JP2020102706A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの影響を抑制した通信装置を提供する。【解決手段】通信装置は、車両の壁部を挟んで互いに対向するように配置されるアンテナユニットと通信ユニットとを備えた通信装置であって、前記アンテナユニットは、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子を覆うケースと、を有し、前記通信ユニットは、電子回路が設けられた回路基板と、前記回路基板を収容する筐体と、を有し、前記電子回路は、前記複数のアンテナ素子が接続されるアンテナ端子と、信号線を介して前記アンテナ端子に接続される複数の通信回路部と、前記複数の通信回路部を制御する制御部と、を含み、前記回路基板には、金属部材が挿通する開口部が更に設けられ、前記アンテナ端子と前記制御部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置に関する。
従来より、車両の屋根の上に配置されるアンテナユニットと、アンテナユニットに接続される通信ユニットとを含む通信装置がある。通信ユニットは、アンテナユニットに接続されるアンテナ端子と、アンテナユニットを介して送信又は受信する信号を処理する回路等を含む(例えば、特許文献1参照)。
特許第6314277号
ところで、通信ユニットの内部に、アンテナユニットで送信又は受信される信号に影響を与え得るノイズを生じるノイズ発生源がある場合には、アンテナ端子とアンテナユニットとを接続する配線等からノイズが侵入し、配線で伝送される信号にノイズが乗るおそれがある。このようなノイズは、車両側から無線通信でデータを受信したサーバ等におけるデータ処理、又は、車両側におけるデータ処理に影響を与えるおそれがある。
そこで、ノイズの影響を抑制した通信装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の通信装置は、車両の壁部を挟んで互いに対向するように配置されるアンテナユニットと通信ユニットとを備えた通信装置であって、前記アンテナユニットは、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子を覆うケースと、を有し、前記通信ユニットは、電子回路が設けられた回路基板と、前記回路基板を収容する筐体と、を有し、前記電子回路は、前記複数のアンテナ素子が接続されるアンテナ端子と、信号線を介して前記アンテナ端子に接続される複数の通信回路部と、前記複数の通信回路部を制御する制御部と、を含み、前記回路基板には、金属部材が挿通する開口部が更に設けられ、前記アンテナ端子と前記制御部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている。
ノイズの影響を抑制した通信装置を提供することができる。
実施の形態1の通信装置10を示す図である。 通信ユニット100を分解した状態を示す図である。 回路基板105の下面側の構成を示す図である。 電子回路モジュール170の構成を示す図である。 通信ユニット100の断面図である。 実施の形態の第1変形例の通信ユニット100M1を示す図である。 実施の形態の第2変形例の通信装置10Mを示す図である。
以下、本発明の通信装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の通信装置10を示す図である。通信装置10は、アンテナユニット50と通信ユニット100とを含む。アンテナユニット50は、車両のルーフ(屋根)1の上面1Aに配置され、通信ユニット100は、車両のルーフ1の下面1Bの下にアンテナユニット50と対向するように配置される。通信ユニット100は、ネジ留め等でルーフ1に吊り下げられた状態で固定される。車両のルーフ1は、車両の壁部の一例である。
以下では、車両のルーフ1に取り付けられた状態における通信装置10の上下関係を用いて説明を行う。また、平面視とは上から下に向かって見ることをいう。また、回路基板105、サブ基板171、ユニットケース101M等の表面のことを下面と称し、裏面のことを上面と称する場合もある。なお、これらの方向性は発明に係る通信装置10の使用時の方向を限定するものではない。
アンテナユニット50は、複数のアンテナ素子であるアンテナ51、52、53と、ケース54とを含む。アンテナ51は、GNSS(Global Navigation Satellite System)通信用のアンテナ素子であり、GPS(Global Positioning System)衛星から位置情報と時間情報を含むGPS信号を受信するために設けられている。
アンテナ52は、LTE(Long Term Evolution)通信用のアンテナ素子であり、携帯電話基地局と通信するために設けられている。ここでは一例としてLTEを用いて説明するが、5G(Fifth Generation)やその他の形式であってもよい。
アンテナ53は、V2X通信用のアンテナ素子であり、IEEE802.11p規格に基づいて、車両同士の間での通信(V to V)や車両と路上設備との間での通信(V to I)の他に、車両と携帯端末との間の通信等に用いるために設けられている。
アンテナ51、52、53は、それぞれ、ケーブル51A、52A、53Aを介して通信ユニット100に接続されている。ケーブル51A、52A、53Aは、ケース54の開口部54Aと、ルーフ1に設けられた開口部(貫通孔)1Cとに挿通されて、車両の内部側(車室内側)に引き回されている。
通信ユニット100は、主な構成要素として、ユニットケース101、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、GW(Gateway)処理部121、制御部122、I/F(interface)131、I/F132、WLAN(Wireless Local Area Network)/BT(Bluetooth(登録商標))モジュール133を含む。
ここで、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113は、それぞれ、通信回路部の一例である。GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113は、後述する回路基板105の信号線107や前述したケーブル51A、52A、53A等を介してアンテナ51、52、53に接続される。また、GW処理部121と制御部122は、一例として1つのCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)120によって実現される。
ユニットケース101は、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、GW処理部121、制御部122、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133等を収納する金属製の筐体である。ユニットケース101には、コネクタ134、135等が設けられており、ケーブル51A、52A、53A、及びアンテナ133Aが接続されている。
GNSSモジュール111は、アンテナ51とGW処理部121とに接続されており、アンテナ51が受信するGPS信号に増幅や復調等の信号処理を行い、GW処理部121に出力する。
LTEモジュール112は、アンテナ52とGW処理部121とに接続されており、アンテナ52が受信する信号に増幅や復調等の信号処理を行い、GW処理部121に出力する。また、LTEモジュール112は、GW処理部121から伝達された信号に変調や増幅等の信号処理を行い、送信信号としてアンテナ52に出力する。
V2Xモジュール113は、アンテナ53とGW処理部121とに接続されており、アンテナ53が受信する信号に増幅や復調等の信号処理を行い、GW処理部121に出力する。また、V2Xモジュール113は、GW処理部121から伝達された信号に変調や増幅等の信号処理を行い、送信信号としてアンテナ52に出力する。
GW処理部121は、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133に接続されている。GW処理部121は、GNSSモジュール111から入力されるUART用のプロトコルのGPS信号をイーサネット(登録商標)、CAN(Controller Area Network)、又はPCIe(PCI Express)用のプロトコルのデータに変換して、I/F131、I/F132、又はWLAN/BTモジュール133に出力する。すなわち、GW処理部121は、GNSSモジュール111に対応したプロトコルと、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133に対応したプロトコルとの間のプロトコル変換を行う。
また、GW処理部121は、LTEモジュール112から入力されるLTE用のプロトコル(USB等)の信号をイーサネット、CAN、又はPCIe用のプロトコルのデータに変換して、I/F131、I/F132、又はWLAN/BTモジュール133に出力するとともに、I/F131、I/F132、又はWLAN/BTモジュール133から入力されるイーサネット、CAN、又はPCIe用のプロトコルのデータをLTE用のプロトコルの信号に変換して、LTEモジュール112に出力する。すなわち、GW処理部121は、LTEモジュール112に対応したプロトコルと、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133に対応したプロトコルとの間のプロトコル変換を行う。
また、GW処理部121は、V2Xモジュール113から入力されるV2X用のプロトコル(USB等)の信号をイーサネット、CAN、又はPCIe用のプロトコルのデータに変換して、I/F131、I/F132、又はWLAN/BTモジュール133に出力するとともに、I/F131、I/F132、又はWLAN/BTモジュール133から入力されるイーサネット、CAN、又はPCIe用のプロトコルのデータをV2X用のプロトコルの信号に変換して、V2Xモジュール113に出力する。すなわち、GW処理部121は、V2Xモジュール113に対応したプロトコルと、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133に対応したプロトコルとの間のプロトコル変換を行う。なお、GW処理部121は、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133の間のプロトコル変換を更に行っても構わない。
制御部122は、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、GW処理部121、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133を制御し、これらの電子回路の動作管理を行う。
I/F131、I/F132は、それぞれ、車両のイーサネット及びCAN用のバスを介して車両に搭載されたECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)に接続され、データの送受信を行う。I/F131、I/F132は、車内通信ネットワークに接続される送受信部のうちの有線送受信部の一例である。
WLAN/BTモジュール133は、アンテナ133Aに接続され、車両に搭載された無線通信を行うECU等とWLAN又はBluetoothによるデータの送受信を行う。WLAN/BTモジュール133は、車内通信ネットワークに接続される送受信部のうちの無線送受信部の一例である。
図2は、通信ユニット100を分解した状態を示す図である。ユニットケース101は、上側のケース部101Aと下側のケース部101Bとに分割可能であり、ケース部101Aとケース部101Bとを接合して生じる内部空間には回路基板105が収納される。回路基板105には、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、GW処理部121、制御部122、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133、及び、後述するアンテナ端子140、電源回路150、160等の電子回路を構成するための電子部品が実装されるが、図2では省略する。なお、以下の説明では、電子回路を構成するための電子部品を実装することを、「電子回路を設ける」と称して説明を進める。
ケース部101Aとケース部101Bは、平面視で矩形状であり、合わせた状態で直方体状である。すなわち、ユニットケース101のZ軸方向の厚さは、ユニットケース101の全体で略一定である。
ケース部101A、101Bは、平面視における中央部に、円筒部102A、102Bをそれぞれ有する。ケース部101Aと101Bとを合わせた状態では、円筒部102Aの下端と円筒部102Bの上端とが当接し、ユニットケース101の平面視での中央を上下方向に貫通する円筒部102を構築する。一例として、円筒部102Aは円筒部102Bよりも上下方向の長さが長い。
回路基板105は、平面視における中央に、円筒部102Aを挿通させるための開口部106を有する。
図3は、回路基板105の下面側の構成を示す図である。回路基板105は、一例としてFR−4(Flame Retardant type 4)規格のプリント基板であり、複数の金属層と絶縁層とを重ね合わせた構成を有する。複数の金属層は、回路基板105の上面と下面に加えて、絶縁層同士の間の内層にも設けられていてもよい。金属層には、信号伝達用の信号線107や接地用のグランドパターン108等が設けられている。回路基板105の中央に設けられる開口部106の周囲は、グランドパターン108で囲まれている。開口部106は、平面視で円形であり、中心は、回路基板105の中心と一致する。
以下では、XYZ座標を用いて説明する。+Z方向は上方向であり、−Z方向は下方向である。
図3は、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、CPU120(GW処理部121、制御部122)、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133に加えて、アンテナ端子140、電源回路150、160等の回路基板105上の配置を示している。
アンテナ端子140は、開口部106の−X方向側に配置されている。アンテナ端子140は、複数の端子141を有する。複数の端子141は、回路基板105を貫通しており、各端子141には、+Z方向側でアンテナユニット50のケーブル51A、52A、53Aが接続される。図3には、各端子141の−Z方向側の端部を示す。
また、アンテナ端子140は、信号線107を介してGNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113に接続される。
アンテナ端子140の平面視での中心(アンテナ端子140が配置される領域の中心)は、開口部106の中心106Cを通るX軸に平行な直線(仮想線)上に位置し、複数の端子141は、X軸及びY軸に平行な四辺で囲まれる矩形状の領域内に配置されている。
LTEモジュール112は、アンテナ端子140の−X方向側に設けられている。V2Xモジュール113は、LTEモジュール112の−Y方向側に設けられている。GNSSモジュール111は、開口部106の−Y方向側に設けられている。
CPU120は、GW処理部121及び制御部122を含み、開口部106の+X方向側に配置されている。CPU120の周辺にはメモリ等が更に設けられていてもよい。
CPU120の平面視での中心(CPU120が配置される領域の中心)は、開口部106の中心106Cを通るX軸に平行な直線(仮想線)上に位置しており、アンテナ端子140の平面視での中心とCPU120の平面視での中心とを通る直線が、平面視で開口部106を通るような位置関係となっている。以下、アンテナ端子140とCPU120とが、このような位置関係にあることを、「アンテナ端子140とCPU120とが、開口部106を挟んだ位置にある」と称して説明を進める。アンテナ端子140とCPU120との位置関係以外の位置関係についても同様である。
I/F131、I/F132は、アンテナ端子140とI/F131、I/F132とが開口部106を挟んだ位置となるように、CPU120の+Y方向側に配置されている。I/F131は、GW処理部121に接続されるとともに、車内通信用のコネクタ134を介して車両のイーサネット用のバスに接続される。I/F132は、GW処理部121に接続されるとともに、車内通信用のコネクタ135を介して車両のCAN用のバスに接続される。
WLAN/BTモジュール133は、GNSSモジュール111とV2Xモジュール113との間に設けられている。WLAN/BTモジュール133は、GW処理部121に接続されるとともに、WLAN/BT用のアンテナ133A(図1参照)に接続される。図3では、WLAN/BT用のアンテナ133Aを省略するが、WLAN/BTモジュール133の近くに設ければよい。また、ユニットケース101は、WLAN/BT用のアンテナ133Aに対応する位置に、開口部を有すればよい。開口部は、樹脂等の絶縁部材で覆われていてもよい。
電源回路150は、アンテナ端子140と電源回路150とが開口部106を挟んだ位置となるように、CPU120の−Y方向側に配置されている。
電源回路150は、CPU120等に電力を供給する電源回路であり、電源用のコネクタ136を介して車両のバッテリから供給される電力の電圧を変換してCPU120等に供給する。電源回路150としては、高速のスイッチング動作により電圧変換を行うスイッチングレギュレータ等を含む回路が用いられる。電源回路150は、電源部の一例である。
電源回路160は、LTEモジュール112の+Y方向側に設けられている。
電源回路160は、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113等に電力を供給する電源回路であり、電源用のコネクタ136を介して車両のバッテリから供給される電力の電圧を変換してGNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113等に供給する。
電源回路160は、並列接続された複数のコンデンサ161を有する。コンデンサ161は大容量の電解コンデンサであり、ノイズ低減等の目的で用いられる。通常、電解コンデンサが大容量である程、ノイズ低減効果を得易いが、高背化し易い。それに対し、複数の電解コンデンサを並列に接続することにより、大容量化を実現しつつ、高背化を抑制でき、通信ユニット100の高さを抑制し易くなる。コンデンサ161は、高背型の電子部品の一例である。
以上のように、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、GW処理部121、制御部122、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133、アンテナ端子140、電源回路150、160等が、回路基板105の下面に設けられている。このため、回路基板105の下面側は、ルーフ1とは反対側であるため、各構成要素の高さが異なる場合に設計し易い。
また、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113、GW処理部121、制御部122、I/F131、I/F132、WLAN/BTモジュール133、アンテナ端子140、電源回路150、160等の電子回路を回路基板105に設けた状態での重心が、開口部106の内側に位置するように、これらの電子回路を配置すればよい。重心は、開口部106の中心106Cと一致することが最も望ましい。
通信ユニット100は、ネジ留め等でルーフ1に吊り下げられた状態で固定されるため、車両が走行して車両に振動が発生しても、通信ユニット100を安定的に保持し易くなる。
図4は、電子回路モジュール170の構成を示す図である。電子回路モジュール170は、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113等として用いられる。電子回路モジュール170は、サブ基板171、IC(Integrated Circuit:集積回路)チップ172等の電子部品、金属カバー173、及び信号端子174を有する。
サブ基板171は、一例としてFR−4規格等の回路基板であり、回路基板105よりも平面視でのサイズは格段に小さく、回路基板105の下面に実装される。ICチップ172は、サブ基板171の下面に実装される。ICチップ172には、サブ基板171の配線を介して信号端子174が接続される。
金属カバー173は、サブ基板171の下面側で、サブ基板171及びICチップ172を覆う金属製のカバーである。信号端子174は、サブ基板171の上面に設けられる複数の信号端子であり、アンテナ52又は53に接続される信号端子を含む。
このような電子回路モジュール170は、回路基板105の下面(図3に示す面)に実装され、信号端子174のうちのアンテナ52又は53に接続される信号端子がアンテナ端子140側を向くように配置される。このため、信号端子174とアンテナ端子140とを接続する信号線の長さを抑制できる。
電子回路モジュール170は、回路基板105の下面に実装されるため、回路基板105とは別に設計できる。このため、電子回路モジュール170を用いることにより、回路設計(特に設計変更)の自由度が拡大する。しかも、金属カバー173を有しているので、CPU120等が発生するノイズの影響を受け難い。
図5は、通信ユニット100の断面図である。図5に示す断面は、回路基板105の開口部106の中心106Cを通り、X軸に平行な断面である。図5に示すように、回路基板105の開口部106の中心106Cを通り、X軸に平行な断面には、アンテナ端子140とCPU120が含まれる。また、LTEモジュール112も含まれ、円筒部102には、金属部材180が挿入されている。金属部材180は、一例として、通信ユニット100を車両に固定する際の固定部材として利用される。なお、円筒部102及び金属部材180は、回路基板105のグランドパターン108に接続され、グランドパターン108とともに車両のグランド端子を介して接地される。
ここで、図3及び図5を用いて、アンテナ端子140とCPU120との位置関係と、それによるノイズ抑制効果について説明する。
CPU120は、GW処理部121及び制御部122を含み、この中でも制御部122では、高速のデジタル処理に伴って発生する電気信号が高周波ノイズとなる。すなわち、制御部122はノイズ発生源となる。
このような制御部122が発生するノイズは、信号線間や電極間の電磁界結合等により他の電子回路(特にアンテナ端子140やLTEモジュール112等の通信回路部)に伝搬して影響を与え易い。
このようなノイズの影響を抑制するために、アンテナ端子140とCPU120(制御部122を含む)とは、回路基板105の開口部106を挟んだ位置に配置されている。このことは、前述したように、アンテナ端子140の平面視での中心とCPU120の平面視での中心とを通る直線(仮想線)が、平面視で開口部106を通るような位置関係となっていることを意味する。
開口部106には、ユニットケース101の円筒部102が挿通され、円筒部102には金属部材180が挿通される。円筒部102及び金属部材180は、回路基板105のグランドパターン108とともに接地されるため、CPU120の制御部122が発生するノイズに対して、円筒部102及び金属部材180(特に円筒部102)がシールド(遮蔽部)の役割を果たし、制御部122からアンテナ端子140側へのノイズの伝搬が抑制される。
この結果、ケーブル51A〜53Aによってノイズが拾われる(受信される)ことを抑制でき、通信装置10が送受信する様々な信号にノイズの影響が生じることを抑制することができる。円筒部102及び金属部材180は、回路基板105の開口部106を挿通する金属部材の一例である。
ここで、ノイズ発生源のうちでは制御部122が発生するノイズのレベルが特に高いため、制御部122からアンテナ端子140側へのノイズの伝搬を更に抑制し易い配置となっていることが望ましい。
例えば、アンテナ端子140とCPU120とは、回路基板105の開口部106を挟んで反対側に配置されていれば更によい。「アンテナ端子140とCPU120とが開口部106を挟んで反対側にある」とは、アンテナ端子140の平面視での中心とCPU120の平面視での中心とを通る直線が、平面視で開口部106の中心106C付近を通るような位置関係となっていることを意味する。アンテナ端子140とCPU120との位置関係以外の位置関係についても同様である。
アンテナ端子140とCPU120とが回路基板105の開口部106を挟んで反対側に配置されている場合には、アンテナ端子140とCPU120とが単に回路基板105の開口部106を挟んだ位置に配置されている場合と比較して、アンテナ端子140から見てCPU120が金属部材180に隠される部分を多くでき、制御部122からアンテナ端子140側へのノイズの伝播を更に抑制し易くなる。
また、アンテナ端子140が配置される領域やCPU120が配置される領域や開口部106の形状等を適宜調整することにより、アンテナ端子140から見て、CPU120の半分以上が金属部材180に隠れているようにできれば更によい。なお、回路基板105における様々な構成要素の配置上の制約等によって、CPU120の半分以上が金属部材180に隠れるような配置が困難な場合には、アンテナ端子140から見て、CPU120の少なくとも一部が金属部材180に隠れるような配置であってもよい。
また、電源回路150は、スイッチングレギュレータ等を含み、高速のスイッチング動作に伴って発生する電気信号が高周波ノイズとなる。すなわち、電源回路150もノイズ発生源となる可能性がある。そのため、CPU120に加えて電源回路150も、アンテナ端子140と電源回路150とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置となるように配置されていれば更によい。これにより、電源回路150からアンテナ端子140側へのノイズの伝播を抑制し易くなる。なお、電源回路160は、コンデンサ161を有しており、電源回路150と比較してノイズを発生し難くなっている。そのため、電源回路160を電源回路150のような位置に配置しなくてもよい。
また、I/F131、I/F132は、CPU120に接続されており、これらもノイズ発生源になる可能性がある。そのため、CPU120及び電源回路150に加えてI/F131、I/F132も、アンテナ端子140とI/F131、I/F132とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置となるように配置されていれば更によい。これにより、I/F131、I/F132からアンテナ端子140側へのノイズの伝播を抑制し易くなる。
また、CPU120は、GW処理部121と制御部122を含むため、GW処理部121がノイズ発生源となる場合には、前述したような構成によって、アンテナ端子140とGW処理部121とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置となる。そのため、GW処理部121からアンテナ端子140側へのノイズの伝播を抑制し易くなる。なお、GW処理部121がCPU120から独立した電子回路として構成されている場合には、GW処理部121も、アンテナ端子140とGW処理部121とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置となるように配置されていれば更によい。これにより、GW処理部121がCPU120から独立した電子回路であっても、GW処理部121からアンテナ端子140側へのノイズの伝播を抑制し易くなる。
また、LTEモジュール112等の通信回路部は、アンテナ端子140に接続されており、アンテナ端子140と同様にノイズの影響を受ける可能性がある。そのため、アンテナ端子140に加えて、LTEモジュール112等の通信回路部も、CPU120と通信回路部とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置となるように配置されていれば更によい。これにより、制御部122から通信回路部へのノイズの伝播を抑制し易くなる。
また、回路基板105は、開口部106の周囲に設けられたグランドパターン108を有している。そのため、制御部122が発生したノイズの一部がグランドパターン108に吸収され、制御部122からアンテナ端子140側へのノイズの伝搬が更に抑制される。
また、実施の形態の通信ユニット100では、アンテナユニット50を車両のルーフ1の上面1Aに設けることで送受信が容易な配置になり、ルーフ1を挟んで互いに対向するようにアンテナユニット50と通信ユニット100を配置することで、ユニット間の配線を短くできる。これにより、効率的な配線を実現できるだけでなく、配線を介したノイズの侵入も抑制できるので、ノイズの影響を更に抑制することができる。
以上のように、実施の形態では、ノイズの影響を受け易いアンテナ端子140と、ノイズ発生源となるCPU120(制御部122を含む)とは、回路基板105の開口部106を挟んだ位置に配置されている。
このため、CPU120の制御部122に対して、開口部106を挿通する金属部材である円筒部102及び金属部材180がシールド(遮蔽部)になり、制御部122からアンテナ端子140側へのノイズの伝搬が抑制されるので、通信装置10が送受信する様々な信号にノイズの影響が生じることを抑制することができる。
したがって、ノイズの影響を抑制した通信装置10を提供することができる。
なお、回路基板105における様々な構成要素の配置上の制約等によって、全ての構成要素を前述したように配置することが困難な場合や、ある構成要素から他の構成要素へのノイズの伝搬の影響が問題にならない場合には、一部の構成要素だけを選択して前述したような位置に配置すればよい。
例えば、電源回路150やI/F131、I/F132が発生するノイズの影響が問題にならない場合には、アンテナ端子140と電源回路150とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置になっていなくてもよいし、アンテナ端子140とI/F131、I/F132とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置になっていなくてもよい。
また、CPU120と通信回路部とを、回路基板105の開口部106を挟んだ位置に配置する際に、対象となる通信回路部は、LTEモジュール112だけでもよいし、GNSSモジュール111やV2Xモジュール113を更に含んでもよい。また、LTEモジュール112の代わりに、GNSSモジュール111又はV2Xモジュール113をこのような位置に配置してもよい。すなわち、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、及びV2Xモジュール113のうちの少なくとも1つを含んでいればよい。また、各通信回路部が十分なシールド特性を有している場合には、このような配置をしなくてもよい。
また、以上では、ユニットケース101のZ軸方向の厚さは、ユニットケース101の全体で略一定である形態について説明したが、図6に示すように、厚さが異なる部分を有していてもよい。図6は、実施の形態の第1変形例の通信ユニット100M1を示す図である。
通信ユニット100M1は、図2に示すユニットケース101の代わりにユニットケース101Mを含む。ユニットケース101Mは、+Y方向側の端部がX軸方向にわたって下側(−Z方向)に突出している。すなわち、ユニットケース101Mの下面は、下面101M1と、下面101M1よりも−Z方向側にある下面101M2とを有し、下面101M2は、下面101M1から下方向に突出している。下面101M1と下面101M2との間には、段差101M3がある。
このように下面101M1に対して下面101M2が下側に突出しているユニットケース101Mは、例えば、電源回路160のコンデンサ161等が、回路基板105の下面に実装される他の構成要素よりもZ軸方向の背が高く、背の高い構成要素を端辺105A(図3参照)側に配置するような場合に有効的である。
すなわち、本実施形態では、回路基板105の下面には、端辺105A側に偏ってコンデンサ161のような高背型の電子部品が実装されており、ユニットケース101Mには、コンデンサ161と対向する領域である下面101M1における上下方向(Z軸方向)の厚さ寸法が、他の領域である下面101M2における上下方向(Z軸方向)の厚さ寸法よりも大きくなるように、段差101M3が設けられている。通信ユニット100M1は、ルーフ1の下側(すなわち、車室内)に設けられるため、通信ユニット100M1をこのような構成とすることにより、ユニットケース101Mの厚さが厚い部分を、平面的に寄せて(偏って)構成することができる。それによって、通信ユニット100M1全体の体積を小さくすることができ、車室内の限られた空間を効率的に活用できる。なお、前述したように、コンデンサ161は高背型の電子部品の一例であり、端辺105A側に他の高背型の電子部品(チョークコイル、クリスタル素子等)が更に配置されていてもよい。
また、以上では、通信ユニット100がGW処理部121を含む形態について説明したが、図7に示すような構成であってもよい。図7は、実施の形態の第2変形例の通信装置10Mを示す図である。通信装置10Mは、アンテナユニット50と通信ユニット100M2とを含む。
通信ユニット100M2は、図1に示すGW処理部121及び制御部122の代わりに、I/F190及び制御部122Mを含む。I/F190は、車内通信ネットワーク用のインターフェイスであり、通信ユニット100M2の外部のゲートウェイECU200を介して、複数のECU210に接続されている。複数のECU210には、互いに異なるプロトコルを用いるECU210が含まれる。
ゲートウェイECU200は、GW処理部121と同様にプロトコルの変換を行う中継装置であり、I/F190と、複数のECU210との間で、データのプロトコルを変換して中継する。
制御部122Mは、GNSSモジュール111、LTEモジュール112、V2Xモジュール113と、I/F190との動作管理を行う。
このような通信ユニット100M2においても、アンテナ端子140とCPU120(制御部122Mを含む)とは、回路基板105の開口部106を挟んだ位置に配置されていることが望ましく、回路基板105の開口部106を挟んで反対側に配置されていれば更によい。
これにより、図1乃至図5を用いて説明した通信ユニット100と同様に、CPU120の制御部122Mに対して、開口部106を挿通する金属部材である円筒部102及び金属部材180がシールド(遮蔽部)になり、制御部122Mからアンテナ端子140側へのノイズの伝搬が抑制されるので、通信装置10が送受信する様々な信号にノイズの影響が生じることを抑制することができる。
したがって、ノイズの影響を抑制した通信装置10Mを提供することができる。
なお、以上では、アンテナ端子140とCPU120とが回路基板105の開口部106を挟んだ位置に配置されている場合の構成と効果を中心に説明したが、実施の形態1の通信装置10は、複数の車内通信ネットワーク規格に対応したプロトコル変換を行うGW処理部121(ゲートウェイ処理部)を有しているという特徴も有しているので、この構成に関する効果についても、実施の形態の第2変形例の通信装置10Mと比較しながら説明する。
第2変形例に記載の通信装置10Mでは、通信ユニット100MがGW処理部121(ゲートウェイ処理部)を有しておらず、車両が複数の規格に対応した通信ネットワークを有している場合には、車両側に配置されたゲートウェイECU200を中継する必要がある。そして、通常、ゲートウェイECU200は、車両のフロントパネル付近に配置されており、通信装置10Mから車両の後部に配置された電子装置にデータを送信する場合でも、車両のフロントパネル付近を経由しなければならず、車内通信ネットワークの効率的な配線ができなかった。
それに対して、実施の形態1に記載の通信装置10では、通信ユニット100がGW処理部121(ゲートウェイ処理部)を有している。そのため、車両が複数の規格に対応した通信ネットワークを有している場合に、通信ユニット100を基点として車内通信ネットワークを構築することができる。その結果、車内通信ネットワークの効率的な配線が可能になる。
このように、ゲートウェイ処理部を有していない場合の課題は、車内通信ネットワークの効率的な配線ができないことである。
また、このような課題を解決するための構成は、車両の壁部を挟んで互いに対向するように配置されるアンテナユニットと通信ユニットとを含む通信装置であって、前記アンテナユニットは、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子を覆うアンテナケースと、を有し、前記通信ユニットは、電子回路が設けられた回路基板と、前記回路基板を収容するユニットケースと、を有し、前記電子回路は、前記複数のアンテナ素子が接続されるアンテナ端子と、信号線を介して前記アンテナ端子に接続される複数の通信回路部と、前記通信回路部を制御する制御部と、複数の規格の車内通信ネットワークに対応したプロトコル変換を行うゲートウェイ処理部と、前記ゲートウェイ処理部と前記車内通信ネットワークとの間で信号を送受信する送受信部と、を含む、という構成になる。
また、このような構成によって得られる効果は、車内通信ネットワークの効率的な配線が可能になることであり、アンテナ端子と制御部とが、回路基板の開口部を挟んだ位置にあるか否かによらない。
以上、本発明の例示的な実施の形態の通信装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 10M 通信装置
50 アンテナユニット
100、100M1、100M2 通信ユニット
101、101M ユニットケース
101M3 段差
102 円筒部
105 回路基板
106 開口部
107 信号線
108 グランドパターン
111 GNSSモジュール
112 LTEモジュール
113 V2Xモジュール
120 CPU
121 GW処理部
122、122M 制御部
131、132 I/F
133 WLAN/BTモジュール
134、135、136 コネクタ
140 アンテナ端子
150、160 電源回路
161 コンデンサ
170 電子回路モジュール
171 サブ基板
172 ICチップ
173 金属カバー
174 信号端子
180 金属部材
190 I/F

Claims (19)

  1. 車両の壁部を挟んで互いに対向するように配置されるアンテナユニットと通信ユニットとを備えた通信装置であって、
    前記アンテナユニットは、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子を覆うケースと、を有し、
    前記通信ユニットは、電子回路が設けられた回路基板と、前記回路基板を収容する筐体と、を有し、
    前記電子回路は、前記複数のアンテナ素子が接続されるアンテナ端子と、信号線を介して前記アンテナ端子に接続される複数の通信回路部と、前記複数の通信回路部を制御する制御部と、を含み、
    前記回路基板には、金属部材が挿通する開口部が更に設けられ、前記アンテナ端子と前記制御部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている、通信装置。
  2. 前記アンテナユニットは、前記車両の屋根の上に配置され、前記通信ユニットは、前記車両の屋根の下に配置される、請求項1記載の通信装置。
  3. 前記複数の通信回路部のうちの少なくとも1つは、前記アンテナ端子の周囲に配置され、前記信号線を介してアンテナ端子に接続される、請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記複数の通信回路部のうちの少なくとも1つと前記制御部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている、請求項1又は2記載の通信装置。
  5. 前記複数の通信回路部のうちの少なくとも1つは、
    前記回路基板の表面に実装されたサブ基板と、
    前記サブ基板の表面を覆う金属カバーと、
    を有する電子回路モジュールである、請求項1又は2記載の通信装置。
  6. 前記電子回路モジュールは、アンテナ接続用の信号端子を有し、
    前記アンテナ接続用の信号端子が前記回路基板の前記アンテナ端子側を向くように、前記電子回路モジュールが前記回路基板の表面に配置されている、請求項5記載の通信装置。
  7. 前記通信ユニットは、前記回路基板の表面に、前記回路基板の一端側に偏って配置される高背型の電子部品を更に有し、
    前記筐体には、前記高背型の電子部品と対向する領域における厚さ寸法が、他の領域における厚さ寸法よりも大きくなるように段差が設けられている、請求項1乃至6のいずれか一項記載の通信装置。
  8. 前記高背型の電子部品は、並列接続された複数の電解コンデンサである、請求項7記載の通信装置。
  9. 前記回路基板は、前記開口部の周囲に設けられるグランドパターンを更に含む、請求項1乃至8のいずれか一項記載の通信装置。
  10. 前記金属部材は、前記回路基板のグランドパターンに接続される、請求項1乃至9のいずれか一項記載の通信装置。
  11. 前記電子回路は、前記通信ユニット内の各回路に電源を供給する電源部を更に含み、
    前記アンテナ端子と前記電源部の少なくとも一部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている、請求項1乃至10のいずれか一項記載の通信装置。
  12. 前記電子回路は、車内通信ネットワークとの間でデータを送受信する送受信部を更に含み、
    前記アンテナ端子と前記送受信部の少なくとも一部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている、請求項1乃至11のいずれか一項記載の通信装置。
  13. 前記開口部の内側に前記回路基板の重心が位置するように、前記電子回路が配置されている、請求項1乃至12のいずれか一項記載の通信装置。
  14. 前記電子回路は、複数の車内通信ネットワーク規格に対応したプロトコル変換を行うゲートウェイ処理部と、前記ゲートウェイ処理部と車内通信ネットワークとの間でデータを送受信する送受信部と、を更に含む、請求項1記載の通信装置。
  15. 前記アンテナ端子と前記ゲートウェイ処理部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている、請求項14記載の通信装置。
  16. 前記送受信部は、イーサネット規格に対応した有線送受信部とCAN規格に対応した有線送受信部とを有し、
    前記ゲートウェイ処理部は、イーサネット規格に対応したプロトコル変換とCAN規格に対応したプロトコル変換とが可能である、請求項14又は15記載の通信装置。
  17. 前記送受信部は、WLAN規格又はBluetooth規格に対応した無線送受信部を有し、
    前記ゲートウェイ処理部は、WLAN規格又はBluetooth規格に対応したプロトコル変換を行う、請求項14乃至16のいずれか一項記載の通信装置。
  18. 複数のアンテナ素子を有するアンテナユニットと車両の壁部を挟んで対向するように配置される通信ユニットであって、
    電子回路が設けられた回路基板と、前記回路基板を収容する筐体と、を有し、
    前記電子回路は、前記複数のアンテナ素子が接続されるアンテナ端子と、信号線を介して前記アンテナ端子に接続される複数の通信回路部と、前記複数の通信回路部を制御する制御部と、を含み、
    前記回路基板には、金属部材が挿通する開口部が更に設けられ、前記アンテナ端子と前記制御部とは、前記開口部を挟んだ位置に配置されている、通信ユニット。
  19. 前記電子回路は、複数の車内通信ネットワーク規格に対応したプロトコル変換を行うゲートウェイ処理部と、前記ゲートウェイ処理部と車内通信ネットワークとの間でデータを送受信する送受信部と、を更に含む、請求項18記載の通信ユニット。
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