するために、第1超音波素子6を送信器とし、第2の超音波素子8を受信器とする往路送信状態と、第2の超音波素子8を送信器とし、第1超音波素子6を受信器とする復路送信状態との各々で超音波信号の送受信を行う。そして、受信された各々の超音波信号に基づいて、上記電波時間差決定部42にて伝搬時間差Δtを決定し、決定された伝搬時間差Δtに基づいて流量算出部44において測定対象気体の流量が算出される。
上述した受信回路38などについて詳しく説明すると、送信側の第1又は第2の超音波素子6(8)から出射した超音波信号を受信側の他方の超音波素子8(6)で受信し、受信した超音波信号は電気信号として受信回路38に送られる。受信回路38は、電気信号を増幅し、増幅された電気信号は、受信回路に接続されたA/D変換器40に送られる。A/D変換器40は、超音波信号に相当する電気信号をデジタル信号に変換する。超音波信号は、デジタルの波形信号として制御部30に取り込まれ、伝播時間差決定部42において、往路送信状態で得られた超音波信号と、復路送信状態で得られた超音波信号とに基づいて伝搬時間差Δtが決定される。
往路送信状態において、切替回路36は、素子駆動回路34と第1超音波素子6を接続し、また、第2超音波素子8と受信回路とを接続する。これにより、往路送信状態において、第1超音波素子6が送信器とし機能し、第2の超音波素子8を受信器として機能する。
同様に、復路送信状態において、切替回路36は、素子駆動回路34と第2超音波素子8を接続し、また、第1超音波素子6と受信回路とを接続する。これにより、復路送信状態において、第2の超音波素子8が送信器とし機能し、第1超音波素子6を受信器として機能する。
要するに、特定のLamb波を優位に励起して、影響を与える他のモードを有意に励起しないため、超音波素子の間隔を空けなかったとしても特定のLamb波モードを選択的に取得でき、また、その特定のLamb波に対応した位相速度特性情報に基づいて流量が算出されるため、流量測定精度を高いレベルに維持できる。
算出される流量は、瞬時流量であってもよく、積算流量であってもよい。また、操作部を介して受け付けたしきい値に基づき、流量としきい値とを比較し、比較結果に対応するオンオフ信号を生成するようにしてもよい。
流量算出部44で算出された流量は、表示部60で数値表示され、出力部62からアナログ信号またはパルス信号として出力される。生成されたオン/オフ信号は、表示部60で点灯表示され、出力部62からオン/オフ信号として出力される。
クランプオン式超音波気体流量計2は、前述したように、第1、第2の超音波素子6、8が共通の筐体10の中に固定的に配置されており、送信側の超音波素子6(8)が超音波を発信するのに付随して迷信号が受信側の超音波素子8(6)に影響を及ぼす可能性がある。計測対象が気体の場合、液体の場合に比べて金属配管Pとの音響インピーダンスの差が大きく、信号成分は液体の場合の1/10,000というレベルでしか得られない。従って、迷信号が第1、第2の超音波素子6、8に悪影響を及ぼさないようにする対策、つまり筐体10内での迷信号による悪影響の除去が必須となる。加えて、前述したLamb波を励起するには超音波の周波数が比較的低周波数(例えば1MHz以下)であることが求められ、波長が長いため減衰し難いという点を念頭においた対策が必要となる。
図5は、金属配管Pの回りに配置されたダンピング部材20を示す。ダンピング部材20は、配管Pの軸線Ax方向に離間した複数の前述した矩形の窓24を有し、この複数の窓24のうち、2つの窓24aは第1、第2カプラント16、18に対応している。その外側に位置する窓24bはセンサ本体4の一部を配管Pに当接させるための窓である。これら複数の窓24は空所で構成されている。
ダンピング部材20は、その外周を包囲するダンピング取付具22によって常時径方向内方に力が加えらる。この状態を図6に示す。ダンピング取付具22は、一枚の板金で金属配管Pの周囲を包囲する本体22aと、円周方向両端に位置する一対のフランジ22bとを有しており、この一対のフランジ22b同士は締付ネジ70で固定されると共に締付ネジ70の締付状態を調整することによりダンピング取付具22の直径を調整して、ダンピング部材20の締付度合いを調整することができる。
ダンピング取付具22は、配管Pの軸線Ax方向に離間した複数の前述した矩形の窓26を有し、この複数の窓26のうち、2つの窓26aは第1、第2カプラント16、18に対応している。その外側に位置する窓26bはセンサ本体4の一部を配管Pに当接させるための窓である。これら複数の窓26は空所で構成されている。各矩形の窓26には、周方向に対向する側縁に沿って軸線方向Axに方向に伸びる一対の切り起こし部72を有し、各切り起こし部72は途中で反転した立体形状を有している。ダンピング取付具22を締め付けることに伴って、窓26の周囲部分が浮き上がってしまう可能性がある。この浮き上がりを切り起こし部72の立体形状によって阻止することができる。
センサ本体4の一部を受け入れる一対の窓24bの切り起こし部72には、各々、切り欠き72aが形成されている(図7)。この一対の切り欠き72aによって、図9から理解できるように、金属製の第1ブラケット80の一部80aが受け入れられ、これにより第1ブラケット80が位置決めされる。
図8、図10を参照して、センサ本体4は、配管Pの径方向に互いに対向して位置する第1、第2のブラケット80、82を用いて位置決めされ且つ配管Pに対して固定される。第1、第2のブラケット80、82は共に金属製である。この第1、第2の金属製ブラケット80、82はその四隅に位置する金属ボルト84によって互いに締結される。なお、作図上の理由により2本の金属ボルト84だけが図示されている。
図8を参照して、参照符号86は、第1、第2のブラケット80、82との間に形成された作業窓を示す。この作業窓86の部分を通る切断線で切断した断面を図10に示す。図10を参照して、作業窓86を通じて工具90を挿入することでダンピング取付具22(ネジ70、図6)を増し締めすることができる。図9に示す参照符号80bは第1ブラケット80に形成された空所を示す。この空所80bにセンサ本体4の一部が受け入れられる(図2)。
図12〜図15はセンサ本体4に関する図面である。図12は、センサ本体4を斜め上から見た斜視図である。図13は、センサ本体4を斜め下から見た図であり、第1、第2のカプラント16、18の両側部に樹脂カバー90を設置した状態を示す。図14は、図13と同様に、センサ本体4を斜め下から見た図であり、センサ本体4の底部を構成する金属製シールド板92を設置した状態を示す。図15は、センサ本体4の上部を横断した断面図である。
センサ本体4は、その筐体10の主体部分100が樹脂で構成され、そして、その上部が補強金属板102で覆われている。主体部分100の樹脂の材質は、任意であるが、好ましくは音速が遅く且つ減衰性を有する樹脂、例えばPPS樹脂、PBT樹脂であるのがよい。また、樹脂に減衰性を高めることのできるフィラーを添加してもよい。主体部分100を樹脂で構成することにより、これを金属で構成するのに比べて、筐体10の中での迷信号の減衰効果を発揮させることができる。
センサ本体4は、図2を参照して、金属ボルト110を使って第1ブラケット80に固定される。第1、第2のカプラント16、18は、固体カプラントであり、好ましくはグリス無しで配管Pに当接するため、この第1、第2カプラント15,18が配管Pに押し付けられた状態になるまで金属ボルト110でセンサ本体4を第1ブラケット80に堅硬に締結する必要がある。この金属ボルト110を受ける部分が補強金属板102で構成されているため、筐体10の剛性を確保することができる。勿論、第1、第2のカプラント16、18をグリスを介して配管Pと当接させてもよい。
引き続き図2を参照して、センサ本体4は回路基板112を有し、回路基板112は前述した素子駆動回路34(図4)を含んでいる。この素子駆動回路34は外部電源から絶縁された二次側電源により動作している。第1、第2の超音波素子6、8は金属製の素子ホルダ114によって固定されている。この素子ホルダ114は、前述した金属製シールド板92(図14)に締結されて電気的に導通関係が形成されている。素子ホルダ114と金属製シールド板92が、低インピーダンスの電位、例えばグランド電位に接続されており、これにより、外来電気ノイズをシールドする機能を有している。
さらに、金属配管Pを低インピーダンスの電位に接続することで、外来電気ノイズをシールドする機能をさらに高めることができる。具体的には、図2を参照して、補強金属板102は、金属ボルト110及び金属製の第1ブラケット80を通じて金属配管Pと電気的に導通関係が形成され、図15を参照して、回路基板112は補強金属板102の部位102aで電気的に導通関係が形成されている。この部位102aには二次側電源の内部二次側グランド接続部116が設けられている。
すなわち、第1、第2の超音波素子6、8の周囲は、金属材料で構成されたシールド構造を有し、このシールド構造は外部である金属配管Pと電気的に導通関係が形成されている。なお、金属配管Pが、例えば塗装配管のように、配管表面が絶縁されている場合には、金属配管Pと電気的に導通関係が形成されることによる外来電気ノイズをシールドする機能は期待できないものの、金属製素子ホルダ114と金属製シールド板92(図14)が、低インピーダンスの電位、例えばグランド電位に接続されており、これにより、外来電気ノイズをシールドする機能を有しており、これにより外来電気ノイズの大半を無影響にすることができる。
筐体10の内部に発生する超音波の迷信号は、金属製の第1、第2ブラケット80、82を経由した超音波ノイズとなる可能性がある。図11を参照して第1ブラケット80の四隅つまり金属ボルト84の位置する部位には、押さえ金属板120によって保持されたダンピング部材122が配設されている。このダンピング部材122によって、第1ブラケット80に直接的に接する金属ボルト84を介して第2ブラケット82及び配管Pに伝播する超音波の迷信号を減衰することができる。
図16は、図2の第1くさび部材12及びその周囲の部分を抽出して拡大した図である。第2くさび部材14及びその周囲部分も図16と実施的に同じである。第1くさび部材12は、第1超音波素子6に対向する第1の面12aと、配管Pに隣接した第2の面12bと、第2超音波素子8に対向する第3の面12cとを少なくとも含み、第3の面12cは傾斜面で構成されている。この第1くさび部材12の構成は第2くさび部材12も同じである。第1くさび部材12の周囲には、図14を参照して前述したようにセンサ本体4の底面を構成する金属製シールド板92が配置されている。この金属製シールド板92は、第1くさび部材12を保持する機能に加えて、外来電気ノイズをシールドする機能を有しており、内部二次側グランドに接続されている。
また、第1くさび部材12と素子ホルダ114との間の空間には、高い減衰性を有する樹脂材料からなる充填材130が充填され、この充填材130は、少なくとも第1くさび部材12の第3の面12cに接触して位置している。充填材130の具体例として、アルミナフィラー入りシリコーン樹脂を挙げることができ、充填材130は、第1くさび部材12の音響インピーダンスと近いシリコーン樹脂を用いることで、第1くさび部材12の第3の面12cにおいて、超音波をほぼ反射させることなく透過させることができ、アルミナフィラーにより超音波を減衰吸収させる。したがって、充填材130は、第2の面12bで反射した超音波が第3の面12cでほぼ反射することなく抜き出して、超音波の迷信号を減衰吸収する部材を構成する。
すなわち、充填剤130は、音響インピーダンスがくさび部材12の材料に近接しているため、第1くさび部材12の音波エネルギを積極的に充填剤130に取り込み且つこれを減衰及び吸収することができる。また、充填剤130の外周に空気で満たされた空気層132(図16)を有していてもよい。この空気層132によって充填剤130と空気層132との間で超音波の迷信号が反射されて、充填材130内を再び通過するため、これにより、さらに、減衰及び吸収することができる。図16に示す参照符号134は樹脂成型品を示す。この樹脂成型品134は例えばPPS樹脂で作られている。この成型品134を、樹脂性の主体部分100における第2くさび部材14との境に位置する部分との間に介在させることにより、くさび部材12と主体部分100とが音響的に結合するのを抑えることができる。樹脂成型品134と同じ目的で、別の樹脂材料を成形した第2の成型品136を追加してもよい。
図17は、筐体10の樹脂製の主体部分100において、前記減衰吸収部材を構成する充填剤130に加えて、更に積極的に音響エネルギを遮断する空間140をくさび部材6(8)の回りに複数設ける例を示す。この複数の空気層を形成する遮断空間140をくさび部材6(8)の回りに設けることで、迷信号が伝播する経路を複雑にすることで減衰させることできる。また、遮断空間140で迷信号の反射回数を多くすることで、迷信号のエネルギを分散させ、これにより互いが干渉して減衰する効果がある。
図18は変形例を示す。この変形例では、筐体2の主体部分100を第1部分100−1と第2部分100―2とに分割し、この第1部分100―1と第2部分100−2とを間隔を隔てて連結固定具142に固定する構成が採用されている。連結固定具142は、金属板又は金属シャフトで構成することができる。この変形例によれば、第1部分100−1と第2部分100―2との間の隙間144によって、第1、第2のくさび部材12、14を音響的に断絶させることができる。
2 クランプオン式超音波気体流量計
P 円筒状の金属配管
Ax 配管の軸線
4 センサ本体
6 第1超音波素子
8 第2超音波素子
10 筐体
12 第1くさび部材
14 第2くさび部材
16 第1カプラント
18 第2カプラント
20 ダンピング部材
22 ダンピング取付具
70 ダンピング取付具の締付ネジ
80 第1ブラケット
82 第2ブラケット
84 第1、第2の固定具を締結するためのボルト
92 金属製シールド板
100 センサ本体の筐体の主体部分
102 補強金属板
110 センサ本体を固定する金属ボルト
112 回路基板
114 素子ホルダ
116 内部二次側グランド接続部116
130 樹脂部材(減衰吸収部材)
132 空気で満たされた空間
134 樹脂成型品
140 遮断空間(空気層)

Claims (8)

  1. 配管の外壁に対し着脱自在に取り付けられ、該配管を流れる気体の流量を測定するクランプオン式超音波気体流量計において、
    筐体と、
    該筐体に収容され、前記配管の母線上において、該配管の軸線の方向に離間して配置される第1、第2の超音波素子と、
    前記第1の超音波素子と前記配管との間に介装され、該第1の超音波素子に隣接した第1の面と、前記配管に隣接し、前記配管に向けて出射される超音波によって前記配管にLamb波を生成する第2の面と、前記第2の超音波素子に対向する第3の面とを含む第1くさび部材と、
    前記第2の超音波素子と前記配管との間に介装され、該第2の超音波素子に隣接した第1の面と、前記配管に隣接し、前記配管に向けて出射される超音波によって前記配管にLamb波を生成する第2の面と、前記第1の超音波素子に対向する第3の面とを含む第2くさび部材と、
    前記第1、第2のくさび部材の近傍に配置され、前記配管の外壁に取り付けられたダンピング部材と、
    前記第1のくさび部材の前記第3の面に隣接して配置され、該第1のくさび部材の前記第2の面で反射した迷信号を減衰させるための第1の減衰吸収部材と、
    前記第2のくさび部材の前記第3の面に隣接して配置され、該第2のくさび部材の前記第2の面で反射した迷信号を減衰させるための第2の減衰吸収部材とを備えるクランプオン式超音波気体流量計。
  2. 前記第1、第2減衰吸収部材の回りに空気層を更に有する、請求項1に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
  3. 前記第1、第2のくさび部材が、音速が遅く且つ減衰率の高い樹脂で構成され、
    前記筐体が、音速が遅く且つ減衰性を有する樹脂で構成されている、請求項1又は2に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
  4. 第1、第2の超音波素子の周囲には、金属材料で構成されたシールド構造を有し、該シールド構造は外部と電気的に導通関係が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
  5. 前記第1、第2のくさび部材と前記配管との間に介装された第1、第2の固体カプラントを更に有し、
    前記筐体は補強用の金属板を更に有する、請求項3に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
  6. 前記筐体の樹脂に、減衰性を高めるためのフィラーが添加されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
  7. 前記第1、第2の減衰吸収部材が、フィラーを含む樹脂で構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
  8. 前記ダンピング部材を前記配管に圧接させるためのダンピング取付具を更に有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のクランプオン式超音波気体流量計。
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