JPH10160535A - 超音波ガス流量計の検出器 - Google Patents

超音波ガス流量計の検出器

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JPH10160535A
JPH10160535A JP8331566A JP33156696A JPH10160535A JP H10160535 A JPH10160535 A JP H10160535A JP 8331566 A JP8331566 A JP 8331566A JP 33156696 A JP33156696 A JP 33156696A JP H10160535 A JPH10160535 A JP H10160535A
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JP
Japan
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pipe
gas flow
flow meter
ultrasonic gas
vibrator
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Pending
Application number
JP8331566A
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English (en)
Inventor
Hajime Nishii
肇 西井
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波ガス流量計の検出器において高圧ガス
の漏洩を阻止しガス流量を正確に測定することにある。 【解決手段】 超音波ガス流量計の検出器は、配管1の
外壁上1aで互いに反対側に傾斜して設けられた第1管
2と、各第1管2を覆う第2管3から構成されている。
第2管3には、超音波ガス流量計変換器Bに接続してい
る振動子7が配管1側に内蔵され、第1管2と第2管3
はそれぞれフランジ11と9を有し、両フランジ11と
9が遮音性の密封部材4を介して密着固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波ガス流量計の
検出器、特に高圧ガスの流量測定を可能にした超音波ガ
ス流量計の検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波ガス流量計の検出器
は、例えば図4に示す構成を有し、配管30を流れるガ
ス中に送波された超音波ビームを受波して電気信号に変
換し、変換された電気信号は超音波ガス流量計の変換器
に送られるようになっている。
【0003】図4において、ソケット31は配管30上
に設けられ、該ソケット31には先端部32と中間部3
3とナット35と基端部34とが一体となった検出器が
挿入され、ナット35の部分を締め付けることにより、
ソケット31に固定されている。
【0004】また、ソケット31の内部は中空であり、
上記検出器の中間部33と先端部32が通過し、振動子
(図示省略)が内蔵されている先端部32が配管30に
向かっており、振動子はケーブル38を介して外部の超
音波ガス流量計の変換器に接続されている。
【0005】更に、検出器の中間部33には、Oリング
36、37が設けられ、ソケット31との間を密封する
ことにより、配管30内を流れるガスがソケット31の
中空部を通って外部に漏洩しないようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術には(図4)、次のような課題がある。
【0007】即ち、上述したように、従来はOリング3
6、37によりガスの漏洩を阻止している。
【0008】しかし、上記Oリング36、37は、共に
ゴム等の弾性部材により形成されていて寿命が短い。
【0009】また、Oリング36は検出器の中間部33
側に嵌め込まれ、またOリング37はソケット31側に
押し付けられているだけである。
【0010】従って、密封度が一般には低く、配管30
内を流れるガスがこのOリング36、37とソケット3
1の間、及びソケット31とナット35との螺合部分を
通って外部に漏洩し易い。
【0011】例えば、配管30内を流れるガスの圧力が
10kg/cm2 を越えるような高圧の場合には、ガス
が容易に外部に漏洩する。
【0012】従って、従来の検出器の構造では、高圧ガ
スが漏洩し易く、そのため正確な流量が測定できない。
【0013】本発明の目的は、超音波ガス流量計の検出
器において高圧ガスの漏洩を阻止しガス流量を正確に測
定することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1〜図3に
示すように、 A.配管1の外壁上1aで互いに反対側に傾斜して設け
られた第1管2と、 B.各第1管2を覆う第2管3から構成され、 C.第2管3には、超音波ガス流量計変換器Bに接続し
ている振動子7が配管1側に内蔵され、 D.第1管2と第2管3はそれぞれフランジ11と9を
有し、両フランジ11と9が遮音性の密封部材4を介し
て密着固定されていることを特徴とする超音波ガス流量
計の検出器Aという技術的手段を講じている。
【0015】上記本発明の構成によれば、第1管2のフ
ランジ11と第2管3のフランジ9との間に、例えばガ
スケットのような遮音性の密封部材4を介在させボルト
13とナット16で締め付けることにより、両フランジ
11と9を密着固定したので、ガス耐圧性が向上し、お
よそ100kg/cm2 のガス圧にも耐えられるように
なり、高圧ガスの漏洩が阻止され、ガス流量を正確に測
定できるようになった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により添
付図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態を
示す全体図である。
【0017】図1において、参照符号Aは検出器、Bは
超音波ガス流量計の変換器、1は配管、2は第1管、3
は第2管、7は振動子、19はケーブルである。
【0018】(1)構成 図1は上面図であり、配管1と検出器Aは使用時には水
平に配置される。図1に示す配管1内にはガス21が流
れており、該配管1の外壁1a上であって互いに反対側
には、図示するように、ソケットである第1管2が例え
ば60°に傾斜して設けられている。
【0019】上記第2管3は、第1管2を覆う保護管で
あって、第2管3の配管1側には振動子7が内蔵され、
ケーブル19を介して超音波ガス流量計の変換器Bに接
続されている。
【0020】この構成により、各検出器Aの振動子7か
ら配管1内のガス21中に送波された超音波ビームS
1、S2は反対側の振動子7に受波されて電気信号に変
換され、上記ケーブル19を通って変換器Bに入力し、
算出したガスの平均流速と配管1の断面積とからガス流
量GVが測定される。
【0021】上記第1管2は、図3に示すように、全体
として円筒状のソケットであって、本体12とフランジ
11が一体的に形成され、本体12が配管1の外壁1a
に既述した60°の角度を以て固定されていると共に、
フランジ11に形成された開口部23の周縁には、例え
ば8つのねじ穴11aが貫通している。
【0022】また、第2管3は、第1管2と同様に、全
体として円筒状であって本体6とフランジ9が一体的に
形成され、本体6が後述するガスケット4を介して上記
第1管2内へその開口部23から挿入されている。
【0023】上記第2管3のフランジ9に形成された開
口部22の周縁には、例えば8つのねじ穴9aが貫通
し、第1管2の上記8つのねじ穴11aに適合している
と共に、開口部22の近傍には、例えば2つのねじ穴9
bが形成されている。
【0024】フランジ11と9の間には遮音性の密封部
材であるガスケット4が介在し、ガスケット4は、薄い
円板状であって、例えば石綿や金属で形成されている。
【0025】ガスケット4は開口部4aを有し、開口部
4aを介して第2管3の本体6が第2管3の本体12へ
挿入している。
【0026】従って、この構成により、ボルト13をね
じ穴9aと11aに貫通させ、スペーサ14と15を介
在させてナット16にねじ込むことにより、上記ガスケ
ット4は押圧され、第1管2のフランジ11と第2管3
のフランジ9とが密着して固定されている。
【0027】上記ガスケット4は、このように第1管2
と第2管3とを密着する機能を有すると共に、振動子7
から発振された超音波を遮断する機能を有する。
【0028】更に、第2管3のフランジ9の開口部22
の下方であって本体6の内部には、収容室10が形成さ
れ、該収容室10の底面10aには振動子7が設置され
ている。
【0029】上記収容室10内には遮音性の液体絶縁材
料、例えばシリコンオイル20が充満しており、該シリ
コンオイル20により振動子7が絶縁されると共に、振
動子7から発振された超音波が遮断されるようになって
いる。
【0030】収容室10の開口部22は、円板状の上蓋
5により閉鎖されている。
【0031】上記上蓋5には、その中央部に円筒状の取
付部材18が設けられ、該取付部材18内を振動子7に
接続したケーブル9が貫通して超音波ガス流量計の変換
器Bまで延びている。
【0032】また、上蓋5には、例えば2つのねじ穴5
bが形成され、該ねじ穴5bは既述した開口部22の近
傍の2つのねじ穴9bに適合している。
【0033】この構成により、上蓋5は、ねじ17によ
り第2管3のフランジ9に固定されている。
【0034】(2)作用 以下、上記構成を有する本発明の作用を説明する。
【0035】先ず、図1に示すように、配管1と検出器
Aを水平に配置して検出器Aに内蔵された振動子7を、
超音波ガス流量計の変換器Bに接続すると、各振動子7
からは超音波ピームS1、S2が発振される。
【0036】各振動子7から発振された超音波ピームS
1、S2は、配管1内を流れるガス21中に送波され、
反対側の振動子7に受波されて電気信号に変換され、上
記ケーブル19を通って変換器Bに入力し、算出したガ
スの平均流速と配管1の断面積とからガス流量GVが測
定される。
【0037】この間、配管1内のガス21は、配管1の
外壁1aに設けられた第1管2の本体12の中空部を通
って(図2の矢印G)外部に漏れようとする。
【0038】しかし、検出器Aを構成する第1管2のフ
ランジ11と第2管3のフランジ9とは、ガスケット4
を介してボルト13とナット16で締め付けることによ
り密着固定されている。
【0039】このため、検出器Aのガス耐圧性は向上し
ており、約100kg/cm2 のガス圧にも耐えられる
ようになっているので、たとえガス21が高圧ガスであ
っても漏洩は阻止される。
【0040】従って、超音波ガス流量計の変換器Bに
は、高圧ガスの漏洩を阻止する本発明に係る検出器Aに
より正確な情報信号が入力され、ガス流量GVを正確に
測定できる。
【0041】また、本発明によれば、上記ガスケット4
は遮音性の密封部材であり、また、振動子7は遮音性の
液体絶縁材料であるシリコンオイル20内に埋設されて
いる。
【0042】従って、振動子7から発振された超音波
は、上記シリコンオイル20とガスケット4により遮断
されて外部に漏れず、この点からも本発明に係る検出器
Aにより変換器Bには正確な情報信号が入力され、この
ため、ガス流量GVを正確に測定できる。
【0043】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、超音波
ガス流量計の検出器を、配管の外壁上で互いに反対側に
傾斜して設けられた第1管と、各第1管を覆い超音波ガ
ス流量計の変換器に接続している振動子が配管側に内蔵
されている第2管から成り、第1管と第2管はそれぞれ
フランジを有し、両フランジが遮音性の密封部材を介し
て密着固定されているように、構成したことにより、超
音波ガス流量計の検出器において高圧ガスの漏洩を阻止
しガス流量を正確に測定するという技術的効果を奏する
こととなった。
【0044】また、第1管のフランジと第2管のフラン
ジ間に介在する密封部材と、振動子を絶縁する液体絶縁
部材に、共に遮音性を兼備させることにより、超音波が
外部に漏れないという効果もある。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
A 高圧ガス検出器 B 超音波ガス流量計の変換器 1 配管 2 第1管 3 第2管 4 ガスケット 5 上蓋 6 第2管3の本体 7 振動子 9 第2管3のフランジ 10 振動子7の収容室 11 第1管2のフランジ 12 第1管2の本体 13 ボルト 14、15 スペーサ 16 ナット 17 ねじ 18 取付部材 19 ケーブル 20 シリコンオイル 21 高圧ガス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の外壁上で互いに反対側に傾斜して
    設けられた第1管と、各第1管を覆う第2管から構成さ
    れ、 第2管には、超音波ガス流量計の変換器に接続している
    振動子が配管側に内蔵され、 第1管と第2管はそれぞれフランジを有し、両フランジ
    が遮音性の密封部材を介して密着固定されていることを
    特徴とする超音波ガス流量計の検出器。
  2. 【請求項2】 上記遮音性の密封部材が石綿、金属等で
    形成された円板状のガスケットであり、両フランジはガ
    スケットの周囲においてボルトとナットにより密着固定
    されている請求項1記載の超音波ガス流量計の検出器。
  3. 【請求項3】 上記ガスケットには開口部が形成され、
    該開口部を介して第2管の本体が第1管の本体内に挿入
    されている請求項2記載の超音波ガス流量計の検出器。
  4. 【請求項4】 上記第2管の本体内には収容室が形成さ
    れ、該収容室の底面には振動子が設置されている請求項
    3記載の超音波ガス流量計の検出器。
  5. 【請求項5】 上記振動子が遮音性の液体絶縁材料内に
    埋設されている請求項1記載の超音波ガス流量計の検出
    器。
  6. 【請求項6】 上記遮音性の液体絶縁材料がシリコンオ
    イルである請求項5記載の超音波ガス流量計の検出器。
  7. 【請求項7】 上記収容室の開口部が上蓋により閉鎖さ
    れ、該上蓋は第2管のフランジにねじにより固定されて
    いる請求項4記載の超音波ガス流量計の検出器。
  8. 【請求項8】 上記振動子に接続したケーブルが上蓋を
    貫通して超音波ガス流量計の変換器まで延びている請求
    項7記載の超音波ガス流量計の検出器。
JP8331566A 1996-11-27 1996-11-27 超音波ガス流量計の検出器 Pending JPH10160535A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145768A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Krohne A.G. 超音波変換器と変換器保持体とから成る構成ユニット
JP2014145767A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Krohne A.G. 超音波変換器
EP3450801B1 (en) * 2017-09-01 2022-05-11 Honeywell International Inc. Gasket for use in ultrasonic meter transducer

Cited By (3)

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