JP2020102610A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子とコアとの間の耐圧性を十分に確保することが可能な構造のコイル部品を提供する。【解決手段】コイル部品100は、互いに並列に配置されている一対の軸部と、一対の軸部の一端部どうしの間に亘って配置されている第1対向部(第1連結部15)と、一対の軸部の他端部どうしの間に亘って配置されている第2対向部(第2連結部25)と、を有するコア部(第1コア10及び第2コア20)と、絶縁材料により構成されていてコア部を支持しているケース部材30と、一対の軸部に巻回されているコイル60と、コイル60と電気的に接続されている金属端子部材70と、を備え、ケース部材30は、コア部を収容している収容部36と、コア部を間に挟んで互いに対向して配置されている一対の外壁部40、50とを有し、一対の外壁部40、50の各々に金属端子部材70が設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、コイル部品に関する。
従来のコイル部品としては、例えば、特許文献1に記載のコモンモードチョークコイルがある。
特許文献1のコイル部品は、同軸上に配置された2つのボビンと、各ボビンに巻回されているコイルと、各ボビンに一辺が挿通されている一対のコアと、これらコアを支持しているベースと、ベースの裏面から突出しているピン状の端子と、を備えて構成されている。
特開平8−213242号公報
本願発明者等の検討によれば、特許文献1のコイル部品の構造では、端子とコアとの間の耐圧性について、改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、端子とコアとの間の耐圧性を十分に確保することが可能な構造のコイル部品を提供するものである。
本発明によれば、互いに並列に配置されている一対の軸部と、前記一対の軸部の一端部どうしの間に亘って配置されている第1対向部と、前記一対の軸部の他端部どうしの間に亘って配置されている第2対向部と、を有するコア部と、
絶縁材料により構成されていて前記コア部を支持しているケース部材と、
前記一対の軸部に巻回されているコイルと、
前記コイルと電気的に接続されている金属端子部材と、
を備え、
前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記一対の軸部を間に挟んで互いに対向して配置されており、
前記ケース部材は、
前記コア部を収容している収容部と、
前記コア部を間に挟んで互いに対向して配置されているとともにそれぞれ上下方向に起立している一対の外壁部と、
を有し、
前記一対の外壁部の各々に前記金属端子部材が設けられているコイル部品が提供される。
本発明によれば、端子(金属端子部材)とコア部との間の耐圧性を十分に確保することができる。
実施形態に係るコイル部品の斜視図である。 実施形態に係るコイル部品の平面図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 図2のB−B線に沿った断面図である。 図2のC−C線に沿った断面図である。 実施形態に係るコイル部品の底面図である(ただし、第2コアの図示を省略している)。 実施形態に係るコイル部品の分解斜視図である。 実施形態に係るコイル部品のケース部材と金属端子部材を下面側から視た分解斜視図である。 実施形態に係るコイル部品を底面側から視た分解斜視図である。 図10(a)は変形例に係るコイル部品の平面図であり、図10(b)は変形例に係るコイル部品の底面図である。 図11(a)は変形例に係るコイル部品を上面側から視た分解斜視図であり、図11(b)は変形例に係るコイル部品を下面側から視た分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図9を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態に係るコイル部品100は、互いに並列に配置されている一対の軸部と、一対の軸部の一端部どうしの間に亘って配置されている第1対向部(第1連結部15)と、一対の軸部の他端部どうしの間に亘って配置されている第2対向部(第2連結部25)と、を有するコア部と、絶縁材料により構成されていてコア部を支持しているケース部材30と、一対の軸部に巻回されているコイル60と、コイル60と電気的に接続されている金属端子部材70と、を備えている。
図3に示すように、第1対向部と第2対向部とは、一対の軸部を間に挟んで互いに対向して配置されている。
ケース部材30は、コア部を収容している収容部36と、コア部を間に挟んで互いに対向して配置されているとともにそれぞれ上下方向に起立している一対の外壁部40、50と、を有する。
そして、一対の外壁部40、50の各々に金属端子部材70が設けられている。
本実施形態によれば、コイル部品100は、コイル60と電気的に接続されている金属端子部材70が、絶縁材料により構成されているケース部材30の外壁部40、50の各々に設けられた構造となっている。このため、コイル部品100の端子(金属端子部材70)とコア部との間の耐圧性を十分に確保することができる。つまり、端子とコア部との絶縁距離を確保することができる。
本実施形態の場合、コア部は、第1コア10と第2コア20とを含んで構成されている。すなわち、コア部は、互いに並列に配置されている一対の第1軸部11、12と、第1対向部(第1連結部15)と、を有する第1コア10と、互いに並列に配置されている一対の第2軸部21、22と、第2対向部(第2連結部25)と、を有する第2コア20と、を含む。
第1対向部(第1連結部15)は、一対の第1軸部11、12どうしを連結している。
第2対向部(第2連結部25)は、一対の第2軸部21、22どうしを連結している。
図3及び図7に示すように、一対の第1軸部11、12のうち一方の第1軸部11と、一対の第2軸部21、22のうち一方の第2軸部21と、が互いに同軸に配置されて、一方の軸部を構成している。同様に、一対の第1軸部11、12のうち他方の第1軸部12と、一対の第2軸部21、22のうち他方の第2軸部22と、が互いに同軸に配置されて、他方の軸部を構成している。
つまり、本実施形態の場合、コア部は、2つのUコア(第1コア10及び第2コア20)を相互に組み合わせることにより構成されている。
すなわち、本実施形態に係るコイル部品100は、互いに並列に配置されている一対の第1軸部11、12と一対の第1軸部11、12どうしを連結している第1連結部15とを有する第1コア10と、互いに並列に配置されている一対の第2軸部21、22と一対の第2軸部21、22どうしを連結している第2連結部25とを有する第2コア20と、絶縁材料により構成されていて第1コア10と第2コア20とを支持しているケース部材30と、第1軸部11、12と第2軸部21、22とに巻回されているコイル60と、コイル60と電気的に接続されている金属端子部材70と、を備えている。
図3に示すように、第1連結部15と第2連結部25とは、一対の第1軸部11、12と一対の第2軸部21、22とを間に挟んで互いに対向して配置されている。一対の第1軸部11、12のうち一方の第1軸部11と、一対の第2軸部21、22のうち一方の第2軸部21と、が互いに同軸に配置されている。一対の第1軸部11、12のうち他方の第1軸部12と、一対の第2軸部21、22のうち他方の第2軸部22と、が互いに同軸に配置されている。
ケース部材30は、第1コア10と第2コア20とを収容している収容部36と、第1コア10及び第2コア20を間に挟んで互いに対向して配置されているとともに、上下方向に起立している一対の外壁部40、50と、を有する。
そして、一対の外壁部40、50の各々に金属端子部材70が設けられている。
第1コア10は、磁性材料によって、当該第1コア10の全体が一体形成されている。
図7及び図9に示すように、第1コア10の第1連結部15は、盤状に形成されている。第1連結部15の一方の面16(図7)と他方の面17(図9)は、それぞれ平坦に形成されており、互いに平行となっている。第1連結部15の平面形状は、特に限定されないが、例えば、長円形状、楕円形状、又は、角丸の長方形状である(図2参照)。
第1軸部11、12は、それぞれ例えば長円柱形状、楕円柱形状、又は、角丸の角柱形状に形成されている。第1軸部11、12は、第1連結部15の他方の面17において互いに離間した位置からそれぞれ突出している。第1軸部11、12の軸方向は、互いに平行に配置されているとともに、第1連結部15の板面に対して直交している。他方の面17からの第1軸部11、12の突出長(軸方向における第1軸部11、12の長さ)は、互いに等しい。また、図3に示すように、第1連結部15の一方の面16と他方の面17との距離は、第1軸部11、12のY方向における幅(楕円の短径)よりも小さく形成されている。また、第1連結部15の長径の延伸方向と、第1軸部11、12の長径の延伸方向とは、互いに直交している。
図9及び図3に示すように、一方の第1軸部11の先端面13と、他方の第1軸部12の先端面14とは、例えば、それぞれ平坦に形成されているとともに、互いに同一平面上に配置されている。先端面13、14は、Z方向に対して直交している。
以下の説明では、第1軸部11、12の軸方向を、上下方向又はZ方向と称することがある。
第1連結部15の一方の面16は上向きとなっており、他方の面17は下向きとなっている。第1軸部11、12は第1連結部15から下方に突出している。
第1軸部11と第1軸部12との並び方向を、Y方向と称することがある。Z方向とY方向とは互いに直交している。
また、Z方向及びY方向に対して直交する方向をX方向と称する。
第2コア20は、第1コア10と同様の材料によって、第1コア10と同様の形状に形成されている。すなわち、第2コア20は、第1連結部15と同様の第2連結部25と、第1軸部11、12と同様の第2軸部21、22と、先端面13、14と同様の先端面23、24と、を有する。
第2コア20は、第1コア10とは上下反転した姿勢で配置されている。すなわち、第2連結部25の一方の面26(図9)は下向きとなっており、第2連結部25の他方の面27(図7)は上向きとなっている。第2軸部21、22は、他方の面27から上方に突出している。
図3に示すように、一方の第1軸部11の先端面13と、一方の第2軸部21の先端面23とは、互いに面接触しているか、又は、互いに平行に近接している。
同様に、他方の第1軸部12の先端面14と、他方の第2軸部22の先端面24とは、互いに面接触しているか、又は、互いに平行に近接している。
先端面13と先端面23とは、例えば、接着剤により相互に接着固定されている。同様に、先端面14と先端面24とは、例えば、接着剤により相互に接着固定されている。
コイル部品100の平面形状は、特に限定されないが、例えば、図2に示すように、矩形状(例えば角丸の正方形状)とすることができる。
図1に示すように、コイル部品100は、例えば、略直方体形状に形成されている。
ケース部材30は、樹脂等の絶縁材料により構成されている。ケース部材30は、例えば、その全体が一体形成されている。
ケース部材30は、平坦な上面37と、Y方向におけるケース部材30の一方の外面である前面38(図2、図7、図8)と、Y方向におけるケース部材30の他方の外面である背面39(図2、図9)と、を有する。
上面37は、Z方向におけるケース部材30の一方の外面である。上面37の外形線は、矩形状(例えば角丸の正方形状)となっている(図2)。
前面38及び背面39は、下方に開放しているU字形状、すなわち逆U字形状に形成されている。前面38と背面39とは互いに平行に配置されている。前面38及び背面39の各々は、上面37に対して直交している。
更に、ケース部材30は、X方向における一対の外面である第1外側面42及び第2外側面52を有する。
第1外側面42はX方向における一方の外壁部40の外面であり、第2外側面52はX方向における他方の外壁部50の外面である。
第1外側面42と第2外側面52とは互いに平行に配置されている。
第1外側面42及び第2外側面52は、前面38及び背面39に対して直交しているとともに、上面37に対しても直交している。
更に、ケース部材30は、Z方向に終えるケース部材30の他方の外面である下面を有する。ケース部材30の下面は、一方の外壁部40の下面43(図3、図8)と他方の外壁部50の下面53(図8)との集合体である。
ケース部材30の下面(下面43及び下面53)は、上面37に対して平行に配置されている。
ここで、図7及び図8に示すように、ケース部材30は、第1コア10の第1連結部15(第1対向部)を保持するコア保持部31を有する。一対の外壁部40、50の各々は、コア保持部31から下方に突出している。
外壁部40、50の各々は、例えば、Y方向に長尺な略直方体形状に形成されている。
外壁部40、50の各々の下面43、53は、好ましくは、第1コア10の第1軸部11、12の先端面13、14よりも下方に位置しており、より好ましくは、コイル60の巻回部63(後述)の下端よりも下方に位置しており、一層好ましくは、コイル60の下端よりも下方に位置しており、特に好ましくは、第2コア20の第2連結部25の一方の面26よりも下方に位置している。
図7に示すように、コア保持部31は、上下方向に対して直交する盤状に形成されており、コア保持部31の中央部には、当該コア保持部31を上下に貫通する開口32が形成されている。
開口32の形状は、例えば、第1連結部15と対応する形状に形成されており、第1連結部15よりも一回り大きく形成されている(図2)。
開口32の内周面の複数箇所には、開口32の内方に向けて突出している突起部33が形成されている。例えば、突起部33は、開口32の4隅にそれぞれ配置されている。
開口32の内周面は、例えば、上下方向(図7に示すZ方向)に対して平行となっている。
一方、突起部33は、下方に向かって、開口32の内周面からの突出量が増大している。
より詳細には、突起部33は、例えば、三角錐台形状となっており、下方に向かって平断面積が増大している。
突起部33は、例えば、開口32の上端から下端に亘って形成されている。
第1コア10の第1連結部15がケース部材30の上側から開口32に押し込まれることによって、コア保持部31に対して第1連結部15(第1対向部)が圧入固定されている。
すなわち、各突起部33の1つずつの斜辺に対して第1連結部15の外周面18が圧接された状態で、第1連結部15がコア保持部31に固定されている(図5参照)。
こうして、第1コア10はケース部材30によって支持されている。
また、上記のように、第2コア20は第1コア10に対して接着固定されている。第2コア20は、第1コア10を介して、ケース部材30によって間接的に支持されている。
図5の例では、第1連結部15の厚み寸法が、開口32の上下寸法よりも大きく、第1連結部15の一方の面16は、上面37よりも上方に位置しているとともに、第1連結部15の他方の面17は、コア保持部31の下面よりも下方に位置している。つまり、第1コア10の第1連結部15がケース部材30の上面37よりも上方に僅かに突出している。
ただし、開口32の上下寸法(コア保持部31の厚み寸法)と第1連結部15の厚み寸法との関係は、特に限定されない。例えば、一方の面16と上面37とが互いに面一に配置されていてもよいし、一方の面16が上面37よりも下方に配置されていてもよい。
また、他方の面17はコア保持部31の下面と面一に配置されていてもよいし、コア保持部31の下面よりも上方に配置されていてもよい。
ここで、ケース部材30の内部において、一方の外壁部40と他方の外壁部50との間の空間、及び、開口32内の空間は、第1コア10と第2コア20とを収容している収容部36である。
図7に示すように、コイル部品100は、コイル60として、第1コイル61と第2コイル62とを備えている。
第1コイル61は、金属材料により構成された金属ワイヤを用いて構成されている。
第1コイル61は、金属ワイヤを螺線状に巻回することにより形成された巻回部63と、それぞれ巻回部63から突出している一端部64及び他端部65と、を有する。
一端部64は、巻回部63の軸方向における一端部から接線方向に突出している。第1コイル61における他端部65側の部分は、巻回部63の軸方向における他端部から接線方向に突出し、更に、当該軸方向における一端側に折り返され、更に、他端部65は、当該軸方向における一端部から接線方向に突出している。巻回部63からの一端部64の突出方向と、巻回部63からの他端部65の突出方向とは、互いに略反対方向となっている。一端部64と他端部65とは、互いに略同一直線上に配置されている。一端部64及び他端部65は、それぞれX方向に沿って延在している。
第2コイル62も第1コイル61と同様の形状に形成されており、巻回部63、一端部64及び他端部65を有する。
本実施形態の場合、図7及び図9に示すように、第1コイル61と第2コイル62とはY方向において互いに対称形状(鏡面対称形状)に形成されている。
第1コイル61及び第2コイル62を構成する金属ワイヤは、外周面に樹脂被膜が塗布形成されていることが好ましい。
一端部64及び他端部65の各々の少なくとも一部分においては、樹脂被膜から金属ワイヤの金属材料が露出しており、一端部64及び他端部65がそれぞれ金属端子部材70(詳細後述)に対して例えば半田付けされることによって電気的に接続されている。
図3に示すように、第1コイル61の巻回部63には、一方の第1軸部11及び一方の第2軸部21が挿通されている。同様に、第2コイル62の巻回部63には、他方の第1軸部12及び他方の第2軸部22が挿通されている。
すなわち、コイル部品100は、コイル60として、一方の軸部に巻回されている第1コイル61と、他方の軸部に巻回されている第2コイル62と、を備えている。
更に、ケース部材30は、一方の軸部及び第1コイル61(の巻回部63)の配置領域と、他方の軸部及び第2コイル62(の巻回部63)の配置領域と、を相互に仕切る仕切壁部34(図3、図6、図7、図8、図9参照)を有する。
換言すれば、コイル部品100は、コイル60として、一方の第1軸部11と一方の第2軸部21とに巻回されている第1コイル61と、他方の第1軸部12と他方の第2軸部22とに巻回されている第2コイル62と、を備えており、ケース部材30は、一方の第1軸部11、一方の第2軸部21及び第1コイル61(の巻回部63)の配置領域と、他方の第1軸部12、他方の第2軸部22及び第2コイル62(の巻回部63)の配置領域と、を相互に仕切る仕切壁部34(図3、図6、図7、図8、図9参照)を有する。
仕切壁部34は、一方の外壁部40から他方の外壁部50に亘って架設されている。このため、ケース部材30が仕切壁部34によって補強されており、ケース部材30の構造的強度が高められている。
仕切壁部34は、例えば、コア保持部31よりも下方に配置されている。ただし、仕切壁部34の上面の高さ位置は、コア保持部31の下面の高さ位置と等しくてもよい。
仕切壁部34において、一方の第1軸部11、一方の第2軸部21及び第1コイル61(の巻回部63)の配置領域の方を向いている面は、第1コイル61の巻回部63に沿った凹曲面35となっている。
同様に、仕切壁部34において、他方の第1軸部12、他方の第2軸部22及び第2コイル62(の巻回部63)の配置領域の方を向いている面は、第2コイル62の巻回部63に沿った凹曲面35となっている。
仕切壁部34の上面及び下面の各々は、Z方向に対して直交する平坦な面となっている。
第1コア10の第1連結部15の他方の面17は、仕切壁部34の上面に対して平行となっているとともに、当該上面に対して当接又は近接している(図3参照)。
第2コア20の第2連結部25の他方の面27は、仕切壁部34の下面に対して平行になっている。他方の面27は、仕切壁部34の下面に対して当接又は近接していてもよいが、図3の例では、他方の面27は、所定の空間距離を隔てて、仕切壁部34の下面よりも下方に配置されている。
図7及び図8に示すように、コイル部品100は、金属端子部材70として、例えば、第1コイル61の一端部64と電気的に接続されている金属端子部材71と、第2コイル62の一端部64と電気的に接続されている金属端子部材72と、第1コイル61の他端部65と電気的に接続されている金属端子部材73と、第2コイル62の他端部65と電気的に接続されている金属端子部材74と、を備えている。
このうち2つの金属端子部材71、72は一方の外壁部40に設けられており、他の2つの金属端子部材73、74は他方の外壁部50に設けられている。
金属端子部材71と金属端子部材72とはY方向において並んで配置されており、金属端子部材73と金属端子部材74とはY方向において並んで配置されており、金属端子部材71と金属端子部材73とはX方向において並んで配置されており、金属端子部材72と金属端子部材74とはX方向において並んで配置されている。
一対の外壁部40、50のうち一方の外壁部40は、他方の外壁部50の方を向いている第1対向面41(図6、図8)を有する。他方の外壁部50は、一方の外壁部40の方を向いている第2対向面51(図6、図7、図9)を有する。
図6に示すように、一方の外壁部40に設けられている金属端子部材70(金属端子部材71、72)の全体が、第1対向面41よりも、他方の外壁部50から離れた位置に配置されている(図9も参照)。
同様に、図6及び図9に示すように、他方の外壁部50に設けられている金属端子部材70(金属端子部材73、74)の全体が、第2対向面51よりも、一方の外壁部40から離れた位置に配置されている。
これにより、金属端子部材70とコア(第1コア10、第2コア20)との間にケース部材30の一部分が介在している構成を実現できるため、端子(各金属端子部材70)とコア(第1コア10、第2コア20)との間の耐圧性をより十分に確保することができる。
図6及び図9に示すように、コイル60の一端部64が、一対の外壁部40、50のうち一方の外壁部40に設けられた金属端子部材70によって保持されている。つまり、第1コイル61の一端部64が金属端子部材71によって保持されており、第2コイル62の一端部64が金属端子部材72によって保持されている。
また、コイル60の他端部65が、一対の外壁部40、50のうち他方の外壁部50に設けられた金属端子部材70によって保持されている。つまり、第1コイル61の他端部65が金属端子部材73によって保持されており、第2コイル62の他端部65が金属端子部材74によって保持されている。
これにより、コイル60が一対の外壁部40、50間に架設された構造が実現されている。
コイル60は、コア部に対して非接触となっている。すなわち、コイル60は、第1コア10及び第2コア20のいずれに対しても非接触状態となっている。つまり、第1コイル61及び第2コイル62の各々が、第1コア10及び第2コア20のいずれに対しても非接触状態となっている。
これにより、コイル60とコア(第1コア10、第2コア20)との間の耐圧性を十分に確保することができ、ひいては、端子(金属端子部材70)とコア(第1コア10、第2コア20)との間の耐圧性をより十分に確保することができる。
図3に示すように、第1コア10の一方の第1軸部11の外周面及び第2コア20の一方の第2軸部21の外周面と、第1コイル61の巻回部63の内周との間には、間隙81が存在している。
同様に、第1コア10の他方の第1軸部12の外周面及び第2コア20の他方の第2軸部22の外周面と、第2コイル62の巻回部63の内周との間には、間隙81が存在している。
より詳細には、コイル60は、ケース部材30に対して非接触状態となっている。つまり、ケース部材30に設けられた金属端子部材70によってコイル60の両端が保持されており、コイル60は金属端子部材70間に架設されている。
図8に示すように、金属端子部材70は、外壁部40、50に差し込み固定されている差込部75と、コイル60の端部(一端部64、他端部65)を導通状態で保持しているコイル端保持部76(図9参照)と、外壁部40、50の下面43、53に配置されている端子部77(図9参照)と、を有する。
このため、差込部75を差し込み固定によって容易に外壁部40、50に固定することができ、コイル端保持部76によってコイル60の端部を導通状態で保持することができ、外壁部40、50の下面43、53に配置されている端子部77を用いてコイル部品100を基板等に実装することができる。
金属端子部材70は、例えば、金属板を折り曲げることにより構成されている。
端子部77は、例えば、平板状に形成されている。端子部77の形状は、特に限定されないが、例えば、矩形状に形成されている。金属端子部材71の端子部77、及び、金属端子部材72の端子部77は、外壁部40の端子配置部45における下面43に沿って設けられている。
金属端子部材73の端子部77、及び、金属端子部材74の端子部77は、他方の外壁部50の端子配置部55における下面53に沿って設けられている。
差込部75は、例えば、平板状に形成されている。差込部75の形状は、特に限定されないが、例えば、先端側が二股に分岐した形状、すなわちU字形状に形成されている。差込部75は、例えば、端子部77に対して直角に折り曲げられており、端子部77の一辺(以下、第1辺と称する)から上方に向けて起立している。
コイル端保持部76は、端子部77の上記第1辺に隣接する第2辺から突出している。コイル端保持部76は、上に凸の屈曲形状(Ω字状)に折り曲げられている。また、コイル端保持部76において端子部77からの突出方向における先端側の部分は二股に分岐しており、当該部分の曲げ変形性が良好とされている。
コイル60の一端部64又は他端部65がコイル端保持部76の屈曲形状の部分の内部に差し込まれた状態で、コイル端保持部76がかしめられることによって、コイル60の一端部64又は他端部65がコイル端保持部76によって保持されている。
金属端子部材70の各部のうち、端子部77が最も下に位置している。
一方の外壁部40の端子配置部45には、一対の差込孔49が形成されている。一対の差込孔49の各々は、下面43に開口端を有する。これら差込孔49はY方向において並んで配置されている。差込孔49は、Y方向及びZ方向における寸法が相対的に大きく、X方向における寸法が相対的に小さく形成されている。一方の差込孔49には金属端子部材71の差込部75が差し込み固定されている。他方の差込孔49には金属端子部材72の差込部75が差し込み固定されている。
同様に、他方の外壁部50の端子配置部55には、一対の差込孔59が形成されている。一対の差込孔59の各々は、下面53に開口端を有する。これら差込孔59はY方向において並んで配置されている。差込孔59は、Y方向及びZ方向における寸法が相対的に大きく、X方向における寸法が相対的に小さく形成されている。一方の差込孔59には金属端子部材73の差込部75が差し込み固定されている。他方の差込孔59には金属端子部材74の差込部75が差し込み固定されている。
ここで、図4に示すように、差込孔59はU字形状の差込部75と対応するU字形状に形成されており、差込部75が差込孔59の内面に対して良好な密着性で圧入されている。
同様に、図示は省略するが、差込孔49も差込部75と対応するU字形状に形成されており、差込部75が差込孔49の内面に対して良好な密着性で圧入されている。
また、金属端子部材70をケース部材30に圧入する例以外に、例えば、インサート成形技術など様々な技術を用いて、両者を一体化しても良い。
金属端子部材70は、更に、対向部78を有する。対向部78は、例えば、平板状に形成されている。対向部78の形状は、特に限定されないが、例えば、矩形状に形成されている。対向部78は、端子部77の上記第1辺に対して対向している第3辺(第2辺に対して隣接している辺)から上方に向けて起立している。このため、対向部78は、差込部75に対して平行に対向している。
金属端子部材71の対向部78、及び、金属端子部材72の対向部78は、外壁部40の第1外側面42において下面43と隣接する部位に沿って配置されている。より詳細には、第1外側面42において下面43と隣接する部位には、一対の浅い凹部47(図7)が形成されている。一対の凹部47は、Y方向において並んで配置されている。一方の凹部47には、金属端子部材71の対向部78が配置されており、他方の凹部47には、金属端子部材72の対向部78が配置されている。
金属端子部材73の対向部78、及び、金属端子部材74の対向部78は、他方の外壁部50の第2外側面52において下面53と隣接する部位に沿って配置されている。より詳細には、第2外側面52において下面53と隣接する部位には、一対の浅い凹部57(図8)が形成されている。一対の凹部57は、Y方向において並んで配置されている。一方の凹部57には、金属端子部材73の対向部78が配置されており、他方の凹部57には、金属端子部材74の対向部78が配置されている。
ここで、端子配置部45には、例えば、下面43から第1外側面42に亘って仕切段部46が形成されている。仕切段部46は、下面43においては、他部よりも下方に向けて一段高く形成されている。仕切段部46は、第1外側面42においては、当該第1外側面42における凹部47以外の部分と面一に形成されている(つまり凹部47よりも一段高く形成されている)。仕切段部46によって、金属端子部材71の配置領域と金属端子部材72の配置領域とが相互に仕切られている(図9参照)。
同様に、端子配置部55には、例えば、下面53から第2外側面52に亘って仕切段部56が形成されている。仕切段部56は、下面53においては、他部よりも下方に向けて一段高く形成されている。仕切段部56は、第2外側面52においては、当該第2外側面52における凹部57以外の部分と面一に形成されている(つまり凹部57よりも一段高く形成されている)。仕切段部56によって、金属端子部材73の配置領域と金属端子部材74の配置領域とが相互に仕切られている。
各凹部47と下面43との間には、それぞれ傾斜面48が形成されている。同様に、各凹部57と下面53との間には、それぞれ傾斜面58が形成されている。
このため、凹部47から下面43に沿わせて金属端子部材70の対向部78及び端子部77を容易に配置することができるとともに、凹部57から下面53に沿わせて金属端子部材70の対向部78及び端子部77を容易に配置することができる。
傾斜面58の傾斜角度は、例えば、45度よりも大きい。つまり、下面53と傾斜面58とのなす角度が、凹部57と傾斜面58とのなす角度よりも大きい。同様に、傾斜面48の傾斜角度は、例えば、45度よりも大きい。
外壁部40、50の下面43、53には、当該外壁部40、50の上面側に向けて窪んだ下面側凹部44、54が形成されている。下面側凹部44、54にコイル端保持部76が配置されている。
このため、コイル部品100を基板等に実装した際において、コイル端保持部76と基板等との干渉を抑制することができる。
より詳細には、コイル端保持部76の下端位置が、下面43、53よりも上方に位置している(図4参照)。このため、コイル端保持部76と基板等との干渉をより確実に抑制することができる。
図8に示すように、外壁部40は、一対の下面側凹部44と、これら下面側凹部44どうしの間に配置されているとともに端子部77(図9参照)が配置されている端子配置部45と、を有する。
一方の軸部の配置領域と、他方の軸部の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向(図9に示すY方向)において、一対の下面側凹部44のうちの一方の下面側凹部44と、端子配置部45と、一対の下面側凹部44のうちの他方の下面側凹部44と、がこの順に並んで配置されている。すなわち、一方の第1軸部11及び一方の第2軸部21の配置領域と、他方の第1軸部12及び他方の第2軸部22の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向(図9に示すY方向)において、一対の下面側凹部44のうちの一方の下面側凹部44と、端子配置部45と、一対の下面側凹部44のうちの他方の下面側凹部44と、がこの順に並んで配置されている。
同様に、外壁部50は、一対の下面側凹部54と、これら下面側凹部54どうしの間に配置されているとともに端子部77(図9参照)が配置されている端子配置部55と、を有する。
一方の軸部の配置領域と、他方の軸部の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向(図9に示すY方向)において、一対の下面側凹部54のうちの一方の下面側凹部54と、端子配置部55と、一対の下面側凹部54のうちの他方の下面側凹部54と、がこの順に並んで配置されている。すなわち 一方の第1軸部11及び一方の第2軸部21の配置領域と、他方の第1軸部12及び他方の第2軸部22の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向(図9に示すY方向)において、一対の下面側凹部54のうちの一方の下面側凹部54と、端子配置部55と、一対の下面側凹部54のうちの他方の下面側凹部54と、がこの順に並んで配置されている。
一方の下面側凹部44に金属端子部材71のコイル端保持部76が配置されており、他方の下面側凹部44に金属端子部材72のコイル端保持部76が配置されている。
一方の下面側凹部54に金属端子部材73のコイル端保持部76が配置されており、他方の下面側凹部54に金属端子部材74のコイル端保持部76が配置されている。
より詳細には、一方の第1軸部11及び一方の第2軸部21の配置領域と、他方の第1軸部12及び他方の第2軸部22の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向(図9に示すY方向)において、一対の下面側凹部44は一方の外壁部40における端部に配置されている。そして、各下面側凹部44は、Y方向において端子配置部45側とは反対側に開放しており、下方向にも開放しており、更に、上下方向とY方向とに対して直交するX方向における両側にも開放している。
同様に、一対の下面側凹部54は、Y方向において、他方の外壁部50における端部に配置されている。そして、各下面側凹部54は、Y方向において端子配置部55側とは反対側に開放しており、下方向にも開放しており、更に、上下方向とY方向とに対して直交するX方向における両側にも開放している。
このため、コイル端保持部76にコイル60の端部(一端部64、他端部65)を接続する作業を容易に行うことができる。
各下面側凹部44及び各下面側凹部54は、例えば、略直方体形状の凹部である。
なお、コイル部品100は、ボビンは備えておらず、第1コア10の一方の第1軸部11と第2コア20の一方の第2軸部21の周囲には、これら第1軸部11及び第2軸部21に対して非接触の状態で第1コイル61の巻回部63が巻回されている。
コイル部品100の組み立ては、例えば、以下のようにして行うことができる。
先ず、各金属端子部材70の差込部75を、それぞれ対応する差込孔49又は59に差し込んで圧入固定することによって、各金属端子部材70をケース部材30に取り付ける。なお、金属端子部材70は接着剤を用いてケース部材30に取り付けてもよい。
次に、予め図7に示すように巻回部63、一端部64及び他端部65を有する形状に形成された第1コイル61及び第2コイル62を、対応する金属端子部材70のコイル端保持部76にかしめ固定する。すなわち、第1コイル61の一端部64は金属端子部材71のコイル端保持部76にかしめ固定し、第1コイル61の他端部65は金属端子部材73のコイル端保持部76にかしめ固定する。また、第2コイル62の一端部64は金属端子部材72のコイル端保持部76にかしめ固定し、第2コイル62の他端部65は金属端子部材74のコイル端保持部76にかしめ固定する。第1コイル61の巻回部63と第2コイル62の巻回部63は収容部36内に配置され、且つ、第1コイル61の巻回部63と第2コイル62の巻回部63とは仕切壁部34によって互いに隔てられた状態となる。
次に、ケース部材30の上側から、第1コア10の第1軸部11を第1コイル61の巻回部63に差し込むとともに、第1軸部12を第2コイル62の巻回部63に差し込み、第1コア10の第1連結部15をコア保持部31の開口32内に圧入固定する。また、ケース部材30の下側から、第2コア20の第2軸部21を第1コイル61の巻回部63に差し込むとともに、他方の第2軸部22を第2コイル62の巻回部63に差し込む。そして、第1軸部11の先端面13と第2軸部21の先端面23とを接着剤により相互に固定するとともに、第1軸部12の先端面14と第2軸部22の先端面24とを接着剤により相互に固定する。
こうして、コイル部品100が得られる。
なお、コイル部品100は、図示しないモールド樹脂を備えていてもよい。
<変形例>
次に、図10(a)から図11(b)を用いて、変形例に係るコイル部品100について説明する。本変形例に係るコイル部品100は、以下に説明する点で、上記の実施形態に係るコイル部品100と相違しており、その他の点では、上記の実施形態に係るコイル部品100と同様に構成されている。
図10(a)及び図11(a)に示すように、本変形例の場合、ケース部材30の開口32の内周面には、4隅の突起部33の他に、一対の突起部91(凸部)が形成されている。すなわち、ケース部材30は、一対の突起部91を有する。これら突起部91は、Y方向において、開口32の中央部に配置されている。一方の突起部91は、開口32の内周面からX方向における一方向に突出しており、他方の突起部91は、開口32の内周面からX方向における反対方向に突出している。
突起部91は、平面形状が略三角形状となっており、突起部91の突出方向における先端側(開口32の内方側)に向けて徐々に幅狭となっている。突起部91の頂部(突起部91の突出方向における先端部分)は、丸みを帯びた形状となっている。
突起部91の上面は、例えば、平坦な水平面となっており、ケース部材30の上面37と面一となっている。突起部91は、仕切壁部34の上面の上に配置されている。突起部91の下端は、仕切壁部34の上面に達している。
第1コア10の第1連結部15の外周面18(側周面)には、各突起部91と対応する一対の凹部19が形成されている。凹部19は、各突起部91と対応する位置に配置されている。
各凹部19は、各突起部91と対応する形状となっており、第1連結部15の上端から下端に亘って形成されている。すなわち、各凹部19は、平面形状が略三角形状となっており、深さ方向に向けて徐々に幅狭となっており、最奥部が丸みを帯びた形状となっている。
そして、図10(a)に示すように、第1コア10の第1連結部15がケース部材30のコア保持部31に保持された状態において、一方の突起部91が一方の凹部19に入り込んでいるとともに、他方の突起部91が他方の凹部19に入り込んでいる。つまり、突起部91と凹部19とが嵌合している。これにより、ケース部材30に対する第1コア10の位置ずれを抑制することができる。
図10(b)及び図11(b)に示すように、一方の外壁部40の第1対向面41と、他方の外壁部50の第2対向面51には、それぞれ突起部92(凸部)が形成されている。すなわち、ケース部材30は、一対の突起部92を有する。
一方の突起部92は、Y方向における第1対向面41の中央部から、X方向における一方向(第2対向面51側)に突出している。他方の突起部92は、Y方向における第2対向面51の中央部から、X方向における反対方向(第1対向面41側)に突出している。
突起部92の形状は、突起部91の形状と同様である。すなわち、突起部92は、平面形状が略三角形状となっており、突起部92の突出方向における先端側に向けて徐々に幅狭となっている。突起部92の頂部(突起部92の突出方向における先端部分)は、丸みを帯びた形状となっている。
突起部92の下面は、例えば、平坦な水平面となっている。一方の突起部92の下面は、外壁部40の下面43と略面一となっており、他方の突起部92の下面は、外壁部50の下面53と略面一となっている。各突起部92は、仕切壁部34の上面の下に配置されている。突起部92の上端は、仕切壁部34の下面に達している。
第2コア20の第2連結部25の外周面28(側周面)には、各突起部92と対応する一対の凹部29が形成されている。凹部29は、各突起部92と対応する位置に配置されている。
凹部29の形状は、凹部19の形状と同様である。すなわち、各凹部29は、各突起部92と対応する形状となっており、第2連結部25の上端から下端に亘って形成されている。すなわち、各凹部29は、平面形状が略三角形状となっており、深さ方向に向けて徐々に幅狭となっており、最奥部が丸みを帯びた形状となっている。
そして、第2コア20が第1コア10に対して固定された状態では、図10(b)に示すように、一方の突起部92が一方の凹部29に入り込んでいるとともに、他方の突起部92が他方の凹部29に入り込んでいる。つまり、突起部92と凹部29とが嵌合している。これにより、ケース部材30に対する第2コア20の位置ずれを抑制することができる。
なお、本変形例では、第1連結部15及び第2連結部25にはそれぞれ凹部19、凹部29が形成されており、ケース部材30には凹部19、凹部29と嵌合する突起部91、92が形成されている例を説明したが、本発明は、この例に限らず、ケース部材30に形成されている凹部と第1連結部15及び第2連結部25に形成されている凸部とが嵌合していてもよい。
このように、コイル部品100としては、第1対向部(第1連結部15)に形成されている凹部又は凸部と、ケース部材30に形成されている凸部又は凹部と、が嵌合しているとともに、第2対向部(第2連結部25)に形成されている凹部又は凸部と、ケース部材30に形成されている凸部又は凹部と、が嵌合している構造のものを採用することができる。
以上、図面を参照して実施形態及び変形例を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記においては、第1コア10及び第2コア20がそれぞれUコアである例を説明したが、第1コア10と第2コア20とのうちの一方(例えば第2コア20)が板状などのIコアであってもよい。この場合、第1コア10の第1軸部11により一方の軸部が構成され、第1コア10の第1軸部12により他方の軸部が構成される。また、第2コア20は、軸部を構成しない。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
<1>互いに並列に配置されている一対の軸部と、前記一対の軸部の一端部どうしの間に亘って配置されている第1対向部と、前記一対の軸部の他端部どうしの間に亘って配置されている第2対向部と、を有するコア部と、
絶縁材料により構成されていて前記コア部を支持しているケース部材と、
前記一対の軸部に巻回されているコイルと、
前記コイルと電気的に接続されている金属端子部材と、
を備え、
前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記一対の軸部を間に挟んで互いに対向して配置されており、
前記ケース部材は、
前記コア部を収容している収容部と、
前記コア部を間に挟んで互いに対向して配置されているとともにそれぞれ上下方向に起立している一対の外壁部と、
を有し、
前記一対の外壁部の各々に前記金属端子部材が設けられているコイル部品。
<2>前記一対の外壁部のうち一方の外壁部は、他方の外壁部の方を向いている第1対向面を有し、
前記他方の外壁部は、前記一方の外壁部の方を向いている第2対向面を有し、
前記一方の外壁部に設けられている前記金属端子部材の全体が、前記第1対向面よりも、前記他方の外壁部から離れた位置に配置されており、
前記他方の外壁部に設けられている前記金属端子部材の全体が、前記第2対向面よりも、前記一方の外壁部から離れた位置に配置されている<1>に記載のコイル部品。
<3>前記コイルの一端部が、前記一対の外壁部のうち一方の外壁部に設けられた前記金属端子部材によって保持されており、
前記コイルの他端部が、前記一対の外壁部のうち他方の外壁部に設けられた前記金属端子部材によって保持されている<1>又は<2>に記載のコイル部品。
<4>前記コイルは、前記コア部に対して非接触状態となっている<1>から<3>のいずれか一項に記載のコイル部品。
<5>前記コイルは、前記ケース部材に対して非接触状態となっている<1>から<4>のいずれか一項に記載のコイル部品。
<6>前記金属端子部材は、
前記外壁部に差し込み固定されている差込部と、
前記コイルの端部を導通状態で保持しているコイル端保持部と、
前記外壁部の下面に配置されている端子部と、
を有する<1>から<5>のいずれか一項に記載のコイル部品。
<7>前記外壁部の前記下面には、当該外壁部の上面側に向けて窪んだ下面側凹部が形成されており、
前記下面側凹部に前記コイル端保持部が配置されている<6>に記載のコイル部品。
<8>前記外壁部は、一対の下面側凹部と、これら下面側凹部どうしの間に配置されているとともに前記端子部が配置されている端子配置部と、を有し、
一方の前記軸部の配置領域と、他方の前記軸部の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向において、前記一対の下面側凹部のうちの一方の下面側凹部と、前記端子配置部と、前記一対の下面側凹部のうちの他方の下面側凹部と、がこの順に並んで配置されている<7>に記載のコイル部品。
<9>前記ケース部材は、前記第1対向部を保持するコア保持部を有し、
前記一対の外壁部の各々は、前記コア保持部から下方に突出している<1>から<8>のいずれか一項に記載のコイル部品。
<10>前記コア保持部に対して前記第1対向部が圧入固定されている<9>に記載のコイル部品。
<11>当該コイル部品は、前記コイルとして、一方の前記軸部に巻回されている第1コイルと、他方の前記軸部に巻回されている第2コイルと、を備えており、
前記ケース部材は、前記一方の軸部及び前記第1コイルの配置領域と、前記他方の軸部及び前記第2コイルの配置領域と、を相互に仕切る仕切壁部を更に有する<1>から<10>のいずれか一項に記載のコイル部品。
<12>前記第1対向部に形成されている凹部又は凸部と、前記ケース部材に形成されている凸部又は凹部と、が嵌合しているとともに、
前記第2対向部に形成されている凹部又は凸部と、前記ケース部材に形成されている凸部又は凹部と、が嵌合している<1>から<11>のいずれか一項に記載のコイル部品。
<13>前記コア部は、
互いに並列に配置されている一対の第1軸部と、前記第1対向部と、を有する第1コアと、
互いに並列に配置されている一対の第2軸部と、前記第2対向部と、を有する第2コアと、
を含み、
前記第1対向部は、前記一対の第1軸部どうしを連結しており、
前記第2対向部は、前記一対の第2軸部どうしを連結しており、
前記一対の第1軸部のうち一方の第1軸部と、前記一対の第2軸部のうち一方の第2軸部と、が互いに同軸に配置されて、一方の前記軸部を構成しており、
前記一対の第1軸部のうち他方の第1軸部と、前記一対の第2軸部のうち他方の第2軸部と、が互いに同軸に配置されて、他方の前記軸部を構成している<1>から<12>のいずれか一項に記載のコイル部品。
更に、本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)互いに並列に配置されている一対の第1軸部と、前記一対の第1軸部どうしを連結している第1連結部と、を有する第1コアと、
互いに並列に配置されている一対の第2軸部と、前記一対の第2軸部どうしを連結している第2連結部と、を有する第2コアと、
絶縁材料により構成されていて前記第1コアと前記第2コアとを支持しているケース部材と、
前記第1軸部と前記第2軸部とに巻回されているコイルと、
前記コイルと電気的に接続されている金属端子部材と、
を備え、
前記第1連結部と前記第2連結部とは、前記一対の第1軸部と前記一対の第2軸部とを間に挟んで互いに対向して配置されており、
前記一対の第1軸部のうち一方の第1軸部と、前記一対の第2軸部のうち一方の第2軸部と、が互いに同軸に配置されており、
前記一対の第1軸部のうち他方の第1軸部と、前記一対の第2軸部のうち他方の第2軸部と、が互いに同軸に配置されており、
前記ケース部材は、
前記第1コアと前記第2コアとを収容している収容部と、
前記第1コア及び前記第2コアを間に挟んで互いに対向して配置されているとともにそれぞれ上下方向に起立している一対の外壁部と、
を有し、
前記一対の外壁部の各々に前記金属端子部材が設けられているコイル部品。
(2)前記一対の外壁部のうち一方の外壁部は、他方の外壁部の方を向いている第1対向面を有し、
前記他方の外壁部は、前記一方の外壁部の方を向いている第2対向面を有し、
前記一方の外壁部に設けられている前記金属端子部材の全体が、前記第1対向面よりも、前記他方の外壁部から離れた位置に配置されており、
前記他方の外壁部に設けられている前記金属端子部材の全体が、前記第2対向面よりも、前記一方の外壁部から離れた位置に配置されている(1)に記載のコイル部品。
(3)前記コイルの一端部が、前記一対の外壁部のうち一方の外壁部に設けられた前記金属端子部材によって保持されており、
前記コイルの他端部が、前記一対の外壁部のうち他方の外壁部に設けられた前記金属端子部材によって保持されている(1)又は(2)に記載のコイル部品。
(4)前記コイルは、前記第1コア及び前記第2コアのいずれに対しても非接触状態となっている(1)から(3)のいずれか一項に記載のコイル部品。
(5)前記コイルは、前記ケース部材に対して非接触状態となっている(1)から(4)のいずれか一項に記載のコイル部品。
(6)前記金属端子部材は、
前記外壁部に差し込み固定されている差込部と、
前記コイルの端部を導通状態で保持しているコイル端保持部と、
前記外壁部の下面に配置されている端子部と、
を有する(1)から(5)のいずれか一項に記載のコイル部品。
(7)前記外壁部の前記下面には、当該外壁部の上面側に向けて窪んだ下面側凹部が形成されており、
前記下面側凹部に前記コイル端保持部が配置されている(6)に記載のコイル部品。
(8)前記外壁部は、一対の下面側凹部と、これら下面側凹部どうしの間に配置されているとともに前記端子部が配置されている端子配置部と、を有し、
前記一方の第1軸部及び前記一方の第2軸部の配置領域と、前記他方の第1軸部及び前記他方の第2軸部の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向において、前記一対の下面側凹部のうちの一方の下面側凹部と、前記端子配置部と、前記一対の下面側凹部のうちの他方の下面側凹部と、がこの順に並んで配置されている(7)に記載のコイル部品。
(9)前記ケース部材は、前記第1コアの前記第1連結部を保持するコア保持部を有し、
前記一対の外壁部の各々は、前記コア保持部から下方に突出している(1)から(8)のいずれか一項に記載のコイル部品。
(10)前記コア保持部に対して前記第1連結部が圧入固定されている(9)に記載のコイル部品。
(11)当該コイル部品は、前記コイルとして、前記一方の第1軸部と前記一方の第2軸部とに巻回されている第1コイルと、前記他方の第1軸部と前記他方の第2軸部とに巻回されている第2コイルと、を備えており、
前記ケース部材は、前記一方の第1軸部、前記一方の第2軸部及び前記第1コイルの配置領域と、前記他方の第1軸部、前記他方の第2軸部及び前記第2コイルの配置領域と、を相互に仕切る仕切壁部を更に有する(1)から(10)のいずれか一項に記載のコイル部品。
10 第1コア
11 第1軸部(一方の第1軸部)
12 第1軸部(他方の第1軸部)
13、14、23、24 先端面
15 第1連結部
16、26 一方の面
17、27 他方の面
18 外周面
19 凹部
20 第2コア
21 第2軸部(一方の第2軸部)
22 第2軸部(他方の第2軸部)
25 第2連結部
28 外周面
29 凹部
30 ケース部材
31 コア保持部
32 開口
33 突起部
34 仕切壁部
35 凹曲面
36 収容部
37 上面
38 前面
39 背面
40 外壁部(一方の外壁部)
41 第1対向面
42 第1外側面
43、53 下面
44、54 下面側凹部
45、55、 端子配置部
46、56 仕切段部
47、57 凹部
48、58 傾斜面
49、59 差込孔
50 外壁部(他方の外壁部)
51 第2対向面
52 第2外側面
60 コイル
61 第1コイル
62 第2コイル
63 巻回部
64 一端部
65 他端部
70、71、72、73、74 金属端子部材
75 差込部
76 コイル端保持部
77 端子部
78 対向部
81 間隙
91、92 突起部
100 コイル部品

Claims (13)

  1. 互いに並列に配置されている一対の軸部と、前記一対の軸部の一端部どうしの間に亘って配置されている第1対向部と、前記一対の軸部の他端部どうしの間に亘って配置されている第2対向部と、を有するコア部と、
    絶縁材料により構成されていて前記コア部を支持しているケース部材と、
    前記一対の軸部に巻回されているコイルと、
    前記コイルと電気的に接続されている金属端子部材と、
    を備え、
    前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記一対の軸部を間に挟んで互いに対向して配置されており、
    前記ケース部材は、
    前記コア部を収容している収容部と、
    前記コア部を間に挟んで互いに対向して配置されているとともにそれぞれ上下方向に起立している一対の外壁部と、
    を有し、
    前記一対の外壁部の各々に前記金属端子部材が設けられているコイル部品。
  2. 前記一対の外壁部のうち一方の外壁部は、他方の外壁部の方を向いている第1対向面を有し、
    前記他方の外壁部は、前記一方の外壁部の方を向いている第2対向面を有し、
    前記一方の外壁部に設けられている前記金属端子部材の全体が、前記第1対向面よりも、前記他方の外壁部から離れた位置に配置されており、
    前記他方の外壁部に設けられている前記金属端子部材の全体が、前記第2対向面よりも、前記一方の外壁部から離れた位置に配置されている請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記コイルの一端部が、前記一対の外壁部のうち一方の外壁部に設けられた前記金属端子部材によって保持されており、
    前記コイルの他端部が、前記一対の外壁部のうち他方の外壁部に設けられた前記金属端子部材によって保持されている請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記コイルは、前記コア部に対して非接触状態となっている請求項1から3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記コイルは、前記ケース部材に対して非接触状態となっている請求項1から4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記金属端子部材は、
    前記外壁部に差し込み固定されている差込部と、
    前記コイルの端部を導通状態で保持しているコイル端保持部と、
    前記外壁部の下面に配置されている端子部と、
    を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 前記外壁部の前記下面には、当該外壁部の上面側に向けて窪んだ下面側凹部が形成されており、
    前記下面側凹部に前記コイル端保持部が配置されている請求項6に記載のコイル部品。
  8. 前記外壁部は、一対の下面側凹部と、これら下面側凹部どうしの間に配置されているとともに前記端子部が配置されている端子配置部と、を有し、
    一方の前記軸部の配置領域と、他方の前記軸部の配置領域と、の並び方向に対して平行な方向において、前記一対の下面側凹部のうちの一方の下面側凹部と、前記端子配置部と、前記一対の下面側凹部のうちの他方の下面側凹部と、がこの順に並んで配置されている請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記ケース部材は、前記第1対向部を保持するコア保持部を有し、
    前記一対の外壁部の各々は、前記コア保持部から下方に突出している請求項1から8のいずれか一項に記載のコイル部品。
  10. 前記コア保持部に対して前記第1対向部が圧入固定されている請求項9に記載のコイル部品。
  11. 当該コイル部品は、前記コイルとして、一方の前記軸部に巻回されている第1コイルと、他方の前記軸部に巻回されている第2コイルと、を備えており、
    前記ケース部材は、前記一方の軸部及び前記第1コイルの配置領域と、前記他方の軸部及び前記第2コイルの配置領域と、を相互に仕切る仕切壁部を更に有する請求項1から10のいずれか一項に記載のコイル部品。
  12. 前記第1対向部に形成されている凹部又は凸部と、前記ケース部材に形成されている凸部又は凹部と、が嵌合しているとともに、
    前記第2対向部に形成されている凹部又は凸部と、前記ケース部材に形成されている凸部又は凹部と、が嵌合している請求項1から11のいずれか一項に記載のコイル部品。
  13. 前記コア部は、
    互いに並列に配置されている一対の第1軸部と、前記第1対向部と、を有する第1コアと、
    互いに並列に配置されている一対の第2軸部と、前記第2対向部と、を有する第2コアと、
    を含み、
    前記第1対向部は、前記一対の第1軸部どうしを連結しており、
    前記第2対向部は、前記一対の第2軸部どうしを連結しており、
    前記一対の第1軸部のうち一方の第1軸部と、前記一対の第2軸部のうち一方の第2軸部と、が互いに同軸に配置されて、一方の前記軸部を構成しており、
    前記一対の第1軸部のうち他方の第1軸部と、前記一対の第2軸部のうち他方の第2軸部と、が互いに同軸に配置されて、他方の前記軸部を構成している請求項1から12のいずれか一項に記載のコイル部品。
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