JP2020102717A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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【課題】視聴者の嗜好に合った広告を録画すること。【解決手段】実施形態の受信装置は、放送信号により放送番組を受信する放送受信部と、受信された放送番組を録画する録画処理部と、放送番組中の差し替えを許可された第1の広告を所定の広告に差し替える広告差し替え部と、視聴者の視聴履歴から解析された視聴者の嗜好に基づく第2の広告を格納する広告蓄積部と、を備え、広告差し替え部は、第1の広告が放送受信部により受信中の放送番組に含まれる場合には、広告蓄積部に格納された第2の広告に差し替え、録画処理部は、放送番組中の第1の広告が第2の広告に差し替えられた状態で録画して録画番組を生成する。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、受信装置および受信方法に関する。
近年、テレビやインターネットを介したコンテンツの視聴履歴の解析が行われている。このような解析からは、例えば個々の視聴者の嗜好等が推測可能である。こうした解析結果を種々の分野で活用することが望まれている。
国際公開第2007/132899号
本発明が解決しようとする課題は、視聴者の嗜好に合った広告を録画することができる受信装置および受信方法を提供することにある。
実施形態の受信装置は、放送信号により放送番組を受信する放送受信部と、受信された前記放送番組を録画する録画処理部と、放送番組中の差し替えを許可された第1の広告を所定の広告に差し替える広告差し替え部と、視聴者の視聴履歴から解析された前記視聴者の嗜好に基づく第2の広告を格納する広告蓄積部と、を備え、前記広告差し替え部は、前記第1の広告が前記放送受信部により受信中の放送番組に含まれる場合には、前記広告蓄積部に格納された前記第2の広告に差し替え、前記録画処理部は、前記放送番組中の前記第1の広告が前記第2の広告に差し替えられた状態で録画して録画番組を生成する。
図1は、実施形態1にかかるシステムの運用について説明する概要図である。 図2は、実施形態1にかかるシステムを含む全体構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態1にかかる放送信号を伝達するための放送波伝送路及びハイブリッドキャスト伝送路における主なストリーム及び情報を示す図である。 図4は、実施形態1にかかる受信機のハードウェアの構成例を示す図である。 図5は、実施形態1にかかる管理サーバの機能部の構成例を示す図である。 図6は、実施形態1にかかる受信機の機能部の構成例を示す図である。 図7は、実施形態1にかかる受信機の機能例について説明する図である。 図8は、実施形態1にかかる受信機における録画再生処理の手順の一例を示すフロー図である。 図9は、実施形態1の変形例にかかる受信機の機能例について説明する図である。 図10は、実施形態1の変形例にかかる受信機における録画再生処理の手順の一例を示すフロー図である。 図11は、実施形態2にかかる受信機の機能部の構成例を示す図である。 図12は、実施形態2にかかる受信機の機能例について説明する図である。 図13は、実施形態2にかかる受信機における録画再生処理の手順の一例を示すフロー図である。
[実施形態1]
以下、図面を参照して、実施形態1について詳細に説明する。
(システムの運用例)
図1は、実施形態1にかかるシステムのアドレッサブル広告(以下、CMとも言う)配信システムとしての運用について説明する概要図である。実施形態1のシステムは、放送波で流れる一般向けのCM枠において、特定の視聴者に対し、その視聴者の嗜好に合うCM等の、対象視聴者を特定したアドレッサブルCMを配信する。
図1に示すように、実施形態1のシステムは、例えばハイブリッドキャスト等の放送通信連携サービスに対応する受信機5000と、受信機5000を管理する管理サーバ3000とを備える。
受信機5000は各種の放送番組等を受信する。管理サーバ3000は、視聴者が受信機5000にて視聴した放送番組等の視聴履歴を、受信機5000を介してインターネット経由で取得して視聴者の嗜好を解析する。例えば、放送番組「a」を定期で視聴している視聴者が商品「m」に興味があるという解析結果を得た管理サーバ3000は、この解析結果を放送局1000へと提供する。
広告会社ADは、管理サーバ3000の解析結果を放送局1000から取得する。そして、商品「m」の広告主MCに放送番組「a」のCM枠をアドレッサブルCM枠として購入することを提案し、広告主MCがこれに同意すれば両者の間で契約が取り交わされる。
広告会社ADは、契約に基づき商品「m」についてのCMを放送局1000へ入稿し、放送局1000は、自身が備えるCM管理サーバを介して、アドレッサブルCMの配信に用いられるCM配信用サーバ4000へとそのCMを送信する。CM配信用サーバ4000のCMは上述の視聴者の受信機5000により受信され、商品「m」に興味を持つ視聴者へと配信される。
管理サーバ3000は、放送局1000から取得したアドレッサブルCM枠の情報に基づき、アドレッサブルCMの配信実績を受信機5000から取得し、放送局1000へと提供する。広告会社ADは、管理サーバ3000からの配信実績を放送局1000を介して取得し、必要に応じて広告主MCへと伝える。
実施形態1のシステムでは、上記のようなアドレッサブルCMの配信機能を利用して、受信機5000の視聴者の嗜好にあったCMを受信機5000が録画する。
(システムの概略構成)
図2は、実施形態1にかかるシステムを含む全体構成を示す図である。
図2に示すように、放送局1000は、CM管理サーバを含む放送局サーバ1100、及びセキュリティ装置1200を備える。放送局1000は、電波による放送信号を送出する。放送信号は、BS放送、CS放送、地上デジタル放送等の信号を含みうる。また、放送局1000は、デジタル放送信号、アプリケーション制御情報(AIT:Application Information Table)、放送と通信の連携による提示に関する制御情報等を送出する。
アプリケーション制御情報は、放送番組と連動するアプリケーション等を実施形態1のシステムに含まれる受信機5000に対して周知するとともに、起動および終了のためのコマンド、制御情報などを含む。
アプリケーション制御情報を含むアプリケーション制御信号の伝送方法に関しては、例えば、専用のES(Elementary Stream)による伝送方式、同じデータを繰り返し送信するデータカルーセル方式、通信ネットワークのサーバ上に置かれている制御信号ファイルを取得する方式がある。後述するハイブリッドキャスト対応の受信機5000は、アプリケーション制御信号の指示にしたがって、指定されたURLからアプリケーションを取得し、アプリケーションバウンダリなどの制御を実行する。
放送局1000は、放送局サーバ1100を運営する。放送局サーバ1100は、番組タイトル、番組ID、番組概要、出演者、放送日時、その他のデータのメタデータを受信機5000に提供する。
受信機5000は、放送信号を受信して各種の放送番組および各種サービス情報を受信することができる。受信機5000は、基本機能であるデジタル放送の受信機能に加えて、放送通信機能連携サービスを実現するための機能を備える。受信機5000は、ブロードバンドネットワーク接続機能を用いて、ネットワークを介した動画コンテンツ配信サーバからの動画コンテンツを受信してもよい。
受信機5000は、ブロードバンドネットワーク接続機能に加えて次のような機能を備える。放送により送られてくるアプリケーション制御情報に応じてアプリケーションを実行する機能、放送と通信との連携による提示を行う機能等である。
受信機5000には、データ記録再生用のHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記録媒体5001を接続可能であるとともに、表示器5002、スピーカシステム5003を接続することも可能である。これらは、受信機5000に予め含まれている場合もある。
以上のように、受信機5000は、放送局1000からの放送番組および動画コンテンツ配信サーバからの動画コンテンツを受信するテレビジョン及びセットトップボックス等の受信装置として機能する。また、受信機5000は、放送局1000からの放送番組を録画するレコーダ等の録画装置として機能する。また、受信機5000は、録画番組およびブルーレイディスク等の映像コンテンツを再生する再生装置として機能する。また、受信機5000は、放送局1000からの放送番組を録画し、種々の映像コンテンツを再生する録画再生装置として機能する。
管理サーバ3000は、受信機5000を管理するとともに、受信機5000から視聴履歴を取得し、これを解析する。上述のように、管理サーバ3000は、視聴履歴の解析結果を放送局1000に自動送信してもよい。
また、管理サーバ3000は、放送局1000からアドレッサブルCM枠の情報を取得する。この情報には、例えば、アドレッサブルCM枠が設定された放送番組、アドレッサブルCM枠の時間帯等の情報が含まれる。管理サーバ3000は、アドレッサブルCM枠の情報に基づき、管理サーバ3000が管理する受信機5000に適したアドレッサブルCMの情報をその受信機5000に送信する。また、管理サーバ3000は、その受信機5000によるアドレッサブルCMの配信実績を取得する。管理サーバ3000は、配信実績を放送局1000に自動送信してもよい。
以上のように、管理サーバ3000は、自身が管理する受信機5000に適したアドレッサブルCMの情報をその受信機5000に送信する送信装置として機能する。
また、実施形態1のシステムは、受信装置としての受信機5000及び送信装置としての管理サーバ3000を備える送受信システムとして機能する。
CM配信用サーバ4000には、放送局1000が所有するCM管理サーバ(図1参照)から、放送局1000に広告会社ADから入稿されたアドレッサブルCMが送信される。受信機5000は、CM配信用サーバ4000が保有するアドレッサブルCMのうち、所定のアドレッサブルCMを受信する。
ここで、図3を用いて、伝送路におけるストリーム及び情報について説明する。
図3は、実施形態1にかかる放送信号を伝達するための放送波伝送路2100及びハイブリッドキャスト伝送路2200における主なストリーム及び情報を示す図である。各伝送路では、映像ストリーム、音声ストリーム、アプリケーション制御情報、サービス情報が伝送される。
(受信機のハードウェア構成例)
図4は、実施形態1にかかる受信機5000のハードウェアの構成例を示す図である。図4に示すように、受信機5000は、通信コンテンツ処理部5100と、放送コンテンツ処理部5300とを有する。通信コンテンツ処理部5100は、ネットワークに接続されるハイブリッドキャスト仕様を有する。ネットワークの接続先は、例えば上述の管理サーバ3000である。放送コンテンツ処理部5300は放送波を受信する。
通信コンテンツ処理部5100は、IP通信インターフェース5101を備える。IP通信インターフェース5101を介して取り込まれたストリームは、ストリーミング受信処理部5102で受信され、復調されたストリームがデマルチプレクサ5303で元の配列状態に復元される。デマルチプレクサ5303には、DRAM処理部5104が接続されており、このDRAM処理部5104で、プログラムを動作させ、例えば、自動ダウンロードを実行させることができる。
デマルチプレクサ5303で分離された映像ストリームは映像デコーダ5311でデコードされ、音声ストリームは音声デコーダ5312でデコードされ、字幕ストリームは字幕デコーダ5313でデコードされる。
デコードされた映像データ及び字幕データは、合成器5501で合成されて表示器5002に入力される。デコードされた音声データは、合成器5502を介して、スピーカシステム5003に入力される。
放送コンテンツ処理部5300は、放送チューナ5301を備える。放送チューナ5301で受信され復調されたストリームは、デスクランブラ5302に入力される。デスクランブラ5302では、入力ストリームが、CAS(Conditional Access System)モジュール5304からの鍵でデスクランブルされる。デスクランブラ5302でデスクランブルされたストリームは、デマルチプレクサ5303に入力される。
デマルチプレクサ5303は、データ放送用のデータをデータ放送受信処理部5330に出力する。また、デマルチプレクサ5303で分離された映像ストリームは映像デコーダ5311でデコードされ、音声ストリームは音声デコーダ5312でデコードされ、字幕ストリームは字幕デコーダ5313でデコードされる。
デコードされた映像データ及び字幕データは、合成器5501で合成されて表示器5002に入力される。デコードされた音声データは、合成器5502を介して、スピーカシステム5003に入力される。
また、デマルチプレクサ5303で分離されたデータ放送信号は、データ放送受信処理部5330で受信され、データ放送エンジン5315に入力される。データ放送により送られてきた表示用信号は、合成器5501に入力されて表示器5002にて表示される。
受信機5000の全体的な動作を制御する手段として、統合制御器5200が設けられている。統合制御器5200は、アプリケーション制御部5201、セキュリティ管理部5202を有する。アプリケーション制御部5201は、アプリケーション制御情報に含まれる各種情報や制御情報に基づいて、受信機5000の各ブロックを制御する。
また、統合制御器5200は、ユーザからGUI5220等を介して録画対象の放送番組等が指定されると、映像データ、字幕データ、及び音声データ等を所定のコンテンツ保護方式を用いて暗号化し、所定の記録フォーマットに変換した後、記録媒体5001に記録させることで放送番組の録画を行う。
また、統合制御器5200は、ユーザからGUI5220等を介して再生対象の録画番組等が指定されると、記録媒体5001に記録されたデジタルの映像データ、字幕データ、及び音声データ等を読み出させ、映像デコーダ5311、音声デコーダ5312、及び字幕デコーダ5313に供給することによって録画番組の再生を行う。
セキュリティ管理部5202は、アプリケーションを管理し、セキュリティ機能を実現する。例えば、セキュリティ管理部5202は、アプリケーション認証機能を持ち、認証されたアプリケーションをマネージメントアプリケーションとして扱う。また、セキュリティ管理部5202は、アクセス制御機能、提示機能、エンフォースメント機能、放送外のマネージメントアプリケーションを対象とするリボケーション機能等を備える。なお、ここではセキュリティ管理部5202の制御とアプリケーション制御部5201の制御とを分けて記載しているが、分けずに1つの管理部として制御してもよい。
アクセス制御機能は、利用が許可されたアプリケーションに対して、映像、音声、メタデータSI情報等の放送リソースや、受信機5000の映像音声出力、ネットワークインターフェース等の受信機リソースを参照可能とする。また、アプリケーションのセキュリティクラスに応じてアクセス可能な受信機API(Application Programming Interface)を制限する。
提示制御機能は、放送事業部の意図に基づき、放送動画へのオーバーレイの可否、表示領域及びサイズ、表示/非表示等のアプリケーションの表示方法を決定する。また、アプリケーションにCMやCMに関連するメッセージ等の補助情報の表示/非表示等を決定することもできる。さらに、災害報道などの緊急時において、例えばアプリケーションまたはその関連表示を一時的に非表示として、放送番組の全画面表示の制御を可能とする。
リボケーション機能は、放送事業者や利用者の利益を損なう、問題のあるアプリケーションを無効化できる機能である。
アプリケーションエンジン5130は、アプリケーションを実行するための環境を形成している。アプリケーションエンジン5130としては、ハイブリッドキャストに対応するための拡張APIを搭載した、例えばHTML5ブラウザが用いられる。
端末連携制御部5500は、外部の連携端末との連携を実行するインターフェースである。
ここで、記録媒体5001には、上述のCM配信用サーバ4000から取得したアドレッサブルCMが格納されている。CM配信用サーバ4000に保有されるアドレッサブルCMのうち、統合制御器5200は、その受信機5000の視聴者が好みそうなものを記録媒体5001へとダウンロードする。CM配信用サーバ4000が保有するアドレッサブルCMは、視聴者の嗜好を表す「車」「スポーツ」「旅行」等のタグが付けられた複数のグループに分けられている。統合制御器5200は、管理サーバ3000から取得した、その受信機5000の視聴者の嗜好に関する情報に基づき、視聴者の嗜好に合ったタグが付与されたアドレッサブルCM群をダウンロードする。
記録媒体5001へとダウンロードされたアドレッサブルCMは、DRAM処理部5104に一時格納される。その後、アドレッサブルCMは、デマルチプレクサ5303で分離され、映像ストリームは映像デコーダ5311でデコードされ、音声ストリームは音声デコーダ5312でデコードされ、字幕ストリームは字幕デコーダ5313でデコードされる。
デコードされた映像データ及び字幕データは、合成器5501で合成されて表示器5002に入力される。デコードされた音声データは、合成器5502を介して、スピーカシステム5003に入力される。これにより、アドレッサブルCMが、表示器5002及びスピーカシステム5003により出力される。
アプリケーション制御部5201は、アドレッサブルCMの再生に関するアプリケーション制御情報に基づき受信機5000の各ブロックを制御して、アドレッサブルCMを所定のアドレッサブルCM枠において再生する。
(管理サーバの構成例)
図5は、実施形態1にかかる管理サーバ3000の機能部の構成例を示す図である。図5に示すように、管理サーバ3000は、視聴履歴取得部3110、視聴履歴解析部3120、CM情報生成部3210、CM情報送信部3220、ユーザ属性蓄積部3310、視聴履歴蓄積部3320、及びCM情報蓄積部3330を備える。
視聴履歴取得部3110は、管理サーバ3000が管理する受信機5000から、受信機5000の視聴者による視聴履歴を取得する。視聴履歴には、例えば、ライブ視聴された放送番組の種別および放送時間帯等の視聴履歴、録画された放送番組の種別および放送時間帯等の録画履歴、並びに再生された録画番組の種別および再生時間等の再生履歴等の情報が含まれる。視聴履歴取得部3110は、これらの視聴履歴の情報を、放送番組視聴履歴3321、録画/再生履歴3322等として視聴履歴蓄積部3320に格納する。
視聴履歴解析部3120は、受信機5000の視聴者の嗜好等を解析する。このような解析には、視聴履歴蓄積部3320に格納された放送番組視聴履歴3321、録画/再生履歴3322等の情報、及びユーザ属性蓄積部3310に格納される性別情報3311、世代情報3312等の情報が用いられる。性別情報3311および世代情報3312は、受信機5000を所有する世帯の構成員についての属性情報である。このような属性情報は、例えば受信機5000の購入時の事前のアンケート調査等により、受信機5000を介して視聴者から得られる。このような解析により、視聴者の視聴傾向から、車好き、スポーツ好き、旅行好き、というような情報が得られる。
CM情報生成部3210は、視聴履歴解析部3120の解析により推定された嗜好等の情報から、この受信機5000の視聴者の嗜好にあったアドレッサブルCMを決定する。
例えば、視聴履歴解析部3120は、放送番組「a」の商品「n」についての一般向けCMが放送されるアドレッサブルCM枠において、この受信機5000の視聴者に向けて商品「m」についてのアドレッサブルCMを提供することに適するなどと判定する。
また、このほかにも、子供がいる世帯の保護者層に向け、保護者が視聴していると思われる夜の時間帯の放送番組において設定されるアドレッサブルCM枠において、子供に関連した商品のアドレッサブルCMを提供することなどが考えられる。
CM情報生成部3210は、この受信機5000の視聴者の嗜好にあったアドレッサブルCMの情報を含むCM情報を生成する。このようなCM情報は、この世帯の構成員ごとに生成されてよく、CM情報生成部3210は、例えば、ユーザ(A)向けのCM情報(A)3331、ユーザ(B)向けのCM情報(B)3332・・・等としてCM情報蓄積部3330に格納する。
CM情報送信部3220は、CM情報蓄積部3330に格納されたCM情報(A)3331、CM情報(B)3332・・・等を受信機5000に送信する。
なお、管理サーバ3000の上記に挙げた各機能部は単なる一例である。管理サーバ3000の所定の機能部が更に細分化された複数の機能部に分割されていてもよい。また、管理サーバ3000の上記に挙げた幾つかの機能部が統合されて1つの機能部となっていてもよい。また、管理サーバ3000が、上記に挙げた機能部を全て有していなくともよく、また、上記に挙げた機能部以外の機能部を有していてもよい。
(受信機の構成例)
図6は、実施形態1にかかる受信機5000の機能部の構成例を示す図である。図6に示すように、受信機5000は、操作受け付け部5610、CM情報取得部5620、放送受信部5710、動画コンテンツ受信部5720、ライブ視聴処理部5730、録画処理部5740、再生処理部5750、CM取得部5910、CM差し替え部5920、録画番組蓄積部5810、及びCM蓄積部5820を備える。
操作受け付け部5610は、ユーザからのライブ視聴操作、録画操作、録画予約操作、及び再生操作等の各種操作を受け付ける。ユーザによる性別情報3311、世代情報3312等の属性情報の入力も操作受け付け部5610を介して行われる。
CM情報取得部5620は、管理サーバ3000が生成したCM情報(A)3331、CM情報(B)3332・・・等を取得する。
CM取得部5910は、CM情報(A)3331、CM情報(B)3332・・・等に基づき、この受信機5000の視聴者の嗜好等に合ったアドレッサブルCMをCM配信用サーバ4000から取得し、CM(A)5821、CM(B)5822・・・等としてCM蓄積部5820に格納する。CM蓄積部5820は、上述のように、例えばキャッシュを一時的に記録するDRAM処理部5104等のハードウェア構成により実現され、CM(A)5821、CM(B)5822・・・等を一時的に格納する。これにより、CM(A)5821、CM(B)5822・・・等は、ユーザに意識されることなく、CM配信用サーバ4000からダウンロードされ、必要に応じて更新されることもできる。
CM差し替え部5920は、放送番組に含まれるCMのうち、アドレッサブルCM枠のCMを、CM蓄積部5820に格納されたCM(A)5821、CM(B)5822・・・等の任意のアドレッサブルCMに差し替える。
放送受信部5710は、放送局1000からの放送信号を受信する。
動画コンテンツ受信部5720は、例えばインターネット等のネットワークを介して、動画コンテンツ配信サーバ等からの動画コンテンツを受信する。動画コンテンツ配信サーバは、例えばビデオオンデマンドのようにビデオコンテンツ等の動画コンテンツを配信するサーバである。
ライブ視聴処理部5730は、放送番組および動画コンテンツ等のライブ視聴の処理を行う。ライブ視聴とは、例えば、その時点で放送中の放送番組をリアルタイムで表示することである。
録画処理部5740は、ユーザからの録画操作および録画予約操作にしたがい、アドレッサブルCM等を含む放送番組の録画の処理を行う。録画処理部5740は、録画番組(A)5811、録画番組(B)5812・・・を録画番組蓄積部5810に格納する。
再生処理部5750は、ユーザからの再生操作にしたがい、録画番組蓄積部5810から録画番組(A)5811、録画番組(B)5812・・・を読み出して再生の処理を行う。
なお、受信機5000の上記に挙げた各機能部は単なる一例である。受信機5000の所定の機能部が更に細分化された複数の機能部に分割されていてもよい。また、受信機5000の上記に挙げた幾つかの機能部が統合されて1つの機能部となっていてもよい。また、受信機5000が、上記に挙げた機能部を全て有していなくともよく、また、上記に挙げた機能部以外の機能部を有していてもよい。
(受信機の機能例)
次に、図7を用いて、実施形態1の受信機5000の機能例について説明する。図7は、実施形態1にかかる受信機5000の機能例について説明する図である。
図7の例では、放送局1000により本編PRGa、一般向けCMx、本編PRGbの順に放送されたコンテンツを、受信機5000によりアドレッサブルCM(aCM)yに差し替えて録画するものとする。また、一般向けCMxは、アドレッサブルCM枠で放送されるCMであるとする。
受信機5000のCM取得部5910は、視聴者の嗜好に合ったアドレッサブルCMyを予め取得しておく。
CM差し替え部5920は、放送番組の本編PRGaが開始されるとCM差し替えの準備をし、一般向けCMxの放送中、一般向けCMxをアドレッサブルCMyに差し替えて再生する。これにより、受信機5000におけるライブ視聴では、アドレッサブルCMyが一般向けCMxに対して上書き表示される。アドレッサブルCMyと一般向けCMxのCM枠とは同じ長さに設定されているため、アドレッサブルCMyの再生が終了すると一般向けCMxのCM枠も終了し、放送番組の本編PRGbが開始される。
CM差し替え部5920によるCMの差し替えは、具体的には、例えば以下のように行われる。放送番組の本編PRGaが開始されると、受信機5000において、アドレッサブルCMyの配信に関するハイブリッドキャストアプリケーションが非表示状態で起動される。放送信号に含まれ、一般向けCMxの開始を予告するイベントメッセージが受信されると、ハイブリッドキャストアプリケーションは、放送動画に重ねて透明画面等を表示する。これにより、放送番組の本編PRGaの視聴は妨げられない。放送信号に含まれるCM開始を示すイベントメッセージが受信されると、取得したアドレッサブルCMyが、放送中の一般向けCMxに重ねて再生される。アドレッサブルCMyの再生が終了するタイミングで、放送信号に含まれるCM終了を示すイベントメッセージが受信され、放送番組の本編PRGbが開始する。
一方、録画処理部5740は、放送番組の本編PRGaが開始されると録画の処理を開始する。また、録画処理部5740は、放送中の一般向けCMxではなく、差し替え後のアドレッサブルCMyを録画する。また、録画処理部5740は、アドレッサブルCMyの再生終了後も録画を継続し、放送番組の本編PRGbが終了すると録画の処理を終了する。これにより、本編PRGa、アドレッサブルCMy、本編PRGbの順に録画されたコンテンツ、例えば録画番組5811が生成される。
(受信機における録画再生処理)
次に、図8を用いて、実施形態1の受信機5000による受信処理としての録画再生処理の例について説明する。図8は、実施形態1にかかる受信機5000における録画再生処理の手順の一例を示すフロー図である。
図8に示すように、CM取得部5910は、視聴者の嗜好に合ったアドレッサブルCMをCM配信用サーバ4000から取得し、CM(A)5821、CM(B)5822・・・等としてCM蓄積部5820に格納する(ステップS101)。
ユーザによる録画操作または録画予約がされ、録画対象の放送番組が開始されると、録画処理部5740は、放送番組の録画を開始する(ステップS102)。
CM差し替え部5920は、アドレッサブルCM枠の放送開始を検出すると、アドレッサブルCM枠で放送される一般向けCMをアドレッサブルCMに差し替える(ステップS103)。
アドレッサブルCMの再生終了と共にアドレッサブルCM枠の放送も終了する(ステップS104)。
録画対象の放送番組が終了すると、録画処理部5740は録画を終了する(ステップS105)。
以上により、実施形態1の受信機5000による録画再生処理が終了する。
近年、テレビやインターネットを介したコンテンツの視聴履歴を収集し、視聴者の嗜好や購買行動等の解析が行われている。このような解析結果を活用する1つの手段として、特定の視聴者に向けたアドレッサブルCM配信のニーズがある。
実施形態1のシステムでは、通常の放送番組内のCM枠にアドレッサブルCMを差し替えて切り替え表示をするCM差し替え部5920を有する。そして、録画処理部5740が、差し替え後のアドレッサブルCMをそのまま録画する。これにより、アドレッサブルCMを単に配信するのではなく録画することができる。
実施形態1のシステムでは、その受信機5000の視聴履歴および視聴者の属性等から解析されたアドレッサブルCMに差し替えられる。これにより、その受信機5000の視聴者の嗜好に合ったアドレッサブルCMに差し替えて録画することができる。
なお、実施形態1のシステムにおいて、アドレッサブルCM枠の開始や終了は、CM差し替え部5920が放送局1000からのイベントメッセージを受信して検出するほか、アドレッサブルCM枠の放送時刻等の情報に基づき、アドレッサブルCM枠の開始や終了を検出してもよい。または、放送内容の画像認識等に基づきアドレッサブルCM枠の開始や終了を検出してもよい。
(変形例)
以下、図面を参照して、実施形態1の変形例について詳細に説明する。変形例のシステムは、録画の順番が必ずしも放送順とならない場合の例である。このような変形例のシステムでは、例えば、録画対象の放送番組の開始時に、差し替え予定のアドレッサブルCMが未取得の場合等に対応することができる。
図9は、実施形態1の変形例にかかる受信機5000の機能例について説明する図である。
図9(a)に示すように、受信機5000の録画処理部5740は、放送番組の本編PRGaが開始されると録画の処理を開始する。
図9(b)に示すように、CM差し替え部5920は、例えば差し替え予定のアドレッサブルCMyが未取得の状態である場合には、アドレッサブルCM枠の放送開始を検出すると、そのCM枠の開始位置にフラグFを立てる。
図9(c)に示すように、録画処理部5740は、アドレッサブルCMyの再生が開始されない場合には、そのCM枠の放送中、録画を一時停止しても継続してもよい。
一方、CM取得部5910は、アドレッサブルCM枠の開始位置を示すフラグFが立つと、あるいは、CM差し替え部5920からの通知により、CM配信用サーバ4000から、差し替え予定のアドレッサブルCMyのダウンロードを開始する。
図9(d)に示すように、CM差し替え部5920は、アドレッサブルCMyのダウンロード終了後、例えば放送番組の本編PRGbの終了時のタイミング等で、アドレッサブルCMyを録画処理部5740に録画させる。これにより、例えば録画番組5812が生成される。
つまり、図9の例では、録画処理部5740は、本編PRGa、本編PRGb、アドレッサブルCMyの順に録画を行ったこととなる。
この場合であっても、この録画番組5812を再生する場合には、再生処理部5750は、アドレッサブルCM枠の開始位置を示すフラグFにしたがい、本編PRGa、アドレッサブルCMy、本編PRGbの順に再生する。
図10は、実施形態1の変形例にかかる受信機5000における録画再生処理の手順の一例を示すフロー図である。図10の例では、録画対象の放送番組の受信開始時点において、差し替え予定のアドレッサブルCMが未取得であるものとする。
図10に示すように、ユーザによる録画操作または録画予約がされ、録画対象の放送番組が開始されると、録画処理部5740は、放送番組の録画を開始する(ステップS201)。
CM差し替え部5920は、アドレッサブルCM枠の放送開始を検出すると、アドレッサブルCM枠の開始位置を示すフラグを立てる(ステップS202)。
CM差し替え部5920は、アドレッサブルCM枠の放送終了を検出する(ステップS203)。
録画対象の放送番組が終了する(ステップS204)。
一方、CM取得部5910は、この放送番組に含まれるアドレッサブルCM枠において差し替え予定のアドレッサブルCMのCM配信用サーバ4000からの取得を開始し、CM差し替え部5920は、アドレッサブルCMが取得されるまで待つ(ステップS205:No)。
アドレッサブルCMが取得されると(ステップS205:Yes)、CM差し替え部5920は、取得されたアドレッサブルCMを所定のタイミングで録画処理部5740に録画させる(ステップS206)。
録画処理部5740は、放送番組の終了(ステップS204)またはアドレッサブルCMの録画終了(ステップS206)のいずれか遅い方を待って録画を終了する(ステップS207)。
このように、ステップS205〜S206は、例えばステップS203〜S207の間に、録画対象の放送番組の録画と並行して進められる。
以上により、変形例の受信機5000における録画再生処理が終了する。
実施形態1の変形例のシステムでは、録画処理部5740による録画順は放送順でなくともよく、再生処理部5750は録画順によらず正規の順番に再生を行う。これにより、例えば、録画対象の放送受信時点で差し替えるべきアドレッサブルCMが未取得であっても、後からダウンロードを行って挿入することが可能である。
[実施形態2]
以下、図面を参照して、実施形態2について詳細に説明する。実施形態2のシステムでは、複数のユーザそれぞれに向けた複数のアドレッサブルCMを録画する。
(受信機の構成例)
図11は、実施形態2にかかる受信機5000aの機能部の構成例を示す図である。図11に示すように、受信機5000aは、実施形態1の受信機5000の構成に加えて、ユーザ識別部5630及びユーザ情報蓄積部5830を備える。
ユーザ識別部5630は、受信機5000aが設置されている世帯の構成員を識別する。ユーザ識別部5630は、例えばカメラ機能を備えており、受信機5000aを操作するユーザを画像認識等により識別する。受信機5000aが音声による操作指示の受け付けが可能に構成されている場合などには、ユーザ識別部5630は音声情報からユーザを識別してもよい。ユーザ識別部5630は、これに加えて、管理サーバ3000が有する性別情報3311及び世代情報3312等のユーザに関する属性情報をユーザ識別に役立ててもよい。ユーザ識別部5630は、操作受け付け部5610からユーザ自身による情報を得てもよい。
ユーザ識別部5630は、識別した各ユーザについての情報をユーザ情報(A)5831、ユーザ情報(B)5832・・・等としてユーザ情報蓄積部5830に格納する。また、各ユーザの受信機5000の操作履歴や視聴履歴等と紐づけられることで、ユーザ情報(A)5831、ユーザ情報(B)5832・・・等は、各ユーザの嗜好や各ユーザ向けのアドレッサブルCM等の情報を含む。これらの情報は、管理サーバ3000による解析結果に基づく。
具体的には、例えば、ユーザ情報(A)5831は、その世帯の父親に関する情報で、父親の嗜好として車好きであること、父親向けのアドレッサブルCMとして車に関するCMが適切であること等の情報を含む。また例えば、ユーザ情報(B)5832は、その世帯の子供に関する情報で、子供の嗜好としてスポーツ好きであること、子供向けのアドレッサブルCMとして野球ボールに関するCMが適切であること等の情報を含む。
ユーザ識別部5630は、受信機5000aにおいて所定の録画番組の再生操作または再生指示がなされると、ユーザ情報(A)5831、ユーザ情報(B)5832・・・等を参照して、その再生操作または再生指示を行ったユーザを特定する。
また、ここでのCM差し替え部5920は、CM差し替え時、1つの放送CMに対して複数のユーザに向けた複数のアドレッサブルCMに差し替える。
(受信機の機能例)
図12は、実施形態2にかかる受信機5000aの機能例について説明する図である。図12の例では、受信機5000aのCM取得部5910は、例えば各ユーザの嗜好に合った複数のアドレッサブルCMa,b,cを予め取得しておく。
図12に示すように、CM差し替え部5920は、録画対象の放送番組における一般向けCMxの1つの放送枠に対して、複数のアドレッサブルCMa,b,cを録画処理部5740に録画させる。
これにより、複数のアドレッサブルCMa,b,cを含むアドレッサブルCM群gpが放送番組と共に録画された録画番組セット5813sが生成される。録画処理部5740は、この録画番組セット5813sを録画番組蓄積部5810に格納する。
受信機5000aにおいて録画番組セット5813sの再生操作または再生指示がなされると、ユーザ識別部5630は再生操作または再生指示を行ったユーザを特定する。
再生処理部5750は、録画番組セット5813sの再生時、録画番組セット5813sに含まれるアドレッサブルCM群gpの中から、ユーザ識別部5630が特定したユーザに向けたいずれかのアドレッサブルCMa,b,cを選択して再生する。
(受信機における録画再生処理)
図13は、実施形態2にかかる受信機5000aにおける録画再生処理の手順の一例を示すフロー図である。
図13に示すように、CM取得部5910は、それぞれの視聴者の嗜好に合ったアドレッサブルCMa,b,cをCM配信用サーバ4000から取得してCM蓄積部5820に格納する(ステップS301)。
録画処理部5740は、複数のアドレッサブルCMa,b,cを含むアドレッサブルCM群gpが放送番組と共に録画された録画番組セット5813sを生成して録画番組蓄積部5810に格納する(ステップS302)。
操作受け付け部5610において再生操作または再生指示が受信されると(ステップS303)、再生処理部5750は、その再生操作または再生指示が録画番組セット5813sを対象としたものであるか否かを判定する(ステップS304)。録画番組セット5813sを対象としたものでなければ(ステップS304:No)ステップS307へ進む。
録画番組セット5813sを対象としたものであれば(ステップS304:Yes)、ユーザ識別部5630は、ユーザ情報(A)5831、ユーザ情報(B)5832・・・等を参照して、その再生操作または再生指示を行ったユーザを特定する(ステップS305)。
再生処理部5750は、録画番組セット5813sのアドレッサブルCM群gpの中から、特定されたユーザ向けのアドレッサブルCMを選択する(ステップS306)。
再生処理部5750は録画番組の再生を開始する(ステップS307)。
再生処理部5750は、再生対象が、録画番組セット5813sである場合、ステップS305において選択したアドレッサブルCMを再生する(ステップS308)。
再生処理部5750は録画番組の再生を終了する(ステップS309)。
以上により、実施形態2の受信機5000aにおける録画再生処理が終了する。
実施形態2のシステムでは、受信機5000aの視聴者が複数いる場合であっても、個々の視聴者の嗜好に合ったアドレッサブルCMを選択して再生することができる。
なお、実施形態2のシステムにおいて、実施形態1の変形例の構成を適用することもできる。つまり、録画番組セットの録画順は放送順であるかを問わず、録画番組の再生にあたっては正規の順で再生される。これにより、録画番組のアドレッサブルCM群に含まれるべき複数のアドレッサブルCMのうちの1つ以上が、放送開始時に未取得であったとしても、録画番組セットを生成することができる。
以上のように、上述の実施形態1,2及びその変形例のシステムでは、例えば、視聴ユーザの嗜好に合ったCMを表示することができる。
実施形態1,2及びその変形例のシステムでは、予めCM配信用サーバ4000からダウンロードされ、CM蓄積部5820に格納されたアドレッサブルCMの中からだけでなく、よりユーザの嗜好に合ったアドレッサブルCMを選択することが可能となる。
これにより、ユーザは、より自分の嗜好に合ったCMを視聴することができる。また、広告主MC及び広告会社AD等のCMを提供する側としては、より視聴してもらいたい対象に効率的にCMを配信することができる。また、放送局1000側としては、アドレッサブルCM枠の価値が上がって増収入につながる。
実施形態1,2及びその変形例のシステムでは、録画時にCMの差し替えを行うことにより、再生時のCM差し替え制御が不要になり、再生制御を単純化することができる。再生制御の単純化は、再生装置としての受信機5000の低価格化に通じ、受信機5000の普及率の向上にも役立つ。
これにより、ユーザは、受信機5000の低価格化による経済的メリットを得られやすい。また、CMを提供する側や放送局1000側としては、上記のような機能を備える受信機5000の普及により、アドレッサブルCMの視聴数の更なる増加というメリットを受けることができる。
実施形態1,2及びその変形例のシステムにおける技術を適用することで、例えば録画機能を有さない再生装置を使った場合にも、リムーバブルメディアの使用およびリモート視聴等により、CM差し替えが可能となる。
これにより、ユーザは、より多くの再生環境を得て、自分の嗜好に合ったCMを視聴することができる。CMを提供する側や放送局1000側としては、再生環境が充実することで、アドレッサブルCMの視聴数の更なる増加というメリットを受けることができる。なお、リムーバブルメディアを使用した再生時には再生履歴を取得することは困難であるが、録画実績から実視聴数を類推することが可能である。
[その他の実施形態]
上述の実施形態1,2及びその変形例において、1つの管理サーバ3000に対して1つの受信機5000のみを示したが、これに限られない。1つの管理サーバが複数の受信機を管理してよい。
上述の実施形態1,2及びその変形例において、本編とアドレッサブルCMとのエンコードが異なっている場合、一方のストリームを他方のストリームのエンコードで再エンコード、または双方を別のエンコードで再エンコードしてもよい。これにより、再生処理を単純化することが可能となる。
上述の実施形態1,2及びその変形例において、受信機5000の録画番組蓄積部5810にダウンロードしたアドレッサブルCMを再生することとしたが、MPEG−DASH(MPEG Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)に基づき、CM配信用サーバ4000上のアドレッサブルCMをストリーミング再生してもよい。
上述の実施形態1,2及びその変形例においては、放送番組内のCM枠をアドレッサブルCMに差し替える例について説明したが、インターネットにより配信されたコンテンツに対して実施形態1,2及びその変形例を適用してもよい。
また、上記実施形態に示した各構成要素を、コンピュータのハードディスク装置などのストレージにインストールしたプログラムで実現してもよく、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体に記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで本発明の機能をコンピュータが実現するようにしてもよい。電子媒体としては、例えばCD−ROM等の記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア等が含まれる。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
本発明の実施形態について説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1000…放送局、3000…管理サーバ、3110…視聴履歴取得部、3120…視聴履歴解析部、3210…CM情報生成部、3220…CM情報送信部、3310…ユーザ属性蓄積部、3320…視聴履歴蓄積部、3330…CM情報蓄積部、4000…CM配信用サーバ、5000…受信機、5610…操作受け付け部、5620…CM情報取得部、5710…放送受信部、5720…動画コンテンツ受信部、5730…ライブ視聴処理部、5740…録画処理部、5750…再生処理部、5810…録画番組蓄積部、5820…CM蓄積部、5910…CM取得部、5920…CM差し替え部。

Claims (6)

  1. 放送信号により放送番組を受信する放送受信部と、
    受信された前記放送番組を録画する録画処理部と、
    放送番組中の差し替えを許可された第1の広告を所定の広告に差し替える広告差し替え部と、
    視聴者の視聴履歴から解析された前記視聴者の嗜好に基づく第2の広告を格納する広告蓄積部と、を備え、
    前記広告差し替え部は、
    前記第1の広告が前記放送受信部により受信中の放送番組に含まれる場合には、前記広告蓄積部に格納された前記第2の広告に差し替え、
    前記録画処理部は、
    前記放送番組中の前記第1の広告が前記第2の広告に差し替えられた状態で録画して録画番組を生成する、
    受信装置。
  2. 前記録画処理部は、
    本編および前記本編に挿入される前記第1の広告が放送される場合、前記第1の広告が放送される順番と同じ順番または異なる順番で前記第2の広告を録画する、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記広告差し替え部は、
    本編および前記本編に挿入される前記第1の広告が放送される場合であって、前記広告蓄積部に前記第2の広告が格納されていない場合には、前記第1の広告の開始位置にフラグを立て、前記広告蓄積部に前記第2の広告が格納された後、前記第2の広告への差し替えを行い、
    前記録画処理部は、
    前記広告蓄積部に前記第2の広告が格納された後、前記第1の広告が放送される順番とは異なる順番で前記第2の広告を録画する、
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記広告差し替え部は、
    前記第1の広告がライブ視聴中の放送番組に含まれる場合には、前記ライブ視聴中に、前記広告蓄積部に格納された前記第2の広告に差し替える、
    請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記広告蓄積部は、
    複数の視聴者の各々の嗜好に基づく複数の広告を広告群として格納し、
    前記広告差し替え部は、
    広告の差し替えを行う場合には前記広告群に差し替え、
    前記録画処理部は、
    前記広告群を録画して録画番組セットを生成する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の受信装置。
  6. 放送番組を受信して録画する受信装置で実行される受信方法であって、
    視聴者の視聴履歴から解析された前記視聴者の嗜好に基づく第2の広告を広告蓄積部に格納し、
    差し替えを許可された第1の広告が受信中の放送番組に含まれる場合には、前記広告蓄積部に格納された前記第2の広告に差し替え、
    前記放送番組中の前記第1の広告が前記第2の広告に差し替えられた状態で録画して録画番組を生成する、
    受信方法。
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