JP2020106676A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製品寿命を通じてニップ部におけるフィルムとヒータの摺動性を確保しつつ、記録材への未定着画像のより確実な定着と、消費されるエネルギーの低減と、を両立できる像加熱装置を提供する。【解決手段】 フィルムがニップ形成部材と摺動しつつ、回転体とニップ部を形成するニップ形成部材を支持する支持部材の周りを回転した際に、画像を担持した記録材を加熱することでトナー像を定着する像加熱装置であって、回転体またはフィルムに熱を供給する加熱体の温度を制御する制御部へ検知された温度に関する情報を出力する検温素子と、フィルムと接触するように潤滑剤を供給する第1供給部材と、支持部材の長手方向において第1供給部材の隣に設けられた、フィルムと接触するように潤滑剤を供給する第2供給部材と、を備え、支持部材の長手方向において、第1供給部材と第2供給部材の間に検温素子が設けられている。【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタなどの画像形成装置において、記録材上に形成担持させた未定着トナー像を加熱定着するための定着手段としての像加熱装置に関するものである。
従来、例えば像加熱装置は、所定の温度に維持された加熱体としての熱ローラと、熱ローラに圧接する加圧体としての加圧ローラとによって形成されるニップ部で被加熱材としての記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ方式が多用されている。
また熱ローラ方式以外に、フィルム加熱方式の像加熱装置が考案されている(例えば、特許文献1)。フィルム加熱方式の像加熱装置は、熱源であるヒータと、ヒータの支持部材(ヒーターホルダ)と、ヒータと対向して接触する無端状の耐熱性フィルム(以下、フィルム)と、フィルムを介して記録材をヒータに密着させる加圧ローラと、を有する。フィルム加熱方式の像加熱装置では、ヒータと加圧ローラにより形成されるニップ部においてフィルムを介してヒータの熱を記録材へ付与することで記録材面に形成担持されている未定着画像を記録材面に加熱定着する。
このようなフィルム加熱方式の像加熱装置においては、ヒータとして低熱容量のものを用いることができる。このため、熱ローラ方式等の装置に比べ省電力及びウェイトタイムの短縮(ファーストプリントアウトタイムの短縮)が可能になる。
一方でフィルム加熱方式の像加熱装置では、定着ニップにおいてフィルムの内周面とヒータ(ニップ形成部材)の摺動性を確保し、像加熱装置の回転トルクを上昇させない構成とする構成が求められる。そこで、セラミックヒータの表面にフッ素系グリースやシリコーンオイル等の潤滑剤をあらかじめ塗布しておく構成が提案されている。
特開平5−27619号公報
潤滑剤を供給部材に含浸させ、フィルムの内周面に供給する像加熱装置においては、供給部材の密度などの形状ばらつきなどによって潤滑剤の単位時間あたりの供給量にばらつきが生じる。特に近年、像加熱装置は、高い耐久性が求められている。像加熱装置の長寿命化を図るため、潤滑剤の保持量を多くしたり、稠度が低い(粘度が高い)潤滑剤を使用したりした場合、潤滑剤の量のばらつきが顕著となる傾向があった。
このように、フィルム内周面に塗布されている潤滑剤の量がばらつくと、像加熱装置内の熱特性にむらが生じ、記録材への未定着画像のより確実な定着と、消費されるエネルギーの低減と、を両立することが困難となっていた。
以上を鑑み、本発明は製品寿命を通じてニップ部におけるフィルムとヒータの摺動性を確保しつつ、記録材への未定着画像のより確実な定着と、消費されるエネルギーの低減と、を両立できる像加熱装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明に係る像加熱装置は、回転体と、回転体との間でニップ部を形成するニップ形成部材と、ニップ形成部材を支持する支持部材と、支持部材の周りを回転した際にニップ部で内周面がニップ形成部材と摺動する無端状のフィルムと、回転体またはフィルムに熱を供給する加熱体と、を有し、画像を担持した記録材を加熱することでトナー像を定着する像加熱装置であって、加熱体の温度を制御する制御部へ検知された温度に関する情報を出力する検温素子と、フィルムと接触するように潤滑剤を供給する第1供給部材と、支持部材の長手方向において第1供給部材の隣に設けられた、フィルムと接触するように潤滑剤を供給する第2供給部材と、をさらに備え、支持部材の長手方向において、第1供給部材と第2供給部材の間に検温素子が設けられていることを特徴とする。
上記したように、本発明によれば、製品寿命を通じてニップ部におけるフィルムとヒータの摺動性を確保しつつ、記録材への未定着画像のより確実な定着と、消費されるエネルギーの低減と、を両立できる像加熱装置を提供することを目的とする。
実施例1に係る画像形成装置の断面図。 実施例1に係る像加熱装置の断面図。 実施例1に係る供給部材の長手方向の配置を示す図。 実施例1に係る像加熱装置の断面図。 実施例1の変形例に係る供給部材の長手方向の配置を示す図。 実施例1の変形例に係る供給部材の長手方向の配置を示す図。 実施例1の変形例に係わる像加熱装置の断面図。 実施例1の変形例に係わる像加熱装置の断面図。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
(1)画像形成装置
まず初めに、図1を用いて画像形成装置100の構成について説明を行う。図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置100は、電子写真方式を利用して記録材P上に画像を形成するレーザビームプリンターである。
画像形成装置100は、パーソナルコンピュータなどの外部装置(不図示)からプリント指示を受けると、以下の動作で画像形成を実行する。プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をレーザスキャナ21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光ドラム19表面を走査する。これにより感光ドラム19に静電潜像を形成する。この静電潜像に対して現像ローラ17からトナーが供給されることで、感光ドラム19上の静電潜像は、トナー像として現像される。一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、搬送ローラ13によってレジストローラ14に向けて搬送される。更に、記録材Pは、感光ドラム19上のトナー像が感光ドラム19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光ドラム19上のトナー像は記録材Pに転写される。その後、記録材Pは像加熱装置200で加熱され、トナー像は記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー像を担持する記録材Pは、搬送ローラ26、27によって画像形成装置100上部のトレイに排出される。
画像形成装置100は、像担持体としての感光体ドラム19、帯電手段としての帯電ローラ16、現像手段としての現像ローラ17、クリーニング手段としてのクリーニングブレード18を有するカートリッジ15を備えている。本実施例では、感光体ドラム19、帯電ローラ16、現像ローラ17を含む現像ユニット、クリーニングブレード18を含むクリーニングユニットが、プロセスカートリッジ15として画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能に構成している。
感光体ドラム19は、反時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。帯電ローラ16は、感光体ドラム19の周面を所定の極性・電位に一様に帯電処理(一次帯電)する。一次帯電された感光体ドラム19は、帯電処理面にレーザスキャナ21から出射されたレーザ光が走査露光(照射)される。画像露光手段としてのレーザスキャナ21は、不図示のイメージスキャナ・コンピュータ等の外部機器から入力する目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してオン/オフ変調したレーザ光を出力する。これにより感光体ドラム19は、この走査露光により感光体ドラム19の周面の露光明部の電荷が除電され、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
現像ローラ17は、現像剤(トナー)を表面に担持して感光体ドラム19の周面にトナーを供給して、感光体ドラム19の周面に形成された静電潜像をトナー像として順次に現像する。レーザプリンタの場合、一般的に、静電潜像の露光明部にトナーを付着させて現像する反転現像方式が用いられる。
記録材Pは、画像形成装置100に対して着脱可能とされた給紙カセット11に積載され、収納されている。画像形成装置100は、記録材Pを一枚ずつ分離給送する給紙ローラ12、記録材Pを搬送する搬送ローラ13、記録材Pの給送タイミングを調整するレジストローラ14等を備える。給紙カセット11内の記録材Pは、給紙スタート信号に基づいて給紙ローラ12が駆動されることで一枚ずつ分離給送され、搬送ローラ13を介してレジストローラ14で感光体ドラム19と転写ローラ20(転写部材)との転写部に所定のタイミングで導入される。すなわち、感光体ドラム19上のトナー像の先端部が転写部に到達したとき、記録材Pの先端部もちょうど転写部に到達するタイミングとなるようにレジストローラ14で記録材Pの搬送が制御される。なお、手差しトレイ28に載置された記録材Pを給紙ローラ29で一枚ずつ分離給送し、レジストローラ14で感光体ドラム19と転写ローラ20との転写部に所定のタイミングで導入する構成としてもよい。
転写部に導入された記録材Pはこの転写部位を挟持搬送され、その間、転写ローラ20には不図示の転写バイアス印加電源から所定に制御された転写電圧(転写バイアス)が印加される。転写ローラ20は、一般にFe等の芯金上にカーボン、イオン導電性フィラー等で1×10〜1×1010Ω程度の抵抗に調整された半導電性のスポンジ弾性層を形成した弾性スポンジローラが用いられる。本実施例では、芯金の外回りに同心一体に、NBRゴムと界面活性剤等を反応させ、導電性を有する弾性層をローラ状に成形具備させてなるイオン導電系の転写ローラを用いた。抵抗値は1×10〜5×10Ωの範囲のものを用いた。
転写ローラ20は、トナーと逆極性の転写バイアスが印加されることで転写部において感光体ドラム19の周面に形成されたトナー像が記録材Pの表面に静電的に転写される。トナー像が転写された記録材Pは、転写部から像加熱装置200へ搬送導入され、トナー像を加熱・加圧する定着処理が行われる。そして像加熱装置200でトナー像が定着させられた記録材Pは、記録材Pを搬送する搬送ローラ26、記録材Pを排出する排紙ローラ27を通って画像形成装置100上の排紙トレイ上に排出され、画像形成が完了する。
一方、感光体ドラム19の周面は、記録材Pへトナー像を転写後、クリーニングブレード18で転写残トナーや紙粉等が除去され、再び一次帯電されることで次の画像形成に用いられる。
(2)像加熱装置
次に、本実施例におけるフィルム加熱方式の像加熱装置200について説明する。図2は本実施例に係る像加熱装置200の短手方向における概略断面図であり、像加熱装置200は、フィルムユニット(ベルトユニット)205と、加圧部材としての加圧ローラ(回転体)208と、を有する。
加圧ローラ208は、駆動ギアに制御部(エンジンコントローラ)400で制御される図1のモータ30の駆動力が伝達されることで、加圧ローラ208が駆動回転体として図2において矢印R1の方向に駆動可能とされている。加圧ローラ208は、芯金209、弾性体層210、最外層の表層211から構成される。本実施例では、芯金209はアルミ芯金を、弾性体層210はシリコーンゴムを、表層211は厚さ約50μmのPFAのチューブを用いた。加圧ローラ208の外径は25mm、弾性体層210の厚さは約3mmとした。
フィルムユニット205は、ヒータ(加熱体)300と、支持部材201と、フィルム202と、ステー(補強部材)204と、を有する。フィルム202の内部には、ヒータ300と、ヒータ300を保持すると共にフィルムの回転をガイドする支持部材(ガイド部材)201と、支持部材を保持し、補強するステー204とが内部アセンブリとして配設されている。
ヒータ300は、具体的には細長い形状のセラミックヒータが用いられ、抵抗発熱体及び絶縁保護層が形成された基板の表面側と反対側の面がフィルム202に対向するように上向きとした状態とされている。具体的にはヒータ300は、低熱容量のプレート形状であり、アルミナや窒化アルミなどの絶縁性セラミックス基板上に、Ag/Pd(銀パラジウム)、RuO2、Ta2Nなどの通電発熱抵抗層が、スクリーン印刷などにより形成されている。また、通電発熱抵抗層の上には、絶縁保護層としてガラス層が設けてある。ヒータ300は、検温素子(サーミスタ)212で温度が検知可能とされている。本実施例では、検温素子212としてヒータ300から分離した外部当接型のサーミスタを用いている。
支持部材201は、耐熱性及び剛性を有し、下面において長手方向に沿ってヒータ300を保持する支持機能と、フィルム202の回動をガイドするフィルムガイド機能と、を有する部材である。支持部材201は、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PPS、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミックス、金属、ガラス等との複合材料等で構成できる。本実施例では液晶ポリマーを用いた。支持部材201は、さらに剛性を有するステー204によって支持される。本実施例では金属で形成されたステー204を用いた。
フィルム202は、ヒータ300が保持された、フィルムガイド部材として機能する支持部材201にゆるく外嵌され、内周面がヒータ300に接触しつつ支持部材201の周囲を回転可能な構成としている。フィルム202は、熱容量を小さくしてウェイトタイム(ファーストプリントアウトタイム)を短縮させるために、フィルム膜厚は、450μm以下20μm以上の厚みとすることが好ましい。またフィルム202としては、耐熱性のあるPTFE、PFA、FEP等の単層フィルム、或いはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等のフィルムにPTFE、PFA、FEP等をコーティングした複層フィルムを用いることができる。本実施例では、膜厚約60μmのポリイミドフィルムの外周面にPFAをコーティングしたものを用いた。PFAコート層の厚さは約15μmとした。フィルム202の外径は24mmとした。フィルム202の基層は上記の樹脂材料だけでなく、SUS等の金属材料を用いることもできる。なお画質を向上させるために、基層とコート層の間にシリコーンゴム等の耐熱ゴムを弾性層として形成してもよい。
そして、ヒータ300、支持部材201、ステー204は何れも長さがフィルム202の幅(長さ)よりも長い部材であり、一端側(左側)と他端側(右側)がそれぞれフィルム202の両端部から外方に突出している。そして、ヒータ300を備えた支持部材201と加圧ローラ208とが加圧ローラ208の弾性層210の弾性に抗してフィルム202を挟んで所定の加圧力をもって圧接させられている。本実施例の像加熱装置200においては、ヒータ300がニップ部形成部材として、また支持部材201がフィルム202の内周面に接触する当接する摺動部材(バックアップ部材)として機能している。そのため、フィルム202と加圧ローラ208との間に用紙搬送方向に関して所定幅のニップ部Nが形成されている。本実施例では、ニップ部Nの幅(記録材Pの搬送方向における長さ)は約9.0mm、ニップ部Nの長さ(記録材Pの搬送方向に直交する方向における長さ)は216mmとなるように構成した。
像加熱装置200では、PC等の外部入力機器からのプリント信号が入力されると、加圧ローラ208が制御部400で制御されたモータ30により矢印R1方向(時計回り)に回転駆動させられる。フィルム202は、ニップ部Nにおける加圧ローラ208とフィルム202の外周面との摩擦力で加圧ローラ208からフィルム202に回転力が伝達され、ニップ部Nにおいてフィルム202の内周面がヒータ300に摺動させられつつ、従動回転させられる。このようにしてフィルム202は、加圧ローラ208の周面の移動速度とほぼ同じ速度で、支持部材201の周囲を矢印R2方向(反時計回り)に移動し、回転させられる。
また、像加熱装置200では、交流電源(コンセント)401に接続された制御部400からヒータ300の給電用電極に電力が供給されることにより、ヒータ300(抵抗発熱体)が発熱する。制御部400は、サーミスタ212から出力されたヒータ300の温度に関する情報に基づいて、制御部400に設けられた図示しないトライアックでヒータ300への通電を制御することにより、ヒータ300の温度制御を行っている。即ち、サーミスタ212からの温度情報が制御目標温度(設定温度)に比べ低い時は、ヒータ300への通電を多くし、サーミスタ212からの温度情報が制御目標温度に比べ高い時は、ヒータ300への通電を少なくする。このようにサーミスタ212の出力に基づき、ヒータ300の温度を設定温度に近づけるべく、制御がなされている。
そしてヒータ300が設定温度に制御され、加圧ローラ208によりフィルム202が従動回転した状態とされた後、フィルム202を介してヒータ300と加圧ローラ208とで形成されたニップ部Nにトナー像が転写された記録材Pが転写部から搬送される。そして、記録材Pがフィルム202と一緒にニップ部Nを挟持搬送されることにより、ヒータ300の熱がフィルム202を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着トナー像が加熱・加圧され、記録材Pに定着される。ニップ部Nを通った記録材Pは、フィルム202から分離され、さらに搬送される。
(3)貯蔵部と供給部材
以下、図2から図4を用いて、貯蔵部501と供給部材500を説明する。
図2及び図4は本実施例の像加熱装置の断面図であり、図3は貯蔵部501及び供給部材500の配置図である。図2は、図3においてX−X’で示した面での断面を示す図であり、図4はY−Y’断面を示す図である。
本実施例では、図3及び図4に示すように支持部材201のフィルム202の回転方向におけるヒータ300の上流側に、貯蔵部501(501a、501b)が形成され、その中に潤滑剤が貯蔵されている。貯蔵部501の開口部を覆うようにシート状の供給部材500(500a、500b)が接着配置されており、この供給部材500は、潤滑剤を供給するようにフィルム202に接触している。ここで、図3に示すように、本実施例の貯蔵部501は支持部材201に2ヶ所形成され、それぞれの貯蔵部501上に供給部材500が設けられている。より具体的には、供給部材500aと供給部材500bは、フィルム202の回転軸方向に沿って見たとき、互いに重なるように構成されている。
以下の説明では、貯蔵部に共通する内容の説明の場合には、貯蔵部501と記載し、2つの貯蔵部を個別で説明する場合には、貯蔵部501a、501bと記載する。供給部材に関しても同様、供給部材に共通する内容の説明の場合には、供給部材500と記載し、2つの供給部材を個別で説明する場合には、供給部材500a、500bと記載する。
供給部材500は、例えば、多孔質フッ素樹脂や多孔質ポリイミド樹脂やフェルト等の繊維層をシート状にしたものが好ましく、繊維層の材質としては、アラミド繊維、ガラス繊維、カーボン繊維などが挙げられる。また、供給部材500の密度は、厚さ1mmにおいて30〜700g/m程度が好ましい。本実施例では、供給部材500として、密度が厚さ1mmにおいて200g/mのアラミド繊維のシート状フェルトを用いた。
潤滑剤としては、パーフロロポリエーテル基油をフッ素樹脂で増ちょうしたグリース、ジメチルシリコンをはじめとするシリコーンオイル等、耐熱性のあるものであれば良い。本実施例では、JIS K 2220に規定された方法で測定した1/2スケールの混和稠度が280であるグリースを用いた。
貯蔵部501に貯蔵されている潤滑剤は、自重によって開口部側へ流れるため、開口部において供給部材500に含浸、浸透される。一方で供給部材500は、フィルム202に接触している。このため、フィルム202が回転する場合には、供給部材500に含浸された潤滑剤がフィルム202の内周面に塗布され、ニップ部Nにおけるフィルム202とヒータ300との摺動性が確保されている。
フェルトパッドに潤滑剤を含浸させただけの構成の場合には、フェルトパッドに含浸されている潤滑剤の量が、像加熱装置を使用するに従い減少していく。この結果、フィルムの内周面に塗布される潤滑剤の量も減少していき、像加熱装置の寿命末期では、フィルム内周面の潤滑剤量が不足する場合があった。その点、本実施例では貯蔵部と供給部材を備えた構成とすることで、貯蔵部の開口部に設けられた供給部材を通して、像加熱装置の寿命を通して一定量の潤滑剤をフィルム202の内周面に塗布することができるようにしている。なお潤滑剤は、粘度が小さい(潤滑剤の稠度が高い)ほど供給部材500に含浸しやすく、単位時間当たりのグリースの供給量は増える(供給速度が速くなる)。加えて、貯蔵部501の開口部は大きいほど、さらには供給部材500とフィルム202の接触面積は大きいほど、単位時間当たりの潤滑剤の供給量は増える。そこで、潤滑剤の粘度等のパラメータは、適宜調整され、潤滑剤を安定してフィルム202内周面に供給し、ニップ部Nにおけるフィルム202とヒータ300とを安定的に摺動性できるように構成される。
本実施例では、図3に示すように長手方向において、供給部材500a、500bの間に所定の間隔を空け、貯蔵部501a及び供給部材500aを一端に、また貯蔵部501b及び供給部材500bを他端に設けている。なお供給部材500a、500bの間隔、すなわち供給部材500の非設置箇所が大きすぎると、ニップ部Nにおけるフィルム202とヒータ300との摺動性を十分に確保することが困難になる。発明者の検討の結果、ニップ部Nの長手方向長さに対して供給部材500の非設置箇所の長さの割合が約15%以上になると、フィルム202とヒータ300との摺動性が不十分になり回転トルクが増大することが分かった。そこで、本実施例では、供給部材500aと500bとの間隔は14mmとなるようにしている。本実施例では、長手方向への長さが80mmの供給部材500aと、長手方向への長さが136mmの供給部材500bを用いた。
一方で図2に示すように、支持部材201には貫通孔が設けられ、貫通孔を介してサーミスタ212がヒータ30との温度が検知可能に配設されている。本実施例では、長手方向において、供給部材500aと500bの間にサーミスタ212が設けられる構成とした。つまり、図2及び図4に示す通り、像加熱装置200の短手方向の断面においては、サーミスタ212か供給部材500a、500bのいずれかのみが設けられた構成とした。言い換えると、長手方向において、サーミスタ212設置部には供給部材500を配置しない構成とした。つまり、供給部材500a、500bと接触したフィルム202の領域は、フィルム202が回転した場合にあっても、ヒータ300のサーミスタ212が接触する領域に対向したヒータ300の領域(サーミスタ212に対応する領域)と接触しない構成とした。これにより、ヒータ300のサーミスタ212に対応する領域が接触する、フィルム202の領域には、供給部材500から直接、潤滑剤が供給されない構成としている。
フィルム202の内周面の潤滑剤の量(供給速度)は、潤滑剤の稠度や供給部材500の密度などに依存し、潤滑剤の稠度や供給部材500の密度には少なからず製造上のばらつきがあるため、一定のばらつきが発生している。
一方で、フィルム202の内周面の潤滑剤の量に応じて、フィルム202とヒータ300の温度は変化する。フィルム202は、潤滑剤が熱伝導の抵抗となるため、潤滑剤の量が多いとヒータ300とフィルム202間で熱が伝わりにくくなり、フィルム202の温度は低くなる。他方、ヒータ300は、熱伝導率の比較的低い潤滑剤にヒータ300が接触することで、ヒータ300の発熱抵抗体から発生した熱が籠もった状態になり、ヒータ300の温度が高くなる。
ヒータ300は、サーミスタ212の出力に基づき、設定温度に近づけるべく、制御がなされている。このヒータ300の設定温度は、像加熱装置200の消費エネルギーを可能な限り低減する観点から不必要に高くすることなく、かつフィルム202の温度をどのような環境においても定着性能を満足させることができる温度に定められている。
上述の通り、ヒータ300の温度は、フィルム202の内周面の潤滑剤の量が多いほど高くなる。一方で、フィルム202の温度は、フィルム202の内周面の潤滑剤の量が多くなるほど低くなる。このため、像加熱装置200の通紙領域において、定着性能を満足させるためには、潤滑剤の供給量の長手方向のばらつきを想定して、ヒータ300の設定温度を決める必要があった。
従来の像加熱装置では、想定される潤滑剤の供給量の上限と下限の量がサーミスタ212に対応するフィルム202の領域、フィルム202の他の領域、それぞれに供給される可能性を踏まえ、確実に定着可能な温度とすべくヒータ300の設定温度は高めに設定されていた。この結果、想定される潤滑剤の供給量の範囲において、いかなる供給量の場合であっても定着性能を満足させるためにヒータ300の設定温度を高めの温度に制御する必要があり、像加熱装置200の消費エネルギーを低減することができていなかった。
そこで本発明では、サーミスタ212に対応するフィルム202の領域に供給部材500から潤滑剤が供給されない構成とした。これにより、ヒータ300の温度制御の基準となるサーミスタ212の出力は、潤滑剤量のばらつきによる影響を受けることがなくなる。つまり、サーミスタ212に対応するフィルム202の領域は、他の領域に比べ、潤滑剤の影響を受けていないヒータ300の温度を検知できる他、潤滑剤が供給されないため、フィルム202の温度低下は生じない。この結果、定着処理を施すニップ部Nにおけるフィルム202の温度を定着可能な温度とするため、ヒータ300の設定温度を制御するに当たり、サーミスタ212の出力に含まれる潤滑剤量のばらつきによる影響を無くすことができる。つまり、サーミスタ212に対応する領域に比べ、他の領域の潤滑剤量が少ないことを想定し、ヒータ300の設定温度を高めに設定する必要がなくなる。このため、従来技術に比べて、像加熱装置200の消費エネルギーを低減することができる。
なお実施例1では、2つの供給部材500a、500bを有する構成としたが、これに限らず、複数個の供給部材500を有する構成とすればよく、長手方向において複数の供給部材500の間にサーミスタ212を設けた構成とすればよい。例えば図5に示すようにヒータ300の長手方向に配列された3つの供給部材500a、500b、500cを有する構成としてもよい。この場合、供給部材500a、500b、500cのそれぞれに対応して、貯蔵部501a、501b、501cを有する。供給部材500aの長手方向における長さは80mm、供給部材500bの長手方向における長さは42mm、供給部材500cの長手方向における長さは80mmとすればよい。また、供給部材500aと500bとの間隔は14mm、供給部材500bと500cとの間隔は14mm、となるように設置すればよい。実施例1と同様、長手方向において、隣り合う複数の供給部材500の間(供給部材500aと供給部材500bの間)と、サーミスタ212の位置を一致させており、サーミスタ212に対応した設置部には供給部材500から直接、潤滑剤が供給されない構成となっている。これにより、実施例1同様、潤滑剤の供給量のばらつきによる影響がサーミスタ212の出力に含まれることがなく、像加熱装置200の消費エネルギーを可能な限り低減することができる。
なお、供給部材500を複数設ける場合にあっては、ニップ部Nにおけるフィルム202とヒータ300との摺動性を、左右均等とするため、ニップ部Nの長手方向中央に対して対称に配置することが好ましい。摺動性が長手方向の一端側と他端側で不均一になると、フィルム202の回転時に回転軸方向への片寄りが発生し、その結果、フィルム202端部が摩耗したり、ラッパ状に広がって亀裂が生じたりするなど、フィルム202が破損する場合がある。
また実施例では、貯蔵部501と供給部材500を設置する位置として、支持部材201のニップ部Nに対して搬送方向の上流側の位置に設置する例を示したが、フィルム202内部の他の位置に設置しても構わない。例えば、支持部材201のニップ部Nに対して搬送方向の下流側の位置や、ステー204上に設けてもよい。
また、貯蔵部501と供給部材500は、フィルム202の回転方向において、設置位置を変えてもよい。例えば、図6に示すように3つの供給部材500a、500b、500cと3つの貯蔵部501a、501b、501cを備えた構成において、貯蔵部501bと供給部材500bのみをニップ部Nに対して搬送方向の下流側に設置してもよい。
さらには実施例では、発熱体であるヒータ300がニップ形成部材を兼ねている構成を示したが、別部材としても構わない。例えば、ニップ形成部材とは別部材の発熱体として、フィルム202の回転軌道の内部にハロゲンヒータを設置し、ハロゲンヒータの輻射熱でフィルム202を加熱する構成としても良い。また、例えば、フィルム202の基層をステンレス等の金属で形成したうえで、フィルム202の回転軌道の内部にフィルム202を誘導加熱するコイルを設置しても良い。
また実施例では、検温素子としてヒータ300の裏面にサーミスタ212を外付け配設する構成を示したが、他の方法を採用しても構わない。例えば、フィルム202の内周面、または外面にサーミスタ212を接触するように配設した構成にしてもよい。その他、ヒータ300の基板上にサーミスタを配置しヒータ300と一体成形した構成にしてもよい。加えて、サーモパイルなどの非接触で温度検出できる部材を使用して、フィルム202の内周面、または外面の温度を検出する構成にしてもよい。いずれの検温素子を用いたとしても、本発明の構成を採用することにより、潤滑剤の供給量のばらつきによる影響がサーミスタ212の出力に含まれることがなく、像加熱装置200の消費エネルギーを可能な限り低減することができる。
また図7に示すように、回転体として加熱体3011を内蔵した定着熱ローラ2011を用いた像加熱装置2001に本発明を適用しても良い。像加熱装置2001は、ランプ等の加熱体3011と、中空金属の円筒部材からなる定着熱ローラ2011と、無端状フィルム2021と、無端状フィルム2021を介して定着熱ローラ2011と定着ニップ部Nを形成するニップ形成部材3001と、を有する。像加熱装置2001は、定着ニップ部Nで記録材Pを挟持搬送しつつ、加熱体3011からの熱を定着熱ローラ2011を介して付与することで、記録材P上のトナー像を記録材P上に定着処理する。このような装置では、温度検出部材であるサーミスタ212と潤滑剤供給部材500の位置関係に本発明を適用することにより、潤滑剤量のばらつきに起因する温度検出のばらつきを抑えることが可能である。
さらに図8に示すように、加熱ニップ部N1と定着ニップ部N2が異なる位置となる像加熱装置2002に本発明を適用しても良い。像加熱装置2002は、加熱体3012と、回転体としての定着ローラ2012と、第1の無端状フィルム2022と、ニップ形成部材3002と、第2の無端状フィルム2023と、を有する。加熱体3012は、第1の無端状フィルム2022を介して定着ローラ2012と加熱ニップ部N1を形成するニップ形成部材の機能を兼ねる。ニップ形成部材3002は、無端状フィルム2023を介して定着ローラ2012と定着ニップ部N2を形成する。加熱ニップN1にて加熱体3012で加熱された第1の無端状フィルム2022によって定着ローラ2012の表面を加熱し、定着ニップ部N2にて記録材Pを挟持搬送しつつ定着ローラ2012の熱を付与することで、トナー像を記録材P上に定着処理する。温度検出部材であるサーミスタ2122やサーミスタ2123と潤滑剤供給部材500の位置関係に本発明を適用することにより、潤滑剤量のばらつきに起因する温度検出のばらつきを抑えることが可能である。
100 画像形成装置
200 定着装置
201 支持部材
202 フィルム
208 加圧ローラ
212 サーミスタ
300 ヒータ
500 供給部材
501 貯蔵部
N ニップ部
P 記録材

Claims (6)

  1. 回転体と、
    前記回転体との間でニップ部を形成するニップ形成部材と、
    前記ニップ形成部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材の周りを回転した際に前記ニップ部で内周面が前記ニップ形成部材と摺動する無端状のフィルムと、
    前記回転体または前記フィルムに熱を供給する加熱体と、
    を有し、画像を担持した記録材を加熱することでトナー像を定着する像加熱装置であって、
    前記加熱体の温度を制御する制御部へ検知された温度に関する情報を出力する検温素子と、
    前記フィルムと接触するように潤滑剤を供給する第1供給部材と、
    前記支持部材の長手方向において前記第1供給部材の隣に設けられた、前記フィルムと接触するように潤滑剤を供給する第2供給部材と、
    をさらに備え、
    前記支持部材の長手方向において、前記第1供給部材と前記第2供給部材の間に前記検温素子が設けられている
    ことを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記支持部材は、潤滑剤を貯蔵する第1貯蔵部を有し、前記第1貯蔵部の開口部を覆うように前記第1供給部材が設けられ、
    前記支持部材は、潤滑剤を貯蔵する第2貯蔵部を有し、前記第2貯蔵部の開口部を覆うように前記第2供給部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記ニップ形成部材は、前記加熱体であり、前記加熱体と前記回転体との間に前記フィルムを介して前記ニップ部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。
  4. 前記第1供給部材と前記第2供給部材を含む複数の前記供給部材は、前記ニップ部の長手方向中央に対して対称に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  5. 前記検温素子は、前記ニップ形成部材の温度を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  6. 前記検温素子は、前記フィルムの温度を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像加熱装置。
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