JP2020099665A - ソフトグリッパおよびソフトロボットのための膨張ブロックおよび曲げブロックを含むソフト駆動ブロックユニット - Google Patents

ソフトグリッパおよびソフトロボットのための膨張ブロックおよび曲げブロックを含むソフト駆動ブロックユニット Download PDF

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Abstract

【課題】基本要素の組み合わせで使用者がソフトロボットを製作できるようにするソフト駆動ブロックユニットを開示する。【解決手段】膨張ブロック、曲げブロックおよび連結ピンを含むことができる。前記膨張ブロックは内部に流空圧チャンバーを具備し、内部に流空圧が提供される時に膨張するボディーを含む。前記曲げブロックは外には膨張ブロックと連結され、側面に形成された連結溝を通じて他の曲げブロックと連結され得る。前記連結ピンは、前記膨張ブロックの連結部の底面に形成されたピンホールおよび前記曲げブロックの上端部の上部面に形成されたピンホールに対応する形状であり、前記連結ピンの上部面と下部面には開口が形成されて内部に流空圧流路を形成することができる。【選択図】図1

Description

本発明はソフト駆動ブロックユニットに関し、より詳細には、基本要素の組み合わせで使用者がソフトグリッパおよびソフトロボットを製作できるようにする、ソフト駆動ブロックユニットに関する。
ソフトロボットは、既存のロボットに使用される金属のような硬い材料の代わりに、ポリマー、ゴムのような柔軟でやわらかい材料を利用して製作されたロボットを指す。ソフトロボットは、主に油圧や空圧をロボットの構造に印加して、構造があたかも風船のように膨らむ現象を利用して動きを生成する。ロボットを所望の方向と形状に膨らませて意図した動きを発生させるために、ソフトロボットは主に素材の特性差を利用する。
図12は従来のソフトロボットの一例であるソフト曲げ駆動機の製作過程を図示する概念図であり、図13は図12の方法で製作されたソフト曲げ駆動機の動作を図示する概念図である。
図12を参照すると、基本的なソフト曲げ(bending)駆動機5の製造過程が図示されるが、(A)には曲げ駆動機5の上と下の部分1a、1bをモールド2a、2bを利用して製作し、(B)には、上の部分1aをモールド2aから引き離す過程、(C)および(D)には、下の部分1bに接着剤3を塗布して上の部分1aに下の部分1bをそっと載置する過程が図示される。また(E)には固める過程、(F)にはモールド2bを引き離す過程を図示する。
一般的に、図12の製作過程によるソフト曲げ駆動機5は、図13を参照すると、ロボットの胴体A、拘束条件を印加する部分Bおよび流空圧が印加されて実質的に膨らむことになるチャンバーCで構成される。
現在多くのソフトロボットは、図12の例でのように、用途と形状に合わせてあらかじめ製作された鋳型(mold)にシリコーンやウレタンなどの高分子化合物を固め、製作された仮構造体を互いに接合して最終のソフトロボットまたはソフト構造体を製作する。
従来のソフトロボット構造体は、ソフト構造体の一部が破裂したり破けるなどの問題が発生した時、該当部分のみの取り換えが難しいため修理が難しいという短所があった。また、一度製作された後には、形状を変形したり分解して再組み立てすることが難しいため、ロボットの全体の形状を新しく再製作しなければならない問題点があった。
一方、ソフトロボットの開発過程で試作品を製作する時、鋳型の製作および高分子化合物を固める製作過程において、毎度新しい鋳型を製作しなければならない問題点があった。
大韓民国公開特許公報第10−2015−0036697号
本明細書は、基本要素の組み合わせで使用者がソフトロボットを製作できるようにする、ソフト駆動ブロックユニットを提供することを目的とする。
本明細書は前記言及された課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は下記の記載から通常の技術者に明確に理解できるはずである。
前述した課題を解決するための本明細書に係るソフト駆動ブロックユニットは、膨張ブロック、曲げブロックおよび連結ピンを含むことができる。前記膨張ブロックは、内部に流空圧チャンバーを具備し、内部に流空圧が提供される時に膨張するボディー;および前記ボディーに一体に形成され、前記ボディーより低い伸び率を有する素材で形成され、上部面は多数の結合スタッドで構成され、底面は他の組立要素に摩擦結合して他の組立要素の結合スタッドを収容するために相応する空隙で構成され、前記底面の中央には前記連結ピンが結合されるピンホールが形成された連結部;を含むことができる。前記曲げブロックは、前記連結部と同じ面積を有する上端部と前記上端部より小さい断面積を有する下端部で構成され、前記上端部の上部面は多数の結合スタッドで構成され、前記上部面の中央には前記連結ピンが結合されるピンホールが形成され、前記下端部の底面は他の組立要素に摩擦結合して他の組立要素の結合スタッドを収容するために相応する空隙で構成され、前記下端部の少なくともいずれか一つの側面には他の曲げブロックと連結のための連結溝が形成され得る。前記連結ピンは、前記膨張ブロックの連結部の底面に形成されたピンホールおよび前記曲げブロックの上端部の上部面に形成されたピンホールに対応する形状であり、前記連結ピンの上部面と下部面には開口が形成されて内部に流空圧流路を形成することができる。
本発明の一実施例によると、ポリマーまたはゴム材質からなる中心部;および前記中心部の両側面に一体に形成され、前記曲げブロックの下端部の側面に形成された連結溝に対応する形状を有する結合部;を有する柔軟体ブロック;をさらに含むことができる。
この場合、前記連結溝と前記結合部の締まり嵌め方式によって前記柔軟体ブロックと前記曲げブロックが結合され得る。
また、前記連結溝は長さ方向に延びて前記曲げブロックの側面に向かって開放された溝であり、開放された領域の両端に形成されて前記開放された領域の中心に向かって突出した突起が形成され、前記柔軟体ブロックは前記中心部および結合部の中間に形成されて前記突起の形状に対応する溝が形成され得る。
本発明の一実施例によると、前記連結溝の内側の表面には前記曲げブロックの内部と連結された流空圧ホール(以下「曲げブロックの流空圧ホール)が形成され、前記結合部の外部面には前記柔軟体ブロックが前記連結溝を通じて前記曲げブロックと結合した時、前記曲げブロックの流空圧ホールに対応する位置に形成された流空圧ホール(以下「柔軟体ブロックの流空圧ホール」)が形成され、前記両結合部に形成された柔軟体ブロックの流空圧ホールに連結された流空圧流路を形成することができる。
本発明の一実施例によると、前記中心部は底面に長さ方向に形成された溝をさらに含むことができる。
本発明の一実施例によると、前記曲げブロックは、頭タイプ、中間タイプおよび尻尾タイプに区分され得る。
前記頭タイプ曲げブロックは、前記下端部のいずれか一つの側面にのみ他の曲げブロックと連結のための連結部が形成され、前記連結部の反対側の側面には流空圧ホースの連結のための流空圧ホールが形成され得る。そして、前記上端部のいずれか一つの側面にのみ凹部または突出部がさらに形成され得る。
前記中間タイプ曲げブロックは、前記下端部の両側面に他の曲げブロックと連結のための連結部が形成され得る。そして、前記上端部のいずれか一つの側面には凹部がさらに形成され、反対の側面には突出部がさらに形成され得る。
前記尻尾タイプ曲げブロックは、前記下端部のいずれか一つの側面にのみ他の曲げブロックと連結のための連結部が形成され得る。そして、前記上端部のいずれか一つの側面にのみ凹部または突出部がさらに形成され得る。
本発明の一実施例によると、前記凹部は上部から見た断面の長辺が曲げブロックの中心に近い台形であり、前記突出部は上部から見た断面の短辺が曲げブロックの中心に近い台形であり得る。
本発明に係るソフト駆動ブロックユニットは、複数のソフト駆動ブロックユニットを含むソフトグリッパの一構成要素となり得る。
本発明に係るソフトグリッパはソフトロボットの一構成要素となり得る。
本発明のその他の具体的な事項は詳細な説明および図面に含まれている。
本明細書の一側面によると、既存のソフトロボット製造方式は、使用者がロボットの形状に合わせたモールド製作、ロボットの特性に合うエラストマーの固め過程、固まったエラストマーを互いに接着させる過程が必要であるため、使用者が新しいソフトロボットの設計に従って毎度前記のような製造過程を経るには相対的に多くの時間と努力が必要であったが、本発明が提示する技術を活用すれば、使用者が前記のような複雑な過程を必要とせず、容易にソフトロボットの構造を製作することができる。
本明細書の他の側面によると、既存の柔軟エラストマー基盤のソフトロボットは、柔軟な素材と硬い素材間の連結が容易でないだけでなく、柔軟素材と高剛性素材の剛性差を克服するためのさらなる構造が必要であったが、本発明によると、商用LEGOの手軽で単純な結合メカニズムを活用して柔軟素材基盤の要素と高剛性素材基盤の機械要素の結合が簡便であり、これを通じてソフト−ハードハイブリッド機械システムの製作が容易となるものと予想され、これを通じて既存の機械システムの限界を克服する機械システムの製作に用いられ得るはずである。
本明細書のさらに別の側面によると、既存の静的なレゴブロックに曲げ動作を追加することで、さらに多様な構造の製作が可能であり、これを通じて世界的に広く普及されているレゴブロックを、乳児、青少年、および成人のためのソフトロボット、機械構造の教育プラットホームとして活用可能である。
本発明の効果は以上で言及された効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は下記の記載から通常の技術者に明確に理解できるはずである。
本発明に係る複数のソフト駆動ブロックユニットが結合された状態の例示図。 本発明に係る膨張ブロックの例示図。 本発明に係る曲げブロックの例示図。 本発明に係る曲げブロックの例示図。 本発明に係る曲げブロックの例示図。 本発明に係る連結ピンの例示図。 本発明に係る膨張ブロック、曲げブロックおよび連結ピンが結合してソフト駆動ブロックユニットを形成する例示図。 本発明に係る柔軟体ブロックの例示図。 前記柔軟体ブロックと前記曲げブロックの結合例示図。 本発明に係るソフト駆動ブロックユニットで作ったソフトロボットの例示図。 本発明に係るソフト駆動ブロックユニットで作ったソフトロボットの例示図。 従来のソフトロボットの一例であるソフト曲げ駆動機の製作過程を図示する概念図。 図12の方法で製作されたソフト曲げ駆動機の動作を図示する概念図。
本明細書に開示された発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確となるはずである。しかし、本明細書は以下で開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし、本実施例は本明細書の開示を完全なものとし、本明細書が属する技術分野の通常の技術者(以下「当業者」)に本明細書の範疇を完全に知らせるために提供されるものであって、本明細書の権利範囲は請求項の範疇によって定義されるのみである。
本明細書で使用された用語は実施例の説明のためのものであって、本明細書の権利範囲を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素の他に一つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除しない。明細書全体に亘って同じ図面符号は同じ構成要素を指し示し、「および/または」は言及された構成要素のそれぞれおよび一つ以上のすべての組み合わせを含む。「第1」、「第2」等の用語が多様な構成要素を叙述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されないことは言うまでもない。これらの用語は単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要素でもあり得ることは言うまでもない。
他の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術および科学的な用語を含む)は、本明細書が属する技術分野の通常の技術者に共通して理解され得る意味で使用され得るはずである。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。
空間的に相対的な用語である「下(below)」、「下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、「上部(upper)」等は、図面に図示されているように、一つの構成要素と他の構成要素との相関関係を容易に記述するために使用され得る。空間的に相対的な用語は、図面に図示されている方向に加え、使用時または動作時の構成要素の互いに異なる方向を含む用語として理解されるべきである。例えば、図面に図示されている構成要素をひっくり返す場合、他の構成要素の「下(below)」または「下(beneath)」と記述された構成要素は、他の構成要素の「上(above)」に置かれ得る。したがって、例示的な用語である「下」は、下と上の方向をすべて含むことができる。構成要素は他の方向にも配向され得、これに伴い、空間的に相対的な用語は配向によって解釈され得る。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る複数のソフト駆動ブロックユニットが結合された状態の例示図である。
図1の(a)を参照すると、本発明に係るソフト駆動ブロックユニット100は、互いに連結されて一つのソフトロボットを構成することができる。本明細書でソフトロボットとは、流空圧すなわち、流体または空気の注入によって動作するようになる装置を意味する。特に、図1の(b)を参照すると、本明細書に係るソフトロボットは、内部の流空圧が上昇する時に曲げ動作を実施することができる。本明細書に係るソフトロボットは複数個のソフト駆動ブロックユニット100で構成されるため、各ソフト駆動ブロックユニット100について以下で説明する。
本発明に係るソフト駆動ブロックユニット100は、膨張ブロック110、曲げブロック120および連結ピン130を含むことができる。
図2は、本発明に係る膨張ブロックの例示図である。
図2の(a)は膨張ブロック110の上部面が見える斜視図であり、図2の(b)は膨張ブロック110の底面が見える斜視図であり、図2の(c)は膨張ブロック110の平面図であり、図2の(d)は膨張ブロック110の側面図であり、図2の(e)は膨張ブロック110の底面図であり、図2の(f)は膨張ブロック110の縦断面図であり、図2の(g)は膨張ブロック110の縦断面斜視図である。
図2を参照すると、前記膨張ブロック110はボディー111および連結部112を含むことができる。
前記ボディー111は、内部に流空圧チャンバー111−1を具備し、内部に流空圧が提供される時に膨張され得る。前記ボディー111の材質はポリマーまたはゴムのように柔軟でやわらかい材料を利用して作られ得る。
本明細書の一実施例によると、前記ボディー111は六面体の形状からなり、前記ボディー111は、膨張して前記隣接した他のソフト駆動ブロックユニットのボディーを互いに押し出して曲げ駆動を発生させる役割をすることができる。
前記連結部112は前記ボディー111に一体に形成され、前記ボディー111より低い伸び率を有する素材で形成され得る。したがって、前記ボディー111の内部に流空圧が提供されて前記ボディー111が膨張する時、前記連結部112は膨張しないことができる。
また、前記連結部112の上部面は多数の結合スタッド113で構成され、底面は他の組立要素に摩擦結合して他の組立要素の結合スタッドを収容するために相応する空隙114で構成され得る。前記結合スタッド113および空隙114は、本発明に係る前記曲げブロック120との結合を容易にするだけでなく、従来のブロック形態の他の製品との結合を容易にするための構成である。一例として、従来のブロック形態の製品として、LEGO社で製作したブロックを挙げることができる。
このために、前記連結部112の大きさ、前記結合スタッド113の形および大きさ、前記空隙114の形および大きさなどは、前記LEGO社で製作したブロックと結合が可能に設計され得る。このための前記結合スタッド113および空隙114の大きさおよび形は、大韓民国公開特許公報第10−2002−0029388号に開示された内容を援用する。一方、本発明に係る結合スタッド113および空隙114の大きさおよび形が前記LEGO社で製作したブロックの大きさおよび形に制限されるものではない。
前記連結部112の底面の中央には、前記連結ピン130が結合されるピンホール115が形成され得る。前記ピンホール115に連結ピン130が結合される様子は、以下で説明する。
図3〜図5は、本発明に係る曲げブロックの例示図である。
本発明によると、前記曲げブロック120は、頭タイプ、中間タイプおよび尻尾タイプに区分され得る。図3は頭タイプ曲げブロック、図4は中間タイプ曲げブロック、図5は尻尾タイプ曲げブロックである。図3〜図5のそれぞれにおいて、(a)は曲げブロック120の上部面が見える斜視図であり、(b)は曲げブロック120の底面が見える斜視図であり、(c)は曲げブロック120の平面図であり、(d)は曲げブロック120の左側面図であり、(e)は曲げブロック120の正面図であり、(f)は曲げブロック120の右側面図であり、(g)は曲げブロック120の底面図である。
前記曲げブロック120は、前記膨張ブロック110の連結部112と同じ面積を有する上端部121と前記上端部121より小さい断面積を有する下端部122で構成され得る。
前記上端部121の上部面は多数の結合スタッド123で構成され、前記上部面の中央には前記連結ピン130が結合されるピンホール125が形成され得る。
前記ピンホール125に連結ピン130が結合される様子は以下で説明する。
前記下端部122の底面は、他の組立要素に摩擦結合して他の組立要素の結合スタッドを収容するために相応する空隙124で構成され得る。
前記下端部122の少なくともいずれか一つの側面には、他の曲げブロックと連結のための連結溝126が形成され得る。
図6は、本発明に係る連結ピンの例示図である。
図6の(a)は本発明に係る連結ピン130の斜視図であり、図6の(b)は本発明に係る連結ピン130の平面図であり、図6の(c)は本発明に係る連結ピン130の正面図であり、図6の(d)は本発明に係る連結ピン130の側面図である。
前記連結ピン130は、前記膨張ブロック110の連結部112の底面に形成されたピンホール115および前記曲げブロック120の上端部121の上部面に形成されたピンホール125に対応する形状であり得る。
図7は、本発明に係る膨張ブロック、曲げブロックおよび連結ピンが結合してソフト駆動ブロックユニットを形成する例示図である。
図7の(a)を参照すると、本発明に係る3個のソフト駆動ブロックユニットが結合された姿を確認することができる。理解の便宜のために、最左側から前記膨張ブロック110と曲げブロック120が前記連結ピン130を通じて結合する前、結合直前、結合後に分けて図示されている。図7の(b)は図7の(a)に図示された「A」に沿って切断した断面図である。図7の(b)で確認できるように、本発明に係る膨張ブロック110と前記曲げブロック120は前記連結ピン130を通じて結合され得る。図6および図7に図示された連結ピン130は、LEGO社で製作した「1 1/2 M CONNECTING BUSH」(Design ID:32002 by LEGO Group)である。しかし、図6および図7に図示された例示は発明の理解を助けるための例示図であり、本発明の権利範囲を制限するものではない。
そして、前記連結ピン130の上部面と下部面には、開口が形成されて内部に流空圧流路を形成することができる。図7の(c)を参照すると、外部から前記曲げブロック120を通じて流入した空気が前記連結ピン130を通じて前記膨張ブロック110の流空圧チャンバー111−1に移動する姿が示されている。前記連結ピン130は前記膨張ブロック110と前記曲げブロック120を連結する役割だけでなく、空気または流体の移動通路の役割もすることができる。
本発明に係るソフト駆動ブロックユニット100は柔軟体ブロック140をさらに含むことができる。
図8は、本発明に係る柔軟体ブロックの例示図である。
図8の(a)は本発明に係る柔軟体ブロック140の上部面が見える斜視図であり、図8の(b)は本発明に係る柔軟体ブロック140の底面が見える斜視図であり、図8の(c)は本発明に係る柔軟体ブロック140の平面図であり、図8の(d)は本発明に係る柔軟体ブロック140の正面図であり、図8の(e)は本発明に係る柔軟体ブロック140の側面図であり、図8の(f)は本発明に係る柔軟体ブロック140の底面図である。
本発明に係る柔軟体ブロック140は中心部141および結合部142を有し得る。
前記中心部141はポリマーまたはゴム材質で形成され得る。前記中心部141の断面は、短辺が上部に位置し、長辺が下に位置した台形の形状を有し得る。前記中心部141の断面が有する台形の斜辺は、前記曲げブロック120の上端部121と下端部122の断面積差に対応する長さを有する。すなわち、前記曲げブロック120の下端部122は上端部121より小さい断面積を有するため、これによって前記曲げブロック120の上端部121の直下から前記曲げブロック120の下端部122の最も下の部分まで、次第に断面積が小さくなり得る。これによって前記曲げブロック120の側面は傾いた形状を有し、前記中心部141の断面が有する台形の斜辺と対応する傾きを有することができる。
前記結合部142は前記中心部141の両側面に一体に形成され得る。
したがって、前記結合部142もポリマーまたはゴム材質で形成され得る。前記結合部142は前記曲げブロック120の下端部の側面に形成された連結溝126に対応する形状を有することができる。図8に図示された例示では、図3〜図5に図示された曲げブロック120の連結溝126が円形であるため、前記結合部142も円形に図示された。しかし、前記結合部142の形状は必ずしも円形に制限されず、三角形、四角形、正四角形、五角形、六角形などの多様な幾何学的断面を有することができる。
本発明に係る前記柔軟体ブロック140と前記曲げブロック120は、前記連結溝126と前記結合部142の締まり嵌め方式によって結合され得る。このために、前記曲げブロック120の連結溝126の大きさは前記柔軟体ブロック140の結合部142より若干小さくてもよい。前記柔軟体ブロック140はポリマーまたはゴム材質で形成され得るため、締まり嵌め方式で結合および解体が容易であり得る。
図9は、前記柔軟体ブロックと前記曲げブロックの結合例示図である。
図9の(a)を参照すると、3個の曲げブロック120と2個の柔軟体ブロック140を確認することができる。前記3個の曲げブロック120は、頭タイプ、中間タイプ、尻尾タイプである。図9の(b)を参照すると、前記柔軟体ブロック140が2個の曲げブロック120の間に結合されて2個の曲げブロック120を結合させたことを確認することができる。より具体的には、最初の柔軟体ブロックは前記頭タイプ曲げブロックと中間タイプ曲げブロックの間、2番目の柔軟体ブロックは前記中間タイプ曲げブロックと尻尾タイプ曲げブロックの間に位置している。図面では3個の曲げブロックだけで連結する例示を図示したのであり、中間タイプブロックを追加して所望の長さに延長することができる。この場合、前記柔軟体ブロックは前記曲げブロックの総個数より1個少ない個数が必要である。一方、図9に図示された曲げブロック120は、自体構造および柔軟体ブロック140の結合構造に対する理解の容易性のために、上端部にスタッドがない例示図である。
さらに、前記連結溝126と前記結合部142は、突起と溝を通じてより堅固に結合し、横方向に離脱を防止することができる。
図3〜図5を再び参照すると、前記連結溝126は長さ方向に延びて前記曲げブロック120の側面に向かって開放された溝であり、開放された領域の両端に形成されて前記開放された領域の中心に向かって突出した突起126−1が形成され得る。
図8を再び参照すると、前記柔軟体ブロック140は前記中心部141および結合部142の中間に形成され、前記突起126−1の形状に対応する溝144が形成され得る。
一方、前記柔軟体ブロック140は曲げブロックと曲げブロックの間に空気および流体の移動通路の役割をすることができる。
このために、前記曲げブロック120の前記連結溝126の内側の表面には、前記曲げブロック120の内部と連結された流空圧ホール(以下「曲げブロックの流空圧ホール)が形成され得る。そして、前記柔軟体ブロック140の前記結合部142の外部面には、前記柔軟体ブロック140が前記連結溝126を通じて前記曲げブロック120と結合した時、前記曲げブロック120の流空圧ホール127に対応する位置に形成された流空圧ホール(143、以下「柔軟体ブロックの流空圧ホール」)が形成され得る。そして、前記両結合部142に形成された柔軟体ブロック140の流空圧ホール143に連結された流空圧流路を形成することができる。前記柔軟体ブロック140の内部に形成された流空圧流路を通じて流体または空気が移動する例示は、図7の(c)を参照すると容易に理解できる。
本発明に係るソフト駆動ブロックユニット100を利用してソフトロボットを作った時、ソフトロボットの曲げ程度は前記柔軟体ブロック140が曲がる程度と関連性が高い。したがって、柔軟体ブロック140の自らの硬度を多様にしてソフトロボットの曲げ程度を多様にすることができる。また、図8の(g)に図示された例示のように、本発明に係る前記中心部141は底面に長さ方向に形成された溝145をさらに含むことができる。前記柔軟体ブロック140の硬度が同じ材質で作られた時、前記溝145の広さによって前記柔軟体ブロック140の曲げ程度が変わり得る。したがって、使用者の曲げ程度に対する意図に沿って、前記溝145が形成された柔軟体ブロック140を利用して多様なソフトロボットを設計することができる。
一方、前述したように、本発明に係る曲げブロック120は、頭タイプ、中間タイプおよび尻尾タイプに区分され得る。
図3を再び参照すると、前記頭タイプ曲げブロック120−1は前記下端部122のいずれか一つの側面にのみ他の曲げブロックと連結のための連結部112が形成され得る。そして、前記頭タイプ曲げブロック120−1は前記連結部112の反対側の側面には流空圧ホースの連結のための流空圧ホール127−1が形成され得る。図3には右側面に連結部112が形成されており、左側面に流空圧ホール127−1が形成された例示が図示されている。一方、前記頭タイプ曲げブロック120−1に形成された流空圧ホール127−1は、図7の(c)で最左側に図示された曲げブロック120の内部に空気が入ってくるための孔が形成されたことを参照すると、より理解が容易である。
さらに、前記頭タイプ曲げブロック120−1は前記上端部121のいずれか一つの側面にのみ凹部または突出部がさらに形成され得る。図3には右側面に凹部128が形成された例示が図示されている。
図4を再び参照すると、前記中間タイプ曲げブロック120−2は前記下端部122の両側面に他の曲げブロックと連結のための連結部112が形成され得る。
また、前記中間タイプ曲げブロック120−2は上端部121のいずれか一つの側面には凹部128がさらに形成され、反対の側面には突出部129がさらに形成され得る。図4には左側面に凹部128が右側面には突出部129が形成された例示が図示されている。
図5を再び参照すると、前記尻尾タイプ曲げブロック120−3は前記下端部122のいずれか一つの側面にのみ他の曲げブロックと連結のための連結部112が形成され得る。図5には右側面に連結部112が形成された例示が図示されている。
さらに、前記尻尾タイプ曲げブロック120−3は前記上端部121のいずれか一つの側面にのみ凹部または突出部がさらに形成され得る。図5には右側面には突出部129が形成された例示が図示されている。
一方、図3〜図5に図示された通り、前記凹部128は上部から見た断面の長辺が曲げブロックの中心に近い台形であり、前記突出部129は上部から見た断面の短辺が曲げブロックの中心に近い台形であり得る。図11を参照すると、前記凹部128と前記突出部129が互いに噛み合う状態を確認することができる。前記凹部128と前記突出部129の噛み合いによって、前記曲げブロック120は横方向の外力によって容易に解体されないことができる。また、前記膨張ブロック110の内部の流空圧チャンバー111−1に流体または空気の注入により前記ボディー111が膨張する時(図1の(b)参照)、前記凹部128および突出部129により一定の大きさにのみ膨張が可能となり、過度な膨張を防止することができる。
図10および図11は、本発明に係るソフト駆動ブロックユニットで作ったソフトロボットの例示図である。
図10を参照すると、4個のソフト駆動ブロックユニット100で形成したソフトロボットを確認することができる。前記ソフトロボットは、空気圧によって曲げと伸び動作をする馬の玩具の胴体として活用された例示である。
図11を参照すると、8個のソフト駆動ブロックユニット100で形成したソフトロボットを確認することができる。前記ソフトロボットは4個のソフト駆動ブロックユニット100で一方のはさみを形成し、外部から印加された流空圧により把持動作と離し動作をするはさみ部分として活用された例示である。
本発明に係るソフト駆動ブロックユニットは、乳児、青少年および成人を対象として、組立玩具、科学教育用資材および趣味用機械システム開発に使用され得る。本発明に係るソフト駆動ブロックユニットを基板とするソフトロボットは、既存のLEGO社のレゴブロックと互換性を有して組立可能であるが、既存のLEGO社で提示するレゴブロックとは差別化される新しい動きを発生させることができる。
また、既存の鋳造工程基盤のソフトロボット製造工程から脱して、既存の剛体基盤機械システムのように、いくつかの基本要素の組み合わせでソフトロボットを製作できるようにして、使用者がソフトロボットシステムを容易に製作できるようにする。また、前記柔軟体ブロックの剛性を多様に取り換えて、同じ駆動圧力でも互いに異なる動きが発生できるように組立および再組み立てが可能である。
以上、添付された図面を参照して本明細書の実施例を説明したが、本明細書が属する技術分野の通常の技術者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できるということが理解できるはずである。したがって、以上で記述した実施例はすべての面において例示的なものであり、制限的ではないものと理解されるべきである。
100:ソフト駆動ブロックユニット
110:膨張ブロック
111:ボディー
111−1:流空圧チャンバー
112:連結部
113:結合スタッド
114:空隙
115:ピンホール
120:曲げブロック
120−1:頭タイプ曲げブロック
120−2:中間タイプ曲げブロック
120−3:尻尾タイプ曲げブロック
121:上端部
122:下端部
123:結合スタッド
124:空隙
125:ピンホール
126:連結溝
126−1:突起
127:曲げブロックの流空圧ホール
127−1:流空圧ホースの連結のための流空圧ホール
128:凹部
129:突出部
130:連結ピン
140:柔軟体ブロック
141:中心部
142:結合部
143:柔軟体ブロックの流空圧ホール
144:溝

Claims (16)

  1. 膨張ブロック、曲げブロックおよび連結ピンを含むソフト駆動ブロックユニットであって、
    前記膨張ブロックは、
    内部に流空圧チャンバーを具備し、内部に流空圧が提供される時に膨張するボディー;および
    前記ボディーに一体に形成され、前記ボディーより低い伸び率を有する素材で形成され、上部面は多数の結合スタッドで構成され、底面は他の組立要素に摩擦結合して他の組立要素の結合スタッドを収容するために相応する空隙で構成され、前記底面の中央には前記連結ピンが結合されるピンホールが形成された連結部;を含み、
    前記曲げブロックは、
    前記連結部と同じ面積を有する上端部と前記上端部より小さい断面積を有する下端部で構成され、
    前記上端部の上部面は多数の結合スタッドで構成され、前記上部面の中央には前記連結ピンが結合されるピンホールが形成され
    前記下端部の底面は他の組立要素に摩擦結合して他の組立要素の結合スタッドを収容するために相応する空隙で構成され、前記下端部の少なくともいずれか一つの側面には他の曲げブロックと連結のための連結溝が形成され、
    前記連結ピンは、
    前記膨張ブロックの連結部の底面に形成されたピンホールおよび前記曲げブロックの上端部の上部面に形成されたピンホールに対応する形状であり、前記連結ピンの上部面と下部面には開口が形成されて内部に流空圧流路を形成する、ソフト駆動ブロックユニット。
  2. ポリマーまたはゴム材質からなる中心部;および
    前記中心部の両側面に一体に形成され、前記曲げブロックの下端部の側面に形成された連結溝に対応する形状を有する結合部;を有する柔軟体ブロック;をさらに含む、請求項1に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  3. 前記連結溝と前記結合部の締まり嵌め方式で前記柔軟体ブロックと前記曲げブロックが結合された、請求項2に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  4. 前記連結溝は、
    長さ方向に延びて前記曲げブロックの側面に向かって開放された溝であり、開放された領域の両端に形成されて前記開放された領域の中心に向かって突出した突起が形成され、
    前記柔軟体ブロックは、
    前記中心部および結合部の中間に形成されて前記突起の形状に対応する溝が形成された、請求項3に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  5. 前記連結溝の内側の表面には前記曲げブロックの内部と連結された流空圧ホール(以下「曲げブロックの流空圧ホール)が形成され、
    前記結合部の外部面には前記柔軟体ブロックが前記連結溝を通じて前記曲げブロックと結合した時、前記曲げブロックの流空圧ホールに対応する位置に形成された流空圧ホール(以下「柔軟体ブロックの流空圧ホール」)が形成され、
    前記両結合部に形成された柔軟体ブロックの流空圧ホールに連結された流空圧流路を形成する、請求項2に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  6. 前記中心部は、底面に長さ方向に形成された溝をさらに含む、請求項2に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  7. 前記曲げブロックは、頭タイプ、中間タイプおよび尻尾タイプに区分される、請求項1に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  8. 前記頭タイプ曲げブロックは、
    前記下端部のいずれか一つの側面にのみ他の曲げブロックと連結のための連結部が形成され、前記連結部の反対側の側面には流空圧ホースの連結のための流空圧ホールが形成された、請求項7に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  9. 前記上端部のいずれか一つの側面にのみ凹部または突出部がさらに形成された、請求項8に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  10. 前記中間タイプ曲げブロックは、
    前記下端部の両側面に他の曲げブロックと連結のための連結部が形成された、請求項7に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  11. 前記上端部のいずれか一つの側面には凹部がさらに形成され、反対の側面には突出部がさらに形成された、請求項10に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  12. 前記尻尾タイプ曲げブロックは、
    前記下端部のいずれか一つの側面にのみ他の曲げブロックと連結のための連結部が形成された、請求項7に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  13. 前記上端部のいずれか一つの側面にのみ凹部または突出部がさらに形成された、請求項12に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  14. 前記凹部は上部から見た断面の長辺が曲げブロックの中心に近い台形であり、
    前記突出部は上部から見た断面の短辺が曲げブロックの中心に近い台形である、請求項9、請求項11および請求項13のいずれか一項に記載のソフト駆動ブロックユニット。
  15. 請求項1〜請求項13のうちいずれか一項に記載された複数のソフト駆動ブロックユニットを含む、ソフトグリッパ。
  16. 請求項15に記載されたソフトグリッパを含む、ソフトロボット。
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