JP2020104055A - 駆動装置 - Google Patents

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陽平 橋本
Yohei Hashimoto
陽平 橋本
多佳朗 新家
Takao Araya
多佳朗 新家
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Abstract

【課題】重力による振動ロスを低減することができる駆動装置を提供する。【解決手段】固定ベース10と、固定ベースから重力方向Gに抗して支持され、固定ベース10に対して移動可能とされた可動部20と、固定ベース10に一端側31a、31bが固定され、他端側の固定部30cが可動部20に取り付けられて可動部20を支持する弾性部材としてのばね30と、固定ベース10に対して可動部20を駆動する駆動部としてのソレノイド40と、ソレノイド40を所定の駆動方法で駆動制御する制御部50と、を有し、可動部20は、重力方向Gを基準として、ばね30により、所定の初期状態で支持された駆動装置1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来の技術として、固定部よりヒンジを介して互いに平行に延びる2本のアーム端部にヒンジを介して形成された可動部と、アームを介して可動部を移動させる平行ばねと、固定部に設けられたアクチュエータと、を備えた駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この駆動装置は、固定部から上方向に延びる平行ばねで可動部が支持され、可動部は伸縮可能な圧電体からなるアクチュエータにより振動制御される。
特開2001−221733号公報
しかし、従来の駆動装置において、可動部は平行ばねで上方向に支持されており、初期状態が規定されていないため、駆動開始のときに重力に抗した駆動力が必要になり、振動ロスにより振動性能が低下する構造となる場合がある、という問題があった。
従って本発明の目的は、重力による振動ロスを低減することができる駆動装置を提供することにある。
[1]上記目的を達成するため、固定ベースと、前記固定ベースから重力方向に抗して支持され、前記固定ベースに対して移動可能とされた可動部と、前記固定ベースに一端側が固定され、他端側が前記可動部に取り付けられて前記可動部を支持する弾性部材と、前記固定ベースに対して前記可動部を駆動する駆動部と、前記駆動部を所定の駆動方法で駆動制御する制御部と、を有し、前記可動部は、前記重力方向を基準として、前記弾性部材により、所定の初期状態で支持されている、駆動装置を提供する。
[2]前記制御部は、前記可動部の駆動開始時において、前記可動部が前記重力方向に抗しない方向に駆動する前記所定の駆動方法で駆動制御する、上記[1]に記載の駆動装置であってもよい。
[3]また、前記弾性部材は、板ばねであって、前記所定の初期状態となるように前記重力方向に対して一定の方向に傾斜して前記可動部を支持する、上記[1]又は[2]に記載の駆動装置であってもよい。
本発明の駆動装置によれば、重力による振動ロスを低減することができる。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る駆動装置の構成を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)をA方向から見た側面図であり、図1(c)は、弾性部材としてのばねを示す正面図であり、図1(d)は、駆動部としてのソレノイドを図1(a)のB方向から見た部分図である。 図2は、駆動部の他の実施例として示すモータ駆動機構を示す、図1(a)相当の概略図である。 図3は、駆動部の他の実施例として示すピエゾ駆動機構を示す、図1(a)相当の概略図である。 図4は、ばねの初期状態の違いによる駆動特性の違いを説明するための、可動部の変位量の時間変化を示すグラフであり、図4(a)は、駆動電流を示すパルス波形を示し、図4(b)は、駆動方向に傾いたばねと、駆動方向と逆方向に傾いたばねの、それぞれの可動部20の変位量を示す実測グラフである。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る駆動装置の構成を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)をA方向から見た側面図であり、図1(c)は、弾性部材としてのばねを示す正面図であり、図1(d)は、駆動部としてのソレノイドを図1(a)のB方向から見た部分図である。
本発明の実施の形態に係る駆動装置1は、固定ベース10と、固定ベースから重力方向Gに抗して支持され、固定ベース10に対して移動可能とされた可動部20と、固定ベース10に一端側31a、31bが固定され、他端側の固定部30cが可動部20に取り付けられて可動部20を支持する弾性部材としてのばね30と、固定ベース10に対して可動部20を駆動する駆動部としてのソレノイド40と、ソレノイド40を所定の駆動方法で駆動制御する制御部50と、を有し、可動部20は、重力方向Gを基準として、ばね30により、所定の初期状態で支持されて構成されている。
(固定ベース10)
固定ベース10は、駆動装置1の筐体として機能し、ばね30、ソレノイド40等が取り付けられるベースとなる。また、固定ベース10は、ばね30を介して可動部20が取り付けられ、ソレノイド40、パネル110等を備えた駆動装置1を、取付け対象100に取り付け固定するためのベースとして機能する。
固定ベース10は、金属、樹脂等で形成され、取り付けのベースとして十分な剛性を有する材料であれば使用できる。なお、取付け対象100は、駆動装置1を車両に取り付ける場合には、例えば、車両のセンターコンソール、インストルメントパネル等である。
(可動部20)
可動部20は、固定ベース10から重力方向Gに抗して支持され、固定ベース10に対して移動可能とされて構成されている。可動部20は、図1(a)に示すように、下方向に作用する重力方向Gに対して、上方向に向けてばね30によって支持されている。可動部20は、ばね30の弾性変形の範囲で、固定ベース10に対して移動可能とされている。
可動部20の上には、パネル110が装着されている。パネル110は、例えば、操作者が操作する板状の部材であり、操作者の操作を受け付け、また、可動部20の振動等をパネル110を介して操作者に呈示することができる。なお、パネル110は、可動部20と一体に形成されていてもよい。
可動部20は、金属、樹脂等で形成され、ばね30に比べて十分剛性の高い材料であれば使用可能である。
可動部20は、図1(a)、(b)に示すように、ソレノイド40で発生する磁束を通す磁性部材25を備えるので、非磁性材料が好ましい。
磁性部材25は、例えば、電磁軟鉄、電磁鋼等が使用できる。
なお、図示は省略するが、ソレノイド40を駆動した場合に発生する音を低減するために、可動部20又は固定ベース10は、可動部20の移動量を制限するためのストッパ部材を備えることができる。
(ばね30)
ばね30は、可動部20を支持する弾性部材で形成されている。ばね30は、弾性部材で形成された板ばねであって、例えば、板厚tのばね用ステンレス鋼を使用できる。なお、ばね30は、弾性部材で形成されていればよく、板ばねの他、コイルばね等でもよい。また、ばね以外の弾性部材として、ゴム等を使用することも可能である。
ばね30は、可動部20を支持する形状であれば任意に設計可能である。本実施の形態では、図1(a)、(b)に示すように、一端側31a、31bが固定ベース10に固定され、他端側の固定部30cが可動部20に取り付けられる形状とされている。ばね30は、図1(a)、(b)に示すように、略平行に構成された板ばね部30a、30bと、各板ばね部30a、30bを繋ぐ固定部30cで一体に形成されている。
ばね30は、可動部20を所定の初期状態で支持するように設定されている。ばね30は、例えば、図1(c)に示すように、ばね部30aが固定部30cに対して、90°ではなく、所定の角度θだけ傾いて形成されている。同様に、ばね部30bが固定部30cに対して、90°ではなく、所定の角度θだけ傾いて形成されている。これにより、ばね部30aと30bは、平行ばねであって、固定部30cに対して、90°から所定の角度θだけ傾いている。
ばね30は、図1(a)、(b)に示すように、固定部30cが可動部20に固定され、ばね部30a、30bの各一端側31a、31bが固定ベース10に固定される。これにより、ばね30は、固定ベース10から所定の初期状態で可動部20を支持する。本実施の形態では、重力方向Gに対して一定の方向、すなわち、上記の例では、90°からθだけ傾いた方向に傾斜して、可動部20を支持する。なお、ばね30は、傾斜して可動部20を支持するが、可動部20及びパネル110は、固定ベース10に対して平行な状態とすることができる。
ばね30は、図1(a)に示すように、ばね部30a、30bが平行な平行ばねとなっているので、固定部30cの固定された可動部20及びパネル110は、略水平状態を保持しながら、図1(a)に示す左右方向に移動可能である。なお、可動部20及びパネル110は、ばね部30a、30bの撓みに応じて、図1(a)に示す上下方向(すなわち、重力方向G)にわずかに移動する。
(ソレノイド40)
駆動部としてのソレノイド40は、図1(a)、(b)に示すように、取付台45により固定ベース10に固定され、発生した磁束が主に通る本体部41と、本体部41に巻回された電磁コイル43a、43bにより構成されている。
本体部41は、図1(d)に示すように、中間部41aと、中間部41aの両側からそれぞれ突出して形成されたコイル巻回部41b、41cから構成されている。コイル巻回部41b、41cには、それぞれ、巻線により電磁コイル43a、43bが装着されている。
電磁コイル43a、43bは、直列に接続されていても、並列に接続されていてもよく、電磁コイルへの通電により、図1(d)に示すように、所定の方向に磁束Hを発生させるように構成されていればよい。なお、電磁コイルへの通電により、本体部41には、アンペールの右ねじの法則にしたがった方向に、磁束Hが発生する。
ソレノイド40の本体部41は、電磁軟鉄、電磁鋼等が使用できる。また、電磁コイル43a、43bは、電気機器の巻線用電線、すなわちマグネットワイヤが使用できる。
ソレノイド40の電磁コイル43a、43bへ通電することにより、磁束Hが発生する。この磁束は、図1(a)、(d)に示すように、本体部41、すなわち、コイル巻回部41b、中間部41a、コイル巻回部41c、及び、可動部20に固定された磁性部材25と、により、磁気回路を構成する。コイル巻回部41b、41cの各端面と磁性部材25の間には、点Pの間隔位置で、所定の間隔の間隙gが設定されている。この間隙gの範囲で、可動部20及びパネル110は、図1(a)、(d)に示す左右方向に移動できる。また、この間隙gは磁気回路のエアギャップであり、この間で、ソレノイド40と磁性部材25の間の吸着力が作用する。
(制御部50)
制御部50は、ソレノイド40を所定の駆動方法で駆動制御する。制御部50は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータを備える。また、駆動部としてのソレノイド40を駆動するための電流ドライバ等を備える。
制御部50は、可動部20の駆動開始時において、可動部20が重力方向Gに抗しないX方向に駆動する所定の駆動方法で駆動制御する。
例えば、制御部50は、可動部20の駆動開始時において、図1(a)、(c)に示すように、ばね30が所定の角度θだけ傾いているX方向に、可動部20の駆動を開始する。本実施の形態では、可動部20の磁性部材25がソレノイド40に吸着する方向は、可動部20が傾いているX方向への駆動となる。したがって、制御部50は、電磁コイル43a、43bへ通電することにより、駆動開始時において可動部20が重力方向Gに抗しない方向に駆動することが可能となる。なお、本実施の形態においては、電磁コイル43a、43bへの通電は、いずれの極性で通電してもよい。
制御部50は、図1(a)に示すように、振動呈示のための入力信号Vsに基づいて、電磁コイル43a、43bへ電流Idを通電する電流出力部を備えている。また、入力信号Vsに基づいて、電流出力を振動呈示の回数、振動間隔により制御する出力制御部等を備えている。
(別実施例1)
図2は、駆動部の他の実施例として示すモータ駆動機構を示す、図1(a)相当の概略図である。図2に示すモータ駆動機構60は、固定ベース10に固定された支持台65に固定され、回転可能に支持された回転ギア62を備えた駆動部としてのモータ61と、可動部20に取り付けられ、回転ギア62と噛合うラックギア26とから概略構成されている。モータ61は、例えば、DCブラシモータ等が使用できる。
制御部50は、可動部20の駆動開始時において、図2に示すように、ばね30が所定の角度θだけ傾いているX方向に、可動部20の駆動を開始する。このために、制御部50は、駆動部としてのモータ61に対して駆動開始時に所定の回転方向(図2では、CCW方向)に駆動開始する制御を行なう。これにより、制御部50は、駆動開始時において可動部20が重力方向Gに抗しない方向に駆動することが可能となる。
(別実施例2)
図3は、駆動部の他の実施例として示すピエゾ駆動機構70を示す、図1(a)相当の概略図である。図3に示すピエゾ駆動機構70は、固定ベース10に右端71aが固定され、可動部20に左端71bが固定されたピエゾアクチュエータ71で概略構成されている。駆動部としてのピエゾアクチュエータ71は、例えば、ピエゾ素子を積層して形成された積層型の圧電ピエゾアクチュエータであり、ピエゾ素子の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などが用いられる。
制御部50は、可動部20の駆動開始時において、図3に示すように、ばね30が所定の角度θだけ傾いているX方向に、可動部20の駆動を開始する。このために、制御部50は、駆動部としてのピエゾアクチュエータ71に対して駆動開始時にアクチュエータが伸張する方向(図3では、X方向)に駆動開始する制御を行なう。これにより、制御部50は、駆動開始時において可動部20が重力方向Gに抗しない方向に駆動することが可能となる。
(本実施の形態に係る駆動装置1の動作)
本実施の形態に係る駆動装置1の動作として、図4(a)に示す駆動電流Idによりソレノイド40を駆動して、1パルスによる振動呈示を行なう場合について説明する。ソレノイド40の駆動により、図1(a)に示すX方向にソレノイド40が駆動され、これにより、可動部20及びパネル110が振動する。この振動により、パネル110の表面に操作者が指200を接触させているときに、振動呈示、触覚呈示が行われる。この振動呈示、触覚呈示は、操作者に対して、パネル110を操作したことに対する報知機能を付与するものである。
なお、ソレノイド40の駆動は、1パルスに限られず、複数パルスでも可能であり、また、各パルスの間隔、パルス幅は任意に設定可能であるが、ここでは、単パルスにより駆動するものとして、説明する。
制御部50は、図4(a)に示す駆動電流Idにより、電磁コイル43a、43bへの通電制御を行なう。電磁コイル43a、43bへの通電により、ソレノイド40(コイル巻回部41b、中間部41a、コイル巻回部41c)には、図1(d)に示すように、所定の方向に磁束Hが発生する。
間隙gだけ離隔して配置されている磁性部材25は、上記の磁束Hにより、コイル巻回部41b、中間部41a、コイル巻回部41cと閉磁路を形成する。この閉磁路を形成するために、ソレノイド40と磁性部材25の間には吸着力が作用する。
吸着力は、図1(a)、(d)に示すように、例えば、重心位置Pに対してX方向に作用するf1である。また、ばね30は前述したように平行ばねとなっているので、図1(a)に示すように、可動部20がX方向に変位するときにはわずかに下方向(G方向)にも変位する。したがって、ソレノイド40と磁性部材25の間には、図1(a)に示す、下方向(G方向)の力f2も作用する。
上記説明した吸着力f1はX方向、f2はG方向であって、制御部50は、可動部20の駆動開始時において、可動部20が重力方向Gに抗しない方向に駆動する。これにより、制御部50は、可動部20の駆動開始時において、可動部20が重力方向に抗しない方向に駆動する所定の駆動方法で駆動制御することができる。
図4は、ばねの初期状態の違いによる駆動特性の違いを説明するための、可動部の変位量の時間変化を示すグラフであり、図4(a)は、駆動電流を示すパルス波形を示し、図4(b)は、駆動方向に傾いたばねと、駆動方向と逆方向に傾いたばねの、それぞれの可動部20の変位量を示す実測グラフである。
本実施の形態である駆動方向に傾いたばねを駆動開始時に傾いた方向に駆動する場合は、図4(b)の太実線で示すように変位量Xであり、駆動方向と逆方向に傾いたばねを駆動開始時に駆動する場合は、図4(b)の細実線で示すように変位量Xである。変位量は、X>Xであり、可動部20の駆動開始時において、可動部20を重力方向Gに抗しないX方向に駆動することにより、重力による振動ロスを低減することができることが実測においても実証された。
(実施の形態の効果)
(1)本実施の形態に係る駆動装置1は、固定ベース10と、固定ベースから重力方向Gに抗して支持され、固定ベース10に対して移動可能とされた可動部20と、固定ベース10に一端側31a、31bが固定され、他端側の固定部30cが可動部20に取り付けられて可動部20を支持する弾性部材としてのばね30と、固定ベース10に対して可動部20を駆動する駆動部としてのソレノイド40と、ソレノイド40を所定の駆動方法で駆動制御する制御部50と、を有し、可動部20は、重力方向Gを基準として、ばね30により、所定の初期状態で支持されて構成されている。ばね30は、所定の初期状態として重力方向に対して一定の方向に傾斜しているので、制御部50は、可動部20の駆動開始時において、可動部20を重力方向Gに抗しないX方向に駆動することが可能になる。これにより、重力による振動ロスを低減することができる。また、必ず可動部20を重力方向Gに抗しないX方向に駆動するように構成しているので、振動性能のバラツキ低減の効果も有する。
(2)別実施例1では、駆動部の他の実施例として示すモータ駆動機構を使用する。図2に示すモータ駆動機構60は、固定ベース10に固定された支持台65に固定され、回転可能に支持された回転ギア62を備えたモータ61と、可動部20に取り付けられ、回転ギア62と噛合うラックギア26とから概略構成されている。これにより、モータ61の駆動開始時において、モータ回転方向を所定の回転方向に設定しておくことにより、制御部50は、可動部20の駆動開始時において、可動部20を重力方向Gに抗しないX方向に駆動することが可能になる。
(3)別実施例2では、駆動部の他の実施例として示すピエゾ駆動機構70を使用する。図3に示すピエゾ駆動機構70は、固定ベース10に右端71aが固定され、可動部20に左端71bが固定されたピエゾアクチュエータ71で概略構成されている。これにより、ピエゾアクチュエータ71の駆動開始時において、ピエゾアクチュエータ71を伸張させるか収縮させるか、所定の動作に設定しておくことにより、制御部50は、可動部20の駆動開始時において、可動部20を重力方向Gに抗しないX方向に駆動することが可能になる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…駆動装置、10…固定ベース、20…可動部、25…磁性部材、26…ラックギア、30…ばね、30a…ばね部、30b…ばね部、30c…固定部、31a、31b…一端側、40…駆動部(ソレノイド)、41…本体部、41a…中間部、41b…コイル巻回部、41c…コイル巻回部、43a、43b…電磁コイル、45…取付台、50…制御部、60…モータ駆動機構、61…駆動部(モータ)、62…回転ギア、65…支持台、70…ピエゾ駆動機構、71…駆動部(ピエゾアクチュエータ)、71a…右端、71b…左端、100…取付け対象、110…パネル、200…指
f1…吸着力、f2…力、g…間隙、G…重力方向、H…磁束、Id…駆動電流、t…板厚、Vs…入力信号、θ…角度、P…重心位置、P…間隔位置

Claims (3)

  1. 固定ベースと、
    前記固定ベースから重力方向に抗して支持され、前記固定ベースに対して移動可能とされた可動部と、
    前記固定ベースに一端側が固定され、他端側が前記可動部に取り付けられて前記可動部を支持する弾性部材と、
    前記固定ベースに対して前記可動部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を所定の駆動方法で駆動制御する制御部と、を有し、
    前記可動部は、前記重力方向を基準として、前記弾性部材により、所定の初期状態で支持されている、駆動装置。
  2. 前記制御部は、前記可動部の駆動開始時において、前記可動部が前記重力方向に抗しない方向に駆動する前記所定の駆動方法で駆動制御する、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記弾性部材は、板ばねであって、前記所定の初期状態となるように前記重力方向に対して一定の方向に傾斜して前記可動部を支持する、請求項1又は2に記載の駆動装置。
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