JP4707088B2 - 超音波流量計 - Google Patents

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本発明は、液体が内側に流される流路構成壁に1対の超音波センサが取り付けられ、それら超音波センサの間で送受信される超音波の伝播時間に基づいて液体の流量を計測する超音波流量計に関する。
従来の超音波流量計として、図に示すように、全体がほぼ同じ肉厚のパイプ1の外面にブラケット2を固定し、そのブラケット2に1対の超音波センサ3,3を取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、別の種類の従来の超音波流量計として、図に示すように、パイプ4の周壁に形成した1対の貫通孔5,5に超音波センサ6,6を嵌合固定したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−365106号公報(段落[0028]、第2図) 独国特許公報 DE 100 47 383 C1(FIG 1)
ところで、上記したようにブラケット2を用いて超音波センサ3をパイプ1の外面に取り付けた超音波流量計では、超音波がパイプ1の壁部及びブラケット2を通過する際の特性がばらつくと共に、超音波が縦波及び横波になってパイプ1の壁部を伝播して受信側の超音波センサ3に到達することがあり、このため計測精度を向上させることが困難であった。また、パイプ4に形成した貫通孔5,5に超音波センサ6,6を嵌合固定したものでは、超音波センサ6の振動面6Aがパイプ4の内面に露出して液体に接触するので、信頼性を向上させることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、信頼性が高くかつ計測精度を向上させることが可能な超音波流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る超音波流量計は、液体が内側に流される流路構成壁に少なくとも1対の超音波センサが取り付けられ、それら超音波センサの間で送受波される超音波の伝播時間に基づいて液体の流量を計測する超音波流量計において、流路構成壁からその内側に向かって立ち上がった薄肉筒壁の先端に薄肉底壁を備えかつ薄肉筒壁の基端側が流路構成壁の外面に開放した一端有底筒形のセンサ収容薄肉部を設け、センサ収容薄肉部の薄肉筒壁及び薄肉底壁を、流路構成壁の全体より薄肉とし、超音波センサをセンサ収容薄肉部内に配置して、超音波センサの振動面を薄肉底壁に密着させると共に、流路構成壁の内面に凹部を陥没形成し、その凹部の奥面からセンサ収容薄肉部の薄肉筒壁を立ち上げたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の超音波流量計において、センサ収容薄肉部の先端面を、流路構成壁の内面における凹部の開口周辺部分と面一にしたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の超音波流量計において、超音波センサは、一端有底筒形のセンサケースと、そのセンサケースの底壁の内面に固着された圧電振動子とを備えてなり、センサケースの底壁の外面が、超音波センサの振動面をなし、流路構成壁に着脱可能に固定されて、センサケースのうち底壁と反対側の端部に当接し、センサケースの底壁の外面を、薄肉底壁に密着させるセンサ保持部材を設けたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の超音波流量計において、センサケースの底壁又は薄肉底壁の少なくとも何れか一方には、ゲル状の密着剤が塗布されているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項又はに記載の超音波流量計において、センサケースの筒壁と薄肉筒壁とを離間させたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計において、薄肉筒壁に振動エネルギーを吸収するための弾性材料からなる筒体を嵌合したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計において、薄肉底壁のうち超音波センサと反対側の送受信面は、そこで受けた超音波をその超音波の発信元と異なる方向に反射させるように湾曲又は傾斜したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計において、センサ収容薄肉部を銅系又は鉄系の金属で構成すると共に、薄肉底壁の厚さを0.3〜5mmとしたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計において、センサ収容薄肉部を合成樹脂で構成すると共に、薄肉底壁の厚さを0.5〜5mmとしたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計において、薄肉底壁のうち1対の超音波センサ同士を繋ぐ軸線上の厚さを、超音波センサが出力する超音波の波長の1/4の整数倍としたところに特徴を有する。
請求項11の発明に係る超音波流量計は、液体が内側に流される流路構成壁に少なくとも1対の超音波センサが取り付けられ、それら超音波センサの間で送受波される超音波の伝播時間に基づいて液体の流量を計測する超音波流量計において、流路構成壁からその内側に向かって立ち上がった薄肉筒壁の先端に薄肉底壁を備えかつ薄肉筒壁の基端側が流路構成壁の外面に開放した一端有底筒形のセンサ収容薄肉部を設け、センサ収容薄肉部の薄肉筒壁及び薄肉底壁を、流路構成壁の全体より薄肉とし、超音波センサをセンサ収容薄肉部内に配置して、超音波センサの振動面を薄肉底壁に密着させると共に、薄肉筒壁に振動エネルギーを吸収するための弾性材料からなる筒体を嵌合したところに特徴を有する。
[請求項1,8,9の発明]
本発明に係る超音波流量計によれば、センサ収容薄肉部を、流路構成壁から立ち上げたことで、センサ収容薄肉部が流路構成壁から区別され、センサ収容薄肉部の肉厚の寸法管理が容易になる。これにより、超音波センサの振動面が密着する薄肉底壁の厚さの寸法精度を向上させることが可能になる。そして、その薄肉底壁を、流路構成壁全体より薄肉にしたので、従来のように全体がほぼ同じ肉厚のパイプの外面にブラケットを介して超音波センサが取り付けられたものより、超音波センサの振動面から液体までの距離を短くすることができ、超音波の減衰を抑えて計測精度を向上させることができる。具体的には、センサ収容薄肉部を銅系又は鉄系の金属で構成した場合には、薄肉底壁の厚さを0.3〜5mmの所定の寸法にすることで、計測精度を従来より効果的に向上させることができる(請求項の発明)。また、センサ収容薄肉部を合成樹脂で構成した場合には、薄肉底壁の厚さを0.5〜5mmの所定の寸法とすることで、計測精度を従来より効果的に向上させることができる(請求項の発明)。しかも、本発明に係る超音波流量計では、センサ収容薄肉部の薄肉筒壁を、流路構成壁の全体より薄肉としたことで、超音波によって生じた縦波及び横波が、薄肉筒壁を伝播し難くなる。即ち、一方の超音波センサが出力した超音波が、流路構成壁を通して他方の超音波センサ側に伝播し難くなる。この点においても、従来より計測精度を向上させることができる。また、超音波センサの振動面が液体に直に接触しないので信頼性も高い。
さらに本発明の超音波流量計では、流路構成壁の内面に陥没形成された凹部内にセンサ収容薄肉部が配置されて保護される。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計では、センサ収容薄肉部の先端面が、流路構成壁の内面における凹部の開口周辺部分と面一であるので、センサ収容薄肉部の近傍を液体がスムーズに流れ、計測精度が向上する。
[請求項3の発明]
請求項3の超音波流量計では、センサ保持部材によって超音波センサがセンサ収容薄肉部内に抜け止めされると共に、超音波センサの振動面をセンサ収容薄肉部の薄肉底壁に確実に密着させることができる。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計では、センサケースの底壁又は薄肉底壁の少なくとも何れか一方に、ゲル状の密着剤が塗布されているので密着度が増す。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計によれば、センサケースの筒壁から薄肉筒壁に超音波が伝播することを規制することができる。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計では、薄肉筒壁に嵌合された弾性材料からなる筒体により、薄肉筒壁に伝わる振動エネルギーが吸収され、流路構成壁側に超音波が伝播することを規制することができる。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計では、薄肉底壁の送受信面を湾曲又は傾斜させたことで、そこで受けた超音波をその超音波の発信元と異なる方向に反射させることができる。これにより、1対の超音波センサの間で超音波が複数回往復してノイズになることが防がれる。
[請求項10の発明]
請求項10の超音波流量計のように、薄肉底壁のうち前記1対の超音波センサ同士を繋ぐ軸線上の厚さを、超音波センサが出力する超音波の波長の1/4の整数倍としたことで、超音波が薄肉底壁を通過し易くなり、計測精度を従来より向上させることができる。
[請求項11の発明]
本発明に係る超音波流量計によれば、センサ収容薄肉部を、流路構成壁から立ち上げたことで、センサ収容薄肉部が流路構成壁から区別され、センサ収容薄肉部の肉厚の寸法管理が容易になる。これにより、超音波センサの振動面が密着する薄肉底壁の厚さの寸法精度を向上させることが可能になる。そして、その薄肉底壁を、流路構成壁全体より薄肉にしたので、従来のように全体がほぼ同じ肉厚のパイプの外面にブラケットを介して超音波センサが取り付けられたものより、超音波センサの振動面から液体までの距離を短くすることができ、超音波の減衰を抑えて計測精度を向上させることができる。さらに、薄肉筒壁に嵌合された弾性材料からなる筒体により、薄肉筒壁に伝わる振動エネルギーが吸収され、流路構成壁側に超音波が伝播することを規制することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態の超音波流量計10に備えたメーターボディ11は、図1に示すように両端有底の外筒部12の内側に両端開放の内筒部13を備えた構造になっている。外筒部12の側面からは相異なる方向に管連結部15,15が延びており、これら管連結部15,15に配管50,50が連結され、配管50,50を流れる液体がメーターボディ11内を通過する。
内筒部13は、外筒部12の軸心部に配置されている。また、内筒部13の両端の開口部13A,13Bは、外筒部12の両端に備えた端部壁14,14に所定の間隔を空けて対向している。
外筒部12と内筒部13とは区画壁16によって一体化されている。区画壁16は外筒部12の内周面と、内筒部13の外周面との間を連絡すると共に、それら外筒部12及び内筒部13の全周に亘って形成され、メーターボディ11内の空間を内筒部13の一端側の開口部13Aと一方の管連結部15とを含んだ領域と、内筒部13の他端側の開口部13Bと他方の管連結部15とを含んだ領域とに区画している。これにより、一方の管連結部15からメーターボディ11内に流れ込んだ液体は、全て内筒部13を通過し、他方の管連結部15からメーターボディ11の外に排出される。
本実施形態では、外筒部12及び各端部壁14,14が本発明に係る「流路構成壁」に相当し、各端部壁14,14に超音波センサ30,30が取り付けられている。具体的には、各端部壁14の外面の中心部からは、エンボス21が突出形成されている。端部壁14の内面には、エンボス21の外径より小さな内径を有する凹部22が形成されている。凹部22の奥面の中心部からは、円筒状の薄肉筒壁24が起立し、その薄肉筒壁24の先端が薄肉底壁25によって閉じられ、さらに、薄肉筒壁24の基端側は、端部壁14の外面(詳細には、エンボス21の端面)に開放している。また、薄肉底壁25のうち液体に接触する面は、端部壁14における凹部22の開口周縁部と面一になっている。さらに、両センサ収容薄肉部26,26の薄肉底壁25,25は、内筒部13の内部空間を間に挟んで対向している。そして、これら薄肉筒壁24と薄肉底壁25とからなる一端有底筒形のセンサ収容薄肉部26の内側に超音波センサ30が収容されている。
ところで、端部壁14を含めてメーターボディ11全体は、例えば青銅などの銅系金属又は、例えばステンレスなどの鉄系金属で構成されており、センサ収容薄肉部26は、端部壁14の一部を例えば切削加工してなる。ここで、本実施形態では、上述の如くセンサ収容薄肉部26を端部壁14から立ち上げた構造としたことで、センサ収容薄肉部26が端部壁14全体から区別され、センサ収容薄肉部26の肉厚の寸法管理が容易になる。そして、センサ収容薄肉部26が、端部壁14全体に比べて薄肉構造になるように端部壁14が切削加工されている。具体的には、図2に示すように、端部壁14の全体の肉厚t3は、例えば、5〜10mmであるのに対し、センサ収容薄肉部26の薄肉筒壁24の肉厚t2と薄肉底壁25の肉厚t1とは、共に0.3〜5mmの所定の寸法になっている。また、薄肉底壁25の肉厚t1は、超音波センサ30が出力する超音波の波長λに対して、4分の1の整数倍になるように設定されている。
なお、本実施形態のようにセンサ収容薄肉部26を端部壁14全体から区別したことで、両センサ収容薄肉部26,26の薄肉底壁25,25同士の間隔の寸法精度も向上させることができる。
超音波センサ30は、図2に示すように、センサケース40に圧電振動子45を収容してなる。センサケース40は、一端有底の円筒状をなし、そのセンサケース40の底壁42に圧電振動子45の振動面46が固着されている。これにより、圧電振動子45が作動すると、超音波センサ30のうちセンサケース40の底壁42から超音波が出力される。即ち、超音波センサ30のうちセンサケース40における底壁42の外面が、本発明に係る超音波センサ30の振動面36になっている。なお、圧電振動子45の電線31,31はセンサケース40の端部開口から外側に延ばされると共に、圧電振動子45を覆うようにセンサケース40内には充填剤32が充填されている。また、圧電振動子45の電線31,31は、図示しない信号処理回路に接続されている。
センサケース40の筒壁41には、その外面先端寄り位置から側方にフランジ部43が張り出している。そして、センサケース40の外面のうち筒壁41及びフランジ部43の一端面に亘って例えばシリコーン系のグリス37が塗布されている。なお、図2には、グリス37が強調されて示されている。
超音波センサ30は、センサ保持部材28によりセンサ収容薄肉部26内に抜け止めされている。センサ保持部材28は、円板の中心部に貫通孔28Aを形成してなり、その円板部分がボルトBにてエンボス21の端面に固定されている。センサ保持部材28のうち貫通孔28Aの開口縁28Bから若干外側に離れた位置には、その貫通孔28Aと同心の円環突部29が突出形成されている。そして、この円環突部29がセンサ収容薄肉部26内に嵌合し、その円環突部29の内側に超音波センサ30におけるセンサケース40の開口側端部が嵌合している。これにより、センサケース40がセンサ収容薄肉部26に芯だしされかつ筒壁41及びフランジ部43がセンサ収容薄肉部26の薄肉筒壁24から離間した状態に保持されている。
超音波センサ30のうちセンサケース40の開口側の端面は、円環突部29の内側で貫通孔28Aの開口縁28Bに当接している。これにより、超音波センサ30が前述の如く抜け止めされかつ超音波センサ30の振動面36が、グリス37を介してセンサ収容薄肉部26の薄肉底壁25に密着している。
なお、本実施形態では、センサケース40の底壁42と薄肉底壁25との密着度が増すためにグリス37を使用したが、例えば、センサケース40の底壁42と薄肉底壁25との当接面を共に鏡面仕上げして密着させてもよい。
次に、上記構成からなる本実施形態の作用・効果を説明する。
超音波流量計10が配管50に連結されると、その配管50内を流れる液体が、メーターボディ11内を通過する。ここで、本実施形態の超音波流量計10では、超音波センサ30がセンサ収容薄肉部26に保護され、メーターボディ11内に露出していないので、液体の静圧が超音波センサ30に直にかかることがなくなり、超音波センサ30の保護が図られる。
メーターボディ11の内部の液体は、内筒部13に案内されて一方の超音波センサ30から他方の超音波センサ30に向かって流れる。しかしながら、超音波センサ30はセンサ収容薄肉部26に保護されているので、液体の動圧が超音波センサ30に直にかかることはない。また、センサ収容薄肉部26は、凹部22内に配置されて保護されているので、センサ収容薄肉部26に過度の動圧がかかることが防がれる。しかも、センサ収容薄肉部26の先端面が、凹部22の開口周辺部分と面一であるので、センサ収容薄肉部26の近傍を液体がスムーズに流れる。そして、超音波流量計10が作動すると、一方の超音波センサ30から発信した超音波が他方の超音波センサ30に受信される迄の時間と、他方の超音波センサ30から発信した超音波が一方の超音波センサ30に受信される迄の時間との差が信号処理回路(図示せず)によって求められ、その差に基づいて液体の流速・流量が演算される。
ここで、一方の超音波センサ30が発信した超音波が他方の超音波センサ30に到達するまでの間には、その超音波は、一方の超音波センサ30を収容したセンサ収容薄肉部26の薄肉底壁25、液体、他方の超音波センサ30を収容したセンサ収容薄肉部26の薄肉底壁25を伝播する。ここで、本実施形態の超音波流量計10では、薄肉底壁25がメーターボディ11の端部壁14全体より薄肉であるから、従来のように全体がほぼ同じ肉厚のパイプの外面にブラケットを介して超音波センサが取り付けられたものより、超音波センサ30の振動面36から液体までの距離が短くなる。これにより、超音波の減衰が抑えられ、計測精度を向上させることができる。しかも、センサ収容薄肉部26の薄肉筒壁24を、メーターボディ11の端部壁14全体より薄肉としたことで、超音波によって生じた縦波及び横波が、薄肉筒壁24を伝播し難くなる。また、凹部22の底部(図1の符号23参照)の肉厚も端部壁14全体に比べて薄肉なので、この凹部22の底部においても縦波及び横波の伝播が規制される。これらにより、一方の超音波センサ30が出力した超音波が、メーターボディ11の端部壁14を通して他方の超音波センサ30側に伝播し難くなる。また、センサケース40の筒壁41と薄肉筒壁24とが離間しているので、それらセンサケース40の筒壁41と薄肉筒壁24との間を超音波が伝播することを規制することができる。この点においても、従来より計測精度を向上させることができる。また、上述の如く超音波センサ30の振動面36が液体に直に接触しないので信頼性も高い。
なお、上記した本実施形態と同じ構成の超音波流量計10において、センサ収容薄肉部26の内径を例えば17mmとし、薄肉筒壁24及び薄肉底壁25の肉厚を0.3〜5mmの範囲における任意の寸法にして有限要素法にて超音波の伝達効率を調べたところ、従来のように全体がほぼ同じ肉厚のパイプの外面にブラケットを介して超音波センサが取り付けられたものに比べて、一方から他方の超音波センサ30に超音波を効率良く伝播することができるという結果を得た。
[第2実施形態]
本実施形態は、図3に示されており、センサ収容薄肉部26における薄肉底壁25の形状のみが前記第1実施形態と異なる。即ち、本実施形態のセンサ収容薄肉部26の薄肉底壁25は、液体に接触する側の送受信面25A(即ち、薄肉底壁25のうち超音波センサ30の反対側の面)が、丸みを帯びて膨出した形状になっている。また、この超音波流量計10は、一方から他方の超音波センサ30に向けて超音波を所定の間隔を空けて複数回に分けて発信して、両超音波センサ30,30の間の到達時間の平均値を求める、所謂、シングアラウンド方式で信号処理を行っている。
ところで、一方の超音波センサ30が発信した超音波は、他方の超音波センサ30が密着した薄肉底壁25の送受信面25Aで反射し得る。そして、その反射した超音波が超音波センサ30,30の間で複数回往復して超音波センサ30に受信されるとノイズになる。しかしながら、本実施形態では、薄肉底壁25の送受信面25Aが丸みを帯びて膨出した形状になっているので、そこで反射した超音波は、発信元と異なる方向を向く。これにより、両超音波センサ30,30の間で超音波が複数回往復すことが防がれ、ノイズの発生を防ぐことができる。
なお、図3には、本実施形態と第1実施形態との間で同一の部位に同一の符号が付されている。
[第3実施形態]
本実施形態は、図4に示されている。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明すると、本実施形態のメーターボディ11における端部壁14には、前記第1実施形態のエンボス21が形成されておらず、センサ収容薄肉部26は、端部壁14における凹部22の奥面から立ち上がり、かつセンサ収容薄肉部26の先端部が凹部22の開口から突出した構造になっている。このような構成とすることで、端部壁14の形状を簡素化することができる。
なお、図4には、本実施形態と第1実施形態との間で同一の部位に同一の符号が付されている。
[第実施形態]
本実施形態は、図に示されている。以下、第2実施形態と異なる構成に関してのみ説明すると、本実施形態のメーターボディ11の端部壁14には凹部22が形成されておらず、端部壁14の内面14Aからセンサ収容薄肉部26が起立している。これに対応してセンサ保持部材28には、前記第1実施形態の円環突部29より長い円環突部29Aが備えられ、その円環突部29の内縁部に形成された段差部29Bに超音波センサ30の端部に当接している。さらに、センサ収容薄肉部26の外周面にゴム製の筒体39が嵌合されている。本実施形態の構成によれば、前記第3実施形態より、さらに端部壁14の形状を簡素化することができる。また、筒体39により、薄肉筒壁24に伝わる振動エネルギーが吸収され、メーターボディ11の端部壁14側に超音波が伝播することを規制することができる。
なお、図には、本実施形態と第実施形態との間で同一の部位に同一の符号が付されている。
[第実施形態]
本実施形態の超音波流量計60は、図に示されている。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、同一の構成に関しては同一符号を付して重複した説明は省略する。
本実施形態の超音波流量計60のメーターボディ61は、金属製のボディ本体62に、絶縁性合成樹脂製の1対のセンサ保持キャップ69,69を組み付けてなる。ボディ本体62は、主幹パイプ63から1対の分岐パイプ64,64を斜めに張り出した構造になっている。これら分岐パイプ64,64は、主幹パイプ63の中心軸に斜めに交差する軸線に沿って設けられている。そして、分岐パイプ64,64と主幹パイプ63とが連通し、各分岐パイプ64,64の端部がセンサ保持キャップ69,69にて塞がれている。
センサ保持キャップ69は、筒部66の一端からフランジ67を張り出した構造をなし、筒部66が分岐パイプ64の内側に嵌合され、フランジ67が分岐パイプ64の端面にボルトBにて固定されている。
筒部66の長手方向の途中部分からは内側に円板68が張り出され、この円板68から主幹パイプ63側に向けて前記第1実施形態で説明したセンサ収容薄肉部26が立ち上がっている。このセンサ収容薄肉部26の基端部は、筒部66内でメーターボディ61の外側に向かって開放しており、その開放口からセンサ収容薄肉部26内に超音波センサ30が収容され、センサ保持部材65にて抜け止めされている。センサ保持部材65は円盤状をなし、筒部66内に例えば接着剤にて固定されている。センサ保持部材65の中心には超音波センサ30の電線31を引き出すための貫通孔65Aが形成され、その貫通孔65Aの開口縁からは、超音波センサ30をセンサ収容薄肉部26内に芯だしするための円環突部29が突出形成されている。また、センサ収容薄肉部26の端面は、筒部66の端面と面一になっており、センサ収容薄肉部26と筒部66との間は凹部22になっている。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、センサ収容薄肉部26が絶縁性合成樹脂で構成されているので、超音波センサ30に対する電気的なノイズを防ぐことができる。
なお、本実施形態のセンサ収容薄肉部26は、合成樹脂製であるので、前記第1実施形態の金属製の場合と異なり、薄肉底壁25の厚さを例えば0.5〜5mmの所定の寸法とすることが好ましい。
[第実施形態]
本実施形態の超音波流量計70は、図に示されている。この超音波流量計70のメーターボディ71は、中間部分が絞られたパイプ72の両端部の外周面に1対のエンボス部73,73を形成した構造になっている。エンボス部73,73は共に図の上方に突出しており、それらエンボス部73,73の中心には貫通孔73A,73Aが形成されている。そして、各貫通孔73A,73Aに前記第実施形態で説明したセンサ保持キャップ69が取り付けられている。また、パイプ72のうちエンボス部73,73に対応した部分には、それぞれ反射板74,74が設けられ、一方の超音波センサ30から発信された超音波が各反射板74,74に順番に反射して他方の超音波センサ30に到達するようになっている。本実施形態の超音波流量計70においても、第実施形態と同様の作用効果を奏する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第2実施形態のセンサ収容薄肉部26の薄肉底壁25における送受信面25Aは、丸みを帯びて膨出した形状であったが、例えば、薄肉底壁の送受信面は、内側に窪んだ形状や、平坦面でありかつ両超音波センサ30,30と結ぶ線に対して全体を斜めになった形状にして、両超音波センサ30,30の間で超音波が複数回反射することを防止してもよい。
(2)前記実施形態のメーターボディ11は、鉄系又は銅系の金属で構成されていたが、それ以外の金属でメーターボディ11を構成してもよい。
本発明の第1実施形態に係る超音波流量計の側断面図 そのセンサ収容薄肉部の側断面図 第2実施形態のセンサ収容薄肉部の側断面図 第3実施形態のセンサ収容薄肉部の側断面図 第4実施形態のセンサ収容薄肉部の側断面図 第5実施形態に係る超音波流量計の側断面図 第6実施形態に係る超音波流量計の側断面図 従来の超音波流量計の側断面図 従来の超音波流量計の側断面図
符号の説明
10,60,70 超音波流量計
11 メーターボディ
14 端部壁
14A 内面
15 管連結部
22 凹部
24 薄肉筒壁
25 薄肉底壁
25A 送受信面
26 センサ収容薄肉部
28,65 センサ保持部材
30 超音波センサ
36 振動面
37 グリス
39 筒体
40 センサケース
41 筒壁
42 底壁
45 圧電振動子
46 振動面
50 配管

Claims (11)

  1. 液体が内側に流される流路構成壁に少なくとも1対の超音波センサが取り付けられ、それら超音波センサの間で送受波される超音波の伝播時間に基づいて前記液体の流量を計測する超音波流量計において、
    前記流路構成壁からその内側に向かって立ち上がった薄肉筒壁の先端に薄肉底壁を備えかつ前記薄肉筒壁の基端側が前記流路構成壁の外面に開放した一端有底筒形のセンサ収容薄肉部を設け、
    前記センサ収容薄肉部の前記薄肉筒壁及び前記薄肉底壁を、前記流路構成壁の全体より薄肉とし、前記超音波センサを前記センサ収容薄肉部内に配置して、前記超音波センサの振動面を前記薄肉底壁に密着させると共に、
    前記流路構成壁の内面に凹部を陥没形成し、その凹部の奥面から前記センサ収容薄肉部の前記薄肉筒壁を立ち上げたことを特徴とする超音波流量計。
  2. 前記センサ収容薄肉部の先端面を、前記流路構成壁の内面における前記凹部の開口周辺部分と面一にしたことを特徴とする請求項1に記載の超音波流量計。
  3. 前記超音波センサは、一端有底筒形のセンサケースと、そのセンサケースの底壁の内面に固着された圧電振動子とを備えてなり、
    前記センサケースの底壁の外面が、前記超音波センサの振動面をなし、
    前記流路構成壁に着脱可能に固定されて、前記センサケースのうち前記底壁と反対側の端部に当接し、前記センサケースの底壁の外面を、前記薄肉底壁に密着させるセンサ保持部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波流量計。
  4. 前記センサケースの底壁又は前記薄肉底壁の少なくとも何れか一方には、ゲル状の密着剤が塗布されていることを特徴とする請求項に記載の超音波流量計。
  5. 前記センサケースの筒壁と前記薄肉筒壁とを離間させたことを特徴とする請求項3又は4に記載の超音波流量計。
  6. 前記薄肉筒壁に振動エネルギーを吸収するための弾性材料からなる筒体を嵌合したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の超音波流量計。
  7. 前記薄肉底壁のうち前記超音波センサと反対側の送受波面は、そこで受けた超音波をその超音波の送信元と異なる方向に反射させるように湾曲又は傾斜したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の超音波流量計。
  8. 前記センサ収容薄肉部を銅系又は鉄系の金属で構成すると共に、前記薄肉底壁の厚さを0.3〜5mmとしたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の超音波流量計。
  9. 前記センサ収容薄肉部を合成樹脂で構成すると共に、前記薄肉底壁の厚さを0.5〜5mmとしたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計。
  10. 前記薄肉底壁のうち前記1対の超音波センサ同士を繋ぐ軸線上の厚さを、前記超音波センサが出力する超音波の波長の1/4の整数倍としたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の超音波流量計。
  11. 液体が内側に流される流路構成壁に少なくとも1対の超音波センサが取り付けられ、それら超音波センサの間で送受波される超音波の伝播時間に基づいて前記液体の流量を計測する超音波流量計において、
    前記流路構成壁からその内側に向かって立ち上がった薄肉筒壁の先端に薄肉底壁を備えかつ前記薄肉筒壁の基端側が前記流路構成壁の外面に開放した一端有底筒形のセンサ収容薄肉部を設け、
    前記センサ収容薄肉部の前記薄肉筒壁及び前記薄肉底壁を、前記流路構成壁の全体より薄肉とし、前記超音波センサを前記センサ収容薄肉部内に配置して、前記超音波センサの振動面を前記薄肉底壁に密着させると共に、
    前記薄肉筒壁に振動エネルギーを吸収するための弾性材料からなる筒体を嵌合したことを特徴とする超音波流量計。
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