JP2020107046A - 車両の制御装置、制御方法、制御プログラム、及び車両 - Google Patents

車両の制御装置、制御方法、制御プログラム、及び車両 Download PDF

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Abstract

【課題】安全性及び他車両に対する配慮の点でより好適な自動駐車機能を実現し得る車両の制御装置を提供すること。【解決手段】車両1の運転を支援する制御装置10であって、第1エリアR1のエリア区画、及び、第1エリアR1と隣接する第2エリアR2のエリア区画に係るエリア情報70aを取得する取得部11と、第2エリアR2に存在する車両1を第1エリアR1内に移動させて第1エリアR1内に駐車する際には、車両1の位置情報及びエリア情報70aに基づいて、第2エリアR2内における切り返し回数が最小となるように車両1を第2エリアR2から第1エリアR1内に移動させた後、第1エリアR1内における切り返しの移動のみにより、車両1を第1エリアR1内で幅寄せして停止させる制御部12と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、車両の制御装置、制御方法、制御プログラム、及び車両に関する。
車両の駐車時において、運転操作を支援してドライバの負担を軽減する様々な車両の制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この種の車両の制御装置としては、例えば、ドライバが車両を所定の初期停止位置に停止させると、初期停止位置から駐車位置までの駐車走行を自動で支援するものが知られている。かかる制御装置は、車両に搭載された各種センサにて駐車空間を認識し、駐車走行時のステアリング操作やアクセル、ブレーキ操作を自動的に行う。
特開2010−186257号公報
ところで、車両の駐車時に、狭い駐車場内の片側にスペースを確保するため、当該駐車場内において、当該駐車場を区画する壁間近に寄せて駐車を行う(以下、「幅寄せ駐車」と称する)場合がある。かかる幅寄せ駐車は、例えば、自宅の駐車場に駐車する場合等に行われる。
このような幅寄せ駐車における運転は、切り返し移動が必要となり、高い運転技術が求められるため、ユーザの負担になっている。そのため、このような幅寄せ駐車に対して、自動駐車機能(車両が自律的に駐車動作の一部または全てを実行することを表す。以下同じ)でサポートできるとユーザの負担軽減のメリットが大きい。尚、「切り返し」とは、車両を後退(又は前進)させて途中で止め、ステアリングを切り直して少し前進(又は後退)して再び後退(又は前進)させることを意味する(以下同じ)。
但し、何らの考慮もせずに、自動駐車機能を幅寄せ駐車に適用した場合、車両は駐車場入口が面する道路を含めて駐車走行し、後続の他車両に対して渋滞を引き起こし、更にはユーザ自身にもストレスがかかるという課題がある。又、このような車両の駐車走行は、道路を歩行する歩行者等を動揺させたり、危険に曝すおそれもある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたもので、安全性及び他車両に対する配慮の点でより好適な自動駐車機能を実現し得る車両の制御装置、制御方法、制御プログラム、及び車両を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
車両の運転を支援する制御装置であって、
第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する取得部と、
前記第2エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に移動させて前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させた後、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる制御部と、
を備える車両の制御装置である。
又、他の局面では、
車両の運転を支援する制御装置であって、
第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する取得部と、
前記第1エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる制御部と、
を備える制御装置である。
又、他の局面では、
上記制御装置を備える車両である。
又、他の局面では、
車両の運転を支援する制御方法であって、
第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する処理と、
前記第2エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に移動させて前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させた後、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる処理と、
を備える制御方法である。
又、他の局面では、
車両の運転を支援する制御プログラムであって、
コンピュータに、
第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する処理と、
前記第2エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に移動させて前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させた後、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる処理と、
を実行させる制御プログラムである。
本開示に係る車両の制御装置によれば、安全性及び他車両に対する配慮の点で、より好適な自動駐車機能を実現可能である。
図1は、第1の実施形態に係る車両の構成を示す図である。 図2は、本開示に係る自動駐車機能を適用する対象となる駐車場、及び当該駐車場に係るエリア情報の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る制御装置の機能ブロックを示す図である。 図4A、図4Bは、本実施形態に係る制御装置による自動駐車の態様と、従来技術に係る制御装置による自動駐車の態様の相違について説明する図である。 図5は、第1の実施形態に係る車両の動作を示すフローチャートである。 図6は、エリア情報に設定されたエリア区画の変更態様の一例を示す図である。 図7は、第3の実施形態に係る制御装置の機能ブロックを示す図である。 図8A〜図8Dは、降車モード、幅寄せモード、降車後幅寄せモード、及び、再乗車モードについて説明する図である。 図9A〜図9Cは、ユーザがモード設定部に駐車モードを設定する際に、HMIに表示される表示画面の画面遷移の一例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る車両の動作を示すフローチャートである。 図11は、第3の実施形態に係る車両の動作を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
[車両の構成]
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係る車両の構成の一例について、説明する。尚、以下、「車両」と称するときには、自動駐車を実行する制御装置が搭載された車両を意味し、当該制御装置が搭載された車両とは別の車両を表すときには「他車両」と称する。
図1は、本実施形態に係る車両1の構成を示す図である。
車両1は、例えば、車両運動装置20、走行状態検出装置30、周囲情報取得装置50、HMI(Human Machine Interface)60、外部記憶装置70、及び、制御装置10を備えている。
車両運動装置20は、車両1の走行に必要な駆動、制動、旋回運動を実現する手段であって、例えば、駆動モータ、動力伝達機構、ブレーキ装置、及びステアリング装置等とそれらを制御する電子制御装置とを含んで構成される。車両運動装置20は、例えば、駆動モータで動力を生成し、当該動力を動力伝達機構(プロペラシャフト、デファレンシャルギヤ及びドライブシャフト等)を介して車輪に伝達して、車両1を走行させる。尚、本実施形態に係る車両運動装置20は、自動駐車時には、制御装置10によって動作制御が行われる。
走行状態検出装置30は、車両1の走行状態を検出する各種センサである。走行状態検出装置30は、例えば、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ、ステアリング装置の操舵角を検出する操舵角センサ、車両1の前後方向に作用する加速度を検出する加速度センサ、車両1の車輪とエンジンとの間の動力伝達機構に作用するトルクを検出するトルクセンサ、及び、車両1の車速を検出する車速センサ、車輪速センサ等を有している。これら各種センサの情報は走行状態検出装置30の各装置の電子制御装置を介して制御装置10に伝達される。
又、走行状態検出装置30は、大まかな車両1の現在位置を認識し得るように、GPS受信機を含む。
周囲情報取得装置50は、車両1の周囲に存在する物体の位置を検出するセンサであって、例えば、車載カメラ、赤外線センサ、ソナー又はレーダ等を含んで構成される。周囲情報取得装置50は、例えば、車両1の周囲の各方位の物体を検出し得るように、車両1の四隅のコーナや前後左右の位置にそれぞれに配設される。周囲情報取得装置50は、自身が検出した車両1の周囲情報を、制御装置10へ出力する。
HMI60は、タッチパネル、コマンダー、ボタン、又は操作キー等、車両1に乗車するユーザ(以下、「ユーザ」と略称する)の入力操作を受け付けるユーザインタフェイスである。HMI60は、例えば、自動駐車を実行させる際の実行指令や、自動駐車の際の駐車目標位置等の入力操作を受け付け可能に構成されている。
外部記憶装置70は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又は、フラッシュメモリ等の補助記憶装置である。外部記憶装置70は、例えば、車両1を自動駐車する際に必要となるエリア情報70a及び車両情報70bのデータを記憶する。
図2は、本開示に係る自動駐車機能を適用する対象となる駐車場、及び当該駐車場に係るエリア情報70aの一例を示す図である。図2において、R1は駐車場領域、R2は駐車場領域R1に隣接する道路領域の走行可能領域、Rbは走行不可能領域(例えば、建物、壁、又は障害物が存在する領域)を示している。
尚、図2に示す駐車場領域R1は、道路領域R2から分岐した位置に設けられた幅狭の領域である。車両1は、走行中の道路領域R2から左折又は右折することにより、当該駐車場領域R1内に前進状態又は後進状態で進入し停止し得る態様となっている。
エリア情報70aは、例えば、図2に示すように、車両1を駐車させる駐車場領域R1(以下、「第1エリア」とも称する)のエリア区画を規定する情報、及び当該駐車場領域R1と隣接する道路領域R2(以下、「第2エリア」とも称する)のエリア区画を規定する情報等を含む。ここで、エリア情報70aには、車両1を幅寄せ駐車する際の走行可能な領域を規制する観点から、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画とが、エリアカテゴリーの識別符号等によって、識別可能に記憶されている(詳細は後述)。
エリア情報70aは、緯度経度で特定される各位置のエリアカテゴリーを規定する地図情報(例えば、国土地理院から提供される地図情報を元に作成)であってもよいし、物体間の相対位置で特定される各位置のエリアカテゴリーを規定する地図情報であってもよい。又、エリア情報70aは、例えば、周囲情報取得装置50のセンサ情報に基づいて、駐車する以前にあらかじめ計測、学習し、生成されたものであってもよい。あるいは、車両1ではなく、別途、周囲情報を取得する計測装置や計測用車両にてあらかじめ計測、学習したものであってもよい。
車両情報70bは、例えば、車両1の大きさ、及び車両1の最小回転半径等に係る情報を含む。
制御装置10は、車両1の各部を統括制御する電子制御ユニットである。制御装置10は、走行状態検出装置30からのセンサ情報を参照しつつ、車両1の走行状態が最適になるように、車両運動装置20を制御する(例えば、操舵角、減速度、加速度、車速の指令値の送信など)。尚、本実施形態に係る制御装置10は、車両運動装置20を制御して、車両1の自動駐車を実行し得るように構成されている(詳細は後述)。
制御装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、入力ポート(図示せず)、及び、出力ポート(図示せず)等を含んで構成される。そして、制御装置10が有する機能は、例えば、CPU10aがROM10bやRAM10cに格納された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。
又、制御装置10は、車両運動装置20、走行状態検出装置30、周囲情報取得装置50、HMI60、及び外部記憶装置70と、車載ネットワーク(例えば、CAN通信プロトコルに準拠した通信ネットワーク)を介して、相互に接続され、必要なデータや制御信号を相互に送受信可能となっている。
[車両の制御装置の構成]
次に、図3、図4A、図4Bを参照して、本実施形態に係る制御装置10の構成について、説明する。尚、ここでは、本実施形態に係る制御装置10が、車両1を幅寄せ駐車する際の構成についてのみ、説明する。
図3は、本実施形態に係る制御装置10の機能ブロックを示す図である。尚、図3の矢印は信号の伝達経路を表している。
本実施形態に係る制御装置10は、取得部11と制御部12とを備えている。
取得部11は、第1取得部11a、第2取得部11b、第3取得部11c、第4取得部11d、及び、第5取得部11eを含む。
第1取得部11aは、HMI60から、ユーザの入力情報を取得し、目標駐車位置設定部12aに送出する。第2取得部11bは、走行状態検出装置30から、車両1の走行状態に係る情報を取得して、移動経路決定部12b、走行制御部12c及び自車位置算出部12dに送出する。第3取得部11cは、周囲情報取得装置50から、車両1の周囲情報を取得して、目標駐車位置設定部12a、移動経路決定部12b、走行制御部12c及び自車位置算出部12dに送出する。第4取得部11dは、外部記憶装置70から、エリア情報70aを取得して、目標駐車位置設定部12a、移動経路決定部12b及び自車位置算出部12dに送出する。第5取得部11eは、外部記憶装置70から、車両情報70b(車両1の大きさや車両1の最小回転半径)を取得して、目標駐車位置設定部12a、移動経路決定部12bに送出する。
制御部12は、目標駐車位置設定部12a、移動経路決定部12b、走行制御部12c、及び、自車位置算出部12dを含む。
目標駐車位置設定部12aは、ユーザの入力操作に基づいて、駐車場領域R1内における目標駐車位置(例えば、後述する図4のR1a)を設定する。ここでは、目標駐車位置設定部12aは、ユーザから受け付けた具体的な座標位置を、駐車場領域R1内における目標駐車位置として設定する構成となっている。
但し、目標駐車位置設定部12aは、ユーザからは、駐車場領域R1内の中央位置か又は駐車場領域R1内のいずれかの方向に幅寄せした位置かのみを受け付ける構成としてもよい。その場合、目標駐車位置設定部12aにて、車両1の位置情報(即ち、現在位置)、車両1の周囲情報、エリア情報70a、及び、車両情報70b等に基づいて、ユーザの指示内容に即した具体的な目標駐車位置を設定してもよい。
自車位置算出部12dは、車両1と周囲の物体との相対位置として、車両1の現在位置を算出する。自車位置算出部12dは、例えば、周囲情報取得装置50が取得する車両1の周囲の情報(車載カメラ、赤外線センサ、ソナー又はレーダ等により周辺情報)と、エリア情報70aとを照合して車両1の現在位置を算出する。自車位置算出部12dは、更に、走行状態検出装置30からの操舵角センサ、車輪速センサ等から車両1の移動量を積算し、ある地点からの相対位置を算出してもよい。
移動経路決定部12bは、目標駐車位置、車両1の位置情報(即ち、現在位置)、車両1の周囲情報、エリア情報70a、及び、車両情報70b等に基づいて、駐車場領域R1外(ここでは、駐車場領域R1に隣接する道路領域R2)に存在する車両1を、駐車場領域内の目標駐車位置に自動駐車する際の移動予定経路を決定する。
尚、移動経路決定部12bは、車両1の周囲情報に基づいて、エリア情報70aに記憶された駐車場領域及び道路領域のエリア区画のうち、部分的に不明確となっているエリア区画を明確化し、又、エリア情報70aに含まれるエリア区画の差分を補正してもよい。例えば、エリア情報70aには無い、障害物を新たに検出した場合にはその検出した障害物が占める領域を走行不可能領域Rbとして追加する等である。換言すると、移動経路決定部12bが移動予定経路を決定する際に参照するエリア情報は、外部記憶装置70に記憶されたエリア情報70aと、車両1の周囲情報と、に基づいて設定されてもよい。
移動経路決定部12bは、典型的には、道路領域R2における切り返し回数が最小(典型的には1回)となるように、車両1を道路領域R2から駐車場領域R1内に移動させる第1経路と、車両1を駐車場領域R1内に移動させた後、駐車場領域R1内での切り返し移動のみにより、車両1を駐車場領域R1内で目標駐車位置まで幅寄せ移動させる第2経路と、を決定する。つまり、移動経路決定部12bは、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画とを認識した上で、まず、駐車場領域R1内に車両を移動させて、その後、駐車場領域R1内のみで車両を幅寄せ移動させる構成となっている。
移動経路決定部12bは、これによって、道路領域R2内における車両1の滞在時間を可能な限り短くする。
移動経路決定部12bが第1経路及び第2経路それぞれを決定する際のアルゴリズムは、公知のアルゴリズムと同様である。移動経路決定部12bは、例えば、目標駐車位置(又は目標停車位置)、車両1の位置情報、駐車場領域R1のエリア区画、道路領域R2のエリア区画、車両1の大きさ、及び車両1の最小回転半径等に基づいて、複数の移動経路候補を設定すると共に、複数の移動経路候補それぞれのコスト(典型的には、移動時間)を算出する。そして、移動経路決定部12bは、複数の移動経路候補のうち、コストが最も小さくなる移動経路候補を、移動予定経路として決定する。
尚、第1経路における目標停車位置は、道路領域R2における切り返し回数が最小となるように、車両1を駐車場領域R1内に移動させられる範囲内で、可能な限り目標駐車位置に近い位置に設定されてもよい。
走行制御部12cは、自車位置算出部12dからの位置情報を入力とし、移動経路決定部12bが決定した移動予定経路に沿って、自動的に(即ち、自律的に)、車両1を移動させるように、車両運動装置20を制御する。
図4は、本実施形態に係る制御装置10による自動駐車の態様(図4B)と、従来技術に係る制御装置による自動駐車の態様(図4A)の相違について説明する図である。図4Aは、従来技術に係る制御装置による自動駐車の際の移動経路を示している。図4Bは、本実施形態に係る制御装置10による自動駐車の際の移動経路を示している。
尚、図4A、図4Bは、図2に示した駐車場における幅寄せ駐車を自動駐車により実行する態様を示している。図4A、図4Bにおいて、R1は駐車場領域、R1aが目標駐車位置、R2は道路領域、Rbは走行不可能領域(例えば、建物、壁、又は障害物が存在する領域)を示している。
図4A及び図4Bでは、道路領域R2に、車両1の向きを変更するスペースがなく、幅寄せ駐車の際には、一旦、車両1を道路領域R2内から駐車場領域R1内に移動させた後、切り返し移動により、駐車場領域R1内の偏位位置(駐車場領域R1内で車幅方向の一方に偏位した位置を表す。以下同じ)に車両1を移動させる態様を示している。
従来技術に係る制御装置において、車両1を幅寄せ駐車する際には、図4Aに示すように、一旦駐車場領域R1内の中心領域に車両1を移動させた後に(図4Aの経路L1及びL2)、切り返し移動により、駐車場領域R1内の目標駐車位置R1aに移動させる(図4Aの経路L3及び経路L4)。但し、従来技術に係る制御装置においては、移動時間等を最優先するため、駐車場領域R1内に車両1を移動させた後に行う切り返し移動の際にも、道路領域R2を使用する態様となる(図4Aの経路L3)。かかる駐車動作では、車両1が道路領域R2を占有する時間が長時間となり、道路領域R2を走行する後続の他車両の走行を阻害したり、道路領域R2を歩行する歩行者等に接触するおそれもある。
一方、本実施形態に係る制御装置10は、図4Bに示すように、車両1の道路領域R2における切り返し回数が最小となるように(典型的には、1回)、車両1を道路領域R2から駐車場領域R1内に移動させた後(図4Bの経路L11及びL12、上記した第1経路に相当)、駐車場領域R1内での切り返し移動のみにより、車両1を駐車場領域R1内で目標駐車位置R1aまで幅寄せ移動させる(図4Bの経路L13、上記した第2経路に相当)。
尚、本実施形態に係る制御装置10においては、車両1を道路領域R2から駐車場領域R1内に移動させた後、駐車場領域R1内での切り返し移動のみにより、車両1を駐車場領域R1内で目標駐車位置R1aまで幅寄せ移動させるため、駐車場領域R1内での切り返し回数は、従来技術よりも増加する(図4Bでは、2回の切り返し移動が発生している)。又、道路領域R2から駐車場領域R1内の目標駐車位置R1aまで到達するための時間も長くなる。しかしながら、本実施形態に係る制御装置10によれば、駐車完了までの時間が長くなっても、車両1が道路領域R2を占有する時間を短縮することが可能となる。
図5は、本実施形態に係る車両1の動作を示すフローチャートである。尚、図5のフローチャートは、例えば、道路領域R2に存在する車両1を、自動駐車により駐車場領域R1内に幅寄せ駐車する際に、制御装置10がコンピュータプログラムに従って順番に実行する処理である。
ステップS1において、制御装置10は、エリア情報70aを取得する。次に、ステップS2において、制御装置10は、車載カメラ等(周囲情報取得装置50)により周囲状況をセンシングし、エリア情報70aと共に、自車位置算出部12dにより駐車動作開始位置(車両1の現在位置)を認識する。次に、ステップS3において、制御装置10は、エリア情報70aに基づいて、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画を認識する。次に、ステップS4において、制御装置10は、ユーザの入力操作に基づいて、駐車場領域R1内の目標駐車位置R1aを認識する。なお、周囲情報取得装置50による周囲状況のセンシングと、自車位置算出部12dによる自車位置の算出の処理は駐車時には常時、実行、更新される。
次に、ステップS5において、制御装置10は、現在位置(道路領域R2内)から、駐車場領域R1内に車両1を移動させる移動予定経路(上記した第1経路)を生成する。次に、ステップS6において、制御装置10は、ステップS5で生成した移動予定経路に従って、駐車場領域R1に車両1を移動させる。
次に、ステップS7において、制御装置10は、車載カメラ等(周囲情報取得装置50)によって駐車場領域R1の停車位置の周囲をセンシングし、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画の補間処理及び補正処理を行う。なお、ステップS7の処理は、ステップS6における車両走行中にも実施される。次に、ステップS8において、制御装置10は、駐車場領域R1内のみの切り返し移動で、駐車場領域R1内で現在位置から目標駐車位置R1aに幅寄せするための移動予定経路(上記した第2経路)を生成する。次に、ステップS9において、制御装置10は、ステップS8で生成した移動予定経路に従って、目標駐車位置R1aに車両1を幅寄せ移動させて停止させる。
本実施形態に係る制御装置10は、このようにして、車両1が道路領域R2を占有する時間が短時間となるように、道路領域R2から駐車場領域R1内の偏位位置に車両1を移動させる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る車両の制御装置10は、第1エリア(例えば、駐車場領域R1)のエリア区画、及び、第1エリアと隣接する第2エリア(例えば、駐車場領域R1に隣接する道路領域R2)のエリア区画に係るエリア情報70aを取得する取得部11(第4取得部11d)と、第2エリアに存在する車両1を第1エリア内に移動させて第1エリア内に駐車する際には、車両1の位置情報及びエリア情報70aに基づいて、第2エリア内における切り返し回数が最小となるように車両1を第2エリアから第1エリア内に移動させた後、第1エリア内における切り返しの移動のみにより、車両1を第1エリア内で幅寄せして停止させる制御部12と、を備える。
従って、本実施形態に係る制御装置10によれば、第1エリア内で車両1を幅寄せした状態で駐車させる際に、第2エリアを占有する時間帯を最小化することができる。これによって、第2エリアにおいて後続する他車両の渋滞を引き起こすことを抑制することができる。又、これによって、第2エリアに存在する歩行者等を危険に曝す事態を抑制することができる。
尚、上記実施形態では、車両1を、自動駐車機能により道路領域R2から駐車場領域R1内に移動させる態様を示したが、道路領域R2から駐車場領域R1内への車両1の移動は、ユーザによる運転操作によって行われてもよい。換言すると、制御装置10は、駐車場領域R1内の略中心領域に存在する車両1を、駐車場領域R1内の偏位位置に幅寄せする際に、自動駐車機能を発動させてもよい。
(第2の実施形態)
次に、図6を参照して、第2の実施形態に係る制御装置10の構成について説明する。本実施形態に係る制御装置10は、外部記憶装置70に記憶されたエリア情報70aに設定されたエリア区画を設定変更可能となっている点で、第1の実施形態と相違する。尚、第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する(以下、他の実施形態についても同様)。
図6は、エリア情報70aに設定されたエリア区画の変更態様の一例を示す図である。図6では、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画との境界位置が、図2に示した設定内容から設定変更され、駐車場領域R1が、道路領域R2側に一部侵入した状態となっている。
本実施形態に係る制御装置10(制御部12)は、例えば、エリア情報設定部を有する。エリア情報設定部は、例えば、HMI60を介してユーザの操作入力を受け付け、これによって、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画との境界位置を変更する。
又、エリア情報設定部は、周囲情報取得装置50にて検出された車両1の周囲情報に基づいて、自動的に、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画との境界位置を設定変更してもよい。例えば、制御装置10は、道路領域R2を歩行する歩行者が存在するか否か又は道路領域R2に他の車両が存在するか等、周辺環境に応じて、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画との境界位置を時間的に変更してもよい。
このように、エリア情報70aに設定されたエリア区画を設定変更可能とすることによって、安全の確保が可能である等の状況によっては、車両1を駐車場領域R1内で目標駐車位置R1aまで幅寄せ移動させる際の移動領域を広く確保することが可能となる。そして、これによって、安全の確保が可能である等の状況下等においては、車両1を駐車場領域R1内で目標駐車位置R1aまで幅寄せ移動させる際の移動時間を短縮することが可能である。
(第3の実施形態)
次に、図7、図8、図9を参照して、第3の実施形態に係る制御装置10の構成について説明する。本実施形態に係る制御装置10は、目標駐車位置決定部12aに代えて、モード設定部12eを有する点で、第1の実施形態と相違する。
図7は、本実施形態に係る制御装置10の機能ブロックを示す図である。
モード設定部12eは、ユーザからの入力操作に基づいて、車両1を自動駐車にて駐車させる際の駐車モードの設定を行う。モード設定部12eにて設定する各駐車モードは、駐車場領域R1内における車両1の目標駐車位置R1aを規定する。そして、モード設定部12eは、移動経路決定部12bに対して設定した駐車モードの情報を送出する。
尚、各駐車モードにて規定される駐車場領域R1内における車両1の目標駐車位置R1aは、例えば、予め各駐車モードと関連付けて記憶されている。但し、目標駐車位置R1aは、ユーザの入力操作により自動駐車の度に指定されてもよい。
モード設定部12eは、例えば、降車モード、幅寄せモード、降車後幅寄せモード、及び、再乗車モードを有している。
図8は、降車モード、幅寄せモード、降車後幅寄せモード、及び、再乗車モードについて説明する図である。図8において、R1は駐車場領域、R2は道路領域、Rbは動作不可能領域(例えば、建物、壁、又は障害物が存在する領域)、R1aは目標駐車位置を示している。又、太線矢印L21、L22、L23、L24は、車両1を目標駐車位置R1aに移動させる際の車両1の移動経路を表している。
降車モードは、道路領域R2から駐車場領域R1内に自動駐車する際に、当該駐車場領域R1内の略中心位置で車両1を駐車するモードである(図8Aを参照)。この降車モードにおいては、目標駐車位置R1aは、駐車場領域R1内の中心位置に設定される。そして、制御装置10は、車両1が後進状態又は前進状態にて駐車場領域R1内の中心位置に到達するように、移動予定経路L21を決定し、車両1が移動予定経路L21に沿って移動するように車両運動装置20を制御する。この降車モードにおいては、車両1を駐車した際に、車両1の両側にある程度のスペースを確保することが可能であり、人の降車や又は荷降ろし等を行うことができる。
また、降車モードにおいては、ユーザが指定した位置を、目標駐車位置R1aとして設定してもよい。
幅寄せモードは、道路領域R2から駐車場領域R1内に自動駐車する際に、当該駐車場領域R1内の偏位位置に車両1を駐車するモードである(図8Bを参照)。この幅寄せモードにおいては、目標駐車位置R1aは、駐車場領域R1内の偏位位置(図8B中では駐車場領域R1内の右側)に設定される。そして、制御装置10は、車両1が後進状態又は前進状態にて駐車場領域R1内の偏位位置に到達するように、移動予定経路L22を決定し、車両1が移動予定経路L22に沿って移動するように車両運動装置20を制御する。この幅寄せモードにおいては、車両1を駐車した際に、車両1の片側に大きなスペースを確保することが可能である。
尚、図8Bでは、切り返しの移動を行うことなく、車両1を駐車場領域R1内で幅寄せ駐車する態様を示しているが、駐車場領域R1の移動可能スペースや道路領域R2の移動可能スペースによっては、第1の実施形態と同様に、切り返しの移動が必要となる。
降車後幅寄せモードは、降車モードにて駐車場領域R1内の中心位置に停車した後に選択可能なモードであり、当該駐車場領域R1内の中心位置から幅寄せして駐車するモードである(図8Cを参照)。この降車後幅寄せモードにおいては、目標駐車位置R1aは、駐車場領域R1内の偏位位置に設定される。そして、制御装置10は、駐車場領域R1内の切り返し移動により、駐車場領域R1内の偏位位置に到達するように、移動予定経路L23を決定し、車両1が移動予定経路L23に沿って移動するように車両運動装置20を制御する。
再乗車モードは、幅寄せモード又は降車後幅寄せモードにて駐車場領域R1内の偏位位置に車両1を駐車した後に選択可能なモードであり、当該車両1を出庫する際に、再度、人の乗車又は荷積みを行えるように、駐車場領域R1内のユーザが指定した位置(典型的には、略中心位置)に車両1を移動させ停車させるモードである(図8Dを参照)。この再乗車モードにおいては、目標駐車位置R1aは、駐車場領域R1内のユーザが指定した位置(典型的には、駐車場領域R1内の中心位置)に設定される。そして、制御装置10は、駐車場領域R1内の斜め方向への移動又は切り返し移動により、駐車場領域R1内の目標駐車位置R1aに到達するように、移動予定経路L24を決定し、車両1が移動予定経路L24に沿って移動するように車両運動装置20を制御する。
但し、再乗車モードにおいては、車両1は、駐車場領域R1内のみの移動により、駐車場領域R1内の幅寄せされた位置から、駐車場領域R1内の目標駐車位置R1aに移動させ停止させるように、制御される。つまり、駐車場領域R1が、前進駐車用又は後進駐車用の駐車場である場合には、車両1は、駐車場領域R1内における前進、後進又は切り返し移動のみによって、駐車場領域R1内の幅寄せされた位置から、目標駐車位置R1aに移動させ停止させるように、制御されることになる。
特に、目標駐車位置R1aが駐車場領域R1内の略中心位置である場合には、切り返し移動が必要となり、何らの考慮せずに、移動予定経路を決定した場合、道路領域R2を利用することになる。この点、本実施形態に係る制御装置10は、駐車場領域R1のエリア区画と道路領域R2のエリア区画とが識別可能に記憶されたエリア情報70aを用いて、移動予定経路を決定することで、道路領域R2への進出を抑制している。
又、再乗車モードにおいては、目標駐車位置R1aに移動するまでの間に障害物を検出した場合には、衝突を防止するために経路を変更したり、自律的に駐車動作を停止する機能が含まれてもよい。又、再乗車モードにおいては、目標駐車位置R1aに移動するまでの間に外部からの停止指示により駐車動作を停止する機能が含まれてもよい。
これによって、人の乗車又は荷積みを行えるようにする際の車両1の移動に伴って、車両1が道路領域R2内に進出し、道路領域R2を利用する他車両を阻害したり、道路領域R2を歩行する歩行者等を危険に曝すことを抑制する。
図9は、ユーザがモード設定部12eに駐車モードを設定する際に、HMI60に表示される表示画面の画面遷移の一例を示す図である。図9中において、TはHMI60に表示される表示画面全体、Taは車両1の現在位置を俯瞰的に示す表示領域、Tb〜Tgはユーザが選択入力を行うためのアイコンを示す。
図9Aは、自動駐車を実行しようとした時に最初に表示される表示画面であり、ユーザが降車モード又は幅寄せモードのいずれかを設定するための画面である。図9Bは、図9Aの表示画面で降車モードを選択した際に表示される表示画面であり、降車後幅寄せモードを設定するための画面である。図9Cは、図9Aの表示画面で幅寄せモードを選択した際、又は、図9Bの表示画面で降車後幅寄せモードを選択した際に表示される表示画面であり、再乗車モードを設定するための画面である。HMI60は、このような画面遷移によって、ユーザに、自動駐車時の駐車モードを選択させる。
[制御装置の動作フロー]
以下、図10、図11を参照して、本実施形態に係る制御装置10の動作の一例について説明する。尚、ここでは、再乗車モードを実行する際の制御装置10の動作についてのみ説明する。
図10、図11は、本実施形態に係る車両1の動作を示すフローチャートである。図10、図11のフローチャートは、例えば、制御装置10がコンピュータプログラムに従って順番に実行する処理である。
図10のフローチャートは、例えば、HMI60にて幅寄せモード又は降車後幅寄せモードが選択された際に、制御装置10が実行する処理である。
まず、制御装置10は、幅寄せモード又は降車後幅寄せモードが選択されたか否かを判定する(ステップS11)。ここで、幅寄せモード又は降車後幅寄せモードが選択されていない場合(S11:NO)、制御装置10は、特に処理を実行することなく、図10のフローチャートの処理を終了する。一方、幅寄せモード又は降車後幅寄せモードが選択された場合(S11:YES)、制御装置10は、エリア情報70aを取得し(ステップS12)、駐車場領域R1内での幅寄せ駐車を実行する(ステップS13)。
次に、制御装置10は、ユーザにより、再乗車モードが選択されたか否かを判定する(ステップS14)。この際、再乗車モードが選択されなかった場合(ここでは、図9Cにて「設定しない」アイコンが選択された場合)(S14:NO)、制御装置10は、特に処理を実行することなく、図10のフローチャートの処理を終了する。
一方、再乗車モードが選択された場合(S14:YES)、制御装置10は、ユーザからの再乗車時の目標駐車位置R1aの指定を受け付け(ステップS15)、当該目標駐車位置R1aを自身の記憶部(例えば、ROM10b)に記憶し(ステップS16)、その後、図10のフローチャートの処理を終了する。尚、このステップS16にて、一旦、車両のIGスイッチがオフされることになる。
図11のフローチャートは、図10のフローチャートに続く処理であり、再度、車両1のIGスイッチがオンされた際に実行される処理である。
図11において、制御装置10は、まず、再乗車モードが設定された状態か否かを判定する(ステップS21)。ここで、再乗車モードが設定されていない場合(S21:NO)、制御装置10は、特に処理を実行することなく、図11のフローチャートの処理を終了する。一方、再乗車モードが設定されている場合(ステップS21:YES)、制御装置10は、外部からの再乗車指令を待ち受ける(ステップS22:NO)。そして、外部からの再乗車指令を受け付けた場合(ステップS22:YES)、制御装置10は、ステップS16で指定された再乗車時の目標駐車位置R1aを記憶部から読みだして、当該目標駐車位置R1aに車両を移動させ、停止させる(ステップS23)。
本実施形態に係る制御装置10は、このようにして、再乗車時、車両1を、容易に、駐車場領域R1内の幅寄せされた位置からユーザが指定した目標駐車位置R1aに移動させ、停止させることができる。そして、この際、車両1が道路領域R2内に進出し、道路領域R2を利用する他車両を阻害したり、道路領域R2を歩行する歩行者等を危険に曝す事態も抑制できる。
以上のように、本実施形態に係る車両1の制御装置10によれば、ユーザは、駐車モードの設定操作のみにて、車両1を所望の位置に駐車させることが可能である。加えて、車両1を駐車場領域R1から出庫する際にも、駐車場領域R1外に存在する他の車両の走行を阻害することなく、車両1を、駐車場領域R1内で幅寄せされた位置から人の再乗車又は荷積みが可能な位置に移動させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示に係る車両の制御装置によれば、安全性及び他車両に対する配慮の点で、より好適な自動駐車機能を実現可能である。
1 車両
10 制御装置
11 取得部
11a 第1取得部
11b 第2取得部
11c 第3取得部
11d 第4取得部
11e 第5取得部
12 制御部
12a 目標駐車位置設定部
12b 移動経路決定部
12c 走行制御部
12d 自車位置算出部
12e モード設定部
20 車両運動装置
30 走行状態検出装置
50 周囲情報取得装置
60 HMI
70 外部記憶装置
70a エリア情報
70b 車両情報
R1 駐車場領域
R1a 目標駐車位置
R2 道路領域

Claims (13)

  1. 車両の運転を支援する制御装置であって、
    第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する取得部と、
    前記第2エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に移動させて前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させた後、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 車両の運転を支援する制御装置であって、
    第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する取得部と、
    前記第1エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる制御部と、
    を備える制御装置。
  3. 前記第2エリアは、道路領域であり、
    前記第1エリアは、前記道路領域から分岐した位置に設けられた駐車場領域である、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第2エリア内における切り返し回数が最小となるように、前記第2エリア内に存在する前記車両を、前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させる、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記第1エリアと前記第2エリアの境界位置は、変更可能に構成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記第1エリアと前記第2エリアの境界位置は、前記第1エリア又は前記第2エリアの周囲環境に応じて設定変更される、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記取得部は、予め記憶された地図情報を、前記エリア情報として取得する
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記取得部は、前記車両に搭載された周囲情報検出装置が検出する前記車両の周囲情報を、前記エリア情報として取得する、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を移動させる移動予定経路を設定する移動経路決定部と、
    前記移動予定経路に基づいて前記車両の走行制御を行う走行制御部と、を有する
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる際の目標駐車位置は、ユーザが選択可能な駐車モードと関連付けて記憶されている、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置を備える車両。
  12. 車両の運転を支援する制御方法であって、
    第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する処理と、
    前記第2エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に移動させて前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させた後、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる処理と、
    を備える制御方法。
  13. 車両の運転を支援する制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    第1エリアのエリア区画、及び、前記第1エリアと隣接する第2エリアのエリア区画に係るエリア情報を取得する処理と、
    前記第2エリア内に存在する前記車両を前記第1エリア内に移動させて前記第1エリア内に駐車する際には、前記車両の位置情報及び前記エリア情報に基づいて、前記車両を前記第2エリア内から前記第1エリア内に移動させた後、前記第1エリア内における切り返しの移動のみにより、前記車両を前記第1エリア内で幅寄せして停止させる処理と、
    を実行させる制御プログラム。
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