JP2020097861A - 配管設置構造及び配管ピット構築方法 - Google Patents

配管設置構造及び配管ピット構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備配管を設置するピットの高さを抑えつつ、工期を短縮することができる配管設置構造及び配管ピット構築方法を提供する。【解決手段】配管設置構造は、両端部より梁成が低くされたプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部20が中央部に形成された基礎梁18と、逆ハンチ部20に載置され、逆ハンチ部20と直交する方向へ延びる設備配管34と、を有する。また、配管ピット構築方法は、基礎梁18の中央部としてのプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部20を設置する工程と、逆ハンチ部20と直交する方向へ延びる設備配管34を逆ハンチ部20に載置する工程と、逆ハンチ部20の両端部に逆ハンチ部20より梁成が高い現場打コンクリート梁部22を形成して基礎梁18を構築する工程と、基礎梁18の上にスラブ14を構築してピット16を構築する工程と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、配管設置構造及び配管ピット構築方法に関する。
構造物の床下等に設けられたピットに構造物の基礎梁等を避けて設備配管を配設する場合、例えば基礎梁の上部に設備配管を配設することでピットの高さが高くなってしまうことがあった。
この問題を解決するため、例えば特許文献1には、梁の両端部より梁成が低い部分(逆ハンチ部)を梁の中央部に形成し、この梁が低い部分を配管スペースとすることで、建物の高さを抑えつつ配管スペースを確保することができる建築架構が開示されている。
特公平5−18977号公報
しかしながら、特許文献1に示す建築架構では、配管スペースに設備配管を設置する前に構造物の梁や柱等の躯体を構築する必要があるため、工期が長引くという問題があった。
本発明は上記事実に鑑み、設備配管を設置するピットの高さを抑えつつ、工期を短縮することができる配管設置構造及び配管ピット構築方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の配管設置構造は、両端部より梁成が低くされたプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部が中央部に形成された梁と、前記逆ハンチ部に載置され、前記逆ハンチ部と直交する方向へ延びる設備配管と、を有する。
上記構成によれば、梁の中央部に形成された逆ハンチ部がプレキャストコンクリート造とされているため、逆ハンチ部を先行して設置し、逆ハンチ部と直交するように逆ハンチ部に設備配管を載置することができる。
このため、設備配管の設置工事と梁の両端部での躯体工事を並行して行うことができ、工期を短縮することができる。また、設備配管が設置される逆ハンチ部の梁成が、梁の両端部の梁成より低くされているため、設備配管を設置するピットの高さを抑えることができる。
請求項2に記載の配管設置構造は、請求項1に記載の配管設置構造であって、前記逆ハンチ部の両側には、小梁コンクリート打設用の一対の型枠のうち、少なくとも前記逆ハンチ部側の型枠が残置されており、残置された前記型枠によって、前記梁の前記両端部と前記逆ハンチ部とが隔てられている。
上記構成によれば、梁の両端部と逆ハンチ部とを小梁コンクリート打設用の型枠によって隔てることで、逆ハンチ部での設備配管工事と梁の両端部での躯体工事を独立かつ並行して行うことができる。これにより、異職種の合番作業を減らすことができ、工期を短縮することができる。
また、少なくとも逆ハンチ部側の型枠は残置されているため、型枠の撤去工事を省略することができ、工程を短縮することができる。さらに、型枠の撤去工事によって逆ハンチ部での設備配管の設置工事が邪魔されることを防ぐことができる。
請求項3に記載の配管ピット構築方法は、梁の中央部としてのプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部を設置する工程と、前記逆ハンチ部と直交する方向へ延びる設備配管を前記逆ハンチ部に載置する工程と、前記逆ハンチ部の両端部に前記逆ハンチ部より梁成が高い現場打コンクリート梁部を形成して前記梁を構築する工程と、前記梁の上にスラブを構築してピットを構築する工程と、を有する。
上記構成によれば、プレキャストコンクリート造の逆ハンチ部を先行して設置することで、設備配管の設置工事と梁の両端部での躯体工事とを並行して行うことができ、工期を短縮することができるとともに、工程の自由度を確保することができる。また、設備配管が設置される逆ハンチ部の梁成が、両端部の現場打コンクリート梁部の梁成より低くされているため、設備配管を設置するピットの高さを抑えることができる。
請求項4に記載の配管ピット構築方法は、請求項3に記載の配管ピット構築方法であって、
前記逆ハンチ部の両側に小梁コンクリート打設用の一対の型枠をそれぞれ設置する工程と、前記一対の型枠にコンクリートを打設して小梁を構築し、前記一対の型枠のうち、少なくとも前記逆ハンチ部側の型枠を残置する工程と、を有する。
上記構成によれば、逆ハンチ部の両側に小梁コンクリート打設用の型枠を設置することで、梁の中央部と両端部を隔てることができる。これにより、設備配管の設置工事と梁の両端部での躯体工事を独立かつ並行して行うことができ、異職種の合番作業を減らすとともに、工期を短縮することができる。
また、少なくとも逆ハンチ部側の型枠は残置されるため、型枠の撤去工事を省略することができ、工程を短縮することができる。さらに、型枠の撤去工事によって逆ハンチ部での設備配管の設置工事が邪魔されることを防ぐことができる。
本発明に係る配管設置構造及び配管ピット構築方法によれば、設備配管を設置するピットの高さを抑えつつ、工期を短縮することができる。
実施形態の一例に係る配管設置構造を示す立断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 (A)〜(C)は実施形態の一例に係る配管ピット構築方法を示す工程図(その1)である。 (A)、(B)は実施形態の一例に係る配管ピット構築方法を示す工程図(その1に続くその2)である。
以下、本発明の実施形態の一例に係る配管設置構造及び配管ピット構築方法について、図1〜図4を用いて説明する。なお、図中において、矢印Xは基礎梁の長手方向、矢印Yは基礎梁の長手方向に直交する方向を指す。
(構造)
図1、図2に示すように、本実施形態に係る配管設置構造は、特に大規模の構造物10に好適に採用されるものであり、構造物10の基礎底版12と最下階(本実施形態では1階)のスラブ14との間に設けられたピット16(空間)に形成されている。
図1に示すように、ピット16における基礎底版12上には、複数の基礎梁18が設置されている。基礎梁18は、長手方向の中央部に設けられた逆ハンチ部20と、長手方向の両端部に設けられた現場打コンクリート梁部22と、で構成されている。逆ハンチ部20はプレキャストコンクリート造とされており、梁成H1が現場打コンクリート梁部22の梁成H2より低くされている。
また、図2に示すように、複数の基礎梁18(逆ハンチ部20)は、互いに並列に配置されているとともに、長手方向に直交する方向に互いに一定の間隔をあけて設置されている。
さらに、図1に示すように、基礎梁18の逆ハンチ部20と現場打コンクリート梁部22との境界部分には、それぞれ小梁24が設けられており、小梁24によって逆ハンチ部20と現場打コンクリート梁部22とが隔てられている。
小梁24は、鉄筋コンクリート造とされており、高さが基礎梁18の現場打コンクリート梁部22の梁成H2と同じ高さとされているとともに、基礎梁18と直交する方向に延びている。また、小梁24の逆ハンチ部20側の側面には、小梁コンクリート打設用の鋼製の型枠26Aが残置されている。
また、現場打コンクリート梁部22及び小梁24の上には、スラブ14が設けられている。本実施形態では、スラブ14は、小梁24に架渡されたプレキャストコンクリート造の床パネル14Aと、床パネル14A上及び床パネル14Aの周囲に打設された鉄筋コンクリート造の現場打スラブ14Bとで構成された合成スラブとされている。
また、スラブ14と逆ハンチ部20との間には、高さがH3(H3=H2−H1)とされたスペース28が形成されており、このスペース28に配管ユニット30が設置されている。配管ユニット30は、鋼材からなる上下二段の矩形状の枠部材32と、基礎梁18の長手方向に直交する方向にそれぞれ延び、枠部材32にそれぞれ載置された複数の設備配管34と、で構成されている。
本実施形態では、複数の設備配管34は、例えばそれぞれ冷水配管34A、温水配管34B、消火配管34C等の異種用途の配管であり、枠部材32の下段に冷水配管34A及び温水配管34Bが載置され、上段に消火配管34Cが載置されている。また、運搬を容易とするため、枠部材32は冷水配管34Aが載置された枠部材片32Aと温水配管34Bが載置された枠部材片32Bとに分割可能とされている。
さらに、配管ユニット30は、一対の鋼製の架台36に載置されている。図2に示すように、一対の架台36は、基礎梁18を間に挟んで基礎底版12上に設置されており、高さが逆ハンチ部20の高さH1より高くされている。この一対の架台36に配管ユニット30が架渡されることで、配管ユニット30が逆ハンチ部20の上に逆ハンチ部20との間に隙間をあけた状態で載置される。
本実施形態では、基礎梁18毎に1つの配管ユニット30が設置されており、並列する基礎梁18間において、配管ユニット30の設備配管34同士が図示しない接続器具によって接続されている。なお、枠部材32や架台36は図示しないブレース等によって適宜補強されている。また、枠部材32には、設備配管34以外の図示しないケーブルラック等も載置されている。
(施工手順)
設備配管34が設置されたピット16(配管ピット)を構築する場合、まず、地盤を掘削し、図3(A)に示すように、掘削箇所にレベルコンクリート38を打設する。
また、基礎梁18の中央部としてのプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部20を、工場や作業場等で予め製作しておき、現場に搬入した複数の逆ハンチ部20を互いに長手方向と直交する方向に間隔をあけてレベルコンクリート38上に設置する。なお、逆ハンチ部20の長手方向の両端面には、後述する現場打コンクリート梁部22に配筋される鉄筋44と接合される複数の鉄筋40が突設されている。
次に、逆ハンチ部20の周囲におけるレベルコンクリート38上に図示しない鉄筋を配筋し、耐圧コンクリートを打設することで、図3(B)に示すように、逆ハンチ部20の下端が埋設された基礎底版12を構築する。
その後、図示しない補強リブが設けられた複数の鋼製パネルを互いに連結することにより、逆ハンチ部20の長手方向の両端部に、鉄筋40を避けて小梁コンクリート打設用の型枠26Aを構築する。
これにより、逆ハンチ部20が設置されている空間と逆ハンチ部20の両側の現場打コンクリート梁部22が構築される空間とを型枠26Aによって隔てる。なお、本実施形態では、鋼製の型枠26Aは自立するため、型枠26Aを支持する方杖等を設置する必要はない。
次に、設備配管34の設置工事と、逆ハンチ部20の両端部における躯体工事とを並行して行う。具体的には、まず、工場や作業場等で枠部材32に複数の設備配管34をそれぞれ固定して配管ユニット30を製作する。このとき、設備配管34の直管部の気密試験や保温等も完了させておく。
そして、図3(C)に示すように、型枠26Aの内側において、上方から吊込んだ架台36を逆ハンチ部20間に設置する。また、上方から吊込んだ配管ユニット30を架台36上に設置することで、逆ハンチ部20と直交する方向へ延びる設備配管34を逆ハンチ部20に載置する。その後、設備配管34の位置を微調整して設備配管34同士を図示しない接続器具で接続し、接続部の気密試験や保温等を行う。
一方、型枠26Aの外側において、小梁24用の鉄筋42を配筋し、小梁コンクリート打設用の型枠26Bを設置する。なお、本実施形態では、型枠26Bは、例えば木製の在来型枠で構成されている。また、現場打コンクリート梁部22用の鉄筋44を配筋するとともに、逆ハンチ部20の長手方向の両端面に突設された鉄筋40と、現場打コンクリート梁部22用の鉄筋44とを接合する。
また、逆ハンチ部20の両端部において、鉄筋44の周囲に図示しない基礎梁型枠を設置する。そして、図4(A)に示すように、一対の型枠26A、26B内にコンクリートを打設して小梁24を構築するとともに、基礎梁型枠内にコンクリートを打設して現場打コンクリート梁部22を形成することで、基礎梁18を構築する。
その後、小梁24の現場打コンクリート梁部22側の型枠26Bは撤去され、逆ハンチ部20側の型枠26Aは残置される。また、基礎梁18の長手方向の両端部には、基礎梁18の長手方向に直交する方向に延びる図示しない他の基礎梁が構築される。
次に、工場や作業場等で予め製作されたプレキャストコンクリート造の床パネル14Aを小梁24間に架渡すことで、逆ハンチ部20が設置されている空間を床パネル14Aによって塞ぐ。
また、小梁24の外側において、床パネル14Aの両側に図示しない支保工で支持された図示しない床型枠を設置し、床パネル14A上及び床型枠上にそれぞれ鉄筋46を配筋する。その後、床パネル14A上及び床型枠上にコンクリートを打設して現場打スラブ14Bを形成することで、図4(B)に示すように、基礎梁18上にスラブ14を構築する。
以上の手順により、設備配管34が設置されたピット16(配管ピット)を基礎底版12とスラブ14との間に構築することができる。なお、上記の手順は一例であり、手順が異なっていたり、他の手順が含まれたりしても構わない。
例えば、上記の手順では、基礎梁18及び小梁24を構築した後でスラブ14を構築していた。しかし、鉄筋42、44、46や型枠26B、床パネル14Aの敷設後に、型枠26A、26B内、基礎梁型枠内、床パネル14A上、及び床型枠上にコンクリートを打設することで、基礎梁18、小梁24、及びスラブ14を同時に構築してもよい。
(作用、効果)
本実施形態によれば、基礎梁18の中央部に形成された逆ハンチ部20がプレキャストコンクリート造とされているため、逆ハンチ部20を先行して設置し、逆ハンチ部20と直交するように逆ハンチ部20に設備配管34を載置することができる。このため、設備配管34の設置工事と基礎梁18の両端部での躯体工事を並行して行うことができ、工期を短縮することができるとともに、工程の自由度を確保することができる。
また、設備配管34が設置される逆ハンチ部20の梁成H1が、両端部の現場打コンクリート梁部22の梁成H2より低くされているため、逆ハンチ部20とスラブ14との間に設備配管34を設置するためのスペース28を形成することができる。このため、梁成が低い逆ハンチ部が設けられていない構成と比較して、ピット16の高さを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、逆ハンチ部20の両側に小梁コンクリート打設用の型枠26Aを設置することで、基礎梁18の中央部と両端部を隔てることができる。これにより、設備配管34の設置工事と基礎梁18の両端部での躯体工事を独立かつ並行して行うことができ、異職種の合番作業を減らすとともに、工期を短縮することができる。
ここで、小梁コンクリート打設用の型枠26Aは、小梁24の構築後に残置されるため、型枠26Aの撤去工事を省略することができる。さらに、型枠26Aの撤去工事によって逆ハンチ部20での設備配管34の設置工事が邪魔されることを防ぐことができ、撤去工事後に設備配管34の設置工事を行う従来の方法と比較して工程を短縮することができる。
さらに、本実施形態によれば、複数の設備配管34が配管ユニット30としてユニット化されている。このため、現場にて複数の設備配管34をそれぞれ設置する場合と比較して、現場での配管設置作業を減らすことができる。
また、本実施形態によれば、スラブ14が、小梁24間に架渡されたプレキャストコンクリート造の床パネル14Aと、床パネル14A上及び床パネル14Aの周囲に打設された現場打スラブ14Bとで構成されている。このため、スラブが全て現場打スラブで構成されている場合と比較して、型枠26Aの内側、すなわち逆ハンチ部20が設置されている空間に床型枠を支持する支保工を設ける必要がなく、支保工と設備配管34とが干渉することを防ぐことができる。
なお、従来、配管ピットを構築する場合、例えば基礎梁を構築するのに21日間、その後、設備配管を設置して設備配管の気密試験等を行うのに10日間、そしてスラブを構築するのに8日間の計39日間かかっていた。
一方、本実施形態の配管ピット構築方法によれば、逆ハンチ部20及び床パネル14Aをプレキャストコンクリート造としたこと、複数の設備配管34をユニット化したこと、及び小梁コンクリート打設用の型枠26Aによって空間を隔てるとともに、型枠26Aを残置したことにより、工期を大幅に短縮することができる。
具体的には、逆ハンチ部20や鋼製の型枠26Aを設置するまでに10日間、その後、設備配管34の設置工事と、逆ハンチ部20の両端部における躯体工事とを並行して行うのに6日間、そしてスラブ14を構築するのに4日間の計20日間で済むため、1工区あたりの工期を19日程度短縮することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明について実施形態の一例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、上記実施形態では、小梁コンクリート打設用の型枠26A、26Bのうち、逆ハンチ部20側の鋼製の型枠26Aを残置し、現場打コンクリート梁部22側の木製の型枠26Bを撤去していた。しかし、両方の型枠26A、26Bを鋼製として小梁24の構築後に残置する構成としてもよい。
また、小梁24の構築後に残置される型枠26Aが鋼製とされていたが、型枠26Aは自立可能かつ残置可能とされていれば鋼製には限らない。また、基礎梁18は、中央部の逆ハンチ部20のみがプレキャストコンクリート造とされていたが、基礎梁全体がプレキャストコンクリート造とされていてもよい。
さらに、上記実施形態では、構造物10の地下(1階のスラブ14下)にピット16が設けられ、ピット16に設置された基礎梁18の逆ハンチ部20上に設備配管34が設置されていた。しかし、逆ハンチ部を有する梁は基礎梁には限らず、構造物10の中間梁に設けられた逆ハンチ部上に設備配管が設置されていてもよい。
設備配管34が載置される架台36についても、設備配管34を逆ハンチ部20上に隙間をあけて載置することができる構成とされていれば、形状や高さは実施形態に限らない。また、例えば設備配管34を架台36に直接載置せずに、他の中間支持部材を介して載置する構成としてもよい。
14 スラブ
16 ピット
18 基礎梁(梁の一例)
20 逆ハンチ部
22 現場打コンクリート梁部
24 小梁
26A 型枠
34 設備配管

Claims (4)

  1. 両端部より梁成が低くされたプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部が中央部に形成された梁と、
    前記逆ハンチ部に載置され、前記逆ハンチ部と直交する方向へ延びる設備配管と、
    を有する配管設置構造。
  2. 前記逆ハンチ部の両側には、小梁コンクリート打設用の一対の型枠のうち、少なくとも前記逆ハンチ部側の型枠が残置されており、残置された前記型枠によって、前記梁の前記両端部と前記逆ハンチ部とが隔てられている、請求項1に記載の配管設置構造。
  3. 梁の中央部としてのプレキャストコンクリート造の逆ハンチ部を設置する工程と、
    前記逆ハンチ部と直交する方向へ延びる設備配管を前記逆ハンチ部に載置する工程と、
    前記逆ハンチ部の両端部に前記逆ハンチ部より梁成が高い現場打コンクリート梁部を形成して前記梁を構築する工程と、
    前記梁の上にスラブを構築してピットを構築する工程と、
    を有する配管ピット構築方法。
  4. 前記逆ハンチ部の両側に小梁コンクリート打設用の一対の型枠をそれぞれ設置する工程と、
    前記一対の型枠にコンクリートを打設して小梁を構築し、前記一対の型枠のうち、少なくとも前記逆ハンチ部側の型枠を残置する工程と、
    を有する、請求項3に記載の配管ピット構築方法。
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