JP2020107530A - リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池の正極 - Google Patents

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彰 坂脇
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晴章 内田
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Abstract

【課題】リチウム、マンガンおよび酸素を含むマンガン酸リチウムを正極とするリチウムイオン二次電池において、放電容量の低下を抑制する。【解決手段】リチウムイオン二次電池1は、基板10と、正極層20と、固体電解質層30と、負極層40と、負極集電体層50とを、この順に積層して構成される。正極層20は、非晶質構造を有する、リチウムとマンガンと酸素とを含むマンガンリチウムからなり、マンガンは3価の成分および4価の成分を含むとともに、2価の成分を3価の成分および4価の成分よりも少なく含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池の正極に関する。
携帯電話やノート型パソコンなどの携帯電子機器の普及に伴い、高いエネルギー密度を有する、小型で軽量な二次電池の開発が強く望まれている。このような要求を満たす二次電池として、リチウムイオン二次電池が知られている。リチウムイオン二次電池は、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、リチウムイオン伝導性を示し且つ正極および負極の間に配置される電解質とを有している。
また、リチウムイオン二次電池を薄膜の積層体で構成することが検討されており、薄膜の形成方法としてスパッタ法が注目されている。
ここで、特許文献1には、チタン薄膜からなる正極集電体層上に、LiMnの焼結体ターゲットを用い、RFマグネトロンスパッタリング法によって、マンガン酸リチウム膜からなる正極活物質層を成膜することが記載されている。
特開2010−182643号公報
遷移金属であるマンガン(Mn)は、様々な価数(2価〜7価)をとることが可能である。このため、リチウム、マンガンおよび酸素のモル比が異なる、複数種のマンガン酸リチウムが存在することになる。そして、正極を構成するマンガン酸リチウムの種類によっては、得られるリチウムイオン二次電池の放電容量が低下することがあった。
本発明は、リチウム、マンガンおよび酸素を含むマンガン酸リチウムを正極とするリチウムイオン二次電池において、放電容量の低下を抑制することを目的とする。
本発明のリチウムイオン二次電池は、リチウムイオン伝導性を示す固体電解質を含む固体電解質層と、リチウムとマンガンと酸素とを含む正極層とを順に有し、前記正極層は非晶質構造を有し、前記正極層において、前記マンガンは3価の成分および4価の成分を含むとともに、2価の成分を当該3価の成分および当該4価の成分よりも少なく含むことを特徴としている。
このようなリチウムイオン二次電池において、前記正極層が、LiMn(1.9≦x≦2.1)で構成されることを特徴とすることができる。
また、前記正極層は、非晶質構造中に微結晶が析出した構造を有していることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明のリチウムイオン二次電池の正極は、リチウムとマンガンと酸素とを含み、非晶質構造を有し、当該マンガンは3価の成分および4価の成分を含むとともに、2価の成分を当該3価の成分および当該4価の成分よりも少なく含んでいる。
本発明によれば、リチウム、マンガンおよび酸素を含むマンガン酸リチウムを正極とするリチウムイオン二次電池において、放電容量の低下を抑制することができる。
実施の形態のリチウムイオン二次電池の断面構成を示す図である。 実施の形態のリチウムイオン二次電池の製造方法を説明するためのフローチャートである。 正極層形成工程で用いたスパッタリングターゲットの構成を示す図である。 実施例1、2および比較例の各リチウムイオン二次電池、そして、基板のXRDパターンを示す図である。 (a)〜(c)は、実施例1、2および比較例にかかる各リチウムイオン二次電池の断面TEM画像および正極層の電子線回折画像を示す図である。 実施例1、2および比較例にかかるリチウムイオン二次電池の各正極層および各種マンガン酸化物におけるマンガンの価数を、EELSにより解析した結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で参照する図面における各部の大きさや厚さ等は、実際の寸法とは異なっている場合がある。
[リチウムイオン二次電池の構成]
図1は、本実施の形態のリチウムイオン二次電池1の断面構成を示す図である。
図1に示すリチウムイオン二次電池1は、基板10と、基板10上に積層される正極層20と、正極層20上に積層される固体電解質層30と、固体電解質層30上に積層される負極層40と、負極層40上に積層される負極集電体層50とを備えている。
次に、上記リチウムイオン二次電池1の各構成要素について、より詳細な説明を行う。
(基板)
基板10は、正極層20〜負極集電体層50を、成膜プロセスによって積層するための土台となるものである。
基板10を構成する材料は、特に限定されるものではなく、金属、ガラス、セラミックス、樹脂など、各種材料を採用することができる。
ここで、本実施の形態では、基板10を、電子伝導性を有する金属製の板材で構成している。これにより、本実施の形態では、基板10を、正極層20への集電を行う正極集電体層として機能させるようになっている。より具体的に説明すると、本実施の形態では、基板10として、銅やアルミニウム等と比較して機械的強度が高いステンレス箔(板)を用いている。また、基板10として、錫、銅、クロム等の導電性金属でめっきした金属箔を用いてもよい。
基板10の厚さは、例えば20μm以上2000μm以下とすることができる。基板10の厚さが20μm未満であると、リチウムイオン二次電池1の強度が不足するおそれがある。一方、基板10の厚さが2000μmを超えると、電池の厚さおよび重量の増加により体積エネルギー密度および重量エネルギー密度が低下する。
(正極層)
正極層20は、固体薄膜であって、充電時にはリチウムイオンを放出するとともに放電時にはリチウムイオンを吸蔵する正極活物質を含むものである。
ここで、本実施の形態の正極層20は、リチウム(Li)、マンガン(Mn)および酸素(O)を含む正極活物質を有している。より具体的に説明すると、本実施の形態の正極層20は、マンガン酸リチウム(LiMn)で構成されている。なお、以下の説明においては、各種マンガン酸リチウムのことを、「Li−Mn−O」と表記することがある。
また、正極層20を構成する「Li−Mn−O」系の酸化物において、遷移金属であるマンガン(Mn)は、2価(+2)〜7価(+7)の原子価をとることができる。ただし、本実施の形態の正極層20を構成するマンガン酸リチウムの場合、マンガンは、3価(+3)の成分および4価(+4)の成分を含むとともに、2価(+2)の成分を3価の成分および4価の成分よりも少なく含むことが望ましい。
そして、正極層20を構成する「Li−Mn−O」系の酸化物の組成については、上述したマンガンの価数を満足するものであれば適宜選択して差し支えないが、特にLiMn(1.9≦x≦2.1)で構成されることが望ましい。
正極層20の厚さは、例えば100nm以上40μm以下とすることが望ましい。正極層20の厚さが100nm未満であると、得られるリチウムイオン二次電池1の容量が小さくなりすぎ、実用的ではなくなる。一方、正極層20の厚さが40μmを超えると、層形成に時間がかかりすぎるようになってしまい、生産性が低下する。ただし、リチウムイオン二次電池1に要求される電池容量が大きい場合には、正極層20の厚さを40μm超としてもかまわない。
また、正極層20は、「Li−Mn−O」系の酸化物を構成するリチウムおよびマンガンのモル比をより自由に選択できるという点、および、リチウムイオンの吸蔵および放出に伴う膨張および収縮がより等方的になるという点で、非晶質構造であることが好ましい。また、正極層20は、非晶質構造中に微結晶が析出した構造を有していてもよい。
さらに、正極層20の製造方法としては、各種PVD(物理的蒸着)や各種CVD(化学的蒸着)など、公知の成膜手法を用いてかまわないが、生産効率の観点からすれば、スパッタ法(スパッタリング)を用いることが望ましい。また、各種スパッタ法の中でも、RFスパッタ法と比べて成膜レートを向上させやすい、DCスパッタ法を用いることが好ましい。
なお、本実施の形態では、上述したように、基板10が正極集電体層を兼ねる構成となっているため、基板10上に直接、正極層20を積層している。ただし、絶縁体で構成された基板10を用いる場合には、基板10上に電子伝導性を有する正極集電体層(図示せず)を積層するとともに、正極集電体層上に正極層20を形成することになる。
(固体電解質層)
固体電解質層30は、固体薄膜であって、外部から加えられた電場によってリチウムイオンを移動させることのできる固体電解質(この例では無機固体電解質)を含むものである。
ここで、固体電解質層30を構成する無機固体電解質については、リチウムイオン伝導性を示すものであれば、特に限定されるものではなく、酸化物、窒化物、硫化物など、各種材料で構成されたものを用いることができる。
固体電解質層30の厚さは、例えば10nm以上10μm以下とすることができる。固体電解質層30の厚さが10nm未満であると、得られたリチウムイオン二次電池1において、正極層20と負極層40との間での電流の漏れ(リーク)が生じやすくなる。一方、固体電解質層30の厚さが10μmを超えると、電池の内部抵抗が高くなり、高速での充放電には不利である。
また、固体電解質層30は、結晶構造を持つものであっても、結晶構造を持たない非晶質構造であってもかまわないが、リチウムイオンの吸蔵および放出に伴う膨張および収縮がより等方的になるという点で、非晶質構造であることが好ましい。
さらに、固体電解質層30の製造方法としては、各種PVDや各種CVDなど、公知の成膜手法を用いてかまわないが、生産効率の観点からすれば、スパッタ法を用いることが望ましい。
(負極層)
負極層40は、固体薄膜であって、充電時にはリチウムイオンを吸蔵するとともに放電時にはリチウムイオンを放出する負極活物質を含むものである。
ここで、負極層40を構成する負極活物質としては、例えば、炭素やシリコンを用いることができる。また、負極層40には、各種ドーパントを添加してもよい。
負極層40の厚さは、例えば10nm以上40μm以下とすることができる。負極層40の厚さが10nm未満であると、得られるリチウムイオン二次電池1の容量が小さくなりすぎ、実用的ではなくなる。一方、負極層40の厚さが40μmを超えると、層形成に時間がかかりすぎるようになってしまい、生産性が低下する。ただし、リチウムイオン二次電池1に要求される電池容量が大きい場合には、負極層40の厚さを40μm超としてもかまわない。
また、負極層40は、結晶構造を持つものであっても、結晶構造を持たない非晶質構造であってもかまわないが、リチウムイオンの吸蔵および放出に伴う膨張および収縮がより等方的になるという点で、非晶質構造であることが好ましい。
さらに、負極層40の製造方法としては、各種PVDや各種CVDなど、公知の成膜手法を用いてかまわないが、生産効率の観点からすれば、スパッタ法を用いることが望ましい。
(負極集電体層)
負極集電体層50は、電子伝導性を有する固体薄膜であって、負極層40への集電を行うものである。ここで、負極集電体層50を構成する材料は、電子伝導性を有するものであれば、特に限定されるものではなく、各種金属や、各種金属の合金を含む導電性材料を用いることができる。
負極集電体層50の厚さは、例えば5nm以上50μm以下とすることができる。負極集電体層50の厚さが5nm未満であると、耐腐食性および集電機能が低下し、実用的ではなくなる。一方、負極集電体層50の厚さが50μmを超えると、電池の内部抵抗が高くなり、高速での充放電には不利である。
また、負極集電体層50の製造方法としては、各種PVDや各種CVDなど、公知の成膜手法を用いてかまわないが、生産効率の観点からすれば、スパッタ法を用いることが望ましい。
[リチウムイオン二次電池の動作]
続いて、図1に示すリチウムイオン二次電池1の動作(充電動作および放電動作)について説明を行う。
(充電動作)
放電状態にあるリチウムイオン二次電池1を充電する場合、正極集電体層を兼ねる基板10には直流電源の正極が、負極集電体層50には直流電源の負極が、それぞれ接続される。そして、正極層20で正極活物質を構成するリチウムイオンが、固体電解質層30を介して負極層40へと移動し、負極層40で負極活物質に収容される。
(放電動作)
また、充電状態にあるリチウムイオン二次電池1を使用(放電)する場合、正極集電体層を兼ねる基板10には負荷の正極が、負極集電体層50には負荷の負極が、それぞれ接続される。そして、負極層40で負極活物質に収容されるリチウムイオンが、固体電解質層30を介して正極層20へと移動し、正極層20で正極活物質を構成する。これに伴い、負荷には直流電流が供給される。
[リチウムイオン二次電池の製造方法]
次に、図1に示すリチウムイオン二次電池1の製造方法について説明を行う。
図2は、本実施の形態のリチウムイオン二次電池1の製造方法を説明するためのフローチャートである。
まず、リチウムイオン二次電池1の製造に先立ち、基板10を準備するとともに図示しないスパッタ装置に装着する準備工程を実行する(ステップ10)。より具体的に説明すると、準備工程では、スパッタ装置に、正極層20の形成に用いられるスパッタリングターゲットを取り付けておくとともに、上述した基板10における各層の積層面を、このスパッタリングターゲットに対峙させる。
次に、上記スパッタ装置にて、基板10上に、正極層20を形成する正極層形成工程を実行する(ステップ20)。ここで、本実施の形態の正極層形成工程では、化学量論組成を満たさないマンガン酸リチウムをスパッタリングターゲットとして用い、DCスパッタにて、正極層20の形成(成膜)を行う。
続いて、上記スパッタ装置にて、正極層20上に、固体電解質層30を形成する固体電解質層形成工程を実行する(ステップ30)。
次いで、上記スパッタ装置にて、固体電解質層30上に、負極層40を形成する負極層形成工程を実行する(ステップ40)。
それから、上記スパッタ装置にて、負極層40上に、負極集電体層50を形成する負極集電体層形成工程を実行する(ステップ50)。
そして、基板10上に、正極層20、固体電解質層30、負極層40および負極集電体層50を積層してなるリチウムイオン二次電池1を、スパッタ装置から取り出す取出工程を実行する(ステップ60)。
なお、このようにして得られたリチウムイオン二次電池1の具体的な構造や特性等については、後段の実施例で説明する。
[正極層形成工程で用いたスパッタリングターゲットの構成]
図3は、ステップ20の正極層形成工程で用いたスパッタリングターゲット100の構成を示す図である。
図3に示すスパッタリングターゲット100は、原料となる粉体を焼結してなる焼結体で構成されている。この例において、スパッタリングターゲット100は、長方形状且つ板状の形状を有している。このスパッタリングターゲット100は、それぞれが正極活物質を含む複数の粒子110を有している。ここで、粒子110の粒径は、例えば0.2μm〜5.0μmであり、0.5μm〜1.0μmが中心である。
また、本実施の形態のスパッタリングターゲット100は、リチウム(Li)、マンガン(Mn)および酸素(O)を含むとともに、その組成比が化学量論組成を満たさない焼結体で構成することが望ましい。ここで、Li−Mn−O系の酸化物としては、例えばLiMnやLiMn等が知られているが、本実施の形態のスパッタリングターゲット100は、このような組成比を有していないことが望ましい。ただし、スパッタリングターゲット100を構成するLi−Mn−O系の酸化物は結晶化しており、各々の粒子110にはLiMnやLiMn等が含まれているものと考えられる。また、各々の粒子110には、リチウムを含まないマンガン酸化物や、マンガンを含まないリチウム酸化物が含まれている場合も有り得る。
そして、このスパッタリングターゲット100は、各種リチウム化合物と各種マンガン化合物とを混合した後に焼成することで製造することができる。ここで、リチウム化合物としては炭酸リチウム(例えばLiCO)を例示することができ、また、マンガン化合物としては酸化マンガン(例えばMn)を例示することができる。さらに、スパッタリングターゲット100は、原料に含まれる不可避不純物を含んでいてもよい。
[その他]
なお、本実施の形態では、スパッタリングターゲット100を長方形状としていたが、これに限られるものではなく、他の形状(例えば円形状)としてもかまわない。
また、本実施の形態では、基板10上に、スパッタ法を用いて、正極層20、固体電解質層30、負極層40および負極集電体層50を、この順に積層することで、リチウムイオン二次電池1を製造していた。ただし、これに限られるものではなく、基板10上に、スパッタ法を用いて、負極層40、固体電解質層30および正極層20を、この順に積層するようにしてもよい。この場合には、固体電解質層30上に、スパッタリングターゲット100を用いて、正極層20が形成されることになる。なお、この場合は、正極層20の上に、電子伝導性を有する正極集電体層をさらに積層するとよい。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
本発明者は、正極層20の形成に用いるスパッタ条件を異ならせて、複数のリチウムイオン二次電池1を製造し、得られた各リチウムイオン二次電池1に関する評価を行った。
[リチウムイオン二次電池の構成]
表1は、実施例1、2および比較例のリチウムイオン二次電池1における各層の構成を示している。
各実施例および比較例では、基板10として、ステンレスの一種であるSUS316Lを用いた。そして、基板10の厚さは1mmとした。
各実施例および比較例では、スパッタ法(DCスパッタ法またはRFスパッタ法)を用いて、正極層20の形成を行った。ここで、各実施例および比較例では、正極層20として、Li−Mn−O系の酸化物(マンガン酸リチウム)を用いた。ただし、各実施例および比較例では、正極層20の形成に使用するスパッタリングターゲット100やスパッタ条件等が異なるため、得られた正極層20におけるリチウム、マンガンおよび酸素の組成比は、異なるものとなった。そして、正極層20の厚さは600nmとした。
各実施例および比較例では、スパッタ法(DCスパッタ法)を用いて、固体電解質層30の形成を行った。ここで、各実施例および比較例では、固体電解質層30として、リン酸リチウム(LiPO)における酸素の一部を窒素に置き換えたLiPON(LiPOcc)を用いた。そして、固体電解質層30の厚さは600nmとした。
各実施例および比較例では、スパッタ法(DCスパッタ法)を用いて、負極層40の形成を行った。ここで、各実施例および比較例では、負極層40として、ホウ素(B)が添加されたシリコン(Si)を用いた(表には、「Si(B)」と記載)。そして、負極層40の厚さは200nmとした。
各実施例および比較例では、スパッタ法(DCスパッタ法)を用いて、負極集電体層50の形成を行った。ここで、各実施例および比較例では、負極集電体層50として、チタン(Ti)を用いた。そして、負極集電体層50の厚さは300nmとした。
[正極層の成膜条件]
表2は、実施例1、2および比較例のリチウムイオン二次電池1における、正極層20の成膜条件を示している。より具体的に説明すると、表2は、各実施例および比較例のそれぞれの正極層形成工程(ステップ20)で用いた、スパッタリングターゲット100の組成および抵抗値と、スパッタ電力の供給形態(DCあるいはRF)と、正極層20の成膜レート(nm/sec)との関係を示している。ここで、スパッタリングターゲット100の抵抗値は、JOHN FLUKE MFG. CO. INC.社製のFLUKE 77を用いて測定した。なお、FLUKE 77で測定できる抵抗値の上限は50MΩである。
(実施例1)
実施例1では、正極層20の成膜に用いるスパッタリングターゲット100として、Li1.5Mnなる組成を有するもの、すなわち、化学量論組成を満たさないものを用いた。以下では、実施例1の正極層形成工程で用いたスパッタリングターゲット100を、「1.5−2−4ターゲット」と称することがある。この「1.5−2−4ターゲット」は、LiCOとMnとを、0.9:1(モル比)で混合した後に焼結することで得た。この「1.5−2−4ターゲット」の抵抗値は、0.5MΩであった。
また、実施例1では、「1.5−2−4ターゲット」の抵抗値が0.5MΩと比較的低いことから、DCスパッタによる正極層20の成膜を行うことが可能であった。そして、実施例1における正極層20の成膜レート(DCスパッタ)は0.41(nm/sec)であった。
(実施例2)
実施例2では、正極層20の成膜に用いるスパッタリングターゲット100として、LiMnなる組成(表2には「Li2.0Mn」と表記)を有するもの、すなわち、化学量論組成を満たすものを用いた。以下では、比較例2の正極層形成工程で用いたスパッタリングターゲット100を、「2−2−4ターゲット」と称することがある。この「2−2−4ターゲット」は、LiCOとMnとを、1.2:1(モル比)で混合した後に焼結することで得た。この「2−2−4ターゲット」の抵抗値は50MΩ以上であり、実施例1よりも高かった。
また、実施例2では、「2−2−4ターゲット」の抵抗値が50MΩ以上と比較的高いことから、DCスパッタによる正極層20の成膜を行うことが不可能であった。このため、実施例2では、実施例1とは異なり、RFスパッタによる正極層20の成膜を行った。そして、実施例における正極層20の成膜レート(RFスパッタ)は0.07(nm/sec)であり、実施例1よりも低かった。
(比較例)
比較例では、正極層20の成膜に用いるスパッタリングターゲット100として、Li1.5Mnなる組成を有するもの、すなわち、実施例1と同じ「1.5−2−4ターゲット」を用いた。
また、比較例では、「1.5−2−4ターゲット」の抵抗値が0.5MΩと比較的低いことから、実施例1と同様、DCスパッタによる正極層20の成膜を行うことが可能であった。そして、比較例における正極層20の成膜レート(DCスパッタ)は1.33(nm/sec)であり、実施例1よりも高かった。ここで、比較例では、スパッタ電力を実施例1よりも高くしたり、スパッタ中の圧力を実施例1よりも低くしたりすることによって、正極層20の成膜レートを、実施例1よりも高めた。
[リチウムイオン二次電池の評価]
ここでは、実施例1、2および比較例のリチウムイオン二次電池1を評価するための尺度として、リチウムイオン二次電池1および正極層20の結晶構造と、正極層20におけるマンガンの価数と、リチウムイオン二次電池1の放電容量と、正極層20の組成比とを用いた。ここで、リチウムイオン二次電池1の結晶構造の解析には、X線回折(XRD:X-ray diffraction)を用いた。また、正極層20の結晶構造の解析には、電子線回折を用いた。また、正極層20におけるマンガンの価数の評価には、EELS(Electron Energy Loss Spectroscopy)を用いた。また、リチウムイオン二次電池1の放電容量の測定には、北斗電工株式会社製 充放電装置HJ1020mSD8を用いた。放電容量の測定においては、電流密度を4μA/cmに設定した。そして、得られた測定結果より、各リチウムイオン二次電池1における正極層20の単位体積あたりの放電容量(μAh/cm)を求めた。また、正極層20の組成の解析には、ICP−AES(Inductively coupled plasma atomic emission spectroscopy:誘導結合プラズマ発光分析)を用いた。
(結晶構造)
図4は、実施例1、2および比較例の各リチウムイオン二次電池1、そして、基板10のXRDパターンを示す図である。図4において、横軸は回折角度2θ(degree)であり、縦軸は回折強度(a.u.)である。なお、XRDの測定には、PANalytical社製 X’Pert Pro MPDを用いた。
まず、基板10のXRDパターンについて説明を行う。
基板10の場合、2θ=38°、43°、45°、50°、65°、78°の近傍にピークがみられる。これらは、基板10を構成するSUS316L中の鉄(Fe)に起因するものである。
次に、実施例1、2および比較例のリチウムイオン二次電池1のXRDパターンについて説明を行う。
実施例1のリチウムイオン二次電池1の場合、上述した鉄(Fe)に起因するピークの他に、2θ=35°、40°の近傍にピークがみられる。これらは、負極集電体層50を構成するチタン(Ti)に起因するものである。このように、実施例1、2および比較例のリチウムイオン二次電池1の場合、鉄(Fe)およびチタン(Ti)に起因するもの以外のピークは存在せず、ブロードなハローパターンを示していることから、正極層20が非晶質構造となっていることが示唆される。また、固体電解質層30および負極層40も非晶質構造となっていることが示唆される。
次に、実施例1、2および比較例の各リチウムイオン二次電池1における正極層20の構造について、より具体的に説明を行う。
図5は、実施例1、2および比較例にかかる各リチウムイオン二次電池1の断面TEM画像および正極層20の電子線回折画像を示す図である。ここで、図5(a)は実施例1の結果を、図5(b)は実施例2の結果を、図5(c)は比較例の結果を、それぞれ示している。そして、図5(a)〜(c)のそれぞれに示す電子線回折画像は、各断面TEM画像において「1」で示した位置を、解析対象としている。なお、図5に示す画像の撮影には、日立ハイテクノロジーズ社製HF−2200(電界放出形分析電子顕微鏡)を用いた。
図5(a)〜(c)から明らかなように、各正極層20の電子線回折画像には、ハローパターンと回折スポットとがみられることから、各正極層20は、非晶質構造中に微結晶が析出した構造を有していることがわかる。特に、比較例の正極層20は、実施例1、2の各正極層20に比べて回折スパットがはっきり見えていることから、正極層20の結晶性がこれらの中で最も高くなっていることが示唆される。また、実施例1と実施例2とを比較すると、実施例1の正極層20は、実施例2の正極層20よりも結晶性が低いことが示唆される。
(正極層を構成するマンガンの価数)
図6は、実施例1、2および比較例にかかるリチウムイオン二次電池1の各正極層20および各種マンガン酸化物におけるマンガンの価数を、EELSにより解析した結果を示す図である。図6において、横軸はエネルギー損失(eV)であり、縦軸は規格化電子収量(図には「Intensity(a.u.)と表記」である。また、図6には、MnCO(Mn:2価)、MnO(Mn:2価)、Mn(Mn:3価)、MnO(Mn:4価)、LiMnおよびLiMnの解析結果も、併せて示している。ここで、2価(II)のMn(Mn+2)では643(eV)付近に、3価(III)のMn(Mn+3)では645(eV)付近に、4価(IV)のMn(Mn+4)では646(eV)付近に、それぞれピークが存在する。
図6より、実施例1、2の各正極層20では、マンガンの価数が3価および4価を示すことがわかった。すなわち、実施例1、2の各正極層20は、3価および4価の成分を含むとともに、2価の成分をこれら3価の成分および4価の成分よりも少なく含んでいることがわかった。
また、図6より、比較例の正極層20では、マンガンの価数が2価および3価を示すことがわかった。すなわち、比較例の正極層20は、2価および3価の成分を含むとともに、4価の成分をこれら2価の成分および3価の成分よりも少なく含んでいることがわかった。
なお、図6から明らかなように、比較対象として示した、LiMnおよびLiMnでは、両者ともに、マンガンの価数が2価および3価を示すこと、換言すれば、これらは実施例1、2よりも比較例に近いものであることが理解される。
(放電容量)
表3は、実施例1、2および比較例のリチウムイオン二次電池1における、正極層20の成膜に用いたスパッタリングターゲット100のターゲット組成と、放電容量との関係を示している。
正極層20の成膜に、化学量論組成を満たさない「1.5−2−4ターゲット」を用い、DCスパッタによる成膜を行うとともに比較例よりも成膜レートを低く(表中に(低)と表記)した実施例1では、放電容量の値が850(μAh/cm)であった。また、正極層20の成膜に、化学量論組成を満たす「2−2−4ターゲット」を用い、RFスパッタによる成膜を行った実施例2では、放電容量の値が、実施例1と同じ850(μAh/cm)であった。ただし、その成膜レートは、実施例1よりも低かった(表2参照)。これに対し、正極層20の成膜に、化学量論組成を満たさない「1.5−2−4ターゲット」を用い、DCスパッタによる成膜を行うとともに実施例1よりも成膜レートを高く(表中に(高」)表記)した実施例1では、放電容量の値が、実施例1、2の3分の1以下となる252(μAh/cm)であった。
そして、放電容量の評価結果と、正極層20を構成するマンガンの価数の評価結果とから、次のことがいえる。
正極層20を構成するマンガンの価数が、比較例のように主として2価および3価を示す場合、実施例1、2のように主として3価および4価を示す場合と比べて、放電容量が低くなっている。これは、図6からも明らかなように、2価のマンガンと3価のマンガンとのエネルギー差よりも、3価のマンガンと4価のマンガンとのエネルギー差が小さいこと、すなわち、前者よりも後者で、充放電がエネルギー的に有利となっていることに起因するものと考えられる。
(正極層の組成)
正極層20の組成を調査するために、銅箔上に実施例1の正極層20を形成したものと、銅箔上に比較例の正極層20を形成したものとを用意した。なお、これらの作製条件は、それぞれ、実施例1および比較例のリチウムイオン二次電池1と同じにした。すなわち、共通のスパッタリングターゲット(「1.5−2−4ターゲット」)を用い、スパッタ条件を異ならせることで、正極層20の成膜レートを異ならせるようにした。なお、以下の説明では、便宜上、前者を実施例1の試料と称し、後者を比較例の試料と称する。
このようにして得られた実施例1および比較例の各試料と、市販の結晶粉標準試料(LiMn、LiMn:6〜8mg)とに、それぞれ、硝酸(1+1)および塩酸(1+1)を添加し、加熱溶解した。得られた各溶解液を50mlに定容した後、25倍に希釈し、ICP−AESを用いて、リチウム(Li)およびマンガン(Mn)を測定し、これらのモル比を算出した。そして、ここでは、実施例1の試料および比較例の試料を、それぞれ2つずつ用意した。以下では、これらを、それぞれ、「実施例1(1)」、「実施例1(2)」、「比較例(1)」および「比較例(2)」と称する。
本方法により、市販のLiMn、LiMnの結晶粉標準試料をそれぞれ2回ずつ評価した結果、前者はLi:Mn=2.0:2.0(2回評価とも)、後者は1回目 Li:Mn=0.98:2.0、2回目はLi:Mn=0.96:2.0となり、本方法でのLi:Mnのモル比の評価の妥当性が示された。
表4は、実施例1および比較例の各試料の、ICP−AESによる解析結果すなわちリチウムとマンガンとのモル比(より具体的には、マンガン(Mn)を2とした場合のリチウム(Li)のモル比)を示している。
まず、実施例1(1)ではLi:Mn=2.1:2.0となり、実施例1(2)ではLi:Mn=1.9:2.0となった。一方、比較例(1)ではLi:Mn=1.5:2.0となり、比較例(2)ではLi:Mn=1.6:2.0となった。
したがって、同じスパッタターゲット100(「1.5−2−4ターゲット」)を用いた場合であっても、正極層20のスパッタ条件(成膜レート)を異ならせることで、得られる正極層20の組成に違いが生じることがわかった。
1…リチウムイオン二次電池、10…基板、20…正極層、30…固体電解質層、40…負極層、50…負極集電体層、100…スパッタリングターゲット、110…粒子

Claims (4)

  1. リチウムイオン伝導性を示す固体電解質を含む固体電解質層と、
    リチウムとマンガンと酸素とを含む正極層と
    を順に有し、
    前記正極層は非晶質構造を有し、
    前記正極層において、前記マンガンは3価の成分および4価の成分を含むとともに、2価の成分を当該3価の成分および当該4価の成分よりも少なく含むこと
    を特徴とするリチウムイオン二次電池。
  2. 前記正極層が、LiMn(1.9≦x≦2.1)で構成されることを特徴とする請求項1記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記正極層は、非晶質構造中に微結晶が析出した構造を有していることを特徴とする請求項1または2記載のリチウムイオン二次電池。
  4. リチウムとマンガンと酸素とを含み、非晶質構造を有し、当該マンガンは3価の成分および4価の成分を含むとともに、2価の成分を当該3価の成分および当該4価の成分よりも少なく含む、リチウムイオン二次電池の正極。
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