JP2020099000A - 方法及び管理装置 - Google Patents

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泰孝 金田
Yasutaka Kaneda
泰孝 金田
聖 村井
Sei Murai
聖 村井
智志 河内
Satoshi Kouchi
智志 河内
小山 亮
Akira Koyama
亮 小山
憲人 後藤
Norito Goto
憲人 後藤
櫻子 綾部
Sakurako Ayabe
櫻子 綾部
健史 近藤
Takeshi Kondo
健史 近藤
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Abstract

【課題】無線通信技術を利用することにより複数の人や物の存在を管理する方法を改善すること。【解決手段】態様の1つに係る方法は、近距離無線通信を用いて接続可能な複数の端末装置と、管理装置とを備える通信システムにおいて実行される方法である。かかる方法において、それぞれの端末装置は、自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定する。また、それぞれの端末装置は、判定の結果、隣接端末装置が存在しない場合、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置に送信する。【選択図】図1

Description

本出願は、方法及び管理装置に関する。
近年、無線通信技術を利用することにより、複数の人や物の存在を一元管理するシステムが提案されている。また、近距離無線通信により複数の端末が各端末をノードとするメッシュネットワークを形成し、メッシュネットワークから外れた端末があると警告を発する技術が提案されている。
インターネットURL:https://www.ksri.jp/service.html インターネットURL:https://japanese.engadget.com/2015/08/14/trakkie-180m-rf/
無線通信技術を利用することにより複数の人や物の存在を管理する方法には改善の余地がある。
態様の1つに係る方法は、近距離無線通信を用いて接続可能な複数の端末装置と、管理装置とを備える通信システムにおいて実行される方法である。かかる方法において、それぞれの端末装置は、自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定する。また、それぞれの端末装置は、判定の結果、隣接端末装置が存在しない場合、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置に送信する。
態様の1つに係る管理装置は、近距離無線通信を用いてメッシュネットワークを形成可能な複数の端末を管理する管理装置であって、記憶部と、通信部と、特定部と、更新部とを備える。記憶部は、複数の前記端末のそれぞれに対して予め一意に割り当てられた端末識別情報と、前記端末の所在確認状況とを対応付けたグループリストを記憶する。通信部は、自端末に隣接する隣接端末が存在しない旨の通知、及び当該隣接端末に対応する前記端末識別情報の通知のうちの少なくとも一方を、前記端末から受信する。特定部は、前記隣接端末が存在しない旨の通知、及び前記隣接端末に対応する前記端末識別情報の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、前記メッシュネットワークを形成可能にも関わらず形成された前記メッシュネットワークに含まれない前記端末を特定する。更新部は、前記特定部による特定結果に基づいて、前記グループリストを更新する。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る管理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るグループリストの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る通信システムにおける処理の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る通信システムにおける処理の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る端末装置による処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る管理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、他の実施形態に端末装置の構成例を示す図である。 図10は、他の実施形態に係る端末装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、他の実施形態に係る通信システムにおける処理の一例を示す図である。 図12は、他の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 図13は、他の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図14は、他の実施形態に係る管理装置の構成例を示す図である。 図15は、他の実施形態に係るグループリストの一例を示す図である。 図16は、他の実施形態に係る通信システムにおける処理の一例を示す図である。 図17は、他の実施形態に係る端末装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、他の実施形態に係る管理装置による処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、他の実施形態に係る通信システムにおける処理の一例を示す図である。
本出願に係る実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
図1は、実施形態に係る通信システム1Aの構成例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る通信システム1Aは、管理装置10と、複数の端末装置100−1〜100−n(nは2以上の整数)とを含む。管理装置10と、複数の端末装置100−1〜100−nとは、それぞれ、通信ネットワーク2に接続される。以下の説明において、端末装置100−1〜100−nを「端末装置100」と表記する場合がある。
通信ネットワーク2は、たとえば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等である。通信ネットワーク30の接続形態は、無線であるか、有線であるか、又は無線と有線との組合せであるかを問わない。
管理装置10は、複数の端末装置100−1〜100−nから、隣接する端末装置の情報の通知などを受信することにより、複数の端末装置100−1〜100−nの中で、隣接する端末装置(以下、「隣接端末装置」と記載する)が存在しない端末装置、すなわち他の端末装置から孤立した端末装置(以下、「孤立端末装置」と記載する)を検出する。管理装置10は、例えばスマートフォンまたはタブレットなどの携帯端末を含む。
複数の端末装置100−1〜100−nは、たとえばBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いて他の装置と接続可能な装置である。複数の端末装置100−1〜100−nには、一意な端末識別番号が予め付与され、管理装置10によりグループとして管理される。複数の端末装置100−1〜100−nは、たとえばBluetooth(登録商標)のペアリングリストを参照して、自端末装置に隣接する隣接端末装置に付与されている隣接端末番号を隣接端末装置の情報として取得し、取得した端末識別番号の通知を管理装置10に送信する。端末装置100は、例えばスマートフォンまたはタブレットなどの携帯端末であってもよいし、下記の実施形態で説明される機能を実行するための専用デバイスであってもよい。
一方、複数の端末装置100−1〜100−nは、ペアリングリストを参照し、隣接端末装置がない場合、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信する。
図2は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、通信部110と、GPSレシーバ120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
通信部110は、無線により通信する。通信部11によってサポートされる無線通信規格には、例えば、2G、3G、4G、5G等のセルラーフォンの通信規格と、近距離無線よりも通信範囲が広く比較的遠距離なLPWA(Low Power Wide Area)等の通信規格と、近距離無線の通信規格とが含まれる。セルラーフォンの通信規格としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、PHS(Personal Handy-phone System)等がある。通信部110は、上述した通信規格のうち複数の通信規格をサポートしてもよい。例えば通信部110は、LPWA及び近距離無線の通信規格をサポートしてもよい。
通信部110によってサポートされる近距離無線の通信規格としては、例えば、WiMAX(登録商標)(Worldwide interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(登録商標)(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等が含まれる。通信部110は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
GPSレシーバ120は、GPS(Global Positioning System)衛星からの所定の周波数帯の電波信号を受信できる。GPSレシーバ120は、受信した電波信号の復調処理を行って、処理後の信号を制御部140に送出する。GPSレシーバ120は、マルチGNSS(Global Navigation Satellite System)受信モジュールであってもよい。
記憶部130は、プログラムおよびデータを記憶する。記憶部130は、制御部140の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部130は、半導体記憶媒体、および磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non-transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部130は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部130は、メモリカード、光ディスク、または光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部130は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
記憶部130が記憶するプログラムおよびデータの一部または全部は、通信部110による無線通信でアクセス可能なクラウドストレージなどの他の装置からダウンロードされてもよい。記憶部130が記憶するプログラムおよびデータの一部または全部は、記憶部130に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。記憶部130が記憶するプログラムおよびデータの一部または全部は、端末装置100に接続される読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、およびソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
記憶部130に記憶されるプログラムには、フォアグランドまたはバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援するプログラムとが含まれる。アプリケーションの動作を支援するプログラムは、例えば、OSである。アプリケーションおよびアプリケーションの動作を支援するプログラムは、通信部110による無線通信または非一過的な記憶媒体を介して記憶部130に導入されてもよい。
記憶部130は、たとえば制御プログラム格納部130a、グループアプリケーション格納部130b、及び通知ポリシ格納部130cなどを有する。
制御プログラム格納部130aは、端末装置100の各種動作に関する処理を実現するための機能、及びアプリケーションの処理を支援するための機能を提供するための制御プログラムを記憶する。
グループアプリケーション格納部130bは、グループアプリケーションを記憶する。グループアプリケーションは、自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定するための機能を提供する。また、グループアプリケーションは、判定の結果、隣接端末装置が存在しない場合、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信するための機能を提供する。
また、グループアプリケーションは、判定の結果、隣接端末装置が存在すると判定した場合、隣接端末装置に付与された端末識別番号を取得し、通知ポリシ格納部130cに記憶された通知ポリシに基づいて、自端末装置が隣接端末装置に付与された端末識別番号を管理装置10に通知すべきか否かを判定するための機能を提供できる。また、グループアプリケーションは、自端末装置が隣接端末装置に付与された端末識別番号を管理装置10に通知すべきであると判定した場合、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、隣接端末装置に付与された端末識別番号の通知を管理装置10に送信するための機能を提供できる。
通知ポリシ格納部130cは、通知ポリシを記憶する。通知ポリシは、自端末装置が隣接端末装置に付与された端末識別番号(以下、「隣接端末識別番号」と記載する)を管理装置10に通知すべきか否かを決定する条件を規定する。通知ポリシとして、たとえば自端末装置に付与された端末識別番号(以下、「自端末識別番号」と記載する)、及び隣接端末識別番号を含めた全ての隣接端末番号の中で、自端末識別番号が最小の番号であるという条件を設定できる。
制御部140は、判定部140a、通知部140b、及び測位部140cを備え、以下に説明する各種処理を実行する。判定部140a、通知部140b、及び測位部140cにより実現される各種処理は、制御プログラム格納部130aに記憶された制御プログラム、及びグループアプリケーション格納部130bに記憶されたグループアプリケーションなどを実行することにより実現される。
判定部140aは、自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定できる。判定部140aは、たとえば管理装置10から隣接端末識別番号の通知要求を受信すると、ペアリングリストを参照し、隣接端末装置が存在するか否かを判定する。判定部140aは、判定の結果、隣接端末装置が存在すると判定した場合、隣接端末識別番号を取得し、通知ポリシ格納部130cに記憶された通知ポリシに基づいて、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に通知すべきか否かを判定する。
通知部140bは、判定部140aによる判定の結果、隣接端末装置が存在しない場合、たとえば近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信する。通知部140bは、隣接端末装置が存在しない旨の通知とともに、測位部140cにより計測された位置情報を合わせて送信できる。
また、通知部140bは、判定部140aにより、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に通知すべきであると判定された場合、たとえば近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信する。
通知部140bは、管理装置10と近距離無線通信が可能な場合、近距無線通信によって通知を管理装置10に送信してもよい。また、通知部140bは、自端末装置が管理装置10と近距離無線通信が可能か否かに応じて、通知を管理装置10に送信する際に、LPWAなどの通信方式及び近距離無線の通信方式のうちどちらの通信方式を利用するか決定してもよい。
測位部140cは、GPSレシーバ120から取得する信号に基づいて、自端末装置である端末装置100の位置を計測する。
図3は、実施形態に係る管理装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、管理装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、無線により通信する。通信部11によってサポートされる無線通信規格には、例えば、2G、3G、4G、5G等のセルラーフォンの通信規格と、近距離無線よりも通信範囲が広く比較的遠距離なLPWA(Low Power Wide Area)等の通信規格と、近距離無線の通信規格とが含まれる。セルラーフォンの通信規格としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、PHS(Personal Handy-phone System)等がある。通信部11は、上述した通信規格のうち複数の通信規格をサポートしてもよい。例えば通信部11は、LPWA及び近距離無線の通信規格をサポートしてもよい。
通信部11によってサポートされる近距離無線の通信規格としては、例えば、WiMAX(登録商標)(Worldwide interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(登録商標)(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等が含まれる。通信部110は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
記憶部12は、プログラムおよびデータを記憶する。記憶部12は、制御部13の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部12は、半導体記憶媒体、および磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non-transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部12は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部12は、メモリカード、光ディスク、または光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部12は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
記憶部12が記憶するプログラムおよびデータの一部または全部は、通信部11による無線通信でアクセス可能なクラウドストレージなどの他の装置からダウンロードされてもよい。記憶部12が記憶するプログラムおよびデータの一部または全部は、記憶部12に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。記憶部12が記憶するプログラムおよびデータの一部または全部は、管理装置10に接続される読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、およびソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
記憶部12に記憶されるプログラムには、フォアグランドまたはバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援するプログラムとが含まれる。アプリケーションの動作を支援するプログラムは、例えば、OSである。アプリケーションおよびアプリケーションの動作を支援するプログラムは、通信部11による無線通信または非一過的な記憶媒体を介して記憶部12に導入されてもよい。
記憶部12は、たとえば制御プログラム格納部12a、グループ管理アプリケーション格納部12b、グループリスト格納部12cなどを有する。制御プログラム格納部12aは、管理装置10の各種動作に関する処理を実現するための機能、及びアプリケーションの処理を支援するための機能を提供する制御プログラムを記憶する。
グループ管理アプリケーション格納部12bは、グループ管理アプリケーションを記憶する。グループ管理アプリケーションは、隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び隣接端末識別番号の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、他の端末装置100から孤立した孤立端末装置を検出する機能を提供する。また、グループ管理アプリケーションは、孤立端末装置の検出結果に基づいて、グループリスト格納部12cに記憶されているグループリストを更新する機能を提供する。
グループリスト格納部12cは、グループリストを記憶する。図4は、実施形態に係るグループリストの一例を示す図である。図4に示すように、グループリスト格納部12cに記憶されるグループリストは、端末識別番号の項目および隣接端末装置の有無の項目を有し、これらの情報が互いに対応付けられている。端末識別番号は、グループとして管理される複数の端末装置100のそれぞれに対し、端末識別情報として予め一意に付与された情報である。隣接端末装置の有無は、各端末装置100の周囲に隣接端末装置が存在するか否か示した情報であり、たとえば「○」であれば隣接端末装置が存在することを示し、「×」であれば隣接端末装置が存在しないことを示す。図4は、各端末識別番号に対応する全ての端末装置100の周囲に隣接端末装置が存在するときのグループリストを例示している。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理装置10の内部の記憶装置により構成された記憶部12に記憶されているプログラム及びグループ管理アプリケーションがRAMなどを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
制御部13は、検出部13aおよび更新部13bを備え、以下に説明する各種処理を実行する。検出部13aおよび更新部13bにより実現される各種処理は、制御プログラム格納部12aに記憶された制御プログラム、及びグループ管理アプリケーション格納部12bに記憶されたグループ管理アプリケーションを実行することにより実現される。
検出部13aは、端末装置100から受信する隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び隣接端末識別番号の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、他の端末装置100から孤立した孤立端末装置を検出できる。検出部13aは、たとえば端末装置100に対して、所定のタイミングで、グループとして管理する各端末装置100に対し、隣接端末識別番号の通知要求を送信する。これにより、検出部13aは、各端末装置100から、隣接端末識別番号の通知、もしくは隣接端末装置が存在しない旨の通知をそれぞれ受信する。検出部13aは、隣接端末識別番号の通知を受信した場合、隣接端末識別番号の送信元となる端末装置100及び隣接端末識別番号に対応する端末装置100について、孤立端末装置ではないと特定できる。また、検出部13aは、隣接端末装置が存在しない旨の通知の送信元である端末装置100を孤立端末装置として検出する。
また、検出部13aは、端末装置100からの通知を受信した結果、所在不明な端末が存在する場合、所在不明な端末に対して、隣接端末識別番号の強制通知要求を送信できる。所在不明な端末装置とは、いずれの隣接端末識別番号の通知にも対応する端末識別番号が含まれておらず、隣接端末装置が存在しない旨の通知の送信元でもない端末装置100に該当する。所在不明な端末は、たとえば各端末装置100に記憶された通知ポリシに規定される条件によって発生し得る。検出部13aは、強制通知要求を送信した所在不明な端末装置100からの応答がない場合、所在不明な端末装置を孤立端末装置として検出できる。
更新部13bは、検出部13aの検出結果に基づいて、グループリスト格納部12cに記憶されているグループリストを更新する。更新部13bは、隣接端末識別番号の通知の送信元である端末装置100に付与された端末識別番号、及び隣接端末識別番号の通知に含まれる端末識別番号に対応付けられた隣接端末装置の有無の項目を、隣接端末装置が存在することを示す「○」に更新する。また、更新部13bは、隣接端末装置が存在しない旨の通知の送信元である端末装置100に付与された端末識別番号に対応する隣接端末装置の有無の項目を、隣接端末装置が存在しないことを示す「×」に更新する。
図5及び図6は、実施形態に係る通信システム1Aにおける処理の一例を示す図である。図5及び図6は、端末装置100−1〜100―9までの9つの端末装置100が通信システム1Aに含まれる場合を例示する。
図5及び図6に示す通信システム1Aにおいて、通信システム1Aに含まれる各端末装置100は、自端末装置に隣接する隣接端末装置に付与された隣接端末識別番号を管理装置10に送信するデータ通信を実行する。以下の説明において、各端末装置100には、通知ポリシとして、自端末識別番号と隣接端末識番号とを含む全ての端末識別番号の中で、自端末識別番号が最小の番号である場合、自端末装置が隣接端末番号を管理装置10に通知するという条件が設定されているものとする。
たとえば端末装置100−1を例にあげて説明すると、端末装置100−1には、端末識別番号「2」が付与された端末装置100−2、並びに端末識別番号「4」が付与された端末装置100−4が隣接している。このとき、端末装置100−1は、自端末識別番号「1」が最小の番号であるので、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に送信すべきものと判定する。そこで、端末装置100−1は、ペアリングリストに基づいて隣接端末識別番号「2」および「4」を取得し、取得した隣接端末識別番号「2」および「4」の通知を、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて管理装置10に送信する。
また、端末装置100−3には、端末識別番号「5」が付与された端末装置100−2、並びに端末識別番号「6」が付与された端末装置100−4が隣接している。このとき、端末装置100−3は、端末装置100−1と同様に、自端末識別番号「3」が最小の番号であるので、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に送信すべきものと判定する。そこで、端末装置100−3は、ペアリングリストに基づいて隣接端末識別番号「5」および「6」を取得し、取得した隣接端末識別番号「5」および「6」の通知を管理装置10に送信する。
なお、端末装置100−9には、隣接する端末装置100が存在しない。このため、端末装置100−9は、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信する。このとき、端末装置100−9は、自端末装置の位置を計測し、計測した位置に関する位置情報を、隣接端末装置が存在しない旨の通知と合わせて送信できる。
一方、管理装置10は、グループとして管理する各端末装置100に対し、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、隣接端末識別番号の通知要求を一斉に送信することにより、端末装置100−1,100−3,及び100―9から通知を受信する(ステップS1)。
管理装置10が端末装置100−1,100−3,及び100―9から受信する通知は、図5に示すように、隣接端末識別番号の通知もしくは隣接端末装置が存在しない旨の通知を含む。各通知は、送信元の端末装置100に対し、予め一意に付与された端末識別番号を含む。管理装置10は、ステップS1で受信した通知に基づいて、端末識別番号が「1」〜「6」の端末装置100−1〜100−6には隣接端末装置が存在し、端末識別番号が「9」の端末装置100−9には、隣接端末装置が存在しないことを特定し、グループリストの隣接端末装置の有無を更新する(ステップS2)。
続いて、図6に示すように、管理装置10は、図5に示すステップS1において、隣接端末識別番号の通知および隣接端末装置が存在しない旨の通知のいずれの通知も送信されなかった所在不明の端末装置100−7,及び100−8に対して、隣接端末識別番号の強制通知要求を送信することにより、端末装置100−7,及び100―8から通知を受信する(ステップS3)。
管理装置10は、ステップS3で受信した通知に基づいて、端末識別番号が「7」が付与された端末装置100−7,及び端末識別番号「8」が付与された100−8には隣接端末装置が存在することを特定し、グループリストの隣接端末装置の有無を更新する(ステップS4)。
このように、管理装置10は、グループとして管理する複数の端末装置100−1〜100−9の中で、端末装置100−9が隣接端末装置の存在しない孤立端末装置であることを管理できる。また、管理装置10は、隣接端末識別番号を取得することにより、グループに含まれる各端末装置100の隣接関係を把握できる。
図7は、実施形態に係る端末装置100による処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す処理は、端末装置100が備える制御部140により実行される。
図7に示すように、制御部140は、隣接端末番号の通知要求を受信すると(ステップS101)、ペアリングリストを取得する(ステップS102)。
続いて、制御部140は、ペアリングリストに基づいて、自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定する(ステップS103)。
制御部140は、判定の結果、隣接端末装置が存在する場合(ステップS103,Yes)、隣接端末識別番号を取得する(ステップS104)。
続いて、制御部140は、自端末識別番号と隣接端末識番号とを含む全ての端末識別番号の中で、自端末識別番号が最小の番号であるか否かを判定する(ステップS105)。
制御部140は、判定の結果、自端末識別番号が最小の番号である場合(ステップS105,Yes)隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信して(ステップS106)、図7に示す処理を終了する。
一方、制御部140は、判定の結果、自端末識別番号が最小の番号ではない場合(ステップS105,No)、管理装置10からの強制通知要求があるか否かを判定する(ステップS107)。
制御部140は、判定の結果、管理装置10からの強制通知要求がある場合(ステップS107,Yes)、上述したステップS106の処理手順に移る。
一方、制御部140は、判定の結果、管理装置10からの強制通知要求がない場合(ステップS107,No)、図7に示す処理を終了する。
上述したステップS103において、制御部140は、判定の結果、隣接端末装置が存在しない場合(ステップS103,No)、自端末装置の位置を計測する(ステップS108)。
続いて、制御部140は、位置情報とともに、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信して(ステップS109)、図7に示す処理を終了する。
図8は、実施形態に係る管理装置10による処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、管理装置10が備える制御部13により実行される。
図8に示すように、制御部13は、端末装置100からの通知に基づいて、孤立端末装置を検出する(ステップS201)。制御部13は、たとえば隣接端末装置が存在しない旨の通知の送信元である端末装置100を孤立端末装置として検出する。
続いて、制御部13は、所在不明な端末装置が存在するか否かを判定する(ステップS202)。所在不明な端末装置とは、隣接端末識別番号の通知および隣接端末装置が存在しない旨の通知のいずれの通知も送信されなかった端末装置100に該当する。
制御部13は、判定の結果、所在不明端末が存在する場合(ステップS202,Yes)、所在不明な端末装置に対して、隣接端末番号の強制通知要求を送信する(ステップS203)。
制御部13は、所在不明な端末装置から通知を受信したか否かを判定する(ステップS204)。
制御部13は、判定の結果、所在不明な端末装置から通知を受信した場合(ステップS204,Yes)、孤立端末装置の検出結果、及び所在不明な端末装置からの通知のうちの少なくとも一方に基づいて、グループリストを更新し(ステップS205)、図8に示す処理を終了する。
制御部13は、判定の結果、所在不明な端末装置から通知を受信していない場合(ステップS204,No)、受信待機状態をタイムアウトするか否かを判定する(ステップS206)。
制御部13は、判定の結果、受信待機状態をタイムアウトする場合(ステップS206,Yes)、上述したステップS205の処理手順に移る。
制御部13は、判定の結果、受信待機状態をタイムアウトしない場合(ステップS206,No)、上述したステップS204の判定に戻る。
上述したステップS202において、制御部13は、判定の結果、所在不明端末が存在しない場合(ステップS202,No)、上述したステップS205の処理手順に移る。
上述してきたように、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、それぞれの端末装置100は、隣接端末装置が存在するか否かを判定し、隣接端末装置が存在しない場合、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信できる。このため、通信システム1Aにおいて、他の端末装置100から孤立した孤立端末装置が、自ら自身の存在を管理装置10に認知させることができる。また、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、隣接端末装置が存在しない旨の通知に基づいて、他の端末装置100から孤立した孤立端末装置の存在を適切に把握できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、近距離無線通信よりも通信範囲の広い、たとえばLPWAなどの通信方式を用いて、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信できる。このため、通信システム1Aにおいて、管理装置10が、端末装置100と近距離無線通信を行うことができない位置にある場合であっても、他の端末装置100から孤立した端末装置100の存在を把握できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、隣接端末装置が存在しない旨の通知とともに位置情報を管理装置10に送信する。このため、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、他の端末装置100から孤立した端末装置100の存在だけではなく、他の端末装置100から孤立した端末装置100の位置を把握できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、管理装置10からの要求に応じて、隣接端末装置が存在するか否かを判定できる。このため、通信システム1Aにおいて、端末装置100は、管理装置10が要求する任意のタイミングで、他の端末装置100から孤立した端末装置100が、自ら自身の存在を管理装置10に認知させることができる。管理装置10は、任意のタイミングで、他の端末装置100から孤立した端末装置100の存在を把握できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に通知すべきか否かを決定する条件を規定した通知ポリシを記憶する。端末装置100は、隣接端末装置が存在すると判定した場合、隣接端末識別番号を取得し、通知ポリシに基づいて、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に通知すべきか否かを判定する。そして、端末装置100は、自端末装置が隣接端末識別情報を管理装置10に通知すべきであると判定した場合、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信する。このため、通信システム1Aにおいて、端末装置100から管理装置10に対して、通知ポリシに従って効率的な通知を実現できる。また、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、隣接端末識別番号を取得することにより、グループに含まれる各端末装置100の隣接関係を把握できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、複数の端末装置100が記憶する通知ポリシとして、自端末識別番号と隣接端末識番号とを含む全ての端末識別番号の中で、自端末識別番号が最小の番号である場合、自端末装置が隣接端末番号を管理装置10に通知するという条件を設定できる。このため、通信システム1Aにおいて、複数の端末装置100のうち、通知ポリシに合致する端末装置のみが端末識別情報を管理装置10に通知でき、端末装置100からの通知を処理する管理装置10の負荷を軽減できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、自端末装置が隣接端末識別番号を管理装置10に通知すべきではないと判定した場合であっても、管理装置10からの要求に応じて、隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信する。このため、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、隣接端末識別番号を必要に応じて取得できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、管理装置10は、端末識別番号情報と、隣接端末装置の有無とを対応付けたグループリストを記憶する。かかる管理装置10は、隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び隣接端末装置に端末識別情報として付与された隣接端末識別情報の通知のうちの少なくとも一方を受信する。かかる管理装置10は、隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び隣接端末識別番号の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、他の端末装置100から孤立した孤立端末装置を検出し、検出結果に基づいてグループリストを更新する。このため、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、グループとして管理する各端末装置100の孤立状況を管理できる。また、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、グループとして管理する各端末装置100の隣接関係を管理できる。
実施形態に係る端末装置100は、上述してきた実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。たとえば、上述した実施形態において、端末装置100は、隣接端末装置に付与された端末識別情報を管理装置10に通知するか否かを予め設定してもよい。
図9は、他の実施形態に端末装置100の構成例を示す図である。図9に示す端末装置100は、記憶部130に通知設定格納部130dを有する。
通知設定格納部130dは、管理装置10に隣接端末識別番号の通知を送信するか否かを規定した通知設定情報を記憶する。通知設定格納部130dに記憶される通知設定情報は、たとえば端末装置100を用いて、グループを管理する管理装置10の利用者により予め設定される場合などが想定される。
通知設定格納部130dに記憶される通知設定情報は、通知ポリシに基づく判定に優先される場合がある。通知設定情報が有効であれば、通知ポリシに基づいて隣接端末識別番号の通知を送信しないと判定した判定部140aは、通知設定情報が有効であれば、自端末装置が隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信すると判定する。また、通知設定格納部130dに記憶される通知設定情報は、管理装置10からの強制通知要求に対して優先されない。通知設定情報が無効であったとしても、管理装置10からの強制通知要求があれば、判定部140aは自端末装置が隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信すると判定する。
判定部140aは、通知設定格納部130dに記憶される設定情報に基づいて、管理装置10に隣接端末識別番号の通知を送信するか否かを判定する。図10は、他の実施形態に係る端末装置100の処理の一例を示すフローチャートである。図10に示す端末装置100の処理は、ステップS307の処理手順が、図7に示す端末装置100の処理とは相違する。
図10に示すように、制御部140は、隣接端末番号の通知要求を受信すると(ステップS301)、ペアリングリストを取得する(ステップS302)。
続いて、制御部140は、ペアリングリストに基づいて、自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定する(ステップS303)。
制御部140は、判定の結果、隣接端末装置が存在する場合(ステップS303,Yes)、隣接端末識別番号を取得する(ステップS304)。
続いて、制御部140は、自端末識別番号と隣接端末識別番号とを含む全ての端末識別番号の中で、自端末識別番号が最小の番号であるか否かを判定する(ステップS305)。
制御部140は、判定の結果、自端末識別番号が最小の番号である場合(ステップS305,Yes)、隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信して(ステップS306)、図10に示す処理を終了する。
一方、制御部140は、判定の結果、自端末識別番号が最小の番号ではない場合(ステップS305,No)、通知設定が有効であるか否かを判定する(ステップS307)。
制御部140は、判定の結果、通知設定が有効である場合(ステップS307,Yes)、上述したステップS306の処理手順に移る。
一方、制御部140は、判定の結果、通知設定が有効ではない場合(ステップS307,No)、管理装置10からの強制通知要求があるか否かを判定する(ステップS308)。
制御部140は、判定の結果、管理装置10からの強制通知要求がある場合(ステップS308,Yes)、上述したステップS306の処理手順に移る。
一方、制御部140は、判定の結果、管理装置10からの強制通知要求がない場合(ステップS308,No)、図10に示す処理を終了する。
上述したステップS303において、制御部140は、判定の結果、隣接端末装置が存在しない場合(ステップS303,No)、自端末装置の位置を計測する(ステップS309)。
続いて、制御部140は、位置情報とともに、隣接端末装置が存在しない旨の通知を管理装置10に送信して(ステップS310)、図10に示す処理を終了する。
上述したように、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、管理装置10に隣接端末識別番号の通知を送信するか否かを規定した通知設定情報を記憶する通知設定格納部130dを備える。このため、通信システム1Aにおいて、複数の端末装置100の中から、隣接端末識別番号を通知ポリシに関わらず取得するか否かを柔軟に変更できる。
また、実施形態に係る通信システム1Aにおいて、端末装置100は、通知設定が有効ではない場合であっても、管理装置10からの要求に応じて、隣接端末識別番号の通知を管理装置10に送信する。このため、通信システム1Aにおいて、管理装置10は、隣接端末識別番号を必要に応じて取得できる。
上述した実施形態において、複数の端末装置100は、それぞれ、通知ポリシに設定された条件及び通知設定情報に基づいて隣接端末識別番号を管理装置10に送信するか否かを判定するが、複数の端末装置100の全てが隣接端末識別情報を送信してもよい。図11は、他の実施形態に係る通信システム1Aにおける処理の一例を示す図である。図11に示すように、管理装置10は、たとえばグループを構成する9つの端末装置100−1〜100−9のそれぞれから隣接端末識別番号の通知、もしくは隣接端末装置が存在しない旨の通知を受信し(ステップS11)、グループリストを更新できる(ステップS12)。これにより、他の端末装置100から孤立した端末装置100の存在、及びグループに含まれる各端末装置100の隣接関係を把握できる。
上述した実施形態において、通信システムに含まれる複数の端末装置は、近距離無線通信を用いて形成したメッシュネットワークを介して、データ通信可能に構成されてもよい。そして、複数の端末装置のそれぞれが、メッシュネットワークに含まれる端末装置を特定し、特定した端末装置の情報を管理装置に送信してもよい。以下、この例に対応する他の実施形態について説明する。
図12は、他の実施形態に係る通信システム1Bの構成例を示す図である。図12に示すように、他の実施形態に係る通信システム1Bは、管理装置20と、複数の端末装置200−1〜200−n(nは2以上の整数)とを含む。管理装置20と、複数の端末装置200−1〜200−nとは、それぞれ、通信ネットワーク2に接続される。以下の説明において、端末装置200−1〜200−nを「端末装置200」と表記する場合がある。管理装置20は、例えばスマートフォンまたはタブレットなどの携帯端末を含む。端末装置200は、例えばスマートフォンまたはタブレットなどの携帯端末であってもよいし、下記の実施形態で説明される機能を実行するための専用デバイスであってもよい。
複数の端末装置200は、たとえば近距離無線通信を用いてメッシュネットワークを形成可能な装置である。複数の端末装置200は、メッシュネットワーク内においてノードとして機能する。複数の端末装置200には、一意な端末識別番号が予め付与され、管理装置20によりグループとして管理される。グループとして管理されていない端末装置200をメッシュネットワークに含める操作、すなわちメッシュネットワークのノードとする操作は、プロビジョニングと呼ばれる場合がある。プロビジョニングは、プロビジョニングを実行する機器(管理装置20)が、プロビジョニングされていない機器(端末装置200)に暗号化キーを渡す手順、およびプロビジョニングを実行する機器(管理装置20)にプロビジョニングされていない機器(端末装置200)を認識させる手順を含む。複数の端末装置200は、それぞれ、メッシュネットワークにおいて、直接または他の端末装置200を中継して、他の端末装置200から送信された端末識別番号を受信するデータ通信、及び他の端末装置200から受信した端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行する。
複数の端末装置200は、それぞれ、他の端末装置200から受信した端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報、たとえば端末装置200の数を特定し、管理装置20に送信する。
また、複数の端末装置200は、それぞれ、他の端末装置200から受信した端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できないとき、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できない旨の通知を管理装置20に送信する。
管理装置20は、複数の端末装置200から、メッシュネットワークに含まれる端末装置の情報、たとえば端末装置200の数の通知などを受信することにより、メッシュネットワークにおいて、メッシュネットワークを形成可能にも関わらずメッシュネットワークに含まれない端末装置200、すなわち他の端末装置200から孤立した端末装置200(以下、「孤立端末装置」と記載する)を検出する。
図13は、他の実施形態に係る端末装置200の構成例を示す図である。図13に示すように、端末装置200は、通信部210と、GPSレシーバ220と、記憶部230と、制御部240とを備える。かかる端末装置200において、通信部210及びGPSレシーバ220は、上述した端末装置100が備える通信部110及びGPSレシーバ120にそれぞれ対応し、上述した通信部110及びGPSレシーバ120と同様の機能を備える。かかる端末装置200において、記憶部230および制御部240により実現または実行される処理機能が、上述した端末装置100により実現または実行される処理機能とは相違する。
グループアプリケーション格納部230bが記憶するグループアプリケーションは、メッシュネットワークにおいて、直接または他の端末装置200を中継して、通信部21を介し、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行するための機能を提供する。また、グループアプリケーション格納部230bが記憶するグループアプリケーションは、他の端末装置200から受信した端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できないとき、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できない旨の通知を管理装置20に送信するデータ通信を実行するための機能を提供する。本実施形態における端末識別番号とは、プロビジョニングのプロセス内で管理装置が端末装置200に対して割り当てるアドレスであってもよい。あるいは、製品出荷時点で端末装置200に割り当てられているアドレスであってもよい。
制御部240は、特定部240aと、通知部240bと、測位部240cとを備え、グループアプリケーション格納部230bに記憶されるグループアプリケーションなどを実行することにより、以下に説明する各種処理を実行する。
特定部240aは、他の端末装置200から受信した端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報、たとえば端末装置200の数を特定する。
通知部240bは、特定部240aにより特定されたメッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報、たとえば端末装置200の数の通知を管理装置20に送信する。また、通知部240bは、他の端末装置200から受信した端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できないとき、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できない旨の通知を管理装置20に送信する。ここで、外部とは、メッシュネットワークを介して、隣接端末番号の送受信が可能な他の端末装置200に該当する。通知部240bは、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できない旨の通知とともに、測位部240cにより測位された位置情報を管理装置20に送信できる。通知部240bは、メッシュネットワークを形成する近距離無線により、自端末装置が直接または他の端末装置200を中継して管理装置10と通信可能な場合、すなわち、管理装置10がメッシュネットワークに含まれる場合、メッシュネットワークを形成する近距無線通信によって通知を管理装置10に送信してもよい。あるいは、通知部240bは、自端末装置が管理装置10と、メッシュネットワーク形成に利用されていない近距離無線で通信可能な場合、該近距無線通信によって通知を管理装置10に送信してもよい。その他、通知部240bは、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて通知を管理装置10に送信してもよい。通知部140bは、自端末装置が管理装置10と近距離無線で通信可能か否かに応じて、通知を管理装置10に送信する際に、LPWAなどの通信方式及び近距離無線の通信方式のうちどちらの通信方式を利用するか決定してもよい。
測位部240cは、上述した端末装置100が備える測位部140cと同様の処理機能を備え、GPSレシーバ220から取得する信号に基づいて、自端末装置である端末装置200の位置を計測する。
図14は、他の実施形態に係る管理装置20の構成例を示す図である。図14に示すように、管理装置20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備える。通信部21は、上述した管理装置10が備える通信部11に対応し、上述した通信部11と同様の機能を備える。
記憶部22は、たとえば制御プログラム格納部22a、グループ管理アプリケーション格納部22b、及びグループリスト格納部22cなどを有する。
制御プログラム格納部22aは、管理装置10が備える記憶部12に記憶された制御プログラムと同様の処理機能を提供する制御プログラムを記憶する。
グループ管理アプリケーション格納部22bは、グループ管理アプリケーションを記憶する。グループ管理アプリケーション格納部22bに記憶されるグループ管理アプリケーションは、複数の端末装置200から、メッシュネットワークに含まれる端末装置の情報、たとえば端末装置200の数の通知などを受信することにより、メッシュネットワークにおいて、メッシュネットワークを形成可能にも関わらずメッシュネットワークに含まれない端末装置200、すなわち孤立端末装置を検出するための機能を提供する。
グループリスト格納部22cは、グループリストを記憶する。図15は、他の実施形態に係るグループリストの一例を示す図である。図15に示すように、グループリスト格納部22cに記憶されるグループリストは、端末識別番号の項目およびネットワーク接続状況の項目を有し、これらの情報が互いに対応付けられている。端末識別番号は、グループとして管理される複数の端末装置200のそれぞれに対し、端末識別情報として予め一意に付与された情報である。ネットワーク接続状況は、メッシュネットワークにおいて、他の端末装置200から受信した端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できるか否かを示す情報であり、たとえば「○」であればメッシュネットワークにおいてデータ通信を実行できることを示し、「×」であればメッシュネットワークにおいてデータ通信を実行できないことを示す。図15に示すグループリストは、各端末識別番号に対応する全ての端末装置200がメッシュネットワークにおいてデータ通信を実行できることを例示している。
制御部23は、検出部23aおよび更新部23bを備え、グループ管理アプリケーション格納部22bに記憶されたグループ管理アプリケーションなどを実行することにより、以下に説明する各種処理を実行する。
検出部23aは、通信部21により受信された端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及び通信部21により受信されたメッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報(たとえば、端末数)の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、メッシュネットワークを形成可能にも関わらずメッシュネットワークに含まれない端末装置200、すなわち孤立端末装置を検出する。
更新部23bは、検出部23aによる検出結果に基づいて、グループリスト格納部22cに記憶されたグループリストのネットワーク接続状況を更新する。
図16は、他の実施形態に係る通信システム1Bにおける処理の一例を示す図である。図16は、端末装置200−1〜200―9までの9つの端末装置が通信システム1Bに含まれる場合を例示する。
図16に示す通信システム1Bにおいて、メッシュネットワークに含まれる各端末装置200は、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行する。ここで、外部とは、メッシュネットワークを介して、隣接端末番号の送受信が可能な他の端末装置200に該当する。そして、メッシュネットワークに含まれる各端末装置200は、他の端末装置200から受信した端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の数を特定し、特定した端末数の通知を、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、管理装置20に送信する。特定した端末数の通知は、全ての端末装置200から管理装置20に送信されてもよい。あるいは、管理装置はいずれかの端末装置200から端末数の通知を受信した場合に、その他の端末装置200に対して端末数の通知の停止を要求する通知を送信してもよい。
たとえばメッシュネットワークに含まれる端末装置200として、端末装置200−2を例にあげて説明すると、端末装置200−2は、端末装置200−1から端末識別番号「1」,「6」,「7」,及び「8」を受信し、端末装置200−3から端末識別番号「3」を受信し、端末装置200−3から端末識別番号「4」,及び「5」を受信する。この場合、端末装置200−2は、メッシュネットワークにおけるデータ通信により取得した他の端末装置200の端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置の数(以下、「端末数」と記載する)が自端末装置を含めて、合計8つであると特定する。そして、端末装置200−2は、特定した端末数(「8」)の通知を、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、管理装置20に送信する。メッシュネットワークに含まれる各端末装置200は、端末装置200−2と同様に、メッシュネットワークに含まれる端末数の通知を管理装置20に送信する。図16では、簡単のために端末装置200−1が受信する端末識別番号のみを図示したが、端末識別番号を受信した端末装置200は、全ての端末装置200に受信した端末識別番号を送信してもよい。すなわち、あるノード(端末装置200)が自端末識別番号を送信すると、この自端末識別番号は特定のノードにルーティングされず、ブロードキャスト配信されてもよい。このようなブロードキャスト配信が行われる場合、各ノードは、通信範囲にある全ノードからの全端末識別情報を受信し、また受信した端末識別番号を他のノードに中継することができる。端末識別番号の送信を中継する処理を行うノードは、受信した端末識別番号を再びブロードキャスト配信する。これにより、端末識別番号の送信元のノードは、自端末装置からみて通信範囲外に位置するノードまで自端末識別番号を送信することが可能となる。なお、端末識別番号を受信した端末装置200は、自端末識別番号を、受信した端末識別番号と併せて他の端末装置200に送信してもよいし、受信した端末識別番号とは別に自端末識別番号を他の端末装置200に送信してもよい。また、端末識別番号を受信した端末装置200は、該端末識別番号の送信元の端末装置200以外の端末装置200に対して、受信した端末識別番号を送信してもよい。このような、ブロードキャスト配信を用いた、ルーティングを必要としない近距離無線のメッシュネットワークには、例えばBluetooth(登録商標)によるメッシュネットワークが挙げられる。
本開示におけるメッシュネットワーク--は、情報の伝達にルーティング処理を必要とするものであってもよい。この場合、端末装置200は、種々のルーティングアルゴリズムを用いて、端末識別番号を送信する際に送信先のノードまでの最適経路を算出する。ルーティングを必要とする近距離無線のメッシュネットワークには、例えばZigBee(登録商標)によるメッシュネットワークが挙げられる。ブロードキャスト配信によって情報の伝達を行うメッシュネットワークは、メッシュネットワーク内の端末装置200の数を特定する際に端末装置200の移動が問題にならないという利点があるものの、ルーティングを必要とするメッシュネットワークにおいても、端末装置200の移動に応じて再ルーティングを実行することにより、メッシュネットワーク内の端末装置200の数を特定することができる。
また、メッシュネットワークに含まれない端末装置200−9について説明すると、端末装置200−9は、メッシュネットワークに含まれていないので、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できない旨の通知を、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、管理装置20に送信する。また、端末装置200−9は、自端末装置の位置を計測し、計測した位置に関する位置情報を、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行できない旨の通知と合わせて送信できる。
一方、管理装置20は、メッシュネットワークを形成可能な9つの端末装置200から受信した通知に基づいて、メッシュネットワークを形成可能にも関わらずメッシュネットワークに含まれない端末装置200、すなわち孤立端末装置を検出する。すなわち、管理装置20は、端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及び通信部21により受信されたメッシュネットワークに含まれる端末数の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、メッシュネットワークを形成可能にも関わらずメッシュネットワークに含まれない端末装置200、すなわち孤立端末装置を検出する。
図16に例示する場合において、管理装置20は、端末識別番号「1」〜「8」に対応する各端末装置200−1〜200−8から、メッシュネットワークに含まれる端末数(「8」)の通知を受信し、端末識別番号「9」に対応する端末装置200−9から端末識別情報を外部に送信できない旨の通知(送信不能通知)を受信している。このため、管理装置20は、メッシュネットワークを形成可能な9つの端末装置200のうち、孤立している端末装置200が1つ存在することを把握でき、端末装置200−9が孤立端末装置であると検出できる(ステップS21)。そして、管理装置20は、孤立端末装置の検出結果に基づいて、グループリストのネットワーク接続状況を更新する(ステップS22)。
図17は、他の実施形態に係る端末装置200の処理の一例を示すフローチャートである。図17に示す処理は、端末装置200が備える制御部240により実行される。
図17に示すように、制御部240は、メッシュネットワークにおけるデータ通信が可能であるか否かを判定する(ステップS401)。
制御部240は、判定の結果、メッシュネットワークにおけるデータ通信が可能である場合(ステップS401,Yes)、他の端末から受信した端末識別番号を外部へ送信する(ステップS402)。
制御部240は、他の端末装置200から受信した端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の数を特定する(ステップS403)。
制御部240は、メッシュネットワークに含まれる他の端末装置200の数の通知を管理装置20に送信して(ステップS404)、図17に示す処理を終了する。
上述したステップS401において、制御部240は、判定の結果、メッシュネットワークにおけるデータ通信が可能ではない場合(ステップS401,No)、自端末装置の位置を計測する(ステップS405)。
制御部240は、位置情報とともに、端末識別情報を送信できない旨の通知を管理装置20に送信して(ステップS406)、図17に示す処理を終了する。
図18は、他の実施形態に係る管理装置20による処理の一例を示すフローチャートである。図18に示す処理は、管理装置20が備える制御部23により実行される。
図18に示すように、制御部23は、端末装置200からの通知に基づいて、孤立端末装置を検出する(ステップS501)。
続いて、制御部23は、孤立端末装置の検出結果に基づいて、グループリストを更新し(ステップS502)、図18に示す処理を終了する。
上述した他の実施形態に係る通信システム1Bにおいて、近距離無線通信を用いてメッシュネットワークを形成可能な複数の端末装置200と、管理装置20とを備え、それぞれの端末装置200は、メッシュネットワークにおいて、直接または他の端末を中継して、複数の端末装置200のそれぞれに対し、端末識別情報として予め一意に付与された端末識別番号を通信部210を介して外部に送信する。そして、それぞれの端末装置200は、通信部210が端末識別番号を外部に送信できない場合、通信部210を介して、端末識別番号を外部に送信できない旨の通知を管理装置20に送信する。このため、通信システム1Bにおいて、他の端末装置200から孤立端末装置が、自ら自身の存在を管理装置20に認知させることができる。また、通信システム1Bにおいて、管理装置20は、端末識別番号を外部に送信できない旨の通知に基づいて、他の端末装置200から孤立した孤立端末装置の存在を適切に把握できる。
また、他の実施形態に係る通信システム1Bにおいて、端末装置200は、たとえばLPWAなどの近距離無線通信よりも通信範囲の広い通信方式を用いて端末識別番号を外部に送信できない旨の通知を管理装置20に送信できる。このため、通信システム1Bにおいて、管理装置20が、端末装置200と近距離無線通信を行うことができない位置にある場合であっても、他の端末装置200から孤立した孤立端末装置の存在を把握できる。
また、他の実施形態に係る通信システム1Bにおいて、それぞれの端末装置200は、通信部210が受信した他の端末装置200の端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置200を特定し、複数の端末装置200のうちの少なくとも1つの端末装置200の通信部210は、特定されたメッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報を、たとえばLPWAなどの近距離無線通信よりも通信範囲の広い通信方式を用いて、管理装置20に通知する。このため、通信システム1Bにおいて、管理装置20は、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報に基づいて、他の端末装置200から孤立した効率端末装置を検出するための処理を実行できる。
また、他の実施形態に係る通信システム1Bにおいて、管理装置20は、端末識別情報と、メッシュネットワークへの接続状況を示す情報とを対応付けたグループリストを記憶する。また、管理装置20は、端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及びメッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報の通知のうちの少なくとも一方を、端末装置200から受信する。そして、管理装置20は、受信された端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及びメッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、メッシュネットワークを形成可能にも関わらずメッシュネットワークに含まれない端末装置200を検出し、検出結果に基づいて、グループリストを更新する。このため、通信システム1Bにおいて、管理装置20は、メッシュネットワークを形成可能な各端末装置200の孤立状況を管理できる。また、通信システム1Bにおいて、管理装置10は、メッシュネットワークに含まれる各端末装置200を管理できる。
上述した他の実施形態において、メッシュネットワークが複数形成されてもよい。このとき、それぞれのメッシュネットワークに含まれるそれぞれの端末装置200が、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の情報(たとえば、端末数)を管理装置20に通知してもよい。図19は、他の実施形態に係る通信システム1Bにおける処理の一例を示す図である。
図19に示すように、通信システム1Bにおいて、たとえばメッシュネットワークG1(第1のメッシュネットワークの一例)およびメッシュネットワークG2(第2のメッシュネットワークの一例)が形成される。メッシュネットワークG1及びG2に含まれる各端末装置200は、端末識別番号を外部に送信するデータ通信を実行する。ここで、外部とは、メッシュネットワークを介して、隣接端末番号の送受信が可能な他の端末装置200に該当する。そして、メッシュネットワークG1及びG2に含まれる各端末装置200は、他の端末装置200から受信した端末識別番号に基づいて、メッシュネットワークに含まれる端末装置200の数を特定し、特定した端末数の通知を、近距離無線通信よりも通信範囲の広いLPWAなどの通信方式を用いて、管理装置20に送信する。
メッシュネットワークに含まれる端末装置200として、端末装置200−1及び端末装置200−6を例にあげて説明する。メッシュネットワークG1に含まれる数の端末装置200−1〜200−5のうち、端末装置200−1は、メッシュネットワークG1に含まれる端末数(たとえば、「5」)の通知を管理装置20に送信する。また、メッシュネットワークG2に含まれる数の端末装置200−6〜200−9のうち、端末装置200−6は、メッシュネットワークG2に含まれる端末数(たとえば、「4」)の通知を管理装置20に送信する。管理装置20は、端末装置200−1から受信する通知、及び端末装置200−6から受信する通知などの各端末装置200からの通知に基づいて、メッシュネットワークG1およびメッシュネットワークG2に含まれる端末数をそれぞれ個別に管理できる(ステップS31)。なお、管理装置20の管理者は、各端末装置200からの通知に基づいて、同一のメッシュネットワークのノードを構成するものと推定できる。たとえば管理装置20の管理者は、各端末装置200から受信した通知に送信不能通知が含まれない場合、通知された端末数の情報が同一である端末装置200を同一のメッシュネットワークのノードを構成するものと推定できる。また、管理装置20は、各端末装置200からの通知に基づいて、グループとして管理する各端末装置200のネットワーク接続状況を管理できる(ステップS32)。
上述した実施形態において、端末装置100や端末装置200に予め一意に付与される端末識別情報として、端末識別番号を例示したが、この例には特に限定される必要はなく、端末装置100や端末装置200に対して特定できる情報であれば、どのような情報を付与してもよい。また、上述した通知ポリシは、端末識別情報の内容に応じて柔軟に変更してよい。
上述した実施形態において、管理装置10からの要求に応じて端末装置100が通知を実行する例や、管理装置20からの要求に応じて端末装置200が通知を実行する例を説明したが、この例には特に限定される必要はなく、端末装置100や端末装置200が予め設定されるタイミングで定期的に通知を行ってもよい。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
1A,1B 通信システム
2 通信ネットワーク
10,20 管理装置
100,200 端末装置

Claims (17)

  1. 近距離無線通信を用いて接続可能な複数の端末装置と、管理装置とを備える通信システムで実行される方法であって、
    それぞれの前記端末装置が、
    自端末装置に隣接する隣接端末装置が存在するか否かを判定し、
    判定の結果、前記隣接端末装置が存在しない場合、前記隣接端末装置が存在しない旨の通知を前記管理装置に送信する
    方法。
  2. それぞれの前記端末装置が、
    判定の結果、前記隣接端末装置が存在しない場合、前記近距離無線通信よりも通信範囲の広い通信方式を用いて、前記隣接端末装置が存在しない旨の通知を前記管理装置に送信する請求項1に記載の方法。
  3. 複数の前記端末装置には、それぞれGPSレシーバが備えられ、
    それぞれの前記端末装置が、
    判定の結果、前記隣接端末装置が存在しない場合、前記GPSレシーバにより取得された情報に基づく自端末装置の位置情報を、前記隣接端末装置が存在しない旨の通知とともに前記管理装置に送信する請求項1または2に記載の方法。
  4. それぞれの前記端末装置が、
    前記管理装置からの要求に応じて、前記隣接端末装置が存在するか否かを判定する請求項3に記載の方法。
  5. 複数の前記端末装置のそれぞれに対して予め一意な端末識別情報が付与され、
    それぞれの前記端末装置には、
    自端末装置が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を前記管理装置に通知すべきか否かを決定する条件を規定した通知ポリシが記憶され、
    それぞれの前記端末装置が、
    前記隣接端末装置が存在すると判定した場合、前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を取得し、前記通知ポリシに基づいて、自端末装置が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を前記管理装置に通知すべきか否かを判定し、
    自端末装置が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を前記管理装置に通知すべきであると判定された場合、近距離無線通信よりも通信範囲の広い通信方式を用いて、前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知を前記管理装置に送信する請求項4に記載の方法。
  6. 前記端末識別情報は番号であって、
    前記通知ポリシは、
    自端末装置が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を管理装置に通知すべき条件として、自端末装置に付与された前記端末識別情報が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報よりも小さい番号であることを規定し、
    それぞれの前記端末装置が、
    前記隣接端末装置が存在すると判定した場合、自端末装置に付与された前記端末識別情報と前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報とを比較し、
    自端末装置に付与された前記端末識別情報に規定する番号が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を規定する番号よりも小さい番号である場合、前記通知ポリシに従って、自端末装置が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を前記管理装置に通知すべきであると判定する請求項5に記載の方法。
  7. それぞれの前記端末装置が、
    前記管理装置への通知設定が有効であることを条件として、前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知を前記管理装置に送信する請求項5又は6に記載の方法。
  8. それぞれの前記端末装置が、
    自端末装置が前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報を前記管理装置に通知すべきではないと決定された場合であっても、前記管理装置からの要求に応じて、前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知を前記管理装置に送信する請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. それぞれの前記端末装置が、
    前記管理装置への通知設定が有効ではない場合であっても、前記管理装置からの要求に応じて、前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知を前記管理装置に送信する請求項7に記載の方法。
  10. 前記管理装置には、
    前記端末識別情報と、前記隣接端末装置の有無とを対応付けたグループリストが記憶され、
    前記管理装置が、
    前記隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知うちの少なくとも一方を受信し、
    前記隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知うちの少なくとも一方に基づいて、他の端末装置から孤立した前記端末装置を検出し、
    検出結果に基づいて、前記グループリストを更新する
    請求項5から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 近距離無線通信を用いて接続可能な複数の端末装置を管理する管理装置であって、
    複数の前記端末装置のそれぞれに対して予め付与される一意な端末識別情報と、自端末装置に隣接する隣接端末装置の有無とを対応付けたグループリストを記憶する記憶部と、
    前記隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知のうちの少なくとも一方を受信する通信部と、
    前記隣接端末装置が存在しない旨の通知、及び前記隣接端末装置に付与された前記端末識別情報の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、他の端末装置から孤立した前記端末装置を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記グループリストを更新する更新部と
    を備える管理装置。
  12. 近距離無線通信を用いてメッシュネットワークを形成可能な複数の端末装置と、管理装置とを備える通信システムにおいて実行される方法であって、
    それぞれの前記端末装置が、
    前記メッシュネットワークにおいて、直接または他の端末を中継して、複数の前記端末装置のそれぞれに対して予め一意に付与された端末識別情報を外部に送信し、
    前記端末識別情報を外部に送信できない場合、前記端末識別情報を外部に送信できない旨の通知を前記管理装置に送信する
    方法。
  13. それぞれの前記端末装置が、
    前記端末識別情報を外部に送信できない場合、前記メッシュネットワークを形成する近距離無線通信よりも通信範囲の広い通信方式を用いて、前記端末識別情報を外部に送信できない旨の通知を前記管理装置に送信する請求項12に記載の方法。
  14. 前記管理装置は前記メッシュネットワークには収容されず、
    それぞれの前記端末装置が、
    受信した他の端末装置の前記端末識別情報に基づいて、前記メッシュネットワークに含まれる前記端末装置を特定し、
    複数の前記端末装置のうちの少なくとも1つの端末装置が、
    前記近距離無線通信よりも通信範囲の広い通信方式を用いて、特定された前記メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報を前記管理装置に通知する請求項13に記載の方法。
  15. 複数の前記端末装置が、
    前記メッシュネットワークとして第1メッシュネットワークおよび第2メッシュネットワークを形成し、
    第1メッシュネットワークに含まれる複数の前記端末装置のうちの少なくとも1つの端末装置が、前記第1メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報を前記管理装置に通知し、
    第2メッシュネットワークに含まれる複数の前記端末装置のうちの少なくとも1つの端末装置が、前記第2メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報を前記管理装置に通知する請求項14に記載の方法。
  16. 前記管理装置には、
    前記端末識別情報と、前記メッシュネットワークへの接続状況を示す情報とを対応付けたグループリストが記憶され、
    前記管理装置が、
    前記端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及び前記メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報の通知のうちの少なくとも一方を、前記端末装置から受信し、
    受信した前記端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及び受信した前記メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、前記メッシュネットワークを形成可能にも関わらず前記メッシュネットワークに含まれない前記端末装置を検出し、
    検出結果に基づいて、前記グループリストを更新する
    請求項14又は15に記載の方法。
  17. 近距離無線通信を用いてメッシュネットワークを形成可能な複数の端末装置を管理する管理装置であって、
    複数の前記端末装置のそれぞれに対して予め付与される一意な端末識別情報と、前記メッシュネットワークへの接続状況を示す情報とを対応付けたグループリストを記憶する記憶部と、
    前記端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及び前記メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報のうちの少なくとも一方を、前記端末装置から受信する通信部と、
    前記通信部により受信された前記端末識別情報を外部に送信できない旨の通知、及び前記通信部により受信された前記メッシュネットワークに含まれる前記端末装置の情報の通知のうちの少なくとも一方に基づいて、前記メッシュネットワークを形成可能にも関わらず前記メッシュネットワークに含まれない前記端末装置を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記グループリストを更新する更新部と
    を備える管理装置。
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