JP2020100839A - 光学用活性エネルギー線重合性接着剤および光学用積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温から低温まで幅広い温度領域において優れた接着力を有する光学用活性エネルギー線接着剤を提供すること。【解決手段】分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)(ただし、アクリロイルモルホリンを除く)、分子量が500より小さい水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)(ただし、複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)を除く)および分子量が500より小さい複素環以外の環を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)(ただし、分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)および水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)を除く)を含み、前記複素環は、環を構成する原子として、硫黄、酸素および窒素からなる群より選択される2個以上のヘテロ原子を含む光学用活性エネルギー線重合性接着剤。【選択図】 なし

Description

本発明は、光学用活性エネルギー線重合性接着剤および光学用積層体に関する。
ディスプレイなどの表示装置等の光学用途では、活性エネルギー線重合性接着剤は、重合速度が速く、また一般に無溶剤で使用できるため、作業性に優れ、さらに重合時に必要となるエネルギーが極めて低い等の優れた特性を有しているため幅広く使用されている。活性エネルギー線重合性接着剤は、一般的に、ラジカル重合性の活性エネルギー線重合性接着剤や、カチオン重合性の活性エネルギー線重合性接着剤が知られている。
ディスプレイなどの表示装置には、通常、外部光源からの反射を防ぐための反射防止フィルムや、表示装置の表面の傷付き防止のための保護フィルム(プロテクトフィルム)など、用途に応じて様々なフィルムが使用されており、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)を構成する液晶セル用部材においては、偏光板や位相差フィルムが積層されている。
また、フラットパネルディスプレイ(FPD)は、表示装置として利用するだけではなく、その表面にタッチパネルの機能を設けて、入力装置として利用されることもある。タッチパネルにも、保護フィルム、反射防止フィルムやITO蒸着樹脂フィルムなどが使用されている。
また、表示装置には、液晶層を背面から照らして発光させるバックライト方式が普及し、液晶層の下面側にエッジライト型、直下型等のバックライトユニットが装備されている。かかるエッジライト型のバックライトユニットは、基本的には光源としての線状のランプと、ランプに端部が沿うように配置される方形板状の導光板と、導光板の表面側に配設される光拡散シートと、光拡散シートの表面側に配設されるプリズムシートを備えている。最近では、光源として、冷却極管(CCFL)に代わり、色再現性や省電力に優れた発光ダイオード(LED)が使用されるようになってきたため、より耐熱性や寸法安定性の要求が高まってきている。
ところで、表示装置は、その用途が拡大するにつれて、さまざまな環境で使用されるようになっている。例えば、カーナビゲーション等の車載型の液晶表示装置は、夏季に過酷な高温雰囲気に晒されるため、高温での接着力が必要になる。更に冬季の寒冷地では、低温での接着力が必要になる。
表示装置に使用される接着剤としては、カルボキシル基含有ビニル系重合体及びビニル系単量体を含む接着剤(特許文献1)が開示されている。
特許文献2には、脂環式エポキシ樹脂と数平均分子量が400以上のポリオールおよび活性エネルギー線感応触媒を含む活性エネルギー線接着剤が開示されている。
特開2015−110763号公報 特開2007−224235号公報
しかし、従来の活性エネルギー線接着剤を使用した表示装置は、車載用途等の高温から低温までの幅広い温度領域における接着力が不十分であり、特に低温での接着力が不十分であった。
本発明が解決しようとする課題は、高温から低温まで幅広い温度領域において優れた接着力を有する光学用活性エネルギー線接着剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)(ただし、アクリロイルモルホリンを除く)、分子量が500より小さい水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)(ただし、複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)を除く)および分子量が500より小さい複素環以外の環を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)(ただし、分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)および水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)を除く)を含み、前記複素環は、環を構成する原子として、硫黄、酸素および窒素からなる群より選択される2個以上のヘテロ原子を含む光学用活性エネルギー線重合性接着剤に関する。
また、本発明は、さらに、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン系オリゴマー(D1)、(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル系オリゴマー(D2)および(メタ)アクリロイル基を有するエポキシ系オリゴマー(D3)からなる群より選ばれるオリゴマーを1種以上含む上記光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
に関する。
また、本発明は、光学用活性エネルギー線重合性接着剤中に、複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)5〜70質量%、水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)20〜80質量%、複素環以外の環構造を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)5〜50質量%を含む上記光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
に関する。
また、本発明は、第一の基材と、上記光学用活性エネルギー線重合性接着剤の硬化物である樹脂層と、第二の基材とを備えた光学用積層体に関する。
本発明により、高温から低温まで幅広い温度領域において優れた接着力を有する光学用活性エネルギ−線重合性接着剤を提供できるようになった。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<光学用活性エネルギー線重合性接着剤>
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤(以下、単に「接着剤」と称することがある)は、分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマ−(A)(ただし、アクリロイルモルホリンを除く)、分子量が500より小さい水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)(ただし、複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)を除く)および分子量が500より小さい複素環以外の環を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)(ただし、分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)および水酸基を有する(メタ)アクリレート(B)を除く)を含み、前記複素環は、環を構成する原子として、硫黄、酸素および窒素からなる群
より選択される2個以上のヘテロ原子を含むことを特徴とする。
ここで、「活性エネルギー線」とは、紫外線、可視光線、赤外線、エレクトロンビーム(EB)、及び放射線を含む、化学反応を生じさせるための活性化に必要なエネルギーを提供できる広義のエネルギー線を意味する。本発明の活性エネルギー線重合性接着剤は、上記活性エネルギー線の照射によって、重合反応が進行し、樹脂層等の硬化物を形成する。
また、本明細書では、「(メタ)アクリロイル」、「(メタ)アクリル酸」、「(メタ)アクリレート」、「(メタ)アクリロイルオキシ」、及び「(メタ)アリル」と表記した場合には、特に断りがない限り、それぞれ、「アクリロイル及び/又はメタクリロイル」、「アクリル酸及び/又はメタクリル酸」、「アクリレート及び/又はメタクリレート」、「アクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ」、及び「アリル及び/又はメタリル」を意味するものとする。
<分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)>
分子量が500より小さい複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)(以下、化合物(A)ともいう)とは、環を構成する原子(環員原子)として、硫黄、酸素および窒素からなる群より選択される2個以上のヘテロ原子を含む複素環と(メタ)アクリロイル基を有する化合物を指す。
接着剤中に化合物(A)を含むことで、複素環のヘテロ原子と基材表面の水酸基等の官能基との間に水素結合が形成され、室温および低温での接着力が向上する。更に、環状構造により高温での凝集力が向上し、高温での接着力が向上する。
硫黄、酸素および窒素からなる群より選択される2個以上のヘテロ原子を環員原子として含む複素環としては、ジチオラン環、ジチオール環等の二個以上の硫黄原子を有する複素環、カーボネート環、ジオキソラン環、ジオキサン環等の二個以上の酸素原子を有する複素環、イソシアヌル環、イミダゾール環、ピラゾール環、ピラジン環、ピリミジン環、ピペラジン環等の二個以上の窒素原子を有する複素環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、オキサジン環、オキサジアゾール環、オキサジアジン環等の酸素原子と窒素原子を有する複素環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、イソチアゾール環、チアジン環、チアジアゾール環、チアジアジン環、ジチアジン環等の硫黄原子と窒素原子を有する複素環などがあげられる。
これらの複素環の中で、高温から低温まで幅広い温度領域において優れる点で、二個以上の酸素原子を環員原子として有する複素環が好ましく、二個の酸素原子を環員原子として有する複素環が好ましい。また、縮合複素環よりも単環複素環が好ましく、芳香族複素環よりも脂肪族複素環が好ましい。より具体的には、ジオキソラン環、ジオキサン環が特に好ましい。
なお、理由は不明であるが、光学用活性エネルギー線重合性接着剤中にアクリロイルモルホリンを含むと、長期保管した際、接着剤の粘度低下が発生するため好ましくない。
化合物(A)中の(メタ)アクリロイル基の数は、1〜6個が高温から低温まで幅広い温度領域において接着力が向上する点で好ましく、1個であることが特に好ましい。
化合物(A)の具体例としては、(2−メチル−2−エチル−1,3ジオキソラン−4−イル)メチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸5−エチル−1,3−ジオキサン−5−イルメチル、(メタ)アクリル酸(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル、1,3−ジオキサン−2−オン−5−イル(メタ)アクリレート、1−(メ
タ)アクリロイル−4−メチルピペラジン、 (メタ)アクリル酸11−[1’,3’,3’
−トリメチルスピロ[3H−ナフト[2,1−b][1,4]オキサジン−3,2’(3’H)−[1H]インドール]−5’−イルオキシ]ウンデシル、2,5−ビス((メタ)アクロイルオキシエチルチオメチル)−1,4−ジチアン等が挙げられ、2−メチル−2−エチル−1,3ジオキソラン−4−イル)メチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸5−エチル−1,3−ジオキサン−5−イルメチルが、高温から低温まで幅広い温度領域において優れる点で好ましい。
<分子量が500より小さい水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)>
分子量が500より小さい水酸基を有する(メタ)アクリレート(B)(以下、化合物(B)ともいう)としては、水酸基を有する(メタ)アクリレートであれば特に限定され
ない。
接着剤中に化合物(B)を含むことで、基材の水酸基等と水素結合を形成し、室温および低温での接着力が向上する。
化合物(B)としては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル、(メタ)アクリル酸エチル−α−(ヒドロキシメチル)等の単官能(メタ)アクリル酸グリセロール;
(メタ)アクリル酸グリシジルラウリン酸エステル等の脂肪酸エステル系(メタ)アクリル酸エステル;
シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジエタノールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ア(メタ)アクリロイルキシエチルー2−ヒドロキシエチルフタル酸、等の環状(メタ)アクリル酸エステル;
上記水酸基を有する(メタ)アクリレートに対してε−カプロラクトンの開環付加させることで分子末端に水酸基付与した(メタ)アクリル酸エステル;
上記水酸基を有する(メタ)アクリレートに対してエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを繰り返し付加したアルキレンオキサイド付加(メタ)アクリル酸エステル等;の脂肪族(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
化合物(B)としては低温での接着力に優れる点で、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルが好ましく、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルが特に好ましい。
<重量平均分子量が500より小さい複素環以外の環構造を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)>
分子量が500より小さい複素環以外の環構造を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)(以下、化合物(C)ともいう)とは、複素環以外の炭化水素環(芳香族炭化水素環または脂肪族炭化水素環)を含む(メタ)アクリレート化合物を指す。化合物(C)は、複素環を含まず、炭化水素環(芳香族炭化水素環または脂肪族炭化水素環)を含む(メタ)アクリレート化合物であることが好ましい。化合物(C)を含むことで高温での接着力に優れた光学用活性エネルギー線重合性接着剤を得ることができる。
化合物(C)としては、例えば、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性フェノキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
Aジ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド変性ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルキシエチルフタル酸、ネオペンチルグリコール−アクリル酸−安息香酸エステル等の芳香族炭化水素環を有する(メタ)アクリレート化合物;
水添ビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、シクロヘキシルメタクリレート等の脂肪族炭化水素環を1個または複数個有する(メタ)アクリレート化合物;
3,3−ジシクロプロピル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジメチロールジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−1−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−エチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−プロピル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、3,5−ジヒドロキシ−1−アダマンチル(メタ)アクリレート、1,3−アダマンチルジオールジ(メタ)アクリレート、1,3,5−アダマンチルトリ(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−1,5−アダマンチルジ(メタ)アクリレート等の縮合環の脂肪族炭化水素環を有する(メタ)アクリレート化合物等があげられる。
化合物(C)としては、高温での接着力に優れる点で、縮合環の脂肪族炭化水素環を有する(メタ)アクリレート化合物が好ましい。具体的には、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレートが好ましく、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
光学用活性エネルギー線重合性接着剤中の化合物(A)、(B)、(C)の含有率は、化合物(A)5〜70質量%、化合物(B)20〜80質量%、化合物(C)5〜50質量%であることが好ましく、化合物(A)10〜70質量%、化合物(B)30〜70質量%、化合物(C)5〜40質量%であることがより好ましい。また、光学用活性エネルギー線重合性接着剤中、化合物(A)、(B)、(C)の合計量は、70質量%以上であることが好ましい。
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、さらに、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン系オリゴマー(D1)(以下、化合物(D1)ともいう)、(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル系オリゴマー(D2)(以下、化合物(D2)ともいう)、(メタ)アクリロイル基を有するエポキシ系オリゴマー(D3)(以下、化合物(D3)ともいう)からなる群より選ばれるオリゴマーを1種以上含むことで、常温での接着力が向上する点で好ましい。
化合物(D1)、(D2)、(D3)の重量平均分子量は、500〜100000であることが好ましい。尚、本明細書における重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、重量平均分子量が既知のポリスチレンを標準物質として測定した値である。
<(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン系オリゴマー(D1)>
(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン系オリゴマー(D1)(化合物(D1))とは、分子内にウレタン結合と(メタ)アクリロイル基を有する化合物である。例えば、1個以上のイソシアネート基を有する化合物と水酸基を有する化合物を反応させて得られる末端にイソシアネート基を有する化合物に、水酸基を有する(メタ)アクリロイル基
を反応させて得ることができる。
少なくとも1個以上のイソシアネート基を有する化合物としては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、1,4−フェニレンビスメチレンジイソシアナート等の芳香族イソシアネート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート等が挙げられる
化合物(D1)の具体例としては、EBECRYL210、EBECRYL220(以上、ダイセル・オルネックス社製)、CN9782、CN9783(以上、SARTOMER社製)等の芳香族ポリウレタン系オリゴマー、紫光3000B、紫光3700B(以上、日本合成化学工業社製)、EBECRYL230、EBECRYL270、EBECRYL8402、EBECRYL8701(以上、ダイセル・オルネックス社製)等の脂肪族ポリウレタン系オリゴマーが挙げられる。
<(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル系オリゴマー(D2)>
(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル系オリゴマー(D2)(化合物(D2))とは、分子内にエステル結合と(メタ)アクリロイル基を有する化合物である。例えば、主鎖骨格に多塩基酸と多価アルコールを重縮合して得られるポリエステルの末端あるいはポリエステル鎖中の水酸基と(メタ)アクリル酸などの分子内に1個以上のカルボキシル基を有する(メタ)アクリレートとのエステル化反応により得ることができる。
上記多塩基酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、スベリン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水コハク酸、無水マレイン酸等の脂肪族系多塩基酸、ダイマー酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族系、イソフタル酸、テレフタル酸、ビフェニルジカルボン酸等の芳香族系が挙げられる。
多価アルコールとしては、数平均分子量(Mn)50〜500の比較的低分子量のポリオール類や、数平均分子量(Mn)500〜30,000の比較的高分子量のポリオール類が挙げられる。
化合物(D2)の具体例としては、CN296、CN2203、CN2259、CN2261(以上、SARTOMER社製)、等の芳香族ポリエステル系オリゴマー、CN294、CN2270、CN2271(以上、SARTOMER社製)等の脂肪族ポリエステル系オリゴマーが挙げられる。
<(メタ)アクリロイル基を有するエポキシ系オリゴマー(D3)>
(メタ)アクリロイル基を有するエポキシ系オリゴマー(D3)(化合物(D3))とは、エポキシ化合物のエポキシ基と、カルボキシル基および/または水酸基を有する化合物とを反応させた部分構造と、(メタ)アククリロイル基を有する化合物である。
エポキシ化合物としては、ビスフェノール型エポキシ等の芳香族エポキシ化合物、炭素数2〜20のジオールのジグリシジルエーテル等の脂肪族エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物等が挙げられる。
化合物(D3)の具体例としては、CN104、CN110(以上、SARTOMER社製)、EBECRYL600、EBECRYL3701(以上、ダイセル・オルネックス社製)等の芳香族エポキシ系オリゴマー、CN111、CN113(以上、SARTOMER社製)、EBECRYL860(ダイセル・オルネックス社製)等の脂肪族エポキシ系オリゴマーがあげられる。
光学用活性エネルギー線重合性接着剤中の化合物(D1)、(D2)および(D3)の含有率は、化合物(D1)、(D2)および(D3)の合計が、1〜30質量%であることが好ましく、3〜20質量%がより好ましい。
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、化合物(A)、(B)、(C)、(D1)、(D2)、(D3)以外の、その他(メタ)アクリレート化合物(E)(以下、化合物(E)ともいう)や、カチオン重合性化合物(F)(以下、化合物(F)ともいう)を含んでも良い。
化合物(E)を含むことにより、光学用活性エネルギー線重合性接着剤の粘度を下げて塗工性を向上させたり、湿熱耐性等の耐久性をより向上させることができる。
化合物(E)としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、および(メタ)アクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
(メタ)アクリル酸(メタ)アリル、(メタ)アクリル酸1−ブテニル、(メタ)アクリル酸3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イル、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、および(メタ)アクリル酸ビニル等の他の不飽和基を含有する(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸パーフルオロメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、および(メタ)アクリル酸2−パーフルオロヘキサデシルエチル等の(メタ)アクリル酸パーフルオロアルキルエステル;
(メタ)アクリル酸(メトキシカルボニル)メチル、(メタ)アクリル酸2−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、および(メタ)アクリル酸2−(オクチルオキシカルボニルオキシ)ブチル等のカルボニル基を1つ有する脂肪族(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸2−オキソブタノイルエチル、(メタ)アクリル酸3−オキソブタノイルプロピル、(メタ)アクリル酸2,3−ジ(オキソブタノイル)ブチル、(メタ)アクリル酸2,3−ジ(オキソブタノイル)ヘキシル等のカルボニル基を2つ有する脂肪族(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−プロポキシエチル、(メタ)アクリル酸3−プロポキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ブトキシエチル、および(メタ)アクリル酸4−ブトキシエチル等のアルコキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸のアルキレンオキサイド付加物等のアルキレンオキサイド含有(メタ)アクリル酸誘導体;
ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロピルジオール、ジ(メタ)アクリル酸ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレート、ジ(メタ)アクリル酸2,5−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,2−オクタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、およびジ(メタ)アクリル酸2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール等の2官能(メタ)アクリル酸エステル;
トリ(メタ)アクリル酸1,2,3−プロパントリオール、トリ(メタ)アクリル酸ト
リメチロールヘキサン、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールオクタン、およびトリ(メタ)アクリル酸1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタン等の3官能(メタ)アクリル酸エステル;
テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、テトラ(メタ)アクリル酸2,2−ビス(ヒドロキシメチル)1,3−プロパンジオール、およびヘプタ(メタ)アクリル酸ジ2,2−ビス(ヒドロキシメチル)1,3−プロパンジオールポリアルキレンオキサイド等の多官能(メタ)アクリル酸エステル;
グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等のカチオン重合性官能基を有する(メタ)アクリレート化合物;
テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等の1個のヘテロ原子を含む複素環を有する(メタ)アクリレート化合物等が挙げられる。
<カチオン重合性化合物(F)>
化合物(F)としては、3員環エーテルであるエポキシ基を有する化合物、4員環エーテルであるオキセタニル基を有する化合物、ビニルエーテル化合物、環状エステル化合物、環状ホルマ−ル化合物、環状カーボネート化合物および含フッ素環状化合物等が好ましい。上記化合物の内、環を有する化合物は、いずれも(メタ)アクリロイル基を有さず、したがって、化合物(A)、(B)および(C)とは異なるものである。
化合物(F)を含むことにより、接着剤の硬化収縮が小さくなり、常温における接着力が向上する。
エポキシ基を有する化合物(エポキシ化合物)としては、芳香族エポキシ化合物、脂肪族エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物等が好ましい。
芳香族エポキシ化合物としては、例えば、ビスフェノ−ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノ−ルFジグリシジルエーテル、ビスフェノ−ルSジグリシジルエーテル、ビスフェノ−ルAプロピレンオキサイド付加物のジグリシジルエーテル、フェノ−ルノボラックエポキシ、クレゾ−ルノボラックエポキシ、ビフェニル型エポキシ、レゾルシンジグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノ−ルエチレンオキサイドグリシジルエーテル、t−ブチルフェニルグリシジルエーテル等が挙げられる。
脂肪族エポキシ化合物としては、脂肪族モノアルコール、および脂肪族ポリアルコール、ならびにそのアルキレンオキサイド付加物のグリシジルエーテルが好ましい。脂肪族エポキシ化合物は、例えば、アリルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオ−ルのジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールのジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオ−ルのジグリシジルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル、トリメチロ−ルプロパンのトリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールのジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテル、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、およびグリセリン等の脂肪族多価アルコールに対して1種または2種以上のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド)を付加することで得られるポリエーテルポリオ−ルのポリグリシジルエーテル等が挙げられる。
脂環式エポキシ化合物としては、例えば、1,2−エポキシ−4−ビニルシクロヘキサン、1,2:8,9ジエポキシリモネン、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタ−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペ−ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペ−ト等が挙げられる。
エポキシ化合物のエポキシ当量は、通常30〜3000g/eq程度が好ましく、50〜1500g/eqがより好ましい。エポキシ当量が30g/eq以上の場合、硬化後のシートの可撓性が優れ、接着力もより向上する。また、3000g/eq以下になると、硬化性に優れ接着力が向上する。
オキセタニル基を有する化合物としては、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]ベンゼン、ジ(1−エチル−3−オキセタニル)メチルエーテル、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン、フェノ−ルノボラックオキセタン、3−エチル−{(3−トリエトキシシリルプロポキシ)メチル}オキセタンなどが挙げられる。
ビニルエーテル化合物としては、例えば、n−アミルビニルエーテル、i−アミルビニ
ルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル、オレイルビニルエーテル等の炭素数5〜20のアルキルアルコールおよびアルケニルアルコールのビニルエーテル;
シクロヘキシルビニルエーテル、2−メチルシクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル等の脂肪族環または芳香族環を有するモノアルコールのビニルエーテル;
グリセロ−ルモノビニルエーテル、1,4−ブタンジオ−ルモノビニルエーテル、1,4−ブタンジオ−ルジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジオ−ルジビニルエーテル、ネオ
ペンチルグリコールジビニルエーテル、ペンタエリトリト−ルジビニルエーテル、ペンタエリトリト−ルテトラビニルエーテル、トリメチロ−ルプロパンジビニルエーテル、トリメチロ−ルプロパントリビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサンモノビニ
ルエーテル、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサンジビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘキサンモノビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘキサ
ンジビニルエーテル等の多価アルコールのモノビニルエーテルおよびポリビニルエーテル;
トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルモノビニルエーテル等のポリアルキレングリコールモノジビニルエーテルおよびジビニルエーテル;
グリシジルビニルエーテル、エチレングリコールビニルエーテルメタクリレート等のその他のビニルエーテルが挙げられる。
環状エステル化合物としては、例えばラクトン等が挙げられる。環状カーボネート化合物としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。環状ホルマ−ル化合物としては、例えば、ジオキソラン、ジオキサン、トリオキサン等が挙げられる。化合物(F)は、単独または2種類以上併用できる。
化合物(F)は、エポキシ基を有する化合物およびオキセタニル基を有する化合物が好ましい。エポキシ基を有する化合物およびオキセタニル基を有する化合物の中でも、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペ−ト、ビスフェノ−ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノ−ルFジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオ−ルジグリシジルエーテルは、反応性が特に優れているため好ましい。
<活性エネルギー線重合開始剤(G)>
光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、活性エネルギー線重合開始剤(G)(以下、
化合物(G)ともいう)を含んでもよい。化合物(G)としては、活性エネルギー線ラジカル重合開始剤(g1)、活性エネルギー線カチオン重合開始剤(g2)、活性エネルギー線アニオン重合開始剤(g3)があげられる。
活性エネルギー線ラジカル重合開始剤(g1)としては、公知の活性エネルギー線ラジカル重合開始剤を使用できる。市販品を挙げると、例えば、イルガキュア−184、907、651、1700、1800、819、369、261、DAROCUR−TPO(以上、BASF社製)、ダロキュア−1173(メルク社製)、エザキュア−KIP150、TZT(日本シイベルヘグナ−社製)、カヤキュアBMS、カヤキュアDMBI、(以上、日本化薬社製)等が挙げられる。
活性エネルギー線カチオン重合開始剤(g2)としては、公知の活性エネルギー線カチオン重合開始剤を使用できる。市販品を挙げると、例えば、UVACURE1590(ダイセル・サイテック社製)、CPI−110P(サンアプロ社製)等のスルホニウム塩やIRGACURE250(BASF社製)、WPI−113(和光純薬工業社製)、Rp−2074(ローディア・ジャパン社製)等のヨードニウム塩が挙げられる。
活性エネルギー線アニオン重合開始剤(g3)としては、公知の活性エネルギー線アニオン重合開始剤を使用できる。市販品を挙げると、例えば、WPBG−165、WPBG−018、WPBG−172、WPBG−140、WPBG−166、WPBG−027、WPBG−082、WPBG−167、WPBG−168、WPBG−266(以上、和光純薬工業社製)等が挙げられる。
化合物(G)は、光学用活性エネルギー線重合性接着剤100質量%中に0.1〜10質量%配合することが好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、必要に応じて、さらに光増感剤、アミン系触媒、リン系触媒、フィラー、帯電防止剤、老化防止剤、酸化防止剤、粘着付与剤、アンチブロッキング剤、消泡剤、可塑剤、シランカップリング剤、チタンカップリング剤等を含有できる。
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、実質的に有機溶剤を含まないことが好ましく、有機溶剤を全く含まないことが好ましい。しかし、化合物(G)は重合性成分に難溶性のことが多いため、化合物(G)を溶解するために、少量の有機溶剤は含んでもよい。接着剤中での有機溶剤の含有量は、5質量%以下であることが好ましい。
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤は、塗膜の平滑性や樹脂硬化物の寸法安定性の制御の観点から、25℃での粘度が、1〜2000mPa・sであることが好ましく、10〜1500mPa・sであることがより好ましく、20〜1000mPa・sであることがさらに好ましい。
光学用活性エネルギー線重合性接着剤を光学用積層体(以下、単に「積層体」と称することがある)の接着剤層として使用する際、接着剤層の厚さは、0.1〜6μmが好ましく、0.1〜3μmがより好ましい。接着剤層の厚さが、上記範囲内であると接着力がより向上する。
接着剤の基材への塗工は、公知の塗工装置を使用できる。例えば、ワイヤ−バ−、アプリケ−タ−、刷毛、スプレ−、ロ−ラ−、グラビアコ−タ−、ダイコ−タ−、マイクログラビアコ−タ−、リップコ−タ−、コンマコ−タ−、カ−テンコ−タ−、ナイフコ−タ−、リバ−スコ−タ−、スピンコ−タ−等が挙げられる。
接着剤の硬化に使用する活性エネルギー線は、紫外線を含む光が好ましく、その場合の波長は150〜550nmが好ましい。活性エネルギー線の光源としては、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイクロウェ−ブ励起水銀灯、LEDランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ等が挙げられる。
活性エネルギー線の照射強度は、10〜500mW/cm2が好ましい。照射強度と照
射時間の積として表される積算照射量は、10〜5000mJ/cm2が好ましく、30
〜4000mJ/cm2がより好ましい。
本発明の光学用積層体は、光学用活性エネルギー線重合性接着剤から形成した樹脂層、接着剤層、基材とを備えてなる。
接着剤の重合反応は、接着剤の塗工時、あるいは積層する際、さらには積層した後、活性エネルギー線を照射することにより進行するが、基材を積層した後に活性エネルギー線を照射して重合反応を進めることが好ましい。その際、活性エネルギー線の照射によって重合反応を進行させるために、第一の基材と第二の基材の少なくとも一方は、活性エネルギー線を透過し易い材料から構成されていることが好ましく、具体的には、透明フィルム、プラスチックレンズ、透明ガラス板等が好ましい。例えば、第一の基材として透明フィルムまたは透明ガラス板を使用すれば、第二の基材として活性エネルギー線が透過し難い基材、例えば、木材、金属板、プラスチック板、紙加工品等を使用しても良い。
本発明の積層体では、基材として、フィルム状基材を使用することが好ましい。フィルム状基材としては、セロハン、各種プラスチックフィルム、紙等が挙げられる。なかでも、透明な各種プラスチックフィルムの使用が好ましい。また、フィルム状基材は、フィルムが透明であれば、単層または、複数の基材を積層した多層構造であっても良い。
以下、本発明の光学用積層体のより具体的な実施形態について、基材として透明フィルムを使用した場合を例にして説明する。
本発明の積層体は、例えば、透明フィルム/接着層/透明フィルム、又は透明フィルム/接着層/透明フィルム/接着層/透明フィルムといった、複数の透明フィルムを積層して得られるシ−ト状の多層フィルムである。また、シ−ト状の多層フィルムを、ガラス又は光学シートといった他の光学部材に接着した構成も好ましい。上記積層体は、光学用活性エネルギー線重合性接着剤を、フィルムの片面または両面から活性エネルギー線を照射して重合硬化することによって、接着剤層を硬化させることによって得ることができる。
透明フィルムとしては、例えば、ポリビニルアルコールフィルム、ポリトリアセチルセルロースフィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリシクロオレフィン、およびエチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系フィルム;ポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルム;ポリカーボネート系フィルム、ポリノルボルネン系フィルム、ポリアリレート系フィルム、ポリアクリル系フィルム、ポリフェニレンサルファイド系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリビニル系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポリイミド系フィルム、並びにポリオキシラン系フィルム等が挙げられる。
基材に透明フィルムを使用した場合、本発明の積層体は、光学用途に好適に使用することができる。
透明フィルムの厚さは、適宜決定することができるが、一般には、フィルムの強度、作業性、薄層性などの観点から、1〜500μmが好ましく、1〜300μmがより好まし
く、5〜200μmがさらに好ましい。また、光学用途に使用する場合、透明フィルムの厚さは、5〜150μmが好ましい。
本発明の光学用積層体の実施態様の一例、光学素子用積層体は、透明フィルムとして、主に光学用途にて用いられる光学フィルムを使用することが好ましい。
光学フィルムは、例えばハ−ドコ−トフィルム、帯電防止コ−トフィルム、防眩コ−トフィルム、偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光フィルム、反射防止フィルム、光拡散フィルム、輝度向上フィルム、プリズムフィルム(プリズムシ−トともいう)、加飾フィルム(タッチパネル用充填シ−トも含まれる)、導光フィルム(導光板ともいう)等が挙げられる。
本発明の光学用活性エネルギー線重合性接着剤を使用して、液晶表示装置、PDPモジュ−ル、タッチパネルモジュ−ル、有機ELモジュ−ル等の積層体を形成できる。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお「部」は「質量%」であり、「%」は「質量%」を表す。
<重量平均分子量>
重量平均分子量は、測定装置として昭和電工社製GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)「ShodexGPC System−21」、カラムとして昭和電工社
製shodex GPC LF−604を2本使用して、展開溶剤としてテトラヒドロフラン(THF)、流速0.6ml/分、カラム温度40℃の条件にて測定した。標準物質として重量平均分子量既知の単分散分子量のポリスチレンを使用して作成した検量線により重量平均分子量を決定した。
[実施例1]
<活性エネルギー線重合性接着剤の製造例>
遮光された容量300mLのガラス瓶に、化合物(A)として(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート(大阪有機化学工業社製 商品名MEDOL−10、分子量208)40部、化合物(B)として4−ヒドロキシブチルアクリレート40部、化合物(C)としてジシクロペンテニルアクリレート(日立化成社製 商品名ファンクリル511AS、分子量204)18部、イルガキュア184(BASF社製光ラジカル重合開始剤)2部を加え、十分に攪拌と脱泡を行い、活性エネルギー線重合性接着剤を得た。接着剤製造直後に下記条件により測定した粘度(初期粘度)は、8mPa・sであった。
《経時粘度》
得られた活性エネルギー線重合性接着剤を40℃にて一ヶ月間保管した後、下記条件により経時粘度を測定した。なお、式1により算出される粘度変化率が、±20%以内であることが使用可能な接着剤である。
<式1>
粘度変化率(%)=((経時粘度−初期粘度)/初期粘度)×100
<粘度測定条件>
E型粘度計(東機産業社製 TV−22)を用いて、活性エネルギー線重合性接着剤1.2mLを測定用試料とし、23℃、回転速度0.5〜100rpm、1分間回転の条件にて粘度を測定した。
<積層体の製造例>
透明フィルムとして、富士フィルム社製の紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルム:商品名「フジタック:80μm」(厚さ80μm)、および、日本ゼオン社製の紫外線吸収剤を含有しないポリノルボルネン系フィルム(厚さ100μm)を使用した。2枚の透明フィルムの片側の表面に300W・分/m2の放電量でコロナ処理を行
った。その後1時間以内に、紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルムのコロナ処理面上に、上記活性エネルギー線重合性接着剤を、ワイヤ−バ−コ−タ−を用いて、厚みが4μmとなるように塗工した。さらに紫外線吸収剤を含有しないポリノルボルネン系フィルムを重ね、紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルムがブリキ板に接するように、四方をセロハンテ−プで、ブリキ板に固定した。
活性エネルギー線照射装置(東芝社製 高圧水銀灯)で最大照度500mW/cm2
積算光量1000mJ/cm2の紫外線を、日本ゼオン社製の紫外線吸収剤を含有しない
ポリノルボルネン系フィルム側から照射して、積層体を作成した。
得られた積層体について、室温接着力、高温接着力および低温接着力を、以下の方法に従って求め、結果を表1に示した。
《室温接着力》
接着力は、日本工業規格(JIS)K6854−4 接着剤−剥離接着強さ試験方法−第4部:浮動ロ−ラ−法に準拠して測定した。即ち、得られた積層体を、25mm×150mmのサイズにカッタ−を用いて裁断して測定用サンプルとした。サンプルの紫外線吸収剤を含有しないポリノルボルネン系フィルム面に両面粘着テ−プ(ト−ヨ−ケム社製DF8712S)を貼り付け、ラミネ−タを用いて金属板上に固定させた。測定用の積層体には、透明フィルムの間に予め剥離用のキッカケを設けておき、この測定用の積層体を23℃、相対湿度50%の条件下で、300mm/分の速度、90°の角度で紫外線吸収剤含有ポリトリアセチルセルロース系フィルムを引き剥がし、接着力を測定した。この接着力を4段階で評価した。◎、○、△の評価であれば、実用上、問題のないレベルである。
◎:剥離不可、あるいは基材破壊 (極めて良好)
○:剥離力が2.0(N/25mm)以上 (良好)
△:剥離力が1.0(N/25mm)以上2.0(N/25mm)未満 (使用可)
×:剥離力が1.0(N/25mm)未満 (使用不可)
《高温接着力》
上記室温接着力の評価方法において、23℃から60℃に温度を変更した以外は、室温接着力と同様に接着力を測定した。この接着力を4段階で評価した。◎、○、△の評価であれば、実用上、問題のないレベルである。
◎:剥離力が1.5(N/25mm)以上 (極めて良好)
○:剥離力が1.0(N/25mm)以上1.5(N/25mm)未満 (良好)
△:剥離力が0.5(N/25mm)以上1.0(N/25mm)未満 (使用可)
×:剥離力が0.5(N/25mm)未満 (使用不可)
《低温接着力》
上記室温接着力の評価方法において、23℃から0℃に温度を変更した以外は、室温接着力と同様に接着力を測定した。この接着力を4段階で評価した。◎、○、△の評価であれば、実用上、問題のないレベルである。
◎:剥離不可、あるいは基材破壊 (極めて良好)
○:剥離力が1.0(N/25mm)以上 (良好)
△:剥離力が0.5(N/25mm)以上1.0(N/25mm)未満 (使用可)
×:剥離力が0.5(N/25mm)未満 (使用不可)
[実施例2〜26、比較例1〜5]
表1、2に示す材料および組成に変更した以外は、実施例1と同様に、活性エネルギー線重合性接着剤および積層体をそれぞれ製造し、粘度、経時粘度、粘度変化率、室温接着力、高温接着力および低温接着力を評価した。評価結果を、表1、2に示す。
なお、表1における実施例18、19、並びに、実施例23〜26は参考例の意である。
以下に、実施例で使用した材料とその略号を示す。
<化合物(A)>
MEDOL−10:(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート、大阪有機化学工業社製、商品名MEDOL−10
ビスコート200:アクリル酸5−エチル−1,3−ジオキサン−5−イルメチル、大阪有機化学工業製、商品名ビスコート#200
<化合物(C)>
FA511AS:ジシクロペンテニルアクリレ−ト 日立化成社製 商品名ファンクリルFA511AS
IBXA:イソボルニルアクリレート、大阪有機化学工業社製、商品名IBXA
A−DCP:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート 新中村化学工業製 商品名NKエステルA−DCP
BPE−80N:エトキシ化ビスフェノールAジメタアクリレート 新中村化学工業社製
商品名NKエステルBPE−80N
<化合物(D1)>
UV3000B:ウレタンアクリレートオリゴマー、日本合成化学工業社製、商品名紫光UV3000B
EBECRYL210:ウレタンアクリレートオリゴマー、ダイセル・オルネックス社製、商品名EBECRYL210
<化合物(D2)>
EBECRYL525:ポリエステルアクリレートオリゴマー(トリプロピレングリコールジアクリレート40質量%含有)、ダイセル・オルネックス社製、商品名EBECRYL525
EBECRYL884:ポリエステルアクリレートオリゴマー、ダイセル・オルネックス社製、商品名EBECRYL884
<化合物(D3)>
KAYARAD R−9485:エポキシアクリレートオリゴマー、日本化薬社製、商品名KAYARAD R−9485
BAEM−100:メポキシメタクリレートオリゴマー、ケーエスエム社製、商品名BAEM−100
<化合物(E)>
THFA:テトラヒドロフルフリルアクリレート 大阪有機化学工業社製、商品名ビスコート#150
<化合物(F)>
2021P:3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(3,4−エポキシ)シクロヘキシルカルボキシレート、ダイセル社製、商品名セロキサイド2021P
EX212L:1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(低塩素グレード)、ナガセケミテックス社製、商品名デナコールEX212L
<化合物(G)>
イルガキュア184:1−ヒドロキシーシクロヘキシルーフェニルーケトン、BASF社製、商品名イルガキュア184
CPI−100P:活性エネルギー線カチオン重合開始剤、サンアプロ社製、商品名CPI−110P
本発明の活性エネルギー線重合性接着剤は保存安定性に優れ、更に本発明の活性エネルギー線重合性接着剤を用いた積層体(実施例1〜26)は、比較例1〜5の積層体よりも、室温接着力、高温接着力、低温接着力に優れることが明らかとなった。
[実施例2〜26、比較例1〜5]
表1、2に示す材料および組成に変更した以外は、実施例1と同様に、活性エネルギー線重合性接着剤および積層体をそれぞれ製造し、粘度、経時粘度、粘度変化率、室温接着力、高温接着力および低温接着力を評価した。評価結果を、表1、2に示す。
なお、表1における実施例18、19は参考例の意である。

Claims (4)

  1. 分子量が500より小さく、環を構成する原子として酸素を2個以上含む複素環を有するモノ(メタ)アクリレートモノマー(A)(ただし、アクリロイルモルホリンを除く)、
    分子量が500より小さく、水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー(B)(ただし、複素環を有する(メタ)アクリレートモノマー(A)を除く)、および
    分子量が500より小さく、複素環以外の環を有する(メタ)アクリレートモノマー(C)(ただし、前記モノ(メタ)アクリレートモノマー(A)、および前記(メタ)アクリレートモノマー(B)を除く)を含み、
    前記(メタ)アクリレートモノマー(A)、(B)、および(C)を合計で70質量%以上含有し、かつ前記(メタ)アクリレートモノマー(A)を5〜70質量%、前記(メタ)アクリレートモノマー(B)を20〜80質量%、前記(メタ)アクリレートモノマー(C)を5〜50質量%の比率で含有する、光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
  2. さらに、(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン系オリゴマー(D1)、(メタ)アクリロイル基を有するポリエステル系オリゴマー(D2)および(メタ)アクリロイル基を有するエポキシ系オリゴマー(D3)からなる群より選ばれるオリゴマーを1種以上含む、請求項1記載の光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
  3. 前記(メタ)アクリレートモノマー(B)が、下記(B1)〜(B3)からなる群より選択される少なくとも1種以上の(メタ)アクリレートモノマーである、請求項1または2記載の光学用活性エネルギー線重合性接着剤。
    (メタ)アクリレートモノマー(B1)が、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル、(メタ)アクリル酸エチル−α−(ヒドロキシメチル)、(メタ)アクリル酸グリシジルラウリン酸エステル、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジエタノールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、および2−(メタ)アクリロイルキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸からなる群より選ばれる。
    (メタ)アクリレートモノマー(B2)が、前記(メタ)アクリレートモノマー(B1)に対してε−カプロラクトンを開環付加させることで分子末端に水酸基付与した(メタ)アクリル酸エステルである。
    (メタ)アクリレートモノマー(B3)が、前記(メタ)アクリレートモノマー(B1)に対してアルキレンオキサイドを繰り返し付加したアルキレンオキサイド付加(メタ)アクリル酸エステルである。
  4. 第一の基材と、請求項1〜3いずれか1項に記載の光学用活性エネルギー線重合性接着剤の硬化物である樹脂層と、第二の基材とを備えた光学用積層体。
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